JP5700832B2 - スクータ型車両 - Google Patents

スクータ型車両 Download PDF

Info

Publication number
JP5700832B2
JP5700832B2 JP2011247614A JP2011247614A JP5700832B2 JP 5700832 B2 JP5700832 B2 JP 5700832B2 JP 2011247614 A JP2011247614 A JP 2011247614A JP 2011247614 A JP2011247614 A JP 2011247614A JP 5700832 B2 JP5700832 B2 JP 5700832B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
reserve tank
vehicle
water
cooled engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011247614A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013103559A (ja
Inventor
岡田 直樹
直樹 岡田
純平 大森
純平 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2011247614A priority Critical patent/JP5700832B2/ja
Priority to CN201210440175.5A priority patent/CN103101595B/zh
Publication of JP2013103559A publication Critical patent/JP2013103559A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5700832B2 publication Critical patent/JP5700832B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)

Description

本発明は、水冷式エンジンを搭載するスクータ型車両の改良に関する。
スクータ型車両の駆動源には、空冷式エンジンや水冷式エンジンが採用される。水冷式エンジンの場合、ラジエータが必須となり、このラジエータのレイアウト(置き方)が各種提案されている(例えば、特許文献1(図1、図5、図6)参照。)。
特許文献1の図1に、スクータ型車両(V)(括弧付き番号は特許文献1に記載されている符号を示す。以下同じ)の左側面図が示され、この図によれば、車体フレーム(F)に、水冷式エンジン(E)と無段変速機(T)とからなるパワーユニット(P)が上下揺動可能に支持される。
加えて、特許文献1の図5に、水冷式エンジン(E)の右側面図が示され、この図によれば、水冷式エンジン(E)の右側方にラジエータ(72)が配置される。
さらに、特許文献1の図6に、ラジエータ(72)の側面図が示され、この図によれば、ラジエータ(72)の上部タンク(77)の上に給水管(87)が設けられ、この給水管(87)の上にラジエータキャップ(88)が設けられる。給水管(87)に第7導管(100)の一端が接続される。
第7導管(100)の他端は、大気に開放されてラジエータ(72)とは別に配置されるリザーバ(図示せず)に接続される(特許文献1の段落番号[0037]第1行〜第3行参照)。リザーバ(以下、リザーブタンクと記す。)は、通常車体側(収納ボックスの周辺等)に配置される。
リザーブタンクを収納ボックスの前方に配置した場合には、リザーブタンクの存在により、収納ボックスの前壁を車両後方へ移動する必要がある。仮にリザーブタンクが大型化すると、収納ボックスの容積が小さくなるなど、影響が大きい。
また、リザーブタンク設置用のスペースを確保することを目的に、収納ボックスの前壁位置を変えずに前壁を覆うカバーを前方へ移動すると、このカバーが前方に張り出して、ステップの床面積が確保しにくくなる。確保するために前輪を前方へ移動すると、車両の小型化が難しくなる。
このように搭載スペースが限られるスクータ型車両においては、水冷式エンジンを採用すると、収納ボックスやステップに制約が出やすい。
エンジンの高出力化に伴って、水冷式エンジンが採用されると共に、ラジエータが大型化し付属するリザーブタンクが大型化する中で、収納ボックスやステップの大きさや形状を自由に決めることができるような構造が求められる。
特許第3777298号公報
本発明は、水冷式エンジンを搭載するスクータ型車両において、収納ボックスやステップの大きさや形状を自由に決めることができるようなリザーブタンクの配置構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、運転者が操作するハンドルと前記運転者が座るシートとの間に、前記運転者が足を置くステップが配置され、このステップの車両後方で且つ前記シートの下方に、水冷式エンジンが配置され、この水冷式エンジンの車幅方向一側方に、前記水冷式エンジンから戻される冷媒を冷却するラジエータが配置されるスクータ型車両において、前記ラジエータに付属するリザーブタンクが、前記ラジエータの車両後方位置にて、後輪上部を囲うリアフェンダの内側に配置され、且つ前記リザーブタンクは、前記リアフェンダの取付部に下側から嵌め込んで取付けられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、運転者が操作するハンドルと前記運転者が座るシートとの間に、前記運転者が足を置くステップが配置され、このステップの車両後方で且つ前記シートの下方に、水冷式エンジンが配置され、この水冷式エンジンの車幅方向一側方に且つリアフェンダで覆われる後輪の前方に、前記水冷式エンジンから戻される冷媒を冷却するラジエータが配置されるスクータ型車両において、前記ラジエータに付属するリザーブタンクが、前記ラジエータの車両後方位置で、前記ラジエータと車幅方向同一側の前記後輪側方に配置され、且つ前記リザーブタンクは、前記リアフェンダの取付部に下側から嵌め込んで取付けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、運転者が操作するハンドルと前記運転者が座るシートとの間に、前記運転者が足を置くステップが配置され、このステップの車両後方で且つ前記シートの下方に、水冷式エンジンが配置され、この水冷式エンジンの車幅方向一側方に、前記水冷式エンジンから戻される冷媒を冷却するラジエータが配置されるスクータ型車両において、前記ラジエータに付属するリザーブタンクが、前記ラジエータの車両後方位置にて、後輪上部を囲うリアフェンダの内側に配置され、後輪は、上下に揺動するスイングアームの後端に回転自在に取付けられ、このスイングアームの前部に、水冷式エンジンが取付けられ、前記スイングアームの前部に、リアフェンダの前部が締結され、ラジエータは、前記水冷式エンジン又は前記スイングアームに締結され、リザーブタンクは、前記水冷式エンジンと前記スイングアームとに締結され、前記リアフェンダと共締めされることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、運転者が操作するハンドルと前記運転者が座るシートとの間に、前記運転者が足を置くステップが配置され、このステップの車両後方で且つ前記シートの下方に、水冷式エンジンが配置され、この水冷式エンジンの車幅方向一側方に且つリアフェンダで覆われる後輪の前方に、前記水冷式エンジンから戻される冷媒を冷却するラジエータが配置されるスクータ型車両において、前記ラジエータに付属するリザーブタンクが、前記ラジエータの車両後方位置で、前記ラジエータと車幅方向同一側の前記後輪側方に配置され、後輪は、上下に揺動するスイングアームの後端に回転自在に取付けられ、このスイングアームの前部に、水冷式エンジンが取付けられ、前記スイングアームの前部に、リアフェンダの前部が締結され、ラジエータは、前記水冷式エンジン又は前記スイングアームに締結され、リザーブタンクは、前記水冷式エンジンと前記スイングアームとに締結され、前記リアフェンダと共締めされることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、リザーブタンクの外側面に設けられる液面上限線が、ラジエータの給水管に備えられる給水口ノズルより低位置にあることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、リザーブタンクは、リアフェンダに前記リザーブタンクを引っ掛けることができる引っ掛け部を一体的に備えていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、引っ掛け部は、車幅方向外側へ延びる第1引っ掛け部と、車両後方へ延びる第2引っ掛け部とからなることを特徴とする。
請求項8に係る発明では、リザーブタンクは、後輪の上端より車両下方位置に、且つスイングアームの揺動を制御するリアクッションの前端より車両前方位置に配置されることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、リザーブタンクをリアフェンダ内に配置する。スクータ型車両では、シート下に収納ボックスを設けることが多いが、リザーブタンクがリアフェンダ内に配置されるため、リザーブタンクに影響されることなく、収納ボックスの大きさや形状を決めることができる。ステップも同様に、リザーブタンクに影響されることなく、大きさや形状を決めることができる。
加えて、ラジエータが水冷式エンジンの側方に配置され、リザーブタンクがリアフェンダ内に配置される。水冷式エンジンがシート下に配置され、シート下にリアフェンダの前部が配置されるため、ラジエータの近傍にリザーブタンクを配置することが可能となる。結果、ラジエータとリザーブタンクを結ぶ配管を短くすることができる。
また、リザーブタンクは、前記リアフェンダの取付部に下側から嵌め込ん取付けられている。
請求項2に係る発明では、リザーブタンクが、ラジエータの車両後方位置で、ラジエータと車幅方向同一側の後輪側方に配置される。リザーブタンクをラジエータと車幅方向同一側に配置したため、リザーブタンク及びラジエータのメンテナンスを同一方向から行うことができ、メンテナンスの作業効率を高めることができる。
また、リザーブタンクは、前記リアフェンダの取付部に下側から嵌め込ん取付けられている。
請求項3に係る発明では、運転者が操作するハンドルと運転者が座るシートとの間に運転者が足を置くステップが配置され、このステップの車両後方で且つシートの下方に、水冷式エンジンが配置され、この水冷式エンジンの車幅方向一側方に水冷式エンジンから戻される冷媒を冷却するラジエータが配置されるスクータ型車両において、ラジエータに付属するリザーブタンクがラジエータの車両後方位置にて、後輪上部を囲うリアフェンダの内側に配置され、後輪は、上下に揺動するスイングアームの後端に回転自在に取付けられ、このスイングアームの前部に、水冷式エンジンが取付けられ、スイングアームの前部に、リアフェンダの前部が締結され、ラジエータは、水冷式エンジン又はスイングアームに締結され、リザーブタンクは、水冷式エンジンとスイングアームとに締結され、リアフェンダと共締めされている。
先ず、リザーブタンクをリアフェンダ内に配置する。スクータ型車両では、シート下に収納ボックスを設けることが多いが、リザーブタンクがリアフェンダ内に配置されるため、リザーブタンクに影響されることなく、収納ボックスの大きさや形状を決めることができる。ステップも同様に、リザーブタンクに影響されることなく、大きさや形状を決めることができる。
加えて、ラジエータが水冷式エンジンの側方に配置され、リザーブタンクがリアフェンダ内に配置される。水冷式エンジンがシート下に配置され、シート下にリアフェンダの前部が配置されるため、ラジエータの近傍にリザーブタンクを配置することが可能となる。結果、ラジエータとリザーブタンクを結ぶ配管を短くすることができる。
また、ラジエータ及びリザーブタンクはスイングアームと一緒に移動する。ラジエータとリザーブタンクを結ぶ配管で揺動を吸収する必要がないので、同配管を十分に短くすることができる。
また、リアフェンダとリザーブタンクとをスイングアームに共締めするようにしたので、締結部品の点数を削減でき、コストダウンを図ることができると共に、外観性を高めることができる。
請求項4に係る発明では、運転者が操作するハンドルと運転者が座るシートとの間に、運転者が足を置くステップが配置され、このステップの車両後方で且つシートの下方に、水冷式エンジンが配置され、この水冷式エンジンの車幅方向一側方に且つリアフェンダで覆われる後輪の前方に、水冷式エンジンから戻される冷媒を冷却するラジエータが配置されるスクータ型車両において、ラジエータに付属するリザーブタンクが、ラジエータの車両後方位置で、ラジエータと車幅方向同一側の後輪側方に配置され、後輪は上下に揺動するスイングアームの後端に回転自在に取付けられ、このスイングアームの前部に水冷式エンジンが取付けられ、スイングアームの前部にリアフェンダの前部が締結され、ラジエータは水冷式エンジン又はスイングアームに締結され、リザーブタンクは水冷式エンジンとスイングアームとに締結され、リアフェンダと共締めされている。
リザーブタンクが、ラジエータの車両後方位置で、ラジエータと車幅方向同一側の後輪側方に配置される。リザーブタンクをラジエータと車幅方向同一側に配置したため、リザーブタンク及びラジエータのメンテナンスを同一方向から行うことができ、メンテナンスの作業効率を高めることができる。
また、ラジエータ及びリザーブタンクはスイングアームと一緒に移動する。ラジエータとリザーブタンクを結ぶ配管で揺動を吸収する必要がないので、同配管を十分に短くすることができる。
また、リアフェンダとリザーブタンクとをスイングアームに共締めするようにしたので、締結部品の点数を削減でき、コストダウンを図ることができると共に、外観性を高めることができる。
請求項5に係る発明では、リザーブタンクの液面上限線が、ラジエータの給水口ノズルより低位置にある。リザーブタンクの下ノズルと給水口ノズルは配管で連結され、この配管内の冷却液の液面高さは、リザーブタンクの液面上限線を超えることがない。メンテナンスでラジエータキャップを外した場合に、配管をクランプする必要がないから、メンテナンス時の作業工数を減らすことができる。
請求項6に係る発明では、リアフェンダに引っ掛けることができる引っ掛け部が、リザーブタンクに一体的に備えられている。引っ掛け部を用いて、リザーブタンクをリアフェンダに仮止めすることができる。この状態でリザーブタンク及びリアフェンダを車体に取付ける。組み付け工数の削減が図れる。
また、引っ掛け部をリザーブタンクに一体的に形成することで、コストアップすることなく、引っ掛け部を設けることができる。
請求項7に係る発明では、引っ掛け部は、車幅方向外側へ延びる第1引っ掛け部と、車両後方へ延びる第2引っ掛け部とからなる。第1引っ掛け部と第2引っ掛け部との2箇所で、リザーブタンクをリアフェンダに仮止めする。第1引っ掛け部に対して第2引っ掛け部は直交する方向に延びるため、仮止め状態でリアフェンダを移動した場合、2箇所の引っ掛け部が同時に外れる心配がない。結果、リアフェンダの取付作業が容易になる。
請求項8に係る発明では、リザーブタンクは、後輪の上端より車両下方位置に配置される。リザーブタンクは、後輪と共に上下動するが、後輪の上端よりリザーブタンクが下位にあるため、リザーブタンクの上方にスペースを確保することができる。
また、リザーブタンクは、リアクッションの前端より車両前方位置に配置される。請求項3または4にてリザーブタンクは、ラジエータの車両後方位置に配置される。リザーブタンクは、ラジエータとリアクッションの間に配置されることになる。すなわち、ラジエータとリアクッションの間のスペースに、リザーブタンクを配置することにより、同スペースの有効利用を図ることができる。
本発明に係るスクータ型車両の左側面図である。 スクータ型車両後部の右側面図である。 シートと車体カバーとラジエータカバーとマフラを省いた状態のスクータ型車両後部の右側面図である。 スイングアームに取付けた内側リアフェンダの斜視図である。 内側リアフェンダとリザーブタンクの分解斜視図である。 リザーブタンクを内側リアフェンダに仮止めするまでの作用を説明する図である。 スイングアーム及び水冷式エンジンに対する内側リアフェンダ及びリザーブタンクの取付け方を示す斜視図である。 リザーブタンクの支持構造を示す断面図である。 リザーブタンクの液面上限線とラジエータの給水口ノズル高さの位置関係を説明する図である。 リザーブタンクの配置に関する実施例と比較例を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。以下の説明で用いる前後、左右、上下は乗員シートに座った乗員を基準に定める。
本発明に係るスクータ型車両を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、スクータ型車両10は、車体フレーム11のヘッドパイプ12に操向可能に支持され下端に前輪13を回転自在に備えるフロントフォーク14と、このフロントフォーク14の上端に連結され運転者が握って前輪13を操舵するハンドル15と、ヘッドパイプ12から車両下方へ延ばされてから更に車両後方へ延ばされ後端にクロスパイプ16が連結されるメインフレーム17と、クロスパイプ16から車両後方へ延ばされ収納ボックス20(詳細後述)を支持するリアフレーム31L(Lは左を示す添え字。以下同様)と、クロスパイプ16に連結されたハンガーブラケット32にピボット軸33で揺動可能に止められスイングアームを兼ねると共に後端に後輪34を備えるパワーユニット35と、このパワーユニット35の後端部とリアフレーム31Lの後部とに連結されパワーユニット35の揺動を制御するリアクッション36Lとを有する。
パワーユニット35は、ハンガーブラケット32に揺動可能に連結される水冷式エンジン40(詳細後述)と、このエンジン40に一体化され後輪34にエンジン40の動力を伝達すると共に変速機構を備える変速機51とからなる。
水冷式エンジン40のシリンダヘッド41には、エアクリーナ52及びキャブレター53を有する吸気系と、排気管54及びマフラー55を有する排気系とが接続される。
車体フレーム11は、車体カバー56で覆われる。この車体カバー56は、ヘッドパイプ12の前方及びメインフレーム17の前方を覆うフロントカバー57と、ヘッドパイプ12とメインフレーム17と収納ボックス20とリアフレーム31Lとを覆うと共に前部がレッグシールドを兼ねるメインカバー58と、メインフレーム17の下部及びクロスパイプ16を覆うアンダーカバー59とからなる。
収納ボックス20に収納されたヘルメット61を覆うようにして、運転者及び同乗者が座るシート62が配置され、ハンドル15とシート62との間に、運転者が左足を置くステップ70Lが配置される。なお、メインカバー58には、実施例では、運転者の左足と右足との間に位置するように中央壁部63を設けたが、中央壁部63を無くしてステップ面積を広くしてもよい。
さらに、リアフレーム31Lに、同乗者が足を置くピリオンステップ71が取付けられ、シート62の後部を取り囲むようにして、同乗者が握るグラブレール72が設けられる。
スクータ型車両10の後部右側の構造を図2に基づいて説明する。
図2に示すように、水冷式エンジン40のクランクケース42の車幅方向右側方に、ラジエータ80(詳細後述)が配置され、このラジエータ80を覆うようにラジエータ80の車幅方向右側にラジエータカバー91が取付けられる。このラジエータカバー91の右側面には、走行風を導入する導入口92と、複数のルーバーを有しルーバー間の隙間から走行風を導入するルーバー部93とが備えられる。
加えて、クランクケース42の右側面後端に、車両前後方向に沿って延びるスイングアーム94が取付けられる。一方、クロスパイプ16から、収納ボックス20を支持するリアフレーム31R(Rは右を示す添え字。以下同様)が車両後方へ延ばされる。
リアフレーム31Rの後部に、スイングアーム94の揺動を制御するリアクッション36Rの上部を支持するクッション上部支持部73が設けられる。一方、スイングアーム94の車両前後方向中間部に、リアクッション36Rの下部を支持するクッション下部支持部164が設けられる。リアクッション36Rの上部は、クッション上部支持部73にボルト74で取付けられ、リアクッション36Rの下部は、クッション下部支持部164にボルト75で取付けられる。
さらに、スイングアーム94に、ボルト95、96、97でマフラー55が取付けられている。
リアフレーム31Rの後端部に、後輪34の後上部を覆う外側リアフェンダ98が取付けられる。この外側リアフェンダ98とは別に、スイングアーム94の前部37に、後輪34の上部99を囲う内側リアフェンダ100(詳細後述)が取付けられる。
ハンドル(図1、符号15)とシート62との間に、運転者が右足を置くステップ70Rが配置され、シート62の下方に、水冷式エンジン40が配置される。
ステップ70Rは、ラジエータカバー91の前端近傍まで延ばされ、ステップ70Rの終端には、後方へ向けて上るように形成される傾斜部121Rが設けられる。
なお、実施例では、傾斜部121Rをラジエータカバー91の前端近傍に配置したが、側面視で傾斜部121Rを水冷式エンジン40よりも前方に配置することにより、水冷式エンジン40をステップ70Rの車両後方に配置してもよい。同様に図1において、側面視で傾斜部121Lを水冷式エンジン40よりも前方に配置することにより、水冷式エンジン40をステップ70Lの車両後方に配置してもよい。
水冷式エンジン40とラジエータ80の構造を図3に基づいて説明する。
図3に示すように、水冷式エンジン40は、クランクケース42と、シリンダブロック43と、シリンダヘッド41と、シリンダヘッドカバー44とからなる。
次にラジエータ80の構造を説明する。
ラジエータ80は、クランクケース42の右側面にボルト81、82で締結される。なお、ラジエータ80は、実施例ではクランクケース42に締結したが、スイングアーム94に締結してもよい。
加えて、ラジエータ80は、下部タンク83と、コア84と、上部タンク85と、この上部タンク85の後部上端から上方へ延ばされる給水管86と、この給水管86の給水口87に取付けられ冷媒の体積に基づいてバルブが開くラジエータキャップ88と、給水管86の側部から車両後方へ延ばされる給水口ノズル89とからなる。コア84の前側面には、ラジエータカバー(図2、符号91)を支持する2つの支持部材122、123が設けられ、コア84の後側面には、支持部材124が設けられる。
さらに、ラジエータ80には、大気に開放されているリザーブタンク130(詳細後述)が付属される。
リザーブタンク130は、ラジエータ80の車両後方位置にて、内側リアフェンダ100の内側に配置される。加えて、リザーブタンク130が、ラジエータ80と車幅方向同一側の後輪34右側方に配置される。そして、リザーブタンク130は、後輪34の上端151より車両下方位置に、且つリアクッション36Rの前端152より車両前方位置に配置される。リザーブタンク130の下ノズル(図6、符号141)に、給水口ノズル89から延びる冷媒配管153の後端が連結される。
次に冷媒の流れについて説明する。
水冷式エンジン40に備えるウォータポンプで加圧された冷媒は、冷媒配管154を通じてシリンダブロック43及びシリンダヘッド41の内部に形成されたウォータジャケットに流込み、シリンダブロック43及びシリンダヘッド41を冷却する。ウォータジャケットから出た冷媒は、冷媒配管155を通じてウォータポンプの吸込み側に戻る。
シリンダヘッド41の右側面には、バルブが内蔵されているサーモスタット156が設けられる。冷媒が高温になるとサーモスタット156のバルブが開き、冷媒は、冷媒配管157を通じてラジエータ80の上部タンク85に流込む。冷媒は、上部タンク85からコア84のチューブ側に流込み、コア84のフィン側を通過する走行風で冷却される。なお、下部タンク83から延びる冷媒配管158は、ウォータポンプの吸込口に接続される。
冷媒の温度が更に上昇し体積が膨張すると、ラジエータ80内の圧力が上昇するため、ラジエータキャップ88の加圧バルブが開状態になり、ラジエータ80内の冷媒が配管153を通じてリザーブタンク130に流込む。一方、冷媒が冷やされ体積が収縮すると、ラジエータ80内の圧力が低下して負圧になるため、ラジエータキャップ88の負圧バルブが開状態になり、リザーブタンク130内の冷媒が配管153を通じてラジエータ80内に戻される。
次にスイングアーム94の構造を説明する。
スイングアーム94には、3つのマフラー支持部161、162、163と、クッション下部支持部164とが備えられる。加えて、スイングアーム94の後端部には、後輪34と一体に回転する後車軸165が挿入される軸受部166が設けられ、この軸受部166で後車軸165を回転可能に支持する。
さらに、スイングアーム94は、側面視で、マフラー支持部161とクッション下部支持部164との間に設けられ車両下方に凹む下方凹み部167と、クッション下部支持部164とマフラー支持部163との間に設けられ車両前方に凹む前方凹み部168とを有する。スイングアーム94は、下方凹み部167及び前方凹み部168を有するため、スイングアーム94の縁を直線状に形成する場合に比べ、軽量化を図ることができる。
次に収納ボックス20の構造を説明する。
収納ボックス20は、車両前後方向前側に設けられヘルメット(図2、符号61)を収納するヘルメット収納部21と、このヘルメット収納部21の車両後方に設けられ物品を収納する物品収納部22とを備える。加えて、物品収納部22の底部には、ヘルメット収納部21の底面23よりも車両上方に底上げされた底上げ部24が備えられる。収納ボックス20に底上げ部24を備えたため、スイングアーム94の揺動に伴ってリザーブタンク130が上方に移動しても、リザーブタンク130が収納ボックス20に接触することを防ぐことができる。
内側リアフェンダ100の構造を図4に基づいて説明する。
図4に示すように、内側リアフェンダ100は、後輪(図3、符号34)の形状に沿うように形成され後輪の上部(図3、符号99)を覆うフェンダ本体101と、このフェンダ本体101の車両前後方向前部に間隔を空けて立てられフェンダ本体101を補強する一対の補強部材102、103と、フェンダ本体101の左側に設けられパワーユニット(図1、符号35)に取付けられるフェンダ左取付部104と、フェンダ本体101の前部右側に設けられリザーブタンク130を内蔵すると共にスイングアーム94に2本のねじ105、106で締結されるフェンダ右取付部107とからなる。
フェンダ右取付部107及びリザーブタンク130の構造を図5に基づいて説明する。
図5に示すように、フェンダ右取付部107は、フェンダ本体(図4、符号101)に連続して設けられる上面108と、この上面108の右端から下方へ延ばされる右側面109と、上面108の前端及び右側面109の前端に連続して設けられる前面111と、上面108に開けられリザーブタンク130の上部を通過させるタンク通過穴112と、前面111に設けられリザーブタンク130の前部を支持するタンク支持部113とからなる。
タンク通過穴112は、上面108の車両前後方向前側に形成される長穴114と、この長穴114の幅よりも大きな直径を有し長穴114に連続して上面108に形成される丸穴115とからなる。
タンク支持部113は、前面111から車両前方に突出され逆U字形の断面で形成される突出部116と、この突出部116の右側面に開けられる水平穴117と、突出部116の右側部下端に円弧状に形成される円弧状凹部118と、突出部116の車両前後方向前側に形成される開口部119とからなる。
次にリザーブタンク130の構造を説明する。
リザーブタンク130は、略直方体状に形成され冷媒を貯留するタンク本体131と、このタンク本体131の上面132を貫通するように設けられ上面132から上方へ延ばされると共にタンク本体131内に冷媒を補充するときに用いるタンク給水管133と、このタンク給水管133の給水口134に取外し可能に取付けられるキャップ135と、タンク給水管133の車両前後方向前側から前方へ延ばされるオーバーフローノズル136と、タンク本体131の前面137から車両前方へ延ばされクランクケース(図4、符号42)にねじ(図4、符号127)で取付けられるタンク前ブラケット138と、タンク本体131の底面を貫通するように設けられ底面から下方へ延ばされる有底筒部139と、この有底筒部139から車両前後方向前側に延ばされ給水口ノズル(図3、符号89)から延びる冷媒配管(図3、符号153)に接続される下ノズル141と、タンク本体131及び有底筒部139から車両下方へ延ばされスイングアーム(図4、符号94)にねじ(図4、符号106)で取付けられるタンク後ブラケット142とからなる。
加えて、タンク前ブラケット138の右側面に、車幅方向右側へ延びるピン状の第1引っ掛け部143が設けられ、タンク給水管133の車両前後方向後側に、車両後方へ延びる爪状の第2引っ掛け部144が設けられる。すなわち、リザーブタンク130は、第1引っ掛け部143と第2引っ掛け部144とからなる引っ掛け部145を一体的に備え、この引っ掛け部145によりリザーブタンク130をフェンダ右取付部107に引っ掛けることができる。
なお、第1引っ掛け部143は、実施例では、車幅方向右側へ延ばしたが、車幅方向左側へ延ばしてもよい。この場合には、水平穴117を突出部116の車幅中心側面に開けるようにする。
さらに、タンク本体131の右側面146に、冷媒量を確認するために用いる液面上限線147と、液面下限線148とが設けられる。
次にフェンダ右取付部107に設けられる丸穴115の内径及び長穴114の寸法について説明する。
丸穴115の内径は、リザーブタンク130のキャップ135、タンク給水管133、第2引っ掛け部144を通過させることができるように決められる。
長穴114の長さと幅は、リザーブタンク130のオーバーフローノズル136を通過させることができるように決められる。
第1引っ掛け部143と第2引っ掛け部144の作用を次に述べる。
図6(a)に示すように、リザーブタンク130の第2引っ掛け部144を矢印(1)のようにフェンダ右取付部107の上面108に当て、第1引っ掛け部143を矢印(2)のようにタンク支持部113の水平穴117に嵌める。
(b)に示すように、リザーブタンク130がフェンダ右取付部107に仮止めされる。
スイングアーム94とクランクケース42に対するフェンダ右取付部107とリザーブタンク130の取付け方を図7に基づいて説明する。
図7に示すように、リザーブタンク130のタンク前ブラケット138を、ねじ127でクランクケース42の取付部171に止める。
フェンダ右取付部107の右側面109前部を、ねじ105でスイングアーム94の前側取付座172に止める。また、右側面109後部とリザーブタンク130のタンク後ブラケット142を、ねじ106でスイングアーム94の後側取付座173に止める。
タンク支持部113には、円弧状凹部118が設けられているため、ねじ127を回すときに工具がタンク支持部113に干渉しにくくなり、ねじ回しの作業性を向上させることができる。
フェンダ右取付部107は、タンク前ブラケット138の下部を除いてリザーブタンク130を覆うように形成されるため、スクータ型車両(図1、符号10)の外観性を向上させることができる。
リザーブタンク130の締結構造を図8に基づいて説明する。
図8において、想像線で示すリザーブタンク130のタンク前ブラケット138は、クランクケース42の取付部171に締結され、タンク後ブラケット142は、スイングアーム94の後側取付座173にフェンダ右取付部107の右側面109と共締めされる。
次にラジエータ80とリザーブタンク130の高さ方向の位置関係を図9に基づいて説明する。
図9に示すように、リザーブタンク130の液面上限線147が、ラジエータ80の給水口ノズル89の中心線181よりも高さH1だけ低位置にある。
次にリザーブタンク130の配置に関する実施例と比較例を図10に基づいて説明する。
図10において、(a)で比較例を説明し、(b)で実施例を説明する。(a)及び(b)において、後輪201からシート202までの高さと後輪34からシート62までの高さは同じ高さH2とし、シート202の高さとシート62の高さは同じ高さH3とする。
(a)に示すように、リザーブタンク203は、収納ボックス204の車両前後方向前側の下方に配置される。収納ボックス204の深さをH4とする。
(b)に示すように、リザーブタンク130は、内側リアフェンダ100のフェンダ右取付部107内に配置されている。
収納ボックス20の深さをH5とすると、(a)の収納ボックス204は、(b)の収納ボックス20に比べて高さH6だけ浅いボックスになる。
以上に述べたスクータ型車両10の作用効果を以下に記載する。
図10(b)に示す構成により、リザーブタンク130をリアフェンダ100内に配置する。スクータ型車両では、シート下に収納ボックスを設けることが多いが、リザーブタンク130がリアフェンダ100内に配置されるため、リザーブタンク130に影響されることなく、収納ボックス20の大きさや形状を決めることができる。ステップ70Rも同様に、リザーブタンク130に影響されることなく、大きさや形状を決めることができる。
加えて、図10(b)に示す構成により、ラジエータ80が水冷式エンジン40の側方に配置され、リザーブタンク130がリアフェンダ100内に配置される。水冷式エンジン40がシート62下に配置され、シート62下にリアフェンダ110の前部107が配置されるため、ラジエータ80の近傍にリザーブタンク130を配置することが可能となる。結果、ラジエータ80とリザーブタンク130を結ぶ配管153を短くすることができる。
図3に示す構成により、リザーブタンク130が、ラジエータ80の車両後方位置で、ラジエータ80と車幅方向同一側の後輪側方に配置される。リザーブタンク130をラジエータ80と車幅方向同一側に配置したため、リザーブタンク130及びラジエータ80のメンテナンスを同一方向から行うことができ、メンテナンスの作業効率を高めることができる。
さらに、図10(b)に示す構成により、ラジエータ80及びリザーブタンク130はスイングアーム94と一緒に移動する。ラジエータ80とリザーブタンク130を結ぶ配管153で揺動を吸収する必要がないので、同配管153を十分に短くすることができる。
図8に示す構成により、リアフェンダ100と想像線で示すリザーブタンク130とをスイングアーム94に共締めするようにしたので、締結部品の点数を削減でき、コストダウンを図ることができると共に、外観性を高めることができる。
図9に示す構成により、リザーブタンク130の液面上限線147が、ラジエータ80の給水口ノズル89より低位置にある。リザーブタンク130の下ノズル141と給水口ノズル89は配管153で連結され、この配管153内の冷却液の液面高さは、リザーブタンク130の液面上限線147を超えることがない。メンテナンスでラジエータキャップ88を外した場合に、配管153をクランプする必要がないから、メンテナンス時の作業工数を減らすことができる。
図5に示す構成により、リアフェンダ100に引っ掛けることができる引っ掛け部145が、リザーブタンク130に一体的に備えられている。引っ掛け部145を用いて、リザーブタンク130をリアフェンダ100に仮止めすることができる。この状態でリザーブタンク130及びリアフェンダ100を車体に取付ける。組み付け工数の削減が図れる。
また、引っ掛け部145をリザーブタンク130に一体的に形成することで、コストアップすることなく、引っ掛け部145を設けることができる。
図5に示す構成により、引っ掛け部145は、車幅方向外側へ延びる第1引っ掛け部143と、車両後方へ延びる第2引っ掛け部144とからなる。
図6(b)に示すように、第1引っ掛け部143と第2引っ掛け部144との2箇所で、リザーブタンク130をリアフェンダ100に仮止めする。第1引っ掛け部143に対して第2引っ掛け部144は直交する方向に延びるため、仮止め状態でリアフェンダ100を移動した場合、2箇所の引っ掛け部143、144が同時に外れる心配がない。結果、リアフェンダ100の取付作業が容易になる。
図3に示す構成により、リザーブタンク130は、後輪34の上端151より車両下方位置に配置される。リザーブタンク130は、後輪34と共に上下動するが、後輪34の上端151よりリザーブタンク130が下位にあるため、リザーブタンク130の上方にスペース184を確保することができる。
また、図3に示す構成により、リザーブタンク130は、リアクッション36Rの前端152より車両前方位置に配置される。リザーブタンク130は、ラジエータ80の車両後方位置に配置される。リザーブタンク130は、ラジエータ80とリアクッション36Rの間に配置されることになる。すなわち、ラジエータ80とリアクッション36Rの間のスペースに、リザーブタンク130を配置することにより、同スペースの有効利用を図ることができる。
なお、図3において、ラジエータ80を水冷式エンジン40の車幅方向右側方に配置したが、水冷式エンジン40の車幅方向左側方に配置してもよい。加えて、スイングアーム94を後輪34に対し車幅方向右側方に配置したが、後輪34に対し車幅方向左側方に配置してもよい。さらに、フェンダ右取付部107とリザーブタンク130を内側リアフェンダ100の車幅方向右側方に配置したが、内側リアフェンダ100の車幅方向左側方に配置してもよい。
尚、本発明に係る第1引っ掛け部は、実施の形態ではピン状で形成したが、舌片状に形成してもよい。
加えて、本発明に係る第2引っ掛け部は、実施の形態では爪状に形成したが、凹状に形成してフェンダ側の板材を挟むようにしてもよい。
本発明のリザーブタンクの配置構造は、水冷式エンジンを搭載するスクータ型車両に好適である。
10…スクータ型車両、15…ハンドル、34…後輪、36L、36R…リアクッション、37…前部、40…水冷式エンジン、62…シート、70L、70R…ステップ、80…ラジエータ、86…給水管、89…給水口ノズル、94…スイングアーム、99…上部、100…リアフェンダ(内側リアフェンダ)、107…前部(フェンダ右取付部)、130…リザーブタンク、143…第1引っ掛け部、144…第2引っ掛け部、145…引っ掛け部、146…外側面(右側面)、147…液面上限線、151…上端、152…前端、166…後端(軸受部)。

Claims (8)

  1. 運転者が操作するハンドル(15)と前記運転者が座るシート(62)との間に、前記運転者が足を置くステップ(70L、70R)が配置され、このステップ(70L、70R)の車両後方で且つ前記シート(62)の下方に、水冷式エンジン(40)が配置され、この水冷式エンジン(40)の車幅方向一側方に、前記水冷式エンジン(40)から戻される冷媒を冷却するラジエータ(80)が配置されるスクータ型車両(10)において、
    前記ラジエータ(80)に付属するリザーブタンク(130)が、前記ラジエータ(80)の車両後方位置にて、後輪(34)上部(99)を囲うリアフェンダ(100)の内側に配置され、
    且つ前記リザーブタンク(130)は、前記リアフェンダ(100)の取付部(107)に下側から嵌め込んで取付けられている、
    ことを特徴とするスクータ型車両。
  2. 運転者が操作するハンドル(15)と前記運転者が座るシート(62)との間に、前記運転者が足を置くステップ(70L、70R)が配置され、このステップ(70L、70R)の車両後方で且つ前記シート(62)の下方に、水冷式エンジン(40)が配置され、この水冷式エンジン(40)の車幅方向一側方に且つリアフェンダ(100)で覆われる後輪(34)の前方に、前記水冷式エンジン(40)から戻される冷媒を冷却するラジエータ(80)が配置されるスクータ型車両(10)において、
    前記ラジエータ(80)に付属するリザーブタンク(130)が、前記ラジエータ(80)の車両後方位置で、前記ラジエータ(80)と車幅方向同一側の前記後輪(34)側方に配置され、
    且つ前記リザーブタンク(130)は、前記リアフェンダ(100)の取付部(107)に下側から嵌め込んで取付けられている、
    ことを特徴とするスクータ型車両。
  3. 運転者が操作するハンドル(15)と前記運転者が座るシート(62)との間に、前記運転者が足を置くステップ(70L、70R)が配置され、このステップ(70L、70R)の車両後方で且つ前記シート(62)の下方に、水冷式エンジン(40)が配置され、この水冷式エンジン(40)の車幅方向一側方に、前記水冷式エンジン(40)から戻される冷媒を冷却するラジエータ(80)が配置されるスクータ型車両(10)において、
    前記ラジエータ(80)に付属するリザーブタンク(130)が、前記ラジエータ(80)の車両後方位置にて、後輪(34)上部(99)を囲うリアフェンダ(100)の内側に配置され、
    前記後輪(34)は、上下に揺動するスイングアーム(94)の後端(166)に回転自在に取付けられ、このスイングアーム(94)の前部(37)に、前記水冷式エンジン(40)が取付けられ、前記スイングアーム(94)の前部(37)に、前記リアフェンダ(100)の前部(107)が締結され、
    前記ラジエータ(80)は、前記水冷式エンジン(40)又は前記スイングアーム(94)に締結され、
    前記リザーブタンク(130)は、前記水冷式エンジン(40)と前記スイングアーム(94)とに締結され、前記リアフェンダ(100)と共締めされる、
    ことを特徴とするスクータ型車両。
  4. 運転者が操作するハンドル(15)と前記運転者が座るシート(62)との間に、前記運転者が足を置くステップ(70L、70R)が配置され、このステップ(70L、70R)の車両後方で且つ前記シート(62)の下方に、水冷式エンジン(40)が配置され、この水冷式エンジン(40)の車幅方向一側方に且つリアフェンダ(100)で覆われる後輪(34)の前方に、前記水冷式エンジン(40)から戻される冷媒を冷却するラジエータ(80)が配置されるスクータ型車両(10)において、
    前記ラジエータ(80)に付属するリザーブタンク(130)が、前記ラジエータ(80)の車両後方位置で、前記ラジエータ(80)と車幅方向同一側の前記後輪(34)側方に配置され、
    前記後輪(34)は、上下に揺動するスイングアーム(94)の後端(166)に回転自在に取付けられ、このスイングアーム(94)の前部(37)に、前記水冷式エンジン(40)が取付けられ、前記スイングアーム(94)の前部(37)に、前記リアフェンダ(100)の前部(107)が締結され、
    前記ラジエータ(80)は、前記水冷式エンジン(40)又は前記スイングアーム(94)に締結され、
    前記リザーブタンク(130)は、前記水冷式エンジン(40)と前記スイングアーム(94)とに締結され、前記リアフェンダ(100)と共締めされる、
    ことを特徴とするスクータ型車両。
  5. 前記リザーブタンク(130)の外側面(146)に設けられる液面上限線(147)が、前記ラジエータ(80)の給水管(86)に備えられる給水口ノズル(89)より低位置にあることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のスクータ型車両。
  6. 前記リザーブタンク(130)は、前記リアフェンダ(100)に前記リザーブタンク(130)を引っ掛けることができる引っ掛け部(145)を一体的に備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のスクータ型車両。
  7. 前記引っ掛け部(145)は、車幅方向外側へ延びる第1引っ掛け部(143)と、車両後方へ延びる第2引っ掛け部(144)とからなることを特徴とする請求項6記載のスクータ型車両。
  8. 前記リザーブタンク(130)は、前記後輪(34)の上端(151)より車両下方位置に、且つ前記スイングアーム(94)の揺動を制御するリアクッション(36R)の前端(152)より車両前方位置に配置されることを特徴とする請求項3又は4に記載のスクータ型車両。
JP2011247614A 2011-11-11 2011-11-11 スクータ型車両 Active JP5700832B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011247614A JP5700832B2 (ja) 2011-11-11 2011-11-11 スクータ型車両
CN201210440175.5A CN103101595B (zh) 2011-11-11 2012-11-07 小型摩托车型车辆

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011247614A JP5700832B2 (ja) 2011-11-11 2011-11-11 スクータ型車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013103559A JP2013103559A (ja) 2013-05-30
JP5700832B2 true JP5700832B2 (ja) 2015-04-15

Family

ID=48309867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011247614A Active JP5700832B2 (ja) 2011-11-11 2011-11-11 スクータ型車両

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5700832B2 (ja)
CN (1) CN103101595B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5865882B2 (ja) * 2013-09-30 2016-02-17 本田技研工業株式会社 自動2輪車のリザーブタンク配置構造
WO2015152841A1 (en) * 2014-03-31 2015-10-08 Honda Motor Company Limited Reserve tank mounting structure for a scooter
JP5993902B2 (ja) * 2014-07-18 2016-09-14 本田技研工業株式会社 スクータ型車両の排気装置
JP6216308B2 (ja) * 2014-11-27 2017-10-18 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両のリザーブタンク構造
JP6497824B2 (ja) * 2015-04-03 2019-04-10 本田技研工業株式会社 自動二輪車のためのインナーリヤフェンダー構造

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002054439A (ja) * 2000-08-11 2002-02-20 Honda Motor Co Ltd 車両用エンジンの冷却装置
JP3777298B2 (ja) * 2000-10-23 2006-05-24 本田技研工業株式会社 車両におけるラジエータ搭載構造
JP4233006B2 (ja) * 2001-01-18 2009-03-04 本田技研工業株式会社 スクータ型自動二輪車のフレーム構造
US7299889B2 (en) * 2002-06-10 2007-11-27 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Seat supporting structure in motorcycle
JP2006021627A (ja) * 2004-07-07 2006-01-26 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JP4598613B2 (ja) * 2005-06-28 2010-12-15 川崎重工業株式会社 冷却水用リザーバタンクの配置構造
CN2827864Y (zh) * 2005-10-28 2006-10-18 张孟杰 电动手动两用四轮车

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013103559A (ja) 2013-05-30
CN103101595B (zh) 2016-01-20
CN103101595A (zh) 2013-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI417215B (zh) 機車
US8602150B2 (en) Motor-driven vehicle
US8899653B2 (en) Saddle-type vehicle
JP5700832B2 (ja) スクータ型車両
JP6008920B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP2010155506A (ja) 鞍乗型車両
JP5725503B2 (ja) 鞍乗り型車両の外装部材
JP2008013149A (ja) 車両の導風板
JP6038844B2 (ja) 鞍乗型車両用内燃機関の冷却装置
JP2008213520A5 (ja)
JP5285420B2 (ja) 鞍乗型車両
US20220315154A1 (en) Saddle-ride vehicle
US7370717B2 (en) Radiator device for two-wheeled motor vehicle
JP6664500B2 (ja) 鞍乗型車両のバッテリケース
CN112172984B (zh) 鞍乘型车辆的散热器结构
JP5455509B2 (ja) 鞍乗り型車両のアンダーカウル構造
JP2002220076A (ja) 不整地走行車の冷却装置
JP2009179235A (ja) 自動2輪車のリアフレーム取付構造
JP5578999B2 (ja) 鞍乗型車両
JP4581845B2 (ja) 自動二輪車の排気装置
JP2007030829A (ja) 低床式車両
JP6812472B2 (ja) 鞍乗り型車両の吸気装置構造
JP6448692B2 (ja) 空冷式内燃機関の車載構造
JP2576872Y2 (ja) スクータ型小型車両のエンジン冷却装置
JP4928980B2 (ja) 側車付車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5700832

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150