JP2009103215A - オイル吸入装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡素で、エアの吸い込みを確実に防止できるオイル吸入装置を提供する。
【解決手段】オイル貯留手段11に貯留されたオイルをストレーナ13を通して吸入するオイル吸入装置において、オイル貯留手段11が、貯留されたオイルの移動によってオイルの液面が傾斜するときに吸入口近傍における液面の高さが液面の傾斜方向によって変化するとともに、液面の傾斜方向のうち特定の傾斜方向で吸入口13a近傍における液面の高さが他の傾斜方向よりも低くなるように構成され、特定の傾斜方向への傾斜によって液面が低下する吸入口13aの液面低下側に、その液面低下側から吸入口13a側へのオイル吸入抵抗を、特定の傾斜方向への傾斜によって液面が上昇する液面上昇側から吸入口13a側へのオイル吸入抵抗よりも大きくする吸入抵抗手段30が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、オイル吸入装置、特に車両の自動変速機の下部に設けられる場合に好適なオイル吸入装置に関する。
油圧回路を内蔵する自動変速機等の動力伝達装置を備えた自動車等の車両においては、その油圧回路に給排されるオイルの捕集能力を高めるべく動力伝達装置の最下部にオイルパンを装着したオイル吸入装置が装備されている。このオイル吸入装置においては、車両の最低地上高確保のためにオイルパンを浅くしなければならない場合が多い一方で、吸入口近傍のオイル液面が低下してもエア(空気)の吸い込みが生じないようにする必要があり、従来から様々な工夫がなされている。
従来のこの種のオイル吸入装置としては、例えばエンジン内のオイル吸入装置として、ケーシングの割り面の近傍に互いに対向する隔壁を設けてオイル吸入空間を形成し、そのオイル吸入空間の入口側でそのオイル吸入空間(一対の隔壁)の一方側のオイル室と他方側のオイル室とのうち、オイル貯留量が多くなる一方側からの吸入量が多くなるように、吸入口をわずかに傾斜させたものも知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、オイルパンがより浅くなる場合が多い自動変速機のオイル吸入装置として、ストレーナを吸入口から離れた位置でバルブボディ側に水平方向に回動自在に支持し、その吸入口側にウェイトを装着することで、車両の加減速や旋回、制動時などにおけるリザーバ内のオイルの片寄り方向に吸入口を移動させるようにして、エアの吸い込みを防止するようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、他のエンジンのオイル吸入装置として、登坂時や急加速時等にオイルがオイルパン後方側に寄って液面が前方側では低く後方側では高くなるのに対して、オイルパンの内底面に近接して前後に延在するストレーナの後端部の吸口を、前方側ほどオイルパンの内底面に近く、後方側ほどその内底面から遠くなるように傾けたもの(例えば、特許文献3参照)が知られている。
特開平10−121933号公報 実開平5−90020号公報 特開2007−56677号公報
しかしながら、上述のような従来のオイル吸入装置にあっては、ケースの割り面に対向する隔壁を設けてオイル吸入室を構成したり、吸入口をオイルの移動(片寄り)方向に移動可能にしたりするためにその構成が複雑になってしまい、コスト高も招いてしまうという問題があった。
また、ストレーナの後端部がオイルパンの内底面に近接して延在するものにあっても、オイルパンの前後方向中央部に吸入口を配置し、ストレーナの後端部をオイルパン側で支持させる必要から、構成が複雑になってしまうばかりか、オイルパンがより浅くなってストレーナが水平方向に広がる扁平形状をとる自動変速機のオイル吸入装置としては、エアの吸い込みを防止する効果が十分に期待できないという問題があった。
すなわち、近時の自動変速機においては、特に高油温時の効率向上や重量軽減のために変速機内のオイル貯留量を低減する必要性があるが、オイル貯留量を低減すると、低温時(例えば、O゜C程度)であって変速機が傾斜したときに、オイルパン内部のオイルが少なくなる(ストレーナによるオイル吸入量がその部位へのオイル供給量より多くなる)部位が発生し、その部位でエアの吸い込みが発生し易くなる。また、前後左右への傾斜に対しケースの各方のオイルの貯蔵容量が異なると、同油量でも傾斜時のストレーナの吸入口近傍の液面高さが大きく変化する。さらに、オイルパン内部のレイアウト上、オイルパンに供給されたオイルが均等に吸入口に流れ込まず、オイルが疎な部位が発生してしまう。このような理由等から、オイルパンの中央部に位置し後方に向かって開口しつつ傾斜した吸入口を前後方向に延在するストレーナの後端に設ける程度では、エアの吸い込みが発生してしまい、専ら歯車ポンプで構成されるオイルポンプにおいてエアを噛み込む異音が発生したり、バルブボディ内部にエアが入って調圧不良が発生したりするという問題が生じていた。
そこで、本発明は、構成が簡素で、しかも、エアの吸い込みを確実に防止することのできるオイル吸入装置を提供することを目的とする。
本発明に係るオイル吸入装置は、上記目的達成のため、(1)車両に搭載される油圧回路に給排されるオイルを少なくともオイルパンに貯留するオイル貯留手段と、前記オイルパンの内底面に対向する吸入口を有するストレーナとを備え、前記オイル貯留手段に貯留されたオイルを前記ストレーナを通して吸入するオイル吸入装置において、前記オイル貯留手段が、貯留された前記オイルの移動によって前記オイルの液面が傾斜するときに前記吸入口近傍における前記液面の高さが前記液面の傾斜方向によって変化するとともに、前記液面の傾斜方向のうち特定の傾斜方向で前記吸入口近傍における前記液面の高さが他の傾斜方向よりも低くなるように構成され、前記特定の傾斜方向への前記傾斜によって前記液面が低下する前記吸入口の液面低下側に、該液面低下側から前記吸入口側へのオイル吸入抵抗を、前記特定の傾斜方向への前記傾斜によって前記液面が上昇する液面上昇側から前記吸入口側へのオイル吸入抵抗よりも大きくする吸入抵抗手段が設けられていることを特徴とする。
この構成により、液面が最も低下し易い特定の傾斜方向にオイルの液面が傾斜したときにあっても、その液面が低くなる吸入口の液面低下側で吸入抵抗が増大し、液面が高くなる吸入口の液面上昇側で吸入抵抗が減少するため、エアの吸い込みが発生し難くなる。
上記(1)記載の構成を有するオイル吸入装置においては、(2)前記液面のいずれの傾斜方向への前記傾斜状態でも前記吸入口近傍における前記液面の高さが前記吸入口より高くなる液面安定領域内に、前記吸入口が配置されているのが好ましい。
この構成により、エアの吸い込みが確実に防止できる。
上記(1)、(2)記載のオイル吸入装置においては、(3)前記吸入抵抗手段が、前記吸入口の前記液面低下側に、前記ストレーナと前記オイルパンの内底面との間のオイル通路を絞るよう該オイル通路内に突出する遮蔽板を有するのが好ましい。
この場合、遮蔽板を設けるだけの簡素な構成で済む。
上記(3)記載のオイル吸入装置においては、(4)前記遮蔽板の前記オイル通路内への突出高さが、前記液面低下側であって前記吸入口から離隔する側で大きく、前記吸入口に近接する側で小さくなるように、前記遮蔽板が、前記吸入口近傍で前記吸入口の周囲のうち前記吸入口の中心より前記液面低下側を取り囲んでいるのが好ましい。
この構成により、特定の傾斜方向における液面低下側からのオイル吸入をより効果的に抑制し、低温時に部分的に吸入口近傍で液面が部分的に低下するのを防止できる。
上記(1)〜(4)記載のオイル吸入装置においては、(5)前記吸入抵抗手段が前記ストレーナの底面部の一部分で構成され、前記底面部の一部分が、前記吸入口の前記液面低下側で前記オイルパンの内底面との間のオイル通路を絞るように前記底面部の他の部分より前記オイルパンの内底面に近接しているものであっても好ましい。
この場合、オイルパンが非常に浅い場合やオイルパンの内底面が傾斜している場合等であっても、別部品を設置することなく効果的な吸入抵抗手段を容易に構成でき、構成が簡素になる。
上記(1)〜(5)記載のオイル吸入装置においては、(6)前記オイル貯留手段に貯留されたオイルが移動して前記オイルパンの内底面に対し前記オイルの液面が傾斜するときに前記オイル貯留手段内における前記吸入口の一方側と他方側とのオイル貯留容量の差が前記液面の傾斜方向によって異なるとともに、前記吸入口の一方側と他方側のオイル貯留容量の差が前記他の傾斜方向より前記特定の傾斜方向で大きくなり、前記特定の傾斜方向における前記吸入口の前記液面上昇側でオイル貯留容量が最も大きくなるものであるのが好ましい。
この構成により、オイルパンのみならず吸入口位置に対するオイル貯留手段のオイル貯留容量の片寄りを考慮して特定の傾斜方向が設定されることになり、オイル貯留容量の片寄りが大きく液面低下が大きくなっても、そのときの液面傾斜における吸入口の液面低下側からのオイル吸入が確実に抑制され、エアの吸い込みが確実に防止される。
上記(1)〜(6)記載のオイル吸入装置においては、(7)前記油圧回路が、前記車両の動力伝達装置内に設けられるとともに、前記ストレーナの上方に複数のバルブを収納するバルブボディを有し、前記ストレーナ内のオイル吸入通路が前記バルブボディ内に連通しているのが好ましい。
この構成により、バルブボディの下方にストレーナが配置され、ストレーナ下面部とオイルパンの内底面の間の隙間が狭くなっても、吸入口の液面低下側からのオイル吸入が確実に抑制され、エアの吸い込みが確実に防止されることになる。
上記(7)記載のオイル吸入装置においては、(8)前記動力伝達装置が自動変速機であるのが好ましい。
この場合、地上高の制限からオイルパンがより浅くなってストレーナが水平方向に広がる扁平形状をとるような自動変速機のオイル吸入装置となっても、エアの吸い込みが確実に防止される。
本発明によれば、液面が最も低下し易い特定の傾斜方向にオイルの液面が傾斜したときに、その液面が低くなる吸入口の液面低下側の吸入抵抗が増大し、液面が高くなる吸入口の液面上昇側の吸入抵抗が減少するようにしているので、構成が簡素で、しかも、エアの吸い込みを確実に防止することのできるオイル吸入装置を提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るオイル吸入装置の概略構成図であり、図2はそのオイル吸入装置が搭載された自動変速機(動力伝達装置)のオイルパンを取り外した状態の要部下面図である。
まず、構成について説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態のオイル吸入装置は、自動変速機ケース10の下面部側に装着されており、自動変速機ケース10にはオイルパン11を装着する開口部10aが設けられている。そして、このオイルパン11の上部側に自動変速機ケース10の開口部10aをほぼ覆うようにバルブボディ12が設けられ、その下方にストレーナ13が設けられている。
自動変速機ケース10内には図示しない歯車ポンプ(例えばトロコイド歯形を有する歯車ポンプ)からなるオイルポンプが設けられている。そして、オイルはこのオイルポンプによってストレーナ13を通してろ過(濾過)されながら吸い上げられ、バルブボディ12内の各要素や自動変速機ケース10内の各油圧作動部や潤滑部等に供給され、それらからのリターンオイルがオイルパン11内に流下するようになっている。
バルブボディ12は、詳細を図示しないが、自動変速機ケース10内に配設された変速用の各種摩擦係合要素を係脱させるための油圧アクチュエータや、その油圧アクチュエータに作動油であるオイルを供給および排出させるための給排制御バルブや、その油圧を調整するための調圧バルブやアキュムレータ(蓄圧要素)、各種バルブを切り換えるためのソレノイドバルブ等によって構成され、自動変速機ケース10内に設けられる油圧回路の一部を構成している。そして、このバルブボディ12に収装された各種制御要素により、例えば自動変速機ケース10内の個々の摩擦係合要素の係合圧の基となるライン圧がレギュレータバルブの調圧出力ポートから出力され、また、スロットル圧がリニアソレノイドバルブを含むスロットル圧調圧手段によってエンジン出力トルクに対応する油圧に調圧され、スロットル圧を基に車速とエンジン出力に適したコンバータ圧や潤滑油圧が調圧される。さらに、ドライバによるレンジ選択操作に応動するマニュアルバルブの切り換え位置に応じて、後進レンジが選択されたときにはマニュアルバルブからリバースレンジ圧が供給され、前進レンジ(例えばD、2、1等)が選択されたときには各シフトバルブやアキュムレータ等を経て、変速段に対応する摩擦係合要素が作動するように油圧が給排される。また、変速機各部に供給されるオイルは、バルブボディ12内からオイルクーラに送られて冷却され、余剰のオイルはクーラバイパスバルブを介してオイルパンに戻るようになっている。なお、このような構成は、公知のものと同様であり、特定の回路構成に限定されるものではない。
ストレーナ13は、オイルろ過用の公知の濾材であるストレーナ部材14と、このストレーナ部材14を挟んで上下に対向するロワケース15およびアッパケース16とによってバルブボディ12内に連通する吸入通路13pwを形成しており、そのロワケース15の底面側に略小判穴状の吸入口13aがオイルパン11の内底面11aに対向するように形成されている。また、アッパケース16にはオイルポンプ側のオイル通路に接続される接続口13bが形成されており、ストレーナ部材14を通過した後のろ過済みオイルが接続口13bからオイルポンプに吸入されるようになっている。なお、ストレーナ13は複数のボルト19によってバルブボディ12に締結され支持されている。
一方、バルブボディ12内の各要素や自動変速機ケース10内の各油圧作動部や潤滑部等からのリターンオイルがオイルパン11側に還流する際には、バルブボディ12に形成された複数のドレーン穴や自動変速機ケース10の開口部10a(バルブボディ12の周囲の隙間部分)を通して、リターンオイルがオイルパン11内に流下する。
例えば、オイルクーラ側に供給されるオイルの一部は、図2に示すプレッシャサイドストレーナ21を通してオイルパン11内の同図中の右上方部(例えば変速機の左前方側寄りの部分)に流下する。また、バルブボディ12からストレーナ13の上方に突出するとともに図中上方側(例えば変速機前方側)に向かって開口するクーラバイパスポート22からは例えばオイルクーラをバイパスしたオイルが変速機前方側に向かってドレーンされる。さらに、図示しない流下口を通して他のリターンオイルがオイルパン11内の図中下方側(例えば変速機後方側)にも流下する。クーラバイパスポート22の近傍には、オーバーフローチューブ23が設けられており、オイルが過剰に投入された場合には余剰のオイルが外部に排出できるようになっている。このため、オーバーフローチューブ23の近傍であるオイルパン11内の図2中左上の部分(左前方側の部分)にはオイルが回り込み難い。
このようなオイルの循環経路においてリザーバとなるオイルパン11は、自動変速機ケース10と共に、車両に搭載される油圧回路に給排されるオイルを貯留するオイル貯留手段を構成しており、このオイル貯留手段と、前記オイルポンプと、ストレーナ13とによって、オイル貯留手段に貯留されたオイルをストレーナ13を通して吸入するオイル吸入装置が構成されている。
ところで、オイル貯留手段を構成する自動変速機ケース10およびオイルパン11は、吸入口13aの中心位置に対して前後左右のうち少なくとも一方向で他方向とはオイル貯留容量(容積)が異なっている。したがって、自動変速機ケース10の内部に貯留されたオイルが車両走行時の加速、減速、旋回、路面傾斜等に伴ってあるいは駆動反力によってオイルパン11の片側に片寄るように移動し、その移動によってオイルの液面Lが傾斜するときには、吸入口13a近傍における液面Lの高さが、その液面Lの傾斜方向によって変化する。
すなわち、本実施形態においては、オイル貯留手段に貯留されたオイルが移動してオイルパン11の内底面11aに対しオイルの液面Lが傾斜するとき、自動変速機ケース10内における液面Lの傾斜方向によって、オイル貯留手段内における吸入口13aの一方側と他方側とのオイル貯留容量の差(容積比)あるいは吸入口13aの両側のトータルのオイル貯留容量が異なることになる。その結果、吸入口13aの一方側と他方側のオイル貯留容量の差あるいは吸入口13aの両側のトータルのオイル貯留容量が他の傾斜方向より特定の傾斜方向で大きくなる場合、その特定の傾斜方向への傾斜時に吸入口13a近傍における液面Lの高さが最も低い位置まで低下する。また、その場合における吸入口13aの液面上昇側でオイル貯留容量が最も大きくなることになる。例えば、自動変速機ケース10内で吸入口13aの後方側の内部容積が最も大きい場合、オイルが後方に移動して液面Lが前後方向(特定の傾斜方向)に傾斜するときには、吸入口13a近傍における液面Lの高さは最も低くなる。
一方、本実施形態においては、液面Lのいずれの傾斜方向への傾斜状態でも吸入口13a近傍における液面Lの高さが吸入口13aより高くなる液面安定領域(図3(a)にクロスハッチングで示す領域)A内に、吸入口13aが配置されている。ここにいう液面安定領域Aは、オイルパン11の中央部に近いが、図2に示すように、前後左右のオイル貯留容量(容積)の差に応じて、オイルパン11の中央から外れた点を中心とするものとなる。
具体的には、液面安定領域Aの設定は、例えば図3(a)に示すように、自動変速機ケース10の形状に応じた複数の方向、例えば前方、後方、左方、右方、あるいは吸入口13aの両側のオイル貯留容量の差もしくはトータルの貯留容量が最大となる特定の方向について、それぞれ、自動変速機ケース10を実車走行状態で想定される最大の液面傾斜角度まで傾斜させるとともにオイルポンプ回転数を最大から最小まで変化させたときの、自動変速機ケース10内のオイル重心の移動量を特定し、オイルポンプの回転数の変化(最大吸入量、最小吸入量)による液面高さの変化を考慮して、いずれの傾斜方向への液面Lの傾斜状態でも(オイルポンプの回転数が最小から最大まで変化しても)吸入口13a近傍における液面Lの高さが吸入口13aより高くなる領域、例えばオイル重心の存在領域を、液面安定領域Aとして設定し、その液面安定領域A内に吸入口13aが配置されている。
また、本実施形態では、その特定の傾斜方向への傾斜によって液面Lが低下する吸入口13aの液面低下側(例えば吸入口13aに対し自動変速機ケース10の前方側)に、その液面低下側から吸入口13a側へのオイル吸入抵抗を、特定の傾斜方向への傾斜によって液面Lが上昇する液面上昇側(例えば吸入口13aに対し自動変速機ケース10の後方側)から吸入口13a側へのオイル吸入抵抗よりも大きくする吸入抵抗手段30が設けられている。
この吸入抵抗手段30は、例えば吸入口13aの液面低下側に、ストレーナ13とオイルパン11の内底面11aとの間のオイル通路31を絞る(通路断面積を狭める)ようにそのオイル通路31内に突出する遮蔽板32を有している。
この遮蔽板32は、図2に示すように、吸入口13a近傍で吸入口13aの周囲のうち吸入口13aの中心より液面低下側を取り囲んでおり、遮蔽板32のオイル通路31内への突出高さが特定の傾斜方向への液面傾斜時の液面低下側にあって吸入口13aから離隔する側では大きく、吸入口13aに近接する側では小さくなっている。
具体的には、遮蔽板32は、図3(b)に示すように、例えば金属によりあるいは樹脂等によってその基端側で厚く先端側で薄い断面形状に形成され、ストレーナ13のロワケース15に一体に固定されている。その固定は、かしめや公知の各種の嵌合・係止方式による。もっとも、遮蔽板32は、板金製のストレーナ13のロワケース15に一体に形成されてもよく、ロワケース15のプレス加工時に部分的な曲げまたは突き出し(しぼりを含む)加工を行って遮蔽板32を形成することもできる。遮蔽板32が基端側から先端側まで一定の板厚であってもよいのは勿論である。
なお、図2中におけるバルブボディ12の周囲には、バルブボディ12に装着された複数のソレノイドバルブ等の電気配線17が設けられている。また、ストレーナ13のロワケース15およびアッパケース16にはストレーナ13内のオイルの流れを安定化させるとともに軽量化と所要剛性確保のために内方に一定高さで突出する複数種の突条部13v(内部形状は図示せず)が設けられており、図示していないが、ストレーナ13の内面側にはオイル吸入抵抗を抑えるためにフェルトが貼られている。
次に、作用を説明する。
上述のように構成された本実施形態のオイル吸入装置では、オイルパン11内の液面Lが最も低下し易い特定の傾斜方向にオイル液面Lが傾斜したときにあっても、オイルの量が少なくなっている吸入口13aの液面低下側で吸入抵抗が増大し、オイルの量が多くなっている吸入口13aの液面上昇側で吸入抵抗が減少するため、エアの吸い込みが発生し難くなる。
また、本実施形態では、液面Lのいずれの傾斜方向への傾斜状態でも、吸入口13a近傍における液面Lの高さが吸入口13aより高くなる液面安定領域A内に、吸入口が配置されているので、エアの吸い込みが確実に防止できる。しかも、吸入抵抗手段30は遮蔽板32を設けるだけの簡素な構成で済む。
さらに、遮蔽板32のオイル通路31内への突出高さが、液面低下側であって吸入口13aから離隔する側で大きく、吸入口13aに近接する側で小さくなるように、遮蔽板32が、吸入口13a近傍で吸入口13aの周囲のうち吸入口13aの中心(図2および図3(b)参照)より液面低下側を取り囲んでいるので、特定の傾斜方向における液面低下側からのオイル吸入をより効果的に抑制し、低温時に部分的に吸入口13a近傍でオイルが不足して液面Lが部分的に低下するのを防止できる。
本実施形態では、また、オイルパン11のみならず吸入口13aの位置に対するオイル貯留手段のオイル貯留容量の片寄りを考慮して特定の傾斜方向が設定されることから、ストレーナ13の下面部とオイルパン11の内底面11aの間の隙間であるオイル通路31が狭くなる自動変速機ケース10内で、オイル貯留容量の片寄りが大きく液面低下が大きくなっても、そのときの液面傾斜における吸入口13aの液面低下側からのオイル吸入が確実に抑制され、エアの吸い込みが確実に防止される。特に、地上高の制限からオイルパン11がより浅くなってストレーナ13が水平方向に広がる扁平形状をとるようなオイル吸入装置となっても、エアの吸い込みが確実に防止されることになる。
このように、本実施形態のオイル吸入装置においては、液面Lが最も低下し易い特定の傾斜方向にオイルの液面Lが傾斜したときに、その液面Lが低くなる吸入口13aの液面低下側の吸入抵抗が増大し、液面Lが高くなる吸入口の液面上昇側の吸入抵抗が減少するようにしているので、構成が簡素で、しかも、エアの吸い込みを確実に防止することができる。
(第2の実施の形態)
図4(a)は、本発明の第2の実施の形態に係るオイル吸入装置の概略構成を模式的に示すその側面断面図であり、図4(b)は(a)のB4矢視図である。なお、以下に説明する各実施形態は、ストレーナの吸入口近傍の構成が上述の第1の実施の形態と相違するものの、その他の構成は上述の実施形態と類似するものである。したがって、その類似する構成については図1〜図3に示した符号を用い、相違点についてのみ詳述する。
本実施形態のストレーナ43は、オイルろ過用の公知の濾材であるストレーナ部材14と、このストレーナ部材14を挟んで上下に対向するロワケース45およびアッパケース46とによってバルブボディ12内に連通する吸入通路43pwを形成しており、そのロワケース45の底面側に図4(b)に示すような略小判穴状の吸入口43aがオイルパン11の内底面11aに対し斜めに傾斜して対向するように形成されている。また、アッパケース46にはオイルポンプ側のオイル通路に接続される接続口43bが形成されており、ストレーナ部材14を通過した後のろ過済みオイルが接続口43bからオイルポンプに吸入されるようになっている。
また、本実施形態においても、その特定の傾斜方向への傾斜によって液面Lが低下する吸入口43aの液面低下側(例えば吸入口43aに対し自動変速機ケース10の右方側)に、その液面低下側から吸入口43a側へのオイル吸入抵抗を、特定の傾斜方向への傾斜によって液面Lが上昇する液面上昇側(例えば吸入口43aに対し自動変速機ケース10の左方側)から吸入口43a側へのオイル吸入抵抗よりも大きくする吸入抵抗手段30が設けられている。
この吸入抵抗手段30は、例えば吸入口43aの液面低下側に、ストレーナ43とオイルパン11の内底面11aとの間のオイル通路31を絞る(通路断面積を狭める)ようにそのオイル通路31内に突出する遮蔽板33を有している。
この遮蔽板33は、図4(a)に示すように、吸入口43a近傍で吸入口43aの周囲のうち吸入口43aの中心より液面低下側を取り囲んでおり、遮蔽板33のオイル通路31内への突出高さが特定の傾斜方向への液面傾斜時の液面低下側にあって吸入口43aから離隔する側では大きく、吸入口43aに近接する側では小さくなっている。
遮蔽板33は、例えば板金製のロワケース45のプレス加工時に部分的な曲げおよび突き出し加工を行うことで、ストレーナ43に一体に設けられている。本実施形態では吸入通路43pwが吸入口43aの近傍でオイルパン11の内底面11aに対して傾斜している点で上述の実施形態と相違する。なお、吸入口43aの開口形状は、図4(b)に示すものに限定されないことはいうまでもない。
このような構成により、本実施形態においても、オイルパン11内の液面Lが最も低下し易い特定の傾斜方向にオイル液面Lが傾斜したときに、オイルの量が少なくなっている吸入口43aの液面低下側で吸入抵抗が増大し、オイルの量が多くなっている吸入口43aの液面上昇側で吸入抵抗が減少するので、エアの吸い込みが発生し難くなり、上述の実施形態と同様な効果を得ることができる。また、本実施形態でも、液面Lのいずれの傾斜方向への前記傾斜状態でも、吸入口43a近傍における液面Lの高さが吸入口43aより高くなる液面安定領域A内に吸入口が配置されるので、エアの吸い込みが確実に防止できる。
さらに、遮蔽板33のオイル通路31内への突出高さが、液面低下側であって吸入口43aから離隔する側で大きく、吸入口43aに近接する側で小さくなるように、遮蔽板33が、吸入口43a近傍で吸入口43aの周囲のうち吸入口43aの長手方向両側と液面低下側とを取り囲んでいるので、特定の傾斜方向における液面低下側からのオイル吸入をより効果的に抑制し、低温時に部分的に吸入口43a近傍でオイルが不足して液面Lが部分的に低下するのを防止できる。
これに加え、本実施形態では、遮蔽板33がオイルパン11の内底面に対して斜めに延びる断面形状を有し、液面Lが最も低下し易い特定の傾斜方向への傾斜時にその液中の深さ方向に遮蔽板33が突出していることになるので、液面Lからの所要の離間距離を確保することができ、かつ、仮に路面干渉等によりストレーナ43とオイルパン11との隙間が狭まったり両者が干渉したりしたとても、液面Lとの離間距離を保つとともにストレーナ43への衝撃を緩和することができる。
(第3の実施の形態)
図5(a)は、本発明の第3の実施の形態に係るオイル吸入装置の概略構成を模式的に示すその側面断面図であり、図5(b)は(a)のB5矢視図である。
図5(a)に示すように、本実施形態のストレーナ53は、オイルろ過用の公知の濾材であるストレーナ部材14と、このストレーナ部材14を挟んで上下に対向するロワケース55およびアッパケース56とによってバルブボディ12内に連通する吸入通路53pwを形成しており、そのロワケース55の底面側に図5(b)に示すような吸入口53aがオイルパン11の内底面11aに対し斜めに傾斜して対向するように形成されている。また、アッパケース56にはオイルポンプ側のオイル通路に接続される接続口53bが形成されており、ストレーナ部材14を通過した後のろ過済みオイルが接続口53bからオイルポンプに吸入されるようになっている。
また、本実施形態においても、その特定の傾斜方向への傾斜によって液面Lが低下する吸入口53aの液面低下側(例えば吸入口53aに対し自動変速機ケース10の右方側)に、その液面低下側から吸入口53a側へのオイル吸入抵抗を、特定の傾斜方向への傾斜によって液面Lが上昇する液面上昇側(例えば吸入口53aに対し自動変速機ケース10の左方側)から吸入口53a側へのオイル吸入抵抗よりも大きくする吸入抵抗手段30が設けられている。
この吸入抵抗手段30は、例えば吸入口53aの液面低下側に、ストレーナ53とオイルパン11の内底面11aとの間のオイル通路31を絞る(通路断面積を狭める)ようにそのオイル通路31内に屈曲しつつ突出する遮蔽板34を有している。
この遮蔽板34は、吸入口53a近傍で吸入口53aの周囲のうち吸入口53aの中心より液面低下側を取り囲んでおり、遮蔽板34のオイル通路31内への突出高さが特定の傾斜方向への液面傾斜時の液面低下側にあって吸入口53aから離隔する側では大きく、吸入口53aに近接する側では小さくなっている。
遮蔽板34は、例えば板金製のロワケース55のプレス加工時に部分的な曲げおよび突き出し加工を行うことで、ストレーナ53に一体に設けられている。
このような構成により、本実施形態においても、オイルパン11内の液面Lが最も低下し易い特定の傾斜方向にオイル液面Lが傾斜したときに、オイルの量が少なくなっている吸入口53aの液面低下側で吸入抵抗が増大し、オイルの量が多くなっている吸入口53aの液面上昇側で吸入抵抗が減少するので、エアの吸い込みが発生し難くなり、上述の実施形態とほぼ同様な効果を得ることができる。
それに加え、本実施形態では、遮蔽板34がオイルパン11の内底面に対して断面をくの字形に屈曲させつつオイル通路31内に突出し、液面Lが最も低下し易い特定の傾斜方向への傾斜時にその液中の深い側に遮蔽板34の先端が位置することになるので、液面Lからの所要の離間距離を確保することができる。しかも、遮蔽板34が剛性の高い形状となるので、仮に路面干渉等によりオイルパン11側との隙間が狭まったり干渉したりしたとしても、液面Lとの離間距離を保つことができる。
(第4の実施の形態)
図6は、本発明の第4の実施の形態に係るオイル吸入装置の概略構成を模式的に示すその側面断面図である。
図6に示すように、本実施形態のストレーナ63は、オイルろ過用の公知の濾材であるストレーナ部材14と、このストレーナ部材14を挟んで上下に対向するロワケース65およびアッパケース66とによってバルブボディ12内に連通する吸入通路63pwを形成しており、そのロワケース65の底面側の略小判穴状の吸入口63aは、底面側の一部11bが傾斜したオイルパン11の略水平な内底面11aに対向するように形成されている。また、アッパケース66にはオイルポンプ側のオイル通路に接続される接続口63bが形成されており、ストレーナ部材14を通過した後のろ過済みオイルが接続口63bからオイルポンプに吸入されるようになっている。
本実施形態においても、その特定の傾斜方向への傾斜によって液面Lが低下する吸入口63aの液面低下側(例えば吸入口63aに対し自動変速機ケース10の後方側)に、その液面低下側から吸入口63a側へのオイル吸入抵抗を、特定の傾斜方向への傾斜によって液面Lが上昇する液面上昇側(例えば吸入口63aに対し自動変速機ケース10の前方側)から吸入口63a側へのオイル吸入抵抗よりも大きくする吸入抵抗手段30が設けられている。
この吸入抵抗手段30は、例えばストレーナ63のロワケース65(底面部)の一部分で構成されている。具体的には、ロワケース65の底面部の一部分が、吸入口63aの特定の傾斜方向における液面低下側でオイルパン11の内底面11aとの間のオイル通路31を絞るように、ロワケース65の底面部の他の部分よりもオイルパン11の傾斜した一部11b(内面)に近接している。すなわち、ストレーナ63を部分的に厚くするよう他の部分の形状に対応する図中二点鎖線より底面側に膨出した膨出部35が、ストレーナ63と一体に設けられている。
このような構成により、本実施形態においても、オイルパン11内の液面Lが最も低下し易い特定の傾斜方向にオイル液面Lが傾斜したときに、オイルの量が少なくなっている吸入口63aの液面低下側で吸入抵抗が増大し、オイルの量が多くなっている吸入口63aの液面上昇側で吸入抵抗が減少するので、エアの吸い込みが発生し難くなり、上述の実施形態とほぼ同様な効果を得ることができる。
それに加え、本実施形態では、オイルパンが非常に浅い場合やオイルパンの内底面が傾斜している場合等であっても、別部品を設置することなく効果的な吸入抵抗手段を容易に構成でき、構成が簡素になる。また、オイルストレーナ63内の貯留容量が増加するとともに、オイルストレーナ63の内面に装着されるフェルト面積が増大し、ストレーナ63内の吸入通路63pwの吸入抵抗を低減できることから、吸入中のキャビテーションを確実に防止することができる。
(第5の実施の形態)
図7は、本発明の第5の実施の形態に係るオイル吸入装置の概略構成を模式的に示すその側面断面図である。
図7に示すように、本実施形態のストレーナ73は、オイルろ過用の公知の濾材であるストレーナ部材14と、このストレーナ部材14を挟んで上下に対向するロワケース75およびアッパケース76とによってバルブボディ12内に連通する吸入通路73pwを形成しており、そのロワケース75の底面側の略小判穴状の吸入口73aは、底面側の一部11bが傾斜したオイルパン11の略水平な内底面11aに対向するように形成されている。また、アッパケース76にはオイルポンプ側のオイル通路に接続される接続口73bが形成されており、ストレーナ部材14を通過した後のろ過済みオイルが接続口73bからオイルポンプに吸入されるようになっている。
本実施形態においても、その特定の傾斜方向への傾斜によって液面Lが低下する吸入口73aの液面低下側(例えば吸入口73aに対し自動変速機ケース10の左方側)に、その液面低下側から吸入口73a側へのオイル吸入抵抗を、特定の傾斜方向への傾斜によって液面Lが上昇する液面上昇側(例えば吸入口73aに対し自動変速機ケース10の右方側)から吸入口73a側へのオイル吸入抵抗よりも大きくする吸入抵抗手段30が設けられている。
この吸入抵抗手段30は、例えばストレーナ73のロワケース75(底面部)の一部分で構成されている。具体的には、ロワケース75の底面部の長手方向中央部分が、吸入口73aの特定の傾斜方向における液面低下側でオイルパン11の内底面11aとの間のオイル通路31を絞るように、ロワケース75の底面部の他の部分よりもオイルパン11の内底面11aに近接している。すなわち、ストレーナ73を部分的に厚みを増すように他の部分の形状に対応する図中二点鎖線より底面側に膨出した膨出部36が、ストレーナ73と一体に設けられている。この場合、ストレーナ73とオイルパン11の内底面11aの間のオイル通路31は図7中の左端側から吸入口73aに向かって膨出部36の頂部36aに達するまで徐々に断面積が減少し、吸入口73aの近傍では通路断面積は大きくなる。
このような構成により、本実施形態においても、オイルパン11内の液面Lが最も低下し易い特定の傾斜方向にオイル液面Lが傾斜したときに、オイルの量が少なくなっている吸入口73aの液面低下側で吸入抵抗が増大し、オイルの量が多くなっている吸入口73aの液面上昇側で吸入抵抗が減少するので、エアの吸い込みが発生し難くなり、上述の実施形態、特に第4の実施の形態とほぼ同様な効果を得ることができる。
(第6の実施の形態)
図8は、本発明の第6の実施の形態に係るオイル吸入装置の概略構成を模式的に示すその側面断面図である。
図8に示すように、本実施形態のストレーナ83は、オイルろ過用の公知の濾材であるストレーナ部材14と、このストレーナ部材14を挟んで上下に対向するロワケース85およびアッパケース86とによってバルブボディ12内に連通する吸入通路83pwを形成しており、そのロワケース85の底面側の略小判穴状の吸入口83aは、底面側の一部11bが傾斜したオイルパン11の略水平な内底面11aに対向するように形成されている。また、アッパケース86にはオイルポンプ側のオイル通路に接続される接続口83bが形成されており、ストレーナ部材14を通過した後のろ過済みオイルが接続口83bからオイルポンプに吸入されるようになっている。
本実施形態においても、その特定の傾斜方向への傾斜によって液面Lが低下する吸入口83aの液面低下側(例えば吸入口83aに対し自動変速機ケース10の後方側)に、その液面低下側から吸入口83a側へのオイル吸入抵抗を、特定の傾斜方向への傾斜によって液面Lが上昇する液面上昇側(例えば吸入口83aに対し自動変速機ケース10の前方側)から吸入口83a側へのオイル吸入抵抗よりも大きくする吸入抵抗手段30が設けられている。
この吸入抵抗手段30は、例えばストレーナ83のロワケース85(底面部)の一部分で構成されている。具体的には、ロワケース85の底面部の図中左端側から吸入口83aの近傍までの部分が、吸入口83aの特定の傾斜方向における液面低下側でオイルパン11の内底面11aとの間のオイル通路31を絞るように、ロワケース85の底面部の他の部分(図中右端側の部分)よりもオイルパン11の内底面11aに近接している。すなわち、ストレーナ83を部分的に厚みを増すように他の部分の形状に対応する図中二点鎖線より底面側に膨出させた膨出部37として、ストレーナ83と一体に設けられている。この場合、ストレーナ83とオイルパン11の内底面11aの間のオイル通路31は図8中の左端側から吸入口83aに向かって膨出部37の頂部37aに達するまで徐々に断面積が減少し、吸入口83aの近傍では通路断面積は急に大きくなっている。また、膨出部37の頂部37a付近と吸入口83aの直下近傍とではオイル通路31の断面積が大きく相違している。
このような構成により、本実施形態においても、オイルパン11内の液面Lが最も低下し易い特定の傾斜方向にオイル液面Lが傾斜したときに、オイルの量が少なくなっている吸入口83aの液面低下側で吸入抵抗が増大し、オイルの量が多くなっている吸入口83aの液面上昇側で吸入抵抗が減少するので、エアの吸い込みが発生し難くなり、上述の実施形態とほぼ同様な効果を得ることができる。
なお、上述の各実施の形態においては、遮蔽板が吸入口に対して変速機ケースの前後左右のいずれかになっていたが、自動変速機ケース10の形状や車両搭載時の向きによっては特定の傾斜方向が車両の前後方向に対して斜めに交差する斜め前後方向となることもあり得る。また、遮蔽板の断面が湾曲するものであってもよいし、吸入口の特定の傾斜方向における液面低下側を取り囲む円弧状の膨出部を形成することもできる。
以上説明したように、本発明に係るオイル吸入装置は、液面が最も低下し易い特定の傾斜方向にオイルの液面が傾斜したときに、その液面が低くなる吸入口の液面低下側の吸入抵抗が増大し、液面が高くなる吸入口の液面上昇側の吸入抵抗が減少するようにしているので、構成が簡素で、しかも、エアの吸い込みを確実に防止することのできるオイル吸入装置を提供することができるという効果を奏するものであり、オイル吸入装置、特に車両の自動変速機の下部に設けられるオイル吸入装置全般に有用である。
本発明の第1の実施の形態に係るオイル吸入装置の概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るオイル吸入装置が搭載された自動変速機のオイルパンを取り外した状態の要部下面図である。 (a)は本発明の第1の実施の形態に係るオイル吸入装置における吸入口の設定範囲を説明する説明図、(b)はその一例の吸入口形状を示すその部分拡大図である。 (a)は、本発明の第2の実施の形態に係るオイル吸入装置の概略構成を模式的に示すその側面断面図であり、(b)は(a)のB4矢視図である。 (a)は、本発明の第3の実施の形態に係るオイル吸入装置の概略構成を模式的に示すその側面断面図であり、(b)は(a)のB5矢視図である。 本発明の第4の実施の形態に係るオイル吸入装置の概略構成を模式的に示すその側面断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係るオイル吸入装置の概略構成を模式的に示すその側面断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係るオイル吸入装置の概略構成を模式的に示すその側面断面図である。
符号の説明
10 自動変速機ケース(オイル貯留手段)
10a 開口部
11 オイルパン(オイル貯留手段)
11a 内底面
12 バルブボディ(油圧回路)
13、43、53、63、73、83 ストレーナ
13a、43a、53a、63a、73a、83a 吸入口
13b、43b、53b、63b、73b、83b 接続口
13pw、43pw、53pw、63pw、73pw、83pw 吸入通路
13v 突条部
14 ストレーナ部材(濾材、フィルタ)
15、45、55、65、75、85 ロワケース
16、46、56、66、76、86 アッパケース
17 電気配線
30 吸入抵抗手段
31 オイル通路
32、33、34 遮蔽板
35、36、37 膨出部
36a、37a 頂部

Claims (8)

  1. 車両に搭載される油圧回路に給排されるオイルを少なくともオイルパンに貯留するオイル貯留手段と、前記オイルパンの内底面に対向する吸入口を有するストレーナとを備え、前記オイル貯留手段に貯留されたオイルを前記ストレーナを通して吸入するオイル吸入装置において、
    前記オイル貯留手段が、貯留された前記オイルの移動によって前記オイルの液面が傾斜するときに前記吸入口近傍における前記液面の高さが前記液面の傾斜方向によって変化するとともに、前記液面の傾斜方向のうち特定の傾斜方向で前記吸入口近傍における前記液面の高さが他の傾斜方向よりも低くなるように構成され、
    前記特定の傾斜方向への前記傾斜によって前記液面が低下する前記吸入口の液面低下側に、該液面低下側から前記吸入口側へのオイル吸入抵抗を、前記特定の傾斜方向への前記傾斜によって前記液面が上昇する液面上昇側から前記吸入口側へのオイル吸入抵抗よりも大きくする吸入抵抗手段が設けられていることを特徴とするオイル吸入装置。
  2. 前記液面のいずれの傾斜方向への前記傾斜状態でも前記吸入口近傍における前記液面の高さが前記吸入口より高くなる液面安定領域内に、前記吸入口が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のオイル吸入装置。
  3. 前記吸入抵抗手段が、前記吸入口の前記液面低下側に、前記ストレーナと前記オイルパンの内底面との間のオイル通路を絞るよう該オイル通路内に突出する遮蔽板を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のオイル吸入装置。
  4. 前記遮蔽板の前記オイル通路内への突出高さが、前記液面低下側であって前記吸入口から離隔する側で大きく、前記吸入口に近接する側で小さくなるように、前記遮蔽板が、前記吸入口近傍で前記吸入口の周囲のうち前記吸入口の中心より前記液面低下側を取り囲んでいることを特徴とする請求項3に記載のオイル吸入装置。
  5. 前記吸入抵抗手段が前記ストレーナの底面部の一部分で構成され、前記底面部の一部分が、前記吸入口の前記液面低下側で前記オイルパンの内底面との間のオイル通路を絞るように前記底面部の他の部分より前記オイルパンの内底面に近接していることを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいずれか1の請求項に記載のオイル吸入装置。
  6. 前記オイル貯留手段に貯留されたオイルが移動して前記オイルパンの内底面に対し前記オイルの液面が傾斜するときに前記オイル貯留手段内における前記吸入口の一方側と他方側とのオイル貯留容量の差が前記液面の傾斜方向によって異なるとともに、前記吸入口の一方側と他方側のオイル貯留容量の差が前記他の傾斜方向より前記特定の傾斜方向で大きくなり、前記特定の傾斜方向における前記吸入口の前記液面上昇側でオイル貯留容量が最も大きくなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちいずれか1の請求項に記載のオイル吸入装置。
  7. 前記油圧回路が、前記車両の動力伝達装置内に設けられるとともに、前記ストレーナの上方に複数のバルブを収納するバルブボディを有し、前記ストレーナ内のオイル吸入通路が前記バルブボディ内に連通していることを特徴とする請求項1ないし請求項6のうちいずれか1の請求項に記載のオイル吸入装置。
  8. 前記動力伝達装置が自動変速機であることを特徴とする請求項7に記載のオイル吸入装置。
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