JP7178392B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、車両に開閉可能に支持されるシートを備え、該シートの下方に収納部と燃料タンクを備える鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、燃料タンクは収納部の前方に位置し、シートヒンジは燃料タンクの前方で車体フレームに支持される。
特開2002-019667号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、燃料タンクもしくは収納部を大容量化する場合に、大容量化に伴って燃料タンクが前方に移動することになり易いため、フレーム近傍にシートヒンジを設けるのが難しいという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、剛性を持たせながらシートを支持できるヒンジの配置構造を備えた鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
鞍乗り型車両は、シートの下方に燃料タンクと収納部を備え、前記シートは、前部にシートヒンジ部を有して開閉可能に支持され、前記燃料タンクは前記収納部の前方に位置する鞍乗り型車両において、前記シートヒンジ部は、前記燃料タンクの上方に配設されるヒンジステーを介して、フレームに揺動可能に支持され、前記シートヒンジ部は、前記燃料タンクの前端よりも後方に位置し、前記ヒンジステーは、前記燃料タンクの給油口へアクセス可能とする開口を備え、該開口を開閉可能とする給油口リッドを備えることを特徴とする。
鞍乗り型車両は、シートの下方に燃料タンクと収納部を備え、前記シートは、前部にシートヒンジ部を有して開閉可能に支持され、前記燃料タンクは前記収納部の前方に位置する鞍乗り型車両において、前記シートヒンジ部は、前記燃料タンクの上方に配設されるヒンジステーを介して、フレームに揺動可能に支持され、前記シートヒンジ部は、前記燃料タンクの前端よりも後方に位置し、前記ヒンジステーは外部に露出する化粧部を備えることを特徴とする。
鞍乗り型車両は、シートの下方に燃料タンクと収納部を備え、前記シートは、前部にシートヒンジ部を有して開閉可能に支持され、前記燃料タンクは前記収納部の前方に位置する鞍乗り型車両において、前記シートヒンジ部は、前記燃料タンクの上方に配設されるヒンジステーを介して、フレームに揺動可能に支持され、前記シートヒンジ部は、前記燃料タンクの前端よりも後方に位置し、前記ヒンジステーは前記燃料タンクの上部を覆うようにドーム状をなし、前部および後部で前記フレームに支持されることを特徴とする。
上記構成において、前記シートヒンジ部は、前記燃料タンクの上面よりも上方に位置してもよい。
また、上記構成において、前記給油口リッドを開閉可能に支持するリッド用ヒンジ部は、前記給油口よりも前方に位置し、前記給油口よりも後方に前記給油口リッドの係止部を有してもよい。
また、上記構成において、前記リッド用ヒンジ部は、前記シートヒンジ部よりも前方および下方に位置してもよい。
鞍乗り型車両は、シートの下方に燃料タンクと収納部を備え、前記シートは、前部にシートヒンジ部を有して開閉可能に支持され、前記燃料タンクは前記収納部の前方に位置する鞍乗り型車両において、前記シートヒンジ部は、前記燃料タンクの上方に配設されるヒンジステーを介して、フレームに揺動可能に支持され、前記シートヒンジ部は、前記燃料タンクの前端よりも後方に位置する。この構成によれば、ヒンジステーを燃料タンクの上方に配置することで、シートヒンジ部の配置構造に自由度を持たせることができ、燃料タンクの配置位置の移動や大容量化を可能とすることができる。
上記構成において、前記シートヒンジ部は、前記燃料タンクの上面よりも上方に位置してもよい。この構成によれば、シートヒンジ部は、燃料タンクよりも上方に位置するので、燃料タンクに干渉し難くなり、シーヒンジ部の構造自由度を増大させ易くできる。
また、上記構成において、前記ヒンジステーは、前記燃料タンクの給油口へアクセス可能とする開口を備え、該開口を開閉可能とする給油口リッドを備えてもよい。この構成によれば、ヒンジステーが燃料タンクの上方を覆っても、給油口へのアクセスを可能にすることができる。また、ヒンジステーに給油口リッドを備えることで、給油口リッドが化粧面となり、鞍乗り型車両の外観性を損ない難くすることができる。
また、上記構成において、前記給油口リッドを開閉可能に支持するリッド用ヒンジ部は、前記給油口よりも前方に位置し、前記給油口よりも後方に前記給油口リッドの係止部を有してもよい。この構成によれば、給油口リッドを前支点で回動できるので給油口へのアクセススペースを大きくとり易くできる。また、係止部を後方に配置することで、シートヒンジ部の剛性の増大に寄与させ易くできる。
また、上記構成において、前記リッド用ヒンジ部は、前記シートヒンジ部よりも前方および下方に位置してもよい。この構成によれば、給油スペースを大きく確保し易くできる。
また、上記構成において、前記ヒンジステーは外部に露出する化粧部を備えてもよい。この構成によれば、燃料タンクの上方に位置するヒンジステーが外観に露出する化粧部を備えることで、鞍乗り型車両をコンパクトな形状とすることができる。
また、上記構成において、前記ヒンジステーは前記燃料タンクの上部を覆うようにドーム状をなし、前部および後部で前記フレームに支持されてもよい。この構成によれば、ヒンジステーの車体外方への突出量を抑え、かつ燃料タンクの前方・後方で強固にヒンジステーを支持することができる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 車体フレームと車体フレームに支持される燃料タンクと収納部を示す左側面図である。 車体フレームと車体フレームに支持される燃料タンクと収納部を示す平面図である。 車体フレームに支持される燃料タンクの拡大図である。 ヒンジステーが取り付けられた状態を示す図4に対応する左側面図である。 ヒンジステーが取り付けられた状態を示す図3に対応する平面図である。 ヒンジステーの後方斜視図である。 給油口リッドとシートが取り付けられた状態を示す図5に対応する左側面図である。 給油口リッドとシートが取り付けられた状態を示す図6に対応する平面図である。 給油口リッドの開閉とシートの開閉を示す左側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。なお、以下の説明の側面図では、左右一対で設けられるものは、片側のものだけが図示されている。
自動二輪車1は、車体フレーム(フレーム)Fにパワーユニットとしてのエンジン10が支持され、前輪2を操舵可能に支持する操舵系11が車体フレームFの前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム12が車体フレームFの後部側に設けられた車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座する乗車用のシート13が車体フレームFの後部の上方に設けられた鞍乗り型車両である。
図2は、車体フレームFと車体フレームFに支持される燃料タンク57と収納部81を示す左側面図である。図3は、車体フレームFと車体フレームFに支持される燃料タンク57と収納部81を示す平面図である。
車体フレームFは、前端に設けられるヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14の後部から後下がりに延出する左右一対のメインフレーム15,15と、メインフレーム15,15の前端部から後下方に延びる左右一対のダウンフレーム16,16と、を備える。また、車体フレームFは、メインフレーム15,15の後端から下方に延出する左右一対のピボットフレーム17,17と、ピボットフレーム17,17の上部から後上がりに車両後端部まで延びる左右一対のシートフレーム18,18と、を備える。さらに、車体フレームFは、メインフレーム15、15とダウンフレームを連結する左右一対の連結フレーム19、19と、ダウンフレーム16、16の下端とピボットフレーム17、17の下端とを連結する左右一対のステップフレーム20、20と、を備える。
メインフレーム15,15は、ヘッドパイプ14の上部から後下がりに延びるメインフレーム本体部15a,15aと、ヘッドパイプ14の下部とメインフレーム本体部15a,15aの前部とを連結する補強フレーム部15b,15bとを備える。
メインフレーム本体部15a,15aは、ヘッドパイプ14の上部から後下がりに延びる本体部前部15c、15cと、本体部前部15c、15cの後端から本体部前部15c、15cよりも緩い傾斜で後下がりに延びる本体部後部15d、15dとを備える。本体部前部15c、15cは、平面視では、後方側ほど車幅方向の間隔が大きくなるように延びている。また、本体部後部15d、15dは、平面視では、互いに略平行に後方へ直線状に延びている。
補強フレーム部15b,15bは、本体部前部15c,15cよりも緩やかな傾斜で後下がりに延び、後方側ほど互いの車幅方向の間隔が大きくなっている。
連結フレーム19、19は、メインフレーム15、15の本体部前部15c、15cの上下方向中間部とダウンフレーム16、16の上下方向中間部とを連結する左右一対の第一連結フレーム19a、19aと、本体部前部15c、15cの後端部とダウンフレーム16、16の上下方向中間部とを連結する左右一対の第二連結フレーム19b、19bと、を備える。
ステップフレーム20、20は、平面視では、車幅方向外側に突出する略U字状である。ステップフレーム20、20は、ダウンフレーム16、16の下端から車幅方向外側に突出した後、後方に屈曲して直線状に延び、後部では後方に進むに連れて車幅方向内側に傾斜してピボットフレーム17、17の下端に連結される。
ピボットフレーム17,17は、ピボット孔17a、17a(図2参照)を上下の中間部に備え、このピボット孔17a、17aには、左右のピボットフレーム17,17を車幅方向に連結するピボット軸31(図1参照)が挿通される。
シートフレーム18,18は、ピボットフレーム17、17の上部から後上がりに延びるシートフレーム本体部18a,18aと、ピボットフレーム17、17の上下方向中間部とシートフレーム本体部18a、18aとを連結するサブフレーム部18b,18bとを備える。
シートフレーム本体部18a,18aは、ピボットフレーム17、17の上部から後上がりに延びる立ち上り部18c,18cと、立ち上り部18c,18cの上端から後方に直線状に延出する後方延出部18d、18dとを備える。後方延出部18d、18dは、立ち上り部18c,18cよりも緩い傾斜で後上がり延びる。
車体フレームFは、メインフレーム15、15の本体部後部15d,15dの前部を車幅方向に連結する前側クロスフレーム21や、ピボットフレーム17,17の上端部を車幅方向に連結する中間側クロスフレーム22、ピボットフレーム17,17の下端部を車幅方向に連結する下側クロスフレーム23、シートフレーム本体部18a,18aの前部を車幅方向に連結する後側クロスフレーム24、シートフレーム本体部18a,18aの後端部を車幅方向に連結する後端側クロスフレーム25などのクロスフレームを備える。
図2に示すように、車体フレームFは、ダウンフレーム16,16の下端部に前側エンジンハンガ27を備え、前側クロスフレーム21に上側エンジンハンガ28を備え、メインフレーム本体部15a,15aの後端部に後側エンジンハンガ29を備え、下側クロスフレーム23に下側エンジンハンガ30を備える。
前側エンジンハンガ27、上側エンジンハンガ28、後側エンジンハンガ29、及び、下側エンジンハンガ30を介して、エンジン10(図1参照)が車体フレームFに支持される。
図1に示すように、スイングアーム12は、ピボット軸31に前端部を軸支され、ピボット軸31を中心に上下に揺動する。後輪3は、スイングアーム12の後端部に挿通される後輪車軸32に軸支される。
エンジン10は、車幅方向に延びるクランク軸(不図示)を支持するクランクケース35と、クランクケース35の前部から前上方に延びるシリンダ部36とを備える。クランクケース35は、メインフレーム15,15の本体部後部15d,15dの下方に位置する。シリンダ部36は、メインフレーム15,15に沿うように前上方に延び、その前部は、左右のダウンフレーム16,16の間、及び、左右の連結フレーム19,19の間に位置する。クランクケース35の後部には、変速機が収容されている。
エンジン10は、シリンダ部36のシリンダ軸線Cが鉛直よりも水平側に近くなるように前傾しているエンジンであり、エンジン10の上方には空間が確保される。
エンジン10の出力は、エンジン10の出力軸(不図示)と後輪3との間に巻き掛けられるチェーン37によって後輪3に伝達される。
エンジン10の排気管38は、シリンダ部36のシリンダヘッドから下方に引き出され、エンジン10の下方を通って後方へ延び、スイングアーム12の右側方のマフラー39に接続される。
エンジン10に供給される吸気(外気)を浄化する浄化装置41は、メインフレーム15,15の前部の上方でヘッドパイプ14の後方に配置される。
シート13は、運転者(乗員)用の前側シート44と、前側シート44よりも一段高いパッセンジャー(同乗者)用の後側シート45とを一体に備える。シート13は、前端部のヒンジ軸133を介して上下に回動可能に設けられている。
前側シート44は、ピボットフレーム17,17の上方に位置する。また、前側シート44は、クランクケース35の後部の上方に位置する。
後側シート45は、シートフレーム18,18の後部の上方に位置する。後側シート45の左右の側方には、後側シート45に着座したパッセンジャーが把持する把持部46,46がそれぞれ設けられる。
シートフレーム18,18には、左右一対のパッセンジャーステップ49,49が支持される。運転者用の左右一対のメインステップ50,50は、前側シート44の前下方に設けられる。メインステップ50、50は、ステップフレーム20、20の上方に位置する。
メインスタンド51は、ピボットフレーム17,17の下部に連結される。サイドスタンド52は、車体フレームF(ピボットフレーム17)の下部の左端部に設けられる。
燃料タンク57は、メインフレーム15、15の本体部後部15d,15dの上方に配置される。燃料タンク57の後部が、シート13の前側シート44の下方に位置する。燃料タンク57は、前部の上面に給油口96を備える。給油口96は、給油口リッド70で開閉可能に覆われる。給油口リッド70は前下部のヒンジ軸123を介して前後に回動可能に支持される。
燃料タンク57の後方には、収納部81が設けられる。収納部81は、シート13の下側に配置される。収納部81の開口部82a(図3参照)は、シート13で開閉可能に閉塞される。
図2、図3に示すように、収納部81は、下方に凹んで上方に開放された容器本体82と、容器本体82の開口部82aの外周側に形成されたフランジ部83とを備える。
容器本体82は、左右のシートフレーム18、18の間に配置され、下端部82bがシートフレーム18、18よりも下方に位置する。
フランジ部83は、シートフレーム18、18の上方に配置される。収納部81は左右のシートフレーム18、18に跨った状態で配置される。
フランジ部83の前部には、左右一対の前側固定部83a、83aが形成されている。前側固定部83a、83aは、後側クロスフレーム24の連結部24c、24c(図2参照)のステーに固定される。連結部24c、24cは、図2に示すように、前後方向に延びるフレームであり、後側クロスフレーム24の基部24b、24bとシートフレーム18、18の立ち上り部18c、18cとを連結する。
後側クロスフレーム24は、左右方向に延びるクロス部24a(図3参照)と、クロス部24aの左右両端から後下がりに延出する基部24b、24bと、基部24b、24bから後方に延びる連結部24c、24cと、基部24b、24bに支持され前方に延出する板状のステー部24d、24dとを備える。
フランジ部83の後端には、左右一対の後側固定部83b、83b(図3参照)が形成されている。後側固定部83b、83bは、後端側クロスフレーム25に固定される。
図1に示すように、自動二輪車1は、車体を覆う車体カバー60を備える。車体カバー60は、ヘッドパイプ14及び操舵系11の上部を前後及び左右側方から覆うフロントカバー61と、フロントカバー61の下部の後方で、メインフレーム15,15を上方及び左右の側方から覆う上部カバー62と、上部カバー62の下方で、エンジン10及び車体フレームFの後部を側方から覆う左右一対の中間側面カバー63,63とを備える。また、車体カバー60は、エンジン10を下方から覆うアンダーカバー64と、上部カバー62の後方でシート13の下方を側方から覆う左右一対のリアカバー65,65と、エンジン10の後部の下部及びピボットフレーム17,17の下部を側方から覆う左右一対のフレームカバー66,66とを備える。
フロントカバー61には、上下に延びる板状のウインドスクリーン67が設けられる。ヘッドライト68は、フロントカバー61に設けられる。
また、自動二輪車1は、後輪3を上方から覆うリアフェンダー54と、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー55とを備える。
上部カバー62の前部及び中間側面カバー63,63の前部は、上下に合わさることで、断面逆U字のトンネル状のセンタートンネル部69を形成する。車体フレームFの前部及びシリンダ部36は、センタートンネル部69の内側に収納されている。
センタートンネル部69の上面が給油口リッド70よりも低い位置に配置されることで、フロントカバー61と給油口リッド70との間には、下方に窪んだ跨ぎ部56が形成される。前側シート44に着座する運転者は、自動二輪車1の乗降時に、跨ぎ部56に足を通すことができ、容易に乗り降りできる。
図4は、車体フレームFに支持される燃料タンク57の拡大図である。
以下の説明においては、左右一対で設けられるものも符号は原則として一つのみ付するものとする。
燃料タンク57は、下方に開口するお椀状のタンク上半体91と、上方に開口するお椀状のタンク下半体92と、を備える。タンク上半体91およびタンク下半体92は、それぞれ、フランジ状の開放端91a、92aを備えており、タンク上半体91とタンク下半体92との開放端91a、92a同士が接合されて燃料タンク57が構成される。燃料タンク57は、開放端91a、92aで構成されたタンクフランジ部93を備える。タンクフランジ部93は後方に進むに連れて下方になるように後下がりに傾斜する。
タンクフランジ部93の前部には、左右一対の前部取付部93aが形成されている。前部取付部93aは、前側タンクステー21a(図2参照)にラバーマウントされる。前側タンクステー21aは、前側クロスフレーム21から前方に延びている。詳細には、前側タンクステー21aは、図2に示すように、前側クロスフレーム21に支持される基部21bと、基部21bに支持されて前方に進むに連れて車幅方向内側に延びる先端部21cとを備える。基部21bの前端に燃料タンク57がラバーマウントされる。
図4に示すように、タンクフランジ部93の後部には、左右一対の後部取付部93bが形成されている。後部取付部93bは、後側タンクステー(不図示)にラバーマウントされる。後側タンクステーは中間側クロスフレーム22に設けられている。
燃料タンク57のタンクフランジ部93は、メインフレーム15の本体部後部15dの上方に位置し、本体部後部15dに沿って延びている。
燃料タンク57の底面57aは、側面視では、本体部後部15dに重複している。
底面57aには、燃料ポンプ94が取り付けられている。底面57aは、タンクアンダーカバー95(図2参照)で下方から覆われる。タンクアンダーカバー95は平面視では略矩形状であり、左右のメインフレーム15の本体部後部15dに跨って配置される。タンクアンダーカバー95は、燃料タンク57と共に、前側タンクステー21a、後側タンクステー(不図示)に共締めされる。
図3に示すように、燃料タンク57の上面57bの前部には、筒状の給油口96が設けられている。給油口96は、フューエルリッド97で開閉可能に閉塞されている。
給油口96の周囲には、給油トレイ98が配置される。給油トレイ98には、下方に凹んだ燃料受部98aが形成されている。燃料受部98aの底面は、前下がりに傾斜している。燃料受部98aには、給油口96の位置に対応して、孔98bが形成されている。孔98bには、給油口96が挿通される。給油口96が孔98bを介して燃料受部98aよりも上方に突出する。孔98bに給油口96が挿通されて嵌合されることにより、給油トレイ98が燃料タンク57に取り付けられる。
燃料受部98aの左前方には、図示しない導出路が形成され、この導出路には、ドレンホース99が接続される。ドレンホース99は、前方に延出した後、燃料タンク57の左側面に沿って下方に配索される。ドレンホース99は、タンクアンダーカバー95に形成されたU字状の切欠き95aを通ってタンクアンダーカバー95の下方に導出され、前側クロスフレーム21よりも前方からメインフレーム15の下方に配索される。ドレンホース99の下端99aは、左側のピボットフレーム17の下端部に固定される。
給油トレイ98の燃料受部98aに燃料が零れると、燃料受部98aの傾斜に沿って燃料が前方に流れ、導出路(不図示)とドレンホース99を介して、零れた燃料が車外に排出される。
図3、図4に示すように、給油トレイ98の孔98bの左右両側には、上方に突出する係合突起100が支持されている。係合突起100の前方には、上方に突出する係合突起101が支持されている。係合突起101は、係合突起100よりも低い位置に配置され、係合突起100よりも下方から上方に突出している。係合突起100、101は給油トレイ98に設けられている。係合突起100、101は、図4に示すように、上方に延びる軸部100a、101aと、軸部100a、101aの上下方向中途部に形成された抜け止め部100b、101bとを備える。抜け止め部101b、101bは、三角片状に形成されており、軸部100a、101aの周方向に間隔を空けて複数形成されている。
給油口96の後方には、気液分離装置(ブリーザ)102が配置されている。気液分離装置102は、上面57bに対して上方に膨出するハウジング103を備える。ハウジング103は外観が略四角箱状である。ハウジング103の右壁には、ブリーザホース104が接続されている。ブリーザホース104は、図3に示すように、ハウジング103の右壁から延びて前方に配索され、その後、U字状に湾曲して、燃料タンク57の右側面に沿って後方に配索される。
図5は、ヒンジステー110が取り付けられた状態を示す図4に対応する左側面図である。図6は、ヒンジステー110が取り付けられた状態を示す図3に対応する平面図である。図7は、ヒンジステー110の後方斜視図である。
燃料タンク57の上面57b(図3、図4参照)は、ヒンジステー110で覆われる。本実施の形態では、ヒンジステー110は、給油トレイ98(図3、図4参照)および気液分離装置102(図3、図4参照)を上方および側方から覆う。ヒンジステー110は、上方に膨出するドーム状である。ヒンジステー110は平面視では、後方に進むに連れて幅が広がる台形状に形成されている。ヒンジステー110は、例えば、エンジニアリング樹脂で製造可能である。
ヒンジステー110は、ドーム状の本体部111と、本体部111の前側に形成された左右一対の前側固定部112(図6参照)と、本体部111の後側に形成された左右一対の後側固定部113(図5参照)とを備える。
図6に示すように、本体部111の前部には、燃料タンク57の給油口96の位置に対応して給油開口(開口)114が形成されている。給油開口114は、前方になるに連れて左右幅が広がる台形状に形成されている。給油開口114により、ヒンジステー110が燃料タンク57の上方を覆っても、給油口96へのアクセスを可能にすることができる。給油開口114は、給油口96よりも開口幅が大きく、フューエルリッド97が上方に取り出し可能に構成されている。
給油開口114の左右には、位置決め部115が形成されている。位置決め部115は後方に進むに連れて上方となる階段状に形成されている。本実施の形態では、位置決め部115は、三段の階段状に形成されており、最上段に、上下方向に貫通する位置決め孔115aが形成されている。また、最下段に、上下方向に貫通する位置決め孔115bが形成されている。位置決め孔115a、115bには、それぞれ、下方から係合突起100、101が挿通される。これにより、ヒンジステー110が燃料タンク57に対して位置決めされると共に、抜け止め部100b、101b(図4参照)により抜け止めされる。
ヒンジステー110の前側固定部112は、前側タンクステー21aの先端部21c(図3参照)の前端にタンクアンダーカバー95と共にボルト留めされる。前側固定部112は、燃料タンク57の前部取付部93a(図5参照)と略同様の高さで固定される。
ヒンジステー110の後側固定部113は、図5に示すように、後側クロスフレーム24のステー部24dにボルト留めされる。後側固定部113は、燃料タンク57の後部取付部93bよりも上方で固定される。
ヒンジステー110の本体部111は、燃料タンク57のタンクフランジ部93よりも上方に配置される。
ヒンジステー110は左右方向よりも前後方向に長い構成となっており、ヒンジステー110の車体外方への突出量を抑えられ、かつ燃料タンク57の前方・後方で強固にヒンジステー110に支持される。
ヒンジステー110の本体部111は、左右一対の化粧部116を備える。化粧部116は、燃料タンク57のタンク上半体91の側部を左右外方から覆う。化粧部116は、外部に露出する。化粧部116は、平面視では、位置決め部115から左右方向(車幅方向)外側に延出しており、左右方向外側に進むに連れて後方になるように延出している。
左右の化粧部116の間には、シート配置部117が形成されている。シート配置部117は、化粧部116に対してシート13の厚み程度の段差を成して下方に凹んでいる。シート配置部117にシート13が配置されると、シート13の外面と、化粧部116の外面との段差は少ない状態となり、外観性が確保され易くなっている。ヒンジステー110が、外観に露出する化粧部116を備えることで、ヒンジステー110の全体をさらにカバーなどで覆う場合に比べて、自動二輪車1をコンパクトな形状とすることができる。
図5に示すように、ヒンジステー110の左部前方には、ドレンホース99が支持される支持孔部119が形成されている。支持孔部119には、給油トレイ98から延びるドレンホース99が、ヒンジステー110の内側から外側に向かって挿通され、ヒンジステー110の外側で下方に向けて配索される。支持孔部119は、燃料タンク57の前部取付部93aと前側クロスフレーム21の間に形成されている。支持孔部119は、前後方向の位置が、タンクアンダーカバー95の切欠き95aと略同様であり、切欠き95aの上方に位置する。
給油開口114の前方には、リッド用ヒンジ部120が設けられる。リッド用ヒンジ部120は、左右方向に延びる固定部121と、固定部121の前端に形成されて左右方向に延びる筒状のヒンジ挿通部122と、ヒンジ挿通部122に挿通されるヒンジ軸123とを備える。固定部121は、ヒンジステー110に左右両端でボルト留めされる。
図8は、給油口リッド70とシート13が取り付けられた状態を示す図5に対応する左側面図である。図9は、給油口リッド70とシート13が取り付けられた状態を示す図6に対応する平面図である。図10は、給油口リッド70の開閉とシート13の開閉を示す左側面図である。
リッド用ヒンジ部120のヒンジ軸123には、給油口リッド70の前端下部が支持される。給油口リッド70は、ヒンジ軸123を中心として回動可能に支持される。
給油口リッド70は、平面視において、前後方向に延びる略矩形状に形成されている。給油口リッド70の後端下部には、係合部71(図10参照)が形成されている。係合部71は、給油開口114(図6参照)の後端に設けられたユニット状の係止部124(図6、図7参照)に対して着脱可能に係止される。係止部124は、ヒンジステー110の給油開口114の後部に固定されている。
給油口リッド70は、図10に示すように、給油開口114を閉塞する閉塞位置(二点鎖線)と、給油開口114を開放して給油口96を上方に露出させる開放位置(実線)との間を回動可能に支持される。給油口リッド70は、ヒンジステー110に支持される。
ヒンジステー110に給油口リッド70を備えることで、給油口リッド70が外観露出する化粧面となり、自動二輪車1の外観性を損ない難くなっている。
給油口リッド70をリッド用ヒンジ部120により前支点で回動できるので、跨ぎ部56の空間を利用して、給油口リッド70を大きく開放し易く、給油口96へのアクセススペースを大きくとり易くできる。また、リッド用ヒンジ部120は、ヒンジ軸133を有するシートヒンジ部130よりも前方および下方に位置するため、シート13の開閉機構と干渉せずに給油口リッド70を開放可能であり、給油スペースを大きく確保し易い。
図5~図7に示すように、ヒンジステー110の本体部111には、給油開口114の後方に対応して、シートヒンジ取付部118が形成されている。シートヒンジ取付部118は、左右方向に延びてシート配置部117よりも上方に突出する箱状に形成さている。シートヒンジ取付部118は、ユニット状の係止部124の近傍に配置されて補強されており、剛性が増大され易くなっている。シートヒンジ取付部118には、シートヒンジ部130が取り付けられる。
シートヒンジ部130は、板状のプレート部131と、プレート部131の左右両側から前方に延びるアーム部132と、アーム部132の先端に形成された貫通孔(不図示)に挿通され左右のアーム部132に跨るヒンジ軸133とを備える。
左右のアーム部132は、シートヒンジ取付部118の左右外側に配置され、ヒンジ軸133が、シートヒンジ取付部118の左右方向に貫通する貫通孔(不図示)に挿通される。これにより、シートヒンジ部130は、ヒンジ軸133を中心に回動可能にヒンジステー110に支持される。シートヒンジ部130はヒンジステー110を介することにより、燃料タンク57の上面57bよりも上方に配置される。特に、本実施の形態では、シートヒンジ部130は、気液分離装置102よりも上方に配置される。
ここで、シートヒンジ部130の回動中心が側面視で燃料タンク57と重複する場合、アーム部132のそれぞれにヒンジ軸を設ける構成になり易く、また、シート13の先端構造にも影響が出易い。これに対して、本実施の形態では、ヒンジステー110により、燃料タンク57の上方にシートヒンジ取付部118が設けられるため、一本のヒンジ軸133で左右のアーム部132を回動可能に支持するなど、シートヒンジ部130の構造自由度を増大させることができる。また、シート13の先端が、燃料タンク57に干渉し難くなるため、シート13の先端構造にも影響が出難くなっている。
シートヒンジ部130のプレート部131は矩形状に形成されている。プレート部131には、三角状の肉抜き孔131a(図7参照)が複数形成されている。プレート部131の左右両側、および、後部左右には、プレート部131から外側に食み出すように形成された片部134が設けられている。片部134には、片部134に対して上方に突出するボス部135が形成されている。ボス部135は、シート13の底板13a(図10参照)の前部に固定される。シート13は、ヒンジ軸133を中心として回動可能にヒンジステー110に支持される。
底板13aの右部には、前側シート44の前後方向中央部に対応する位置に、ダンパー141の一端が連結されている。ダンパー141の他端は、ヒンジステー110のシート配置部117の右後部に連結されている。シート13の後端下面には、係合部13b(図10参照)が形成されている。係合部13bは、収納部81の後端に形成されたシートキャッチ孔142(図6参照)を通じて、シートキャッチ孔142の下方のシートキャッチ(不図示)に着脱可能に係合する。シート13は、図10に示すように、収納部81の開口部82a(図3、図10参照)を閉塞する閉塞位置(二点鎖線)と、開口部82aを開放して収納部81の容器本体82内を上方に露出させる開放位置(実線)との間を移動可能に支持される。
また、シート13の前端には、平面視で、U字状に後方に凹んだ先端部13cが形成されている。先端部13cにより、シート13が開放位置に移動する場合に、タンク上カバー75と干渉することを回避可能であり、先端部13cがタンク上カバー75の上方に移動可能である。よって、シート13が大きく回動可能になっている。
本実施の形態では、シート13は、燃料タンク57の前方にシートヒンジ部130が配置される場合に比べて、シートヒンジ部130とシートキャッチ(不図示)との間の長さが短くなっており、シート13の底板13aの剛性を確保し易くなっている。また、シート13は、シートヒンジ部130が燃料タンク57の前方に配置される場合に比べて、収納部81に近いため、少ないダンパー141のストローク量で、シート13を大きく回動させて収納部81を大きく開放し易くなっている。
本実施の形態では、シート13のシートヒンジ部130は、燃料タンク57の前端よりも後方に位置するため、ヒンジステー110を燃料タンク57の上方に配置することで、シートヒンジ部130の配置構造に自由度を持たせることができ、燃料タンク57の配置位置の移動や大容量化を可能とすることができる。
図9、図10に示すように、給油口リッド70と、シート13との間には、平面視でU字状のタンク上カバー75が配置される。タンク上カバー75は、左右に延びる中央部75aと、中央部75aの左右外端から前下がりに延びる側部75bとを備える。図7に示すように、中央部75aは、ヒンジステー110のシートヒンジ取付部118を上方から覆う。また、側部75bは、ヒンジステー110の位置決め部115を上方および左右外方から覆う。タンク上カバー75は、中央部75aに形成された固定部75cで、シートヒンジ取付部118の後面にボルト留めされて、ヒンジステー110に固定される。
本実施の形態では、図1に示すように、給油口リッド70、ヒンジステー110の化粧部116、タンク上カバー75、および、シート13が、燃料タンク57の上面57bを覆い、自動二輪車1の外観形状を形成する。
以上説明したように、本発明を適用した本実施の形態によれば、シート13の下方に燃料タンク57と収納部81を備え、シート13は、前部にシートヒンジ部130を有して開閉可能に支持され、燃料タンク57は収納部81の前方に位置する自動二輪車1において、シートヒンジ部130は、燃料タンク57の上方に配設されるヒンジステー110を介して、車体フレームFに揺動可能に支持され、シートヒンジ部130は、燃料タンク57の前端よりも後方に位置する。したがって、ヒンジステー110を燃料タンク57の上方に配置することで、シートヒンジ部130の配置構造に自由度を持たせることができ、燃料タンク57の配置位置の移動や大容量化を可能とすることができる。
本実施の形態では、シートヒンジ部130は、燃料タンク57の上面57bよりも上方に位置する。したがって、シートヒンジ部130は、燃料タンク57よりも上方に位置するので、燃料タンク57に干渉し難くなり、シートヒンジ部130の構造自由度を増大させ易くできる。
また、本実施の形態では、ヒンジステー110は、燃料タンク57の給油口96へアクセス可能とする給油開口114を備え、給油開口114を開閉可能とする給油口リッド70を備える。したがって、ヒンジステー110が燃料タンク57の上方を覆っても、給油口96へのアクセスを可能にすることができる。また、ヒンジステー110に給油口リッド70を備えることで、給油口リッド70が化粧面となり、自動二輪車1の外観性を損ない難くすることができる。
また、本実施の形態では、給油口リッド70を開閉可能に支持するリッド用ヒンジ部120は、給油口96よりも前方に位置し、給油口96よりも後方に給油口リッド70の係止部124を有する。したがって、給油口リッド70を前支点で回動できるので給油口96へのアクセススペースを大きくとり易くできる。また、係止部124を後方に配置することで、シートヒンジ部130の剛性の増大に寄与させ易くできる。
また、本実施の形態では、リッド用ヒンジ部120は、シートヒンジ部130よりも前方および下方に位置する。したがって、給油スペースを大きく確保し易くできる。
また、本実施の形態では、ヒンジステー110は外部に露出する化粧部116を備える。したがって、燃料タンク57の上方に位置するヒンジステー110が外観に露出する化粧部116を備えることで、自動二輪車1をコンパクトな形状とすることができる。
また、本実施の形態では、ヒンジステー110は燃料タンク57の上部を覆うようにドーム状をなし、前部および後部で車体フレームFに支持される。したがって、ヒンジステー110の車体外方への突出量を抑え、かつ燃料タンク57の前方・後方で強固にヒンジステー110を支持することができる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両や4輪以上を備えた鞍乗り型車両に適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
13 シート
57 燃料タンク
57b 上面
70 給油口リッド
81 収納部
96 給油口
110 ヒンジステー
114 給油開口(開口)
116 化粧部
120 リッド用ヒンジ部
124 係止部
130 シートヒンジ部
F 車体フレーム(フレーム)

Claims (6)

  1. シート(13)の下方に燃料タンク(57)と収納部(81)を備え、前記シート(13)は、前部にシートヒンジ部(130)を有して開閉可能に支持され、前記燃料タンク(57)は前記収納部(81)の前方に位置する鞍乗り型車両において、
    前記シートヒンジ部(130)は、前記燃料タンク(57)の上方に配設されるヒンジステー(110)を介して、フレーム(F)に揺動可能に支持され、前記シートヒンジ部(130)は、前記燃料タンク(57)の前端よりも後方に位置し、
    前記ヒンジステー(110)は、前記燃料タンク(57)の給油口(96)へアクセス可能とする開口(114)を備え、該開口(114)を開閉可能とする給油口リッド(70)を備えることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. シート(13)の下方に燃料タンク(57)と収納部(81)を備え、前記シート(13)は、前部にシートヒンジ部(130)を有して開閉可能に支持され、前記燃料タンク(57)は前記収納部(81)の前方に位置する鞍乗り型車両において、
    前記シートヒンジ部(130)は、前記燃料タンク(57)の上方に配設されるヒンジステー(110)を介して、フレーム(F)に揺動可能に支持され、前記シートヒンジ部(130)は、前記燃料タンク(57)の前端よりも後方に位置し、
    前記ヒンジステー(110)は外部に露出する化粧部(116)を備えることを特徴とする鞍乗り型車両。
  3. シート(13)の下方に燃料タンク(57)と収納部(81)を備え、前記シート(13)は、前部にシートヒンジ部(130)を有して開閉可能に支持され、前記燃料タンク(57)は前記収納部(81)の前方に位置する鞍乗り型車両において、
    前記シートヒンジ部(130)は、前記燃料タンク(57)の上方に配設されるヒンジステー(110)を介して、フレーム(F)に揺動可能に支持され、前記シートヒンジ部(130)は、前記燃料タンク(57)の前端よりも後方に位置し、
    前記ヒンジステー(110)は前記燃料タンク(57)の上部を覆うようにドーム状をなし、前部および後部で前記フレーム(F)に支持されることを特徴とする鞍乗り型車両。
  4. 前記シートヒンジ部(130)は、前記燃料タンク(57)の上面(57b)よりも上方に位置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記給油口リッド(70)を開閉可能に支持するリッド用ヒンジ部(120)は、前記給油口(96)よりも前方に位置し、前記給油口(96)よりも後方に前記給油口リッド(70)の係止部(124)を有することを特徴とする請求項に記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記リッド用ヒンジ部(120)は、前記シートヒンジ部(130)よりも前方および下方に位置することを特徴とする請求項に記載の鞍乗り型車両。
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