JP6216308B2 - 鞍乗型車両のリザーブタンク構造 - Google Patents

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Description

本発明は、大気開放部からの冷却水の流出を抑制できる鞍乗型車両のリザーブタンク構造に関する。
冷却水用のリザーブタンクが鞍乗型車両のユニットスイング式のパワーユニットに取付けられたリヤフェンダ部に取付けられているものが、例えば下記特許文献1に示されている。
下記特許文献1に示されるものにおいては、リザーブタンクはユニットスイング部(リヤフェンダ部)に取付けられるので、収納ボックスやステップフロアに取付ける場合の干渉やスペースを気にせずに、リザーブタンクを設置することができるが、リザーブタンクがユニットスイング部(リヤフェンダ部)に取付けられると、リザーブタンクが受ける振動が大きくなってしまい、リザーブタンク内の冷却水がリザーブタンクの大気開放部へ流れ込んで流出する恐れがある。
特開2013−103559号公報(図2〜図7)
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、車体フレームに上下揺動自在に支承されたパワーユニットを備えた鞍乗型車両のリザーブタンク構造において、パワーユニットが上下揺動しても、リザーブタンク内の冷却水の動きが抑制され、リザーブタンクの大気開放部からの冷却水の漏れを積極的に抑えることができる鞍乗型車両のリザーブタンク構造を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車体フレームに上下揺動自在に支承されたパワーユニットを備えた鞍乗型車両のリザーブタンク構造において、前記パワーユニットは、車幅方向一方側に配置される動力伝達機構を有するとともに、車幅方向他方側に冷却水用のリザーブタンクを備え、かつ前記パワーユニットは、その揺動位置が前記リザーブタンクより車両前後方向の前方側に位置し、前記リザーブタンクは、上側タンクと下側タンクの2つから構成され、車両前後方向の側において、前記上側タンクは給水口および大気開放部を有し、車両前後方向の側において、前記上側タンクと前記下側タンクとを連通する連通部が備えられたことを特徴とする鞍乗型車両のリザーブタンク構造である。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の鞍乗型車両のリザーブタンク構造において、前記上側タンクは、斜め後ろ上がりになるように配置されたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項または請求項に記載の鞍乗型車両のリザーブタンク構造において、前記リザーブタンクは、後方上面前記給水口を備えるとともに、前部底壁において下方向に延びる回動支軸を備え、同回動支軸を中心に回動可能とされることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項ないし請求項のいずれか一項に記載の鞍乗型車両のリザーブタンク構造において、前記下側タンクは、水量確認用目盛を有するとともに、前後方向に長尺の上方長方部と、同上方長方部の後部において下方に膨出する下方膨出部から構成され、前記上方長方部の前部に前記連通部が設けられるとともに、前記下方膨出部には前記連通部より後方側、且つ下方においてラジエータへ接続されるラジエータ接続部が設けられたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の鞍乗型車両のリザーブタンク構造において、前記リザーブタンクを覆うリザーブタンクカバーが備えられ、同リザーブタンクカバーは、前記パワーユニットに取付けられたリヤフェンダに前記リザーブタンクと共締めされるとともに、前記リザーブタンクカバーには、前記水量確認用目盛に対応する個所に開口部が設けられたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明の鞍乗型車両のリザーブタンク構造によれば、リザーブタンクより前方で上下揺動自在に支承されたパワーユニットにリザーブタンクが備えられており、冷却水がリザーブタンク内を大きく動こうとすることに対し、リザーブタンクが上下に分かれており、且つ上側タンクと下側タンクとの連通部が前部に、大気開放部が後部に離れて配置されているので、下側タンクから上側タンクへ移動した冷却水が大気開放部へ移動するための距離が延び、冷却水の動きが抑制され、大気開放部からの冷却水の流出を抑えることができる。
また、リザーブタンクは後部になるほど揺れが大きくなるが、連通部をリザーブタンクの前部に設けたことで連通部の揺れが抑えられ、揺れによって連通部を流れる冷却水を抑制することができる。
請求項の発明によれば、請求項の発明の効果に加え、上側タンクが斜め後ろ上がりに配置されていることで、上側タンクに流れてきた冷却水を積極的に前方の連通部に移動させ、下側タンクへ流すことを可能としている。
請求項の発明によれば、請求項または請求項の発明の効果に加え、リザーブタンクが、前部にある回動支軸を中心として回動することで、リザーブタンク後方上面に備えられた給水口を、車両幅方向外側に動かすことが可能となり、給水などのメンテナンスを容易にすることができる。
請求項の発明によれば、請求項ないし請求項のいずれか一項の発明の効果に加え、下側タンクにおいて、下方に膨出する下方膨出部を備えることで、冷却水を積極的にラジエータ接続部がある下方膨出部に集めることができ、ラジエータとの冷却水の受給が容易となるほか、水量確認用目盛で冷却水の水位を確認することが容易となる。
また、連通部より後方側の下方膨出部に冷却水が集まることで、上方長方部における冷却水は必然的に少なくなり、上方長方部の前部に設けられた連通部への、走行中の振動などによる冷却水の浸入を抑えることができる。
請求項の発明によれば、請求項の発明の効果に加え、リザーブタンクとリザーブタンクカバーが共締めされることで、部品点数が削減され、リザーブタンクの冷却水の水量確認目盛に対応する個所に開口部が設けられることで、水量の確認を容易にすることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両のリザーブタンク構造を備えたスクータ型自動二輪車の全体右側面図である。 車体カバー、燃料タンク等を外した本実施形態のスクータ型自動二輪車の要部右側面図である。 図2中III−III矢視による、本実施形態のスクータ型自動二輪車の要部上面図である。 図2のリザーブタンクにリザーブタンクカバーを取付けたその周囲の拡大右側面図である。 図4において、リザーブタンクカバーを外したリザーブタンクの右側面図である。 図5中VI−VI矢視による、リザーブタンクカバーを外したリザーブタンクの上面図である。 図6中VII−VII矢視による、リザーブタンクカバーを取付けたリザーブタンクの縦断面図であり、回動支軸によるリザーブタンクの回動支持を示す。 (a)部はリザーブタンクの、(b)部はリザーブタンクカバーの立体形状説明図であり、右斜め後方から見た外側部斜視図である。 (a)部はリザーブタンクの、(b)部はリザーブタンクカバーの立体形状説明図であり、前方から見た前側斜視図である。 (a)部はリザーブタンクの、(b)部はリザーブタンクカバーの立体形状説明図であり、左斜め前方から見た内側部斜視図である。
図1から図10に基づき、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両のリザーブタンク構造につき説明する。
特許請求の範囲および本明細書の説明における前後左右上下等の向きは、本実施形態のリザーブタンク構造を備えた鞍乗型車両の向きに従うものとする。本実施形態において鞍乗型車両はスクータ型自動二輪車である。
図中矢印FRは車両前方を、LHは車両左方を、RHは車両右方を、UPは車両上方を、それぞれ示す。
図1は、本発明の実施形態に係るスクータ型自動二輪車(本発明における「鞍乗型車両」。以下、単に「自動二輪車」という。)1の、車体カバー19、乗車用シート12を2点鎖線で簡略図示した左側面図である。
自動二輪車1は、車体前部1Aと車体後部1Bとが、低いフロア部1Cを介して連結されており、車体の骨格をなす車体フレーム2は、概ねダウンチューブ21とメインパイプ22とからなる。
すなわち車体前部1Aのヘッドパイプ20からダウンチューブ21が下方へ延出し、ダウンチューブ21は下端で水平に屈曲してフロア部1Cの下方を後方へ延び、その後端において左右一対のメインパイプ22が連結され、連結部からメインパイプ22は斜め後方に立ち上がって所定高さで略水平に屈曲して後方に延びている。
メインパイプ22の立ち上がり傾斜部には燃料タンク10が、タンク底部を左右のメインパイプ22に挟まれるように支持され、さらに後方に延びるメインパイプ22の水平部にはキャリヤ11が設けられており、燃料タンク10の上に乗車用シート12が配置されている。
一方、車体前部1Aにおいては、ヘッドパイプ20に軸支されて上方にハンドル13が設けられ、下方にフロントフォーク14が延びてその下端に前輪15が軸支されている。
車体フレーム2および固定された機器は車体カバー19に概ね覆われている。
メインパイプ22の立ち上がり部分にブラケット23が突設され、ブラケット23にリンク部材24を介してパワーユニット3が揺動可能に連結支持されている。
パワーユニット3は、その前部がクランクケース30に図示しないクランク軸を車幅方向に配向し回転自在に支持した単気筒4ストロークの水冷式内燃機関(以下、単に「内燃機関」という)4であり、図2に示すように、クランクケース30からから前方にシリンダブロック41、シリンダヘッド42、シリンダヘッドカバー43が順次重ねられて結合され、シリンダ軸線が水平近くまで大きく前傾した姿勢をしている。
パワーユニット3は、クランクケース30の下端前部から前方に突出したハンガーブラケット31の端部がリンク部材24にピボット軸24aを介して連結され、上下揺動自在に支持されている。
なお、クランクケース30の下端後部にメインスタンド16が揺動して起伏自在に軸支されており、倒伏したときは後輪17を前方から跨ぐようにして略水平に収納される。
図3に示されるように、パワーユニット3は内燃機関4から左側に偏って後方に向けてベルト式無段変速機(本発明における「動力伝達機構」の部分)51が構成され、その後部に設けられた減速機構(本発明における「動力伝達機構」の部分)52の出力軸である後輪車軸53が右方に突出しており、後輪車軸53に後輪17が片持ち支持されている。
ベルト式無段変速機51と減速機構52が、内燃機関4より後方に延設される動力伝達機構である。
クランクケース30は、左右割りの左クランクケース30Lと右クランクケース30Rとを合体して構成されるもので、右クランクケース30Rは、クランクケース部の右半体をなし、左クランクケース30Lは、前部がクランクケース部の左半体をなすとともに、後方に膨出して前後に長尺のベルト式無段変速機51を収容する伝動ケースを兼ねる。
左クランクケース(伝動ケース)30Lの前後長尺の左側開放面は、伝動ケースカバー32により覆われ、内部にベルト式無段変速機51が収納され、後部の右側開放面は減速機ケース33により覆われ、内部に減速機構52が収納される。
減速機ケース33とメインパイプ22の後部間にリヤクッション18が介装されている(図1参照)。
図2に示されるように、パワーユニット3の内燃機関4の前方に大きく前傾したシリンダヘッド42の上部から吸気管60が延出して後方に湾曲し、吸気管60に接続されたスロットルボディ61がシリンダブロック41の上方に位置し、スロットルボディ61に連結管62を介して連結されるエアクリーナ63がベルト式無段変速機51の上方に左クランクケース(伝動ケース)30Lに支持されて配設されている(図3参照)。
一方、シリンダヘッド42の下部から下方に延出した排気管65は、右方へ屈曲してクランクケース30の下端から突出した右側のハンガーブラケット31の外側を廻り込むようにしてクランクケース30の下端部側方を後方に延びて、後輪17の右側に配設される排気マフラー66に接続されている。
内燃機関4の右クランクケース30Rの右側には内燃機関4の冷却水を空冷するためのラジエータ45が配設され、その外側をラジエータカバー46が覆っており(図3参照)、排気管65は、ラジエータ45の下方をラジエータカバー46の下端縁に沿って後方に延びている。
したがって、図3に示されるように、後輪車軸53に取り付けられ片持ち支持される後輪17を挟んで、左側にベルト式無段変速機51や減速機構62等の動力伝達機構が配設され、右側にラジエータ45と排気マフラー66が配設される。
排気マフラー66の外面には、プロテクタ67が排気マフラー66を側方から覆うように取り付けられる(図1、図3参照)。
プロテクタ67は、排気マフラー66の側面の略全体を覆うとともに、前後面および上面の外側半分程を覆っており、乗員や荷台への排気マフラー66の熱の影響を低減している。
排気マフラー66は、排気マフラー66に溶接されるマフラー支持ステー7によって内燃機関4のクランクケース30に支持される。
排気マフラー66の前部に溶接されて一体に取り付けられたマフラー支持ステー7は、図2に示されるように、前方に延出した上側取付腕部7aと下側取付腕部7bがステー取付ボルト71、72によって内燃機関4の右クランクケース30Rに固着されて、排気マフラー66がマフラー支持ステー7を介して右クランクケース30Rに取り付けられ、後輪17の右側に配設される。
なお、排気マフラー66の後部下端に連結ブラケット68が溶接されている。
図2に示されるように、後輪17のタイヤ17aの略上半部をリヤフェンダ8が覆っており、リヤフェンダ8は、後輪17のタイヤ17aの外形を一回り大きくした断面U字状をした円環形状の上半部の半円環形状をしており、後輪17の上方および前後を覆う。
図3に示されるように、断面U字状をしたリヤフェンダ8における円弧状周壁の左側前部から左方に取付ブラケット8aが延出している。
また、断面U字状をしたリヤフェンダ8における円弧状周壁の左側後下端部から前方に取付ブラケット8bが突出し、右側後下端部には取付ブラケット8cが形成されている。
リヤフェンダ8の左側前部の取付ブラケット8aは、左クランクケース(伝動ケース)
30Lの上に配設されるエアクリーナ63のフェンダ取付ボス部63aにフェンダ取付ボルト81により取り付けられ、リヤフェンダ8の左側壁の後下端から前方に突出した取付ブラケット8bは、左クランクケース(伝動ケース)30Lの後部からさらに後方に突出した支持ブラケット30Lbにフェンダ取付ボルト82により取り付けられる。
一方、後輪17の右側に配設される排気マフラー66の後部下端に溶接された連結ブラケット68に前端が締結された連結ステー68aが後方に突設されている(図2参照)。
リヤフェンダ8の右側壁の後下端の取付ブラケット8cは、排気マフラー66の後部下端の連結ブラケット68から突設された連結ステー68aの後端部にフェンダ取付ボルト83により取り付けられる。
したがって、リヤフェンダ8は、左側前部の取付ブラケット8aがエアクリーナ63に取り付けられ、左側壁の後下端の取付ブラケット8bが左クランクケース(伝動ケース)30Lに取り付けられ、右側壁の後下端の取付ブラケット8cが排気マフラー66に連結ステー68aを介して取り付けられて、パワーユニット3に支持され、パワーユニット3とに上下揺動する。
図2ないし図3を参照して、リヤフェンダ8における円弧状周壁の右側前上部から右方に支持ブラケット8dが突出して形成されるとともに、円弧状周壁の支持ブラケット8dより後方の右側中央上部から右方に支持ブラケット8eが突出して形成されている。
また、排気マフラー66を支持するマフラー支持ステー7のステー中央部7cに、リザーブタンク9を支持するリザーブタンク支持ステー90が溶接されて立設されている(図2参照)。
本実施形態においては、ラジエータ45の上部にあるラジエータキャップ45a内と連通するように配管されたリザーブタンク9が、車両幅方向でラジエータ45と同じ側、すなわち、ベルト式無段変速機51等の動力伝達機構と反対側の右側においてリザーブタンク支持ステー90に支持されて設けられており、すなわち車体フレーム2に上下揺動自在に支承されたパワーユニット3にリザーブタンク9が備えられている。
そして、ラジエータ45内の冷却水が高温となって膨張したときは余分な冷却水がリザーブタンク9に溢流し、ラジエータ45内の冷却水が低温となったときにはリザーブタンク9からラジエータ45に冷却水が戻される。
そのようなラジエータ45とリザーブタンク9の間の冷却水の流通により、ラジエータ45側に溜まっていたエアーがリザーブタンク9に排出され、リザーブタンク9は大気に開放される構造となっているため、水冷系からのエアー抜きが良好に行われる。
図2に示されるように、リザーブタンク支持ステー90は、下部がマフラー支持ステー7に溶接され上方に突出する支柱部90aと、支柱部90aの上端に張設された水平基盤90bと、水平基盤90bの側縁から上方に屈曲して形成された取付ブラケット部90cとから概ね構成されている。
リザーブタンク支持ステー90の取付ブラケット部90cは、リヤフェンダ8の円弧状周壁の右側前上部の支持ブラケット8dに左側から当接してステー取付ボルト84により固着される。
このようにしてマフラー支持ステー7に溶接され、リヤフェンダ8に取り付けられて支持されたリザーブタンク支持ステー90に、リザーブタンク9が支持される。
図2に示されるように、リザーブタンク9は、それぞれ前後に長尺の上側タンク9Aと下側タンク9Bの2つから構成され、その前後方向後方側において、上側タンク9Aは上方にキャップ91aで開閉される給水口91、および大気開放部92を有し、前後方向前方側において、上側タンク9Aと下側タンク9Bとを連通する後述の連通部93が備えられている。
また、下側タンク9Bは、透視可能な壁部に水量確認用目盛94を有するとともに、下部においてラジエータ45へ接続されるラジエータ接続部95が設けられている。
したがって、本実施形態では、リザーブタンク9は、冷却水の液位を目視可能な程度に透明な樹脂の成型品となっている。
下側タンク9Bの前部は、リザーブタンク支持ステー90の水平基盤90bの上に載り、下側タンク9Bの前部底壁から下方に突設された回動支軸96が水平基盤90bのグロメット軸受部90d(図7参照)に挿入され、略鉛直方向に指向した回動支軸96を中心に左右に揺動自在に、リザーブタンク9は支持される。
リザーブタンク9の後壁から後部取付ブラケット97が後方に突出しており、後部取付ブラケット97の後端部がリヤフェンダ8の右側中央上部の支持ブラケット8eにタンク・カバー取付ボルト85により取付けられることで、リザーブタンク9は固定される。
リザーブタンク9の下側タンク9Bから前方に突出したラジエータ接続部95に補給チューブ95aが接続され、補給チューブ95aは、ラジエータ45の上部のラジエータキャップ45a内と連通するように接続されて、ラジエータ45内の冷却水の高温、低温に伴う前述の冷却水の受給が行われる。
上側タンク9Aの給水口91からは、予備冷却水として冷却水の補給を行うことができる。また、リザーブタンク9の給水口91から前方に突出した大気開放部92には、大気開放チューブ92aの一端が接続され、大気開放チューブ92aの他端は車体カバー19の内側で大気側に開口しているので、ラジエータ45からリザーブタンク9に送り込まれたエアーが大気に排出され、水冷系からのエアー抜きが行われる。
リザーブタンク9には、リザーブタンクカバー100が右側から被せられる。
リザーブタンクカバー100は、リヤフェンダ8の支持ブラケット8eに、リザーブタンク9とともにタンク・カバー取付ボルト85により共締めされて取り付けられる。
また、図3を参照して、排気マフラー66を支持するマフラー支持ステー7の上方に配置されるリザーブタンク9は、タンク・カバー取付ボルト85の取り外しでリザーブタンクカバー100を取り除いて、外部に露出することができる。
この露出状態にあってリザーブタンク支持ステー90に前部を支持されたリザーブタンク9を、略鉛直方向に指向した回動支軸96を中心に右方に回動することで、車両前後方向に対して垂直右方に位置させることができ(図3に2点鎖線で示す)、リザーブタンク9の回動移動によってリザーブタンク9への給水作業を容易に行える。
以下、図4から図10によって、リザーブタンク9およびリザーブタンクカバー100等の詳細を説明する。
図4において、リザーブタンク9は、その外側(右側)にリザーブタンクカバー100を装着して示される。
リザーブタンクカバー100には、リザーブタンク9の水量確認用目盛94に対応する部分に縦長の開口部101が形成されていて、内部の水量確認目盛94が目視でき外部からリザーブタンク9内の予備冷却水の量(水位)の目視点検、確認を容易に行うことができる。
リザーブタンクカバー100の後部膨出部102は、リザーブタンク9の後部取付ブラケット97を覆い、タンク・カバー取付ボルト85で、リヤフェンダ8の支持ブラケット8e(図5参照)に後部取付ブラケット97とともに共締めで締結される。リザーブタンクカバー100の前部周壁103は、後述のようにリザーブタンク9の前部係止突起98(図5参照)に係止される。
図5は、図4におけるリザーブタンクカバー100を外したリザーブタンク9とその周辺の右側面図であり、マフラー支持ステー7は図示省略されている。
図6は、図5中VI−VI矢視による、リザーブタンクカバー100を外したリザーブタンク9の上面図である。
なお、図8〜図10は、それぞれ(a)部にリザーブタンク9の単体図を、(b)部にリザーブタンクカバー100の単体図を、斜視図として示すものであり、図8は右斜め後方から見た外側部斜視図、図9は前方から見た前側斜視図、図10は左斜め前方から見た内側部斜視図であり、以下、リザーブタンク9とリザーブタンクカバー100の立体形状の説明図として、図8〜図10も参照するものとする。
図5、図6に示されるように、リザーブタンク9は、それぞれ前後に長尺の上側タンク9Aと下側タンク9Bの2つから構成され、上側タンク9Aは、前後方向後方側において上面から上方に延在しキャップ91aで開閉される給水口91を有し、給水口91の上下中ごろに前方に突設されたノズル状の大気開放部92を有している。下側タンク9Bは、上側タンク9Aより幅広で上下高さも大きい。
上側、下側タンク9A、9Bは前後方向前方側において、両タンク9A、9Bを連通する上下方向の連通孔93aを有する連通部93を備えており、連通部93から後部に向けて両タンク9A、9B間を一体に連結する上下方向板状の連結部99が延在し、さらにリザーブタンク9の後壁より後方へと上下方向板状の後部取付ブラケット97として突出している(図8参照)。
下側タンク9Bは、前後方向に長尺の上方長方部9Baと、上方長方部9Baの後部に
おいて下方に膨出する下方膨出部9Bbから構成され、下方膨出部9Bbには連通部93より後方側、且つ下方において、ラジエータ45のラジエータキャップ45a内へ(図2参照)接続されるノズル状のラジエータ接続部95が前方へ向けて突設されている(図10参照)。
また、下側タンク9Bには、上下高さのある下方膨出部9Bbにかけて、透視可能な壁部に水量確認用目盛94が設けられている(図8参照)。
図2に示されるように、ラジエータ接続部95には補給チューブ95aが接続され、補給チューブ95aは、ラジエータ45の上部のラジエータキャップ45a内と連通するように接続されて、ラジエータ45内の冷却水の高温、低温に伴う前述の冷却水の受給が行われる。
大気開放部92には、大気開放チューブ92aの一端が接続され、大気開放チューブ92aの他端は車体カバー19の内側で大気側に開口しており、ラジエータ4からリザーブタンク9に送り込まれたエアーが大気に排出され、水冷系からのエアー抜きが行われる。
本実施形態では、下側タンク9Bにおいて、下方に膨出する下方膨出部9Bbを備えたので、冷却水を積極的にラジエータ接続部95がある下方膨出部9Bbに集めることができ、ラジエータ45との冷却水の受給が容易となるほか、水量確認用目盛94で冷却水の水位を確認することが容易となる。
また、連通部53より後方側の下方膨出部9Bbに冷却水が集まることで、上方長方部9Baにおける冷却水は必然的に少なくなり、上方長方部9Baの前部と上側タンク9Aとの間に設けられた連通部93への、走行中の振動などによる冷却水の浸入を抑えることができる。
本実施形態においては、上下揺動自在に支承されたパワーユニット3にリザーブタンク9が備えられているので、冷却水がリザーブタンク9内を大きく動こうとするが、上記のようなリザーブタンク9の構造では、リザーブタンク9が上、下側タンク9A、9Bに分かれており、さらに、上側タンク9Aと下側タンク9Bとの連通部93と大気開放部92が前後方向に離れて配置されている。
したがって、下側タンク9Bから上側タンク9Aへ冷却水が移動しても、さらに大気開放部92へ移動するための距離があるため、冷却水の動きが抑制され、大気開放部92からの冷却水の流出を抑えることができる。
また、上下揺動自在に支承されたパワーユニット3にリザーブタンク9が備えられたことで、リザーブタンク9の上下揺動軸は、パワーユニット3の上下揺動軸となり、車両前後方向でリザーブタンク9の前方にあり、リザーブタンク9の後部になるほど揺れが大きくなる。
つまり、上、下側タンク9A、9Bの連通部93がリザーブタンク9の前部に設けられているので、上下揺動による連通部93付近における冷却水の揺れが小さくなり、揺れによる連通部93の冷却水の流れを抑制することができるものとなっている。
また、図5に示されるように、上側タンク9Aは、斜め後ろ上がりになるように配置されている。したがって、揺れに伴い下側タンク9Bから連通部93を介して上側タンク9Aに冷却水が流入しても、冷却水を前方の連通部93に積極的に移動させることができ、連通部93から下側タンク9Bに冷却水を戻すことができる。
図5に示されるように、リザーブタンク9の後部取付ブラケット97には、タンク取付け孔97aが設けられている。
また、下側タンク9Bの先端には上下方向板状の前部係合突起98が一体に形成されている(図9、10参照)。
そして、下側タンク9Bの上方長方部9Baの前部底壁には下方向に延びる回動支軸96が一体に形成されて備えられている(図8〜10参照)。
下側タンク9Bの上方長方部9Baの前部は、リザーブタンク支持ステー90の水平基盤90bの上に載り、下側タンク9Bの前部底壁から下方に突設された回動支軸96が水平基盤90bのグロメット軸受部90d(図7参照)に挿入され、略鉛直方向に指向した回動支軸96を中心に回動し、左右に揺動自在にリザーブタンク9は支持される。
一方、リザーブタンク9を覆うリザーブタンクカバー100には、図6に示されるように、その前部周壁103に下側タンク9B先端の前部係合突起98が貫通係合するタンク係合孔104が設けられている(図9、10参照)。
また、後部膨出部102には、リザーブタンク9上に取付けられたときに、リザーブタンク9のタンク取付け孔97aと位置が一致するように、タンク・カバー取付ボルト85を挿通させるためのカバー取付け孔105が設けられている(図8参照)。
しかして、回動支軸96によって水平基盤90b上に左右揺動自在に支持されたリザーブタンク9の前部係合突起98に、リザーブタンクカバー100のタンク係合孔104を係合させて、回動支軸96周りにリザーブタンク9とリザーブタンクカバー100とを回動させて、リヤフェンダ8の支持ブラケット8eに当接させ、カバー取付け孔105とタンク取付け孔97aとを通してタンク・カバー取付ボルト85を支持ブラケット8eに締結させることで、リザーブタンク9とリザーブタンクカバー100が共締めで固定される。
そのような固定法により、リザーブタンク9とリザーブタンクカバー100が共締めされることで、部品点数が削減されている。
また、タンク・カバー取付ボルト85を抜き、リザーブタンクカバー100を外しても、リザーブタンク9は回動支軸96によって水平基盤90b上に支持されているから、露出したリザーブタンク9が、前部にある回動支軸96を中心として回動することで、リザーブタンク9の後方上面に備えられた給水口91を、車両幅方向外側に動かして車両前後方向に対し垂直右方に位置させることができ、給水などのメンテナンスが容易である。
図7は、図6中VII−VII矢視による、リザーブタンクカバー100を取付けたリザーブタンク9の縦断面図であり、回動支軸96によるリザーブタンク9の回動支持状態を示す。
下側タンク9Bの上方長方部9Baの前部は、リザーブタンク支持ステー90の水平基盤90bの上に載り、下側タンク9Bの上方長方部9Baの前部底壁に一体に形成され下方向に延びる回動支軸96は、水平基盤90bのグロメット軸受部90dに挿入されている。
リザーブタンク9は、略鉛直方向に指向した回動支軸96を中心に回動し、左右に揺動自在に支持される。
図7にはまた、リザーブタンク9の大気開放部92が大気開放チューブ92aに接続され、ラジエータ接続部95が補給チューブ95aに接続された状態が示される。
以下、本実施形態の自動二輪車1のリザーブタンク構造の特徴的構成と、その作用効果をまとめて述べる。
すなわち、車体フレーム2に上下揺動自在に支承されたパワーユニット3を備えた自動二輪車1のリザーブタンク構造において、パワーユニット3は、車幅方向左方側に配置されたベルト式無段変速機1と減速機構52を備える動力伝達機構を有するとともに、車両幅方向右方側に冷却水用のリザーブタンク9を備え、リザーブタンク9は、上側タンク9Aと下側タンク9Bの2つから構成され、その前後方向後方側において、上側タンク9Aは給水口91および大気開放部92を有し、前後方向前方側において、上側タンク9Aと下側タンク9Bとを連通する連通部93が備えられている。
そのように、上下揺動自在に支承されたパワーユニット3にリザーブタンク9が備えられたために冷却水がリザーブタンク9内を大きく動こうとすることに対し、リザーブタンク9が上下に分かれており、且つ上側タンク9Aと下側タンク9Bとの連通部93と大気開放部92とが前後方向に離れて配置されているので、下側タンク9Bから上側タンク9Aへ移動した冷却水が大気開放部92へ移動するための距離が延び、冷却水の動きが抑制され、大気開放部92からの冷却水の流出を抑えることができる。
また、連通部93は、上側タンク9Aおよび下側タンク9Bの前部に設けられている。
リザーブタンク9の揺動軸は、パワーユニット3の揺動軸であり車両前後方向でリザーブタンク9の前方にあり、リザーブタンク9は後部になるほど揺れが大きくなるが、連通部93をリザーブタンク9の前部に設けたことで、連通部93の揺れが抑えられ、揺れによって連通部93を流れる冷却水を抑制することができる。
また、上側タンク9Aは、斜め後ろ上がりになるように配置されている。
上側タンク9Aが斜め後ろ上がりに配置されていることで、上側タンク9Aに流れてきた冷却水を積極的に前方の連通部93に移動させ、下側タンク9Bへ流すことを可能としている。
また、リザーブタンク9は、後方上面にて給水口91を備えるとともに、前部底壁において下方向に延びる回動支軸96を備え、回動支軸96を中心に回動する。
リザーブタンクが、前部にある回動支軸96を中心として回動することで、リザーブタンク9後方上面に備えられた給水口91を、車両幅方向外側に動かすことが可能となり、給水などのメンテナンスを容易にすることができる。
また、下側タンク9Bは、水量確認用目盛94を有するとともに、前後方向に長尺の上方長方部9Baと、上方長方部9Baの後部において下方に膨出する下方膨出部9Bbから構成され、上方長方部9Baの前部に連通部93が設けられるとともに、下方膨出部9Bbには連通部93より後方側、且つ下方においてラジエータ45へ接続されるラジエータ接続部95が設けられている。
下側タンク9Bにおいて、下方に膨出する下方膨出部9Bbを備えることで、冷却水を積極的にラジエータ接続部93がある下方膨出部9Bbに集めることができ、ラジエータ45との冷却水の受給が容易となるほか、水量確認用目盛94で冷却水の水位を確認することが容易となる。
また、連通部93より後方側の下方膨出部9Bbに冷却水が集まることで、上方長方部9Baにおける冷却水は必然的に少なくなり、上方長方部9Baの前部に設けられた連通部93への、走行中の振動などによる冷却水の浸入を抑えることができる。
そして、リザーブタンク9を覆うリザーブタンクカバー100が備えられ、リザーブタンクカバー100は、パワーユニット3に取付けられたリヤフェンダ8にリザーブタンク9と共締めされるとともに、リザーブタンクカバー100には、水量確認用目盛94に対応する個所に開口部101が設けられている。
リザーブタンク9とリザーブタンクカバー100が共締めされることで、部品点数が削減され、リザーブタンク9の冷却水の水量確認目盛94に対応する個所に開口部101が設けられることで、水量の確認を容易にすることが可能となっている。
以上、本発明に係る一実施形態の鞍乗型車両のリザーブタンク構造につき説明したが、本発明の態様が上記実施形態に限定されず、本発明の各請求項の要旨の範囲で、多様な態様で実施されるものを含むことは勿論である。
例えば、本発明の鞍乗型車両は、車体フレームに上下揺動自在に支承されたパワーユニットを備えた鞍乗型車両ならば実施形態のスクータ型自動二輪車に限らない。
鞍乗型車両の内燃機関は、実施形態の単気筒4ストロークサイクル内燃機関に限定されず、水冷内燃機関であって冷却水用のリザーブタンクを備えることが必要な内燃機関であればよい。
なお、各機器の左右の配置は、説明の便宜上、図示のものに特定して記載したが、上記実施形態に示すものと左右逆となる配置のものであってもよく、本発明に含まれる。
1…自動二輪車(スクータ型自動二輪車、本発明における「鞍乗型車両」)、2…車体フレーム、3…パワーユニット、4…内燃機関(水冷式内燃機関)、7…マフラー支持ステー、7a…上側取付腕部、7b…下側取付腕部、8…リヤフェンダ、8d…支持ブラケット、8e…支持ブラケット、9…リザーブタンク、9A…上側タンク、9B…下側タンク、9Ba…上方長方部、9Bb…下方膨出部、17…後輪、22…メインパイプ、23…ブラケット、24…リンク部材、24a…ピボット軸、30…クランクケース、30L…左クランクケース、30R…右クランクケース、32…伝動ケースカバー、31…ハンガーブラケット、33…減速機ケース、45…ラジエータ、45a…ラジエータキャップ、46…ラジエータカバー、51…ベルト式無段変速機(本発明における「動力伝達機構」の部分)、52…減速機構(本発明における「動力伝達機構」の部分)、71…ステー取付ボルト、72…ステー取付ボルト、84…ステー取付ボルト、85…タンク・カバー取付ボルト、90…リザーブタンク支持ステー、90a…支柱部、90b…水平基盤、90c…取付ブラケット部、90d…グロメット軸受部、91…給水口、91a…キャップ、92…大気開放部、92a…大気開放チューブ、93…連通部、93a…連通孔、94…水量確認用目盛、95…ラジエータ接続部、95a…補給チューブ、96…回動支軸、97…後部取付ブラケット、97a…タンク取付け孔、98…前部係止突起、99…連結部、100…リザーブタンクカバー、101…開口部、102…後部膨出部、103…前部周壁、104…タンク係合孔、105…カバー取付け孔

Claims (5)

  1. 車体フレーム(2)に上下揺動自在に支承されたパワーユニット(3)を備えた鞍乗型車両(1)のリザーブタンク構造において、
    前記パワーユニット(3)は、車幅方向一方側に配置される動力伝達機構(51, 52)を有するとともに、車幅方向他方側に冷却水用のリザーブタンク(9)を備え、かつ前記パワーユニット(3)は、その揺動位置が前記リザーブタンク(9)より車両前後方向の前方側に位置し、
    前記リザーブタンク(9)は、上側タンク(9A)と下側タンク(9B)の2つから構成され、
    車両前後方向の側において、前記上側タンク(9A)は給水口(91)および大気開放部(92)を有し、
    車両前後方向の側において、前記上側タンク(9A)と前記下側タンク(9B)とを連通する連通部(93)が備えられたことを特徴とする鞍乗型車両のリザーブタンク構造。
  2. 前記上側タンク(9A)は、斜め後ろ上がりになるように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両のリザーブタンク構造。
  3. 前記リザーブタンク(9)は、後方の上面に前記給水口(91)を備えるとともに、前部底壁において下方向に延びる回動支軸(96)を備え、同回動支軸(96)を中心に回動可能とされることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鞍乗型車両のリザーブタンク構造。
  4. 前記下側タンク(9B)は、水量確認用目盛(94)を有するとともに、前後方向に長尺の上方長方部(9Ba)と、同上方長方部(9Ba)の後部において下方に膨出する下方膨出部(9Bb)から構成され、
    前記上方長方部(9Ba)の前部に前記連通部(93)が設けられるとともに、前記下方膨出部(9Bb)には前記連通部(93)より後方側、且つ下方においてラジエータ(45)へ接続されるラジエータ接続部(95)が設けられたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両のリザーブタンク構造。
  5. 前記リザーブタンク(9)を覆うリザーブタンクカバー(100)が備えられ、同リザーブタンクカバー(100)は、前記パワーユニット(3)に取付けられたリヤフェンダ(8)に前記リザーブタンク(9)と共締めされるとともに、
    前記リザーブタンクカバー(100)には、前記水量確認用目盛(94)に対応する個所に開口部(101)が設けられたことを特徴とする請求項4に記載の鞍乗型車両のリザーブタンク構造。
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