JP2001133906A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2001133906A
JP2001133906A JP31241399A JP31241399A JP2001133906A JP 2001133906 A JP2001133906 A JP 2001133906A JP 31241399 A JP31241399 A JP 31241399A JP 31241399 A JP31241399 A JP 31241399A JP 2001133906 A JP2001133906 A JP 2001133906A
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Toshio Takahashi
俊雄 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密着型イメージセンサを利用したフラットベ
ッド型の画像読取装置として、低コストで製造される安
価で且つ小型化の容易な画像読取装置を提供する。 【解決手段】 密着型イメージセンサ102の長手方向
の両端部には、摺動性プラスチックから成形されたコロ
114a,114bを当接部材として備えたアダプタ1
19aが、また同じく摺動性プラスチックから成形され
たコロ114bを当接部材として備えたアダプタ119
aが設けられている。このアダプタ119a,119b
は、密着型イメージセンサ102にビス等で固定されて
いる。これらの当接部材で密着型イメージセンサ102
の走査方向に平行な原稿台ガラスの両側面、すなわち案
内面115a,115bを挟持することにより、密着型
イメージセンサ102の左右方向(長手方向)の姿勢が
定まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密着型イメージセ
ンサを内蔵したフラットベットタイプの画像読取装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の密着型イメージセンサを内蔵した
画像読取装置の構成を図17及び図18に示す。とくに
図17は画像読取装置の概略構成を示す斜視図であり、
図18は、その画像読取装置の一部として内蔵された密
着型イメージセンサを拡大して示す平面図である。
【0003】同図17に示すように、画像読取装置60
0は、原稿の載置台となる透光性板材601、原稿の読
み取り時に透光性板材を覆う圧材610、透光性板材6
01のうち原稿載置面の背面側を移動して原稿の画像情
報を走査する密着型イメージセンサ602、図示しない
光源(例えばLED)、ガイド軸609、駆動モータ6
11、牽引用ワイヤロープ613等を具備して構成され
ている。
【0004】また図18に拡大して示すように、密着型
イメージセンサ602には、その内部に導光体603、
レンズアレイ604、リニアセンサ605等の他、LE
D(図示略)が組み込まれており、これらの構成部材に
よって一つの光学系ユニットをなしている。
【0005】原稿の読み取りにあたっては、センサホル
ダー607に収納されたLEDが発光するともに、その
光が導光体603により線状に変換され、原稿面を照射
する。原稿の画像はレンズアレイ604によりリニアセ
ンサ605面上に結像され、同リニアセンサ605によ
って光電変換される。それと同時に、駆動モータ611
が駆動され、その駆動力は牽引用ロープを介して密着型
イメージセンサ602に伝達される。そして、密着型イ
メージセンサ602(光学系ユニット全体)がガイド軸
609に沿って移動し、原稿を走査する。このガイド軸
609は、密着型イメージセンサ602の走査方向に沿
って予めその軸方向が固定されており、密着型イメージ
センサ602の軌道を案内する機能を果たしている。
【0006】一方、密着型イメージセンサ602は、セ
ンサホルダー607内に組み込まれている。このセンサ
ホルダー607と密着型イメージセンサ620との間に
は付勢部材(バネ)608a,608bが配設されてお
り、このバネ608a,608bが密着型イメージセン
サ602を透光性板材601に向かって付勢する。
【0007】また、密着型イメージセンサ602と透光
性板材601の背面との当接部分には、当接部材(スぺ
ーサ)606a,606bが設けられ、透光性板材60
1と密着型イメージセンサ602との距離を一定に保ち
つつ両部材601,602間の摺動性をも確保してい
る。なお、密着型イメージセンサの外装部材を摺動性プ
ラスチックで形成し、前記当接部分を一体化する方法も
知られている。
【0008】ちなみに上記のような画像読取装置、すな
わち、平面状の原稿を、同じく平面状の載置台に載置す
るとともに、密着型イメージセンサをそのの長手方向と
直交する方向(走査方向)に沿って直線的に移動させつ
つ画像を読取ることで原稿を走査するタイプの画像読取
装置は、とくにフラットベッド型画像読取装置として広
く知られている。
【0009】近年このようなフラットベッドタイプの画
像読取装置は、その需要が一層高まり、小型化および低
価格の要望が強くなってきている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
フラットベット型画像読取装置にとって、密着型イメー
ジセンサのスキャン方向に沿った適切な軌道を確保する
ため、上記ガイド軸609(図17、図18参照)のよ
うな案内部材は欠かせない構成要素となっている。
【0011】例えば案内部材としてガイド軸を適用する
場合には、上記図17等に示した例や、この他特開平9
−270896号公報に記載された装置のように、密着
型イメージセンサの下側(載置原稿と反対側)の空間に
少なくとも一本のガイド軸を配設するのが通常である。
このため、密着型イメージセンサの下側にはガイドスペ
ースを確保する必要があり、装置の高さ(厚さ)方向の
小型化にとってひとつの障壁となっていた。
【0012】さらに、装置にガイド軸を配設するために
は、センサホルダーにガイド軸を係合させるための嵌合
穴を設け、同嵌合穴にガイド軸を貫通させ、牽引用ワイ
ヤーを配線する他、ガイド軸には送りネジを加工したり
リード軸を使用することもあるが、このような構成は、
いっそう構造の複雑化や装置の大型化を招いてしまうこ
ととなる。
【0013】装置の高さ方向(原稿載置面に直交する方
向)の小型化を行う手段として特開平7−193689
号公報に示されているように、ガイド軸を、密着型イメ
ージセンサの長手方向の端部に密着型イメージセンサと
ほぼ同一面上に配置する方法も考えられる。
【0014】しかしこの場合、装置の密着型イメージセ
ンサの長手方向の寸法が増え、装置の幅、すなわち装置
の設置面積が増えてしまうという別の問題が生じる。
【0015】また他方、ガイド軸には直線性と摺動性を
満たすため、比較的高価な金属製切削棒材(直径5mm
〜10mm程度)を利用さすることが多い。このような
棒材の製造にあっては、材料費もかさみ、切削等の手間
もかかるため、画像読取装置の製造コスト高を助長して
しまう。
【0016】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、密着型イメ
ージセンサを利用したフラットベッド型の画像読取装置
として、低コストで製造される安価で且つ小型化の容易
な画像読取装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、原稿を載置する透光性板材と、該透光性
板材の原稿載置面の背面側にて所定の軌道上を移動し、
前記原稿の画像情報を走査する画像情報走査手段と、該
画像情報走査手段の軌道を案内する案内手段とを備えた
画像読取装置において、前記透光性板材は、前記画像情
報走査手段の略走査方向に沿って形成された側縁部を有
してなり、前記案内手段は、前記画像情報走査手段に連
結され、前記透光性板材の側縁部に沿って移動すること
により該画像情報走査手段の軌道を案内することを要旨
とする。
【0018】また、前記案内手段に設けられ、前記透光
性板材の側縁部と当接し、同側縁部に沿って当接移動す
る当接部と、該当接部を前記側縁部に向かうように付勢
する付勢手段とを備えてもよい。
【0019】また、前記画像情報走査手段の走査方向に
沿って形成された前記透光性板材の両側縁部それぞれに
対応する案内手段を備えるとともに、前記両案内手段に
設けられた前記当接部は、前記透光性板材の原稿載置面
と略直交し、且つ前記画像情報走査手段の略走査方向に
沿って形成された両側面上に当接して該透光性板材を挟
持することとしてもよい。
【0020】また、前記当接部は、前記側縁部に当接し
て同側縁部上を転動する転動部材からなることとしても
よい。
【0021】また、前記当接部は、前記側縁部に当接し
て同側縁部上を摺動する摺動部材からなることとしても
よい。
【0022】また、前記側縁部のうち、前記摺動部材の
被摺動面に摺動性被膜を設けてもよい。
【0023】また、前記案内手段は、前記透光性板材の
原稿載置面と略直交し且つ前記画像情報走査手段の略走
査方向に沿って形成された両側面上に当接する第1の当
接部と、該第1の当接部をその当接面に向かって付勢す
る第1の付勢手段と、前記透光性板材の原稿載置面若し
くはその背面上に当接する第2の当接部と、該第2の当
接部をその当接面に向かって付勢する第2の付勢手段と
をさらに備えてもよい。
【0024】また、前記画像情報走査手段及び案内手段
の連結部位の長さを、画像情報走査手段長手方向に沿っ
て可変としてもよい。
【0025】また、前記画像情報走査手段及び案内手段
の連結部位に設けられ、当該案内手段を画像情報走査手
段に向かって付勢する弾性部材を備えてもよい。
【0026】上記構成によれば、画像情報走査手段の走
査方向への移動案内機能を、全て透光性板材の側縁部近
傍に集約できるようになり、画像読取装置の小型化が達
成されるとともに、コスト高を招くガイド軸を廃止する
ことができるようになり、製造コストも低下する。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
をフラットベッド型スキャナに適用した第1の実施形態
について、図1〜図5を参照して説明する。
【0028】図1は、第1の実施形態にかかるフラット
ベット型スキャナ(以下、スキャナという)のうち、と
くに原稿読取部の概略構成を示す斜視図である。
【0029】図1に示すように、スキャナ100の原稿
読取部(100a)は、主に原稿台ガラス101、密着
型イメージセンサ102、駆動モータ111、牽引用ワ
イヤロープ113等を具備して構成されている。
【0030】原稿台ガラス101は、厚さ3mm程度の
透明ガラスから形成された矩形平板であり、その一方の
面を原稿載置面とする。長尺状の密着型イメージセンサ
102は原稿台ガラスの原稿載置面の背面側に設けら
れ、原稿の画像情報を光電変換ために必要な周知の光学
系ユニット(図示略)を内蔵している。また、同図1に
示す(密着型イメージセンサの)走査方向と平行に形成
された原稿台ガラス101の両側縁部位(側縁部)11
5A,115Bの一部をなす側面115a,115bに
は、後述する当接部材との摺動性や直線性を高めるた
め、研磨加工が施されている 密着型イメージセンサ102の原稿台ガラスに対向する
面(上面)102aには、ポリアセタール等の摺動性プ
ラスチックから成形された凸部材(当接部材)106
a,106b,106cが設けられている。
【0031】図2は、図1に示す原稿読取部100aを
矢指II方向に向かってみた側面図であり、図3は、その
III−III線に沿った断面を示す断面図である。
【0032】両図に示すように、密着型イメージセンサ
の下面(底面)102bには、その長手方向両端部にお
いて板バネ120a,120bが設けられ、外ケース1
18との反力で密着型イメージセンサ102を原稿台ガ
ラス101方向に付勢している。これにより密着型イメ
ージセンサ102の上下方向(原稿載置面に直交する軸
方向)の姿勢が定まると同時に、原稿台ガラス101と
密着型イメージセンサ102との距離が一定に保たれ
る。
【0033】なお、本実施形態では、板バネ120a,
120bと、同板バネに接する外ケース118の内壁1
18a表面とは導電性の材料で形成されており、密着型
イメージセンサ102のアースとしても機能するように
なっている。
【0034】また、本実施形態で用いられている板バネ
120aに代え、例えばコイルバネのような弾性部材の
他、如何なる付勢手段を適用することもできる。
【0035】また、密着型イメージセンサの上面に設け
られた凸部材をコロ等の当接部材としても良い。
【0036】一方、密着型イメージセンサ102の長手
方向の両端部には、摺動性プラスチックから成形された
コロ114a,114bを当接部材として備えたアダプ
タ19a、また同じく摺動性プラスチックから成形され
たコロ114bを当接部材として備えたアダプタ19a
が設けられている。このアダプタ19a,19bは、密
着型イメージセンサ102にビス等で固定されている。
これらの当接部材で密着型イメージセンサ102の走査
方向に平行な原稿台ガラスの両側面(案内面)115
a,115bを挟持することにより、密着型イメージセ
ンサ102の左右方向(長手方向)の姿勢が定まる。
【0037】ところで、原稿台ガラス101の案内面1
15a及び案内面115b間距離Lが原稿台ガラス毎に
若干異なる。このことを考慮すべく、本実施形態では、
一方のアダプタ119bと密着型イメージセンサ102
との結合部分はヒンジ117及び連結部材116を介し
て行うこととし、左右の当接部材114a(114b)
及び114c間の距離(長さ)を調整式(可変式)とし
ている。このような距離(長さ)可変式の構成を適用す
ることで、左右方向(密着型イメージセンサ102の長
手方向)のガタや走行不良といった不具合が発生するの
が好適に防止・抑制されるようになる。
【0038】一方、密着型イメージセンサ102には牽
引用ワイヤーロープ113が固定されている。このワイ
ヤーロープ113は、駆動モータ111と連結したワイ
ヤー巻取りグル112に巻架されている。原稿の読み取
りに際しては、駆動モータ11によりワイヤー巻取りク
ル111を回転させることで密着型イメージセンサ10
2が原稿台ガラス101の背面と両側面115a,11
5bを案内面として走査方向へ直線的に移動する。こう
して、原稿載置面に載置された原稿の画像情報が密着型
イメージセンサ102に組み込まれた光学系ユニットに
より読み取られる。
【0039】ところで、原稿台ガラス101の両側面
(案内面)115a,115bは当接部材(コロ)11
4a等との摺動性と直線性を高めるため、研磨加工が施
されていることは上述した通りである。この研磨面を原
稿台ガラス表面程度に仕上げれば、当接部材をコロでは
なく摺動部材とすることもできる。このような構成によ
っても本実施形態と同様の効果を奏することはできる。
【0040】なお、図4及び図5に示すように、原稿台
ガラス101の原稿掲載面を案内面として密着型イメー
ジセンサ102の軌道を案内するよう装置を構成しても
よい。 すなわち、密着型イメージセンサ102と原稿
台ガラス101との間に付勢手段としてのコイルバネ1
20a,120bを設けて原稿台ガラスの背面に付勢さ
せる(図5参照)。その一方、密着型イメージセンサ1
02をアダプタ119a及びアダプタ119bにL字形
状の爪部106a',106b',106c'を突出形成
させ、密着型イメージセンサ102の本体をそれら爪部
により原稿台ガラス101の原稿載置面側から支持す
る。なお、コイルバネ120a,120bに代えて他の
付勢部材や弾性部材、例えば板バネ等を適用してもよ
い。
【0041】以上のように構成された本実施形態のスキ
ャナによれば、密着型イメージセンサ102の走査方向
への移動案内機能を、全て原稿台ガラス101の側面1
19a、119b付近、すなわち側縁部近傍に集約でき
るようになり、スキャナの小型化が容易となる。また上
記構成の適用により、密着型イメージセンサの軌道の案
内する従来の案内手段として用いられてきたものの、コ
スト高や搭載性の悪さが問題となっていたガイド軸を廃
止することができるようになり、製造コストも低下し、
スキャナに対する密着型イメージセンサの搭載性も向上
するようになる。
【0042】また、アダプタ119a及びアダプタ11
9bが当接部を介して原稿台ガラス102をその両側か
ら確実に挟持しているため、軌道案内にかかる側縁部の
全長に亘り、当接部及び側縁部間の係合状態が十分好適
に保持されることとなる。従って、画像情報走査手段の
軌道案内に必要な部材等の搭載性を維持しつつ、画像読
取にかかる機能の信頼性も十分に確保されるようにな
る。
【0043】(第2の実施形態)次に、本発明をフラッ
トベッド型スキャナに適用した第2の実施形態につい
て、図6〜図13を参照して説明する。
【0044】ここで、当該第2の実施形態にあっても、
画像読取装置としてのスキャナは、概略的には上記第1
の実施形態とほぼ同等の原稿台ガラス、密着型イメージ
センサ、駆動モータ、牽引用ワイヤロープ等を具備して
構成されている。このため、スキャナの基本的な構成要
素に関しては、上記第1の実施形態と同一の符号を付
し、それらの詳しい説明は割愛する。
【0045】図6は、本発明の第2の実施形態にかかる
スキャナ200(読取部200a)の概略構成を示す斜
視図であり、図7は、同読取部200aを矢指VII方向
に向かってみた側面図である。
【0046】両図に示すように、本実施形態では、密着
型イメージセンサ102の長手方向両端に設けられたア
ダプタ119a,119bのうち、一方のアダプタ11
9bが付勢部材としてのバネ221で原稿台ガラスの側
面(案内面)115bに向かって付勢され、かつ密着型
イメージセンサ102の長手方向(原稿台ガラス102
上において走査方向と直交する軸方向)に可動となるよ
うに密着型イメージセンサに取り付けられている。これ
により、原稿台ガラス両側面間の距離Lが部分的にばら
つく場合でもバネが伸び縮みすることでガタつきや走行
不良が好適に防止・抑制されるようになる。
【0047】なお、図8及び図9において示すように、
本実施形態の変形例として、2つの牽引用ワイヤロープ
113a、113bを原稿台ガラス101の両側縁部1
15A、115Bに沿って掛架し、各ワイヤロープ11
3a、113bと密着型イメージセンサ102とを、同
センサの長手方向両端部の近傍にて結合させ、これら2
本のワイヤーロープによって密着型イメージセンサ10
2を移動させるといった、いわゆる両側駆動の構成を有
するように装置を構成してもよい。
【0048】またこの他、図10及び図11において示
すように、本実施形態の他の変形例として、密着型イメ
ージセンサ102と、その長手方向端部に設けられたア
ダプタ119a,119bの両方との連結部位に、付勢
部材(バネ)221a,221bをそれぞれ設けるよう
にしてもよい。
【0049】すなわち、密着型イメージセンサ102を
原稿台ガラス102の両側面から付勢し、かつ密着型イ
メージセンサ102の長手方向(原稿台ガラス102上
において走査方向と直交する軸方向)にその連結部位が
可動となるような構成としてもよい。このような構成に
より、密着型イメージセンサ102は、左右の付勢手段
(バネ)による付勢力が釣り合うことによって静止状態
を保持する。この結果として、案内面のうち一方に凹凸
が生じても、密着型イメージセンサの長手方向へのずれ
量は、より近傍にあるバネによって効果的に低減される
こととなる。
【0050】例えば、図12には、上記第2の実施形態
のスキャナ200の読取部200bの一部(密着型イメ
ージセンサ102近傍)を原稿台ガラス101の原稿載
置面からみた平面図であり、図13は、その原稿台ガラ
ス101におけるセンサ102長手方向の一側面(案内
面)115aに1mmの窪み(凹部)があった場合、ア
ダプタ及び密着型イメージセンサの連結部位が装置内に
おいてどのように変位するのか当該連結部位を拡大して
示す平面図である。
【0051】図13に示すように、案内面115aの窪
みの形状に従い当接部114aが紙面右方向へ1mm移
動すると、これにより付勢部材としてのバネ221aは
1mm縮むことになる。この状態では左右のバネ(22
1a及び221b;図12を参照)の縮み量(両バネ2
21a,221bの各復元力)が異なることとなり、釣
り合いが取れなくなる。そこで、バネ221a,221
bは釣り合いを保とうとして、例えば両バネのバネ定数
が同じなら、各々が同じ縮み量(各々略0.5mm)を
もって縮む(変位する)こととなる。
【0052】つまり、密着型イメージセンサの移動量も
0.5mmとなり案内面の凹部による密着型イメージセ
ンサの移動量は、センサの一端とアダプタとの連結部位
にのみ付勢部材(バネ)が設けられている場合と比較し
て半分に低減される。
【0053】従って、画像の劣化となって現れる密着型
イメージセンサ102の長手方向へのずれが好適に抑制
されるようになる。
【0054】さらに、原稿台ガラスの案内面の平面度
(直線性)の精度を多少低くしても差し支えがなくなる
ため、原稿台ガラスの製造コストの低減に貢献すること
ともなる。
【0055】また、ガラスには、周囲の側面に振動や衝
撃等でピリと呼ばれる微少なカケが発生しやすい。本発
明によれは、これらのピリによる案内面の凹凸の影響を
受けにくくなり、画像の劣化が防止・抑制されるように
なる。
【0056】また前記当接部をそれぞれ付勢手段を介し
て可動状態にすることにより装置に振動や衝撃が加わっ
た場合、案内面や密着型イメージセンサに加わる力が緩
和されるといった他の効果も奏されるようになる。
【0057】すなわち本実施形態のスキャナによれば、
上記第1の実施形態により奏せられる効果に加え、原稿
台ガラスの側縁部(側面)に多少の歪みや凹凸等があっ
たとしても、付勢手段として働く弾性部材、すなわちバ
ネ221、やバネ221a,221bの作用により、密
着型イメージセンサ102及び原稿台ガラス101間の
係合状態が、同センサ102の軌道案内にかかる側縁部
(側面115a,115b)の全長に亘って一層好適に
保持されることとなる。従って、画像読取にかかる機能
の信頼性も十分に確保される。
【0058】なお、バネ221a,221b,221c
に代え、例えばゴムや弾性樹脂等他の付勢部材や弾性部
材を適用することもできる。 (第3の実施形態)次に、本発明をフラットベッド型ス
キャナに適用した第3の実施形態について、図14〜図
16を参照して説明する。
【0059】ここで、当該第3の実施形態にあっても、
画像読取装置としてのスキャナは、概略的には上記第1
及び第2の実施形態とほぼ同等の原稿台ガラス、密着型
イメージセンサ、駆動モータ、牽引用ワイヤロープ、ア
ダプタ等を具備して構成されている。このため、スキャ
ナの基本的な構成要素に関しては、上記第1及び第2の
実施形態と同一の符号を付し、それらの詳しい説明は割
愛する。
【0060】図14は、本発明の第3の実施形態にかか
るスキャナ300(読取部300a)の概略構成を示す
斜視図であり、図15は、同読取部300aを矢指XIII
方向に向かってみた側面図である。また図16は、同読
取部300aの一部をなす密着型イメージセンサの長手
方向一端を拡大して示す平面図である。
【0061】図14及び図15に示すように、本実施形
態にかかるスキャナ300の読取部300aは、上記第
2の実施形態の変形例と同様、密着型イメージセンサの
長手方向両端と、アダプタとの連結部位に、それぞれ付
勢部材(バネ)を設けた構成を有するものである。
【0062】そして本実施形態のスキャナ300にはま
た、原稿台ガラス101における密着型センサ102長
手方向の両側面(案内面)にt=0.2mm程度の高分
子ポリエチレンやテフロンといった摺動性のテープ32
2a,322bが貼られており、この構成を更なる特徴
部分としている(図16を併せ参照)。
【0063】すなわち、このような摺動性のテープ32
2a,322bを密着型イメージセンサ102の案内面
に貼設しておくことにより、原稿台ガラス側面の微少な
凹凸は覆われる。このため、スキャナの構成部材として
原稿台ガラス101を製造するに際し、案内面115
a,115bとなる両側面の研磨の程度が多少粗くなっ
ても差し支えがなくなる。この結果、製造工程が簡易化
され、コストの削減に寄与する。
【0064】なお、図15では摺動性テープを両側面に
貼ることとしているが、例えば原稿台ガラスの片側面を
研磨加工で滑らかに仕上げ、もう1面の仕上げ程度を粗
くして、粗い側の側面のみに摺動性テープを貼る構成と
してもよい。
【0065】また図16に示した構成のように、摺動性
のテープを原稿台ガラス101の側面と背面(表面)の
案内面の両面に及ぶよう貼設すれば、密着型イメージセ
ンサの上下方向(例えば原稿載置面と直交する軸方向)
の摺動性も向上する。加えて、密着型イメージセンサを
スキャン方向に移動させる駆動力の低減にも貢献できる
ようになる。
【0066】以上説明したように、本実施形態のスキャ
ナによれば、上記各実施形態により奏される効果に加
え、以下のような効果が期待される。
【0067】すなわち、側面115a,115bの表面
が多少粗くとも、密着型イメージセンサ102によるス
ムーズな走査動作が十分に確保される。
【0068】さらに、このテープは案内面のピリや、万
一原稿台ガラスに亀裂等が生じた場合、ガラスの飛散防
止にも効果を奏することとなる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿台ガラスの表面く裏面)と密着型イメージセンサの
スキャン方向に平行な両側面とを密着型イメージセンサ
の移動のガイドとすることで、装置の小型化とコストダ
ウンが実現できるようになる。
【0070】また、密着型イメージセンサの左右方向の
当接部の少なくとも1個所を付勢部材で原稿台ガラス側
面の案内面に付勢し、かつ左右当接部材間の距離を可動
することにより、原稿台ガラスの左右方向の案内面の距
離のばらつきが吸収される。
【0071】また左右の当接部材各々を付勢部材で原稿
台ガラス両側面の案内面に付勢することで案内面の凹凸
による密着型イメージセンサの振れ量を低減することが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のスキャナの概略構成
を示す斜視図。
【図2】同スキャナの読取部を示す側面図。
【図3】図2をIII−III線に沿って切断した断面図
【図4】第1の実施形態のスキャナの変形例を示す斜視
図。
【図5】同スキャナの読取部を示す側面図。
【図6】第2の実施形態のスキャナの概略構成を示す斜
視図。
【図7】同スキャナの読取部を示す側面図。
【図8】第2の実施形態のスキャナの変形例を示す斜視
図。
【図9】同スキャナの読取部を示す側面図。
【図10】第2の実施形態のスキャナの他の変形例を示
す斜視図。
【図11】同スキャナの読取部を示す側面図。
【図12】第2の実施形態のスキャナの読取部の一部を
示す平面図。
【図13】アダプタ及び密着型イメージセンサの連結部
位を拡大して示す平面図。
【図14】第3の実施形態のスキャナの概略構成を示す
斜視図。
【図15】同スキャナの読取部を示す側面図。
【図16】密着型イメージセンサの長手方向一端を拡大
して示す平面図。
【図17】従来の画像読取装置の概略構成を示す斜視
図。
【図18】従来の画像読取装置の一部として取り付けら
れた密着型イメージセンサを拡大して示す平面図。
【符号の説明】
101 原稿台ガラス(透光性板材) 102 密着型イメージセンサ(画像情報走査手段) 106a,106b,106c スぺーサ(距離保持部
材) 111 駆動モータ 112 ワイヤー巻取タル 113 牽引用ワイヤロープ 114a,114b,114c コロ(当接部材) 115a,115b 案内面 116 連結部材 117 ヒンジ 118 外ケース 119a,119b アダプタ 100a スキャナの読取部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を載置する透光性板材と、該透光性板
    材の原稿載置面の背面側にて所定の軌道上を移動し、前
    記原稿の画像情報を走査する画像情報走査手段と、該画
    像情報走査手段の軌道を案内する案内手段とを備えた画
    像読取装置において、 前記透光性板材は、前記画像情報走査手段の略走査方向
    に沿って形成された側縁部を有し、 前記案内手段は、前記画像情報走査手段に連結され、前
    記透光性板材の側縁部に沿って移動することにより該画
    像情報走査手段の軌道を案内することを特徴とする画像
    読取装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像読取装置において、 前記案内手段に設けられ、前記透光性板材の側縁部と当
    接し、同側縁部に沿って当接移動する当接部と、 該当接部を前記側縁部に向かうように付勢する付勢手段
    とを備えることを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像読取装置において、 前記画像情報走査手段の走査方向に沿って形成された前
    記透光性板材の両側縁部それぞれに対応する案内手段を
    備えるとともに、 前記両案内手段に設けられた前記当接部は、前記透光性
    板材の原稿載置面と略直交し且つ前記画像情報走査手段
    の略走査方向に沿って形成された両側面上に当接して該
    透光性板材を挟持することを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】前記当接部は、前記側縁部に当接して同側
    縁部上を転動する転動部材からなることを特徴とする請
    求項3記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】前記当接部は、前記側縁部に当接して同側
    縁部上を摺動する摺動部材からなることを特徴とする請
    求項3記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】前記側縁部のうち、前記摺動部材の被摺動
    面に摺動性被膜を設けたことを特徴とする請求項5記載
    の画像読取装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6の何れか1つに記載の画像読
    取装置において、 前記案内手段は、 前記透光性板材の原稿載置面と略直交し且つ前記画像情
    報走査手段の略走査方向に沿って形成された両側面上に
    当接する第1の当接部と、 該第1の当接部をその当接面に向かって付勢する第1の
    付勢手段と、 前記透光性板材の原稿載置面若しくはその背面上に当接
    する第2の当接部と、 該第2の当接部をその当接面に向かって付勢する第2の
    付勢手段とをさらに備えることを特徴とする画像読取装
    置。
  8. 【請求項8】請求項1〜7の何れか1つに記載の画像読
    取装置において、 前記画像情報走査手段及び案内手段の連結部位の長さ
    を、画像情報走査手段長手方向に沿って可変とする画像
    読取装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8の何れか1つに記載の画像読
    取装置において、 前記画像情報走査手段及び案内手段の連結部位に設けら
    れ、当該案内手段を画像情報走査手段に向かって付勢す
    る弾性部材を備えることを特徴とする画像読取装置。
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