JP2005291408A - オイルストレーナ - Google Patents
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- F16H57/0404—Lubricant filters
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Abstract
【課題】簡単な構造でエアレーションの発生を抑制可能なオイルストレーナを提供することである。
【解決手段】ポンプへの連通口が上部側面に形成され、外周に上部フランジを有する樹脂製の上部ケースと、オイル吸込口が下面に形成され、前記上部ケースの上部フランジに接合された下部フランジを有する樹脂製の下部ケースと、前記上部及び下部ケースが接合されて形成された空間内に配設されて前記吸込口から前記連通口に流れるオイルを濾過するための濾過部材とを備えたオイルストレーナにおいて、前記濾過部材と前記上部及び下部フランジを車両の進行方向に対して右又は左に傾斜させるとともに、前記濾過部材の左端から前記連通口までの距離と前記濾過部材の右端から前記連通口までの距離が概略等しくなるように構成する。
【選択図】図3
【解決手段】ポンプへの連通口が上部側面に形成され、外周に上部フランジを有する樹脂製の上部ケースと、オイル吸込口が下面に形成され、前記上部ケースの上部フランジに接合された下部フランジを有する樹脂製の下部ケースと、前記上部及び下部ケースが接合されて形成された空間内に配設されて前記吸込口から前記連通口に流れるオイルを濾過するための濾過部材とを備えたオイルストレーナにおいて、前記濾過部材と前記上部及び下部フランジを車両の進行方向に対して右又は左に傾斜させるとともに、前記濾過部材の左端から前記連通口までの距離と前記濾過部材の右端から前記連通口までの距離が概略等しくなるように構成する。
【選択図】図3
Description
本発明は、変速機ケース内のオイルを濾過するオイルストレーナに関する。
変速機における作動油、潤滑油として用いられるオイルは変速機ケーシング下部に溜められ、これをオイルポンプにより吸引して制御弁及び各潤滑部に供給する。このとき、変速機ケーシングの下部にオイルストレーナを配設し、このストレーナを介してオイルを濾過した後、オイルポンプに吸引させるようにすることが一般的に行われている。
このストレーナを樹脂製ケース内に不織布等から形成された濾過部材を配設して構成することが従来から知られており、この場合に、上下に分割構成されたケースにより不織布製の濾過部材を挟持するとともに、上部及び下部ケースを接合してストレーナが作成される。
特開2001−124188号公報は、上部及び下部ケースを効率よく振動溶着でき、且つ使用時に下部フランジの下面に気泡が滞留することを防止するようにしたオイルストレーナを開示している。
この公開公報に開示されたオイルストレーナは、オイルストレーナの上部ケースと下部ケースを振動溶着で接合する際、接合部のフランジ全周に渡って振動溶着のための治具を保持するために形成されたリブに切欠を設け、フランジ下部に溜まるエアをその切欠により排出し、エアレーションを防止するようにしたものである。
特開2001−124188号公報
特許文献1に開示されたオイルストレーナにおいては、上部ケースと下部ケースの接合部であるフランジ全周に渡って形成されたリブを全て排除することは、ケースを振動溶着する上で困難なため、切欠形成箇所が限定されることになる。このため、例えばオイルストレーナの四隅にエアが溜まり、溜まったエアが原因で微小なエアレーションを引き起こしてしまうという恐れがあった。
この微小なエアレーションが発生するのを防止しようとして進行方向から見て前若しくは後ろ方向にオイルストレーナを傾斜させて取り付けると、オイル吸込み口付近の流路が車両の前進時と後進時でその面積が変わることとなり、前進時・後進時の各々の場合のエアレーションバランスを取ることが困難であった。
また、ストレーナのオイル吸込み口への主たるオイル流路が車両進行方向であることに鑑みると、ストレーナの前後傾斜設置方式はオイル流路上に多少のエア溜りが残ることとなり、やはり微小なエアレーションの原因となっていた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単な構造でエアレーションの発生を抑制することが可能なオイルストレーナを提供することである。
上述した課題を解決するために、本発明によると、ポンプへの連通口が上部側面に形成され、外周に上部フランジを有する樹脂製の上部ケースと、オイル吸込口が下面に形成され、前記上部ケースの上部フランジに接合された下部フランジを有する樹脂製の下部ケースと、前記上部及び下部ケースが接合されて形成された空間内に配設されて前記吸込口から前記連通口に流れるオイルを濾過するための濾過部材とを備えたオイルストレーナにおいて、前記濾過部材と前記上部及び下部フランジを車両の進行方向に対して右又は左に傾斜させるとともに、前記濾過部材の左端から前記連通口までの距離と前記濾過部材の右端から前記連通口までの距離が概略等しくなるように配置したことを特徴とするオイルストレーナが提供される。
本発明によれば、オイルストレーナの濾過部材とそのケースのフランジ部を車両進行方向に対して右又は左に傾斜配置することにより、エアが溜まる部分を少なくし、エアレーションの発生を抑制することができる。その上、溜まったエアがフランジ部を伝わって上方に排出されることも期待できるため、従来の構造に比較してエアレーション発生の低減を実現できる。
また、オイルストレーナの連通口が従来と同じ位置にありながら、オイルストレーナ上部ケースの導通路を短くすることができるので、サクション負圧の低減とともにエア噛みを防止することができ、ひいては変速機のオイルポンプの負荷をも低減することができる。
更に、濾過部材の左右端から連通口までの距離が概略等しくなるように配置したので、濾過部材によるオイルの濾過作用を濾過部材の全幅に渡り均一に行うことができ、オイルストレーナの長寿命化が期待できる。
図1を参照すると、本発明のオイルストレーナが組み込まれた多段自動変速機の正面図が示されている。図2はその側面図である。4は自動変速機2の変速機ケースである。図2の矢印Aは車両進行方向を示している。また、矢印Fは前進側オイル流路を、矢印Rは後進側オイル流路を示している。
図2の側面図に最もよく示されているように、自動変速機2は、メインシャフト6と、セカンダリシャフト8と、サードシャフト10と、カウンタシャフト12と、アイドルシャフト14と、リバースアイドルシャフト16を有している。これらのシャフトは互いに平行に配置されている。18はデファレンシャル装置の設置箇所である。
図1に示すように、自動変速機2の下方の変速機ケース4内には、車両進行方向に対して右又は左に傾斜してオイルストレーナ22が配置されている。この傾斜角は、例えば10度から30度の間が好ましい。
メインシャフト6上には2つの湿式多板クラッチ44,46が設けられている。セカンダリシャフト8上には3つの湿式多板クラッチ48,50,52が設けられている。サードシャフト10上には1つの湿式多板クラッチ54が設けられている。
図3は本発明実施形態のオイルストレーナ22の縦断面図を示している。オイルストレーナ22は、オイルポンプへの連通口26が上部側面に形成された上部ケース24と、オイル吸込み口30が下面に形成され、上部ケース24に接合された下部ケース28と、上部及び下部ケース24,28が接合されて形成された空間31内に配置されてオイル吸込み口30から連通口26に流れるオイルを濾過するための濾過部材32とから構成される。
上部ケース24及び下部ケース28とも樹脂をモールド成形して形成される。上部ケース24の外周には上部フランジ34が形成され、この上部フランジ34の外周縁に上方に突出する上側リブ36が形成されている。下部ケース28の外周には下部フランジ38が形成され、この下部フランジ38の外周縁に下方に突出する下側リブ40が形成されている。
このストレーナ22は、上部フランジ34の下面と下部フランジ38の上面とを当接させるようにして、振動溶着機の治具により両フランジ34,38を挟持し、振動溶着機の治具に振動を与えて両フランジ34,38を一体に溶着接合して製造される。
このとき、振動溶着機の治具の振動を両フランジ34,38に効率よく伝達させるために、振動溶着機の治具を外側から囲むように上側及び下側リブ36,40が設けられている。
このようにして、振動溶着により樹脂製の上部及び下部ケース24,28を接合するときに、不織布からなる濾過部材32を両ケース24,28の間に挟持させて接合させる。これにより、上部及び下部ケース24,28が接合されて形成された空間31内を上下に仕切るように濾過部材32が配設され、オイル吸込み口30から連通口26に流れるオイルが濾過部材32により濾過される。
矢印Aはオイルの吸込み方向を示しており、矢印Bはオイルストレーナ22からのオイルの排出方向を示している。オイルストレーナ22の連通口26から排出されたオイルは図示しないバルブボデイ等に形成された連通路を介してオイルポンプに繋がる。このため、変速機ケース4の底部に溜まったオイルはストレーナ22を通ってオイルポンプに吸引されて、油圧制御弁及び潤滑部に供給される。
図4の断面図に示すように、オイルストレーナ22の連通口26はオイルポンプ62に接続されている。オイルポンプ62はトルクコンバータ58のケース60を介して図示しないエンジンのクランクシャフト56に連結されており、エンジンにより常時駆動される。
メインシャフト6にはギヤ64が回転不能に固定され、ギヤ66,68が回転自在に取り付けられている。湿式多板クラッチ44を係合することにより、ギヤ66はメインシャフト6に対して固定され、湿式多板クラッチ46を係合することにより、ギヤ68はメインシャフト6に対して固定される。
本実施形態によれば、オイルストレーナ22の濾過部材32とそのケース24,28のフランジ部を車両進行方向に対して右又は左に傾斜して配置したので、エアが溜まる部分が少なくなり、エアレーションの発生を抑制することができる。その上、溜まったエアがフランジ部を伝わって上方に排出されることも期待できるため、このこともエアレーションの発生の抑制に寄与することができる。
また、オイルストレーナのオイルポンプへの連通口が従来と同じ位置でありながら、オイルストレーナの上部ケースの導通路を短くすることができるので、サクション負圧の低減とともにエア噛みの発生の防止することができ、ひいては変速機のオイルポンプの負荷をも低減することができる。
更に、濾過部材32の左右端から連通口26までの距離が概略等しくなるように濾過部材32が傾斜して配置されているので、濾過部材の全幅にわたり均一にオイルを濾過することができ、ストレーナの長寿命化が期待できる。
また、変速機ケースの下部を傾斜配置したオイルストレーナの形状に合わせて縮小化することができるので、変速機内部のオイルの総量を低減することができる。更に、濾過部材32を傾斜配置することにより変速機ケースの全長が同一のままでも濾過面積を増加することが可能なため、ストレーナの長寿命化が期待できる。
2 自動変速機
4 変速機ケース
6 メインシャフト
8 セカンダリシャフト
10 サードシャフト
12 カウンタシャフト
22 オイルストレーナ
24 上部ケース
26 連通口
28 下部ケース
30 オイル吸込み口
32 濾過部材
44,46,48,50,52,54 湿式多板クラッチ
58 トルクコンバータ
62 オイルポンプ
4 変速機ケース
6 メインシャフト
8 セカンダリシャフト
10 サードシャフト
12 カウンタシャフト
22 オイルストレーナ
24 上部ケース
26 連通口
28 下部ケース
30 オイル吸込み口
32 濾過部材
44,46,48,50,52,54 湿式多板クラッチ
58 トルクコンバータ
62 オイルポンプ
Claims (1)
- ポンプへの連通口が上部側面に形成され、外周に上部フランジを有する樹脂製の上部ケースと、オイル吸込口が下面に形成され、前記上部ケースの上部フランジに接合された下部フランジを有する樹脂製の下部ケースと、前記上部及び下部ケースが接合されて形成された空間内に配設されて前記吸込口から前記連通口に流れるオイルを濾過するための濾過部材とを備えたオイルストレーナにおいて、
前記濾過部材と前記上部及び下部フランジを車両の進行方向に対して右又は左に傾斜させるとともに、
前記濾過部材の左端から前記連通口までの距離と前記濾過部材の右端から前記連通口までの距離が概略等しくなるように配置したことを特徴とするオイルストレーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004108644A JP2005291408A (ja) | 2004-04-01 | 2004-04-01 | オイルストレーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004108644A JP2005291408A (ja) | 2004-04-01 | 2004-04-01 | オイルストレーナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005291408A true JP2005291408A (ja) | 2005-10-20 |
Family
ID=35324560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004108644A Pending JP2005291408A (ja) | 2004-04-01 | 2004-04-01 | オイルストレーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005291408A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007129514A1 (ja) | 2006-05-01 | 2007-11-15 | Honda Motor Co., Ltd. | 変速機のオイルストレーナ |
US9353851B2 (en) | 2012-12-18 | 2016-05-31 | Honda Motor Co., Ltd. | Oil strainer for vehicle transmission |
JP2019158118A (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用動力伝達装置 |
-
2004
- 2004-04-01 JP JP2004108644A patent/JP2005291408A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007129514A1 (ja) | 2006-05-01 | 2007-11-15 | Honda Motor Co., Ltd. | 変速機のオイルストレーナ |
EP2014955A1 (en) * | 2006-05-01 | 2009-01-14 | HONDA MOTOR CO., Ltd. | Oil strainer of transmission |
EP2014955A4 (en) * | 2006-05-01 | 2011-09-07 | Honda Motor Co Ltd | TRANSMISSION CREPINE |
JP5179871B2 (ja) * | 2006-05-01 | 2013-04-10 | 本田技研工業株式会社 | 変速機のオイルストレーナ |
US9353851B2 (en) | 2012-12-18 | 2016-05-31 | Honda Motor Co., Ltd. | Oil strainer for vehicle transmission |
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CN110274008B (zh) * | 2018-03-16 | 2022-12-27 | 丰田自动车株式会社 | 车辆用动力传递装置 |
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