JP6460234B2 - 金属錯体およびこれを含む色変換フィルム - Google Patents

金属錯体およびこれを含む色変換フィルム Download PDF

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Description

本出願は、2014年12月29日付で韓国特許庁に提出された韓国特許出願第10−2014−0192221号の出願日の利益を主張し、その内容のすべては本明細書に組み込まれる。
本出願は、新規な金属錯体およびこれを含む色変換フィルムに関する。また、本出願は、前記色変換フィルムを含むバックライトユニットおよびディスプレイ装置に関する。
既存の発光ダイオード(LED)は、青色光発光ダイオードに緑色燐光体および赤色燐光体を混合するか、UV光放出発光ダイオードに黄色燐光体および青−緑色燐光体を混合して得られる。しかし、この方式は色相を制御しにくく、これによって演色性が良くない。したがって、色再現率が低下する。
このような色再現率の低下を克服し、生産費用を低減するために、量子ドットをフィルム化して青色LEDに結合させる方式で緑色および赤色を具現する方式が最近試みられている。しかし、カドミウム系の量子ドットは安全性の問題があり、その他の量子ドットはカドミウム系に比べて効率が大きく劣る。また、量子ドットは酸素および水に対する安定度に劣り、凝集される場合、その性能が著しく低下するという欠点がある。さらに、量子ドットの生産時、その大きさを一定に維持しにくくて生産単価が高い。
韓国公開特許第2000−0011622号公報
本出願は、新規な金属錯体およびこれを含む色変換フィルムを提供する。また、本出願は、前記色変換フィルムを含むバックライトユニットおよびディスプレイ装置を提供する。
本出願の一実施態様は、下記化学式1の化合物を提供する。
[化学式1]
前記化学式1において、
〜Rのうちの少なくとも1つは、下記構造式の中から選択され、
は、水素;ニトリル基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリール基;置換もしくは非置換のアルキルアリール基;または置換もしくは非置換の芳香族または脂肪族のヘテロ環基であり、
およびXは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、F;ニトリル基;置換もしくは非置換のアルキニル基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリールオキシ基;置換もしくは非置換のアリールアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換の芳香族または脂肪族のヘテロ環基であるか、互いに結合して芳香族または脂肪族の環を形成し、
は、ハロゲン基;ニトリル基;カルボニル基;エステル基;アミド基;スルホン酸塩基;置換もしくは非置換のアルキル基;フルオルアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアルキルスルホキシ基;置換もしくは非置換のシリル基;置換もしくは非置換のホスフィンオキシド基;または置換もしくは非置換のアルキルアリール基であり、
は、CR101またはNであり、Yは、CR102またはNであり、Yは、CR103またはNであり、Yは、CR104またはNであり、
〜R中の前記構造式でない基、R〜R13およびR101〜R104は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;ハロゲン基;ニトリル基;ニトロ基;カルボニル基;エステル基;イミド基;アミド基;スルホン酸塩基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリールオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルチオキシ基;置換もしくは非置換のアリールチオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルスルホキシ基;置換もしくは非置換のアリールスルホキシ基;置換もしくは非置換のアルケニル基;置換もしくは非置換のシリル基;置換もしくは非置換のホウ素基;置換もしくは非置換のアリールホスフィン基;置換もしくは非置換のホスフィンオキシド基;置換もしくは非置換のアリールアルキル基;置換もしくは非置換のアルキルアリール基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換の芳香族または脂肪族のヘテロ環基であり、RとR10は、互いに結合して脂肪族または芳香族の環を形成してもよく、R12とR13は、互いに結合して脂肪族または芳香族の環を形成してもよい。
本出願のもう一つの実施態様は、樹脂マトリックス;および前記樹脂マトリックス内に分散した化学式1の化合物を含む色変換フィルムを提供する。
本出願のもう一つの実施態様は、前記色変換フィルムを含むバックライトユニットを提供する。
本出願のもう一つの実施態様は、前記バックライトユニットを含むディスプレイ装置を提供する。
本明細書に記載の金属錯体は、オルト位に置換基(X)を有することにより、半値幅が小さくて効率が大きい緑色蛍光体を提供する。前記金属錯体のオルト位に置換基(X)を有しない場合、発光波長が赤色−シフト(red−shift)されて緑色蛍光体に好適でなく、半値幅が大きくなって効率が低下する問題がある。さらに、本明細書に記載の金属錯体は、R〜Rのうちの少なくとも1つに電子求引性基(electron−withdrawing group)が導入されているため、酸化ポテンシャル(oxidation potential)を低くして一重項酸素との反応性を低下させて、バリアフィルムを用いない色変換フィルムにおいて耐光性が著しく向上する。したがって、本明細書に記載の金属錯体を色変換フィルムの蛍光物質として用いることにより、輝度および色再現率に優れ、バリアフィルムを用いず製造工程が簡単であり、製造単価が低い色変換フィルムを提供することができる。
本出願の一実施態様に係る色変換フィルムをバックライトに適用した模式図である。 化合物1(点線)と化合物2(実線)の発光スペクトル(トルエン1×10−5M)を示すものである。 化合物1の青色光下での時間に応じたUV−visスペクトルの変化を示すものである。 化合物3の青色光下での時間に応じたUV−visスペクトルの変化を示すものである。 化合物1と化合物3の最大吸収波長の時間に応じた吸光度の変化量を示すものである。 化合物1−40の青色光下での時間に応じたUV−visスペクトルの変化を示すものである。 化合物1と化合物1−40の最大吸収波長の時間に応じた吸光度の変化量を示すものである。 青色バックライトの駆動下、化合物1、化合物3、化合物1−9、化合物1−40、化合物1−41または化合物1−43を用いて製造された色変換フィルムの時間に応じた色蛍光の強度変化を示すものである。
本出願の一実施態様は、下記化学式1の化合物を提供する:
[化学式1]
前記化学式1において、
〜Rのうちの少なくとも1つは、下記構造式の中から選択され、
は、水素;ニトリル基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリール基;置換もしくは非置換のアルキルアリール基;または置換もしくは非置換の芳香族または脂肪族のヘテロ環基であり、
およびXは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、F;ニトリル基;置換もしくは非置換のアルキニル基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリールオキシ基;置換もしくは非置換のアリールアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換の芳香族または脂肪族のヘテロ環基であるか、互いに結合して芳香族または脂肪族の環を形成し、
は、ハロゲン基;ニトリル基;カルボニル基;エステル基;アミド基;スルホン酸塩基;置換もしくは非置換のアルキル基;フルオルアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアルキルスルホキシ基;置換もしくは非置換のシリル基;置換もしくは非置換のホスフィンオキシド基;または置換もしくは非置換のアルキルアリール基であり、
は、CR101またはNであり、Yは、CR102またはNであり、Yは、CR103またはNであり、Yは、CR104またはNであり、
〜R中の前記構造式でない基、R〜R13およびR101〜R104は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;ハロゲン基;ニトリル基;ニトロ基;カルボニル基;エステル基;イミド基;アミド基;スルホン酸塩基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリールオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルチオキシ基;置換もしくは非置換のアリールチオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルスルホキシ基;置換もしくは非置換のアリールスルホキシ基;置換もしくは非置換のアルケニル基;置換もしくは非置換のシリル基;置換もしくは非置換のホウ素基;置換もしくは非置換のアリールホスフィン基;置換もしくは非置換のホスフィンオキシド基;置換もしくは非置換のアリールアルキル基;置換もしくは非置換のアルキルアリール基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換の芳香族または脂肪族のヘテロ環基であり、RとR10は、互いに結合して脂肪族または芳香族の環を形成してもよく、R12とR13は、互いに結合して脂肪族または芳香族の環を形成してもよい。
前記化学式1の化合物は、ピロメタン金属錯体コアに置換基(X)を有することにより、半値幅が小さくて効率が大きい蛍光体を提供する。さらに、前記化学式1の化合物は、R〜Rのうちの少なくとも1つに上述した特定種類の電子求引性基(electron−withdrawing group)が導入されているため、酸化ポテンシャル(oxidation potential)を低くして一重項酸素との反応性を低下させて、バリアフィルムを用いない色変換フィルムにおいて耐光性が著しく向上する。したがって、本明細書に記載の金属錯体を色変換フィルムの蛍光物質として用いることにより、輝度および色再現率に優れ、バリアフィルムを用いず製造工程が簡単であり、製造単価が低い色変換フィルムを提供することができる。
前記化学式1の化合物は、置換基によって青色光を吸収して緑色光を放出することができる。
一例によれば、前記化学式1の化合物は、フィルム状態における最大発光ピークが520nm〜550nm内に存在する。このような化合物は、緑色光を発光する。
一例によれば、前記化学式1の化合物は、フィルム状態における最大発光ピークが520nm〜550nm内に存在し、発光ピークの半値幅が50nm以下である。このように小さな半値幅を有する場合、色再現率をより高めることができる。この時、前記化学式1の化合物の発光ピークの半値幅は、5nm以上であってもよい。
一例によれば、前記化学式1の化合物は、フィルム状態における最大発光ピークが610nm〜650nm内に存在する。このような化合物は、赤色光を発光する。
一例によれば、前記化学式1の化合物は、フィルム状態における最大発光ピークが610nm〜650nm内に存在し、発光ピークの半値幅が60nm以下である。このように小さな半値幅を有する場合、色再現率をより高めることができる。この時、前記化学式1の化合物の発光ピークの半値幅は、5nm以上であってもよい。
一例によれば、前記化学式1の化合物の量子効率は、0.9以上である。
本明細書において、「フィルム状態」とは、溶液状態ではなく、前記化学式1の化合物単独で、または半値幅、量子効率を測定するのに影響を及ぼさない他の成分と混合してフィルム形態に製造した状態を意味する。
本明細書において、前記半値幅は、前記化学式1の化合物から発光した光の最大発光ピークにおいて最大高さの半分の時の発光ピークの幅を意味する。
本明細書において、前記量子効率は、当技術分野で知られている方法を利用して測定することができ、例えば、積分球を用いて測定することができる。
前記化学式1の置換基の例示は以下に説明するが、これに限定されるものではない。
本明細書において、「置換もしくは非置換の」という用語は、重水素;ハロゲン基;ニトリル基;ニトロ基;カルボニル基;カルボキシル基;エステル基;イミド基;アミド基;スルホン酸塩基;置換もしくは非置換のアルキニル基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリールオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルチオキシ基;置換もしくは非置換のアリールチオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルスルホキシ基;置換もしくは非置換のアリールスルホキシ基;置換もしくは非置換のアルケニル基;置換もしくは非置換のシリル基;置換もしくは非置換のホウ素基;置換もしくは非置換のアリールホスフィン基;置換もしくは非置換のホスフィンオキシド基;置換もしくは非置換のアリールアルキル基;置換もしくは非置換のアルキルアリール基;置換もしくは非置換のアリール基;またはN、OおよびS原子のうちの1個以上を含む置換もしくは非置換の芳香族または脂肪族のヘテロ環基からなる群より選択された1以上の置換基で置換もしくは非置換であるか、前記例示された置換基のうちの2以上の置換基が連結された置換基で置換もしくは非置換であることを意味する。例えば、「2以上の置換基が連結された置換基」は、ビフェニル基であってもよい。すなわち、ビフェニル基は、アリール基であってもよく、2個のフェニル基が連結された置換基として解釈できる。
前記「置換」という用語は、化合物の炭素原子に結合された水素原子が他の置換基に変わることを意味し、置換される位置は、水素原子の置換される位置すなわち、置換基が置換可能な位置であれば限定はなく、2以上置換される場合、2以上の置換基は、互いに同一または異なっていてもよい。
本明細書において、ハロゲン基の例としては、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素がある。
本明細書において、カルボニル基は、(−C=O)が置換もしくは非置換のアルキル基、置換もしくは非置換のアリールアルキル基、置換もしくは非置換のアルキルアリール基、または置換もしくは非置換のアリール基で置換されていてもよい。
本明細書において、エステル基は、エステル基の酸素が置換もしくは非置換のアルキル基、置換もしくは非置換のアリールアルキル基、置換もしくは非置換のアルキルアリール基、または置換もしくは非置換のアリール基で置換されていてもよい。具体的には、下記構造式の化合物になっていてもよいが、これに限定されるものではない。
本明細書において、イミド基の炭素数は特に限定されないが、炭素数1〜25であることが好ましい。具体的には、下記のような構造の化合物になっていてもよいが、これに限定されるものではない。
本明細書において、アミド基は、アミド基の窒素が水素、置換もしくは非置換のアルキル基、置換もしくは非置換のアリールアルキル基、置換もしくは非置換のアルキルアリール基、または置換もしくは非置換のアリール基で1または2置換されていてもよい。具体的には、下記構造式の化合物になっていてもよいが、これに限定されるものではない。
本明細書において、スルホン酸塩基は、−SOXのように表されてもよいし、Xは、水素または1族元素であってもよい。例えば、スルホン酸塩基は、−SONaがある。
本明細書において、前記アルキニル基は、直鎖もしくは分枝鎖であってもよく、炭素数は特に限定されないが、2〜50であることが好ましい。
本明細書において、前記アルキル基は、直鎖もしくは分枝鎖であってもよく、炭素数は特に限定されないが、1〜50であることが好ましい。具体例としては、メチル、エチル、プロピル、n−プロピル、イソプロピル、ブチル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、sec−ブチル、1−メチル−ブチル、1−エチル−ブチル、ペンチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル、ヘキシル、n−ヘキシル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、4−メチル−2−ペンチル、3,3−ジメチルブチル、2−エチルブチル、ヘプチル、n−ヘプチル、1−メチルヘキシル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、オクチル、n−オクチル、tert−オクチル、1−メチルヘプチル、2−エチルヘキシル、2−プロピルペンチル、n−ノニル、2,2−ジメチルヘプチル、1−エチル−プロピル、1,1−ジメチル−プロピル、イソヘキシル、2−メチルペンチル、4−メチルヘキシル、5−メチルヘキシルなどがあるが、これらに限定されない。
本明細書において、シクロアルキル基は特に限定されないが、炭素数3〜60であることが好ましく、具体的には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、3−メチルシクロペンチル、2,3−ジメチルシクロペンチル、シクロヘキシル、3−メチルシクロヘキシル、4−メチルシクロヘキシル、2,3−ジメチルシクロヘキシル、3,4,5−トリメチルシクロヘキシル、4−tert−ブチルシクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルなどがあるが、これらに限定されない。
本明細書において、前記アルコキシ基は、直鎖、分枝鎖もしくは環鎖であってもよい。アルコキシ基の炭素数は特に限定されないが、炭素数1〜20であることが好ましい。具体的には、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、i−プロピルオキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、tert−ブトキシ、sec−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、ネオペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシ、3,3−ジメチルブチルオキシ、2−エチルブチルオキシ、n−オクチルオキシ、n−ノニルオキシ、n−デシルオキシ、ベンジルオキシ、p−メチルベンジルオキシなどになっていてもよいが、これらに限定されるものではない。
本明細書において、前記アルケニル基は、直鎖もしくは分枝鎖であってもよく、炭素数は特に限定されないが、2〜40であることが好ましい。具体例としては、ビニル、1−プロペニル、イソプロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、3−メチル−1−ブテニル、1,3−ブタジエニル、アリル、1−フェニルビニル−1−イル、2−フェニルビニル−1−イル、2,2−ジフェニルビニル−1−イル、2−フェニル−2−(ナフチル−1−イル)ビニル−1−イル、2,2−ビス(ジフェニル−1−イル)ビニル−1−イル、スチルベニル基、スチレニル基などがあるが、これらに限定されない。
本明細書において、アリール基は、単環式アリール基または多環式アリール基であってもよいし、炭素数1〜25のアルキル基、または炭素数1〜25のアルコキシ基が置換される場合を含む。また、本明細書内におけるアリール基は、芳香族環を意味することができる。
前記アリール基が単環式アリール基の場合、炭素数は特に限定されないが、炭素数6〜25であることが好ましい。具体的には、単環式アリール基としては、フェニル基、ビフェニル基、ターフェニル基などになっていてもよいが、これらに限定されるものではない。
前記アリール基が多環式アリール基の場合、炭素数は特に限定されないが、炭素数10〜24であることが好ましい。具体的には、多環式アリール基としては、ナフチル基、アントリル基、フェナントリル基、ピレニル基、ペリレニル基、クリセニル基、フルオレニル基などになっていてもよいが、これらに限定されるものではない。
本明細書において、前記フルオレニル基は、置換されていてもよいし、隣接した置換基が互いに結合して環を形成してもよい。
前記フルオレニル基が置換される場合、
などになっていてもよい。ただし、これらに限定されるものではない。
本明細書において、シリル基は、−SiRR'R"で表されてもよいし、R、R'およびR"は、それぞれ独立に、水素、炭素数1〜25の直鎖、分枝鎖もしくは環鎖アルキル基、または炭素数6〜25のアリール基であってもよい。具体的には、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基、ビニルジメチルシリル基、プロピルジメチルシリル基、トリフェニルシリル基、ジフェニルシリル基、フェニルシリル基などがあるが、これらに限定されない。
本明細書において、ホウ素基は、−BRR'で表されてもよいし、RおよびR'は、それぞれ独立に、水素、炭素数1〜25の直鎖、分枝鎖もしくは環鎖アルキル基、または炭素数6〜25のアリール基であってもよい。
本明細書において、アリールホスフィン基の例としては、置換もしくは非置換のモノアリールホスフィン基、置換もしくは非置換のジアリールホスフィン基、または置換もしくは非置換のトリアリールホスフィン基がある。前記アリールホスフィン基中のアリール基は、単環式アリール基であってもよいし、多環式アリール基であってもよい。前記アリール基が2以上を含むアリールホスフィン基は、単環式アリール基、多環式アリール基、または単環式アリール基と多環式アリール基を同時に含んでもよい。
本明細書において、ヘテロ環基は、異種原子としてO、NおよびSのうちの1以上を含むヘテロ環基であって、置換基に含まれる炭素の数は特に限定されないが、炭素数2〜60であることが好ましい。ヘテロ環基の例としては、チオフェン基、フラン基、ピロール基、イミダゾール基、チアゾール基、オキサゾール基、オキサジアゾール基、トリアゾール基、ピリジル基、ビピリジル基、ピリミジル基、トリアジン基、トリアゾール基、アクリジル基、ピリダジン基、ピラジニル基、キノリニル基、キナゾリン基、キノキサリニル基、フタラジニル基、ピリドピリミジニル基、ピリドピラジニル基、ピラジノピラジニル基、イソキノリン基、インドール基、カルバゾール基、ベンゾオキサゾール基、ベンゾイミダゾール基、ベンゾチアゾール基、ベンゾカルバゾール基、ベンゾチオフェン基、ジベンゾチオフェン基、ベンゾフラニル基、フェナントロリン基(phenanthroline)、チアゾリル基、イソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、チアジアゾリル基、ベンゾチアゾリル基、フェノチアジニル基、およびジベンゾフラニル基などがあるが、これらにのみ限定されるものではない。
本明細書において、アリールアルキル基、アルキルアリール基、アリールアルコキシ基、アリールオキシ基、アリールチオキシ基、アリールスルホキシ基、およびアラルキルアミン基中のアリール基は、上述したアリール基の例示の通りである。具体的には、アリールオキシ基としては、フェノキシ、p−トリルオキシ、m−トリルオキシ、3,5−ジメチル−フェノキシ、2,4,6−トリメチルフェノキシ、p−tert−ブチルフェノキシ、3−ビフェニルオキシ、4−ビフェニルオキシ、1−ナフチルオキシ、2−ナフチルオキシ、4−メチル−1−ナフチルオキシ、5−メチル−2−ナフチルオキシ、1−アントリルオキシ、2−アントリルオキシ、9−アントリルオキシ、1−フェナントリルオキシ、3−フェナントリルオキシ、9−フェナントリルオキシなどがあり、アリールチオキシ基としては、フェニルチオキシ基、2−メチルフェニルチオキシ基、4−tert−ブチルフェニルチオキシ基などがあり、アリールスルホキシ基としては、ベンゼンスルホキシ基、p−トルエンスルホキシ基などがあるが、これらに限定されない。
本明細書において、アリールアルキル基、アルキルアリール基、アルキルチオキシ基、アルキルスルホキシ基中のアルキル基は、上述したアルキル基の例示の通りである。具体的には、アルキルチオキシ基としては、メチルチオキシ基、エチルチオキシ基、tert−ブチルチオキシ基、ヘキシルチオキシ基、オクチルチオキシ基などがあり、アルキルスルホキシ基としては、メシル、エチルスルホキシ基、プロピルスルホキシ基、ブチルスルホキシ基などがあるが、これらに限定されない。
本明細書において、アリールアルコキシ基中のアルコキシ基は、上述したアルコキシ基の例示の通りである。
本出願の一実施態様によれば、前記化学式1のR〜Rは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素、重水素、置換もしくは非置換のアルキル基、置換もしくは非置換のアルキルアリール基、置換もしくは非置換のアリールアルキル基、置換もしくは非置換のアリール基、または下記構造式のうちの1つである。
〜R13の定義は、上述したのと同じである。
本出願の一実施態様によれば、前記化学式1のR〜Rは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素、重水素、置換もしくは非置換のアルキル基、置換もしくは非置換のアルキルアリール基、置換もしくは非置換のアリールアルキル基、または置換もしくは非置換のアリール基である。
本出願の一実施態様によれば、前記化学式1のR〜Rは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素、重水素、ハロゲン基で置換もしくは非置換のアルキル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、またはアリール基である。
本出願の一実施態様によれば、前記化学式1のR〜Rは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、フルオルで置換もしくは非置換のアルキル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、またはアリール基である。
本出願の一実施態様によれば、前記化学式1のR〜Rは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、フルオルで置換もしくは非置換のメチル基;t−ブチル基;メチル基、t−ブチル基、およびメトキシ基からなる群より選択される基で置換もしくは非置換のフェニル基;t−ブチル基で置換もしくは非置換のビフェニル基である。
本出願の一実施態様によれば、前記化学式1のR〜Rのうちの少なくとも1つは、下記構造式のうちの1つである。
〜R13の定義は、上述したのと同じである。
本出願の一実施態様によれば、前記化学式1のRとRは同一であり、RとRは同一である。
本出願の一実施態様によれば、前記化学式1のRとRは同一であり、RとRは同一であり、RとRは異なる。
本出願の一実施態様によれば、前記化学式1のRとRは同一であり、RとRは同一である。
本出願の一実施態様によれば、前記化学式1のRとRは同一であり、RとRは同一であり、RとRは異なる。
本出願の一実施態様によれば、前記化学式1のR〜Rは同一である。
本出願の一実施態様によれば、前記化学式1のRは、水素、重水素、または下記構造式のうちの1つである。
〜R13の定義は、上述したのと同じである。
本出願の一実施態様によれば、前記化学式1のRは、水素;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリール基;置換もしくは非置換のアルキルアリール基;または置換もしくは非置換の芳香族または脂肪族のヘテロ環基である。
本出願の一実施態様によれば、前記化学式1のRは、水素;ニトリル基;ハロゲン基またはアリール基で置換もしくは非置換のアルキル基;シクロアルキル基;アルコキシ基;ハロゲン基、ニトリル基、エステル基、アルキニル基、アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、およびアリール基からなる群より選択される基、または前記群より選択された2以上が結合された基で置換もしくは非置換のアリール基;またはハロゲン基、ニトリル基、エステル基、アルキニル基、アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、およびアリール基からなる群より選択される基、または前記群より選択された2以上が結合された基で置換もしくは非置換の芳香族または脂肪族のヘテロ環基である。
本出願の一実施態様によれば、前記化学式1のRは、水素;ニトリル基;ハロゲン基またはアリール基で置換されたメチル基;ハロゲン基で置換されたプロピル基;シクロヘキシル基;プロポキシ基;ハロゲン基、ニトリル基、エステル基、アルキニル基、アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、およびアリール基からなる群より選択される基、または前記群より選択された2以上が結合された基で置換もしくは非置換のフェニル基;ハロゲン基、ニトリル基、エステル基、アルキニル基、アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、およびアリール基からなる群より選択される基、または前記群より選択された2以上が結合された基で置換もしくは非置換のビフェニル基;ハロゲン基、ニトリル基、エステル基、アルキニル基、アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、およびアリール基からなる群より選択される基、または前記群より選択された2以上が結合された基で置換もしくは非置換のターフェニル基;またはハロゲン基、ニトリル基、エステル基、アルキニル基、アルキル基、アルコキシ基、およびアリール基からなる群より選択される基、または前記群より選択された2以上が結合された基で置換もしくは非置換のジベンゾフラン基である。
本出願の一実施態様によれば、前記化学式1のRは、水素;ニトリル基;フルオロまたはフェニル基で置換されたメチル基;フルオロで置換されたプロピル基;シクロヘキシル基;プロポキシ基;メチル基、カルボキシ基で置換されたペンチルオキシ基、メトキシ基で置換されたエトキシ基で置換されたエトキシ基、メトキシ基、ジベンゾフラン基、t−ブチル基で置換されたターフェニル基、カルボキシ基で置換されたターフェニル基、プロピルエステル基からなる群より選択される基で置換もしくは非置換のフェニル基;ニトリル基、メチル基、t−ブチル基で置換されたフェニル基、およびカルボキシ基で置換されたフェニル基からなる群より選択される基で置換もしくは非置換のビフェニル基;またはメチル基、t−ブチル基、t−ブチル基で置換されたフェニル基、カルボキシ基、およびカルボキシ基で置換されたフェニル基からなる群より選択される基で置換もしくは非置換のターフェニル基である。
本出願の一実施態様によれば、前記RおよびR11は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアリールアルキル基;置換もしくは非置換のアルキルアリール基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換の芳香族または脂肪族のヘテロ環基である。
本出願の一実施態様によれば、前記RおよびR11は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアリールアルキル基;置換もしくは非置換のアルキルアリール基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換の芳香族または脂肪族のヘテロ環基である。
本出願の一実施態様によれば、前記RおよびR11は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアリールアルキル基;置換もしくは非置換のアルキルアリール基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換の芳香族または脂肪族のヘテロ環基であり、これらが置換される場合、置換基は、ハロゲン基;ニトリル基;カルボキシル基;エステル基;アルキル基;シクロアルキル基;アルコキシ基;アリールオキシ基;アリールアルキル基;アルキルアリール基;アリール基;または芳香族または脂肪族のヘテロ環基からなる群より選択された基、または前記群より選択された2以上の基が結合された基である。
本出願の一実施態様によれば、前記RおよびR11は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、ハロゲン基、ニトリル基、カルボキシ基、アリール基、およびヘテロ環基からなる群より選択される基で置換もしくは非置換のアルキル基;アルキルアリール基;アリール基で置換されたヘテロ環基である。
本出願の一実施態様によれば、前記RおよびR11は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、フェニル基、ビフェニル基、ナフチル基で置換されたフェニル基、ジベンゾフラン基で置換されたフェニル基、フルオルで置換されたフェニル基、トリフルオロメチル基で置換されたフェニル基、フェニル基で置換されたアントラセン基で置換されたフェニル基、ニトリル基で置換されたフェニル基、およびカルボキシ基で置換されたフェニル基からなる群より選択される基で置換もしくは非置換のメチル基;フェニル基で置換されたアントラセン基で置換されたフェノキシ基、カルボキシ基、フェノチアジン基、ナフチルオキシ基、フェニル基で置換されたトリアジンオキシ基、およびフェニル基で置換されたピリミジンオキシ基からなる群より選択される基で置換もしくは非置換のエチル基;n−プロピル基;フルオルで置換もしくは非置換のn−ブチル基;フルオルで置換もしくは非置換のペンチル基;t−ブチル基およびメチル基からなる群より選択される基で置換もしくは非置換のフェニル基;ナフチル基;またはフェニル基で置換もしくは非置換のカルバゾリル基である。
本出願の一実施態様によれば、前記RおよびR10は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアリールアルキル基;置換もしくは非置換のアルキルアリール基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換の芳香族または脂肪族のヘテロ環基であるか、互いに結合して脂肪族または芳香族の環を形成する。
本出願の一実施態様によれば、前記RおよびR10は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;アルキル基;シクロアルキル基;ハロゲンまたはハロアルキル基で置換もしくは非置換のアリールアルキル基;アルキルアリール基;ハロゲンまたはハロアルキル基で置換もしくは非置換のアリール基;または芳香族または脂肪族のヘテロ環基であるか、互いに結合して脂肪族環を形成する。
本出願の一実施態様によれば、前記RおよびR10は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;またはトリフルオロメチル基で置換されたフェニル基で置換されたメチル基であるか、互いに結合してフェノチアジン環を形成する。
本出願の一実施態様によれば、前記R12およびR13は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアリールアルキル基;置換もしくは非置換のアルキルアリール基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換の芳香族または脂肪族のヘテロ環基であるか、互いに結合して脂肪族または芳香族の環を形成する。
本出願の一実施態様によれば、前記R12およびR13は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;アルキル基;シクロアルキル基;ハロゲンまたはハロアルキル基で置換もしくは非置換のアリールアルキル基;アルキルアリール基;ハロゲンまたはハロアルキル基で置換もしくは非置換のアリール基;または芳香族または脂肪族のヘテロ環基であるか、互いに結合して脂肪族環を形成する。
本出願の一実施態様によれば、XおよびXは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、F;ニトリル基;置換もしくは非置換のアルキニル基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリールオキシ基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換の芳香族または脂肪族のヘテロ環基であるか、互いに結合して芳香族または脂肪族の環を形成する。
本出願の一実施態様によれば、XおよびXは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、F;ニトリル基;アリール基またはアルキルアリール基で置換もしくは非置換のアルキニル基;ハロゲン基で置換もしくは非置換のアルコキシ基;ハロゲン基またはヘテロ環基で置換もしくは非置換のアリール基;またはアリール基で置換もしくは非置換の芳香族または脂肪族のヘテロ環基であるか、互いに結合して単環もしくは多環の芳香族または脂肪族の環を形成する。
本出願の一実施態様によれば、XおよびXは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、F;ニトリル基;トリiso−プロピルシリル基で置換されたエチニル基(ethynyl);またはt−ブチル基で置換されたフェニル基で置換されたエチニル基(ethynyl)である。
本出願の一実施態様によれば、Xは、ハロゲン基;ニトリル基;エステル基;アルキル基;フルオロ基で置換されたアルコキシ基;またはフルオルアルキル基である。
本出願の一実施態様によれば、Xは、F;ニトリル基;メトキシ基;トリフルオロメチル基;メチルエステル基;またはフルオロ基で置換されたn−ブトキシ基である。
本出願の一実施態様によれば、前記Y〜Yは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、CH、CF、またはNである。
本出願の一実施態様によれば、前記R101〜R104は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;ハロゲン基;ニトリル基;エステル基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のアルキルアリール基;置換もしくは非置換のアリールアルキル基;または置換もしくは非置換のアリール基である。
本出願の一実施態様によれば、前記R101〜R104は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;ハロゲン基;ニトリル基;エステル基;ハロゲンで置換もしくは非置換のアルキル基;アルキルアリール基;アリールアルキル基;またはアリール基である。
本出願の一実施態様によれば、前記R101〜R104は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;またはFである。
本出願の一実施態様によれば、前記化学式1は、下記構造式のうちの1つで表されてもよい。
本出願のもう一つの実施態様は、樹脂マトリックス;および前記樹脂マトリックス内に分散した化学式1の化合物を含む色変換フィルムを提供する。
前記色変換フィルム中の前記化学式1の化合物の含有量は、0.001〜10wt%の範囲内であってもよい。
前記色変換フィルムは、前記化学式1の化合物を1種含んでもよく、2種以上含んでもよい。例えば、前記色変換フィルムは、前記化学式1の化合物のうち、緑色発光する化合物1種を含むことができる。もう一つの例として、前記色変換フィルムは、前記化学式1の化合物のうち、赤色発光する化合物1種を含むことができる。もう一つの例として、前記色変換フィルムは、前記化学式1の化合物のうち、緑色発光する化合物1種と、赤色発光する化合物1種とを含むことができる。
前記色変換フィルムは、前記化学式1の化合物のほか、追加の蛍光物質をさらに含むことができる。青色光を発光する光源を用いる場合には、前記色変換フィルムは、緑色発光蛍光物質と赤色発光蛍光物質がすべて含まれることが好ましい。また、青色光と緑色光を発光する光源を用いる場合には、前記色変換フィルムは、赤色発光蛍光物質のみを含むことができる。ただし、これに限定されるものではなく、青色光を発光する光源を用いる場合にも、緑色発光蛍光物質を含む別のフィルムを積層する場合には、前記色変換フィルムは、赤色発光化合物のみを含むことができる。逆に、青色光を発光する光源を用いる場合にも、赤色発光蛍光物質を含む別のフィルムを積層する場合には、前記色変換フィルムは、緑色発光化合物のみを含むことができる。
前記色変換フィルムは、樹脂マトリックス;および前記樹脂マトリックス内に分散し、前記化学式1の化合物と異なる波長の光を発光する化合物を含む追加の層をさらに含むことができる。前記化学式1の化合物と異なる波長の光を発光する化合物も、前記化学式1で表される化合物であってもよく、公知の他の蛍光物質であってもよい。
前記樹脂マトリックスの材料は、熱可塑性高分子または熱硬化性高分子であることが好ましい。具体的には、前記樹脂マトリックスの材料としては、ポリメチルメタクリレート(PMMA)のようなポリ(メタ)アクリル系、ポリカーボネート系(PC)、ポリスチレン系(PS)、ポリアリーレン系(PAR)、ポリウレタン系(TPU)、スチレン−アクリロニトリル系(SAN)、ポリビニリデンフルオライド系(PVDF)、改質されたポリビニリデンフルオライド系(modified−PVDF)などが使用できる。
本出願のもう一つの実施態様によれば、上述した実施態様に係る色変換フィルムが追加的に光拡散粒子を含む。輝度を向上させるために、従来使用される光拡散フィルムの代わりに、光拡散粒子を色変換フィルムの内部に分散させることにより、別の光拡散フィルムを用いることに比べて、付着工程を省略できるだけでなく、より高い輝度を示すことができる。
光拡散粒子としては、樹脂マトリックスと屈折率の高い粒子が使用可能であり、例えば、TiO、シリカ、ボロシリケート、アルミナ、サファイア、空気または他のガス、空気−またはガス−充填された中空ビードまたは粒子(例えば、空気/ガス−充填されたガラスまたはポリマー);ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、アクリル、メチルメタクリレート、スチレン、メラミン樹脂、ホルムアルデヒド樹脂、またはメラミンおよびホルムアルデヒド樹脂をはじめとするポリマー粒子、またはこれらの任意の好適な組み合わせを含む。
前記光拡散粒子の粒径は、0.1マイクロメートル〜5マイクロメートルの範囲内、例えば、0.3マイクロメートル〜1マイクロメートルの範囲内であってもよい。光拡散粒子の含有量は、必要に応じて決定可能であり、例えば、樹脂マトリックス100重量部を基準として、約1〜30重量部の範囲内であってもよい。
上述した実施態様に係る色変換フィルムは、厚さが2マイクロメートル〜200マイクロメートルであってもよい。特に、前記色変換フィルムは、厚さが2マイクロメートル〜20マイクロメートルの薄い厚さでも高い輝度を示すことができる。これは、単位体積上に含まれる蛍光物質分子の含有量が量子ドットに比べて高いからである。
上述した実施態様に係る色変換フィルムは、一面に基材が備えられる。この基材は、前記色変換フィルムの製造時に支持体としての機能を果たすことができる。基材の種類としては特に限定されず、透明で、前記支持体としての機能を果たせるものであれば、その材質や厚さに限定されない。ここで、透明とは、可視光線透過率が70%以上であることを意味する。例えば、前記基材としては、PETフィルムが使用できる。
上述した色変換フィルムは、上述した化学式1の化合物が溶解した樹脂溶液を基材上にコーティングし乾燥するか、上述した化学式1の化合物を樹脂と共に押出してフィルム化することにより製造できる。
前記樹脂溶液中には上述した化学式1の化合物が溶解しているため、化学式1の化合物が溶液中に均質に分布する。これは、別の分散工程を必要とする量子ドットフィルムの製造工程とは異なる。
前記化学式1の化合物が溶解した樹脂溶液は、溶液中に上述した化学式1の化合物が樹脂の溶けている状態であれば、その製造方法は特に限定されない。
一例によれば、前記化学式1の化合物が溶解した樹脂溶液は、化学式1の化合物を溶媒に溶かして第1溶液を用意し、樹脂を溶媒に溶かして第2溶液を用意し、前記第1溶液と第2溶液とを混合する方法によって製造できる。前記第1溶液と第2溶液とを混合する時、均質に混ぜることが好ましい。しかし、これに限定されず、溶媒に化学式1の化合物と樹脂を同時に添加して溶かす方法、溶媒に化学式1の化合物を溶かし、次に樹脂を添加して溶かす方法、溶媒に樹脂を溶かし、次に化学式1の化合物を添加して溶かす方法などが使用できる。
前記溶液中に含まれている樹脂としては、上述した樹脂マトリックス材料、この樹脂マトリックス樹脂で硬化可能なモノマー、またはこれらの混合が使用できる。例えば、前記樹脂マトリックス樹脂で硬化可能なモノマーとしては、(メタ)アクリル系モノマーがあり、これは、UV硬化によって樹脂マトリックス材料で形成できる。このように硬化可能なモノマーを使用する場合、必要に応じて硬化に必要な開始剤がさらに添加されてもよい。
前記溶媒としては特に限定されず、前記コーティング工程に悪影響を及ぼすことなく後の乾燥によって除去できるものであれば特に限定されない。前記溶媒の非制限的な例としては、トルエン、キシレン、アセトン、クロロホルム、各種アルコール系溶媒、MEK(メチルエチルケトン)、MIBK(メチルイソブチルケトン)、EA(エチルアセテート)、ブチルアセテート、DMF(ジメチルホルムアミド)、DMAc(ジメチルアセトアミド)、DMSO(ジメチルスルホキシド)、NMP(N−メチル−ピロリドン)などが使用可能であり、1種または2種以上が混合されて使用できる。前記第1溶液と第2溶液を使用する場合、これらそれぞれの溶液に含まれる溶媒は、同一であってもよく、異なっていてもよい。前記第1溶液と前記第2溶液に互いに異なる種類の溶媒が使用される場合にも、これらの溶媒は、互いに混合できるように相溶性を有することが好ましい。
前記化学式1の化合物が溶解した樹脂溶液を基材上にコーティングする工程は、ロールツーロール工程を利用することができる。例えば、基材が巻き取られたロールから基材を解いた後、前記基材の一面に前記化学式1の化合物が溶解した樹脂溶液をコーティングし、乾燥した後、これを再びロールに巻き取る工程で行われるとよい。ロールツーロール工程を利用する場合、前記樹脂溶液の粘度を前記工程が可能な範囲に決定することが好ましく、例えば、200〜2,000cpsの範囲内で決定することができる。
前記コーティング方法としては、公知の多様な方式を利用することができ、例えば、ダイ(die)コーターが用いられてもよく、コンマ(comma)コーター、リバースコンマ(reverse comma)コーターなどの多様なバーコーティング方式が用いられてもよい。
前記コーティング後に乾燥工程を行う。乾燥工程は、溶媒を除去するのに必要な条件で行うことができる。例えば、基材がコーティング工程時に進行する方向に、コーターに隣接して位置したオーブンで溶媒が十分に飛ぶ条件で乾燥して、基材上に所望の厚さおよび濃度の化学式1の化合物をはじめとする蛍光物質を含む色変換フィルムを得ることができる。
前記溶液中に含まれる樹脂として、前記樹脂マトリックス樹脂で硬化可能なモノマーを使用する場合、前記乾燥前にまたは乾燥と同時に硬化、例えば、UV硬化を行うことができる。
前記化学式1の化合物を樹脂と共に押出してフィルム化する場合には、当技術分野で知られている押出方法を利用することができ、例えば、化学式1の化合物をポリカーボネート系(PC)、ポリ(メタ)アクリル系、スチレン−アクリロニトリル系(SAN)のような樹脂を共に押出することにより、色変換フィルムを製造することができる。
本出願のもう一つの実施態様によれば、前記色変換フィルムは、少なくとも一面に保護フィルムまたはバリアフィルムが備えられる。保護フィルムおよびバリアフィルムとしては、当技術分野で知られているものが使用できる。
本出願のもう一つの実施態様は、上述した色変換フィルムを含むバックライトユニットを提供する。前記バックライトユニットは、前記色変換フィルムを含むことを除けば、当技術分野で知られているバックライトユニット構成を有することができる。図1の一例によるバックライトユニット構造の模式図を示した。図1によるバックライトユニットは、側鎖型光源(青色)と、光源を取り囲む反射板(緑色)と、前記光源から直接発光したり、前記反射板から反射した光を誘導する塗光板(杏色)と、前記塗光板の一面に備えられた反射層(空色)と、前記塗光板の前記反射層に対向する面の反対面に備えられた色変換フィルム(白色)とを含む。しかし、本発明の範囲が図1によって限定されるものではなく、光源は、側鎖型だけでなく、直下型が用いられてもよいし、反射板や反射層は、必要に応じて省略または他の構成に代替されてもよいし、必要に応じて、追加のフィルム、例えば、光拡散フィルム、集光フィルム、輝度向上フィルムなどがさらに追加的に備えられてもよい。
本出願のもう一つの実施態様は、前記バックライトユニットを含むディスプレイ装置を提供する。バックライトユニットを含むディスプレイ装置であれば特に限定されず、テレビ、コンピュータのモニタ、ノートパソコン、携帯電話などに含まれていてもよい。
以下、実施例を通じて本発明を例示する。ただし、以下の実施例は本発明を例示するためのものであり、これによって本発明の範囲が限定されるものではない。
参考例1〜3
下記化合物1〜3および1−40の分光学的性質および耐光性を調べるために、溶液状態(トルエン1×10−5M)で発光スペクトルを測定し、青色バックライト下でUV−visスペクトルを測定して、時間に応じた吸光度の差により光に対する分子自体の安定性を評価した。
図2には、化合物1(点線)と化合物2(実線)の発光スペクトル(トルエン1×10−5M)を示した。図2に示されているように、オルト−フルオロフェニルが置換される場合、化合物2に比べて発光波長が緑色に好適であり、半値幅が著しく減少することを確認することができる。
図3および図4は、それぞれ化合物1と化合物3の青色光下での時間に応じたUV−visスペクトルの変化を示すものである。図5は、化合物1(■)と化合物3(◆)の最大吸収波長の時間に応じた吸光度の変化量を示すものである(トルエン1×10−5M)。オルト−フルオロフェニルが置換された化合物1の場合、そうでない化合物3に比べて、時間に応じた吸光度の変化が少ないことが分かる。これは、オルト−フルオロフェニル基を導入すれば耐光性が大きく向上することを裏付ける。
図6は、化合物1−40の青色光下での時間に応じたUV−visスペクトルの変化を示すものである。図7は、化合物1(■)と化合物1−40(●)の最大吸収波長の時間に応じた吸光度の変化量を示すものである(トルエン1×10−5M)。オルト−フルオロフェニルが置換された化合物1にエステル基を追加的に導入した化合物1−40の場合、青色光源下での時間に応じた吸光度の変化がほとんどない。したがって、オルト−フルオロフェニル基と電子求引性基を同時に導入した化学式1の構造は、耐光性が著しく向上した緑色蛍光体の役割を果たすことができる。このような化合物を用いた色変換フィルムをディスプレイ材料に用いる場合、色再現率および効率が高く、耐久性が著しく向上できる。
合成例1:化合物1−9の製造
化合物P1の製造:フラスコに、2,4−ジメチルピロ−ル(10g、0.10mol)、メシチルアルデヒド(7.8g、0.052mol)、トリフルオル酢酸(2drop)、および乾燥ジクロロメタン(500mL)を混合後、窒素下、5時間常温で撹拌した。TLCで出発物質が消えたことを確認後、0℃でDDQ(12g、0.052mol)を添加した。常温で1時間撹拌後、トリエチルアミン(26g、0.25mol)をゆっくり滴加した。30分間常温で撹拌後、三フッ化ホウ素エチルエーテル錯化合物(65g、0.46mol)をゆっくり滴加した。反応物を常温で5時間撹拌後、水を入れた後、ジクロロメタンで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、フィルタして、減圧蒸留して溶媒を除去した。シリカゲルカラム(ヘキサン/エチルアセテート)を通して赤色の化合物P1(7.8g、40%)を得た。
[M−F]=347
化合物P2の製造:フラスコに、ジメチルホルムアミド(4mL)とジクロロエタン(50mL)を混合後、0℃に温度を下げる。窒素雰囲気下、POCl(4mL)をゆっくり滴加した後、常温で30分間撹拌した。前記反応溶液に化合物P1(3g、8.2mmol)を添加した後、60℃に昇温して1時間撹拌した。常温に冷やした後、氷と飽和水酸化ナトリウム水溶液の混合液に入れた。常温で2時間撹拌後、クロロホルムで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、フィルタして、減圧蒸留して溶媒を除去した。シリカゲルカラム(ヘキサン/エチルアセテート)を通して赤色の固体化合物P2(2.9g、89%)を得た。
[M−F]=375
化合物P3の製造:フラスコに、化合物P2(2.1g、5.3mmol)とN−Iodosuccinimide(3.6g、16mmol)をDMFに溶かした後、60℃で5時間撹拌した。常温に冷やした後、水を入れて固体をフィルタした。固体をCHClに溶かした後、飽和Na溶液で洗った。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、シリカフィルタした。減圧蒸留して溶媒を除去した後、シリカカラム(ヘキサン/エチルアセテート)を通して暗赤色の化合物P3(2.3g、83%)を得た。
[M−F]=501
化合物P4の製造:化合物P3(2.0g、3.8mmol)と1−フルオロフェニルボロン酸(0.61g、4.3mmol)をトルエンとエタノールに溶かした後、炭酸カリウム(KCO、potassium carbonate、1.6g、11.5mmol)を水と共に反応溶液に添加した後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.2g、0.16mmol)を添加した。5時間還流撹拌後、常温に温度を下げてクロロホルムで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、フィルタして、減圧蒸留して溶媒を除去した。シリカゲルカラムを通して赤色の固体P4(1.8g、94%)を得た。
[M−F]=469
化合物P5の製造:化合物P4(0.60g、1.2mmol)とNHSOH(0.12g、1.2mol)をテトラヒドロフランに溶かした後、水に溶かしたNaClO(0.11g、1.2mmol)を0℃でゆっくり滴加した。常温で1時間撹拌後、飽和Na溶液を入れた後、クロロホルムで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、フィルタして、減圧蒸留して溶媒を除去して、赤色の化合物P5(0.59g、91%)を得た。
[M−F]=485
化合物1−9の製造:化合物P5(0.50g、0.99mmol)、n−ブタノール(0.1g、1.3mmol)とDMAP(10mg、0.08mmol)をジクロロメタンに溶かした後、ジクロロメタンに溶かしたDCC(0.22g、1.0mmol)を0℃でゆっくり滴加した。常温で12時間撹拌後、飽和水酸化ナトリウム溶液を入れた後、クロロホルムで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、フィルタして、減圧蒸留して溶媒を除去した。シリカゲルカラムを通して橙色の固体化合物1−9(0.43g、76%)を得た。
[M−F]=541
合成例2:化合物1−40の製造
前記合成例1において、n−ブタノールの代わりに、2,2,3,3,4,4−ヘプタフルオルブタノール(0.31g、1.5mmol)を使用することを除けば同様に製造して、橙色の化合物1−40(0.43g、52%)を得た。
[M−F]=667
合成例3:化合物1−41の製造
化合物1−40(0.50g、0.72mmol)をジクロロメタンに溶かした後、三フッ化ホウ素エチルエーテル錯化合物(0.31g、2.18mmol)を0℃でゆっくり滴加した。常温で3時間撹拌後、TMSCN(0.43g、4.3mmol)を滴加した。常温で5時間撹拌後、飽和NaHCO溶液を入れた後、クロロホルムで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、フィルタして、減圧蒸留して溶媒を除去した。シリカゲルカラムを通して橙色の固体化合物1−41(0.46g、90%)を得た。
[M+H]=701
合成例4:化合物1−43の製造
化合物P6の製造:合成例1の化合物P4の製造において、フルオロフェニルボロン酸の代わりに、2−トリフルオルメチル−フェニルボロン酸(0.31g、1.63mmol)を使用することを除けば同様に製造して、橙色の化合物P6(0.51g、65%)を得た。
[M−F]=519
化合物P7の製造:合成例1の化合物P5の製造において、化合物P4の代わりに、化合物P6(0.51g、0.94mmol)を使用することを除けば同様に製造して、赤色の化合物P7(0.41g、77%)を得た。
[M−F]=535
化合物P8の製造:合成例1の化合物1−9の製造において、n−ブタノールの代わりに、2,2,3,3,4,4−ヘプタフルオルブタノール(0.22g、1.09mmol)を使用したことを除けば同様に製造して、橙色の化合物P8(0.35g、71%)を得た。
[M−F]=717
化合物1−43の製造:窒素下、化合物P8(0.31g、0.42mmol)をジクロロメタンに溶かした後、AlCl(0.10g、0.75mmol)を0℃で入れた。2時間還流撹拌後、2,2,3,3,4,4−ヘプタフルオルブタノール(1.01g、5.04mmol)を滴加した。5時間還流撹拌後、常温に温度を下げた後、水に反応溶液を入れた。ジクロロメタンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、フィルタして、減圧蒸留して溶媒を除去した。シリカゲルカラムを通して橙色の固体化合物1−43(0.41g、88%)を得た。
[M+H]=1097
実施例1
化合物1−9を溶媒DMFに溶かして第1溶液を製造した。熱可塑性樹脂SANを溶媒DMFに溶かして第2溶液を製造した。前記SAN100重量部を基準として、前記有機蛍光体の量が0.5重量部となるように前記第1溶液と第2溶液とを混合し、均質に混合した。混合された溶液の固形分含有量は20重量%であり、粘度が200cpsであった。この溶液をPET基材にコーティングした後、乾燥して、色変換フィルムを製造した。製造された色変換フィルムの輝度スペクトルを分光放射輝度計(TOPCON社のSR series)で測定した。具体的には、製造された色変換フィルムを、LED青色バックライト(最大発光波長450nm)と塗光板とを含むバックライトユニットの塗光板の一面に積層し、色変換フィルム上にプリズムシートとDBEFフィルムとを積層した後、フィルムの輝度スペクトルを測定した。輝度スペクトルの測定時、W/o色変換フィルムを基準として、青色LED光の明るさが600nitとなるように初期値を設定した。
前記化合物1−9の色変換フィルムは、青色LED光下、547nmで発光し、半値幅は36nmである。青色バックライトに色変換フィルムを積層後の青色蛍光の減少分と緑色蛍光の増加分との比率は0.97である。青色バックライトの駆動下、温度60℃、90%RHの条件で、400時間後の色蛍光の強度は48%減少した(図8)。
実施例2
前記実施例1の方法により、化合物1−40を用いて色変換フィルムを製造した。前記化合物の色変換フィルムは、青色LED光下、546nmで発光し、半値幅は36nmである。青色バックライトに色変換フィルムを積層後の青色蛍光の減少分と緑色蛍光の増加分との比率は0.99である。青色バックライトの駆動下、温度60℃、90%RHの条件で、400時間後の色蛍光の強度は22%減少した(図8)。
実施例3
前記実施例1の方法により、化合物1−41を用いて色変換フィルムを製造した。前記化合物の色変換フィルムは、青色LED光下、545nmで発光し、半値幅は36nmである。青色バックライトに色変換フィルムを積層後の青色蛍光の減少分と緑色蛍光の増加分との比率は0.98である。青色バックライトの駆動下、温度60℃、90%RHの条件で、400時間後の色蛍光の強度は23%減少した(図8)。
実施例4
前記実施例1の方法により、化合物1−43を用いて色変換フィルムを製造した。前記化合物の色変換フィルムは、青色LED光下、539nmで発光し、半値幅は35nmである。青色バックライトに色変換フィルムを積層後の青色蛍光の減少分と緑色蛍光の増加分との比率は0.97である。青色バックライトの駆動下、温度60℃、90%RHの条件で、400時間後の色蛍光の強度は32%減少した(図8)。
比較例1
前記実施例1の方法により、化合物1を用いて色変換フィルムを製造した。前記化合物の色変換フィルムは、青色LED光下、540nmで発光し、半値幅は40nmである。青色バックライトに色変換フィルムを積層後の青色蛍光の減少分と緑色蛍光の増加分との比率は0.96である。青色バックライトの駆動下、温度60℃、90%RHの条件で、70時間後の色蛍光の強度は50%以下に減少した(図8)。
比較例2
前記実施例1の方法により、化合物3を用いて色変換フィルムを製造した。前記化合物の色変換フィルムは、青色LED光下、535nmで発光し、半値幅は41nmである。青色バックライトに色変換フィルムを積層後の青色蛍光の減少分と緑色蛍光の増加分との比率は0.95である。青色バックライトの駆動下、温度60℃、90%RHの条件で、70時間後の色蛍光の強度は50%以下に減少した(図8)。
前記例から分かるように、本発明の化合物は、既存の化合物に比べて半値幅が少なく、耐光性が向上した色変換フィルムの製造に使用できる。
101:側鎖型光源
102:反射板
103:塗光板
104:反射層
105:色変換フィルム
106:光分散パターン

Claims (10)

  1. 下記化学式1の化合物:
    [化学式1]
    前記化学式1において、
    からR は、メチル基であり、
    は、下記構造式であり、
    は、トリメチルフェニル基であり、
    は、水素;重水素;ハロゲン基;ニトリル基;ニトロ基;カルボニル基;エステル基;イミド基;アミド基;スルホン酸塩基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリールオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルチオキシ基;置換もしくは非置換のアリールチオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルスルホキシ基;置換もしくは非置換のアリールスルホキシ基;置換もしくは非置換のアルケニル基;置換もしくは非置換のシリル基;置換もしくは非置換のホウ素基;置換もしくは非置換のアリールホスフィン基;置換もしくは非置換のホスフィンオキシド基;置換もしくは非置換のアリールアルキル基;置換もしくは非置換のアルキルアリール基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換の芳香族または脂肪族のヘテロ環基であり、
    およびXは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、F;ニトリル基;置換もしくは非置換のアルキニル基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリールオキシ基;置換もしくは非置換のアリールアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換の芳香族または脂肪族のヘテロ環基であるか、互いに結合して芳香族または脂肪族の環を形成し、
    は、フッ素原子またはトリフルオロメチル基であり、
    からY は、CHである。
  2. 前記化学式1の化合物は、
    フィルム状態における最大発光ピークが520nmから550nm内に存在するものである
    請求項1に記載の化合物。
  3. 前記化学式1の化合物は、
    フィルム状態における最大発光ピークが610nmから650nm内に存在するものである
    請求項1に記載の化合物。
  4. 前記化学式1の化合物は
    光ピークの半値幅が50nm以下である
    請求項1から3のいずれか1項に記載の化合物。
  5. 前記化学式1の化合物は
    光ピークの半値幅が60nm以下である
    請求項1から3のいずれか1項に記載の化合物。
  6. 前記化学式1の化合物の量子効率は、0.9以上である
    請求項1から5のいずれか1項に記載の化合物。
  7. 前記化学式1は、下記構造式から選択されるものである
    請求項1に記載の化合物。
  8. 樹脂マトリックス;および
    前記樹脂マトリックス内に分散した請求項1から7のいずれか1項に記載の化合物を含む
    色変換フィルム。
  9. 請求項に記載の色変換フィルムを含む
    バックライトユニット。
  10. 請求項に記載のバックライトユニットを含む
    ディスプレイ装置。
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