JP2014122583A - 鞍乗型車両のエアクリーナケース構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車幅方向の機体幅の増大を抑制しつつ、特に、排気管のレイアウトの最適化とエアクリーナの整備性が向上するエアクリーナケース構造を提供する。
【解決手段】内燃機関1とその後方に配置されたエアクリーナケース40とを備え、それらの上方を乗員用シート33で覆った鞍乗型車両2のエアクリーナケース構造において、前記エアクリーナケースの前面には、前記内燃機関に向けて延びるコネクティングチューブ6が設けられ、同エアクリーナケースの左右の一方の側方が排気管37のスペースとなり、同エアクリーナケースの左右の他方に内部のクリーナエレメント9を整備するための開口蓋部47が設けられるとともに、同エアクリーナケースの上部に空気吸入口48が配設され、同エアクリーナケースの後部には、前記内燃機関へ点火エネルギーを供給するバッテリ8を収容するバッテリ収納部43が延設されたことを特徴とする鞍乗型車両のエアクリーナケース構造。
【選択図】図6

Description

本発明は、整備性を向上できる鞍乗型車両のエアクリーナケース構造に関する。
従来、エンジンの後方にエアクリーナケースを備え、その車幅方向左側にバッテリを配置し、右側にエアクリーナケースの蓋部を配置した鞍乗型車両が、例えば下記特許文献1に示されている。
特許文献1に示されるものにおいては、車体右側に排気管とマフラーが配置される鞍乗型車両では、エアクリーナのクリーナエレメントの交換等の整備において、排気管の取り回しがエアクリーナケースの蓋部を避ける工夫が必要になり、排気管のレイアウトの最適化と更なる整備性を向上させるエアクリーナケース構造が求められていた。
特開2004−011558号公報(図1〜図6)
本発明は、上記の従来技術に鑑み、内燃機関とその後方に配置されたエアクリーナケースとを備え、それらの上方を乗員用シートで覆った鞍乗型車両において、車幅方向の機体幅の増大を抑制しつつ、特に、排気管のレイアウトの最適化とエアクリーナの整備性が向上するエアクリーナケース構造を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、内燃機関とその後方に配置されたエアクリーナケースとを備え、それらの上方を乗員用シートで覆った鞍乗型車両のエアクリーナケース構造において、前記エアクリーナケースの前面には、前記内燃機関に向けて延びるコネクティングチューブが設けられ、同エアクリーナケースの左右の一方の側方が排気管のスペースとなり、同エアクリーナケースの左右の他方に内部のクリーナエレメントを整備するための開口蓋部が設けられるとともに、同エアクリーナケースの上部に空気吸入口が配設され、同エアクリーナケースの後部には、前記内燃機関へ点火エネルギーを供給するバッテリを収容するバッテリ収納部が延設されたことを特徴とする鞍乗型車両のエアクリーナケース構造である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鞍乗型車両のエアクリーナケース構造において、前記内燃機関とその後方の前記エアクリーナケースとの間にはリヤクッションが配置され、前記コネクティングチューブは、前記リヤクッションを避けるように車幅方向に迂回して形成され、前記開口蓋部が前記コネクティングチューブと同じ車両側面側に配設されたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の鞍乗型車両のエアクリーナケース構造において、前記コネクティングチューブの吸気通路は、前記エアクリーナケースの上部寄りに接続され、同コネクティングチューブの下部に内燃機関からのブローバイガスを受け入れるブリーザ戻り室が形成されたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両のエアクリーナケース構造において、前記エアクリーナケースには、後部の前記バッテリ収納部の左右に一対の車体取付けボス部が設けられたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の鞍乗型車両のエアクリーナケース構造において、前記内燃機関から延び前記ブリーザ戻り室に接続するブリーザチューブは、同内燃機関のクランクケース上部にて平面視S字状に屈曲して配管されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3または請求項5に記載の鞍乗型車両のエアクリーナケース構造において、前記ブリーザ戻り室は、前記コネクティングチューブにおける凹部と、前記クリーナエレメントの支持板との間に形成され、前記支持板に設けた気液分離通路を介して上方のコネクティングチューブの吸気通路と連通されたことを特徴とする。
請求項1の発明の内燃機関の吸気構造によれば、エアクリーナケース後部にバッテリを支持させたため、バッテリのメンテナンスは乗員用シートを起こして容易でき、バッテリとの干渉なしに吸気系は効率よく配置でき、排気管とエアクリーナケースの開口蓋部が、エアクリーナケースの車幅方向反対側に配置されたので、排気管レイアウトの最適化が図られ、車幅方向の機体幅の増大を抑制できるとともに、クリーナエレメント等吸気系のメンテナンスが排気管等に煩わされず行なえ、整備性を向上させることができた。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、コネクティングチューブとクリーナエレメントの整備が同じ方向から行なえるため、整備時間の短縮が可能となり、整備性がより向上する。特に、競技等では整備時間の短縮がより重要となり、有効である。
請求項3の発明によれば、請求項2の発明の効果に加え、ブリーザチューブ、ドレン排出管のドレンキャップ等、ブリーザ系の整備も、クリーナエレメントの整備と同じ方向から行なえ、整備性がより向上した。
請求項4の発明によれば、請求項1ないし請求項3のいずれか一項の発明の効果に加え、エアクリーナケースを、その後部のバッテリ収納部の左右において支持させる構造としたので、エアクリーナケースは重いバッテリを効率よく支えつつ、開口蓋部を大きくできて、整備性が向上した。
請求項5の発明によれば、請求項3の発明の効果に加え、ブリーザチューブがS字状に屈曲して配管されたことで、ブリーザチューブの長さが確保され、内燃機関とエアクリーナケースの相互間の動きが吸収されるとともに、車両の大きな傾斜に対してブリーザチューブ内に流入した混入オイルを留め、流出を制限することができる。
請求項6の発明によれば、請求項3または請求項5の発明の効果に加え、気液分離構造が簡素化するとともに、ブローバイガスを通す気液分離通路は上り方向にコネクティングチューブの吸気通路と接続する構造のため、気液分離が効率よく図れ、且つ内燃機関へのブリーザ戻りガスの影響を低減できる。
本発明の一実施形態に係るエアクリーナケース構造を備えた自動二輪車の右側面概要図である。 図1中の自動二輪車の、エアクリーナ周辺の要部右側面図である。 図1中の自動二輪車の、内燃機関とエアクリーナの要部左側面図であり、エアクリーナケースは、その左側面開口を覆う開口蓋部を取り外して、内部を露出した状態で示される。 図1中の自動二輪車の、内燃機関とエアクリーナの要部上面図であり、コネクティングチューブとエアクリーナケースは、概ね図3中、IV−IV矢視による断面を示す。 本実施形態に係るエアクリーナの、主要部材の構成を模式的に示す展開図である。 本実施形態に係るエアクリーナの左側面図である。 図6中VII−VII矢視による、エアクリーナの後面図である。 図中(a)部は、コネクティングチューブの左側面図であり、図中(b)部は、(a)部中b−b矢視による、後端面図である。 エレメント支持板の後面図であり、概ね図6中IX−IX矢視図に相当する。図において、説明のため、前方に位置するコネクティングチューブを破線で重ねて図示している。
図1から図9に基づき、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両のエアクリーナケース構造につき説明する。
なお、本明細書の説明および特許請求の範囲における前後左右上下等の向きは、本実施形態に係る鞍乗型車両のエアクリーナケース構造を備えたエアクリーナを、鞍乗型車両に搭載した状態での車両の向きに従うものとする。本実施形態において鞍乗型車両は自動二輪車である。
また、図中矢印FRは車両前方を、LHは車両左方を、RHは車両右方を、UPは車両上方を、それぞれ示す。
なお、図中に添記した黒小矢印は、本実施形態における本発明に係るブローバイガスの流れを、白抜き小矢印は吸気の流れを、模式的に示すものである。
図1から図9は、本発明の一実施形態に係るものであり、図1に、本実施形態の自動二輪車の右側面概要を示す。
本実施形態に係る内燃機関1は、そのクランクケース10内の後部に変速機12を一体に備えて、いわゆるパワーユニットを構成しており、そのクランク軸11を、自動二輪車2の車幅方向、すなわち左右方向に配向させて自動二輪車2に搭載された、空冷単気筒の4ストロークサイクル内燃機関である。
図1に示されるように、本実施形態に係る内燃機関1を搭載した自動二輪車2の車体フレーム20は、ヘッドパイプ21から後方へ左右一対のメインフレーム22が、若干下向きに延出した後に、さらに下方に屈曲して急傾斜部22aを形成して下端部に至っている。
また、ヘッドパイプ21から斜め急角度に下方へ左右一対のダウンフレーム23が、側面視でメインフレーム22の急傾斜部22aに略平行に延出している。
メインフレーム22の急傾斜部22aの上部からは、左右一対のシートレール24が後方に延出し、シートレール24の中央部と急傾斜部22aの下部とを連結した左右一対のバックステー25が、左右のシートレール24を夫々支持している。
以上のような車体フレーム20において、ヘッドパイプ21にはフロントフォーク26が枢支され、その下端に前輪27が軸支されている。
メインフレーム22の急傾斜部22aの下部に前端を回動自在に支持されたリヤフォーク28が、後方へ延出し、その後端に後輪29が軸支され、リヤフォーク28とメインフレーム22の急傾斜部22aに設けられたガセット30との間に、リヤクッション31が介装されている。
メインフレーム22の前部には、燃料タンク32が架設され、燃料タンク32の後方に乗員用シート33がシートレール24に支持されて設けられている。
メインフレーム22とダウンフレーム23に懸架される内燃機関1は、上述のように変速機12を一体に構成したもので、クランクケース10上にシリンダ軸線Cを若干前傾させて、シリンダブロック13、シリンダヘッド14と図示しないシリンダヘッドカバーが起立した姿勢で懸架される。
内燃機関1のシリンダヘッド14からは後方に、その吸気ポート16に接続して吸気管35が延出し、気化器36を介してエアクリーナ4に至っている。
シリンダヘッド14から前方には、その排気ポート17に接続して排気管37が延出し、右下方に屈曲して内燃機関1のシリンダブロック14の右側を後方に延び、後輪29の右側のマフラー38に接続している。
図2は、図1中の自動二輪車1のエアクリーナ4周辺の要部右側面を示し、エアクリーナ4のエアクリーナケース40は、内燃機関1の後方に配置されており、上方を乗員用シート33に覆われている。
また、排気管37はエアクリーナケース40の右側方を通過するので、エアクリーナケース40の右側面には凹部40aが形成されて、排気管37のためのスペースを供している。
エアクリーナケース40には後部に、内燃機関1へ点火エネルギーを供給するバッテリ8を収容するバッテリ収納部43が延設され、バッテリ8をバッテリ収納部43内に保持するバッテリ保持バンド80を固定するバッテリバンドフック44L、Rが左右に設けられている(図3も参照)。
また、エアクリーナケース40は、その前方上部の前方取付けボス部41で右側のシートレール24に取付けられ、その後方でバッテリ収納部43の右側に設けられた右側取付けボス部(本発明における「一対の車体取付けボス部」)42Rと、バッテリ収納部43の左側に設けられた左側取付けボス部(本発明における「一対の車体取付けボス部」)42L(図3参照)で、右、左のバックステー25にそれぞれ取付けられている。
図3は、自動二輪車1の内燃機関2とエアクリーナ4の要部左側面を示し、図3に示されるように、エアクリーナ4のエアクリーナケース40は、内燃機関1の後方において、コネクティングチューブ6を介して、気化器36の上流側に接続して配置されている。
図3において、エアクリーナケース40は、その左側面開口46を覆う開口蓋部47(図5、図6参照)を、取り外して、内部を露出した状態で示される。
開口蓋部47は、左側面開口46を解放してエアクリーナケース40内部のクリーナエレメント9を整備するために設けられている。
また、エアクリーナケース40の上部には、吸入口48が配設されている。
コネクティングチューブ6には、その上部内部に気化器36と接続する吸気通路60が形成され、その後端(上流端)60a(図8参照)はエアクリーナケース40の上部寄りに接続されている。
コネクティングチューブ6の吸気通路60の下部には凹部6aが形成され、凹部6aの内部には吸気通路60を画成する仕切り壁61が形成され、仕切り壁61の下方と、後述のエアクリーナケース40の前面開口45にケース内部から当接するエレメント支持板(本発明における「支持板」)7(図5、図9参照)との間に、内燃機関2からのブローバイガスを受け入れるブリーザ戻り室62が形成されている(図8参照)。
吸気通路60の前端(下流端)60bには気化器36の上流側が接続する。
ブリーザ戻り室62には、前向きにブローバイガス戻りジョイント62aが設けられてブリーザチューブ63の下流端63bが接続し、その上流端63aはクランクケース10の上部に設けられたL字状ジョイント64に接続して、クランクケース10の内部に連通している。
図3にも示されるように、左側面において、エアクリーナケース40は、バッテリ収納部43の左側に設けられた左側取付けボス部42Lで、左のバックステー25に取付けられている。バッテリ収納部43の左側にはまた、左バッテリバンドフック44Lが取付けられ、右側の右バッテリバンドフック44Rとともに、バッテリ保持バンド80を係止してバッテリ8を保持する。(図7も参照)
図3において、51Aは、エアクリーナケース40の左側面開口46の前縁側で開口蓋部47を固定するための前部バックルであり、51Bは、後縁側で開口蓋部47を固定するための後部バックルであり、前部バックル51Aは後述のようにコネクティングチューブ6に共締めされるホルダ板55(図5、図6参照)に取付けられ、後部バックル51Bは左バッテリバンドフック44Lの前方延長部44Laに取付けられ、開口蓋部47を外側から押さえ込んで取り外し可能に固定する(図6参照)。
すなわち、左側面開口46の前縁側の周縁部46aが、開口蓋部47の周縁部に設けられた嵌合溝47aに開口蓋シール47bを挟んで嵌め込まれて固定される。左側面開口46の後縁側においても同様である。
エアクリーナケース40の内部には、エレメントホルダ91を内装したクリーナエレメント9が、左側面開口46から挿入され、抑え金具93によって、エアクリーナケース40の前壁面50側に押圧されて固定されている。
図4は、自動二輪車1の内燃機関2とエアクリーナ4の要部上面視を示し、コネクティングチューブ6とエアクリーナケース40は、概ね図3中、IV−IV矢視による断面を示すが、クリーナエレメント9と、開口蓋部47は、取り外した状態で示される。
図4に示されるように、内燃機関1とエアクリーナ4との前後中間で車幅方向中央には、リヤクッション31が配設されており、コネクティングチューブ6は、リヤクッション31を避けるように車幅方向左側に迂回して形成され、開口蓋部47はコネクティングチューブ6と同じ車両左側面側に配設されている(図5、図7参照)。
コネクティングチューブ6の後端には、全周外側方向に向けたフランジ部65が形成され、フランジ部65の外側面に全周に亘って設けられた嵌合溝66(図8参照)は、エアクリーナケース40の前壁面50に設けられた前面開口45の内周縁45aに沿うように形成され、嵌合溝66にエアクリーナケース40の内周縁45aを嵌め込んで、エアクリーナケース40にコネクティングチューブ6が取付けられる。
そして、エアクリーナケース40とコネクティングチューブ6の嵌合部49を前方から抑えるように、環状のホルダ板55が、コネクティングチューブ6の吸気通路60とブリーザ戻り室62を挿通させて配置されるとともに、同嵌合部49を後方から抑えるようにエレメント支持板7が当接され、コネクティングチューブ6のフランジ部65に形成された6箇所の締結孔65a(図5、図8参照)に合わせてエレメント支持板7に前方向きに溶接固定された締結ボルト71(図5、図9参照)がコネクティングチューブ6を固定する。
すなわち、環状のホルダ板55には、フランジ部65の締結孔65aに合わせて締結孔55a(図5参照)が形成され、エアクリーナケース40の前壁面50にもフランジ部65の締結孔65aに合わせて締結孔50a(図5参照)が形成され、エレメント支持板7の締結ボルト71が、後方から締結孔65aと締結孔50aと締結孔55aを挿通し、前方から締結ナット72(図3、図6参照)で共締めされることで、コネクティングチューブ6のフランジ部65がホルダ板55とエレメント支持板7で挟まれ且つエアクリーナケース40の前壁面50に固定される(図5参照)。
なお、コネクティングチューブ6の嵌合溝66とエアクリーナケース40の内周縁45aとの嵌合部は接着され気密に構成される。
図4は、コネクティングチューブ6の下部の平面断面を示し、気化器36と接続する吸気通路60の下方に形成されるブリーザ戻り室62が示される。
ブリーザ戻り室62には、前向きにブローバイガス戻りジョイント62aが設けられてブリーザチューブ63の下流端63bが接続するが、ブリーザチューブ63の上流端63aは、内燃機関1のクランクケース10上部に設けられたL字状ジョイントに接続して、平面視S字状に屈曲して配管されて、クランクケース10の内部に連通し、内燃機関1からのブローバイガスがブリーザ戻り室62に受け入れられる。
自動二輪車等鞍乗型車両の場合、カーブや不整地等で車両が大きく傾斜、振動する場合があるが、そのような場合においても、ブリーザチューブ63がS字状に屈曲して配管されたことで長さが確保され、内燃機関1とエアクリーナケース40の相互間の動きが吸収されるとともに、車両の大きな傾斜によってブリーザチューブ63内にオイルが流入しても、流入した混入オイルをブリーザチューブ63の曲部に留め、傾斜の反転等によって混入オイルをもとに戻すことができ、内燃機関1からのオイルの流出を制限することができる。
以上の本実施形態のエアクリーナ4の、主要部材の構成を模式的に、図5の展開図に示す。
図中、6はコネクティングチューブであり、その周縁のフランジ部65の嵌合溝66(図8参照)に、クリーナケース40の前面開口45の内周縁45a(図4参照)を嵌め込むようにして、エアクリーナケース40に取付けられる。
コネクティングチューブ6の吸気通路60部分とブリーザ戻り室62部分を挿通するように前方からホルダ板55がセットされる。
9はクリーナエレメントであり、前方のエレメント開口9aからその内部空間90内に内枠状のエレメントホルダ91が挿入内嵌され、クリーナケース40の、開口蓋部47を外して解放された左側面開口46から、クリーナケース40内に挿入、取り出し自在、すなわち交換自在となっている。
図5中、7はエレメント支持板であり、コネクティングチューブ6の吸気通路60にのみ連通する吸気開口7aを備え、周囲に前方に向けて複数の、本実施形態では6本の締結ボルト71が溶接固定されている。
吸気開口7aには、金網状のエレメントガード74が後方を覆うように設けられている。
エレメント支持板7は、エアクリーナケース40の左側面開口46から、クリーナケース40内に挿入され、締結ボルト71を、嵌合しているコネクティングチューブ6の締結孔65aとエアクリーナケース40の締結孔50aに挿通させ、さらにホルダ板55の締結孔55aを挿通させて前方から締結ナット72(図3、図6参照)を螺合させて、コネクティングチューブ6をエアクリーナケース40に固定する。その際、コネクティングチューブ6とアクリーナケース40の嵌合部49は、接着され気密固定される。
すなわち、コネクティングチューブ6とエアクリーナケース40とエレメント支持板7は、通常、相互に固定状態で用いられる。
また、エレメントホルダ91を挿入内嵌したクリーナエレメント9からは、その脚孔9bを通して前方に向けてエレメントホルダ91の固定脚91aが複数、本実施形態では2本突出しており、エアクリーナケース40に挿入されたクリーナエレメント9は、エレメント支持板7に設けられた脚孔73に、後方から前方に向けて固定脚91aを挿通させることで、クリーナエレメント9の位置が定まる。
なお、エアクリーナケース40の上壁には空気吸入口48が設けられており、空気吸入口48には、入口ダクト48aが装着される。
エアクリーナケース40の後部にはバッテリ収納部43が一体に形成されている。
また、エアクリーナケース40の左側面は、完全に解放する左側面開口46をなし、開口蓋部47が開口蓋シール47bを介して装着されることで塞がれる。
図6は、本実施形態のエアクリーナ4の左側面を示す。図6においてエアクリーナケース40の左側面開口46は、開口蓋部47が装着されて塞がれており、開口蓋部47は前方が2箇所、前部バックル51Aで取り外し可能に固定され、後方が2箇所、後部バックル51Bで取り外し可能に固定されている。
前部バックル15Aは、ホルダ板55の左縁部に設けられた回動支持部55bで回動可能に支持され、後部バックル51Bは、右バッテリバンドフック44Lの前方延長部44La(図7参照)で回動自在に支持される。
図6中、エアクリーナケース40の上壁には、空気吸入口48の入口ダクト48aが取付けられる。
52はエアクリーナケース40の底部内に連通して設けられたドレン排出管であり、ドレンキャップ52aで通常は塞がれている。
図6において破線で模式的に示されるように、エアクリーナケース40に挿入されたクリーナエレメント9は、クリーナエレメント9内に挿入内装されたエレメントホルダ91の中央から後方に延び、クリーナエレメント9を貫通して後方に突出した支柱91bが、エアクリーナケース40の内面とエレメント支持板7とに架け渡された抑え金具93で、前方に、すなわちエレメント支持板7に押接される。
抑え金具93は、エアクリーナケース40右内面に取付けられたケース側フック94と、エレメント支持板7の左縁部に取付けられた支持板側フック95とに両端が係合取付けされる。
その際、前述にように、エレメント支持板7に設けられた脚孔73に、後方から前方に向けてエレメントホルダ91の固定脚91aを挿通させることで、クリーナエレメント9の位置が定まる(図4参照)。
以上のようなエアクリーナ4において、吸気は図中白抜き小矢印で示されるように、入口ダクト48aからクリーナケース40内のクリーナエレメント9の後方域のダーティエリア4aに吸入される。クルーナエレメント9を前方に通過して浄化された吸気は、クリーナエレメント9の前方域のクルーンエリア4bに入る。
クリーナエレメント9の内部空間90(図5参照)からエレメント支持板7の吸気開口7aのエレメントガード74(図5、図9参照)を前方に通過した吸気は、コネクティングチューブ6の吸気通路60を通過し、気化器36経由、内燃機関1に送られる。
一方、内燃機関1のクランクケース10から、ブリーザチューブ63(図3、図4参照)を通り、ブローバイガスが、図中黒小矢印で示されるように、ブローバイガス戻りジョイント62a経由、ブリーザ戻り室62に送り込まれる。
コネクティングチューブ6の吸気通路60とブリーザ戻り室62とを仕切る仕切り壁61は、ブリーザ戻り室62の天井面をなすが、吸気通路60とブリーザ戻り室62とを連通する連通通路67(図11参照)が設けられており、ブリーザ戻り室62から上向きにブローバイガスが吸気通路60に吸入される。吸入されたブローバイガスは、吸気とともに内燃機関1に送られ燃焼処理される。
連通通路67は、上向きに設けられているため、ブローバイガスに混入しているオイル等の液成分を伴い難く、気液分離通路としての役割も奏する。
また、図9において後述するように、ブリーザ戻り室62の後部を仕切る部分のエレメント支持板7には、ブローバイガス通過孔(本発明における「気液分離通路」)75が設けられ、その上方で吸気通路60に相対する部分のエレメント支持板7には、ブローバイガス戻り孔76が設けられ、一旦、ブローバイガス通過孔75からエアクリーナケース40内に入ったブローバイガスは、含有する潤滑オイル等の液成分(図6、図9中、黒太矢印)が下方に分離され、気体成分が上方のブローバイガス戻り孔(本発明における「気液分離通路」)76から吸気通路60に吸入され、ブローバイガスの気液分離がなされる。
エアクリーナケース40の下部に流下した液成分は、ドレン排出管52に流入して溜められ、ドレンキャップ52aが外されることで排出される。
コネクティングチューブ6とエアクリーナケース4の接続部では、図4に示されるように、コネクティングチューブ6のフランジ部65の外側面の嵌合溝66に、エアクリーナケース40の前面開口45の内周縁45aが嵌め込まれ、エアクリーナケース40の内側から、エレメント支持板に固定された締結ボルト71が、嵌合しているコネクティングチューブ6の締結孔65aとエアクリーナケース40の締結孔50aに挿通され、さらにホルダ板55の締結孔55aに挿通されて前方から締結ナット72を螺合させて、コネクティングチューブ6をエアクリーナケース40に共締め固定している。その際、コネクティングチューブ6とエアクリーナケース40の嵌合部49は、接着され気密固定される。
また、図6に示されるように、左側面開口46に、開口蓋部47が装着されて塞がれた状態では、左側面開口46の前縁側の周縁部46aが、開口蓋部47の周縁部に設けられた嵌合溝47aに開口蓋シール47aを挟んで嵌め込まれて固定される。(図5参照)
図7に示される前部バックル51Aの位置では、ホルダ板55の左縁部に設けられた回動支持部55bで支持された前部バックル51Aが回動して、開口蓋部47の周縁部に車両中心方向、すなわち右方向に圧接して、開口蓋部47を取り外し可能に固定する。
後部バックル51Bも同様に開口蓋部47を取り外し可能に固定する。
また、エレメント支持板7の吸気開口7a(図5、図9参照)には、その後面側に金網状のエレメントガード74が後方に膨出する形状で副数層、溶接固定されており、クリーナエレメント9のエレメント開口9a(図5参照)内に入り込み、クリーナエレメント9からの飛散物が吸気とともに内燃機関1に吸入されるのを防止している。
図7は、図6中VII−VII矢視によるエアクリーナ4の後面図であり、バッテリ収納部43、左右のバッテリバンドフック44L、44Rの位置、開口蓋部47と後部バックル51Bの位置が示される。バッテリ収納部43は、バッテリの電解液を保持するために水平に配置されている。
ホルダ板55は、6箇所の締結孔55a(図5参照)と、2箇所の前部バックル部51A用の回動支持部55b(図6参照)を備え、その中央の開口部55c(図5参照)には、コネクティングチューブ6の吸気通路60部分とブリーザ戻り室62部分を挿通させる。
図8は、コネクティングチューブ6を示し、図中(a)部は、その左側面図であり、図中(b)部は、(a)部中b−b矢視による、その後端面図である。
コネクティングチューブ6は、側面視で上部と下部の間に後方に凹む凹部6aが形成され、凹部6aを挟んで、その上部内部に気化器36と接続する吸気通路60が形成される。
その後端(上流端)60aはエアクリーナケース40の上部寄りで、その前面開口45とエレメント支持板7の吸気開口7aを介してクリーナエレメント9の内部空間90、すなわちエアクリーナ4のクリーンエリア4aに接続され、前端(下流端)60bは、気化器36との接続部をなし、気化器36に接続される。
コネクティングチューブ6の吸気通路60の凹部6aの内部には吸気通路60と区画する仕切り壁61が形成され、エレメント支持板7(図5、図9参照)との間に、内燃機関2からのブローバイガスを受け入れるブリーザ戻り室62が形成されている。
ブリーザ戻り室62は前方にブローバイガス戻りジョイント62aを備え、ブリーザチューブ63によってクランクケース10に連通する(図4参照)。
ブリーザ戻り室62の後方はエレメント支持板7で塞がれるが、エレメント支持板7には後述の本発明の「気液分離通路」としてのブローバイガス通過孔75とブローバイガス戻り孔76が設けられている(図9参照)。
また、仕切り壁61には、吸気通路60とブリーザ戻り室62とを連通する連通通路67が設けられており、ブリーザ戻り室62から上向きにブローバイガスが吸気通路60に吸入される。
吸気通路60とブリーザ戻り室62の周囲はフランジ部65が形成され、その全外周に亘って嵌合溝66が設けられるとともに、複数の、本実施形態では6箇所の締結孔65aが設けられている。
図5に示されるように、エアクリーナケース40の前壁面50には前面開口45とその周囲の締結孔50aが設けられている。前面開口45の内周縁45aは、コネクティングチューブ6のフランジ部65の嵌合溝66(図8参照)に嵌め込まれてコネクティングチューブ6と接続する。
前面開口45に前方から嵌装されたコネクティングチューブ6の吸気通路60とブリーザ戻り室62は、ともに後方に向けエアクリーナケース40内に開口する
エアクリーナケース40に嵌装されたコネクティングチューブ6の吸気通路60とブリーザ戻り室62はともに後方に向けエアクリーナケース40内に開口するが、図9に示されるように、コネクティングチューブ6のフランジ部65の後端部に締結されるエレメント支持板7は、吸気通路60とのみ連通する吸気開口7aを備える一方、ブリーザ戻り室62は塞ぐように構成されている。
エレメント支持板7の周囲には、締結ボルト71が前方に向けて溶接固定され、そのネジ部71aが前方に向けて突出している。本実施形態においては、6本の締結ボルト71が溶接固定されている。
また、吸気開口7aには、後方に向けて膨出するように、複数層の金網状のエレメントガード74が後面側で溶接されて設けられており、エレメントガード74は、クリーナエレメント9がエレメント支持板7の後面に圧接されたとき、クリーナエレメント9のエレメント開口9aからその内部空間90内に位置し(図5、図6参照)、クリーナエレメント9を通過した吸気中に異物が混入することを防ぐ。
図9はエレメント支持板7の後面図であり、図9に示されるように、エレメント支持板7の吸気開口7aの中央上部と、左側(図示右側)下部には、エレメントホルダ91の固定脚91aを後方から挿通させる脚孔73が設けられており、クリーナエレメント9が、挿入内嵌したエレメントホルダ91とともに後方から抑え金具93(図6参照)でエレメント支持板7に圧接されたとき、圧接部のクリーナエレメント9は部分的に圧縮され、固定脚91aは脚孔73を自由に挿通し、且つ2本の固定脚91aによってエレメントホルダ91とエレメントホルダ91の、エレメント支持板7の平面方向の位置が拘束されている。
また、エレメント支持板7には、ブリーザ戻り室62の下部に対応する部分に、3箇所のブローバイガス通過孔75が設けられており、吸気通路60の下部に対応する部分に、1箇所のブローバイガス戻り孔76が設けられている。
ブローバイガス通過孔75では、前面側に画成されたブリーザ戻り室62から後面側へ、ブローバイガスが通過し、ブローバイガス戻り孔76では、後面側から前面側に位置する吸気通路60へ、ブローバイガスが通過する。
なお、エレメント支持板7の左縁部(図示左側)には、抑え金具93の支持板側フック95が取付けられている。
図9においては、エレメント支持板7の後面図であり、その前面側に当接して締結されるコネクティングチューブ6が破線で重ねて図示される。
エレメント支持板7の後面側において、吸気開口7aの周縁には、複数層の金網状のエレメントガード74が溶接されて設けられている。
また、周囲には前方に向けて溶接固定された6本の締結ボルト71の頭部71bが示される。
エレメント支持板7の後面には、エレメントホルダ91を挿入内嵌したクリーナエレメント9が(図5参照)、エレメント支持板7の略後面全域を覆うように後方から圧接されるが、エレメント支持板7とクリーナエレメント9の当接面9c(図5参照)との間で、図14中ハッチングして示されるグリース塗布域77には、グリースが施され、その外周域と内周域の間の直接の気体流通が防止されている。
すなわち、外周域は、クリーナエレメント9の外側(上流側)であり、エアクリーナケース40内のダーティエリア4a(図6参照)に通じ、内周域は、クリーナエレメント9の内側(下流側)であり、エアクリーナケース40内のクリーンエリア4bに通じるが、グリースが施されたグリース塗布域77によって、ダーティエリア4aからクリーンエリア4bへ吸気が直接流れることが防止される。
エレメント支持板7の後面側においては、ブリーザ戻り室62の下部に対応するブローバイガス通過孔75からブリーザ戻り室62のブローバイガスが流入するが、図示のように支持板周囲域77の内側であり、クリーンエリア4b内である。
一方、ブローバイガス通過孔75の上方にあって、吸気通路60の下部に対応する部分に設けられたブローバイガス戻り孔76も、同じくクリーンエリア4b内にある。
したがって、ブローバイガス通過孔75からエレメント支持板7の後面側に流入したブローバイガスは、ダーティエリア4a内の吸気と混合することなくクリーンエリア4b内において、エレメント支持板7の吸気開口7aからコネクティングチューブ6の吸気通路60へと流通する吸気に吸引され、ブローバイガス戻り孔76から吸気通路60へと流入し、気化器36経由、吸気とともに内燃機関1に送られ燃焼処理される。
このとき、一旦、ブローバイガス通過孔75からエアクリーナケース40内に入ったブローバイガスは、含有する潤滑オイル等の液成分(図9中、黒太矢印)が下方に分離され、クリーナエレメント9の下部を通過して、エアクリーナケース40の下部に流下し、気体成分は上方のブローバイガス戻り孔76から吸気通路60に吸入されるので、気液分離が効率よく図られ、内燃機関1へのブローバイガスの液成分の影響を低減できる。
図6に黒太矢印で示されるように、エアクリーナケース40の下部へ流下したブローバイガス中の液成分は、ドレン排出管52に流入して溜められ、ドレンキャップ52aが外されることで排出される。
すなわち、エレメント支持板7に設けられたブローバイガス通過孔75とブローバイガス戻り孔76は、前述のコネクティングチューブ6の仕切り壁61に設けられた連通通路67とともに、ブリーザ戻り室62から上り方向にコネクティングチューブ6の吸気通路60に接続する構造をなす効率のよい気液分離通路を構成している。
なお、クリーナエレメント9の内部空間90内には、吸気によってクリーナエレメントが押し潰されるのを防止し、且つクリーナエレメント9を所定の位置に取り付けるためのエレメントホルダ91が挿入嵌装される。
エレメントホルダ91は、籠状の枠体で構成され、その中央において後方に延出する支柱91bと、その周囲を形成する周囲枠91cと、周囲枠91cから前方に向かって突出された固定脚91a(図5参照)を備える。
図5に示されるように、クリーナエレメント9は、スポンジ状、メッシュ状あるいは不織布状の材料からなり後方に向かって断面アーチ状に膨らむ板状の背部材9dと、アーチ状の側部を埋める側部材9eと、前方を塞ぐ平板状の底部材9fとが接着されて、内部空間90を有するカマボコ型函体をなす。
底部材9fには中央にエレメント開口9aが設けられ、底部材9の上部中央、および下部左方(図示下部右方)に、エレメントホルダ91の固定脚91aを挿通する脚孔9bを備える。
エレメントホルダ91はクリーナエレメント9の内部空間90に挿入嵌装され、脚孔9bからエレメントホルダ91の固定脚91aが前方に向けて挿通、突出され、頂孔9gからエレメントホルダ91の支柱91bが後方に向けて挿通、突出された状態で、エアクリーナケース40の左側面開口46から挿入され、先に取付け固定済みのエレメント支持板7の脚孔73にエレメントホルダ91の固定脚91aを通すことで位置決めされ、エレメントホルダ91の支柱91bの頂部に抑え金具93が係合されて、抑え金具93が、ケース側フック94と支持板側フック95に取付けられると、エレメント支持板7に所定の位置で圧接される。
取り外しは、その逆である。
図6に示されるように、エアクリーナケース40内では、エアクリーナケース4nの右内面に設けられたケース側フック94と、エレメント支持板7の左縁部に設けられた支持板側フック95に両端が取付けられる抑え金具93が、クリーナエレメント9の後部中央から突出したエレメントホルダ91の支柱91bの頂部に係合して、エレメントホルダ91を介してクリーナエレメント9を前方に向け、エレメント支持板7に圧接している。
クリーナエレメント9のエレメント支持板7の平面上の位置は、エレメント支持板7の脚孔73とエレメントホルダ91の固定脚91aによって決まり、前後方向の位置は、エレメント支持板7への圧接方向でエレメントホルダ90の周囲枠91cがクリーナエレメント9の底部材9fを圧縮する程度で決まる。
上記の本実施形態の鞍乗型車両のエアクリーナケース構造の特徴について、以下纏めて述べる。
すなわち、内燃機関1とその後方に配置されたエアクリーナケース40とを備え、それらの上方を乗員用シート33で覆った自動二輪車2のエアクリーナケース構造において、エアクリーナケース40の前面には、内燃機関1に向けて延びるコネクティングチューブ6が設けられ、エアクリーナケース40の右側方が排気管37のスペースとなり、エアクリーナケース40の左方に内部のクリーナエレメント9を整備するための開口蓋部47が設けられ、エアクリーナケース40の後部には、内燃機関1へ点火エネルギーを供給するバッテリ8を収容するバッテリ収納部43が延設されるとともに、エアクリーナケース40の上部に空気吸入口48が配設されている。
したがって、エアクリーナケース40の後部にバッテリ8を支持させたため、バッテリ88のメンテナンスは乗員用シート33を起こして容易でき、バッテリ8との干渉なしに吸気系は効率よく配置でき、排気管37とエアクリーナケース40の開口蓋部47が、エアクリーナケース40の車幅方向反対側に配置されたので、排気管37のレイアウトの最適化が図られ、車幅方向の機体幅の増大を抑制できるとともに、クリーナエレメント9等吸気系のメンテナンスが排気管37等に煩わされず行なえ、整備性を向上させることができた。
また、内燃機関1とその後方のエアクリーナケース40との間にはリヤクッション31が配置され、コネクティングチューブ6は、リヤクッション31を避けるように車幅方向に迂回して形成され、開口蓋部47がコネクティングチューブ6と同じ車両左側面側に配設されたので、コネクティングチューブ6とクリーナエレメント9の整備が同じ方向から行なえるため、整備時間の短縮が可能となり、整備性がより向上する。特に、競技等では整備時間の短縮がより重要となり、有効である。
また、コネクティングチューブ6の吸気通路60は、エアクリーナケース40の上部寄りに接続され、コネクティングチューブ6の下部に内燃機関1からのブローバイガスを受け入れるブリーザ戻り室62が形成されたので、ブリーザチューブ63、ドレン排出管52のドレンキャップ52a等、ブリーザ系の整備も、クリーナエレメント9の整備と同じ方向から行なえ、整備性がより向上した。
また、エアクリーナケース40には、後部のバッテリ収納部43の左右に、一対の左側取付けボス部42Lと右側取付けボス部42Rが設けられたので、エアクリーナケース40を、その後部のバッテリ収納部43の左右において支持させる構造となり、エアクリーナケース40は重いバッテリ8を効率よく支えつつ、開口蓋部47を大きくできて、整備性が向上した。
また、内燃機関1から延びブリーザ戻り室62に接続するブリーザチューブ63は、内燃機関1のクランクケース10の上部にて平面視S字状に屈曲して配管されるので、S字状に屈曲して配管されたことでブリーザチューブ63の長さが確保され、内燃機関1とエアクリーナケース40の相互間の動きが吸収されるとともに、車両の大きな傾斜に対してブリーザチューブ63内に流入した混入オイルを留め、流出を制限することができる。
そして、ブリーザ戻り室62は、コネクティングチューブ6における凹部6aと、エアクリーナエレメント9を支持するエレメント支持板7との間に形成され、エレメント支持板7に設けた気液分離通路を構成するブローバイガス通過孔75とブローバイガス戻り孔76を介して上方のコネクティングチューブ6の吸気通路60と連通されたので、気液分離構造が簡素化するとともに、ブローバイガスを通すブローバイガス通過孔75とブローバイガス戻り孔76は上り方向にコネクティングチューブ6の吸気通路60と接続する構造のため、気液分離が効率よく図れ、且つ内燃機関1へのブローバイガスの影響を低減できる。
以上、本発明の鞍乗型車両のエアクリーナケース構造を一実施形態に基づき説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されず、その要旨の範囲で多様な態様で実施されるものを含むことは勿論である。
例えば鞍乗型車両は、実施形態の自動二輪車に限定されず、小型の三輪、あるいは四輪のバギー車等であってもよく、内燃機関は気筒数を問わない。
また、本発明は、説明の都合上、左右の配置を図示のものに特定して説明記載したが、内燃機関、エアクリーナ等が図示のものと左右反転した配置のものも含む。
1…内燃機関、2…自動二輪車(本発明における「鞍乗型車両」)、4…エアクリーナ、6…コネクティングチューブ、6a…凹部、7…エレメント支持板(本発明における「支持板」)、7a…吸気開口、8…バッテリ、9…クリーナエレメント、9a…エレメント開口、9b…脚孔、20…車体フレーム、22…メインフレーム、22a…急傾斜部、25…バックステー、31…リヤクッション、33…乗員用シート、35…吸気管、36…気化器、37…排気管、38…マフラー、40…エアクリーナケース、40a…凹部、42L…左側取付けボス部(本発明における「一対の車体取付けボス部」)、42R…右側取付けボス部(本発明における「一対の車体取付けボス部」)、43…バッテリ収納部、45…前面開口、47…開口蓋部、48…空気吸入口、50…前壁面、50a…締結孔、52…ドレン排出管、52a…ドレンキャップ、52…ドレン排出管、52a…ドレンキャップ、55…ホルダ板、55a…締結孔、60…吸気通路、61…仕切り壁、62…ブリーザ戻り室、62a…ブローバイガス戻りジョイント、63…ブリーザチューブ、64…L字状ジョイント、65…フランジ部、65a…締結孔、67…連通通路、71…締結ボルト、72…締結ナット、73…脚孔、75…ブローバイガス通過孔(本発明における「気液分離通路」)、76…ブローバイガス戻り孔(本発明における「気液分離通路」)、77…グリース塗布域、80…バッテリ保持バンド、91…エレメントホルダ、91a…固定脚、91b…支柱、93…抑え金具、94…ケース側フック、95…支持板側フック

Claims (6)

  1. 内燃機関(1)とその後方に配置されたエアクリーナケース(40)とを備え、それらの上方を乗員用シート(33)で覆った鞍乗型車両(2)のエアクリーナケース構造において、
    前記エアクリーナケース(40)の前面には、前記内燃機関(1)に向けて延びるコネクティングチューブ(6)が設けられ、
    同エアクリーナケース(40)の左右の一方の側方が排気管(37)のスペースとなり、
    同エアクリーナケース(40)の左右の他方に内部のクリーナエレメント(9)を整備するための開口蓋部(47)が設けられるとともに、同エアクリーナケース(40)の上部に空気吸入口(48)が配設され、
    同エアクリーナケース(40)の後部には、前記内燃機関(1)へ点火エネルギーを供給するバッテリ(8)を収容するバッテリ収納部(43)が延設されたことを特徴とする鞍乗型車両のエアクリーナケース構造。
  2. 前記内燃機関(1)とその後方の前記エアクリーナケース(40)との間にはリヤクッション(31)が配置され、前記コネクティングチューブ(6)は、前記リヤクッション(31)を避けるように車幅方向に迂回して形成され、
    前記開口蓋部(47)が前記コネクティングチューブ(6)と同じ車両側面側に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両のエアクリーナケース構造。
  3. 前記コネクティングチューブ(6)の吸気通路(60)は、前記エアクリーナケース(40)の上部寄りに接続され、同コネクティングチューブ(6)の下部に内燃機関(1)からのブローバイガスを受け入れるブリーザ戻り室(62)が形成されたことを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両のエアクリーナケース構造。
  4. 前記エアクリーナケース(40)には、後部の前記バッテリ収納部(43)の左右に一対の車体取付けボス部(42L,42R)が設けられたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両のエアクリーナケース構造。
  5. 前記内燃機関(1)から延び前記ブリーザ戻り室(62)に接続するブリーザチューブ(63)は、同内燃機関(1)のクランクケース(10)上部にて平面視S字状に屈曲して配管されることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両のエアクリーナケース構造。
  6. 前記ブリーザ戻り室(62)は、前記コネクティングチューブ(6)における凹部(6a)と、前記クリーナエレメント(9)の支持板(7)との間に形成され、前記支持板(7)に設けた気液分離通路(75,76)を介して上方のコネクティングチューブ(6)の吸気通路(60)と連通されたことを特徴とする請求項3または請求項5に記載の鞍乗型車両のエアクリーナケース構造。
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