JP2015223901A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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kyohei Yagi
恭平 八木
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雅之 辻
耕司 陰山
Koji Kageyama
耕司 陰山
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Abstract

【課題】乗員の足つき性を損なうことなく、エアクリーナの容積および燃料タンクの容積を確保することができるアンダーボーン型の鞍乗型車両を提供すること。【解決手段】鞍乗型車両は、その上端68Tが燃料タンク64の下端64Bより上方に位置するエアクリーナ68と、後輪7の上方に配置され、第1の上面から上方に向かって突出する第2の上面72Uと、第1の上面の裏側に位置する第1の下面から上方に向かって凹みかつ第2の上面72Uの裏側に位置する第2の下面72Bと、を備えたリアフェンダ70と、燃料タンク64の後方かつ第2の上面72Uに配置されたバッテリ80と、を備えている。バッテリ80のうち最も大きな面積を有する面81Aが第2の上面と72U対向し、バッテリ80のうち平面視で最も長い辺が車幅方向に延び、バッテリ80の上面80Uの前端80UFは後端80URより下方に位置する。【選択図】図2

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
従来から、いわゆるアンダーボーン型の鞍乗型車両が知られている。アンダーボーン型の鞍乗型車両は、ヘッドパイプと、ヘッドパイプから後斜め下方に延びるメインフレームを備えた車体フレームと、車体フレームの下方に配置されたエンジンと、を備えている。アンダーボーン型の鞍乗型車両では、シートの前方に空間が形成され、ハンドルとシートとの間の部分の高さが低くなっている。
特許文献1には、乗員が着座するシートと、シートの下方に配置されたエアクリーナと、シートとエアクリーナとの間に配置されたバッテリと、バッテリの後方に配置された燃料タンクを備えたアンダーボーン型の鞍乗型車両が開示されている。
特開2006−88892号公報
ところで、アンダーボーン型の鞍乗型車両により大きなエンジンを搭載しようとすると、エンジンに空気を供給するエアクリーナも大きな容積を有するものが必要となる。特許文献1の鞍乗型車両において、より大きな容積を有するエアクリーナを搭載しようとすると、エアクリーナの上方にはバッテリが配置されているため、バッテリがより上方に配置されることになりシート位置が高くなってしまう。この結果、乗員の足つき性が低下する虞がある。また、バッテリの後方には燃料タンクが配置されているため、エアクリーナを大きくした分バッテリを後方に配置すると、燃料タンクの容積が小さくなる虞がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、乗員の足つき性を損なうことなく、エアクリーナの容積および燃料タンクの容積を確保することができるアンダーボーン型の鞍乗型車両を提供することである。
エアクリーナの容積および燃料タンクの容積を確保するために、バッテリを燃料タンクの後方に配置することが考えられる。燃料タンクの後方には、リアフェンダが配置されている。リアフェンダは、後輪の上方に配置されている。後輪が上方に揺動したときに、後輪とリアフェンダとが接触しないように後輪とリアフェンダとの間にはスペースを設ける必要があるため、バッテリを低い位置に配置することはできない。このように、燃料タンクの後方のスペースは限られているため、リアフェンダの上にバッテリを配置することが考えられる。ここで、バッテリをリアフェンダの上に配置したときのバッテリの上下方向の寸法が大きいと、バッテリの上方に配置されたシートの位置が高くなってしまう。このため、バッテリの上下方向の寸法が小さくなるように、バッテリを寝かせた状態で配置することが考えられる。しかし、バッテリを寝かせた状態で配置した場合、バッテリとリアフェンダとの接触面積が大きくなり、車両走行時の振動によってリアフェンダに発生する応力がバッテリに加わりやすくなる。本願発明は、上記知見に基づいて創作されたものである。
本発明に係る鞍乗型車両は、ヘッドパイプと、前記ヘッドパイプから後斜め下方に延びるメインフレームと、前記メインフレームから後方に延びる左シートフレームと、前記メインフレームから後方に延び、前記左シートフレームの右方に配置された右シートフレームと、前記左シートフレームおよび前記右シートフレームの上方に配置されたシートと、前記左シートフレームおよび前記右シートフレームの少なくとも側方に配置され、前記ヘッドパイプの後方かつ前記シートの前方において前記シートより下方の位置まで後斜め下方に延びる上面部を備えた車体カバーと、前記シートの下方に配置された燃料タンクと、前記シートの下方かつ前記燃料タンクの前方に配置され、その上端が前記燃料タンクの下端より上方に位置するエアクリーナと、前記左シートフレームおよび前記右シートフレームの下方に配置された後輪と、前記左シートフレームおよび前記右シートフレームの下方かつ前記後輪の一部の上方に配置され、第1の上面と、前記第1の上面から上方に向かって突出する第2の上面と、前記第1の上面の裏側に位置する第1の下面と、前記第1の下面から上方に向かって凹みかつ前記第2の上面の裏側に位置する第2の下面と、を備えたリアフェンダと、前記燃料タンクの後方かつ前記第2の上面に配置されたバッテリと、を備え、前記後輪が上方に揺動したとき、前記第2の下面と前記後輪とは接触せず、前記バッテリのうち最も大きな面積を有する面が前記第2の上面と対向し、前記バッテリのうち平面視で最も長い辺が車幅方向に延び、前記バッテリのうち最も短い辺が上下方向に延び、前記バッテリの上面の前端は、前記バッテリの上面の後端より下方に位置する。
本発明に係る鞍乗型車両では、リアフェンダの第2の上面は、第1の上面から上方に向かって突出している。このため、第1の上面と第2の上面とが同一平面上に形成されている場合と比較してリアフェンダの剛性が高い。この結果、第2の上面は、車両走行時の振動によってもたわみにくい。バッテリはリアフェンダの第2の上面に配置されているため、バッテリが第1の上面に配置されている場合と比較して、バッテリに加わる応力は低減される。また、リアフェンダの第2の下面は、第1の下面から上方に向かって凹んでいる。このため、後輪とリアフェンダとの間に十分なスペースが確保される。この結果、後輪が上方に揺動したときには、後輪とリアフェンダとは接触しない。また、バッテリのうち最も大きな面積を有する面がリアフェンダの第2の上面と対向し、バッテリのうち最も長い辺が車幅方向に延び、バッテリのうち最も短い辺が上下方向に延びるように、バッテリはリアフェンダの第2の上面に斜めに配置されている。このため、バッテリの上下方向の寸法が小さくなる、この結果、バッテリの配置によってシート位置が高くなることを抑制することができる。さらに、バッテリのうち最も長い辺が車幅方向に延びているため、該最も長い辺が車両前後方向に延びる場合と比較して、バッテリの後方に空間を確保することができる。また、バッテリを燃料タンクの後方に配置することによって、エアクリーナを上方に大きくすることや燃料タンクを前方に大きくすることができる。
本発明の一態様によれば、前記第2の上面には、複数のリブが形成され、前記バッテリは、前記複数のリブ上に配置され、前記バッテリのうち最も大きな面積を有する面は前記リブと対向している。
上記態様によれば、リアフェンダの第2の上面の剛性がより高くなり、バッテリに加わる応力はより低減される。また、バッテリをより安定して支持することができる。
本発明の一態様によれば、前記エアクリーナの上端は、前記燃料タンクの上下方向の中央位置より上方に位置する。
上記態様によれば、より大きな容積を有するエアクリーナを用いることができる。
本発明の一態様によれば、前記シートは、運転者が着座する第1シート部と、前記第1シート部の後方に位置し、同乗者が着座する第2シート部とを備え、前記バッテリは、前記第2シート部の下方に配置されている。
上記態様によれば、バッテリは上下方向の寸法が小さくなるようにリアフェンダの第2の上面に配置されているため、第2シート部の位置を低く抑えることができる。これにより、同乗者の乗車時の快適性が向上する。
本発明の一態様によれば、前記左シートフレームは、前記シートからの荷重を受ける左シート荷重受け部を備え、前記右シートフレームは、前記シートからの荷重を受ける右シート荷重受け部を備え、前記左シート荷重受け部および前記右シート荷重受け部は、前記左シートフレームと前記右シートフレームとの間に配置され、前記バッテリは、前記左シート荷重受け部と前記右シート荷重受け部との間に配置されている。
上記態様によれば、左シート荷重受け部と右シート荷重受け部との間に設けられた空間を有効利用することによって、リアフェンダの第2の上面にバッテリをコンパクトに配置することができる。
本発明の一態様によれば、前記第2の上面に配置された底壁と、前記底壁から上方に延びる左壁と、前記底壁から上方に延びる右壁と、前記左壁から左方に延び、前記左シート荷重受け部に支持される左支持部と、前記右壁から右方に延び、前記右シート荷重受け部に支持される右支持部と、を備えた補強部材を備え、前記バッテリは、前記底壁に配置されている。
上記態様によれば、リアフェンダの第2の上面に補強部材の底壁が配置され、補強部材の左支持部および右支持部は、左シート荷重受け部および右シート荷重受け部にそれぞれ支持されている。このため、リアフェンダの第2の上面が補強部材の底壁の方向にたわもうとしても、底壁によってそのたわみが抑制される。バッテリは底壁に配置されているため、バッテリに加わる応力をより低減することができる。
本発明の一態様によれば、前記左シート荷重受け部および前記右シート荷重受け部の少なくともいずれかの後方かつ前記バッテリの側方に配置された電装品を備えている。
上記態様によれば、左シート荷重受け部の後方および/または右シート荷重受け部の後方かつバッテリの側方に設けられた空間を有効利用することによって、電装品をコンパクトに配置することができる。
本発明の一態様によれば、前記燃料タンクの後方に配置され、前記バッテリの後方に形成された収納部を備えた収納ボックスを備えている。
上記態様によれば、バッテリは、バッテリのうち最も長い辺が車幅方向に延びるようにリアフェンダの第2の上面に配置されているため、該最も長い辺が車両前後方向に延びるように配置されている場合と比較して、バッテリの後方にはより大きな収納スペースを備えた収納部を形成することができる。
本発明の一態様によれば、前記収納ボックスは、前記バッテリの上方に配置されたカバー部を備えている。
上記態様によれば、カバー部は、シートの隙間から侵入し得る水や埃等からバッテリーを保護することができる。
本発明の一態様によれば、前記バッテリは、車両側面視で、前記左シートフレームおよび前記右シートフレームと重なる。
上記態様によれば、バッテリを低く配置することができるため、バッテリの上方に位置するシートの位置が高くなることを抑制できる。
本発明の一態様によれば、前記左シートフレームから後斜め下方に延びる左ダウンフレームと、前記右シートフレームから後斜め下方に延び、前記左ダウンフレームの右方に配置された右ダウンフレームと、前記左ダウンフレームより後方に配置され、前記左ダウンフレームと前記左シートフレームとを連結する左バックステーと、前記右ダウンフレームより後方に配置され、前記右ダウンフレームと前記右シートフレームとを連結する右バックステーと、を備え、前記リアフェンダは、前記左バックステーおよび前記右バックステーの下方に配置され、車両側面視で、前記左バックステーと前記左シートフレームとの左連結部の少なくとも一部は、前記バッテリより前方に位置し、前記右バックステーと前記右シートフレームとの右連結部の少なくとも一部は、前記バッテリより前方に位置する。
上記態様によれば、左右連結部がバッテリより後方にそれぞれ配置されている場合と比較して、リアフェンダと後輪との間のスペースがより大きくなる。このため、比較的大きな後輪を配置しても、リアフェンダと後輪との干渉を防止することができる。
本発明の一態様によれば、前記バッテリは、前記バッテリのうち最も長い辺と交差する方向に延びるゴムバンドによって前記第2の上面に固定されている。
上記態様によれば、より安定してバッテリをリアフェンダの第2の上面に固定することができる。
以上のように、本発明によれば、乗員の足つき性を損なうことなく、エアクリーナの容積および燃料タンクの容積を確保することができるアンダーボーン型の鞍乗型車両を提供することができる。
一実施形態に係る鞍乗型車両の左側面図である。 一実施形態に係る車体フレーム周りの構造の一部を示す左側面図である。 一実施形態に係るシート周りの構造を示す側面図である。 一実施形態に係る鞍乗型車両の後部周りの構造を示す平面図である。 一実施形態に係る鞍乗型車両の後部周りの構造を示す平面図である。 一実施形態に係るリアフェンダの第2の上面周りの構造を示す斜視図である。 一実施形態に係るバッテリ周りの構造を示す斜視図である。 図4中のVIII‐VIII線に沿う断面図である。 一実施形態に係るリアフェンダの第2の下面周りの構造を示す斜視図である。 一実施形態に係る収納ボックスの構造を示す斜視図である。 他の一実施形態に係るリアフェンダの第2の上面周りの構造を示す斜視図である。 他の一実施形態に係るバッテリ周りの構造を示す斜視図である。 他の一実施形態に係る補強部材を示す斜視図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る鞍乗型車両はアンダーボーン型の自動二輪車1である。なお、鞍乗型車両とは、乗員が跨って乗車する車両のことである。
以下の説明において、特に断らない限り、前、後、左、右、上、下は、それぞれ自動二輪車1のシート10に着座した乗員から見た前、後、左、右、上、下を意味するものとする。上、下は、それぞれ自動二輪車1が水平面上に停止しているときの鉛直方向の上、下を意味するものとする。図面に付した符号F、Re、L、R、Up,Dnは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。
図1に示すように、自動二輪車1は、ヘッドパイプ20と、ヘッドパイプ20に接続された車体フレーム30と、乗員が着座するシート10と、内燃機関であるエンジン90と、エアクリーナ68と、燃料タンク64と、バッテリ80と、を備えている。ヘッドパイプ20には、ステアリングシャフト(図示せず)が支持されている。ステアリングシャフトの上部にはハンドル24が設けられている。ステアリングシャフトの下部にはフロントフォーク26が設けられている。フロントフォーク26の下端部には、前輪5が回転自在に支持されている。
図1に示すように、車体フレーム30は、メインフレーム32と、左シートフレーム40Lと、右シートフレーム40Rと、左ダウンフレーム50Lと、右ダウンフレーム50Rと、左バックステー56Lと、右バックステー56Rと、左補強フレーム58Lと、右補強フレーム58Rとを備えている。
図1に示すように、自動二輪車1は、車体カバー28を備えている。車体カバー28は、左シートフレーム40Lおよび右シートフレーム40Rの少なくとも側方に配置されている。車体カバー28は、ヘッドパイプ20の側方に配置されている。車体カバー28は、メインフレーム32の側方に配置されている。車体カバー28は、左シートフレーム40Lおよび右シートフレーム40Rの側方に配置されている。車体カバー28は、ヘッドパイプ20の後方かつシート10の前方においてシート10より下方の位置まで後斜め下方に延びる上面部28Uを備えている。車体カバー28は、車両側面視で下方に凹む凹部29を備えている。凹部29は、ヘッドパイプ20の後方に形成されている。凹部29は、シート10の前方に形成されている。凹部29は、シート10より下方に形成されている。凹部29は、エンジン90の上方に形成されている。車体カバー28が凹部29を備えていることによって、ヘッドパイプ20とシート10との間には空間が形成されている。
図2に示すように、エンジン90は、クランクケース92と、シリンダボディ94と、シリンダヘッド96と、シリンダヘッドカバー98とを備えている。シリンダボディ94は、クランクケース92の前部から上方に延びている。シリンダヘッド96は、シリンダボディ94の上方に配置され、シリンダボディ94に結合している。シリンダヘッドカバー98は、シリンダヘッド96の上方に配置され、シリンダヘッド96に結合している。エンジン90は、メインフレーム32の下方に配置されている。エンジン90は、メインフレーム32に支持されている。エンジン90は、左ダウンフレーム50Lおよび右ダウンフレーム50Rに設けられたエンジンブラケット55に支持されている。
図2に示すように、メインフレーム32は、ヘッドパイプ20に接続されている。メインフレーム32は、ヘッドパイプ20から後斜め下方に延びている。
図2に示すように、左シートフレーム40Lは、メインフレーム32に接続されている。左シートフレーム40Lは、メインフレーム32から後方に延びる。左シートフレーム40Lは、左第1部分41Lと、左第2部分42Lとを備えている。左第1部分41Lと左第2部分42Lとは一体に形成されている。左第1部分41Lは、メインフレーム32から後斜め下方に延びる。左第2部分42Lは、左第1部分41Lから後斜め上方に延びる。
図2に示すように、右シートフレーム40Rは、メインフレーム32に接続されている。左シートフレーム40Lは、メインフレーム32から後方に延びる。右シートフレーム40Rは、左シートフレーム40Lの右方に配置されている。右シートフレーム40Rは、右第1部分41Rと、右第2部分42Rとを備えている。右第1部分41Rと右第2部分42Rとは一体に形成されている。右第1部分41Rは、メインフレーム32から後斜め下方に延びる。右第2部分42Rは、右第1部分41Rから後斜め上方に延びる。
図2に示すように、左ダウンフレーム50Lは、左シートフレーム40Lの左第1部分41Lに接続されている。左ダウンフレーム50Lは、左シートフレーム40Lから後斜め下方に延びる。
図2に示すように、右ダウンフレーム50Rは、右シートフレーム40Rの左第1部分41Rに接続されている。右ダウンフレーム50Rは、右シートフレーム40Rから後斜め下方に延びる。右ダウンフレーム50Rは、左ダウンフレーム50Lの右方に位置する。
図2に示すように、自動二輪車1は、エンジンブラケット55に連結されたリアアーム60を備えている。エンジンブラケット55とリアアーム60とは、ピポット軸62を介して連結されている。リアアーム60は、エンジンブラケット55に揺動自在に連結されている。リアアーム60は、車体フレーム30あるいはエンジン90に揺動自在に連結されていてもよい。
図2に示すように、自動二輪車1は、後輪7を備えている。後輪7は、リアアーム60の後端部に回転自在に支持されている。後輪7は、左シートフレーム40Lおよび右シートフレーム40Rの下方に配置されている。
図3は、シート10周りの構造を示す側面図である。なお、図3において、説明の便宜上、収納ボックス85の図示を省略している。図3に示すように、シート10は、左シートフレーム40Lおよび右シートフレーム40Rの上方に配置されている。シート10は、左シートフレーム40Lおよび右シートフレーム40Rに支持されている。シート10は、運転者が着座する第1シート部12と、同乗者が着座する第2シート部14とを備えている。第2シート部14は、第1シート部12の後方に位置する。第1シート部12の上面12Tは、第2シート部14の上面14Tより下方に位置する。図3に示すように、シート10は、第1係止足15A、第2係止足15B、第3係止足15C、および第4係止足15Dを備えている。第1係止足15A、第2係止足15B、第3係止足15C、および第4係止足15Dは、シート10の裏面11に設けられている。図4に示すように、第1係止足15Aおよび第2係止足15Bは、燃料タンク64に支持されている。第3係止足15Cは、後述の収納ボックス85の第1係止部86Aに係止している。第4係止足15Dは、後述の収納ボックス85の第2係止部86Bに係止している。
図1に示すように、燃料タンク64は、エアクリーナ68の後方に配置されている。燃料タンク64は、シート10の下方に配置されている。
図1に示すように、自動二輪車1は、エアクリーナ68を備えている。エアクリーナ68は、シート10の下方に配置されている。エアクリーナ68は、燃料タンク64の前方に配置されている。エアクリーナ68は、第1シート部12の下方に配置されている。エアクリーナ68は、メインフレーム32の後方に配置されている。図5に示すように、エアクリーナ68は、左シートフレーム40Lと右シートフレーム40Rとの間に配置されている。図2に示すように、エアクリーナ68は、エンジン90の少なくとも一部より後方に配置されている。エアクリーナ68は、シリンダボディ94より後方に配置されている。エアクリーナ68には、図2に示すように、吸気管69が設けられている。吸気管69は、上方に延びる。吸気管69は、後斜め左方に向けて開口している。
図2に示すように、エアクリーナ68の上端68Tは、燃料タンク64の下端64Bより上方に位置する。エアクリーナ68の上端68Tは、燃料タンク64の上下方向の中央位置64Cより上方に位置する。
図2に示すように、左バックステー56Lは、左ダウンフレーム50Lより後方に配置されている。左バックステー56Lは、左ダウンフレーム50Lから後斜め上方に延びる。左バックステー56Lは、左ダウンフレーム50Lと左シートフレーム40Lの左第2部分42Lとを連結する。車両側面視で、左バックステー56Lと左シートフレーム40Lの左第2部分42Lとの左連結部57Lは、燃料タンク64と重なる。車両側面視で、左連結部57Lの少なくとも一部は、バッテリ80より前方に位置する。本実施形態では、左連結部57Lは、バッテリ80より前方に位置している。
図2に示すように、右バックステー56Rは、右ダウンフレーム50Rより後方に配置されている。右ダウンフレーム50Rから後斜め上方に延びる。右バックステー56Rは、左バックステー56Lの右方に位置する。右バックステー56Rは、右ダウンフレーム50Rと右シートフレーム40Rの右第2部分42Rとを連結する。車両側面視で、右バックステー56Rと右シートフレーム40Rの右第2部分42Rとの右連結部57Rは、燃料タンク64と重なる。車両側面視で、右連結部57Rの少なくとも一部は、バッテリ80より前方に位置する。本実施形態では、右連結部57Rは、バッテリ80より前方に位置している。
図1に示すように、自動二輪車1は、リアフェンダ70を備えている。リアフェンダ70は、左シートフレーム40Lおよび右シートフレーム40Rの下方に配置されている。リアフェンダ70は、左シートフレーム40Lの左第2部分42Lおよび右シートフレーム40Rの右第2部分42Rの下方に配置されている。図2に示すように、リアフェンダ70の一部は、左バックステー56Lおよび右バックステー56Rの下方に配置されている。リアフェンダ70は、後輪7の一部の上方に配置されている。
図6に示すように、リアフェンダ70は、第1の上面71Uと、第2の上面72Uとを備えている。図7に示すように、第2の上面72Uは、左シートフレーム40Lと右シートフレーム40Rとの間に位置する。図8に示すように、第2の上面72Uは、第1の上面71Uから上方に向かって突出する。第2の上面72Uは曲面状に形成されている。なお、第2の上面72Uは、曲面状に限定されない。図9に示すように、リアフェンダ70は、第1の下面71Bと、第2の下面72Bとを備えている。図8に示すように、第1の下面71Bは、第1の上面71Uの裏側に位置する。第2の下面72Bは、第2の上面72Uの裏側に位置する。第2の下面72Bは、第1の下面71Bから上方に向かって凹む。図1に示すように、リアフェンダ70の第2の上面72Uおよび第2の下面72Bは、後輪7の上方に配置されている。後輪7が上方に揺動したとき、即ち後輪7とリアフェンダ70との間隔が小さくなったとき、リアフェンダ70の第2の下面72Bと後輪7とは接触しない。後輪7が上方に揺動し、後輪7と第2の下面72Bとの距離が最小になったとき、車両側面視で後輪7と第1の下面71Bとは重なってもよい。
図6に示すように、リアフェンダ70の第2の上面72Uには、複数のリブ73が形成されている。複数のリブ73の第1の上面71Uからの高さは、略同一である。リブ73は、車両前後方向に延びる。なお、リブ73の延びる方向は特に限定されない。また、リブ73を形成することに代えて、第2の上面72U上にバッテリ80を配置する平面を設けてもよい。
リアフェンダ70の第2の上面72Uには、前壁74Fと、後壁74REと、左壁74Lと、右壁74Rとが形成されている。前壁74F、後壁74RE、左壁74L、および右壁74Rは、バッテリ80の移動を規制する。前壁74Fは、第2の上面72Uから上方に延びる。前壁74Fは、車幅方向に延びる。前壁74Fは、リブ73の前方に形成されている。前壁74Fは、後述のゴムバンド18(図7参照)を係止させる第1係止部75Fを備えている。後壁74REは、第2の上面72Uから上方に延びる。後壁74REは、車幅方向に延びる。後壁74REは、リブ73の後方に形成されている。後壁74REは、ゴムバンド18を係止させる第2係止部75REを備えている。左壁74Lは、第2の上面72Uから上方に延びる。左壁74Lは、車両前後方向に延びる。左壁74Lは、リブ73の左方に形成されている。右壁74Rは、第2の上面72Uから上方に延びる。右壁74Rは、車両前後方向に延びる。右壁74Rは、リブ73の右方に形成されている。
図7に示すように、バッテリ80は直方体状に形成されている。バッテリ80は、直方体状のものに限定されない。バッテリ80は、例えば、円柱状、楕円柱状や長円柱状であってもよい。図3に示すように、バッテリ80は、シート10の下方に配置されている。バッテリ80は、シート10の第2シート部14の下方に配置されている。図2に示すように、バッテリ80は、燃料タンク64の後方に配置されている。図7に示すように、バッテリ80は、リアフェンダ70の第2の上面72Uに配置されている。バッテリ80は、第2の上面72Uに形成された複数のリブ73上に配置されている。本実施形態では、バッテリ80は、リブ73上に配置されているが、バッテリ80を第2の上面72Uに直接的に配置してもよい。また、第2の上面72Uやリブ73に配置された所定の部材上に配置することによって、バッテリ80を第2の上面72Uに間接的に配置してもよい。図5に示すように、バッテリ80は、左シートフレーム40Lと右シートフレーム40Rとの間に配置されている。バッテリ80は、後述の左シート荷重受け部43Lと右シート荷重うけ部43Rとの間に配置されている。なお、図5は、収納ボックス85を取り外した自動二輪車1の後部周りの構造を示す平面図である。図3に示すように、バッテリ80は、車両側面視で、左シートフレーム40Lおよび右シートフレーム40Rと重なる。
図7に示すように、バッテリ80は、バッテリ80のうち最も大きな面積を有する面である第1面81Aがリアフェンダ70の第2の上面72Uと対向するように配置されている。第1面81Aが第2の上面72Uに形成された複数のリブ73と対向するように配置されている。図5に示すように、バッテリ80は、バッテリ80のうち最も小さな面積を有する面である第2面81Bが車幅方向を向くように配置されている。バッテリ80のうち左の第2面81Bは、左壁74Lと対向する。バッテリ80のうち右の第2面81Bは、右壁74Rと対向する。バッテリ80は、第1面81Aより小さくかつ第2面81Bより大きい面積を有する面である第3面81Cが車両前後方向を向くように配置されている。図7に示すように、バッテリ80のうち前の第3面81Cは、前壁74Fと対向する。バッテリ80のうち後の第3面81Cは、後壁74RE(図6参照)と対向する。
バッテリ80が第2の上面72Uに配置されたとき、バッテリ80のうち平面視で最も長い辺である第1辺82Aは、車幅方向、即ち左右方向に延びる。図8に示すように、バッテリ80が第2の上面72Uに配置されたとき、バッテリ80のうち最も短い辺である第2辺82Bは、上下方向に延びる。第2辺82Bは、上下方向に傾斜して延びる場合を含み、図8に示すように、水平面Mと第2辺82Bとのなす角θは45度より大きい。バッテリ80の上面80Uの前端80UFは、バッテリ80の上面80Uの後端80URより下方に位置する。すなわちバッテリ80は斜めに配置されている。図7に示すように、バッテリ80は、第1辺82Aと交差する方向に延びるゴムバンド18によってリアフェンダ70の第2の上面72Uに固定されている。本実施形態では、ゴムバンド18は、車両前後方向に延びる。ゴムバンド18は、前壁74Fの第1係止部75Fと、後壁74REの第2係止部75REとに係止している。ゴムバンド18は、バッテリ80を第2の上面72Uに向かう方向に付勢している。
図4に示すように、収納ボックス85は、燃料タンク64の後方に配置されている。収納ボックス85を着脱自在である。収納ボックス85は、物品を収納する収納部87と、第1カバー部88と、第2カバー部89とを備えている。図8に示すように、収納部87は、バッテリ80の後方に形成されている。第1カバー部88および第2カバー部89は、収納部87と一体に形成されている。第1カバー部88は、収納部87より前方に位置する。第1カバー部88は、バッテリ80の上方に配置されている。第1カバー部88は、バッテリ80を覆っている。第2カバー部89は、収納部87より後方に地位する。第2カバー部89は、後述のブラケット44の上方に配置されている。図4に示すように、第1カバー部88には、第1係止部86Aが形成されている。左の第1係止部86Aは、左シート荷重受け部43L(図7参照)の上に配置されている。右の第1係止部86Aは、右シート荷重受け部43R(図7参照)の上に配置されている。第2カバー部89には、第2係止部86Bが形成されている。第2係止部86Bは、ブラケット44の上に配置されている。
図7に示すように、左シートフレーム40Lは、シート10からの荷重を受ける左シート荷重受け部43Lを備えている。左シートフレーム40Lは、収納ボックス85の第1係止部86A(図4参照)を介してシート10の第3係止足15C(図3参照)を間接的に支持する。図5に示すように、左シート荷重受け部43Lは、左シートフレーム40Lと右シートフレーム40Rとの間に配置されている。
図7に示すように、右シートフレーム40Rは、シート10からの荷重を受ける右シート荷重受け部43Rを備えている。右シートフレーム40Rは、収納ボックス85の第1係止部86A(図4参照)を介してシート10の第3係止足15C(図3参照)を間接的に支持する。図5に示すように、右シート荷重受け部43Rは、左シートフレーム40Lと右シートフレーム40Rとの間に配置されている。
図5に示すように、左シートフレーム40Lの後端40LRおよび右シートフレーム40Rの後端40RRには、左シートフレーム40Lと右シートフレーム40Rとを連結するブラケット44が配置されている。ブラケット44は、収納ボックス85の第2係止部86B(図4参照)を介してシート10の第4係止足15D(図3参照)を間接的に支持する。
図5に示すように、左シート荷重受け部43Lの後方には、ヒューズボックス35が配置されている。ヒューズボックス35は、バッテリ80の左方に配置されている。ヒューズボックス35は、左シートフレーム40Lとバッテリ80との間に配置されている。ヒューズボックス35は、右シート荷重受け部43Rの後方に配置されていてもよい。
図5に示すように、右シート荷重受け部43Rの後方には、電装品である傾斜センサ36が配置されている。傾斜センサ36は、バッテリ80の右方に配置されている。傾斜センサ36は、右シートフレーム40Rとバッテリ80との間に配置されている。傾斜センサ36は、左シート荷重受け部43Lの後方に配置されていてもよい。
図7に示すように、右シート荷重受け部43Rの下方には、スタータモータ37が配置されている。スタータモータ37は、バッテリ80の右方に配置されている。スタータモータ37は、傾斜センサ36の前方に配置されている。スタータモータ37は、右シートフレーム40Rとバッテリ80との間に配置されている。スタータモータ37は、左シート荷重受け部43Lの下方に配置されていてもよい。
以上のように、自動二輪車1によれば、図2に示すように、リアフェンダ70の第2の上面72Uは、第1の上面71Uから上方に向かって突出している。このため、第1の上面71Uと第2の上面72Uとが同一平面上に形成されている場合と比較してリアフェンダ70の剛性が高い。この結果、第2の上面72Uは、車両走行時の振動によってもたわみにくい。バッテリ80はリアフェンダ70の第2の上面72Uに配置されているため、バッテリ80が第1の上面71Uに配置されている場合と比較して、バッテリ80に加わる応力は低減される。また、リアフェンダ70の第2の下面72Bは、第1の下面71Bから上方に向かって凹んでいる。このため、後輪7とリアフェンダ70との間に十分なスペースが確保される。この結果、後輪7が上方に揺動したときには、後輪7とリアフェンダ70とは接触しない。また、バッテリ80のうち最も大きな面積を有する面である第1面81Aがリアフェンダ70の第2の上面72Uと対向し、バッテリ80のうち最も長い辺である第1辺82Aが車幅方向に延び、バッテリ80のうち最も短い辺である第2辺82Bが上下方向に延びるように、バッテリ80はリアフェンダ70の第2の上面72Uに斜めに配置されている。このため、バッテリ80の上下方向の寸法が小さくなる、この結果、バッテリ80の配置によってシート10の位置が高くなることを抑制することができる。さらに、バッテリ80のうち最も長い辺である第1辺82Aが車幅方向に延びているため、第1辺82Aが車両前後方向に延びる場合と比較して、バッテリ80の後方に空間を確保することができる。また、バッテリ80を燃料タンク64の後方に配置することによって、エアクリーナ68を上方に大きくすることや燃料タンク64を前方に大きくすることができる。
本実施形態の自動二輪車1によれば、図6に示すように、リアフェンダ70の第2の上面72Uには、複数のリブ73が形成されている。リアフェンダ70の第2の上面72Uの剛性がより高くなり、バッテリ80に加わる応力はより低減される。また、バッテリ80をより安定して支持することができる。
本実施形態の自動二輪車1によれば、図2に示すように、エアクリーナ68の上端68Tは、燃料タンク64の上下方向の中央位置64Cより上方に位置する。このように、本実施形態の自動二輪車1では、より大きな容積を有するエアクリーナ68を用いることができる。
本実施形態の自動二輪車1によれば、図3に示すように、バッテリ80は、シート10の第2シート部14の下方に配置されている。バッテリ80は上下方向の寸法が小さくなるようにリアフェンダ70の第2の上面72Uに配置されているため、第2シート部14の位置を低く抑えることができる。これにより、同乗者の乗車時の快適性が向上する。
本実施形態の自動二輪車1によれば、図5に示すように、バッテリ80は、左シート荷重受け部43Lと右シート荷重受け部43Rとの間に配置されている。このように、左シート荷重受け部43Lと右シート荷重受け部43Rとの間に設けられた空間を有効利用することによって、リアフェンダ70の第2の上面72Uにバッテリ80をコンパクトに配置することができる。
本実施形態の自動二輪車1は、図5に示すように、右シート荷重受け部43Rの後方かつバッテリ80の右方に配置された傾斜センサ36を備えている。このように、右シート荷重受け部43Rの後方かつバッテリ80の右方に設けられた空間を有効利用することによって、傾斜センサ36をコンパクトに配置することができる。
本実施形態の自動二輪車1は、図5に示すように、バッテリ80の後方に形成された収納部87を備えた収納ボックス85を備えている。バッテリ80は、バッテリ80のうち最も長い辺である第1辺82Aが車幅方向に延びるようにリアフェンダ70の第2の上面72Uに配置されているため、第1辺82Aが車両前後方向に延びるように配置されている場合と比較して、バッテリ80の後方にはより大きな収納スペースを備えた収納部87を形成することができる。
本実施形態の自動二輪車1によれば、図4に示すように、収納ボックス85は、バッテリ80の上方に配置された第1カバー部88を備えている。バッテリ80は、シート10の隙間から侵入し得る水や埃等から第1カバー部88によって保護される。
本実施形態の自動二輪車1によれば、図2に示すように、バッテリ80は、車両側面視で、左シートフレーム40Lおよび右シートフレーム40Rと重なる。これにより、バッテリ80を低く配置することができるため、バッテリ80の上方に位置するシート10の位置が高くなることを抑制できる。
本実施形態の自動二輪車1によれば、車両側面視で、左バックステー56Lと左シートフレーム40Lとの左連結部57Lは、バッテリ80より前方に位置し、右バックステー56Rと右シートフレーム40Rとの右連結部57Rは、バッテリ80より前方に位置する。これにより、リアフェンダ70と後輪7との間のスペースがより大きくなるため、比較的大きな後輪7を配置しても、リアフェンダ70と後輪7との干渉を防止することができる。
<第2実施形態>
図11は、第2実施形態に係るリアフェンダ70の第2の上面72U周りの構造を示す斜視図である。図12は、第2実施形態に係るバッテリ80周りの構造を示す斜視図である。図13は、第2実施形態に係る補強部材100を示す斜視図である。
図11に示すように、リアフェンダ70の第2の上面72Uには、補強部材100が配置されている。より詳細には、第2の上面72Uに形成されたリブ73には、補強部材100が配置されている。図12に示すように、補強部材100は、第2の上面72Uとバッテリ80との間に配置されている。
図13に示すように、補強部材100は、底壁と101Aと、左壁101Bと、右壁101Cと、左支持部101Dと、右支持部101Eとを備えている。図11に示すように、底壁101Aは、第2の上面72Uに配置されている。底壁101Aは、第2の上面72Uに形成されたリブ73に配置されている。底壁101Aは、左シート荷重受け部43Lと右シート荷重受け部43Rとの間に配置されている。底壁101Aは、第2の上面72Uとバッテリ80との間に配置されている。底壁101Aは、前壁74Fと後壁74REとの間に配置されている。底壁101Aは、前壁74Fによって車両前方への移動が規制されている。図13に示すように、左壁101Bは、底壁101Aから上方に延びる。左壁101Bは、底壁101Aの左端から上方に延びる。右壁101Cは、底壁101Aから上方に延びる。右壁101Cは、底壁101Aの右端から上方に延びる。
図13に示すように、左支持部101Dは、左壁101Bから左方に延びる。左支持部101Dは、左壁101Bの上端から左方に延びる。図11に示すように、左支持部101Dは、左シート荷重受け部43Lに支持されている。左支持部101Dには、貫通孔101DH(図13参照)が形成されている。貫通孔101DHと左シート荷重受け部43Lに形成された貫通孔43LH(図6参照)とにボルト105を挿入することによって、左支持部101Dと左シート荷重受け部43Lとは相互に固定されている。なお、左支持部101Dは、左シートフレーム40Lに支持されていてもよい。
図13に示すように、右支持部101Eは、右壁101Cから右方に延びる。右支持部101Eは、右壁101Cの上端から右方に延びる。図11に示すように、右支持部101Eは、右シート荷重受け部43Rに支持されている。右支持部101Eには、貫通孔101EH(図13参照)が形成されている。貫通孔101EHと右シート荷重受け部43Rに形成された貫通孔43RH(図6参照)とにボルト105を挿入することによって、右支持部101Eと右シート荷重受け部43Rとは相互に固定されている。なお、右支持部101Eは、右シートフレーム40Rに支持されていてもよい。
図13に示すように、底壁101Aは突出部101Fを備えている。突出部101Fは、前壁74Fに形成された貫通孔74S(図11参照)に挿入可能に形成されている。図11に示すように、突出部101Fは、貫通孔74Sに挿入されている。
本実施形態の自動二輪車1によれば、図11に示すように、リアフェンダ70の第2の上面72Uに補強部材100の底壁101Aが配置され、補強部材100の左支持部101Dおよび右支持部101Eは、左シート荷重受け部43Lおよび右シート荷重受け部43Rにそれぞれ支持されている。このため、リアフェンダ70の第2の上面72Uが補強部材100の底壁101Aの方向にたわもうとしても、底壁101Aによってそのたわみが抑制される。バッテリ80は底壁101Aに配置されているため、バッテリ80に加わる応力をより低減することができる。
ここに用いられた用語及び表現は、説明のために用いられたものであって限定的に解釈するために用いられたものではない。ここに示されかつ述べられた特徴事項の如何なる均等物をも排除するものではなく、本発明のクレームされた範囲内における各種変形をも許容するものであると認識されなければならない。本発明は、多くの異なった形態で具現化され得るものである。この開示は本発明の原理の実施形態を提供するものと見なされるべきである。それらの実施形態は、本発明をここに記載しかつ/又は図示した好ましい実施形態に限定することを意図するものではないという了解のもとで、実施形態がここに記載されている。ここに記載した実施形態に限定されるものではない。本発明は、この開示に基づいて当業者によって認識され得る、均等な要素、修正、削除、組み合わせ、改良及び/又は変更を含むあらゆる実施形態をも包含する。クレームの限定事項はそのクレームで用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書あるいは本願のプロセキューション中に記載された実施形態に限定されるべきではない。
7 後輪
10 シート
40L 左シートフレーム
40R 右シートフレーム
64 燃料タンク
68 エアクリーナ
70 リアフェンダ
72U 第2の上面
72B 第2の下面
80 バッテリ
85 収納ボックス

Claims (12)

  1. ヘッドパイプと、
    前記ヘッドパイプから後斜め下方に延びるメインフレームと、
    前記メインフレームから後方に延びる左シートフレームと、
    前記メインフレームから後方に延び、前記左シートフレームの右方に配置された右シートフレームと、
    前記左シートフレームおよび前記右シートフレームの上方に配置されたシートと、
    前記左シートフレームおよび前記右シートフレームの少なくとも側方に配置され、前記ヘッドパイプの後方かつ前記シートの前方において前記シートより下方の位置まで後斜め下方に延びる上面部を備えた車体カバーと、
    前記シートの下方に配置された燃料タンクと、
    前記シートの下方かつ前記燃料タンクの前方に配置され、その上端が前記燃料タンクの下端より上方に位置するエアクリーナと、
    前記左シートフレームおよび前記右シートフレームの下方に配置された後輪と、
    前記左シートフレームおよび前記右シートフレームの下方かつ前記後輪の一部の上方に配置され、第1の上面と、前記第1の上面から上方に向かって突出する第2の上面と、前記第1の上面の裏側に位置する第1の下面と、前記第1の下面から上方に向かって凹みかつ前記第2の上面の裏側に位置する第2の下面と、を備えたリアフェンダと、
    前記燃料タンクの後方かつ前記第2の上面に配置されたバッテリと、を備え、
    前記後輪が上方に揺動したとき、前記第2の下面と前記後輪とは接触せず、
    前記バッテリのうち最も大きな面積を有する面が前記第2の上面と対向し、前記バッテリのうち平面視で最も長い辺が車幅方向に延び、前記バッテリのうち最も短い辺が上下方向に延び、
    前記バッテリの上面の前端は、前記バッテリの上面の後端より下方に位置する、鞍乗型車両。
  2. 前記第2の上面には、複数のリブが形成され、
    前記バッテリは、前記複数のリブ上に配置され、前記バッテリのうち最も大きな面積を有する面は前記リブと対向している、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記エアクリーナの上端は、前記燃料タンクの上下方向の中央位置より上方に位置する、請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記シートは、運転者が着座する第1シート部と、前記第1シート部の後方に位置し、同乗者が着座する第2シート部とを備え、
    前記バッテリは、前記第2シート部の下方に配置されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記左シートフレームは、前記シートからの荷重を受ける左シート荷重受け部を備え、
    前記右シートフレームは、前記シートからの荷重を受ける右シート荷重受け部を備え、
    前記左シート荷重受け部および前記右シート荷重受け部は、前記左シートフレームと前記右シートフレームとの間に配置され、
    前記バッテリは、前記左シート荷重受け部と前記右シート荷重受け部との間に配置されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記第2の上面に配置された底壁と、前記底壁から上方に延びる左壁と、前記底壁から上方に延びる右壁と、前記左壁から左方に延び、前記左シート荷重受け部に支持される左支持部と、前記右壁から右方に延び、前記右シート荷重受け部に支持される右支持部と、を備えた補強部材を備え、
    前記バッテリは、前記底壁に配置されている、請求項5に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記左シート荷重受け部および前記右シート荷重受け部の少なくともいずれかの後方かつ前記バッテリの側方に配置された電装品を備えている、請求項5または6に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記燃料タンクの後方に配置され、前記バッテリの後方に形成された収納部を備えた収納ボックスを備えている、請求項1から7のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記収納ボックスは、前記バッテリの上方に配置されたカバー部を備えている、請求項8に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記バッテリは、車両側面視で、前記左シートフレームおよび前記右シートフレームと重なる、請求項1から9のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  11. 前記左シートフレームから後斜め下方に延びる左ダウンフレームと、
    前記右シートフレームから後斜め下方に延び、前記左ダウンフレームの右方に配置された右ダウンフレームと、
    前記左ダウンフレームより後方に配置され、前記左ダウンフレームと前記左シートフレームとを連結する左バックステーと、
    前記右ダウンフレームより後方に配置され、前記右ダウンフレームと前記右シートフレームとを連結する右バックステーと、を備え、
    前記リアフェンダは、前記左バックステーおよび前記右バックステーの下方に配置され、
    車両側面視で、前記左バックステーと前記左シートフレームとの左連結部の少なくとも一部は、前記バッテリより前方に位置し、前記右バックステーと前記右シートフレームとの右連結部の少なくとも一部は、前記バッテリより前方に位置する、請求項1から10のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  12. 前記バッテリは、前記バッテリのうち最も長い辺と交差する方向に延びるゴムバンドによって前記第2の上面に固定されている、請求項1から11のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
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