JP7458553B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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JP7458553B2 JP2023510299A JP2023510299A JP7458553B2 JP 7458553 B2 JP7458553 B2 JP 7458553B2 JP 2023510299 A JP2023510299 A JP 2023510299A JP 2023510299 A JP2023510299 A JP 2023510299A JP 7458553 B2 JP7458553 B2 JP 7458553B2
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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、車体フレームの上面に設けられる開口が、乗員用のシートで上方から覆われる鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、開口の下方に燃料タンク及びバッテリーが配置され、シートが取り外された状態では、開口から燃料タンク及びバッテリーにアクセスできる。特許文献1では、バッテリーを上方から覆うカバーが、シートの下方に設けられる。
特開昭63-192678号公報
ところで、上記従来のような鞍乗り型車両では、吸気を浄化するエアクリーナーが設けられる。エアクリーナーは、メンテナンス頻度が比較的高い部品であるため、容易にアクセスできることが望まれる。また、上記従来の鞍乗り型車両では、燃料タンクの給油口に給油する際に、燃料が零れることがあり、燃料タンクの近くに位置する部品を、燃料から保護することが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両において、エアクリーナーに容易にアクセスでき、且つ、燃料タンクの近くに位置する部品を、零れた燃料から保護できるようにすることを目的とする。
この明細書には、2021年3月30日に出願された日本国特許出願・特願2021-058044の全ての内容が含まれる。
鞍乗り型車両は、上面に開口を備える車体フレームと、前記開口を上方から覆う乗員用のシートと、燃料タンクと、吸気を浄化するエアクリーナーとを備える鞍乗り型車両において、前記燃料タンク及び前記エアクリーナーは、前記開口の下方に位置するとともに、上面視で、前記開口の内側に位置する部分を備え、前記開口の前端部から後端部までを覆うカバーが前記シートの下方に設けられ、前記カバーは、前記燃料タンクの上面に設けられた給油口を上方に露出させるカバー開口部を備える。
また、上述の構成において、前記エアクリーナーに供給する外気を吸い込む吸気口が設けられ、前記カバーは、前記吸気口を上方から覆っても良い。
また、上述の構成において、前記カバーは、前記エアクリーナーを上方から覆う第1カバーと、前記第1カバーとは別体の第2カバーとを備えても良い。
さらに、上述の構成において、前記第1カバーは、箱状に形成される前記エアクリーナーの後端に対し車両前後方向で同じ位置、または、前記後端よりも後方の位置まで延出しても良い。
また、上述の構成において、前記エアクリーナーは、箱状のエアクリーナーケースと、前記エアクリーナーケース内に配置されるフィルターと、前記フィルターを上方から覆う蓋部材とを備え、前記第1カバーは、前記蓋部材の後端に対し車両前後方向で同じ位置、または、前記蓋部材の後端よりも後方の位置まで延出しても良い。
また、上述の構成において、前記第2カバーは、前記燃料タンクを上方から覆い、前記カバー開口部は、前記第2カバーに設けられても良い。
また、上述の構成において、前記第2カバーは、前記カバー開口部の周囲に、前記給油口を周囲から囲む囲み部を備え、前記囲み部は、前記第1カバーよりも低い位置にあり、囲み部の前方で第1カバーと第2カバーとが接続される接続部では、第1カバーは第2カバーに対し上方に突出していても良い。
また、上述の構成において、バッテリーが前記開口の下方に配置され、前記バッテリーは、上面視で、前記開口の内側に位置する部分を備え、前記カバーは、前記バッテリーを上方から覆っても良い。
鞍乗り型車両は、上面に開口を備える車体フレームと、開口を上方から覆う乗員用のシートと、燃料タンクと、吸気を浄化するエアクリーナーとを備え、燃料タンク及びエアクリーナーは、開口の下方に位置するとともに、上面視で、開口の内側に位置する部分を備え、開口の前端部から後端部までを覆うカバーがシートの下方に設けられ、カバーは、燃料タンクの上面に設けられた給油口を上方に露出させるカバー開口部を備える。
この構成によれば、カバーを取り外すと、車体フレームの上面の開口からエアクリーナーが上方に露出するため、開口からエアクリーナーに容易にアクセスできる。カバーが開口の前端部から後端部までを覆うため、給油口への給油の際に燃料が零れた場合であっても、燃料タンクの近くに位置するエアクリーナー等の部品を、零れた燃料から保護できる。
また、上述の構成において、エアクリーナーに供給する外気を吸い込む吸気口が設けられ、カバーは、吸気口を上方から覆っても良い。
この構成によれば、吸気口に流れる外気が溜まる空間をカバーによって区画できる。このため、外気を吸気口に安定して供給できる。
また、上述の構成において、カバーは、エアクリーナーを上方から覆う第1カバーと、第1カバーとは別体の第2カバーとを備えても良い。
この構成によれば、第1カバーを取り外すとエアクリーナーが開口から上方に露出するため、エアクリーナーに容易にアクセスできる。
さらに、上述の構成において、第1カバーは、箱状に形成されるエアクリーナーの後端に対し車両前後方向で同じ位置、または、後端よりも後方の位置まで延出しても良い。
この構成によれば、第1カバーを取り外すとエアクリーナーの後端が開口から上方に露出するため、エアクリーナーに容易にアクセスできる。
また、上述の構成において、エアクリーナーは、箱状のエアクリーナーケースと、エアクリーナーケース内に配置されるフィルターと、フィルターを上方から覆う蓋部材とを備え、第1カバーは、蓋部材の後端に対し車両前後方向で同じ位置、または、蓋部材の後端よりも後方の位置まで延出しても良い。
この構成によれば、第1カバーを取り外すと蓋部材が開口から上方に露出するため、蓋部材を取り外し易い。このため、フィルターを容易にメンテナンスできる。
また、上述の構成において、第2カバーは、燃料タンクを上方から覆い、カバー開口部は、第2カバーに設けられても良い。
この構成によれば、第2カバーを取り外すことで燃料タンクが開口から上方に露出するため、燃料タンクに容易にアクセスできる。
また、上述の構成において、第2カバーは、カバー開口部の周囲に、給油口を周囲から囲む囲み部を備え、囲み部は、第1カバーよりも低い位置にあり、囲み部の前方で第1カバーと第2カバーとが接続される接続部では、第1カバーは第2カバーに対し上方に突出していても良い。
この構成によれば、囲み部が第1カバーよりも低い位置にあるため、囲み部で受けた燃料が第1カバー側に流れることが抑制される。また、接続部において第2カバーに対し上方に突出する第1カバーによって、燃料を堰き止めることができる。このため、エアクリーナーを零れた燃料から保護できる。
また、上述の構成において、バッテリーが開口の下方に配置され、バッテリーは、上面視で、開口の内側に位置する部分を備え、カバーは、バッテリーを上方から覆っても良い。
この構成によれば、バッテリーをカバーで保護できる。また、カバーを取り外すとバッテリーが開口から上方に露出するため、バッテリーに容易にアクセスできる。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 図2は、車体フレームの左側面図である。 図3は、車体フレームを上方から見た平面図である。 図4は、車体フレームを左下方側から見た斜視図である。 図5は、自動二輪車を車幅方向の中央で切断した断面図である。 図6は、エアクリーナーの左側面図である。 図7は、後側内部空間の内側の部品の配置を示す側面図である。 図8は、シートを開いた状態で自動二輪車の後部を上方から見た平面図である。 図9は、図8からカバーを取り外した状態を上方から見た平面図である。 図10は、カバーを上方から見た平面図である。 図11は、図5のXI-XI断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10と、車体フレーム10に支持されるエンジン11と、前輪2を操舵自在に支持するフロントフォーク12と、後輪3を支持するスイングアーム13と、乗員用のシート14とを備える車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両である。シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
図2は、車体フレーム10の左側面図である。
図1及び図2を参照し、車体フレーム10は、車体フレーム10の前端に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から自動二輪車1の後部まで後方に延出するメインフレーム16と、メインフレーム16の後部から下方に延出するピボットフレーム17とを備える。
メインフレーム16は、ヘッドパイプ15から後方に延出する中空のメインチューブ18と、メインチューブ18の後端から後方に延びるシートフレーム部19とを備える。
シートフレーム部19は、メインチューブ18よりも上下の長さが大きく、メインチューブ18に対し下方に膨出する。
ピボットフレーム17は、シートフレーム部19の下端から下方に延出する。シート14は、シートフレーム部19に支持される。シート14は、シートフレーム部19の上面を上方から覆う。
フロントフォーク12は、ヘッドパイプ15に挿通されるステアリングシャフト(不図示)を介し、左右に操舵自在に支持される。前輪2は、フロントフォーク12の下端部に設けられる車軸2aに支持される。
フロントフォーク12の上端部には、操舵用のハンドル21が取り付けられる。
スイングアーム13は、ピボットフレーム17に支持されるピボット軸22に支持される。ピボット軸22は、車幅方向(左右方向)に水平に延びる軸である。スイングアーム13の前端部には、ピボット軸22が挿通される。スイングアーム13は、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪3は、スイングアーム13の後端部に設けられる車軸3aに支持される。
スイングアーム13の後部とシートフレーム部19の後部との間には、左右一対のリアクション23が掛け渡される。
エンジン11は、メインフレーム16の下方において、前輪2の後方且つピボットフレーム17の前方に配置される。
エンジン11は、車幅方向に延びるクランク軸30を収納するクランクケース31と、クランクケース31の前面から前方に延出するシリンダー部32とを備える内燃機関である。
エンジン11は、シリンダー部32の軸線32aが車両側面視で略水平に車両前後方向に延びる水平エンジンである。
クランク軸30に接続されるピストン(不図示)は、軸線32aに沿ってシリンダー部32内を前後に往復運動する。
クランクケース31の後部には、クランク軸30の回転を減速して出力する変速機(不図示)が収納される。この変速機の出力軸と後輪3とは、駆動チェーン33によって接続される。
エンジン11の排気管35は、シリンダー部32の下面に設けられる排気ポートから後方に延びる。排気管35の後端には、マフラー36が接続される。
エンジン11に吸気を供給する吸気装置37は、エアクリーナー38と、シリンダー部32に接続されるスロットル装置39と、エアクリーナー38とスロットル装置39とを接続するコネクティングチューブ40とを備える。
燃料タンク41は、エアクリーナー38の下方に配置される。
自動二輪車1の各部に電力を供給するバッテリー42は、エアクリーナー38に支持される。
乗員が足を載せるステップ43は、ステップホルダー44を介してピボットフレーム17に支持される。
部品や物品を収納可能な収納ボックス45は、シートフレーム部19の外側面に取り付けられる。
ヘッドライト46は、ヘッドパイプ15の前方に配置される。フロントフェンダー47は、フロントフォーク12に取り付けられる。
後輪3を上方から覆うリアフェンダー48は、シートフレーム部19に取り付けられる。
図3は、車体フレーム10を上方から見た平面図である。図4は、車体フレーム10を左下方側から見た斜視図である。
図2~図4を参照し、メインフレーム16は、複数の板材(分割体)を溶接で接合して中空のケース状に形成されている。
詳細には、メインフレーム16は、メインフレーム16の左側の側面部を構成する左側部材51と、メインフレーム16の右側の側面部を構成する右側部材52とを備える。
左側部材51及び右側部材52は、上下方向及び前後方向に延びる板材であり、全体的に見ると、板厚方向を車幅方向に指向させて配置される。左側部材51及び右側部材52は、上下方向よりも前後方向に長い板材であり、メインチューブ18及びシートフレーム部19を構成する。
左側部材51と右側部材52とは、略左右対称に設けられる。
また、メインフレーム16は、メインフレーム16の下面部を構成する下側部材53と、メインフレーム16の後面部を構成する後側部材54とを備える。下側部材53は、板厚方向を上下方向に指向させて配置される板材である。
詳細には、下側部材53は、メインフレーム16のメインチューブ18の下面部を構成する第1の下側部材55と、メインフレーム16のシートフレーム部19の下面部を構成する第2の下側部材56とを備える。
メインフレーム16のメインチューブ18は、左側部材51の上部及び右側部材52の上部を互いに接合させるとともに、左側部材51の下部と右側部材52の下部とを第1の下側部材55によって車幅方向に接続することで、前後に延びるチューブ状に形成される。
メインチューブ18の前端の開口は、ヘッドパイプ15の後面によって閉じられる。
メインフレーム16のシートフレーム部19は、左側部材51の後部の下縁部と右側部材52の後部の下縁部とを第2の下側部材56によって車幅方向に接続するとともに、左側部材51の後端部と右側部材52の後端部とを後側部材54によって車幅方向に接続することで、中空のケース状に形成される。
車両側面視で、左側部材51の後部の下縁部、右側部材52の後部の下縁部、及び第2の下側部材56は、後上がりに傾斜している。
シートフレーム部19の上面の大部分には、上方に開口する開口57が設けられる。開口57は、平面視では、車幅方向よりも車両前後方向に長く延びる。開口57は、左側部材51の上部及び右側部材52の上部を切り欠くようにして設けられる。
シートフレーム部19の内側には、左側部材51、右側部材52、第2の下側部材56、及び後側部材54によって囲まれる後側内部空間58が形成される。後側内部空間58は、開口57から上方に露出する。
左側部材51及び右側部材52は、後側内部空間58を車幅方向に区画する側壁である。第2の下側部材56は、後側内部空間58を下方から覆う下壁である。
後側部材54は、シートフレーム部19の後面を構成する後壁部54aと、シートフレーム部19の後端部の上面を構成する上壁部54bとを一体に備える板材である。
後壁部54aは、左側部材51の後縁部と右側部材52の後縁部とを車幅方向に接続する。上壁部54bは、左側部材51の後端部の上縁と右側部材52の後端部の上縁とを車幅方向に接続する。開口57は、上壁部54bの前方に位置する。
シートフレーム部19の後端部19aは、後端部19aの後面が閉じた袋状に形成される。後端部19aは、開口57の後方に位置する。後端部19aは、車体フレーム10の後端部でもある。
後端部19aは、左側部材51の後端部、右側部材52の後端部、第2の下側部材56の後端部、及び後側部材54によって構成される。
シートフレーム部19の前端部には、メインチューブ18の後端部に対し下方に延出するエンジンハンガー部60が設けられる。エンジンハンガー部60は、左側部材51の前端部の下部及び右側部材52の前端部の下部にそれぞれ設けられる。
クランクケース31(図1)の上部は、エンジンハンガー部60に締結される。
第1の下側部材55は、メインチューブ18の下面部を構成する下壁部61と、下壁部61の後端から下方に延出する前壁部62とを一体に備える。
前壁部62は、車両前方側に面する壁部であり、左右のエンジンハンガー部60の前縁を車幅方向に互いに接続する。
前壁部62には、前壁部62を車両前後方向に貫通する外気取り込み口63が設けられる。外気取り込み口63は、前壁部62を、前壁部62の下縁から上方に切り欠くようにして設けられる開口である。外気取り込み口63は、車両前方に向けて開口する。
シートフレーム部19の下面において、車両前後方向で前壁部62と第2の下側部材56との間の部分は、下方に開放する開放部64である。開放部64は、後側内部空間58を下方に露出させる。
ピボットフレーム17は、第2の下側部材56の前方に位置する。ピボットフレーム17は、左右一対の側壁部17aと、側壁部17aの後縁を車幅方向に接続する壁部17bとを備える。
ピボットフレーム17は、左側の側壁部17aの上縁17dが、シートフレーム部19における左側部材51の下縁に接合され、右側の側壁部17aの上縁が、シートフレーム部19における右側部材52の下縁に接合される。
壁部17bは、車両側面視で、後上がりに傾斜している。シートフレーム部19の下面を構成する第2の下側部材56は、壁部17bの上端に連続して後上がりに上方に延びる。
平面視では、壁部17bは、開放部64の後部を下方から覆う。
クランクケース31(図1)の後部の上部及び下部は、左右の側壁部17aの前縁部に締結される。
図5は、自動二輪車1を車幅方向の中央で切断した断面図である。
図1及び図5を参照し、エアクリーナー38、燃料タンク41、及びバッテリー42は、シートフレーム部19内の後側内部空間58に収納され、開口57の下方に位置する。
エアクリーナー38から前方に延びるコネクティングチューブ40は、後側内部空間58から外気取り込み口63を通って前方に延び、スロットル装置39に接続される。
シート14は、シート14の前端部のヒンジ部(不図示)を中心に上下に回動(開閉)可能に設けられる。
燃料タンク41は、車両前後方向に長い中空の容器である。燃料タンク41は、後側内部空間58において、ピボットフレーム17の上方で、外気取り込み口63の後方且つ後側部材54の前方に配置される。燃料タンク41は、シートフレーム部19に支持される。
燃料タンク41は、車両側面視において、エンジン11のクランクケース31の後上方で、後上がりの姿勢で配置される。このため、車両側面視で、燃料タンク41の前端部41aは、燃料タンク41の後端部41bよりも下方に位置する。また、燃料タンク41の燃料は、燃料が減少すると、エンジン11に近いとともに位置が低い前端部41a側に集まる。このため、自動二輪車1のマスの集中化を図ることができるとともに、自動二輪車の重心を低くできる。
燃料タンク41は、後側内部空間58内において、燃料タンク41の下面が第2の下側部材56に沿うように、後上がりに傾斜して配置される。このように、燃料タンク41をシートフレーム部19の下面である第2の下側部材56に沿って配置することで、燃料タンク41を後側内部空間58にコンパクトに配置できる。第2の下側部材56は、後輪3を上方から覆う。第2の下側部材56は、後輪3の前部の上面に沿って後上がりに傾斜している。
燃料タンク41の上面部41cは、車両側面視で、後上がりに傾斜している。
上面部41cの後部には、給油口41dが設けられる。給油口41dは、上面部41cから上方に突出する筒状部である。給油口41dの上端の開口は、キャップ41eで塞がれる。
上面部41cの前部には、燃料ポンプ41fが取り付けられる。燃料ポンプ41fは、燃料タンク41内の燃料を、燃料ホース(不図示)を介してシリンダー部32に供給する。
図6は、エアクリーナー38の左側面図である。図6では、エアクリーナー38の一部は断面が図示される。図7は、後側内部空間58の内側の部品の配置を示す側面図である。図7では、シートフレーム部19の一部は断面が図示される。
図5~図7を参照し、エアクリーナー38は、箱状のエアクリーナーケース70と、エアクリーナーケース70内に収納されるフィルター71と、エアクリーナーケース70の上面に取り付けられる蓋部材72とを備える。また、吸気装置37は、エアクリーナー38から後方に延出する吸気ダクト73を備える。
エアクリーナー38は、燃料タンク41に隣接して、燃料タンク41の前上方に配置される。
エアクリーナー38は、車両側面視で、後上がりの姿勢で配置される。このため、車両側面視で、エアクリーナー38の前端部38aは、エアクリーナー38の後端部38bよりも下方に位置する。
詳細には、エアクリーナー38は、車両側面視で、エアクリーナー38の下面部38cが燃料タンク41の上面部41cに沿うように、後上がりの姿勢で配置される。
エアクリーナーケース70は、車両側面視で後上がりに配置される箱状である。エアクリーナーケース70の上面の後部には、上方に開口するケース開口部70aが設けられる。
蓋部材72は、蓋部材72の下面の略全体が開口する箱状である。蓋部材72は、エアクリーナーケース70の上面の後部に取り付けられて、ケース開口部70aを覆う。
フィルター71は、板状であり、フィルター71を通過する外気を浄化する。フィルター71は、蓋部材72の下縁部とケース開口部70aの周縁部との間に挟持され、ケース開口部70aを塞ぐ。蓋部材72は、フィルター71を上方から覆う。
吸気ダクト73は、車両前後方向に延びる筒状である。吸気ダクト73は、蓋部材72の後面部72aから後方に延出する。吸気ダクト73の後端の開口は、外気を吸い込む吸気口73aである。
エアクリーナー38の内部は、フィルター71の上流側のダーティーサイド38dと、フィルター71の下流側のクリーンサイド38eとに区画される。
ダーティーサイド38dは、フィルター71の上方で蓋部材72内の空間である。吸気ダクト73は、ダーティーサイド38dに連通する。
クリーンサイド38eは、フィルター71の下方でエアクリーナーケース70内の空間である。
コネクティングチューブ40は、エアクリーナーケース70の前面の下部から前方に延びてスロットル装置39(図5)に接続される。
外気は、吸気口73aから吸気ダクト73に吸い込まれ、ダーティーサイド38dに流入する。ダーティーサイド38dの吸気(外気)は、フィルター71を通過して浄化された後、クリーンサイド38eに流れ、コネクティングチューブ40を通ってスロットル装置39に流れる。
エアクリーナー38の前部の上面部には、バッテリー42を収納するバッテリー収納部74が設けられる。バッテリー収納部74は、エアクリーナー38の後部の上面部に対しエアクリーナー38の前部の上面部が下方に窪んだ凹部である。
詳細には、エアクリーナー38の後部の上面部は、蓋部材72の上面部であり、エアクリーナー38の前部の上面部は、エアクリーナーケース70の上面部である。
箱型のバッテリー42は、バッテリー収納部74に取り付けられる。バッテリー42は、車両側面視で、燃料タンク41及びエアクリーナー38に対し、前上方に配置される。
エアクリーナー38は、車両側面視で、バッテリー42と燃料タンク41との間に挟まれて配置される。
図8は、シート14を開いた状態で自動二輪車1の後部を上方から見た平面図である。
図7及び図8を参照し、自動二輪車1は、シートフレーム部19の上面の開口57を覆うカバー80を備える。
図9は、図8からカバー80を取り外した状態を上方から見た平面図である。図10は、カバー80を上方から見た平面図である。
開口57は、シートフレーム部19の上面の前端部から後部まで延在し、車両前後方向に細長い。
カバー80は、板厚方向を上下方向に指向させて配置される板状である。
カバー80は、開口57の周縁部57cに沿うように形成されており、開口57の略全体を覆う。周縁部57cは、前後方向に長い長方形状である。
カバー80は、開口57の前端部57aから開口57の後端部57bまでを連続して覆う。また、カバー80は、開口57の左縁部から右縁部までを連続して覆う。
カバー80の左縁部80aは、開口57の周縁部57cを上方から覆う。カバー80の右縁部80bは、開口57の周縁部57cを上方から覆う。
カバー80は、シート14の下方に配置され、シート14の底面に沿うように車両前後方向に延びる。シート14が閉じた状態では、カバー80は、シート14によって上方から覆われる。
カバー80は、後側内部空間58に配置された複数の部品を上方から覆う。
カバー80は、バッテリー42、エアクリーナー38、及び燃料タンク41を上方から覆う。
カバー80は、エアクリーナー38を上方から覆う第1カバー81と、第1カバー81の後方で燃料タンク41を上方から覆う第2カバー82とを備える。第2カバー82は、第1カバー81に対し別体で設けられる。
図9を参照し、上面視で、バッテリー42、エアクリーナー38、及び燃料タンク41は、開口57の内側に位置し、カバー80が取り外された状態では、開口57から上方に露出する。
図7~図10を参照し、第1カバー81は、開口57の前部に配置され、バッテリー42の後部及びエアクリーナー38を上方から覆う。
第1カバー81は、開口57の前端部57aから開口57の前後の中間部まで延びる。
詳細には、第1カバー81の後縁81aは、上面視におけるエアクリーナー38の後端38fよりも後方に延出する。また、第1カバー81の後縁81aは、吸気ダクト73の後端の吸気口73aよりも前方に位置する。後縁81aは、左右方向に延びる直線状であり、図9では仮想線で図示される。
ここで、エアクリーナー38の後端38fは、蓋部材72の後端72bである。
蓋部材72は、図9の平面視で、蓋部材72の四隅にそれぞれ設けられる締結具72cによって、エアクリーナーケース70に締結される。締結具72cは、例えばボルトである。
第1カバー81の後縁81aは、各締結具72cよりも後方に位置する。
第2カバー82は、開口57の後部に配置され、燃料タンク41を上方から覆う。
第2カバー82は、開口57の前後の中間部から開口57の後端部57bまで延びる。
第1カバー81の後縁81aは、第2カバー82の前縁82aに上方から重なる。前縁82aは、後縁81aによって上方から覆われる。
第2カバー82は、第1カバー81の後端部に上方から挿通されるカバー締結具83によって、第1カバー81に締結される。カバー締結具83は、第1カバー81の後端部の左端部及び右端部に一対で設けられる。カバー締結具83は、例えばボルトである。
図11は、図5のXI-XI断面図である。
第2カバー82は、第2カバー82を上下に貫通するカバー開口部82bを備える。カバー開口部82bは、車幅方向の中央部に設けられる。
燃料タンク41の給油口41dは、カバー開口部82bを通って第2カバー82の上方に突出する。第2カバー82は、給油口41dへの給油の際に零れた燃料を受ける。
カバー開口部82bは、カバー開口部82bの内周に取り付けられる環状のシール部材84を介して給油口41dの外周に当接する。
第2カバー82は、給油口41dを周囲から囲む囲み部85を備える。
囲み部85は、第2カバー82の一部が下方に凹んだ部分である。囲み部85は、給油口41dを周囲から囲む筒状の周壁部85aと、周壁部85aの下端から径方向内側に延びる底壁部85bとを備える。カバー開口部82bは、底壁部85bに設けられる孔である。
給油時に零れた燃料は、給油口41dの周囲の囲み部85に流れ、囲み部85によって受けられる。囲み部85は、第1カバー81の上面よりも低い位置にある。
図10に示すように、第1カバー81の後縁81aは、囲み部85の前方の位置で第2カバー82の前縁82aに上方から重なる。すなわち、第1カバー81の後縁81aと第2カバー82の前縁82aとが重なって接続される接続部では、第1カバー81の後縁81aは第2カバー82に対し上方に突出する突出部である。これにより、この接続部の周辺に燃料が零れたとしても、後縁81aによる突出部によって燃料を堰き止めることができる。このため、囲み部85から燃料が前方に移動したとしても、燃料が第1カバー81側に流れることが抑制される。
図7~図11を参照し、シートフレーム部19の後側内部空間58には、車体フレーム10の左側部材51と右側部材52とによって車幅方向に囲まれるとともに、燃料タンク41の上面部41cと第2カバー82とによって上下に囲まれる空間87が形成される。
また、空間87は、蓋部材72の後面部72aとシートフレーム部19の後面の後壁部54aとによって前後に囲まれる。
空間87は、シートフレーム部19の上面の開口57の下方に位置し、上面視で、開口57に重なる。
吸気ダクト73は、空間87に配置される。吸気ダクト73は、蓋部材72の後面部72aから車幅方向外側且つ後方に延出する。吸気ダクト73の吸気口73aは、空間87内で後方に向けて開口する。
吸気口73aは、車幅方向では、左側部材51と給油口41dとの間に位置する。
吸気口73aは、上下方向では、燃料タンク41の上面部41cと第2カバー82との間に位置する。
吸気口73aは、前後方向では、蓋部材72の後面部72aと後壁部54aとの間に位置する。
第2カバー82は、吸気ダクト73を上方から覆う。第2カバー82は、吸気ダクト73の上部を避けるように上方に膨出するガイド部82cを備える。ガイド部82cは、吸気ダクト73の軸方向に延びて、吸気ダクト73を上方から覆う。
ガイド部82cは、図11のように吸気ダクト73の軸方向に見ると、吸気ダクト73の外周に沿うように上方に膨出する円弧状である。
図7及び図8に示すように、ガイド部82cは、吸気口73aよりもさらに上流側の後方に延びる。ガイド部82cは、第2カバー82の前縁82aから、第2カバー82の後部の左側縁まで連続する。
図5を参照し、走行風として後方に向けて流れる外気Wは、車体フレーム10の外気取り込み口63からシートフレーム部19の後側内部空間58に流入する。
図7を参照し、後側内部空間58に流入した外気Wは、燃料タンク41の周囲、及び、燃料タンク41とエアクリーナー38との間を通って後方に流れ、空間87に流入する。
空間87は、左側部材51、右側部材52、燃料タンク41の上面部41c、カバー80、蓋部材72の後面部72a、及び車体フレーム10の後端部19aによって囲まれているため、外気Wが溜まり易い。このため、エアクリーナー38は、空間87に安定して溜まる外気Wを吸気ダクト73の吸気口73aから吸い込むことができ、吸気効率が良い。
前方から空間87に流れた外気Wは、前方に折り返すようにして、後方に開口する吸気口73aに流れる。このため、外気Wに含まれる塵埃が吸気口73aに侵入し難い。
空間87に流入した外気Wの一部は、吸気口73aの後方のガイド部82cにガイドされて吸気口73aに流れる。このため、外気Wを効率良く吸気口73aに流すことができる。
また、後側内部空間58では、第2の下側部材56が車両側面視で後上がりに傾斜しているとともに第2カバー82が略水平であるため、後側内部空間58の上下の幅は、後方に向かうに従って小さくなる。このため、後側内部空間58の後部に位置する空間87に外気Wが溜まり易い。
カバー80は、開口57の前端部57aから後端部57bまでを覆うため、開口57の広い範囲を保護できる。このため、給油の際に燃料が零れた場合であっても、開口57の下方で燃料タンク41の近くに位置するエアクリーナー38等の部品を、カバー80によって、零れた燃料から保護できる。
カバー80を取り外すことで、開口57内の部品にアクセスして、これらの部品をメンテナンスできる。
エアクリーナー38をメンテナンスする場合、第2カバー82を残して、第1カバー81のみを取り外せば良い。カバー締結具83の締結を解除することで、第1カバー81と第2カバー82とを分離できる。
第1カバー81が取り外されると、エアクリーナー38が開口57から上方に露出する。
図8及び図9を参照し、第1カバー81の後縁81aがエアクリーナー38の後端38fよりも後方に延出しているため、第1カバー81が取り外されると、エアクリーナー38は後端38fが上方に露出する。このため、エアクリーナー38を広範囲に亘って開口57から上方に露出させることができ、エアクリーナー38を容易にメンテナンスできる。
詳細には、エアクリーナー38の蓋部材72は、上面視で全体が開口57内に位置する。第1カバー81の後縁81aが蓋部材72の後端72bよりも後方に延出しているため、第1カバー81が取り外されると、蓋部材72は、後端72bを含む全体が上方に露出する。
このため、開口57から蓋部材72に容易にアクセスでき、蓋部材72を取り外してフィルター71をメンテナンスできる。
また、第1カバー81の後縁81aが蓋部材72の各締結具72cよりも後方に延出しているため、第1カバー81が取り外されると、各締結具72cは上方に露出する。このため、締結具72cに容易にアクセスでき、蓋部材72を容易に取り外すことができる。
また、第1カバー81が取り外されると、バッテリー42の後部が開口57から上方に露出する。このため、バッテリー42を容易にメンテナンスできる。
給油口41dを含む燃料タンク41の後部にアクセスする場合には、第1カバー81を残して、第2カバー82のみを取り外せば良い。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、上面に開口57を備える車体フレーム10と、開口57を上方から覆う乗員用のシート14と、燃料タンク41と、吸気を浄化するエアクリーナー38とを備え、燃料タンク41及びエアクリーナー38は、開口57の下方に位置するとともに、上面視で、開口57の内側に位置する部分を備え、開口57の前端部57aから後端部57bまでを覆うカバー80がシート14の下方に設けられ、カバー80は、燃料タンク41の上面に設けられた給油口41dを上方に露出させるカバー開口部82bを備える。
この構成によれば、カバー80を取り外すと、車体フレーム10の上面の開口からエアクリーナー38が上方に露出するため、開口57からエアクリーナー38に容易にアクセスできる。カバー80が開口57の前端部57aから後端部57bまでを覆うため、給油口41dへの給油の際に燃料が零れた場合であっても、燃料タンク41の近くに位置するエアクリーナー38等の部品を、零れた燃料から保護できる。
また、エアクリーナー38に供給する外気を吸い込む吸気口73aが設けられ、カバー80は、吸気口73aを上方から覆う。
この構成によれば、吸気口73aに流れる外気が溜まる空間をカバー80によって区画できる。このため、外気を吸気口73aに安定して供給できる。
また、カバー80は、エアクリーナー38を上方から覆う第1カバー81と、第1カバー81とは別体の第2カバー82とを備える。
この構成によれば、第1カバー81を取り外すとエアクリーナー38が開口57から上方に露出するため、エアクリーナー38に容易にアクセスできる。
さらに、第1カバー81は、箱状に形成されるエアクリーナー38の後端38fよりも後方の位置まで延出する。
この構成によれば、第1カバー81を取り外すとエアクリーナー38の後端38fが開口57から上方に露出するため、エアクリーナー38に容易にアクセスできる。
また、エアクリーナー38は、箱状のエアクリーナーケース70と、エアクリーナーケース70内に配置されるフィルター71と、フィルター71を上方から覆う蓋部材72とを備え、第1カバー81は、蓋部材72の後端72bよりも後方の位置まで延出する。
この構成によれば、第1カバー81を取り外すと蓋部材72が開口57から上方に露出するため、蓋部材72を取り外し易い。このため、フィルター71を容易にメンテナンスできる。
また、第2カバー82は、燃料タンク41を上方から覆い、カバー開口部82bは、第2カバー82に設けられる。
この構成によれば、第2カバー82を取り外すことで燃料タンク41が開口57から上方に露出するため、燃料タンク41に容易にアクセスできる。
また、第2カバー82は、カバー開口部82bの周囲に、給油口41dを周囲から囲む囲み部85を備え、囲み部85は、第1カバー81よりも低い位置にあり、囲み部85の前方で第1カバー81と第2カバー82とが接続される接続部では、第1カバー81は第2カバー82に対し上方に突出している。
この構成によれば、囲み部85が第1カバー81よりも低い位置にあるため、囲み部85で受けた燃料が第1カバー81側に流れることが抑制される。また、接続部において第2カバー82に対し上方に突出する第1カバー81によって、燃料を堰き止めることができる。このため、エアクリーナー38を零れた燃料から保護できる。
また、バッテリー42が開口57の下方に配置され、バッテリー42は、上面視で、開口57の内側に位置する部分を備え、カバー80は、バッテリー42を上方から覆う。
この構成によれば、バッテリー42をカバー80で保護できる。また、カバー80を取り外すとバッテリー42が開口57から上方に露出するため、バッテリー42に容易にアクセスできる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、第1カバー81は、エアクリーナー38の後端38fを形成する蓋部材72の後端72bよりも後方の位置まで延出するものとして説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1カバー81の後縁81aは、後端72bに対し車両前後方向で同じ位置まで後方に延出しても良い。
上記実施の形態では、自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
10 車体フレーム
14 シート
38 エアクリーナー
38f 後端
41 燃料タンク
41d 給油口
42 バッテリー
57 開口
57a 前端部
57b 後端部
70 エアクリーナーケース
71 フィルター
72 蓋部材
72b 後端(蓋部材の後端)
73a 吸気口
80 カバー
81 第1カバー
82 第2カバー
82b カバー開口部
85 囲み部

Claims (8)

  1. 上面に開口(57)を備える車体フレーム(10)と、前記開口(57)を上方から覆う乗員用のシート(14)と、燃料タンク(41)と、吸気を浄化するエアクリーナー(38)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記燃料タンク(41)及び前記エアクリーナー(38)は、前記開口(57)の下方に位置するとともに、上面視で、前記開口(57)の内側に位置する部分を備え、
    前記開口(57)の前端部(57a)から後端部(57b)までを覆うカバー(80)が前記シート(14)の下方に設けられ、
    前記カバー(80)は、前記燃料タンク(41)の上面に設けられた給油口(41d)を上方に露出させるカバー開口部(82b)を備えることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記エアクリーナー(38)に供給する外気を吸い込む吸気口(73a)が設けられ、前記カバー(80)は、前記吸気口(73a)を上方から覆うことを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記カバー(80)は、前記エアクリーナー(38)を上方から覆う第1カバー(81)と、前記第1カバー(81)とは別体の第2カバー(82)とを備えることを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記第1カバー(81)は、箱状に形成される前記エアクリーナー(38)の後端(38f)に対し車両前後方向で同じ位置、または、前記後端(38f)よりも後方の位置まで延出することを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記エアクリーナー(38)は、箱状のエアクリーナーケース(70)と、前記エアクリーナーケース(70)内に配置されるフィルター(71)と、前記フィルター(71)を上方から覆う蓋部材(72)とを備え、
    前記第1カバー(81)は、前記蓋部材(72)の後端(72b)に対し車両前後方向で同じ位置、または、前記蓋部材(72)の前記後端(72b)よりも後方の位置まで延出することを特徴とする請求項4記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記第2カバー(82)は、前記燃料タンク(41)を上方から覆い、前記カバー開口部(82b)は、前記第2カバー(82)に設けられることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記第2カバー(82)は、前記カバー開口部(82b)の周囲に、前記給油口(41d)を周囲から囲む囲み部(85)を備え、
    前記囲み部(85)は、前記第1カバー(81)よりも低い位置にあり、
    前記囲み部(85)の前方で前記第1カバー(81)と前記第2カバー(82)とが接続される接続部では、前記第1カバー(81)は前記第2カバー(82)に対し上方に突出していることを特徴とする請求項6記載の鞍乗り型車両。
  8. バッテリー(42)が前記開口(57)の下方に配置され、前記バッテリー(57)は、上面視で、前記開口(57)の内側に位置する部分を備え、
    前記カバー(80)は、前記バッテリー(42)を上方から覆うことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
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