JP2014111601A - フルオロプロペンを製造する方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】式:CF3CY=CXNHP(式中、X及びYは、独立に、水素であるか、又は
フッ素、塩素、臭素及びヨウ素から成る群より選択されるハロゲンであり;そしてN及び
Pは、独立に、(N+P)=2という条件下で0,1又は2に等しい整数である)で表さ
れるフルオロプロペンを、対応するハロプロパンから調製するための脱ハロゲン化水素法
を提供する。
【解決手段】本発明の方法は、式:CF3C(YR1)C(XNHPR2)(式中、R1
、R2、X及びYのうちの少なくとも1つは、ハロゲンであり、そして隣接している炭素
原子上に少なくとも1つの水素及び1つのハロゲンが存在しているという条件下でR1、
R2、X及びYは、独立に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及びヨウ素から選択
されるハロゲンである)で表されるハロプロパンを、熱分解による脱ハロゲン化水素が起
こる温度まで、触媒を使用して又は使用せずに加熱する工程を含む。
【選択図】なし
フッ素、塩素、臭素及びヨウ素から成る群より選択されるハロゲンであり;そしてN及び
Pは、独立に、(N+P)=2という条件下で0,1又は2に等しい整数である)で表さ
れるフルオロプロペンを、対応するハロプロパンから調製するための脱ハロゲン化水素法
を提供する。
【解決手段】本発明の方法は、式:CF3C(YR1)C(XNHPR2)(式中、R1
、R2、X及びYのうちの少なくとも1つは、ハロゲンであり、そして隣接している炭素
原子上に少なくとも1つの水素及び1つのハロゲンが存在しているという条件下でR1、
R2、X及びYは、独立に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及びヨウ素から選択
されるハロゲンである)で表されるハロプロパンを、熱分解による脱ハロゲン化水素が起
こる温度まで、触媒を使用して又は使用せずに加熱する工程を含む。
【選択図】なし
Description
(発明の背景)
本発明は、市販の容易に入手可能な出発原料を使用して、工業的規模で且つ好収率でフ
ルオロプロペンを製造する方法に関する。更に詳しくは、本発明は、非アルコール溶媒中
における実質的に相溶性のアルカリ金属水酸化物若しくはアルカリ土類金属水酸化物の溶
液と反応させることによって、又は、熱分解によって、ハロプロパンを脱ハロゲン化水素
してフルオロプロペンを製造する方法に関する。
本発明は、市販の容易に入手可能な出発原料を使用して、工業的規模で且つ好収率でフ
ルオロプロペンを製造する方法に関する。更に詳しくは、本発明は、非アルコール溶媒中
における実質的に相溶性のアルカリ金属水酸化物若しくはアルカリ土類金属水酸化物の溶
液と反応させることによって、又は、熱分解によって、ハロプロパンを脱ハロゲン化水素
してフルオロプロペンを製造する方法に関する。
様々な飽和及び不飽和のハロゲン含有C3化合物の接触気相フッ素化によるCF3CH
=CH2のようなフルオロプロペンの製造は、米国特許第2,889,379号;第4,
798,818号;及び第4,465,786号に記載されている。米国特許第5,53
2,419号は、クロロ−又はブロモ−ハロフルオロカーボン及びHFを使用するフルオ
ロアルケンを調製するための気相接触法を開示している。欧州特許第974,571号は
、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(HFC−245fa)を、気相におい
て高温でクロムベースの触媒と接触させることによって、又は、液相においてKOH、N
aOH、Ca(OH)2若しくはMg(OH)2のアルコール溶液と接触させることによ
って、1,1,1,3−テトラフルオロプロペンを調製することを開示している。
=CH2のようなフルオロプロペンの製造は、米国特許第2,889,379号;第4,
798,818号;及び第4,465,786号に記載されている。米国特許第5,53
2,419号は、クロロ−又はブロモ−ハロフルオロカーボン及びHFを使用するフルオ
ロアルケンを調製するための気相接触法を開示している。欧州特許第974,571号は
、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(HFC−245fa)を、気相におい
て高温でクロムベースの触媒と接触させることによって、又は、液相においてKOH、N
aOH、Ca(OH)2若しくはMg(OH)2のアルコール溶液と接触させることによ
って、1,1,1,3−テトラフルオロプロペンを調製することを開示している。
特に関心が持たれているフルオロプロペンは、1,3,3,3−テトラフルオロプロペ
ン(HFC−1234ze)であって、地球を温暖化する可能性が低い冷媒として潜在的
な用途を有する。しかしながら、この材料は、現在、商業量で利用できない。HFC−1
234zeを作る従来の技術は、気相触媒の存在下で、1,1,1,3,3−ペンタクロ
ロプロパン(HCC−240fa)とHFとを使用するフッ素化法である。HFC−12
34zeは、比較的少ない量で、すなわち、有機反応生成物のガスクロマトグラフ(GC
)において約8面積%未満で生成する反応の副産物である。
ン(HFC−1234ze)であって、地球を温暖化する可能性が低い冷媒として潜在的
な用途を有する。しかしながら、この材料は、現在、商業量で利用できない。HFC−1
234zeを作る従来の技術は、気相触媒の存在下で、1,1,1,3,3−ペンタクロ
ロプロパン(HCC−240fa)とHFとを使用するフッ素化法である。HFC−12
34zeは、比較的少ない量で、すなわち、有機反応生成物のガスクロマトグラフ(GC
)において約8面積%未満で生成する反応の副産物である。
その方法は、所望の生成物であるHFC−1234zeに関する選択性が低いので、非
常に不経済である。その反応は、実際には、HFC−245faの製造を意図しているも
のであって、HFC−1234zeは副産物として少量が生成する。厄介なことに、その
方法は、大量のHF及びHClのような有害物質を処理する工程を含んでいる。
常に不経済である。その反応は、実際には、HFC−245faの製造を意図しているも
のであって、HFC−1234zeは副産物として少量が生成する。厄介なことに、その
方法は、大量のHF及びHClのような有害物質を処理する工程を含んでいる。
Henne et al.,J.Am.Chem.Soc.,68,496−497(1
946)では、例えばアルコール性KOHを使用してCF3CH2CF3から様々なフル
オロプロペンを合成することが記載されているが、その成功の程度は様々である。例えば
、いくつかの場合では、脱ハロゲン化水素に失敗したことを述べている。別の場合では、
長い反応時間(3日)が必要であったり、又は、生成収率が比較的低かった(40%、6
5%)。
946)では、例えばアルコール性KOHを使用してCF3CH2CF3から様々なフル
オロプロペンを合成することが記載されているが、その成功の程度は様々である。例えば
、いくつかの場合では、脱ハロゲン化水素に失敗したことを述べている。別の場合では、
長い反応時間(3日)が必要であったり、又は、生成収率が比較的低かった(40%、6
5%)。
Tarrant,et al.,J.Am.Chem.Soc.,77.2783−2
786(1955)には:(1)3−ブロモ−1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン
から出発する方法、すなわちそれを水中KOH熱溶液と反応させることによる方法;及び
、(2) 3−ブロモ−1,1,3,3−テトラフルオロプロペンから出発する方法、す
なわちそれを150℃でHFと反応させ、その反応生成物をKOH溶液で中和することに
よる方法でのCF3CH=CF2の合成が記載されていた。
786(1955)には:(1)3−ブロモ−1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン
から出発する方法、すなわちそれを水中KOH熱溶液と反応させることによる方法;及び
、(2) 3−ブロモ−1,1,3,3−テトラフルオロプロペンから出発する方法、す
なわちそれを150℃でHFと反応させ、その反応生成物をKOH溶液で中和することに
よる方法でのCF3CH=CF2の合成が記載されていた。
Kimura,et al.,J.Org.Chem.48,195−198 (198
3)には、水性KOHと、ポリエチレングリコール及びポリエチレングリコールグラフト
化コポリマーをベースとする相間移動触媒とを使用して臭素化化合物を多相脱ハロゲン化
水素することが記載されている。水性KOHと相間移動触媒とを使用するフルオロプロパ
ンの脱ハロゲン化水素によるフルオロプロペンの調製は、米国特許第6,548,719
号で開示されているが、改良された収率及び選択性を有している。
3)には、水性KOHと、ポリエチレングリコール及びポリエチレングリコールグラフト
化コポリマーをベースとする相間移動触媒とを使用して臭素化化合物を多相脱ハロゲン化
水素することが記載されている。水性KOHと相間移動触媒とを使用するフルオロプロパ
ンの脱ハロゲン化水素によるフルオロプロペンの調製は、米国特許第6,548,719
号で開示されているが、改良された収率及び選択性を有している。
触媒を使用して又は触媒を使用せずに、高い収率及び選択性で、商業的にフルオロプロ
ペンを製造できる手段に関するニーズが絶えず存在する。
ペンを製造できる手段に関するニーズが絶えず存在する。
本発明は、フルオロプロペンを、高い収率及び選択性で商業的に製造できる2つの新規
な脱ハロゲン化水素法を提供する。本発明の一つの面にしたがって、次式CF3CY=C
XNHP(式中、X及びYは、独立に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及び沃素
から選択されるハロゲンであり、そしてN及びPは、独立に、(N+P)=2という条件
下で0,1又は2に等しい整数である)で表されるフルオロプロペンを調製する脱ハロゲ
ン化水素法を提供する。
な脱ハロゲン化水素法を提供する。本発明の一つの面にしたがって、次式CF3CY=C
XNHP(式中、X及びYは、独立に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及び沃素
から選択されるハロゲンであり、そしてN及びPは、独立に、(N+P)=2という条件
下で0,1又は2に等しい整数である)で表されるフルオロプロペンを調製する脱ハロゲ
ン化水素法を提供する。
(式中、R1、R2、X及びYのうちの少なくとも1つは、ハロゲンであり、そして隣接
している炭素原子上に少なくとも1つの水素及び1つのハロゲンが存在しているという条
件下でR1、R2、X及びYは、独立に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及び沃
素から選択されるハロゲンである)で表されるハロプロパンを、ハロプロパンと少なくと
も実質的に相溶性である非水非アルコール溶媒中少なくとも1種のアルカリ金属水酸化物
又はアルカリ土類金属水酸化物の溶液と触媒を使用せずに反応させる。その場合、前記反
応は、脱ハロゲン化水素が起こる温度で行う。
している炭素原子上に少なくとも1つの水素及び1つのハロゲンが存在しているという条
件下でR1、R2、X及びYは、独立に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及び沃
素から選択されるハロゲンである)で表されるハロプロパンを、ハロプロパンと少なくと
も実質的に相溶性である非水非アルコール溶媒中少なくとも1種のアルカリ金属水酸化物
又はアルカリ土類金属水酸化物の溶液と触媒を使用せずに反応させる。その場合、前記反
応は、脱ハロゲン化水素が起こる温度で行う。
触媒を使用しないで行われる反応では、より清浄な反応生成物が生成するので、それに
より生成物の調製及び単離が単純化される。ハロプロパンは、CF3CH2CF2H(H
FC−245faとしても公知である市販の化合物)又はHFC−245fa製造時の副
産物であるCF3CH2CHClF(HCFC−244fa)であることができる。両方
のハロプロパンは、脱ハロゲン化水素により、HFC−1234zeを形成する。
より生成物の調製及び単離が単純化される。ハロプロパンは、CF3CH2CF2H(H
FC−245faとしても公知である市販の化合物)又はHFC−245fa製造時の副
産物であるCF3CH2CHClF(HCFC−244fa)であることができる。両方
のハロプロパンは、脱ハロゲン化水素により、HFC−1234zeを形成する。
本発明の別の面にしたがって、次式CF3CY=CXNHP(式中、X及びYは、独立
に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及び沃素から選択されるハロゲンであり、そ
してN及びPは、独立に、(N+P)=2という条件下で0,1又は2に等しい整数であ
る)で表されるフルオロプロペンを調製する脱ハロゲン化水素法を提供する。前記方法は
、熱分解による脱ハロゲン化水素が起こる温度まで、下式:
に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及び沃素から選択されるハロゲンであり、そ
してN及びPは、独立に、(N+P)=2という条件下で0,1又は2に等しい整数であ
る)で表されるフルオロプロペンを調製する脱ハロゲン化水素法を提供する。前記方法は
、熱分解による脱ハロゲン化水素が起こる温度まで、下式:
(式中、R1、R2、X及びYのうちの少なくとも1つは、ハロゲンであり、そして隣接
している炭素原子上に少なくとも1つの水素及び1つのハロゲンが存在しているという条
件下でR1、R2、X及びYは、独立に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及び沃
素から選択されるハロゲンである)で表されるハロプロパンを加熱する工程を含む。熱分
解反応は、ハロゲン化水素を除去するための触媒、例えば遷移金属ハロゲン化物及び遷移
金属酸化物及びそれらの組み合わせ、好ましくはハロゲン化鉄、ハロゲン化ニッケル、ハ
ロゲン化コバルト及びそれらの組み合わせを使用して又は使用せずに行うことができる。
HFC−245fa及びCF3CH2CHClF(HCFC244fa)も、本発明の熱
分解反応によって反応させて、HFC−1234zeを形成できる。
している炭素原子上に少なくとも1つの水素及び1つのハロゲンが存在しているという条
件下でR1、R2、X及びYは、独立に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及び沃
素から選択されるハロゲンである)で表されるハロプロパンを加熱する工程を含む。熱分
解反応は、ハロゲン化水素を除去するための触媒、例えば遷移金属ハロゲン化物及び遷移
金属酸化物及びそれらの組み合わせ、好ましくはハロゲン化鉄、ハロゲン化ニッケル、ハ
ロゲン化コバルト及びそれらの組み合わせを使用して又は使用せずに行うことができる。
HFC−245fa及びCF3CH2CHClF(HCFC244fa)も、本発明の熱
分解反応によって反応させて、HFC−1234zeを形成できる。
(発明の詳細な説明)
本発明は、次式CF3CY=CXNHP(式中、X及びYは、独立に、水素であるか、
又はフッ素、塩素、臭素及び沃素から選択されるハロゲンであり;そしてN及びPは、独
立に、(N+P)=2という条件下で0,1又は2に等しい整数である)で表されるフル
オロプロペンを調製する方法として一般的に説明できる。
本発明は、次式CF3CY=CXNHP(式中、X及びYは、独立に、水素であるか、
又はフッ素、塩素、臭素及び沃素から選択されるハロゲンであり;そしてN及びPは、独
立に、(N+P)=2という条件下で0,1又は2に等しい整数である)で表されるフル
オロプロペンを調製する方法として一般的に説明できる。
フルオロプロペンを調製できる2つの脱ハロゲン化水素法を開示する。前記2つの方法
は、下式:
は、下式:
(式中、R1、R2、X及びYのうちの少なくとも1つは、ハロゲンであり、そして隣接
している炭素原子上に少なくとも1つの水素及び1つのハロゲンが存在しているという条
件下でR1、R2、X及びYは、独立に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及び沃
素から選択されるハロゲンである)を有するハロプロパンを脱ハロゲン化水素する。
している炭素原子上に少なくとも1つの水素及び1つのハロゲンが存在しているという条
件下でR1、R2、X及びYは、独立に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及び沃
素から選択されるハロゲンである)を有するハロプロパンを脱ハロゲン化水素する。
本発明で包含できるハロプロパンとしては、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロ
パン又はHFC−245fa及び1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパン
又はHCFC−244faが挙げられる。これらの材料を製造するための様々な方法は、
米国特許第5,710,352号;第5,969,198号;第5,728,904号;
及び第6,023,004号に記載されている。米国特許第5,574,192号に記載
されている別の方法は、経済的で、大規模用途に適していると言われており、また、市販
の原料を容易に使用できる。その特許の方法では、以下の2つの工程:すなわち、(1)
CCl4を塩化ビニルと反応させることによってCCl3CH2CHCl2を形成させる
工程;及び(2)ハロゲン化アンチモン、ハロゲン化ニオブ、ハロゲン化砒素、ハロゲン
化タンタル;ハロゲン化錫;ハロゲン化チタン;アンチモン混合ハロゲン化物;ニオブ混
合ハロゲン化物、砒素混合ハロゲン化物、タンタル混合ハロゲン化物、混合ハロゲン化錫
;混合ハロゲン化チタン及びそれらの混合物から選択されるフッ素化触媒の存在下でHF
と反応させることによってCCl3CH2CHCl2をCF3CH2CHF2及びCF3
CH2CHFClへと転化させる工程を使用している。フッ素化中の材料、例えばCF3
CH2CHCl2をその後の運転で再循環させてもよい。フッ素化中の材料であるCF3
CH2CHClF又はHFC−244faも、フルオロプロペンを製造するために本発明
における出発原料として使用できる。而して、上記の方法を利用して、本発明方法のため
の2つの異なる出発原料を得ることができる。
パン又はHFC−245fa及び1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパン
又はHCFC−244faが挙げられる。これらの材料を製造するための様々な方法は、
米国特許第5,710,352号;第5,969,198号;第5,728,904号;
及び第6,023,004号に記載されている。米国特許第5,574,192号に記載
されている別の方法は、経済的で、大規模用途に適していると言われており、また、市販
の原料を容易に使用できる。その特許の方法では、以下の2つの工程:すなわち、(1)
CCl4を塩化ビニルと反応させることによってCCl3CH2CHCl2を形成させる
工程;及び(2)ハロゲン化アンチモン、ハロゲン化ニオブ、ハロゲン化砒素、ハロゲン
化タンタル;ハロゲン化錫;ハロゲン化チタン;アンチモン混合ハロゲン化物;ニオブ混
合ハロゲン化物、砒素混合ハロゲン化物、タンタル混合ハロゲン化物、混合ハロゲン化錫
;混合ハロゲン化チタン及びそれらの混合物から選択されるフッ素化触媒の存在下でHF
と反応させることによってCCl3CH2CHCl2をCF3CH2CHF2及びCF3
CH2CHFClへと転化させる工程を使用している。フッ素化中の材料、例えばCF3
CH2CHCl2をその後の運転で再循環させてもよい。フッ素化中の材料であるCF3
CH2CHClF又はHFC−244faも、フルオロプロペンを製造するために本発明
における出発原料として使用できる。而して、上記の方法を利用して、本発明方法のため
の2つの異なる出発原料を得ることができる。
更に、本明細書で開示されるいずれの方法によっても、脱フッ化水素反応によってフル
オロアルケンCF3CH=CFHへと直接転化させるための本発明方法の出発原料として
使用するためのCF3CH2CF2Hの商業量は、ニュージャージー州モリスタウンにあ
るHoneywell International Inc.から入手できる。フルオロ
プロペン及び/又はフルオロハロプロペンを製造するための他の有用な出発原料としては
:CF3CH2CF2Br;CF3CH2CF2I;CF3CHFCF2Br;CF3C
H2CH2Cl;CF3CH2CH2Br;CF3CH2CH2I;CF3CHBrCF
2Br;CF3CHClCF2Cl;CF3CH2CFHCl;CF3CH2CFHBr
;CF3CHClCF2H;CF3CH2CCl3;CF3CH2CF3などが挙げられ
る。
オロアルケンCF3CH=CFHへと直接転化させるための本発明方法の出発原料として
使用するためのCF3CH2CF2Hの商業量は、ニュージャージー州モリスタウンにあ
るHoneywell International Inc.から入手できる。フルオロ
プロペン及び/又はフルオロハロプロペンを製造するための他の有用な出発原料としては
:CF3CH2CF2Br;CF3CH2CF2I;CF3CHFCF2Br;CF3C
H2CH2Cl;CF3CH2CH2Br;CF3CH2CH2I;CF3CHBrCF
2Br;CF3CHClCF2Cl;CF3CH2CFHCl;CF3CH2CFHBr
;CF3CHClCF2H;CF3CH2CCl3;CF3CH2CF3などが挙げられ
る。
本発明の別の態様では、HCFC−244fa及び/又はHFC−245faは、1,
1,1,3,3−ペンタクロロプロパン(HCC−240fa)をフッ素化することによ
って調製できる。この態様では、予備工程において、本発明の方法は、当業において公知
のように、好ましくはフッ素化触媒の存在下において、気相又は液相で、1,1,1,3
,3−ペンタクロロプロパン(HCC−240fa)を、フッ化水素(HF)と反応させ
ることによるHCFC−244fa及び/又はHFC−245faの形成を含む。
1,1,3,3−ペンタクロロプロパン(HCC−240fa)をフッ素化することによ
って調製できる。この態様では、予備工程において、本発明の方法は、当業において公知
のように、好ましくはフッ素化触媒の存在下において、気相又は液相で、1,1,1,3
,3−ペンタクロロプロパン(HCC−240fa)を、フッ化水素(HF)と反応させ
ることによるHCFC−244fa及び/又はHFC−245faの形成を含む。
その結果として、2つの生成物、すなわちHCFC−244fa及び/又はHFC−2
45faの一方または両方の反応生成物が生じる。本発明の好ましい態様では、HF対H
CC−240faのモル比は、好ましくは約2:1〜約100:1;更に好ましくは約4
:1〜約50:1;及び最も好ましくは約5:1〜約20:1である。
45faの一方または両方の反応生成物が生じる。本発明の好ましい態様では、HF対H
CC−240faのモル比は、好ましくは約2:1〜約100:1;更に好ましくは約4
:1〜約50:1;及び最も好ましくは約5:1〜約20:1である。
有用なフッ素化触媒としては、好ましくは活性炭又はフッ素化アルミナに担持された、
遷移金属ハロゲン化物、IVb族及びVb族金属のハロゲン化物及びそれらの組み合わせ
が挙げられるが、それらに限定されない。更に詳しくは、好ましい気相フッ素化触媒とし
ては、SbCl5、SbCl3、SbF5、TaCl5、SnC14、NbCl5、Ti
Cl4、MoCl5、Cr2O3、Cr2O/Al2O3、Cr2O3/AlF3、Cr
2O3/炭素、CoCl2/Cr2O3/Al2O3、NiCl2/Cr2O3/Al2
O3、CoCl2/AlF3、NiCl2/AlF3及びそれらの混合物が挙げられるが
、それらに限定されない。好ましい液相フッ素化触媒としては、SbCl5、SbC13
、SbF5、TaCl5、SnCl4、NbCl5、TiCl4及びMoCl5が挙げら
れるが、それらに限定されない。HFによる前処理後に、又はHFの存在下での反応中に
、上記触媒は部分的にフッ素化されると理解される。その内容を参照により本明細書に引
用したものとする米国特許第5,155,082号には、酸化クロム/酸化アルミニウム
触媒が記載されている。結晶質酸化クロム又はアモルファス酸化クロムのような酸化クロ
ム(III)は、好ましい気相フッ素化触媒であり、アモルファス酸化クロムは最も好ま
しい気相触媒である。酸化クロム(Cr2O3)は、様々な粒径で購入できる市販の材料
である。担持されていないSbCl5及びSbCl3ハロゲン化物は、好ましい液相触媒
である。これらの液相触媒の両方が、市販されており、当業において公知である。少なく
とも98%の純度を有するフッ素化触媒が好ましい。フッ素化触媒は、反応を駆動するの
に充分な量で存在する。フッ素化反応は任意の適当なフッ素化反応器又はリアクタで行う
ことができるが、その反応器は、フッ化水素の腐食作用に耐える材料、例えばニッケル及
びその合金(ハステロイ、インコネル、インコロイ及びモネルが挙げられる)から造るべ
きであるか、又は、フルオロポリマーで裏張りされた容器から造るべきである。
遷移金属ハロゲン化物、IVb族及びVb族金属のハロゲン化物及びそれらの組み合わせ
が挙げられるが、それらに限定されない。更に詳しくは、好ましい気相フッ素化触媒とし
ては、SbCl5、SbCl3、SbF5、TaCl5、SnC14、NbCl5、Ti
Cl4、MoCl5、Cr2O3、Cr2O/Al2O3、Cr2O3/AlF3、Cr
2O3/炭素、CoCl2/Cr2O3/Al2O3、NiCl2/Cr2O3/Al2
O3、CoCl2/AlF3、NiCl2/AlF3及びそれらの混合物が挙げられるが
、それらに限定されない。好ましい液相フッ素化触媒としては、SbCl5、SbC13
、SbF5、TaCl5、SnCl4、NbCl5、TiCl4及びMoCl5が挙げら
れるが、それらに限定されない。HFによる前処理後に、又はHFの存在下での反応中に
、上記触媒は部分的にフッ素化されると理解される。その内容を参照により本明細書に引
用したものとする米国特許第5,155,082号には、酸化クロム/酸化アルミニウム
触媒が記載されている。結晶質酸化クロム又はアモルファス酸化クロムのような酸化クロ
ム(III)は、好ましい気相フッ素化触媒であり、アモルファス酸化クロムは最も好ま
しい気相触媒である。酸化クロム(Cr2O3)は、様々な粒径で購入できる市販の材料
である。担持されていないSbCl5及びSbCl3ハロゲン化物は、好ましい液相触媒
である。これらの液相触媒の両方が、市販されており、当業において公知である。少なく
とも98%の純度を有するフッ素化触媒が好ましい。フッ素化触媒は、反応を駆動するの
に充分な量で存在する。フッ素化反応は任意の適当なフッ素化反応器又はリアクタで行う
ことができるが、その反応器は、フッ化水素の腐食作用に耐える材料、例えばニッケル及
びその合金(ハステロイ、インコネル、インコロイ及びモネルが挙げられる)から造るべ
きであるか、又は、フルオロポリマーで裏張りされた容器から造るべきである。
フッ化水素(HF)中の水は、フッ素化触媒と反応し、前記触媒を失活させる。而して
、実質的に無水のフッ化水素が好ましい。「実質的に無水」とは、HFが、約0.05重
量%未満、好ましくは約0.02重量%未満の水を含んでいることを意味している。しか
しながら、当業者は、HF中に水が存在している場合、使用される触媒の量を増やすこと
によって補償できることを理解している。
、実質的に無水のフッ化水素が好ましい。「実質的に無水」とは、HFが、約0.05重
量%未満、好ましくは約0.02重量%未満の水を含んでいることを意味している。しか
しながら、当業者は、HF中に水が存在している場合、使用される触媒の量を増やすこと
によって補償できることを理解している。
HCC−240faの液相フッ素化は、好ましくは約50℃〜約450℃、更に好まし
くは約60℃〜約180℃、そして最も好ましくは約65℃〜150℃の温度で行う。好
ましくは、フッ素化は、約50psig〜約400psigの圧力で行う。無水HFを反
応器に供給しながら、好ましくは、反応器を所望のフッ素化反応温度まで予熱する。HC
C−240fa及びHFを、本明細書に記載している所望の温度及び圧力で反応器に供給
できる。本発明の好ましい態様では、HCC−240fa及びHFのいずれか又は両方を
、反応器に入れる前に、予蒸発させるか又は予熱する。
くは約60℃〜約180℃、そして最も好ましくは約65℃〜150℃の温度で行う。好
ましくは、フッ素化は、約50psig〜約400psigの圧力で行う。無水HFを反
応器に供給しながら、好ましくは、反応器を所望のフッ素化反応温度まで予熱する。HC
C−240fa及びHFを、本明細書に記載している所望の温度及び圧力で反応器に供給
できる。本発明の好ましい態様では、HCC−240fa及びHFのいずれか又は両方を
、反応器に入れる前に、予蒸発させるか又は予熱する。
HCC−240fa及びHFを、フッ素化触媒を使用して、気相で反応させるとき、H
CC−240fa及びHFを、本明細書に記載してある所望の温度及び圧力で反応器に供
給できる。無水HFを反応器に供給しながら、反応器をフッ素化反応温度まで予熱する。
HCC−240fa及びHFは、任意の都合のよい温度及び圧力で反応器に供給できる。
好ましい態様では、反応器に入れる前に、HCC−240fa及びHFのいずれか又は両
方を、約30℃〜約300℃の温度で予蒸発させるか又は予熱する。別の態様では、HC
C−240fa及びHFを、反応器で蒸発させる。
CC−240fa及びHFを、本明細書に記載してある所望の温度及び圧力で反応器に供
給できる。無水HFを反応器に供給しながら、反応器をフッ素化反応温度まで予熱する。
HCC−240fa及びHFは、任意の都合のよい温度及び圧力で反応器に供給できる。
好ましい態様では、反応器に入れる前に、HCC−240fa及びHFのいずれか又は両
方を、約30℃〜約300℃の温度で予蒸発させるか又は予熱する。別の態様では、HC
C−240fa及びHFを、反応器で蒸発させる。
次いで、HF及びHCC−240faの供給を、所望のモル比に調整する。HF対HC
C−240faのモル比は、好ましくは約2:1〜約100:1;更に好ましくは約4:
1〜約50:1;そして最も好ましくは約5:1〜約20:1である。
C−240faのモル比は、好ましくは約2:1〜約100:1;更に好ましくは約4:
1〜約50:1;そして最も好ましくは約5:1〜約20:1である。
フッ素化反応は、好ましくは約80℃〜約400℃;更に好ましくは約100℃〜約3
50℃、そして最も好ましくは約200℃〜約330℃の温度で行う。反応器圧は、重要
ではなく、過圧、大気圧又は真空下であることができる。真空圧は、約5トル〜約760
トルであることができる。反応体蒸気は、約0.01〜約240秒、更に好ましくは約0
.1〜約60秒、そして最も好ましくは約0.5〜約20秒の間、フッ素化触媒と接触さ
せる。
50℃、そして最も好ましくは約200℃〜約330℃の温度で行う。反応器圧は、重要
ではなく、過圧、大気圧又は真空下であることができる。真空圧は、約5トル〜約760
トルであることができる。反応体蒸気は、約0.01〜約240秒、更に好ましくは約0
.1〜約60秒、そして最も好ましくは約0.5〜約20秒の間、フッ素化触媒と接触さ
せる。
通常、HCC−240fa及びHFのプロセス流は、触媒床を通過して下方へと流れる
。各使用前に、触媒を、好ましくは乾燥させ、前処理し、そして活性化させる。反応器の
適所において、長期使用後に、定期的に触媒を再生させることも有利であり得る。Cr2
O3、Cr2O3/Al2O3、Cr2O3/AlF3、Cr2O3/炭素、CoCl2
/Cr2O3/Al2O3、NiCl2/Cr2O3/Al2O3、CoCl2/AlF
3、NiCl2/AlF3触媒に関しては、窒素又は他の不活性ガスの流れの中で、触媒
を約250℃〜約430℃に加熱することによって前処理を行うことができる。次いで、
高い触媒活性を得るために、大過剰量の窒素ガスで希釈されたHF流で触媒を処理するこ
とによって触媒を活性化できる。触媒の再生は、当業において公知の任意の手段によって
、例えば、反応器のサイズにしたがって、約1時間から約3日間、約100℃〜約400
℃で、好ましくは約200℃〜約375℃の温度で、触媒全体にわたって、空気又は窒素
で希釈された空気を通過させることによって、達成できる。活性炭のような固体担体上に
担持されたSbCl5、SbCl3、TaCl5、SnCl4、NbCl5、TlCl4
、MoCl5に関しては、前処理又は活性化は、まず最初に、窒素又は他の不活性ガスの
流れの中で、約30℃〜250℃まで加熱することによって、行うことができる。次いで
、高い触媒活性を得るために、塩素ガスのような酸化剤の非存在下又は存在下において、
HF流で処理する。更に、反応の間、触媒は、反応器に塩素を同時供給することによって
、活性を選択的に保つことができる。
。各使用前に、触媒を、好ましくは乾燥させ、前処理し、そして活性化させる。反応器の
適所において、長期使用後に、定期的に触媒を再生させることも有利であり得る。Cr2
O3、Cr2O3/Al2O3、Cr2O3/AlF3、Cr2O3/炭素、CoCl2
/Cr2O3/Al2O3、NiCl2/Cr2O3/Al2O3、CoCl2/AlF
3、NiCl2/AlF3触媒に関しては、窒素又は他の不活性ガスの流れの中で、触媒
を約250℃〜約430℃に加熱することによって前処理を行うことができる。次いで、
高い触媒活性を得るために、大過剰量の窒素ガスで希釈されたHF流で触媒を処理するこ
とによって触媒を活性化できる。触媒の再生は、当業において公知の任意の手段によって
、例えば、反応器のサイズにしたがって、約1時間から約3日間、約100℃〜約400
℃で、好ましくは約200℃〜約375℃の温度で、触媒全体にわたって、空気又は窒素
で希釈された空気を通過させることによって、達成できる。活性炭のような固体担体上に
担持されたSbCl5、SbCl3、TaCl5、SnCl4、NbCl5、TlCl4
、MoCl5に関しては、前処理又は活性化は、まず最初に、窒素又は他の不活性ガスの
流れの中で、約30℃〜250℃まで加熱することによって、行うことができる。次いで
、高い触媒活性を得るために、塩素ガスのような酸化剤の非存在下又は存在下において、
HF流で処理する。更に、反応の間、触媒は、反応器に塩素を同時供給することによって
、活性を選択的に保つことができる。
HCFC244fa及びHFC−245faは、当業において公知の任意の手段によっ
て、例えばスクラビング、抽出、及び好ましくは蒸留によって、未反応の出発原料及びH
Clを含む副産物から成るフッ素化反応生成物混合物から回収できる。例えば、蒸留は、
約300psig未満、好ましくは約150psig未満、そして最も好ましくは100
psig未満の圧力で、標準的な蒸留塔において好ましく行うことができる。蒸留塔の圧
力によって、生得的に蒸留運転温度が決定する。HClは、約−40℃〜約25℃、好ま
しくは約−40℃〜約−20℃で蒸留塔を運転することによって回収できる。単蒸留塔又
は多段蒸留塔を使用することができる。留出物部分は、反応において生成される実質的に
すべてのHCFC244fa、HFC−245fa、未反応のHF及びHClならびに他
の不純物を含む。好ましい態様では、本明細書に記載されている工程(b)における更な
る反応のために、すべての他の反応副産物及び未反応HFから、HCFC244fa及び
HFC−245faを分離する。好ましい態様では、存在するいかなるHFも回収するこ
とができ、そして次のフッ素化反応のために再循環させることができる。1234zeは
、1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパン(HCFC244fa)の脱塩
化水素又は1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(HFC−245fa)の脱フ
ッ化水素によって形成される。
て、例えばスクラビング、抽出、及び好ましくは蒸留によって、未反応の出発原料及びH
Clを含む副産物から成るフッ素化反応生成物混合物から回収できる。例えば、蒸留は、
約300psig未満、好ましくは約150psig未満、そして最も好ましくは100
psig未満の圧力で、標準的な蒸留塔において好ましく行うことができる。蒸留塔の圧
力によって、生得的に蒸留運転温度が決定する。HClは、約−40℃〜約25℃、好ま
しくは約−40℃〜約−20℃で蒸留塔を運転することによって回収できる。単蒸留塔又
は多段蒸留塔を使用することができる。留出物部分は、反応において生成される実質的に
すべてのHCFC244fa、HFC−245fa、未反応のHF及びHClならびに他
の不純物を含む。好ましい態様では、本明細書に記載されている工程(b)における更な
る反応のために、すべての他の反応副産物及び未反応HFから、HCFC244fa及び
HFC−245faを分離する。好ましい態様では、存在するいかなるHFも回収するこ
とができ、そして次のフッ素化反応のために再循環させることができる。1234zeは
、1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパン(HCFC244fa)の脱塩
化水素又は1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(HFC−245fa)の脱フ
ッ化水素によって形成される。
本発明の一つの方法にしたがって、ハロプロパンと少なくとも部分的に相溶性である、
アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物のための非水非アルコール溶媒中で
、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物でハロプロパンを脱ハロゲン化水
素する。本発明における使用に適する適当なアルカリ金属水酸化物及びアルカリ土類金属
水酸化物としては、LiOH、KOH、NaOH、CaO、Ca(OH)2、CaCO3
、及び/又は石灰石などが挙げられるが、それらに限定されない。いずれの方法によって
も、HCFC−244faの脱塩化水素反応は、以下の通りに進行する:
脱ハロゲン化水素は、ハロプロパンが脱ハロゲン化水素する温度範囲で行う。この方法
の一つの面にしたがって、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物のペレッ
トを、周囲条件下で、撹拌しながら溶媒中に溶かす。次いで、アルカリ金属水酸化物又は
アルカリ土類金属水酸化物の溶液の温度を加熱によって徐々に上げながら、その溶液中に
ハロプロパンを泡立てる。脱ハロゲン化水素反応の開始が観察されるまで段階的な加熱を
継続し、その後で、プロセスが完了するまで、脱ハロゲン化水素反応が開始した温度に保
つ。
アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物のための非水非アルコール溶媒中で
、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物でハロプロパンを脱ハロゲン化水
素する。本発明における使用に適する適当なアルカリ金属水酸化物及びアルカリ土類金属
水酸化物としては、LiOH、KOH、NaOH、CaO、Ca(OH)2、CaCO3
、及び/又は石灰石などが挙げられるが、それらに限定されない。いずれの方法によって
も、HCFC−244faの脱塩化水素反応は、以下の通りに進行する:
脱ハロゲン化水素は、ハロプロパンが脱ハロゲン化水素する温度範囲で行う。この方法
の一つの面にしたがって、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物のペレッ
トを、周囲条件下で、撹拌しながら溶媒中に溶かす。次いで、アルカリ金属水酸化物又は
アルカリ土類金属水酸化物の溶液の温度を加熱によって徐々に上げながら、その溶液中に
ハロプロパンを泡立てる。脱ハロゲン化水素反応の開始が観察されるまで段階的な加熱を
継続し、その後で、プロセスが完了するまで、脱ハロゲン化水素反応が開始した温度に保
つ。
そのプロセスを行う場合、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物対ハロ
プロパン量のモル比は、約1:1〜約20:1、好ましくは約1:1〜約15:1;そし
て更に好ましくは約1:1〜約12:1であり;例えば1:1〜約10:1である。本発
明の好ましい態様では、苛性アルカリ溶液の苛性アルカリ濃度は、約2重量%〜約100
重量%、更に好ましくは約5重量%〜約90重量%、そして最も好ましくは約10重量%
〜約80重量%である。反応は、約20℃〜約150℃、更に好ましくは約30℃〜約1
10℃、そして最も好ましくは約40℃〜約90℃の温度で行う。反応圧力は重要ではな
い。反応は、大気圧、過圧又は真空下で行うことができる。真空圧は、約5トル〜約76
0トルであることができる。好ましくは、反応は、大気圧又は過圧で行う。
プロパン量のモル比は、約1:1〜約20:1、好ましくは約1:1〜約15:1;そし
て更に好ましくは約1:1〜約12:1であり;例えば1:1〜約10:1である。本発
明の好ましい態様では、苛性アルカリ溶液の苛性アルカリ濃度は、約2重量%〜約100
重量%、更に好ましくは約5重量%〜約90重量%、そして最も好ましくは約10重量%
〜約80重量%である。反応は、約20℃〜約150℃、更に好ましくは約30℃〜約1
10℃、そして最も好ましくは約40℃〜約90℃の温度で行う。反応圧力は重要ではな
い。反応は、大気圧、過圧又は真空下で行うことができる。真空圧は、約5トル〜約76
0トルであることができる。好ましくは、反応は、大気圧又は過圧で行う。
脱ハロゲン化水素反応は、ハロプロパンと実質的に相溶性である、アルカリ金属水酸化
物又はアルカリ土類金属水酸化物のための非水非アルコール溶媒中で少なくとも1種のア
ルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物を使用して達成できる。本発明のため
に、「実質的に相溶性」とは、50重量%のハロプロパン及び50重量%の溶媒を含む撹
拌混合物が、脱ハロゲン化水素反応が起こる温度範囲で分離して2つ以上の液相を形成し
ないか、又は、たとえそのような分離が起こるとしても、液相のうちの1つは、極めて少
量であって、ブレンドの総重量を基準として10重量%未満であることを意味している。
物又はアルカリ土類金属水酸化物のための非水非アルコール溶媒中で少なくとも1種のア
ルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物を使用して達成できる。本発明のため
に、「実質的に相溶性」とは、50重量%のハロプロパン及び50重量%の溶媒を含む撹
拌混合物が、脱ハロゲン化水素反応が起こる温度範囲で分離して2つ以上の液相を形成し
ないか、又は、たとえそのような分離が起こるとしても、液相のうちの1つは、極めて少
量であって、ブレンドの総重量を基準として10重量%未満であることを意味している。
本発明との使用に適する非アルコール溶媒としては、ニトリル、例えばアセトニトリル
、エーテル、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン及びペルフルオロテトラヒド
ロフラン、エステル、例えば酢酸メチル及び酢酸エチル、アミド、ケトン、スルホキシド
、ホスフェート、カルボキシレートなどが挙げられるが、それらに限定されない。
、エーテル、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン及びペルフルオロテトラヒド
ロフラン、エステル、例えば酢酸メチル及び酢酸エチル、アミド、ケトン、スルホキシド
、ホスフェート、カルボキシレートなどが挙げられるが、それらに限定されない。
アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物は、溶媒中に高度に可溶性である必要は
ない。水、アルコール又はそれらの混合物の量は、その中でのアルカリ金属水酸化物又は
アルカリ土類金属水酸化物の溶解性を向上させる量で、アルカリ金属水酸化物又はアルカ
リ土類金属水酸化物のための溶媒に加えることができる。本発明のこの面にしたがう態様
では、水中、アルコール中、又は水とアルコールとの混合物中アルカリ金属水酸化物又は
アルカリ土類金属水酸化物の溶液と、溶媒とをブレンドする。典型的には、水、アルコー
ル又は水とアルコールとのブレンドの量は、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属
水酸化物のための溶媒の総重量を基準として約50重量%を超えない、そして好ましくは
約20重量%を超えない。使用できるアルコールは、1〜5個の炭素原子、好ましくは1
〜3個の炭素原子を含む。
ない。水、アルコール又はそれらの混合物の量は、その中でのアルカリ金属水酸化物又は
アルカリ土類金属水酸化物の溶解性を向上させる量で、アルカリ金属水酸化物又はアルカ
リ土類金属水酸化物のための溶媒に加えることができる。本発明のこの面にしたがう態様
では、水中、アルコール中、又は水とアルコールとの混合物中アルカリ金属水酸化物又は
アルカリ土類金属水酸化物の溶液と、溶媒とをブレンドする。典型的には、水、アルコー
ル又は水とアルコールとのブレンドの量は、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属
水酸化物のための溶媒の総重量を基準として約50重量%を超えない、そして好ましくは
約20重量%を超えない。使用できるアルコールは、1〜5個の炭素原子、好ましくは1
〜3個の炭素原子を含む。
水中、アルコール中又はそれらの混合物中であることができるアルカリ金属水酸化物又
はアルカリ土類金属水酸化物の溶液と少なくとも部分的に相溶性である溶媒を選択する。
本発明の「部分的に相溶性」とは、ハロプロパンをブレンドと接触させるときに脱ハロゲ
ン化水素反応が起こる程度まで、溶媒を、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水
酸化物の溶液中に溶解できる混和性レベルを意味している。溶媒とアルカリ金属水酸化物
溶液又はアルカリ土類金属水酸化物溶液との界面で反応が進行するためには、高度の相溶
性は不要である。脱ハロゲン化水素反応によって溶液中の苛性アルカリの量が減少すると
、更に苛性アルカリが溶ける。溶媒は、重量を基準として、アルカリ金属水酸化物溶液又
はアルカリ土類金属水酸化物溶液を、少なくとも約1%、好ましくは少なくとも5%、そ
して更に好ましくは少なくとも10%溶解できるだけでよい。
はアルカリ土類金属水酸化物の溶液と少なくとも部分的に相溶性である溶媒を選択する。
本発明の「部分的に相溶性」とは、ハロプロパンをブレンドと接触させるときに脱ハロゲ
ン化水素反応が起こる程度まで、溶媒を、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水
酸化物の溶液中に溶解できる混和性レベルを意味している。溶媒とアルカリ金属水酸化物
溶液又はアルカリ土類金属水酸化物溶液との界面で反応が進行するためには、高度の相溶
性は不要である。脱ハロゲン化水素反応によって溶液中の苛性アルカリの量が減少すると
、更に苛性アルカリが溶ける。溶媒は、重量を基準として、アルカリ金属水酸化物溶液又
はアルカリ土類金属水酸化物溶液を、少なくとも約1%、好ましくは少なくとも5%、そ
して更に好ましくは少なくとも10%溶解できるだけでよい。
本発明の別の態様では、HCFC244faの脱塩化水素及びHFC−245faの脱
フッ化水素は、触媒の存在下又は非存在下で、熱分解によって達成できる。適当な触媒と
しては、担持された又はバルクの遷移金属ハロゲン化物及び遷移金属酸化物が挙げられる
。好ましい触媒としては、担持された又はバルクのFeCl2、FeCl3、NiCl2
、CoCl2が挙げられるが、それらに限定されない。熱分解にとって好ましい温度は、
約30℃〜約400℃、更に好ましくは約50℃〜約350℃、そして最も好ましくは約
75℃〜約300℃である。上記のように、反応は、好ましくは、大気圧、過圧で行う。
真空下での反応も許容できる。真空圧は、約5トル〜約760トルであることができる。
フッ化水素は、触媒の存在下又は非存在下で、熱分解によって達成できる。適当な触媒と
しては、担持された又はバルクの遷移金属ハロゲン化物及び遷移金属酸化物が挙げられる
。好ましい触媒としては、担持された又はバルクのFeCl2、FeCl3、NiCl2
、CoCl2が挙げられるが、それらに限定されない。熱分解にとって好ましい温度は、
約30℃〜約400℃、更に好ましくは約50℃〜約350℃、そして最も好ましくは約
75℃〜約300℃である。上記のように、反応は、好ましくは、大気圧、過圧で行う。
真空下での反応も許容できる。真空圧は、約5トル〜約760トルであることができる。
反応は、任意の適当な反応器で行うことができる。更に、HCFC−244faの脱塩
化水素反応及びHFC−245faの脱フッ化水素反応は、同じ反応器で同時に行うこと
ができるか、又は、まず最初にそれらを分離して、すなわち、苛性アルカリ溶液で若しく
は熱分解でHCFC−244faを別に脱塩化水素し、そして、苛性アルカリ溶液で若し
くは熱分解でHFC−245faを別に脱フッ化水素することによって、行うことができ
る。この2つの工程プロセスの結果として、HFC−1234zeが高収率で得られる。
化水素反応及びHFC−245faの脱フッ化水素反応は、同じ反応器で同時に行うこと
ができるか、又は、まず最初にそれらを分離して、すなわち、苛性アルカリ溶液で若しく
は熱分解でHCFC−244faを別に脱塩化水素し、そして、苛性アルカリ溶液で若し
くは熱分解でHFC−245faを別に脱フッ化水素することによって、行うことができ
る。この2つの工程プロセスの結果として、HFC−1234zeが高収率で得られる。
而して、本発明の好ましい態様にしたがって、HCFC−244faの脱塩化水素反応
及びHFC−245faの脱フッ化水素反応は、熱分解によって、又は、高温で強苛性ア
ルカリ溶液と反応させることによって、達成される。いずれの方法によっても、HCFC
−244faの脱塩化水素反応は、以下の通りに進行する:
及びHFC−245faの脱フッ化水素反応は、熱分解によって、又は、高温で強苛性ア
ルカリ溶液と反応させることによって、達成される。いずれの方法によっても、HCFC
−244faの脱塩化水素反応は、以下の通りに進行する:
更に、いずれの方法によっても、HFC−245faの脱フッ化水素反応は、以下の通
りに進行する:
りに進行する:
HCFC−244faの脱塩化水素反応及びHFC−245faの脱フッ化水素反応は
、ハロゲン化水素を除去するための苛性アルカリを使用することによって、又は、遷移金
属ハロゲン化物及び遷移金属酸化物及びそれらの組み合わせ、好ましくはハロゲン化鉄、
ハロゲン化ニッケル、ハロゲン化コバルト及びそれらの組み合わせから選択される触媒の
非存在下若しくは存在下での熱分解によって、本発明にしたがって達成される。
、ハロゲン化水素を除去するための苛性アルカリを使用することによって、又は、遷移金
属ハロゲン化物及び遷移金属酸化物及びそれらの組み合わせ、好ましくはハロゲン化鉄、
ハロゲン化ニッケル、ハロゲン化コバルト及びそれらの組み合わせから選択される触媒の
非存在下若しくは存在下での熱分解によって、本発明にしたがって達成される。
本明細書に記載している2つの方法とも、下式:
(式中、X及びYは、独立に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及び沃素から選択
されるハロゲンであり;そしてN及びPは、独立に、(N+P)=2という条件下で0,
1又は2に等しい整数である)を有するフルオロプロペン及び/又はフルオロハロプロペ
ンを調製するのに有用である。前記化合物としては、CF3CH=CF2、CF3CH=
CFH、CF3CBr=CF2、CF3CH=CH2、CF3CF=CF2、CF3CC
l=CF2、CF3CF=CClF、CF3CCl=CHF、CF3CH=CHCl、C
F3CCl=CClF、CF3CH=CCl2、CF3CF=CCl2などが挙げられる
。本発明の2つの方法によって調製されるフルオロプロペンは、当業において公知の任意
の手段によって、例えばスクラビング、抽出、及び好ましくは蒸留によって、容易に回収
される。出発原料の転換の程度にしたがって、生成物は、直接使用できるか又は標準的な
蒸留技術で更に精製できる。未反応ハロプロパン及び特定の反応副産物を反応器へ再循環
させて連続プロセスを提供できる。又は、プロセスを連続的に運転するために、新鮮なハ
ロプロパンを反応混合物に供給してもよい。
されるハロゲンであり;そしてN及びPは、独立に、(N+P)=2という条件下で0,
1又は2に等しい整数である)を有するフルオロプロペン及び/又はフルオロハロプロペ
ンを調製するのに有用である。前記化合物としては、CF3CH=CF2、CF3CH=
CFH、CF3CBr=CF2、CF3CH=CH2、CF3CF=CF2、CF3CC
l=CF2、CF3CF=CClF、CF3CCl=CHF、CF3CH=CHCl、C
F3CCl=CClF、CF3CH=CCl2、CF3CF=CCl2などが挙げられる
。本発明の2つの方法によって調製されるフルオロプロペンは、当業において公知の任意
の手段によって、例えばスクラビング、抽出、及び好ましくは蒸留によって、容易に回収
される。出発原料の転換の程度にしたがって、生成物は、直接使用できるか又は標準的な
蒸留技術で更に精製できる。未反応ハロプロパン及び特定の反応副産物を反応器へ再循環
させて連続プロセスを提供できる。又は、プロセスを連続的に運転するために、新鮮なハ
ロプロパンを反応混合物に供給してもよい。
本発明の方法によって得られるフルオロプロペンは、フッ素含有のオリゴマー、ホモポ
リマー及びコポリマーを製造するためのモノマーとして、ならびに他のフッ素含有工業薬
品用の中間物を製造するためのモノマーとして有用である。
リマー及びコポリマーを製造するためのモノマーとして、ならびに他のフッ素含有工業薬
品用の中間物を製造するためのモノマーとして有用である。
以下、実施例を掲げて、本発明を例示する。しかしながら、本発明は、実施例に記載さ
れる特定の詳細のみに限定されないことを理解すべきである。実施例、ならびに明細書の
残りの部分におけるすべての部及びパーセンテージは、特に明記しない限りは、重量基準
である。
れる特定の詳細のみに限定されないことを理解すべきである。実施例、ならびに明細書の
残りの部分におけるすべての部及びパーセンテージは、特に明記しない限りは、重量基準
である。
更に、本発明の様々な面を説明し若しくは特許請求している、本明細書で記載している
若しくは下記段落で記載している任意の範囲の数(特性の特定の一組、測定の単位、条件
、物理的状態若しくはパーセンテージを示している)も、参照により明確に本明細書に文
字通りに組み込まれることを意図しているか、又は、前記範囲内にある任意の数は、その
ように記載されている任意の範囲の中に包含される数若しくは範囲の任意のサブセットを
含む。「約」という用語は、変数に関する又は変数と関連のある修飾語として使用される
場合、本明細書で開示される数及び範囲には幅があるということ、また、その範囲外にあ
る又は単一値とは異なる温度、濃度、量、含量、炭素数、及び特性を使用して当業者が本
発明を実施しても、所望の結果が達成される、すなわち、フルオロプロペンを調製する方
法及び前記方法で使用される反応体を調製する方法が達成されることを示している。
若しくは下記段落で記載している任意の範囲の数(特性の特定の一組、測定の単位、条件
、物理的状態若しくはパーセンテージを示している)も、参照により明確に本明細書に文
字通りに組み込まれることを意図しているか、又は、前記範囲内にある任意の数は、その
ように記載されている任意の範囲の中に包含される数若しくは範囲の任意のサブセットを
含む。「約」という用語は、変数に関する又は変数と関連のある修飾語として使用される
場合、本明細書で開示される数及び範囲には幅があるということ、また、その範囲外にあ
る又は単一値とは異なる温度、濃度、量、含量、炭素数、及び特性を使用して当業者が本
発明を実施しても、所望の結果が達成される、すなわち、フルオロプロペンを調製する方
法及び前記方法で使用される反応体を調製する方法が達成されることを示している。
実施例1:
三つ口丸底フラスコ(5L)、機械式撹拌装置、還流冷却器、及び低温コールドトラッ
プから成る反応構成に、3000mlのアセトニトリル及び9.9モル(504g)のK
OHペレットを加えた。混合した後、5.1モル(684g)のHFC−245faをデ
ィップ管から加えた。試薬は、激しく撹拌しながらゆっくりと加熱した。反応は、60℃
で観察された。粗生成物は、コールドフィンガーで捕集した。粗製物質をGCで分析する
と、好収率のHFC−1234zeから成っていた。
三つ口丸底フラスコ(5L)、機械式撹拌装置、還流冷却器、及び低温コールドトラッ
プから成る反応構成に、3000mlのアセトニトリル及び9.9モル(504g)のK
OHペレットを加えた。混合した後、5.1モル(684g)のHFC−245faをデ
ィップ管から加えた。試薬は、激しく撹拌しながらゆっくりと加熱した。反応は、60℃
で観察された。粗生成物は、コールドフィンガーで捕集した。粗製物質をGCで分析する
と、好収率のHFC−1234zeから成っていた。
実施例2:
5モル(752g)のHCFC−244faをディップ管からアセトニトリル/苛性ア
ルカリ溶液に加える以外は、実施例1を繰り返す。試薬は、激しく撹拌しながらゆっくり
と加熱した。反応は、実施例1での温度に比べてわずかに低い温度で観察される。粗生成
物は、コールドフィンガーで捕集した。粗製物質をGCで分析すると、好収率のHFC−
1234zeから成っていた。
5モル(752g)のHCFC−244faをディップ管からアセトニトリル/苛性ア
ルカリ溶液に加える以外は、実施例1を繰り返す。試薬は、激しく撹拌しながらゆっくり
と加熱した。反応は、実施例1での温度に比べてわずかに低い温度で観察される。粗生成
物は、コールドフィンガーで捕集した。粗製物質をGCで分析すると、好収率のHFC−
1234zeから成っていた。
実施例3:
フルオロポリマーで裏張りされた50ガロンの反応器に、75ポンドの液体SbCl5
フッ素化触媒を入れた。その反応器に、構造化されたパッキングと還流冷却器とを含む直
径6インチ x 長さ8フィートの触媒ストリッパを取り付けた。まず最初に、充分量の
フッ化水素(HF)を加えることによって、触媒をフッ素化した。その反応器を、80〜
95℃まで加熱し、そして150〜180psigの圧力にした。気体HFをスパージャ
から23〜28ポンド/時の流量で連続的に反応器に供給し、また、液体1,1,1,3
,3−ペンタクロロプロパン(HCC−240fa)を40〜50ポンド/時の流量で連
続的に供給した。Cl2を反応混合物に連続的に1.5〜2.0ポンド/時で加えて、触
媒活性を保った。還流冷却器から出る気体を、KOH溶液を含むスクラバーを通過させて
、過剰のHF及び反応中に発生するHClを除去した。スクラバー後に数千ポンドの粗生
成物が捕集され、そしてそれをGCで分析した。以下の表は、GC面積%での粗生成物の
主成分に関する分析である。材料をKOH溶液を含むスクラバーを通過させた後でのHF
C1234zeの存在に注目されたい。
フルオロポリマーで裏張りされた50ガロンの反応器に、75ポンドの液体SbCl5
フッ素化触媒を入れた。その反応器に、構造化されたパッキングと還流冷却器とを含む直
径6インチ x 長さ8フィートの触媒ストリッパを取り付けた。まず最初に、充分量の
フッ化水素(HF)を加えることによって、触媒をフッ素化した。その反応器を、80〜
95℃まで加熱し、そして150〜180psigの圧力にした。気体HFをスパージャ
から23〜28ポンド/時の流量で連続的に反応器に供給し、また、液体1,1,1,3
,3−ペンタクロロプロパン(HCC−240fa)を40〜50ポンド/時の流量で連
続的に供給した。Cl2を反応混合物に連続的に1.5〜2.0ポンド/時で加えて、触
媒活性を保った。還流冷却器から出る気体を、KOH溶液を含むスクラバーを通過させて
、過剰のHF及び反応中に発生するHClを除去した。スクラバー後に数千ポンドの粗生
成物が捕集され、そしてそれをGCで分析した。以下の表は、GC面積%での粗生成物の
主成分に関する分析である。材料をKOH溶液を含むスクラバーを通過させた後でのHF
C1234zeの存在に注目されたい。
実施例4:
約132g(約1.33g/ccのかさ密度)の酸化クロム(III)触媒を、直径1
インチのMonel管の反応器に入れた。触媒は、使用前に、乾燥させ、HFで前処理し
た。無水HFを反応器に供給しながら、反応器を約300℃の反応温度まで予熱した。
反応器が所望の温度及び圧力に達したら、有機供給原料(HCC−240)の供給を開
始した。次に、HF及び有機供給原料を、所望の割合に調整した。HCFC244fa及
びHFC−245faが、他の部分的にフッ素化された種、例えば1233zd、123
4ze及び243faと一緒に、反応器流出生成物中に見出された。
約132g(約1.33g/ccのかさ密度)の酸化クロム(III)触媒を、直径1
インチのMonel管の反応器に入れた。触媒は、使用前に、乾燥させ、HFで前処理し
た。無水HFを反応器に供給しながら、反応器を約300℃の反応温度まで予熱した。
反応器が所望の温度及び圧力に達したら、有機供給原料(HCC−240)の供給を開
始した。次に、HF及び有機供給原料を、所望の割合に調整した。HCFC244fa及
びHFC−245faが、他の部分的にフッ素化された種、例えば1233zd、123
4ze及び243faと一緒に、反応器流出生成物中に見出された。
実施例5:
典型的実験において、2.54cm x 81cmのMonel(登録商標)反応器を使
用する。活性炭上に担持されたFeCl3触媒を約500ml反応器中に充填した。1リ
ットル/時の窒素流下で反応器を150℃に加熱して、触媒を4時間乾燥させた。次いで
、反応器の温度を、同じ窒素流下で250℃に加熱し、そして244faを1g/分で反
応器に供給し、それと同時に窒素流を止めた。HFC−1234zeは、反応器の放出口
におけるインラインGCの使用によって、98%の選択性及び95%のシングルパス転化
率(single pass conversion)であることが分かった。
典型的実験において、2.54cm x 81cmのMonel(登録商標)反応器を使
用する。活性炭上に担持されたFeCl3触媒を約500ml反応器中に充填した。1リ
ットル/時の窒素流下で反応器を150℃に加熱して、触媒を4時間乾燥させた。次いで
、反応器の温度を、同じ窒素流下で250℃に加熱し、そして244faを1g/分で反
応器に供給し、それと同時に窒素流を止めた。HFC−1234zeは、反応器の放出口
におけるインラインGCの使用によって、98%の選択性及び95%のシングルパス転化
率(single pass conversion)であることが分かった。
実施例6:
245faを供給原料として使用する以外は、実施例5に記載した同じ実験を繰り返す
。反応器の出口では、1234zeが、95%の選択率及び85%のシングルパス転化率
で見出される。
245faを供給原料として使用する以外は、実施例5に記載した同じ実験を繰り返す
。反応器の出口では、1234zeが、95%の選択率及び85%のシングルパス転化率
で見出される。
上記明細書において、本発明の原理、好適な実施形態及び運転モードを説明した。しか
しながら、本明細書で保護しようとする本発明が、開示された特定の形態に限定されると
解釈すべきではない。なぜならば、それらは、限定ではなく、例示と考えられるからであ
る。バリエーション及び変更は、本発明の精神から逸脱することなく、当業者によって行
うことができる。
しながら、本明細書で保護しようとする本発明が、開示された特定の形態に限定されると
解釈すべきではない。なぜならば、それらは、限定ではなく、例示と考えられるからであ
る。バリエーション及び変更は、本発明の精神から逸脱することなく、当業者によって行
うことができる。
1.次式CF3CY=CXNHP(式中、X及びYは、独立に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及び沃素から成る群より選択されるハロゲンであり;そしてN及びPは、独立に、(N+P)=2という条件下で0,1又は2に等しい整数である)で表されるフルオロプロペンを調製するための脱ハロゲン化水素法であって;下式:
(式中、R1、R2、X及びYのうちの少なくとも1つは、ハロゲンであり、そして隣接している炭素原子上に少なくとも1つの水素及び1つのハロゲンが存在しているという条件下で、R1、R2、X及びYは、独立に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及び沃素から成る群より選択されるハロゲンである)で表されるハロプロパンと、該ハロプロパンと実質的に相溶性である、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物のための非水非アルコール溶媒中で、少なくとも1種のアルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物の苛性アルカリ溶液とを触媒を使用せずに反応させる工程を含み、そしてその場合、該反応が、脱ハロゲン化水素が起こる温度範囲内で行われることを特徴とする前記方法。
2.該反応体が、1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパンを含む1記載の方法。
3.該反応体が、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを含む1記載の方法。
4.該反応体が、1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパン及び1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの両方を含む1記載の方法。
5.該苛性アルカリ溶液が、LiOH、NaOH、KOH、CaO、Ca(OH)2、CaCO3、石灰石又はそれらの組み合わせを含む1記載の方法。
6.該苛性アルカリ溶液溶媒を、ニトリル、エーテル、エステル、アミド、ケトン、スルホキシド、ホスフェート及びカルボキシレートから成る群より選択する1記載の方法。
7.該苛性アルカリ溶液溶媒が、アセトニトリルである1記載の方法。
8.該苛性アルカリ溶液溶媒が、ジエチルエーテルである1記載の方法。
9.該苛性アルカリ溶液溶媒が、テトラヒドロフランである1記載の方法。
10.該苛性アルカリ溶液溶媒が、ペルフルオロテトラヒドロフランである1記載の方法。
11.該苛性アルカリ溶液溶媒が、酢酸メチルである1記載の方法。
12.該苛性アルカリ溶液溶媒が、酢酸エチルである1記載の方法。
13.1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパンの該脱塩化水素及び1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの該脱フッ化水素を、同じ反応器で同時に行う1記載の方法。
14.該反応を、約20℃〜約150℃の温度で行う1記載の方法。
15.該反応を、大気圧又は真空下で行う1記載の方法。
16.該反応を、過圧で行う1記載の方法。
17.該苛性アルカリ溶液の苛性アルカリ濃度が、約2重量%〜約100重量%である1記載の方法。
18.苛性アルカリ対ハロプロパンのモル比が、約1:1〜約20:1である1記載の方法。
19.1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパン及び/又は1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを、フッ素化触媒の存在下、気相において、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンをフッ化水素でフッ素化することによって前もって調製する1記載の方法。
20.該フッ素化触媒を、活性炭又はフッ素化アルミナ上に担持された遷移金属ハロゲン化物、IVb族金属ハロゲン化物、Vb族金属ハロゲン化物及びそれらの組み合わせから成る群より選択する19記載の方法。
21.該フッ素化触媒を、SbCl5、SbCl3、SbF5、TaCl5、SnCl4、NbCl5、TiCl4、MoCl5、Cr2O3、Cr2O3/Al2O3、Cr2O3/AlF3、Cr2O3/炭素、CoCl2/Cr2O3/A12O3、NiCl2/Cr2O3/Al2O3、CoCl2/AlF3、NiCl2/AlF3及びそれらの組み合わせから成る群より選択する19の方法。
22.該フッ素化触媒を、Cr2O3、Cr2O3/炭素、Cr2O3/AlF3、CoCl2/AlF3、NiCl2/AlF3及びそれらの組み合わせから成る群より選択する19記載の方法。
23.該フッ素化触媒が、活性炭上に担持されたSbCl3又はSbCl5を含む19記載の方法。
24.1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパン及び/又は1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを、フッ素化触媒の存在下、液相において、フッ化水素で1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンをフッ素化することによって前もって調製する1記載の方法。
25.該フッ素化触媒を、遷移金属ハロゲン化物、IVb族金属ハロゲン化物、Vb族金属ハロゲン化物及びそれらの組み合わせから成る群より選択する24記載の方法。
26.該フッ素化触媒を、SbCl5、SbCl3、SbF5、TaCl5、SnC14、NbCl5、TiCl4、MoCl5及びそれらの組み合わせから成る群より選択する24記載の方法。
27.該フッ素化触媒を、SbC15、SbCl3及びそれらの組み合わせから成る群より選択する24記載の方法。
28.該フッ素化を、約100℃〜約350℃の温度で行う19記載の方法。
29.該フッ素化を、大気圧又は真空下で行う19記載の方法。
30.該フッ素化を、約5〜約760トルの真空下で行う29記載の方法。
31.該フッ素化を、過圧で行う19記載の方法。
32.フッ化水素対1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンのモル比が、約2:1〜約100:1である19記載の方法。
33.該フッ素化反応に塩素を供給して、該フッ素化触媒を活性に保つ工程を更に含む19記載の方法。
34.該フッ素化を、約60℃〜約180℃の温度で行う24記載の方法。
35.該フッ素化を、約50psig〜約400psigの圧力で行う24記載の方法。
36.該フッ化水素対1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンのモル比が、約2:1〜約100:1である24記載の方法。
37.該フッ素化反応に塩素を供給して、該フッ素化触媒を活性に保つ工程を更に含む24の記載方法。
38.次式CF3CY=CXNHP(式中、X及びYは、独立に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及び沃素から成る群より選択されるハロゲンであり;そしてN及びPは、独立に、(N+P)=2という条件下で0,1又は2に等しい整数である)で表されるフルオロプロペンを調製するための脱ハロゲン化水素法であって;熱分解による脱ハロゲン化水素が起こる温度まで、下式:
(式中、R1、R2、X及びYのうちの少なくとも1つは、ハロゲンであり、そして隣接している炭素原子上に少なくとも1つの水素及び1つのハロゲンが存在しているという条件下でR1、R2、X及びYは、独立に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及び沃素から選択されるハロゲンである)で表されるハロプロパンを加熱する工程を含む前記方法。
39.1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパンを脱塩化水素し且つ/又は1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを脱フッ化水素するのに充分な条件下で、1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパン及び1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンのうちの少なくとも1つを含む反応体を熱分解して、1,3,3,3−テトラフルオロプロペンを含む反応生成物を形成する工程を含む1,3,3,3−テトラフルオロプロペンを製造する方法。
40.該分解を、触媒を使用せずに行う39記載の方法。
41.該分解を、遷移金属ハロゲン化物及び遷移金属酸化物及びそれらの組み合わせから成る群より選択する触媒を使用して行う39記載の方法。
42.該触媒を、ハロゲン化鉄、ハロゲン化ニッケル、ハロゲン化コバルト及びそれらの組み合わせから成る群より選択する41記載の方法。
43.1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパンを脱塩化水素して、1,3,3,3−テトラフルオロプロペンを含む反応生成物を形成する40記載の方法。
44.1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを脱フッ化水素して、1,3,3,3−テトラフルオロプロペンを含む反応生成物を形成する40記載の方法。
45.1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパンの該脱塩化水素及び1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの該脱フッ化水素を、同じ反応器で同時に行う40記載の方法。
46.約30℃〜約400℃の温度で行われる39記載の方法。
47.約50℃〜約350℃の温度で行われる39記載の方法。
48.約75℃〜約300℃の温度で行われる39記載の方法。
49.大気圧又は真空下で行われる39記載の方法。
50.過圧で行われる39記載の方法。
51.該触媒の存在下で行われる38記載の方法。
52.該触媒を、担持された又はバルクの遷移金属ハロゲン化物及び遷移金属酸化物及びそれらの組み合わせから成る群より選択する51記載の方法。
53.該触媒が、担持された又はバルクのFeCl2、FeCl3、NiCl2又はCoCl2を含む52記載の方法。
54.1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパン及び/又は1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを、フッ素化触媒の存在下、気相において、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンをフッ化水素でフッ素化することによって前もって調製する39記載の方法。
55.該フッ素化触媒を、活性炭又はフッ素化アルミナ上に担持された遷移金属ハロゲン化物、IVb族金属ハロゲン化物、Vb族金属ハロゲン化物及びそれらの組み合わせから成る群より選択する19記載の方法。
56.該フッ素化触媒を、SbCl5、SbCl3、SbF5、TaCl5、SnCl4、NbCl5、TiCl4、MoCl5、Cr2O3、Cr2O3/Al2O3、Cr2O3/AlF3、Cr2O3/炭素、CoCl2/Cr2O3/Al2O3、NiCl2/Cr2O3/Al2O3、CoCl2/AlF3、NiCl2/AlF3及びそれらの組み合わせから成る群より選択する54記載の方法。
57.該フッ素化触媒を、Cr2O3、Cr2O3/炭素、Cr2O3/AlF3、CoCl2/AlF3、NiCl2/AlF3及びそれらの組み合わせから成る群より選択する54記載の方法。
58.該フッ素化触媒が、活性炭上に担持されたSbCl3又はSbCl5を含む54記載の方法。
59.該フッ素化を、約100℃〜約350℃の温度で行う54記載の方法。
60.該フッ素化を、大気圧又は真空下で行う54記載の方法。
61.該フッ素化を、過圧で行う54記載の方法。
62.該フッ化水素対1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンのモル比が、約2:1〜約100:1である54記載の方法。
63.該フッ素化反応に塩素を供給して、該フッ素化触媒を活性に保つ工程を更に含む54の方法。
64.1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパン及び/又は1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを、フッ素化触媒の存在下、液相において、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンをフッ化水素でフッ素化することによって前もって調製する39記載の方法。
65.該フッ素化触媒を、遷移金属ハロゲン化物、IVb族金属ハロゲン化物、Vb族金属ハロゲン化物及びそれらの組み合わせから成る群より選択する64記載の方法。
66.該フッ素化触媒を、SbCl5、SbCl3、SbF5、TaCl5、SnC14、NbCl5、TiCl4、MoCl5及びそれらの組み合わせから成る群より選択する65記載の方法。
67.該フッ素化触媒を、SbCl5、SbCl3及びそれらの組み合わせから成る群より選択する66記載の方法。
68.該フッ素化を、約60℃〜約180℃の温度で行う64記載の方法。
69.該フッ素化を、約50psig〜約400psigの圧力で行う64記載の方法。
70.該フッ化水素対1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンのモル比が、約2:1〜約100:1である64記載の方法。
71.該フッ素化反応に塩素を供給して、該フッ素化触媒を活性に保つ工程を更に含む64の方法。
72.該苛性アルカリ溶液が、該苛性アルカリ溶液溶媒と少なくとも部分的に相溶性である量で1〜5個の炭素原子を有するアルコールを更に含む1記載の方法。
73.該苛性アルカリ溶液が、該苛性アルカリ溶液溶媒と少なくとも部分的に相溶性である量で水を更に含む1記載の方法。
74.連続法で行われる1記載の方法。
75.該方法を連続法で行う35記載の方法。
2.該反応体が、1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパンを含む1記載の方法。
3.該反応体が、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを含む1記載の方法。
4.該反応体が、1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパン及び1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの両方を含む1記載の方法。
5.該苛性アルカリ溶液が、LiOH、NaOH、KOH、CaO、Ca(OH)2、CaCO3、石灰石又はそれらの組み合わせを含む1記載の方法。
6.該苛性アルカリ溶液溶媒を、ニトリル、エーテル、エステル、アミド、ケトン、スルホキシド、ホスフェート及びカルボキシレートから成る群より選択する1記載の方法。
7.該苛性アルカリ溶液溶媒が、アセトニトリルである1記載の方法。
8.該苛性アルカリ溶液溶媒が、ジエチルエーテルである1記載の方法。
9.該苛性アルカリ溶液溶媒が、テトラヒドロフランである1記載の方法。
10.該苛性アルカリ溶液溶媒が、ペルフルオロテトラヒドロフランである1記載の方法。
11.該苛性アルカリ溶液溶媒が、酢酸メチルである1記載の方法。
12.該苛性アルカリ溶液溶媒が、酢酸エチルである1記載の方法。
13.1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパンの該脱塩化水素及び1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの該脱フッ化水素を、同じ反応器で同時に行う1記載の方法。
14.該反応を、約20℃〜約150℃の温度で行う1記載の方法。
15.該反応を、大気圧又は真空下で行う1記載の方法。
16.該反応を、過圧で行う1記載の方法。
17.該苛性アルカリ溶液の苛性アルカリ濃度が、約2重量%〜約100重量%である1記載の方法。
18.苛性アルカリ対ハロプロパンのモル比が、約1:1〜約20:1である1記載の方法。
19.1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパン及び/又は1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを、フッ素化触媒の存在下、気相において、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンをフッ化水素でフッ素化することによって前もって調製する1記載の方法。
20.該フッ素化触媒を、活性炭又はフッ素化アルミナ上に担持された遷移金属ハロゲン化物、IVb族金属ハロゲン化物、Vb族金属ハロゲン化物及びそれらの組み合わせから成る群より選択する19記載の方法。
21.該フッ素化触媒を、SbCl5、SbCl3、SbF5、TaCl5、SnCl4、NbCl5、TiCl4、MoCl5、Cr2O3、Cr2O3/Al2O3、Cr2O3/AlF3、Cr2O3/炭素、CoCl2/Cr2O3/A12O3、NiCl2/Cr2O3/Al2O3、CoCl2/AlF3、NiCl2/AlF3及びそれらの組み合わせから成る群より選択する19の方法。
22.該フッ素化触媒を、Cr2O3、Cr2O3/炭素、Cr2O3/AlF3、CoCl2/AlF3、NiCl2/AlF3及びそれらの組み合わせから成る群より選択する19記載の方法。
23.該フッ素化触媒が、活性炭上に担持されたSbCl3又はSbCl5を含む19記載の方法。
24.1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパン及び/又は1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを、フッ素化触媒の存在下、液相において、フッ化水素で1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンをフッ素化することによって前もって調製する1記載の方法。
25.該フッ素化触媒を、遷移金属ハロゲン化物、IVb族金属ハロゲン化物、Vb族金属ハロゲン化物及びそれらの組み合わせから成る群より選択する24記載の方法。
26.該フッ素化触媒を、SbCl5、SbCl3、SbF5、TaCl5、SnC14、NbCl5、TiCl4、MoCl5及びそれらの組み合わせから成る群より選択する24記載の方法。
27.該フッ素化触媒を、SbC15、SbCl3及びそれらの組み合わせから成る群より選択する24記載の方法。
28.該フッ素化を、約100℃〜約350℃の温度で行う19記載の方法。
29.該フッ素化を、大気圧又は真空下で行う19記載の方法。
30.該フッ素化を、約5〜約760トルの真空下で行う29記載の方法。
31.該フッ素化を、過圧で行う19記載の方法。
32.フッ化水素対1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンのモル比が、約2:1〜約100:1である19記載の方法。
33.該フッ素化反応に塩素を供給して、該フッ素化触媒を活性に保つ工程を更に含む19記載の方法。
34.該フッ素化を、約60℃〜約180℃の温度で行う24記載の方法。
35.該フッ素化を、約50psig〜約400psigの圧力で行う24記載の方法。
36.該フッ化水素対1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンのモル比が、約2:1〜約100:1である24記載の方法。
37.該フッ素化反応に塩素を供給して、該フッ素化触媒を活性に保つ工程を更に含む24の記載方法。
38.次式CF3CY=CXNHP(式中、X及びYは、独立に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及び沃素から成る群より選択されるハロゲンであり;そしてN及びPは、独立に、(N+P)=2という条件下で0,1又は2に等しい整数である)で表されるフルオロプロペンを調製するための脱ハロゲン化水素法であって;熱分解による脱ハロゲン化水素が起こる温度まで、下式:
39.1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパンを脱塩化水素し且つ/又は1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを脱フッ化水素するのに充分な条件下で、1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパン及び1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンのうちの少なくとも1つを含む反応体を熱分解して、1,3,3,3−テトラフルオロプロペンを含む反応生成物を形成する工程を含む1,3,3,3−テトラフルオロプロペンを製造する方法。
40.該分解を、触媒を使用せずに行う39記載の方法。
41.該分解を、遷移金属ハロゲン化物及び遷移金属酸化物及びそれらの組み合わせから成る群より選択する触媒を使用して行う39記載の方法。
42.該触媒を、ハロゲン化鉄、ハロゲン化ニッケル、ハロゲン化コバルト及びそれらの組み合わせから成る群より選択する41記載の方法。
43.1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパンを脱塩化水素して、1,3,3,3−テトラフルオロプロペンを含む反応生成物を形成する40記載の方法。
44.1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを脱フッ化水素して、1,3,3,3−テトラフルオロプロペンを含む反応生成物を形成する40記載の方法。
45.1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパンの該脱塩化水素及び1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの該脱フッ化水素を、同じ反応器で同時に行う40記載の方法。
46.約30℃〜約400℃の温度で行われる39記載の方法。
47.約50℃〜約350℃の温度で行われる39記載の方法。
48.約75℃〜約300℃の温度で行われる39記載の方法。
49.大気圧又は真空下で行われる39記載の方法。
50.過圧で行われる39記載の方法。
51.該触媒の存在下で行われる38記載の方法。
52.該触媒を、担持された又はバルクの遷移金属ハロゲン化物及び遷移金属酸化物及びそれらの組み合わせから成る群より選択する51記載の方法。
53.該触媒が、担持された又はバルクのFeCl2、FeCl3、NiCl2又はCoCl2を含む52記載の方法。
54.1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパン及び/又は1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを、フッ素化触媒の存在下、気相において、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンをフッ化水素でフッ素化することによって前もって調製する39記載の方法。
55.該フッ素化触媒を、活性炭又はフッ素化アルミナ上に担持された遷移金属ハロゲン化物、IVb族金属ハロゲン化物、Vb族金属ハロゲン化物及びそれらの組み合わせから成る群より選択する19記載の方法。
56.該フッ素化触媒を、SbCl5、SbCl3、SbF5、TaCl5、SnCl4、NbCl5、TiCl4、MoCl5、Cr2O3、Cr2O3/Al2O3、Cr2O3/AlF3、Cr2O3/炭素、CoCl2/Cr2O3/Al2O3、NiCl2/Cr2O3/Al2O3、CoCl2/AlF3、NiCl2/AlF3及びそれらの組み合わせから成る群より選択する54記載の方法。
57.該フッ素化触媒を、Cr2O3、Cr2O3/炭素、Cr2O3/AlF3、CoCl2/AlF3、NiCl2/AlF3及びそれらの組み合わせから成る群より選択する54記載の方法。
58.該フッ素化触媒が、活性炭上に担持されたSbCl3又はSbCl5を含む54記載の方法。
59.該フッ素化を、約100℃〜約350℃の温度で行う54記載の方法。
60.該フッ素化を、大気圧又は真空下で行う54記載の方法。
61.該フッ素化を、過圧で行う54記載の方法。
62.該フッ化水素対1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンのモル比が、約2:1〜約100:1である54記載の方法。
63.該フッ素化反応に塩素を供給して、該フッ素化触媒を活性に保つ工程を更に含む54の方法。
64.1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパン及び/又は1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを、フッ素化触媒の存在下、液相において、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンをフッ化水素でフッ素化することによって前もって調製する39記載の方法。
65.該フッ素化触媒を、遷移金属ハロゲン化物、IVb族金属ハロゲン化物、Vb族金属ハロゲン化物及びそれらの組み合わせから成る群より選択する64記載の方法。
66.該フッ素化触媒を、SbCl5、SbCl3、SbF5、TaCl5、SnC14、NbCl5、TiCl4、MoCl5及びそれらの組み合わせから成る群より選択する65記載の方法。
67.該フッ素化触媒を、SbCl5、SbCl3及びそれらの組み合わせから成る群より選択する66記載の方法。
68.該フッ素化を、約60℃〜約180℃の温度で行う64記載の方法。
69.該フッ素化を、約50psig〜約400psigの圧力で行う64記載の方法。
70.該フッ化水素対1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンのモル比が、約2:1〜約100:1である64記載の方法。
71.該フッ素化反応に塩素を供給して、該フッ素化触媒を活性に保つ工程を更に含む64の方法。
72.該苛性アルカリ溶液が、該苛性アルカリ溶液溶媒と少なくとも部分的に相溶性である量で1〜5個の炭素原子を有するアルコールを更に含む1記載の方法。
73.該苛性アルカリ溶液が、該苛性アルカリ溶液溶媒と少なくとも部分的に相溶性である量で水を更に含む1記載の方法。
74.連続法で行われる1記載の方法。
75.該方法を連続法で行う35記載の方法。
Claims (2)
- 次式CF3CY=CXNHP(式中、X及びYは、独立に、水素であるか、又はフッ素
、塩素、臭素及び沃素から成る群より選択されるハロゲンであり;そしてN及びPは、独
立に、(N+P)=2という条件下で0,1又は2に等しい整数である)で表されるフル
オロプロペンを調製するための脱ハロゲン化水素法であって;下式:
している炭素原子上に少なくとも1つの水素及び1つのハロゲンが存在しているという条
件下で、R1、R2、X及びYは、独立に、水素であるか、又はフッ素、塩素、臭素及び
沃素から成る群より選択されるハロゲンである)で表されるハロプロパンと、該ハロプロ
パンと実質的に相溶性である、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物のた
めの非水非アルコール溶媒中で、少なくとも1種のアルカリ金属水酸化物又はアルカリ土
類金属水酸化物の苛性アルカリ溶液とを触媒を使用せずに反応させる工程を含み、そして
その場合、該反応が、脱ハロゲン化水素が起こる温度範囲内で行われることを特徴とする
前記方法。 - 該反応体が、1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロパンを含む請求項1記
載の方法。
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