JP2011031873A - 自動二輪車 - Google Patents
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Abstract
【課題】フートボードを備えた自動二輪車において、乗員の快適性を低下させることなく、エアクリーナへの水や粉塵等の浸入を抑制するとともに、収納ボックスの容量を確保する。
【解決手段】エアクリーナ30は、シート3の前部の下方かつシリンダヘッド8cの上方に配置されている。側面視において、エンジン8の吸気通路は、エアクリーナ30から略後方に延びてから下方に向かって湾曲し、さらに略前方に向かって湾曲する。収納ボックスはボックス前部とボックス後部とを有し、ボックス後部の底面の少なくとも一部は、ボックス前部の底面よりも下方に位置している。収納ボックスの底部には上方に凹んだ凹部が形成され、側面視にて収納ボックスと吸気通路の一部とが重なるように、吸気通路の一部が凹部の下方に配置されている。
【選択図】図2
【解決手段】エアクリーナ30は、シート3の前部の下方かつシリンダヘッド8cの上方に配置されている。側面視において、エンジン8の吸気通路は、エアクリーナ30から略後方に延びてから下方に向かって湾曲し、さらに略前方に向かって湾曲する。収納ボックスはボックス前部とボックス後部とを有し、ボックス後部の底面の少なくとも一部は、ボックス前部の底面よりも下方に位置している。収納ボックスの底部には上方に凹んだ凹部が形成され、側面視にて収納ボックスと吸気通路の一部とが重なるように、吸気通路の一部が凹部の下方に配置されている。
【選択図】図2
Description
本発明は自動二輪車に関する。詳しくは、フートボードを備えた自動二輪車における収納ボックスの構造に関する。
ユニットスイング式のパワーユニットを備えた自動二輪車が知られている。パワーユニットは、エンジンを有する。ユニットスイング式のパワーユニットは、車体フレームに揺動自在に支持される。
特許文献1にパワーユニットを備えた自動二輪車が開示されている。特許文献1に記載された自動二輪車において、乗員が着座するシートの前方かつ下方にフートボードが配置されている。フートボードを備えた自動二輪車では、乗員は、走行時には両足をフートボード上に置く。乗員は、楽な乗車姿勢をとることができる。乗車および降車の際、乗り降りし易いという利点がある。
特許文献1に記載された自動二輪車において、エンジンを有するユニットスイング式のパワーユニットはシートの下方に配置されている。収納ボックスは、シートの下方に設けられている。エンジンはシリンダ軸線が略前方に向かって延びている。エンジンはシリンダヘッドを備え、シリンダヘッドには、上方かつ後方に延びる吸気ダクトが接続されている。吸気ダクトの後端には、エアクリーナが接続されている。エアクリーナから吸気ダクトを経てシリンダヘッドに至る吸気系の部品は、前方かつ下方に向かって配置されている。エアクリーナは、エンジンの上方かつ収納ボックスの後部の下方に配置されている。シートよりも下方には、車体側方を覆う車体カバーが設けられている。
特許文献1に記載された自動二輪車において、側面視において、車体カバーの下縁が後方かつ上方に向かって延び、上下方向に関して車体カバーの下縁と後輪との間に空間が形成されている。パワーユニットは、ピボット軸を介して車体フレームに揺動自在に支持されている。ピボット軸は、パワーユニットの下方に配置されている。
特許文献1に記載された自動二輪車は、シートの前方でシートより低い位置にフートボードが配置されている。フートボードを備えた自動二輪車では、乗車および降車がし易く、乗員は運転時に楽な姿勢をとることができる。
乗員の快適性を確保するためには、フートボードはなるべく低く配置したい。乗員の快適性を優先してフートボードをできるだけ低い位置に配置すると、フートボードの下方の空間は狭くなる。フートボードの下方に収納ボックスを配置することは困難である。フートボードの下方に空間を確保することは困難であるため、収納ボックスをシートの下方に配置する必要がある。収納ボックスおよびエアクリーナをシートの下方に配置する必要があるため、収納ボックスおよびエアクリーナの容積を充分に確保することが困難である。
さらには、エアクリーナは水や粉塵等が入り込まない場所に配置する必要がある。このような条件を満たしつつ、シート下の狭い空間に、収納ボックスおよびエアクリーナを配置するのは困難である。
本発明の目的は、フートボードを備えた自動二輪車において、乗員の快適性を低下させることなく、エアクリーナへの水や粉塵等の浸入を抑制するとともに、収納ボックスの容量を確保することである。
本実施の形態の自動二輪車は、パワーユニット、シート、フートボード、エアクリーナ、吸気通路および収納ボックスを備える。パワーユニットは、前方に傾斜するシリンダを有するエンジンを備える。シートは、パワーユニットの上方に配置される。フートボードは、平面視において少なくとも一部がシートより前方に配置される。エアクリーナは、パワーユニットの上方、かつ、シートの下方に配置され、後面に空気排出口を有する。吸気通路は、エアクリーナの空気排出口とシリンダの上面とを接続する。収納ボックスは、パワーユニットの上方、かつ、シートの下方に配置される。シートは、シート前端部から後方に向かって延びる第1部と、第1部の後部に配置される第2部とを有する。第1部の後端の車両左右方向の幅はシート前端部の車両左右方向の幅よりも広く、第2部の少なくとも一部の車両左右方向の幅はシート前端部の幅よりも広く形成されている。エアクリーナは、シートの第1部の下方かつシリンダの上方に配置され、収納ボックスは、シートの第1部の下方、かつ、エアクリーナの上方に位置するボックス前部と、シートの第2部の下方に位置するボックス後部とを含む。収納ボックスの底部には、上方に凹んだ凹部が形成され、吸気通路は凹部の下方に配置され、側面視にて収納ボックスと吸気通路とが重なって配置される。
本発明によれば、フートボードを備えた自動二輪車において、乗員の快適性を低下させることなく、エアクリーナへの水や粉塵等の浸入を抑制するとともに、収納ボックスの容量を確保することができる。
{第1の実施の形態}
以下、図面を参照しつつ、本発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。図1に示すように、自動二輪車1は、スクータ型の自動二輪車である。本実施の形態の自動二輪車は、エンジンを有するパワーユニットを備えた車両である。本実施の形態の自動二輪車は、パワーユニットが車体フレームに揺動可能に取り付けられている車両であり、スクータ型車両を含む。以下の説明において、前後方向あるいは左右方向とは、シート3に着座したライダーから見た方向をいう。車幅方向は、左右方向と同じ方向である。図2等における符号Fは、車体の前方を指している。
以下、図面を参照しつつ、本発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。図1に示すように、自動二輪車1は、スクータ型の自動二輪車である。本実施の形態の自動二輪車は、エンジンを有するパワーユニットを備えた車両である。本実施の形態の自動二輪車は、パワーユニットが車体フレームに揺動可能に取り付けられている車両であり、スクータ型車両を含む。以下の説明において、前後方向あるいは左右方向とは、シート3に着座したライダーから見た方向をいう。車幅方向は、左右方向と同じ方向である。図2等における符号Fは、車体の前方を指している。
自動二輪車1は、前輪14および後輪15を備える。前輪14の上方にはハンドル2が配置される。後輪15の上方にはシート3が配置される。前後方向に関して、ハンドル2とシート3との間に、フートボード4が設けられている。自動二輪車1の走行時には、運転者の足がフートボード4に配置される。
本実施の形態においては、フートボード4はフラットに形成されている。ただし、フートボード4の形態は特に限定されるものではなく、フラットタイプでなくてもよい。フートボード4は、その一部が他の部分よりも高くなっていてもよく、例えば、車両左右方向の略中央部分が車両左右方向の外側よりも高くなっていてもよい。また、フートボード4は、左右に配置され、左右のフートボードの間に上方に突出した突出部を形成していてもよい。フートボード4は、運転者が楽な姿勢で足を乗せ易い支持部を有するものであればよい。
図1には、運転者および同乗者が図示されている。フートボード4に載せられた状態の運転者の足が実線で描かれている。地面につけられている状態の運転者の足が一点鎖線で描かれている。運転者の後方では、同乗者がシート3の後部に着座している。
自動二輪車1は、図示しないヘッドパイプ、フロントフレームおよびアンダーフレームを備える。ヘッドパイプは、ハンドル2の下方に配置されている。フロントフレームは、ヘッドパイプに接続され、後方かつ下方に向かって延びる。アンダーフレームは、フロントフレームの後部に接続され、フートボード4の下方にて前後方向に延びている。
自動二輪車1の車体は、車体カバー5によって覆われている。車体カバー5は、フロントカバー5d、アンダーカバー5cおよびリヤカバー5aを有している。リヤカバー5aは、シート3の下方に設けられている。リヤカバー5aは、後述する収納ボックス50およびエアクリーナ30(図2参照)を覆っている。リヤカバー5aは、後方かつ上方に向かって延びている。リヤカバー5aの下縁は、後輪15から上方に離れている。
図2は、エンジン周辺の構造を示す自動二輪車の左側面図である。自動二輪車1は、左右のリヤフレーム6L、6Rを備える。左右のリヤフレーム6L、6Rは、アンダーフレームに接続され、それぞれ後方かつ上方に向かって延びる。左右のリヤフレーム6L、6Rの間には、連結フレーム6dが設けられている。ヘッドパイプ、フロントフレーム、アンダーフレームおよびリヤフレーム6L、6Rによって車体フレーム6を構成している。シート3は、左右のリヤフレーム6L、6Rに支持されている。
自動二輪車1は、パワーユニット7を備えている。パワーユニット7は、シート3の下方に配置されている。パワーユニット7は、エンジン8および伝動ケース11を備えている。
伝動ケース11は、エンジン8の動力を後輪15に伝達する動力伝達機構を収容する。伝動ケース11は、後輪15を支持している。伝動ケース11は、車体左側に設けられている。後輪15は、エンジン8よりも後方にてパワーユニット7に連結されている。
パワーユニット7の左側面には、キックペダル17が設けられている。キックペダル17がライダーによって操作されることにより、エンジン8のクランク軸27が回転し、エンジン8が始動する。エンジン8は、図示しないセルモータによって始動するものであってもよい。
パワーユニット7の上方かつシート3の後部の下方には、燃料タンク9が配置されている。燃料タンク9は、燃料ホース19を介し、吸気量調整装置40に接続されている。後述するように、本実施の形態の吸気量調整装置40は、気化器である。
シート3の下方には、収納ボックス50が配置されている。シリンダ8aの上方かつ収納ボックス50の下方には、エアクリーナ30が配置されている。エアクリーナ30は、パワーユニット7とともにピボット軸18を中心に揺動する。エアクリーナ30は、エンジン8に固定され、パワーユニット7とともにリヤフレーム6L、6Rに対して揺動する。
図1を参照する。フートボード4は、平面視においてシート3の前方に配置されている。フートボード4の後端は、平面視においてシート3とオーバーラップしているが、少なくともフートボード4の一部は、平面視において、シート3よりも前方に突出している。フートボード4は、平面視において、パワーユニット7より前方に配置されている。
図3は、エンジンおよびエアクリーナ周辺の構造を示す左側面断面図である。図3に示すように、パワーユニット7は、エンジン8および伝動ケース11を備えている。エンジン8は、クランクケース16およびシリンダ8aを含む。シリンダ8aは、シリンダボディ8b、シリンダヘッド8cおよびヘッドカバー8hを含む。
クランクケース16は、クランク軸27を収容する。シリンダボディ8bは、クランクケース16の前方に配置されピストン21を揺動自在に支持する。シリンダヘッド8cは、シリンダボディ8bの前方に配置され、吸気ポート87が形成される。ヘッドカバー8hは、シリンダヘッド8cの前方に配置される。
エンジン8のシリンダ軸線Mは、前方かつ上方に向かって延びている(図2参照)。エンジン8は、水冷式の単気筒4サイクルのエンジンである。エンジン8の型式は特に限定されない。エンジン8は、空冷式であってもよく、多気筒エンジンであってもよい。
シリンダボディ8bの内側には1つのシリンダ孔8dが形成されている。シリンダ孔8d、シリンダヘッド8cおよびピストン21により燃焼室24が形成されている。クランク軸27は、コンロッド26を介してピストン21に連結されている。クランク軸27は、その軸線が車両左右方向に延び、クランクケース16により回転自在に支持されている。
シリンダヘッド8cには、吸気ダクト37と図示せぬ排気管とが接続されている。吸気ダクト37は、シリンダヘッド8cに形成された吸気ポート87を介して燃焼室24と連結されている。排気管は、シリンダヘッド8cに形成された排気ポート88を介して燃焼室24と連結されている。
吸気ポート87には、吸気バルブ83が配置されている。吸気バルブ83がバルブの軸線に対して上下に駆動されることにより、吸気ポート87と燃焼室24との連結状態が切り替えられる。排気ポート88には、排気バルブ84が配置されている。排気バルブ84がバルブの軸線に対して上下に駆動されることにより、排気ポート88と燃焼室24との連結状態が切り替えられる。
伝動ケース11には、ベルト式の無段変速装置が収納されている。クランク軸27により発生したトルクは、遠心クラッチを介してパワーユニット7から後輪15へ伝達される。遠心クラッチは、クランク軸27の回転速度に基づいて、後輪15への動力の伝達状態を切り替える。すなわち、自動二輪車1は、いわゆるオートマチック式の変速装置を備えた自動二輪車である。自動二輪車1に備えられる変速装置の形態は、特に限定されない。
パワーユニット7は、いわゆるユニットスイング式であり、後輪15とともにピボット軸18を中心に上下方向に揺動する。図2に示すように、パワーユニット7は、リンク機構12を介して車体フレーム6に揺動自在に支持されている。車体フレーム6とエンジン8との間にリンク部材12bおよびブラケット12cが配置されている。ピボット軸18、リンク部材12bおよびブラケット12cなどからリンク機構12が構成されている。パワーユニット7とリヤフレーム6L、6Rとの間には、緩衝装置13が設けられている。
図4は、ピポット軸18の支持構造を示す平面断面図である。図4に示すように、ピボット軸18は、左右のブラケット12cに形成された左右の孔12dにおいて、その両端が支持されている。ピボット軸18は、左右のブラケット12cの内側において、左右のリンク部材12bの前部に形成された左右の孔12eに挿入されている。ピボット軸18は、車両左右方向に延びている。ブラケット12cは、リヤフレーム6L、6Rに固定されている。リンク部材12bの前部は、ピボット軸18を基点として、ブラケット12cに対して揺動可能に支持されている。エンジン側支持軸18b(図2参照)は、エンジン8に形成された孔、および、リンク部材12bの後部に形成された孔によって支持され、車両左右方向に延びている。
図5は、シート3の平面図である。シート3は、リヤフレーム6L、6Rに支持されている。図5に示すように、シート3は、前方に位置する第1部3bと後方に位置する第2部3cとを備える。第1部3bは、シート3の前端3aからシート3の前後方向の中央付近までの領域である。第2部3cは、シート3の前後方向の中央付近から後方に続く領域である。図には、前後方向に延びるシート3の中心線C1を示している。中心線C1は、シート3の左右方向の中央を示している。
図5に示す直線C2は、シート3のうちの第1部3bと第2部3cとの境界線であり、自動二輪車1の左右方向に延びている。つまり、直線C2は、第1部3bの後端を示している。シート3のうち、直線C2の前方が第1部3bであり、第2部3cは直線C2の後方の一部である。第1部3bの後端の車両左右方向の幅は、前端3aの車両左右方向の幅よりも広くなっている。第2部3cの少なくとも一部の車両左右方向の幅は、前端3aの車両左右方向の幅よりも広くなっている。燃料タンク9は、シート3のうち、第2部3cの下方に配置されている。
第1部3bは、前端3aから直線C2に向かって、車両左右方向の幅がじょじょに広くなっている。第2部3cは、直線C2から後端に向かって、車両左右方向の幅がじょじょに狭くなっている。第2部3cの形状は直線C2から後端に向かって、車両左右方向の幅が同じであってもよい。第2部3cの形状は直線C2から後方に向かって同じ幅で延び、第2部3cの後部において車両左右方向の幅がじょじょに狭くなっていてもよい。
図1からわかるように、ライダーは第1部3bに座る。タンデムライダーは第2部3cに座る。走行中、ライダーの足は、フートボード4に載せられる。図1からわかるように、ライダーの足がフートボード4に載せられる場合、ライダーの足(太もも)は第1部3bに位置する。第1部3bは前端3aが狭くなっているため、座りやすさが確保されている。
図6は、エアクリーナ30の右側面図である。図6に示すように、エアクリーナ30は、フロントケース31、リヤケース32、ファンネル部33および上部カバー34を有している。前方から後方に向かって、フロントケース31、リヤケース32、ファンネル部33の順に並んで配置されている。エアクリーナ30は、空気導入口30aおよび空気排出口30bを有している。空気導入口30aは、エアクリーナ30の前方からエアクリーナ30の内部へ空気を導入する。空気排出口30bは、エアクリーナ30の内部からエアクリーナ30の後方へ空気を排出する。図3に示すように、エアクリーナ30の内部にはフィルタ36が配置されている。フィルタ36は、エアクリーナ30の内部に取り入れられた空気を浄化する。
図7は、エアクリーナ30の正面図である。図8は、エアクリーナ30の底面図である。図6〜図8に示すように、エアクリーナ30の前面30cには、空気導入口30aが形成されている。空気導入口30aは、フロントケース31および上部カバー34に形成されている。空気導入口30aは、エアクリーナ30の前面30cにおける上下方向の中間位置よりも上方に形成されている。空気導入口30aの上方は、上部カバー34で覆われており、エアクリーナ30は、エアクリーナ30の下方の空気を導入しやすい構造となっている。上部カバー34により、エアクリーナ30の上方に浮遊する粉塵等がエアクリーナ30の内部に流入することが防止される。
図1に示すように、車体カバー5は、フートボード4の後部から上方に延びるシートカバー20を有している。シートカバー20は、エアクリーナ30の前方に配置されている。シートカバー20は、リヤカバー5aの一部である。本実施の形態においては、シートカバー20は、リヤカバー5aの一部として分割可能に構成されている。ただし、シートカバー20は、リヤカバー5aと一体に形成されていてもよく、カバーの分割形態は特に限定されるものではない。シートカバー20の下方には、アンダーカバー5cが配置されている。
図2に示すように、エアクリーナ30は、エンジン8の上方、かつ、収納ボックス50の下面50dの下方に配置されている。図1に示すように、エンジン8の上方は、少なくともフロントカバー20を含む車体カバー5に覆われているため、エアクリーナ30は車体外方からの水や埃等に直接的に晒されることがない。
再び図3を参照する。フロントケース31の内部には、整流壁31wが設けられている。整流壁31wは、フロントケース31の上面から下方に向かって延びている。図示は省略するが、整流壁31wは、フロントケース31の車両左右方向の中央近傍で上下方向に延びている。整流壁31wは、フロントケース31の内部の左右の端部には設けられていない。整流壁31wにより、空気導入口30aからエアクリーナ30の内部に流入した空気は、一旦、整流壁31wの表面に沿ってフロントケース31の上部から下部に向かって流れる。次いで、フロントケース31内の下部を流れる空気は、整流壁31wの下端31bからフィルタ36に向かって流れる。このように、エアクリーナ30の内部では、空気導入口30aから流入した空気がフィルタ36まで円滑に流れる。エアクリーナ30の内部では、空気導入口30aからフィルタ36までの経路長が十分に確保される。
図6に示すように、エアクリーナ30の後面30dには空気排出口30bが形成されている。空気排出口30bは、エアクリーナ30の後側に配置されたファンネル部33の後端に形成されている。エアクリーナ30では、前方より空気を取り入れ、内部の空気を後方に排出する。空気排出口30bの断面は、車両左右方向に長軸を有し、上下方向に短軸を有する楕円状に形成されている。空気排出口30bは、鉛直方向長さが水平方向長さよりも短い扁平形状である。
図6に示すように、後面30dは、後斜め上方に面している。エアクリーナ30は、上面30fを有している。上面30fは、後方に向かってやや下方に傾斜している。上面30fは、リヤケース32の上面およびフロントケース31の上面を含んでいる。つまり、リヤケース32の上面およびフロントケース31の上面は、後方に向かってやや下方に傾斜している。空気排出口30bは、エアクリーナ30の上端30jよりも下方に配置されている。エアクリーナ30の上端30jは、上面30fに位置している。エアクリーナ30の上端30jは、エアクリーナ30のうち、リヤケース32とフロントケース31とが接続するフランジ部に位置している。
図8に示すように、エアクリーナ30の底部には、上方に凹んだ凹部30eが形成されている。つまり、エアクリーナ30の底部には、上方に向かって湾曲する湾曲部が形成されている。凹部30eは、他の底部よりも上方に位置する。凹部30eは、車両左右方向でエアクリーナ30の中央に位置している。凹部30eは、前後方向に延びるシート3の中心線C1と重なっている。凹部30eは、車両前後方向でエアクリーナ30の後部に位置している。凹部30eは、リヤケース32に形成されている。
図3に示すように、凹部30eは、リヤケース32の底部から後端部にわたって形成されている。凹部30eの凹み幅は、前方よりも後方が大きくなっている。凹部30eは、リヤケース32の後端において、後方に向かって開放している(例えば図13参照)。後述するように、吸気ダクト37の少なくとも一部は、側面視でエアクリーナ30と重なるように、凹部30eの下方に配置される。本実施の形態においては、凹部30eは、リヤケース32の底部に形成されている。本実施の形態においては、吸気ダクト37のうち、シリンダヘッド8cの上方に位置した部分の少なくとも一部が、凹部30eの下方に配置されている。
図3に示すように、エンジン8のシリンダヘッド8cとエアクリーナ30との間には、吸気ダクト37および吸気量調整装置40が配置されている。吸気ダクト37および吸気量調整装置40によってエンジン8およびエアクリーナ30間の吸気通路が形成されている。吸気ダクト37は、シリンダヘッド8cの吸気ポート87とエアクリーナ30の空気排出口30bとを接続している。
吸気ダクト37は、車体側面視で略U字状である。吸気ダクト37は、側面視において、エアクリーナ30から略後方に延びてから下方に向かって湾曲し、さらに略前方に向かって湾曲する部分を有している。「略後方」に延びるとは、後方に向かって延びていればよく、その角度は特に限定されない。例えば、水平方向であってもよいし、水平方向から傾いていてもよい。「略前方」に延びるとは、前方に向かって延びていればよく、その角度は特に限定されない。例えば、水平方向であってもよいし、水平方向から傾いていてもよい。
図9に示すように、吸気ダクト37の接続部37eは、鉛直方向長さが水平方向長さよりも短い扁平な形状である。接続部37eが空気排出口30bに接続されることにより、吸気ダクト37がエアクリーナ30に接続される。
吸気ダクト37は、エアクリーナ30と吸気量調整装置40とを接続する第1パイプ38を含む。吸気ダクト37は、吸気量調整装置40とシリンダ8aとを接続する第2パイプ39を含む。後述するように、第1パイプ38は、第1部分37a、第2部分37bおよび第3部分37cを有している。第2パイプ39は、第4部分37dを有している。
図3に示すように、第1パイプ38と第2パイプ39の間には、吸気ダクト37の内部を通過する空気の量を調整する吸気量調整装置40が設けられている。吸気量調整装置40は、エアクリーナ30よりも体積が小さい。吸気量調整装置40は、側面視でエアクリーナ30の後方に配置されている。吸気量調整装置40は、側面視でエアクリーナ30の下方に配置されている。吸気量調整装置40は、収納ボックス50の下方に配置されている(図2参照)。本実施の形態においては、吸気量調整装置40は気化器である。吸気量調整装置40は、内部にスロットル弁42を備えている。スロットル弁42の開度に応じ、吸気ダクト37の第2パイプ39を通過する空気量が調整される。
図3に示すように、第2パイプ39の少なくとも一部は、エアクリーナ30の凹部30eの下方に配置されている。これにより、第2パイプ39の少なくとも一部は、側面視でエアクリーナ30と重なるように配置される。本実施の形態においては、第1パイプ38の材質と第2パイプ39の材質とは、互いに異なっている。第1パイプ38の材料と第2パイプ39の材質とは、ともに同一であってもよい。
図6に示すように、第1パイプ38は、エアクリーナ30から後方に延びる第1部分37aと、第1部分37aの後部に配置され、下方に向かって湾曲する第2部分37bと、第2部分37bの下部に配置され、前方に向かって湾曲する第3部分37cとを有している。図3に示すように、吸気量調整装置40は、第3部分37cの前方に配置されている。吸気ダクト37は、湾曲した構造をとることにより、十分な長さを確保することができる。吸気ダクト37が十分な長さを有しているので、吸気ダクト37の容積を十分に確保することができる。これにより、エンジン8がその性能を十分に発揮することができる。
図3に示すように、第2パイプ39は、吸気ダクト37の第4部分37dに対応する。第4部分37dの一端は、吸気量調整装置40の前部に接続されている。第4部分37dは、吸気量調整装置40の前部から前方に向かって延びた後、下方に向かって延びる。第4部分37dの他端は、エンジン8に接続されている。
図10は、収納ボックス50の平面図である。図11は、収納ボックス50の左側面図である。図12は、収納ボックス50の正面図である。図10および図11に示すように、収納ボックス50は、ボックス前部51およびボックス後部52を備えている。ボックス前部51は、シート3の第1部3bの下方に位置する。ボックス後部52は、シート3の第2部3cの下方に位置する。ボックス前部51とボックス後部52とは、前後方向で連続している。
ボックス前部51は、シート3の第1部3bの下方、かつ、エアクリーナ30の上方に位置している(図2および図5参照)。ボックス前部51は、収納物を支持する底面51aを有している。ボックス後部52は、ボックス前部51の後方に連なっている。ボックス後部52は、エンジン8より上方かつシート3の第2部3cの下方に位置している(図2と図3とを参照)。ボックス後部52は、収納物を支持する底面52aを有している。ボックス後部52の底面52aは、ボックス前部51の底面51aに連なっている。
ボックス後部52の後端、つまり、収納ボックスの後端50bは、吸気通路37の後端37fよりも後方に位置している(図2および図3参照)。図3では、吸気通路37の後端37fを通る鉛直線が仮想線にて図示されている。
図11に示すように、ボックス後部52の底面52aの少なくとも一部は、ボックス前部51の底面51aよりも低い位置に配置されている。具体的には、ボックス後部52の後部の底面52aは、ボックス前部51の底面51aよりも低い位置に配置されている。
図11および図12に示すように、収納ボックス50の底部55には、上方に凹んだ凹部53が形成されている。図11および図12に示すように、凹部53は、車両前後方向に関して、収納ボックス50の略中央に位置している。また、凹部53は、車両左右方向に関して、収納ボックス50の略中央に位置している。
図11に示すように、底部55のうち底面51aの少なくとも一部は、後方かつ下方に向かって延びている。底部55のうち底面52aの少なくとも一部は、側面視で前後方向に延びている。凹部53は、収納ボックス50の底部55において、前方および下方に向かって開放している(例えば図11と図13参照)。
図13は、エアクリーナ30および収納ボックス50を左下方からみた斜視図である。図13に示すように、吸気ダクト37の一部は、収納ボックス50の凹部53の下方に配置されている。これにより、側面視にて収納ボックス50と吸気ダクト37の一部とが重なって配置される。本実施の形態においては、側面視にて収納ボックス50と少なくとも第1パイプ38の一部とが重なるように、少なくとも第1パイプ38の一部が凹部53の下方に配置されている。
本実施の形態においては、さらに、ファンネル部33の一部が収納ボックス50の凹部53の下方に配置されている。ファンネル部33は、図8に示したように、フロントケース31やリヤケース32と比較して、車両左右方向の幅が小さい。比較的容積の小さいファンネル部33と収納ボックス50とを側面視で重なるように配置することで、収納ボックス50を下方に配置しながら収納ボックス50の容積を大きく確保することができる。ただし、エアクリーナ30の形状は実施の形態の形状に限定されるものではない。ファンネル部を設けない構成であってもよい。エアクリーナ30の全体が収納ボックス50の凹部53の前方に配置されてもよいし、一部が凹部53の下方に配置されてもよい。
図10に示すように、収納ボックス50の凹部53は、前後方向に延びる収納ボックス50の中心線Dと重なっている。収納ボックス50の中心線Dは、図5で示したシート3の中心線C1と略一致している。収納ボックス50の凹部53は、車両左右方向の中央近傍で前後方向に延びるように形成されている。凹部53の下方に配置される吸気ダクト37は、平面視で前後方向に真っ直ぐ配置することができる。収納ボックス50において、凹部53よりも車両左右方向の外方には、凹部53の底面よりも下方に位置する外周底部54が形成されている(図12参照)。収納ボックス50において、凹部53よりも車両前後方向の後方には、凹部53の底面よりも下方に位置する外周底部54が形成されている。外周底部54は、凹部53の左右側方、及び、後方に形成されている。外周底部54のうち、凹部53の左右側方に形成されている部分は、底部51aと底部52aに跨った領域である。外周底部54のうち、凹部53の後方に形成されている部分は、底部52aに含まれている。
図14は、シート3および収納ボックス50の周辺の構造を示す側面図である。図15A〜図15Cは、シート3および収納ボックス50の正面断面図である。図15Aは、図14の矢視A−A断面図であり、図15Bは、図14の矢視B−B断面図であり、図15Cは、図14の矢視C−C断面図である。
図14の矢視A−Aの位置は、シート3の第1部3bの位置に対応している。図14の矢視B−Bの位置は、収納ボックス50の凹部53が形成されている位置に対応している。図14の矢視C−Cの位置は、シート3の第2部3cに対応する位置である。
図15Aに示すように、図14の矢視A−A位置では、収納ボックス50の底部55がボックス前部51の底面51aで形成されている。図15Bに示すように、図14の矢視B−B位置では、収納ボックス50の底部55に凹部53と左右の外周底部54が形成されている。図15Cに示すように、図14の矢視C−C位置では、収納ボックス50の底部55がボックス後部52の底面52aで形成されている。
図16は、ヘルメット10が収納された状態の収納ボックス50の左側面図である。図16に示すように、ジェット型のヘルメット10は、略半球殻状の本体部10aと、本体部10aの左右両端から下方に延びる突起部10bとを有している。突起部10bは、ヘルメット10の装着者の耳を保護するカバーである。凹部53が本体部10aの内部に入り込み、左右の突起部10bがそれぞれ左右の外周底部54(図12参照)に入り込むことにより、ヘルメット10が収納ボックス50に収納される。ヘルメット10には、ヘルメット10の装着者の顔面をシールドするバイザー10cが備えられている。バイザー10cは、ヘルメット10の前側で上下方向に変位自在である。ヘルメット10は、バイザー10cが上方に移動した状態で収納ボックス50に収納される。このように、収納ボックス50は、ジェット型のヘルメット10の形状に沿った形状となっている。
図17は、エアクリーナ30と収納ボックス50との位置関係を示す図である。上述したように、本実施の形態においては、エアクリーナ30に接続された第1パイプ38の一部が収納ボックス50に形成された凹部53の下方に配置されている。また、本実施の形態においては、エアクリーナ30のファンネル部33が収納ボックス50に形成された凹部53の下方に配置されている。エアクリーナ30の後部が側面視で収納ボックス50と重なって配置され、これら部品をコンパクトに収納可能となっている。エアクリーナ30本体に比べて容積の小さいパイプ部分とファンネル部分とを収納ボックス50と重ならせることで、収納ボックス50の容量も確保できる。
本願発明者は、自動二輪車のシートの形状に着目することにより、収納ボックスの容量を効率的に拡大させることを思い付いた。低い位置に配置されるフートボードを備えた自動二輪車では、シートの幅は、シートの前端部から後方に向かって広がるように形成されている。これは乗員がフートボードに足を乗せやすい姿勢をとり易くするためである。
言い換えると、シートは、後端の車両左右方向の幅が、シート前端部の車両左右方向の幅よりも広い第1部と、少なくとも一部の車両左右方向の幅が、シート前端部の車両左右方向の幅よりも広い第2部とを備える。シートの第1部は車両左右方向の幅が狭いが、第2部は第1部よりも広い幅を有している。エアクリーナおよび収納ボックスは、比較的大きな容量を有していることが望ましい。収納ボックスは、単に容量が大きいだけではなく、様々な形状のものが収納できるよう、上下(高さ)方向、左右方向、および前後方向で幅が確保された形状であることが望ましい。
本願発明者は、エアクリーナが収納ボックスと比較して、形状の自由度が高いことに着目した。本願発明者は、シートのうち幅の狭い第1部の下方にエアクリーナを配置し、シートのうち幅の広い第2部の下方を、収納スペースとして有効利用することを思いついた。これにより、フラットフートボードを備えた自動二輪車において、乗員の快適性を低下させることなく、エアクリーナ内への水や粉塵等の浸入を抑制するとともに、収納ボックスの容量を効率的に増加させることができた。
以上説明したように、本実施の形態に係る自動二輪車1において、シート3は、前部に位置する第1部3bと第1部3bの後部に位置する第2部3cとを有する。第1部3bの後端の車両左右方向の幅は、シート前端部の車両左右方向の幅よりも広く形成されている。第2部3cは、少なくとも一部の車両左右方向の幅が、シート前端部の車両左右方向の幅よりも広く形成されている(図5参照)。収納ボックス50は、ボックス前部51およびボックス後部52を有している(図11参照)。ボックス前部51は、収納物を支持する底面51aを有し、シート3の第1部3bの下方かつエアクリーナ30の上方に位置している。ボックス後部52は、収納物を支持する底面52aを有し、シート3の第2部3cの下方に位置する。
比較的幅が狭いシート3の第1部3bの下方にエアクリーナ30が配置されている。第1部3bに比べて幅が広いシート3の第2部3cの下方には、収納ボックス50のボックス後部52が配置されている。ボックス後部52では、ボックス前部51と比較して、収納ボックス50の左右方向の長さが確保される。さらに、吸気通路は、エアクリーナ30の後方に接続されている。吸気通路は、エアクリーナ30と比較して車両左右方向の幅が小さい。エアクリーナ30の前方に吸気通路を接続する場合と比較して、収納ボックス50の容量を大きく確保することができる。フートボード4を備えた自動二輪車1において、乗員の快適性を低下させることなく、エアクリーナケース30の内部への水や粉塵等の浸入を抑制するとともに、収納ボックス50の容量を効率的に増加させることができる。
本実施の形態と異なり、吸気通路がエアクリーナケース30の前方に接続されている場合には、吸気通路の周りに空間が形成されることになる。この場合、吸気通路と車体カバーとの間に空間が形成されることになる。その結果、シート3の下方の限られたスペースを有効に利用するができなくなる。本実施の形態では、シート3の下方のスペースを有効利用することができる。また、吸気通路がエアクリーナ30の前方に接続されている場合、吸気通路が配置されるスペース分だけ、エアクリーナ30が後方に配置される。それにより、収納ボックス50の容量が減少する。本実施の形態では、吸気通路をエアクリーナ30の後方に配置し、エアクリーナ30を前方に移動させることによって、収納ボックスの容量を確保することができる。
本実施の形態においては、ボックス後部52の下面の少なくとも一部はボックス前部51の下面よりも下方に配置される。ボックス後部52はエアクリーナ30が下方に位置しないため、収納ボックス50の上下方向のサイズも大きく確保することができる。
本実施の形態においては、収納ボックス50の後端は、吸気通路の後端よりも後方に位置する。収納ボックス50の前後方向のサイズも大きく確保することができる。
本実施の形態においては、吸気量調整装置40は、側面視でエアクリーナ30の後方、かつ、収納ボックス50の下方に配置される。比較的体積が大きいエアクリーナ30が前方に配置され、エアクリーナ30に比べて体積が小さい吸気量調整装置40が後方に配置されている(図2参照)。エアクリーナ30および吸気量調整装置40の上方に位置する収納ボックス50のうち、車両左右方向の幅の広い領域(ボックス後部52およびボックス前部51の後部も含む。)について、下方に大きな収納スペースを確保できる。
本実施の形態においては、吸気通路は、エアクリーナ30と吸気量調整装置40とを接続する第1パイプ38と、吸気量調整装置40とシリンダ8aの上面とを接続する第2パイプ39とを有する。エアクリーナ30の底部には、上方に凹んだ凹部30eが形成され、第2パイプ39は、凹部30eの下方に配置され、側面視でエアクリーナ30と重なっている。エアクリーナ30をより下方に配置することができる。これにより、エアクリーナ30の容量を確保しながら、収納ボックス50の容量を確保することができる。
本実施の形態においては、第1パイプ38は、第1部分37a、第2部分37bおよび第3部分37cを含む。第1部分37aは、エアクリーナ30に接続され、後方に延びる。第2部分37bは、第1部分37aの後部に配置され、下方に向かって湾曲する。第3部分37cは、第2部分37bの下部に配置され、前方に向かって湾曲して吸気量調整装置40と接続される。狭いスペースを有効利用し、吸気通路の長さを確保することができる。エアクリーナ30の容量および吸気通路の長さが確保されることにより、エンジン8の性能を向上させることができる。また、吸気量調整装置40が第1部分37aから第3部分37cへ至る経路の途中に配置される場合に比べ、吸気量調整装置40が低い位置に配置される。これにより、吸気通路の上方で収納ボックス50の容量を増加させることができる。
本実施の形態においては、エアクリーナ30の空気排出口30bは、鉛直方向の最大長が水平方向の最大長よりも短い断面を有する。これに対応して、空気排出口30bと接続される吸気ダクト37の接続部37eは、鉛直方向の最大長が水平方向の最大長よりも短い断面を有する。吸気通路が真円形状の場合と比較して、吸気通路の占める上下方向の体積が減少する。収納ボックス50の底部55をより下方に配置することができる。これにより、収納ボックス50の容量が増加する。
本実施の形態においては、エアクリーナ30は、前方に面する前面部に空気導入口30aを有する。自動二輪車1は、エアクリーナ30の前方に配置され、フートボード4の後部から上方に延びるフロントカバー20を有する。エアクリーナ30に水や埃等が浸入することを、効果的に抑制することができる。
本実施の形態においては、空気導入口30aは、エアクリーナ30の前面部における上下方向の中間よりも上方に配置される。空気導入口30aから吸い込まれる空気がエアクリーナ30の下方に配置されたエンジン8によって加熱されることを防止できる。エアクリーナ30の内部には、より低温の空気が導入される。空気導入口30aが比較的上側に設けられていることにより、地面から巻き上げられる泥や埃等がエアクリーナ30の内部に入り込み難い。
本実施の形態においては、パワーユニット7より上方であって、シート3の下方、かつ、収納ボックス50の後方に燃料タンク9を配置している。上下方向に関して燃料タンク9が収納ボックス50に干渉することがなく、収納ボックス50は、上下方向に関する容量が確保される。
本実施の形態においては、収納ボックス50の底部に凹部53が形成されていることにより、収納ボックス50の内部空間の底部には上方に突出する凸部が形成されている。略半球殻状の本体部10aと本体部10aの左右両端から下方に延びる突起部10bとを有するジェット型のヘルメット10を効率的に収納可能である。つまり、本体部10aの内部空間に収納ボックス50の底部に形成された凸部を入り込ませることにより、ジェット型のヘルメット10を収納可能である。
本実施の形態においては、凹部53は、平面視で車体前後方向に延びるシート3の中心線C1と重なる。吸気通路を車両の左右方向で中央に配置することができる。車両の左右方向の幅が大きくなることがない。
本実施の形態においては、凹部30eは、平面視で車体前後方向に延びるシート3の中心線C1と重なる。吸気通路を車両の左右方向で中央に配置することができる。車両の左右方向の幅が大きくなることがない。
本実施の形態においては、自動二輪車1は、パワーユニット7を揺動可能に支持する車体フレーム6を備える。エアクリーナ30は、パワーユニット7と共に車体フレーム6に対して揺動可能に支持される。エアクリーナ30は揺動するとき、上下方向に移動する。エアクリーナ30の上方と、収納ボックス50の底部との間には、干渉を避けるための間隔が必要になる。揺動するエアクリーナ30を備えた自動二輪車では、収納ボックス50の容量の確保が困難であるという問題があった。本実施の形態によれば、前述したように収納ボックス50の容量を十分に確保することが可能である。
{第2の実施の形態}
図18を参照しながら、第2の実施の形態を説明する。図18は、第2の実施の形態に係るエンジンおよびエアクリーナ周辺の構造を示す左側面断面図である。第1の実施の形態においては、自動二輪車1の吸気量調整装置40は気化器であった。第2の実施の形態に係る自動二輪車1は、気化器の代わりに、スロットルボディを備えている。また、吸気ダクト37の途中部分に、シリンダ8の吸気ポートへ向かって燃料を噴射する燃料噴射器41を備えている。第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同様の構成については同符号を付し、説明を省略する。
図18を参照しながら、第2の実施の形態を説明する。図18は、第2の実施の形態に係るエンジンおよびエアクリーナ周辺の構造を示す左側面断面図である。第1の実施の形態においては、自動二輪車1の吸気量調整装置40は気化器であった。第2の実施の形態に係る自動二輪車1は、気化器の代わりに、スロットルボディを備えている。また、吸気ダクト37の途中部分に、シリンダ8の吸気ポートへ向かって燃料を噴射する燃料噴射器41を備えている。第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同様の構成については同符号を付し、説明を省略する。
図18に示すように、吸気量調整装置40は、内部にスロットル弁42を備えている。吸気ダクト37の第2パイプ39を通過する空気量は、スロットル弁42の開度に応じて調整される。吸気ダクト37の中途には、燃料噴射器41が配置されている。第2の実施の形態では、燃料噴射器41は、第2パイプ39の中途に配置されている。燃料噴射器41のノズル41aおよび噴射器本体41bが延びる方向と、第2パイプ39が延びる方向とが交差する角度は、特に限定されない。例えば、燃料噴射器41は、第2バルブ39のどの位置に設けられてもよいし、シリンダヘッドに取り付けられてもよい。第2パイプ39において燃料噴射器41が配置される位置は、特に限定されない。吸気ダクト37において、燃料噴射器41の数量は、特に限定されない。
図18に示すように、エアクリーナ30は、凹部30hを有している。凹部30hは、第1の実施の形態における凹部30eよりもさらにエアクリーナ30の内部に凹んでいる。吸気量調整装置40と燃料噴射器41とは、エアクリーナ30よりも体積が小さく、側面視でエアクリーナ30の後方かつ収納ボックス50の下方に配置されている。燃料タンク9は、燃料ホース19を介し、吸気量調整装置40に接続されている。
<変形例>
上記の実施の形態において、エアクリーナ30は、前部に空気導入口30aが形成され、後側に空気排出口30bが形成されていた。エアクリーナ30は、前方から空気を導入し、後方へ空気を排出していた。エアクリーナ30の後部に空気導入口が形成され、エアクリーナ30の前部に空気排出口が形成されていてもよい。この場合、エアクリーナ30の前方に吸気ダクト37が配置される。また、例えば空気導入口30aや空気排出口30bは、側方に形成されてもよい。
上記の実施の形態において、エアクリーナ30は、前部に空気導入口30aが形成され、後側に空気排出口30bが形成されていた。エアクリーナ30は、前方から空気を導入し、後方へ空気を排出していた。エアクリーナ30の後部に空気導入口が形成され、エアクリーナ30の前部に空気排出口が形成されていてもよい。この場合、エアクリーナ30の前方に吸気ダクト37が配置される。また、例えば空気導入口30aや空気排出口30bは、側方に形成されてもよい。
上記の実施の形態では、吸気ダクト37のうち、第2パイプ39の少なくとも一部が、側面視でエアクリーナ30と重なっていた(図3参照)。エアクリーナ30と吸気ダクト37とは、側面視で重なっていなくてもよく、上下方向に互いに離間されていてもよい。この場合には、エアクリーナ30に凹部30eが形成されていなくてもよい。
上記実施の形態においては、図2に示すように、パワーユニット7は、その下側にて車体フレーム6に支持されている。パワーユニット7は、その上側にて車体フレームに6に支持される構造であってもよい。
上記実施の形態においては、図5に示すように、収納ボックス50の凹部53は、ボックス前部51とボックス後部52とにわたって形成されている。凹部53は、収納ボックス50のうちのボックス前部51のみに形成される構造であってもよい。
上記実施の形態においては、図3に示すように、吸気通路37のうち、第2パイプ39の少なくとも一部が、側面視でエアクリーナ30と重なる。エアクリーナ30と吸気通路37とは、側面視で重ならなくてもよく、上下方向に互いに離間されていてもよい。この場合には、エアクリーナ30に凹部30eが形成されていなくてもよい。上記実施の形態においては、エアクリーナ30には、凹部30eが形成されている。エアクリーナ30は、凹部30eが形成されていることに限定されず、吸気通路37と側面視で重なる部分の幅方向全体にわたって切り欠きが形成される構造であってもよい。
上記実施の形態においては、車体カバー5は、フロントカバー5d、アンダーカバー5cおよびリヤカバー5aを有していた。自動二輪車1の車体カバー5の構成は、上記実施の形態の構成に限定されない。
上記実施の形態においては、シリンダボディ8b、シリンダヘッド8cおよびヘッドカバー8hがそれぞれ別体で形成されていた。シリンダヘッド8cとヘッドカバー8hとは、一体に形成されていてもよい。
1 自動二輪車
3 シート
4 フートボード
5 車体カバー
5a リヤカバー
5b 下縁
6 車体フレーム
6L、6R リヤフレーム
6d 連結フレーム
7 パワーユニット
8 エンジン
8a シリンダ
9 燃料タンク
15 後輪
18 ピボット軸
30 エアクリーナ
37 吸気ダクト
38 第1パイプ(第1の吸気ダクト)
39 第2パイプ(第2の吸気ダクト)
40 吸気量調整装置
50 収納ボックス
3 シート
4 フートボード
5 車体カバー
5a リヤカバー
5b 下縁
6 車体フレーム
6L、6R リヤフレーム
6d 連結フレーム
7 パワーユニット
8 エンジン
8a シリンダ
9 燃料タンク
15 後輪
18 ピボット軸
30 エアクリーナ
37 吸気ダクト
38 第1パイプ(第1の吸気ダクト)
39 第2パイプ(第2の吸気ダクト)
40 吸気量調整装置
50 収納ボックス
Claims (14)
- 前方に傾斜するシリンダを有するエンジンを備えたパワーユニットと、
前記パワーユニットの上方に配置されるシートと、
平面視において少なくとも一部が前記シートより前方に配置されるフートボードと、
前記パワーユニットの上方、かつ、前記シートの下方に配置され、後面に空気排出口を有するエアクリーナと、
前記エアクリーナの前記空気排出口と前記シリンダの上面とを接続する吸気通路と、
前記パワーユニットの上方、かつ、前記シートの下方に配置される収納ボックスと、
を備え、
前記シートは、
シート前端部から後方に向かって延びる第1部と、
前記第1部の後方に配置される第2部と、
を有し、
前記第1部の後端の車両左右方向の幅は前記シート前端部の車両左右方向の幅よりも広く、前記第2部の少なくとも一部の車両左右方向の幅は前記シート前端部の幅よりも広く形成されており、
前記エアクリーナは、前記シートの前記第1部の下方かつ前記シリンダの上方に配置され、
前記収納ボックスは、
前記シートの前記第1部の下方、かつ、前記エアクリーナの上方に位置するボックス前部と、
前記シートの前記第2部の下方に位置するボックス後部と、
を含み、
前記収納ボックスの底部には、上方に凹んだ第1凹部が形成され、前記吸気通路は前記第1凹部の下方に配置され、側面視にて前記収納ボックスと前記吸気通路とが重なる自動二輪車。 - 請求項1に記載の自動二輪車であって、
前記ボックス後部の下面の少なくとも一部は前記ボックス前部の下面よりも下方に配置される自動二輪車。 - 請求項1または請求項2に記載の自動二輪車であって、
前記収納ボックスの後端は、前記吸気通路の後端よりも後方に位置する自動二輪車。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の自動二輪車であって、
前記吸気通路は、
前記吸気通路の内部を通過する空気の量を調整する吸気量調整装置、
を有し、
前記吸気量調整装置は、側面視で前記エアクリーナの後方、かつ、前記収納ボックスの下方に配置されている自動二輪車。 - 請求項4に記載の自動二輪車であって、
前記吸気通路は、
前記エアクリーナの前記空気排出口と前記吸気量調整装置とを接続する第1のダクトと、
前記吸気量調整装置と前記シリンダの上面とを接続する第2のダクトと、
を有し、
前記エアクリーナの底部には、上方に凹んだ第2凹部が形成され、前記第2のダクトは、前記第2凹部の下方に配置され、側面視で前記エアクリーナと重なる自動二輪車。 - 請求項5に記載の自動二輪車であって、
前記第1のダクトは、
前記エアクリーナの前記空気排出口に接続され、後方に延びる第1部分と、
前記第1部分の後部に配置され、下方に向かって湾曲する第2部分と、
前記第2部分の下部に配置され、前方に向かって湾曲して前記吸気量調整装置と接続される第3部分と、
を有する自動二輪車。 - 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の自動二輪車であって、
前記エアクリーナの前記空気排出口は、鉛直方向の最大長が水平方向の最大長よりも短い断面を有しており、前記吸気通路の前記空気排出口との接続部は、鉛直方向の最大長が水平方向の最大長よりも短い断面を有する自動二輪車。 - 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の自動二輪車であって、
前記エアクリーナは、
前方に面する前面部に空気導入口を有し、
前記自動二輪車は、さらに、
前記エアクリーナの前方に配置され、前記フートボードの後部から上方に延びる車体カバー、
を備える自動二輪車。 - 請求項8に記載の自動二輪車であって、
前記空気導入口は、前記エアクリーナの前記前面部における上下方向の中間よりも上方に配置される自動二輪車。 - 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の自動二輪車であって、さらに、
前記パワーユニットより上方であって、前記シートの下方、かつ、前記収納ボックスの後方に配置された燃料タンク、
を備える自動二輪車。 - 請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の自動二輪車であって、
前記収納ボックスの底部に前記第1凹部が形成されていることにより、前記収納ボックスの内部空間の底部には上方に突出する凸部が形成されている自動二輪車。 - 請求項1に記載の自動二輪車であって、
前記第1凹部は、平面視で車体前後方向に延びる前記シートの中心線と重なる自動二輪車。 - 請求項5に記載の自動二輪車であって、
前記第2凹部は、平面視で車体前後方向に延びる前記シートの中心線と重なる自動二輪車。 - 請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の自動二輪車であって、さらに、
前記パワーユニットを揺動可能に支持する車体フレーム、
を備え、
前記エアクリーナは、前記パワーユニットと共に前記車体フレームに対して揺動可能に支持される自動二輪車。
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