JP2014138274A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを低廉化できるとともに、画像の読み取り品質の低下を抑制できる画像読取装置を提供する。
【解決手段】ベース10の底壁部13における第1方向の一端部13Aと他端部13Bとにそれぞれ設けられた第1案内部110と第2案内部120とは、第2方向に延び、第3方向において底壁部13側から原稿台17側へ突出するか、又は原稿台17側から底壁部13側へ陥没する。読取ユニット9のホルダ部71における第1方向の一端部71Aと他端部71Bとにそれぞれ設けられた第3案内部130と第4案内部140とは、第3方向において原稿台17側から底壁部13側へ突出するか、又は底壁部13側から原稿台17側へ陥没して、第1案内部110と第2案内部120とに当接する。読取ユニット9が移動するとき、第1、3案内部110、130が互いに摺接し、第2、4案内部120、140が互いに摺接するように構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は画像読取装置に関する。
特許文献1に画像読取装置の例が開示されている。この画像読取装置は、ハウジングと、読取ユニットとを備えている。ハウジングは、原稿台と、原稿台を下側から支持する樹脂製のベースとを有している。読取ユニットは、第1方向に延び、原稿台上の原稿の画像を読み取るように構成されたイメージセンサと、イメージセンサを保持するホルダ部と、ホルダ部に設けられ、イメージセンサを原稿台に向けて付勢する付勢部とを有している。読取ユニットは、第1方向に直交する第2方向に移動可能である。
ベースは、原稿台に対して下側に位置する底壁部を有している。ベースは樹脂製であり、底壁部における第1方向の中央にはガイドレールを有している。ガイドレールは、第2方向に延び、第1方向と第2方向とに直交する第3方向において、底壁部側から原稿台側へ突出している。
読取ユニットは、ホルダ部における第1方向の中央に設けられた読取側案内部を有している。読取側案内部は、第3方向において、底壁部側から原稿台側へ陥没して、ガイドレールに当接する。読取ユニットが移動するとき、樹脂製のガイドレールと読取側案内部とが互いに摺接する。
こうして、この画像読取装置では、従来の金属製のガイドレールの代わりに樹脂製のガイドレールを採用することで、製造コストの低廉化を図っている。
特開2009−253327号公報
しかし、上記画像読取装置では、付勢部がイメージセンサを原稿台に向けて付勢する際の反力は、付勢部が設けられたホルダ部と、ホルダ部が有する読取側案内部とを介して、ガイドレール及び底壁部に作用する。そして、ガイドレールが底壁部における第1方向の中央に位置しており、また、ガイドレールが樹脂製であって金属製のガイドレールと比較して剛性が低いことから、その反力が底壁部に長期に亘って作用することにより、底壁部の第1方向の中央が第3方向において原稿台側から離間するようにクリープ変形してしまう場合がある。そのような底壁部のクリープ変形が生じると、読取側案内部によってガイドレールと摺接するホルダ部が第3方向において原稿台側から底壁部側に離間してしまうので、付勢部がイメージセンサを原稿台に向けて好適に付勢することが難しくなる。その結果、原稿台に対するイメージセンサの第3方向の位置決め精度が低下し、画像の読み取り品質が低下し易くなる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、製造コストを低廉化できるとともに、画像の読み取り品質の低下を抑制できる画像読取装置を提供することを目的とする。
本発明の画像読取装置は、原稿台と、前記原稿台を下側から支持する樹脂製のベースとを有するハウジングと、
第1方向に延び、前記原稿台上の原稿の画像を読み取るように構成されたイメージセンサと、前記イメージセンサを保持するホルダ部と、前記ホルダ部に設けられ、前記イメージセンサを前記原稿台に向けて付勢する付勢部とを有し、前記第1方向に直交する第2方向に移動可能な読取ユニットと、を備え、
前記ベースは、前記原稿台に対して下側に位置する底壁部と、前記底壁部における前記第1方向の一端部から上方に延び、前記原稿台における前記第1方向の一端部を支持する第1側壁部と、前記底壁部における前記第1方向の他端部から上方に延び、前記原稿台における前記第1方向の他端部を支持する第2側壁部とを有し、
前記ベースは、前記底壁部における前記第1方向の一端部に設けられた第1案内部と、前記底壁部における前記第1方向の他端部に設けられた第2案内部とを有し、
前記第1案内部は、前記第2方向に延び、前記第1方向と前記第2方向とに直交する第3方向において、前記底壁部側から前記原稿台側へ突出するか、又は前記原稿台側から前記底壁部側へ陥没し、
前記第2案内部は、前記第2方向に延び、前記第3方向において、前記底壁部側から前記原稿台側へ突出するか、又は前記原稿台側から前記底壁部側へ陥没し、
前記読取ユニットは、前記ホルダ部における前記第1方向の一端部に設けられた第3案内部と、前記ホルダ部における前記第1方向の他端部に設けられた第4案内部とを有し、
前記第3案内部は、前記第3方向において、前記原稿台側から前記底壁部側へ突出するか、又は前記底壁部側から前記原稿台側へ陥没して、前記第1案内部に当接し、
前記第4案内部は、前記第3方向において、前記原稿台側から前記底壁部側へ突出するか、又は前記底壁部側から前記原稿台側へ陥没して、前記第2案内部に当接し、
前記読取ユニットが移動するとき、前記第1案内部と前記第3案内部とが互いに摺接し、前記第2案内部と前記第4案内部とが互いに摺接するように構成されていることを特徴とする。
本発明の画像読取装置では、樹脂製のベースは、底壁部における第1方向の一端部に設けられた第1案内部と、底壁部における第1方向の他端部に設けられた第2案内部とを有し、第1案内部とホルダ部の第3案内部とが互いに摺接し、第2案内部とホルダ部の第4案内部とが互いに摺接する。こうして、この画像読取装置では、上記画像読取装置と同様、従来の金属製のガイドレールの代わりに、樹脂製の第1案内部及び第2案内部を採用することで、製造コストを低廉化できる。
また、この画像読取装置では、付勢部がイメージセンサを原稿台に向けて付勢する際の反力は、付勢部が設けられたホルダ部と、ホルダ部が有する第3案内部及び第4案内部とを介して、第1案内部及び第2案内部と、底壁部における第1方向の一端部及び他端部とに作用する。ここで、底壁部における第1方向の一端部からは第1側壁部が上方に延び、底壁部における第1方向の他端部からは第2側壁部が上方に延びている。第1側壁部は、原稿台における第1方向の一端部を支持することから剛性が高い。また、第2側壁部も、原稿台における第1方向の他端部を支持することから剛性が高い。このため、第1案内部及び第2案内部と、底壁部における第1方向の一端部及び他端部とはそれぞれ、剛性の高い第1側壁部と第2側壁部とによって補強されて、その反力を良好に負担できる。このため、底壁部は、その反力が長期に亘って作用しても、第1方向の中央が第3方向において原稿台側から離間するようなクリープ変形が生じ難い。このため、第3案内部及び第4案内部によって第1案内部及び第2案内部に摺接するホルダ部が第3方向において原稿台側から底壁部側に離間し難いので、付勢部がイメージセンサを原稿台に向けて好適に付勢する状態を長期に亘って維持できる。その結果、この画像読取装置では、原稿台に対するイメージセンサの第3方向の位置決め精度が低下し難い。
したがって、本発明の画像読取装置は、製造コストを低廉化できるとともに、画像の読み取り品質の低下を抑制できる。
第1案内部は、第3方向に直交する先端面を有する第1凸部であることが望ましい。第3案内部は、第3方向に直交する先端面を有する第3凸部であることが望ましい。そして、第1案内部と第3案内部とは、第1凸部の先端面と第3凸部の先端面とで当接することが望ましい。また、第2案内部は、第2方向に直交する断面で見て、第3方向において底壁部側から原稿台側に向かって円弧状に膨らむ円弧部を有する第2凸部であることが望ましい。第4案内部は、第2方向に直交する断面で見て、第3方向において底壁部側から原稿台側に向かうにつれて互いに接近するように傾斜する一対の傾斜面を有する第4凹部であることが望ましい。そして、第2案内部と第4案内部とは、第2凸部の円弧部と第4凹部の両傾斜面とで当接することが望ましい。
この構成によれば、ホルダ部の第3方向の位置決めは、第1案内部及び第3案内部と、第2案内部及び第4案内部とによって、第1方向の両端側で行われるので、第3方向の位置決め精度が一層低下し難い。また、ホルダ部の第1方向の位置決めと、ホルダ部の第3方向に延びる回転軸心周りの位置決めとは、上記構成である第2案内部及び第4案内部によって行われるので、そのような位置決めを第1案内部及び第3案内部によって行う構成を省くことができる。さらに、第1案内部、第2案内部、第3案内部及び第4案内部が上記のような具体的形状とされることにより、相互間の摺動抵抗を小さくできるので、ホルダ部を第2方向にスムーズに移動させることができる。
第3案内部は、1カ所で第1案内部と摺接し、第4案内部は、第2方向においてイメージセンサを中間に位置させる2カ所で第2案内部と摺接することが望ましい。
この場合、ホルダ部が3点で支持される構成となるので、第1案内部、第2案内部、第3案内部及び第4案内部のそれぞれが対応する相手と確実に摺接することができる。その結果、この画像読取装置では、ホルダ部の位置決めを高い精度で行うことができる。
本発明の画像読取装置は、ハウジングの下側に位置する筐体を備えていることが望ましい。そして、ハウジングは、ベースにおける第1方向の他端部で、第2方向に延びる軸心周りに揺動可能に筐体に支持されていることが望ましい。
この構成によれば、第1側壁部と、第1案内部及び第3案内部とは軸心から遠く、第2側壁部と、第2案内部及び第4案内部とは軸心に近い。そして、この場合、ユーザがハウジングを軸心周りに揺動させるため、ベースにおける第1方向の一端部、すなわち、軸心から遠い第1側壁部側を掴むことが多いので、ベースの第1側壁部側を薄くすることが好ましい。この点、第1側壁部の近傍には、第1案内部及び第3案内部が位置している。そして、第1案内部及び第3案内部は第3方向の位置決めのみを行うため、3種類の位置決めを行う第2案内部及び第4案内部と比較して嵩張り難いので、ベースの第1側壁部側を容易に薄くできる。また、軸心に近いベースの第2側壁部側は、ヒンジ等が接続されるために上下方向に厚くされて、ベース内に広い空間が確保されている。このため、第2側壁部の近傍に位置する第2案内部及び第4案内部がその広い空間を有効に利用して、3種類の位置決めを行うことができる。また、軸心に近いベースの第2側壁部側は、ヒンジ等が接続されるために剛性が高くされている。このため、第2案内部及び第4案内部が第2側壁部によって確実に補強されるので、ホルダ部の位置決めを一層高い精度で行うことができる。
付勢部は、第3案内部に対して第3方向における原稿台側に位置する第1付勢部と、第4案内部に対して第3方向における原稿台側に位置する第2付勢部とを有していることが望ましい。
この場合、第1付勢部及び第2付勢部はそれぞれ、ホルダ部における第1方向の一端部及び他端部の近傍でイメージセンサを原稿台に向かって付勢する。このため、例えば、第1方向の中央に1つの付勢部が設けられる場合と比較して、イメージセンサを原稿台に向かってガタツキなく付勢できる。
ハウジングは、原稿台の周縁に上側から当接する枠形状のトップカバーを有していることが望ましい。そして、原稿台は、ベースとトップカバーとに挟持されていることが望ましい。
原稿台は、一般的に、剛性の高いガラス板である。このため、剛性の高い原稿台をベースとトップカバーとで挟持することで、ハウジング全体の剛性が高くなり、第1側壁部及び第2側壁部の剛性も一層高くなる。これにより、この画像読取装置では、第1案内部及び第2案内部と、底壁部における第1方向の一端部及び他端部とがそれぞれ、第1側壁部と第2側壁部とによってより効果的に補強される。
本発明の画像読取装置は、原稿台と、前記原稿台を下側から支持する樹脂製のベースとを有するハウジングと、
第1方向に延び、前記原稿台上の原稿の画像を読み取るように構成されたイメージセンサと、前記イメージセンサを保持するホルダ部と、前記ホルダ部に設けられ、前記イメージセンサを前記原稿台に向けて付勢する付勢部とを有し、前記第1方向に直交する第2方向に移動可能な読取ユニットと、を備え、
前記ベースは、前記原稿台に対して下側に位置する底壁部と、前記底壁部における前記第1方向の一端部から上方に延び、前記原稿台における前記第1方向の一端部を支持する第1側壁部と、前記底壁部における前記第1方向の他端部から上方に延び、前記原稿台における前記第1方向の他端部を支持する第2側壁部とを有し、
前記ベースは、前記底壁部における前記第1方向の一端部に設けられ、前記第2方向に延びる第1案内部と、前記底壁部における前記第1方向の他端部に設けられ、前記第2方向に延びる第2案内部とを有し、
前記読取ユニットは、前記ホルダ部における前記第1方向の一端部に設けられた第3案内部と、前記ホルダ部における前記第1方向の他端部に設けられた第4案内部とを有し、
前記読取ユニットが移動するとき、前記第3案内部が前記第1案内部に案内され、かつ前記第4案内部が前記第2案内部に案内されることによって、前記読取ユニットを前記ハウジングに対して位置決めしつつ、前記第2方向への移動を許容するように構成されていることを特徴とする。
本発明の画像読取装置では、樹脂製の第1案内部及び第2案内部を採用することで、製造コストを低廉化できる。
また、この画像読取装置では、第1案内部及び第2案内部と、底壁部における第1方向の一端部及び他端部とはそれぞれ、剛性の高い第1側壁部と第2側壁部とによって補強されているので、付勢部がイメージセンサを原稿台に向けて付勢する際の反力を良好に負担できる。このため、底壁部は、その反力が長期に亘って作用しても、第1方向の中央が第3方向において原稿台側から離間するようなクリープ変形が生じ難い。このため、ホルダ部が第3方向において原稿台側から底壁部側に離間し難いので、付勢部がイメージセンサを原稿台に向けて好適に付勢する状態を長期に亘って維持できる。その結果、この画像読取装置では、原稿台に対するイメージセンサの第3方向の位置決め精度が低下し難い。
したがって、本発明の画像読取装置は、製造コストを低廉化できるとともに、画像の読み取り品質の低下を抑制できる。
本発明の画像読取装置を具体化した実施例の画像読取装置1の主に前方を示す斜視図である。 上記画像読取装置1の概略正面図である。 上記画像読取装置1の概略側面図である。 上記画像読取装置1に係り、ハウジング5の上面図である。 図4のA−A断面を示す断面図である。 上記画像読取装置1に係り、ベース10及び読取ユニット9等を示す上面図である。 上記画像読取装置1に係り、ベース10及び読取ユニット9等を示す部分斜視図である。 図5の一部を拡大して示す部分断面図である。 図5の一部を拡大して示す部分断面図である。 図8のB−B断面を示す断面図である。 図9のC−C断面を示す断面図である。 第1凸部110、第2凸部120、第3凸部130及び第4凹部140の相対関係を示す部分模式斜視図である。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
(実施例)
図1に示すように、実施例の画像読取装置1は、本発明の画像読取装置の具体的態様の一例である。図1では、操作パネル4が設けられた側を装置の前側と規定し、操作パネル4に向かった場合に左手に来る側を左側と規定して、前後、左右及び上下の各方向を表示する。そして、図2以降の各図に示す各方向は、全て図1に示す各方向に対応させて表示する。以下、図1等に基づいて、画像読取装置1の概略構成について説明した後、ハウジング5及び読取ユニット9の具体的構成について詳しく説明する。
<概略構成>
図1〜図3に示すように、画像読取装置1は、ハウジング5と、ハウジングの下側に位置する筐体3と、ハウジング5の上側に位置する開閉部6とを備えている。
図1〜図3に示すように、ハウジング5は、上下方向において扁平な略箱状体である。図4及び図5に示すように、ハウジング5は、ベース10と、原稿台17と、トップカバー19とを有している。ベース10は、上方が開放された略箱形状の樹脂製部材である。原稿台17は、矩形状の透明ガラス板である。トップカバー19は、枠形状の樹脂製部材である。ベース10が原稿台17の周縁17Eを下側から支持し、その周縁17Eにトップカバー19が上側から当接することにより、原稿台17がベース10とトップカバー19とに挟持されている。これにより、原稿台17は、ハウジング5の上面に露出した状態で固定されている。原稿台17には、原稿を静止させた状態で読み取る際に、原稿が載置される。原稿は、用紙やOHPシート等の枚葉体や書籍等である。
図2及び図4〜図7に示すように、ハウジング5内には、読取ユニット9が収容されている。読取ユニット9は、図5〜図7に示すように、イメージセンサ79を有している。イメージセンサ79としては、Contact Image Sensor(CIS)やCharge Coupled Device(CCD)等の周知の画像読取センサが採用される。イメージセンサ79は、前後方向に延びている。イメージセンサ79の前後方向の長さは、原稿台17に支持される最大サイズの原稿の前後方向の長さよりも大きい。前後方向は、本発明の「第1方向」の一例である。
図2に示すように、読取ユニット9は、図6及び図7に示す走査機構7により、ハウジング5内において左右方向に往復動する。左右方向は、本発明の「第1方向に直交する第2方向」の一例である。また、上下方向は、本発明の「第1方向と第2方向とに直交する第3方向」の一例である。
図1〜図3に示すように、筐体3は略箱状体である。筐体3の前面側は、ハウジング5の前端部を覆うように上方に突出している。図1に示すように、筐体3の前面側には、操作パネル4と、シート排出トレイ3Aとが設けられている。図2に示すように、筐体3には、画像形成ユニット8が収容されている。画像形成ユニット8は、例えば、レーザ方式やインクジェット方式等によりシートに画像を形成し、シート排出トレイ3Aに排出するものである。
図1、図3及び図5に示すように、ハウジング5は、ベース10の後端部10Bで、左右方向に延びる軸心X5周りに揺動可能に筐体3に支持されている。ベース10の後端部10Bは、本発明の「ベースにおける第1方向の他端部」の一例である。ハウジング5は、図3に実線で示すように閉じた状態から、図3に二点鎖線で示すように、その前側が上方かつ後方に変位するように軸心X5周りに揺動することにより、シート排出トレイ3Aの上方を開放する。これにより、画像形成ユニット8の保守や、画像形成ユニット8内で詰まったシートの除去作業等を行うことができる。
図1に示すように、開閉部6は、ハウジング5の後面側上端縁に配設された図示しないヒンジにより、左右方向に延びる軸心X6周りに揺動可能にハウジング5に支持されている。開閉部6は、図1に実線で示すように、閉じた状態では原稿台17を上方から覆っている。その一方、開閉部6は、図1に二点鎖線で示すように、その前側が上方かつ後方に変位するように軸心X6周りに揺動することにより、原稿台17の上方を開放する。これにより、ユーザは読取対象の原稿を原稿台17に載置することができる。
図1及び図2に示すように、開閉部6の上側には、供給トレイ6Aが開閉可能に設けられている。図2に示すように、開閉部6内には、自動原稿搬送機構6Bが配設されている。自動原稿搬送機構6Bは、開いた状態の供給トレイ6Aに載置される複数枚の原稿を1枚ずつ分離し、搬送経路P1に沿って順次搬送する。
この画像読取装置1では、原稿台17に載置された原稿を読み取る場合、図2に示すように、読取ユニット9がハウジング5内における左端側から右端側に移動する。これにより、イメージセンサ79は、原稿台17上の原稿の下側を左端側から右端側に移動し、その原稿の画像を読み取る。イメージセンサ79が読み取りを終えた後、読取ユニット9は、元の位置に復帰する。
また、この画像読取装置1では、供給トレイ6Aに載置される複数枚の原稿の画像を読み取る場合、図2に示すように、読取ユニット9がハウジング5内における左端側の位置である固定位置に移動する。読取ユニット9が固定位置にある場合、イメージセンサ79は、図4に示す読取窓17Wの下側に位置している。そして、自動原稿搬送機構6Bが供給トレイ6Aに載置される原稿を搬送経路P1に沿って順次搬送すると、その原稿が読取窓17Wの上側を通過するので、イメージセンサ79は、読取窓17Wを介して、その通過する原稿の画像を読み取る。
こうして、この画像読取装置1では、原稿台17又は供給トレイ6Aに載置された原稿の画像を読み取ることができる。
<ハウジング及び読取ユニットの具体的構成>
図5〜図9に示すように、ハウジング5を構成するベース10は、熱可塑性樹脂の射出成形による一体成形品である。ベース10は、底壁部13と、第1側壁部11と、第2側壁部12と、左壁部14Lと、右壁部14Rとを有している。
底壁部13は、原稿台17に対して下側に位置している。底壁部13は、平板形状をなして水平に延在している。なお、「平板形状」とはおおよそ平板である意味し、凹凸、湾曲又は屈曲等を含んでもよい。
図5〜図8に示すように、第1側壁部11は、底壁部13の前端部13Aから上方に延びている。また、第1側壁部11は、左右方向に平板状に延びている。図8に示すように、第1側壁部11の上端は、原稿台17の前端部17Aに対して下側から当接し、上側のトップカバー19とともに、前端部17Aを挟持している。こうして、第1側壁部11は、原稿台17の前端部17Aを下側から支持している。底壁部13の前端部13Aは、本発明の「底壁部における第1方向の一端部」の一例である。原稿台17の前端部17Aは、本発明の「原稿台における第1方向の一端部」の一例である。
図5〜図7及び図9に示すように、第2側壁部12は、底壁部13の後端部13Bから上方に延びている。また、第2側壁部12は、左右方向に平板状に延びている。図9に示すように、第2側壁部12の上端は、原稿台17の後端部17Bに対して下側から当接し、上側のトップカバー19とともに、後端部17Bを挟持している。こうして、第2側壁部12は、原稿台17の後端部17Bを下側から支持している。底壁部13の後端部13Bは、本発明の「底壁部における第1方向の他端部」の一例である。原稿台17の後端部17Bは、本発明の「原稿台における第1方向の他端部」の一例である。
図6及び図7に示すように、左壁部14Lは、底壁部13の左端部から上方に延びている。また、左壁部14Lは、前後方向に平板状に延びている。図6に示すように、右壁部14Rは、底壁部13の右端部から上方に延びている。また、右壁部14Rは、前後方向に平板状に延びている。図示は省略するが、左壁部14Lの上端及び右壁部14Rの上端はそれぞれ、原稿台17の左端部及び右端部に対して下側から当接し、上側のトップカバー19とともに、原稿台17の左端部及び右端部を挟持している。こうして、左壁部14L及び右壁部14Rはそれぞれ、原稿台17の左端部及び右端部を下側から支持している。
図5に示すように、底壁部13における前後方向における中間部には、屈曲部13Cが形成されている。屈曲部13Cは、前後方向から上向きに屈曲して短く延びた後、下向きに屈曲して再び前後方向を向いている。これにより、底壁部13は、屈曲部13Cを挟んで前側が後側よりも原稿台17に接近している。換言すると、ベース10の第1側壁部11側は、上下方向において、ベース10の第2側壁部12側よりも薄くなっている。
図6及び図7に示すように、ハウジング5内には、走査機構7が設けられている。走査機構7は、駆動源7M、駆動プーリ7Aと、従動プーリ7Bと、タイミングベルト7Cとを有している。
駆動源7Mは、電動モータと、その電動モータに噛み合う複数個のギヤ群とからなる。駆動源7Mは、左壁部14Lにおける前後方向の中間部に対して右側から隣接している。駆動源7Mは、図示しない制御部に制御されて回転する。
駆動プーリ7Aは、駆動源7Mの近傍に位置している。駆動プーリ7Aは、上下方向に延びる軸心周りに回転可能と底壁部13に支持されている。駆動プーリ7Aには、駆動源7Mのギヤ群と噛み合うギヤが一体成形されている。
図示しない制御部に制御されて、駆動源7Mの電動モータが回転すると、駆動プーリ7Aが回転駆動される。制御部が電動モータの回転方向を切り替えることにより、駆動プーリ7Aは、正回転又は逆回転する。
図6に示すように、従動プーリ7Bは、右壁部14Rにおける前後方向の中間部に対して左側から隣接している、従動プーリ7Bは、上下方向に延びる軸心周りに回転可能と底壁部13に支持されている。
タイミングベルト7Cは、駆動プーリ7Aと従動プーリ7Bとに巻き掛けられた無端ベルトである。図示は省略するが、タイミングベルト7Cにおいて、駆動プーリ7Aから従動プーリ7Bまで平行に延びる一対の直線部分の一方は、読取ユニット9のホルダ部71に連結されている。これにより、駆動プーリ7Aの正回転及び逆回転に伴うタイミングベルト7Cの変位が読取ユニット9のホルダ部71に伝達され、読取ユニット9が左右方向に往復動可能となっている。
図5〜図12に示すように、ベース10は、第1凸部110と、第2凸部120とを有している。第1凸部110は、本発明の「第1案内部」の一例である。第2凸部120は、本発明の「第2案内部」の一例である。
図5、図6、図8、図10及び図12に示すように、第1凸部110は、底壁部13の前端部13Aに設けられている。第1凸部110は、第1側壁部11に対して後側から隣接している。第1凸部110は、第1側壁部11に沿うように左右方向に延びている。第1凸部110は、上下方向において、底壁部13側から原稿台17側へ突出している。
図8及び図12に示すように、第1凸部110は、左右方向に直交する断面で見て、上向きに矩形状に膨らんでいる。第1凸部110は、先端面111を有している。先端面111は、上下方向に直交する平面である。
図5〜図7、図9及び図11〜図12に示すように、第2凸部120は、底壁部13の後端部13Bに設けられている。第2凸部120は、第2側壁部12に対して前側から隣接している。第2凸部120は、第2側壁部12に沿うように左右方向に延びている。第2凸部120は、上下方向において、底壁部13側から原稿台17側へ突出している。
図9及び図12に示すように、第2凸部120は、円弧部121を有している。円弧部121は、左右方向に直交する断面で見て、上向きに円弧状に膨らんでいる。
図7〜図11に示すように、読取ユニット9は、イメージセンサ79と、ホルダ部71と、第3凸部130と、第4凹部140と、付勢部としての第1付勢部77A及び第2付勢部77Bとを有している。第3凸部130は、本発明の「第3案内部」の一例である。第4凹部140は、本発明の「第4案内部」の一例である。
図7、図10及び図11に示すように、イメージセンサ79は、センサ素子79Aと、センサ素子79Aを内蔵するセンサケース78とを有している。センサケース78は、前端部と後端部とにそれぞれ2個ずつローラ78Aを有している。各ローラ78Aは、原稿台17に対して下側から当接可能とされている。
ホルダ部71は、上方が開放された略箱形状の樹脂製部材である。ホルダ部71は、前後方向に延びて、その内部にイメージセンサ79を収容している。図示は省略するが、ホルダ部71は、センサケース78の前端部と後端部とに係合して、イメージセンサ79の上下方向の変位を許容しつつ、イメージセンサ79を保持している。
図8、図10及び図12に示すように、第3凸部130は、ホルダ部71の前端部71Aの1カ所に設けられている。ホルダ部71の前端部71Aは、本発明の「ホルダ部における第1方向の一端部」の一例である。第3凸部130は、ホルダ部71に一体成形されている。第3凸部130は、上下方向において、原稿台17側から底壁部13側へ角柱状に突出している。第3凸部130は、先端面131を有している。先端面131は、上下方向に直交する平面である。
第1凸部110と第3凸部130とは、先端面111と先端面131とで当接している。タイミングベルト7Cの変位がホルダ部71に伝達されて、読取ユニット9が左右方向に往復動する際、第3凸部130は、1カ所で第1凸部110と摺接する。
図9、図11及び図12に示すように、第4凹部140は、ホルダ部71の後端部71Bに設けられている。また、第4凹部140は、図11に示すように、左右方向においてイメージセンサ79を中間に位置させる2カ所に設けられている。ホルダ部71の後端部71Bは、本発明の「ホルダ部における第1方向の他端部」の一例である。第4凹部140は、ホルダ部71に一体成形されている。図9及び図12に示すように、第4凹部140は、上下方向において、底壁部13側から原稿台17側へ陥没している。
第4凹部140は、一対の傾斜面141A、141Bを有している。両傾斜面141A、141Bは、左右方向に直交する断面で見て、上下方向において底壁部13側から原稿台17側に向かうにつれて互いに接近するように傾斜している。
第2凸部120と、第4凹部140とは、円弧部121と両傾斜面141A、141Bとで当接している。タイミングベルト7Cの変位がホルダ部71に伝達されて、読取ユニット9が左右方向に往復動する際、第4凹部140は、左右方向においてイメージセンサ79を中間に位置させる2カ所で第2凸部120と摺接する。
図10及び図11に示すように、第1付勢部77A及び第2付勢部77Bは圧縮コイルバネである。第1付勢部77Aは、ホルダ部71の前端部71Aに設けられている。第2付勢部77Bは、ホルダ部71の後端部71Bに設けられている。
図10に示すように、第1付勢部77Aは、第3凸部130に対して上下方向における原稿台17側に位置している。第1付勢部77Aの下端は、ホルダ部71の底部に対して上側から当接している。第1付勢部77Aの上端は、センサケース78の底部に対して下側から当接している。
図11に示すように、第2付勢部77Bは、第4凹部140に対して上下方向における原稿台17側に位置している。第2付勢部77Bの下端は、ホルダ部71の底部に対して上側から当接している。第2付勢部77Bの上端は、センサケース78の底部に対して下側から当接している。
こうして、第1付勢部77A及び第2付勢部77Bは、イメージセンサ79を原稿台17に向けて付勢している。この付勢力によってイメージセンサ79が上方に変位すると、各ローラ78Aが原稿台17に対して下側から当接する。その結果、センサ素子79Aと原稿台17との上下方向の相対距離が一定に維持される。
このような構成である画像読取装置1では、走査機構7が稼働して読取ユニット9が左右方向に移動するとき、第1凸部110と第3凸部130とが互いに摺接し、第2凸部120と第4凹部140とが互いに摺接する。
この際、図12に示すように、ホルダ部71の上下方向の位置決めは、第1凸部110の先端面111と第3凸部130の先端面131とが当接し、かつ、第2凸部120の円弧部121と第4凹部140の両傾斜面141A、141Bとが当接することによって、前後方向の両端側で行われる。
また、ホルダ部71の前後方向の位置決めと、ホルダ部71の上下方向に延びる回転軸心X71周りの位置決めとは、第2凸部120の円弧部121と第4凹部140の両傾斜面141A、141Bとが当接することによって行われる。
換言すると、この画像読取装置1では、読取ユニット9が移動するとき、第3凸部130が第1凸部110に案内され、かつ第4凹部140が第2凸部120に案内されることによって、読取ユニット9をハウジング5に対して位置決めしつつ、左右方向への移動を許容する。
<作用効果>
実施例の画像読取装置1では、樹脂製のベース10は、底壁部13の前端部13Aに設けられた第1凸部110と、底壁部13の後端部13Bに設けられた第2凸部120とを有し、第1凸部110とホルダ部71の第3凸部130とが互いに摺接し、第2凸部120とホルダ部71の第4凹部140とが互いに摺接する。こうして、この画像読取装置1では、従来の金属製のガイドレールの代わりに、樹脂製の第1凸部110及び第2凸部120を採用することで、製造コストを低廉化できる。
また、この画像読取装置1では、図10及び図11に示すように、第1付勢部77A及び第2付勢部77Bがイメージセンサ79を原稿台17に向けて付勢する際の反力R1A、R1Bは、第1付勢部77A及び第2付勢部77Bが設けられたホルダ部71と、ホルダ部71が有する第3凸部130及び第4凹部140とを介して、第1凸部110及び第2凸部120と、底壁部13の前端部13A及び後端部13Bとに作用する。
ここで、底壁部13の前端部13Aからは第1側壁部11が上方に延び、底壁部13の後端部13Bからは第2側壁部12が上方に延びている。第1側壁部11は、原稿台17の前端部17Aを支持することから剛性が高い。また、第2側壁部12も、原稿台17の後端部17Bを支持することから剛性が高い。このため、第1凸部110及び第2凸部120と、底壁部13の前端部13A及び後端部13Bとはそれぞれ、剛性の高い第1側壁部11と第2側壁部12とによって補強されて、その反力R1A、R1Bを良好に負担できる。このため、底壁部13は、その反力R1A、R1Bが長期に亘って作用しても、前後方向の中央が上下方向において原稿台17側から離間するようなクリープ変形が生じ難い。このため、第3凸部130及び第4凹部140によって第1凸部110及び第2凸部120に摺接するホルダ部71が上下方向において原稿台17側から底壁部13側に離間し難いので、第1付勢部77A及び第2付勢部77Bがイメージセンサ79を原稿台17に向けて好適に付勢する状態を長期に亘って維持できる。その結果、この画像読取装置1では、原稿台17に対するイメージセンサ79の上下方向の位置決め精度が低下し難い。
したがって、実施例の画像読取装置1は、製造コストを低廉化できるとともに、画像の読み取り品質の低下を抑制できる。
また、この画像読取装置1では、図12に示すように、ホルダ部71の上下方向の位置決めは、第1凸部110の先端面111と第3凸部130の先端面131とが当接し、かつ、第2凸部120の円弧部121と第4凹部140の両傾斜面141A、141Bとが当接することによって、前後方向の両端側で行われるので、上下方向の位置決め精度が一層低下し難い。また、ホルダ部71の前後方向の位置決めと、ホルダ部71の上下方向に延びる回転軸心X71周りの位置決めとは、第2凸部120の円弧部121と第4凹部140の両傾斜面141A、141Bとが当接することによって行われるので、そのような位置決めを第1凸部110及び第3凸部130によって行う構成を省くことができる。さらに、第1凸部110、第2凸部120、第3凸部130及び第4凹部140が上記形状とされていることにより、相互間の摺動抵抗を小さくできるので、ホルダ部71を左右方向にスムーズに移動させることができる。
さらに、この画像読取装置1では、第3凸部130が1カ所で第1凸部110と摺接し、第4凹部140が左右方向においてイメージセンサ79を中間に位置させる2カ所で第2凸部120と摺接する。これにより、ホルダ部71が3点で支持される構成となるので、第1凸部110、第2凸部120、第3凸部130及び第4凹部140のそれぞれが対応する相手と確実に摺接することができる。その結果、この画像読取装置1では、ホルダ部71の位置決めを高い精度で行うことができる。
また、この画像読取装置1では、ハウジング5は、ベース10の後端部10Bで軸心X5周りに揺動可能に筐体3に支持されている。このため、第1側壁部11と、第1凸部110及び第3凸部130とは軸心X5から遠く、第2側壁部12と、第2凸部120及び第4凹部140とは軸心X5に近い。そして、この画像読取装置1では、ユーザがハウジング5を軸心X5周りに揺動させるため、ベース10の前端部、すなわち、軸心X5から遠い第1側壁部11側を掴むことが多いので、ベース10の第1側壁部11側を薄くすることが好ましい。この点、第1側壁部11の近傍には、第1凸部110及び第3凸部130が位置している。そして、第1凸部110及び第3凸部130は上下方向の位置決めのみを行うため、3種類の位置決めを行う第2凸部120及び第4凹部140と比較して嵩張り難いので、ベース10の第1側壁部11側を図5等に示すように容易に薄くできる。また、軸心X5に近いベース10の第2側壁部12側は、ハウジング5を揺動可能に支持するための図示しないヒンジ等が接続されるために上下方向に厚くされて、ベース10内に広い空間が確保されている。このため、第2側壁部12の近傍に位置する第2凸部120及び第4凹部140がその広い空間を有効に利用して、3種類の位置決めを行うことができる。また、軸心X5に近いベース10の第2側壁部12側は、ヒンジ等が接続されるために剛性が高くされている。このため、第2凸部120及び第4凹部140が第2側壁部12によって確実に補強されるので、ホルダ部71の位置決めを一層高い精度で行うことができる。
さらに、この画像読取装置1では、第1付勢部77A及び第2付勢部77Bはそれぞれ、ホルダ部71の前端部71A及び後端部71Bの近傍でイメージセンサ79を原稿台17に向かって付勢する。このため、この画像読取装置1では、例えば、前後方向の中央に1つの付勢部が設けられる場合と比較して、イメージセンサ79を原稿台17に向かってガタツキなく付勢できる。
また、この画像読取装置1では、原稿台17が剛性の高いガラス板であり、その原稿台17をベース10とトップカバー19とで挟持することで、ハウジング5全体の剛性が高くなっている。このため、この画像読取装置1では、第1側壁部11及び第2側壁部12の剛性も一層高くなっているので、第1凸部110及び第2凸部120と、底壁部13の前端部13A及び後端部13Bとがそれぞれ、第1側壁部11と第2側壁部12とによってより効果的に補強される。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、第1案内部、第2案内部、第3案内部及び第4案内部の形状は、上記実施例には限定されず、第1案内部と第3案内部とが互いに摺接し、第2案内部と第4案内部とが互いに摺接することが可能であればどのような形状でも構わない。例えば、陥没する形状には、有底穴形状、貫通穴、溝、切り欠き等が含まれる。また、実施例の第2凸部120の断面形状と、第4凹部140の断面形状とを入れ替えてもよい。
第1案内部は、実施例の第1凸部110のように底壁部13側から原稿台17側へ突出するものに限定されず、例えば、原稿台側から底壁部側へ陥没していてもよい。第2案内部は、実施例の第2凸部120のように底壁部13側から原稿台17側へ突出するものに限定されず、例えば、原稿台側から底壁部側へ陥没していてもよい。第3案内部は、実施例の第3凸部130のように原稿台17側から底壁部13側へ突出するものに限定されず、例えば、底壁部側から原稿台側へ陥没していてもよい。第4案内部は、実施例の第4凹部140のように底壁部13側から原稿台17側へ陥没するものに限定されず、例えば、原稿台側から底壁部側へ突出していてもよい。
また、例えば、第1方向における第1案内部及び第3案内部と、第2案内部及び第4案内部との間に、案内部の組を追加してもよい。第1側壁部及び第2側壁部は、原稿台を間接的に支持してもよい。第1案内部及び第2案内部は、ベースと一体であってもよいし、ベースとは別部材であってベースに組み付けられていてもよい。
本発明は画像読取装置又は複合機等に利用可能である。
1…画像読取装置、3…筐体、5…ハウジング、9…読取ユニット
19…トップカバー、17…原稿台、17E…原稿台の周縁
17A…原稿台における第1方向の一端部(前端部)
17B…原稿台における第1方向の他端部(後端部)
10…ベース、10B…ベースにおける第1方向の他端部(後端部)
79…イメージセンサ、71…ホルダ部
71A…ホルダ部における第1方向の一端部(前端部)
71B…ホルダ部における第1方向の他端部(後端部)
77A、77B…付勢部(77A…第1付勢部、77B…第2付勢部)
11…第1側壁部、12…第2側壁部、13…底壁部
13A…底壁部における第1方向の一端部(前端部)
13B…底壁部における第1方向の他端部(後端部)
110…第1案内部(第1凸部)、120…第2案内部(第2凸部)
130…第3案内部(第3凸部)、140…第4案内部(第4凹部)
111…第1凸部の先端面、121…第2凸部の円弧部
131…第3凸部の先端面、141A、141B…第4凹部の一対の傾斜面
X5…軸心

Claims (7)

  1. 原稿台と、前記原稿台を下側から支持する樹脂製のベースとを有するハウジングと、
    第1方向に延び、前記原稿台上の原稿の画像を読み取るように構成されたイメージセンサと、前記イメージセンサを保持するホルダ部と、前記ホルダ部に設けられ、前記イメージセンサを前記原稿台に向けて付勢する付勢部とを有し、前記第1方向に直交する第2方向に移動可能な読取ユニットと、を備え、
    前記ベースは、前記原稿台に対して下側に位置する底壁部と、前記底壁部における前記第1方向の一端部から上方に延び、前記原稿台における前記第1方向の一端部を支持する第1側壁部と、前記底壁部における前記第1方向の他端部から上方に延び、前記原稿台における前記第1方向の他端部を支持する第2側壁部とを有し、
    前記ベースは、前記底壁部における前記第1方向の一端部に設けられた第1案内部と、前記底壁部における前記第1方向の他端部に設けられた第2案内部とを有し、
    前記第1案内部は、前記第2方向に延び、前記第1方向と前記第2方向とに直交する第3方向において、前記底壁部側から前記原稿台側へ突出するか、又は前記原稿台側から前記底壁部側へ陥没し、
    前記第2案内部は、前記第2方向に延び、前記第3方向において、前記底壁部側から前記原稿台側へ突出するか、又は前記原稿台側から前記底壁部側へ陥没し、
    前記読取ユニットは、前記ホルダ部における前記第1方向の一端部に設けられた第3案内部と、前記ホルダ部における前記第1方向の他端部に設けられた第4案内部とを有し、
    前記第3案内部は、前記第3方向において、前記原稿台側から前記底壁部側へ突出するか、又は前記底壁部側から前記原稿台側へ陥没して、前記第1案内部に当接し、
    前記第4案内部は、前記第3方向において、前記原稿台側から前記底壁部側へ突出するか、又は前記底壁部側から前記原稿台側へ陥没して、前記第2案内部に当接し、
    前記読取ユニットが移動するとき、前記第1案内部と前記第3案内部とが互いに摺接し、前記第2案内部と前記第4案内部とが互いに摺接するように構成されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記第1案内部は、前記第3方向に直交する先端面を有する第1凸部であり、
    前記第3案内部は、前記第3方向に直交する先端面を有する第3凸部であり、
    前記第1案内部と前記第3案内部とは、前記第1凸部の先端面と前記第3凸部の先端面とで当接し、
    前記第2案内部は、前記第2方向に直交する断面で見て、前記第3方向において前記底壁部側から前記原稿台側に向かって円弧状に膨らむ円弧部を有する第2凸部であり、
    前記第4案内部は、前記第2方向に直交する断面で見て、前記第3方向において前記底壁部側から前記原稿台側に向かうにつれて互いに接近するように傾斜する一対の傾斜面を有する第4凹部であり、
    前記第2案内部と前記第4案内部とは、前記第2凸部の前記円弧部と前記第4凹部の両前記傾斜面とで当接する請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記第3案内部は、1カ所で前記第1案内部と摺接し、
    前記第4案内部は、前記第2方向において前記イメージセンサを中間に位置させる2カ所で前記第2案内部と摺接する請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記ハウジングの下側に位置する筐体を備え、
    前記ハウジングは、前記ベースにおける前記第1方向の他端部で、前記第2方向に延びる軸心周りに揺動可能に前記筐体に支持されている請求項2又は3記載の画像読取装置。
  5. 前記付勢部は、前記第3案内部に対して前記第3方向における前記原稿台側に位置する第1付勢部と、前記第4案内部に対して前記第3方向における前記原稿台側に位置する第2付勢部とを有している請求項1乃至4のいずれか1項記載の画像読取装置。
  6. 前記ハウジングは、前記原稿台の周縁に上側から当接する枠形状のトップカバーを有し、
    前記原稿台は、前記ベースと前記トップカバーとに挟持されている請求項1乃至5のいずれか1項記載の画像読取装置。
  7. 原稿台と、前記原稿台を下側から支持する樹脂製のベースとを有するハウジングと、
    第1方向に延び、前記原稿台上の原稿の画像を読み取るように構成されたイメージセンサと、前記イメージセンサを保持するホルダ部と、前記ホルダ部に設けられ、前記イメージセンサを前記原稿台に向けて付勢する付勢部とを有し、前記第1方向に直交する第2方向に移動可能な読取ユニットと、を備え、
    前記ベースは、前記原稿台に対して下側に位置する底壁部と、前記底壁部における前記第1方向の一端部から上方に延び、前記原稿台における前記第1方向の一端部を支持する第1側壁部と、前記底壁部における前記第1方向の他端部から上方に延び、前記原稿台における前記第1方向の他端部を支持する第2側壁部とを有し、
    前記ベースは、前記底壁部における前記第1方向の一端部に設けられ、前記第2方向に延びる第1案内部と、前記底壁部における前記第1方向の他端部に設けられ、前記第2方向に延びる第2案内部とを有し、
    前記読取ユニットは、前記ホルダ部における前記第1方向の一端部に設けられた第3案内部と、前記ホルダ部における前記第1方向の他端部に設けられた第4案内部とを有し、
    前記読取ユニットが移動するとき、前記第3案内部が前記第1案内部に案内され、かつ前記第4案内部が前記第2案内部に案内されることによって、前記読取ユニットを前記ハウジングに対して位置決めしつつ、前記第2方向への移動を許容するように構成されていることを特徴とする画像読取装置。
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