JP5302805B2 - 傾斜センサ配置構造 - Google Patents
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Description
なお、上記鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含む概念であり、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず三輪(前一輪、後二輪の他に前二輪、後一輪の車両も含む)又は四輪の車両をも含む概念である。
請求項2に記載した発明は、前記空間の周囲において前記第一リヤフレームは前記第二リヤフレームの上方に位置し、前記第一リヤフレームの下方に前記傾斜センサが配置されると共に、前記第一リヤフレームの上方に燃料タンク(例えば実施例の燃料タンク42)が配置されることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記空間の周囲において前記第一リヤフレームは前記第二リヤフレームの上方に位置し、前記第一リヤフレームの下方に前記傾斜センサが配置されると共に、前記第一リヤフレームの上方に物品収納ボックス(例えば実施例の物品収納ボックス142)が配置されることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記燃料タンクの上方にシート(例えば実施例のシート9)が配設され、該シート及び燃料タンクの前方には乗員の脚部を通過させる跨ぎ空間(例えば実施例の跨ぎ空間M)が設けられ、前記燃料タンクは前記第一リヤフレームから上方に突出する左右のブラケット(例えば実施例の前タンクブラケット25)に支持され、これら左右ブラケットよりも後方に前記傾斜センサが配置されると共に、該傾斜センサの前方で前記左右ブラケットの間にバッテリ(例えば実施例のバッテリ41)が配置されることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記傾斜センサの前方及び側方に前記燃料タンクの周囲を覆うカバー(例えば実施例の後部車体カバー37)が配置されると共に、前記傾斜センサの後方にはリヤフェンダ(例えば実施例の前部リヤフェンダ39)が配置されることを特徴とする。
請求項2に記載した発明によれば、メインフレーム、第一リヤフレーム及び第二リヤフレームで囲まれた空間に傾斜センサを配置することで、第二リヤフレームよりも上方に位置する第一リヤフレームの上方に広い空間を確保でき、容量の大きい燃料タンクを設けることができる。また、燃料タンクによって傾斜センサへ上方から水等がかかり難くすることができる。
請求項3に記載した発明によれば、メインフレーム、第一リヤフレーム及び第二リヤフレームで囲まれた空間に傾斜センサを配置することで、第二リヤフレームよりも上方に位置する第一リヤフレームの上方に広い空間を確保でき、容量の大きい物品収納ボックスを設けることができる。また、物品収納ボックスによって傾斜センサへ上方から水等がかかり難くすることができる。
請求項4に記載した発明によれば、跨ぎ空間の後方において第一リヤフレームに燃料タンクを支持すると共に、燃料タンク支持用のブラケットの後方に傾斜センサを配置し、燃料タンク支持用の左右ブラケット間にバッテリを配置することで、跨ぎ空間を狭めることなく重量物であるバッテリを車体中心付近に配置することができる。また、傾斜センサがバッテリの後方に位置することで、バッテリによって傾斜センサを前方から保護することができる。
請求項5に記載した発明によれば、傾斜センサが車体フレームだけではなくカバー類にも囲まれることとなり、傾斜センサに泥等が付着することを防止することができる。
左右第一リヤフレーム21は、その上面視において、メインフレーム8の後部両側から左右外側に広がるように延びると共に後方に湾曲し、互いに略平行となって後方へ延びた後、その後端部が左右第二リヤフレーム22の前部上面に接合される。左右第一リヤフレーム21の後端部には、第二リヤフレーム22の外面に沿うように断面半円状に扁平加工された圧潰部21aが設けられる。
各リヤフェンダ38,39は合成樹脂を主になり、これら各リヤフェンダ38,39が互いに連続的に接続されることで、自動二輪車1の後輪17の上部をその周方向に沿うように覆うリヤフェンダ38Aが構成される。
燃料タンク42の後下面部42jは、リヤフレーム19に沿うように後上がりに傾斜すると共に、燃料タンク42の前下面部42iは、その下方に傾斜姿勢で配置されたバッテリ41の側面に沿うように前上がりに傾斜して設けられる。
バッテリ41の上下方向は、メインフレーム8の後部の延在方向と略平行に配置され、もって燃料タンク42の前下面部42iがメインフレーム8の後部の延在方向と略平行に設けられる。バッテリ41は、その外形と同様の直方体状をなす合成樹脂製のバッテリケース41b内に収容された状態で、車体フレーム5に支持されている。なお、図中符号41cはバッテリケース41bの前部両側を支持するべく第一リヤフレーム21上に突設された支持ブラケットを示す。
傾斜センサ52は、その一部が側面視で第二リヤフレーム22と重なるように配置され(図4参照)、かつ上面視で燃料タンク42の外形内に収まるように配置される(図5参照)。
この構成によれば、車体フレーム5のフレーム部材で囲まれてできるデッドスペースを有効利用して、傾斜センサ52を車体中心線CL上に配置することができ、他の機能部品の配置や形状への影響を抑えることができる。また、傾斜センサ52を車体略中央に配置することで、車体の傾斜を良好にセンシングできる。さらに、傾斜センサ52をフレーム部材で囲まれた空間51に配置することで、該傾斜センサ52を車体フレーム5により保護することができる。
この構成によれば、メインフレーム8、第一リヤフレーム21及び第二リヤフレーム22で囲まれた空間51に傾斜センサ52を配置することで、第二リヤフレーム22よりも上方に位置する第一リヤフレーム21の上方に広い空間を確保でき、容量の大きい燃料タンク42を設けることができる。また、燃料タンク42によって傾斜センサ52へ上方から水等がかかり難くすることができる。
この構成によれば、跨ぎ空間Mの後方において第一リヤフレーム21に燃料タンク42を支持すると共に、燃料タンク42支持用のブラケットの後方に傾斜センサ52を配置し、燃料タンク42支持用の左右前タンクブラケット25間にバッテリ41を配置することで、跨ぎ空間Mを狭めることなく重量物であるバッテリ41を車体中心付近に配置することができる。また、傾斜センサ52がバッテリ41の後方に位置することで、バッテリ41によって傾斜センサ52を前方から保護することができる。
この構成によれば、傾斜センサ52が車体フレーム5だけではなくカバー類にも囲まれることとなり、傾斜センサ52に泥等が付着することを防止することができる。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、自動二輪車に限らず三輪又は四輪の鞍乗り型車両に適用できることはもちろん、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
5 車体フレーム
6 ヘッドパイプ
8 メインフレーム
9 シート
21 第一リヤフレーム
22 第二リヤフレーム
25 前タンクブラケット
37 後部車体カバー
39 前部リヤフェンダ
41 バッテリ
42 燃料タンク
51 空間
52 傾斜センサ
142 物品収納ボックス
M 跨ぎ空間
CL 車体中心線
Claims (5)
- ヘッドパイプ(6)から斜め下後方に延出するメインフレーム(8)と、
前端が前記メインフレーム(8)の途中に接続されると共に該前端から斜め上後方に向けて車幅方向に広がるように延出する左右一対の第一リヤフレーム(21)と、
前端が前記第一リヤフレーム(21)とメインフレーム(8)とが接続される位置よりも後方で前記メインフレーム(8)に接続されると共に該前端から斜め上後方に向けて車幅方向に広がるように延出する左右一対の第二リヤフレーム(22)とを有する車体フレーム(5)を備え、
かつ車体の傾斜を検出する傾斜センサ(52)を備える鞍乗り型車両の傾斜センサ配置構造において、
前記傾斜センサ(52)は、上面視において前記メインフレーム(8)と重なるように配置されるとともに、左右一対の前記第一リヤフレーム(21)及び前記第二リヤフレーム(22)の間に配置され、かつ側面視において前記メインフレーム(8)の上方に配置され、
前記傾斜センサ(52)を、車体中心線(CL)上でかつ、前記メインフレーム(8)、前記第一リヤフレーム(21)及び前記第二リヤフレーム(22)で囲まれる空間(51)に配置したことを特徴とする鞍乗り型車両の傾斜センサ配置構造。 - 前記空間(51)の周囲において前記第一リヤフレーム(21)は前記第二リヤフレーム(22)の上方に位置し、前記第一リヤフレーム(21)の下方に前記傾斜センサ(52)が配置されると共に、前記第一リヤフレーム(21)の上方に燃料タンク(42)が配置されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の傾斜センサ配置構造。
- 前記空間(51)の周囲において前記第一リヤフレーム(21)は前記第二リヤフレーム(22)の上方に位置し、前記第一リヤフレーム(21)の下方に前記傾斜センサ(52)が配置されると共に、前記第一リヤフレーム(21)の上方に物品収納ボックス(142)が配置されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の傾斜センサ配置構造。
- 前記燃料タンク(42)の上方にシート(9)が配設され、該シート(9)及び燃料タンク(42)の前方には乗員の脚部を通過させる跨ぎ空間(M)が設けられ、前記燃料タンク(42)は前記第一リヤフレーム(21)から上方に突出する左右のブラケット(25)に支持され、これら左右ブラケット(25)よりも後方に前記傾斜センサ(52)が配置されると共に、該傾斜センサ(52)の前方で前記左右ブラケット(25)の間にバッテリ(41)が配置されることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両の傾斜センサ配置構造。
- 前記傾斜センサ(52)の前方及び側方に前記燃料タンク(42)の周囲を覆うカバー(37)が配置されると共に、前記傾斜センサ(52)の後方にはリヤフェンダ(39)が配置されることを特徴とする請求項2又は4に記載の鞍乗り型車両の傾斜センサ配置構造。
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