JP2016019071A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016019071A JP2016019071A JP2014139412A JP2014139412A JP2016019071A JP 2016019071 A JP2016019071 A JP 2016019071A JP 2014139412 A JP2014139412 A JP 2014139412A JP 2014139412 A JP2014139412 A JP 2014139412A JP 2016019071 A JP2016019071 A JP 2016019071A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carriage
- image reading
- reading sensor
- side wall
- reading apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
- Facsimile Heads (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Abstract
【課題】キャリッジを確実に接地できるとともに、画像読取装置を構成簡単、且つ、低コストに実現する。
【解決手段】画像を読み取る読取センサー3と、読取センサー3を保持するとともに、所定の方向に往復移動可能なキャリッジ4と、読取センサー3をキャリッジ4に対して付勢する付勢部材と、を備える。付勢部材は、導電性を有する材料で形成されているとともに、読取センサー3を接地する接地部32を一体に備えている。
【選択図】図10
【解決手段】画像を読み取る読取センサー3と、読取センサー3を保持するとともに、所定の方向に往復移動可能なキャリッジ4と、読取センサー3をキャリッジ4に対して付勢する付勢部材と、を備える。付勢部材は、導電性を有する材料で形成されているとともに、読取センサー3を接地する接地部32を一体に備えている。
【選択図】図10
Description
本発明は、画像読取装置に関するものである。
ガラスの原稿台に原稿を載置し、画像読取センサーを備えた画像読取ユニットが原稿台の下方を移動して前記原稿の画像を読み取る画像読取装置が知られている。
このような画像読取装置としては、例えば特許文献1に記載の画像読取装置が挙げられる。
このような画像読取装置としては、例えば特許文献1に記載の画像読取装置が挙げられる。
特許文献1において、画像読取ユニットとしてのコンタクトイメージセンサーユニット13(以下、CISユニット13と称する)は、レール15に案内されて移動しつつ画像を読み取るように構成されている。CISユニット13は、画像データを伝送可能なフレキシブルフラットケーブル(以下、FFCと称する場合がある)16によって処理部17と接続されており、処理部17において画像データが記録処理される。
CISユニット13は、レール15に支持されて移動するキャリッジ50に画像読取センサーとしてのコンタクトイメージセンサー40が搭載されて構成されている。
CISユニット13は、レール15に支持されて移動するキャリッジ50に画像読取センサーとしてのコンタクトイメージセンサー40が搭載されて構成されている。
このような画像読取装置はより薄型であることが求められており、画像読取ユニットも薄く構成することが望ましく、前記キャリッジも薄く形成されている。しかし、キャリッジの厚みが薄いとその剛性が低くなるため、キャリッジは金属材料で形成されている。
ここで、前記キャリッジを金属材料で形成すると、原稿を読み取るためにキャリッジが移動する際に、画像読取センサーに接続されるFFCが前記キャリッジの移動に追従して動き、静電気を生じさせる場合がある。そして、静電気が所定以上溜まると電荷が放電されるとともにノイズを生じ、画像読取センサーによる読取データに影響を及ぼす虞がある。このため、キャリッジは接地部材により接地されている。
特許文献1では、キャリッジと画像読取センサーの一部を接続する導電部材が設けられており、画像読取センサーに接続されるFFCを介して接地が行われるように構成されている。
特許文献1では、キャリッジと画像読取センサーの一部を接続する導電部材が設けられており、画像読取センサーに接続されるFFCを介して接地が行われるように構成されている。
一方、キャリッジに保持される画像読取センサーは、付勢部材により前記キャリッジに対して付勢されて保持されている。
特許文献1において、前記キャリッジの接地を担う導電部材と前記付勢部材は別体であり、部品点数と組立工数が多くなっていた。
特許文献1において、前記キャリッジの接地を担う導電部材と前記付勢部材は別体であり、部品点数と組立工数が多くなっていた。
本発明は上記の様な状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、キャリッジを確実に接地できるとともに、画像読取装置を構成簡単で省スペース、且つ低コストに実現することにある。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様に係る画像読取装置は、画像を読み取る読取センサーと、前記読取センサーを保持するとともに、所定の方向に往復移動可能なキャリッジと、前記読取センサーを前記キャリッジに対して付勢する付勢部材と、を備え、前記付勢部材は、導電性を有する材料で形成されているとともに、前記キャリッジと前記読取センサーのグランドとを接続して該キャリッジを接地する接地部を、一体に備えている、ことを特徴とするものである。
本態様によれば、前記付勢部材が前記接地部を一体に備えているので、部品点数の削減が可能である。加えて、前記付勢部材が前記読取センサーに接触して付勢すると同時に、その付勢位置で前記読取センサーのグランドとも接触し、前記キャリッジの接地をとる構成とすることも可能であり、読取センサーをキャリッジへ付勢する構成とキャリッジを接地する構成とを省スペースで配設することができる。
本発明の第2の態様に係る画像読取装置は、第1の態様において、前記付勢部材は、板金加工により形成されている、ことを特徴とするものである。
本態様によれば、前記付勢部材を板金加工により形成することにより、該付勢部材を安価に製造でき、製造コストを抑制することができる。また、材料となる金属板の厚みは薄くて足り、部品の軽量化が可能である。
本発明の第3の態様に係る画像読取装置は、第1の態様または第2の態様において、前記キャリッジは、該キャリッジの移動方向に交差する方向に延設されるとともに、前記読取センサーを間に保持する一対の側壁を有し、前記付勢部材は、前記キャリッジの一方の側壁と前記読取センサーとの間に配置され、該読取センサーを前記キャリッジの他方の側壁に向けて付勢する、ことを特徴とするものである。
本態様によれば、前記キャリッジの一方の側壁と前記読取センサーとの間に配置した付勢部材によって、確実に読取センサーを前記キャリッジの他方の側壁に対して付勢することができる。
本発明の第4の態様に係る画像読取装置は、第3の態様において、前記付勢部材は、前記キャリッジの底面側に位置する基部と、前記基部から延設されるとともに、前記キャリッジの一方の側壁に接触する側部と、前記基部から延設されるとともに、前記キャリッジの他方の側壁に向けて前記読取センサーを付勢するばね部と、前記読取センサーに接触する接地部と、を備えるとともに、前記基部と前記側部とが成す角度が、取り付け前の状態よりも小さくなって前記キャリッジに取り付けられている、ことを特徴とするものである。
本態様によれば、前記付勢部材を前記キャリッジに取り付けたときに、前記キャリッジの一方の側壁に向けて、前記付勢部材の前記側部が付勢された状態となる。したがって、前記側部を前記キャリッジの一方の側壁に対して確実に接触させることができる。以って、キャリッジの接地を確実にとることができる。
本発明の第5の態様に係る画像読取装置は、第3の態様において、前記付勢部材は、前記キャリッジの底面側に位置する基部と、前記基部から延設されるとともに、前記キャリッジの一方の側壁に接触する側部と、前記基部から延設されるとともに、前記キャリッジの他方の側壁に向けて前記読取センサーを付勢するばね部と、前記読取センサーに接触する接地部と、を備えるとともに、前記ばね部と前記接地部は、前記基部に対し、前記キャリッジの側壁に沿う方向にずれて設けられている、ことを特徴とするものである。
本態様によれば、前記ばね部と前記接地部が前記基部に対し、前記キャリッジの側壁に沿う方向にずれて設けられているので、前記接地部が、前記ばね部が前記キャリッジを付勢する付勢力による影響を受ける虞を低減できる。以って、前記接地部を前記読取センサーのグランドに安定して接触させることができる。
本発明の第6の態様に係る画像読取装置は、第1の態様から第5の態様のいずれか一つにおいて、前記キャリッジを支持して前記所定の移動方向に案内するガイド部を備え、前記キャリッジは、前記ガイド部に対して移動可能に係合する係合部材と、前記係合部材の当該キャリッジに対する位置決め部と、を備え、前記位置決め部は、前記付勢部材の前記キャリッジへの取り付け部を兼ねている、ことを特徴とするものである。
本態様によれば、部品点数を削減して低コストで画像読取装置を実現することができる。また、ガイド部がキャリッジの長手方向の中心近くにある場合には、前記付勢部材もキャリッジの長手方向の中心に設けることが可能となり、読取センサーを効果的にキャリッジに対して付勢して保持させることができる。
以下において、本発明に係る画像読取装置の一例としてのスキャナーについて、添付図面を参照して説明する。尚、本発明はこれらによって制約されるものではない。
[実施例1]
図1は、本発明の一実施例に係るスキャナーの外観を表す斜視図である。図2は、本発明の一実施例に係るスキャナーの内部を表す斜視図である。図3は、実施例の画像読取ユニットとガイド部を表す斜視図である。図4は、実施例の画像読取ユニットの下面を表す斜視図である。図5は、実施例の画像読取ユニットを表す斜視図である。図6は、実施例のキャリッジを表す斜視図である。図7は、実施例のキャリッジの要部拡大図である。図8は、実施例の読取センサーの下面を表す斜視図である。図9は、(A)は付勢部材の斜視図、(B)は(A)と異なる方向からの斜視図である。図10は、図5の画像読取ユニットにおける、I−I矢視断面図である。図11は、読取センサーをキャリッジに付勢した状態における画像読取ユニットの要部拡大図である。
図1は、本発明の一実施例に係るスキャナーの外観を表す斜視図である。図2は、本発明の一実施例に係るスキャナーの内部を表す斜視図である。図3は、実施例の画像読取ユニットとガイド部を表す斜視図である。図4は、実施例の画像読取ユニットの下面を表す斜視図である。図5は、実施例の画像読取ユニットを表す斜視図である。図6は、実施例のキャリッジを表す斜視図である。図7は、実施例のキャリッジの要部拡大図である。図8は、実施例の読取センサーの下面を表す斜視図である。図9は、(A)は付勢部材の斜視図、(B)は(A)と異なる方向からの斜視図である。図10は、図5の画像読取ユニットにおける、I−I矢視断面図である。図11は、読取センサーをキャリッジに付勢した状態における画像読取ユニットの要部拡大図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系は、X方向及びY方向が水平方向であり、このうちX方向が画像読取ユニットの走査方向であり、装置の奥行方向である。また、Y方向が画像読取ユニットの延設方向であり、装置幅方向である。Z方向は重力方向であり、装置高さ方向である。尚、各図において+Z方向を装置上面側とし、−Z方向側を装置下面側とする。
まず、本発明の一実施例に係るスキャナー1の概略について、図に基き説明する。
図1に示すスキャナー1は、原稿台ガラス12を備え、この原稿台ガラス12の上面が、原稿を載置する原稿載置面12aを形成する。原稿台ガラス12は本実施形態では透明なガラス板である。原稿台ガラス12の周囲は複数のフレームにより構成されており、これらフレームにより画設された矩形領域が、画像読取ユニット2(図2を参照)によって読み取りが可能な原稿読み取り領域(原稿載置面12a)となる。
図1に示すスキャナー1は、原稿台ガラス12を備え、この原稿台ガラス12の上面が、原稿を載置する原稿載置面12aを形成する。原稿台ガラス12は本実施形態では透明なガラス板である。原稿台ガラス12の周囲は複数のフレームにより構成されており、これらフレームにより画設された矩形領域が、画像読取ユニット2(図2を参照)によって読み取りが可能な原稿読み取り領域(原稿載置面12a)となる。
尚、スキャナー1は開閉可能な上部カバー7を備えており、この上部カバー7が、原稿載置面12aを開閉する様に構成されている。またこの上部カバー7には弾性材(例えばスポンジ)により形成された原稿押さえマット(不図示)が設けられており、上部カバー7を閉じた際に、原稿載置面12aに載置された原稿が前記原稿押さえマットにより押圧され、その被読み取り面が原稿載置面12aに密着するようになっている。
原稿載置面12aを画設するフレームは、具体的には左右のアッパーフレーム8a、アッパーフレーム8b、リアフレーム9、上フロントフレーム10、のこれらにより構成されている。これらフレームは、筐体5に対して取り付けられる。尚、上フロントフレーム10の下側には、下フロントフレーム11が筐体5に対して取り付けられる。符号13は、スキャナー1を操作する操作ボタンである。以上の各フレームおよび筐体5は、本実施形態では全て樹脂材料により形成される。
筐体5は箱形の形状を成しており、図2に示すように、この筐体5に画像読取ユニット2が設けられている。即ち、本実施形態においてスキャナー1はフラットベッド型のスキャナーであり、原稿台ガラス12の下側に、画像読取ユニット2が原稿台ガラス12に対して相対的に移動可能に設けられている。画像読取ユニット2は、本実施形態ではX軸方向に沿って移動する様に設けられている。
画像読取ユニット2は、読取センサー3と読取センサー3を保持するキャリッジ4とによって構成されている(図5を参照)。
キャリッジ4は、図6に示すように、キャリッジ4の移動方向(X軸方向)に交差する方向に延設されるとともに、一対の側壁4a、側壁4bを有しており、側壁4aと側壁4bの間に読取センサー3を保持している。尚、本実施形態において側壁4aと側壁4bはほぼ平行に設けられているが、これに限られるものではない。上部(+Z方向)に向かって側壁4aと側壁4bが近づくように設けられていてもよく、また離れるように設けられていてもよい。
キャリッジ4は、図6に示すように、キャリッジ4の移動方向(X軸方向)に交差する方向に延設されるとともに、一対の側壁4a、側壁4bを有しており、側壁4aと側壁4bの間に読取センサー3を保持している。尚、本実施形態において側壁4aと側壁4bはほぼ平行に設けられているが、これに限られるものではない。上部(+Z方向)に向かって側壁4aと側壁4bが近づくように設けられていてもよく、また離れるように設けられていてもよい。
読取センサー3は、キャリッジ4に取り付けられる付勢部材30(図5、図6を参照)によって、一方の側壁4bに付勢された状態で保持されている。付勢部材30は、キャリッジ4の側壁4aと読取センサー3との間に配置され、読取センサー3を側壁4bに向けて付勢している。尚、付勢部材30については後に詳述する。
読取センサー3は、光源3aと受光部3b(図5を参照)を備え、原稿載置面12aに載置された原稿に光源3aから光を照射し、該原稿からの反射光を受光部3bで受光して原稿の情報を読み取る光学センサーであり、例えばCCD(Charge Coupled Devices)方式或いはCIS(Contact Image Sensor)方式の光学センサーを用いることができる。
キャリッジ4は、ガイド部6に対して移動可能に係合するとともに、キャリッジ4を移動させる駆動源としてのモーター14を備え、ガイド部6に案内されてモーター14(図4を参照)の駆動力によってX軸方向に移動するように構成されている。
より具体的には、キャリッジ4は、以下に詳述するラックピニオン機構により、ガイド部6に案内されてX軸方向にスライド移動する。
より具体的には、キャリッジ4は、以下に詳述するラックピニオン機構により、ガイド部6に案内されてX軸方向にスライド移動する。
ガイド部6には、図3に示すようにラック17がX軸方向に延設されている。ラック17は、キャリッジ4においてモーター14の駆動によって回転するピニオン16(図4を参照)に噛合する。
また、ガイド部6は、キャリッジ4側に設けられる係合部材20と係合する凸部18を備えている。
また、ガイド部6は、キャリッジ4側に設けられる係合部材20と係合する凸部18を備えている。
一方、キャリッジ4は、図4に示すように、その下面側(−Z方向側)にモーター14を備えており、ウォームギア15によってモーター14の駆動力が伝達されて、ピニオン16が回転するように構成されている。
また、キャリッジ4には、前述したガイド部6側の凸部18に対してスライド可能に係合する凹部19を備えた係合部材20が設けられている。
また、キャリッジ4には、前述したガイド部6側の凸部18に対してスライド可能に係合する凹部19を備えた係合部材20が設けられている。
キャリッジ4に設けられたピニオン16が、ガイド部6のラック17に噛合した状態でモーター14を駆動することにより、ピニオン16がラック17に接しつつ回転し、キャリッジ4はガイド部6(凸部18)に案内されてX軸方向に移動する。
キャリッジ4の下面側に設けられるモーター14には、モーター14に電力を供給するフレキシブルフラットケーブル21(以下、FFC21と称する)の一端が接続されている。FFC21の他端は不図示の電力供給源に接続されている。モーター14に接続されたFFC21は、キャリッジ4の下面側から引き出され、キャリッジ4の所定の位置、例えば本実施形態においてはキャリッジ4の側壁4bの外側(+X方向側)の位置26において、保持部材28によって固定されてから筐体5内に引き回されており、キャリッジ4の移動、すなわち、画像読取ユニット2の移動に追従して変形可能に構成されている。
また、キャリッジ4に保持される読取センサー3は、その下面側(−Z方向側)に受光部3bで読み取った原稿の情報を電気信号に変換する基板23を備え(図8を参照)、基板23には、フレキシブルフラットケーブル22(以下、FFC22と称する)が接続される接続部24を備えている。FFC22は、基板23において電気信号に変換された画像の読取データを制御部25(図2を参照)に伝送するケーブルである。FFC22は、読取センサー3の下面側から引き出されてキャリッジ4の側壁4bの外側(+X方向側)の位置27において、保持部材29によって固定されている。FFC22もFFC21と同様に、キャリッジ4の移動、すなわち、画像読取ユニット2の移動に追従して変形可能に構成されている。
次に、本実施形態に係る付勢部材30について、図9(A)、図9(B)および図10を参照して更に詳しく説明する。
付勢部材30は、鋼板等の導電性を有する材料で形成されているとともに、図9(A)、図9(B)に示すように、キャリッジ4の底面側(−Z方向側)に位置する基部34と、基部34から延設されるとともに、キャリッジ4の一方の側壁4aに接触する側部33と、基部34から延設されるとともに、キャリッジ4の他方の側壁4bに向けて読取センサー3を付勢する板ばね状のばね部31と、読取センサー3に接触する接地部32と、を備えている。
また、ばね部31と接地部32は、基部34に対し、キャリッジ4の側壁4a、側壁4bに沿う方向(Y軸方向)にずれて設けられている。
付勢部材30は、鋼板等の導電性を有する材料で形成されているとともに、図9(A)、図9(B)に示すように、キャリッジ4の底面側(−Z方向側)に位置する基部34と、基部34から延設されるとともに、キャリッジ4の一方の側壁4aに接触する側部33と、基部34から延設されるとともに、キャリッジ4の他方の側壁4bに向けて読取センサー3を付勢する板ばね状のばね部31と、読取センサー3に接触する接地部32と、を備えている。
また、ばね部31と接地部32は、基部34に対し、キャリッジ4の側壁4a、側壁4bに沿う方向(Y軸方向)にずれて設けられている。
付勢部材30は、前述したように、キャリッジ4の側壁4aと読取センサー3との間に配置されており(図10を参照)、ばね部31が読取センサー3を側壁4bに向けて付勢している。これにより、読取センサー3がキャリッジ4に対して安定して保持されている。
付勢部材30は、側部33においてキャリッジ4の側壁4aに接触している。
一方、接地部32は、読取センサー3の基板23に設けられた接触部36(図8を参照)に対して接する。接触部36は、読取センサー3の接地線(不図示)に接続されている。
付勢部材30の接地部32が読取センサー3の接地線に接続される接触部36に接することにより、キャリッジ4と読取センサー3のグランドとが接続される。尚、前記接地線は、例えば、読取センサー3からの読取データ伝送用のFFC22に含ませることができる。
接地部32は、図9(A)、図9(B)に示されるように上方側(+Z側)に向けて折り曲げられており、接触部36に向けて付勢されていることが望ましい。
一方、接地部32は、読取センサー3の基板23に設けられた接触部36(図8を参照)に対して接する。接触部36は、読取センサー3の接地線(不図示)に接続されている。
付勢部材30の接地部32が読取センサー3の接地線に接続される接触部36に接することにより、キャリッジ4と読取センサー3のグランドとが接続される。尚、前記接地線は、例えば、読取センサー3からの読取データ伝送用のFFC22に含ませることができる。
接地部32は、図9(A)、図9(B)に示されるように上方側(+Z側)に向けて折り曲げられており、接触部36に向けて付勢されていることが望ましい。
加えて、付勢部材30をキャリッジ4に取り付ける前の状態において、付勢部材30の基部34と側部33とが成す角度はやや鈍角であり、付勢部材30をキャリッジ4に取り付けたときに、その角度が取り付け前の状態よりも小さくなるように構成されている。
付勢部材30は板金加工により形成することができる。これにより、付勢部材30を安価に製造でき、製造コストを抑制することができる。また、材料となる金属板の厚みは薄くて足り、部品の軽量化が可能である。
尚、読取センサー3には、図8に示すように突部38、突部39が設けられている。また、キャリッジ4側には、位置決め孔40と位置決め凹部41が設けられている。位置決め孔40に突部38が、位置決め凹部41に突部39が嵌め込まれて、キャリッジ4に読取センサー3を取り付けられている。
付勢部材30によって読取センサー3が側壁4bに対して付勢された状態において、位置決め孔40内において突部38が+X方向側に押し付けられている。また図示は省略するが、位置決め凹部41に嵌め込まれる突部39も、付勢部材30によって読取センサー3が側壁4bに対して付勢された状態において、凹部41の+X方向側に押し付けられている。これにより、キャリッジ4に対する読取センサー3の位置が規定されている。
付勢部材30によって読取センサー3が側壁4bに対して付勢された状態において、位置決め孔40内において突部38が+X方向側に押し付けられている。また図示は省略するが、位置決め凹部41に嵌め込まれる突部39も、付勢部材30によって読取センサー3が側壁4bに対して付勢された状態において、凹部41の+X方向側に押し付けられている。これにより、キャリッジ4に対する読取センサー3の位置が規定されている。
また、付勢部材30のキャリッジ4への取り付けは、キャリッジ4に設けられる係合部材20の位置決め部37に付勢部材30の取り付け部42の孔35が嵌合されて固定されている。
上記実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。
付勢部材30が接地部32を一体に備えているので、部品点数を削減できる。
また、付勢部材30において、読取センサー3に接触して付勢するばね部31と、接地部32とは別の位置に設けられているので、読取センサー3のキャリッジ4に対する付勢と、キャリッジ4の接地を構成簡単にして確実に行うとともに、部品点数の削減による低コスト化を実現することができる。
付勢部材30が接地部32を一体に備えているので、部品点数を削減できる。
また、付勢部材30において、読取センサー3に接触して付勢するばね部31と、接地部32とは別の位置に設けられているので、読取センサー3のキャリッジ4に対する付勢と、キャリッジ4の接地を構成簡単にして確実に行うとともに、部品点数の削減による低コスト化を実現することができる。
また、付勢部材30をキャリッジ4に取り付けたときに、付勢部材30をキャリッジ4に取り付ける前の状態よりも、基部34と側部33とが成す角度が小さくなるように構成されていることにより、付勢部材30をキャリッジ4に取り付けたときに、キャリッジ4の一方の側壁4aに向けて、付勢部材30の側部33が付勢された状態となる。したがって、側部33をキャリッジ4の側壁4aに対して確実に接触させることができる。以って、キャリッジ4の接地を確実にとることができる。
また、ばね部31と前記接地部が前記基部に対し、キャリッジ4の側壁4a、側壁4bに沿うY軸方向にずれて設けられているので、接地部32が、ばね部31がキャリッジ4を付勢する付勢力による影響を受ける虞を低減できる。以って、接地部32を読取センサー3の接触部36に安定して接触させることができ、確実に接地をとることができる。
また、付勢部材30をキャリッジ4に取り付けるに当たり、係合部材20のキャリッジ4に対する位置決め部37と、付勢部材30のキャリッジ4への取り付け部を兼用しているので、部品点数を削減して低コストで画像読取装置1を実現することができる。
加えて、本実施形態においては、ガイド部6がキャリッジ4の長手方向(Y軸方向)のほぼ中心近くに位置するので、付勢部材30がキャリッジ4の長手方向の中心に設けることができる。以って、読取センサー3をバランスよくキャリッジ4に対して付勢して安定保持させることができる。
加えて、本実施形態においては、ガイド部6がキャリッジ4の長手方向(Y軸方向)のほぼ中心近くに位置するので、付勢部材30がキャリッジ4の長手方向の中心に設けることができる。以って、読取センサー3をバランスよくキャリッジ4に対して付勢して安定保持させることができる。
尚、本実施形態においては、付勢部材30において、読取センサーに接触して付勢する位置と、接地部が読取センサー3に対して接触する位置(接触部36)とが異なる場合について説明したが、例えば、付勢部材30が読取センサー3に接触して付勢する部分において、キャリッジ4の接地をとる構成とすることも可能である。このことによって、読取センサー3をキャリッジ4へ付勢する構成とキャリッジ4を接地する構成とを省スペースで配設することができる。
またこのとき、キャリッジ4の側壁4aと対向する読取センサー3の側面に基板を配置することができる。したがって、読取センサー3における基板の配置の自由度を高くすることができる。
またこのとき、キャリッジ4の側壁4aと対向する読取センサー3の側面に基板を配置することができる。したがって、読取センサー3における基板の配置の自由度を高くすることができる。
<本発明に係る画像読取装置の他の構成>
上部カバー7(図1を参照)は、ヒンジ部50を回動支点として開状態と閉状態をとり、開状態と閉状態の間の位置で保持する保持機構を備えている。図12(A)〜図12(C)は、上面カバーの保持構造を示す概要図であり、(A)は上面カバーが所定以上の角度で開いた状態、(B)は(A)の開状態と閉状態の間の状態、(C)は上面カバーが閉まった状態である。
上部カバー7(図1を参照)は、ヒンジ部50を回動支点として開状態と閉状態をとり、開状態と閉状態の間の位置で保持する保持機構を備えている。図12(A)〜図12(C)は、上面カバーの保持構造を示す概要図であり、(A)は上面カバーが所定以上の角度で開いた状態、(B)は(A)の開状態と閉状態の間の状態、(C)は上面カバーが閉まった状態である。
ヒンジ部50は、リアフレーム9側に設けられる被当接部52と接する当接部51を備えている。一方、被当接部52は、ばね53等の弾性部材によって図中の+Z方向に付勢されている。
当接部51と被当接部52は、上部カバー7の所定以上の角度で開いた状態[図12(A)]や閉状態[図12(C)]においては当接しないが、開状態と閉状態の間の所定の角度になると接する[図12(B)]ように構成されている。
当接部51と被当接部52は、上部カバー7の所定以上の角度で開いた状態[図12(A)]や閉状態[図12(C)]においては当接しないが、開状態と閉状態の間の所定の角度になると接する[図12(B)]ように構成されている。
当接部51と被当接部52が当接している間は、ばね53によって上部カバー7(ヒンジ部50)に対して+Z方向への付勢加重が与えられる。このことによって、上部カバー7の重力による回転を妨げ、上部カバー7を開状態と閉状態の間の位置で保持することが可能となる。
この上面カバー7の保持機構によって、例えば、小サイズの原稿を原稿載置面12aに載せる際など、上部カバー7を大きく開く必要がない場合に、上部カバー7を少し開いた状態で保持することができる。
この上面カバー7の保持機構によって、例えば、小サイズの原稿を原稿載置面12aに載せる際など、上部カバー7を大きく開く必要がない場合に、上部カバー7を少し開いた状態で保持することができる。
尚、当接部51はヒンジ部50に対して設けられるものに限られず、例えば、図13のように、回動支点となるヒンジ部50の近傍(図13においてやや+X方向側)に当接部51を設ける構成とすることも可能である。
本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
1 スキャナー、2 画像読取ユニット、3 読取センサー、
3a 光源、3b 受光部、4 キャリッジ、5 筐体、6 ガイド部、
7 上部カバー、8a、8b アッパーフレーム、9 リアフレーム、
10 上フロントフレーム、11 下フロントフレーム、
12 原稿台ガラス、12a 原稿載置面、13 操作ボタン、14 モーター、
15 ウォームギア、16 ピニオン、17 ラック、 18 凸部、19 凹部、
20 係合部材、21 フレキシブルフラットケーブル、
22 フレキシブルフラットケーブル、23 基板、24 接続部、
25 制御部、26 位置、27 位置、28 保持部材、29 保持部材、
30 付勢部材、31 ばね部、32 接地部、 33 側部、 34 基部、
35 孔、36 接触部、37 位置決め部、38 突部、39 突部、
40 位置決め孔、41 位置決め凹部、42 取り付け部、
50 ヒンジ部、51 当接部、52 被当接部、53 ばね
3a 光源、3b 受光部、4 キャリッジ、5 筐体、6 ガイド部、
7 上部カバー、8a、8b アッパーフレーム、9 リアフレーム、
10 上フロントフレーム、11 下フロントフレーム、
12 原稿台ガラス、12a 原稿載置面、13 操作ボタン、14 モーター、
15 ウォームギア、16 ピニオン、17 ラック、 18 凸部、19 凹部、
20 係合部材、21 フレキシブルフラットケーブル、
22 フレキシブルフラットケーブル、23 基板、24 接続部、
25 制御部、26 位置、27 位置、28 保持部材、29 保持部材、
30 付勢部材、31 ばね部、32 接地部、 33 側部、 34 基部、
35 孔、36 接触部、37 位置決め部、38 突部、39 突部、
40 位置決め孔、41 位置決め凹部、42 取り付け部、
50 ヒンジ部、51 当接部、52 被当接部、53 ばね
Claims (6)
- 画像を読み取る読取センサーと、
前記読取センサーを保持するとともに、所定の方向に往復移動可能なキャリッジと、
前記読取センサーを前記キャリッジに対して付勢する付勢部材と、
を備え、
前記付勢部材は、導電性を有する材料で形成されているとともに、前記キャリッジと前記読取センサーのグランドとを接続して該キャリッジを接地する接地部を、一体に備えている、
ことを特徴とする、画像読取装置。 - 請求項1に記載された画像読取装置において、
前記付勢部材は、板金加工により形成されている、
ことを特徴とする、画像読取装置。 - 請求項1または請求項2に記載された画像読取装置において、
前記キャリッジは、該キャリッジの移動方向に交差する方向に延設されるとともに、前記読取センサーを間に保持する一対の側壁を有し、
前記付勢部材は、
前記キャリッジの一方の側壁と前記読取センサーとの間に配置され、該読取センサーを前記キャリッジの他方の側壁に向けて付勢する、
ことを特徴とする、画像読取装置。 - 請求項3に記載された画像読取装置において、
前記付勢部材は、
前記キャリッジの底面側に位置する基部と、
前記基部から延設されるとともに、前記キャリッジの一方の側壁に接触する側部と、
前記基部から延設されるとともに、前記キャリッジの他方の側壁に向けて前記読取センサーを付勢するばね部と、
前記読取センサーに接触する接地部と、を備えるとともに、
前記基部と前記側部とが成す角度が、取り付け前の状態よりも小さくなって前記キャリッジに取り付けられている、
ことを特徴とする、画像読取装置。 - 請求項3に記載された画像読取装置において、
前記付勢部材は、
前記キャリッジの底面側に位置する基部と、
前記基部から延設されるとともに、前記キャリッジの一方の側壁に接触する側部と、
前記基部から延設されるとともに、前記キャリッジの他方の側壁に向けて前記読取センサーを付勢するばね部と、
前記読取センサーに接触する接地部と、を備えるとともに、
前記ばね部と前記接地部は、前記基部に対し、前記キャリッジの側壁に沿う方向にずれて設けられている、
ことを特徴とする、画像読取装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載された画像読取装置において、
前記キャリッジを支持して前記所定の移動方向に案内するガイド部を備え、
前記キャリッジは、
前記ガイド部に対して移動可能に係合する係合部材と、
前記係合部材の当該キャリッジに対する位置決め部と、を備え、
前記位置決め部は、前記付勢部材の前記キャリッジへの取り付け部を兼ねている、
ことを特徴とする、画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014139412A JP2016019071A (ja) | 2014-07-07 | 2014-07-07 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014139412A JP2016019071A (ja) | 2014-07-07 | 2014-07-07 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016019071A true JP2016019071A (ja) | 2016-02-01 |
Family
ID=55234021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014139412A Pending JP2016019071A (ja) | 2014-07-07 | 2014-07-07 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016019071A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019189383A (ja) * | 2018-04-23 | 2019-10-31 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | センサーユニット及び画像形成装置 |
-
2014
- 2014-07-07 JP JP2014139412A patent/JP2016019071A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019189383A (ja) * | 2018-04-23 | 2019-10-31 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | センサーユニット及び画像形成装置 |
JP7070025B2 (ja) | 2018-04-23 | 2022-05-18 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | センサーユニット及び画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6443611B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP4572946B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP4438713B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP4962003B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP5018913B2 (ja) | ケーブルの配線構造及び画像読取装置 | |
JP6579321B2 (ja) | 画像読取装置 | |
US20130003141A1 (en) | Image reading apparatus | |
JP4890799B2 (ja) | 走査装置及び画像読取装置 | |
US9538030B2 (en) | Image reading apparatus | |
KR100636226B1 (ko) | 화상독취유닛 및 이를 구비한 화상형성장치 | |
JP2016019071A (ja) | 画像読取装置 | |
JP6651800B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP2018164205A (ja) | 画像読取装置 | |
US8934149B2 (en) | Image reader | |
JP5810770B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP5482995B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6561434B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP2014150311A (ja) | 読取ユニット及び画像読取装置 | |
JP2014017631A (ja) | 読取装置および複合機 | |
JP6065428B2 (ja) | 複合機 | |
JP6439461B2 (ja) | 画像読取装置 | |
US8934153B2 (en) | Image reader | |
JP2014017573A (ja) | 画像読取装置及び記録装置 | |
JP2007086357A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009141701A (ja) | 画像読み取り装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20160617 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20160628 |