JP6417633B2 - テトラアザポルフィリン化合物、色補正フィルタ及び外光補正フィルタ - Google Patents
テトラアザポルフィリン化合物、色補正フィルタ及び外光補正フィルタ Download PDFInfo
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これらの方式のうち、青色LEDと黄色蛍光体の組み合わせにより白色光を得る方式を使用した場合、得られる白色光のスペクトルには、590nm付近の領域にオレンジ色を示す光が含まれており、この領域の光の発光強度が高いと演色性が低下することが知られていた。
ここで、テトラアザポルフィリン化合物を含有させた光学フィルタを長期間に渡って使用した際には、光学特性が低下することが問題となっている。このような問題を解決するために様々な添加剤が提案されている。例えば、ヒンダードアミン系化合物とトリアジン系化合物を組み合わせて添加する方法(特許文献2)や、特定のトリフェニルアミンを添加する方法(特許文献3)が提案されている。
特に、570〜590nm又は600〜620nmの波長領域に吸収極大を有するテトラアザポルフィリン化合物の耐光性が不充分であった。
また、中心金属として使用される中心金属Mの種類をCu、Pd、Co、Ni、Zn又はVOとすることで、テトラアザポルフィリン化合物の耐光性を向上させることができる。
本発明のテトラアザポルフィリン化合物は耐光性に優れ、さらに、白色LEDから放射される590nm付近の領域の光を吸収することができるため、照明装置の演色性を向上させることができる。そのため、本発明のテトラアザポルフィリン化合物を含む色補正フィルタは、白色LEDを光源とする照明装置用の色補正フィルタとして好適に用いることができる。
本発明のテトラアザポルフィリン化合物は耐光性に優れ、さらに、白色LEDから放射される590nm付近の領域の光を吸収することができるため、ディスプレイ装置の色純度を向上させることができる。そのため、本発明のテトラアザポルフィリン化合物を含む色補正フィルタは、白色LEDを光源とするディスプレイの色補正フィルタとして好適に用いることができる。
本発明のテトラアザポルフィリン化合物は耐光性に優れ、さらに、自然光の590nm付近の領域の光を吸収することができるため、自然光(外光ともいう)を取り込む環境下において本発明の外光補正フィルタを用いることにより、コントラストを向上させることができる。そのため、本発明のテトラアザポルフィリン化合物を含む色補正フィルタは、外光補正フィルタとして好適に用いることができる。
そのため、本発明のテトラアザポルフィリン化合物を含む色補正フィルタ及び外光補正フィルタは長い期間光源に晒されても劣化することなく、高い光学特性を維持することができる。以上の理由から、本発明のテトラアザポルフィリンを含む色補正フィルタは、白色LEDを光源とする照明装置やディスプレイ装置に好適に用いることができる。また、本発明のテトラアザポルフィリン化合物は耐光性に優れるため、太陽光等の外光に晒される環境であっても充分にコントラストを高めることができるため、外光補正フィルタとして使用することができる。
例えば、Z1とZ2、Z3とZ4、Z5とZ6及びZ7とZ8の2つの置換基のうち、いずれか一方の置換基が、2位に置換基Xを有するフェニル基であり、他方の置換基が、置換基を有していてもよい環状アルキル基(Rで示す)である場合、下記式(2)〜(5)で示す4種の異性体が存在することになる。
上記一般式(1)は、Z1とZ2、Z3とZ4、Z5とZ6及びZ7とZ8の2つの置換基の位置関係が異なる4種類の異性体を全て含むことを意味している。また、本発明のテトラアザポルフィリン化合物にはこれらの異性体のうち1つのみが含まれていてもよく、複数種類が混合物として含まれていてもよい。
Z3とZ4の関係も同様であり、Z3が置換基を有していてもよい環状アルキル基であれば、Z4は置換基を有していてもよいアリール基である。
Z5とZ6の関係も同様であり、Z5が置換基を有していてもよい環状アルキル基であれば、Z6は置換基を有していてもよいアリール基である。
Z7とZ8の関係も同様であり、Z7が置換基を有していてもよい環状アルキル基であれば、Z8は置換基を有していてもよいアリール基である。
置換基を有するシクロペンチル基の具体例としては、
2−メチルシクロペンチル基、3−メチルシクロペンチル基、2,3−ジメチルシクロペンチル基、2,4−ジメチルシクロペンチル基、2,5−ジメチルシクロペンチル基、2,3,4−トリメチルシクロペンチル基、2,3,5−トリメチルシクロペンチル基、2,3,4,5−テトラメチルシクロペンチル基等があげられる。
3−ヒドロキシシクロヘキシル基、4−ヒドロキシシクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシル基、4−エチルシクロヘキシル基、4−プロピルシクロヘキシル基、4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、
2−フルオロシクロヘキシル基、3−フルオロシクロヘキシル基、4−フルオロシクロヘキシル基、2,3−ジフルオロシクロヘキシル基、2,4−ジフルオロシクロヘキシル基、2,5−ジフルオロシクロヘキシル基、2,6−ジフルオロシクロヘキシル基、3,4−ジフルオロシクロヘキシル基、3,5−ジフルオロシクロヘキシル基、
2−クロロシクロヘキシル基、3−クロロシクロヘキシル基、4−クロロシクロヘキシル基、2,3−ジクロロシクロヘキシル基、2,4−ジクロロシクロヘキシル基、2,5−ジクロロシクロヘキシル基、2,6−ジクロロシクロヘキシル基、3,4−ジクロロシクロヘキシル基、3,5−ジクロロシクロヘキシル基、
2−ブロモシクロヘキシル基、3−ブロモシクロヘキシル基、4−ブロモシクロヘキシル基、2,3−ジブロモシクロヘキシル基、2,4−ジブロモシクロヘキシル基、2,5−ジブロモシクロヘキシル基、2,6−ジブロモシクロヘキシル基、3,4−ジブロモシクロヘキシル基、3,5−ジブロモシクロヘキシル基、
2−メチルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシル基、2,3−ジメチルシクロヘキシル基、2,4−ジメチルシクロヘキシル基、2,5−ジメチルシクロヘキシル基、2,6−ジメチルシクロヘキシル基、3,4−ジメチルシクロヘキシル基、3,5−ジメチルシクロヘキシル基、
2−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、3−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基等が挙げられる。
アリール基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基等が挙げられる。
置換基を有するフェニル基の具体的な例としては、
2−フルオロフェニル基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロフェニル基、2,3−ジフルオロフェニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、2,5−ジフルオロフェニル基、2,6−ジフルオロフェニル基、3,4−ジフルオロフェニル基、3,5−ジフルオロフェニル基、2,3,4−トリフルオロフェニル基、2,3,5−トリフルオロフェニル基、2,3,6−トリフルオロフェニル基、2,4,5−トリフルオロフェニル基、2,4,6−トリフルオロフェニル基、3,4,5−トリフルオロフェニル基、2,3,5,6−テトラフルオロフェニル基、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル基、
2−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル基、2,3−ジクロロフェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、2,5−ジクロロフェニル基、2,6−ジクロロフェニル基、3,4−ジクロロフェニル基、3,5−ジクロロフェニル基、2,3,4−トリクロロフェニル基、2,3,5−トリクロロフェニル基、2,3,6−トリクロロフェニル基、2,4,5−トリクロロフェニル基、2,4,6−トリクロロフェニル基、3,4,5−トリクロロフェニル基、2,3,5,6−テトラクロロフェニル基、2,3,4,5,6−ペンタクロロフェニル基、
2−ブロモフェニル基、3−ブロモフェニル基、4−ブロモフェニル基、2,3−ジブロモフェニル基、2,4−ジブロモフェニル基、2,5−ジブロモフェニル基、2,6−ジブロモフェニル基、3,4−ジブロモフェニル基、3,5−ジブロモフェニル基、2,3,4−トリブロモフェニル基、2,3,5−トリブロモフェニル基、2,3,6−トリブロモフェニル基、2,4,5−トリブロモフェニル基、2,4,6−トリブロモフェニル基、3,4,5−トリブロモフェニル基、2,3,5,6−テトラブロモフェニル基、2,3,4,5,6−ペンタブロモフェニル基等のハロゲノフェニル基、
2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、2,3−ジメチルフェニル基、2,4−ジメチルフェニル基、2,5−ジメチルフェニル基、2,6−ジメチルフェニル基、3,4−ジメチルフェニル基、3,5−ジメチルフェニル基、2,3,4−トリメチルフェニル基、2,3,5−トリメチルフェニル基、2,3,6−トリメチルフェニル基、2,4,5−トリメチルフェニル基、2,4,6−トリメチルフェニル基、3,4,5−トリメチルフェニル基、2,3,5,6−テトラメチルフェニル基、2,3,4,5,6−ペンタメチルフェニル基、
2−エチルフェニル基、4−エチルフェニル基、2,4−ジエチルフェニル基、2,6−ジエチルフェニル基、2,4,6−トリエチルフェニル基、2−プロピルフェニル基、4−プロピルフェニル基、2,4−ジプロピルフェニル基、2,6−ジプロピルフェニル基、2,4,6−トリプロピルフェニル基等のアルキルフェニル基、
2−トリフルオロメチルフェニル基、3−トリフルオロメチルフェニル基、4−トリフルオロメチルフェニル基、2−シアノフェニル基、4−シアノフェニル基、2−メトキシフェニル基、4−メトキシフェニル基、2−トリフルオロメトキシフェニル基、4−トリフルオロメトキシフェニル基等が挙げられる。
2−フルオロ−1−ナフチル基、3−フルオロ−1−ナフチル基、4−フルオロ−1−ナフチル基、5−フルオロ−1−ナフチル基、6−フルオロ−1−ナフチル基、7−フルオロ−1−ナフチル基、8−フルオロ−1−ナフチル基、1−フルオロ−2−ナフチル基、3−フルオロ−2−ナフチル基、4−フルオロ−2−ナフチル基、5−フルオロ−2−ナフチル基、6−フルオロ−2−ナフチル基、7−フルオロ−2−ナフチル基、8−フルオロ−2−ナフチル基、
2−クロロ−1−ナフチル基、3−クロロ−1−ナフチル基、4−クロロ−1−ナフチル基、5−クロロ−1−ナフチル基、6−クロロ−1−ナフチル基、7−クロロ−1−ナフチル基、8−クロロ−1−ナフチル基、1−クロロ−2−ナフチル基、3−クロロ−2−ナフチル基、4−クロロ−2−ナフチル基、5−クロロ−2−ナフチル基、6−クロロ−2−ナフチル基、7−クロロ−2−ナフチル基、8−クロロ−2−ナフチル基、
4−メチル−1−ナフチル基、6−ヒドロキシ−1−ナフチル基、6−ヒドロキシ−2−ナフチル基、6−メトキシ−2−ナフチル基、2−エトキシ−1−ナフチル基、6−アセトキシ−2−ナフチル基等があげられる。
さらに、2−フルオロフェニル基、4−フルオロフェニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、2,6−ジフルオロフェニル基、2−クロロフェニル基、4−クロロフェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、2,6−ジクロロフェニル基、2−ブロモフェニル基、4−ブロモフェニル基、2,4−ジブロモフェニル基、2,6−ジブロモフェニル基等のハロゲノフェニル基がより望ましい。
中心金属Mは2価金属及びオキシ金属に分類され、Cu、Pd、Co、Ni、Znは2価金属、VOはオキシ金属である。
中心金属MとしてはCu、Pd、Co、Ni又はVOが望ましく、Cu、Pd又はVOがさらに望ましい。
テトラアザポルフィリン化合物の吸収極大波長は、テトラアザポルフィリン化合物の中心金属や置換基を変更することによって変化させることができる。
また、吸収極大波長の望ましい上限値は620nmであって、より望ましい上限値は615nmである。また、吸収極大波長の望ましい下限値は570nmであり、より望ましい下限値は575nmである。
吸収極大波長は分光光度計により測定することができる。
環化反応は、一般式(6)に示す1,2−ジシアノエチレン化合物のシス体と金属又は金属誘導体とをアルコール系溶媒中で有機塩基共存下で加熱反応することによって行うことができる。
環化反応によって得られる一般式(1)に示すテトラアザポルフィリン化合物は、通常、Z1とZ2、Z3とZ4、Z5とZ6及びZ7とZ8の2つの置換基の位置関係が異なる4種類の異性体の混合物となる。
本発明の色補正フィルタの一の態様は、本発明のテトラアザポルフィリン化合物を含有し、白色LEDを光源とする照明装置に用いられる。
本発明の色補正フィルタの一の態様の形態は特に限定されず、例えば、本発明のテトラアザポルフィリン化合物及びバインダー樹脂とを含む色補正コーティング層、
本発明のテトラアザポルフィリン化合物及び粘着剤とを含む色補正粘着剤層、
透明樹脂フィルムの上に本発明のテトラアザポルフィリン化合物及びバインダー樹脂とを含む色補正コーティング層が塗布された色補正フィルム(以下、色補正フィルムA)、
透明樹脂フィルムの粘着剤層に本発明のテトラアザポルフィリン化合物が含まれる色補正フィルム(以下、色補正フィルムB)、
透明樹脂フィルムに本発明のテトラアザポルフィリン化合物が含まれる色補正フィルム(以下、色補正フィルムC)等の形態が挙げられる。
以後、「色補正フィルム」という場合は、特に区別しない限り上記色補正フィルムA、B、Cの全てを指すものとする。また、本発明のテトラアザポルフィリン化合物が透明樹脂フィルム上のコーティング層、粘着剤層及び透明樹脂フィルムのうちの複数の箇所に含まれたフィルムも「色補正フィルム」に含まれるものとする。
なお、白色LEDは、青色LEDと黄色蛍光体の組み合わせにより白色光を得る方式であることが望ましい。
この場合、色補正フィルタの設置位置は、白色LED光源と視認者との間に配置されるものであれば特に限定されるものではない。例えば、電球型白色LED照明、直管型白色LED照明等の照明装置の最も外側にある筐体(ガラス、プラスチック等)の外側表面又は内側表面に塗布された上記色補正コーティング層であってもよく、上記筐体の外側表面又は内側表面に貼り付けられた上記色補正フィルムであってもよい。
なお、筐体とは光が出る部位であり、カバー、フード等とも呼ばれる。
また、筐体自身に一般式(1)に示すテトラアザポルフィリン化合物が含まれている形態であってもよい。この場合、筐体の材質としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、トリアセチルセルロース、ポリカーボネート等の透明高分子成形体が挙げられる。
照明装置としては、白色LEDを光源として用いる電球型照明、直管型照明、シーリングライト、スポットライト、ダウンライト、投光灯、街路灯、デスクライト等が挙げられる。
上述したように、照明装置において色補正フィルタの設置位置は、白色LED光源と視認者との間に配置されるものであれば特に限定されるものではない。
また、照明装置の白色の種類は特に限定されるものではなく、電球色(色温度2600〜3250K)、温白色(色温度3250〜3800K)、白色(色温度3800〜4500K)、昼白色(色温度4600〜5500K)、昼光色(色温度5700〜7100K)といった色の照明装置が使用される。
上記色温度の区分はJIS Z 9112の基準に拠っている。
本発明の色補正フィルタの別の態様の形態は特に限定されないが、上述した白色LEDを光源とする照明装置に用いられる色補正フィルタと同様の形態であることが望ましい。
また、色補正フィルタの設置位置は、バックライトとしての白色LED光源と視認者との間に配置されるものであれば特に限定されるものではない。
例えば、ディスプレイ装置のガラス板、偏光板等に塗布された上記色補正コーティング層又は色補正粘着剤層であってもよく、ディスプレイ装置のガラス板、偏光板等の表面に貼り付けられた上記色補正フィルムであってもよい。
また、ディスプレイ装置内に設けられる板状の透明高分子成形体の表面に塗布された上記色補正コーティング層又は色補正粘着剤層であってもよく、上記透明高分子成形体の表面に貼り付けられた上記色補正フィルムであってもよい。また、板状の透明高分子成形体自身に本発明のテトラアザポルフィリン化合物が含まれている形態であってもよい。上記透明高分子成形体としては、ポリエチレンテレフタレート、トリアセチルセルロース、ポリカーボネート等が挙げられる。
色補正フィルタの位置は、ガラス板や透明高分子成形体の表裏のうち、白色LED光源側であってもよく、視認者側であってもよい。
例えば、本発明のテトラアザポルフィリン化合物及びバインダー樹脂とを含む色補正コーティング層、
本発明のテトラアザポルフィリン化合物及び粘着剤とを含む色補正粘着剤層、
透明樹脂フィルムの上に本発明のテトラアザポルフィリン化合物及びバインダー樹脂とを含む色補正コーティング層が塗布された外光補正フィルム(以下、外光補正フィルムA)、
透明樹脂フィルムの粘着剤層に本発明のテトラアザポルフィリン化合物が含まれる外光補正フィルム(以下、外光補正フィルムB)、
透明樹脂フィルムに本発明のテトラアザポルフィリン化合物が含まれる外光補正フィルム(以下、外光補正フィルムC)等の形態が挙げられる。
以後、「外光補正フィルム」という場合は、特に区別しない限り上記外光補正フィルムA、B、Cの全てを指すものとする。また、本発明のテトラアザポルフィリン化合物が透明樹脂フィルム上のコーティング層、粘着剤層及び透明樹脂フィルムのうちの複数の箇所に含まれたフィルムも「外光補正フィルム」に含まれるものとする。
外光補正フィルタの位置は、ガラスや窓ガラスの表裏のうち、外光側であってもよく、視認者側であってもよい。
また、高分子樹脂に本発明のテトラアザポルフィリン化合物を混練して加熱成形することにより、眼鏡レンズや窓用部材等に用いることもできる。
また、粘着剤としては、特に限定されるものではないが、アクリル系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリウレタン系、ポリオレフィン系、ポリカーボネート系、ゴム系又はシリコン樹脂系等の粘着剤が挙げられる。これらの中ではアクリル系粘着剤、シリコン樹脂系粘着剤が望ましい。
また、透明樹脂フィルムとしては、透明性を有する各種のプラスチック材料が挙げられる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、アセテート系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂等が挙げられる。
また、本発明の示すテトラアザポルフィリン化合物と粘着剤を混合して色補正粘着剤層を設ける場合、テトラアザポルフィリン化合物の配合量は、粘着剤100重量部に対して0.01〜10重量部であることが望ましい。
色補正コーティング層及び色補正粘着剤層を透明樹脂フィルム等(筐体、ガラス板、偏光板、透明高分子成形体等をも含む)に塗布する場合、テトラアザポルフィリン化合物とバインダー樹脂及び/又は粘着剤、並びに、必要に応じてその他の添加剤を含む組成物を溶剤に溶解及び/又は分散させて塗工液を調製し、スピンコート、スプレー、バーコート、フローコート、グラビアコート、ロールコート、ブレードコート、ダイコーター等の公知の塗布方法により塗工する方法を用いることができる。
透明樹脂フィルムや透明高分子成形体中に本発明のテトラアザポルフィリン化合物が含まれている色補正フィルタを製造する場合、テトラアザポルフィリン化合物の配合量は、樹脂100重量部に対して0.0001〜1重量部であることが望ましい。
なお、以下の実施例において、得られた化合物の物性を測定する際に使用した機器は次の通りである。
(1H−NMR)
日本電子(株)製 Lambda300(300MHz)
(GC/MS)
(株)島津製作所製 ガスクロマトグラフ質量分析計GCMS−QP2010Plus(EI法)
(LC/MS)
(株)島津製作所製 高速液体クロマトグラフ質量分析計LCMS−2010EV(ESI法)
(a)シクロヘキシルアセトニトリル(a−1)の合成
シクロヘキシル酢酸(型番C0589、東京化成工業社製)90g、ジクロロメタン(型番22415−13、ナカライテスク社製)400mLを混合させて38℃まで昇温させ、ここにイソシアン酸クロロスルホニル(型番C0886、東京化成工業社製)95gをジクロロメタン100mLに溶解させた溶液を1.5時間かけて滴下した。滴下終了後、2.5時間還流下で反応を行った。
還流後、反応液を−4℃まで冷却させて、ジメチルホルムアミド(型番000−24933、キシダ化学社製)110gを1時間かけて滴下した。滴下終了後、反応液を徐々に加熱させて室温にて20時間撹拌した。反応液を冷水に排出し、クロロホルム抽出、水洗、濃縮を行い、得られたオイル成分を減圧蒸留により精製することで、シクロヘキシルアセトニトリル(a−1)66gを得た。
GC/MS:m/z=123 M+
反応容器にアセトニトリル(型番00405−23、ナカライテスク社製)300mLを入れ、窒素雰囲気下でシアン化銅18gとヨウ化ナトリウム60gを混合させ、その後、室温で2−クロロベンゾイルクロライド(型番C0140、東京化成工業社製)35gを50分かけて滴下した。室温で2時間撹拌した後、反応液を濾過した。ろ液を濃縮し、得られた粗生成物にジクロロメタンを加えて、不溶分をさらにろ別した。ろ液を濃縮した後、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーにより分離精製を行い、得られた固形物をヘキサンで洗浄して、2−クロロベンゾイルシアニド(b−1)24.3gを得た。
GC/MS:m/z=165 M+
シクロヘキシルアセトニトリル(a−1)18g、2−クロロベンゾイルシアニド(b−1)24g及びジクロロメタン700mLを混合し、−10℃まで冷却した。
続いて、同温度にて四塩化チタン82gを70分かけて滴下したのち、N−メチルモルホリン88gを2時間かけて滴下し、室温にて15時間撹拌した。反応液を水に排出し、クロロホルムを加えて撹拌した後、不溶分を濾過した。得られたろ液を重曹水、水の順で洗浄し、その後濃縮した。得られた濃縮物をカラム精製することにより、trans−1−シクロヘキシル−2−(2−クロロフェニル)−1,2−ジシアノエチレン(c−1)18.1gを得た。
GC/MS:m/z=270 M+
1H−NMR(CDCl3)δ(ppm):1.05−2.00(m,10H)、2.95−3.06(m,1H)、7.35−7.56(m,4H)
上記(c−1)16.8gをアセトニトリル400mLに溶解させ、室温下、紫外線蛍光灯を照射しながら94時間撹拌させた。
反応液を濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分離精製し、cis−1−シクロヘキシル−2−(2−クロロフェニル)−1,2−ジシアノエチレン(d−1)9.4gを得た。
GC/MS:m/z=270 M+
1H−NMR(CDCl3)δ(ppm):1.00−1.28(m,2H)、1.44−1.80(m,8H)、2.15−2.25(m,1H)、7.18−7.23(m,1H)、7.36−7.62(m,3H)
上記(d−1)2g及び1−ペンタノール20mLを混合し、窒素置換を行った。これにホルムアミド0.33g、塩化バナジウム(III)0.38gを加えた後、カリウムtert−ブトキシド0.83gを少しずつ加えた。その後、反応液を105℃まで昇温させ、15時間撹拌した。
撹拌終了後、反応液を冷却し、メタノール80mL中に排出した。ここにイオン交換水40mLを滴下して析出した結晶を濾過により分離し、100℃で乾燥した。得られた結晶をトルエンに溶解させ、活性白土、シリカゲルを加え撹拌して不溶分をろ別し、ろ液を濃縮した。得られた固形分をメタノールで洗浄し、乾燥することにより実施例1に係るテトラアザポルフィリン化合物0.91gを得た。
LC/MS:m/z=1148 [M+H]+
上記(b)工程において、2−クロロベンゾイルクロライドにかわって、2−フルオロベンゾイルクロライドを用いたほかは、実施例1と同様の方法で実施例2に係るテトラアザポルフィリン化合物を得た。
LC/MS:m/z=1084 [M+H]+
上記(b)工程において、2−クロロベンゾイルクロライドにかわって、ベンゾイルクロライドを用いたほかは、実施例1と同様の方法で実施例3に係るテトラアザポルフィリン化合物を得た。
LC/MS:m/z=1012 [M+H]+
上記(e)工程において、塩化バナジウム(III)にかわって、塩化銅(I)を用いたほかは、実施例1と同様の方法で実施例4に係るテトラアザポルフィリン化合物を得た。
LC/MS:m/z=1144 [M+H]+
上記(b)工程において、2−クロロベンゾイルクロライドにかわって、2−フルオロベンゾイルクロライドを用いたほかは、実施例4と同様の方法で実施例5に係るテトラアザポルフィリン化合物を得た。
LC/MS:m/z=1080 [M+H]+
上記(b)工程において、2−クロロベンゾイルクロライドにかわって、ベンゾイルクロライドを用いたほかは、実施例4と同様の方法で実施例6に係るテトラアザポルフィリン化合物を得た。
LC/MS:m/z=1008 [M+H]+
上記(e)工程において、塩化バナジウム(III)にかわって、塩化コバルト(II)無水物を用いたほかは、実施例1と同様の方法で実施例7に係るテトラアザポルフィリン化合物を得た。
LC/MS:m/z=1140 [M+H]+
上記(b)工程において、2−クロロベンゾイルクロライドにかわって、2−フルオロベンゾイルクロライドを用いたほかは、実施例7と同様の方法で実施例8に係るテトラアザポルフィリン化合物を得た。
LC/MS:m/z=1076 [M+H]+
上記(b)工程において、2−クロロベンゾイルクロライドにかわって、ベンゾイルクロライドを用いたほかは、実施例7と同様の方法で実施例9に係るテトラアザポルフィリン化合物を得た。
LC/MS:m/z=1004 [M+H]+
上記(e)工程において、塩化バナジウム(III)にかわって、塩化ニッケル(II)無水物を用いたほかは、実施例1と同様の方法で実施例10に係るテトラアザポルフィリン化合物を得た。
LC/MS:m/z=1139 [M+H]+
上記(b)工程において、2−クロロベンゾイルクロライドにかわって、2−フルオロベンゾイルクロライドを用いたほかは、実施例10と同様の方法で実施例11に係るテトラアザポルフィリン化合物を得た。
LC/MS:m/z=1075 [M+H]+
上記(b)工程において、2−クロロベンゾイルクロライドにかわって、ベンゾイルクロライドを用いたほかは、実施例10と同様の方法で実施例12に係るテトラアザポルフィリン化合物を得た。
LC/MS:m/z=1003 [M+H]+
上記(e)工程において、塩化バナジウム(III)にかわって、塩化パラジウム(II)を用いたほかは、実施例1と同様の方法で実施例13に係るテトラアザポルフィリン化合物を得た。
LC/MS:m/z=1187 [M+H]+
上記(b)工程において、2−クロロベンゾイルクロライドにかわって、2−フルオロベンゾイルクロライドを用いたほかは、実施例13と同様の方法で実施例14に係るテトラアザポルフィリン化合物を得た。
LC/MS:m/z=1123 [M+H]+
上記(b)工程において、2−クロロベンゾイルクロライドにかわって、ベンゾイルクロライドを用いたほかは、実施例13と同様の方法で実施例15に係るテトラアザポルフィリン化合物を得た。
LC/MS:m/z=1051 [M+H]+
上記(c)工程において、シクロヘキシルアセトニトリルにかわって、2−クロロベンジルシアニドを用い、2−クロロベンゾイルシアニドにかわって、ピバロイルシアニドを用いたほかは、実施例1と同様の方法で比較例1に係るテトラアザポルフィリン化合物を得た。
LC/MS:m/z=1044 [M+H]+
上記(c)工程において、シクロヘキシルアセトニトリルにかわって、2−フルオロベンジルシアニドを用い、2−クロロベンゾイルシアニドにかわって、ピバロイルシアニドを用いたほかは、実施例1と同様の方法で比較例2に係るテトラアザポルフィリン化合物を得た。
LC/MS:m/z=980 [M+H]+
上記(c)工程において、シクロヘキシルアセトニトリルにかわって、2−クロロベンジルシアニドを用い、2−クロロベンゾイルシアニドにかわって、ピバロイルシアニドを用いたほかは、実施例4と同様の方法で比較例3に係るテトラアザポルフィリン化合物を得た。
LC/MS:m/z=1040 [M+H]+
上記(c)工程において、シクロヘキシルアセトニトリルにかわって、2−フルオロベンジルシアニドを用い、2−クロロベンゾイルシアニドにかわって、ピバロイルシアニドを用いたほかは、実施例13と同様の方法で比較例4に係るテトラアザポルフィリン化合物を得た。
LC/MS:m/z=1019 [M+H]+
(1)薄膜の製造
実施例1〜15及び比較例1〜4に係るテトラアザポルフィリン化合物10mgを、ポリメタクリレート8重量%トルエン溶液5mLに溶融し、ガラス基板上にスピンコート法により塗布し、乾燥させることで膜厚1.5μmの薄膜を作製した。
得られた薄膜を、分光光度計(日本分光製V−570)で測定することにより、実施例1〜15及び比較例1〜4に係るテトラアザポルフィリン化合物の吸収極大波長(λmax)を測定した。結果を表1〜3に示す。
上記(1)で作製した薄膜にキセノンランプ(142klux)の光を連続的に照射し、96時間照射後と480時間照射後にそれぞれ、下記式(1)に従って色素残存率を測定した。
色素残存率(%)=(1−T1)/(1−T0)×100 (1)
[ただし、T0はキセノンランプ照射前の透過率、T1はキセノンランプ照射後の透過率であり、T0及びT1は0〜1である。]
なお、「透過率」とは、各化合物の吸収極大波長における透過率を表している。結果を、590nm未満、590nm以上600nm未満、600nm以上の各波長領域ごとにそれぞれ表1〜3に示す。なお、色素残存率が高い程、テトラアザポルフィリン化合物が光によって分解されにくく、耐光性が高いことを示す。
Z3とZ4、Z5とZ6及びZ7とZ8については、それぞれZ1とZ2と同様である。また、表1〜3に記載のテトラアザポルフィリン化合物は、Z1とZ2、Z3とZ4、Z5とZ6及びZ7とZ8の2つの置換基の位置関係が異なる4種類の異性体を任意の割合で含む混合物である。
このことから、本願発明のテトラアザポルフィリン化合物は、添加剤を含有せずとも、高い耐光性を有していることがわかった。
これに対して、一方の置換基にシクロヘキシル基以外の置換基(tert−ブチル基)を有する比較例1〜4に係るテトラアザポルフィリン化合物は、96時間後色素残存率及び480時間後色素残存率が低く、耐光性が充分でないことがわかった。
Claims (5)
- 前記MがCu、Pd又はVOである請求項1に記載の化合物。
- 吸収極大波長が570〜620nmである請求項1又は2に記載の化合物。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の化合物を含むことを特徴とする、白色LEDを光源とするディスプレイ装置に用いられる色補正フィルタ。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の化合物を含むことを特徴とする、自然光を取り込む環境において使用される外光補正フィルタ。
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