JP2020059423A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】全幅(最大幅寸法)の増加を抑えながら、収納ボックスの開口を車幅方向に広げることができ、収納ボックスの容量を増やすことができる鞍乗型車両を提供する。【解決手段】鞍乗型車両は、収納ボックス10と、シート9と、一対のリアフレーム6とマウントブラケット65とを含む車体フレーム2と、車幅方向における一対のリアフレーム6の外方に配置されたリアサイドカバー32とを備える。収納ボックス10は、収納空間S1を取り囲む筒状部42の外周面42oから突出したフランジ部44と、フランジ部44から下方に延びており、マウントブラケット65の上に置かれたマウント部61とを含む。リアサイドカバー32は、平面視でフランジ部44に重なる上端部71と、上端部71を上下に貫通しており、平面視で車幅方向における外方に凹んでおり、平面視でマウント部61が配置された切欠き72とを含む。【選択図】図7

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
特許文献1には、鞍乗型車両の一例であるスクーターが開示されている。このスクーターは、シートによって開閉される収納ボックスと、車幅方向における収納ボックスの外方に配置されたリアフレームと、車幅方向における収納ボックスおよびリアフレームの外方に配置された外装カバーとを備えている。
収納ボックスは、収納ボックスの上端部から車幅方向における外方に突出するフランジを含む。収納ボックスのフランジは、リアフレームから上方に突出する支持ブラケットの上に置かれている。特許文献1の図5には、収納ボックスのフランジが上下方向に薄い板状であり、支持ブラケットが収納ボックスの側方に配置されることが示されている。特許文献1の図1には、リアフレームおよび支持ブラケットが車両側面視で収納ボックスに重なることが示されている。
特開2009−154849号公報
特許文献1に記載のスクーターでは、収納ボックスのフランジが収納ボックスの開口とほぼ同じ高さで支持ブラケットに支持されており、支持ブラケットの上端が収納ボックスの開口とほぼ同じ高さに配置されている。そのため、車幅方向への収納ボックスの開口の長さが支持ブラケットによって制限される。したがって、収納ボックスに対する物品の出し入れをより簡単にするために、収納ボックスの開口を車幅方向に広げることができない。さらに、支持ブラケットが収納ボックスの側方に位置しているので、収納ボックスの容量を増やすために、収納ボックスの側壁を車幅方向における外方に移動させることができない。リアフレームおよび支持ブラケットを車幅方向における外方に移動させれば、収納ボックスの開口や収納ボックス全体を車幅方向に広げることができるものの、スクーター全体の幅が広がってしまう。
そこで、本発明の目的の一つは、全幅(最大幅寸法)の増加を抑えながら、収納ボックスの開口を車幅方向に広げることができ、収納ボックスの容量を増やすことができる鞍乗型車両を提供することである。
本発明の一実施形態は、物品が配置される収納空間を形成する収納ボックスと、前記収納ボックスの上方に配置されており、前記収納ボックスに対して上下に回動することにより前記収納空間の上端に設けられた開口を開閉するシートと、前記収納ボックスの右方および左方にそれぞれ配置された一対のリアフレームと、前記一対のリアフレームの一方から上方に突出しており、前記収納ボックスを支持するマウントブラケットと、を含む車体フレームと、車幅方向における前記一対のリアフレームの外方に配置されており、車両側面視で前記収納ボックスと前記一対のリアフレームとに重なるリアサイドカバーと、を備え、前記収納ボックスは、前記収納空間を取り囲む筒状部と、前記筒状部の外周面から突出したフランジ部と、前記フランジ部から下方に延びており、前記マウントブラケットの上に置かれたマウント部と、を含み、前記リアサイドカバーは、車両平面視で前記フランジ部に重なる上端部と、前記上端部を上下に貫通しており、車両平面視で前記車幅方向における外方に凹んでおり、車両平面視で前記マウント部が配置された切欠きとを含む、鞍乗型車両を提供する。
この構成によれば、車体フレームのリアフレームが、車幅方向における収納ボックスの外方に配置されており、車両側面視で収納ボックスに重なっている。リアサイドカバーは、車幅方向におけるリアフレームの外方に配置されており、車両側面視で収納ボックスおよびリアフレームに重なっている。収納ボックスは、物品が配置される収納空間を取り囲む筒状部と、筒状部の外周面から突出したフランジ部と、フランジ部から下方に延びるマウント部とを含む。収納ボックスのマウント部は、リアフレームから上方に突出するマウントブラケットに支持されている。
このように、車体フレームのマウントブラケットは、収納ボックスのフランジ部を直接支持しているのではなく、フランジ部から下方に延びる収納ボックスのマウント部を介してフランジ部を支持している。フランジ部とマウントブラケットとの間にマウント部があるので、マウントブラケットの上端が、収納ボックスの開口から下方に遠ざかる。したがって、収納ボックスの開口の幅がマウントブラケットに制限され難い。さらに、マウントブラケットの上端の位置が下がるので、収納ボックスの上端部の幅がマウントブラケットに制限され難い。したがって、収納ボックスの開口を車幅方向に広げることができ、収納ボックスの容量を増やすことができる。
さらに、収納ボックスのマウント部は、車両平面視でリアサイドカバーの切欠き内に配置されている。リアサイドカバーの切欠きは、リアサイドカバーの上端部を上下に貫通しており、車両平面視で車幅方向における外方に凹んでいる。切欠きがリアサイドカバーに設けられていない場合は、リアサイドカバーの上端部を収納ボックスのマウント部の側方に配置する必要がある。この場合、マウント部が設けられた位置で鞍乗型車両の幅が増加する。したがって、マウント部を収容する切欠きを設けることで、鞍乗型車両全体の幅の増加を抑えながら、収納ボックスの開口を車幅方向に広げることができ、収納ボックスの容量を増やすことができる。
リアサイドカバーの上端部が平面視で収納ボックスのフランジ部に重なるのであれば、リアサイドカバーの上端部は、収納ボックスのフランジ部の上方に配置されていてもよいし、収納ボックスのフランジ部の下方に配置されていてもよい。マウント部の少なくとも一部が車両平面視で切欠きの中に配置されるのであれば、マウント部は、切欠きに挿入されていてもよいし、挿入されていなくてもよい。後者の場合、マウント部の上端が切欠きよりも下方に配置されていてもよい。
本実施形態において、以下の特徴の少なくとも一つが、前記鞍乗型車両に加えられてもよい。
前記収納ボックスの前記マウント部は、前記車体フレームの前記マウントブラケットよりも上下方向に長い。
この構成によれば、収納ボックスのマウント部が上下方向に長く、車体フレームのマウントブラケットが上下方向に短い。つまり、上下方向へのマウント部の長さの最大値は、上下方向へのマウントブラケットの長さの最大値よりも大きい。マウントブラケットが上下方向に短いと、マウントブラケットの上端の位置がさらに下がる。これにより、収納ボックスにおいてマウントブラケットによって幅が制限される範囲が上下方向に短くなる。そのため、収納ボックスの容量をさらに増やすことができる。
前記車体フレームは、前記一対のリアフレームの一方から前記一対のリアフレームの他方に延びており、前記収納ボックスの後方に配置されたリアクロスメンバをさらに含み、前記収納ボックスの前記マウント部は、前記リアクロスメンバよりも下方に配置された下端を含む。
この構成によれば、車体フレームのリアクロスメンバが、収納ボックスの後方に配置されている。収納ボックスのマウント部の下端は、リアクロスメンバの下端よりも下方に配置されている。マウント部の下端の位置が下がると、マウントブラケットの上端の位置も下がる。これにより、収納ボックスにおいてマウントブラケットによって幅が制限される範囲が上下方向に短くなるので、収納ボックスの容量をさらに増やすことができる。
前記収納ボックスの前記開口は、車両平面視において、前記車幅方向における前記リアフレームの内縁よりも前記車幅方向における外方に配置された外側領域を含み、前記外側領域は、車両平面視において、前記マウントブラケットの前端よりも後方で、かつ、前記マウントブラケットの後端よりも前方の位置に配置された側方部を含む。
この構成によれば、車両平面視でリアフレームに重なるように収納ボックスの開口が車幅方向に広げられている。つまり、収納ボックスの開口が、リアフレームの内縁よりも車幅方向における外方に配置された外側領域を含み、この外側領域が、車両平面視でリアフレームに重なっている。これにより、収納ボックスの開口の幅を大きくすることができ、収納ボックスに対する物品の出し入れをより簡単にすることができる。
さらに、収納ボックスの開口は、単に車幅方向に広げられているのではなく、ブラケット設置位置、つまり、車両平面視で車幅方向にマウントブラケットを通る位置で車幅方向に広げられている。具体的には、外側領域は、車両平面視において、マウントブラケットの前端よりも後方で、かつ、マウントブラケットの後端よりも前方の位置に配置された側方部を含む。
前述の従来の鞍乗型車両では、支持ブラケットの上端が、収納ボックスの開口とほぼ同じ高さに配置されているので、ブラケット設置位置で収納ボックスの開口の幅を広げることができない。この構成では、フランジ部とマウントブラケットとの間にマウント部があり、マウントブラケットの上端の位置が下がっているので、収納ボックスの開口の幅がマウントブラケットに制限され難い。したがって、ブラケット設置位置で収納ボックスの開口の幅を広げることができ、側方部を収納ボックスの開口に設けることができる。これにより、物品の出し入れをより簡単にすることができる。
前記収納ボックスの前記開口は、車両平面視において、前記車幅方向における前記リアフレームの内縁よりも前記車幅方向における外方に配置された外側領域を含み、前記外側領域は、車両平面視で前記マウントブラケットの後端よりも後方に配置された後方部を含む。
この構成によれば、収納ボックスの開口に外側領域が含まれており、この外側領域がリアフレームの内縁よりも車幅方向における外方に配置されている。さらに、通常はリアフレームの後部で一対のリアフレームの間隔が車幅方向に狭まるので、収納ボックスの開口の幅もリアフレームの後部で狭まる。それにもかかわらず、車両平面視でマウントブラケットの後端よりも後方に配置された後方部が、外側領域に設けられている。したがって、リアフレームの後部でも収納ボックスの開口の幅を確保でき、収納ボックスに物品を出し入れするユーザーの利便性を維持することができる。
前記リアサイドカバーの前記上端部は、前記リアサイドカバーが前記車体フレームに取り付けられたまま前記車体フレームに対して前記収納ボックスを取り付けおよび取り外しできるように前記収納ボックスの下方に配置されている。
この構成によれば、リアサイドカバーの上端部が、収納ボックスの下方に配置されている。したがって、収納ボックスを上方に移動させても、リアサイドカバーの上端部が収納ボックスに当たらない。そのため、リアサイドカバーが車体フレームに取り付けられたまま、収納ボックスから車体フレームを取り外すことができる。さらに、リアサイドカバーの上端部の上方で収納ボックスを下方に移動させれば、リアサイドカバーが車体フレームに取り付けられたまま、収納ボックスを車体フレームに取り付けることができる。これにより、鞍乗型車両の製造、メンテナンス、および修理時に、収納ボックスを簡単に取り付けおよび取り外すことができる。
前記リアサイドカバーの前記切欠きと前記収納ボックスの前記マウント部との間の隙間は、上下方向への前記マウント部の長さよりも狭い。
この構成によれば、収納ボックスのマウント部の外面が、リアサイドカバーの切欠きの内面の近くに配置されている。リアサイドカバーの切欠きと収納ボックスのマウント部との間の隙間は、上下方向へのマウント部の長さよりも狭い。マウント部と切欠きとの間の隙間が狭いので、収納ボックスの取り付けおよび取り外しを行うときに、マウント部の外面は、切欠きの内面によって上下方向に案内される。これにより、収納ボックスを簡単に取り付けおよび取り外すことができる。
加えて、上下方向へのマウント部の長さが、マウント部と切欠きとの間の隙間よりも大きく、マウント部が上下方向に長いので、収納ボックスのマウント部を支持するマウントブラケットの上端の位置がさらに下がる。これにより、収納ボックスにおいてマウントブラケットによって幅が制限される範囲が上下方向に短くなるので、収納ボックスの容量をさらに増やすことができる。
前記収納ボックスの前記フランジ部は、前記シートに接触する台座部を含み、前記収納ボックスの前記マウント部は、前記台座部から下方に延びている。
この構成によれば、シートに接触する台座部が、収納ボックスのフランジ部に設けられている。シートに加わる下方向の荷重は、シートから台座部に伝達され、台座部からマウント部に伝達される。さらに、この荷重は、マウント部を支持するマウントブラケットに伝達される。したがって、シートに加わる下方向の荷重を効率的に車体フレームに伝達できる。
前記台座部、マウント部、およびマウントブラケットは、車両平面視で互いに重なっている。
この構成によれば、収納ボックスのフランジ部に設けられた台座部が、収納ボックスのマウント部の上方に配置されており、マウント部が、マウントブラケットの上方に配置されている。シートに加わる下方向の荷重は、シートに接触する台座部に加わり、台座部からマウント部に伝達される。台座部、マウント部、およびマウントブラケットは、車両平面視で互いに重なっている。したがって、台座部、マウント部、およびマウントブラケットに発生する曲げモーメントの増加を防止しながら、シートに加わる下方向の荷重を効率的に車体フレームに伝達できる。
前記リアサイドカバーの前記上端部は、前記収納ボックスの前記フランジ部に締結された被締結部を含む。
この構成によれば、リアサイドカバーの上端部は、車両平面視で収納ボックスのフランジ部に重なっているだけでなく、フランジ部に固定されている。つまり、リアサイドカバーの上端部は、収納ボックスのフランジ部に締結された被締結部を含む。このように、リアサイドカバーの上端部において切欠きがない部分を収納ボックスに固定するので、鞍乗型車両の走行中に発生するリアサイドカバーの振動を低減できる。
本発明によれば、全幅(最大幅寸法)の増加を抑えながら、収納ボックスの開口を車幅方向に広げることができ、収納ボックスの容量を増やすことができる鞍乗型車両を提供できる。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の左側面図である。 車体フレームを示す破線を図1Aに加えた左側面図である。 鞍乗型車両の平面図である。 シートおよび収納ボックスの斜視図である。 図2に示すIV−IV線に沿うシートおよび収納ボックスの鉛直断面を示す断面図である。 収納ボックスおよび車体フレームを示す左側面図である。 収納ボックスおよび車体フレームを示す平面図である。 リアフレームおよびリアクロスメンバを示す破線を図6Aに加えた平面図である。 シート、収納ボックス、車体フレーム、およびリアサイドカバーを示す分解斜視図である。 収納ボックスおよびリアサイドカバーを示す平面図である。 車体フレームおよびリアサイドカバーを示す平面図である。 収納ボックスのマウント部および車体フレームのマウントブラケットを示す左側面図である。 図9の一部を拡大した拡大図である。 図8Aに示すXI−XI線に沿う収納ボックス、車体フレーム、およびリアサイドカバーの鉛直断面を示す断面図である。 図8Aに示すXII−XII線に沿う収納ボックス、車体フレーム、およびリアサイドカバーの鉛直断面を示す断面図である。 図8Aの一部を拡大した拡大図である。 図8Bの一部を拡大した拡大図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
以下では、特に断りがない限り、水平な路面上に配置された基準姿勢の鞍乗型車両1について説明する。基準姿勢は、鞍乗型車両1が直進する直進位置(図2に示す位置)にステアリングハンドル14が配置され、後輪Wrの回転中心が水平な姿勢である。前後方向、上下方向、および左右方向は、基準姿勢の鞍乗型車両1に基づいて定義される。左右方向は、車幅方向に相当する。車両中央WOは、ヘッドパイプ3の中心線を通り、後輪Wrの回転中心に直交する鉛直面に相当する。
図1A中の「U」および「F」は、それぞれ、鞍乗型車両1の上方向および前方向を示している。図2中の「L」は、鞍乗型車両1の左方向を示している。他の図についても同様である。以下の説明における平面視および側面視は、特に断りがない限り、それぞれ鞍乗型車両1の平面視および側面視を意味する。また、以下の説明では、特に断りがない限り、シート9は閉位置(図1Aにおいて実線で示すシート9の位置)に配置されているものとする。
図1Aは、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両1の左側面図である。図1Bは、車体フレーム2を示す破線を図1Aに加えた左側面図である。図2は、鞍乗型車両1の平面図である。
図1Aに示すように、鞍乗型車両1は、例えば、スクーターである。図1Bに示すように鞍乗型車両1は、外装カバーで覆われた車体フレーム2を備えている。車体フレーム2は、後方かつ上方に斜めに延びるヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から後方かつ下方に斜めに延びるダウンフレーム4とを含む。
図2に示すように、車体フレーム2は、ダウンフレーム4から車幅方向に広がる一対のロワーフレーム5を含む。図1Bに示すように、車体フレーム2は、さらに、一対のロワーフレーム5の後端部から後方かつ上方に斜めに延びる一対のリアフレーム6を含む。一対のロワーフレーム5は、側面視で互いに重なっている。一対のリアフレーム6も、側面視で互いに重なっている。ロワーフレーム5の前端部は、ヘッドパイプ3よりも下方に配置されており、ダウンフレーム4に固定されている。
図2に示すように、車体フレーム2は、一方のリアフレーム6から他方のリアフレーム6に延びるフロントクロスメンバ7と、フロントクロスメンバ7よりも後方に配置されており、一方のリアフレーム6から他方のリアフレーム6に延びるリアクロスメンバ8とを含む。図2は、フロントクロスメンバ7が車幅方向に延びるパイプを含み、リアクロスメンバ8が車幅方向に延びるプレートを含む例を示している。この例では、フロントクロスメンバ7は、一方のリアフレーム6から他方のリアフレーム6に延びるクロスパイプ7cと、クロスパイプ7cから前方に延びる2つのステー7sとを含む。
図1Aに示すように、鞍乗型車両1は、運転者が座る鞍型のシート9を含む。図1Aは、運転者が座るメインシート9mと同乗者が座るタンデムシート9tとが、シート9に設けられた例を示している。シート9は、一人乗り用であってもよい。シート9は、ヘッドパイプ3の後方に配置されている。シート9は、一対のリアフレーム6の上方に配置されており、平面視で一対のリアフレーム6に重なっている。シート9は、車体フレーム2に直接支持されていてもよいし、車体フレーム2に間接的に支持されていてもよい。
鞍乗型車両1のリアハンドル11は、側面視でシート9の後部に重なっている。図2に示すように、リアハンドル11は、平面視で前方に開いたU字状のハンドル部11hを含む。ハンドル部11hは、平面視でシート9の後方に配置された後方部と、平面視でシート9の右方および左方にそれぞれ配置された一対の側方部とを含む。ハンドル部11hは、シート9に着座している同乗者や、鞍乗型車両1の側方に立つユーザーによって握られる。
図1Aに示すように、鞍乗型車両1は、ヘルメットなどの物品を収容する収納ボックス10を備えている。収納ボックス10は、シート9の下方に配置されている。シート9は、ヒンジ12を介して収納ボックス10に連結されている。図1Aは、シート9の前端部がヒンジ12を介して収納ボックス10に連結された例を示している。シート9は、収納ボックス10に対して上下に回動可能である。収納ボックス10の上端部に設けられた開口O1は、シート9によって開閉される。
シート9は、収納ボックス10の開口O1が開かれる開位置(図1Aにおいて二点鎖線で示す位置)と、収納ボックス10の開口O1がシート9によって閉じられる閉位置(図1Aにおいて実線で示す位置)と、の間で上下に回動可能である。鞍乗型車両1は、シート9を閉位置でロックするシートロック装置を備えている。シートロック装置は、シート9と共に上下に移動するプッシャー13pと、プッシャー13pを保持することによりシート9の移動を規制するロックユニット13Lとを含む。プッシャー13pは、シート9に取り付けられており、ロックユニット13Lは、車体フレーム2に取り付けられている。ロックユニット13Lは、鞍乗型車両1の内部に配置されている。
プッシャー13pは、シート9と共に開位置と閉位置との間を移動する。プッシャー13pは、シート9の後端部から下方に突出している。シート9を閉位置の方に下すと、プッシャー13pがロックユニット13Lに接触し、ロックユニット13Lに下方に押し付けられる。これにより、プッシャー13pがロックユニット13Lに設けられたフックに保持され、シート9が閉位置でロックされる。この状態で、運転者がロック解除装置を操作すると、ロックユニット13Lによるプッシャー13pの保持が解除され、シート9のロックが解除される。
鞍乗型車両1は、運転者によって操舵されるステアリングハンドル14と、前輪Wfを回転可能に支持するフロントフォーク15とを含む。前輪支持部材の一例であるフロントフォーク15は、前輪Wfの右方および左方にそれぞれ配置された一対のフォークパイプ15pと、ヘッドパイプ3に挿入されたステアリングシャフトとを含む。ステアリングシャフトは、ヘッドパイプ3の上端部から上方に突出している。ステアリングハンドル14は、ステアリングシャフトの上端部に連結されている。ステアリングハンドル14は、ヘッドパイプ3の上方に配置されている。ステアリングハンドル14が操舵されると、前輪Wfは、ステアリングハンドル14およびフロントフォーク15と共に、ヘッドパイプ3の中心線まわりに左右に回動する。
鞍乗型車両1は、駆動輪に相当する後輪Wrを回転させるパワーユニット16を含む。パワーユニット16は、鞍乗型車両1を走行させる動力を発生するエンジン17と、エンジン17の動力を後輪Wrに伝達する駆動機構18とを含む。エンジン17は、原動機の一例である。原動機は、電動モーターであってもよい。原動機がエンジン17である場合、鞍乗型車両1は、エンジン17に供給される燃料を貯留する燃料タンクを含む。燃料タンクは、後述するフットボード29の下方に配置されている。一対のロワーフレーム5は、それぞれ、燃料タンクの右方および左方に配置されている。
図1Aは、パワーユニット16が車体フレーム2に対して上下に揺動可能なスイングユニットである例を示している。この例の場合、パワーユニット16は、リンク機構19を介して車体フレーム2に取り付けられている。後輪Wrは、パワーユニット16の後端部よって回転可能に支持されている。後輪Wrおよびパワーユニット16は、リンク機構19を車幅方向に通過する水平なピボット軸線Apまわりに車体フレーム2に対して上下に揺動可能である。リアクッション20の上端部は、車体フレーム2に取り付けられており、リアクッション20の下端部は、パワーユニット16の後端部に取り付けられている。
鞍乗型車両1は、前方に光を発するヘッドランプ21と、運転者の操作に応じて点滅する2つのフロントフラッシャー22とを含む。鞍乗型車両1は、さらに、後方に光を発するテールランプ23と、運転者の操作に応じて点滅する2つのリアフラッシャー24とを含む。図1Aは、1つのリアランプユニットにテールランプ23およびリアフラッシャー24が含まれる例を示している。ヘッドランプ21およびフロントフラッシャー22は、シート9よりも前方に配置されている。テールランプ23およびリアフラッシャー24は、後輪Wrの前端よりも後方に配置されている。
鞍乗型車両1の外装カバーは、ステアリングハンドル14の前方および後方に配置されたハンドルカバー25と、ヘッドパイプ3の前方に配置されたフロントカバー26と、ヘッドパイプ3の後方に配置されたレッグシールド28とを含む。ハンドルカバー25は、ステアリングハンドル14と共に左右に回動する。外装カバーのフロントフェンダー27は、前輪Wfと共に左右に回動する。フロントフェンダー27は、前輪Wfの上方に配置されている。レッグシールド28は、前後方向におけるヘッドパイプ3とシート9との間に配置されている。シート9は、レッグシールド28の後方に配置されている。
外装カバーは、一対のロワーフレーム5の上方に配置されたフットボード29と、一対のロワーフレーム5の右方および左方にそれぞれ配置された一対のロワーサイドカバー30と、フットボード29の後縁から上方に延びるミドルセンターカバー31とを含む。ミドルセンターカバー31は、シート9の下方に配置されている。ミドルセンターカバー31は、レッグシールド28の後方に配置されている。外装カバーは、シート9に着座している運転者の足および脚が配置されるレッグスペースSLを前後方向におけるレッグシールド28とミドルセンターカバー31との間に形成している。
シート9に着座している運転者の足は、フットボード29の上面に設けられたフラット面29sに置かれる。図2に示すように、フラット面29sは、平面視で車両中央WOに交わっている。フラット面29sは、凹凸のない完全な平面であってもよいし、足を置くのに支障のない程度の凹部または凸部(例えば、1〜2cm程度の凹部または凸部)が設けられた実質的な平面であってもよい。シート9に着座している運転者の足がフラット面29sに置かれているとき、運転者の脚は、レッグシールド28の後方に配置される。運転者の脚とレッグシールド28の後面とは、前後方向に直接向かい合う。
図1Aに示すように、外装カバーは、一対のリアフレーム6の右方および左方にそれぞれ配置された一対のリアサイドカバー32と、一対のリアサイドカバー32の間に配置されたリアセンターカバー35とを含む。リアサイドカバー32は、側面視でシート9の下方に配置されている。外装カバーのリアフェンダー36は、側面視でリアセンターカバー35から後方かつ下方に斜めに延びている。リアフェンダー36は、後輪Wrの上方および後方に配置されている。
一対のリアサイドカバー32は、それぞれ、収納ボックス10の右方および左方に配置されている。リアサイドカバー32は、側面視で収納ボックス10に重なっている。リアフレーム6は、車幅方向における収納ボックス10とリアサイドカバー32との間に配置されている。したがって、図1Bに示すように、リアサイドカバー32は、側面視でリアフレーム6にも重なっている。リアサイドカバー32は、車幅方向におけるリアフレーム6の外方に配置されている。
図1Aおよび図1Bは、リアサイドカバー32が第1サイドカバー33および第2サイドカバー34を含む例を示している。第2サイドカバー34は、第1サイドカバー33に連結された、第1サイドカバー33とは別の部材である。第2サイドカバー34は、第1サイドカバー33と一体であってもよい。つまり、リアサイドカバー32は、第1サイドカバー33および第2サイドカバー34に相当する部分を含む一体の一つの部材であってもよい。
図1Aおよび図1Bに示すように、第1サイドカバー33および第2サイドカバー34は、いずれも、側面視でシート9の下方に配置されている。第1サイドカバー33は、側面視で収納ボックス10に重なっており、第2サイドカバー34は、側面視で収納ボックス10およびリアフレーム6に重なっている。第1サイドカバー33は、側面視で第2サイドカバー34の前方に配置されている。第1サイドカバー33は、側面視でフットボード29の後縁から上方に延びている。ミドルセンターカバー31は、車幅方向における一対の第1サイドカバー33の間に配置されている。
図1Aに示すように、第1サイドカバー33の後縁は、第1サイドカバー33の後端に近づくにしたがって細くなる側面視でV字状の凸部33aを形成している。第2サイドカバー34の前縁は、側面視で前方に開いたV字状の凹部34aを形成している。第1サイドカバー33の凸部33aは、第2サイドカバー34の凹部34a内に配置されている。第2サイドカバー34の凹部34aは、側面視で凸部33aの上方に配置された上方部34uと、側面視で凸部33aの下方に配置された下方部34Lとを含む。
図3は、シート9および収納ボックス10の斜視図である。図4は、図2に示すIV−IV線に沿うシート9および収納ボックス10の鉛直断面を示す断面図である。図5は、収納ボックス10および車体フレーム2を示す左側面図である。図6Aは、収納ボックス10および車体フレーム2を示す平面図である。図6Bは、リアフレーム6およびリアクロスメンバ8を示す破線を図6Aに加えた平面図である。
図3に示すように、収納ボックス10は、ヘルメットなどの物品を収容する収納空間S1を形成する本体41を含む。図4は、フルフェイス型のヘルメットHLが収納空間S1に配置された例を示している。本体41は、収納空間S1を取り囲む筒状部42と、収納空間S1の下方に配置された底部43とを含む。筒状部42は、底部43の外縁から上方に延びている。筒状部42の底は、底部43によって閉じられている。
図6Aに示すように、筒状部42は、収納空間S1の前方に配置された前壁42fと、収納空間S1の後方に配置された後壁42rと、収納空間S1の右方および左方にそれぞれ配置された一対の側壁42sとを含む。前壁42fおよび後壁42rは、前後方向に間隔を空けて向かい合っている。一対の側壁42sは、車幅方向に間隔を空けて向かい合っている。一対の側壁42sは、それぞれ、車両中央WOの右方および左方に配置されている。
図5に示すように、フロントクロスメンバ7およびリアクロスメンバ8は、側面視でシート9の前端9fよりも後方に配置されている。収納ボックス10の筒状部42は、フロントクロスメンバ7の上方に配置されており、平面視でフロントクロスメンバ7に重なっている。リアクロスメンバ8は、筒状部42の後方に配置されている。筒状部42は、側面視でリアフレーム6に重なっている。図6Bに示すように、筒状部42は、平面視でも、リアフレーム6に重なっている。言い換えると、収納ボックス10は、筒状部42の一部が平面視でリアフレーム6に重なるよう車幅方向に広げられている。これにより、収納ボックス10の容量、すなわち、収納空間S1の体積が増やされている。
収納空間S1の上端は、収納ボックス10の開口O1に相当する。図6Bでは、筒状部42の内周面42iの環状の上縁42uを太線で示している。収納ボックス10の開口O1は、筒状部42の内周面42iの上縁42uによって形成されている。収納ボックス10の開口O1の外縁は、筒状部42の内周面42iの上縁42uに相当する。収納ボックス10の開口O1は、筒状部42の内周面42iの上縁42uと同じ高さに位置している。
図6Bに示すように、収納ボックス10の開口O1は、平面視において車幅方向における一対のリアフレーム6の内縁6iの間に配置された内側領域Riと、平面視においてリアフレーム6の内縁6iよりも車幅方向における外方に配置された少なくとも一つの外側領域Roとを含む。図6Bは、2つの外側領域Roが、それぞれ、内側領域Riの右方および左方に配置された例を示している。外側領域Roは、収納ボックス10の筒状部42の上方に配置されており、平面視で筒状部42の側壁42sに重なっている。外側領域Roのいずれの部分も、平面視でリアフレーム6の外縁6oよりも車幅方向における内方に配置されている。
収納ボックス10の開口O1の外縁(図6B中の太線)は、平面視でリアフレーム6の内縁6iと2つの交点で交わっている。2つの交点は、前後に離れている。前方の交点は、外側領域Roの前端Rfに相当する。後方の交点は、外側領域Roの後端Rrに相当する。外側領域Roの前端Rfは、外側領域Roの後端Rrよりも車幅方向における外方に配置されている。外側領域Roの前端Rfおよび後端Rrは、平面視で前後方向におけるフロントクロスメンバ7とリアクロスメンバ8との間に配置されている。
図3に示すように、収納ボックス10は、本体41に加えて、筒状部42の外周面42oから突出したフランジ部44を含む。フランジ部44は、筒状部42の外側に配置されている。フランジ部44は、筒状部42の外周面42oに沿って筒状部42の周方向に延びている。フランジ部44は、筒状部42の全周にわたって連続した環状であってもよいし、筒状部42の周方向に不連続であってもよい。
収納ボックス10のフランジ部44は、筒状部42の外周面42oから前方に延びるフロントパネル45と、筒状部42の外周面42oから後方に延びるリアパネル48とを含む。図5に示すように、フロントパネル45は、リアパネル48よりも前方で、かつ、リアパネル48よりも下方の位置に配置されている。フロントパネル45は、フロントクロスメンバ7よりも前方で、かつ、フロントクロスメンバ7よりも上方の位置に配置されている。シート9は、ヒンジ12(図1A参照)を介してフロントパネル45に取り付けられている。
図4に示すように、シート9は、人の臀部に接するシートカバー51と、シートカバー51で覆われたスポンジ状のクッション52と、クッション52を支持するボトムプレート53とを含む。クッション52は、ボトムプレート53の上に配置されている。シートカバー51は、クッション52の上に配置されている。クッション52およびベースプレート54は、シートカバー51で覆われている。シートカバー51の縁は、ボトムプレート53の下に配置されている。シートカバー51の縁は、複数の針(staple)によってボトムプレート53に固定されている。
ボトムプレート53は、収納ボックス10の上方に配置されたベースプレート54を含む。図3に示すように、シートロック装置のプッシャー13pは、ベースプレート54から下方に突出しており、ボトムプレート53に固定されている。ベースプレート54は、ヒンジ12(図1A参照)を介して収納ボックス10に連結されている。シート9を閉位置に移動させると、ベースプレート54が収納ボックス10の上方に配置され、平面視で収納ボックス10の開口O1の全体に重なる。収納空間S1は、ボトムプレート53と収納ボックス10とによって形成されている。
ボトムプレート53は、ベースプレート54に加えて、収納ボックス10に接触する複数の突起55、56を含む。図3は、4つの突起55、56がボトムプレート53に設けられた例を示している。突起55、56は、ベースプレート54から下方に突出している。突起55、56は、ベースプレート54と共に開位置と閉位置との間で移動する。シート9を閉位置に移動させると、全ての突起55、56が収納ボックス10に接触する。これにより、シート9が収納ボックス10に支持される。
4つの突起55、56は、ベースプレート54の右端部および左端部から下方に突出する2つの側方突起55と、ベースプレート54の後端部から下方に突出する2つの後方突起56とを含む。2つの側方突起55は、2つの後方突起56よりも前方に配置されている。2つの側方突起55は、車幅方向に間隔を空けて配置されている。2つの後方突起56も、車幅方向に間隔を空けて配置されている。車幅方向への2つの側方突起55の間隔は、車幅方向への2つの後方突起56の間隔よりも広い。
図6Bに示すように、収納ボックス10のフランジ部44は、複数の突起55、56と同数の台座部46、47を含む。複数の台座部46、47は、2つの側方突起55にそれぞれ接触する2つの側方台座部46と、2つの後方突起56にそれぞれ接触する2つの後方台座部47とを含む。2つの側方台座部46は、それぞれ、筒状部42の右方および左方に配置されている。2つの後方台座部47は、筒状部42の後方に配置されている。2つの後方台座部47は、リアパネル48に設けられている。2つの後方台座部47は、リアクロスメンバ8の上方に配置されており、平面視でリアクロスメンバ8に重なっている。後方台座部47は、リアクロスメンバ8に支持されている。
シート9を閉位置に移動させると、シート9の2つの側方突起55がそれぞれ収納ボックス10の2つの側方台座部46に接触し、シート9の2つの後方突起56がそれぞれ収納ボックス10の2つの後方台座部47に接触する。このとき、シート9の側方突起55は、平面視で側方台座部46に重なる位置に配置され、平面視で収納空間S1の右方または左方に位置する。シート9の後方突起56は、平面視で後方台座部47に重なる位置に配置され、平面視で収納空間S1の後方に位置する。シート9に座っている人の体重は、側方台座部46を介してリアフレーム6に伝達され、後方台座部47を介してリアクロスメンバ8に伝達される。
図3に示すように、鞍乗型車両1は、シート9と収納ボックス10との間の隙間を密閉するシールリング57を備えている。シールリング57は、シート9および収納ボックス10のいずれか一方に保持されている。図3は、シールリング57がシート9に保持された例を示している。この例の場合、シールリング57を保持するシールホルダーがシート9に設けられ、シールリング57が押し付けられるシール面58が収納ボックス10に設けられる。
シールリング57の表面は、ゴムや樹脂などの弾性材料で作られている。シート9を閉位置に移動させると、収納ボックス10に設けられたシール面58にシールリング57の表面が押し付けられ、シールリング57が弾性変形する。これにより、シールリング57の表面がシール面58に密着し、シート9と収納ボックス10との間の隙間が密閉される。そのため、シート9および収納ボックス10によって形成された収納空間S1の密閉度が高まる。
シールリング57を保持するシールホルダーは、ボトムプレート53に設けられている。図4に示すように、シールリング57は、ボトムプレート53に保持されている。シールリング57は、ボトムプレート53の下方に配置されている。図4は、シールホルダーがボトムプレート53に設けられた環状の溝59であり、シールリング57の突起57pが溝59に差し込まれた例を示している。突起57pがシールホルダーに設けられ、溝59がシールリング57に設けられていてもよい。
図3に示すように、複数の突起55、56は、シールリング57の外側に配置されている。シートロック装置のプッシャー13pも、シールリング57の外側に配置されている。2つの側方突起55は、シールリング57の右方および左方にそれぞれ配置されている。2つの後方突起56とプッシャー13pは、シールリング57の後方に配置されている。2つの後方突起56は、プッシャー13pよりも車幅方向における外方に配置されている。
図4に示すように、シールリング57が押し付けられるシール面58は、収納ボックス10に設けられている。シール面58は、平面視で収納空間S1の全周を取り囲んでいる。筒状部42の上面は、シール面58に含まれる。つまり、シール面58は、筒状部42の内周面42iの上縁42uから筒状部42の径方向における外方に延びている。筒状部42の上面は、シール面58に含まれていなくてもよい。例えば、筒状部42の上面が、平面視において筒状部42の径方向に間隔を空けてシール面58に取り囲まれていてもよい。
図6Bに示すように、収納ボックス10のフランジ部44に設けられたリアパネル48は、リアクロスメンバ8の上に配置されており、平面視でリアクロスメンバ8に重なっている。リアパネル48は、リアクロスメンバ8に支持されている。リアパネル48をリアクロスメンバ8に固定するボルトB5は、リアパネル48を上下に貫通する通り穴に挿入されている。これにより、収納ボックス10がリアクロスメンバ8に固定されている。図6Bは、2つのボルトB5で収納ボックス10がリアクロスメンバ8に固定された例を示している。
図5に示すように、リアハンドル11は、ハンドル部11hに加えて、平面視でハンドル部11hの内側に配置されたブラケット部11b(図8Bも参照)を含む。ブラケット部11bは、リアクロスメンバ8の上方に配置されており、平面視でリアクロスメンバ8に重なっている。リアパネル48は、ブラケット部11bの上方に配置されており、平面視でブラケット部11bに重なっている。ブラケット部11bは、複数のボルトによってリアクロスメンバ8に固定されている。これにより、リアハンドル11が車体フレーム2に固定されている。
フロントクロスメンバ7は、収納ボックス10の底部43の下方に配置されている。底部43は、フロントクロスメンバ7のステー7sの上に配置されており、平面視でフロントクロスメンバ7に重なっている。底部43は、フロントクロスメンバ7に支持されている。図6Bに示すように、底部43をステー7sに固定するボルトB1は、底部43を上下に貫通する通り穴に挿入されている。これにより、収納ボックス10がフロントクロスメンバ7に固定されている。図6Bは、2つのボルトB1で収納ボックス10がフロントクロスメンバ7に固定された例を示している。
図7は、シート9、収納ボックス10、車体フレーム2、およびリアサイドカバー32を示す分解斜視図である。図8Aは、収納ボックス10およびリアサイドカバー32を示す平面図である。図8Bは、車体フレーム2およびリアサイドカバー32を示す平面図である。図9は、収納ボックス10のマウント部61および車体フレーム2のマウントブラケット65を示す左側面図である。
図7に示すように、収納ボックス10は、本体41およびフランジ部44に加えて、フランジ部44から下方に延びる少なくとも一つのマウント部61を含む。車体フレーム2は、少なくとも一つのマウント部61と同数のマウントブラケット65を含む。図7に示す例では、2つのマウント部61が、収納ボックス10に設けられており、2つのマウントブラケット65が、車体フレーム2に設けられている。
収納ボックス10は、シート9と共に車体フレーム2およびリアサイドカバー32に取り付けられる。図8Aに示すように、シート9および収納ボックス10が取り付けられた状態では、収納ボックス10のフランジ部44が、リアサイドカバー32の上端部71の上方に配置され、平面視でリアサイドカバー32の上端部71に重なる。さらに、この状態では、収納ボックス10のマウント部61が、平面視でリアサイドカバー32の切欠き72内に配置される。図8Bに示すように、リアサイドカバー32の切欠き72は、リアサイドカバー32の上端部71を上下方向に貫通しており、平面視で車幅方向における外方に凹んでいる。
図8Aに示すように、2つのマウント部61は、それぞれ、収納ボックス10の筒状部42の右方および左方に配置されている。フランジ部44に設けられた側方台座部46は、マウント部61の上方に配置されており、平面視でマウント部61に重なっている。マウント部61は、マウントブラケット65の上方に配置されており、平面視でマウントブラケット65に重なっている。側方台座部46、マウント部61、およびマウントブラケット65は、平面視で互いに重なっている。
図9に示すように、2つのマウントブラケット65は、それぞれ、2つのリアフレーム6から上方に突出している(図4も参照)。マウントブラケット65は、リアフレーム6に固定された、リアフレーム6とは別の部材であってもよいし、リアフレーム6と一体であってもよい。マウント部61は、側方台座部46からマウントブラケット65まで下方に延びている。側方台座部46は、マウント部61を介してマウントブラケット65に支持されている。マウント部61およびマウントブラケット65は、側面視で筒状部42に重なっている。
マウント部61の下面61Lは、マウントブラケット65の上面65uに接している。マウント部61の下面61Lは、底部43よりも上方に配置されている。マウント部61の下面61Lは、フロントクロスメンバ7の上端よりも上方で、かつ、リアクロスメンバ8の下端よりも下方の位置に配置されている。マウント部61の下面61Lは、さらに、フロントクロスメンバ7の後端よりも後方で、かつ、リアクロスメンバ8の前端よりも前方の位置に配置されている。したがって、マウント部61は、前後方向におけるフロントクロスメンバ7とリアクロスメンバ8との間の位置でマウントブラケット65に支持されている。
前述のように、リアサイドカバー32の第2サイドカバー34に設けられた凹部34a(図1B参照)は、側面視で凸部33aの上方に配置された上方部34uを含む。図8Bに示すように、上方部34uの先端部34tは、第1サイドカバー33の上方に配置されており、平面視で第1サイドカバー33に重なっている。第2サイドカバー34の先端部34tは、ボルトB2によって第1サイドカバー33に固定されている。リアサイドカバー32の切欠き72は、平面視でボルトB2および先端部34tの後方に配置されている。図8Aに示すように、収納ボックス10のフランジ部44は、ボルトB2および先端部34tの上方に配置されており、ボルトB2および先端部34tは、フランジ部44で隠れている。
リアサイドカバー32は、収納ボックス10に締結されている。リアサイドカバー32は、収納ボックス10に締結された少なくとも一つの被締結部73m、73rを含む。収納ボックス10は、少なくとも一つの被締結部73m、73rと同数の締結部49m、49rを含む。図8Bは、2つの被締結部73m、73rがリアサイドカバー32に設けられた例を示している。したがって、図8Aに示すように、収納ボックス10は、2つの締結部49m、49rを含む。
図8Aに示すように、収納ボックス10の2つの締結部49m、49rは、前後方向におけるフランジ部44の中間部に設けられた中間締結部49mと、中間締結部49mよりも後方に配置された後方締結部49rとを含む。中間締結部49mおよび後方締結部49rは、収納ボックス10の側方台座部46よりも後方に配置されている。中間締結部49mは、側方台座部46よりも前方に配置されていてもよい。
図8Bに示すように、リアサイドカバー32の2つの被締結部73m、73rは、収納ボックス10の中間締結部49mの下方に配置された中間被締結部73mと、収納ボックス10の後方締結部49rの下方に配置された後方被締結部73rとを含む。中間被締結部73mおよび後方被締結部73rは、リアサイドカバー32の切欠き72よりも後方に配置されている。中間被締結部73mは、切欠き72よりも前方に配置されていてもよい。中間被締結部73mおよび後方被締結部73rは、リアフレーム6の上方に配置されており、平面視でリアフレーム6に重なっている。
ナットN3は、リアサイドカバー32の中間被締結部73mに取り付けられている。ナットN4は、リアサイドカバー32の後方被締結部73rに取り付けられている。図8Bは、ナットN3がU字状に形成された金属プレートを含むスプリングナットである例を示している。この例では、ナットN4もスプリングナットである。スプリングナットは、雌ねじが設けられたメインプレートと、間隔を空けてメインプレートと向かい合う補助プレートとを含む。
ナットN3のメインプレートは、リアサイドカバー32の中間被締結部73mの下方に配置されており、ナットN3の補助プレートは、リアサイドカバー32の中間被締結部73mの上方に配置されている。同様に、ナットN4のメインプレートは、リアサイドカバー32の後方被締結部73rの下方に配置されており、ナットN4の補助プレートは、リアサイドカバー32の後方被締結部73rの上方に配置されている。
図8Aに示すように、ボルトB3の頭部は、収納ボックス10の中間締結部49mの上方に配置されている。ボルトB3の軸部は、収納ボックス10の中間締結部49mを上下に貫通しており、その後、リアサイドカバー32の中間被締結部73mとナットN3とを上下に貫通している。同様に、ボルトB4の頭部は、収納ボックス10の後方締結部49rの上方に配置されている。ボルトB4の軸部は、収納ボックス10の後方締結部49rを上下に貫通しており、その後、リアサイドカバー32の後方被締結部73rとナットN4とを上下に貫通している。
ボルトB3の軸部に設けられた雄ねじは、ナットN3の雌ねじに取り付けられている。収納ボックス10の中間締結部49mとリアサイドカバー32の中間被締結部73mとは、ボルトB3およびナットN3によってボルトB3の軸方向に挟まれており、互いに固定されている。同様に、収納ボックス10の後方締結部49rとリアサイドカバー32の後方被締結部73rとは、ボルトB4およびナットN4によってボルトB4の軸方向に挟まれており、互いに固定されている。
図10は、図9の一部を拡大した拡大図である。図11は、図8Aに示すXI−XI線に沿う収納ボックス10、車体フレーム2、およびリアサイドカバー32の鉛直断面を示す断面図である。図12は、図8Aに示すXII−XII線に沿う収納ボックス10、車体フレーム2、およびリアサイドカバー32の鉛直断面を示す断面図である。図13Aは、図8Aの一部を拡大した拡大図である。図13Bは、図8Bの一部を拡大した拡大図である。図11は、前後方向に直交する鉛直断面を示しており、図12は、車幅方向に直交する鉛直断面を示している。
図10は、収納ボックス10のマウント部61が中空の角柱状である例を示している。マウント部61は、中実の角柱状であってもよいし、角柱以外の形に形成されていてもよい。図11に示すように、マウント部61は、筒状部42およびフランジ部44と一体であり、筒状部42およびフランジ部44と同じ材料で作られている。マウント部61がフランジ部44に固定されるのであれば、マウント部61は、筒状部42およびフランジ部44とは別の部材であってもよい。
図10に示す例の場合、マウント部61は、マウントブラケット65に接する一対の接触プレート62、64と、一対の接触プレート62、64同士を連結する連結プレート63とを含む。一対の接触プレート62、64は、前後方向に間隔を空けて向かい合う前プレート62および後プレート64を含む。連結プレート63は、前後方向における前プレート62および後プレート64の間に配置されている。連結プレート63は、前プレート62から後プレート64まで後方に延びている。
マウント部61の前プレート62は、フランジ部44から下方に延びていると共に、筒状部42から車幅方向における外方に突出している。マウント部61の後プレート64も、フランジ部44から下方に延びていると共に、筒状部42から車幅方向における外方に突出している。マウント部61の連結プレート63は、フランジ部44から下方に延びているものの、筒状部42からは車幅方向における外方に離れている。
マウント部61の前プレート62は、マウント部61の後プレート64よりも上下方向に短い。マウント部61の連結プレート63は、前プレート62よりも上下方向に短い。前プレート62および後プレート64は、マウントブラケット65に接している。連結プレート63は、マウントブラケット65から上方に離れており、マウントブラケット65に接していない。連結プレート63は、マウントブラケット65に接していてもよい。
図10に示す例の場合、前プレート62の前面がマウント部61の前面61fに相当し、後プレート64の前面がマウント部61の後面61rに相当する。また、この例の場合、前プレート62の側面と、連結プレート63の側面と、後プレート64の側面とが、マウント部61の側面61sに相当し、前プレート62の下端面と、後プレート64の下端面とが、マウント部61の下面61Lに相当する。マウント部61の下面61Lは、マウント部61の下端に相当する。
図12に示すように、マウント部61の前面61fおよびマウント部61の後面61rは、前後方向に直交する鉛直な平面である。図11に示すように、マウント部61の側面61sは、フランジ部44に近づくにしたがって車幅方向における外方に延びるように鉛直面に対して傾いた平面である。マウント部61の側面61sは、車幅方向に直交する鉛直な平面であってもよい。マウント部61の前面61fおよびマウント部61の後面61rの少なくとも一方は、鉛直面に対して傾いていてもよい。
マウント部61の側面61sは、収納ボックス10のフランジ部44から下方に延びている。フランジ部44は、マウント部61の側面61sの上端61uから車幅方向における外方に突出した突出部を含む。つまり、図11に示す断面では、マウント部61の側面61sの上端61uが、車幅方向におけるフランジ部44の外端44oよりも車幅方向における内方に配置されている。フランジ部44は、マウント部61の側面61sの上端61uから車幅方向に突出していなくてもよい。
図11に示すように、マウント部61の下面61Lは、マウントブラケット65の上面65uと平行な平面である。マウントブラケット65の上面65uと平行であれば、マウント部61の下面61Lは、水平な平面であってもよいし、水平面に対して傾いた平面であってもよい。図11は、車幅方向におけるマウント部61の下面61Lの外端61oが、マウントブラケット65の上面65uに接しており、車幅方向におけるマウント部61の下面61Lの内端61iが、マウントブラケット65の上面65uよりも車幅方向における内方に配置された例を示している。外端61oは、マウントブラケット65の上面65uよりも車幅方向における外方に配置されていてもよい。内端61iは、マウントブラケット65の上面65uの上に配置されていてもよい。
マウントブラケット65は、マウント部61に接する接触プレート67と、接触プレート67を支持する一対の支持プレート66、68とを含む。接触プレート67および支持プレート66、68の少なくとも一方は、軽量化用の少なくとも一つの貫通穴65hが形成されたプレートであってもよい。図11および図12は、複数の貫通穴65hが接触プレート67および支持プレート66、68に形成された例を示している。
図11に示すように、マウントブラケット65の支持プレート66、68は、リアフレーム6から上方に延びている。支持プレート66、68の下端部は、リアフレーム6に固定されている。一対の支持プレート66、68は、車幅方向に間隔を空けて向かい合う外プレート66および内プレート68を含む。接触プレート67は、一対の支持プレート66、68の間に配置されている。接触プレート67は、外プレート66から内プレート68まで車幅方向における内方に延びている。
接触プレート67は、マウント部61に接触する上面を含む。接触プレート67の上面は、マウント部61の上面65uに相当する。図12に示すように、マウント部61の前プレート62は、前プレート62の下端面とマウント部61の上面65uとの接触により、マウントブラケット65に支持されている。同様に、マウント部61の後プレート64は、後プレート64の下端面とマウント部61の上面65uとの接触により、マウントブラケット65に支持されている。
図10に示すように、マウントブラケット65の高さ、つまり、上下方向へのマウントブラケット65の長さは、マウントブラケット65の前端65fに近づくにしたがって増加している。上下方向へのマウントブラケット65の前端65fの長さは、上下方向へのマウントブラケット65の長さの最大値H2に相当する。上下方向へのマウント部61の後プレート64の長さは、上下方向へのマウント部61の長さの最大値H1に相当する。上下方向へのマウント部61の長さの最大値H1は、上下方向へのマウントブラケット65の長さの最大値H2よりも大きい。したがって、マウント部61は、マウントブラケット65よりも上下方向に長い。
前述のように、収納ボックス10のマウント部61は、平面視でリアサイドカバー32の切欠き72内に配置されている。図13Aに示すように、リアサイドカバー32の切欠き72は、収納ボックス10のフランジ部44の下方に配置されており、平面視でフランジ部44に重なっている。図13Bでは、切欠き72の内面72iを太線で示している。図13Bに示す例では、切欠き72は、平面視において車幅方向における外方に凹んだU字状である。マウント部61の少なくとも一部が平面視で切欠き72の中に配置されるのであれば、平面視における切欠き72の形状は、U字以外であってもよい。
図13Bに示すように、切欠き72の内面72iは、平面視でマウント部61の前方に位置する前面72fと、平面視で車幅方向におけるマウント部61の外方に位置する側面72sと、平面視でマウント部61の後方に位置する後面72rとを含む。前面72fと後面72rとは、前後方向に間隔を空けて向かい合っている。切欠き72の幅W1は、切欠き72の深さD1よりも長い。つまり、前面72fから後面72rまでの車幅方向の距離の最大値は、車幅方向における前面72fの内端72aまたは車幅方向における後面72rの内端72bから側面72sまでの車幅方向の距離の最大値よりも大きい。
収納ボックス10が取り付けられていないとき、車体フレーム2のマウントブラケット65は、平面視でリアサイドカバー32の切欠き72の中に配置されており、平面視で視認可能である。切欠き72の前面72fは、平面視でマウントブラケット65の前方に配置されており、切欠き72の後面72rは、平面視でマウントブラケット65の後方に配置されている。切欠き72の側面72sは、平面視で車幅方向におけるマウントブラケット65の外方に配置されている。
切欠き72の前面72f、側面72s、および後面72rは、リアフレーム6の上方に配置されており、平面視でリアフレーム6に重なっている。切欠き72の前面72fの内端72aは、平面視でリアフレーム6に重なっている。同様に、切欠き72の後面72rの内端72bは、平面視でリアフレーム6に重なっている。前面72fの内端72aと後面72rの内端72bとの少なくとも一方は、平面視でリアフレーム6の内縁6iよりも車幅方向における内方に配置されていてもよい。
図12に示すように、前後方向におけるマウント部61の前面61fと切欠き72の前面72fとの間隔Gfは、前後方向におけるマウント部61の後面61rと切欠き72の後面72rとの間隔Grよりも狭い。車幅方向におけるマウント部61の側面61sと切欠き72の側面72sとの間隔Gs(図11参照)は、間隔Gfよりも狭い。間隔Gf、間隔Gr、および間隔Gsのいずれも、前後方向へのマウント部61の長さL1(図12参照)、つまり、マウント部61の前面61fからマウント部61の後面61rまでの前後方向の長さよりも小さい。さらに、間隔Gf、間隔Gr、および間隔Gsのいずれも、上下方向へのマウント部61の長さの最大値H1(図10参照)より小さい。
収納ボックス10の取り付けおよび取り外しを行うときは、車体フレーム2およびリアサイドカバー32に対する収納ボックス10の固定が解除された状態で、シート9および収納ボックス10を車体フレーム2およびリアサイドカバー32に対して上下に移動させる。リアサイドカバー32の上端部71は、リアサイドカバー32が車体フレーム2に取り付けられたままシート9および収納ボックス10を車体フレーム2に取り付けおよび取り外しきるように、収納ボックス10の下方に配置されている。
シート9および収納ボックス10を取り付けるとき、収納ボックス10のマウント部61は、切欠き72の内面72iによって上下方向に案内されながら、切欠き72を上下方向に通過する。これにより、収納ボックス10のマウント部61が、車体フレーム2のマウントブラケット65の上に乗せられる。シート9および収納ボックス10を取り外すときも同様に、収納ボックス10のマウント部61は、切欠き72の内面72iによって上下方向に案内されながら、切欠き72を上下方向に通過する。これにより、シート9および収納ボックス10を簡単に取り付けおよび取り外しできる。
図13Aでは、収納ボックス10の開口O1に含まれる外側領域Roにクロスハッチングを施している。外側領域Roは、平面視においてリアフレーム6の内縁6iよりも車幅方向における外方に位置する部分である。外側領域Roは、側方部Raと後方部Rbとを含む。側方部Raは、境界線X1よりも前方の部分であり、後方部Rbは、境界線X1よりも後方の部分である。境界線X1は、平面視で前後方向に直交し、マウントブラケット65の後端65rを通過する直線である。
外側領域Roの側方部Raは、平面視において、マウントブラケット65の前端65fよりも後方で、かつ、マウントブラケット65の後端65rよりも前方の位置に配置されている。したがって、外側領域Roの前端Rfは、平面視でマウントブラケット65の前端65fよりも後方で、かつ、マウントブラケット65の後端65rよりも前方の位置に配置されている。これにより、収納ボックス10の開口O1は、ブラケット設置位置、つまり、平面視で車幅方向にマウントブラケット65を通る位置で車幅方向に広げられている。
外側領域Roの後方部Rbは、平面視でマウントブラケット65の後端65rよりも後方に配置されている。したがって、外側領域Roの後端Rr(図6B参照)は、平面視でマウントブラケット65の後端65rよりも後方に配置されている。これにより、収納ボックス10の開口O1は、ブラケット設置位置だけでなく、ブラケット設置位置よりも後方の位置でも車幅方向に広げられている。
以上のように本実施形態では、車体フレーム2のリアフレーム6が、車幅方向における収納ボックス10の外方に配置されており、側面視で収納ボックス10に重なっている。リアサイドカバー32は、車幅方向におけるリアフレーム6の外方に配置されており、側面視で収納ボックス10およびリアフレーム6に重なっている。収納ボックス10は、物品が配置される収納空間S1を取り囲む筒状部42と、筒状部42の外周面42oから突出したフランジ部44と、フランジ部44から下方に延びるマウント部61とを含む。収納ボックス10のマウント部61は、リアフレーム6から上方に突出するマウントブラケット65に支持されている。
このように、車体フレーム2のマウントブラケット65は、収納ボックス10のフランジ部44を直接支持しているのではなく、フランジ部44から下方に延びる収納ボックス10のマウント部61を介してフランジ部44を支持している。フランジ部44とマウントブラケット65との間にマウント部61があるので、マウントブラケット65の上端(マウントブラケット65の上面65u)が、収納ボックス10の開口O1から下方に遠ざかる。したがって、収納ボックス10の開口O1の幅がマウントブラケット65に制限され難い。さらに、マウントブラケット65の上端の位置が下がるので、収納ボックス10の上端部の幅がマウントブラケット65に制限され難い。したがって、収納ボックス10の開口O1を車幅方向に広げることができ、収納ボックス10の容量を増やすことができる。
さらに、収納ボックス10のマウント部61は、平面視でリアサイドカバー32の切欠き72内に配置されている。リアサイドカバー32の切欠き72は、リアサイドカバー32の上端部71を上下に貫通しており、平面視で車幅方向における外方に凹んでいる。切欠き72がリアサイドカバー32に設けられていない場合は、リアサイドカバー32の上端部71を収納ボックス10のマウント部61の側方に配置する必要がある。この場合、マウント部61が設けられた位置で鞍乗型車両1の幅が増加する。したがって、マウント部61を収容する切欠き72を設けることで、鞍乗型車両1全体の幅の増加を抑えながら、収納ボックス10の開口O1を車幅方向に広げることができ、収納ボックス10の容量を増やすことができる。
本実施形態では、収納ボックス10のマウント部61が上下方向に長く、車体フレーム2のマウントブラケット65が上下方向に短い。つまり、上下方向へのマウント部61の長さの最大値H1は、上下方向へのマウントブラケット65の長さの最大値H2よりも大きい。マウントブラケット65が上下方向に短いと、マウントブラケット65の上端の位置がさらに下がる。これにより、収納ボックス10においてマウントブラケット65によって幅が制限される範囲が上下方向に短くなる。そのため、収納ボックス10の容量をさらに増やすことができる。
本実施形態では、車体フレーム2のリアクロスメンバ8が、収納ボックス10の後方に配置されている。収納ボックス10のマウント部61の下端(マウント部61の下面61L)は、リアクロスメンバ8の下端よりも下方に配置されている。マウント部61の下端の位置が下がると、マウントブラケット65の上端の位置も下がる。これにより、収納ボックス10においてマウントブラケット65によって幅が制限される範囲が上下方向に短くなるので、収納ボックス10の容量をさらに増やすことができる。
本実施形態では、平面視でリアフレーム6に重なるように収納ボックス10の開口O1が車幅方向に広げられている。つまり、収納ボックス10の開口O1が、リアフレーム6の内縁6iよりも車幅方向における外方に配置された外側領域Roを含み、この外側領域Roが、平面視でリアフレーム6に重なっている。これにより、収納ボックス10の開口O1の幅を大きくすることができ、収納ボックス10に対する物品の出し入れをより簡単にすることができる。
さらに、収納ボックス10の開口O1は、単に車幅方向に広げられているのではなく、ブラケット設置位置、つまり、平面視で車幅方向にマウントブラケット65を通る位置で車幅方向に広げられている。具体的には、外側領域Roは、平面視において、マウントブラケット65の前端65fよりも後方で、かつ、マウントブラケット65の後端65rよりも前方の位置に配置された側方部Raを含む。
前述の従来の鞍乗型車両では、支持ブラケットの上端が、収納ボックスの開口とほぼ同じ高さに配置されているので、ブラケット設置位置で収納ボックスの開口の幅を広げることができない。この構成では、フランジ部44とマウントブラケット65との間にマウント部61があり、マウントブラケット65の上端の位置が下がっているので、収納ボックス10の開口O1の幅がマウントブラケット65に制限され難い。したがって、ブラケット設置位置で収納ボックス10の開口O1の幅を広げることができ、側方部Raを収納ボックス10の開口O1に設けることができる。これにより、物品の出し入れをより簡単にすることができる。
本実施形態では、収納ボックス10の開口O1に外側領域Roが含まれており、この外側領域Roがリアフレーム6の内縁6iよりも車幅方向における外方に配置されている。さらに、通常はリアフレーム6の後部で一対のリアフレーム6の間隔が車幅方向に狭まるので、収納ボックス10の開口O1の幅もリアフレーム6の後部で狭まる。それにもかかわらず、平面視でマウントブラケット65の後端65rよりも後方に配置された後方部Rbが、外側領域Roに設けられている。したがって、リアフレーム6の後部でも収納ボックス10の開口O1の幅を確保でき、収納ボックス10に物品を出し入れするユーザーの利便性を維持することができる。
本実施形態では、リアサイドカバー32の上端部71が、収納ボックス10の下方に配置されている。したがって、収納ボックス10を上方に移動させても、リアサイドカバー32の上端部71が収納ボックス10に当たらない。そのため、リアサイドカバー32が車体フレーム2に取り付けられたまま、収納ボックス10から車体フレーム2を取り外すことができる。さらに、リアサイドカバー32の上端部71の上方で収納ボックス10を下方に移動させれば、リアサイドカバー32が車体フレーム2に取り付けられたまま、収納ボックス10を車体フレーム2に取り付けることができる。これにより、鞍乗型車両1の製造、メンテナンス、および修理時に、収納ボックス10を簡単に取り付けおよび取り外すことができる。
本実施形態では、収納ボックス10のマウント部61の外面が、リアサイドカバー32の切欠き72の内面72iの近くに配置されている。リアサイドカバー32の切欠き72と収納ボックス10のマウント部61との間の隙間(間隔Gf、間隔Gr、および間隔Gs)は、上下方向へのマウント部61の長さの最大値H1よりも狭い。マウント部61と切欠き72との間の隙間が狭いので、収納ボックス10の取り付けおよび取り外しを行うときに、マウント部61の外面は、切欠き72の内面72iによって上下方向に案内される。これにより、収納ボックス10を簡単に取り付けおよび取り外すことができる。
加えて、上下方向へのマウント部61の長さが、マウント部61と切欠き72との間の隙間よりも大きく、マウント部61が上下方向に長いので、収納ボックス10のマウント部61を支持するマウントブラケット65の上端の位置がさらに下がる。これにより、収納ボックス10においてマウントブラケット65によって幅が制限される範囲が上下方向に短くなるので、収納ボックス10の容量をさらに増やすことができる。
本実施形態では、シート9に接触する側方台座部46が、収納ボックス10のフランジ部44に設けられている。シート9に加わる下方向の荷重は、シート9から側方台座部46に伝達され、側方台座部46からマウント部61に伝達される。さらに、この荷重は、マウント部61を支持するマウントブラケット65に伝達される。したがって、シート9に加わる下方向の荷重を効率的に車体フレーム2に伝達できる。
本実施形態では、収納ボックス10のフランジ部44に設けられた側方台座部46が、収納ボックス10のマウント部61の上方に配置されており、マウント部61が、マウントブラケット65の上方に配置されている。シート9に加わる下方向の荷重は、シート9に接触する側方台座部46に加わり、側方台座部46からマウント部61に伝達される。側方台座部46、マウント部61、およびマウントブラケット65は、平面視で互いに重なっている。したがって、側方台座部46、マウント部61、およびマウントブラケット65に発生する曲げモーメントの増加を防止しながら、シート9に加わる下方向の荷重を効率的に車体フレーム2に伝達できる。
本実施形態では、リアサイドカバー32の上端部71は、平面視で収納ボックス10のフランジ部44に重なっているだけでなく、フランジ部44に固定されている。つまり、リアサイドカバー32の上端部71は、収納ボックス10のフランジ部44に締結された被締結部(中間被締結部73mおよび後方被締結部73r)を含む。このように、リアサイドカバー32の上端部71において切欠き72がない部分を収納ボックス10に固定するので、鞍乗型車両1の走行中に発生するリアサイドカバー32の振動を低減できる。
他の実施形態
本発明は、前述の実施形態の内容に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、マウントブラケット65の上端が収納ボックス10の開口O1から下方に離れているのであれば、上下方向への収納ボックス10のマウント部61の長さは、上下方向へのマウントブラケット65の長さ以下であってもよい。
マウントブラケット65の上端が収納ボックス10の開口O1から下方に離れているのであれば、収納ボックス10のマウント部61の下端は、リアクロスメンバ8の下端と同じ高さに配置されていてもよいし、リアクロスメンバ8の下端よりも上方に配置されていてもよい。
収納ボックス10の開口O1に含まれる外側領域Roは、平面視でマウントブラケット65の前端65fよりも前方に位置する部分を含んでいてもよい。
収納ボックス10の開口O1の全体が、平面視で一対のリアフレーム6の内縁6iの間に配置されていてもよい。つまり、収納ボックス10の開口O1は、外側領域Roを含んでいなくてもよい。
リアサイドカバー32の上端部71は、収納ボックス10のフランジ部44の下方ではなく、収納ボックス10のフランジ部44の上方に配置されていてもよい。
収納ボックス10のマウント部61が収納ボックス10のフランジ部44から下方に延びるのであれば、収納ボックス10のマウント部61は、側方台座部46以外の部分から下方に延びていてもよい。
側方台座部46、マウント部61、およびマウントブラケット65は、平面視で互いに重なっていなくてもよい。例えば、側方台座部46の全体が、平面視でマウントブラケット65に重なっていなくてもよい。
リアサイドカバー32の上端部71は、収納ボックス10のフランジ部44に締結された少なくとも一つの被締結部(中間被締結部73mおよび後方被締結部73r)を含んでいなくてもよい。
鞍乗型車両1は、後輪Wrを支持しており、車体フレーム2に対して上下に揺動可能なスイングユニットを備える自動二輪車に限らず、後輪Wrを支持しており、エンジン17および車体フレーム2に対して上下に揺動可能なスイングアームを備える自動二輪車であってもよい。鞍乗型車両1は、3つ以上の車輪を備えた車両であってもよい。
前述の全ての構成の2つ以上が組み合わされてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:鞍乗型車両、2:車体フレーム、6:リアフレーム、6i:リアフレームの内縁、8:リアクロスメンバ、9:シート、10:収納ボックス、32:リアサイドカバー、33:第1サイドカバー、34:第2サイドカバー、42:収納ボックスの筒状部、42i:筒状部の内周面、42o:筒状部の外周面、42f:筒状部の前壁、42r:筒状部の後壁、42s:筒状部の側壁、44:フランジ部、46:フランジ部の側方台座部、49m:フランジ部の中間締結部、49r:フランジ部の後方締結部、55:シートの側方突起、56:シートの後方突起、61:収納ボックスのマウント部、61L:マウント部の下面、61f:マウント部の前面、61r:マウント部の後面、61s:マウント部の側面、62:前プレート、63:連結プレート、64:後プレート、65:マウントブラケット、65f:マウントブラケットの前端、65r:マウントブラケットの後端、65u:マウントブラケットの上面、66:外プレート、67:接触プレート、68:内プレート、71:リアサイドカバーの上端部、72:リアサイドカバーの切欠き、72i:切欠きの内面、73m:リアサイドカバーの中間被締結部、73r:リアサイドカバーの後方被締結部、H1:上下方向へのマウント部の長さの最大値、H2:上下方向へのマウントブラケットの長さの最大値、HL:ヘルメット、O1:収納ボックスの開口、Ri:開口の内側領域、Ro:開口の外側領域、Ra:外側領域の側方部、Rb:外側領域の後方部、Rf:外側領域の前端、Rr:外側領域の後端、S1:収納空間

Claims (10)

  1. 物品が配置される収納空間を形成する収納ボックスと、
    前記収納ボックスの上方に配置されており、前記収納ボックスに対して上下に回動することにより前記収納空間の上端に設けられた開口を開閉するシートと、
    前記収納ボックスの右方および左方にそれぞれ配置された一対のリアフレームと、前記一対のリアフレームの一方から上方に突出しており、前記収納ボックスを支持するマウントブラケットと、を含む車体フレームと、
    車幅方向における前記一対のリアフレームの外方に配置されており、車両側面視で前記収納ボックスと前記一対のリアフレームとに重なるリアサイドカバーと、を備え、
    前記収納ボックスは、前記収納空間を取り囲む筒状部と、前記筒状部の外周面から突出したフランジ部と、前記フランジ部から下方に延びており、前記マウントブラケットの上に置かれたマウント部と、を含み、
    前記リアサイドカバーは、車両平面視で前記フランジ部に重なる上端部と、前記上端部を上下に貫通しており、車両平面視で前記車幅方向における外方に凹んでおり、車両平面視で前記マウント部が配置された切欠きとを含む、鞍乗型車両。
  2. 前記収納ボックスの前記マウント部は、前記車体フレームの前記マウントブラケットよりも上下方向に長い、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記車体フレームは、前記一対のリアフレームの一方から前記一対のリアフレームの他方に延びており、前記収納ボックスの後方に配置されたリアクロスメンバをさらに含み、
    前記収納ボックスの前記マウント部は、前記リアクロスメンバよりも下方に配置された下端を含む、請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記収納ボックスの前記開口は、車両平面視において、前記車幅方向における前記リアフレームの内縁よりも前記車幅方向における外方に配置された外側領域を含み、
    前記外側領域は、車両平面視において、前記マウントブラケットの前端よりも後方で、かつ、前記マウントブラケットの後端よりも前方の位置に配置された側方部を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記収納ボックスの前記開口は、車両平面視において、前記車幅方向における前記リアフレームの内縁よりも前記車幅方向における外方に配置された外側領域を含み、
    前記外側領域は、車両平面視で前記マウントブラケットの後端よりも後方に配置された後方部を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記リアサイドカバーの前記上端部は、前記リアサイドカバーが前記車体フレームに取り付けられたまま前記車体フレームに対して前記収納ボックスを取り付けおよび取り外しできるように前記収納ボックスの下方に配置されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記リアサイドカバーの前記切欠きと前記収納ボックスの前記マウント部との間の隙間は、上下方向への前記マウント部の長さよりも狭い、請求項1〜6のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記収納ボックスの前記フランジ部は、前記シートに接触する台座部を含み、
    前記収納ボックスの前記マウント部は、前記台座部から下方に延びている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記台座部、マウント部、およびマウントブラケットは、車両平面視で互いに重なっている、請求項8に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記リアサイドカバーの前記上端部は、前記収納ボックスの前記フランジ部に締結された被締結部を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
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