JP2010022021A - 画像読み取り装置 - Google Patents

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【課題】イメージセンサの振動を低減して良好な読み取り動作が可能な画像読み取り装置を提供する。
【解決手段】原稿が載置される透明な原稿台と、前記原稿台の下方に設けられ前記原稿台に載置されている反射原稿を読み取る第1のリニアイメージセンサと、前記第1のリニアイメージセンサを搭載しているセンサケースと、前記センサケースを前記原稿台に向けて付勢する付勢ユニットと、前記センサケースを前記第1のリニアイメージセンサの長手方向に垂直な副走査方向に搬送する搬送ユニットと、前記原稿台と前記センサケースとの間隔を一定に保持するスペーサであって、前記センサケースを挟んで締め付ける脚部を有するスペーサと、を備える画像読み取り装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像読み取り装置に関する。
従来、原稿台と密着型イメージセンサモジュールとの間隔を一定に保つスペーサを備える密着型の画像読み取り装置が知られている(例えば特許文献1参照)。原稿台と密着型イメージセンサモジュールとの間隔をスペーサによって一定に保つ場合、原稿を読み取る際に摩擦力の変動によりスペーサが盤面を滑ったり盤面に引っ掛かったりを繰り返す所謂スティックスリップを起こすことが知られている。特許文献1に記載の画像読取装置はスペーサと透明平板(原稿台)との摩擦係数を所定値以下にすることでスティックスリップを起き難くしている。
しかしながら、特許文献1に記載の画像読み取り装置では、門形に形成されているスペーサの内側の幅w1、言い換えると2つの脚部間の幅w1が密着型イメージセンサ(密着型イメージセンサモジュール)の副走査方向の幅w2より大きく形成されている。このため脚部と密着型イメージセンサモジュールとの間に隙間が生じている。例え摩擦係数を所定値以下にしたとしてもスペーサが原稿台に摺動することで僅かではあっても振動は発生するので、脚部と密着型イメージセンサモジュールとの間に隙間が生じていると僅かな振動が脚部に伝わって増幅され、それにより脚部が密着型イメージセンサモジュールに接触したり離れたりすることによってイメージセンサの振動が大きくなるという問題がある。イメージセンサが振動すると読み取り位置がずれるので、良好な画像読み取り動作を行うことができない。
特開2003−75936号公報
本発明は、上述の問題に鑑みて創作されたものであって、イメージセンサの振動を低減して良好な読み取り動作が可能な画像読み取り装置を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するための画像読み取り装置は、原稿が載置される透明な原稿台と、前記原稿台の下方に設けられ前記原稿台に載置されている反射原稿を読み取る第1のリニアイメージセンサと、前記第1のリニアイメージセンサを搭載しているセンサケースと、前記センサケースを前記原稿台に向けて付勢する付勢ユニットと、前記センサケースを前記第1のリニアイメージセンサの長手方向に垂直な副走査方向に搬送する搬送ユニットと、前記原稿台と前記センサケースとの間隔を一定に保持するスペーサであって、前記センサケースを挟んで締め付ける脚部を有するスペーサと、を備える。
本発明によると、スペーサが脚部でセンサケースを挟んで締め付けるので、脚部とセンサケースとは常時密着した状態になり、脚部が密着型イメージセンサモジュールに接触したり離れたりすることによってイメージセンサの振動を増幅することを防止できる。よって本発明によると、読み取り中のイメージセンサの振動を低減でき、良好な画像読み取り動作を行うことができる。
(2)前記センサケースに搭載され前記原稿台に載置されている透過原稿を読み取る第二のリニアイメージセンサであって、前記第1のリニアイメージセンサから副走査方向に離間して前記第1のリニアイメージセンサに平行に延びる第2のリニアイメージセンサを更に備え、前記スペーサは前記センサケースの長手方向の両端に2つずつ取り付けられ、一つの端に取り付けられている2つの前記スペーサは副走査方向に配列されて取り付けられていてもよい。
本発明によると、一つの端に取り付けられている2つのスペーサの一方で原稿台と第1のリニアイメージセンサとの間隔を調整し、他方で原稿台と第2のリニアイメージセンサとの間隔を調整することにより、原稿台と第1のリニアイメージセンサとの間隔、および原稿台と第2のリニアイメージセンサとの間隔をそれぞれ独立して調整できる。
(3)前記脚部は弾性変形可能であり、前記センサケースに当接して前記脚部を反センサケース側に弾性変形させる凸部を有してもよい。
(4)前記脚部は弾性変形可能であり、前記センサケースは、副走査方向に突出し前記脚部に当接して前記脚部を反センサケース側に弾性変形させる凸部を有してもよい。
本発明の第一実施例に係るスペーサの正面図。 本発明の第一実施例に係る画像読み取り装置の模式図。 本発明の第一実施例に係る画像読み取り装置の内部の斜視図。 (A)及び(B)は本発明の第一実施例に係る密着型イメージセンサモジュールの断面の模式図。 本発明の第一実施例に係る画像読み取り装置のブロック図。 本発明の第一実施例に係る密着型イメージセンサモジュールの斜視図。 本発明の第一実施例に係るスペーサの正面図。 本発明の第一実施例に係る画像読み取り装置の断面の模式図。 本発明の第二実施例に係るスペーサの模式図。 本発明の第三実施例に係るスペーサの模式図。 本発明の第四実施例に係るスペーサの模式図。
以下、本発明の実施の形態を複数の実施例に基づいて説明する。各実施例において同一の符号が付された構成要素は、その符号が付された他の実施例の構成要素と対応する。
(第一実施例)
図2は、本発明の一実施例に係る画像読み取り装置としてのイメージスキャナ1の模式図である。
原稿台10は概ね矩形のガラス板などの透明な板で形成されており、ハウジング8の開口を下方から閉塞している。原稿台10の盤面10aには印刷文書や写真などの反射原稿や写真フィルムなどの透過原稿が載置される。ただし、写真フィルムは原稿台10に直に載置されるのではなく、写真フィルムを保持するホルダに保持された状態で載置される。ここでは写真フィルムとして35mmフィルムを例に説明する。35mmフィルムはホルダによりガイドロッド20の長手方向軸線と平行に延びる姿勢で盤面10aから上方に1mm離れて保持される。
原稿カバー16は、ヒンジ9により原稿台10の盤面10aを覆う閉姿勢と盤面10aを開放する開姿勢とに回動可能にハウジング8に連結されている。
透過原稿照明部18は、原稿カバー16の原稿台10側に配置されている。透過原稿照明部18は図示しない蛍光管ランプ、リフレクタ、拡散板等を備える。蛍光管ランプはその長手方向軸線がガイドロッド20の長手方向軸線と平行に延びる姿勢で配置されている。蛍光管ランプから放射された光はリフレクタで反射し、拡散板によって拡散され、原稿台10に載置されている透過原稿を均一な照度で照明する。
図2では図示していないが、原稿カバー16の原稿台10側には原稿マットが脱着可能に支持される。原稿マットは反射原稿を読み取るときに原稿カバー16に取り付けられ、透過原稿を読み取るときに外される。
ハウジング8内には、密着型イメージセンサモジュール2、密着型イメージセンサモジュール2を搭載するキャリッジ22、副走査方向に架設されキャリッジ22を摺動可能に支持するガイドロッド20、キャリッジ22をガイドロッド20に平行な副走査方向に搬送する副走査駆動部52などが収容されている。密着型イメージセンサモジュール2はキャリッジ22上に付勢ユニットとしてのばね77によって支持されており、ばね77によって原稿台10に向けて付勢されている。
図3は、ハウジング8内部の斜視図である。ハウジング8は下部材8aと図示しない上部材とで構成されており、図3では上部材を外した状態を示している。キャリッジ22はガイドロッド20に摺動可能に支持されており、更に、プーリ52b(図2参照)とプーリ52aとに架けられている駆動ベルト52cに係合されている。プーリ52bはステッピングモータ52dによって駆動され、ステッピングモータ52dが回転するとキャリッジ22がガイドロッド20に沿って副走査方向に移動する。尚、ステッピングモータ52dは駆動源の一例であり、DCモータなどでもよい。
次に、密着型イメージセンサモジュール2の詳細について説明する。
図4(A)および図4(B)は密着型イメージセンサモジュール2の断面の模式図である。密着型イメージセンサモジュール2は反射原稿照明部24、第1のセルフォックレンズアレイ(SLA)26、第1のリニアイメージセンサ30、基板40、第2のSLA28、第2のリニアイメージセンサ32、基板42、およびそれらを収容する長細い箱状のセンサケース70などを備える。
反射原稿照明部24は、図示しない赤色LED、緑色LED、青色LED、および導光体を備える。反射原稿照明部24は赤色LED、緑色LEDおよび青色LEDを時分割して点灯し、LEDが放射した光は導光体により原稿台10側に導かれて反射原稿4を照明する。導光体はガラスなどの光透過性の部材で形成されている。尚、反射原稿照明部24は蛍光管ランプなどでもよい。
第1のSLA26は、ガイドロッド20に垂直な主走査方向に直線状に配列されている複数の円柱形状のレンズ(ロッドレンズ)36を有する。第1のSLA26は、反射原稿照明部24から放射され反射原稿4で反射した光による走査線上の光学像を第1のリニアイメージセンサ30の受光面に等倍で結像する。
第1のリニアイメージセンサ30は、第1のSLA26に平行に直線状に配列された複数の受光素子31、MOSトランジスタスイッチ等で構成される。第1のリニアイメージセンサ30は第1のSLA26によって結像される反射原稿4の光学像を各色のLEDの点灯に同期して走査し、当該色の光学像の濃淡に相関する電気信号を出力する。第1のリニアイメージセンサ30に配列される受光素子31の配列範囲の長手方向の幅は、A4サイズ及びA4レターサイズの原稿が読み取り可能な218mmである。第1のリニアイメージセンサ30の解像度は、反射原稿4に記録されている画像情報を十分に再現できる1200dpiである。
第2のSLA28も同様に主走査方向に直線状に配列されている複数のロッドレンズ38を有する。第2のSLA28は、透過原稿照明部18から照射され35mmフィルム6を透過した光による走査線上の光学像を第2のリニアイメージセンサ32の受光面に等倍で結像する。図4(B)に示すように35mmフィルム6はホルダ14に支持されて載置される。
第2のリニアイメージセンサ32は、第2のSLA28に平行に三列に配列された複数の受光素子33、MOSトランジスタスイッチ等で構成され、その列毎に異なる色のカラーフィルタ44r、44gおよび44bが設けられている。カラーフィルタ44の色は具体的には例えば赤色、緑色および青色の3色である。これにより、透過原稿照明部18から放射された白色光を赤色の光と緑色の光と青色の光とに色分解できる。第2のリニアイメージセンサ32は第2のSLA28によって結像される35mmフィルム6の光学像を走査し、その光学像の濃淡に相関する電気信号を出力する。第2のリニアイメージセンサ32に配列される受光素子33の配列範囲の長手方向の幅は、35mmフィルムが読み取り可能な27mmである。第2のリニアイメージセンサ32の解像度は、35mmフィルムに記録されている画像情報を十分に再現できる2400dpiである。第2のリニアイメージセンサ32の受光素子33の大きさ(画素サイズ)は、第1のリニアイメージセンサ30の受光素子31より小さい。第2のリニアイメージセンサ32は画素サイズが小さくなった分だけ受光素子33のピッチが狭くなっており、このため第2のリニアイメージセンサ32を用いると第1のリニアイメージセンサ30よりも高解像度の画像データを作成することができる。
第2のSLA28および第2のリニアイメージセンサ32は透過原稿を読み取るためのものであり、前述したように透過原稿は原稿台10から上方に1mm離れて載置されるので、第2のSLA28および第2のリニアイメージセンサ32は第1のSLA26や第1のリニアイメージセンサ30よりも1mm上方にずれて配置されている。
図5は、イメージスキャナ1のハードウェア構成を表すブロック図である。
主走査駆動部50は、第1のリニアイメージセンサ30及び第2のリニアイメージセンサ32を駆動するために必要な駆動パルスを第1のリニアイメージセンサ30及び第2のリニアイメージセンサ32に出力する駆動回路である。主走査駆動部50は、例えば同期信号発生器、駆動用タイミングジェネレータ等から構成される。
搬送ユニットとしての副走査駆動部52は、ガイドロッド20、プーリ52a、プーリ52b、駆動ベルト52c、ステッピングモータ52d、ステッピングモータ52dの回転駆動力をプーリに伝達する複数の歯車、図示しない駆動回路等を備える。ステッピングモータ52dがキャリッジ22を駆動ベルト52cで牽引することにより、第1のリニアイメージセンサ30及び第2のリニアイメージセンサ32と反射原稿または35mmフィルムとが相対移動する。これにより、二次元画像の走査が可能となる。
AFE(アナログフロントエンド)部54は、図示しないアナログ信号処理部、A/D変換器等から構成される。アナログ信号処理部は第1のリニアイメージセンサ30及び第2のリニアイメージセンサ32から出力される電気信号に対して増幅、雑音低減処理等のアナログ信号処理を施して出力する。A/D変換器はアナログ信号処理部から出力された電気信号を所定ビット長のディジタル表現の出力信号に量子化して出力する。
ディジタル画像処理部56は、AFE部54から出力された出力信号に対し、ガンマ補正、画素補間法による欠陥画素の補間、シェーディング補正、画像信号の鮮鋭化、色空間変換等の画像処理を施す。
インタフェース部58は、RS−232C、Bluetooth、USBなどの通信規格に準拠して構成される。イメージスキャナ1は、インタフェース部58により図示しないパーソナルコンピュータ(PC)に通信可能に接続できる。
制御部60は、CPU62、ROM64及びRAM66を備えている。CPU62はROM64に記憶されたコンピュータプログラムを実行してイメージスキャナ1の各部を制御する。ROM64は各種のプログラムやデータを記憶しているメモリであり、RAM66は各種のプログラムやデータを一時的に記憶するメモリである。
次に、密着型イメージセンサモジュール2と原稿台10との間隔を一定に保持するスペーサについて説明する。
図6は、密着型イメージセンサモジュール2の斜視図である。図示するようにセンサケース70は長手方向の両端にスペーサ71を取り付けるための取り付け部72を有している。取り付け部72は長方形の板状に形成されており、長辺が副走査方向に平行になる姿勢でセンサケース70に設けられている。取り付け部72の上辺の概ね中央には凹部73が形成されている。取り付け部72は凹部73を挟んで左側の第一取り付け部72aと右側の第二取り付け部72bとに区画され、それぞれにスペーサ71が取り付けられる。一つの端に2つのスペーサ71を副走査方向に配列して取り付けるので、2つのスペーサ71の一方で原稿台10と第1のリニアイメージセンサ30との間隔を調整し、他方で原稿台10と第2のリニアイメージセンサ32との間隔を調整することにより、原稿台10と第1のリニアイメージセンサ30との間隔、および原稿台10と第2のリニアイメージセンサ32との間隔をそれぞれ独立して調整できる。
図7は、取り付け部72に取り付けられる前のスペーサ71の正面図である。スペーサ71は樹脂などで弾性変形可能に形成されており、直線状に延びる基部71a、基部71aの一方の端から垂直に延びる第1の脚部71b、および基部71aの他方の端から第1の脚部71bと同じ方向に垂直に延びる第2の脚部71cを有している。基部71aには図示するように略台形の張り出し部71dが形成されている。第2の脚部71cは第1の脚部71bよりも長く延びており、先端に爪部71eが形成されている。また、第2の脚部71cには第1の脚部71b側に張り出す凸部71fが形成されている。
図1は、取り付け部72に取り付けた状態のスペーサ71を示す正面図である。スペーサ71は第1の脚部71bが取り付け部72の凹部73に収容され、第2の脚部71cの爪部71eが取り付け部72の下面に引っ掛かるように係止される状態で取り付け部72に取り付けられる。スペーサ71は基部71aと爪部71eとがそれぞれ取り付け部72に当接することによって上下方向の移動が規制されるとともに、第1の脚部71bおよび第2の脚部71cがそれぞれ取り付け部72に当接することによって横方向の移動が規制される。
第1の脚部71bと凸部71fとの間隔は、取り付け部72の側面72cと凹部73側の側面72dとの間隔より狭く形成されている。スペーサ71を取り付け部72に取り付けたとき第2の脚部71cは凸部71fが側面72cに当接することによって図示するように取り付け部72から離間する側に弾性変形する。弾性変形した第2の脚部71cは元の姿勢に復帰しようとするので、取り付け部72は第1の脚部71bと第2の脚部71cとで挟んで締め付けられた状態となる。
次に、スペーサ71の作動について説明する。
図8はイメージスキャナ1の断面図であって、副走査方向に垂直な断面を示している。前述したように密着型イメージセンサモジュール2はばね77で原稿台10に向けて付勢されている。密着型イメージセンサモジュール2が原稿台10に向けて付勢されると両端部に取り付けられているスペーサ71の張り出し部71dが図示するように原稿台10の盤面10bに当接する。これによりセンサケース70と原稿台10との間隔はスペーサ71によって一定に保持される。例えば製造誤差によって第1のSLA26と原稿台10との距離がずれ、それにより原稿に焦点が合っていないとき、張り出し部71dの高さが異なる別のスペーサ71に交換して距離を調整することにより、原稿に容易に焦点を合わせることができる。
ユーザが読み取りを指示すると、制御部60はステッピングモータ52dを制御してキャリッジ22を紙面に垂直な副走査方向に移動させつつ原稿を読み取って画像データを出力する。このとき張り出し部71dは原稿台10の下面に当接して摺動する。張り出し部71dは原稿台10に対して摺動するので僅かながらも振動する。しかしながら、スペーサ71は第1の脚部71bおよび第2の脚部71cが取り付け部72を挟んで締め付けているので、第1の脚部71bおよび第2の脚部71cは取り付け部72に常時密着しており、例え張り出し部71dが振動してもその振動が第1の脚部71bおよび第2の脚部71cによって増幅されることはない。
以上説明した本発明の第一実施例に係るイメージスキャナ1によると、第1の脚部71bと第2の脚部71cとで取り付け部72を挟んで締め付けるので、第1の脚部71bと取り付け部72、および第2の脚部71cと取り付け部72とは常時密着した状態になり、第1の脚部71bおよび第2の脚部71cが密着型イメージセンサモジュール2に接触したり離れたりすることによってイメージセンサの振動を増幅することを防止できる。よって本発明によると、読み取り中の第1のリニアイメージセンサ30または第2のリニアイメージセンサ32の振動を低減でき、良好な画像読み取り動作を行うことができる。
また、第一実施例では前述したように密着型イメージセンサモジュール2の一つの端に2つのスペーサ71を副走査方向に配列して取り付けている。一つの端に2つのスペーサ71を副走査方向に配列する場合、空間の制約からスペーサ71一つ当たりの副走査方向の幅は短くせざるを得ない。スペーサ71の副走査方向の幅が短くなるとスティックスリップに対して不安定になり、振動が起き易くなる。しかしながら、第一実施例のスペーサ71は凸部71fによって振動を防止するので、副走査方向の幅を短くしても振動を防止できる。
(第二実施例)
図9は、本発明の第二実施例に係る取り付け部72の模式図である。前述した第一実施例では凸部71fを第2の脚部71cに設ける場合を例に説明したが、図9に示すように第2の脚部71cではなく取り付け部72に凸部71fを取り付けてもよい。凸部71fを取り付け部72に設けても第2の脚部71cに設けた場合と実質的に同じ効果を得られる。第二実施例はその他の点において第一実施例と実質的に同一である。
(第三実施例)
図10は、本発明の第三実施例に係るスペーサ80の模式図である。スペーサ80は第一実施例のスペーサ71を2つ合わせた形状である。スペーサ80は密着型イメージセンサモジュール2の両端にそれぞれ一つだけ取り付けられる。第三実施例はその他の点において第一実施例と実質的に同一である。
(第四実施例)
図11は、本発明の第四実施例に係るスペーサ90の模式図である。第四実施例は第一実施例の変形例である。スペーサ90は凸部71fを備えておらず、取り付け部72に取り付けられていない状態のとき図示するように第2の脚部71cが第1の脚部71bに近づく方向に傾いている。スペーサ90は第2の脚部71cが第1の脚部71bから離れる側に弾性変形した状態で取り付けられる。従って、スペーサ90は取り付け部72aまたは72bを第1の脚部71bと第2の脚部71cとで挟んで締め付けた状態となる。第四実施例はその他の点において第一実施例と実質的に同一である。
1 イメージスキャナ(画像読み取り装置)、10 原稿台、22 キャリッジ(付勢ユニット)、30 第1のリニアイメージセンサ、32 第2のリニアイメージセンサ、52 副走査駆動部(搬送ユニット)、70 センサケース、72 取り付け部(センサケース)、71 スペーサ、71b,71 脚部、71f 凸部、77 ばね(付勢ユニット)、80 スペーサ、90 スペーサ。

Claims (2)

  1. 原稿が載置される透明な原稿台と、
    前記原稿台の下方に設けられ前記原稿台に載置されている反射原稿を読み取るリニアイメージセンサと、
    前記リニアイメージセンサを搭載しているセンサケースと、
    前記センサケースを前記原稿台に向けて付勢する付勢ユニットと、
    前記センサケースを前記リニアイメージセンサの長手方向に垂直な副走査方向に搬送する搬送ユニットと、
    前記原稿台と前記センサケースとの間隔を一定に保持するスペーサであって、前記センサケースを挟んで締め付ける脚部を有するスペーサを備え、
    前記スペーサは前記センサケースの長手方向の両端に2つずつ取り付けられ、当該端に取り付けられている2つのスペーサは副走査方向に配列されて取り付けられていると共に、それぞれが独立に交換が可能であること、を特徴とする画像読み取り装置。
  2. 原稿が載置される透明な原稿台と、
    前記原稿台の下方に設けられ前記原稿台に載置されている反射原稿を読み取るリニアイメージセンサと、
    前記リニアイメージセンサを搭載しているセンサケースと、
    前記センサケースを前記原稿台に向けて付勢する付勢ユニットと、
    前記センサケースを前記リニアイメージセンサの長手方向に垂直な副走査方向に搬送する搬送ユニットと、
    前記センサケースの長手方向の両端に設けられた凹部であって、前記両端の上辺の概ね中央に設けられた凹部と、
    直線状に延びる基部と、前記基部の両端から下方に延びる第1の脚部と第2の脚部を有するスペーサであって、前記基部の上辺に設けられた、前記原稿台と前記センサケースとの間隔を一定に保持する略台形状の張り出し部を有するスペーサを備え、
    前記第2の脚部が、前記第1の脚部より長さが長いことと、
    前記スペーサは、前記第1の脚部が前記凹部に取り付けられ、前記第1の脚部と前記第2の脚部により前記センサケースを挟んで締め付けることと、
    前記スペーサは前記センサケースの長手方向の両端に2つずつ取り付けられ、当該端に取り付けられている2つのスペーサは、副走査方向に配列されて取り付けられていると共に、それぞれが独立に交換が可能であること、を特徴とする画像読み取り装置。
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