JP7211187B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体に記録を行う記録ユニット、及び原稿を読み取る原稿読み取りユニットを備えた記録装置に関する。
媒体に記録を行う記録ユニットと、原稿を読み取る原稿読み取りユニットとを備えた記録装置は従来から知られており、複合機とも呼ばれることがある。この様な記録装置の一例が、特許文献1に示されている。
特開2014-196173号公報
原稿読み取りユニットがフラットベッド型である場合、読み取り手段であるセンサーが原稿台の下を所定方向に移動する。センサーには電気信号を送受信する為のケーブルが接続されており、多くの場合、フレキシブルフラットケーブルと呼ばれる、平坦で且つ可撓性を有するケーブルが用いられる。フレキシブルフラットケーブルには湾曲して反転する湾曲反転部が形成され、センサーの移動動作に伴って湾曲反転部の位置が変化する様に配線されている。
このため湾曲反転部の曲げ半径が小さいと、センサーがケーブルから反力を受けて姿勢が不安定となったり、ケーブルの寿命が短くなるなどの問題が生じる場合がある。従って湾曲反転部の曲げ半径は極力大きいほうが好ましいが、曲げ半径を大きくとると原稿読み取りユニットの厚みが増してしまい、装置が大型化してしまうという弊害が生じる。
上記課題を解決する本発明の記録装置は、媒体に記録を行う記録ヘッドを備えた記録ユニットと、前記記録ユニットの上部に設けられ、原稿を載置する原稿載置部及び前記原稿載置部に対し所定方向に移動しつつ前記原稿を読み取る読み取り手段を備えた原稿読み取りユニットと、を備え、前記記録ユニットは、前記媒体を給送する媒体給送部と、前記媒体給送部に対し前記記録ヘッドと対向する領域での前記媒体の搬送方向に所定の間隔を置いて設けられ、前記記録ヘッドを有するとともに前記搬送方向と交差する方向に移動可能なキャリッジと、を備え、前記原稿読み取りユニットは、前記読み取り手段を収容するハウジングと、前記読み取り手段に接続されるとともに前記読み取り手段の移動に伴って変形するフレキシブルフラットケーブルと、を備え、前記ハウジングは鉛直下方に突出する突出部を有し、前記突出部の内部に形成された領域に、前記フレキシブルフラットケーブルが配置され、前記突出部が、前記搬送方向において前記媒体給送部と前記キャリッジの移動領域との間の領域に上方から入り込む、ことを特徴とする。
プリンターの外観斜視図。 用紙サポートを展開した状態のプリンターの外観斜視図。 図2のA-A断面図。 ADFを開き、原稿台ガラスを取り除いた状態のスキャナー部の斜視図。 スキャナー部を構成する本体部の内部の斜視図。 スキャナー部を構成する本体部の内部の斜視図。 スキャナー部を構成する本体部の断面斜視図。 図2の部分拡大図であって、適宜構成を省略及び追加した図。 図2の部分拡大図であって、適宜構成を省略及び追加した図。
以下、本発明について概略的に説明する。
第1の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録ヘッドを備えた記録ユニットと、前記記録ユニットの上部に設けられ、原稿を載置する原稿載置部及び前記原稿載置部に対し所定方向に移動しつつ前記原稿を読み取る読み取り手段を備えた原稿読み取りユニットと、を備え、前記記録ユニットは、前記媒体を給送する媒体給送部と、前記媒体給送部に対し前記記録ヘッドと対向する領域での前記媒体の搬送方向に所定の間隔を置いて設けられ、前記記録ヘッドを有するとともに前記搬送方向と交差する方向に移動可能なキャリッジと、を備え、前記原稿読み取りユニットは、前記読み取り手段を収容するハウジングと、前記読み取り手段に接続されるとともに前記読み取り手段の移動に伴って変形するフレキシブルフラットケーブルと、を備え、前記ハウジングは鉛直下方に突出する突出部を有し、前記突出部の内部に形成された領域に、前記フレキシブルフラットケーブルが配置され、前記突出部が、前記搬送方向において前記媒体給送部と前記キャリッジの移動領域との間の領域に上方から入り込む、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記ハウジングは鉛直下方に突出する突出部を有し、前記突出部の内部に形成された領域に、前記フレキシブルフラットケーブルが配置されるので、前記フレキシブルフラットケーブルが湾曲反転する際の半径を確保できる。そして前記突出部は、前記搬送方向において前記媒体給送部と前記キャリッジの移動領域との間の領域に上方から入り込むので、前記突出部を設けたことに起因する、装置全体の鉛直方向寸法の増大を抑制できる。
第2の態様は、第1の態様において、前記媒体給送部は、前記媒体を給送する給送ローラーを備え、前記給送ローラーの少なくとも一部と前記原稿読み取りユニットの一部とが、前記搬送方向及び鉛直方向において同じ範囲にあることを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体給送部は、前記媒体を給送する給送ローラーを備え、前記給送ローラーの少なくとも一部と前記原稿読み取りユニットの一部とが、前記搬送方向及び鉛直方向において同じ範囲にあるので、前記媒体給送部が前記給送ローラーを備える構成において、装置全体の鉛直方向における寸法、及び前記搬送方向の寸法を抑制できる。
第3の態様は、第2の態様において、前記ハウジングにおいて前記媒体給送部と対向する位置に凹部が形成され、前記凹部に前記給送ローラーが入り込むことで、前記給送ローラーの少なくとも一部と前記原稿読み取りユニットの一部とが前記搬送方向及び鉛直方向において同じ範囲に位置していることを特徴とする。
本態様によれば、前記ハウジングにおいて前記媒体給送部と対向する位置に凹部を形成し、前記凹部に前記給送ローラーが入り込むことで、前記給送ローラーの少なくとも一部と前記原稿読み取りユニットの一部とが前記搬送方向及び鉛直方向において同じ範囲に位置する構成を容易に実現できる。
第4の態様は、第2のまたは第3の態様において、前記給送ローラーより鉛直下方の位置に、前記給送ローラーとの間で前記媒体をニップして分離する分離ローラーを備え、前記分離ローラーの少なくとも一部と前記原稿読み取りユニットの一部とが、前記搬送方向及び鉛直方向において同じ範囲にあることを特徴とする。
本態様によれば、前記給送ローラーより鉛直下方の位置に、前記給送ローラーとの間で前記媒体をニップして分離する分離ローラーを備え、前記分離ローラーの少なくとも一部と前記原稿読み取りユニットの一部とが、前記搬送方向及び鉛直方向において同じ範囲にあるので、装置全体の鉛直方向における寸法をより一層抑制できる。
第5の態様は、第2から第4の態様のいずれかにおいて、前記給送ローラーの少なくとも一部と前記フレキシブルフラットケーブルの少なくとも一部とが、鉛直方向において同じ範囲にあることを特徴とする。
本態様によれば、前記給送ローラーの一部と前記フレキシブルフラットケーブルの一部とが、鉛直方向において同じ範囲にある構成において、上述した第2から第4の態様のいずれかと同様な作用効果が得られる。
第6の態様は、第2から第5の態様のいずれかにおいて、前記読み取りユニットは、前記読み取り手段の動力源であるモーターを備え、前記給送ローラーの少なくとも一部と、前記キャリッジの一部と、前記モーターの少なくとも一部とが、鉛直方向において同じ範囲にあることを特徴とする。
本態様によれば、前記給送ローラーの少なくとも一部と、前記キャリッジの一部と、前記モーターの少なくとも一部とが、鉛直方向において同じ範囲にあるので、装置全体の鉛直方向における寸法をより一層抑制できる。
第7の態様は、第1から第6の態様のいずれかにおいて、前記ハウジングは、前記突出部の内側の底面に対して前記搬送方向とは逆方向に、前記逆方向に向かって上昇する傾斜面を有し、前記傾斜面の裏面側に、前記媒体給送部の一部が配置されることを特徴とする。
第8の態様は、第7の態様において、前記突出部の内側の底面に、前記フレキシブルフラットケーブルの一部を固定するケーブル固定部が設けられ、前記フレキシブルフラットケーブルは、前記ケーブル固定部から前記読み取り手段の移動方向の一方向である第1方向に延び、湾曲反転して前記第1方向とは逆の第2方向に延びて前記読み取り手段に接続され、前記読み取り手段の移動に伴って変形する変形区間と、前記ケーブル固定部から前記第1方向または前記第2方向に延びる固定区間と、を有し、前記固定区間は、前記変形区間より前記媒体給送部に近い位置に配置され、前記フレキシブルフラットケーブルの前記固定区間が、前記傾斜面に沿って配されることを特徴とする。
前記固定区間を前記変形区間に並べて配置する場合、前記固定区間において前記フレキシブルフラットケーブルを縦方向に配置すると、前記突出部の鉛直下方への突出量が必要以上に大きくなる場合があり、また逆に前記固定区間において前記フレキシブルフラットケーブルを横方向に配置すると、前記突出部の水平方向寸法が必要以上に大きくなる場合がある。
本態様では、前記ハウジングは、前記突出部の内側において前記底面に対し傾斜角を有する傾斜面を有し、前記フレキシブルフラットケーブルの前記固定区間が、前記傾斜面に沿って配されるので、前記突出部の鉛直下方への突出量と、水平方向寸法とのバランスを取ることができ、ひいては装置寸法増大を抑制できる。
第9の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録ヘッド、及び前記記録ヘッドに対して装置後方上部に載置された前記媒体を給送する媒体給送部を備えた記録ユニットと、前記記録ユニットの上部に設けられ、原稿を載置する原稿載置部及び前記原稿載置部に対し所定方向に移動しつつ前記原稿を読み取る読み取り手段を備えた原稿読み取りユニットと、を備え、前記媒体給送部の一部が、前記原稿読み取りユニットの後側面を延長した仮想面と、前記原稿読み取りユニットにおける、前記後側面の近傍位置の後側底面を延長した仮想面と、が交差する交差位置よりも、前記原稿読み取りユニットの内側に配置されることを特徴とする。
本態様によれば、装置の小型化を図ることができる。
第10の態様は、第9の態様において、前記前記原稿読み取りユニットは、前記読み取り手段を収容し、鉛直下方に突出する突出部を有するハウジングと、前記読み取り手段に接続されるとともに前記読み取り手段の移動に伴って変形し、前記突出部の内部に形成された領域に配置されたフレキシブルフラットケーブルと、を備え、前記後側底面は、前記フレキシブルフラットケーブルが配置される位置の底面であることを特徴とする。
第11の態様は、第10の態様において、前記媒体給送部は、前記媒体を給送する給送ローラーを備え、前記給送ローラーの少なくとも一部が前記交差位置よりも、前記原稿読み取りユニットの内側に配置されることを特徴とする。
本態様によれば、前記給送ローラーを備える構成において、装置の小型化を図ることができる。
第12の態様は、第10のまたは第11の態様において、前記ハウジングは、前記後側底面に対して前記媒体の搬送方向とは逆方向に、前記逆方向に向かって上昇する傾斜面を有し、前記傾斜面の裏面側に、前記媒体給送部の一部が配置されることを特徴とする。
第13の態様は、第12の態様において、前記後側底面に、前記フレキシブルフラットケーブルの一部を固定するケーブル固定部が設けられ、前記フレキシブルフラットケーブルは、前記ケーブル固定部から前記読み取り手段の移動方向の一方向である第1方向に延び、湾曲反転して前記第1方向とは逆の第2方向に延びて前記読み取り手段に接続され、前記読み取り手段の移動に伴って変形する変形区間と、前記ケーブル固定部から前記第1方向または前記第2方向に延びる固定区間と、を有し、前記固定区間は、前記変形区間より前記媒体給送部に近い位置に配置され、前記フレキシブルフラットケーブルの前記固定区間が、前記傾斜面に沿って配されることを特徴とする。
本態様によれば、上述した第8の態様と同様な作用効果が得られる。
以下、本発明を具体的に説明する。
尚、各図においてX軸方向は装置幅方向であり、-X方向は装置前面をユーザーと対面させた際にユーザーから見て右方向となり、また+X方向は同左方向となる。またX軸方向は、後述する記録ユニット2において記録ヘッド9と対向する領域での用紙搬送方向と交差する方向、即ち用紙幅方向となる。また、X軸方向は、後述するスキャナー部70においてセンサーユニット78の移動方向である。
Y軸方向は装置奥行き方向であり、+Y方向は装置背面から前面に向かう方向であり、-Y方向は装置前面から背面に向かう方向である。本実施形態において装置の周囲を構成する複数の側面のうち操作部5が設けられた側面が装置前面となり、その反対の側面が装置背面となる。またY軸方向のうち+Y方向は、後述する記録ユニット2において記録ヘッド9と対向する領域での用紙搬送方向となる。また、Y軸方向は、後述するスキャナー部70においてセンサーユニット78の延設方向である。
Z軸方向は鉛直方向であり、+Z方向は鉛直上方向、-Z方向は鉛直下方向となる。
図1及び図2において記録装置の一例であるインクジェットプリンター1は、記録ユニット2の上部に、原稿読み取りユニットとしてのスキャナー部70を備えて成る、所謂複合機である。以下、インクジェットプリンター1は、プリンター1と略称する。
記録ユニット2は、媒体の一例である記録用紙に記録を行う機能を有し、スキャナー部70は、原稿を読み取る機能を有する。
スキャナー部70は、原稿読み取り機能を有する本体部71と、セットされた原稿を自動送りする自動原稿搬送装置(ADF:Auto Document Feeder)72とを備えている。
記録ユニット2は、記録用紙を搬送する搬送経路(後述)や記録手段の一例である記録ヘッド9(図3参照)を備えており、また、本実施形態では二つの用紙カセット、具体的には第1用紙カセット51及び第2用紙カセット52を着脱可能に備えている。
また記録ユニット2は、第1用紙カセット51及び第2用紙カセット52への用紙セット及びこれら用紙カセットからの用紙給送に加え、記録ヘッド9(図3参照)に対して装置後方上部に設けられた媒体給送部としての後方給送部55(図3)への用紙セット及びこの後方給送部55からの用紙給送も可能に構成されている。図1及び図2において符号7は後方給送部55の上部を開閉するカバーである。
カバー7を開くと、図2に示す様に後方給送部55への用紙セットが可能となる。図2において符号58は後方給送部55を構成するホッパー(後述)であり、符号59は後方給送部55を構成する、引き出し式に構成された用紙サポートである。
記録ユニット2は、装置前面に、プリンター1の各種操作を行う操作部5を備えている。操作部5は、表示部と複数の操作ボタンを備えて成るとともに、チルト可能に設けられている。
操作部5の下側には、記録が行われて排出口4から排出される記録用紙を受ける排出トレイ6が設けられている。排出トレイ6は、図1及び図2に示すように記録ユニット2の内部に収容された状態と、記録ユニット2から引き出された状態(不図示)と、を取り得るように設けられている。
続いて図3を参照しつつ記録用紙の搬送経路について説明する。尚、図3では第2用紙カセット52の図示は省略し、また自動原稿搬送装置72の詳細な図示は省略する。
記録ユニット2において、記録用紙は給送経路に拘わらず反転経路RRを構成する反転ローラー21を介して搬送駆動ローラー16に搬送され、搬送駆動ローラー16によって、記録ヘッド9による記録領域に搬送される。
より詳しくは、プリンター1は用紙給送経路として第1用紙カセット51から記録用紙を給送する為の用紙給送経路K1と、第1用紙カセット51の下の第2用紙カセット52から記録用紙を給送する為の用紙給送経路K2と、後方給送部55から記録用紙を給送する為の用紙給送経路K3と、を備えている。
またプリンター1は用紙搬送経路として、記録ヘッド9と対向する用紙搬送経路であって記録用紙に記録を行う際の用紙搬送方向である+Y方向及びその反対の-Y方向に記録用紙を搬送可能な第1用紙搬送経路FR1と、記録用紙の面を反転させる反転経路RRと、記録が行われた記録用紙を反転経路RRに案内する第2用紙搬送経路FR2と、第2用紙搬送経路FR2に対して鉛直下方に位置し、記録が行われた記録用紙を反転経路RRに案内する、第2用紙搬送経路FR2とは異なる第3用紙搬送経路FR3と、を備えている。
尚、本実施形態において第1用紙搬送経路FR1は、搬送駆動ローラー16と第1排出駆動ローラー41との間の用紙搬送経路とする。また第2用紙搬送経路FR2は、従動ローラー14dを経由する、搬送駆動ローラー16と従動ローラー14aとの間の用紙搬送経路とする。また第3用紙搬送経路FR3は、反転駆動ローラー43を経由する、第2排出駆動ローラー47と従動ローラー14aとの間の用紙搬送経路とする。また反転経路RRは、従動ローラー14aと従動ローラー14cとの間の用紙搬送経路とする。尚、図2において第4用紙搬送経路FR4は、従動ローラー14cと搬送駆動ローラー16との間の用紙搬送経路である。
用紙給送経路K1において、記録用紙は給送ローラー11により給送される。給送ローラー11は揺動軸12aを中心に揺動する支持部材12に支持され、支持部材12の揺動により給送ローラー11が第1用紙カセット51に収容される記録用紙Pに対して進退する。
第1用紙カセット51の下に設けられた第2用紙カセット52(図3において不図示)にも同様な給送機構(不図示)が設けられている。
反転ローラー21は他のローラーに比して最も大径に形成され、記録用紙を湾曲反転させる。反転ローラー21の周囲には従動ローラー14a、14b、14c、14d、が設けられている。用紙給送経路K1、K2を介して給送される記録用紙は、反転経路RR、及び第4用紙搬送経路FR4を介して搬送駆動ローラー16に送られる。
次に、用紙給送経路K3において、セットされた記録用紙はホッパー58と用紙サポート59(図2参照)とで支持される。ホッパー58は不図示のモーターにより、図3では描画領域外に位置する不図示の揺動軸を中心に揺動し、揺動することにより、支持した記録用紙を給送ローラー56に対して進退させる。
給送ローラー56は、不図示のモーターにより駆動され、ホッパー58により押し上げられた記録用紙を下流に送る。給送ローラー56に対し鉛直下方には給送ローラー56との間で記録用紙をニップして分離する分離ローラー57が設けられている。分離ローラー57には、不図示のトルクリミッターによって所定の回転抵抗が付与されている。また分離ローラー57は、給送ローラー56に対して進退可能であるとともに、不図示のばねによって給送ローラー56に向けて押圧されている。図3は、分離ローラー57が給送ローラー56から離間した状態である。
用紙給送経路K3を介して給送される記録用紙は、第4用紙搬送経路FR4を介して搬送駆動ローラー16に送られる。
尚、第2用紙搬送経路FR2を介して-Y方向に沿って送られる記録用紙も、反転経路RR、及び第4用紙搬送経路FR4を介して搬送駆動ローラー16に送られる。
不図示の駆動源により駆動される搬送駆動ローラー16に送られた記録用紙は、この搬送駆動ローラー16と、従動回転する搬送従動ローラー17とによってニップされ、記録ヘッド9と対向する領域、即ち記録領域に送られ、記録が行われる。
記録ヘッド9を備えるキャリッジ8は、X軸方向に延びるキャリッジガイド軸19にガイドされつつ、不図示の動力源によってX軸方向に往復動する。記録ヘッド9は、キャリッジ8の移動動作に伴い、記録用紙に対してインクを吐出する。
記録ヘッド9と対向する位置には支持部材18が設けられており、記録ヘッド9により記録の行われる記録用紙は、支持部材18によって支持される。
支持部材18の下流には、記録の行われた記録用紙を下流に送る、回転駆動される第1排出駆動ローラー41と、従動回転する第1排出従動ローラー42とが設けられている。第1排出駆動ローラー41と、従動回転する第1排出従動ローラー42は、記録ヘッド9の下流に最初に位置するローラー対である。
そして更にその下流には、回転駆動される第2排出駆動ローラー47と、従動回転する第2排出従動ローラー48とが設けられている。
以下、第2用紙搬送経路FR2及び第3用紙搬送経路FR3並びに反転経路RRについて更に説明する。
第1面に記録の行われた記録用紙の、前記第1面に対し反対側の第2面に記録を行う際、記録の行われた記録用紙を、反転経路RRに送る。その際の用紙搬送経路として、第2用紙搬送経路FR2、及び第3用紙搬送経路FR3のいずれかを選択できる。
第3用紙搬送経路FR3の経路長は、第2用紙搬送経路FR2の経路長より長く、従ってプリンター1の制御部(不図示)は、用紙長の閾値を持ち、記録用紙の長さが閾値を超える場合には第3用紙搬送経路FR3を選択し、記録用紙の長さが閾値未満の場合には第2用紙搬送経路FR2を選択する。
第2用紙搬送経路FR2を利用する場合、第1面に記録が完了した後、搬送駆動ローラー16、第1排出駆動ローラー41、第2排出駆動ローラー47、のこれらを逆転させる。これにより記録用紙は第2用紙搬送経路FR2を-Y方向に沿って搬送され、反転経路RRに到達する。
第3用紙搬送経路FR3を利用する場合、第1面に記録が完了した後、用紙後端が第2排出駆動ローラー47の上流近傍に設けられた従動ローラー49に到達するまで+Y方向に沿って搬送し、その後、第2排出駆動ローラー47を逆転させる。従動ローラー49の上流には揺動軸39aを中心に揺動可能なフラップ39が設けられており、第3用紙搬送経路FR3に記録用紙を送る場合、フラップ39の+Y方向端部を上に上げる。これにより記録用紙は第3用紙搬送経路FR3に送り込まれ、反転経路RRに送られる。
続いて、スキャナー部70の構成、特にスキャナー部70を構成する本体部71について図3以降を参照して説明する。尚、図4、図5、図6では、図示の便宜上、原稿台ガラス77は図示を省略している。
スキャナー部70の本体部71は、原稿を載置する原稿載置部としての原稿台ガラス77、及び原稿台ガラス77に対しX軸方向に移動しつつ原稿を読み取る読み取り手段としてのセンサーユニット78を備えている。
センサーユニット78はY軸方向に延設され、不図示のばねによって原稿台ガラス77の下側から、原稿台ガラス77の下面に押し当たっている。センサーユニット78には光学縮小方式(CCD方式)や密着センサー方式(CIS方式)を採用でき、本実施形態では密着センサー方式(CIS方式)を採用する。
センサーユニット78を含む、本体部71の各構成要素は、ハウジング86に収容されている。ハウジング86は箱状体であり、内側底部にX軸方向に延びるガイドレール部86aを一体的に有し、ガイドレール部86aによってセンサーユニット78をX軸方向に案内する。
センサーユニット78は駆動ベルト84の一部に固定され、駆動ベルト84が動くことにより、センサーユニット78がX軸方向に牽引される。
駆動ベルト84は、本実施形態ではモーター80によって駆動される駆動プーリー82と、従動回転する従動プーリー83と、+X方向の端部に設けられた、図4~図6では表れていないもう一つの従動プーリーと、のこれら3つのプーリーに掛け回されている。
ハウジング86には図3、図7に示す様に鉛直下方に突出する突出部86jが形成されており、突出部86jの内側に形成された凹部86e(図6参照)に、モーター80を含む駆動部79が収容されている。尚、凹部86eは、後述する第2底面86kに対して-X方向に位置している。
駆動部79は、モーター80と、モーター80から駆動プーリー82に駆動力を伝達する歯車81と、モーター80の回転を検出する回転検出手段89と、を備えて成る。
突出部86jは、その内部に、図7に示す様にハウジング86においてガイドレール部86aが設けられた第1底面86bより一段低い第2底面86kを形成し、この第2底面86kと、その-Y方向に設けられた傾斜面86dに、図5に示す様にフレキシブルフラットケーブル87が配設される。以下、「フレキシブルフラットケーブル」の用語は「FFC」と略称する。FFC87は、センサーユニット78と不図示の制御基板とを接続し、電気信号を送受信する為のケーブルである。
より詳しくは、FFC87は、図5に示す様に第2底面86kに設けられたケーブル固定部88で固定されており、このケーブル固定部88から、第1方向である+X方向に延び、湾曲反転して第2方向である-X方向に延びてセンサーユニット78に接続され、センサーユニット78の移動に伴って変形する変形区間87bを備えている。また、FFC87は、ケーブル固定部88から一旦-X方向及び-Y方向に延び、折り返して+X方向に延びる固定区間87aを有している。
図5において符号87cは、湾曲反転部を示しており、符号87dは、折り返し部を示している。
固定区間87aは、変形区間87bに対し、後方給送部55(図3参照)に近い-Y方向寄りに設けられている。
変形区間87bは、湾曲反転部87cとケーブル固定部88との間で第2底面86kに接しており、また湾曲反転部87cとセンサーユニット78との間で、原稿台ガラス77(図3参照)の下面に接している。そしてセンサーユニット78の移動に伴い、湾曲反転部87cの位置がX軸方向に沿って変化する。
ここで、ハウジング86に形成された突出部86jの内側には、上述したように第2底面86kに対して傾斜角を有する傾斜面86dが形成されており、固定区間87a、より具体的には折り返し部87dから+X方向に延びる固定区間87aが、傾斜面86dに沿って配されている。
次に、ハウジング86の外側において、-Y方向には図7に示す様に凹部86hが形成されており、この凹部86hに、給送ローラー56が入り込んだ状態となる。
また、突出部86jの下側には、X軸方向に延びるリブ86g、86fが形成されており、ハウジング86は突出部86jが形成されるとともに更にリブ86g、86fが形成されることで、X軸方向の剛性が向上されている。尚、本実施形態においてハウジング86は、全体が樹脂材料によって一体的に形成されている。
以上の様に構成されたプリンター1の特徴について、以下主として図8及び図9を参照しつつ詳説する。尚、図8及び図9では説明に必要のない構成は図示を省略し、また逆に便宜上図2では図示を省略した構成を示している。
プリンター1は、キャリッジ8が、後方給送部55に対し+Y方向に所定の間隔を置いて設けられている。
そしてスキャナー部70は、センサーユニット78を収容するハウジング86と、センサーユニット78に接続されるとともにセンサーユニット78の移動に伴って変形するFC87とを備え、ハウジング86は鉛直下方に突出する突出部86jを有している。そして突出部86jの内部に形成された領域にFFC87が配置され、突出部86jが、Y軸方向における後方給送部55とキャリッジ8の移動領域との間の領域に上から入り込んでいる。
突出部86jの内部に形成された領域は、図8において破線及び符号Ar1で示されている。またY軸方向において後方給送部55とキャリッジ8の移動領域との間に形成された領域は、図8において破線及び符号Ar2で示されている。尚、二点鎖線及び符号Ar3で示された領域は、図6を参照しつつ説明した、凹部86e即ち駆動部79が収容される領域である。
ハウジング86の突出部86jは、ハウジング86の裏面86mから鉛直下方に突出する部分であり、図示するように領域Ar2に上から入り込んでいる。
この様な構成により、FFC87が湾曲反転する際の半径、つまり湾曲反転部87c(図5参照)の半径を確保でき、ひいてはセンサーユニット78がFFC87から受ける反力を抑制でき、また、FFC87の寿命を延ばすことができる。
そして突出部86jは、領域Ar2に上から入り込むので、突出部86jに起因する、装置全体の鉛直方向寸法の増大を抑制できる。
次に、後方給送部55は給送ローラー56を備え、給送ローラー56の少なくとも一部とスキャナー部70の一部とが、Y軸方向及び鉛直方向において同じ範囲にある。
より具体的には、図9において直線L1は、スキャナー部70の本体部71において-Y方向端部に位置するフレーム90の背面90aを通る垂直線であり、給送ローラー56の一部は垂直線L1よりも+Y方向に位置している。即ち、給送ローラー56の少なくとも一部とスキャナー部70の一部とが、Y軸方向において同じ範囲にあり、この範囲は符号W1で示されている。
また水平線L4は突出部86jの最も鉛直下方の位置を通る水平線であり、給送ローラー56は全体が水平線L4より+Z方向に位置している。
以上の様に、給送ローラー56の少なくとも一部とスキャナー部70の一部とが、Y軸方向及び鉛直方向において同じ範囲にあるので、装置全体の鉛直方向における寸法、及びY軸方向の寸法を抑制できる。
尚、給送ローラー56は、全体が垂直線L1より+Y方向に位置していても良い。また給送ローラー56は、全体が水平線L4より上側に位置せず、一部だけが水平線L4より上側に位置していても良い。
尚、給送ローラー56の少なくとも一部とセンサーユニット78は、Y軸方向において範囲W3において同じ範囲にある。
また本実施形態では、後方給送部55の一部である給送ローラー56の一部が、スキャナー部70の後側面つまり背面90aを延長した仮想面(垂直線L1で示される)と、スキャナー部70における、背面90aの近傍位置の後側底面である第2底面86kを延長した仮想面(図9で直線L1で示される)と、が交差する交差位置(符号Gで示される)よりも、スキャナー部70の内側に配置される。これにより、装置全体の小型化を図ることができる。
また、図7に示した様にハウジング86の一部に凹部86hが形成され、凹部86hに給送ローラー56が入り込むことで(図9参照)、給送ローラー56の一部とスキャナー部70の一部とがY軸方向及び鉛直方向において同じ範囲に位置している。
例えば、給送ローラー56の少なくとも一部とハウジング86の一部は、Y軸方向において範囲W2において同じ範囲にあり、給送ローラー56の全体とハウジング86の一部は、鉛直方向において同じ位置にある。
この様にハウジング86の一部に凹部86hを形成することで、給送ローラー56の一部とスキャナー部70の一部とがY軸方向及び鉛直方向において同じ範囲に位置する構成を容易に実現できる。
尚、給送ローラー56の全体がハウジング86の一部とY軸方向で同じ位置にあっても良いし、また給送ローラー56の一部のみがハウジング86の一部と鉛直方向で同じ位置にあっても良い。
また、分離ローラー57の少なくとも一部とスキャナー部70の一部とが、Y軸方向及び鉛直方向において同じ範囲にある。具体的には、図9において範囲U2で示す様に、分離ローラー57の一部と突出部86jの一部とが鉛直方向で同じ範囲にある。これにより、装置全体の鉛直方向における寸法をより一層抑制できる。
尚、分離ローラー57の全体がスキャナー部70の一部と鉛直方向で同じ範囲にあっても良い。また、分離ローラー57の少なくとも一部が、スキャナー部70の一部とY軸方向で同じ範囲にあっても良い。
また、給送ローラー56の一部とFFC87の一部とが、鉛直方向において同じ範囲にある。具体的には、図9において範囲U1で示す様に、給送ローラー56の一部とFFC87の一部とが、鉛直方向において同じ範囲にある。
また、センサーユニット78の動力源であるモーター80の少なくとも一部と、給送ローラー56の少なくとも一部と、キャリッジ8の一部とが、鉛直方向において同じ範囲にある。具体的には、図9において範囲U4で示す様に、モーター80の一部と、給送ローラー56の一部と、キャリッジ8の一部とが、鉛直方向において同じ範囲にある。これにより、装置全体の鉛直方向における寸法をより一層抑制できる。
尚、給送ローラー56の全体がキャリッジ8の一部と鉛直方向において同じ範囲にあっても良いし、モーター80の全体がキャリッジ8の一部と鉛直方向において同じ範囲にあっても良い
また、ハウジング86は、突出部86jの内側の第2底面86kに対して+Y方向とは逆方向の-Y方向に、-Y方向に向かって上昇する傾斜面86dを有し、傾斜面86dの裏面側、つまり後方側に、後方給送部55の一部である給送ローラー56が配置される。
また、図5に示す様に突出部86jの内側の第2底面86kに、FFC87の一部を固定するケーブル固定部88が設けられ、FFC87は、ケーブル固定部88からセンサーユニット78の移動方向の一方向である第1方向、本実施形態では+X方向に延び、湾曲反転して第1方向とは逆の第2方向、本実施形態では-X方向に延びてセンサーユニット78に接続され、センサーユニット78の移動に伴って変形する変形区間87bを有している。また、FFC87は、ケーブル固定部88から一旦-X方向に延び、折り返して+X方向に延びる固定区間87aを有している。
固定区間87aは、図9に示す様に変形区間87bより後方給送部55に近い位置に配置され、FFC87の固定区間87aが、傾斜面86dに沿って配される。
つまり、固定区間87aを変形区間87bに並べて配置する場合、固定区間87aにおいてFFC87を縦方向に配置すると、突出部86jの鉛直下方への突出量が必要以上に大きくなる場合があり、また逆に固定区間87aにおいてFFC87を横方向に配置すると、突出部86jの水平方向寸法が必要以上に大きくなる場合がある。
しかしながら上述のように、ハウジング86は、突出部86jの内側において第2底面86kに対し傾斜角を有する傾斜面86dを有し、FFC87の固定区間87aが、傾斜面86dに沿って配されるので、突出部86jの鉛直下方への突出量と、水平方向寸法とのバランスを取ることができ、ひいては装置寸法増大を抑制できる。
1…インクジェットプリンター、2…記録ユニット、4…排出口、5…操作部、6…排出トレイ、7…カバー、8…キャリッジ、9…記録ヘッド、11…給送ローラー、12…支持部材、14a~14d…従動ローラー、16…搬送駆動ローラー、17…搬送従動ローラー、18…支持部材、19…キャリッジガイド軸、21…反転ローラー、39…フラップ、41…第1排出駆動ローラー、42…第1排出従動ローラー、43…反転駆動ローラー、44…反転従動ローラー、47…第2排出駆動ローラー、48…第2排出従動ローラー、49…従動ローラー、51…第1用紙カセット、52…第2用紙カセット、55…後方給送部、56…給送ローラー、57…分離ローラー、58…ホッパー、59…用紙サポート、70…スキャナー部、71…本体部、72…自動原稿搬送装置、74…給送トレイ、75…排出トレイ、77…原稿台ガラス、78…センサーユニット、79…駆動部、80…モーター、81…歯車、82…駆動プーリー、83…従動プーリー、84…駆動ベルト、86…ハウジング、86a…ガイドレール部、86b…第1底面、86c…低位置部、86d…傾斜面、86e…凹部、86f、86g…リブ、86h…凹部、86j…突出部、86k…第2底面、86m…裏面、87…フレキシブルフラットケーブル、87a…固定区間、87b…変形区間、87c…湾曲反転部、87d…折り返し部、88…ケーブル固定部、89…回転検出手段、90…フレーム、90a…背面、
K1、K2、K3…用紙給送経路、FR1…第1用紙搬送経路、FR2…第2用紙搬送経路、FR3…第3用紙搬送経路、RR…反転経路

Claims (7)

  1. 媒体に記録を行う記録ヘッドを備えた記録ユニットと、
    前記記録ユニットの上部に設けられ、原稿を載置する原稿載置部及び前記原稿載置部に対し所定方向に移動しつつ前記原稿を読み取る読み取り手段を備えた原稿読み取りユニットと、を備え、
    前記記録ユニットは、前記記録ヘッドに対して装置後方上部に載置された前記媒体を給送する媒体給送部と、
    前記記録ヘッドを有するとともに前記媒体の搬送方向と交差する方向に移動可能なキャリッジと、を備え、
    前記原稿読み取りユニットは、前記読み取り手段を収容し、鉛直下方に突出する突出部を有するハウジングと、
    前記読み取り手段に接続されるとともに前記読み取り手段の移動に伴って変形し、前記突出部の内部に形成された領域に配置されたフレキシブルフラットケーブルと、を備え、
    前記突出部が、前記搬送方向において前記媒体給送部と前記キャリッジの移動領域との間の領域に上方から入り込み、
    前記媒体給送部は、前記媒体を給送する給送ローラーを備え、
    前記給送ローラーの少なくとも一部と前記原稿読み取りユニットの一部とが、前記搬送方向及び鉛直方向において同じ範囲にあり、
    前記給送ローラーより鉛直下方の位置に、前記給送ローラーとの間で前記媒体をニップして分離する分離ローラーを備え、
    前記分離ローラーの少なくとも一部と前記原稿読み取りユニットの一部とが、前記搬送方向及び鉛直方向において同じ範囲にある、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項に記載の記録装置において、前記ハウジングにおいて前記媒体給送部と対向する位置に凹部が形成され、
    前記凹部に前記給送ローラーが入り込むことで、前記給送ローラーの少なくとも一部と前記原稿読み取りユニットの一部とが前記搬送方向及び鉛直方向において同じ範囲に位置している、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 媒体に記録を行う記録ヘッドを備えた記録ユニットと、
    前記記録ユニットの上部に設けられ、原稿を載置する原稿載置部及び前記原稿載置部に対し所定方向に移動しつつ前記原稿を読み取る読み取り手段を備えた原稿読み取りユニットと、を備え、
    前記記録ユニットは、前記記録ヘッドに対して装置後方上部に載置された前記媒体を給送する媒体給送部と、
    前記記録ヘッドを有するとともに前記媒体の搬送方向と交差する方向に移動可能なキャリッジと、を備え、
    前記原稿読み取りユニットは、前記読み取り手段を収容し、鉛直下方に突出する突出部を有するハウジングと、
    前記読み取り手段に接続されるとともに前記読み取り手段の移動に伴って変形し、前記突出部の内部に形成された領域に配置されたフレキシブルフラットケーブルと、を備え、
    前記突出部が、前記搬送方向において前記媒体給送部と前記キャリッジの移動領域との間の領域に上方から入り込み、
    前記媒体給送部は、前記媒体を給送する給送ローラーを備え、
    前記給送ローラーの少なくとも一部と前記原稿読み取りユニットの一部とが、前記搬送方向及び鉛直方向において同じ範囲にあり、
    前記給送ローラーの少なくとも一部と前記フレキシブルフラットケーブルの少なくとも一部とが、鉛直方向において同じ範囲にある、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3に記載の記録装置において、前記ハウジングにおいて前記媒体給送部と対向する位置に凹部が形成され、
    前記凹部に前記給送ローラーが入り込むことで、前記給送ローラーの少なくとも一部と前記原稿読み取りユニットの一部とが前記搬送方向及び鉛直方向において同じ範囲に位置している、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項2から請求項に記載の記録装置において、前記読み取りユニットは、前記読み取り手段の動力源であるモーターを備え、
    前記給送ローラーの少なくとも一部と、前記キャリッジの一部と、前記モーターの少なくとも一部とが、鉛直方向において同じ範囲にある、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の記録装置において、前記ハウジングは、前記突出部の内側の底面に対して前記搬送方向とは逆方向に、前記逆方向に向かって上昇する傾斜面を有し、
    前記傾斜面の裏面側に、前記媒体給送部の一部が配置される、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項に記載の記録装置において、前記突出部の内側の底面に、前記フレキシブルフラットケーブルの一部を固定するケーブル固定部が設けられ、
    前記フレキシブルフラットケーブルは、前記ケーブル固定部から前記読み取り手段の移動方向の一方向である第1方向に延び、湾曲反転して前記第1方向とは逆の第2方向に延びて前記読み取り手段に接続され、前記読み取り手段の移動に伴って変形する変形区間と、
    前記ケーブル固定部から前記第1方向または前記第2方向に延びる固定区間と、を有し、
    前記固定区間は、前記変形区間より前記媒体給送部に近い位置に配置され、
    前記フレキシブルフラットケーブルの前記固定区間が、前記傾斜面に沿って配される、
    ことを特徴とする記録装置。
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