JP2004271873A - 画像読取装置 - Google Patents

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泰也 平山
Hyoe Iwata
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Abstract

【課題】画像読取手段及び装置本体それぞれの電気部品を接続するケーブルが装置本体の構成部材に摺擦することにより生ずる画像読取時のぶれをコスト増を招くことなく防止し、高品位の画像読み取りが可能な画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取時に、駆動されるCIS110に伴って移動する給電ケーブル132の移動領域に摺動部材133を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、スキャナ、複写機、あるいは、ファクシミリ装置などの、原稿の画像を読み取る画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像読取装置としては、例えば、コンタクトイメージセンサ(以下、CISと称す)を副走査方向に駆動し、プラテンガラス上の原稿画像を読み取る方式のものがある。
【0003】
このようなCISを用いた画像読取装置は、CCDイメージセンサと折り返しミラーを用いた画像読取装置に対して、駆動系が大幅に簡略化されて調整がほとんど必要なくなり、また画像においては縮小光学系による歪みが発生しない等、多くの利点を有している。
【0004】
さらに、装置の小型化という観点で見たとき、CISを用いた画像読取装置は、CCDイメージセンサと折り返しミラーを用いた画像読取装置に対して、装置の高さ方向に関しては、大幅な薄型化が可能になる。
【0005】
このような方式の画像読取装置に用いられるCISは、照明手段としてLEDと導光体を用いたものが一般的であった。
【0006】
しかし、CISのカラー化や、読み取り速度の高速化に伴い、必要な光量が増大したため、照明手段としてキセノン管を用いているものもある。照明手段としてキセノン管を用いる場合、点灯用のインバータ回路が必要となるが、CISを積載したキャリッジの重量を低減し、駆動負荷を低減させるためには、インバータ回路基板はキャリッジに積載するのではなく、画像読取装置の筺体側に固定するのが好適である。この場合、インバータ基板からキセノンランプまでの高圧給電用に、給電ケーブルを取り回す必要が生じる。
【0007】
図9(a)〜(c)は、2対1走査方式の画像読取装置200のスキャン動作時の給電ケーブル211の挙動を示す図である。図9に示す画像読取装置200において、第1ミラー台201は、キセノンランプ203、反射笠204、第1ミラー205から構成され、第2ミラー台202は第2ミラー206、第3ミラー207、プーリ208から構成されており、インバータ回路基板209と第1ミラー台201とが給電ケーブル211により接続されている。
【0008】
従来、2対1走査方式の画像読取装置では、図9に示すように、給電ケーブル211をインバータ回路基板209から、第2ミラー台202に設けたプーリ208を介して、第1ミラー台201に積載されたキセノンランプ203へと架張し、給電を行っている。
【0009】
第2ミラー台202は、スキャン動作時には第1ミラー台201の1/2の距離だけ移動するため、給電ケーブル211は常に一定の張力で架張された状態でスキャン動作が行われる。このため、給電ケーブル211は、画像読取装置の筺体210や、その他周囲の固定された部材に接触することはなく、スムーズなスキャン動作が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。
【0011】
CISを用いた画像読取装置では、照明手段、結像手段、イメージセンサ基板が一体に構成されたCISを副走査方向に駆動する構成であり、プーリを介して給電ケーブルを架張することはできない。
【0012】
また、CCDイメージセンサと折り返しミラーを用いた画像読取装置に対して、装置の高さが大幅に薄型化されているため、給電ケーブルを縦方向に屈曲させて引き回すと、屈曲部の曲率が小さくなり、断線を生じやすくなってしまう。
【0013】
そのため、筺体の底板上やガイド部材上に給電ケーブルを自重で這わせ、スキャン動作が行われる。
【0014】
図10(a)〜(c)は、CISを用いた従来の画像読取装置300の、スキャン動作時における給電ケーブル302の挙動を示す図である。
【0015】
インバータ回路基板303からキセノンランプまでの高圧給電用に設けられた給電ケーブル302は、スキャン動作中、筺体301の側面やガイド板304に接触、摺動する。また、給電ケーブル302は自重で筺体301の底面に這い回されているため、常時筺体301の底面と摺動している。
【0016】
高圧給電ケーブルの絶縁体には、一般に塩化ビニルや架橋ポリオレフィン等の材質が用いられているが、繰り返しスキャン動作を行うことにより、筺体やガイド部材に接触する部分が鏡面化し、摩擦抵抗が上昇してしまう。そのため、スキャン動作に対する摩擦抵抗が増大し、スキャンぶれの原因となってしまう。
【0017】
給電ケーブル表面の摩擦抵抗上昇を防止する方法としては、絶縁体に摺動性の良い材質を用いる方法が考えられるが、通常のケーブルに対してコストが高いという問題がある。また、給電ケーブルを、摺動性の良いチューブ等に通す方法もあるが、コストが高くなる上に、ケーブルのコシが硬くなり、スキャン動作に影響を与えることが懸念される。
【0018】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、画像読取手段及び装置本体それぞれの電気部品を接続するケーブルが装置本体の構成部材に摺擦することにより生ずる画像読取時のぶれをコスト増を招くことなく防止し、高品位の画像読み取りが可能な画像読取装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、画像読取手段と装置本体に設けられた電気部品とを電気的に接続する接続部材であるケーブルに低摩擦部材を取り付けている。
【0020】
すなわち、原稿が載置される原稿台に沿って駆動され、該原稿台に載置された原稿の画像情報を読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段を構成する電気部品と装置本体に設けられた電気部品とを電気的に接続するケーブルと、
を備えた画像読取装置において、
画像読取時に、駆動される前記画像読取手段に伴って移動する前記ケーブルの移動領域に低摩擦部材を設けたことを特徴とする。
【0021】
このように構成することにより、スキャン動作時(画像読取時)に、ケーブルが装置本体を構成する筺体や筺体に固定された部材と、直接摺動することが無く、ケーブルの摩擦抵抗によるスキャンぶれが発生せず、高品位な画像読み取りが行われる。
【0022】
また、この低摩擦部材は、ケーブルの所定の位置に間隔をおいて取り付けられると好ましく、これにより、ケーブルのコシが硬くなることは無く、スキャン動作に影響を与えることはない。
【0023】
また、この低摩擦部材は挟持部と係合部とを備えることも好ましく、2個を1対として、ケーブルを挟み込んでから、お互いの係合部に係合してケーブルに取り付けることにより、取り付け作業性を向上させることができる。
【0024】
さらに、この低摩擦部材の材質を、汎用の高摺動性樹脂であるポリアセタール樹脂とすることにより、形状を小型化することができ、また、コスト増を招くことなく装置を構成することが可能となる。
【0025】
また、規制部材を備え、その規制部材上にケーブルを取り回すことも好ましい。これにより、装置本体の筐体内に凹凸や突起物がある場合でも、ケーブルが引っかかることが無く、安定したスキャン動作が実現される。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
【0027】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像読取装置100を示す概略上視図である。図2は、図1に示す画像読取装置100の正面断面図であり、また、図3は図1に示す画像読取装置100の側面断面図である。
【0028】
画像読取手段としてのCIS110は、結像手段としてのセルフォックレンズ111、照明手段であるキセノンランプ112、イメージセンサ基板113が、筐体115に取り付けられることにより構成される。
【0029】
CIS110は、箱状のキャリッジ121に上下方向に自由に移動可能に積載された状態で、バネ122により上方向に加圧され、スライダー114を介して、原稿台ガラス103下面に当接される。スライダー114には、公知の摺動部材、コロ等が用いられる。
【0030】
画像読取時、キャリッジ121は、ガイドシャフト102に沿って、タイミングベルト106を介して、モータ105により副走査方向に駆動される。同時に、キセノンランプ112が原稿台ガラス103上の原稿を照明し、その反射光がセルフォックレンズ111によりイメージセンサ基板113上に結像され、原稿の画像情報が読み取られる。
【0031】
キセノンランプ112は、筺体101に固定的に取り付けられたインバータ回路基板131に、給電ケーブル132を介して接続されており、キセノンランプ112に対して給電が行われる。
【0032】
給電ケーブル132は、公知の高耐圧2芯平行電線が用いられ、画像読取装置100のスキャン動作範囲全域において、弛みを持つ長さを有し、筺体101上に自重で這い回されている。また、筺体101上には、給電ケーブル132がガイドシャフト102や軸受け123に接触するのを防止するため、ガイド板104が取り付けられ、給電ケーブル132の動作範囲を制限している。
【0033】
給電ケーブル132の所定の位置には、摺動部材133が取り付けられている。ここで、所定の位置とは、画像読取時、駆動されるキャリッジ121に伴って移動する給電ケーブル132の移動領域であって、摺動部材133は、この領域に間隔をおいて複数取り付けられている。摺動部材133をこのように給電ケーブル132に取り付けることにより、ケーブルのコシが硬くなることは無く、スキャン動作に影響を与えることはない。
【0034】
図4は、給電ケーブル132に取り付けられている摺動部材133を示す概略図である。図5は摺動部材133の要部を示す概略図であり、図5(a)は摺動部材133の取り付け前の状態を示す図、図5(b)は摺動部材133の取り付け後の状態を示す図である。
【0035】
摺動部材133は、低摩擦部材で構成されると好ましく、本実施の形態において、摺動部材133の材質は公知の摺動剤が添加されたポリアセタール樹脂を適用している。摺動部材133の形状としては、図4に示すような略円柱状や、略球状であると好ましい。
【0036】
そして、図5に示すように、摺動部材133は係合部134,135を有しており、2個の摺動部材133を1対として、互いの挟持部136で給電ケーブル132を挟み込み、互いの係合部134,135が係合することにより、図4に示すように給電ケーブル132に取り付けられる。なお、本実施の形態においては、2個の摺動部材133を1対として用いているが、これに限るものではない。上述したような2個の摺動部材133は2箇所で係合することにより給電ケーブル132に取り付けられるが、例えば、このうちの1箇所が連結されているような1個の摺動部材を用いてもよい。この場合には、給電ケーブル132を1個の摺動部材の挟持部で挟み込んでから1箇所で係合することにより給電ケーブル132に取り付ける。
【0037】
図6は、画読取装置100のスキャン動作時の、給電ケーブル132の挙動を示す図である。図6(a)は給電ケーブル132がのびた状態を示す図、同図(b),(c)は給電ケーブル132が湾曲した状態を示す図である。
【0038】
スキャン動作中、給電ケーブル132は筺体101側面やガイド板104に直接接触することは無い。また、図2,図3に示したように、筺体101底面に対しても、給電ケーブル132が直接接触することは無く、全ての摺動は、摺動部材133を介して行われる。
【0039】
このように、本実施の形態によれば、キセノンランプへの給電ケーブル132の所定の位置に摺動部材133を取り付けたことにより、スキャン動作時に、ケーブルが装置本体を構成する筺体や筺体に固定された部材と、直接摺動することが無い。このため、ケーブルの摩擦抵抗によるスキャンぶれが発生せず、高品位な画像読み取りが行われる。また、摺動部材133は、摺動性、耐磨耗性に優れた材質が用いられているため、給電ケーブル132が筺体101やガイド板104と直接摺動するのに較べて、摩擦抵抗が減少し、より滑らかなスキャン動作が行われる。また、繰り返しスキャン動作を行なった場合でも、摩擦抵抗が上昇することが無く、スキャンぶれの無い、高品位な画像読み取りが行われる。
【0040】
また、この摺動部材133は、給電ケーブル132の所定の位置に間隔をおいて取り付けられるため、給電ケーブル132のコシが硬くなることは無く、スキャン動作に影響を与えることはない。
【0041】
さらに、この摺動部材133の材質は、汎用の高摺動性樹脂であるポリアセタール樹脂であり、形状が小型であるため、安価に製造が可能である。また、この摺動部材133は係合部134,135を備え、2個を1対にして給電ケーブル132を挟み込み、お互いの係合部に係合して取り付けられるため、取り付け作業を非常に簡単にすることができる。
【0042】
なお、本実施の形態においては、インバータ回路基板131からキセノンランプ112への給電ケーブル132に摺動部材133を取り付けた場合について説明したが、これに限るものではなく、摺動部材133は、画像読取手段と装置本体に設けられた電気部品とを接続するケーブルの移動領域に取り付けることができるものである。また、給電ケーブル132のように自重で這い回すだけではケーブルが浮いてしまうような場合には、摺動部材133をおもりの機能を持たせた構成とするとよい。
【0043】
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係る画像読取装置100の概略上視図である。また、図8は図7に示す画像読取装置100の正面断面図である。なお、実施の形態1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0044】
本実施の形態に係る画像読取装置100は、筺体101の底面上にガイドトレイ107を備えており、給電ケーブル132は、ガイドトレイ107の上を這い回されている。したがって、スキャン動作時の給電ケーブル132の動作範囲は、ガイドトレイ107の壁面により制限される。
【0045】
給電ケーブル132の所定の位置には、摺動部材133が取り付けられている。摺動部材133の材質は、公知の摺動剤が添加されたポリアセタール樹脂である。また、図5に示すように、摺動部材133は係合部134,135を有しており、2個の摺動部材133を1対として給電ケーブル132を挟み込み、互いの係合部134,135が係合することにより、図4のように給電ケーブル132に取り付けられる。
【0046】
スキャン動作中、給電ケーブル132は、ガイドトレイ107の壁面に直接接触することは無い。また図8に示したように、ガイドトレイ107の底面に対しても、給電ケーブル132が直接接触することは無く、全ての摺動は、摺動部材133を介して行われる。
【0047】
このため、給電ケーブル132がガイドトレイ107と直接摺動するのに比べて、摩擦抵抗が減少し、滑らかなスキャン動作が行われる。また、繰り返しスキャン動作を行なった場合でも、摩擦抵抗が上昇することが無く、スキャンぶれの無い、高品位な画像読み取りが行われる。
【0048】
また、本実施の形態に係る画像読取装置は、ガイドトレイ107を備えているため、筺体101の底面や側面に、凹凸や突起物、他の部材等、スキャン動作時に給電ケーブル132の挙動に影響を与える障害物がある場合でも、安定したスキャン動作が可能となる。
【0049】
なお、ガイドトレイ107は、底面、及び、該底面を取り囲む壁面から構成されており、給電ケーブル132に取り付けられた摺動部材133を収容することができる枠体である。そして、ガイドトレイ107は、スキャン動作時に、摺動部材133が壁面に引っ掛からないように設けられている。
【0050】
以下に、本発明の実施態様を示す。
【0051】
(実施態様1)
原稿が載置される原稿台(例えば、原稿台ガラス103に相当)に沿って駆動され、該原稿台に載置された原稿の画像情報を読み取る画像読取手段(例えば、CIS110に相当)と、
前記画像読取手段を構成する電気部品と装置本体に設けられた電気部品とを電気的に接続するケーブル(例えば、給電ケーブル132に相当)と、
を備えた画像読取装置において、
画像読取時に、駆動される前記画像読取手段に伴って移動する前記ケーブルの移動領域に低摩擦部材(例えば、摺動部材133に相当)を設けたことを特徴とする画像読取装置。
【0052】
(実施態様2)
前記低摩擦部材は、前記ケーブルの移動領域に所定の間隔をおいて複数設けられていることを特徴とする実施態様1に記載の画像読取装置。
【0053】
(実施態様3)
前記低摩擦部材は、前記ケーブルを挟み込む挟持部(例えば、挟持部136に相当)と、該挟持部に該ケーブルを挟み込んだ状態で係合することにより該低摩擦部材が該ケーブルに取り付けられる係合部(例えば、係合部134,135に相当)と、を備えることを特徴とする実施態様1または2に記載の画像読取装置。
【0054】
(実施態様4)
前記低摩擦部材は、前記ケーブルが装置本体の構成部材と接触しないように設けられており、
画像読取時には、前記低摩擦部材が装置本体の構成部材に対して摺動することにより前記ケーブルが移動することを特徴とする実施態様1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【0055】
(実施態様5)
前記ケーブルの移動範囲を規制する規制部材(例えば、ガイドトレイ107に相当)を備え、
画像読取時には、前記低摩擦部材が前記規制部材に対して摺動することにより前記ケーブルが移動することを特徴とする実施態様1〜4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【0056】
(実施態様6)
前記規制部材は、装置本体の筐体底面上に設けられていることを特徴とする実施態様5に記載の画像読取装置。
【0057】
(実施態様7)
前記規制部材は、前記低摩擦部材を収容する枠体であることを特徴とする実施態様5または6に記載の画像読取装置。
【0058】
(実施態様8)
前記低摩擦部材は、ポリアセタール系の樹脂材料で形成されることを特徴とする実施態様1〜7のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【0059】
(実施態様9)
前記画像読取手段は、
原稿を照らす照明手段(例えば、キセノンランプ112に相当)と、
前記照明手段により照らされた原稿の反射光を結像する結像手段(例えば、セルフォックレンズ111に相当)と、
前記結像手段により結像された反射光を入射させて原稿の画像情報を読取る光電変換手段(例えば、イメージセンサ基板113に相当)と、
を備え、
前記ケーブルは、前記照明手段に給電を行う給電ケーブルであることを特徴とする実施態様1〜8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像読取手段及び装置本体それぞれの電気部品を接続するケーブルが装置本体の構成部材に摺擦することにより生ずる画像読取時のぶれをコスト増を招くことなく防止することができ、高品位の画像読み取りを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像読取装置の概略上視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像読取装置の正面断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る画像読取装置の側面断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像読取装置に用いられる摺動部材の取り付け状態を示す概略斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像読取装置に用いられる摺動部材の取り付け状態を示す概略断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係る画像読取装置のスキャン動作時のケーブルの挙動を示す概略上視図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る画像読取装置の概略上視図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係る画像読取装置の正面断面図である。
【図9】従来の画像読取装置のスキャン動作を示す概略上視図である。
【図10】従来の画像読取装置のスキャン動作を示す上視図である。
【符号の説明】
100 画像読取装置
101 筺体
102 ガイドシャフト
103 原稿台ガラス
104 ガイド板
105 モータ
106 タイミングベルト
107 ガイドトレイ
110 コンタクトイメージセンサ(CIS)
111 セルフォックレンズアレイ(SLA)
112 キセノンランプ
113 イメージセンサ基板
114 スライダー
115 筐体
121 キャリッジ
122 バネ
123 軸受け
131 インバータ回路基板
132 給電ケーブル
133 摺動部材
134 係合部
135 係合部
136 挟持部

Claims (1)

  1. 原稿が載置される原稿台に沿って駆動され、該原稿台に載置された原稿の画像情報を読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段を構成する電気部品と装置本体に設けられた電気部品とを電気的に接続するケーブルと、
    を備えた画像読取装置において、
    画像読取時に、駆動される前記画像読取手段に伴って移動する前記ケーブルの移動領域に低摩擦部材を設けたことを特徴とする画像読取装置。
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