JP7008603B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両係り、特に、エンジンを冷却するためのラジエータの冷却水を貯留するリザーバタンクを備えた鞍乗型車両に関する。
従来から、水冷式エンジンを動力源とする鞍乗型車両において、エンジンを冷却するラジエータと、ラジエータに補充される冷却水(クーラント)のリザーバタンクとを備えた構成が知られている。
特許文献1には、運転者が足を揃えて乗せる低床フロアを備えたスクータ型の自動二輪車において、冷却水のリザーバタンクおよびその給水口を低床フロアの下方に配設した構成が開示されている。
特開2005-119607号公報
しかし、低床フロアは車体の低い位置にあるため、低床フロアの下方にリザーバタンクを配設すると、かがむ必要があり作業性向上の課題があった。リザーバタンクの位置を高くするためには、シートの下方に配設することが考えられるが、シート下にラゲッジボックスを設けることが多いスクータ型の鞍乗型車両においては、ラゲッジボックスの利便性が低下したり、ラゲッジボックスの車幅方向外側を覆うボディカバーが大型化する可能性があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、ラゲッジボックスの利便性等を保ちつつシートの下方にリザーバタンクを配設した鞍乗型車両を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、運転者が着座するシート(28)と、車両の動力源であるパワーユニット(P)の冷却水を放熱するラジエータ(95)と、前記ラジエータ(95)に補充される冷却水を貯留するリザーバタンク(70)とを有する鞍乗型車両(1)において、前記シート(28)の車体下方に、荷物を収納するラゲッジボックス(30)と、該ラゲッジボックス(30)の少なくとも車幅方向左右を覆うカバー部材(25)とが配設されており、前記ラゲッジボックス(30)の車体前方寄りの位置に第1収納部(30a)が設けられると共に、前記第1収納部(30a)の車体後方に、少なくとも電装部品(90)を収納する第2収納部(30b)が設けられており、前記リザーバタンク(70)が、本体部(75)および該本体部(75)から上方に延びて給水口を構成するフィラーネック(73)を含んで構成されており、前記本体部(75)が、前記電装部品(90)の車体下方に配設され、前記フィラーネック(73)の上端部(73a)が、前記電装部品(90)の車体後方で前記第2収納部(30b)に配設される点に第1の特徴がある。
また、前記ラゲッジボックス(30)の開口上縁部(30e)が、車体後方に向かって後上がりに傾斜している点に第2の特徴がある。
また、前記鞍乗型車両(1)の車幅方向左側にサイドスタンド(23)が設けられており、前記フィラーネック(73)の上端部(73a)が、車幅方向右側寄りに配設されている点に第3の特徴がある。
また、前記フィラーネック(73)の上端部(73a)が、前記電装部品(90)より車体上方に配設されている点に第4の特徴がある。
また、前記第2収納部(30b)に、前記電装部品(90)とバッテリ(B)とが車幅方向に並んで配設されており、前記電装部品(90)が、ヒューズボックスである点に第5の特徴がある。
さらに、前記第2収納部(30b)の車体後方に、前記第1収納部(30a)より小さな第3収納部(30c)が設けられている点に第6の特徴がある。
第1の特徴によれば、運転者が着座するシート(28)と、車両の動力源であるパワーユニット(P)の冷却水を放熱するラジエータ(95)と、前記ラジエータ(95)に補充される冷却水を貯留するリザーバタンク(70)とを有する鞍乗型車両(1)において、前記シート(28)の車体下方に、荷物を収納するラゲッジボックス(30)と、該ラゲッジボックス(30)の少なくとも車幅方向左右を覆うカバー部材(25)とが配設されており、前記ラゲッジボックス(30)の車体前方寄りの位置に第1収納部(30a)が設けられると共に、前記第1収納部(30a)の車体後方に、少なくとも電装部品(90)を収納する第2収納部(30b)が設けられており、前記リザーバタンク(70)が、本体部(75)および該本体部(75)から上方に延びて給水口を構成するフィラーネック(73)を含んで構成されており、前記本体部(75)が、前記電装部品(90)の車体下方に配設され、前記フィラーネック(73)の上端部(73a)が、前記電装部品(90)の車体後方で前記第2収納部(30b)に配設されるので、電装部品の下方のデッドスペースを利用してリザーバタンクの本体部を配設することで、車体前方寄りの第1収納部の容量を減らすことなくリザーバタンクを配設することが可能となる。これに伴い、ラゲッジボックスの車幅方向外側を覆うカバーを小型化してデザイン自由度を高めることができる。
また、給水口が電装部品の車体後方に配設されることから、低床フロアの近傍に給水口を設ける構成に比して、給水作業時に腰を曲げたりしゃがんだりする必要がなく、給水作業が容易となる。さらに、電装部品の車体後方に給水口が位置するため、給水作業時に冷却水をこぼしてしまった場合でも、第1収納部に収納した荷物に冷却水が付着する可能性を低減できる。
第2の特徴によれば、前記ラゲッジボックス(30)の開口上縁部(30e)が、車体後方に向かって後上がりに傾斜しているので、フィラーネックの上端部を電装部品より高い位置に配設しやすくなり、より一層、給水作業を容易にすることができる。
第3の特徴によれば、前記鞍乗型車両(1)の車幅方向左側にサイドスタンド(23)が設けられており、前記フィラーネック(73)の上端部(73a)が、車幅方向右側寄りに配設されているので、サイドスタンドで車体を支持して車体が左側に傾斜した際に、フィラーネックの上端部が車体上方に位置することとなり、給水作業が容易となる。
第4の特徴によれば、前記フィラーネック(73)の上端部(73a)が、前記電装部品(90)より車体上方に配設されているので、給水時に容器が電装部品に接触する可能性が低くなり、給水作業が容易となる。
第5の特徴によれば、前記第2収納部(30b)に、前記電装部品(90)とバッテリ(B)とが車幅方向に並んで配設されており、前記電装部品(90)が、ヒューズボックスであるので、ヒューズボックスとバッテリとを車幅方向に並べると共に、バッテリより高さ寸法の小さいヒューズボックスの下方にリザーバタンクを配設することで、限られたスペースを効率よく使って3つの構造物をレイアウトすることができる。
第6の特徴によれば、前記第2収納部(30b)の車体後方に、前記第1収納部(30a)より小さな第3収納部(30c)が設けられているので、第1収納部にヘルメット等の大きな荷物を収納すると共に、第3収納部に工具や雨具、チェーンロック等の小さな荷物を収納する使い分けを可能として、ラゲッジボックスの利便性を高めることができる。また、ボトル等の容器から冷却水を補充する際に、容器の底部を車体後方側の第3収納部に逃がすことができ、容器の開口をフィラーネックの給水口に近づけて注ぎやすさを向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 車体カバーを取り外した状態の自動二輪車の一部拡大右側面図である。 外装部品を取り外した状態の自動二輪車の一部拡大平面図である。 図3の一部拡大図である。 ラゲッジボックスの斜視図である。 リザーバタンクまわりの断面構造を示す右側面図である。 リザーバタンクまわりの断面構造を示す斜視図である。 フィラーネックの中心を通るように車体前後方向に切断した状態を示す斜視図である。 リザーバタンク、ヒューズボックスおよびバッテリの配置関係を示す車体前方側からの正面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車1の左側面図である。自動二輪車1は、シート28と操向ハンドル2との間に、運転者が足を載せる低床フロア38を備えるスクータ型の鞍乗型車両である。自動二輪車1は、車体フレーム35と、車体フレーム35にフロントフォーク10を介して支持される前輪WFと、車体フレーム35に支持されるユニットスイング型のパワーユニットPと、パワーユニットPの後端部に支持される後輪WRとを備える。
車体フレーム35は、ヘッドパイプ33と、ヘッドパイプ33から後下がりに延びる一本のダウンフレーム36と、ダウンフレーム36の下部から左右に延びた後に後方に直線状に延びる左右一対のロアフレーム13と、左右のロアフレーム13の後端から一体に後上がりに延びる左右一対のリヤフレーム24とを備える。
ヘッドパイプ33は、ステアリングステム31を回動自在に支持する。ステアリングステム31の下端部には、左右一対のフロントフォーク10を支持するボトムブリッジ8が固定されている。ステアリングステム31の上部には操向ハンドル2が取り付けられ、フロントフォーク10の下端部には前輪WFが車軸を介して支持される。これにより、操向ハンドル2の左右への操舵によって前輪WFが左右に操向可能に構成される。
左右一対のロアフレーム13は、車体側面視で、ダウンフレーム36の下端部から後方に略水平に延びている。ロアフレーム13は、低床フロア38を支持すると共に、リンク機構14を介してパワーユニットPを揺動自在に軸支する。左右一対のリヤフレーム24の立ち上がり部40には、車体前方に突出する湾曲形状のクロスフレーム41が取り付けられている。リンク機構14の車体上方で、車幅方向左側のロアフレーム13には、サイドスタンド23が揺動自在に取り付けられている。また、パワーユニットPの下部には、センタスタンド26が配設されている。
パワーユニットPは、エンジンの後部に無段変速機16を一体に構成したユニットスイング式とされる。無段変速機16は、後輪WRの車幅方向左側に配設されており、無段変速機16の上部にはエンジンの吸気通路に接続されるエアクリーナ17が配設されている。後輪WRの車幅方向右側には、エンジンの燃焼ガスを排出するマフラが配設される。パワーユニットPの後端部は、リヤクッション19によってリヤフレーム24に吊り下げられている。エンジンの冷却水を放熱するラジエータ95は、リンク機構14の上方で車幅方向右側寄りの位置に配設されている。
自動二輪車1の外装部品としての車体カバー6は、ヘッドパイプ33の前方を覆うフロントカバー7と、フロントカバー7の両側端に連結される左右一対のレッグシールド34と、ヘッドパイプ33の車体後方側で左右のレッグシールド34に挟まれるアッパフロアパネル32と、アッパフロアパネル32の下端に連なるアンダフロアパネル47と、操向ハンドル2の中央部を覆うハンドルカバー3とを含む。ポジションライト5を支持するハンドルカバー3の上部には、車体側面視で後上方に延びるウインドスクリーン4が配設されている。ハンドルカバー3の車幅方向外側の位置には、左右一対のバックミラー42が配設されている。フロントカバー7の下部には、ヘッドライト37が配設されている。
また、車体カバー6は、左右のロアフレーム13を側方下方から覆う左右一対のアンダカバー12と、左右のリヤフレーム24の車幅方向外側を覆う左右一対のリヤサイドカバー25と、前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ9と、後輪WRの後方上方を覆うリヤフェンダ20と、後輪WRの前方上方を覆うインナリヤフェンダ18とを含む。リヤフェンダ20の上部後端にはテールランプ21が取り付けられており、シート28とテールランプ21との間にはグラブレール29が配設されている。
開閉式のシート28の下方には、ヘルメットや工具等の荷物を収納できるラゲッジボックス30が配設されている。ラゲッジボックス30は、左右のリヤフレーム24の間に配設され、その前端下部がクロスフレーム41の上部に固定される。シート28は、ラゲッジボックス30の前端部に揺動自在に取り付けられており、ラゲッジボックス30の開閉蓋として機能する。ラゲッジボックス30の略中央部には、バッテリBが配設されている。また、同乗者が用いる開閉式のピリオンステップ27は、左右のリヤフレーム24に固定されている。低床フロア38の下部には、ガソリンタンク22が配設されている。
図2は、車体カバー6を取り外した状態の自動二輪車1の一部拡大右側面図である。シート28と同等の前後長を有するラゲッジボックス30は、左右一対のリヤフレーム24(点描ハッチング部)の間に配設されている。ラゲッジボックス30の前端底部は、クロスフレーム41の上部に固定され、一方の後端部は、リヤフレーム24の上面に設けられた後側ステー部材24cに固定されている。後側ステー部材24cの前方でリヤフレーム24に設けられる前側ステー部材24bには、グラブレール29が固定されている。
ラゲッジボックス30の前端部には、シート28の揺動軸54が設けられている。ピリオンステップ27は、リヤフレーム24の立ち上がり部40の後部に設けられるステップステー50に支持されている。
車幅方向右側のピリオンステップ27の後方の位置で、パワーユニットPの車幅方向右側には、エンジンの冷却水を放熱するラジエータ95が配設されている。ラジエータ95の車幅方向右側には、複数のルーバを備えたラジエータカバー96が取り付けられている。ラジエータカバー96の後方には、エンジンの燃焼ガスを排出するマフラ53が配設されている。
ラゲッジボックス30には、車体前後方向の略中間位置の底部に凹部が形成されており、この凹部に収まるように、冷却液のリザーバタンク70が配設されている。リザーバタンク70の後部には、後方上方に延びて給水口を構成するフィラーネック73が設けられている。フィラーネック73の上端部はラゲッジボックス30の内側に突出しており、シート28を開くことで給水口の蓋であるフィラーキャップ71にアクセスできる。
フィラーネック73の車体前方には、左右のリヤフレーム24の間を連結する連結パイプ24aが配設されている。リザーバタンク70の前方下部には、ラジエータ95に冷却水を供給する給水パイプ72が連結されている。また、リザーバタンク70の車体後方には、リヤフェンダ20および電装部品を支持する支持トレー80が配設されている。
図3は、外装部品を取り外した状態の自動二輪車1の一部拡大平面図である。また、図4は図3の一部拡大図である。車体平面視で、略楕円形状の開口を有するラゲッジボックス30は、車体前方側に位置する大型の第1収納部30aと、車体後方側に位置する小型の第3収納部30cとの間に、蓋部材56で覆われた第2収納部30bを設けた構成を有する。
第1収納部30aは、ヘルメットを収納できる深さを有し、車体後方側の第3収納部30cは浅めの形状とされる。これに対し、所定の電装部品を収納する第2収納部30bは、4本の締結部材57によって固定される蓋部材56で覆われており、シート28を開いたのみではアクセスできないように構成されている。車幅方向右側のリヤフレーム24には、ECU55が取り付けられている。
図4を参照して、締結部材57を緩めて蓋部材56を取り外すと、第2収納部30bにアクセスできる。第2収納部30bには、バッテリB、電装部品としてのヒューズボックス90、リザーバタンク70のフィラーキャップ71が配設されている。バッテリBおよびヒューズボックス90は、リヤフェンダ20を支持する支持トレー80の前側寄りの位置に固定されており、ラゲッジボックス30に形成された開口からバッテリBおよびヒューズボックス90が車体上方に臨むように構成される。
第2収納部30bは、ラゲッジボックス30に設けられる前側壁95Fと後側壁95Rとの間に挟まれて車幅方向に長い形状とされており、車幅方向左側にバッテリBを配設すると共に車幅方向右側にヒューズボックス90を配設し、このヒューズボックス90の車体後方にフィラーキャップ71が配設する構成を有する。支持トレー80が露出する開口の周囲には、締結部材57が通る貫通孔57aが形成されている。バッテリBは、マイナス端子60が車幅方向外側に位置し、プラス端子59が車幅方向内側に位置するように配設されている。
図5は、ラゲッジボックス30の斜視図である。ラゲッジボックス30の開口上縁部30eは、車体後方に向かって後上がりに傾斜している。バッテリBおよびヒューズボックス90を支持する支持トレー80は、ラゲッジボックス30の底部に形成された凹部30dに収まるように固定されている。リザーバタンク70の本体部75は、ヒューズボックス90の車体下方に配設されており、本体部75の後部から延びるフィラーネック73は、支持トレー80に形成された貫通孔を通ってヒューズボックス90の車体後方の位置まで延びている。
このように、ヒューズボックス90の下方のデッドスペースを利用してリザーバタンク70の本体部75を配設することで、車体前方寄りの第1収納部30aの容量を減らすことなくリザーバタンク70を配設することが可能となる。これに伴い、ラゲッジボックス30の車幅方向外側を覆うリヤサイドカバー25(図1参照)を小型化してデザイン自由度を高めることができる。
リザーバタンク70の本体部75の前端部には、リヤフレーム24の所定位置に係合する位置決め突起79が設けられており、フィラーネック73の前部にはリヤフレーム24に螺合される締結部材74が設けられる。本体部75の上部には、余剰となる冷却水を排出するドレンホース78が接続されている。本体部75の表面には、冷却水のアッパライン76およびロアライン77が設けられる。支持トレー80の下部には、後輪WRによる泥はね等からラゲッジボックス50の底部を保護するマッドガード81が配設されている。
図6は、リザーバタンク70まわりの断面構造を示す右側面図である。この図では、リザーバタンク70の本体部75を通るように車体前後方向に切断した状態を示す。また、図7は、リザーバタンク70まわりの断面構造を示す斜視図である。この図では、図6に示す断面構造を車体後方上方から見た状態を示している。第2収納部30bの前側壁95Fは、第1収納部30aの容量を最大限確保できるように略鉛直方向に立設している。これに対し、第2収納部30bの後側壁95Rは、収納した荷物の取り出しが容易となるように傾斜した形状とされる。
ラゲッジボックス30の開口上縁部30eは後上がりに傾斜しており、これに合わせて、前側底部30fおよび後側底部30fが階段状に後上がりとなるように形成されると共に、後側壁95Rが前側壁95Fより高い位置に設けられる。
フィラーネック73の上端部73aは、ラゲッジボックス30に設けられた専用の開口を貫通して車体上方に露出する。ヒューズボックス90には、カバー部材91が設けられており、フィラーネック73の上端部73aは、カバー部材91より少し高い位置に配設されている。
このように、給水口がヒューズボックス90の車体後方に配設されることから、低床フロア38の近傍に給水口を設ける構成に比して、給水作業時に腰を曲げたりしゃがんだりする必要がなく、給水作業が容易となる。さらに、ヒューズボックス90の車体後方に給水口が位置するため、給水作業時に冷却水をこぼしてしまった場合でも、第1収納部30aに収納した荷物に冷却水が付着する可能性を低減できる。
図8は、フィラーネック73の中心を通るように車体前後方向に切断した状態を示す斜視図である。また図9は、リザーバタンク70、ヒューズボックス90およびバッテリBの配置関係を示す車体前方側からの正面図である。
フィラーネック73の上端部に蓋をするフィラーキャップ71は、ヒューズボックス90よりも高い位置に配設されており、蓋部材56の裏面と近接配置されるように構成されている。これにより、蓋部材56を正しく取り付けている限りフィラーキャップ71が外れることがなく、また、フィラーキャップ71が閉まり切っていない状態では、蓋部材56も閉まらなくなることで乗員に報知する機能を有する。
図9に示すように、ヒューズボックス90の高さ寸法は、バッテリBの高さ寸法より小さく、本実施形態では、この高さ寸法の差から生じるヒューズボックス90の下方のデッドスペースを利用して、リザーバタンク70の本体部75を配設している。これにより、ヒューズボックス90とバッテリBとを車幅方向に並んで配設することと併せて、限られたスペースを効率よく使って3つの構造物をレイアウトすることを可能としている。
また、自動二輪車1のサイドスタンド23が車幅方向左側に設けられていることから、サイドスタンド23で車体を支持して車体が左側に傾斜した際に、フィラーネック73の上端部73aが車体上方に位置することとなり、給水作業が容易となる。また、フィラーネック73の上端部73aが、サイドスタンド23より車体上方に配設されているため、給水時に容器がヒューズボックス90に接触する可能性が低くなり、給水作業が容易となる。
そして、第2収納部30bの車体後方に、第1収納部30aより小さな第3収納部30cが設けられていることから、第1収納部30aにヘルメット等の大きな荷物を収納すると共に、第3収納部30cに工具等の小さな荷物を収納する使い分けを可能として、ラゲッジボックス30の利便性を高めることができと共に、ボトル等の容器から冷却水を補充する際に、容器の底部を車体後方側の第3収納部30cに逃がすことができ、容器の開口をフィラーネック73の給水口に近づけて注ぎやすさを向上させることができる。
なお、自動二輪車の形態、ラゲッジボックスの形状や構造、第1収納部、第2収納部および第3収納部の形状、リザーバタンクの形状や構造、車体フレームや支持トレーの形状や構造等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、電装部品としては、ヒューズボックスに限られず、リレーやレギュレータ、ECU等の他の部品であってもよい。本発明に係るリザーバタンクの配置構造は、鞍乗型の三輪車や四輪車等に適用することが可能である。
1…鞍乗型車両、28…シート、25…リヤサイドカバー(カバー部材)、30…ラゲッジボックス、30a…第1収納部、30b…第2収納部、30c…第3収納部、30e…開口上縁部、70…リザーバタンク、73…フィラーネック、73a…フィラーネックの上端部、75…本体部、90…電装部品(ヒューズボックス)、95…ラジエータ、B…バッテリ、P…パワーユニット

Claims (6)

  1. 運転者が着座するシート(28)と、
    車両の動力源であるパワーユニット(P)の冷却水を放熱するラジエータ(95)と、
    前記ラジエータ(95)に補充される冷却水を貯留するリザーバタンク(70)とを有する鞍乗型車両(1)において、
    前記シート(28)の車体下方に、荷物を収納するラゲッジボックス(30)と、該ラゲッジボックス(30)の少なくとも車幅方向左右を覆うカバー部材(25)とが配設されており、
    前記ラゲッジボックス(30)の車体前方寄りの位置に第1収納部(30a)が設けられると共に、前記第1収納部(30a)の車体後方に、少なくとも電装部品(90)を収納する第2収納部(30b)が設けられており、
    前記リザーバタンク(70)が、本体部(75)および該本体部(75)から上方に延びて給水口を構成するフィラーネック(73)を含んで構成されており、
    前記本体部(75)が、前記電装部品(90)の車体下方に配設され、
    前記フィラーネック(73)の上端部(73a)が、前記電装部品(90)の車体後方で前記第2収納部(30b)に配設され、
    前記第2収納部(30b)の上部は、4本の締結部材(57)によって固定される蓋部材(56)で覆われており、シート(28)を開いたのみでは前記第2収納部(30b)にアクセスできないように構成されていることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記ラゲッジボックス(30)の開口上縁部(30e)が、車体後方に向かって後上がりに傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記鞍乗型車両(1)の車幅方向左側にサイドスタンド(23)が設けられており、
    前記フィラーネック(73)の上端部(73a)が、車幅方向右側寄りに配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記フィラーネック(73)の上端部(73a)が、前記電装部品(90)より車体上方に配設されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  5. 前記第2収納部(30b)に、前記電装部品(90)とバッテリ(B)とが車幅方向に並んで配設されており、
    前記電装部品(90)が、ヒューズボックスであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  6. 前記第2収納部(30b)の車体後方に、前記第1収納部(30a)より小さな第3収納部(30c)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の鞍乗型車両。
JP2018183021A 2018-09-27 2018-09-27 鞍乗型車両 Active JP7008603B2 (ja)

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