JP4962003B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4962003B2
JP4962003B2 JP2006355459A JP2006355459A JP4962003B2 JP 4962003 B2 JP4962003 B2 JP 4962003B2 JP 2006355459 A JP2006355459 A JP 2006355459A JP 2006355459 A JP2006355459 A JP 2006355459A JP 4962003 B2 JP4962003 B2 JP 4962003B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact glass
transparent member
image reading
support
along
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006355459A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008167233A (ja
Inventor
吉記 刑部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2006355459A priority Critical patent/JP4962003B2/ja
Priority to US12/004,234 priority patent/US8035869B2/en
Priority to CN2007103057410A priority patent/CN101212542B/zh
Publication of JP2008167233A publication Critical patent/JP2008167233A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4962003B2 publication Critical patent/JP4962003B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/10Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using flat picture-bearing surfaces
    • H04N1/1013Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using flat picture-bearing surfaces with sub-scanning by translatory movement of at least a part of the main-scanning components
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00519Constructional details not otherwise provided for, e.g. housings, covers
    • H04N1/00559Mounting or support of components or elements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/10Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using flat picture-bearing surfaces
    • H04N1/1061Details relating to flat picture-bearing surfaces, e.g. transparent platen
    • H04N1/1065Support or mounting of the flat picture-bearing surface

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)

Description

本発明は、画像読取領域を有する平板形状の透明部材に沿ってラインセンサが移動されることにより、移動方向と直交する方向を読取ラインとして画像読取りを行う画像読取装置に関する。
従来より、静止された原稿に対する画像読取りを行う画像読取装置としてフラットベッドスキャナなどが知られている。この画像読取りは、原稿が載置されるコンタクトガラスに沿ってラインセンサが往復動されることにより行われる。
コンタクトガラスは、原稿を押さえる力などの外力が付与されると撓みが生じる。コンタクトガラスの撓みは、読み取られた画像の品質の劣化やラインセンサとの接触、コンタクトガラスの破損などの問題を惹起する。
この問題に対して、特許文献1には、コンタクトガラスの下に剛性の補強枠及び当て板を配置して、補強枠と当て板との距離を調整ネジで調整することにより、コンタクトガラスの撓みを矯正する手段が開示されている。
特許文献2には、コンタクトガラスをラインセンサの副走査方向に湾曲させ、ラインセンサをコンタクトガラスに付勢しながら副走査方向に移動させる手段が開示されている。これにより、コンタクトガラスの面反りが低減され、ラインセンサと原稿との距離が一定に保たれるという利点があるとされている。
特許文献3には、ラインセンサの保持部材に中央位置決め部材を設ける手段が開示されている。これにより、撓んだコンタクトガラスを中央位置決め部材が支持するので、ラインセンサの焦点深度のズレ量を小さくできるとされている。
特開2001−235814号公報 特開2001−203841号公報 特開平8−228266号公報
特許文献1に記載の構成では、コンタクトガラスの撓みを矯正することができるものの、ユーザが原稿を押さえる力による撓みのように、突発的に生じるコンタクトガラスの撓みに対して有効ではない。また、コンタクトガラスの1辺における中央のみを当て板で支持するので、コンタクトガラスの隅では、主走査方向及び副走査方向ともに撓みが生じやすい。
特許文献2に記載の構成では、予めコンタクトガラスが副走査方向に湾曲されているので、剛性のある原稿がコンタクトガラスに載置されると、副走査方向において原稿に浮きが生じるおそれがある。また、コンタクトガラスを覆う原稿カバーがコンタクトガラスの湾曲に追従できないときは、原稿カバーを閉じた状態でも外光が装置内へ進入するおそれがある。
特許文献3に記載の構成では、中央位置決め部材がコンタクトガラスにおける原稿読取領域に接触するので、原稿読取領域に汚れが付着するおそれがある。また、中央位置決め部材は、コンタクトガラスをほぼ点接触で支持するため、外力による荷重が接触点に集中して、コンタクトガラスが破損しやすいと考えられる。また、CISのようなラインセンサが高画質で画像読取りできる焦点深度の範囲を考慮すると、その範囲内の隙間を精度よく維持できる中央位置決め部材を実現することは難しいと考えられる。
本発明は、これらの点に鑑みてなされたものであり、コンタクトガラスに外力が付与されても、ラインセンサによる読取画像の品質が維持できる手段を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係る画像読取装置は、矩形の画像読取領域を有する平板形状の透明部材と、上記透明部材の下方において上記透明部材に沿って移動され、上記画像読取領域の一端に沿った移動方向と直交する方向を読取ラインとして、上記画像読取領域に載置された原稿の画像読取りを行うラインセンサと、上記画像読取領域における上記読取ラインに沿った両端部それぞれにおいて、上記透明部材の両端部に渡る少なくとも複数箇所において上記透明部材が載置されて支持することにより、上方からの負荷に対して下方へ撓むことがないように剛性支持する第1支持部材と、上記画像読取領域における上記移動方向に沿った両端部それぞれにおいて、上記透明部材の両端部が上方からの負荷に対して下方へ撓みことが可能なように支持する第2支持部材と、を備える。上記第2支持部材は、上記透明部材が上下面が平面をなす平板形状となる第1姿勢における上記透明部材から離間され、かつ上記透明部材が下方へ撓んだ第2姿勢における上記透明部材に当接するものである。
ラインセンサは、透明部材に沿って移動しながら、画像読取領域に載置された原稿の画像読取りを行う。透明部材は、画像読取領域のラインセンサの読取ラインに沿った両端部それぞれにおいて1支持部材に支持され、ラインセンサの移動方向に沿った両端部それぞれにおいて第2支持部材に支持されている。第1支持部材は、透明部材を読取ライン方向に対して剛性支持する。本明細書において、剛性支持とは、被支持体が外力に対して変形しない支持をいう。したがって、透明部材に外力が付与されても、第1支持部材の支持によって、透明部材は読取ライン方向に対して変形しない。
第2支持部材は、ラインセンサの移動方向に対して撓むことが可能に透明部材を支持する。つまり、外力が付与されない状態では、透明部材は平板形状を維持するが、外力が付与されると透明部材は撓み得る。透明部材に外力が付与されても、第1部材の支持によって透明部材は読取ライン方向に対して変形しないので、第2支持部材による支持において許容されるラインセンサの移動方向に対する撓みのみが生じる。これにより、付与された外力をラインセンサの移動方向の撓みとして受けて、ラインセンサの読取ライン方向の剛性が維持される。
(2) 本発明に係る画像読取装置は、矩形の画像読取領域を有する平板形状の透明部材と、上記透明部材の下方において上記透明部材に沿って移動され、上記画像読取領域の一端に沿った移動方向と直交する方向を読取ラインとして、上記画像読取領域に載置された原稿の画像読取りを行うラインセンサと、上記画像読取領域における上記読取ラインに沿った両端部それぞれにおいて、上記透明部材の両端部に渡る少なくとも複数箇所において上記透明部材が載置されて支持することにより、上方からの負荷に対して下方へ撓むことがないように剛性支持する第1支持部材と、上記画像読取領域における上記移動方向に沿った両端部それぞれにおいて、上記透明部材の両端部が上方からの負荷に対して下方へ撓みことが可能なように支持する第2支持部材と、を備える。上記第2支持部材は、上記透明部材が上下面が平面をなす平板形状となる第1姿勢における上記透明部材と当接し、かつ上記透明部材が下方へ撓んだ第2姿勢へ姿勢変化可能に弾性変形するものである。
(3) 上記透明部材の上記読取ラインに沿った両端部を剛性支持する上記第1支持部材の少なくとも一方は、上記読取ラインに沿って一体に形成された載置面により上記透明部材を複数箇所において支持するものであってもよい。
(4) 上記透明部材に沿って上記移動方向へ移動可能なキャリッジを更に備え、上記ラインセンサは、上記透明部材へ弾性付勢されて上記キャリッジに搭載されたものが一実施態様として考えられる。
これにより、透明部材の第2姿勢にラインセンサが追従して、移動方向に対する読取品質が維持される。
(5) 上記ラインセンサがコンタクトイメージセンサである場合に、本発明が好適である。
本発明によれば、第1支持部材及び第2支持部材によって、透明部材に外力が付与されると、透明部材は読取ライン方向に対して変形せず、第2支持部材の支持によって許容されるラインセンサの移動方向に対する撓みのみが生ずるので、付与された外力がラインセンサの移動方向の撓みとして受けられ、ラインセンサの読取ライン方向の剛性が維持される。これにより、透明部材に外力が付与されても、読取ライン方向の読取品質が維持される。
以下、適宜図面が参照されて本発明の実施形態が説明される。なお、本実施の形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係る画像読取装置10の外観構成を示すものである。画像読取装置10は、いわゆるフラットベッドスキャナ(Flatbed Scanner:以下「FBS」とも称される。)である。なお、本実施形態では、スキャナ機能のみを有する画像読取装置10を例に本発明が説明されるが、本発明に係る画像読取装置は、コピー機やファクシミリ機、複数の機能を有する複合機(Multi Function Device)として実現されてもよい。
画像読取装置10は、例えばコンピュータのような外部情報機器と接続されて用いられる。外部情報機器は、画像読取装置10と通信するためのインタフェースやドライバを有する。画像読取装置10は、外部情報機器からの指令に基づいて動作する。また、図1に示されていないが、画像読取装置10に操作キーが設けられている場合には、操作キーを用いて入力される指令に基づいて画像読取装置10が動作する。
画像読取装置10は、原稿載置台11及び原稿カバー12を有する。原稿載置台11の上面に載置された原稿が、原稿カバー12によって覆われ、外光が斜行された状態で画像読取りが行われる。原稿載置台11は、薄広の直方体形状である。原稿カバー12は、原稿載置台11とほぼ同じ平面形状である。原稿カバー12は、原稿載置台11に開閉自在に連結されている。原稿カバー12の上面には、自動原稿搬送機構(ADF:Auto Document Feeder、以下「ADF」という。)13が設けられているが、ADF13の構造及び機能は本発明に直接関係しないので、本明細書においてADF13の詳細な説明は省略される。
図2に示されるように、原稿載置台11の上面に矩形の開口が形成されている。この開口からコンタクトガラス14が露出されている。コンタクトガラス14は、本発明に係る透明部材の一実施態様である。原稿載置台11の内部には画像読取ユニット22が設けられている。原稿カバー12が閉じられると、コンタクトガラス14は原稿カバー12に覆われる。原稿カバー12の下面には、スポンジ及び白板等からなる押さえ部材15が設けられている。原稿カバー12が閉じられると、押さえ部材15がコンタクトガラス14に密着して、コンタクトガラス14上の原稿が固定される。その状態で、画像読取ユニット22がコンタクトガラス14に沿って移動されて原稿の画像読取りが行われる。コンタクトガラス14は、例えば透明な平板形状のガラス板からなる。コンタクトガラス14は、外力が付与されなければ平板形状を維持し、上下面は平面である。コンタクトガラス14のうち原稿載置台11の上面に露出された領域が、FBSによる画像読取領域である。
原稿載置台11の上面には、FBSによる画像読取領域と並んでADF13による画像読取領域16が設けられている。画像読取領域16には、ADF13によって搬送される原稿が対向される。画像読取領域16もコンタクトガラス14によって構成されている。つまり、1枚のコンタクトガラス14の所定位置に区画材17が張り付けられることにより、FBSによる画像読取領域のほかにADF13による画像読取領域16が形成されている。なお、言うまでもないが本発明において画像読取領域16は任意の構成である。
図3は、原稿載置台11の内部構造を示す斜視図である。図2に示されるように、原稿載置台11の筐体は、下フレーム20及び上カバー21により構成されているが、図3では、原稿載置台11の上カバー21及びプラテンガラス14が取り外されている。
下フレーム20の側壁66,68,72に沿って、コンタクトガラス14を支持するための各支持部61〜63が設けられているが、これらの詳細な構成については後述される。各支持部61〜63は、上カバー21の開口の外側に位置する。各支持部61〜63によって、上カバー21から露出された領域より周縁側においてコンタクトガラス14が水平に支持される。なお、下フレーム20には、各種部材をネジ止めするためのボス部、電気配線等のための貫通孔等が設けられているが、これらは原稿載置台11の実施態様に応じて適宜設計されるものなので詳細な説明は省略される。
画像読取ユニット22は下フレーム20に収容されている。画像読取ユニット22は、コンタクトイメージセンサ(Contact Image Sensor:以下「CIS」とも称される。)23、キャリッジ24、ガイドシャフト25及びベルト駆動機構26を主要構成とする。CIS23は、本発明におけるラインセンサの一実施態様である。
図4は、CIS23及びキャリッジ24の構成を示す平面図である。図4に示されるように、CIS23は、その上面30が平面視で細長矩形の平面である。図4には現れていないが、CIS23の筐体は、上面30を6面体の1面とする細長直方体形状である。上面30には、筐体に内蔵されたLEDの光を導くライトガイド32が設けられている。ライトガイド32は、筐体の長手方向に細長に延びており、ライトガイド32によって、LEDの光がCIS23の上面30から長手方向に沿って出射される。また、上面30には、複数の集光レンズ33がライトガイド32と平行して設けられている。集光レンズ33として、例えば複数のセルフォックレンズが一列に並べられたものが用いられる。
図4には現れていないが、CIS23の筐体内には、集光レンズ33の直下に複数の受光素子が設けられている。受光素子は、集光レンズ33と同方向に並べられている。CIS23のLEDから出射された光は、コンタクトガラス14上の原稿に照射され、その反射光が集光レンズ33により受光素子に集光される。受光素子は、反射光の強度に応じた電気信号を出力する光電変換素子であり、反射光強度に応じた電気信号を出力する。CIS23から出力された電気信号は、1ライン分の画像信号である。CIS23の筐体の長手方向は、CIS23が出力する信号の読取ライン方向である。CIS23の読取ライン方向は、主走査方向とも称される。主走査方向と直交する方向が副走査方向と称される。
キャリッジ24は、CIS23を搭載する。キャリッジ24は、上側が開放された容器形状である。キャリッジ24は、底部31(図6参照)の副走査方向両端から上方へ立設された壁34,35を有する。この壁34,35の間にCIS23が収容されている。キャリッジ24の上側は開口しており、キャリッジ24に搭載されたCIS23の上面30が露出される。図4及び図6に示されるように、壁34の底部31側には、嵌合部36が形成されている。嵌合部36は、下側が開放されたアーチ形状であり、キャリッジ24の副走査方向に沿って形成されている。嵌合部36は、ガイドシャフト25と嵌合する。嵌合部36がガイドシャフト25と嵌合した状態で、キャリッジ24はガイドシャフト25に沿って摺動可能である。
図4には現れていないが、CIS23とキャリッジ24とは、凹凸形状などによって嵌合されて主走査方向及び副走査方向に位置決めされている。CIS23は、キャリッジ24に収容された状態で上下方向の所定範囲を移動可能である。CIS23の底とキャリッジ24の底部31との間には不図示のコイルバネが介設されている。このコイルバネにより、CIS23は上側へ弾性付勢されている。
CIS23の長手方向の両端には、ローラユニット40,41が設けられている。CIS23の上面30の両端において、ローラユニット40,41が位置決め固定されている。各ローラユニット40,41は、フレーム42,43に、一対のローラ44,45,46,47が、副走査方向に並んで軸支されている。各ローラ44〜47は、主走査方向を軸としてフレーム42,43に対して回転自在である。各ローラ44〜47は、フレーム42,43の上面から均等に上方へ突出している。各ローラ44〜47がコンタクトガラス14の下面と当接することにより、CIS23の上面30とコンタクトガラス14の下面とが一定の距離に保持される(図5,6参照)。また、各ローラ44〜47の回転により、コンタクトガラス14に対するCIS23の移動が円滑になる。
図3に示されるように、ガイドシャフト25は、長手方向を副走査方向として下フレーム20内に架設されている。ガイドシャフト25の両端は、下フレーム20の副走査方向に対して対向する係合部38に固定されている。ガイドシャフト25は、断面形状が円形の棒材である。
図3に示されるように、ベルト駆動機構26は、駆動プーリ50と従動プーリ51との間にタイミングベルト52が巻架されて構成されている。タイミングベルト52は、内側に歯が形成された無端ベルトである。タイミングベルト52は、ガイドシャフト25に沿って張られている。駆動プーリ50には、伝達ギヤ53,54を介して、モータの駆動力が伝達される。駆動プーリ50の回転を受けて、タイミングベルト52が周運動する。キャリッジ24は、その底部31に設けられた狭持部37(図6参照)でタイミングベルト52と連結されている。これにより、タイミングベルト52の周運動がキャリッジ24に伝達され、キャリッジ24がガイドシャフト25に沿って水平方向へスライド移動する。
以下に支持部60〜63の構成が詳述される。図5は、図2におけるV−V断面を示す断面図である。図6は、図2におけるVI−VI断面を示す断面図である。なお、図5,6では原稿カバー12が省略されている。図7は、図5における矢印VIIで示される領域の部分拡大図である。図8は、図5における矢印VIIIで示される領域の部分拡大図である。
図3に示されるように、下フレーム20の3つの側壁66,68,72の内側に支持部61〜63がそれぞれ設けられている。支持部61は、下フレーム20における右端側に設けられ、支持部62は、下フレーム20における前側に設けられ、支持部63は下フレーム20における後側に設けられている。なお、図3において矢印58で示される方向が左右方向であり、矢印59で示される方向が前後方向である。左右方向は、CIS23の移動方向であり、前後方向は、CIS23の読取ライン方向である。また、図5及び図7に示されるように、上カバー21の開口の左縁に支持部60が設けられている。なお、図5において矢印57で示される方向が左右方向である。
図7に示されるように、支持部60は、上カバー21の開口の縁部64から水平方向に突出している。支持部60は、縁部64に沿って前後方向(図7における紙面垂直方向)に連続しており、その前後方向の長さは、コンタクトガラス14の前後方向の長さとほぼ同等である。支持部60の上面65は水平面をなしており、この上面65にコンタクトガラス14の縁が載置されて支持されている。この支持部60により、本発明における第1支持部材の一部が構成されている。
図3に示されるように、支持部61は、下フレーム20の右側の側壁66の内側に、コンタクトガラス14の前後幅に対応して所定間隔で設けられた複数のリブである。支持部61が複数のリブからなるか、これらが一体に形成されて支持部61をなしているかは、本発明において重要ではない。また、各リブ間の距離や数も適宜設定されてよいが、コンタクトガラス14の前後方向において剛性支持が確保される位置及び数でリブが配置される。各リブの形状は同等なので、これらのうちの1つのリブを例に支持部61が説明される。
図8に示されるように、支持部61は、下フレーム20の右側の側壁66から内側へ向かって突出されたリブである。支持部61の上面67は水平面をなしており、この上面67にコンタクトガラス14の縁が載置されて支持されている。この支持部61により、本発明における第1支持部材の一部が構成されている。
図3に示されるように、支持部62は、下フレーム20の前側の側壁68の内側に、側壁68に沿って立設されたリブである。支持部62は、下フレーム20の左右方向のほぼ全域に渡って設けられている。支持部62の左右端付近には、その上端69から上方へ突出した突片70,71がそれぞれ設けられている。突片70,71はコンタクトガラス14の下面に当接して、コンタクトガラス14を支持する。突片70,71は、本発明における第1支持部材の一部を構成する。
図3に示されるように、支持部63は、下フレーム20の後側の側壁72の内側に、側壁72に沿って立設されたリブである。支持部63は、下フレーム20の左右方向のほぼ全域に渡って設けられている。支持部62の左右端付近には、その上端73から上方へ突出した突片74,75がそれぞれ設けられている。突片74,75はコンタクトガラス14の下面に当接して、コンタクトガラス14を支持する。突片74,75は、本発明における第1支持部材の一部を構成する。
以下に、支持部62,63がコンタクトガラス14を支持する構造が説明される。支持部62,63は、コンタクトガラス14の前側の端部を支持するか後側の端部を支持するかが異なるほかは、前後方向で対称なものなので、支持部63を例に説明がされ、支持部62の説明は省略される。
図7に示されるように、支持部63の左側の端部には突片74が形成されている。突片74の上面76は、支持部60の上面65と同一面をなしている。コンタクトガラス14は、これら上面65,76に支持されている。上面65,76によって支持されるコンタクトガラス14の端部は、CIS23の読取ラインに沿っている。つまり、支持部60及び突片74によって、コンタクトガラス14における読取ラインに沿った端部が支持されている。この支持によって、コンタクトガラス14の端部は、上方からの負荷に対して下方へ撓むことがない。つまり、コンタクトガラス14の端部は、支持部60及び突片74によって読取ライン方向に対して剛性支持されている。
図8に示されるように、支持部63の右側の端部には突片75が形成されている。突片75の上面77は、支持部61の上面67と同一面をなしている。コンタクトガラス14は、これら上面67,77に支持されている。上面67,77によって支持されるコンタクトガラス14の端部は、CIS23の読取ラインに沿っている。つまり、支持部61及び突片75によって、コンタクトガラス14における読取ラインに沿った端部が支持されている。この支持によって、コンタクトガラス14の端部は、上方からの負荷に対して下方へ撓むことがない。つまり、コンタクトガラス14の端部は、支持部61及び突片75によって読取ライン方向に対して剛性支持されている。
図7及び図8に示されるように、支持部63の上端73は、コンタクトガラス14とは当接していない。換言すれば、上端73は、コンタクトガラス14の下面から所定の距離Lだけ離れている。上端73は、左右方向に渡って水平面をなしている。したがって、コンタクトガラス14の下面との距離Lは、上端73の左右方向に渡って維持されている。距離Lは、荷重を受けたコンタクトガラス14が下方へ撓んだ第2姿勢において、コンタクトガラス14の下面が当接しうる距離に設定されている。上端73は、本発明における第2支持部材の一部を構成する。なお、支持部62の上端69及び突片70,71についての説明は省略されているが、前述された支持部63の上端73及び突片74,75と同様の構成である。本実施形態では、支持部62の上端69と支持部63の上端73とが一対となって、第2支持部材を構成する。
このように、支持部60,61及び突片70,71,74,75によって、コンタクトガラス14の読取ラインに沿った両端部それぞれが、読取ライン方向(矢印59方向)に対して剛性支持されている。一方、支持部62,63の上端69,73は、平板形状のコンタクトガラス14の下面から距離Lだけ離れており、コンタクトガラス14が第2姿勢となると上端69,73が当接する。換言すれば、上端69,73は、コンタクトガラス14の移動方向(矢印58方向)に沿った両端部を、コンタクトガラス14を第1姿勢と第2姿勢との間で姿勢変化可能に支持する。
以下、画像読取装置10の動作が説明される。コンタクトガラス14上に原稿が載置されて、読取開始の入力がなされると、図5に示されるように、ベルト駆動機構26による駆動を受けて、キャリッジ24がガイドシャフト25に沿って矢印57の方向へ移動される。キャリッジ24に搭載されたCIS23は、キャリッジ24とともに移動する。CIS23は、キャリッジ24に対して上方へバネ付勢されているので、CIS23の上面30に設けられたローラユニット40,41がコンタクトガラス14の下面に当接する。このローラユニット40,41によって、CIS23がコンタクトガラス14に沿って円滑に移動される。この移動の際に所定のタイミングで、CIS23が原稿に対して光を照射して画像読取りを行う。
コンタクトガラス14に載置された原稿が例えばブック原稿であれば、ブック原稿の綴じ代付近をコンタクトガラス14に密着させるために、ユーザがブック原稿をコンタクトガラス14に押し付けることが想定される。これにより、コンタクトガラス14に下向きの荷重(外力)が付与される。
コンタクトガラス14は、支持部60,61及び突片70,71,74,75によって、読取ラインに沿った両端部それぞれが剛性支持されている。また、コンタクトガラス14は、支持部62,63の上端69,73によって、移動方向に沿った両端部それぞれが、第1姿勢と第2姿勢との間で姿勢変化可能に支持されている。
図9は、第2姿勢のコンタクトガラス14を示す図である。図9は、図5と同じ断面を示すが、コンタクトガラス14及び支持部60,61,63以外の構成が省略されている。図10は、第2姿勢のコンタクトガラス14に沿って移動するCIS23を示す図である。図10は、図5と同じ断面を示すが、コンタクトガラス14、CIS23等以外の構成が省略されている。また、図10では、位置80〜82の3箇所にCIS23等が示されているが、これらは仮想位置におけるCIS23等を示すものであり、CIS23等は1つである。
図9に示されるように、荷重を受けたコンタクトガラス14は、支持部62,63の上端69,73と当接するまで下方へ撓む。図9において2点鎖線で示される姿勢がコンタクトガラス14の第1姿勢であり、実線で示される姿勢が第2姿勢である。第1姿勢は、コンタクトガラス14に外力が付与されていない状態であり、コンタクトガラス14は平板形状を維持する。前述されたように荷重を受けると、コンタクトガラス14は第1姿勢から第2姿勢に姿勢変化する。第2姿勢においても、支持部60,61及び突片70,71,74,75によって、コンタクトガラス14における読取ラインに沿った両端部それぞれが剛性支持されているので、コンタクトガラス14は読取ライン方向に対して変形しない。一方、支持部62,63の上端69,73は、第1姿勢のコンタクトガラス14と離間されているので、コンタクトガラス14は上端69,73に当接するまで下方へ撓む。これにより、付与された荷重をCIS23の移動方向の撓みとして受けて、CIS23の読取ライン方向の剛性が維持される。また、大きな荷重によってコンタクトガラス14が大きく撓むような場合には、距離Lだけコンタクトガラス14が撓めば上端69,73がコンタクトガラス14を支持するので、コンタクトガラス14の破損が防止される。
図10に示されるように、第2姿勢のコンタクトガラス14に沿ってCIS23は移動可能である。前述されたように、CIS23は、キャリッジ24に対して上方へバネ付勢されているので、移動方向のコンタクトガラス14の湾曲に沿って上下動する。CIS23の上面30とコンタクトガラス14の下面との距離は、ローラユニット40,41によって常に一定に保たれる。
詳細に説明するに、図10に示されるように、第2姿勢のコンタクトガラス14は、CIS23の移動方向のほぼ中央が最も大きく下方へ落ち込んでいる。図10における位置80では、コンタクトガラス14の下面は中央へ向かって下がるように傾斜している。ローラユニット40,41が、このコンタクトガラス14の傾斜に追従し、CIS23もコンタクトガラス14の傾斜に沿って姿勢変化する。キャリッジ24は、CIS23を上下動可能に支持しているので、CIS23の一端側(図10における右側)が下方へ下がることにより、CIS23がコンタクトガラス14の傾斜に沿った姿勢となる。
図10における位置81では、CIS23等は、コンタクトガラス14の下面のほぼ中央に位置する。位置81ではコンタクトガラス14の下面が最も下方へ下がっており、ローラユニット40,41を介してCIS23がキャリッジ24に対して全体的に下方へ下がることにより、CIS23がコンタクトガラス14の撓みに沿った姿勢となる。
図10における位置82では、コンタクトガラス14の下面は中央へ向かって下がるように傾斜している。ローラユニット40,41が、このコンタクトガラス14の傾斜に追従し、CIS23もコンタクトガラス14の傾斜に沿って姿勢変化する。キャリッジ24は、CIS23を上下動可能に支持しているので、CIS23の一端側(図10における左側)が下方へ下がることによりCIS23がコンタクトガラス14の傾斜に沿った姿勢となる。このように、コンタクトガラス14の第2姿勢にCIS23が追従して、移動方向に対する読取品質が維持される。
図10における各位置80〜82のいずれにおいても、コンタクトガラス14の読取ライン方向(図10における紙面垂直方向)は撓んでいない。したがって、CIS23の上面とコンタクトガラス14とは、CIS23の読取ライン方向に対して一定の距離が維持され、読取ライン方向に対する読取品質が維持される。
なお、上記実施形態では、支持部62,63の上端69,73は水平面であるが、上端69,73の形状は変更可能である。図11(a)〜(c)には、支持部63の上端73の変形例が示されている。なお、支持部62は、支持部63と同様に変形すればよいので、詳細な説明が省略される。
図11(a)に示されるように、支持部63の突片74,75間を、中央が最も低い湾曲面から構成される上端90としてもよい。上端90の湾曲形状は、第2姿勢のコンタクトガラス14におけるCIS23の移動方向の湾曲形状に合わせられている。これにより、第2姿勢のコンタクトガラス14の下面の全体が上端90に当接して支持されるので、コンタクトガラス14におけるCIS23の移動方向に支持力が分散されて、コンタクトガラス14に破損が生じにくい。
図11(b)に示されるように、支持部63の突片74,75間を、中央が最も低い階段形状の上端91としてもよい。上端91の階段形状は、第2姿勢のコンタクトガラス14におけるCIS23の移動方向の湾曲形状に合わせられている。これにより、第2姿勢のコンタクトガラス14の下面の複数箇所が上端91に当接して支持されるので、コンタクトガラス14におけるCIS23の移動方向に支持力が分散されて、コンタクトガラス14に破損が生じにくい。
図11(c)に示されるように、支持部63の突片74,75間に水平面からなる上端92が形成され、上端92のほぼ中央に、突片74,75より低い突片93が形成されてもよい。コンタクトガラス14が第2姿勢になると、突片93が、コンタクトガラス14の下面に当接してコンタクトガラス14を支持する。これにより、例えば支持部63を合成樹脂の成形品として実現する場合に、突片93の高さのみを調整することにより、第2姿勢におけるコンタクトガラス14の撓み量を容易に調整することができる。
また、上記実施形態では、支持部62,63の上端69,73と、第1姿勢におけるコンタクトガラス14との間は離間されているとしたが、この空間に弾性部材が設けられて、本発明における第2支持部材とされてもよい。図11(d)に示されるように、支持部63の左右端には突片74,75が形成されており、突片74,75は、前述されたように本発明における第1支持部材の一部を構成する。また、突片74,75の間は、突片74,75より低い上端73が形成されている。上端73は、第1姿勢におけるコンタクトガラス14と当接しない。
上端73の上側には、弾性部材94が設けられている。弾性部材94は、ゴムやスポンジのように外力により変形する。弾性部材94は、支持部63の厚みとほぼ同等であり、その上端は、突片74,75の上端と同一面をなしている。したがって、弾性部材94の上端は、第1姿勢におけるコンタクトガラス14の下面と当接する。弾性部材94は、弾性変形が可能なので、コンタクトガラス14が外力を受けて下方へ撓むと、それに応じて弾性変形する。つまり、弾性部材94によって、コンタクトガラス14は第1姿勢から第2姿勢へ姿勢変化可能に支持されている。なお、コンタクトガラス14の読取ラインに沿った両端、すなわち図11(d)における左右端は、支持部60,61及び突片70,71,74,75によって剛性支持されているので、コンタクトガラス14は読取ライン方向に対して変形しない。これにより、上記実施形態と同様の効果が奏される。また、外力が消失すると、弾性部材94の復元力によって、コンタクトガラス14が第1姿勢へ積極的に姿勢変化され、平板形状が維持されるという利点がある。
また、上記実施形態では、支持部60は上カバー21に設けられているが、支持部60は、他の支持部61〜63と同様に下フレーム20に設けられてもよい。図12は、支持部60に代えて、下フレーム20に支持部78が設けられた構成を示す部分断面図である。図12において、支持部78以外の構成は上記実施形態と同様であり、上記実施形態と同一の参照符号は同一の部材を示している。
図12に示されるように、支持部78は、下フレーム20の左側の側壁83の内側に、側壁83に沿って立設されたリブである。支持部78は、下フレーム20の前後方向のほぼ全域に渡って設けられており、その前後方向の長さは、コンタクトガラス14の前後方向の長さとほぼ同等である。支持部78の上面79は水平面をなしており、この上面79にコンタクトガラス14の縁が載置されて支持されている。上面79は、支持部63の突片74の上面76と同一面をなしている。したがって、支持部78及び突片74により、本発明における第1支持部材の一部が構成され、コンタクトガラス14が主走査方向に対して剛性支持されている。このような下フレーム20に設けられた支持部78によっても、本発明における第1支持部材が実現される。
また、上記実施形態では、1枚のコンタクトガラス14が区画材17によって区画されることにより、FBSによる画像読取領域とADF13による画像読取領域16とが形成され、1枚のコンタクトガラス14が各支持部60〜63によって支持されているが、FBSによる画像読取領域とADF13による画像読取領域16とは、別個のコンタクトガラスによって構成されていてもよい。以下に、その構成が説明される。
図13は、FBSによる画像読取領域とADF13による画像読取領域とが2枚のコンタクトガラス101,102によってそれぞれ形成された原稿載置台11を示す断面図である。図14は、図13におけるXIV−XIV断面を示す断面図である。なお、図14においては、原稿載置台11の内部構成や下フレーム20の側壁などが適宜省略されている。図15は、図13における矢印XVで示される領域の拡大図である。図16は、コンタクトガラス101及び補強鉄板120の構成を示す斜視図である。なお、図13〜16において、上記実施形態と同一の参照符号は同一の部材を示している。
原稿載置台11は、上記実施形態と同様に、FBSによる画像読取領域とADF13による画像読取領域との2箇所に開口が形成されている。FBSによる画像読取領域はコンタクトガラス101によって形成され、ADF13による画像読取領域はコンタクトガラス102によって形成されている。コンタクトガラス101は、本発明に係る透明部材の一実施態様である。コンタクトガラス101は、外力が付与されなければ平板形状を維持し、上下面は平面である。
コンタクトガラス101,102の間には、区画材103が設けられている。区画材103は、上記区画材17と同様に、装置の前後方向を長手方向とする部材である。区画材103は、原稿載置台11の上カバー21に一体に形成されている。
図13及び図14に示されるように、下フレーム20には、上記各支持部61〜63と同様に、支持部104,105が設けられている。装置右側の支持部61は上記実施形態と同様であり、上記実施形態における支持部62,63に代えて、支持部104,105が設けられている。つまり、支持部104は、支持部63に代えて装置後側に設けられている。支持部105は、支持部62に代えて装置前側に設けられている。
下フレーム20には、コンタクトガラス102を支持するための支持部106が設けられている。支持部106は、装置後側においてコンタクトガラス102の端部を支持する。コンタクトガラス102の装置前側の端部は、支持部106と同様の支持部により支持されているが、当該支持部は図13に示されていない。
支持部104と支持部105とは、装置の前後方向に対して対称な形状であるので、以下、支持部104を例に詳細な構成が説明される。図13に示されるように、支持部104は、下フレーム20の後側の側壁72(図3参照)の内側に、側壁72に沿って立設されたリブである。支持部104は、FBSの画像読取領域に対応する位置において、下フレーム20の左右方向に渡って設けられている。支持部104の左右端付近には、その上端110から上方へ突出した突片111,112がそれぞれ設けられている。突片111,112はコンタクトガラス101の下面に当接して、コンタクトガラス101を支持する。突片111,112は、本発明における第1支持部材の一部を構成する。支持部105も、支持部104と同様に、左右端付近に突片がそれぞれ設けられている。図14では、支持部105の装置左側の突片113が示されているが、装置右側の突片は示されていない。
図14に示されるように、支持部104の突片111の上面114は水平面である。コンタクトガラス101の端部107(図15参照)の装置後側は、突片111の上面114に支持されている。図14に示されるように、コンタクトガラス101の端部107の装置前側は、突片113の上面に支持されている。
図15に示されるように、コンタクトガラス101の端部107に沿って補強鉄板120が設けられている。図16に示されるように、補強鉄板120は、コンタクトガラス101の装置前後方向の長さとほぼ同じ長さの細長の部材である。補強鉄板120は、コンタクトガラス101の端部107における上面及び端面に沿ったクランク形状に平板形状の鉄板が折り曲げられてなる。補強鉄板120の第1水平部121は、コンタクトガラス101の上面に沿っている。第1水平部121の中央の一部は上方へ折り曲げられることにより、起立部122が形成されている。図15に示されるように、起立部122は、区画材103の内部空間108と係合し、これにより、補強鉄板120が区画材103に対して水平方向に位置決めされる。
補強鉄板120は、第1水平部121からほぼ直角に折り曲げられることにより鉛直部123が形成され、さらにほぼ直角に折り曲げられることにより第2水平部124が形成されている。第1水平部121、鉛直部123、第2水平部124と連続する断面形状がクランク形状をなしている。鉛直部123は、コンタクトガラス101の端面に沿っている。第2水平部124は、コンタクトガラス101の下面と逆方向へ延出されて、当該下面とほぼ同一面をなしている。
補強鉄板120とコンタクトガラス101との間には両面テープ125が介設されている。両面テープ125の第1面は補強鉄板120の第1水平部121の下面と接着しており、第1面の反対側の第2面は、コンタクトガラス101の上面と接着している。つまり、両面テープ125は、補強鉄板120の第1水平部121をコンタクトガラス101の上面に接着固定している。両面テープ125の幅は、第1水平部121の幅より十分に広く、両面テープ125は区画材103とも接着している。つまり、両面テープ125は、コンタクトガラス101の上面を区画部材103に接着固定している。
コンタクトガラス101の端部107は、CIS23の読取ラインに沿っている。つまり、補強鉄板120は、コンタクトガラス101における読取ラインに沿った端部107に設けられている。図14に示されるように、コンタクトガラス101の端部107における装置前後方向の端部は、突片111,113によって支持されている。コンタクトガラス101の端部107における中央部には支持部材は存在しない。換言すれば、端部107は突片111,113によって装置前後方向においてのみ支持されている。
支持部104,105間は、CIS23が移動するための空間である。コンタクトガラス101の端部107における中央部の下方に支持部材が存在しないことにより、CIS23を搭載したキャリッジ24は、コンタクトガラス101,102に渡って移動することができる。また、補強鉄板120は、コンタクトガラス101の下面より下方へ突出せず、第2水平部124がコンタクトガラス101,102の下面とほぼ同一面をなしている。これにより、CIS3は、コンタクトガラス101、102の下面にローラユニット40,41を介して当接しながら円滑に移動することができる。
コンタクトガラス101の端部107における中央部には支持部材は存在しないが、端部107には補強鉄板120が接着固定されている。補強鉄板120は剛体であり、コンタクトガラス101に付与される外力程度では変形しない。この補強鉄板120によって、コンタクトガラス101の端部107は、上方からの負荷に対して下方へ撓むことがない。つまり、コンタクトガラス101の端部107は、突片111,113及び補強鉄板120によって読取ライン方向に対して剛性支持されている。つまり、補強鉄板120は、本発明における第1支持部材の一部を構成する。なお、コンタクトガラス101において、端部107と対向する他方の端部の剛性支持は、上記実施形態と同様なので詳細な説明が省略される。
図15に示されるように、支持部104の上端110は、コンタクトガラス101と距離Lだけ離れており、第1姿勢のコンタクトガラス101とは当接しない。上端110は、左右方向に渡って水平面をなしている。したがって、上端110は、その左右方向に渡ってコンタクトガラス101の下面と離間されている。上端110とコンタクトガラス101との距離Lの設定は上記実施形態と同様であり、この上端110によって、荷重を受けたコンタクトガラス101は下方へ撓んで第1姿勢から第2姿勢へ姿勢変化可能である。この上端110が、本発明における第2支持部材の一部を構成する。なお、支持部111の上端についての説明は省略されているが、上端110と同様の構成である。
このように、FBSによる画像読取領域とADF13による画像読取領域とが、2枚のコンタクトガラス101,102によってそれぞれ形成される場合には、コンタクトガラス102と隣り合う側のコンタクトガラス101の端部107は、突片111,113及び補強鉄板120によって、CIS23の読取ライン方向に対して剛性支持される。一方、支持部104の上端110は、平板形状のコンタクトガラス101の下面から距離Lを離れており、コンタクトガラス101が第2姿勢となると上端110が当接する。このような構成によっても、上記実施形態と同様の効果が奏される。
図1は、本発明の実施形態に係る画像読取装置10の外観構成を示す斜視図である。 図2は、原稿カバー12が開かれた状態の画像読取装置10を示す斜視図である。 図3は、原稿載置台11の内部構造を示す斜視図である。 図4は、CIS23及びキャリッジ24の構成を示す平面図である。 図5は、図2におけるV−V断面を示す断面図である。 図6は、図2におけるVI−VI断面を示す断面図である。 図7は、図5における矢印VIIの拡大図である。 図8は、図5における矢印VIIIの拡大図である。 図9は、第2姿勢のコンタクトガラス14を示す図である。 図10は、第2姿勢のコンタクトガラス14に沿って移動するCIS23を示す図である。 図11は、支持部63の変形例を示す図である。 図12は、下フレーム20に支持部78が設けられた構成を示す部分断面図である。 図13は、FBSによる画像読取領域とADF13による画像読取領域とが2枚のコンタクトガラス101,102によって形成された原稿載置台11を示す断面図である。 図14は、図13におけるXIV−XIV断面を示す断面図である。 図15は、図13における矢印XVで示される領域の拡大図である。 図16は、コンタクトガラス101及び補強鉄板120の構成を示す斜視図である。
10・・・画像読取装置
14,101・・・コンタクトガラス(透明部材)
23・・・CIS(ラインセンサ)
24・・・キャリッジ
60,61・・・支持部(第1支持部材)
70,71,74,75,111,112,113・・・突片(第1支持部材)
69,73,90〜92,110・・・上端(第2支持部材)
93・・・突片(第2支持部材)
94・・・弾性部材(第2支持部材)
120・・・補強鉄板(第1支持部材)

Claims (5)

  1. 矩形の画像読取領域を有する平板形状の透明部材と、
    上記透明部材の下方において上記透明部材に沿って移動され、上記画像読取領域の一端に沿った移動方向と直交する方向を読取ラインとして、上記画像読取領域に載置された原稿の画像読取りを行うラインセンサと、
    上記画像読取領域における上記読取ラインに沿った両端部それぞれにおいて、上記透明部材の両端部に渡る少なくとも複数箇所において上記透明部材が載置されて支持することにより、上方からの負荷に対して下方へ撓むことがないように剛性支持する第1支持部材と、
    上記画像読取領域における上記移動方向に沿った両端部それぞれにおいて、上記透明部材の両端部が上方からの負荷に対して下方へ撓みことが可能なように支持する第2支持部材と、を備えており、
    上記第2支持部材は、上記透明部材が上下面が平面をなす平板形状となる第1姿勢における上記透明部材から離間され、かつ上記透明部材が下方へ撓んだ第2姿勢における上記透明部材に当接するものである画像読取装置。
  2. 矩形の画像読取領域を有する平板形状の透明部材と、
    上記透明部材の下方において上記透明部材に沿って移動され、上記画像読取領域の一端に沿った移動方向と直交する方向を読取ラインとして、上記画像読取領域に載置された原稿の画像読取りを行うラインセンサと、
    上記画像読取領域における上記読取ラインに沿った両端部それぞれにおいて、上記透明部材の両端部に渡る少なくとも複数箇所において上記透明部材が載置されて支持することにより、上方からの負荷に対して下方へ撓むことがないように剛性支持する第1支持部材と、
    上記画像読取領域における上記移動方向に沿った両端部それぞれにおいて、上記透明部材の両端部が上方からの負荷に対して下方へ撓みことが可能なように支持する第2支持部材と、を備えており、
    上記第2支持部材は、上記透明部材が上下面が平面をなす平板形状となる第1姿勢における上記透明部材と当接し、かつ上記透明部材が下方へ撓んだ第2姿勢へ姿勢変化可能に弾性変形するものである画像読取装置。
  3. 上記透明部材の上記読取ラインに沿った両端部を剛性支持する上記第1支持部材の少なくとも一方は、上記読取ラインに沿って一体に形成された載置面により上記透明部材を複数箇所において支持するものである請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 上記透明部材に沿って上記移動方向へ移動可能なキャリッジを更に備え、
    上記ラインセンサは、上記透明部材へ弾性付勢されて上記キャリッジに搭載されたものである請求項1から3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 上記ラインセンサは、コンタクトイメージセンサである請求項1から4のいずれかに記載の画像読取装置。
JP2006355459A 2006-12-28 2006-12-28 画像読取装置 Expired - Fee Related JP4962003B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006355459A JP4962003B2 (ja) 2006-12-28 2006-12-28 画像読取装置
US12/004,234 US8035869B2 (en) 2006-12-28 2007-12-20 Image reading device
CN2007103057410A CN101212542B (zh) 2006-12-28 2007-12-28 图像读取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006355459A JP4962003B2 (ja) 2006-12-28 2006-12-28 画像読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008167233A JP2008167233A (ja) 2008-07-17
JP4962003B2 true JP4962003B2 (ja) 2012-06-27

Family

ID=39583467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006355459A Expired - Fee Related JP4962003B2 (ja) 2006-12-28 2006-12-28 画像読取装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8035869B2 (ja)
JP (1) JP4962003B2 (ja)
CN (1) CN101212542B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101854458B (zh) * 2009-03-31 2013-05-01 兄弟工业株式会社 图像读取装置
JP6124532B2 (ja) 2011-09-02 2017-05-10 キヤノン株式会社 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
US9277071B2 (en) 2012-04-26 2016-03-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Scanner platen
JP6133566B2 (ja) * 2012-10-17 2017-05-24 シャープ株式会社 画像読取装置及び画像形成装置
US9264579B2 (en) * 2014-03-26 2016-02-16 Fuji Xerox Co., Ltd. Correction control device, image reading apparatus, and correction control method
JP6045538B2 (ja) * 2014-08-28 2016-12-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置および調整方法
JP6774024B2 (ja) * 2016-11-21 2020-10-21 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置、記録装置
CN106791259B (zh) * 2017-02-15 2018-11-06 南京航空航天大学 大幅面扫描仪和扫描方法
EP3367655B1 (en) 2017-02-28 2021-08-18 Global Scanning Denmark A/S Optical flatbed scanner with document presser member
EP3367654B1 (en) * 2017-02-28 2022-06-01 Global Scanning Denmark A/S Optical flatbed scanner with rigid transparent plate fixing
TWM546063U (zh) * 2017-04-20 2017-07-21 Kinpo Elect Inc 掃描器壓蓋
JP7150509B2 (ja) * 2018-07-30 2022-10-11 キヤノン株式会社 画像読取装置
TWI804088B (zh) 2021-12-06 2023-06-01 東友科技股份有限公司 掃描儀及其承重結構

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0656759B2 (ja) * 1986-06-24 1994-07-27 新神戸電機株式会社 密閉形鉛蓄電池の製造方法
JPS63210920A (ja) 1987-02-27 1988-09-01 Toshiba Corp 画像形成装置の原稿台支持装置
JPH02257761A (ja) * 1989-03-30 1990-10-18 Canon Inc 画像読取装置
JPH0485527A (ja) * 1990-07-30 1992-03-18 Toshiba Corp 画像形成装置の原稿台
US5610731A (en) * 1994-04-18 1997-03-11 Ricoh Company, Ltd. Image scanner having contact-type image sensor movable under automatic document feeder
JP3460360B2 (ja) 1995-02-20 2003-10-27 松下電器産業株式会社 画像読み取り装置
JPH0990527A (ja) 1995-09-27 1997-04-04 Ricoh Co Ltd コンタクトガラス補強クリップ
JPH10197972A (ja) * 1997-01-10 1998-07-31 Ricoh Co Ltd 原稿読取装置
JPH11289430A (ja) 1998-03-31 1999-10-19 Canon Inc 画像読取り装置及び画像形成装置
JP2000022901A (ja) * 1998-06-30 2000-01-21 Canon Inc 画像読取装置
JP3335131B2 (ja) * 1998-10-29 2002-10-15 キヤノン株式会社 画像読取装置
JP3612230B2 (ja) * 1999-01-25 2005-01-19 シャープ株式会社 画像走査装置
JP4085527B2 (ja) 1999-07-28 2008-05-14 旭硝子株式会社 光ヘッド装置
JP2001203841A (ja) 2000-01-20 2001-07-27 Canon Inc 画像読取装置
JP3662795B2 (ja) 2000-02-23 2005-06-22 日本電気エンジニアリング株式会社 大画面画像読み取り装置における原稿載置ガラスのたわみ防止装置
JP2001318437A (ja) * 2000-05-08 2001-11-16 Seiko Epson Corp 画像読み取り装置
JP2003143377A (ja) * 2001-10-31 2003-05-16 Canon Inc 画像読み取り装置
TWI327022B (en) * 2006-01-05 2010-07-01 Avision Inc Scanning device having a floating light source

Also Published As

Publication number Publication date
US8035869B2 (en) 2011-10-11
JP2008167233A (ja) 2008-07-17
CN101212542B (zh) 2010-12-08
CN101212542A (zh) 2008-07-02
US20080158619A1 (en) 2008-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4962003B2 (ja) 画像読取装置
JP4438713B2 (ja) 画像読取装置
JP4572946B2 (ja) 画像読取装置
US8861048B2 (en) Image scanner and image forming apparatus incorporating same
JP2007067810A (ja) 画像読取装置
US8199382B2 (en) Image reading devices
JP4670539B2 (ja) 画像読取装置
US7978380B2 (en) Image reader and method of producing thereof
JP7470220B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP4605029B2 (ja) イメージセンサ
JP4539459B2 (ja) 画像読取装置
JP5810770B2 (ja) 画像読取装置
JP7455561B2 (ja) 画像読取装置
CN109510914B (zh) 照明装置及具备该照明装置的图像读取装置
JP5023712B2 (ja) イメージセンサ
US8934153B2 (en) Image reader
JP5850265B2 (ja) イメージセンサニットおよび画像読取装置
JP2007086357A (ja) 画像形成装置
JP6188979B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP6100413B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP2012048252A (ja) イメージセンサユニットおよび画像読取装置
JP2021182712A (ja) 画像読取装置
JP2019165453A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP2007086356A (ja) 画像形成装置
JP2011055301A (ja) 画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4962003

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees