JP2016149269A - 照明装置 - Google Patents

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英樹 和田
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Satoru Yamauchi
哲 山内
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Yurika Tsubakino
由合香 椿野
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Sachiko Doi
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Abstract

【課題】フィルタ素子の色が見えにくい照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置100は、発光モジュール130と、発光モジュール130からの光が出射される出射口122を有し、発光モジュール130を収容する筐体120と、筐体120内の発光モジュール130と出射口122との間に設けられ、発光モジュール130からの光の一部の波長成分をカットするフィルタ素子160とを備え、筐体120の外側から視認した場合のフィルタ素子160の輪郭の長さをA[mm]、発光モジュール130とフィルタ素子160との間隔をL[mm]とした場合、A≦8×Lである。
【選択図】図6

Description

本発明は、光の一部の波長成分をカットするフィルタ素子を備える照明装置に関する。
近年、工業製品におけるデザインの重要性は高まっており、照明装置においても様々なデザインの工夫がなされている。特に、室内で使用される照明装置では、美的外観が重視される傾向にある。例えば、特許文献1には、消灯時に照明装置の内部の光源が目立ちにくく、外観の見栄えを良くしたフットライトが開示されている。
特開2010−277708号公報
ところで、光源からの光の一部の波長成分をカットするフィルタ素子を備える照明装置においては、消灯時にフィルタ素子の色が見えることにより、外観が悪化してしまう場合がある。
そこで、本発明は、フィルタ素子の色が見えにくい照明装置を提供する。
本発明の一態様に係る照明装置は、光源と、前記光源からの光が出射される出射口を有し、前記光源を収容する筐体と、前記筐体内の前記光源と前記出射口との間に設けられ、前記光源からの光の一部の波長成分をカットするフィルタ素子とを備え、前記筐体の外側から見える前記フィルタ素子の輪郭の長さをA[mm]、前記光源と前記フィルタ素子との間隔をL[mm]とした場合、A≦8×Lである。
本発明の一態様に係る照明装置は、光源と、前記光源からの光が出射される出射口を有し、前記光源を収容する筐体と、前記筐体内の前記光源と前記出射口との間に設けられ、前記光源からの光の一部の波長成分をカットするフィルタ素子とを備え、前記筐体の外側から見える前記フィルタ素子の面積をS[mm]、前記光源と前記フィルタ素子との間隔をL[mm]とした場合、S/L≦50である。
本発明の一態様に係る照明装置は、光源と、前記光源からの光が出射される出射口を有し、前記光源を収容する筐体と、前記筐体内の前記光源と前記出射口との間に設けられ、前記光源からの光の一部の波長成分をカットするフィルタ素子と、前記筐体の内部に配置される筒体であって、前記光源と前記フィルタ素子との間に配置された筒体とを備え、前記筒体、前記光源、及び前記フィルタ素子により囲まれる空間の体積をV[mm]、前記筐体の外側から見える前記フィルタ素子の面積をS[mm]とした場合、V/S≧10である。
本発明によれば、フィルタ素子の色が見えにくい照明装置が実現される。
図1は、実施の形態1に係る照明装置を備える照明器具の外観斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る照明装置の外観斜視図である。 図3は、実施の形態1に係る照明装置を下側から見た分解斜視図である。 図4は、実施の形態1に係る照明装置を上側から見た分解斜視図である。 図5は、実施の形態1に係るフィルタ素子の特性を示す図である。 図6は、実施の形態1に係る照明装置の部品配置を説明するための図である。 図7は、実施の形態1に係る筒体内の反射の様子を示す模式断面図である。 図8は、比較例に係る筒体内の反射の様子を示す模式断面図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
[構成]
以下、実施の形態1に係る照明装置の構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る照明装置を備える照明器具の外観斜視図である。
図1に示される照明器具10は、天井面に取り付けられる平面視形状が円形の照明器具(シーリングライト)である。照明器具10は、本体部11の外縁部分に等間隔に配置された3つの照明装置100を備える。
照明装置100は、照明器具10の本体部11が照明する室内を、さらに局所的に照明するためのスポットライトである。照明装置100は、本体部11から供給される直流電力により発光する。
次に、照明装置100の構成について説明する。図2は、照明装置100の外観斜視図である。図3は、照明装置100を下側から見た分解斜視図であり、図4は、照明装置100を上側から見た分解斜視図である。なお、以下の説明では、図中のZ軸+側を「上側」、図中のZ軸−側を「下側」と表現する。なお、「下側」は、光出射側とも記載される。
図2〜図4に示されるように、照明装置100は、筐体保持部110と、筐体120(第一筐体120a及び第二筐体120b)と、発光モジュール130と、筒体140と、レンズ150と、フィルタ素子160とを備える。
筐体保持部110は、筐体120を、当該筐体120の姿勢(照明装置100の光の照射方向)の変更が可能な状態で保持する部材である。筐体保持部110には、具体的には、略半球状の凹部111が設けられ、凹部111に筐体120の一部(主として第一筐体120a)を収容した状態で、筐体120を保持する。筐体保持部110は、例えば、樹脂によって形成されるが、金属などで形成されてもよい。なお、筐体保持部110は、照明装置100が本体部11に組み込まれた状態において本体部11の内部に位置し、外部からは視認できない。
筐体120は、発光モジュール130、筒体140、レンズ150、及びフィルタ素子160を収容する、外形が略球状の外郭筐体である。筐体120は、具体的には、第一筐体120a及び第二筐体120bからなる。
第一筐体120aは、筐体120のうち、発光モジュール130が接続(載置)される支柱121を有する部分である。第一筐体120aは、略半球状であり、アルミニウムなどの金属材料により形成される。第一筐体120aは、発光モジュール130のヒートシンクとしても機能するため、金属材料により形成されることが望ましいが、樹脂材料により形成されてもよい。なお、図示されないが、発光モジュール130と支柱121との間に放熱部材(放熱用のシリコーン及び放熱シートなど)が設けられてもよい。
第二筐体120bは、筐体120のうち、発光モジュール130からの光が出射される出射口122を有する部分である。第二筐体120bは、略半球状であり、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の絶縁性樹脂材料によって形成されるが、金属材料によって形成されてもよい。
出射口122は、円形の開口であり、第二筐体120bの内側からフィルタ素子160によって塞がれる。出射口122の径は、フィルタ素子160の径よりも小さい。
第二筐体120bの内側であって、出射口122の周囲には、出射口122を囲む環状の段差部127(図4に図示)が設けられる。段差部127は、レンズ150及びフィルタ素子160の位置規制用(配置)用の段差である。
第一筐体120aと第二筐体120bとは、上方(Z軸+側)から挿入されるネジによって固定される。具体的には、第一筐体120aのネジ挿通孔123aに挿通されたネジが第二筐体120bのボス124aにネジ止めされ、かつ、ネジ挿通孔123bに挿通されたネジが、ボス124bにネジ止めされることにより、第一筐体120aと第二筐体120bとが固定される。
発光モジュール130は、光源の一例であって、本体部11から供給される直流電力によって白色等の所定の色(波長)の光を発する。発光モジュール130から放出された光は、レンズ150及びフィルタ素子160をこの順に透過して照明装置100の外部に出射される。発光モジュール130は、具体的には、基板131と、発光部132とからなる。
基板131は、第一主面(Z軸−側の主面)を有し、当該第一主面に発光部132を構成するLED(発光素子)が複数実装された、略矩形の基板である。基板131の第一主面には、複数のLEDに電力を供給するための配線パターンが設けられる。基板131は、具体的には、例えば、セラミック基板、樹脂基板、またはメタルベース基板などである。
発光部132は、基板131に実装された複数のLEDと、当該複数のLEDを封止する封止部材とからなるCOB(Chip On Board)構造の発光部であり、白色光を発する。発光部132の平面視形状は、円形である。
発光部132を構成するLEDは、例えば、InGaN系の材料によって構成された、中心波長(発光スペクトルのピーク波長)が430nm以上480nm以下の窒化ガリウム系のLEDチップが採用される。つまり、発光部132を構成するLEDは、青色光を発する。
また、詳細については図示されないが、発光部132を構成する複数のLEDは、主に、ボンディングワイヤによってChip To Chipで接続される。なお、ボンディングワイヤ、及び、上述の配線パターンの金属材料は、例えば、金(Au)、銀(Ag)、または、銅(Cu)等である。
発光部132を構成する封止部材は、具体的には、波長変換材として黄色蛍光体粒子を含んだ透光性樹脂材料で構成される。透光性樹脂材料としては、例えば、シリコーン樹脂が用いられるが、エポキシ樹脂またはユリア樹脂などが用いられてもよい。また、黄色蛍光体粒子には、例えば、イットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)系の蛍光体粒子が採用される。
発光モジュール130においては、複数のLEDが発した青色光の一部は、封止部材に含まれる黄色蛍光体粒子によって黄色光に波長変換される。そして、黄色蛍光体粒子に吸収されなかった青色光と、黄色蛍光体粒子によって波長変換された黄色光とは、封止部材中で拡散及び混合される。これにより、発光モジュール130(封止部材)からは、白色光が出射される。上記透光性樹脂材料には、演色性を高めることなどを目的として、黄色蛍光体粒子の他に、赤色蛍光体粒子及び緑色蛍光体粒子などが含まれてもよい。
なお、封止部材は、このような波長変換機能に加えて、複数のLED及びボンディングワイヤを、塵芥、水分、外力等から保護する機能も有する。
以上のような構成の発光モジュール130は、基板131の第二主面(Z軸+側の主面、第一主面と反対側の主面)において、第一筐体120aの内部に設けられた支柱121と接続される。なお、発光モジュール130への給電は、第一筐体120aに設けられたケーブル挿通孔125(図4に図示)に挿通されるケーブル(図示せず)により行われる。
筒体140は、筐体120の内部であって、発光モジュール130とレンズ150(フィルタ素子160)との間に配置された略円筒状の部材である。具体的には、筒体140は、発光モジュール130側に設けられた第一開口141と、第一開口141と連通する開口であって、レンズ150側に設けられた開口である第二開口142とを有する。なお、第一開口141の内径は、第二開口142の内径よりも小さい。発光モジュール130は、第一開口141を塞ぐように配置され、レンズ150は、第二開口142を塞ぐように配置される。筒体140は、具体的には、PBT等の樹脂材料によって形成されるが、金属材料によって形成されてもよい。
筒体140の外壁には、ネジ挿通孔144aを形成する取付部145aと、ネジ挿通孔144bを形成する取付部145bとが設けられる。筒体140は、下方(Z軸−側)から挿入されるネジによって第一筐体120aに取り付けられる。筒体140は、具体的には、ネジ挿通孔144aに挿通されるネジが第一筐体120aのネジ穴126aにネジ止めされ、かつ、ネジ挿通孔144bに挿通されるネジが第一筐体120aのネジ穴126bにネジ止めされることにより、第一筐体120aに取り付けられる。
筒体140の第一開口141の内径は、発光部132の径よりもわずかに大きい。筒体140の第二開口142の内径(直径)は、レンズ150の直径よりも小さく、また、フィルタ素子160の直径よりもわずかに小さい。
なお、以下の実施の形態では、発光モジュール130、筒体140、及びレンズ150により囲まれる空間を内部空間143と記載する。内部空間143は、言い換えれば、筒体140により囲まれる空間のうち、第一開口141と第二開口142との間に位置する空間である。
レンズ150は、特定の光学特性を有する光学部材であり、実施の形態1では、発光モジュール130からの光を拡散(または平行化)するための凸レンズ(フレネルレンズ)である。レンズ150の平面視形状は、略円形(一部が外周側から切り欠かれた円形)であり、レンズの入射面(Z軸+側の面)には、環状のプリズムが設けられる。
レンズ150は、例えば、アクリル(PMMA)やポリカーボネート(PC)等の樹脂材料により形成される。なお、レンズ150には、レンズ150から出射される光のムラを抑制するためのディンプルが設けられてもよい。この場合、ディンプルは、例えば、レンズ150の出射面(Z軸−側の面)に設けられる。
レンズ150は、発光モジュール130とフィルタ素子160との間に配置される。また、レンズ150は、第二筐体120bの段差部127に沿って配置される。レンズ150のX−Y平面上の位置は、段差部127によって規制される。
また、レンズ150は、筒体140の第二開口142を塞ぐように、筒体140の光出射側に配置される。レンズ150のZ軸方向の位置は、筒体140の第二開口142を形成する端部147が上側(Z軸+側)からレンズ150に当接することにより規制される。また、レンズ150は、発光モジュール130とフィルタ素子160との間に、発光部132と対向した状態で配置される。
フィルタ素子160は、筐体120内の発光モジュール130と出射口122との間に設けられ、発光モジュール130からの光の一部の波長成分をカットする光学フィルタである。フィルタ素子160は、具体的には、出射口122を筐体120の内側から塞ぎ、発光モジュール130からの光の一部の波長成分を吸収する。フィルタ素子160は、一部が外周側から切り欠かれた円形板状であるが、矩形板状などその他の形状であってもよい。フィルタ素子160の径は、レンズ150の径よりも小さい。つまり、フィルタ素子160のレンズ150と対向する面の面積は、レンズ150のフィルタ素子160と対向する面の面積よりも小さい。
フィルタ素子160は、段差部127のうち、レンズ150が配置される段差よりも出射口122側に位置する段差に沿って配置される。つまり、フィルタ素子160は、レンズ150と出射口122との間に配置される。フィルタ素子160のX−Y平面上の位置は、段差部127によって規制され、フィルタ素子160のZ軸方向の位置は、レンズ150が上側(Z軸+側)からフィルタ素子160に当接することにより規制される。なお、レンズ150とフィルタ素子160との間の距離(あそび)は、約0.5mmである。
フィルタ素子160は、具体的には、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、及びコバルト(Co)などの金属元素を含むテトラアザポルフィリン系の色素を含有するアクリル樹脂により形成されており、うす紫色に見える。実施の形態1では、フィルタ素子160が含有する色素には、ニッケルが含まれる。
また、フィルタ素子160は、このような色素により、主として585nm以上595nm以下の波長成分を吸収する特性を有する。図5は、フィルタ素子160の特性を示す図である。なお、図5の縦軸は光の透過率を示し、横軸は光の波長を示す。
図5に示されるように、フィルタ素子160の、585nm以上595nm以下の波長成分の光に対する透過率は、50%以下である。このようなフィルタ素子160の特性により、照明装置100が発する光の、平均演色評価数Ra、肌色の好ましさを示す指数PS(Preference Index of Skin Color)、及び、色彩の鮮やかさを示す指数FCI(Feeling of Contrast Index)などを向上させることができる。
なお、フィルタ素子160を構成するアクリル樹脂には、紫外線吸収剤(UVA:Ultraviolet Absorber)、光安定剤(HALS:Hindered Amine Light Stabilizer)などが含まれてもよい。また、フィルタ素子160を構成するアクリル樹脂には、アクリル樹脂の劣化を抑制するクエンチャーなどが含まれてもよい。また、フィルタ素子160は、ポリカーボネート樹脂等、他の樹脂材料により形成されてもよい。
[特徴構成]
照明装置100では、消灯時にフィルタ素子160の色が見えてしまい、照明装置100の外観が悪化してしまうことが課題である。
ここで、フィルタ素子160の色が見えてしまう第一の要因は、外部からの光がフィルタ素子160で反射することである。第二の要因は、フィルタ素子160を通じて筐体120の中に入った外光が筐体120の内部(筒体140の内部)で反射し、フィルタ素子160を通じて再度照明装置100の外部に出ることである。
本願発明者は、上記第二の要因に着目し、当該第二の要因の影響を低減することによりフィルタ素子160の色を見えにくくすることができる部品配置を見出した。以下、このような部品配置について説明する。図6は、照明装置100の部品配置を説明するための図である。図6の(a)は、照明装置100の断面図であり、図6の(b)は、照明装置100の下面図(光出射側から見た図)である。なお、図6では、筐体保持部110については図示が省略されている。
図6では、発光モジュール130と、フィルタ素子160との間隔(≒筒体140の第一開口141から第二開口142までの長さ)は、L[mm]、筐体120の外側から見えるフィルタ素子160の輪郭(外周)の長さは、A[mm]と記載されている。なお、「外側から見える輪郭」とは、より詳細には、光軸方向(Z軸方向)から照明装置100を見た場合に出射口122から露出して見えるフィルタ素子160の有効な輪郭を意味する。以下の実施の形態においても同様である。
長さLは、より正確には、発光モジュール130の下端(Z軸−側の端、光出射側の端)から、フィルタ素子160の上端(Z軸+側の端)までの長さである。このとき、照明装置100では、A≦8×Lとなる。実施の形態1では、具体的には、L=11[mm]、A=69[mm]である。なお、図6では、出射口122の直径(筐体120の外側から見えるフィルタ素子160の有効な直径)は、Aと記載され、具体的には、A=22[mm]である。
上記の第二の要因の影響は、筒体140内に入射した外光の反射回数を増やすことにより低減できる。つまり、反射により光量を減衰させることで、フィルタ素子160の色を見えにくくすることができる。図7は、筒体140内の反射の様子を示す模式断面図である。図8は、比較例に係る筒体内の反射の様子を示す模式断面図である。なお、以下の説明における反射回数は、模式図に基づくものであり、厳密なものではない。
フィルタ素子160に対して外光が全方向から入射するとした場合、フィルタ素子160への外光の入射角θ(光線の発光モジュール130の光軸Jに対する角度)に応じて、筒体140内の反射回数が異なる。
上述のように、実施の形態1では、L=11[mm]、A=22[mm]である。この条件において、入射角θが0°のときは、反射回数は、1回であり、(図7の(a))、入射角θが0°<θ<45°のときは、反射回数は、2回(図7の(b))である。
入射角θが45°以上になると、筒体140内に入射した外光は、少なくとも3回反射した後、再び照明装置100の外部に出ることとなる(図7の(c))。なお、入射角θが77.5°以上になると、反射回数は、5回以上になる(図7の(d))。
このように、照明装置100では、フィルタ素子160に45°以上の入射角θで入射した外光を筒体140内で3回以上反射させることができる。これは、L=11[mm]、A=22[mm]の場合、L:A=1:2となるためである。
これに対し、図8に示されるように、上述のA≦8×Lの条件を満たさない比較例に係る照明装置においては、照明装置100よりも入射角θが45°以上の場合における反射回数が少なくなる。例えば、図8の(a)に示されるように、出射口122の直径がA1(>A)であり、かつ、発光モジュール130とフィルタ素子160との間隔がLである場合には、入射角θが45°のときの反射回数は、2回である。また、図8の(b)に示されるように、出射口122の直径がAであり、かつ、発光モジュール130とフィルタ素子160との間隔がL1<Lである場合には、入射角θが45°のときの反射回数は、2回である。
以上説明したように、A≦8×Lの条件を満たせば、外光の入射角θが概ね45°以上の場合に、入射した外光を筐体120の内部(筒体140)において3回以上反射させることができる。このように反射回数が増やされることによって、入射した外光は、減衰されてから再び照明装置100の外部に出る。したがって、消灯時にフィルタ素子160の色を見えにくくすることができる。
なお、図7及び図8では、入射した外光は、筒体140の内壁において反射された。ここで、筒体140が設けられない場合も、A≦8×Lの条件を満たせば、フィルタ素子160の色を見えにくくする効果が得られる。筐体120の外側から視認した場合のフィルタ素子160の輪郭の長さAは、言い換えれば、筐体120の内部に入射する外光の入り口となる部分の大きさを示す。上記A≦8×Lの条件においては、長さAが大きくなることにより筐体120の内部に入射する外光の量が増えるほど、発光モジュール130までの距離は長くなり、この結果、反射回数が増えることで、フィルタ素子160の色を見えにくくする効果が得られる。
また、A≦8×Lの条件は、筐体120の外側から視認した場合のフィルタ素子160の輪郭の長さを用いて表現されている。ここで、筐体120の外側から見えるフィルタ素子160の面積S[mm](図6の(b)においてドットのハッチングがされた領域の面積)を用いると、上記の条件は、S/L≦50と表現される。つまり、筐体120の外側から視認した場合のフィルタ素子160の面積をS[mm]、発光モジュール130とフィルタ素子160との間隔をL[mm]とした場合、S/L≦50を満たせば、フィルタ素子160の色を見えにくくする効果が得られる。
[変形例]
上記実施の形態1のように、フィルタ素子160を通じて筐体120の内部に入射した外光が筒体140の内壁で反射される場合、フィルタ素子160の色を見えにくくするための条件は、内部空間143(図6の(a)において図示)の体積により規定されてもよい。なお、内部空間143は、上述のように、筒体140、発光モジュール130、及びフィルタ素子160により囲まれる空間である。
具体的には、内部空間143の体積をV[mm]、筐体120の外側から見えるフィルタ素子160の面積をS[mm]とした場合、V/S≧10の条件が満たされれば、フィルタ素子160の色が見えにくい効果が得られる。なお、照明装置100においては、V/S≒11であり、V/S≧10の条件を満たす。
なお、照明装置100においては、筒体140の第二開口142とフィルタ素子160との間にレンズ150が介在しており、筒体140、発光モジュール130、及びフィルタ素子160により囲まれる空間が閉じた空間ではない。このような場合、内部空間143は、筒体140の内壁面をフィルタ素子160側に延長した仮想的な面を用いて規定される。つまり、図6の(a)の破線で示される空間が内部空間143に相当する。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、このような実施の形態に限定されるものではない。
また、上記実施の形態1で説明した筒体140の内壁は、発光モジュール130からの光を反射してレンズ150に入射する光量を増やすために、一般的には、白色である場合が多い。しかしながら、筒体140の内壁は、光を吸収しやすい黒色であってもよい。これにより、筒体140の内壁における反射により、筒体140内に入射した外光をさらに減衰させることができる。つまり、フィルタ素子160の色をさらに見えにくくすることができる。なお、筒体140の内壁を黒色にする手法は、特に限定されるものではなく、筒体140の内壁に黒色の塗料が塗布されてもよいし、筒体140を形成する樹脂材料が黒色であってもよい。
また、上記実施の形態では、出射口122の形状は、円形であったが、出射口122の形状は、矩形や、その他の多角形であってもよい。つまり、筐体120の外側から視認した場合のフィルタ素子160の形状は、矩形またはその他の多角形であってもよい。例えば、筐体120の外側から視認した場合のフィルタ素子160の形状が矩形である場合、上述の輪郭の長さAは、当該矩形の四辺の長さの合計である。
また、上記実施の形態では、照明装置100は、スポットライトであるとして説明された。しかしながら、本発明は、フィルタ素子を備える照明装置であれば、ダウンライトなどのスポットライト以外の照明装置にも適用可能である。
また、上記実施の形態では、発光モジュールは、COB構造の発光モジュールであったが、SMD(Surface Mount Device)型であってもよい。
また、上記実施の形態では、発光モジュールには、発光素子としてLEDが用いられたが、半導体レーザ等の半導体発光素子、有機EL(Electro Luminescence)または無機EL等の固体発光素子が用いられてもよい。
以上、一つまたは複数の態様に係る電気機器およびその製造方法について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
100 照明装置
120 筐体
130 発光モジュール(光源)
140 筒体
143 内部空間(空間)
160 フィルタ素子

Claims (8)

  1. 光源と、
    前記光源からの光が出射される出射口を有し、前記光源を収容する筐体と、
    前記筐体内の前記光源と前記出射口との間に設けられ、前記光源からの光の一部の波長成分をカットするフィルタ素子とを備え、
    前記筐体の外側から見える前記フィルタ素子の輪郭の長さをA[mm]、前記光源と前記フィルタ素子との間隔をL[mm]とした場合、A≦8×Lである
    照明装置。
  2. 光源と、
    前記光源からの光が出射される出射口を有し、前記光源を収容する筐体と、
    前記筐体内の前記光源と前記出射口との間に設けられ、前記光源からの光の一部の波長成分をカットするフィルタ素子とを備え、
    前記筐体の外側から見える前記フィルタ素子の面積をS[mm]、前記光源と前記フィルタ素子との間隔をL[mm]とした場合、S/L≦50である
    照明装置。
  3. 光源と、
    前記光源からの光が出射される出射口を有し、前記光源を収容する筐体と、
    前記筐体内の前記光源と前記出射口との間に設けられ、前記光源からの光の一部の波長成分をカットするフィルタ素子と、
    前記筐体の内部に配置される筒体であって、前記光源と前記フィルタ素子との間に配置された筒体とを備え、
    前記筒体、前記光源、及び前記フィルタ素子により囲まれる空間の体積をV[mm]、前記筐体の外側から見える前記フィルタ素子の面積をS[mm]とした場合、V/S≧10である
    照明装置。
  4. さらに、前記筐体の内部であって、前記光源と前記フィルタ素子との間に配置された筒体を備える
    請求項1または2に記載の照明装置。
  5. 前記筒体の内壁は、黒色である
    請求項3または4に記載の照明装置。
  6. 前記フィルタ素子の、585nm以上595nm以下の波長成分の光に対する透過率は、50%以下である
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記フィルタ素子が含有する色素には、ニッケルが含まれる
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 前記筐体の外側から見える前記フィルタ素子の形状は、円形である
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の照明装置。
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