JP2014119055A - 車両用変速機のオイルストレーナ - Google Patents

車両用変速機のオイルストレーナ Download PDF

Info

Publication number
JP2014119055A
JP2014119055A JP2012275543A JP2012275543A JP2014119055A JP 2014119055 A JP2014119055 A JP 2014119055A JP 2012275543 A JP2012275543 A JP 2012275543A JP 2012275543 A JP2012275543 A JP 2012275543A JP 2014119055 A JP2014119055 A JP 2014119055A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
suction port
vehicle
port member
transmission case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012275543A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5688400B2 (ja
Inventor
Eri Maeda
恵里 前田
Naomichi Tonokura
直道 戸野倉
Kohei Iizuka
晃平 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2012275543A priority Critical patent/JP5688400B2/ja
Priority to CN201310674224.6A priority patent/CN103867878B/zh
Priority to US14/109,842 priority patent/US9353851B2/en
Publication of JP2014119055A publication Critical patent/JP2014119055A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5688400B2 publication Critical patent/JP5688400B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0434Features relating to lubrication or cooling or heating relating to lubrication supply, e.g. pumps ; Pressure control
    • F16H57/0443Features relating to lubrication or cooling or heating relating to lubrication supply, e.g. pumps ; Pressure control for supply of lubricant during tilt or high acceleration, e.g. problems related to the tilt or extreme acceleration of the transmission casing and the supply of lubricant under these conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0402Cleaning of lubricants, e.g. filters or magnets
    • F16H57/0404Lubricant filters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • F01M11/0004Oilsumps
    • F01M2011/007Oil pickup tube to oil pump, e.g. strainer

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

【課題】変速機ケース内のオイル量を少なく抑えることを可能としながらも、吸引口からの空気の吸引を効果的に防止することで、オイルの供給を安定化させることができるオイルストレーナを提供する。
【解決手段】変速機ケース内のオイルを吸入して濾過するオイルストレーナであって、濾過部材を収容した本体ケースと、本体ケースとは別体の吸込口部材と、本体ケースと吸込口部材を連結する可撓性又は伸縮性を有する連結管と、吸込口部材に設けた吸込口とを備える。車両の傾斜又は該車両にかかる加減速度で変速機ケース内の油面の位置が変化したときに、連結管が撓むか又は伸縮しながら吸込口部材が該油面の変化に追従して移動することで、吸込口が油面から露出しないように構成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用の変速機に潤滑油及び作動油として用いられるオイルを貯留する変速機ケース内に設置され、該変速機ケース内のオイルを吸入して濾過するオイルストレーナに関する。
車両に搭載された変速機の作動油及び潤滑油として用いられるオイルは、変速機ケーシングの底部に設けたオイルリザーバに溜められる。このオイルリザーバに溜められたオイルは、オイルポンプで吸い上げられる。オイルリザーバからオイルポンプで吸い上げられたオイルは、変速機構における潤滑が必要な箇所や、油圧制御装置のバルブボディなどへ供給されてから、オイルリザーバへ還流される。
変速機ケーシング内には、オイルポンプによって吸い上げられるオイルを濾過するためのオイルストレーナが設置されている(特許文献1参照)。オイルストレーナは、濾過部材(フィルタ)を内蔵した中空容器状の本体ケース(本体部)と、該本体ケース内にオイルを吸引するための吸引口とを備えており、下流側に設置したオイルポンプの作動によって、吸引口から吸引されたオイルが濾過部材で濾過されてからオイルポンプに送られるようになっている。
ここで、オイルストレーナの吸引口は、本体ケースの底面などに開口して変速機ケース内のオイルに浸されている。しかしながら、車両の走行時の急な加減速や旋回に伴う加速度で変速機ケース内のオイルが偏りその油面が大きく傾斜すると、吸引口が油面から空中に露出することがある。そうすると、吸引口からオイルに混じって空気(エア)が吸入されてしまう現象(エアの噛み込み)が発生するおそれがある。
そこで、従来の変速機のオイルストレーナでは、変速機ケース内のオイルの油量(絶対量)を多目に設定することで、車両の走行時の急な加減速や旋回に伴う加速度で変速機ケース内のオイルが偏った場合でも、オイルストレーナの吸込口が空中に露出しないようにしていた。
特開2005−291408号公報
しかしながら、変速機ケース内のオイルの油量(絶対量)を多目に設定すると、車両の重量増、コスト増につながるおそれがある。また、変速機ケース内のオイルの油面が上昇することにより、ギヤなどの回転に伴う変速機ケース内のオイルの撹拌抵抗が増加することで、車両の燃費(燃料消費率)が悪化するおそれがある。さらに、変速機ケース内のオイルの油面が上昇することにより、ギヤなどの回転でオイルが撹拌され易くなる。これにより、オイルへの気泡の混入(いわゆる泡噛み)が多くなる。そうすると、油圧制御装置に供給されるオイルによる制御油圧の十分な安定性を得られなくなるおそれがある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、変速機ケース内のオイルの油量を少なく抑えることを可能としながらも、吸引口からの空気の吸引を効果的に防止することで、オイルの供給を安定化させることができる車両用変速機のオイルストレーナを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明にかかる車両用変速機のオイルストレーナは、車両用の変速機における潤滑油及び作動油として用いられるオイルを貯留する変速機ケース(2)内に設置され、前記変速機ケース(2)内のオイルを吸入して濾過するオイルストレーナ(10)であって、濾過部材(12)を収容した本体ケース(11)と、前記本体ケース(11)とは別体の吸込口部材(21)と、前記本体ケース(11)と前記吸込口部材(21)を連結する可撓性又は伸縮性を有する連結管(25)と、前記吸込口部材(21)に設けた吸込口(26)と、を備え、前記車両の傾斜又は該車両にかかる加減速度で前記変速機ケース(2)内の油面(L)の位置が変化したときに、前記連結管(25)が撓むか又は伸縮しながら前記吸込口部材(21)が該油面(L)の変化に追従して移動することで、前記吸込口(26)が前記油面(L)から露出しないように構成したことを特徴とする。
本発明にかかるオイルストレーナでは、濾過部材を収容した本体ケースと、該本体ケースとは別体の吸込口部材と、本体ケースと吸込口部材とを連結する可撓性を有する連結管とを有することで、吸込口部材を本体ケースから分離させた構造とした。そして、車両の傾斜又は該車両にかかる加減速度で変速機ケース内の油面が傾斜するなどしてその位置が変化したときに、吸込口部材が油面の変化に追従して移動することで、吸込口が油面から露出しないように構成した。これにより、変速機ケース内の油面の位置が変化しても吸込口から空気(エア)を吸い込むことなくオイルを吸引可能となる。
したがって、変速機ケース内のオイル量を従来よりも少なく抑えることができるので、車両の重量の低減(軽量化)及びコストの抑制を図ることができる。また、変速機ケース内のオイル量として、最低限必要な油面の高さを維持できるオイル量を確保すればよいので、変速機ケース内のオイルの撹拌抵抗(ギヤなどの掻き上げによる攪拌抵抗)を少なく抑えることができる。これにより、車両の燃費の向上を図ることができる。さらに、オイル吸込口からの空気(エア)の吸引(噛み込み)を防止することで、変速機ケース内のオイルを循環させる油圧制御装置に対する油圧の安定的な供給が可能となる。したがって、変速機ケース内の油面の変化を伴うより厳しい車体挙動に対しても、車両の安全性の向上を図ることができる。
また、上記のオイルストレーナでは、前記吸込口部材(21)は、中空容器からなり前記変速機ケース(2)内の油面(L)に浮遊可能なフロート部(22)と、前記フロート部(22)から突出して延びると共に、その先端に前記吸込口(26)を設けてなる筒状の吸込パイプ(23)と、を備え、前記フロート部(22)が前記油面(L)に浮遊した状態で前記吸込口(26)が前記オイルに浸るように構成してよい。これによれば、部品点数を少なく抑えた簡単な構成で、車両の傾斜又は該車両にかかる加減速度で変速機ケース内の油面の位置が変化した場合でも、オイル吸込口からの空気(エア)の吸引(噛み込み)を効果的に防止できる。
また、上記のオイルストレーナでは、前記吸込パイプ(23)は、前記フロート部(22)の下面の中心から下方に向かって垂直に延びており、前記吸込パイプ(23)又は該吸込パイプ(23)に取り付けた他の部材の重量によって、前記フロート部(22)が前記油面(L)に浮遊した状態で前記吸込口(26)が前記フロート部(22)の下側のオイルに浸るように構成してよい。
また、上記のオイルストレーナでは、前記吸込口部材(26−2)は、中空容器からなるチャンバー部(22−2)と、前記チャンバー部(22−2)から突出して延びると共に、その先端に前記吸込口(26)を設けてなる筒状の吸込パイプ(23)と、を備え、前記変速機ケース(2)の内底部(5)の近傍には、前記吸込口部材(26−2)の移動を案内するためのレール部(8)が設けられており、車両の傾斜又は該車両にかかる加減速度に伴い前記油面(L)が移動する際に、当該車両の傾斜又は該車両にかかる加減速度で前記吸込口部材(26−2)が前記レール部(8)に沿って移動することで、前記吸込口部材(26−2)が前記油面(L)の変化に追従するように構成してよい。
これによれば、部品点数を少なく抑えた簡単な構成で、車両の傾斜又は該車両にかかる加減速度で変速機ケース内の油面の位置が変化した場合でも、オイル吸込口からの空気(エア)の吸引(噛み込み)を効果的に防止できる。
またこの場合、前記レール部(8)は、その軌道が前記車両の前後方向及び幅方向を含む面内で円環状となるように形成されていてよい。これによれば、簡単な構成で、車両がいずれの方向に傾斜した場合でも、また、車両のいずれの方向に加減速度がかかった場合にも、吸込口部材を変速機ケース内のオイルの油面に追従させることが可能となる。したがって、吸込口が油面から露出することを効果的に防止できる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかる車両用変速機のオイルストレーナによれば、車両の傾斜又は該車両にかかる加減速度に伴い変速機ケース内の油面の位置が変化しても吸込口から空気(エア)を吸い込むことなくオイルを吸引可能となるので、変速機ケース内のオイル量を従来よりも少なく抑えることができ、車両の重量の低減(軽量化)及びコストの抑制を図ることができる。
本発明の第1実施形態にかかるオイルストレーナを備えた自動変速機の正面図である。 自動変速機の側断面図である。 自動変速機の縦断面図である。 吸込口部材の動作を説明するための図である。 本発明の第2実施形態にかかるオイルストレーナを示す図である。 吸込口部材の動作を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
〔第1実施形態〕
図1乃至図3は、本発明の第1実施形態にかかるオイルストレーナを備えた自動変速機1を示す図で、図1は、自動変速機1の正面図、図2は、側断面図、図3は、縦断面図である。これらの図に示す自動変速機1は、トランスミッションケース2内に収容されたギヤ機構3を備える有段式の自動変速機である。ギヤ機構3は、互いに平行に配置されたメインシャフト31、セカンダリシャフト32、サードシャフト33、カウンタシャフト34などを備えている。また、メインシャフト31に隣接して配置されたアイドルシャフト41、サードシャフト33に隣接して配置されたリバースアイドルシャフト42も備えている。なお、図1では、アイドルシャフト41とリバースアイドルシャフト42の図示を省略している。メインシャフト31上には、2つの湿式多板クラッチ35,36が設けられており、セカンダリシャフト32上には、3つの湿式多板クラッチ37,38,39が設けられており、サードシャフト33上には、1つの湿式多板クラッチ40が設けられている。なお、図2の符号43は、デファレンシャル装置の設置箇所である。
図3の断面図に示すように、オイルストレーナ10の連通口13は、オイルポンプ62に接続されている。オイルポンプ62は、トルクコンバータ58のケース60を介してエンジン(図示せず)のクランクシャフト56に連結されており、エンジンにより常時駆動される。
メインシャフト31には、ギヤ64が回転不能に固定され、ギヤ66,68が回転自在に取り付けられている。湿式多板クラッチ44を係合することにより、ギヤ66はメインシャフト31に対して固定され、湿式多板クラッチ46を係合することにより、ギヤ68はメインシャフト31に対して固定される。
トランスミッションケース2内の底部5から所定高さまでの部分は、潤滑油あるいは作動油としてのオイルが溜まるオイルリザーバ7になっており、オイルリザーバ7には、オイルストレーナ10が設置されている。オイルストレーナ10は、中空容器状の本体ケース11と、本体ケース11内に収容されたオイルを濾過するための濾過部材(オイルフィルタ)12と、本体ケース11の下面11aに形成した開口部11bと、本体ケース11とは別体の吸込口部材21と、本体ケース11の開口部11bと吸込口部材21とを連結する可撓性又は伸縮性を有するホース(連結管)25と、吸込口部材21に設けた吸込口26とを備える。
吸込口部材21は、中空容器からなり変速機ケース内2の油面Lに浮遊可能なフロート部22と、フロート部22の下面の中央から下方(真下方向)に突出して延びる筒状の吸込パイプ23と、該吸込パイプ23の先端(下端)に設けた吸込口26とを備える。そして、フロート部22が油面Lに浮遊した状態で吸込口26がオイルに浸るように構成している。具体的には、吸込パイプ23の重量によって、フロート部22が油面Lに浮遊した状態で吸込口26が常にフロート部22の真下位置にあることで、吸込口26が油面Lから露出しないように構成している。
図4は、吸込口部材21の動作を説明するための図である。吸込口部材21は、変速機ケース2内のオイルの油面Lに浮遊している。そして、図4(a)に示す油面Lが傾斜していない状態と、図4(b)に示す油面Lが傾斜した状態のいずれにおいても、ホース25が撓むか又は伸縮することで、吸込口部材21がオイルの油面Lに追従して移動し、吸込口26が油面Lから空中に露出しないようになっている。これにより、車両の傾斜又は該車両にかかる加減速度で変速機ケース2内の油面Lの位置が変化したときでも、吸込口26が油面Lから露出しないように構成している。
またここでは、吸込パイプ23の重量によって、フロート部22が油面Lに浮遊した状態で吸込口26がフロート部22の下側のオイルに浸り、油面Lから露出しないように構成しているが、これ以外にも、吸込パイプ23にある程度の重量を有する他の部材を取り付けてもよい。その場合は、吸込パイプ23に取り付けた他の部材の重量によって、フロート部22が油面Lに浮遊した状態で吸込口26がフロート部22の下側のオイルに浸るようにできる。
以上説明したように、本実施形態のオイルストレーナ10では、濾過部材12を収容した本体ケース11と、該本体ケース11とは別体の吸込口部材21と、本体ケース11と吸込口部材21とを連結する可撓性を有するホース(連結管)25とを有する構成とすることで、吸込口部材21を本体ケース11から分離させた構造とした。そして、車両の傾斜又は該車両にかかる加減速度で変速機ケース2内の油面Lが傾斜するなどしてその位置が変化したときに、吸込口部材21が油面Lの変化に追従して移動することで、吸込口26が油面Lから露出しないように構成した。これにより、変速機ケース2内の油面Lの位置が変化しても吸込口26から空気(エア)を吸い込むことなくオイルを吸引可能となる。
したがって、変速機ケース2内のオイル量を従来よりも少なく抑えることができるので、車両の重量の低減(軽量化)及びコストの抑制を図ることができる。また、変速機ケース2内のオイル量として、最低限必要な油面Lの高さを維持できるオイル量を確保すればよいので、変速機ケース2内のオイルの撹拌抵抗(ギヤなどの掻き上げによる攪拌抵抗)を低く抑えることができる。これにより、車両の燃費の向上を図ることができる。さらに、吸込口26からの空気(エア)の吸引(噛み込み)を防止することで、変速機ケース2内のオイルを用いる油圧制御装置(図示せず)に対しての油圧の安定的な供給が可能となる。したがって、変速機ケース2内の油面Lの変化を伴うより厳しい車体挙動に対して、車両の安全性の向上を図ることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態にかかるオイルストレーナについて説明する。なお、第2実施形態の説明及び対応する図面においては、第1実施形態と同一又は相当する構成部分には同一の符号を付し、以下ではその部分の詳細な説明は省略する。また、以下で説明する事項以外の事項、及び図示する以外の事項については、第1実施形態と同じである。
図5は、本発明の第2実施形態にかかるオイルストレーナ10−2を示す図である。第2実施形態のオイルストレーナ10−2の吸込口部材21−1は、図5(a)に示すように、中空容器からなるチャンバー部22−2と、チャンバー部22−2の下面22−2aの中央から下方に突出して延びる吸込パイプ23と、該吸込パイプ23の先端(下端)に設けた吸込口26とを備える。そして、変速機ケース2の底部(内底部)5の近傍には、吸込口部材21−2の移動を案内するためのレール部8が設けられている。図5(b)は、吸込口部材21−2及びレール部8を示す平面図である。同図に示すように、レール部8は、その軌道(トラック)が車両の前後方向及び幅方向を含む面内で円環状となるように形成されている。なお、本実施形態では、レール部8は、所定間隔で上下に配置した二本のレールを備えており、吸込口部材21−2側には、当該二本のレールの間を転動する回転体9が設けられている。これにより、回転体9の回転で吸込口部材21−2がレール部8の軌道に沿って移動可能となっている。
図6は、吸込口部材21−2の動作を説明するための図である。吸込口部材21−2は、レール8の軌道に沿って変速機ケース2内の底部5の近傍を円形状に移動可能となっている。そして、図6(a)に示す油面Lが傾斜していない状態と、図6(b)に示す油面Lが傾斜した状態のいずれにおいても、ホース25が撓むか又は伸縮することで、吸込口部材21がオイルの油面Lに追従して移動し、吸込口26が油面Lから空中に露出しないようになっている。これにより、車両の傾斜又は該車両にかかる加減速度で変速機ケース2内の油面Lの位置が変化したときでも、吸込口26が油面Lから露出しないように構成している。
本実施形態のオイルストレーナ10−2では、吸込口部材26−2は、中空容器からなるチャンバー部22−2と、チャンバー部22−2から突出して延びると共に、その先端に吸込口26を設けてなる筒状の吸込パイプ23とを備える。また、変速機ケース2の底部5の近傍に、吸込口部材26−2の移動を案内するためのレール部8を設けている。そして、車両の傾斜又は該車両にかかる加減速度で変速機ケース2内の油面Lが傾斜するなどしてその位置が変化したときに、当該車両の傾斜又は該車両にかかる加減速度で吸込口部材26−2がレール部8に沿って移動することで、吸込口部材26−2が油面Lの変化に追従するように構成した。これにより、変速機ケース2内の油面Lの位置が変化しても吸込口26から空気(エア)を吸い込むことなくオイルを吸引可能となる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、上記構成のオイルストレーナを備えた変速機の具体的な構成は一例であり、本発明にかかるオイルストレーナを適用する変速機は、上記以外の構成の変速機であってもよい。
また、オイルストレーナが備える吸込口部材の具体的な形状等は一例であり、吸込口部材は、上記以外の形状等を採用することも可能である。
1 自動変速機(変速機)
2 トランスミッションケース(変速機ケース)
3 ギヤ機構
5 底部(内底部)
7 オイルリザーバ
10 オイルストレーナ
11 本体ケース
11a 下面
11b 開口部
12 濾過部材
21 吸込口部材
22 フロート部
23 吸込パイプ
25 ホース(連結管)
26 吸込口
31 メインシャフト
32 セカンダリシャフト
33 サードシャフト
34 カウンタシャフト
35〜40 湿式多板クラッチ
41 アイドルシャフト
42 リバースアイドルシャフト
44,46 湿式多板クラッチ
56 クランクシャフト
58 トルクコンバータ
60 ケース
62 オイルポンプ
64,66,68 ギヤ

Claims (5)

  1. 車両用の変速機における潤滑油及び作動油として用いられるオイルを貯留する変速機ケース内に設置され、前記変速機ケース内のオイルを吸入して濾過するオイルストレーナであって、
    濾過部材を収容した本体ケースと、前記本体ケースとは別体の吸込口部材と、前記本体ケースと前記吸込口部材を連結する可撓性又は伸縮性を有する連結管と、前記吸込口部材に設けた吸込口と、を備え、
    前記車両の傾斜又は該車両にかかる加減速度で前記変速機ケース内の油面の位置が変化したときに、前記連結管が撓むか又は伸縮して前記吸込口部材が該油面の変化に追従して移動することで、前記吸込口が前記油面から露出しないように構成した
    ことを特徴とする車両用変速機のオイルストレーナ。
  2. 前記吸込口部材は、中空容器からなり前記変速機ケース内の油面に浮遊可能なフロート部と、前記フロート部から突出して延びると共に、その先端に前記吸込口を設けてなる筒状の吸込パイプと、を備え、前記フロート部が前記油面に浮遊した状態で前記吸込口が前記オイルに浸るように構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用変速機のオイルストレーナ。
  3. 前記吸込パイプは、前記フロート部の下面の中心から下方に向かって垂直に延びており、
    前記吸込パイプ又は該吸込パイプに取り付けた他の部材の重量によって、前記フロート部が前記油面に浮遊した状態で前記吸込口が前記フロート部の下側のオイルに浸るように構成した
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用変速機のオイルストレーナ。
  4. 前記吸込口部材は、中空容器からなるチャンバー部と、前記チャンバー部から突出して延びると共に、その先端に前記吸込口を設けてなる筒状の吸込パイプと、を備え、
    前記変速機ケースの内底部の近傍には、前記吸込口部材の移動を案内するためのレール部が設けられており、
    車両の傾斜又は該車両にかかる加減速度に伴い前記油面が移動する際に、当該車両の傾斜又は該車両にかかる加減速度で前記吸込口部材が前記レール部に沿って移動することで、前記吸込口部材が前記油面の変化に追従するように構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用変速機のオイルストレーナ。
  5. 前記レール部は、その軌道が前記車両の前後方向及び幅方向を含む面内で円環状となるように形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両用変速機のオイルストレーナ。
JP2012275543A 2012-12-18 2012-12-18 車両用変速機のオイルストレーナ Expired - Fee Related JP5688400B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012275543A JP5688400B2 (ja) 2012-12-18 2012-12-18 車両用変速機のオイルストレーナ
CN201310674224.6A CN103867878B (zh) 2012-12-18 2013-12-11 车辆用变速器的滤油器
US14/109,842 US9353851B2 (en) 2012-12-18 2013-12-17 Oil strainer for vehicle transmission

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012275543A JP5688400B2 (ja) 2012-12-18 2012-12-18 車両用変速機のオイルストレーナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014119055A true JP2014119055A (ja) 2014-06-30
JP5688400B2 JP5688400B2 (ja) 2015-03-25

Family

ID=50906718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012275543A Expired - Fee Related JP5688400B2 (ja) 2012-12-18 2012-12-18 車両用変速機のオイルストレーナ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9353851B2 (ja)
JP (1) JP5688400B2 (ja)
CN (1) CN103867878B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016060059A1 (ja) * 2014-10-15 2016-04-21 ヤンマー株式会社 作業車両
JP2016077959A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 ヤンマー株式会社 作業車両
JP2017172721A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 株式会社Subaru 変速機のオイル吸入装置及び変速機
US10605350B2 (en) 2017-03-15 2020-03-31 Honda Motor Co., Ltd. Flow path structure of power transmission device

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6031594B2 (ja) * 2013-04-12 2016-11-24 本田技研工業株式会社 車両のオイル吸入装置
KR101745254B1 (ko) * 2016-03-22 2017-06-08 현대자동차주식회사 차량용 오일쏠림 방지장치
DE102016207456A1 (de) * 2016-04-29 2017-11-02 Zf Friedrichshafen Ag Verdrängungskörper in einem Fahrzeuggetriebe
JP6907924B2 (ja) * 2017-12-21 2021-07-21 トヨタ自動車株式会社 車両用駆動力伝達装置
JP6994987B2 (ja) * 2018-03-08 2022-01-14 本田技研工業株式会社 トランスミッションのオイル供給構造
JP2019183899A (ja) * 2018-04-04 2019-10-24 本田技研工業株式会社 駆動装置の潤滑機構
DE102018110790A1 (de) * 2018-05-04 2019-11-07 Elringklinger Ag Wanneneinrichtung mit Rohreinheit
GB2594085B (en) * 2020-04-17 2024-03-13 Smart Manufacturing Tech Limited A gearbox
US11078958B1 (en) 2020-08-24 2021-08-03 Apq Development, Llc Compression limiter
USD916152S1 (en) 2020-08-24 2021-04-13 Apq Development, Llc Compression limiter
USD921045S1 (en) 2020-08-24 2021-06-01 Apq Development, Llc Oil pick-up assembly
US11028741B1 (en) 2020-08-24 2021-06-08 Apq Development, Llc Oil pick-up assembly
US11920671B1 (en) 2022-09-13 2024-03-05 Dana Italia S.R.L. Lubrication system with a flow regulating floater container

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62288774A (ja) * 1986-06-03 1987-12-15 Japan Autom Transmission Co Ltd 自動変速機の油吸入装置
JPH0590020U (ja) * 1992-05-13 1993-12-07 ジャトコ株式会社 自動変速機のオイル吸入装置
JP2007205499A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Aichi Mach Ind Co Ltd 変速機
JP2009103215A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Toyota Motor Corp オイル吸入装置
JP2012172803A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Toyota Motor Corp オイル吸入装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3172581A (en) * 1963-04-19 1965-03-09 Nanni Martin Fluid withdrawal means for tanks
US3211349A (en) * 1963-05-15 1965-10-12 Aerosol Tech Inc Aerosol dispenser with flexible dip tube
US3381709A (en) * 1965-07-21 1968-05-07 Pregno Dario Devices for drawing liquid from tanks and the like
US3447258A (en) * 1967-02-14 1969-06-03 William Moore Model water racing toy
US3477391A (en) * 1967-08-03 1969-11-11 Thomas S Langford Track guided model boat
JPH0259209U (ja) 1988-10-21 1990-04-27
US4940152A (en) * 1989-06-27 1990-07-10 Lin Tzong Shyan Nursing bottle
US5186610A (en) * 1991-01-31 1993-02-16 Pennington M Steve Buoyant pump assembly
US5358644A (en) * 1993-05-10 1994-10-25 Aqua-Aerobic Systems, Inc. Method and apparatus for decanting liquid
JP3296283B2 (ja) * 1998-03-11 2002-06-24 日産自動車株式会社 自動変速機のオイル吸入装置
JP2002106316A (ja) 2000-09-29 2002-04-10 Piolax Inc オイルストレーナ
US6523561B2 (en) * 2001-01-24 2003-02-25 Federal-Mogul World Wide, Inc. Snap-together filter system for transmission oil pan and method of manufacture
US6915818B2 (en) * 2003-03-07 2005-07-12 Fuel Delivery Systems, Llc Floating arm pick up device
JP4366997B2 (ja) * 2003-05-12 2009-11-18 マツダ株式会社 自動変速機のオイル吸入装置
JP2005291408A (ja) 2004-04-01 2005-10-20 Honda Motor Co Ltd オイルストレーナ
CN202431937U (zh) * 2011-12-19 2012-09-12 綦江齿轮传动有限公司 变速器滤油系统

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62288774A (ja) * 1986-06-03 1987-12-15 Japan Autom Transmission Co Ltd 自動変速機の油吸入装置
JPH0590020U (ja) * 1992-05-13 1993-12-07 ジャトコ株式会社 自動変速機のオイル吸入装置
JP2007205499A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Aichi Mach Ind Co Ltd 変速機
JP2009103215A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Toyota Motor Corp オイル吸入装置
JP2012172803A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Toyota Motor Corp オイル吸入装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016060059A1 (ja) * 2014-10-15 2016-04-21 ヤンマー株式会社 作業車両
JP2016077959A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 ヤンマー株式会社 作業車両
JP2016080048A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 ヤンマー株式会社 作業車両
JP2017172721A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 株式会社Subaru 変速機のオイル吸入装置及び変速機
US10605350B2 (en) 2017-03-15 2020-03-31 Honda Motor Co., Ltd. Flow path structure of power transmission device

Also Published As

Publication number Publication date
US9353851B2 (en) 2016-05-31
US20140166401A1 (en) 2014-06-19
JP5688400B2 (ja) 2015-03-25
CN103867878A (zh) 2014-06-18
CN103867878B (zh) 2016-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5688400B2 (ja) 車両用変速機のオイルストレーナ
JP5800406B2 (ja) バッフルプレート及びそれを備えた変速機
US6143169A (en) Sump arrangement with baffling
KR20150058114A (ko) 자동 트랜스미션용 능동 유압 유체 레벨 제어
JP5753213B2 (ja) 駆動力伝達装置
JP4645571B2 (ja) 動力伝達装置
JP2011027142A (ja) 変速機のオイル吸引装置
CN104879526B (zh) 一种阀门和供油系统
JP2007205499A (ja) 変速機
JP4187038B2 (ja) 自動変速機のオイル吸入装置
JP2015137694A (ja) 変速機の作動油循環構造
CN102913301B (zh) 防虹吸发动机外接机油箱
JP6271308B2 (ja) オイルストレーナ
KR100452600B1 (ko) 자동변속기의 오일 팬 어셈블리
CN203604603U (zh) 一种双离合自动变速器的防油泵吸空装置
JP2014118976A (ja) 変速機の潤滑構造
JP2017160955A (ja) オイルストレーナ
JP6633380B2 (ja) オイル貯留機構
CN201090492Y (zh) 一种能够观察润滑油位的立式排污泵防反转装置
JP2015140845A (ja) 変速機のオイル通路構造
JP2007064125A (ja) オイル供給装置
CN201187678Y (zh) 齿轮式注油机
CN104251299A (zh) 一种用于齿轮箱的液位调节油箱
CN105951695A (zh) 一种浮动式自动收油装置
JPH0434248Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140617

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5688400

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees