JP2740363B2 - 読み取り装置 - Google Patents

読み取り装置

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JP2740363B2
JP2740363B2 JP3066933A JP6693391A JP2740363B2 JP 2740363 B2 JP2740363 B2 JP 2740363B2 JP 3066933 A JP3066933 A JP 3066933A JP 6693391 A JP6693391 A JP 6693391A JP 2740363 B2 JP2740363 B2 JP 2740363B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリなどの読
み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリには、上面に透明な読み取
りガラスを有し、この読み取りガラス付近を通過する原
稿の画像情報を読み取る、読み取りユニットが備えられ
ている。
【0003】例えば、図8に示すように、読み取りガラ
ス33上方を通過する原稿36に、原稿幅方向に連設さ
れた複数のLED(Light Emitting Diode)37から原
稿幅の光を照射し、原稿36からの原稿幅(例えばB4
縦では256mm)の反射光を、反射鏡38によって導か
れる光路において縮小し、レンズ39を通して例えば幅
28mmのCCD(Charge Coupled Device )40で受光
して原稿36の画像情報を読み取る、いわゆる縮小光学
系34が用いられている読み取りユニット31がある。
【0004】上記の読み取りユニット31が用いられた
ファクシミリでは、原稿36の搬送は、読み取りユニッ
トフレーム32に設けられた原稿搬送ローラ35a・3
5bと、例えば原稿ガイド等の読み取りユニット31と
は別のユニット41に設けられたピンチローラ42a・
42bとによって行われる。上記ピンチローラ42a・
42bは、例えばスプリング43a・43b等によって
原稿搬送ローラ35a・35b方向へ圧接されている。
即ち、上記原稿搬送ローラ35a・35bは、ピンチロ
ーラ42a・42bから押圧力が付与されているため、
図示しない駆動モータにより駆動力が加えられれば、原
稿36を搬送できるようになっている。
【0005】また、従来より、図9に示すように、読み
取りユニット51上面に設けられた読み取りガラス53
を、読み取りユニット51とは別のユニット61に設け
られた原稿搬送ローラ55に密着させた、いわゆる密着
センサタイプの読み取りユニット51を備えたファクシ
ミリがある。
【0006】上記読み取りユニット51は、原稿幅方向
に並設された複数のLED57から読み取りガラス53
上を通過する原稿56に原稿幅の光を照射し、原稿56
からの反射光を、セルホックレンズ(登録商標)等の収
束性ファイバレンズ59により収束して、原稿幅のまま
受光素子60で受光し、原稿56の画像情報を読み取る
ようになっている。
【0007】上記読み取りユニット51は、一端が本体
キャビネット54等に取り付けられた圧接バネ62によ
り、原稿搬送ローラ55方向に押圧力が付勢されてお
り、原稿搬送ローラ55と読み取りユニット51上面の
読み取りガラス53とは圧接されている。このため、原
稿搬送ローラ55は、図示しない駆動モータにより駆動
力が加えられれば、原稿56を搬送できるようになって
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示すように、縮小光学系34が用いられた読み取りユニ
ット31を備えた従来のファクシミリでは、上記密着セ
ンサタイプの読み取りユニット51(図9)のようにユ
ニット自体が小型ではないため、ユニットを圧接バネ等
で押し上げることは困難であり、原稿搬送ローラを読み
取りガラスに密着させる構成はとられていない。このた
め、読み取りガラス33をはさんで送る側と受ける側の
2つの原稿搬送ローラ35a・35bが必要であると共
に、読み取りユニット31とは別のユニット41に、ス
プリング43a・43b等によって原稿搬送ローラ35
a・35bに押圧力を付与するピンチローラ42a・4
2bを設ける必要があり、材料面でのコストアップを招
くと共に、ピンチローラ42a・42bを別のユニット
41に取り付ける作業が必要であり、工数の増加により
製造工程上の低コスト化が著しく阻害されると共に、小
型・軽量化を図る上で困難を生じると言う問題点を有し
ている。
【0009】また、図9に示すように、密着センサタイ
プの読み取りユニット51を備えたファクシミリでは、
読み取りユニット51自体が前記縮小光学系を用いたも
のよりも小型であると共に、ピンチローラ等を必要とし
ないため、ある程度の低コスト化および小型・軽量化を
実現できるようになってはいる。
【0010】しかしながら、上記密着センサタイプの読
み取りユニット51においても、原稿搬送ローラ55
は、読み取りユニット51とは別のユニット61に設け
られ、また圧接バネ62も本体キャビネット54側に設
けられているので、これらを読み取りユニット51とは
別に取り付ける作業が必要であり、工数の増加により製
造工程上の低コスト化が阻害される。
【0011】また、上記読み取りユニット51は、一端
が本体キャビネット54等に取り付けられた圧接バネ6
2により原稿搬送ローラ55に押圧力が加えられる構成
のため、圧接バネ62を取り付けるスペースが必要であ
ると共に、圧接バネ62は読み取りユニット51全体を
押し上げるだけの大型のものが必要であり、低コスト化
および小型・軽量化を図る上で充分とはいい難い。
【0012】さらに、原稿搬送ローラ55および圧接バ
ネ62が、読み取りユニット51とは異なるユニット側
に設けられるということは、組み立て工程において、読
み取りユニット51、原稿搬送ローラ55が設けられた
ユニット61および圧接バネ62の異なる3つのユニッ
ト(部材)を全て装置本体に組み込まなければ、読み取
りガラス53と原稿搬送ローラ55との圧接状態が得ら
れない。このため、読み取りガラス53と原稿搬送ロー
ラ55とを適切な圧力で圧接させるためには、原稿搬送
ローラ55を別ユニット61に正確に取り付け、さらに
読み取りユニット51、原稿搬送ローラ55を取り付け
たユニット61および圧接バネ62を装置本体に正確に
組み込む必要がある。しかし、上記のような多段階の組
み立て作業が必要であるため、読み取りガラス53と原
稿搬送ローラ55との間に一定の圧接圧力を得ることは
やはり困難であり、組み付け精度が低いという問題点を
有している。
【0013】本発明は、上記に鑑みなされたものであ
り、その目的は、原稿搬送ローラを読み取りユニットに
一体化して設けることにより、組み付け精度を向上さ
せ、読み取りガラスと原稿搬送ローラとの間に一定の圧
接圧力を得ることができると共に、低コスト化および小
型・軽量化を実現できるファクシミリなどの読み取り装
置を提供することにある。
【0014】また、本発明は、上記に加えてさらに原稿
の厚さに影響されず、どのような原稿においても略一定
の力で原稿を原稿搬送ローラに押圧することができ、安
定した原稿の搬送を行えるファクシミリなどの読み取り
装置の提供を行うものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項
1記載の読み取り装置は、透明な読み取り窓部材と、こ
の読み取り窓部材付近を通過する原稿の画像情報を当該
読み取り窓部材を透して読み取る読み取りユニットを備
えている読み取り装置において、上記読み取り窓部材に
原稿を圧接して搬送する原稿搬送ローラ、上記読み取
りユニットに設けられたローラ取付け手段によって、該
読み取り窓部材の上方に該読み取りユニットに一体化し
て保持され、かつ、上記読み取り窓部材は、原稿搬送方
向の上流側の端部が上記読み取りユニットのフレームに
よって支持されると同時に、原稿搬送方向の下流側で原
稿幅方向の両端部が、該読み取りユニットに設けられた
支持部材に一端が固着された押圧手段の他端によって押
圧支持されることにより、原稿搬送方向の上流側の端部
を支点として回動可能に上記原稿搬送ローラに圧接され
ると共に、ほぼ水平に保持されることを特徴としてい
る。
【0016】また、請求項2項記載の読み取り装置は、
上記請求項1記載の読み取り装置において、上記読み取
りユニットは、上記読み取り窓部材の変位量を所定量以
下に制限する固定部を備えていることを特徴としてい
る。
【0017】
【作用】上記請求項1記載の読み取り装置の構成によれ
ば、原稿搬送ローラを駆動すれば、原稿搬送ローラは読
み取り窓部材に原稿を圧接して搬送するようになってお
り、原稿を原稿搬送ローラに押圧するためのピンチロー
ラ等を必要とせず、1本の原稿搬送ローラにより原稿の
搬送が行われる。
【0018】例えば、上記原稿搬送ローラが読み取りユ
ニットとは別のユニットに取り付けられる場合、組み立
て工程において、読み取りユニットが装置本体に取り付
けられ、さらに原稿搬送ローラを有する別ユニットが装
置本体に取り付けられることにより、はじめて原稿搬送
ローラと読み取り窓部材との圧接状態を得ることができ
る。このため、原稿搬送ローラと読み取り窓部材との間
に一定の圧接圧力を得ることは容易でなく、組み付け精
度が低い。
【0019】しかしながら、上記請求項1記載の読み取
り装置では、原稿搬送ローラはローラ取り付け手段によ
り、読み取りユニットに一体化して設けられているの
で、上記のような多段階の組み立て作業が行われること
なく、容易に原稿搬送ローラと読み取り窓部材との間に
一定の圧接圧力が得られる。
【0020】また、上記読み取り窓部材は、読み取りユ
ニットに対して変位可能であり、押圧手段により上記搬
送ローラに変位可能に圧接されているので、原稿の厚さ
に対応して読み取り窓部材の変位の程度が変化するた
め、大変薄いものから厚手のものまで、どのような原稿
であっても略一定の力で原稿を原稿搬送ローラに押圧す
ることができ、安定した原稿の搬送を可能にする。
【0021】ところで、上記構成において、読み取り窓
部材は、押圧手段によって原稿搬送ローラに押圧されて
いる。したがって、読み取り窓部材を読み取り装置に組
み込む際、例えば、飛び上がるなどして、読み取り窓部
材が所定の変位量以上に変位する虞れがある。
【0022】しかしながら、請求項2記載の読み取り装
置の構成によれば、読み取りユニットに設けられた固定
部が、読み取り窓部材の変位量を制限する。これによ
り、読み取り装置に読み取り窓部材を組み込むときの作
業が容易に行えるようになる。
【0023】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図6に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0024】本実施例のファクシミリには、図1に示す
読み取りユニット1が備えられている。この読み取りユ
ニット1は、読み取りユニットフレーム(以下、フレー
ムと称する)2上面に、長さが原稿幅以上の透明な読み
取り窓部材としての読み取りガラス3を有している。
【0025】上記フレーム2内には、LED(Light Em
itting Diode)7、反射鏡8、レンズ9およびCCD
(Charge Coupled Device )10から成るいわゆる縮小
光学系4が配設されている。上記LED7は、読み取り
ガラス3下方において原稿読み取り幅方向に連設されて
おり、後述のシリコンゴム等から成る原稿搬送ローラ5
に搬送されて読み取りガラス3上を通過する原稿6に、
原稿幅の光を照射するようになっている。
【0026】また、上記反射鏡8は、読み取りガラス3
の下方に設けられ、原稿6からの反射光を、例えば一点
鎖線で示すように、CCD10に導くように成ってい
る。即ち、原稿6からの反射光は、光路中に設けられた
レンズ9で収束されてCCD10にて受光される。そし
て、上記CCD10は、受光した原稿6からの反射光を
原稿の像に対応した電気信号に変換するようになってい
る。
【0027】上記フレーム2における読み取りガラス3
の両端付近には、図2に示すように、原稿搬送ローラ5
を取り付けるためのローラ取り付け部11・11が形成
されている。上記ローラ取り付け部11には、図4に示
すように、原稿搬送ローラ5の回転軸5aを回転可能に
保持する回転軸孔11aが形成されている。また、回転
軸孔11aの上部には、ローラ取り付け部11の上端に
まで達する、回転軸5aの直径よりも僅かに大きい幅の
切り込み11bが形成されている。また、ローラ取り付
け部11には、後述の軸受け12の突部12cと嵌合す
る固定孔11cが穿設されている。
【0028】そして、原稿搬送ローラ5は、図3に示す
軸受け12・12により上記ローラ取り付け部11・1
1に回転自在に取り付けられるようになっている。上記
軸受け12は、回転軸5aに貫入されるリング部12a
と突片12bとから成り、突片12bには、上記固定孔
11cと嵌合する突部12c(図5)が突設されてい
る。上記ローラ取り付け部11と軸受け12とによりロ
ーラ取り付け手段が構成されている。
【0029】即ち、図5に示すように、回転軸5aに軸
受け12のリング部12aを嵌挿した後、切り込み11
bを通過させて回転軸5aを回転軸孔11aにセット
し、突片12bをローラ取り付け部11方向に回転させ
て突部12cを固定孔11cに嵌合させれば、原稿搬送
ローラ5はローラ取り付け部11に回転可能に固定され
るようになっている。また、上記とは逆に突片12bを
上方へ回転させれば、容易に原稿搬送ローラ5をローラ
取り付け部11から取り外せるようになっている。
【0030】上記読み取りガラス3の下面における原稿
幅方向の両端部には、図1に示すように、一端が支持部
材14に固着された押圧手段としての板状のスプリング
13の他端が当接されている。上記読み取りガラス3
は、固定されるものではなく、図3に示すように、フレ
ーム2上に読み取りガラス3を載せ、その上から原稿搬
送ローラ5を取り付けることにより、スプリング13に
よって変位可能に原稿搬送ローラ5に圧接されるように
なっている。
【0031】尚、読み取りガラス3を読み取りユニット
1に組み込むとき、フレーム2上に読み取りガラス3を
載せれば、読み取りガラス3はスプリング13に押し上
げられて飛び上がってしまうが、フレーム2には、スプ
リング13に押し上げられる読み取りガラス3を固定す
る固定部2aが形成されており、読み取りガラス3を読
み取りユニット1に組み込むときの作業が容易に行える
ようになっている。
【0032】そして、上記のように原稿搬送ローラ5が
ローラ取り付け部11に取り付けられた後、図5に示す
ように、一方の回転軸5aの端部には、図示しない駆動
モータの駆動力を回転軸5aに伝達するギア15が取り
付けられる。そして、読み取りユニット1はこの状態
で、図6に示すように、下キャビネット16に組み込ま
れるようになっている。
【0033】また、上記下キャビネット16の上部に
は、原稿6を原稿搬送ローラ5へと導く下原稿ガイド1
7を有する上キャビネット18が取り付けられ、上キャ
ビネット18の上部には、上記下原稿ガイド17と共に
原稿6を原稿搬送ローラ5へと導く図示しない上原稿ガ
イドを有する天板19が取り付けられるようになってい
る。上記天板19上面には操作スイッチ25等が設けら
れており、コネクタ26により読み取りユニット1と電
気的に接続されている。
【0034】上記の構成において、上記下原稿ガイド1
7と上原稿ガイドにより形成される原稿搬送路に原稿6
を差し入れれば、原稿6の端部が原稿搬送ローラ5に到
達したとき、原稿6は、読み取りガラス3により原稿搬
送ローラ5に押圧されると共に、原稿搬送ローラ5の回
転により搬送力が付与され、読み取りガラス3上を通過
して行く。
【0035】この読み取りガラス3上を通過する原稿6
に、LED7から原稿幅の光が照射され、原稿6からの
原稿幅(例えばB4縦では256mm)の反射光は、反射
鏡8によって導かれる経路において縮小され、レンズ9
で収束されてCCD10(例えば幅28mm)により受光
される。そして、CCD10により原稿6からの反射光
が原稿の像に対応した電気信号に変換され、外部の接続
回線へ送信されるようになっている。
【0036】ここで、原稿搬送ローラ5を読み取りユニ
ット1に組み込む作業を以下に説明する。
【0037】先ず、図3に示すように、フレーム2上に
読み取りガラス3を載せる。次に、原稿搬送ローラ5の
回転軸5aに軸受け12のリング部12aを嵌挿して、
図5に示すように、突片12bをローラ取り付け部11
方向に回転させて突部12cを固定孔11cに嵌合させ
れば、原稿搬送ローラ5はローラ取り付け部11に回転
可能に固定される。このように、原稿搬送ローラ5を読
み取りユニット1に組み込む作業は大変簡単であり、迅
速に行うことができる。
【0038】尚、本読み取りユニット1と同じ縮小光学
系を用いた読み取りユニットを備えた従来のファクシミ
リの場合、読み取りユニット自体が大型であるため、読
み取りユニットを圧接バネ等で押し上げることは困難で
あり、原稿搬送ローラを読み取りガラスに密着させる構
成はとられていなかったが、本ファクシミリの場合、読
み取りガラス3のみをスプリング13で押し上げる構成
にしたことにより、原稿搬送ローラ5を読み取りガラス
3に密着させる構成を成し得ている。即ち、従来、読み
取りユニットとは別のユニットにピンチローラ等を取り
付ける必要があったが、本ファクシミリではピンチロー
ラ等を必要とせず、1本の原稿搬送ローラ5により原稿
6の搬送が行えるので、部品点数、容積および工数が削
減され、低コスト化および小型・軽量化を実現すること
ができる。
【0039】また、本実施例においては、スプリング1
3を用いて読み取りガラス3を変位可能に原稿搬送ロー
ラ5に圧接させる構成であるが、例えば、弾性を有する
ゴム等から成る原稿搬送ローラ5を、フレーム2に固着
された読み取りガラス3に圧接して設けたものであって
もよい。尚、上記実施例のように、スプリング13を用
いて読み取りガラス3を変位可能に原稿搬送ローラ5に
圧接させた場合、原稿6の厚さに対応して読み取りガラ
ス3の変位の程度が変化するため、大変薄いものから厚
手のものまで、どのような原稿6であっても略一定の力
で原稿6を原稿搬送ローラ5に押圧することができ、安
定した原稿6の搬送が行える。また、弾性を有するゴム
等から成る原稿搬送ローラ5を用いた場合には耐久性が
良くないが、その点の心配もない。
【0040】尚、上記実施例においては、読み取りユニ
ットとして、縮小光学系4を用いた読み取りユニット1
が使用されているが、図7に示すように、密着センサタ
イプの読み取りユニット21が使用されてもよい。
【0041】以下に、本発明の他の実施例として、上記
密着センサタイプの読み取りユニット21を使用した場
合について説明する。尚、説明の便宜上、前記の実施例
の図面に示した部材と同一の機能を有する部材には、同
一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0042】上記密着センサタイプの読み取りユニット
21のフレーム2内には、LED7、セルホックレンズ
(登録商標)等の収束性ファイバレンズ22および受光
素子23から成る光学系24が配設されている。
【0043】上記収束性ファイバレンズ22は、原稿幅
方向に設けられ、原稿6からの反射像を等倍の正立像と
して受光素子23に結像するように構成されたものであ
る。
【0044】そして、上記受光素子23は、原稿幅方向
に設けられ、原稿6からの反射光を受光して、原稿の像
に対応した電気信号に変換するようになっている。
【0045】上記において、図示しない原稿挿入口から
原稿6を差し入れれば、原稿6の端部が原稿搬送ローラ
5に到達したとき、原稿6は読み取りガラス3により原
稿搬送ローラ5に押圧されると共に、原稿搬送ローラ5
の回転により搬送力が付与され、読み取りガラス3上を
通過して行く。
【0046】この読み取りガラス3上を通過する原稿6
に、LED7から原稿幅の光が照射される。そして、原
稿6からの反射光は、収束性ファイバレンズ22により
収束され、等倍の正立像として受光素子23に受光され
る。そして、上記受光素子23により原稿6の像に対応
した電気信号に変換され、外部の接続回線へ送信される
ようになっている。
【0047】密着センサタイプの読み取りユニットを備
えたファクシミリの場合、従来においても読み取りガラ
スと原稿搬送ローラとを圧接させる構成であるが、従
来、原稿搬送ローラおよび読み取りユニットを原稿搬送
ローラへ圧接する圧接バネを、読み取りユニットとは異
なるユニット側に設けていた。このため、原稿搬送ロー
ラと読み取りガラスとを圧接させるには、多段階の組み
立て作業が必要であったため、読み取りガラスと搬送ロ
ーラとの間に一定の圧接圧力を得ることは容易でなく、
組み付け精度が低かったが、本ファクシミリでは、原稿
搬送ローラ5は読み取りユニット21自体に組み込まれ
ており、多段階の組み立て作業を必要としないので、大
変組み付け精度が高い。
【0048】また、従来は圧接バネが読み取りユニット
とは別ユニットに取り付けられていたため、圧接バネの
取り付けスペースが必要であった。さらに、上記圧接バ
ネは、読み取りユニット全体を押し上げるだけの大型の
ものが必要であった。これに対して、本実施例の場合、
スプリング13が読み取りユニット21内に組み込まれ
ており、容積の削減を図れると共に、このスプリング1
3は読み取りガラス3のみを押し上げればよいので小型
・軽量のものでよく、機器の低コスト化および小型・軽
量化を実現できる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
読み取り装置は、読み取り窓部材に原稿を圧接して搬送
する原稿搬送ローラ、読み取りユニットに設けられた
ローラ取付け手段によって、該読み取り窓部材の上方に
該読み取りユニットに一体化して保持され、かつ、上記
読み取り窓部材は、原稿搬送方向の上流側の端部が上記
読み取りユニットのフレームによって支持されると同時
に、原稿搬送方向の下流側で原稿幅方向の両端部が、該
読み取りユニットに設けられた支持部材に一端が固着さ
れた押圧手段の他端によって押圧支持されることによ
り、原稿搬送方向の上流側の端部を支点として回動可能
に上記原稿搬送ローラに圧接されると共に、ほぼ水平に
保持される構成である。
【0050】これにより、縮小光学系を用いた読み取り
ユニットを備えた従来の読み取り装置の場合、読み取り
ユニットとは別ユニットにピンチローラ等を設ける必要
があったが、本読み取り装置では、ピンチローラ等を必
要とせず、1本の原稿搬送ローラにより原稿の搬送が行
えるので、部品点数、工数および容積が削減され、低コ
スト化および小型・軽量化を実現することができる。
【0051】また、密着センサタイプの読み取りユニッ
トを備えた読み取り装置の場合、従来においても読み取
りガラスと原稿搬送ローラとを圧接させる構成である
が、従来では、原稿搬送ローラと読み取りガラスとを圧
接させるには、原稿搬送ローラを別ユニットに取り付け
る必要があったため、読み取りガラスと搬送ローラとの
間に一定の圧接圧力を得ることは容易でなく、組み付け
精度が低かったが、本読み取り装置では、原稿搬送ロー
ラは読み取りユニットに設けられており、読み取りユニ
ット以外の別ユニットに原稿搬送ローラやその他の部品
を取り付ける作業を必要としないので、大変組み付け精
度が高く、容易に原稿搬送ローラと読み取り窓部材との
間に一定の圧接圧力が得られるという効果を奏する。
【0052】さらに、原稿の厚さに対応して読み取り窓
部材の変位の程度が変化するため、原稿の厚さに影響さ
れず、どのような原稿であっても略一定の力で原稿を原
稿搬送ローラに押圧することができ、安定した原稿の搬
送を可能にするという効果を奏する。
【0053】加えて、押圧手段は、読み取りユニット全
体ではなく、読み取り窓部材を変位させるので、小型・
軽量のものでよい。さらに、例えば、読み取りユニット
内に組み込んで容積の削減を図ることも可能である。こ
の結果、読み取り装置の低コスト化および小型・軽量化
を実現できる。
【0054】また、請求項2記載の読み取り装置は、請
求項1記載の発明の構成において、上記読み取りユニッ
トは、上記読み取り窓部材の変位量を所定量以下に制限
する固定部を備えている構成である。
【0055】これにより、読み取り装置に読み取り窓部
材を組み込むときの作業が容易に行えるようになるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、ファクシ
ミリの縮小光学系を用いた読み取りユニットを示す概略
の縦断面図である。
【図2】上記読み取りユニットの斜視図である。
【図3】上記読み取りユニットの分解斜視図である。
【図4】図3のローラ取り付け部付近の拡大図である。
【図5】上記読み取りユニットにおける、ローラ取り付
け部および軸受けから成るローラ取り付け手段を示す説
明図である。
【図6】上記ファクシミリの分解斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例を示すものであり、ファク
シミリの密着センサタイプの読み取りユニットを示す概
略の縦断面図である。
【図8】従来例を示すものであり、ファクシミリの縮小
光学系を用いた読み取りユニットを示す概略の縦断面図
である。
【図9】従来例を示すものであり、ファクシミリの密着
センサタイプの読み取りユニットを示す概略の縦断面図
である。
【符号の説明】
1 読み取りユニット2 読み取りユニットフレーム(フレーム) 2a 固定部 3 読み取りガラス(読み取り窓部材) 5 原稿搬送ローラ 6 原稿 11 ローラ取り付け部(ローラ取り付け手段) 12 軸受け(ローラ取り付け手段) 13 スプリング(押圧手段)14 支持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 元日古 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−55316(JP,A) 特開 平2−268560(JP,A) 特開 平2−261751(JP,A) 実開 昭62−127166(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明な読み取り窓部材と、この読み取り窓
    部材付近を通過する原稿の画像情報を当該読み取り窓部
    材を透して読み取る読み取りユニットとを備えている読
    み取り装置において、 上記読み取り窓部材に原稿を圧接して搬送する原稿搬送
    ローラ、上記読み取りユニットに設けられたローラ取
    付け手段によって、該読み取り窓部材の上方に該読み取
    りユニットに一体化して保持され、 かつ、上記読み取り窓部材は、原稿搬送方向の上流側の
    端部が上記読み取りユニットのフレームによって支持さ
    れると同時に、原稿搬送方向の下流側で原稿幅方向の両
    端部が、該読み取りユニットに設けられた支持部材に一
    端が固着された押圧手段の他端によって押圧支持される
    ことにより、原稿搬送方向の上流側の端部を支点として
    回動可能に上記原稿搬送ローラに圧接されると共に、ほ
    ぼ水平に保持される ことを特徴とする読み取り装置。
  2. 【請求項2】上記読み取りユニットは、上記読み取り窓
    部材の変位量を所定量以下に制限する固定部を備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載の読み取り装置。
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JPH02268560A (ja) * 1989-04-11 1990-11-02 Matsushita Graphic Commun Syst Inc 読取装置

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