JP2014110439A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を実現しつつ、画像の読取品質の低下を抑制できる画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置1において、周壁12Bは、走査方向に延びる側壁13を有する。配線ケーブル50は、底壁面11に沿って基端側から終端側に延びる第1伸長部51と、第1伸長部51に連続し、プラテン19に接近するように湾曲して基端側に向きを変える湾曲部53と、湾曲部53に連続し、プラテン19に沿って基端側に延びる第2伸長部52とを有する。第1伸長部51、湾曲部53及び第2伸長部52は、走査方向と直交する幅方向の端縁が側壁13に沿って配線される部分を有する。底壁面11と側壁13との間又は底壁面11には、第1伸長部51に当接することによって第2伸長部52の側壁13に沿う端縁52Bを側壁13から離間させる接触防止部100が設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は画像読取装置に関する。
特許文献1に従来の画像読取装置の例が開示されている。この画像読取装置は、ベース部材と、プラテンと、移動体と、読取部と、配線ケーブルとを備えている。
ベース部材は、上面が開口した箱形状であり、底壁面と、底壁面から上方に突出し、内側に収容領域を形成する周壁とを有している。プラテンは、周壁の上縁によって支持されている。プラテンは、底壁面と間隔を有して対向するとともに、収容領域を覆っている。移動体は、収容領域内における基端側から終端側まで延びる走査方向に往復動する。読取部は、収容領域内でプラテンに対向するように移動体に支持されている。配線ケーブルは可撓性を有し、収容領域内で一端側が底壁面に固定されるとともに、他端側が読取部に連結され、さらに移動体に固定されている。また、周壁は、走査方向に延びる側壁を有している。
配線ケーブルは、第1伸長部と、湾曲部と、第2伸長部とを有している。第1伸長部は、底壁面に沿って基端側から終端側に延びている。湾曲部は、第1伸長部に連続し、プラテンに接近するように湾曲して基端側に向きを変えている。第2伸長部は、湾曲部に連続し、プラテンに沿って基端側に延びている。
この画像読取装置では、移動体が走査方向に往復動することにより、読取部が移動体とともに移動し、プラテンに配置される被読取媒体の画像を読み取る。この際、配線ケーブルは、移動体の往復動により湾曲部が走査方向に往復移動し、この移動に伴って、第1伸長部及び第2伸長部の一方が短くなる一方、第1伸長部及び第2伸長部の他方が長くなる。こうして、この画像読取装置では、配線ケーブルが移動体の往復動に追従し、読取部による画像の読取処理を妨げないようになっている。
特開2011−30032号公報
ところで、上記従来の画像読取装置では、配線ケーブルが走査方向と直交する幅方向において側壁から離れていると、全体が大型化してしまう。
このため、小型化を図るために、配線ケーブルの位置を側壁の近傍に移動させると、第1伸長部、湾曲部及び第2伸長部の幅方向の端縁が側壁に沿ってより近づくように配線される部分を有することになり、湾曲部及び第2伸長部が側壁と接触し易くなる。この場合、側壁が配線ケーブルとの接触により摩耗して粉塵が発生するおそれがある。すると、その粉塵が読取部の近傍に移動することにより、画像の読取品質の低下を招き易い。また、側壁が配線ケーブルに接触することで第2伸長部が振動し、その振動が移動体及び読取部に伝わることにより、画像の読取品質の低下を招き易い。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、小型化を実現しつつ、画像の読取品質の低下を抑制できる画像読取装置を提供することを目的とする。
本発明の画像読取装置は、底壁面と、前記底壁面から突出し、内側に収容領域を形成する周壁とを有するベース部材と、
前記周壁によって支持され、前記底壁面と間隔を有して対向するとともに、前記収容領域を覆うプラテンと、
前記収容領域内を基端側から終端側まで延びる走査方向に往復動する移動体と、
前記収容領域内で前記プラテンに対向するように前記移動体に支持され、前記移動体の往復動により、前記プラテンに配置される被読取媒体の画像を読み取る読取部と、
前記収容領域内で一端側が前記底壁面に固定されるとともに、他端側が前記移動体に連結され、可撓性を有する配線ケーブルとを備え、
前記周壁は、前記走査方向に延びる側壁を有し、
前記配線ケーブルは、前記底壁面に沿って前記基端側から前記終端側に延びる第1伸長部と、前記第1伸長部に連続し、前記プラテンに接近するように湾曲して前記基端側に向きを変える湾曲部と、前記湾曲部に連続し、前記プラテンに沿って前記基端側に延びる第2伸長部とを有し、
前記第1伸長部、前記湾曲部及び前記第2伸長部は、前記走査方向と直交する幅方向の端縁が前記側壁に沿って配線される部分を有し、
前記底壁面と前記側壁との間又は前記底壁面には、前記第1伸長部に当接することによって前記第2伸長部の前記側壁に沿う前記端縁を前記側壁から離間させる接触防止部が設けられていることを特徴とする。
本発明の画像読取装置では、配線ケーブルが有する第1伸長部、湾曲部及び第2伸長部は、走査方向と直交する幅方向の端縁が走査方向に延びる側壁に沿って配線される部分を有している。これにより、この画像読取装置では、配線ケーブルを側壁に接近させることができるので、小型化を実現できる。
また、この画像読取装置では、移動体の往復動により湾曲部が走査方向において移動する際、底壁面と側壁との間又は底壁面に設けられた接触防止部が第1伸長部に当接することによって湾曲部及び第2伸長部を側壁から離間させる。これにより、この画像読取装置では、湾曲部及び第2伸長部と側壁との接触を防止することができる。その結果、この画像読取装置では、側壁の摩耗による粉塵の発生を抑制できるので、その粉塵が読取部の近傍に移動する不具合が発生し難い。また、この画像読取装置では、第2伸長部の振動を抑制できるので、その振動が往復動する移動体及び読取部に伝わる不具合も発生し難い。
したがって、本発明の画像読取装置では、小型化を実現しつつ、画像の読取品質の低下を抑制できる。
接触防止部は、底壁面と側壁との間に設けられ、底壁面及び側壁に対して傾斜し、第1伸長部の側壁に沿う端縁に当接可能に構成された第1傾斜面であることが望ましい。
この構成によれば、湾曲部の復元力により第1伸長部が底壁面に向けて付勢されて、第1伸長部の側壁に沿う端縁が側壁に近づくような動きをし、第1伸長部が第1傾斜面に当接すると、第1伸長部が第1傾斜面に沿って側壁から離間し、かつ底壁面に接近するように滑る。このため、第1伸長部の滑りに伴って、湾曲部及び第2伸長部も側壁から離間する。こうして、この画像読取装置では、第1傾斜面により、湾曲部及び第2伸長部と側壁との接触を確実に防止することができるので、側壁の摩耗による粉塵の発生を一層抑制できるとともに、第2伸長部の振動を一層抑制できる。
第1傾斜面と底壁面との交差線と、側壁との幅方向の距離は、移動体に連結される第2伸長部の他端側と、側壁との幅方向の距離に略等しいことが望ましい。この構成によれば、第1伸長部が第1傾斜面に沿って側壁から離間し、かつ底壁面に接近するように滑った後、第1伸長部と第2伸長部とが正対し易いので、配線ケーブルを捩じるような力が作用し難くなり、配線ケーブルの姿勢が安定する。
第1傾斜面は、走査方向に間隔を有して並び、それぞれが幅方向に延びる複数のリブによって形成されていることが望ましい。この構成によれば、第1傾斜面が複数のリブによって形成されていることにより、第1伸長部と第1傾斜面との接触面積を減らすことができ、湾曲部が走査方向においてスムーズに移動できる。
接触防止部は、底壁面に設けられ、自己からプラテンに向けて延びる垂線が側壁に対して離間するように傾斜し、第1伸長部の底壁面に対向する面に当接可能に構成された第2傾斜面であることが望ましい。
この構成によれば、湾曲部の復元力により第1伸長部が底壁面に向けて付勢されて、第1伸長部の底壁面に対向する面に第2傾斜面が当接すると、第1伸長部が第2傾斜面に沿って傾斜する。ここで、第2傾斜面からプラテンに向けて延びる垂線が側壁に対して離間するように傾斜している。このため、第1伸長部が第2傾斜面に当接することによる第1伸長部の傾斜に伴って、湾曲部及び第2伸長部も側壁から離間する。こうして、この画像読取装置では、第2傾斜面により、湾曲部及び第2伸長部と側壁との接触を確実に防止することができるので、側壁の摩耗による粉塵の発生を一層抑制できるとともに、第2伸長部の振動を一層抑制できる。
第2傾斜面は、走査方向及び幅方向の一方に間隔を有して並び、それぞれが走査方向及び幅方向の他方に延びる複数のリブによって形成されていることが望ましい。この構成によれば、第2傾斜面が複数のリブによって形成されていることにより、第1伸長部と第2傾斜面との接触面積を減らすことができ、湾曲部が走査方向においてスムーズに移動できる。
底壁面には、幅方向において第2傾斜面を挟んで側壁とは反対側からプラテンに向けて突出し、第1伸長部の幅方向における側壁とは反対側に位置する端縁に当接可能に構成されたストッパが設けられていることが望ましい。この構成によれば、ストッパにより、第1伸長部が幅方向における側壁とは反対側にずれ過ぎることを防止できるので、湾曲部が走査方向においてスムーズに移動できる。
移動体には、第2伸長部の他端側が幅方向において側壁側にずれることを規制する規制部が設けられていることが望ましい。この構成によれば、規制部により、移動体に近い第2伸長部の他端側と側壁との接触を防止できるので、側壁の摩耗による粉塵の発生を一層抑制できるとともに、第2伸長部の振動を一層抑制できる。
接触防止部は、湾曲部が走査方向において移動する範囲の全長にわたって形成されていることが望ましい。この構成によれば、湾曲部が走査方向において移動するのに伴って長さが変化する第1伸長部に接触防止部が確実に当接し、湾曲部及び第2伸長部と側壁との接触を確実に防止することができる。
第1伸長部、湾曲部及び第2伸長部は、幅方向において、側壁と、読取部が画像を読み取る読取範囲とに挟まれた配線領域内に配設されていることが望ましい。
この構成によれば、幅方向において、側壁と、読取部が被読取媒体の画像を読み取る読取範囲とに挟まれた配線領域を狭くし、その狭くなった配線領域内に配線ケーブルの第1伸長部、第2伸長部及び湾曲部を配設することにより、装置の小型化を実現できる。また、この画像読取装置では、接触防止部が第1伸長部に当接することによって湾曲部及び第2伸長部を側壁から離間させる。これにより、この画像読取装置では、配線領域を狭くしても、湾曲部及び第2伸長部と側壁との接触を防止することができるので、側壁の摩耗による粉塵の発生を抑制できるとともに、第2伸長部の振動を抑制できる。その結果、この画像読取装置では、配線領域を狭くしても、画像の読取品質の低下を抑制できる。また、配線領域は、読取部の読取範囲と重ならないため、配線ケーブルが読取部による画像の読取に影響を及ぼすことがない。
配線ケーブルは、第2伸長部の他端側から、幅方向における側壁とは反対側に屈曲されて読取範囲側に位置する屈曲部を有していることが望ましい。そして、移動体には、第2伸長部と屈曲部との間に位置して双方の幅方向の間隔を確保するスペーサが設けられていることが望ましい。この構成によれば、配線ケーブルが屈曲部を有することにより、移動体に対する配線ケーブルの接続自由度が向上する。また、スペーサにより、第2伸長部と屈曲部との接触を防止できる。
実施例1の画像読取装置の斜視図である。 実施例1の画像読取装置の模式側面図である。 実施例1の画像読取装置に係り、プラテンガラスを取り除いた状態のベース部材、キャリッジ、読取部及び走査機構等を示す斜視図である。 実施例1の画像読取装置に係り、プラテンガラスを取り除いた状態のベース部材、キャリッジ、読取部及び走査機構等を示す上面図である。 実施例1の画像読取装置に係り、図3の一部を拡大した部分斜視図である。 実施例1の画像読取装置に係り、図4のA−A断面を示す部分断面図である。 実施例1の画像読取装置に係り、配線ケーブルにおける第2伸長部及び屈曲部を示す部分斜視図である。 実施例1の画像読取装置に係り、図6と同様の部分断面図であって、配線ケーブルに対する第1傾斜面の作用を説明する図である。 実施例1の画像読取装置に係り、図6と同様の部分断面図であって、配線ケーブルに対する第1傾斜面の作用を説明する図である。 実施例2の画像読取装置に係り、図5と同様の部分斜視図である。 実施例3の画像読取装置に係り、図6と同様の断面を示す部分断面図である。 実施例3の画像読取装置に係り、図11と同様の部分断面図であって、配線ケーブルに対する第2傾斜面の作用を説明する図である。 実施例3の画像読取装置に係り、図11と同様の部分断面図であって、配線ケーブルに対する第2傾斜面の作用を説明する図である。 実施例4の画像読取装置に係り、図11と同様の断面を示す部分断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例1〜4を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1に示すように、実施例1の画像読取装置1は、本発明の画像読取装置の具体的態様の一例である。図1では、操作パネル5が設けられた側を装置の前側と規定し、操作パネル5に向かった場合に左手に来る側を左側と規定して、前後、左右及び上下の各方向を表示する。そして、図2以降の各図に示す各方向は、全て図1に示す各方向に対応させて表示する。以下、図1等に基づいて、画像読取装置1が備える各構成要素について説明する。
<全体構成>
図1及び図2に示すように、画像読取装置1は、本体部8と開閉部9とを備えている。本体部8は、扁平な略箱状体であり、その前側には、図1に示す操作パネル5が設けられている。図2に示すように、本体部8の上面には、プラテンガラス19が配設され、そのプラテンガラス19の上面が図2に示す載置面8Aとされている。プラテンガラス19は、本発明の「プラテン」の一例である。載置面8Aには、原稿を静止させた状態で読み取る際に、原稿が載置される。原稿は、用紙やOHPシート等の枚葉体である。原稿は、本発明の「被読取媒体」の一例である。
図1に示すように、開閉部9は、本体部8の後面側上端縁に配設された図示しないヒンジにより、左右方向に延びる開閉軸心X9周りに揺動可能に本体部8に支持されている。開閉部9は、図1に実線で示すように、閉じた状態では載置面8Aを上方から覆っている。その一方、開閉部9は、図1に二点鎖線で示すように、その前側が上方かつ後方に変位するように開閉軸心X9周りに揺動することにより、載置面8Aの上方を開放する。これにより、ユーザは読取対象の原稿を載置面8Aに載置することができる。
図1及び図2に示すように、開閉部9の上側には、原稿台9Aが開閉可能に設けられている。また、開閉部9内には、図2に示すように、自動原稿搬送機構4が配設されている。自動原稿搬送機構4は周知のものであるので説明は簡略するが、開いた状態の原稿台9Aに載置される複数枚の原稿を1枚ずつ分離し、搬送経路P1に沿って順次搬送する。
本体部8の下側部分には、画像形成ユニットFが設けられている。図示は省略するが、画像形成ユニットFには、インクジェット方式又はレーザ方式等の画像形成部が収容されている。本体部8の上側部分には、画像読取ユニットRが設けられている。画像読取ユニットRは、図3〜図6に示すベース部材10、ベース部材10に対して上側から組み付けられる図示しない枠体、及び図2及び図6に示すプラテンガラス19等を有して構成されている。図3〜図5ではプラテンガラス19の図示を省略している。
図3〜図6に示すように、ベース部材10は、熱可塑性樹脂の射出成形品である。ベース部材10には、底壁面11及び周壁12A、12B、12L、12R等が形成されている。
底壁面11は、略水平に延在する略矩形平面である。周壁12A、12B、12L、12Rはそれぞれ、底壁面11の前後左右の端縁から上方に向けて突出している。後側の周壁12Bは、左右方向に延びる側壁13と、側壁13に対して後側に位置し、側壁13と平行に左右方向に延びる外壁14とを有している。側壁13と外壁14との間には、開閉部9を揺動可能に支持する図示しないヒンジ等が配設されている。前側の周壁12Aと、後側の周壁12Bが有する側壁13と、左側の周壁12Lと、右側の周壁12Rとは、底壁面11を囲うことにより、その内側に収容領域10Aを形成している。収容領域10Aには、キャリッジ20、読取部3、配線ケーブル50及び走査機構30が収容されている。キャリッジ20は、本発明の「移動体」の一例である。
プラテンガラス19は、前側の周壁12Aと、後側の周壁12Bが有する側壁13と、左側の周壁12Lと、右側の周壁12Rとによって自己の周縁が下側から支持された状態で、図示しない枠体が自己の周縁に対して上側から当接しつつ、ベース部材10に組み付けられることにより、本体部8に固定されている。図6に示すように、プラテンガラス19は、底壁面11と間隔を有して対向するとともに、収容領域10Aを覆っている。
図3及び図4に示すように、底壁面11上には、金属丸棒であるガイドシャフト29が配設されている。ガイドシャフト29は、底壁面11における前後方向の略中央に位置して、左右方向に延びている。ガイドシャフト29の左端は、左側の周壁12Lの下部に固定されている。ガイドシャフト29の右端は、右側の周壁12Rの下部に固定されている。ガイドシャフト29の右端側は、本発明の「基端側」の一例である。ガイドシャフト29の左端側は、本発明の「終端側」の一例である。ガイドシャフト29が延びる左右方向は、本発明の「走査方向」の一例である。
キャリッジ20は、前後方向に細長い樹脂製部材であり、前側の周壁12A及び後側の側壁13の近傍まで延びている。キャリッジ20は、ガイドシャフト29に案内されることにより、底壁面11の上側で、左側の周壁12Lの近傍から右側の周壁12Rの近傍まで左右方向に往復動可能となっている。
読取部3は、キャリッジ20に搭載されている。読取部3は、収容領域10A内でプラテンガラス19に対向するようにキャリッジ20に支持されている。読取部3は、CIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Device)等の周知の画像読取センサである。読取部3は、前後方向において、載置面8Aに載置される原稿(本装置が読取可能とする最大サイズの原稿)の前後幅を越える程度の長さを有している。
図3〜図5に示すように、配線ケーブル50は、複数本の被覆電線が帯状に接続されてなり、可撓性を有するフレキシブルフラットケーブルである。配線ケーブル50の一端50A側は、収容領域10A内で底壁面11に固定されている。配線ケーブル50の一端50A側は、側壁13の左右方向の中間部に対して前側に位置している。図4に示すように、配線ケーブル50は、一端50A側からさらに延びて側壁13と外壁14との間を通過し、本体部8内に設けられた図示しない制御部に電気的に接続されている。配線ケーブル50は、その他端50B側がキャリッジ20に固定され、その先において、読取部3と図示しないコネクタを介して電気的に接続されている。
連結されている。
より詳しくは、図3〜図6に示すように、配線ケーブル50は、第1伸長部51と、湾曲部53と、第2伸長部52と、屈曲部55とを有している。
図5に示すように、第1伸長部51は、底壁面11に固定された配線ケーブル50の一端50A側から底壁面11に沿って左側に向かって延びている。湾曲部53は、第1伸長部51に連続し、プラテンガラス19に接近するように半円弧状に湾曲して右側に向きを変えている。第2伸長部52は、湾曲部53に連続し、プラテンガラス19に沿って右側に延びている。
配線ケーブル50が可撓性を有することにより、湾曲部53は復元力を蓄えつつ湾曲している。プラテンガラス19により上方向への変位が規制される配線ケーブル50では、この湾曲部53の復元力により、第1伸長部51が底壁面11に向かって付勢され、第2伸長部52がプラテンガラス19に向かって付勢されている。
配線ケーブル50の幅方向は、走査方向である左右方向と直交する前後方向である。図5、図8及び図9に示すように、第1伸長部51の後側の端縁51B、湾曲部53の後側の端縁53B及び第2伸長部52の後側の端縁52Bは、側壁13に沿って配線される部分を有している。
図5に示すように、キャリッジ20の後端側には、ケーブル保持部21が左側に向けて突出するように設けられている。ケーブル保持部21の後端には、上側に向けてリブ状に突出する規制部27が形成されている。規制部27は、第2伸長部52の右端側が前後方向において側壁13側にずれることを規制する。
図5及び図7に示すように、屈曲部55は、第2伸長部52の右端側から側壁13とは反対側に向けて、すなわち前側に向けて複数回屈曲された後、ケーブル保持部21の下側に潜り込むように湾曲して、配線ケーブル50の他端50Bまで延びている。
図5に示すように、ケーブル保持部21における規制部27の前側には、上側に向けてリブ状に突出するスペーサ28が設けられている。スペーサ28は、第2伸長部52の右端側と屈曲部55との間に位置して双方の前後方向の間隔を確保している。
このような構成である配線ケーブル50により、キャリッジ20に搭載された読取部3と図示しない制御部とが電気的に接続されている。
図3及び図4に示すように、走査機構30は、ベース部材10内にそれぞれ配設された駆動源30M、駆動プーリ31、従動プーリ32及びタイミングベルト33を有している。
駆動源30Mは、電動モータと、その電動モータに噛み合う複数個のギヤ群とからなる。駆動源30Mは、左側の周壁12Lに隣接し、かつ、ガイドシャフト29の左端の近傍に位置している。駆動源30Mは、図示しない制御部に制御されて回転する。
図4に破線で示すように、駆動プーリ31は、駆動源30Mのギヤ群のうち、電動モータから最も離れたギヤに一体成形されている。駆動プーリ31は、左側の周壁12Lに隣接し、かつ、ガイドシャフト29の左端に対して、後側に位置している。駆動プーリ31は、上下方向に延びる軸心周りに回転可能となっている。
図示しない制御部に制御されて、駆動源30Mの電動モータが回転すると、駆動プーリ31が回転駆動される。制御部が電動モータの回転方向を切り替えることにより、駆動プーリ31は、正回転又は逆回転する。駆動プーリ31について、図4の紙面に向かって反時計方向の回転を正回転とし、時計方向の回転を逆回転とする。
図3及び図4に示すように、従動プーリ32は、右側の周壁12Rに隣接し、かつ、ガイドシャフト29の右端に対して、後側に位置している。従動プーリ32は、上下方向に延びる軸心周りに回転可能となっている。
タイミングベルト33は、駆動プーリ31と従動プーリ32とに巻き掛けられた無端ベルトである。図4に示すように、タイミングベルト33におけるガイドシャフト29に沿いながら左右方向に延びる部分は、連結部33Aによってキャリッジ20と連結されている。
駆動プーリ31が正回転すると、タイミングベルト33の連結部33Aが左側から右側に移動し、キャリッジ20も左側から右側に移動する。その一方、駆動プーリ31が逆回転すると、連結部33Aが右側から左側に移動し、キャリッジ20も右側から左側に移動する。こうして、キャリッジ20と、キャリッジ20に搭載された読取部3とは、駆動プーリ31の正回転及び逆回転により、収容領域10A内を左右方向に往復動可能となっている。図4に、読取部3が画像を読み取る読取範囲R1を示す。本実施形態における読取範囲R1の左右方向の長さLR1は、キャリッジ20とともに移動する読取部3を構成する図示しない読取素子の移動距離に相当する長さである。読取範囲R1の前後方向の長さLR2は、読取部3を構成する読取素子の構造やその読取方式によって変わり、図4に示す長さLR2より短くなったり、長くなったりする場合もある。図4の例では、主走査方向(前後方向)に並ぶ読取素子の配列長に相当する長さとなっている。また、主走査方向に並ぶ読取素子のうち一端側の一部の素子、他端側の一部の素子を画像の読み取りに使用しない場合には、その一部の素子を除く読取素子の配列長に相当する長さに基づいて、読取範囲を定義することも可能である。側壁13と、読取範囲R1とに挟まれた領域は、配線領域W1である。図3及び図5に示すように、底壁面11は、配線領域W1の左側において浅く凹んでいる。配線領域W1内には、配線ケーブル50の第1伸長部51、第2伸長部52及び湾曲部53が配設されている。
キャリッジ20が左側から右側に移動する際、配線ケーブル50の第2伸長部52がキャリッジ20に引っ張られるので、湾曲部53が右側に向かって移動し、第1伸長部51が短くなり、第2伸長部52が長くなる。その一方、キャリッジ20が右側から左側に移動する際、配線ケーブル50の第2伸長部52がキャリッジ20に押されるので、湾曲部53が左側に向かって移動し、第1伸長部51が長くなり、第2伸長部52が短くなる。図3に、湾曲部53が左右方向において移動する範囲E1を示す。こうして、配線ケーブル50は、キャリッジ20の往復動に追従し、読取部3による画像の読取処理を妨げないようになっている。
この画像読取装置1では、載置面8Aに載置された原稿を読み取る場合、走査機構30が作動し、図2に示すように、キャリッジ20に搭載された読取部3を本体部8内における左端側から右端側に移動させる。これにより、読取部3は、載置面8Aに載置された原稿の画像を読み取る。その後、走査機構30は、読み取りを終えた読取部3を本体部8内における右端側から左端側に移動させ、元の位置に復帰させる。
また、この画像読取装置1では、原稿台9Aに載置される複数枚の原稿の画像を読み取る場合、図2及び図4に示すように、走査機構30が作動し、キャリッジ20に搭載された読取部3を本体部8内における左端側の位置である固定位置に移動させる。そして、自動原稿搬送機構4が原稿台9Aに載置される原稿を搬送経路P1に沿って順次搬送すると、その原稿が固定位置にある読取部3の上側を通過するので、読取部3は、その通過する原稿の画像を読み取る。
こうして、この画像読取装置1では、載置面8A又は原稿台9Aに載置された原稿の画像を読み取ることができる。
<接触防止部としての第1傾斜面>
この画像読取装置1では、小型化を実現するため、側壁13と読取範囲R1とに挟まれた配線領域W1を前後方向において狭くし、その狭い配線領域W1内に配線ケーブル50の第1伸長部51、第2伸長部52及び湾曲部53を配設している。このため、図3〜図6、図8及び図9に示すように、この画像読取装置1では、底壁面11と側壁13との間に、配線ケーブル50の第2伸長部52と側壁13との接触を防止する第1傾斜面100を設けている。第1傾斜面100は、本発明の「接触防止部」の一例である。
第1傾斜面100は、略水平な底壁面11と略垂直な側壁13とに対して傾斜する傾斜面である。図6に示すように、第1傾斜面100と底壁面11との交差線C1は、側壁13に対して前側に離れて、左右方向に延びている。第1傾斜面100は、交差線C1から後側に向かって上り傾斜し、側壁13に接続している。図3に示すように、第1傾斜面100は、湾曲部53が左右方向において移動する範囲E1の全長にわたって連続する平面として形成されている。
図9に示すように、交差線C1と側壁13との前後方向の距離をL1とする。また、キャリッジ20に連結される第2伸長部52の右端側と、側壁13との前後方向の距離、より詳しくは、規制部27によって規制される第2伸長部52の後側の端縁52Bと、側壁13との前後方向の距離をL2とする。距離L1は、距離L2に略等しい。
図9は、第1伸長部51、湾曲部53及び第2伸長部52が前後方向においてずれていない状態を示している。そして、図8に示すように、第1伸長部51、湾曲部53及び第2伸長部52が後側にずれて側壁13に接近しようとする場合、第1伸長部51の側壁13に沿う端縁51Bは、第1傾斜面100に当接するようになる。
図6に示すように、第1傾斜面100の底壁面11に対する傾斜角度α1は、少なくとも5°以上であることが好ましく、45°以上であることがより好ましい。本実施例では、傾斜角度α1は、60°程度である。傾斜角度α1が大きい程、第1伸長部51の側壁13に沿う端縁51Bが第1傾斜面100に当接する場合に、端縁51Bが第1傾斜面10に沿って滑って底壁面11に接近し易くなる。
<作用効果>
実施例1の画像読取装置1では、図5に示すように、配線ケーブル50が有する第1伸長部51、湾曲部53及び第2伸長部52は、後側の端縁51B、52B、53Bが左右方向に延びる側壁13に沿って配線される部分を有している。これにより、この画像読取装置1では、配線ケーブル50を側壁13に接近させることができるので、小型化を実現できる。特に、この画像読取装置1では、側壁13と読取範囲R1とに挟まれた配線領域W1を前後方向において狭くし、その狭くなった配線領域W1内に配線ケーブル50の第1伸長部51、第2伸長部52及び湾曲部53を配設することにより、装置の小型化を実現できる。
また、この画像読取装置1では、キャリッジ20の往復動により湾曲部53が左右方向において移動する際、図8に示すように、第1伸長部51、湾曲部53及び第2伸長部52が後側にずれると、第1伸長部51の側壁13に沿う端縁51Bが、底壁面11と側壁13との間に設けられた接触防止部としての第1傾斜面100に当接する。特に、この画像読取装置1では、狭くなった配線領域W1内に配線ケーブル50の第1伸長部51、第2伸長部52及び湾曲部53が配設されていることにより、第1伸長部51、第2伸長部52及び湾曲部53と側壁13との前後方向の隙間が狭くなっているので、第1伸長部51、第2伸長部52及び湾曲部53の配線が少しでも傾くと、第1伸長部51の端縁51Bが第1傾斜面100に当接し易い。湾曲部53は、上方向に変位しようとするが、プラテンガラス19によりその変位が規制され、湾曲部53の復元力により第1伸長部51が底壁面11に向けて付勢される。そうすると、端縁51Bが第1傾斜面100に当接した状態のまま、第1伸長部51が第1傾斜面100に沿って滑る。この際、図9に示すように、第1伸長部51は、第1傾斜面100が底壁面11に向かって下り傾斜していることにより、側壁13から離間し、かつ底壁面11に接近するように滑る。このため、第1伸長部51の滑りに伴って、湾曲部53及び第2伸長部52も側壁13から離間する。
こうして、この画像読取装置1では、第1傾斜面100により、湾曲部53の後側の端縁52B及び第2伸長部52の後側の端縁52Bと、側壁13との接触を確実に防止することができる。その結果、この画像読取装置1では、側壁13の摩耗による粉塵の発生を抑制できるので、その粉塵が読取部3の近傍に移動する不具合が発生し難い。また、この画像読取装置1では、第2伸長部52の振動を抑制できるので、その振動が往復動するキャリッジ20及び読取部3に伝わる不具合も発生し難い。
したがって、実施例1の画像読取装置1では、小型化を実現しつつ、画像の読取品質の低下を抑制できる。
また、この画像読取装置1では、第1傾斜面100と底壁面11との交差線C1と、側壁13との前後方向の距離L1は、キャリッジ20に連結される第2伸長部52の右端側と、側壁13との前後方向の距離(より詳しくは、規制部27によって規制される第2伸長部52の後側の端縁52Bと、側壁13との前後方向の距離)L2に略等しい。これにより、この画像読取装置1では、第1伸長部51が第1傾斜面100に沿って側壁13から離間し、かつ底壁面11に接近するように滑った後、図9に示すように、第1伸長部51と第2伸長部52とが正対し易いので、配線ケーブル50を捩じるような力が作用し難くなり、配線ケーブル50の姿勢が安定する。
さらに、この画像読取装置1では、図5及び図9に示すように、キャリッジ20に設けられた規制部27により、キャリッジ20に近い第2伸長部52の右端側と側壁13との接触を防止できるので、側壁13の摩耗による粉塵の発生を一層抑制できるとともに、第2伸長部52の振動を一層抑制できる。
また、この画像読取装置1では、第1傾斜面100は、湾曲部53が左右方向において移動する範囲E1の全長にわたって形成されている。これにより、この画像読取装置1では、湾曲部53が左右方向において移動するのに伴って長さが変化する第1伸長部51の側壁13に沿う端縁51Bが第1傾斜面100に確実に当接し、湾曲部53の後側の端縁52B及び第2伸長部52の後側の端縁52Bと、側壁13との接触を確実に防止することができる。
さらに、この画像読取装置1では、配線ケーブル50が屈曲部55を有することにより、キャリッジ20に対する配線ケーブル50の接続自由度が向上する。また、キャリッジ20に設けられたスペーサ28が第2伸長部52と屈曲部55との間に位置して双方の前後方向の間隔を確保することにより、第2伸長部52と屈曲部55との接触を防止できる。
(実施例2)
図10に示すように、実施例2の画像読取装置では、実施例1の第1傾斜面100が複数のリブ110によって形成されるように変更されている。各リブ110は、底壁面11と側壁13との間で左右方向に間隔を有して並び、それぞれが前後方向に延びる三角リブである。各リブ110の斜辺により、第1傾斜面100が形成されている。実施例2のその他の構成は、実施例1と同一である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
上記構成を備える実施例2の画像読取装置では、実施例1の画像読取装置と同様、小型化を実現しつつ、画像の読取品質の低下を抑制できる。
また、この画像読取装置では、第1傾斜面100が複数のリブ110によって形成されていることにより、第1伸長部51と第1傾斜面100との接触面積を減らすことができ、湾曲部53が左右方向においてスムーズに移動できる。
(実施例3)
図11〜図13に示すように、実施例3の画像読取装置では、第1傾斜面100の代わりに、第2傾斜面200を採用している。実施例3のその他の構成は、実施例1と同一である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
実施例3の画像読取装置では、底壁面11に、配線ケーブル50の第2伸長部52と側壁13との接触を防止する第2傾斜面200を設けている。第2傾斜面200は、本発明の「接触防止部」の一例である。
第2傾斜面200は、底壁面11において、第1伸長部51の底壁面11に対向する面51Cに当接可能な範囲に形成されている。第2傾斜面200は、後側に向かって上り傾斜し、側壁13に接続している。図11に示すように、第2傾斜面200からプラテンガラス19に向けて延びる垂線S1は、側壁13に対して離間するように前側に向かって傾斜している。
第2傾斜面200の底壁面11に対する傾斜角度α2は、おおよそ10°〜45°の範囲内にあることが好ましい。本実施例では、傾斜角度α2は、20°程度である。図11等では、傾斜角度α2を実際より大きく描いている。
図示は省略するが、第2傾斜面200は、湾曲部53が左右方向において移動する範囲E1の全長にわたって連続する平面として形成されている。
図12は、第1伸長部51、湾曲部53及び第2伸長部52が後側にずれた状態を示している。図13は、第1伸長部51、湾曲部53及び第2伸長部52が前後方向においてずれていない状態を示している。
底壁面11における第2傾斜面200より前側には、ストッパ220が設けられている。換言すると、ストッパ220は、前後方向において第2傾斜面200を挟んで側壁13とは反対側に位置している。ストッパ220は、上方のプラテンガラス19に向けて短く突出するリブであり、第2傾斜面200に沿って左右方向に延びている。これにより、ストッパ220は、第1伸長部51の前後方向における側壁13とは反対側、すなわち前側に位置する端縁51Aに当接可能となっている。
上記構成を備える実施例3の画像読取装置では、キャリッジ20の往復動により湾曲部53が左右方向において移動する際、図12に示すように、第1伸長部51、湾曲部53及び第2伸長部52が後側にずれると、第1伸長部51の側壁13に沿う端縁51Bが底壁面11に設けられた接触防止部としての第2傾斜面200に当接する。湾曲部53は、上方向に変位しようとするが、プラテンガラス19によりその変位が規制される。湾曲部53の復元力により第1伸長部51が底壁面11に向けて付勢される。そうすると、図13に示すように、第1伸長部51の底壁面11に対向する面51Cが第2傾斜面200に当接し、第1伸長部51が第2傾斜面200に沿って傾斜する。ここで、第2傾斜面200からプラテンガラス19に向けて延びる垂線S1が側壁13に対して離間するように傾斜している。このため、第1伸長部51が第2傾斜面200に当接することによる第1伸長部51の傾斜に伴って、第2伸長部52の後側の端縁52Bも側壁13から離間する。こうして、この画像読取装置では、第2傾斜面200により、湾曲部53の後側の端縁53B及び第2伸長部52の後側の端縁52Bと、側壁13との接触を確実に防止することができるので、側壁13の摩耗による粉塵の発生を一層抑制できるとともに、第2伸長部52の振動を一層抑制できる。
したがって、実施例3の画像読取装置では、実施例1、2の画像読取装置と同様、小型化を実現しつつ、画像の読取品質の低下を抑制できる。
また、この画像読取装置では、底壁面11に設けられたストッパ220が第1伸長部51の前側の端縁51Aに当接することにより、第1伸長部51が前側にずれ過ぎることを防止できるので、湾曲部53が左右方向においてスムーズに移動できる。
(実施例4)
図14に示すように、実施例4の画像読取装置では、実施例3の第2傾斜面200が複数のリブ210によって形成されるように変更されている。各リブ210は、底壁面11において、第1伸長部51の底壁面11に対向する面51Cに当接可能な範囲に形成されている。各リブ210は、前後方向に間隔を有して並び、それぞれが左右方向に延びている。最も前側のリブ210から最も後側のリブ210に向かって、各リブ210の高さが徐々に大きくなっている。各リブ210の上端縁により、第2傾斜面200が形成されている。実施例4のその他の構成は、実施例1と同一である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
上記構成を備える実施例4の画像読取装置では、実施例1〜3の画像読取装置と同様、小型化を実現しつつ、画像の読取品質の低下を抑制できる。
また、この画像読取装置では、第2傾斜面200が複数のリブ210によって形成されていることにより、第1伸長部51と第2傾斜面200との接触面積を減らすことができ、湾曲部53が走査方向においてスムーズに移動できる。
以上において、本発明を実施例1〜4に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜4に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例4では、各リブ210は、前後方向に間隔を有して並び、それぞれが左右方向に延びているが、この構成に限定されない。例えば、実施例4において、各リブ210の代わりに、左右方向に間隔を有して並び、それぞれが前後方向に延びる複数のリブを採用し、その複数のリブにより、第2傾斜面200が形成されていてもよい。
また、本実施形態の画像読取装置の機能に加え、コピー機能、ファクシミリ機能等の複数の機能を備えた複合機に適用させてもよい。
本発明は画像読取装置又は複合機等に利用可能である。
1…画像読取装置、10…ベース部材、11…底壁面、10A…収容領域
12A、12B、12L、12R…周壁、13…側壁
19…プラテン(プラテンガラス)、3…読取部
20…移動体(キャリッジ)、27…規制部、28…スペーサ、55…屈曲部
50…配線ケーブル、50A…配線ケーブルの一端、50B…配線ケーブルの他端
51…第1伸長部、53…湾曲部、52…第2伸長部
51A…第1伸長部の幅方向における側壁とは反対側に位置する端縁
51B…第1伸長部の側壁に沿う端縁、52B…第2伸長部の側壁に沿う端縁
51C…第1伸長部の底壁面に対向する面
100、200…接触防止部(100…第1傾斜面、200…第2傾斜面)
C1…第1傾斜面と底壁面との交差線
L1…第1傾斜面と底壁面との交差線と、側壁との幅方向の距離
L2…第2伸長部の他端側と側壁との幅方向の距離
110…第1傾斜面を形成するリブ
210…第2傾斜面を形成するリブ、220…ストッパ
S1…第2傾斜面からプラテンに向けて延びる垂線
E1…湾曲部が走査方向において移動する範囲、R1…読取範囲、W1…配線領域

Claims (11)

  1. 底壁面と、前記底壁面から突出し、内側に収容領域を形成する周壁とを有するベース部材と、
    前記周壁によって支持され、前記底壁面と間隔を有して対向するとともに、前記収容領域を覆うプラテンと、
    前記収容領域内を基端側から終端側まで延びる走査方向に往復動する移動体と、
    前記収容領域内で前記プラテンに対向するように前記移動体に支持され、前記移動体の往復動により、前記プラテンに配置される被読取媒体の画像を読み取る読取部と、
    前記収容領域内で一端側が前記底壁面に固定されるとともに、他端側が前記移動体に連結され、可撓性を有する配線ケーブルとを備え、
    前記周壁は、前記走査方向に延びる側壁を有し、
    前記配線ケーブルは、前記底壁面に沿って前記基端側から前記終端側に延びる第1伸長部と、前記第1伸長部に連続し、前記プラテンに接近するように湾曲して前記基端側に向きを変える湾曲部と、前記湾曲部に連続し、前記プラテンに沿って前記基端側に延びる第2伸長部とを有し、
    前記第1伸長部、前記湾曲部及び前記第2伸長部は、前記走査方向と直交する幅方向の端縁が前記側壁に沿って配線される部分を有し、
    前記底壁面と前記側壁との間又は前記底壁面には、前記第1伸長部に当接することによって前記第2伸長部の前記側壁に沿う前記端縁を前記側壁から離間させる接触防止部が設けられていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記接触防止部は、前記底壁面と前記側壁との間に設けられ、前記底壁面及び前記側壁に対して傾斜し、前記第1伸長部の前記側壁に沿う前記端縁に当接可能に構成された第1傾斜面である請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記第1傾斜面と前記底壁面との交差線と、前記側壁との前記幅方向の距離は、前記移動体に連結される前記第2伸長部の前記他端側と、前記側壁との前記幅方向の距離に略等しい請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記第1傾斜面は、前記走査方向に間隔を有して並び、それぞれが前記幅方向に延びる複数のリブによって形成されている請求項2又は3記載の画像読取装置。
  5. 前記接触防止部は、前記底壁面に設けられ、自己から前記プラテンに向けて延びる垂線が前記側壁に対して離間するように傾斜し、前記第1伸長部の前記底壁面に対向する面に当接可能に構成された第2傾斜面である請求項1記載の画像読取装置。
  6. 前記第2傾斜面は、前記走査方向及び前記幅方向の一方に間隔を有して並び、それぞれが前記走査方向及び前記幅方向の他方に延びる複数のリブによって形成されている請求項5記載の画像読取装置。
  7. 前記底壁面には、前記幅方向において前記第2傾斜面を挟んで前記側壁とは反対側から前記プラテンに向けて突出し、前記第1伸長部の前記幅方向における前記側壁とは反対側に位置する端縁に当接可能に構成されたストッパが設けられている請求項5又は6記載の画像読取装置。
  8. 前記移動体には、前記第2伸長部の前記他端側が前記幅方向において前記側壁側にずれることを規制する規制部が設けられている請求項1乃至7のいずれか1項記載の画像読取装置。
  9. 前記接触防止部は、前記湾曲部が前記走査方向において移動する範囲の全長にわたって形成されている請求項1乃至8のいずれか1項記載の画像読取装置。
  10. 前記第1伸長部、前記湾曲部及び前記第2伸長部は、前記幅方向において、前記側壁と、前記読取部が前記画像を読み取る読取範囲とに挟まれた配線領域内に配設されている請求項1乃至9のいずれか1項記載の画像読取装置。
  11. 前記配線ケーブルは、前記第2伸長部の前記他端側から、前記幅方向における前記側壁とは反対側に屈曲されて前記読取範囲側に位置する屈曲部を有し、
    前記移動体には、前記第2伸長部と前記屈曲部との間に位置して双方の前記幅方向の間隔を確保するスペーサが設けられている請求項10記載の画像読取装置。
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