JP2014109855A - 印刷受発注システム及びその制御方法 - Google Patents

印刷受発注システム及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 注文に係る作業負荷の削減、および、作業者の入力ミスを削減することを目的とする。
【解決手段】 発注端末(11)から印刷物の生産依頼を受ける印刷受発注システム(21,22,23,24)であって、印刷機による印刷に関する設定情報を含む印刷工程を登録する印刷工程登録手段(S206)と、加工機による加工に関する設定情報を含む加工工程を登録する加工工程登録手段(S207)と、登録された複数の印刷工程の中から選択された印刷工程、登録された複数の加工工程の中から選択された加工工程、およびそれらの実行順序に関する順序情報が定義された製品仕様(1301)とを含む製品(1701)を登録する製品登録手段(S209)と、登録された製品を発注端末から発注可能なアイテム(1801)として登録するアイテム登録手段(S210)と、を有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、発注者からの印刷物の生産依頼を受ける印刷受発注システムに関する。
従来、印刷会社が発注者から印刷注文を受けると、印刷会社の作業者は印刷前の準備工程として注文書に記載された印刷物の用紙の種類やサイズ、綴じ方などの印刷仕様をもとに、印刷物を生産するための作業手順を記した作業指示書を作成する。そして、印刷データを指定の印刷仕様で印刷するための設定をホットフォルダ(HotFolder)と呼ばれる特定のフォルダに設定していた。然る後に、印刷工程として、印刷データを該HotFolderに投入し、印刷物を印刷していた。
特開2005−135174号公報
しかしながら、上述の印刷前の準備工程では、一つの製品仕様から作成できる印刷物であっても、印刷物ごとに印刷仕様をシステムに入力し作業指示書を作成しなければならなかった。例えば、用紙種がコート紙、用紙サイズがA4、製本の仕方がくるみ製本で構成されるA社の製品カタログを既に生産済みで、用紙種だけが異なるB社の製品カタログを受注した場合、A社の製品カタログとB社の製品カタログは用紙種が異なる。したがって、印刷会社の作業者は異なる印刷物として新たに印刷仕様を入力しシステムに登録しなければならなかった。このため、類似の印刷仕様の印刷物であっても、作業者は一から印刷仕様をシステムに入力しなければならず、作業者の入力負荷が高く、入力ミス発生の確率が高かった。
さらに、近年ではインターネットを介して印刷の注文を受けるネット印刷注文サービスにより、発注の敷居が下がったことから、一般の個人からの注文が増加した。これら一般の個人からの注文の特徴として、従来の少品種大部数注文から多品種小部数注文に移行したことが挙げられる。これにより、従来に比べ、一注文に係る作業時間に占める入力作業の占める割合が増大してきたため、生産性を上げるためにも、入力作業時間の削減は印刷会社にとってますます重要な課題となってきた。
そこで、本発明は、注文に係る作業負荷の削減、および、作業者の入力ミスを削減する印刷受発注システム及び制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、発注端末から印刷物の生産依頼を受ける印刷受発注システムであって、印刷機による印刷に関する設定情報を含む印刷工程を登録する印刷工程登録手段と、加工機による加工に関する設定情報を含む加工工程を登録する加工工程登録手段と、前記印刷工程登録手段により登録された複数の印刷工程の中から選択された印刷工程、前記加工工程登録手段により登録された複数の加工工程の中から選択された加工工程、およびそれらの実行順序に関する順序情報とが定義された製品仕様を含む製品を登録する製品登録手段と、前記製品登録手段により登録された製品を前記発注端末から発注可能なアイテムとして登録するアイテム登録手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、注文に係る作業負荷の削減、および、作業者の入力ミスを削減する印刷受発注システム及び制御方法を提供することが可能となる。
本発明に係る印刷受発注システムのハードウェア構成を示す図。 本発明に係る計算機およびサーバのハードウェア構成を示す図。 第一の実施例に係る印刷受発注システムの論理構成を示すブロック図。 第一の実施例に係る初期設定から印刷物の発送までの処理の流れの例を示す図。 第一の実施例に係る初期設定およびアイテム登録の処理の流れの例を示すシーケンス図。 第一の実施例に係る用紙登録画面の例を示す図。 第一の実施例に係るメニュー画面の例を示す図。 第一の実施例に係るデバイス登録画面の例を示す図。 第一の実施例に係る設定項目追加画面の例を示す図。 第一の実施例に係るチケット作成画面の例を示す図。 第一の実施例に係る印刷ジョブチケット登録画面の例を示す図。 第一の実施例に係る印刷設定登録画面の例を示す図。 第一の実施例に係る印刷工程登録画面の例を示す図。 第一の実施例に係る加工工程登録画面の例を示す図。 第一の実施例に係る製品仕様登録画面の例を示す図。 第一の実施例に係る製品仕様登録画面における製品仕様登録処理の流れの例を示す図(1/2)。 第一の実施例に係る製品仕様登録画面における製品仕様登録処理の流れの例を示す図(2/2)。 第一の実施例に係る製品仕様検索画面における製品仕様検索処理の流れの例を示す図。 第一の実施例に係る印刷工程検索画面の例を示す図。 第一の実施例に係る料金試算画面の例を示す図。 第一の実施例に係る料金試算画面における印刷料金試算処理の流れの例を示す図。 第一の実施例に係る製品登録画面の例を示す図。 第一の実施例に係るアイテム登録画面の例を示す図。 第一の実施例に係る発注者環境における発注処理の流れの例を示す図。 第一の実施例に係るアイテム一覧画面の例を示す図。 第一の実施例に係る注文履歴画面の例を示す図。 第一の実施例に係る注文一覧画面の例を示す図。 第一の実施例に係る注文詳細画面の例を示す図。 第一の実施例に係る注文詳細画面における処理の流れの例を示す図。 第二の実施例に係る印刷受発注システムの論理構成を示すブロック図。 第二の実施例に係る初期設定から印刷物の発送までの処理の流れの例を示す図。 第二の実施例に係る初期設定およびアイテム登録の処理の流れの例を示すシーケンス図。 第二の実施例に係るデザイン編集画面の例を示す図。
[実施例]
[第一の実施例]
以下、本発明を適用した第一の実施例を説明する。まず、図1を用いて本実施例における印刷受発注システムのハードウェア構成を説明する。
<印刷受発注システムのハードウェア構成>
図1において、1は、本印刷受発注システムの顧客となる印刷物を発注する発注者環境である。2は、本印刷受発注システムを運営する印刷受発注サービス会社である。3は、本印刷受発注システムを利用して発注者からの印刷注文を受け、印刷物を生産し、発注者に印刷物を発送する印刷会社である。4は、発注者環境、印刷受発注サービス会社、印刷会社が接続するインターネットである。11は、発注者が印刷注文を行う計算機(発注端末)である。21は、発注者の認証、発注者が発注できる印刷物の一覧の提示、発注者からの注文の受け付けなど発注者からの要求に応答するフロントエンドサーバである。22は、印刷に係る情報の管理ならびにフロントエンドサーバおよび印刷会社からの該情報の要求に応答する印刷受注サーバである。23は、印刷に係る情報を保持するためのデータベースサーバである。24は、印刷に係るファイルを保持するためのファイルサーバである。31は、印刷会社の作業者が印刷注文に係る情報の取得、送信や印刷機や加工機の制御などに利用する計算機である。32は、印刷会社が管理する印刷に係るファイルを保持するためのファイルサーバである。33は、印刷会社が印刷物の印刷に利用する印刷機である。34は、印刷会社が印刷物の加工に利用する加工機である。
<計算機・サーバ類のハードウェア構成>
次に、図2を用いて、前記計算機およびサーバ類のハードウェア構成を説明する。図2において、201は、後述の記憶装置206上に格納された計算機プログラムを読み込み、解釈、実行する。そして、後述のバス209を介してバスに接続された後述のRAM203やディスプレイ204などを制御する中央演算処理装置(CPU:Central Processing Unit)である。202は、バスに接続されたハードウェアとの低レベルでの入出力制御を行う読み出し専用メモリ(ROM:Read Only Memory)である。203は、CPU201が演算する際の情報を一時的に記憶するランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)である。204は、CPUによる計算結果を表示するディスプレイである。205は、ユーザからの入力を受け付けるキーボードである。206は、計算に利用するプログラムやデータを格納する記憶装置である。207は、ローカルネットワークやイントラネット、インターネットなどのネットワークに接続するネットワークI/F(I/F:インターフェイス)である。208は、ユーザが画面上で指定した座標を受け付けるマウスやトラックボールなどのポインティングデバイスである。209は、上記CPU201乃至ポインティングデバイス208が接続された信号線であるところのバスである。計算機およびサーバ類の詳細については本発明においては主たる要件ではないので、詳細な説明は省略する。
<印刷受発注システムの論理構成>
次に、図3を用いて本実施例における印刷受発注システムの論理構成を説明する。
図3において、301は、発注者環境の計算機で動作するプログラムである。302は、印刷受発注サービス会社の各種サーバで動作するプログラムである。303は、印刷会社の計算機で動作するプログラムである。304は、発注者からの印刷注文を受け付ける注文情報入力部である。305は、前記注文情報入力部で受けた注文情報に基づき、印刷受発注システムに生産依頼、つまりは発注を行う発注部である。306は、後述する顧客管理部307から注文管理部317で構成され、顧客情報、用紙情報、デバイス情報、印刷設定、印刷工程、加工工程、製品仕様、製品、アイテムなどの注文および印刷に係る情報を管理する管理部である。さらに、印刷ジョブチケットテンプレート、プリントチケットテンプレート、加工ジョブチケットテンプレート、および、注文情報も管理する。ここで、印刷ジョブチケットテンプレートは、印刷物を生産するための作業や印刷物の仕様などを記述した雛形ファイルである。プリントチケットテンプレートは、所望の印刷物を印刷するために印刷機に設定すべき設定を記述した雛形ファイルである。加工ジョブチケットテンプレートは、所望の加工を行うために加工機に設定すべき設定を記述した雛形ファイルである。307は、印刷受発注システムを利用する顧客のIDやパスワードなどの顧客に関する情報(顧客情報)およびIDとパスワードに基づく認証を行う顧客管理部である。308は、印刷会社が管理する用紙の名称、ID、サイズ、紙質、紙色、基準単価、メーカー名、紙厚、紙目、連量、坪量などの用紙に関する情報(用紙情報)を管理する用紙管理部である。ここで、紙目とは、紙の繊維の配向のことであり、縦目あるいは横目などがある。連量とは、所定のサイズに仕上げられた用紙1000枚当たりの重量のことである。坪量とは、1m当たりの用紙の重量のことである。309は、印刷会社が管理する印刷機や加工機などの印刷に用いるデバイスの名称、ID、メーカー、デジタル印刷機か否か、対応するチケットフォーマットを管理するデバイス管理部である。さらに、印刷面(片面印刷あるいは両面印刷)、印刷時の用紙の向き、印刷色、仕上りサイズ、対応用紙などのデバイスに関する情報(デバイス情報)も管理する。310は、印刷時に利用する印刷ジョブチケットテンプレート、プリントチケット、加工ジョブチケットテンプレートなどのチケットを管理するチケット管理部である。311は、印刷物の仕上りサイズ、綴じ方、印刷面、用紙の向き、印刷色、印刷するときに選択すべき用紙トレイ、用紙トレイにセットする用紙のサイズなどの印刷物を印刷する際の設定(印刷設定)に関する情報を管理する印刷設定管理部である。312は、印刷に用いる印刷機の名称、印刷ジョブチケットに対応するか否か、外注を利用するか否かを表す外注利用フラグ、印刷ジョブチケットに対応する場合その印刷ジョブチケット名などの印刷工程に関する情報を管理する印刷工程管理部である。さらに、当該印刷工程を構成する部材(印刷物を構成する用紙などの部分品)の数、部材の名称、サイズなども管理する。313は、当該加工工程の名称、ID、加工区分、外注を利用するか否かを表す外注利用フラグ、加工仕上りサイズ、加工標準単価などの加工工程に関する情報を管理する加工工程管理部である。314は、当該製品仕様の名称、ID、カテゴリ(チラシ、冊子、カタログなど)、外注を利用するか否かを表す外注利用フラグ、当該製品仕様を印刷受発注システム上で利用できるように有効にするか否か、基準単価、当該製品仕様を構成する印刷工程および加工工程(製品仕様によっては、印刷工程あるいは加工工程のいずれかしか持たない場合もある。例えば、加工を伴わない1枚からなるチラシの場合には印刷工程しか持たない。)も管理する。315は、当該製品の名称、ID、当該製品を構成する製品仕様などの製品に関する情報を管理する製品管理部である。316は、当該アイテムの名称、ID、公開先のフロントエンドサービス(以下、FES)、価格、販売開始日、販売終了日、出荷日数、注文可能最大部数、当該アイテムを構成する製品などのアイテムに関する情報を管理するアイテム管理部である。317は、発注者から発注された注文の名称、ID、注文日時、価格、注文に関連するアイテムや印刷データなどの注文に関する情報を管理する注文管理部である。318は、印刷受発注システムを利用する印刷会社からのデータの入力を受け付ける入力部である。319は、後述のデータ保持部325に格納される用紙情報、デバイス情報、製品仕様などの印刷に係る情報から所望の情報を検索する検索部である。320は、製品仕様を構成する印刷工程と加工工程を工程順に配置し、関連する工程を連結し、製品仕様の構成を後述の情報表示部329を介して印刷会社の作業者が視覚的に確認できるよう情報を加工し提供する提供部である。321は、製品仕様および部数などの注文に係る情報に基づき印刷料金を算出する料金算出部である。322は、発注者からの注文を受け付ける受注部である。323は、前記受注部で受けた注文および前記管理部で管理する各種情報に基づき、印刷ジョブチケット、プリントチケット、作業指示書などの印刷物の生産方法に関する情報を生成する生成部である。324は、前記生成部で生成した情報を印刷会社からの要求に従い出力する出力部である。325は、前記管理部306で利用する顧客、用紙、デバイス、チケット、印刷設定、印刷工程、加工工程、製品仕様、製品、アイテム、注文、印刷データなどの各種情報を保持するデータ保持部である。326は、計算途中の値を一時的に保持しておくためのバッファメモリである。327は、印刷会社の作業者からの入力を受け付ける指示入力部である。328は、前記指示入力部からの入力に従い印刷受発注システムや印刷機あるいは加工機との情報の授受ならびに処理を行う情報処理部である。329は、前記情報処理部で処理した情報を表示装置に表示する情報表示部である。330は、印刷の際に用いる印刷ジョブチケットや印刷データなどのデータを一時的に保持するデータ保持部である。331は、前記情報処理部で指示された印刷データを印刷機で印刷する印刷部である。332は、前記情報処理部で指示された部材を加工する加工部である。
<印刷の全体の流れ>
次に、図4を用いて印刷の初期設定から印刷物の発送までの全体的な業務の流れについて概要を説明する。ステップS101において、印刷会社の作業者は印刷に用いる用紙やデバイス、印刷物の製品などの情報を印刷受発注システムに登録する。ステップS102 において、発注者と印刷会社は印刷物の印刷仕様について調整を行う。調整は、対面や電話、FAX、e−mailなど印刷受発注システム外で行っても良いし、印刷受発注システムに発注者と印刷会社の間で印刷仕様を決定するための手段を設け、該手段を使って行っても良い。さらに言えば、両者の間で、印刷仕様を決定できることができれば、どのような方法を用いても良い。ステップS103において、印刷会社の作業者は、ステップS102で決定した印刷仕様のアイテムを印刷受発注システムに登録する。ステップS104において、発注者は、発注者環境の計算機を使って印刷受発注システムにアクセスし、ステップS103で登録されたアイテムに対して発注を行う。ステップS105において、印刷受発注システムは、発注者からの注文を受け付け、注文があったことを印刷会社に通知する。ステップS106において、印刷会社の作業者は注文に対応する印刷物を生産するための情報を印刷受発注システムから取得し、印刷機および加工機の設定を行う。ステップS107において、印刷会社の作業者は、印刷データを印刷機に投入し、印刷物の印刷・加工を行う。ステップS108おいて、印刷会社の作業者は、印刷・加工された印刷物を発注者に発送する。以上のような流れで発注された印刷物が発注者に届けられる。
<初期設定からアイテムの登録までの流れ>
次に、図5を用いて、前記ステップS101からS103 までの業務の流れを説明する。図5(a)に初期設定シーケンスを示す。
<用紙登録>
ステップS201において、用紙管理部は、情報表示部329に表示される図6に示すような用紙登録画面に入力された用紙情報を受け取り、データ保持部325に格納する。
図6に用紙登録画面の例を示す。図6において、501は、後述のメニュー画面から遷移し、情報表示部329に表示される用紙に関する情報を印刷受発注システムに登録するための用紙登録画面である。502は、用紙を識別するための用紙IDである。503は、既に印刷受発注システムに登録された用紙を検索するための用紙検索ボタンである。504は、用紙の名称を表す用紙名である。505は、当該用紙を印刷受発注システムで利用できるようにするか否かを表す有効フラグである。506は、用紙の大きさを表す用紙サイズである。507は、前記用紙サイズ506に入力したサイズにおける当該用紙の単価を示す基準単価、508から514は、それぞれ、用紙の紙質、紙色、メーカー、紙厚、紙目、連量、坪量である。515は、上記各入力項目の内容で用紙を登録する際に作業者からの入力を受け付け、設定項目をデータ保持部325に登録する登録ボタンである。516は、用紙登録をキャンセルする際に作業者からの入力を受け付けるキャンセルボタンである。
また、用紙検索ボタン503が押下された場合には、用紙管理部308は不図示の用紙検索画面を情報表示部329に表示する。用紙検索画面は、用紙名や用紙サイズなどの絞り込み条件を作業者に入力させる入力欄、および、入力欄に入力された絞り込み条件で該当する用紙を検索する検索ボタンを備える。作業者からの検索ボタンの押下を受け付けると、入力された絞り込み条件を検索部319に受け渡す。検索部319は該絞り込み条件に基づきデータ保持部325に格納された用紙情報を検索し、検索結果を用紙管理部308に返却する。用紙管理部308は受け取った検索結果を、情報処理部328を介して情報表示部329に表示する。検索結果は用紙情報を一覧した形式で表示され、作業者により所望の用紙が選択されると、用紙登録画面の各項目に、該選択された用紙の情報が反映される。作業者は、その中の所定の入力項目を編集し登録することができる。このような仕組みを備えることで、作業者は一から用紙に関する情報を入力することなく新規に用紙を登録することができる。
尚、用紙登録画面は、図7に示すメニュー画面から遷移して情報表示部329に表示される。詳しくは、作業者が指示入力部327を介して印刷受発注システムへのアクセスを指示すると、情報処理部328は印刷受発注システムにメニュー画面の送信を要求する。要求を受けた印刷受発注システムは、スクリプトおよび画像で構成されるメニュー画面を表示するためのデータを生成し、該データを情報処理部328に送信する。該データを受け取った情報処理部328はスクリプトを解釈し、情報表示部329にメニュー画面を表示する。作業者がメニュー画面中の用紙登録ボタンを押下すると、用紙登録ボタンが押下されたことを示す情報が印刷受発注システムに送信される。該情報を受信した印刷受発注システムは、用紙登録画面を表示するためのデータを生成し、該データを情報処理部328に送信する。該データを受け取った情報処理部328はデータを解釈し、情報表示部329に用紙登録画面を表示する。このようなステップを経て用紙登録画面が作業者のディスプレイ上に表示されるが、クライアント(ここでは、印刷会社の計算機や発注者の計算機)とサーバ間の情報の要求および応答は公知技術である。本発明の主たる要件ではないので、以下の説明では詳細を省略する。
次に、図7に示すメニュー画面について、以下に説明する。図7は、情報表示部329に表示され、後述する注文一覧画面や既に印刷受発注システムに登録されている各種情報の一覧画面、および、各種情報の登録画面の取得を作業者が印刷受発注システムに要求するためのメニュー画面である。図7において、401は、項目一覧402および項目登録403で構成されるメニュー画面である。402は、注文一覧ボタン、用紙一覧ボタンなどで構成され、既に印刷受発注システムに登録してある各種情報の一覧の取得を印刷受発注システムに要求する項目一覧である。403は、用紙登録ボタン、デバイス登録ボタンなどで構成され、印刷受発注システムに各種情報を登録するための各種登録画面を表示するための項目登録である。尚、メニュー画面を情報表示部329に表示する際には、メニュー画面だけを表示するようにしても良いし、メニュー画面とともに後述の注文一覧画面などを同時に表示するようにしても良く、作業者の作業効率が向上するように表示すればどのように表示しても良い。
<デバイス登録>
次に、ステップS202において、デバイス管理部309は、情報表示部329に表示される図8に示すデバイス登録画面に入力されたデバイス情報を受け取り、データ保持部325に格納する。
図8において601は、印刷会社が管理するデバイスを登録するためのデバイス登録画面である。602は、デバイスを識別するためのデバイスIDである。603は、印刷受発注システムに既に登録されたデバイスを検索するための不図示のデバイス検索画面を呼び出すためのデバイス検索ボタンである。604から609は、それぞれ、デバイス名、デバイスが対応する印刷ジョブチケットのチケットフォーマット、デバイスのメーカー名、さらに、当該デバイスを印刷受発注システムで利用できるようにするか否かを表す有効フラグ、当該デバイスがデジタル印刷機か否かを表す印刷機区分、デバイスに関する補足的情報を表すデバイス説明である。610から613は、それぞれ、選択式、キーワード、文章、数値の形式でデバイスに関する設定項目を追加するための設定項目追加ボタン(詳しくは、図9を用いて後述する)である。614から629は、当該デバイスを利用する場合に印刷ジョブチケットおよびプリントチケットに追加すべき設定項目を登録する入力欄である。614から617は、印刷面について片面と両面の選択肢から選択できることを表し、当該印刷面の設定項目は印刷ジョブチケットへの設定は行わないが、他方、プリントチケットへの設定は必須であることを表す設定項目である。618から621は、用紙の向きについて縦と横の選択肢から選択できることを表し、当該用紙の向きの設定項目は印刷ジョブチケットへの設定は必須であり、他方、プリントチケットへの設定は任意であることを表す設定項目である。622から625は、印刷の色についてモノクロとカラーの選択肢から選択できることを表し、当該印刷の色の設定項目は印刷ジョブチケットへの設定は任意であり、他方、プリントチケットへの設定は必須であることを表す設定項目である。626から629は、仕上りサイズの幅について数値で指定することを表し、当該仕上りサイズの幅の設定項目は印刷ジョブチケットへの設定は任意であり、他方、プリントチケットへの設定は行わないことを表す設定項目である。630から633は、綴じ設定について中綴じとくるみ製本の選択肢から選択できることを表し、当該綴じ設定の設定項目は印刷ジョブチケットへの設定は任意であり、他方、プリントチケットへの設定は行わないことを表す設定項目である。634は、印刷受発注システムに既に登録されている用紙を検索するための用紙検索画面を呼び出す用紙検索ボタンである。635から642は、前記用紙検索画面で選択された用紙情報を表す対応用紙一覧である。635から638は、それぞれ第一の対応用紙のID、名称、メーカー名、サイズである。639から642は、それぞれ第二の対応用紙のID、名称、メーカー名、サイズである。643は、上記各入力項目の内容でデバイスを登録する際に作業者からの入力を受け付け、設定項目をデータ保持部325に登録する登録ボタンである。644は、デバイス登録をキャンセルする際に作業者からの入力を受け付けるキャンセルボタンである。
尚、デバイス検索ボタン603によって呼び出されるデバイス検索画面は、デバイスID、デバイス名、メーカー名、対応用紙などのデバイスに関する絞込み条件を作業者に入力させる入力欄を備える。さらに、入力欄に入力された絞り込み条件で該当するデバイスを検索する検索ボタンを備える。作業者からの検索ボタンの押下を受け付けると、入力された絞り込み条件を検索部319に受け渡す。検索部319は該絞り込み条件に基づきデータ保持部325に格納されたデバイス情報を検索し、検索結果をデバイス管理部309に返却する。デバイス管理部309は受け取った検索結果を、情報処理部328を介して情報表示部329に表示する。検索結果はデバイス情報を一覧した形式で表示され、作業者により所望のデバイスが選択されると、デバイス登録画面の各項目に、該選択されたデバイスの情報が反映される。作業者は、その中の所定の入力項目を編集し登録することができる。このような仕組みを備えることで、作業者は一からデバイスに関する情報を入力することなく新規にデバイスを登録することができる。また、前記用紙検索ボタン634によって呼び出される用紙検索画面は、用紙登録の際に説明した用紙検索画面と同様の画面である。用紙検索画面において作業者により用紙が選択されるとデバイス登録画面の対応用紙一覧に当該用紙が追加されるものとする。この用紙の追加により、デバイスとそのデバイスで利用できる用紙とが紐付けられる。
続いて、前記設定項目追加ボタン(610〜613)によって呼び出される設定項目追加画面について、図9を用いて説明する。
図9において、701は、選択式の設定項目を追加するための設定項目追加画面である。702は、設定項目の分類を表す分類項目である。703は、設定項目の名称を表す設定項目名である。704は、印刷ジョブチケットへ設定を行うか否か、また設定を行う場合、任意か必須かを表す印刷ジョブチケット設定である。705は、プリントチケットへ設定を行うか否か、また設定を行う場合、任意か必須かを表すプリントチケット設定である。706は、印刷ジョブチケットおよびプリントチケットに設定項目を設定する際に設定する設定内容である。707は、上記各入力項目の内容で設定項目を追加する際に作業者からの入力を受け付け、設定項目をデータ保持部325に登録する登録ボタンである。708は、設定項目の追加をキャンセルする際に作業者からの入力を受け付けるキャンセルボタンである。図9に示す例では、分類が一般設定、設定項目名が印刷面、印刷ジョブチケットへの設定は行わず、他方、プリントチケットへの設定は必須であり、その設定内容は、片面と両面の選択肢から作業者に選択させることを表す。以上、説明したデバイスに関する設定項目を備えることで、後述する印刷設定登録、印刷工程登録においてデバイスの能力に応じた設定項目を表示することができる。また、当該デバイスを利用した印刷物を生産する際に漏れなく印刷ジョブチケットおよびプリントチケットに設定項目を設定することができる。
以上のステップS201およびS202により、印刷会社の作業者による印刷受発注システムへの初期設定が完了する。
<印刷仕様の調整からアイテム登録までの流れ>
次に、図5(b)を用いて印刷仕様の調整からアイテム登録までのシーケンスについて説明する。ステップS203において、発注者と印刷会社の間で印刷物の印刷仕様について調整を行う。調整方法の詳細はステップS102で説明しているので省略する。ステップS204において、チケット管理部310は、情報表示部329に図10に示すチケット作成画面を表示し、作業者にチケットを作成させ、図11に示すチケット登録画面からチケットを受信し、データ保持部325に格納する。但し、この時点では、印刷ジョブチケットおよびプリントチケットには、注文があって初めて決定する部数の情報などは設定されていない。従って、この時点では、テンプレートの状態である。また、設定されていない情報は、後の注文後のステップにおいて入力されチケットが完成する。
以下に、図10を用いて、プリントチケットを作成する場合を例にチケットの作成方法を説明する。
図10において、801は、チケットを作成するためのチケット作成画面である。802、803は、それぞれチケットを識別するためのチケットIDとチケット名である。804は、チケットを構成する木構造の各要素を視覚的に表した要素ツリーである。805は、本チケットの最上位である第一階層の要素である。806は、第一階層の要素の子要素であるところの本チケットの第二階層の要素である。807、808、810、812は、第二階層の要素の子要素であるところの本チケットの第三階層の要素である。809、811、813は、第三階層の要素の子要素であるところの本チケットの第四階層の要素である。814は、要素ツリー804に表示されるコンテキストメニューである。815は、本チケットの内容を表示するチケットコード表示領域である。816は、本チケットの内容を表すチケットコードである。817は、新規にチケットを作成する際に新たにチケットを作成する新規作成ボタンである。818は、既存のチケットを読み込み、チケットID802、チケット名803、要素ツリー804およびチケットコード表示領域815に値を表示する開くボタンである。819は、現在編集中のチケットをデータ保持部325に保存する保存ボタンである。820は、チケットの作成をキャンセルする際に作業者からの入力を受け付けるキャンセルボタンである。
また、前記コンテキストメニュー814は、要素追加、内容編集、削除などの要素ツリーまたは要素を編集するための機能を呼び出し、要素追加であれば要素ツリーに新たに要素を追加する。内容編集であれば既存の要素への作業者からの編集を受け付け、削除であれば選択されている要素を要素ツリーから削除する。図10に示す例では、プリントチケットがXML(標準化団体World Wide Web Consortiumにより策定された汎用的なマークアップ言語:Extensible Markup Language)バージョン1.0で記述される。そして、両面印刷(TwoSided)、用紙の向きが横向き(Landscape)、出力サイズがユーザ定義サイズ(UserDefinitionSize)であることを表す。尚、印刷ジョブチケットおよび加工ジョブチケットはプリントチケットと同じXMLの形式で記述されるため、本チケット作成画面はプリントチケットに限らず、印刷ジョブチケットや加工ジョブチケットの作成にも使用することができる。
次に、前記チケット作成画面を使って作成したチケットを印刷受発注システムに登録するためのチケット登録画面について、図11に示す印刷ジョブチケット登録画面の例を用いて説明する。図11において、901は、印刷ジョブチケットを登録する印刷ジョブチケット登録画面である。902は、登録される印刷ジョブチケットを識別するための印刷ジョブチケットIDである。903は、印刷ジョブチケットを識別するための印刷ジョブチケット名称である。904は、当該印刷ジョブチケットのチケットフォーマットである。905は、当該印刷ジョブチケットを印刷受発注システムで利用できるように有効にするかあるいは利用できないように無効にするかを表す有効フラグである。906は、印刷受発注システムに予め登録してある印刷ジョブチケットファイルを検索するための印刷ジョブチケットファイル検索ボタンである。907は、印刷受発注システムに登録する印刷ジョブチケットファイルである。908は、当該印刷ジョブチケットに関する説明を表す印刷ジョブチケットの説明である。909は、上記各入力項目の内容で印刷ジョブチケットを登録する際に作業者からの入力を受け付け、設定項目をデータ保持部325に登録する登録ボタンである。910は、印刷ジョブチケット登録をキャンセルする際に作業者からの入力を受け付けるキャンセルボタンである。印刷受発注システムは、メニュー画面401のチケット登録ボタンが作業者により押下されたことを受け取ると印刷ジョブチケット登録画面を情報表示部329に表示する。チケット管理部310は、印刷ジョブチケットIDを新たに発行し、印刷ジョブチケットID902に表示し、作業者からの入力を待機する。チケット管理部309は、作業者からの印刷ジョブチケットファイル検索ボタンの押下を受け取ると、印刷受発注システムに既に登録された印刷ジョブチケットを検索するための印刷ジョブチケットファイル検索画面を表示する。作業者からのファイルの指定を受け付けると、該ファイルの名前を印刷ジョブチケットファイル907に反映させる。また、チケット管理部309は、作業者からの登録ボタン909の押下を受け付けると、作業者によって入力された印刷ジョブチケット名などの入力項目の内容を取得し、データ保持部325に格納する。
<印刷設定登録>
ステップS205において、印刷設定管理部311は、情報表示部329に表示される図12に示す印刷設定登録画面に入力された印刷設定に関する情報を受け取り、データ保持部325に格納する。
次に、図12を用いて、印刷設定の登録方法の例を示す。図12において、1001は、印刷設定を登録するための印刷設定登録画面である。1002から1007は、それぞれ、当該印刷設定が関連する印刷工程ID、印刷工程名、当該印刷設定が印刷ジョブチケットに対応するか否かを表す印刷ジョブチケット対応フラグ、さらに、外注を利用するか否かを表す外注利用フラグ、当該印刷設定で利用する印刷ジョブチケット名、デバイス名である。1008から1023は、当該印刷設定で設定できる設定項目およびその設定内容である。1024は、後述の用紙検索ボタン1027を介して選択された用紙の名称を表示する用紙欄である。1025は、当該印刷設定で用いる用紙を予め登録した用紙情報から検索し設定する用紙検索ボタンである。1026は、上記各入力項目の内容で印刷設定を登録する際に作業者からの入力を受け付け、設定項目をデータ保持部325に登録する登録ボタンである。1027は、印刷設定の登録をキャンセルする際に作業者からの入力を受け付けるキャンセルボタンである。デバイス名1007には、前記ステップS202で登録したデバイスから作業者の所望のデバイスを選択し、設定することができ、ここで設定することで、当該印刷設定とデバイスが紐付けられる。印刷設定管理部311は、デバイス名1007にデバイス名が設定されたことを受信すると、デバイス登録で登録された設定項目のうち印刷ジョブチケットおよびプリントチケットにそれぞれ設定すべき設定項目を表示する。すなわち、デバイス登録画面で印刷ジョブチケット列およびプリントチケット列が必須もしくは任意に設定された設定項目を表示する。また、用紙欄1024に用紙が設定されることで、当該印刷設定と用紙が紐付けられる。
<印刷工程登録>
ステップS206において、印刷工程管理部312は、情報表示部329に表示される図13に示す印刷工程登録画面に入力された印刷工程に関する情報を受け取り、データ保持部325に格納する。
図13に印刷工程登録画面を示す。図13において、1101は、当該印刷工程を構成する部材や利用する印刷機、印刷ジョブチケットなどの印刷工程に関する情報を登録する印刷工程登録画面である。1102は、印刷工程を識別するための印刷工程IDである。1103から1107は、それぞれ、印刷工程名、当該印刷工程で利用する印刷デバイス、外注を利用するか否かを表す外注利用フラグである。さらに、印刷ジョブチケットに対応するか否かを表す印刷ジョブチケット対応フラグ、当該印刷工程で利用する印刷ジョブチケットファイルである。1108から1116は、当該印刷工程を構成する部材に関する設定である。1108は、当該印刷工程を構成する部材数である。1109から1112は、それぞれ第一の部材の部材名、見積りをする際に基準とする1枚当たりの用紙の単価を表す用紙単価、見積りをする際に基準とする1枚当たりの印刷料金を表す出力単価、当該部材を印刷する際に使用するプリントチケットファイルである。1113から1116は、それぞれ第二の部材に対する上記1109から1112に対応する設定項目である。1117は、当該印刷工程がインライン加工(印刷機と加工機を直列に接続し印刷工程と加工工程を一連の流れで処理する加工)に対応しているか否かを表すインライン対応フラグである。1118は、上記各入力項目の内容で印刷工程を登録する際に作業者からの入力を受け付け、設定項目をデータ保持部325に登録する登録ボタンである。1119は、印刷工程の登録をキャンセルする際に作業者からの入力を受け付けるキャンセルボタンである。
図13には図示しないが、前述の用紙登録画面のように、印刷工程登録画面においても、既に登録してある印刷工程を検索するための印刷工程検索ボタンを呼び出すボタンを設けることができる。そして、該検索画面から所望の印刷ジョブチケットファイルやプリントチケットファイルを選択させ、読み込めるようにしても良いことは、言うまでもない。印刷ジョブチケットファイル1107およびプリントチケットファイル1112、1116を指定することで、印刷ジョブチケットファイルおよびプリントチケットファイルと当該印刷工程が紐付けられる。
<加工工程登録>
ステップS207において、加工工程管理部313は、情報表示部329に表示される図14に示す加工工程登録画面に入力された加工工程に関する情報を受け取り、データ保持部325に格納する。
図14において、1201は、加工工程を登録するための加工工程登録画面である。1202は、加工工程を識別するための加工工程IDである。1203は、予め登録してある加工工程を検索するための加工工程検索ボタンである。1204は、加工工程の名称を表す加工工程名である。1205は、外注を利用するか否かを表す外注利用フラグである。1206は、製本、断裁、折りなどの加工の区分を表す加工区分である。1207、1208は、それぞれ加工仕上りサイズの幅、高さである。1209は、後述の加工単価区分1210に表示の加工単価区分当たり、ボリューム当たりの加工単価である。1210は、加工単価を表す際の枚当たり、部当たりなどの加工単位を表す加工単価区分である。1211は、加工区分が断裁である場合に断裁前後で増加する枚数の比率を表す断裁前後の分割比率である。1212は、当該加工工程で使用する加工ジョブチケットファイルを指定する加工ジョブチケットファイルである。1213は、上記各入力項目の内容で加工工程を登録する際に作業者からの入力を受け付け、設定項目をデータ保持部325に登録する登録ボタンである。1214は、加工工程の登録をキャンセルする際に作業者からの入力を受け付けるキャンセルボタンである。加工工程管理部313は、作業者からの加工工程検索ボタン1203の押下を受け取ると、既に登録してある加工工程を検索するための加工工程検索画面を情報表示部329に表示する。加工工程検索画面は前述の用紙検索画面やデバイス検索画面のように加工工程IDや加工工程名、加工区分、関連する加工ジョブチケットファイルなどの絞り込み条件を入力する入力欄を備える。さらに、入力欄に入力された絞り込み条件で該当する加工工程を検索する検索ボタン、および、検索結果から選択された加工工程を加工工程登録画面に反映する適用ボタンを備える。適用ボタンが押下されると、加工工程管理部312は、加工工程検索画面で選択された加工工程を加工工程登録画面の各項目に反映させる。
<製品仕様登録>
ステップS208において、製品仕様管理部314は、情報表示部329に表示される図15に示す製品仕様登録画面に入力された製品仕様に関する情報を受け取り、データ保持部325に格納する。
図15において、1301は、製品仕様を登録するための製品仕様登録画面である。1302は、新規に製品仕様を登録する際に製品仕様管理部314から発行される製品仕様IDである。1303は、製品仕様の名称を表す製品仕様名である。1304は、当該製品仕様を印刷受発注システムで利用できるようにするか否かを表す有効フラグである。1305は、当該製品仕様が該当する製品仕様のカテゴリを表す製品仕様カテゴリである。1306は、外注を利用するか否かを表す外注利用フラグである。1307は、当該製品仕様の単価を表す基準単価である。1308は、予め登録された製品仕様を検索するための製品仕様検索ボタンである。1309は、印刷、製本などの各工程を部品にした工程部品アイコンをまとめる工程部品メニューである。1310は、印刷物を生産する工程の工程部品アイコンを配置した配置図である。1311から1315は、工程部品アイコンであって、それぞれ、印刷工程を表す印刷アイコン、製本工程を表す製本アイコン、断裁工程を表す断裁アイコン、折り工程を表す折りアイコン、上記の各工程に分類されないその他の工程を表すその他アイコンである。1316から1319は、配置図1310に配置され、作業者によって内容が編集された、くるみ製本冊子を作成するための工程部品アイコンであって、それぞれ、表紙部分の印刷工程を表す表紙印刷アイコン、本文部分の印刷工程を表す本文印刷アイコン、前記本文印刷工程および前記表紙印刷工程で印刷された印刷物をくるみ綴じで製本する製本工程を表すくるみ製本アイコン、前記くるみ綴じで製本された印刷物の三方(印刷物の上辺(天)、印刷物の下辺(地)、印刷物を綴じていない側の側辺(小口))を断裁する断裁工程を表す三方断裁アイコンである。1320から1328は、配置図1310に配置された各工程を接続するための端子である。1320および1321は、表紙印刷アイコン1316に属し、1320は表紙印刷アイコン1316への入力端子、1321は表紙印刷アイコン1316からの出力端子である。1322および1323は、本文印刷アイコン1317に属し、1322は本文印刷アイコン1317への入力端子、1323は本文印刷アイコン1317からの出力端子である。1324から1326は、くるみ製本アイコン1318に属し、1324および1325はくるみ製本アイコン1318への入力端子、1326はくるみ製本アイコン1318からの出力端子である。1327から1328は、三方断裁アイコン1319に属し、1327は三方断裁アイコン1319への入力端子、1328は三方断裁アイコン1319からの出力端子である。1329は、配置図1310に配置された工程部品アイコンが作業者によって選択された際に表示されるコンテキストメニューであって、選択された工程部品の内容を編集する内容編集メニュー、選択された工程部品に適用する工程を予め登録された印刷工程あるいは加工工程から検索するための工程検索画面を呼び出すための工程検索メニュー、選択された工程部品を、製品仕様を構成する工程部品のリストおよび配置図1310から削除する削除メニューである。1330は、配置図1310に配置された工程部品に則り印刷物を生産する際にかかる印刷料金を試算する画面を呼び出すための料金試算ボタンである。1331は、上記各入力項目の内容で製品仕様を登録する際に作業者からの入力を受け付け、設定項目をデータ保持部325に登録する登録ボタンである。1332は、製品仕様の登録をキャンセルする際に作業者からの入力を受け付けるキャンセルボタンである。前記配置図1310において、既に配置された工程部品アイコンをカーソルで選択し、配置図内の別の位置に移動することで、当該工程部品アイコンの配置図上での位置を変更することができる。また、工程部品アイコンの出力端子を選択し、別の工程部品アイコンの入力端子までドラッグすることにより、出力端子と入力端子を矢印の線で連結することができる。また、既に連結された端子を選択し配置図上にドラッグすることで連結を解除することができる。配置図1310では、以上説明したような工程部品アイコンの移動、端子の連結、連結の解除などができるが、その方法は自明の技術のため、詳細な説明は省略する。
図15の配置図1310に示す印刷物は、表紙と本文をそれぞれ別の工程として印刷し、その後くるみ製本を行い、三方断裁を行う例である。この場合、図15の配置図1310に示すように、表紙印刷アイコンと本文印刷アイコンをそれぞれくるみ製本アイコンに接続し、くるみ製本アイコンを三方断裁アイコンに接続することで、この印刷物を定義することができる。また、配置図1310に工程部品アイコンを配置し、適宜内容を編集し、登録ボタン1331を押下することで、各工程と製品仕様が紐付けられる。
以下に、図16および図17を用いて、製品仕様登録画面における処理の流れを説明する。ステップS301において、製品仕様管理部314は、指示入力部327および情報処理部328を介して作業者からの製品仕様登録画面の表示要求を受け付けると、データ保持部325に格納してある製品仕様IDを参照し、新規の製品仕様IDを発番する。ステップS302において、製品仕様管理部314は、前記製品仕様IDを情報処理部328に送信し、情報処理部328が情報表示部329に表示する。ステップS303において、製品仕様管理部314は、作業者からの入力を待機する。入力があった場合には、ステップS304に進み、入力がない場合には、S306に進む。ステップS304において、製品仕様管理部314は、作業者からの製品仕様検索ボタン1308の押下を待機する。ボタンが押下された場合には、ステップS305に進み、押下されなかった場合には、ステップS303に戻る。ステップS305において、製品仕様管理部314は、図18に示す製品仕様検索画面を情報表示部329に表示する。製品仕様検索画面で作業者により製品仕様が検索、選択され、後述の適用ボタン1425が押下された場合には、該選択された製品仕様の情報を読み込み、製品仕様登録画面の各項目に反映する。
図18において、1401は、印刷受発注システムに予め登録された製品仕様を検索するための製品仕様検索画面である。1402から1409は、予め登録された製品仕様を検索する際に製品仕様を絞り込むための絞り込み条件入力欄である。それぞれ、製品仕様ID、製品仕様名、印刷デバイス、外注利用フラグ、印刷ジョブチケット対応フラグ、印刷ジョブチケット名、製品仕様を構成する工程数、工程名である。1410は、前記絞り込み条件入力欄に入力された条件で製品仕様を検索する検索ボタンである。1411は、検索により抽出された製品仕様を表示する検索結果表示欄である。1412から1422は、検索により抽出された製品仕様である。1412から1416は、抽出された第一の製品仕様のID、名称などの各属性である。1417から1422は、抽出された第二の製品仕様のID、名称などの各属性である。1423、1424は、それぞれ抽出された第一の製品仕様、第二の製品仕様を排他的に選択するためのラジオボタンである。1425は、前記ラジオボタンで選択された製品仕様を前記製品仕様登録画面1301に読み込むための適用ボタンである。1426は、製品仕様検索画面での操作をキャンセルする際に作業者からの入力を受け付けるキャンセルボタンである。尚、製品仕様検索画面について、図18では、絞り込み条件として1402から1409に示す条件を示したが、これに限定するものではなく、例えば、製品仕様登録日などの製品仕様を絞り込むための情報であれば、例えば、どのような条件であっても構わない。
図18の製品仕様検索画面の例では、印刷ジョブチケット対応フラグがYesの製品仕様を検索し、その検索結果を検索結果表示欄1411に表示し、作業者により第一の製品仕様が選択されていることを表す。ステップS306において、製品仕様管理部314は、工程部品メニュー1309の工程部品アイコンのいずれかが選択されたか否か判定する。工程部品アイコンが選択された場合には、ステップS307に進み、他方、選択されなかった場合には、ステップS309に進む。ステップS307において、製品仕様管理部314は、選択された工程部品アイコンが配置図1310に配置されたか否か判定する。配置された場合には、ステップS308に進み、他方、配置されなかった場合には、ステップS316に進む。ステップS308において、提供部320は、選択された工程部品アイコンを配置図上に配置し、配置図の描画を更新する。ステップS309において、製品仕様管理部314は、配置図内の工程部品アイコンが選択されたか否かを判定する。選択された場合には、ステップS310に進み、他方、選択されていない場合には、ステップS322に進む。ステップS310において、製品仕様管理部314は、選択された工程部品アイコンが移動されたか否かを判定する。移動された場合には、ステップS311に進み、他方、移動されなかった場合には、ステップS312に進む。ステップS311において、提供部320は、選択された工程部品アイコンを移動し、配置図の描画を更新する。ステップS312において、製品仕様管理部314は、選択された工程部品アイコンへの操作を作業者に選択させるコンテキストメニュー1329を表示する。ステップS313において、製品仕様管理部314は、コンテキストメニュー1329の「内容編集」が選択されたか否か判定する。内容編集が選択された場合には、ステップS314に進み、他方、選択されなかった場合には、ステップS317に進む。ステップS314において、製品仕様管理部314は、選択された工程部品アイコンに対応する工程(印刷工程名あるいは加工工程名)の名称の変更を受け付ける。ステップS315において、製品仕様管理部314は、ステップS314で受け付けた名称変更に従い、データ保持部325の対応する工程の名称を変更する。ステップS316において、製品仕様管理部314は、ステップS306 で選択された工程部品アイコンの選択を解放する。ステップS317において、製品仕様管理部314は、コンテキストメニュー1329の「工程検索」が選択されたか否かを判定する。工程検索が選択された場合には、ステップS318に進み、他方、選択されなかった場合には、ステップS319に進む。ステップS318において、製品仕様管理部314は、図19に示す工程検索画面を表示する。工程検索画面で作業者により工程が検索、選択され、後述の適用ボタン1530が押下された場合には、該選択された工程の情報を読み込み、配置図上で選択された工程に反映する。
図19において、1501は、印刷受発注システムに予め登録された印刷工程を検索するための印刷工程検索画面である。1502から1515は、印刷工程を検索する際に絞り込むための絞り込み条件であって、それぞれ、印刷工程ID、印刷工程名、印刷デバイス、外注利用フラグ、印刷ジョブチケット対応フラグ、印刷ジョブチケット名、印刷工程を構成する部材数、部材名、部材説明、用紙、用紙単価、用紙サイズ、出力単価、インライン対応フラグである。1516は、前記絞り込み条件入力欄に入力された条件で印刷工程を検索する検索ボタン、1517は、検索により抽出された印刷工程を表示する検索結果表示欄である。1518から1527は、検索により抽出された印刷工程である。1518から1522は、抽出された第一の印刷工程のID、名称などの各属性である。1523から1527は、抽出された第二の印刷工程のID、名称などの各属性である。1528、1529は、それぞれ抽出された第一の印刷工程、第二の印刷工程を排他的に選択するためのラジオボタンである。1530は、前記ラジオボタンで選択された印刷工程をステップS309で選択された印刷工程に読み込むための適用ボタンである。1531は、印刷工程検索画面での操作をキャンセルする際に作業者からの入力を受け付けるキャンセルボタンである。
ステップS319において、製品仕様管理部314は、コンテキストメニュー1329の「削除」が選択されたか否か判定する。削除が選択された場合には、ステップS320に進み、他方、選択されなかった場合には、選択を解放してステップS303に戻る。ステップS320において、提供部320は、選択された工程部品アイコンを配置図上から削除し、配置図の描画を更新する。ステップS321において、製品仕様管理部314は、製品仕様を構成する工程を連結したリストから、選択された工程部品を削除する。ステップS322において、製品仕様管理部314は、配置図内の工程部品アイコンの端子が選択されたか否かを判定する。端子が選択された場合には、ステップS323に進み、他方選択されなかった場合には、選択を解放し、ステップS326に進む。ステップS323において、製品仕様管理部314は、配置図内の別の工程部品アイコンの端子が選択されたか否か判定する。選択された場合には、ステップS324に進み、他方、選択されなかった場合には、ステップS303 に戻る。ステップS324において、提供部320は、ステップS322で選択された工程部品アイコン(以下、第一の工程部品アイコン)の端子と、ステップS323で選択された工程部品アイコン(以下、第二の工程部品アイコン)の端子とを矢印の線で連結し、配置図の描画を更新する。ステップS325において、製品仕様管理部314は、製品仕様を構成する工程を連結したリストで第一の工程部品と第二の工程部品を連結する。ステップS326において、製品仕様管理部314は、料金試算ボタン1330が作業者により押下されたか否かを判定する。押下された場合には、ステップS327に進み、他方、押下されなかった場合には、ステップS328に進む。ステップS327において、製品仕様管理部314は、図20に示す料金試算画面を情報表示部329に表示する。
図20において、1601は、当該製品仕様に基づき印刷料金を試算するための料金試算画面である。1602から1604は、それぞれ製品仕様ID、製品仕様名、製品仕様に設定された基準単価である。1605は、製品仕様を構成する印刷工程の情報を一覧する印刷工程情報一覧である。1606から1621は、製品仕様を構成する印刷工程の各属性である。1606から1613、1614から1621は、第一、第二の印刷工程に関する属性(作業名、印刷工程名、部材名、印刷面、片面当たりの面付数、枚数、単価、金額)である。1622は、各印刷工程で用いる用紙情報を一覧する用紙情報一覧である。1623から1638は、各印刷工程で用いる用紙情報の各属性である。1623から1630、16321から1638は、それぞれ、第一、第二の印刷工程で用いる用紙に関する属性(作業名、印刷工程名、部材名、用紙名、用紙サイズ、枚数、単価、金額)である。1639は、製品仕様を構成する加工工程の情報を一覧する加工情報一覧である。1640から1655は、製品仕様を構成する加工工程の各属性である。1640から1647、1648から1655は、それぞれ、第一、第二の加工工程で用いる加工工程に関する属性(加工区分、作業名、加工工程名、単価ボリューム、加工費区分、数量、単価、金額)である。1656は、作業者に部数を入力させる部数入力欄である。1656は、上記基準単価1604ならびに印刷工程情報一覧1605、用紙情報一覧1622、加工情報一覧1639の各金額、および、部数入力欄1664に入力された部数に基づき印刷料金を試算する料金試算ボタンである。1657は、料金試算ボタン1656の押下により試算された印刷料金を表示する印刷料金表示欄である。1658は、料金試算画面1601を閉じるための閉じるボタンである。以上に加えて、試算結果をファイルに保存するための保存ボタンや印刷するための印刷ボタンなどを備えるようにしても良い。
ステップS328において、製品仕様管理部314は、登録ボタン1331が作業者により押下されたか否かを判定する。押下された場合には、ステップS329に進み、他方、押下されなかった場合には、ステップS330に進む。ステップS329において、製品仕様管理部314は、配置図1310に配置された工程部品の各属性をデータ保持部325に格納し、ステップS303に戻る。ステップS330において、製品仕様管理部314は、キャンセルボタン1332が作業者により押下されたか否かを判定する。押下された場合には、製品仕様登録処理を終了し、他方、押下されなかった場合には、ステップS303に戻る。次に、図21を用いて、印刷料金試算処理の流れを説明する。ステップS401において、製品仕様管理部314は、製品仕様ID、製品仕様名、基準単価をデータ保持部325から取得する。ステップS402において、製品仕様管理部314は、ステップS401で取得した製品仕様ID、製品仕様名、基準単価を料金試算画面1601のそれぞれ対応する表示欄に表示する。ステップS403において、製品仕様管理部314は、製品仕様に紐付く印刷工程をデータ保持部325から取得する。ステップS404において、製品仕様管理部314は、ステップS403で取得した印刷工程に紐付く印刷設定に記載の用紙情報をデータ保持部325から取得する。ステップS405において、製品仕様管理部314は、製品仕様に紐付く加工工程をデータ保持部325から取得する。ステップS406において、製品仕様管理部314は、ステップS403からステップS405で取得した各種情報を料金試算画面1601のそれぞれ対応する表示欄に表示する。ステップS407において、製品仕様管理部314は、作業者からの入力を待機する。入力があった場合には、ステップS408に進み、他方、入力がなかった場合には、ステップS407に戻る。ステップS408において、製品仕様管理部314は、料金試算ボタン1665が押下されたか否か判定する。押下された場合には、ステップS409に進み、他方、押下されなかった場合には、ステップS411に進む。ステップS409において、製品仕様管理部314は、製品仕様の基準単価、製品仕様に紐付く各印刷工程、用紙、加工工程の各料金、および、部数に基づき料金を算出する。ステップS410において、製品仕様管理部314は、ステップS409で算出した料金を料金試算画面1601の印刷料金表示欄1666に表示する。ステップS411において、製品仕様管理部314は、閉じるボタン1667が押下されたか否かを判定する。押下された場合には、印刷料金試算処理を終了し、他方、押下されなかった場合には、ステップS407に戻る。
<製品登録>
ステップS209において、製品管理部315は、情報表示部329に表示される図22に示す製品登録画面に入力された製品に関する情報を受け取り、データ保持部325に格納する。
図22において、1701は、製品を登録する製品登録画面である。1702は、当該製品を公開するFESの名称を表すFES名である。1703は、前記FES名で表されるFESに印刷会社が入会した日付を表す入会日である。1704は、前記FES名で表されるFESに印刷会社が退会した日付を表す退会日である。1705は、予め登録された製品仕様を検索するための製品仕様検索ボタンである。1706から1709は、当該製品を構成する製品仕様の製品仕様ID、製品仕様名、製品仕様カテゴリ名、製品仕様の基準単価である。1710は、新規製品登録時に印刷受発注システムから発番される製品IDである。1711は、製品の改訂番号を管理するための改訂番号である。1712は、製品の名称を表す製品名である。1713から1716は、それぞれ、製品の販売開始日、販売終了日、出荷に要する標準的な出荷日数を設定する標準出荷日数、注文可能な最大部数を設定する注文可能最大部数である。1717は、上記各入力項目の内容で製品を登録する際に作業者からの入力を受け付け、設定項目をデータ保持部325に登録する登録ボタンである。1718は、製品の登録をキャンセルする際に作業者からの入力を受け付けるキャンセルボタンである。
製品管理部315は、FES名1702にFES名が入力されると、印刷会社が該FESに入会した入会日、および、既に退会している場合には退会日を設定し、画面の描画を更新する。尚、FESへの入会日や退会日などの印刷受発注システムへの登録は予め行っているものとする。また、この製品登録画面で製品仕様ID1706を設定することで、製品と製品仕様とが紐付けられる。また、製品管理部315は、作業者からの製品仕様検索ボタン1705の押下を受け付けると、前述の図18に示す製品仕様検索画面1401を表示し、作業者からの製品仕様の選択を受け付け、製品登録画面1701の1706から1709に当該製品仕様における対応する値を設定し、画面の描画を更新する。以上のように、製品は製品仕様に販売開始日や標準出荷日数などの情報を付加することで形成される。
<アイテム登録>
ステップS210において、アイテム管理部316は、情報表示部329に表示される図23に示すアイテム登録画面に入力されたアイテムに関する情報を受け取り、データ保持部325に格納する。
図23において、1801は、アイテムを登録するためのアイテム登録画面である。1802は、予め登録してある製品を検索するための製品検索ボタンである。1803、1804は、それぞれ、製品の製品ID、製品名である。1805は、新規アイテム登録時に印刷受発注システムから発番されるアイテムIDである。1806から1808は、当該アイテムのアイテム名、価格、納期である。1809は、印刷データや作業指示書などのアイテムに関連するファイルを登録する関連ファイルアイテム登録欄である。1810は、上記各入力項目の内容でアイテムを登録する際に作業者からの入力を受け付け、設定項目をデータ保持部325に登録する登録ボタンである。1811は、アイテムの登録をキャンセルする際に作業者からの入力を受け付けるキャンセルボタンである。アイテム管理部316は、作業者からの製品検索ボタン1802の押下を受け付けると、前述の不図示の製品検索画面を表示する。製品検索画面では、前述の製品仕様検索画面1401のように、所定の絞り込み条件を表示し、作業者による絞り込み条件の入力を受け付けると該絞り込み条件に適合した製品を抽出し、検索結果の一覧を表示する。作業者に該検索結果の一覧から所望の製品を選択させ、選択の入力を受け付け、製品検索画面を閉じる。アイテム管理部316は、選択された製品の製品ID、製品名、基準価格、標準出荷日数を取得し、それぞれ、アイテム登録画面1801の製品ID1803、製品名1804、価格1807、納期1808に表示する。価格1807および納期1808については、前記基準価格、標準出荷日数を参考にして作業者が自由に変更できる。このように、製品の基準価格、標準出荷日数をもとにアイテムの価格、納期を変更できるようにすることで、印刷会社は、公開するFESの特性に合わせて、アイテムの価格を変更することができる。以上、説明した処理により、印刷会社が注文を受けるための準備が完了する。
<発注者による発注処理>
次に、発注者が印刷物を注文する際の処理を図24乃至図26を用いて説明する。
図24に、発注者のディスプレイに表示される発注画面における処理の流れを示す。ステップS501において、注文情報入力部304は、発注者のディスプレイに不図示のログイン画面を表示する。該ログイン画面は、ログインIDおよびログインパスワードを入力する入力欄、ならびに、前記各入力欄に入力した内容でログインの試行を決定するログインボタンを備えるものとする。発注者は、予め印刷受発注システムから発行されたログインIDおよびログインパスワードをそれぞれログインID入力欄、ログインパスワード入力欄に入力する。ステップS502において、注文情報入力部304は、発注者からのログインボタンの押下を待機する。ログインボタンが押下された場合には、ステップS503に進み、他方、押下されない場合には、ステップS501に戻る。ステップS503において、注文情報入力部304は、ログインID入力欄およびログインパスワード入力欄に入力されたログインIDおよびログインパスワードからなるログイン情報を顧客管理部307に送信し、入力内容が正しいか認証の要求を行う。ステップS504において、注文情報入力部304は、顧客管理部307から認証結果を取得し、結果が正しい場合には、ステップS505に進み、他方、結果が正しくない場合には、ステップS501に戻る。ステップS505において、注文情報入力部304は、アイテム管理部316からアイテム一覧を取得する。ステップS506において、注文情報入力部304は、前記アイテム一覧を用いて図25に示すようなアイテム一覧画面を生成し、発注者のディスプレイに表示する。
図25において、1901は、アイテムの一覧およびメニューを表すアイテム一覧画面である。1902は、画面を切り替えるためのメニューである。1903は、発注者が発注可能なアイテムの一覧および発注者が選択したアイテムのプレビューを表すアイテム一覧プレビューである。1904から1906は、それぞれアイテム一覧画面、注文履歴画面、ログアウト画面を呼び出すためのアイテム一覧ボタン、注文履歴ボタン、ログアウトボタンである。1907は、発注者が発注可能なアイテムの一覧を表すアイテム一覧である。1908から1928は、各アイテムに関するアイテム情報である。1908から1914、1915から1921、1922から1928は、それぞれ、第一、第二、第三のアイテムに関するアイテム情報である。1929から1931は、それぞれ、第一、第二、第三のアイテムを選択するための選択欄である。1932は、発注者がアイテム一覧1907で選択したアイテムのプレビューを表示するプレビュー画面である。1933は、上記各入力項目の内容でアイテムを発注する際に作業者からの入力を受け付け、設定項目を受注部322に送信する発注ボタンである。1934は、アイテム一覧画面からの発注手続きをキャンセルする際に作業者からの入力を受け付けるキャンセルボタンである(発注後の注文をキャンセルするためのボタンではない)。発注者は、アイテム一覧1907に表示されるアイテムのうち、発注を希望するアイテムの選択欄(1929から1931)にチェックを入力し、部数欄(1914、1921、1928)に所望の部数を入力する。図25では、第一のアイテムを100部発注する例を示す。
ステップS507において、注文情報入力部304は、発注者からの入力を待機する。アイテム一覧ボタン1904が押下された場合には、ステップS508へ進み、注文履歴ボタン1905が押下された場合には、ステップS512へ進み、ログアウトボタン1906が押下された場合には、ステップS516に進み、入力がない場合には、ステップS506に戻る。ステップS508において、注文情報入力部304は、アイテム一覧画面が表示されていない場合にはアイテム一覧画面を表示する。ステップS509において、注文情報入力部304は、発注者からの入力を待機し、注文ボタン1933が押下された場合には、ステップS510に進み、キャンセルボタン1934が押下された場合には、ステップS511に進み、入力がない場合には、ステップS508に戻る。ステップS510において、発注部305は、注文情報を受注部322に送信する。ステップS511において、注文情報入力部304は、アイテム一覧画面を閉じ、処理を終了する。ステップS512において、注文情報入力部304は、注文管理部317から注文履歴を取得する。ステップS513において、注文情報入力部304は、取得した注文履歴を用いて図26に示すような注文履歴画面を発注者のディスプレイに表示する。
図26において、2001は、発注者が過去に注文した注文履歴およびメニューを表す注文履歴画面である。2002は、注文履歴の一覧および発注者が選択したアイテムのプレビューを表す注文一覧プレビューである。2003は、注文履歴の一覧を表す注文履歴一覧である。2004から2017は、各注文履歴に関する注文履歴情報であってである。2004から2011、2012から2019、2020から2027は、それぞれ、第一、第二、第三の注文履歴に関する注文履歴情報である。2028は、発注者が注文履歴一覧2003で選択した注文履歴のプレビューを表示するプレビュー画面である。2029は、上記各入力項目の内容で発注する際に作業者からの入力を受け付け、設定項目を受注部322に送信する発注ボタンである。2030は、注文履歴画面からの発注手続きをキャンセルする際に作業者からの入力を受け付けるキャンセルボタンである(発注後の注文をキャンセルするためのボタンではない)。尚、図26において同じ機能の項目については、同一の符号を付し、説明を省略する。ステップS514において、注文情報入力部304は、発注者からの入力を待機する。発注ボタン2029が押下された場合には、ステップS515に進み、キャンセルボタン2030が押下された場合には、ステップS511に進み、入力がなかった場合には、ステップS513に戻る。ステップS515において、発注部305は、注文情報を受注部322に送信する。ステップS516において、注文情報入力部304は、当該アカウントIDの接続状態を無効にし、当該アカウントIDをログアウトさせる。以上、説明した処理により、発注者からの発注が完了する。
<印刷会社の作業者による受注処理>
次に、注文を受けた印刷会社における受注処理を図27乃至図29を用いて説明する。
図27に、注文一覧画面を示す。図27において、2101は、発注者から印刷会社に発注された注文の一覧を表す注文一覧画面である。2102から2117は、印刷会社が受注した注文の一覧である。2102から2109、2110から2117は、それぞれ、第一、第二の注文の注文ID、注文明細ID、希望出荷日、アイテム名、取引先、公開先のFES、部数、進行状況を表すステータスである。2118、2119は、それぞれ、第一、第二の注文を排他的に選択するための選択欄である。2120は、選択した注文に関する詳細情報を表す注文詳細画面を呼び出すための注文詳細ボタンである。
次に、印刷会社の作業者の受注処理について説明する。指示入力部327は、作業者から注文一覧画面の表示要求を受けると、情報処理部328は、注文管理部317に注文一覧画面の送信要求を送信する。注文管理部317は、データ保持部325に保持された注文情報から該印刷会社向けの注文を抽出し、注文一覧を生成し、情報処理部328に送信する。情報処理部328は、注文一覧を受信し、情報表示部329に図27に示す注文一覧画面を表示する。作業者により注文が選択され、注文詳細ボタン2120が押下されると、指示入力部327は該入力を受け付ける。次に、情報処理部328は、該選択された注文に関する詳細情報の送信要求を注文管理部317に送信し、注文管理部317は、当該注文に関する詳細情報をデータ保持部325から抽出し、情報処理部328に送信する。情報処理部328は、該詳細情報を受け取り、図28に示す注文詳細画面を表示する。
図28において、2201は、前記注文一覧画面で選択された注文の詳細情報を表示するための注文詳細画面である。2202は、注文に関する基本情報を表す注文基本情報である。2203から2210は、注文に関する基本情報であって、それぞれ、注文ID、アイテム名、部数、注文明細ID、取引先、ステータス、希望出荷日、公開先のFESである。2211は、注文に関する詳細情報を表す注文詳細情報である。2212から2218は、注文に関する詳細情報であって、それぞれ、決済方法、入稿の状況を表す入稿ステータス、発注者が受取を希望する受取希望日、製品名、校正の状況を表す校正ステータス、製品仕様名、作業の状況を表す作業ステータスなどである。2219は、注文に関連するファイルを表す注文関連ファイルである。2220から2229は、注文に関連するファイルのうち作業者が取得したいファイルを選択するためのチェックボックスであって、それぞれ、入稿データ、校正前データ、校正後データ、校正結果、印刷データ(RIP前)、印刷データ(RIP後)、作業指示書、ジョブチケット、プリントチケット、加工ジョブチケットを選択するためのチェックボックスである。2230は、上記注文関連ファイル2220の各チェックボックスの選択状態を取得し、チェックされたファイルに対する送信要求を注文管理部317に送信するための保存ボタンである。2231は、注文詳細画面を閉じるための閉じるボタン2231である。ここで、図29を用いて、注文詳細ボタンが押下された際の処理の流れを説明する。図29に、注文詳細画面における処理の流れを示す。ステップS601において、注文管理部317は、注文に関する詳細情報をデータ保持部325から取得し、注文詳細画面を描画するためのスクリプトおよび画像を情報処理部328に送信する。ステップS602において、情報処理部328は、取得したスクリプトおよび画像を情報表示部329に表示する。ステップS603において、情報処理部328は、作業者からの入力を待機する。入力があった場合には、ステップS604に進み、他方、入力がない場合には、ステップS602に戻る。ステップS604において、情報処理部328は、保存ボタン2230が押下されたか否か判定する。保存ボタン2230が押下された場合には、ステップS605に進み、他方、押下されなかった場合には、ステップS608に進む。ステップS605において、情報処理部328は、注文関連ファイル2220の各チェックボックスの選択状態を取得し、チェックされたファイルに対する送信要求を注文管理部317に送信する。ステップS606において、生成部323は、該当するファイルをデータ保持部325から抽出し、該ファイルと注文情報に基づき、ファイルを生成する。ステップS607において、出力部324は、生成したファイルを情報処理部328に送信する。ステップS608において、情報処理部328は、ファイルを受信し、データ保持部330に保存する。ステップS608において、情報処理部328は、閉じるボタン2231が押下されたか否か判定する。押下された場合には、処理を終了し、他方、押下されなかった場合には、ステップS602に戻る。
以上の処理により、作業者は印刷および加工に必要な情報を取得することができるので、これらの情報に基づき印刷データをHotFolderに投入し、印刷部331において印刷物を印刷する。そして、加工ジョブチケットを加工機に投入し、印刷された印刷物の加工を加工部332で行い、印刷物の生産を完了する。
以上、説明した技術によれば、予め印刷設定、印刷工程、加工工程を設定しておき、これらを使って製品仕様を作成し、さらに、製品仕様を用いて製品を作成できるため、印刷物を作成するための作業工数を削減することができる。また、既に登録してある情報をもとに新規に作成するため、新たに製品仕様などを登録する場合であっても、入力項目を削減することができ、入力に伴う入力ミスを削減することができる。
[第二の実施例]
第一の実施例では、発注者と印刷会社の間で印刷仕様の調整を行い、決定した印刷仕様に基づき、印刷会社の作業者がアイテムを登録し、登録されたアイテムを発注者が閲覧し、発注していた。この発注の流れは、発注者が印刷会社の固定顧客の場合によく行われていた。これに対して、第二の実施例では、近年発展しているネット印刷注文サービスにみられる、印刷データのデザインの元となるデザインテンプレートをWebサイトに公開し、不特定多数の発注者が該Webサイトにアクセスし、デザインを編集し入稿する例について説明する。本実施例のハードウェア構成は、第一の実施例と同一であるので、説明を省略する。図30に、本実施例における論理構成を示す。図30において、2301は、予め名刺や年賀状などの所定の目的に応じたデザインがされたデザインの元となるデザインテンプレートを管理するデザインテンプレート管理部である。2302は、アイテムと関連するデザインテンプレートを紐付けるアイテム管理部である。
次に、図31を用いて、本実施例における印刷の全体の流れを説明する。図31に、印刷の全体の流れを説明する。ステップS701において、印刷会社の作業者は、デザイン編集アプリケーションなどでデザインしたデザインテンプレートを印刷受発注システムに登録する。ステップS702において、印刷会社の作業者は、S103での処理に加え、デザインテンプレートとアイテムを紐付ける。
図32に、初期設定およびアイテム登録の各シーケンスを示す。ステップS801において、デザインテンプレート管理部2301は、指示入力部327を介して編集されたデザインテンプレートを受信し、データ保持部325に格納する。ステップS802において、アイテム管理部316は、アイテムと関連するデザインテンプレートを紐付けてデータ保持部325に格納する。
図33に、発注者が名刺を発注する際にデザインテンプレートの編集に用いるデザイン編集画面を示す。図33において、2401は、デザインテンプレート編集するためのデザイン編集画面である。2402は、デザインテンプレート中のオブジェクトやテキスト属性を変更するためのボタンをまとめたメニューである。2403は、デザインテンプレートにテキストや図形を配置するためのボタンをまとめたオブジェクトグループである。2404から2408は、各オブジェクトを配置するための、それぞれ、テキストボタン、直線ボタン、三角ボタン、四角ボタン、画像ボタンである。2409は、デザインテンプレートに配置したテキストオブジェクトの属性を変更するためのテキスト属性グループである。2410、2411は、それぞれテキストオブジェクトのフォント、サイズを変更するためのフォントボタン、サイズボタンである。2412は、オブジェクトを変形するための変形ボタンである。2413は、デザインを編集するためのキャンパスとなるデザインキャンパスである。2414から2421は、名刺のデザインテンプレートの各オブジェクトである。2414は、用紙部分を表す用紙オブジェクトである。2415は、名刺の所有者の顔写真や会社のマークなどを配置するための画像オブジェクトである。2416から2421は、それぞれ、会社名、役職名、氏名、電話番号、メールアドレス、住所を表すテキストオブジェクトである。2422は、上記デザインで入稿する際に発注者からの入力を受け付け、編集結果をデータ保持部325に保存する保存ボタンである。2423は、デザイン編集画面での編集作業をキャンセルする際に作業者からの入力を受け付けるキャンセルボタンである。
以上により、予めアイテムとデザインテンプレートを紐付けて登録しておくことで、作業者はデザインテンプレートに適した印刷ジョブチケットや作業指示書を自動で取得することができる。このため、印刷データを取り違えることがなくなり、ミスの発生を削減することができる。
以上説明した実施例によれば、予め登録した製品仕様や印刷工程などを用いて、注文の印刷仕様に沿った製品仕様を作成することができるため、少ない工数で注文の印刷物を生産するための製品仕様を作成することができる。これにより、印刷会社は、短い納期で印刷物を発注者に提供することができる。また、予め登録した製品仕様や印刷工程などを利用して新規の製品仕様や印刷工程などを作成できるため、入力作業を削除でき、入力ミスに起因する無駄な印刷や、注文と異なる仕上りの印刷物を納品してしまうようなミスを防止することができる。
[他の実施の形態]
前記実施例において、印刷設定を印刷工程の下位の構成要素としたが、これに限定するものではなく、印刷設定が持つ情報を印刷工程に持たせても良い。また、前記実施例において、加工工程に加工に関する全ての情報を持たせたが、これに限定するものではなく、個々の加工に特有の情報を加工設定として情報を分離し、種々の加工に共通する情報を加工工程に持たせるようにしても良い。
<記憶媒体>
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用しても良い。また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPU又はMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。

Claims (8)

  1. 発注端末から印刷物の生産依頼を受ける印刷受発注システムであって、
    印刷機による印刷に関する設定情報を含む印刷工程を登録する印刷工程登録手段と、
    加工機による加工に関する設定情報を含む加工工程を登録する加工工程登録手段と、
    前記印刷工程登録手段により登録された複数の印刷工程の中から選択された印刷工程、前記加工工程登録手段により登録された複数の加工工程の中から選択された加工工程、およびそれらの実行順序に関する順序情報とが定義された製品仕様を含む製品を登録する製品登録手段と、
    前記製品登録手段により登録された製品を前記発注端末から発注可能なアイテムとして登録するアイテム登録手段と、
    を有することを特徴とする印刷受発注システム。
  2. さらに、前記製品仕様を登録する製品仕様登録手段を有し、
    前記製品登録手段は、前記製品仕様登録手段により登録された複数の製品仕様の中から選択された製品仕様を指定して製品を登録することを特徴とする請求項1に記載の印刷受発注システム。
  3. 複数の工程部品を配置し該複数の工程部品を連結することにより複数の工程の実行順序を指定するための配置図を表示し、該配置図を介して前記実行順序の指定を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の印刷受発注システム。
  4. 前記印刷に関する設定は、印刷機の識別情報、印刷面に関する設定、用紙の向きに関する設定、印刷の色に関する設定、用紙の大きさに関する設定、用紙のタイプに関する設定のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷受発注システム。
  5. 前記印刷工程登録手段、前記加工工程登録手段、前記製品登録手段、および前記アイテム登録手段により登録された各情報を検索するための検索手段を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷受発注システム。
  6. 発注端末から印刷物の生産依頼を受ける印刷受発注システムにおける制御方法であって、
    印刷機による印刷に関する設定情報を含む印刷工程を登録する印刷工程登録ステップと、
    加工機による加工に関する設定情報を含む加工工程を登録する加工工程登録ステップと、
    前記印刷工程登録ステップにより登録された複数の印刷工程の中から選択された印刷工程、前記加工工程登録ステップにより登録された複数の加工工程の中から選択された加工工程、およびそれらの実行順序に関する順序情報とが定義された製品仕様を含む製品を登録する製品登録ステップと、
    前記製品登録ステップにより登録された製品を前記発注端末から発注可能なアイテムとして登録するアイテム登録ステップと、
    を有することを特徴とする印刷受発注システムにおける制御方法。
  7. 請求項6に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを記憶した記憶媒体。
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