JP3154660U - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行性と乗降性とを両立させると共に、シート下に大容量の収納ボックスを設けることができる自動二輪車を提供する。
【解決手段】自動二輪車1は、前輪3および14インチ以上のホイール外径を有する後輪4を備える。フットボード25は、シート5の前側下方に配置され、平坦な形状を有する。エンジン17は、シート5の下方に配置され、車体フレームに固定される。動力伝達ユニット18は、エンジン17および車体フレームに対して揺動可能である。収納ボックス31は、エンジン17に対する動力伝達ユニット18の揺動中心の上方かつシート5の下方に配置される。エアクリーナ32は、シート5の下方において収納ボックス31と前後方向に並んで配置されエンジン17に接続される。また、側面観においてエンジン17のシリンダ軸線の延長線が前輪3に重なるように配置される。
【選択図】図8

Description

本考案は、自動二輪車、特にスクータ型の自動二輪車に関する。
スクータ型の自動二輪車は、シートと、シートから下方に延びるカバー部材と、カバー部材の下端から前方に延びるフットボードとを有する。フットボードは概ね平坦な形状を有しており、乗員はこのフットボードに足を乗せて運転することができる。
また、上記のような自動二輪車には、パワーユニットと収納ボックスとがシートの下方に配置されたものがある(特許文献1参照)。パワーユニットは、エンジンと変速機構とを有している。エンジンは、車体フレームに対して上下に揺動可能に接続されている。変速機構は、エンジンと一体的に設けられており、変速機構には後輪が連結されている。従って、パワーユニットは、エンジンと車体フレームとの接続部分を中心にして、後輪と共に上下に揺動することができる。
特開平10−067362号公報
上記のようなスクータ型の自動二輪車の後輪のホイール外径は、通常10〜12インチ程度であり、大きくても13インチである。しかし、近年では、後輪のホイール外径としては、14インチ以上の大きなものが好まれるようになっている。このような大径の後輪により、良好な走行性能が得られるからである。一方、ホイールベースの拡大は旋回性を低下させる要因となりうるため、望ましくない。従って、後輪が大径化してもホイールベースの拡大は抑えられることが望ましい。例えば、後輪のホール外径が14インチである場合、ホールベースは1300mm以下であることが望ましい。しかし、この場合、上記のような従来の自動二輪車では、シート下に大容量の収納ボックスを配置することは困難である。
また、スクータ型の自動二輪車は、上述したように概ね平坦なフットボードを備えている。上記のようにシート下の収納ボックスの容積を大きく確保することが困難な場合、フットボードの一部を隆起した形状に形成すれば、フットボード下に収納スペースを設けることができる。しかし、この場合、フットボードに設けられる隆起によって、乗員の乗降性が損なわれる恐れがある。
本考案の課題は、走行性と乗降性とを両立させると共に、シート下に大容量の収納ボックスを設けることができる自動二輪車を提供することにある。
本考案の一態様に係る自動二輪車は、シートと、フットボードと、カバー部材と、車体フレームと、前輪および14インチ以上のホイール外径を有する後輪と、エンジンと、動力伝達ユニットと、収納ボックスと、エアクリーナとを備える。フットボードは、シートの前側下方に配置され、平坦な形状又は高さ5cm以下に隆起した形状を有する。カバー部材は、シートから下方に延び、シートとフットボードとの間を覆う。車体フレームは、シート、フットボード、およびカバー部材を支持する。エンジンは、シートの下方に配置され、車体フレームに固定される。動力伝達ユニットは、エンジンおよび車体フレームに対して揺動可能であり、エンジンからの駆動力を変速して後輪に伝達する無段変速機を備える。収納ボックスは、エンジンに対する動力伝達ユニットの揺動中心の上方かつシートの下方に配置される。エアクリーナは、シートの下方において収納ボックスと前後方向に並んで配置されエンジンに接続される。また、側面視においてエンジンのシリンダ軸線の延長線が前輪に重なるように配置される。
本考案の他の態様に係る自動二輪車は、シートと、フットボードと、カバー部材と、車体フレームと、前輪および14インチ以上のホイール外径を有する後輪と、エンジンと、動力伝達ユニットと、収納ボックスと、エアクリーナとを備える。フットボードは、シートの前側下方に配置され、平坦な形状又は高さ5cm以下に隆起した形状を有する。カバー部材は、シートから下方に延び、シートとフットボードとの間を覆う。車体フレームは、シート、フットボード、およびカバー部材を支持する。エンジンは、シートの下方に配置され、車体フレームに固定される。動力伝達ユニットは、エンジンおよび車体フレームに対して揺動可能であり、エンジンからの駆動力を変速して後輪に伝達する無段変速機を備える。収納ボックスは、エンジンに対する動力伝達ユニットの揺動中心の上方かつシートの下方に配置される。エアクリーナは、収納ボックスとエンジンとの間に配置されエンジンに接続される。また、側面視においてエンジンのシリンダ軸線の延長線が前輪に重なるように配置される。
本考案に係る自動二輪車では、走行性と乗降性とを両立させると共に、シート下に大容量の収納ボックスを設けることができる。
自動二輪車の側面図。 第1実施形態に係る自動二輪車の内部構造を示す側面図。 第1実施形態に係る自動二輪車の内部構造を示す側面図。 動力ユニットの左側面図。 動力ユニットの右側面図。 第1サイドフレームおよび第2サイドフレームの斜視図。 第1サイドフレームおよび第2サイドフレームの平面図。 第1実施形態に係る自動二輪車の内部構造を示す側面図。 第1実施形態に係る自動二輪車の内部構造を示す平面図。 第1実施形態に係る自動二輪車の内部構造を示す正面図。 第2実施形態に係る自動二輪車の内部構造を示す側面図。 第2実施形態に係る自動二輪車の内部構造を示す正面図。 第3実施形態に係る自動二輪車の内部構造を示す側面図。 第3実施形態に係る自動二輪車の内部構造を示す平面図。 第4実施形態に係る自動二輪車の内部構造を示す側面図。
以下、図面を参照して本考案の実施形態に係る自動二輪車について説明する。
<第1実施形態>
〔外部構成〕
本考案の第1実施形態に係る自動二輪車1の側面図を図1に示す。
自動二輪車1は、スクータ型の自動二輪車であって、車体フレーム2と、前輪3および後輪4と、シート5と、動力ユニット6と、車体カバー7と、を備える。
車体フレーム2は、シート5、動力ユニット6、車体カバー7等を支持している。車体フレーム2は、ヘッドパイプ11と、前フレーム12と、左右一対の第1サイドフレーム13および第2サイドフレーム14(図6参照)とを有している。なお、図1では一対のサイドフレーム13,14のうち左側に位置する第1サイドフレーム13のみを図示している。なお、以下の説明において、右側および左側とは、シートに着座した運転者から見た右側および左側を意味するものとする。
ヘッドパイプ11には、ステアリングシャフト10が挿入されている。ステアリングシャフト10は、ヘッドパイプ11に対して回転可能に支持されている。ステアリングシャフト10の下端には、フロントフォーク15が取り付けられている。フロントフォーク15の下端部には、前輪3が回転可能に支持されている。また、ステアリングシャフト10の上端部には、ハンドル16が固定されている。
前フレーム12は、ヘッドパイプ11に繋がっており、ヘッドパイプ11から後方に斜め下方へと延びている。前フレーム12は、後述するフットボード25の前側に配置されている。
第1サイドフレーム13および第2サイドフレーム14は、前フレーム12の下端部に連結されており、後述するフットボード25の下方を通り、シート5に向かって後側上方へ延びている。
動力ユニット6は、第1サイドフレーム13および第2サイドフレーム14に支持されており、エンジン17と、エンジン17からの動力を後輪4に伝達する動力伝達ユニット18とを有している。動力伝達ユニット18の後端部には、後輪4が回転可能に支持されている。また、動力伝達ユニット18と、第1サイドフレーム13および第2サイドフレーム14との間には、リヤクッションユニット19が設けられている。なお、図3に示すように、後輪4は大径のものであって、そのホイール外径D1は14インチである。また、ホールベースは1300mm以下であり、典型的には1250〜1300mmである。また、シート5の着座位置SP(EC規格参照)でのシート高さH1に対する後輪4のタイヤ外径D2の割合は65%以上である。本実施形態では、前輪3は後輪4と同じサイズであるが、サイズの異なっていてもよい。
車体カバー7は、樹脂製の部材であり、車体フレーム2およびハンドル16を覆っている。車体カバー7は、フロントカバー21、ハンドルカバー22、インナーフェンダ23、レッグシールド24、フットボード25、サイドカバー26などを有する。
フロントカバー21は、ヘッドパイプ11の前側に配置されている。また、フロントカバー21には、灯火器8が取り付けられている。
ハンドルカバー22は、フロントカバー21の上方に配置されており、ハンドル16を覆っている。ハンドルカバー22の上面には、燃料計や速度計などを有するメータパネル27が配置されている。また、ハンドルカバー22の前面には、ヘッドライト28が取り付けられている。
インナーフェンダ23は、フロントカバー21の下方に配置されている。インナーフェンダ23は、前輪3の後方に配置されており、前輪3の後方を覆っている。なお、図1に示すように、前輪3の上方にはフロントフェンダ29が配置されており、前輪3の上方を覆っている。
レッグシールド24は、フロントカバー21およびインナーフェンダ23の後方に配置されており、前フレーム12の後方を覆っている。
フットボード25(フットボード)は、乗員が足を乗せる部分であり、シート5の前側下方に配置されている。フットボード25は、車幅方向に亘って設けられており、フットボード25の上面は概ね車幅方向に平坦に形成されている。フットボード25は、レッグシールド24の下端に接続されている。また、フットボード25は、後述する収納ボックス31の底部よりも下方に位置している(図2参照)。
サイドカバー26(カバー部材)は、シート5から下方に延びており、シート5とフットボード25との間を覆っている。サイドカバー26は、シート5の下方周囲を囲むように設けられている。このため、サイドカバー26は、シート5の前部からフットボード25の後端部まで下方に延びた部分と、シート5の両側部からそれぞれ下方に延びた部分とを有する。なお、ここでは、サイドカバー26は、シート5の前端から下方に延びているが、シート5の前端より後方の位置から下方に延びるように配置されてもよい。すなわち、シート5の前端がサイドカバー26よりも前方に位置してもよい。
〔内部構成〕
次に、自動二輪車1の内部構成について説明する。図2は、自動二輪車1の内部構成のうち特にシート5の下方の構成を示す側面図である。図2に示すように、シート5の下方には、動力ユニット6、収納ボックス31、エアクリーナ32、吸気通路33、バッテリー34、燃料タンク35が配置されている。
動力ユニット6は、上述したように、エンジン17と動力伝達ユニット18とを有する。
エンジン17は、水冷式4ストロークエンジンであり、ラジエータ20と図示しない冷却配管によって接続されている。エンジン17は、シート5の下方であり且つサイドカバー26の後方に配置されており、第1サイドフレーム13および第2サイドフレーム14に固定されている。エンジン17は、クランク部36とシリンダ37とを有している。図4に示すように、クランク部36は、クランク軸38と、内部にクランク軸38を収納するクランクケース39とを有している。シリンダ37は、クランク部36の前方に配置されており、シリンダブロック41と、シリンダヘッド42とを有する。シリンダブロック41は、ボルト等の固定手段によりクランクケース39の前部に取り付けられている。シリンダブロック41は、シリンダ本体43を含み、シリンダボアには、クランク軸38に連結されるピストン44が配置されている。シリンダヘッド42は、シリンダブロック41の前部に固定されている。シリンダヘッド42は、シリンダブロック41およびピストン44と共に内部に燃焼室を形成している。また、シリンダヘッド42の前部には、ボルト等の固定手段によってヘッドカバー45が取り付けられている。なお、図3に示すように、エンジン17は、シリンダ37のシリンダ軸線が略水平になるように配置されており、側面視においてシリンダ軸線の延長線X1が前輪3に重なるように配置されている。
ここで、エンジン17と車体フレーム2との固定構造について説明する。
エンジン17には、エンジン17を第1サイドフレーム13および第2サイドフレーム14に固定するための複数の固定部が設けられており、エンジン17は、第1サイドフレーム13および第2サイドフレーム14に対して揺動不能に固定されている。具体的には、図4および図5に示すように、エンジン17には、第1〜第6エンジン側固定部81−86が設けられている。なお、図4は、動力ユニット6の左側面図であり、図5は、動力ユニット6の右側面図である。
図4に示すように、第1エンジン側固定部81、第2エンジン側固定部82、第5エンジン側固定部85は、クランクケース39の左側面に設けられており、第1サイドフレーム13に固定される部分である。第1エンジン側固定部81は、クランク軸38の前側且つ下側に配置されており、第2エンジン側固定部82はクランク軸38の上側且つ後側に配置されている。従って、第1エンジン側固定部81および第2エンジン側固定部82は前後方向および上下方向に離間して配置されている。また、第5エンジン側固定部85は、クランク軸38の後側且つ上側に配置されており、第2エンジン側固定部82の後方に位置している。
図5に示すように、第3エンジン側固定部83、第4エンジン側固定部84、第6エンジン側固定部86は、クランクケース39の右側面に設けられており、第2サイドフレーム14に固定される部分である。第3エンジン側固定部83は、第1エンジン側固定部81に対して車幅方向に並んで配置されており、第1エンジン側固定部81と左右対称に設けられている。第4エンジン側固定部84は、第2エンジン側固定部82に対して車幅方向に並んで配置されており、第2エンジン側固定部82と左右対称に設けられている。第6エンジン側固定部86は、第5エンジン側固定部85に対して車幅方向に並んで配置されており、第5エンジン側固定部85と左右対称に設けられている。すなわち、第3エンジン側固定部83は、クランク軸38の前側且つ下側に配置されており、第4エンジン側固定部84はクランク軸38の上側且つ後側に配置されている。従って、第3エンジン側固定部83および第4エンジン側固定部84は前後方向および上下方向に離間して配置されている。また、第6エンジン側固定部86は、クランク軸38の後側且つ上側に配置されており、第4エンジン側固定部84の後方に位置している。
動力伝達ユニット18は、エンジン17からの駆動力を変速して後輪4に伝達する装置であり、例えばベルト式の無段変速機を備えている。図4に示すように、動力伝達ユニット18は、エンジン17の後部の左側面に取り付けられており、回転軸46を中心にエンジン17に対して揺動可能となっている。なお、図4では、回転軸46はクランク軸38から離れて配置されているが、回転軸46とクランク軸38の回転中心とが一致していてもよい。
次に、上記のエンジン17が固定される第1サイドフレーム13および第2サイドフレーム14について図6および図7に基づいて説明する。図6および図7は、それぞれ第1サイドフレーム13および第2サイドフレーム14の斜視図および平面図である。
第1サイドフレーム13は、第1サイドフレーム本体47と、第1ブラケット48と、第2ブラケット49とを有している。
第1サイドフレーム本体47は、パイプ状の部材であり、前フレーム12の下端部からフットボード25(図2参照)の下方を通り、フットボード25の後部近傍から車体の後上部に後側上方へ延びている。第1サイドフレーム本体47は、前側から順に、第1部分51、第2部分52、第3部分53を有し、これらの部分が一体的に形成されている。第1部分51は、フットボード25の下方に位置する。第1部分51の前端部は、前フレーム12に連結されている。第2部分52は第1部分51の後端部に繋がっており、フットボード25の後部近傍から斜め上後方に向けて延びている(図2参照)。第3部分53は第2部分52の後端部に繋がっており、第2部分52の後端部から斜め上後方に向けて延びている。なお、第1サイドフレーム本体47は、図2に示すように、側面視において、第1部分51と第2部分52との間、および、第2部分52と第3部分53との間で屈曲した形状となっている。
第1ブラケット48は、第1サイドフレーム本体47から突出しており、第1エンジン側固定部81が固定される板状の部分である。第2ブラケット49は、第1サイドフレーム本体47から突出しており、第2エンジン側固定部82および第5エンジン側固定部85が固定される板状の部分である。第1ブラケット48は、第2ブラケット49より前方に配置されており、第1サイドフレーム本体47の第2部分52に取り付けられている。第1ブラケット48は、第2部分52から斜め下後方へ突出している。第1ブラケット48の先端には、第1フレーム側固定部91が設けられている。第1フレーム側固定部91は、エンジン17の第1エンジン側固定部81(図4参照)にボルト等の固定手段によって固定される。
第2ブラケット49は、第1ブラケット48より後方に配置されており、第1サイドフレーム本体47の第2部分52に取り付けられている。第2ブラケット49は、第2部分52から斜め下後方へ突出している。第2ブラケット49には、第2フレーム側固定部92および第5フレーム側固定部95が設けられている。第2フレーム側固定部92は、エンジン17の第2エンジン側固定部82(図4参照)にボルト等の固定手段によって固定される。第5フレーム側固定部95は、第2フレーム側固定部92の後方に配置されており、エンジン17の第5エンジン側固定部85(図4参照)にボルト等の固定手段によって固定される。なお、第2ブラケット49は、屈曲した形状を有しており、図7に示すように、第2ブラケット49の先端部分は、第1サイドフレーム本体47よりも内側において鉛直方向に延びる第1垂直面部88となっている。上記の第2フレーム側固定部92および第5フレーム側固定部95は、この第1垂直面部88に設けられている。
以上のように、第1フレーム側固定部91は、第1ブラケット48に設けられ、第2フレーム側固定部92、第5フレーム側固定部95は、第2ブラケット49に設けられている。これにより、第1フレーム側固定部91、第2フレーム側固定部92、第5フレーム側固定部95は、第2ブラケット49は側面視において第1サイドフレーム本体47と重ならない位置に設けられている。
図6および図7に示すように、第2サイドフレーム14は、第2サイドフレーム本体54と、第3ブラケット55と、第4ブラケット56とを有している。
第2サイドフレーム本体54は、第1サイドフレーム本体47と概ね左右対称な形状を有しており、第1サイドフレーム本体47と車幅方向に並んで配置されている。第2サイドフレーム14は、前側から順に、第4部分57、第5部分58、第6部分59を有しており、これらの部分が一体的に形成されている。第4部分57、第5部分58、第6部分59は、それぞれ第1サイドフレーム本体47の第1部分51、第2部分52、第3部分53に対応している。
図7に示すように、第1部分51と第4部分57とは、第1部分51と第4部分57との車幅方向の間隔が後側ほど広がるように配置されている。また、第1部分51と第4部分57とは第1連結部材61によって連結されている。第1連結部材61は、フットボード25の下方に位置しており、車幅方向に延びた形状を有する。第2部分52と第5部分58とは、平面視において、外側に膨出するように屈曲した形状を有している。第3部分53と第6部分59とは、第3部分53と第6部分59との車幅方向の間隔が後側ほど狭まるように配置されている。また、第3部分53と第6部分59とは、第2連結部材62によって連結されている。第2連結部材62は、車幅方向に延びた形状を有しており、第3部分53の後端部と第6部分59の後端部とに連結されている。
第3ブラケット55は、第2サイドフレーム本体54から突出しており、第3エンジン側固定部83が固定される板状の部分である。第3ブラケット55は、第1ブラケット48と車幅方向に並んで配置されており、第1ブラケット48と概ね左右対称に設けられている。第3ブラケット55は、第2サイドフレーム14の第5部分58に取り付けられている。図6に示すように、第3ブラケット55には、第3フレーム側固定部93が設けられている。第3フレーム側固定部93は、第1フレーム側固定部91と車幅方向に並んで配置されており、第3エンジン側固定部83(図5参照)に固定される。
第4ブラケット56は、第2サイドフレーム本体54から突出しており、第4エンジン側固定部84および第6エンジン側固定部86が固定される板状の部分である。第4ブラケット56は、第2ブラケット49と車幅方向に並んで配置されており、第2サイドフレーム14の第5部分58に取り付けられている。第4ブラケット56には、第4フレーム側固定部94と第6フレーム側固定部96とが設けられている。第4フレーム側固定部94は、第2フレーム側固定部92(図2参照)と車幅方向に並んで配置されており、第4エンジン側固定部84(図5参照)に固定される。第6フレーム側固定部96は、第5フレーム側固定部95と車幅方向に並んで配置されており、第6エンジン側固定部86に固定される。なお、第4ブラケット56は、屈曲した形状を有しており、第4ブラケット56の先端部分は、図7に示すように、第2サイドフレーム本体54よりも内側において鉛直方向に延びる第2垂直面部98となっている。上記の第4フレーム側固定部94と第6フレーム側固定部96は、この第2垂直面部98に設けられている。また、第4ブラケット56には、内側に突出する舌部97が設けられている。舌部97には、収納ボックス固定部99が設けられている。収納ボックス固定部99には、収納ボックス31がボルト等の固定手段によって固定される。
上記のように、第3フレーム側固定部93は、第3ブラケット55に設けられ、第4フレーム側固定部94、第6フレーム側固定部96は、第4ブラケット56に設けられている。これにより、第3フレーム側固定部93、第4フレーム側固定部94、第6フレーム側固定部96は、側面視において第2サイドフレーム本体54と重ならない位置に設けられている。
以上のように、エンジン17は、第1〜第6フレーム側固定部91−96において車体フレーム2に固定されており、これにより、車体フレーム2に対して揺動不能に取り付けられている。
また、この自動二輪車1では、車体フレーム2は、フットボード25より前側の前部と、フットボード25より後側の後部と、フットボード25の下方を通る中間部とに区分できる。前部は、ヘッドパイプ11および前フレーム12を含む。中間部は、第1サイドフレーム13の第1部分51、第2サイドフレーム14の第4部分57、および、第1連結部材61を含む。後部は、第1サイドフレーム13の第2部分52および第3部分53、第2サイドフレーム14の第5部分58および第6部分59、および、第2連結部材62を含む。そして、前部と後部とは、中間部のみによって連結されている。
なお、図6および図7に示すように、第1サイドフレーム13の第3部分53には、第1タンク用ブラケット87が設けられている。また、第2サイドフレーム14の第6部分59には、第2タンク用ブラケット89が設けられている。第1タンク用ブラケット87および第2タンク用ブラケット89には、燃料タンク35(図2参照)が固定される。
次に、図8〜図10に基づいて、収納ボックス31、エアクリーナ32、吸気通路33、バッテリー34、燃料タンク35の配置について説明する。図8〜図10は、それぞれ自動二輪車1の内部構造を示す側面図、平面図、正面図である。なお、図8〜図10では、理解の容易のために、図2において示した第1ブラケット48、第2部ラケット49などの構成の一部を省略している。
収納ボックス31は、物品を収納する部分であり、フルフェイス型のヘルメット71を収納可能なヘルメット収納部31aと、バッテリー34を収納可能なバッテリー収納部31bとを有する。ここで、「フルフェイス型」とは、頭部及び顎を覆うことができる形状を意味する。バッテリー収納部31bは、ヘルメット収納部31aの下方に配置されており、ヘルメット収納部31aとエンジン17との間に位置している。バッテリー収納部31bの上面は、図示しない蓋部材によって閉じられており、この蓋部材は、ヘルメット収納部31aの底面の一部を構成する。収納ボックス31は、エンジン17の上方かつシート5の下方に配置されており、収納ボックス31の底面は、エンジン17の上面に沿うように概ね水平に形成されている。また、収納ボックス31は、エアクリーナ32の後方であって、クランクケース39の上方に配置される。より具体的には、収納ボックス31は、エンジン17に対する動力伝達ユニット18の揺動中心すなわち回転軸46の上方に位置している。また、収納ボックス31の底面の前端は回転軸46よりも前側に位置している。収納ボックス31の底面の後端は、後輪4の回転中心よりも前方であり且つ後輪4の頂上部よりも下方に位置する。なお、収納ボックス31の上面は、シート5によって開閉可能に閉じられている。
エアクリーナ32は、吸気通路33を介してエンジン17の吸気口と接続されており、エンジン17内の燃焼室に送られる空気を浄化する。エアクリーナ32は、シート5の下方において収納ボックス31と前後方向に並んで配置されている。エアクリーナ32は、収納ボックス31の前方に配置されており、サイドカバー26と収納ボックス31との間に位置している。エアクリーナ32は、シリンダ37の上方に配置される。図9に示すように、エアクリーナ32の前面は、サイドカバー26の形状に対応して湾曲した形状となっている。また、エアクリーナ32の後面は、収納ボックス31の前部の形状に対応して前方に凸に湾曲した形状となっている。エアクリーナ32の上面は概ね平坦な形状となっている。また、図10に示すように、エアクリーナ32の下面は、右側部分32aと左側部分32bとで高さが異なっており、車幅方向の中間部において段部32cが形成されている。ここでは、エアクリーナ32の下面の左側部分32bが右側部分32aよりも上方に位置している。ただし、吸気通路33の配置に応じて右側部分32aが左側部分32bよりも上方に位置していてもよい。
吸気通路33は、エアクリーナ32とシリンダヘッド42とを連結する配管であり、エアクリーナ32において浄化された空気を燃焼室に送る。吸気通路33は、エアクリーナ32の下方に配置されており、平面視においてエアクリーナ32に重なるように配置されている。また、図10に示すように、吸気通路33は、エアクリーナ32の下面の左側部分32bに接続されており、吸気通路33は、正面視において車両の幅方向に傾斜して配置されている。
なお、図8に示すように、シリンダヘッド42には、排気通路72が接続されている。排気通路72は、シリンダヘッド42とマフラー73とを連結する配管であり、燃焼室から排出された排気ガスをマフラー73に送る。マフラー73は、動力伝達ユニット18とは反対側の後輪4の側方に配置されており、排気通路72は、エンジン17下部からエンジン17の側方を通りマフラー73まで延びている。
バッテリー34は、上述した収納ボックス31のバッテリー収納部31bに収納されており、エンジン17のクランクケース39の上方に配置されている。
燃料タンク35は、シート5の下方であり且つ収納ボックス31の後方に配置されている。燃料タンク35は、後輪4の上方に位置している。また、図9に示すように、燃料タンク35は、第1サイドフレーム13の第3部分53と第2サイドフレーム14の第6部分59との間に配置されている。
〔特徴〕
この自動二輪車1では、収納ボックス31は、エンジン17に対する動力伝達ユニット18の揺動中心すなわち回転軸46の上方に位置している。そして、エンジン17は、車体フレーム2に対して揺動不能に固定される。このため、エンジン17の可動範囲を考慮する必要がなく、収納ボックス31をエンジン17に近接するような低い位置まで設けることが可能である。さらに、エンジン17は、シリンダ軸線が概ね水平になるように配置されている(図3の一点鎖線X1参照)。このため、エンジン17とシート5との間に大きな空間を確保することができる。上記のような構造により、自動二輪車1は、大径の前輪3および後輪4と、平坦なフットボード25を備えながらも、収納ボックス31の容量を大型化させることができる。これにより、走行性と乗降性とを両立させると共に、シート5の下方に大容量の収納空間を確保することができる。
また、エアクリーナ32は、収納ボックス31と前後方向に並んで配置される。このため、車体が車幅方向に大型化することを抑えることができる。また、収納ボックス31はエンジン17の上方に配置されるため、前後方向にも車体の大型化を抑えることができる。さらに上述したように、収納ボックス31をエンジン17に近接するような低い位置まで設けることが可能である。このため、この自動二輪車1では、収納ボックス31の容量を大型化することができると共に、車体の高さ方向の大型化を抑えることができる。以上のように、この自動二輪車1では、収納ボックス31の容量を増大させることができると共に、車体の大型化を抑えることができる。
また、エアクリーナ32は、シリンダ37の上方に配置されている。すなわち、エアクリーナ32は、エンジン17の上方の空間のうち前側の空間に配置されている。このため、エンジン17の上方の空間を有効に利用することができる。よって、車体の大型化を抑えながら、エアクリーナ32および収納ボックス31の容量を確保することができる。
また、収納ボックス31はクランクケース39の上方に配置されている、このため、収納ボックス31とクランクケース39との間に吸気通路33を通す必要なく、吸気通路33はエアクリーナ32とシリンダ37との間に設けられている。これにより、収納ボックス31の底部をエンジン17に近接した位置まで低く配置することができる。
また、エアクリーナ32がシリンダ37の上方に配置されるが、エアクリーナ32とシリンダ37とを繋ぐ吸気通路33が車両の幅方向に傾斜して配置される。このため、シート5の高さ位置を高くすることなく、吸気通路33の経路長を長く確保することができる。さらに、吸気通路33は、平面視においてエアクリーナ32に重なるように配置されるため、エアクリーナ32および収納ボックス31の容量を確保しつつ、車体が前後方向に大型化することを抑えることができる。
また、バッテリー34は、エンジン17の上方に配置されている。このように、重量物を車両中心部に配置することができる。さらに、バッテリー34が低い位置に配置されることで、収納ボックス31の容量の確保が可能である。
また、収納ボックス31の後端は、後輪4の回転中心よりも前方であり且つ後輪の頂上部よりも下方に位置する。その結果、車体の大型化を抑えながら、収納ボックス31の容量を大型化することができる。
また、この自動二輪車1では、シート5の下方であり且つ収納ボックス31の後方に燃料タンク35が配置される。仮に、収納ボックス31が車体の後部に配置される場合を想定すると、この場合、後輪4との干渉を回避するために、収納ボックス31の形状が制限される。しかし、収納ボックス31は、内部に収納される物品との関係により、形状の自由度の確保が困難である。ここで、この自動二輪車1では、形状の制約の少ない燃料タンク35が収納ボックス31の後方に配置されている。これにより、収納ボックス31および燃料タンク35の容量を確保した上で、車体が車幅方向および上下方向に大型化することを抑えることができる。
また、ヘルメット収納部31aの下方であってエンジン17の上方には、バッテリー収納部31bが設けられている。このため、エンジン17とヘルメット収納部31aとの間の空間を有効に利用することができる。
また、収納ボックス31の底部は、エンジン17の上面に沿った形状となっている。このため、収納ボックス31の底部をエンジン17に近接した位置まで低く配置することができ、スペースの有効利用が可能である。
さらに、この自動二輪車1では、上記のように、エンジン17、収納ボックス31、エアクリーナ32、吸気通路33、バッテリー34、燃料タンク35が全てシート5の下方且つサイドカバー26の後方に配置されている。このため、これらの部品を収納する空間を確保するために、サイドカバー26をシート5から前方に大きく突出した形状にする必要がなく、サイドカバー26をシート5の前部から下方に延びた形状とすることができる。これにより、フットボード25を概ね平坦な形状にすることができる。このため、運転者は、乗り降りの際に足を大きく上げる必要がなく、乗り降りを容易に行うことができる。
<第2実施形態>
本考案の第2実施形態に係る自動二輪車1を図11および図12に示す。図11は、自動二輪車1の内部構造の一部を示す側面図である。図12は、自動二輪車1の内部構造の一部を示す正面図である。
この自動二輪車1では、マフラー73がエンジン17の前方且つフットボード25の下方に配置されている。また、バッテリー34は、収納ボックス31とエンジン17との間に配置されており、シリンダブロック41の上方に位置している。また、バッテリー34は、図12に示すように、車体の車幅方向の中心よりも右側に偏心して配置されている。
他の構成については、第1実施形態に係る自動二輪車1と同様である。
この自動二輪車1では、マフラー73は、エンジン17のシリンダ37と同様に、車体に対して揺動しない。このため、フットボード25の高さ位置を高くすることなく、マフラー73をフットボード25の下方に配置することが可能となっている。よって、マフラー73が上記のように配置されることにより、車体が車幅方向に大型化することを抑えることができる。
<第3実施形態>
本考案の第3実施形態に係る自動二輪車1を図13,図14に示す。図13,14は、それぞれ自動二輪車1の内部構造の一部を示す側面図、平面図である。
この自動二輪車1では、エアクリーナ32は、収納ボックス31の後方に配置される。図14に示すように、エアクリーナ32は、第2サイドフレーム14の第5部分58と第6部分59との下方に配置されており、平面視において、第2サイドフレーム14に重なるように配置される。
また、図13に示すように、吸気通路33は、シリンダヘッド42から、エンジン17と収納ボックス31の間を通って、エアクリーナ32まで延びている。
バッテリー34は、シート5とエンジン17との間に配置されており、シリンダヘッド42の上方に位置している。また、バッテリー34は、サイドカバー26の後方であって収納ボックス31の前方に配置されている。
また、マフラー73は、エンジン17の前方且つフットボード25の下方に配置されている。
他の構成については、第1実施形態に係る自動二輪車1と同様である。
この自動二輪車1では、エアクリーナ32が収納ボックス31の後方に配置され、バッテリー34が収納ボックス31の前方に配置されている。これにより、車体の大型化を抑えながら、収納ボックス31の容量を大きくすることができる。
また、エアクリーナ32は上下に揺動しないため、平面視において、エアクリーナ32が第2サイドフレーム14に重なるように配置されても車体が上下方向に大型化することがない。また、エアクリーナ32が第2サイドフレーム14に重なるように配置されることにより、車体の車幅方向への大型化を抑えることができる。
<第4実施形態>
本考案の第4実施形態に係る自動二輪車1の側面図を図15に示す。この自動二輪車1では、エアクリーナ32は、収納ボックス31とエンジン17との間に配置されている。また、エアクリーナ32の前方には、吸気通路33に設けられるスロットルバルブ63が配置されている。収納ボックス31の底面の一部は上方に隆起した形状を有しており、エアクリーナ32とスロットルバルブ63は、この隆起した部分(以下、隆起部64と呼ぶ)の下方に配置される。なお、フルフェイス型又はジェット型のヘルメット71を収納する際には、ヘルメット71の底部の開口に隆起部64が入り込むようにヘルメット71を配置することによって、収納ボックス31にヘルメット71が収納される。また、収納ボックス31の前方には、バッテリー34が配置されている。バッテリー34は、サイドカバー26と収納ボックス31との間に位置している。他の構成については、第1実施形態に係る自動二輪車1と同様である。なお、図15では、第2ブラケット49などの構成の一部を省略して記載している。
この自動二輪車1では、エアクリーナ32が収納ボックス31の下方に配置され、バッテリー34が収納ボックス31の前方に配置されている。このため、車体が車幅方向に大型化することを抑えることができる。また、収納ボックス31に隆起部64を設けることにより、収納ボックス31の下方に、エアクリーナ32を配置する空間が確保されている。これにより、シート5の位置が高くなることを抑えることができる。さらに、隆起部64は、収納ボックス31にヘルメット71が収納された場合にヘルメット71の開口に入り込むような位置に配置されている。このため、隆起部64が設けられることによって収納ボックス31内の容積が小さくなっても、収納ボックス31へのフルフェイス型のヘルメット71の収納が可能になっている。
<他の実施形態>
(a)エンジン17と車体フレーム2との固定構造は上記のものに限られず、エンジン17を車体フレーム2に対して揺動不能に固定可能な構造であればよい。
(b)上記の実施形態では、フットボード25の上面は平坦な形状となっているが、隆起の高さが5cm以下であれば、フットボード25が隆起した形状であってもよい。
(c)上記の第1実施形態および第4実施形態では、マフラー73が後輪4の側方に配置されているが、第2、第3実施形態のように、フットボード25の下方に配置されてもよい。また、第2、第3実施形態において、マフラー73が第1実施形態のように後輪4の側方に配置されてもよい。
(d)上記の実施形態では後輪4のホイール外径D1は14インチであるが、14インチ以上であってもよい。
本考案は、収納ボックスの容量を増大させることができると共に、車体の大型化を抑えることができる効果を有し、自動二輪車として有用である。
1 自動二輪車
2 車体フレーム
3 前輪
4 後輪
5 シート
17 エンジン
18 動力伝達ユニット
25 フットボード
26 サイドカバー(カバー部材)
31 収納ボックス
31a ヘルメット収納部
31b バッテリー収納部
32 エアクリーナ
33 吸気通路
34 バッテリー
35 燃料タンク
37 シリンダ部
38 クランク軸
39 クランクケース
43 シリンダ
71 ヘルメット
73 マフラー

Claims (19)

  1. シートと、
    前記シートの前側下方に配置され、平坦な形状又は高さ5cm以下に隆起した形状を有するフットボードと、
    前記シートから下方に延び、前記シートと前記フットボードとの間を覆うカバー部材と、
    前記シート、前記フットボード、および前記カバー部材を支持する車体フレームと、
    前輪および14インチ以上のホイール外径を有する後輪と、
    前記シートの下方に配置され前記車体フレームに固定されるエンジンと、
    前記エンジンおよび前記車体フレームに対して揺動可能であり前記エンジンからの駆動力を変速して前記後輪に伝達する無段変速機を備えた動力伝達ユニットと、
    前記エンジンに対する前記動力伝達ユニットの揺動中心の上方かつ前記シートの下方に配置される収納ボックスと、
    前記シートの下方において前記収納ボックスと前後方向に並んで配置され前記エンジンに接続されるエアクリーナと、
    を備え、
    側面視において前記エンジンのシリンダ軸線の延長線が前記前輪に重なるように配置される、
    自動二輪車。
  2. シートと、
    前記シートの前側下方に配置され、平坦な形状又は高さ5cm以下に隆起した形状を有するフットボードと、
    前記シートから下方に延び、前記シートと前記フットボードとの間を覆うカバー部材と、
    前記シート、前記フットボード、および前記カバー部材を支持する車体フレームと、
    前輪および14インチ以上のホイール外径を有する後輪と、
    前記シートの下方に配置され前記車体フレームに固定されるエンジンと、
    前記エンジンおよび前記車体フレームに対して揺動可能であり前記エンジンからの駆動力を変速して前記後輪に伝達する無段変速機を備えた動力伝達ユニットと、
    前記エンジンに対する前記動力伝達ユニットの揺動中心の上方かつ前記シートの下方に配置される収納ボックスと、
    前記収納ボックスと前記エンジンとの間に配置され前記エンジンに接続されるエアクリーナと、
    を備え、
    側面視において前記エンジンのシリンダ軸線の延長線が前記前輪に重なるように配置される、
    自動二輪車。
  3. 前記エアクリーナは、前記エンジンのシリンダの上方に配置される、
    請求項1に記載の自動二輪車。
  4. 前記収納ボックスは、前記エアクリーナの後方であって前記エンジンのクランクケースの上方に配置される、
    請求項3に記載の自動二輪車。
  5. 前記エアクリーナと前記シリンダとを繋ぐ吸気通路をさらに備え、
    前記吸気通路は、正面視において車幅方向に傾斜して配置される、
    請求項3に記載の自動二輪車。
  6. 前記エアクリーナと前記シリンダとを繋ぐ吸気通路をさらに備え、
    前記吸気通路は、平面視において前記エアクリーナに重なるように配置される、
    請求項3に記載の自動二輪車。
  7. 前記エアクリーナは、前記収納ボックスの後方に配置される、
    請求項1に記載の自動二輪車。
  8. 平面視において、前記エアクリーナは前記車体フレームに重なるように配置される、
    請求項7に記載の自動二輪車。
  9. 前記エンジンの上方に配置されるバッテリーをさらに備える、
    請求項1に記載の自動二輪車。
  10. 前記バッテリーは、前記収納ボックスと前記エンジンとの間に配置される、
    請求項9に記載の自動二輪車。
  11. 前記収納ボックスの後端は、前記後輪の回転中心よりも前方であり且つ前記後輪の頂上部よりも下方に位置する、
    請求項1または2に記載の自動二輪車。
  12. 前記シートの下方であり且つ前記収納ボックスの後方に配置される燃料タンクをさらに備える、
    請求項1または2に記載の自動二輪車。
  13. 前記エンジンの前方且つ前記フットボードの下方に配置されるマフラーをさらに備える、
    請求項1または2に記載の自動二輪車。
  14. 前記収納ボックスは、ヘルメットを収納可能なヘルメット収納部と、前記ヘルメット収納部の下方に配置されバッテリーを収納可能なバッテリー収納部とを有する、
    請求項1に記載の自動二輪車。
  15. 前記収納ボックスの底面は、前記エンジンの上面に沿うように形成されている、
    請求項1に記載の自動二輪車。
  16. 前記車体フレームは、前記フットボードより前側の前部と、前記フットボードより後側の後部と、前記フットボードの下方を通る中間部とを有しており、前記前部と前記後部とは前記中間部のみによって連結されている、
    請求項1または2に記載の自動二輪車。
  17. 前記エンジンは、前記カバー部材の後方に配置される、
    請求項1または2に記載の自動二輪車。
  18. 前記シートの着座位置でのシート高さに対する前記後輪のタイヤ外径の割合が65%以上である、
    請求項1または2に記載の自動二輪車。
  19. 前記収納ボックスの前方に配置されるバッテリーをさらに備える、
    請求項2に記載の自動二輪車。
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