JP2002297935A - 印刷物の受注発注のための試算、見積り及び受発注処理システム - Google Patents

印刷物の受注発注のための試算、見積り及び受発注処理システム

Info

Publication number
JP2002297935A
JP2002297935A JP2001095067A JP2001095067A JP2002297935A JP 2002297935 A JP2002297935 A JP 2002297935A JP 2001095067 A JP2001095067 A JP 2001095067A JP 2001095067 A JP2001095067 A JP 2001095067A JP 2002297935 A JP2002297935 A JP 2002297935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
estimation
printing
trial
print
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001095067A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Kimura
信幸 木村
Yoshiko Ushijima
佳子 牛島
Tokuyuki Jishi
徳幸 地子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Intec Inc Japan
Original Assignee
Intec Inc Japan
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Intec Inc Japan filed Critical Intec Inc Japan
Priority to JP2001095067A priority Critical patent/JP2002297935A/ja
Publication of JP2002297935A publication Critical patent/JP2002297935A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子的ネットワークを通じてユーザから印刷
物の発注を受け、発注された印刷物の印刷処理等を迅速
且つ低コストにて行うことができる受発注処理システム
を提供すること。 【解決手段】 複数の印刷会社5によってそれぞれが管
理されている印刷デバイスを予め登録しておき、印刷デ
バイス用データベース41と見積りデータベース42に
印刷デバイスの特性と印刷費用の見積りのためのデータ
ベースを構築しておく。ユーザの端末装置から電子的ネ
ットワークを通じて印刷物の注文の仮見積り要求を受け
た場合、当該印刷物の印刷に適する印刷デバイスを登録
されている印刷デバイス中から抽出し、抽出された印刷
デバイスのうちで最も印刷費用の安い見積りとなる印刷
デバイスを所有している印刷会社5に対して印刷の発注
を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷物受発注シス
テムに関し、特に、種々の印刷物の発注、印刷、納品ま
での各プロセスを電子的ネットワークとコンピュータと
を利用することにより集中管理し、目的とする印刷物を
簡単且つ迅速に効率よく印刷できるようにした印刷物の
受注発注のための試算、見積り及び受発注処理システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】企業(又は広告代理店)、取引先・卸、
小売り、個人等が、ポスター、チラシ、名刺、はがき、
POPショーカード、POPプライスカード、カタロ
グ、リーフレット、DM、メニュー、はがき(圧着)、
会社案内、広報誌、レポート関連、セールスガイド、企
画書/プレゼン資料、ディスプレイ見本帳、店舗別台
帳、棚割り指示書等の印刷を行おうとすると、従来で
は、印刷会社の訪問か電話やFAX、インターネット等
を使用して印刷会社に印刷物を発注し、印刷会社ではそ
の発注に基づいて印刷、納品を行っている。
【0003】図48には従来の印刷発注システムの一例
が示されている。印刷会社100ではファックス10
1、電話機102により印刷物の注文を受けており、受
注内容に基づいて作成した印刷データを蓄積しておくデ
ータベース(DB)104が設けられている。したがっ
て、ユーザが以前注文した内容と同一内容の印刷物を発
注する場合には、印刷会社100では、コンピュータ1
03を用いてデータベース104から今回受注した印刷
データと同一の印刷データを読み出し、読み出された印
刷データはオペレータインタフェイス装置105を介し
て自社手持ちの印刷デバイス106に送信されて印刷が
行われる。印刷デバイスとは、印刷物を印刷するのに必
要な印刷機械(モノクロ印刷機、デジタル印刷機、カラ
ーコピー機等)や加工機械等である。また、今回の印刷
内容が前回と少しだけ異なる場合には、データベース1
04から読み出された前回の印刷データに若干の修正を
加えるだけで印刷を行うことができる。出来上がった印
刷物は刷本集積部107に集積される。コンピュータ1
03、オペレータインタフェイス装置105、印刷デバ
イス106、刷本集積部107は、制御装置108によ
り制御され、上述の印刷処理が管理されるように構成さ
れている。
【0004】図49には従来における別の印刷発注シス
テムが示されている。印刷会社100は、図48の場合
と同様のハードウェア構成を有している。図49に示し
たシステムの場合には、発注側である企業120が、印
刷物に掲載したい写真、テキスト等のデータを企業12
0内のコンピュータ121に接続されているデータベー
ス(DB)122に有している点が図48に示したシス
テムの場合と異なっており、印刷に必要な写真等の画像
データはスキャナ123を用いてコンピュータ121及
びデータベース122に取り込むことができるように構
成されている。このように印刷物に掲載したいデータを
有している企業120が印刷会社100に印刷を発注す
る場合には、印刷物に掲載したいデータは、電話回線に
より、又はデータを記録したFD、MO、CD−Rを配
送する等の方法により企業120から印刷会社100に
受け渡されている。また、企業120から印刷会社10
0への印刷発注には、図46に示したシステムの場合と
同様に電話機124やファックス125が用いられてい
る。
【0005】図50には従来におけるさらに別の印刷発
注システムが示されている。図50に示したシステム
は、印刷会社100と発注者である企業120とがイン
ターネットNTに接続されている点と、印刷会社100
内の各端末装置が社内ネットワークLNに接続されてい
る点とで図49に示したシステムと異なっている。企業
120は図49の場合と同様のハードウェア構成であ
る。印刷会社100では、インターネットNTを介して
ファックス101や電話機102、コンピュータ103
などにより印刷物を受注し、受注した印刷物を印刷する
ために用意された印刷データは、コンピュータ103か
ら社内ネットワークLNを介して、複数台ある自社手持
ちのモノクロ印刷デバイス111、カラー印刷デバイス
112、デジタル印刷デバイス113、114のうち、
今回受注した印刷物の印刷に最適な印刷デバイスに送信
され、印刷が行われる。印刷データが発注者の企業12
0から受け取ったものである場合には、この印刷データ
の記録されている媒体の形態に応じて、例えば、コンピ
ュータ103、スキャナ109、光ディスク装置(M
O)110等の適宜の装置によって印刷データがコンピ
ュータ103に取り込まれ、取り込まれた印刷データは
データベース(DB)104に蓄積される。印刷データ
が以前に受注した印刷データと同一内容である場合に
は、データベース104から以前の印刷データを読み出
し、今回受注した印刷物の印刷に使用する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来における印刷シス
テムは、上述の如く、いずれも個々の印刷会社を中心と
したシステムで印刷物の発注から印刷、納品までを行っ
ているため、下記のような問題点を有している。
【0007】すなわち、印刷物の見積り、発注、原稿作
成、原稿の修正、校正、印刷、納品という処理が必要と
なるが、従来にあっては、受注した印刷会社の所有して
いる印刷デバイス、用紙、インク等のうちから適切なも
のを選択して印刷を行うという前提で全ての処理が進め
られる。
【0008】したがって、受注内容を検討して見積りを
行う場合には、受注を受けた印刷会社の手持ちの印刷デ
バイス等の特性に基づいて原価計算を行うことになる。
この結果、その受注した印刷物に対して必ずしも適切な
印刷デバイスが割り当てられない場合が生じるのでコス
ト高となってしまう場合が生じる。また、印刷会社が適
切な印刷デバイスを所有していたとしても、その印刷デ
バイスが稼動中又は保守作業等のために適切な印刷デバ
イスを使用できない場合にはユーザの納期の要請に応ず
ることができず同様の結果となる。また、印刷会社が他
の協力印刷会社へ再発注することで対応したとすると、
その分コスト増や時間がよけいにかかることになる。こ
の結果、従来の印刷システムによると、印刷物を常に適
正なコストで、且つ迅速に印刷できるようにすることは
設備コストの面からいって極めて困難であるという問題
点を有している。
【0009】さらに、印刷物は、全く新規なものを印刷
する場合もあるが、大抵の場合には前回の印刷物の一部
を修正、追加、削除して印刷する場合が多い。したがっ
て、前回の印刷時に使用した印刷データを利用すること
が可能であれば、これにより納期を短縮できるほかコス
ト的にも有利となるが、従来の印刷システムにあっては
全ての印刷データに基づく版権を印刷会社が所有してい
る。したがって、ユーザが過去に印刷を行ったものと同
一又は少し修正を行ったものを再度印刷したい場合にお
いて、前回とは別の印刷会社を利用しようとする場合に
は、他の印刷会社へ発注することについて次のような制
約を受けてしまう。 (1) 通常原稿データを印刷機に入力できるようにす
るには印刷会社側で原稿データの体裁調整作業が必要で
あり、印刷会社を変更するとその作業が新たな印刷会社
で再度必要となりコストが増加してしまう。 (2) ユーザは原稿データをすべて自分で保管等の管
理を行う必要があり負担となる。 (3) ユーザは原稿データを新たな印刷会社に再度送
る必要があり手間がかかる。
【0010】仮に、ユーザ側において写真やテキストの
印刷データを所有していたとしても、印刷の度に印刷デ
ータを受注した印刷会社へ送らなければならず、印刷発
注手続きが繁雑なものとなり、利便性に欠けるという別
の問題点を有している。また、印刷を行う場合には、ユ
ーザが作成した原稿をもとに印刷会社が文字やデザイン
等の体裁調整を行い、それをもとに印刷を行うことにな
るが、そのためには印刷データを印刷デバイスに与える
ためのデータ変換が必要になり、この変換を行うために
はラスターイメージプロセッサー(RIP)と呼ばれる
高価な設備が必要となるので印刷会社にとって大きな負
担になっている。
【0011】既に説明したように、ユーザは印刷物を発
注するに際して複数の印刷会社に対して印刷費用の見積
りを要求し、各印刷会社が提示した見積り結果を検討し
て印刷物をどの印刷会社に発注するかを決定している。
しかし通常ユーザは印刷に関する専門知識は持たないた
め自分のニーズに合った最適の印刷会社を選ぶことは非
常に難しくまた手間のかかる作業となる。また、印刷会
社側においても、印刷会社が、見積り作業を行おうとす
る場合において、自社に該当印刷デバイスがないときに
は、該当印刷デバイスを有する下請け又は外注に見積り
を依頼するため更に見積りに時間がかかり、その下請け
又は外注委託料が印刷費用に更に加算され、その分印刷
コストが高くなってしまうという問題点を有していた。
【0012】本発明の目的は、従来技術における上述の
問題点を解決することができる、印刷物の受注発注のた
めの試算、見積り及び受発注システムを提供することに
ある。試算見積りとは、ユーザが印刷物の印刷を発注す
る前に、ユーザの希望する印刷仕様で、印刷物を印刷す
るとどれだけの費用がかかるか、また、一部の印刷仕様
を変更すると費用がどのように違ってくるかを比較調査
するために行う。印刷仕様(印刷条件)については、過
去の試算見積りデータ、又は印刷物ライブラリを参照
し、あるいは参照した印刷仕様の一部を修正し、あるい
は印刷仕様を全て入力して試算見積りを行う。本システ
ムでは、仮見積りとはユーザが印刷物の印刷の正式発注
に至るまでの間の見積りを言い、仮見積りではユーザの
希望納品日を考慮した費用見積りを行う。印刷仕様(印
刷条件)については、過去の試算見積りデータ、又は過
去の仮見積りデータ、又は印刷物ライブラリを参照し、
あるいは参照した印刷仕様の一部を修正し、あるいは印
刷仕様を全て入力して仮見積りを行う。
【0013】本発明の他の目的は、電子的ネットワーク
を通じて印刷物の受注を行って該印刷物の印刷発注を行
うに際してのユーザからの印刷費用の試算要求を迅速且
つ低コストにて処理することができる試算処理システム
を提供することにある。
【0014】本発明の別の目的は、電子的ネットワーク
を通じて印刷物の受注を行って該印刷物の印刷発注を行
うに際してのユーザからの印刷費用の仮見積り要求を迅
速且つ低コストにて処理することができる見積り処理シ
ステムを提供することにある。
【0015】本発明のさらに別の目的は、電子的ネット
ワークを通じてユーザから印刷物の発注を受け、発注さ
れた印刷物の印刷処理等を迅速且つ低コストにて行うこ
とができる受発注処理システムを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の本発明によれば、電子的ネットワークを
通じて印刷物の受注を行って該印刷物の印刷発注を行う
に際して前記印刷物の印刷費用の試算見積りを行うため
のコンピュータを利用した試算見積り処理システムであ
って、ユーザの端末装置と前記電子的ネットワークを介
して接続される試算処理部と、見積りデータベースとを
備え、前記見積りデータベースには予め登録された印刷
デバイスの特性に関する印刷デバイス選択テーブルと印
刷費用の見積りのための見積り基礎データとが格納され
ており、前記試算処理部は、前記端末装置から送られて
くる試算見積り要求データに応答し前記印刷デバイス選
択テーブルを用いて適用可能な印刷デバイスを抽出する
抽出手段と、前記端末装置から送られてくる試算見積り
要求データに応答し前記見積り基礎データを利用して前
記抽出手段によって抽出された印刷デバイス毎に前記印
刷物の印刷のための試算費用を算出するための試算費用
算出手段と、前記試算費用算出手段が算出した各試算費
用を相互比較して最適な印刷デバイス及び当該印刷デバ
イスを適用した場合の試算費用を選択するデバイス・試
算費用選択手段とを備えたことを特徴とする試算見積り
処理システムが提案される。
【0017】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、前記デバイス・試算費用選択手段において選
択された試算費用を対応する試算見積り要求データとと
もに試算見積り結果履歴データとして蓄積しておくこと
ができる履歴管理データベースを備えた試算見積り処理
システムが提案される。
【0018】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
において、前記端末装置上で印刷種類毎に対象商品種別
並びに加工種別のメニューを表示させ、表示された選択
肢の中から所望の印刷仕様に従った選択をすることによ
り試算見積りのための条件を入力して前記試算見積り要
求データを作成するようにした試算見積り処理システム
が提案される。
【0019】請求項4の発明によれば、請求項1の発明
において、過去に発注された印刷物を印刷種類毎の商品
種別毎に編集して印刷物ライブラリを構築しておき、前
記端末装置上で印刷物ライブラリ中の商品種別毎の商品
一覧を表示させ、表示された商品一覧の中から所望の商
品を選択し、該商品に関する見積り条件を参照又は利用
して、所望の印刷仕様に従った前記試算見積り要求デー
タを作成するようにした試算見積り処理システムが提案
される。
【0020】請求項5の発明によれば、請求項2の発明
において、前記履歴管理データベースが前記端末装置か
ら利用可能なように設けられており、前記端末装置にお
いて所要の試算見積り結果履歴データを読み出して、そ
の中に含まれる試算見積り条件を参照又は利用して、所
望の印刷仕様に従った新たな試算見積り要求データを作
成するようにした試算見積り処理システムが提案され
る。
【0021】請求項6の発明によれば、請求項1、2、
3、4、又は5の発明において、前記デバイス・試算費
用選択手段において選択された試算費用を示すデータを
対応する端末装置に送るようにした試算見積り処理シス
テムが提案される。
【0022】請求項7の発明によれば、電子的ネットワ
ークを通じて印刷物の受注を行って該印刷物の印刷発注
を行うに際して前記印刷物の印刷費用の仮見積りを行う
ためのコンピュータを利用した見積り処理システムであ
って、ユーザの端末装置と前記電子的ネットワークを介
して接続される見積り処理部と、予め登録された印刷デ
バイスの特性に関する印刷デバイス選択テーブルと印刷
費用の見積りのための見積り基礎データとが格納されて
いる見積りデータベースと、前記印刷デバイスの空状況
に関するデータを管理する空状況ファイルとを備え、前
記見積り処理部は、前記端末装置から送られてくる仮見
積り要求データに応答し前記印刷デバイス選択テーブル
を用いて適用可能な印刷デバイスを抽出する抽出手段
と、前記端末装置から送られてくる仮見積り要求データ
に応答し前記見積り基礎データを利用して前記抽出手段
によって抽出された印刷デバイス毎に前記印刷物の印刷
のための仮見積り費用を算出するための仮見積り費用算
出手段と、前記仮見積り費用算出手段が算出した仮見積
り費用を相互比較して最適な印刷デバイス及び当該印刷
デバイスを適用した場合の仮見積り費用を選択するデバ
イス・仮見積り費用選択手段と、前記仮見積り要求デー
タに含まれる希望納品日を満足することができる前記最
適印刷デバイスを保有する管理組織を前記空状況ファイ
ルを検索することによって納期確認を行う確認手段とを
備えたことを特徴とする見積り処理システムが提案され
る。
【0023】請求項8の発明によれば、請求項7の発明
において、前記デバイス・仮見積り費用選択手段におい
て選択された仮見積り費用と前記確認手段で確認された
納期とを対応する仮見積り条件データと共に仮見積り結
果履歴データとして蓄積しておくことができる履歴管理
データベースを備えた見積り処理システムが提案され
る。
【0024】請求項9の発明によれば、請求項7の発明
において、前記端末装置上で印刷種類毎に対象商品種別
並びに加工種別のメニューを表示させ、表示された選択
肢の中から所望の印刷仕様に従った選択をすることによ
り仮見積りのための条件を入力して前記仮見積り要求デ
ータを作成するようにした見積り処理システムが提案さ
れる。
【0025】請求項10の発明によれば、請求項7の発
明において、過去に発注された印刷物を印刷種類毎の商
品種別毎に編集して印刷物ライブラリを構築しておき、
前記端末装置上で印刷物ライブラリ中の商品種別毎の商
品一覧を表示させ、表示された商品一覧の中から所望の
商品を選択し、該商品に関する見積り条件を参照又は利
用して、所望の印刷仕様に従った前記仮見積り要求デー
タを作成するようにした見積り処理システムが提案され
る。
【0026】請求項11の発明によれば、請求項8の発
明において、前記履歴管理データベースが前記端末装置
から利用可能なように設けられており、前記端末装置に
おいて所要の仮見積り結果履歴データを読み出して、そ
の中に含まれる仮見積り条件データを参照又は利用し
て、所望の印刷仕様に従った新たな仮見積り要求データ
を作成するようにした見積り処理システムが提案され
る。
【0027】請求項12の発明によれば、請求項7の発
明において、過去の試算見積り条件データに対応する試
算費用データを付加して成る試算見積り結果履歴データ
を前記履歴管理データベースに蓄積しておくと共に、前
記履歴管理データベースが前記端末装置から利用可能な
ように設けられており、前記端末装置において、所要の
試算見積り結果履歴データを読み出して、その中に含ま
れる試算見積り条件データを参照又は利用して、所望の
印刷仕様に従った新たな仮見積り要求データを作成する
ようにした見積り処理システムが提案される。
【0028】請求項13の発明によれば、請求項7、
8、9、10、11、又は12の発明において、前記デ
バイス・仮見積り費用選択手段において選択された仮見
積り費用を示すデータを対応する端末装置に送るように
した見積り処理システムが提案される。
【0029】請求項14の発明によれば、ユーザの端末
装置から電子的ネットワークを通じて送られてくる印刷
物の受注の処理及び該印刷物の印刷発注の処理を行うた
めのコンピュータを利用した印刷物受発注処理システム
であって、請求項7に記載の見積り処理システムと、ユ
ーザの端末装置と前記電子的ネットワークを介して接続
される受発注処理部と、印刷デバイス用データベースと
印刷のための各種印刷データを格納している印刷データ
用データベースとを備え、前記印刷デバイス用データベ
ースには予め登録された印刷デバイスの仕様、管理して
いる組織に関するデータが格納されており、前記受発注
処理部は、前記見積り処理システムにおいてデバイス・
仮見積り費用選択手段が選択した最適な印刷デバイスに
基づき、前記印刷デバイス用データベース及び前記空状
況ファイルを参照することによって該印刷物の印刷を発
注するのに最適な印刷デバイスを管理している組織を選
定する選定手段と、前記仮見積り要求データに含まれる
仮見積り条件データの内容に従って最適な印刷デバイス
を管理している組織に前記印刷物の印刷を発注するため
の発注データを作成するためのデータ作成手段と、前記
選定手段によって選定された印刷デバイスを管理してい
る組織に前記発注データを送るための発注データ送出手
段と、前記選定手段に応答し前記発注データを受けた組
織が前記印刷データ用データベースに格納されている前
記印刷物の印刷のために必要な印刷データを利用できる
よう前記印刷データ用データベースからのデータの読み
出しを制御するための制御手段とを備えて成ることを特
徴とする印刷物受発注処理システムが提案される。
【0030】請求項15の発明によれば、請求項14の
発明において、前記選定手段が、前記仮見積り条件デー
タに基づき前記印刷デバイス用データベース及び前記空
状況ファイルを検索することによって当該印刷物の印刷
を処理するのに利用できる前記最適な印刷デバイスを前
記登録された印刷デバイスデータベース中から抽出する
抽出手段と、抽出された印刷デバイスを管理している組
織のうちから発注する組織を選択する選択手段とを備え
た印刷物受発注処理システムが提案される。
【0031】請求項16の発明によれば、請求項14又
は15の発明において、前記印刷データに対してRIP
変換処理を行う手段を備えた印刷物受発注処理システム
が提案される。
【0032】請求項17の発明によれば、請求項14、
15、又は16の発明において、前記選択手段におい
て、前記組織の選択基準がユーザの希望納品地域と前記
最適な印刷デバイスを管理する各組織の過去の受注頻度
とである印刷物受発注処理システムが提案される。
【0033】請求項18の発明によれば、請求項17の
発明において、前記仮見積り条件データ、及び対応する
見積り料金データと納期データとを発注結果履歴データ
として蓄積しておくことができる履歴管理データベース
を備えた印刷物受発注処理システムが提案される。
【0034】請求項19の発明によれば、請求項18の
発明において、前記印刷データ用データベースが前記端
末装置から利用可能なように設けられており、前記仮見
積り条件データと対応する見積り料金データ、納期デー
タ及び印刷データとを印刷物ライブラリデータとして前
記印刷データ用データベースに蓄積できるようにした印
刷物受発注処理システムが提案される。
【0035】なお、印刷デバイスを管理している組織と
は、例えば印刷機械や加工機械を保有している印刷会
社、加工機械を保有している加工会社、印刷機械を保有
している会社あるいは工場や部署等のことである。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0037】図1は、本発明による印刷物受発注システ
ムの実施の形態の一例を示す概略構成図である。印刷物
受発注システム1は、ユーザである企業10、取引先・
卸2、小売り3及び消費者4と、これらのユーザから印
刷物の発注を受けて印刷、発送の手配までの業務を集中
的に管理して行う管理システム部20と、管理システム
部20と契約、登録している複数の印刷会社5と、複数
の宅配会社6とが電子的ネットワークであるインターネ
ットNTを介してデータのやりとりを行うことができる
ように構成されている。企業10は、広告代理店等も含
む。
【0038】各印刷会社5には1つ又は複数の印刷デバ
イスが設置されており、管理システム部20は、ユーザ
から印刷物の発注があった場合、複数の印刷デバイス管
理組織である印刷会社5のそれぞれに設置されている印
刷デバイスのうち当該発注を処理するのに最も適した印
刷デバイスを選択し、選択された印刷デバイスを管理し
ている印刷会社5へその印刷物の印刷を発注すると共
に、印刷に必要な印刷データをその印刷会社5で利用可
能とするように構成されている。このため、管理システ
ム部20には、複数の印刷会社5のそれぞれに設置され
ている印刷デバイスのうち管理システム部20からの稼
動要請に応じることができるとして予め契約、登録され
ている印刷デバイスの特性に関する各種データが格納さ
れている印刷デバイス用データベース41が設けられて
おり、印刷デバイス用データベース41は、ユーザに各
種サービスを提供するために使用されるPODサーバ4
0内に設置されている。
【0039】管理システム部20には、また、受注した
印刷物の印刷処理に必要な印刷データ及びその他の各種
データであって各ユーザが所有しているデータを管理シ
ステム部20内において使用することができるようにす
るため、PODサーバ40とは別に共有サーバ30が設
けられている。共有サーバ30には顧客データベース3
1と印刷データ用データベース32とが設けられてお
り、顧客データベース31にはユーザから提供された各
ユーザの顧客情報及びユーザ自身の情報等が格納されて
おり、印刷データ用データベース32にはユーザから提
供された画像データやテキストデータ等の印刷データ及
びユーザからの受注を処理するために作成された印刷デ
ータ等が格納されている。顧客データベース31、印刷
データ用データベース32に格納されているこれらのデ
ータは、印刷物の発注者から使用を許可された各ユーザ
が所望によりいつでも利用できることは勿論、管理シス
テム部20において受注した印刷物の印刷処理の目的で
使用を許可された印刷会社に適宜に利用させることがで
きる構成となっている。
【0040】符号60で示されるのは、印刷デバイス用
データベース41に情報が格納されている印刷デバイス
の印刷会社が定期的に、それぞれについての空状況を書
き込んでおくための空状況ファイルであり、空状況ファ
イル60を参照することにより、印刷デバイス用データ
ベース41から受注処理のために使用できる印刷デバイ
スが抽出された場合、抽出された印刷デバイスの利用可
能状況を把握することができ、印刷会社5に設置されて
いる印刷デバイスのうち、管理システム部20からの稼
動要請に応じてその印刷作業を要請された納期内に完了
させることができる印刷デバイスがどれかを知ることが
できる。この結果、複数の印刷会社5のそれぞれに設置
されている全ての印刷デバイスの稼動可能状況を勘案し
て管理システム部20に対してユーザが発注した印刷物
の印刷発注を処理することができることとなる。
【0041】PODサーバ40には、また、印刷物の印
刷費用を見積るために必要な各種の見積りデータが格納
されている見積りデータベース42が設けられており、
ユーザが印刷物の発注に先立って試算見積りや仮見積り
を依頼してきた場合、見積りデータベース42内に蓄積
されている印刷デバイスの特性及び見積りに関するデー
タを参照して試算業務処理及び見積り業務処理を管理シ
ステム部20において行うことができる構成となってい
る。
【0042】取引先・卸2、小売り3、消費者4等のユ
ーザ及び宅配会社6のハードウェアシステムの構成が図
2に、管理システム部20のハードウェアシステムの構
成が図3に、印刷会社5のハードウェアシステムの構成
が図4にそれぞれ示されている。
【0043】図2に示される消費者4のシステムは、印
刷を依頼するための端末装置として電話機4A、FAX
4B及びコンピュータ4Cを有しており、これらの各端
末装置は電話回線を介してインターネットNTに接続さ
れている。したがって、消費者4からは、電話機4A、
FAX4B及びコンピュータ4Cのうちいずれかを用い
て管理システム部20に印刷物の発注を行うことができ
る。また、管理システム部20との間での発注に関連す
る各種の処理のためのデータのやりとりをコンピュータ
4Cを用いてインターネットNT経由で行うことができ
る。
【0044】取引先・卸2、小売り3及び宅配会社6の
ハードウェアシステム構成も、図2に示した消費者4の
場合と同様であるので、それらの詳しい説明は省略す
る。
【0045】次に、図3を参照すると、管理システム部
20においては、電話機20A、FAX20B、及びパ
ソコン20C、20D、20E、・・・が、管理システ
ム部20内の社内ネットワーク20Fに接続されてい
る。総体的に符号21で示されるのはサーバシステムで
あり、共有サーバ30と、PODサーバ40とを含んで
いる。21Aはディスプレイ装置、21BはCD−RO
Mドライブ、21CはMO装置、21Dはスキャナであ
り、これらは共有サーバ30又はPODサーバ40を介
して社内ネットワーク20Fに接続されている。顧客デ
ータベース31及び印刷データ用データベース32内に
格納されているデータは共有サーバ30によって検索す
ることができ、印刷デバイス用データベース41及び見
積りデータベース42内に格納されているデータはPO
Dサーバ40によって検索することができる構成となっ
ている。
【0046】図4を参照して印刷会社5のハードウェア
システムを説明すると、印刷会社5においては、電話機
5A、FAX5B、及びモノクロ印刷デバイス5C、デ
ジタル印刷デバイス5Dが、印刷会社5内の社内ネット
ワーク5Eに接続されている。総体的に符号500で示
されるコンピュータシステムは、コンピュータ本体50
0Aと、データベース(DB)500Bと、CD−RO
Mドライブ500Cと、MO装置500Dと、スキャナ
500Eとを備えて成る公知のシステムであり、コンピ
ュータシステム500は社内ネットワーク5Eに接続さ
れている。
【0047】以上、1つの印刷会社5のハードウェアシ
ステムについて説明したが、他の印刷会社5のハードウ
ェアシステムも同様である。しかし、印刷会社5内に設
置してある印刷デバイスの台数及び種類はその印刷会社
によって様々であり、したがって、管理システム部20
はより多くの印刷会社に対して印刷の発注を行うことが
できる体制を整えておくことにより、多種多様な印刷デ
バイスを多数台利用できることになる。この結果、ユー
ザからの様々な印刷発注に対して、常に最適な対応をと
ることが可能となる。
【0048】図1に戻ると、企業10は、本社11と支
店・営業所12とを結ぶ社内ネットワーク13を有して
おり、本社11及び支店・営業所12は社内ネットワー
ク13を介して顧客マーケティングデータベース14に
アクセスできる構成となっている。顧客マーケティング
データベース14には顧客に関する種々の情報が蓄積さ
れており、顧客データベース、マーケティングデータベ
ース等のデータベースが構築されている。また、企業1
0は自社の製造、販売する各商品の商品画像データ及び
各種印刷物の印刷画像データを保管しており、これらの
画像データを要求があれば高速通信回線、CD−ROM
等の適宜の手段によっていつでも管理システム部20及
び印刷会社5に提供できるようになっている。
【0049】一方、印刷会社5は加工会社を含んでいて
もよく、複数の印刷会社5はそれぞれインターネットN
Tのほか、専用線/ISDN7を介して管理システム部
20と接続することもでき、両者間で所定のデータ伝達
を行うことができる構成となっている。宅配会社6と管
理システム部20との間ではインターネットNTや電話
回線(EDI)8等を介してデータ交換が可能となって
いる。
【0050】なお、図1では、管理システム部20のユ
ーザである企業10、取引先・卸2、小売り3及び消費
者4がそれぞれ1つだけ示されているが、これらの各ユ
ーザは任意の数であってよいことは勿論である。
【0051】インターネットNT等を介して管理システ
ム部20がユーザから試算見積り又は見積りの依頼、あ
るいは印刷物受注のデータを受け取った場合、管理シス
テム部20はこれを処理し、ユーザが希望する印刷物を
印刷するために最も適切な印刷デバイスが設置されてい
る印刷会社5を後述するようにして決定して印刷の発注
を行い、これと同時に、印刷物が出来上がった場合の発
送の手配を宅配会社6に対して行う。
【0052】この一連の処理を実行するため、顧客デー
タベース31及び印刷データ用データベース32は、管
理システム部20によって管理されており、管理システ
ム部20が許可した印刷会社が印刷データ用データベー
ス32の検索を行って所要のデータを取り出し、取り出
されたデータを利用して受注した印刷物の印刷をするこ
とができる構成となっている。また、許可されたユーザ
は、許可されたデータを印刷物の発注時に印刷データ用
データベース32から取り出すことができるのは勿論で
ある。このように、印刷のために必要なデータを印刷デ
ータ用データベース32に格納しておき、必要に応じて
所有者であるユーザ以外の許可された者が所要のデータ
を印刷データ用データベース32を検索して取り出して
利用することができる構成となっている。したがって、
ユーザ及びユーザ以外の許可された者であって印刷物の
印刷のためにデータを必要とする者はこれらの印刷物の
印刷に必要なデータを共有し、同時に同一のデータを利
用することができる。
【0053】顧客データベース31には、顧客となる例
えば企業又は広告代理店、支店・営業所、取引先・卸、
小売り、消費者毎に顧客個有の情報が蓄積されており、
印刷データ用データベース32には、共有デザインテン
プレート、共有印刷物ライブラリ、顧客個有の印刷用画
像、Web上で表示するための簡易画像等の商品画像、
デザインテンプレート、印刷物ライブラリ等が蓄積され
ている。
【0054】印刷デバイス用データベース41には、管
理システム部20が利用できる全ての印刷デバイスにつ
いて、管理印刷会社、印刷デバイス仕様、印刷種類、加
工種類、用紙のサイズや種類等のデータが格納されてお
り、見積りデータベース42には、印刷デバイス選択テ
ーブル、印刷用紙テーブル、印刷用紙単価テーブル(製
紙会社別)、標準版型単価テーブル、標準加工単価テー
ブル、紙質毎の最適印刷デバイス、印刷デバイス毎の標
準情報(稼動率、印刷原価情報、P/L情報、用紙サイ
ズ別加工費用テーブル、その他情報)、加工機器毎の情
報(稼動率、加工原価情報、P/L情報、加工単価テー
ブル、その他情報)等の印刷物の試算見積り又は見積り
のために必要なデータが格納されている。
【0055】図5には、顧客データベース31に格納さ
れているデータの具体例が示されている。すなわち、企
業コード、支店・営業所コード、企業の取引先情報、卸
先情報、顧客の住所関連情報、印刷担当者情報等の顧客
個有の情報が蓄積されている。顧客データベース31
は、試算見積り、仮見積り、発注等の各処理の画面処理
及び出力書類(注文書、注文請書)等に顧客名、担当者
名、住所(送付先、配送先)等を編集出力処理するため
に参照される。以後の各処理において、顧客データベー
ス31を参照し、上述した顧客名等を編集出力する説明
についてはその内容を省略する。
【0056】図6には、印刷データ用データベース32
に格納されているデータの具体例が示されている。ここ
では、担当者コードやプロジェクトコードと共に、過去
のプロジェクトのRIP情報、印刷物の構成、テキスト
情報、印刷画像情報、Web画像情報等の印刷物関連情
報データが蓄積されている。
【0057】図7は印刷データ用データベースから取り
出された1つの印刷物のために必要な全ての印刷用デー
タが1つのフォルダ内に準備されることを説明するため
の図である。印刷データ用データベース32内の1つの
印刷物の印刷用データを使用して印刷を行いたい場合に
は、企業10において1つのフォルダが作成され、作成
されたフォルダ内に印刷データ用データベース32から
必要なデータすべてが複写されて準備されるようになっ
ている。また、管理システム部20において、企業毎に
専用の印刷データ用ファイルが用意され、ここに当該企
業の印刷用データフォルダが格納される。
【0058】図8には、印刷データ用データベース32
中に格納されているユーザ特有の商品の印刷物ライブラ
リのデータの具体例が示されている。印刷物ライブラリ
は、印刷発注された印刷物の仮見積りデータと印刷物の
印刷用データとから構成されている。印刷物ライブラリ
は、印刷用データから、企業コード、支店・営業所コー
ド、担当者コード、プロジェクトコード、仮見積り番
号、RIP情報、セキュリティ情報、商品を表す代表的
なWeb画像情報(低解像度の画像情報)等の項目を編
集し、履歴管理データベース44の仮見積りの履歴デー
タからは、印刷用データの仮見積り番号と一致するデー
タが抽出され、仮見積り条件(印刷物の印刷仕様)を編
集し、印刷物ライブラリに出力される。なお、印刷物ラ
イブラリは、印刷種類毎の商品種別毎に編集し、出力さ
れている。印刷物が発注される毎に、発注された印刷物
が印刷物ライブラリに追加されていく。
【0059】図9には、印刷デバイス用データベース4
1に格納されているデータの具体例が示されている。こ
こでは、管理システム部20に登録されている印刷デバ
イスのそれぞれについて、基本情報と印刷機器の基本仕
様・詳細仕様のデータとが格納されており、基本情報と
印刷機器の基本仕様・詳細仕様のデータの具体例が示さ
れている。すなわち、基本情報としては、印刷会社コー
ド、工場コード、印刷機器種別コード等のデータが蓄積
されており、印刷機器の基本仕様・詳細仕様としては対
象製品コード、最大印刷面積、適応用紙情報、印刷色情
報、適応部数(最小・最大)、印刷方式、RIP情報等
が蓄積されている。
【0060】図10には、印刷会社5の印刷デバイスの
空状況ファイル60に格納されているデータの具体例が
示されている。ここでは、管理システム部20に登録さ
れているいずれかの印刷会社5によって管理されている
多数の印刷デバイスのそれぞれについて、基本情報に関
するデータと印刷機器の空状況に関するデータとが格納
されており、これらのデータの具体例が示されている。
すなわち、基本情報としては、各印刷デバイスの固有情
報として、印刷会社コード、工場コード、印刷機器種別
コード、印刷機器コード、印刷機器名、稼動条件(印刷
会社5の年間カレンダー(稼動日・休日)、稼動時間/
日等)のデータが蓄積されており、印刷デバイスの空状
況データ構成は、各月の各日にちについて1時間単位で
空状況を管理できるようになっている。
【0061】図11には見積りデータベース42に格納
されているデータの具体例が示されている。ここでは、
印刷デバイス選択テーブル、印刷費用に関する単価テー
ブル、配送料金テーブル、各印刷デバイス毎の標準情
報、各印刷会社における印刷原価情報及び加工原価情報
等のデータが蓄積されており、印刷デバイス毎の標準情
報の内容として、印刷機器種別コード、印刷機器コー
ド、印刷デバイスの標準稼動率、印刷原価情報、P/L
情報、用紙サイズ別加工費用テーブル、休日時の割増し
料金等が例示されている。更に、見積りデータベース4
2内の定型情報を単価テーブル45としてテーブル化し
ておくことにより、印刷費用算出(試算見積りや仮見積
り)時の処理効率を高めることができる。見積りデータ
ベース42の定型情報とは、メーカ、印刷会社、加工会
社等によって、値が変動しない情報を指し、例えば見積
りデータベース42の印刷デバイス選択テーブル、印刷
用紙テーブル、標準版型単価テーブル(仕上がりサイズ
が定型(A版、B版、菊版等)の場合、版毎に単価を設
定、単価は印刷部数、用紙の厚さ、用紙種類、色数、特
色数等により決められる)、標準加工単価テーブル(仕
上がりサイズ毎に単価を設定)、紙質毎の最適印刷デバ
イス情報等がある。
【0062】図12には、管理システム部20に設けら
れている履歴管理データベース44に格納されているデ
ータの具体例が示されている。この例では、企業コー
ド、支店・営業所コード、担当者コード、試算見積り日
及び試算見積り番号等、顧客の過去の試算見積りデータ
や仮見積りデータが蓄積されている。従って、例えばユ
ーザが管理システム部20に以前に行った試算見積りデ
ータを参照して印刷物の仮見積りを要求する場合、ユー
ザは以前の試算見積り番号を入力すれば、指定した試算
見積りデータが履歴管理データベース44の中から検索
され、その検索結果である所望の試算見積りデータがユ
ーザの端末装置の画面上に表示されるので、後述するよ
うにして、ユーザは詳細な印刷仕様を入力することなく
変更部分を入力して仮見積りを行うことができる。
【0063】図13は、管理システム部20の概略構成
を処理の流れと共に示す説明図である。管理システム部
20は、印刷物を発注しようとしているユーザに対し
て、その印刷物の印刷費用を試算見積りする業務と、そ
の印刷物の希望納期を勘案して印刷費用の見積りをユー
ザに提示する業務と、該見積りによって算出された見積
り額で印刷物の受注を受け、印刷物の印刷条件に合う印
刷デバイスを管理する印刷会社5へ印刷物の印刷を発注
する業務と、出来上がった印刷物をユーザに納品する手
配を行う業務とをユーザに対して行う業務処理機能を果
たすことができるように構成されている。なお、企業1
0、取引先・卸2、小売り3などのユーザ、印刷会社5
及び宅配会社6と、管理システム部20との間は、図1
に示される如くインターネットNT、電話回線(ED
I)8及び専用線/ISDN7を介して接続されている
が、図13においてはそれらの通信路構成を示すのを省
略している。
【0064】企業10、取引先・卸2、小売り3、消費
者4などのユーザが、印刷物を発注するのに先立って印
刷のための費用の試算が必要な場合には、ユーザの端末
装置であるパソコンから管理システム部20に所要の形
式の試算見積り要求データをインターネットNTを介し
て送ると、試算見積り要求データは、管理システム部2
0内の入出力処理部58に一旦送られた後、試算処理部
43に送られる。
【0065】なお、管理システム部20のその他の処理
部等においても、企業10、取引先・卸2、小売り3な
どのユーザ、印刷会社5及び宅配会社6等の外部システ
ムとの間のデータのやり取りは、入出力処理部58を通
して行われるように構成されている。したがって、入出
力処理部58によって処理されるべきデータは、図13
において、入出力処理部58のブロックを通過する表示
形態によって示されている。
【0066】試算見積り要求データを受け取った試算処
理部43では試算見積り要求データに基づき作成された
試算見積りデータ(試算見積り条件(見積り条件、印刷
種類、商品種別、加工種別、印刷部数、仕上がりサイズ
(印刷用紙サイズ、印刷方向)、印刷用紙の厚さ、印刷
色数、特色等))に従い、ユーザが希望している印刷物
の印刷に見合った適切な印刷デバイスを見積りデータベ
ース42内の印刷デバイス選択テーブルを検索すること
によって抽出し、抽出された印刷デバイスを用いて印刷
する場合の試算見積り処理を見積りデータベース42及
び単価テーブル45を参照し算出する。見積りデータベ
ース42の定型情報を単価テーブル45として持ち、定
型情報は単価テーブル45を参照し、非定型情報は見積
りデータベース42を参照して印刷物の印刷費用の算出
を行う。定型情報を単価テーブル45として持つことに
より、印刷費用算出時の演算時間の短縮を図る。試算見
積り要求データ(印刷仕様、印刷条件)については、後
述の試算業務処理機能で詳細に説明する。試算見積り条
件を基に印刷デバイスを選択する条件テーブル及び印刷
デバイス選択テーブルの構成、それぞれの工程であげら
れる仕様項目、及びそれぞれの試算見積り条件テーブル
及び印刷デバイス選択テーブルについては、後述の試算
業務処理機能で詳細に説明する。対応可能な印刷デバイ
スの判別については、後述の試算業務処理機能で詳細に
説明する。
【0067】試算処理部43において、最適な印刷デバ
イス及び当該印刷デバイスを適用した場合の試算見積り
費用の選択が行われる。最適な印刷デバイス及び当該印
刷デバイスを適用した場合の試算見積り費用の選択につ
いては、後述の試算業務処理機能で詳細に説明する。そ
して、算出された各印刷デバイス毎の試算見積り費用を
相互比較して最適な印刷デバイス及び該当印刷デバイス
を適用した試算見積り費用を選択する。試算処理部43
で得られた試算見積り結果データ(試算要求データ、試
算費用)は、入出力処理部58を介して試算見積り要求
を行ったユーザに送られる。また、試算見積り結果デー
タは、ユーザの指定によって履歴管理データとして履歴
管理データベースに蓄積保管される。
【0068】試算見積り結果データを受取ったユーザが
その試算結果に満足するなどして、さらに納期を考慮し
た費用見積りを要求したい場合には、ユーザは、端末装
置から仮見積り要求データを管理システム部20に対し
て送る。ユーザの各端末装置から管理システム部20に
仮見積り要求データが送られると、仮見積り要求データ
は管理システム部20内の入出力処理部58に一旦送ら
れた後、見積り処理部46に送られる。
【0069】仮見積り要求データを受け取った見積り処
理部46では、仮見積り要求データに基づき作成された
仮見積りデータ(仮見積り条件(見積り条件、印刷種
類、商品種別、加工種別、印刷部数、仕上がりサイズ
(印刷用紙サイズ、印刷方向)、印刷用紙の厚さ、印刷
色数、特色等))に従いユーザが希望している印刷物の
印刷に見合った適切な印刷デバイスを見積りデータベー
ス42内の印刷デバイス選択テーブルを検索することに
よって抽出し、抽出された印刷デバイスを用いた場合の
各印刷費用を見積りデータベース42及び単価テーブル
45を参照して算出する。仮見積り要求データ(印刷仕
様、印刷条件)については、後述の見積り業務処理機能
で詳細に説明する。仮見積り条件を基に印刷デバイスを
選択する条件テーブル及び印刷デバイス選択テーブルの
構成、それぞれの工程であげられる仕様項目、及びそれ
ぞれの仮見積り条件テーブル及び印刷デバイス選択テー
ブルの作成については、後述の試算業務処理機能で詳細
に説明された方法と同様なので説明を省略する。対応可
能な印刷デバイスの判別については、後述の見積り業務
処理機能で詳細に説明する。
【0070】見積り処理部46において、最適な印刷デ
バイス及び当該印刷デバイスを適用した場合の仮見積り
費用の選択が行われる。最適な印刷デバイス及び当該印
刷デバイスを適用した場合の仮見積り費用の選択につい
ては、後述の見積り業務処理機能で詳細に説明する。そ
して見積り処理部46では、算出された各仮見積り費用
を相互比較して最適な印刷デバイス及び当該印刷デバイ
スを適用した場合の仮見積り費用を選択し、仮見積り要
求データに含まれるユーザ希望納期を満足することがで
きる最適印刷デバイスを管理する印刷会社5を印刷会社
5が管理している印刷デバイスの空状況ファイル60を
検索することによって納期確認を行い、見積り条件を満
たした最適な印刷デバイスが選択され、同時に印刷会社
5が選択されて仮見積り処理が終了する(図9参照 印
刷デバイスの抽出=印刷会社5の抽出)。見積り処理部
46で算出された仮見積り結果データ(仮見積り要求デ
ータ、仮見積り費用、希望納品日)は、入出力処理部5
8を介して仮見積り要求を行ったユーザに送られる。ま
た、仮見積り結果データは、履歴管理データとして履歴
管理データベースに蓄積保管される。
【0071】ユーザの端末装置の画面上に表示された仮
見積り結果表示画面をユーザが確認し、受け入れ、その
結果、仮見積り結果データが見積り結果データとなり、
ユーザの端末装置の画面上に表示された発注画面上で管
理システム部20に対して発注を行うことにより、受発
注処理機能の実行が開始される。以下に説明する受発注
処理機能は、受注処理部47、印刷会社への発注処理部
48及び配送指示処理部49から成る受発注処理部50
において遂行される。
【0072】仮見積り結果を受け入れたユーザから送ら
れた発注要求データは、入出力処理部58を経由して受
注処理部47に送られる。発注要求データを受け取った
受注処理部47は検索部51の機能を用いて印刷デバイ
ス用データベース41の検索を行い、ユーザからの発注
を処理することができる最適な印刷デバイス(仮見積り
処理にて抽出)を抽出すると共に、その印刷デバイスの
空き状態を印刷会社5に関する空状況ファイル60を用
いて検索・抽出する。受注処理部47で受注可能な印刷
会社5が少なくとも1件以上あることが確認できた場合
には、受注処理部47より受注可能を示す受注可能メッ
セージが入出力処理部58を介して発注を要求したユー
ザに送られる。
【0073】受注可能メッセージを受け取ったユーザは
パソコンから画像データ共有許可確認信号を入出力処理
部58を介して受注処理部47に送る。受注処理部47
により画像データ共有許可確認信号が画像データ読出部
59に送られた後、画像データ読出部59において画像
データ(印刷物の全ての印刷データ)が共有許可されて
いる状態か否かの確認がデータステータス管理ファイル
の画像データ共有許可ステータスの“ON”、“OF
F”で確認される。画像データが全ての承認者に確認さ
れて承認された状態(該当ステータスが“ON”)が画
像データの共有許可がされた状態である。画像データ読
出部59で画像データが共有できる状態(印刷用データ
が全て準備され、ユーザの承認権限者に印刷データの共
有許可が承認されていること)にあることが確認される
と、ここで受注が確定され、その結果、仮見積り結果デ
ータが見積り結果データとして出力される。そして先に
抽出された印刷可能な印刷デバイスを管理する印刷会社
5のデータから検索部51を用いて実際に印刷を発注す
る印刷会社5を決定し、印刷会社への発注処理部48か
らこの決定された印刷会社5に印刷物の印刷の発注を行
い、印刷会社への発注処理部48は配送指示処理部49
に対し宅配会社6へ印刷物が出来上がった場合の配送の
ための配送指示データを送るように指示する。これと同
時に、受注処理部47は画像データ読出部59に対して
この決定された印刷会社5が所要の印刷に必要な画像デ
ータを印刷データ用データベース32から読み出すこと
ができるようにする画像データ共有許可を与える設定を
行う(該当ステータスを“ON”とする)。
【0074】このようにして、決定された印刷会社5で
所要の印刷物が印刷、加工され、これにより出来上がっ
た印刷物が宅配会社6によって集荷されユーザに宅配さ
れることにより印刷及び配送が終了すると、印刷会社5
からは印刷終了信号、宅配会社6から配送完了を示す配
送完了信号が印刷物受領配送完了受付部52に送られ
る。発注者であるユーザが印刷物を受け取ると、印刷物
受領配送完了受付部52からは、印刷終了信号並びに配
送完了信号がユーザに対する請求回収処理部53と、印
刷会社5(印刷・加工)及び宅配会社6に対する支払処
理部54とに送られる。ユーザに対する請求回収処理部
53では、その印刷物を発注したユーザにこれらの信号
を送信して支払いを促し、印刷会社5(印刷・加工)及
び宅配会社6に対する支払処理部54では、印刷会社5
(印刷・加工)及び宅配会社6に対する支払い処理が行
われ、その支払いが済んだことを通知する信号を印刷会
社5(印刷・加工)及び宅配会社6へ送信する処理が行
われる。
【0075】次に、図14及び図15を参照して試算業
務処理機能について詳細に説明する。試算業務処理機能
は、印刷物を発注しようとしているユーザに対して発注
するか否かの判断材料に供するため、ユーザからの要求
に応じてその印刷物の印刷費用の概算額を提示するため
の試算見積り機能である。
【0076】ステップS200において印刷物を発注し
ようとしているユーザがユーザ端末装置より管理システ
ム部20に対して試算見積り開始要求を行うと、ステッ
プS201でユーザ端末装置に試算見積り入力画面(図
26(B)参照)が表示され、ユーザはこの画面から試
算見積り日、見積り条件、商品名、注文方法等の試算見
積り要求データの作成に必要な試算見積り条件データを
入力することができる。次にステップS202で、ユー
ザは、以下の3つの入力方法のうちのいずれか1つの方
法で試算見積りのために必要なデータを入力する。過去
の試算見積り番号を入力して対応する過去の試算見積り
結果内容を表示させ、その表示内容を必要に応じて参照
又は利用することにより試算見積りの条件を入力する方
法(第1の方法)。印刷データ用データベース32中の
印刷物ライブラリを選択して印刷物ライブラリ中の商品
種別毎の商品一覧を表示させ、表示された商品一覧の中
から参照又は利用したい商品(簡易画像又は印刷仕様の
番号)を選択することにより試算見積りの条件を入力す
る方法(第2の方法)。印刷したい印刷種類を選択して
印刷種類毎に用意されている対象商品種別並びに加工種
別のプルダウンメニューを表示させ、表示された選択肢
の中から印刷仕様・印刷条件にあった商品や加工を選択
することにより試算見積りの条件を入力する方法(第3
の方法)。
【0077】最初に、ステップS202で第3の方法を
選択して試算見積りの条件の入力を行う場合について説
明する。ステップS203で、ユーザは表示されている
試算見積り入力画面から前ステップで選択した印刷種類
の商品種別のプルダウンメニュー(図26(B)、図2
9参照)を表示させ、表示されたメニューの中から印刷
仕様・印刷条件にあった対象商品を選択する。ここで印
刷種類とは、ペラ物、折物、頁物、加工物のことであ
る。ステップS204では、選択された対象商品種類を
受け取った試算処理部43において、受け取った試算見
積り用入力データの印刷種類がペラ物であるか否かの判
別が行われ、ペラ物でなく折物や頁物、加工物であった
場合にはステップS204の判別結果はNOとなり、ス
テップS205に入る。ここで、ユーザは試算見積り入
力画面から選択した印刷種類の加工種別プルダウンメニ
ューを表示させ、表示された選択肢の中から希望の加工
方法を選択し、ステップS206に入る。ステップS2
04で印刷種類がペラ物である場合には、判別結果はY
ESとなり、ステップS206に入る。
【0078】ステップS206では、入力された試算見
積り用入力データの整合性があるか否かの判別が試算処
理部43において行われ、ここで整合性がある場合には
ステップS206の判別結果はYESとなり、ステップ
S207に入る。ステップS206において試算見積り
用入力データの整合性がない場合にはステップS206
の判別結果はNOとなり、エラーメッセージが表示さ
れ、試算見積り日、見積り条件、商品名、注文方法の入
力項目に誤りがあった場合にはステップS201に戻
り、前述以外の入力項目に誤りがあった場合にはステッ
プS202に戻るように構成されている。整合性がある
場合には、ステップS207で、試算見積り入力画面
(図26(B)参照)に示される「詳細入力」又は「取
消」等の中からいずれか1つを選択し、次の処理に進む
ことができる。
【0079】ステップS207において「取消」を選択
すると、ステップS201に戻る。ステップS207に
おいて「詳細/入力」を選択すると、ステップS208
に入り、ユーザ端末装置に試算見積り詳細入力画面(図
28参照)が表示される。ここで、ユーザは表示された
画面上から単品や複品等の試算見積りのために必要な詳
細データの全てを入力する。印刷種類によって入力する
詳細データは異なる。次のステップS209では、試算
処理部43において、入力された試算見積りの詳細デー
タの整合性があるか否かの判別が行われ、整合性がある
場合にはステップS209の判別結果はYESとなり、
ステップS210に入る。ステップS209において試
算見積りの詳細データの整合性がない場合には判別結果
がNOとなり、エラーメッセージが表示され、ステップ
S208に戻り、ユーザが試算見積り詳細入力画面から
再入力を行う。試算見積り用の詳細データに整合性があ
ると判別されてステップS210に入った場合には、こ
こで、次の処理に進むため、ユーザは試算見積り詳細入
力画面に示される「入力終了」、「戻る」、「次の入力
へ」又は「取消」等の中からいずれか1つを選択する。
【0080】「戻る」又は「取消」を選択した場合に
は、ステップS201に戻り、「次の入力へ」を選択し
た場合にはステップS202に戻り、「入力終了」を選
択した場合には、ステップS211に進む。ステップS
211では、入力された試算見積り用の入力データに基
づいた試算見積りの条件データが表示されている試算見
積り入力項目一覧画面(図30参照)をユーザ端末装置
に表示する処理が行われる。次のステップS212で
は、ユーザは試算見積り入力項目一覧画面に表示された
試算見積りの条件データを検討した後、「保存」、「試
算見積り」、「追加」、「取消」又は「詳細/変更」等
の中からいずれか1つを選択することにより次の処理に
進むことができる。
【0081】ユーザが試算見積り条件を保存しておきた
い場合には、ステップS212において「保存」を選択
すると、ステップS213に入り、ここで試算見積り条
件が履歴データとして履歴管理データベース44に保存
され、確認メッセージ表示後、ステップS211に戻
る。ステップS212においてユーザがさらに異なる仕
様の印刷物の発注を追加したい場合には、ステップS2
14に入り、追加したい直前の明細行を反転表示した後
「追加」を選択すると、反転した明細行の下に空白行が
1行挿入、表示され、その後、ステップS202に戻り
追加入力を行うことができる。ステップS212におい
てユーザが表示された試算見積り条件に不満足であるな
どして「取消」を選択した場合には、入力した試算見積
り条件は全て取り消されてステップS201に戻り、再
度試算見積り条件を入力することができる。ステップS
212において、ユーザが試算見積り入力項目一覧画面
に表示されている試算見積り条件の詳細を参照したい、
又は一部を変更したい場合、「詳細/変更」を選択する
と、ステップS208の試算見積り詳細入力画面に遷移
するように構成されている。ステップS212において
ユーザが試算見積り条件に満足するなどして「試算見積
り」を選択すると、試算見積り要求データがユーザ端末
装置からインターネットNTを経由して管理システム部
20に送られ、ここでステップS216の処理に入る。
【0082】試算見積り入力項目一覧画面(図30参
照)において、不要なデータがある場合には、不要な明
細行を反転表示後、DELキーを押下すると、ステップ
S215に入り、反転表示された明細行が削除された
後、画面が再表示され、再表示を行うと削除された行が
なくなり、以降の明細行がスクロールアップされた後、
ステップS211に戻るように構成されている。
【0083】ステップS216では、試算見積り要求デ
ータに含まれている試算見積り条件を基に試算処理部4
3で印刷デバイスを選択する条件テーブルが作成され、
作成された条件テーブルと見積りデータベース42内の
印刷デバイス選択テーブルとを照合し、条件テーブルと
一致する複数の印刷デバイスが抽出される。また、印刷
デバイスは採算が取れる最低印刷枚数が決まっているの
で、これと通し数(=印刷枚数/面付け数)との比較に
よって、抽出された印刷デバイスを用いた印刷において
採算があうかが判定され、採算があう、すなわち試算見
積り条件に適用可能な印刷デバイスの抽出が行われる。
面付け数とは、印刷機で使用する印刷用紙1枚に印刷可
能な枚数(仕上がりサイズ)のことである。
【0084】条件テーブルと印刷デバイス選択テーブル
とを照合し、入力された試算見積り条件に示された印刷
物の印刷に適用可能な印刷デバイスを抽出する方法につ
いて説明する。適用可能な印刷デバイスであるか否かは
印刷物の各仕様項目と印刷デバイスの対応する各仕様項
目とを対比することによって判別される。管理システム
部20に登録されている多数の印刷デバイスを選択・抽
出する条件が、見積りデータベース42中の印刷デバイ
ス選択テーブル(図11参照)として格納されている。
【0085】図16を参照して試算見積り条件を基に印
刷デバイスを選択する条件テーブル及び印刷デバイス選
択テーブルについて説明する。仮見積りにおいても同様
の処理を行う。試算見積り条件を基に印刷デバイスを選
択する条件テーブル及び印刷デバイス選択テーブルは、
印刷物の印刷の前工程、印刷工程、加工工程別に、それ
ぞれ印刷物の印刷の仕様項目から選択し、設定されてい
る。例えば、前工程であれば、RIP変換処理等、印刷
工程であれば、印刷種類や商品種別、仕上がりサイズ
(定型、不定型、用紙方向)、印刷用紙の種別や厚さ、
使用する印刷の色の数や特色の色数、画像情報の出力解
像度や画像モード(画像の印刷)等、加工工程であれ
ば、裁断、折加工(二つ折り、巻三つ折、・・・)、帳
合、綴加工(中綴じ、無線綴じ、・・・)、特殊加工
(箔押し等)などの印刷仕様項目があげられ、それぞれ
に対応するように条件テーブル及び印刷デバイス選択テ
ーブルが作成される。試算見積り条件を基に印刷デバイ
スを選択する条件テーブルと印刷デバイス選択テーブル
の先頭から順次照合し、一致する印刷デバイス選択テー
ブルの付加情報中の印刷機器コード(印刷デバイスの機
器コード、及び加工機器の機器コード)より適用可能な
印刷デバイスが判別でき、該当印刷デバイスを全て抽出
する。例えば、印刷物の印刷の仕様項目として、対象製
品(印刷種類、商品種別)、印刷用紙の仕上がりサイ
ズ、用紙方向、紙質、色、の5項目が指定された場合に
ついて説明すると、印刷物の対象製品が印刷デバイスの
対象製品に含まれるか、印刷物の印刷用紙のサイズが印
刷デバイスの仕様のうち、最大印刷面積、最大シート寸
法、最小シート寸法、印刷、適応用紙情報の仕様に適合
するか、印刷物の用紙方向が印刷デバイスの適応用紙情
報の仕様に適合するか、印刷物の紙質が印刷デバイスの
印刷用紙の仕様に適合するか、印刷物の色が印刷デバイ
スの印刷色情報の仕様に適合するかの判別が行われ、印
刷物の仕様の全てに適合した複数の印刷デバイスが、印
刷物の印刷に適用可能な印刷デバイスとして抽出され
る。
【0086】次にステップS217では、試算処理部4
3において抽出された各印刷デバイス毎に対して見積り
データベース42、単価テーブル45を参照して試算費
用が算出される。算出された各試算費用を相互比較して
一番安く印刷物の印刷ができる印刷デバイスを最適印刷
デバイスとして選択する処理が行われる。またこの最適
印刷デバイスを適用した場合の試算費用が選択される。
すなわち、最適な印刷デバイス及び試算費用の選択が行
われる。印刷料金は、刷版料金(製版料金も含む、印刷
デバイスによって算出式が異なる)、印刷料金、RIP
変換料金、印刷用紙の用紙代金(印刷枚数に印刷時や製
本時の損紙の枚数が加算され用紙代金が求められる)、
加工料金(加工内容によって単価が異なる)、その他諸
経費(包装代金、保管代金、営業費、運搬代金等)から
なる。ここでは最適印刷デバイスを用いた場合の印刷費
用が試算見積り費用とされる。ステップS218では、
ユーザ端末装置上の画面が試算見積り結果表示画面(図
31参照)に切り換えられ、試算処理部43で得られた
試算見積り結果をユーザ端末装置上で表示する処理が行
われる。ここでは最適印刷デバイスを用いた場合の印刷
費用が試算見積り費用として表示される。ステップS2
19では、ユーザがユーザ端末装置上で試算見積り結果
表示画面に表示された試算見積り結果を見て、「仮見積
り」、「保存」又は「戻る」等の中からいずれか1つを
選択して次の処理に進むことができる。
【0087】ステップS219において「仮見積り」を
選択した場合には、引き続いて管理システム部20にお
いて仮見積り処理が開始されるが、これについては後で
詳しく説明する。ステップS219において「保存」を
選択した場合にはステップS220に入り、ここで、ユ
ーザ端末装置上で確認メッセージ表示後、管理システム
部20において試算見積り結果が履歴管理データベース
44に蓄積保存される処理が行われ、ステップS218
に戻る。ステップS219で「戻る」を選択した場合に
は、ステップS211に戻る。
【0088】次に、ステップS202から第2の方法に
よって試算見積りの条件の入力を行う場合について説明
する。ステップ202において、表示されている試算見
積り入力画面(図26(B)参照)からユーザが印刷物
ライブラリを選択した場合には、ステップS221に入
り、ここでユーザは商品種別のプルダウンメニューを表
示させ、参照又は利用したい商品の印刷物ライブラリを
選択し、表示された商品画像一覧の中から参照又は利用
したい商品を選択し、次にステップS206に入るよう
に構成されている。ステップS206以後の処理の流れ
については、基本的に第3の方法の場合と同様である
が、ステップS208だけが異なっているので、ステッ
プS208について説明する。
【0089】第2の方法で試算見積り条件を入力する場
合のステップS208での処理は、参照又は利用した印
刷物ライブラリ(印刷データ用データベース32内に格
納されている)の選択された商品画像の見積り条件が予
め表示されている試算見積り詳細入力画面(図28参
照)が、ユーザ端末装置に表示され、ユーザはこの画面
において表示項目の変更分のみ再入力を行うようになっ
ている。
【0090】ステップS202から第1の方法によって
試算見積りの条件の入力を行う場合について説明する。
ステップS222で、ユーザは試算見積り入力画面から
過去の試算見積り番号を入力すると、ステップS223
に入り、ここでは、入力された試算見積り番号に基づい
て試算処理部43により履歴管理データベース44の検
索が行われ、ステップS206に入る。ステップS20
6以後の処理の流れについては、基本的に第3の方法の
場合と同様であるが、ステップS208だけが異なって
いるので、ステップS208について説明する。
【0091】第1の方法で試算見積り条件を入力する場
合のステップS208での処理は、入力された試算見積
り番号に対応する履歴管理データベース44の試算見積
りの条件データが予め表示されている試算見積り詳細入
力画面(図28参照)がユーザ端末装置に表示され、ユ
ーザはこの画面において表示項目の変更分のみ再入力を
行うようになっている。
【0092】次に、見積り業務処理機能について説明す
る。見積り業務処理機能は、上述の如くして試算見積り
結果を受け取ったユーザがその試算見積り結果を検討す
るなどしてこの試算見積り結果の受け取り後、ユーザが
管理システム部20に対し、発注のために必要な所定事
項に関するデータをさらに考慮した仮見積り金額の提示
を要求した場合に実行される機能である。この見積り業
務処理機能は、試算見積りが行われていることを必須前
提条件として実行されるものではなく、ユーザが仮見積
りに必要なデータを入力しさえすれば、ユーザが印刷し
ようとしている印刷物の仮見積り金額をユーザに対して
提示できる構成となっている。すなわち、試算見積りが
予め行われている場合には、仮見積りのための見積り用
入力データと試算見積り用入力データとの間で重複して
いるデータについては再入力の必要がなくなる。
【0093】図17及び図18を参照して見積り業務処
理について詳細に説明する。ステップS300において
ユーザがユーザ端末装置より管理システム部20に印刷
費用の仮見積りのための処理の開始要求すると、ステッ
プS301でユーザ端末装置に仮見積り入力画面(図3
2参照)が表示され、ユーザはこの画面から仮見積り
日、見積り条件、商品名、注文方法等の仮見積り要求デ
ータの作成に必要な仮見積り条件データを入力する。次
にステップS302で、ユーザは、以下の4つの入力方
法のうちのいずれか1つの方法で仮見積り入力用データ
を入力する。過去の試算見積り番号を入力して対応する
過去の試算見積り結果内容を表示させ、その表示内容を
必要に応じて変更することにより仮見積りの条件を入力
する方法(第1の方法)。過去の仮見積り番号を入力し
て対応する過去の仮見積り結果内容を表示させ、その表
示内容を必要に応じて変更することにより仮見積りの条
件を入力する方法(第2の方法)。参照して仮見積りを
行いたい商品の印刷物ライブラリ(印刷データ用データ
ベース32)を選択して商品一覧を表示させ、表示され
た商品一覧の中から参照又は利用したい商品(Web画
像又は印刷仕様の番号)を選択して印刷物ライブラリ中
の商品種別毎の商品一覧を選択することにより仮見積り
の条件を入力する方法(第3の方法)。印刷したい印刷
種類を選択して印刷種類毎に用意されている対象商品種
別や加工種別のプルダウンメニューを表示させ、表示さ
れた選択肢の中から印刷したい商品や加工を選択するこ
とにより仮見積りの条件を入力する方法(第4の方
法)。
【0094】最初に、ステップS302で第4の方法に
よって仮見積りの条件の入力を行う場合について説明す
る。ステップS303で、ユーザは表示されている仮見
積り入力画面から前ステップで選択した印刷種類の商品
種別のプルダウンメニューを表示させ、表示されたメニ
ューの中から印刷仕様・印刷条件にあった対象商品を選
択する。ステップS304では、選択された対象商品種
類を受け取った見積り処理部46において、受け取った
仮見積りの入力データの印刷種類がペラ物であるか否か
の判別が行われ、ペラ物でなく折物や頁物、加工物であ
った場合にはステップS304の判別結果はNOとな
り、ステップS305に入る。ここで、ユーザは仮見積
り入力画面から選択した印刷種類の加工種別プルダウン
メニューを表示させ、表示された選択肢の中から希望の
加工方法を選択しステップS306に入る。ステップS
304において、選択された対象商品種類を受け取った
見積り処理部46が、受け取った仮見積りの入力データ
の印刷種類がペラ物であった場合には、判別結果はYE
Sとなり、ステップS306に入る。
【0095】ステップS306では、納品場所を「複
数」又は「1ヶ所」の何れかを選択すると、ステップS
307に入る。ステップS307では、入力された仮見
積りの入力データの整合性があるか否かの判別が見積り
処理部46において行われ、整合性がある場合にはステ
ップS307の判別結果はYESとなり、ステップS3
08に入る。ステップS307において仮見積り用入力
データの整合性がない場合には判別結果はNOとなり、
エラーメッセージが表示され、仮見積り日、見積り条
件、商品名、注文方法の入力項目に誤りがあった場合に
はステップS301に戻り、前述以外の入力項目に誤り
があった場合にはステップS302に戻るように構成さ
れている。ステップS307において整合性があり、ス
テップS308に入った場合には、仮見積り入力画面
(図32参照)に示される「詳細入力」又は「取消」等
の中からいずれか1つを選択し、次の処理に進むことが
できる。
【0096】ステップS308において「取消」を選択
すると、ステップS301に戻る。ステップS308に
おいて「詳細入力」を選択すると、ステップS309に
入り、ユーザ端末装置に仮見積り詳細入力画面(図33
参照)が表示される。ここで、ユーザは表示された画面
上から単品や複品等の仮見積りのために必要な詳細デー
タの全てを入力する。印刷種類に応じて入力する詳細デ
ータは異なる。ステップS310では、見積り処理部4
6において、入力された仮見積り用の詳細データの整合
性があるか否かの判別が行われ、整合性がある場合には
ステップS310の判別結果はYESとなり、ステップ
S311に入る。ステップS310において仮見積り用
の詳細データの整合性がない場合には判別結果がNOと
なり、エラーメッセージが表示され、ステップS309
に戻り、ユーザが仮見積り詳細入力画面から再入力を行
う。ステップS311では、ユーザは仮見積り詳細入力
画面に示される「入力終了」、「戻る」、「次の入力
へ」又は「取消」等の中からいずれか1つを選択するこ
とにより次の処理に進むことができる。
【0097】「取消」又は「戻る」を選択した場合に
は、ステップS301に戻り、「次の入力へ」を選択し
た場合には、ステップS302に戻り、「入力終了」を
選択した場合には、ステップS312に進む。ステップ
S312では、入力された仮見積り用の入力データの各
々に基づいた仮見積りの条件データが表示されている仮
見積り入力項目一覧画面(図34、図35参照)をユー
ザ端末装置に表示する処理が行われる。ステップS31
3で、ユーザは仮見積り入力項目一覧画面から納品場
所、連絡先、希望納品日の入力を行い、ステップS31
4では、入力された仮見積りのためのデータに整合性が
あるか否かの判別が行われる。整合性がある場合には、
ステップS314の判別結果がYESとなり、ステップ
S315に入り、ステップS314において整合性がな
い場合には、判別結果がNOとなり、ステップS312
に戻る。
【0098】ステップS315では、ユーザは、「保
存」、「仮見積り」、「追加」、「取消」、又は「詳細
/変更」等の中からいずれか1つを選択することによ
り、次の処理に進むことができる。ステップS315に
おいて、ユーザが仮見積り条件を保存しておきたい場
合、「保存」を選択すると、ステップS316に入り、
ここでは仮見積り条件が履歴データとして履歴管理デー
タベース44に保存され、確認メッセージ表示後、ステ
ップS312に戻る。
【0099】ユーザがさらに異なる仕様の印刷物の発注
を追加したい場合には、ステップS315において追加
したい直前の明細行を反転表示した後、「追加」を選択
すると、ステップS317に入り、反転表示した明細行
の下に空白行が1行挿入され、ステップS302に戻
る。ステップS315においてユーザが表示された仮見
積り条件に不満足であるなどして「取消」を選択した場
合には、入力した仮見積り条件は取り消されてステップ
S301に戻り、再度仮見積り条件を入力することがで
きる。ステップS315において、ユーザが仮見積り入
力項目一覧画面に表示されている仮見積り条件の詳細を
参照したい、又は一部を変更したい場合、「詳細/変
更」を選択すると、ステップS309に戻る。ステップ
S315において、仮見積り入力項目一覧画面で不要な
データがある場合には不要な明細行を反転表示させた
後、「DELキー」を押下すると、ステップS318に
入り、ここでは反転表示された明細行が削除された後、
画面が再表示され、再表示を行うと削除された行がなく
なり、以降の明細行がスクロールアップされた後、ステ
ップS312に戻るように構成されている。ステップS
315においてユーザが仮見積り条件に満足するなどし
て「仮見積り」を選択すると、仮見積り要求データがユ
ーザ端末装置からインターネットNTを経由して管理シ
ステム部20に送られ、ここで、ステップS319の処
理に入る。
【0100】ステップS319、ステップS320で
は、入力された仮見積り条件に適用可能な複数の印刷デ
バイスが抽出され、抽出された各印刷デバイスに基づく
仮見積り処理が行われ、一番安く印刷物の印刷ができる
印刷デバイスの選択が行われるが、その抽出方法、仮見
積り処理及び選択方法は、前述した試算見積りの処理の
流れで説明したステップS216、ステップS217で
の処理と同様であるので、ここではその詳しい説明を省
略する。
【0101】次にステップS321では、見積り処理部
46により検索部51の検索機能が実行され、抽出され
た各印刷デバイスが印刷デバイス用データベース41か
ら抽出され、見積り処理部46により抽出された印刷デ
バイスの空状況が空状況ファイル60を参照して確認さ
れ、ユーザの希望納期までに印刷可能な印刷デバイスが
検出される。ステップS322では、検出された各印刷
デバイスがユーザの希望納期までに印刷物を納品できる
か否か判別される。希望納期に納品できない場合にはス
テップS322の判別結果はNOとなり、ステップS3
23に入る。ここではユーザの端末装置の画面上に納期
の再設定を促す警告メッセージ画面を表示する処理が行
われ、ステップS312に戻るように構成されている。
ステップS322において検出された各印刷デバイスが
ユーザの希望納期に納品できる場合には、判別結果がY
ESとなり、ステップS324に入る。
【0102】ステップS324では、ユーザ端末装置画
面が仮見積り結果表示画面(図36参照)に切り換えら
れ、仮見積り結果を表示する処理が行われる。ステップ
S325では、算出された仮見積り結果を履歴データと
して履歴管理データベース44に自動的に保存して蓄積
する処理が行われると共に、確認メッセージをユーザ端
末装置上に表示する処理が行われる。ステップS326
では、ユーザが仮見積り結果表示画面に表示された仮見
積り結果を見て、「承認依頼」、「一括発注」、「単品
発注」又は「戻る」等の中からいずれか1つを選択する
ことにより次の処理に進むことができる。
【0103】ステップS326において「承認依頼」を
選択した場合には、引き続いて管理システム部20にお
いて承認依頼処理が開始され、ステップS326におい
て「一括発注」又は「単品発注」を選択した場合には発
注処理が行われる。ステップS326で「戻る」を選択
した場合には、ステップS312に戻るように構成され
ている。
【0104】次に、ステップS302から第3の方法に
よって仮見積りの条件の入力を行う場合について説明す
る。ステップS302において、表示されている仮見積
り入力画面(図32参照)からユーザが印刷物ライブラ
リを選択した場合には、ステップS327に入り、ここ
でユーザは商品種別のプルダウンメニューを表示させ、
表示された商品画像一覧の中から参照又は利用したい商
品を選択し、次にステップS306に入るように構成さ
れている。ステップS306以後の処理の流れについて
は、第4の方法の場合と同様であるが、ステップS30
9だけが異なっているので、ステップS309について
説明する。
【0105】第3の方法で仮見積り条件を入力する場合
のステップS309での処理は、参照又は利用した印刷
物ライブラリ(印刷データ用データベース32)の選択
された商品画像の見積り条件が予め表示されている仮見
積り詳細入力画面(図33参照)がユーザ端末装置に表
示され、ユーザはこの画面において表示項目の変更分の
み再入力を行うようになっている。
【0106】ステップS302から第1の方法によって
仮見積りの条件の入力を行う場合について説明する。ス
テップS328で、ユーザは仮見積り入力画面(図32
参照)から過去の試算見積り番号を入力すると、ステッ
プS329に入り、ここでは、入力された試算見積り番
号に基づいて見積り処理部46により履歴管理データベ
ース44の検索が行われて所望のデータが抽出され、ス
テップS306に入る。ステップS306以後の処理の
流れについては、基本的に第4の方法の場合と同様であ
るが、ステップS309だけが異なっているので、ステ
ップS309について説明する。
【0107】第1の方法で仮見積り条件を入力する場合
のステップS309での処理は、入力された試算見積り
番号に対応する試算見積りの条件データが予め表示され
ている仮見積り詳細入力画面(図33参照)がユーザ端
末装置に表示され、ユーザはこの画面において表示項目
の変更分のみ再入力を行うようになっている。
【0108】ステップS302から第2の方法によって
仮見積りの条件の入力を行う場合について説明する。ス
テップS330で、ユーザは仮見積り入力画面(図32
参照)から過去の仮見積り番号を入力すると、ステップ
S331に入り、ここでは、入力された仮見積り番号に
基づいて見積り処理部46により履歴管理データベース
44の検索が行われて参照する所望のデータが抽出さ
れ、ステップS306に入る。ステップS306以後の
処理の流れについては、第4の方法の場合と同様である
が、ステップS309だけが異なっているので、ステッ
プS309について説明する。
【0109】第2の方法で仮見積り条件を入力する場合
のステップS309での処理は、入力された仮見積り番
号に対応する仮見積りの条件データが予め表示されてい
る仮見積り詳細入力画面(図33参照)がユーザ端末装
置上の画面に表示され、ユーザはこの画面において表示
項目の変更分のみ再入力を行うようになっている。
【0110】次に、図39〜図41を参照して、ユーザ
である企業10の発注担当者が発注仕様を端末装置より
入力してから管理システム部20が印刷会社に発注を行
うまでの処理の流れを説明する。ここでは企業10をユ
ーザの例として説明するが、他のユーザの場合も同様で
ある。企業10のインターネット用端末装置が管理シス
テム部20のホームページに直接的あるいは間接的にア
クセスすることにより、以下の処理を行うことが可能と
なる。
【0111】ステップS101で、企業10の発注担当
者がホームページ上でメインメニュー業務処理の中から
「発注」を選択すると、仮見積り入力画面(図32参
照)が表示され、先に仮見積りを行った仮見積り番号を
入力し、仮見積り処理を行い、仮見積り結果表示画面
(図36参照)より「一括発注」又は「単品発注」を行
う。仮見積りの処理については既に図17及び図18の
ステップS301〜ステップS331で既に説明済みで
あるので省略する。仮見積り入力項目一覧画面(図34
及び図35参照)で「仮見積り」を選択すると、参照さ
れた仮見積りデータに従い(データの削除、追加、修正
も可)印刷物の印刷仕様データは管理システム部20に
送られる。管理システム部20では、ステップS102
において、企業10から入力された印刷物の仕様データ
が受注処理部47で受信されると、ステップS103に
進む。ここでは、印刷物の仕様データを受け取った受注
処理部47から検索部51に信号が送られ、検索部51
により印刷デバイス用データベース41の中から印刷物
の印刷を適切に処理するのに利用できる印刷デバイスの
検索、抽出が行われる。ここでの検索、抽出は、図1
4、図15に基づいて説明した試算見積り処理における
印刷デバイスの抽出処理(ステップS216、ステップ
S217)と同様の処理を行うので説明を省略する。さ
らに、企業10の希望納品日迄に納品するための印刷デ
バイスへの発注可能時間を調査するため、抽出された印
刷デバイスの空き状態を空状況ファイル60を参照して
確認することが行われる。
【0112】印刷デバイスの空き状態の確認が終了する
と、ステップS104に進み、ここでは、受注処理部4
7により、ステップS103で確認された発注可能で印
刷物の印刷に適切な印刷デバイスを管理している組織で
ある印刷会社5が印刷デバイス用データベース41から
抽出される。この時、抽出された印刷会社5の該当印刷
デバイス件数が1件以上ある場合には、管理システム部
20は企業10からの印刷物の注文を受注することがで
きるので、応答時間の短縮を図るため抽出1件目の時点
で受注処理部47から受注可能メッセージが入出力処理
部58を介して企業10に送信される。
【0113】企業10では、ステップS105におい
て、管理システム部20からの受注可能メッセージを受
信し、企業10の発注担当者がその内容を確認すると、
ステップS106に進む。ここで、企業10の端末装置
から発注担当者が管理システム部20に対する発注処理
を行う(仮見積り結果表示画面(図36参照)が表示さ
れ、「一括発注」又は「単品発注」を選択すると、仮見
積り結果データが見積り結果データとなり、発注すべき
印刷物の印刷仕様となり)と、ステップS107に進
み、ここでは、ステップS106の発注と同時に、企業
10の端末装置から管理システム部20に対し画像デー
タ共有許可が自動発行されると同時に確認メッセージが
メッセージ画面に表示され(図39(B)参照)、企業
10の端末装置上の画面に表示される発注画面(図40
参照)に未発注の印刷物の明細が表示されるので、発注
したい明細を選択して反転表示後、「発注」を選択する
と発注を再確認する確認メッセージ(図40(A)参
照)が表示される。「取消」を選択すると、発注が取り
消される。
【0114】「確認」が選択されると、管理システム部
20では、ステップS108において、企業10の端末
装置から入出力処理部58を介して受注処理部47が送
信メッセージ及び発注書(PDF形式ファイル、又は改
竄不可の形式のファイルであればよい)を受け取り、管
理システム部20では受信した送信メッセージ及び発注
書の詳細内容の受信が確認される。ステップS109で
は、発注の信号と共に受け取った画像データ共有許可の
自動発行データを受注処理部47により画像データ読出
部59に送信する処理が行われ、ここでは、共有許可が
発行された画像データ(画像データを含む印刷物を印刷
するための印刷用データ)が実際に利用できる状態にな
っていることをステータス管理ファイルの「画像データ
共有許可ステータス」が“ON”であるか否かにより確
認される。
【0115】画像データ(画像データを含む印刷物を印
刷するための印刷用データ)が利用できる状態になって
いた場合には、ステップS110に入り、受注処理部4
7において企業10からの印刷物の印刷注文を受注した
ことが確定され、受注処理が行われる。ステップS11
1では、管理システム部20から企業10に対して発注
内容の確認を促すため、受注処理部47から入出力処理
部58を介して企業10に対して発注確認メッセージ
(図40(B)参照)及び注文請書(PDF形式のファ
イル、又は改竄不可の形式のファイルであればよい)が
送信される。次にステップS112に入り、受注処理部
47から検索部51に信号が送信され、検索部51にお
いて、ステップS104で抽出された受注可能な印刷会
社5の中から今回実際に印刷を発注する印刷会社5の選
択が選択条件に従って行われる。
【0116】図22には、ステップS112の処理が詳
細に示されている。図22を参照して、ステップS11
2での処理について説明すると、ステップS112a
で、ステップS104において抽出された印刷会社5の
中から発注者の希望納品地域にある印刷会社5の検索が
行われ、ステップS112bでは、発注の公平性を図る
ため、ステップS112aで検索された印刷会社の中か
ら最も受注頻度の低い印刷会社5が発注先として選択さ
れる。以上の手順により、ステップS112では印刷を
発注する印刷会社5の選択が行われる。
【0117】図21に戻ると、ステップS113におい
て、以上の如くして選択された印刷デバイスを管理して
いる印刷会社5に対する発注データが受注処理部47で
作成される。この発注データは、企業10からの発注内
容に従って作成されるもので、例えば、企業10におい
て確認された見積り内容を示すデータに基づいて作成す
ることができる。このようにして受注処理部47におい
て作成された発注データは、印刷会社への発注処理部4
8に送られ、入出力処理部58を介して印刷会社5に送
られる。これにより、印刷会社5に対する発注が完了す
る。
【0118】発注を受けた印刷会社5にあっては、ステ
ップS114で、管理システム部20からの印刷物の印
刷注文を受注したことを確認するため、管理システム部
20に対して注文請書(PDF形式のファイル、又は改
竄不可の形式のファイルであればよい)が返信される。
【0119】管理システム部20では、この注文請書を
入出力処理部58を介して受け取ると、ステップS11
5で、選択された印刷会社5が印刷データ用デバイス3
2に格納されている発注された印刷物を印刷するのに必
要な印刷データを読み出すことができるよう、受注処理
部47から画像データ読出部59に対してステータス管
理ファイルの画像データ共有許可ステータスを“ON”
にする要求信号が送られ、画像データ読出部59から
は、決定された印刷会社5に対して画像データの利用を
許可する信号が受注処理部47及び印刷会社への発注処
理部48を介して送られる。ステップS116では印刷
のために選択された印刷デバイスの仕様に基づき、画像
データ共有許可された画像データを含む印刷物を印刷す
るために用いられる印刷用データをRIP変換部61に
送り、ここでRIP変換を行って印刷用データに変換
し、面付け処理がある場合は面付け処理を行う(RIP
変換処理の前又は後に行う)等して印刷デバイス用の印
刷データを作成する。
【0120】そしてステップS117で、画像データ共
有許可済のRIP変換されたデータである印刷デバイス
用印刷用データが、印刷会社への発注処理部48によっ
て管理システム部20内に用意された印刷会社5専用の
送信用フォルダに複写される。この送信用フォルダは、
例えば印刷データ用データベース32内に用意すること
ができる。これによりRIP変換された印刷データは受
発注処理部50により印刷会社5に適宜のタイミングで
自動的にダウンロードする処理が行われる。これと同時
に、ステップS118では、印刷会社への発注処理部4
8から配送指示データが配送指示処理部49に送られ、
配送指示処理部49から管理システム部20が契約して
いる宅配会社6に配送指示を送信する処理が行われ、印
刷会社5に集荷のための配送伝票が後日管理システム部
20より送付される。以上の手順により、企業10の発
注担当者が発注仕様を入力してから管理システム部20
が宅配会社に印刷物の配送指示を行うまでの処理の流れ
が終了する。
【0121】次に、図42、図43及び図44を参照し
て、管理システム部20で実行される履歴管理の処理の
流れを説明する。印刷会社5、管理システム部20、企
業10、取引先・卸2、小売り3、消費者4のインター
ネット用端末装置が管理システム部20のホームページ
に直接的あるいは間接的にアクセスすることにより、以
下の処理を行うことが可能となる。
【0122】ステップS131において、ユーザ端末装
置の画面上に表示されたマイページ画面上(図42参
照)に履歴情報の抽出要求とその抽出のための絞り込み
条件とを入力すると、ステップS132に入り、管理シ
ステム部20の受注処理部47は印刷会社5、管理シス
テム部20、企業10、取引先・卸2、小売り3、消費
者4から履歴データの抽出要求と抽出のための絞り込み
条件とを受信し、受信したそれらの信号を履歴管理部5
5に送信する。これに応答してステップS133では、
履歴管理部55により抽出のための絞り込み条件から履
歴管理データベース44の抽出のための絞り込み条件に
該当する履歴情報の抽出が行われた後、ステップS13
4に入り履歴管理部55により抽出結果が受注処理部4
7に送信され、ここでは受信した抽出結果を抽出を要求
した端末装置に送信してユーザ端末装置上の画面に表示
する処理が行われる。
【0123】ステップS135では、抽出要求発信者が
端末装置の画面上において抽出要求した履歴情報を履歴
確認画面(図43(A)又は図44(A)参照)から参
照することができる。また、履歴確認画面(図43
(A)又は図44(A)参照)において詳細を確認した
い明細行を反転表示後、「詳細確認」を選択すると詳細
情報(図43(B)又は図44(B)参照)を参照する
ことができる。ただし、抽出要求発信者によって抽出で
きる情報は異なる。例えば、企業10は、試算見積り、
仮見積り、発注等の履歴情報が抽出でき、また、マイペ
ージ画面から印刷物の承認状況の確認、印刷進捗状況の
確認もできる。
【0124】図45及び図46を参照して、管理システ
ム部20で実行することができる集計管理について説明
する。例えば企業10が、履歴管理データベース44に
蓄積されている試算見積り、仮見積り、発注等の各デー
タを分類キーに従い分類し、集計キーに従い金額を集計
することができる。集計キー項目の例としては、企業コ
ード、支店・営業所コード、プロジェクトコード、プロ
ジェクト名、商品名、担当者コード、担当者名、試算見
積り番号、仮見積り番号、発注番号などが挙げられる。
【0125】例えば、企業10が集計を行うため、ステ
ップS141で企業10の担当者が管理システム部20
のホームページに用意されている所要のページ(図45
参照)に抽出データ、抽出データ項目、抽出期間、抽出
されたデータの分類キー並びにコントロールブレークの
ための集計キーを入力すると、管理システム部20に対
して集計を要求する信号が送られる。ステップS142
では、集計の要求を受信した入出力処理部58がその要
求信号を集計管理部56に送信し、集計管理部56で
は、履歴管理データベース44に累積、保存されている
データから抽出条件(抽出データ、抽出データ項目、抽
出期間)に該当するデータが検索・抽出され、抽出され
たデータを指定された分類キーに従い分類を行い、分類
済のデータを用いて指定された集計キー毎に金額の集計
が行われる。
【0126】そしてステップS143に入り、集計管理
部56において集計結果が、管理システム部20のホー
ムページに用意されている所要のページ(図46(A)
参照)に表示され、企業10の担当者の要望により(図
46(B)参照)集計結果がCSVファイル化された
後、企業10に送信される。ステップS144では、企
業10が受信したCSVファイル(集計情報)を利用す
ることができ、例えば収益管理などの業務に生かすこと
ができる。但し、企業10(ユーザ)、印刷会社5、宅
配会社6等により抽出できる情報は異なる。
【0127】次に、図25を参照して、印刷物受発注シ
ステム1の基本的な処理の流れを説明する。ユーザがW
eb上で管理システム部20のホームページにアクセス
すると、図25に示されるメインメニュー画面がユーザ
端末装置の画面に表示される。ここで、メニューの中の
「ログイン処理」の表示バーを選択してクリックする
と、図26(A)に示されるログインのための画面の表
示に切り換えられる。また、本画面においてプロジェク
トコードの入力を行ってもよい。
【0128】図25に戻ると、メインメニュー画面に
は、業務処理、履歴管理、集計処理、管理情報の確認、
サービスメニュー、印刷処理の6つの大きな選択項目が
あり、業務処理のメニュー中には、試算見積り、仮見積
り、承認、発注の選択肢が用意され、履歴管理のメニュ
ー中には、試算見積り、仮見積り、印刷進捗状況、承認
状況の選択肢が用意されている。
【0129】次に、印刷物受発注システム1による処理
の流れを表示画面を参照しながら説明する。
【0130】先ず、ユーザがWeb上で管理システム部
20のホームページのトップページにアクセスすると、
ユーザ端末装置の画面は図25に示すメインメニュー画
面となる。ここで、ユーザが「業務処理」のメニューの
中の「試算見積り」の表示バーを選択することにより、
試算見積りを開始することができ、図26(B)に示さ
れる試算見積り入力画面に遷移する。
【0131】ユーザは図26(B)の試算見積り入力画
面において試算見積り日(自動入力)、商品名を入力
し、見積り条件、注文方法を各プルダウンメニューの中
から各々選択する。次に、印刷物の詳細内容の特定を行
うが、そのため、以下の3つの方法が用意されている。
第1の方法は「試算見積り番号」を入力し過去の試算見
積り内容を参照又は利用して行う方法、すなわち、図2
6(B)に示される試算見積り入力画面において、過去
に試算見積りを行っている場合には、この第1の方法に
より以前の「試算見積り番号」を入力し、その以前の試
算見積り内容を参照又は利用することにより、今回印刷
を行いたい印刷物の詳細内容を特定する方法、第2の方
法は「印刷物ライブラリ参照」を選択して参照又は利用
して入力を行う方法、第3の方法は印刷種類として用意
されている「ペラ物」、「折物」、「頁物」、「加工
物」以上4項目の中から所望の印刷種類を選択して新規
に入力を行う方法である。
【0132】まず、第2の方法である「印刷物ライブラ
リ参照」を選択して行う場合について説明する。「商品
種別」に設定されているプルダウンメニューを開くと参
照又は利用したい商品種別が表示されるので、ユーザは
選択肢の1つである商品種別を選択すると、図27の上
側に示される選択された商品種別の商品画像が表示され
る。この画面は、「画像/印刷仕様(コード番号)」の
選択肢を表示する画面であり、ここで今回印刷を行いた
い印刷物と同一または最も類似している商品の画像又は
印刷仕様を選択した後、試算見積り入力画面にある「詳
細入力」を選択することにより、図28に示される試算
見積り詳細入力画面に遷移する。
【0133】次に、第3の方法である印刷種類のうちの
いずれかの選択を行った場合について説明する。例えば
「ペラ物」を選択した場合には、「商品種別」に設定さ
れているプルダウンメニューを開くと、図26(B)に
示される如く「校正サンプル」、「ポスター」、「チラ
シ」・・・等の選択肢が提示され、ここでユーザは選択
肢の1つを選択する。「折物」、「頁物」、「加工物」
の場合も同様に、印刷種類に応じた「商品種別」、「加
工種別」の各プルダウンメニューを開くと、選択された
印刷種類に応じて図26(B)、図29に示される選択
画面が表示されるので、各々表示されている選択肢の1
つを選択した後、試算見積り入力画面にある「詳細入
力」を選択することにより、図28に示される試算見積
り詳細入力画面に遷移する。
【0134】ここで、図26(B)、図29に示される
印刷種類の詳細を選択するための各選択画面の右下にあ
る「取消」を選択すると、各選択画面の選択が取り消さ
れ試算見積り入力画面に戻り、各選択画面の選択肢の再
入力を行うことができる。さらに、この試算見積り入力
画面の右下の「メニュー」を選択すると試算見積り処理
を取り消して図25に示されるメインメニュー画面に戻
ることができる。同様に「取消」を選択すると、この試
算見積り入力画面で入力された項目が全て取り消され、
試算見積り入力画面(図26(B)参照)が再表示され
て入力項目を再入力することができる。
【0135】第1の方法について説明する。図26
(B)に示される試算見積り入力画面において、「試算
見積り番号」の入力欄に以前に試算見積りを行った時の
試算見積り番号を入力して「詳細入力」を選択するだけ
で、図28に示される試算見積り詳細入力画面に切り換
えられ、ここでは以前の試算見積り結果内容が併せて表
示され、参照できるようになっている。ユーザはその表
示内容の一部を必要に応じて変更、修正するだけで、今
回印刷を行いたい印刷物の詳細な仕様を特定することが
できる。
【0136】図28には、図26(B)に示される試算
見積り入力画面において印刷種類として「頁物」を選択
し、所要の商品種別と加工種とをさらに選択した後、
「詳細入力」を選択することによって試算見積り詳細入
力画面に切り換えられた場合のその画面の一例が示され
ている。この試算見積り詳細入力画面では、下線付きの
項目は既に定義済みの項目の表示域であり、部数、仕上
がりサイズ、表紙、本文、加工等のそれぞれについて印
刷物の印刷の詳細仕様を入力するだけとなっている。詳
細仕様に関する殆どの入力は、プルダウンメニューの選
択肢の選択で済むようになっている。
【0137】図28に示される画面において、仕様の特
定のための入力が終了した段階で「入力終了」を選択す
ることにより、新規入力の場合には、データ入力を終了
したことが確定され、参照入力の場合には、前回の試算
見積り条件データの詳細内容を参照することが終了する
こと、又はその参照した内容を変更したことが確定さ
れ、図30に示される試算見積り入力項目一覧画面に切
り換えられる。また複品等の入力を行う場合には「次の
入力へ」を選択することにより図26(B)に示される
試算見積り入力画面に戻って、複品等のための試算見積
りの入力を行うことができる。
【0138】新規入力の場合には、図26(B)に示さ
れる試算見積り入力画面と図28に示される試算見積り
詳細入力画面とが交互に繰り返されて試算見積りのため
の詳細データが入力される。図28の画面で「取消」を
選択すると、この試算見積り詳細入力画面で入力した全
ての内容を取り消して図26(B)に示される試算見積
り入力画面に戻り、図28に示される画面で「戻る」を
選択すると、直前の画面である図26(B)に示される
試算見積り入力画面に戻り、次の複品等の印刷物の詳細
内容の特定を行うことができる。
【0139】一般に発注される印刷物は、通常は過去に
発注した印刷物の仕様を参考にして印刷物の一部を変更
し印刷物の発注が行われる場合が殆どである。従って、
上述した第1の方法によれば、今回印刷を行いたい印刷
物の仕様と類似している仕様の過去の試算見積り番号を
入力すれば、今回印刷を行いたい印刷物の仕様とほぼ同
様の仕様が表示されるので、表示内容の一部を今回の印
刷物の仕様に従って変更するだけで今回の印刷物の詳細
内容の入力が済むため、簡単に試算見積りを行うことが
できる。場合によっては、全く変更、修正を必要としな
い場合もあり得る。そして変更、修正の入力が終了した
段階で「入力終了」を選択することにより、図30に示
される試算見積り入力項目一覧画面に遷移する。
【0140】図30に示される試算見積り入力項目一覧
画面には、これまでに入力した試算見積りのための商品
名、印刷種類、部数、仕上がりサイズ等が表示される。
この画面において、試算見積り内容を確認した後、「保
存」を選択すると、「試算見積り条件が保存されまし
た」というメッセージがメッセージ画面に表示されると
共に、表示されている試算見積り条件(印刷物の印刷仕
様)の保存が行われ、ユーザは、その後、次に行いたい
処理を選択して次の処理に進むことができるように構成
されている。
【0141】不要な明細については、該当行を反転表示
後、DELキーを押下すると反転表示した行を削除する
ことができる。また、明細を追加したい場合には、追加
したい明細行の直前の明細行を反転表示させた後、「追
加」を選択すると、反転表示行の後に1行空白行が挿入
され、その後、図26(B)に示される試算見積り入力
画面に戻り、追加したい明細行の詳細内容の入力を行う
ことができる。
【0142】図30に示される試算見積り入力項目一覧
画面において、「詳細/変更」を選択すると、図28に
示される試算見積り詳細入力画面に遷移し、入力項目の
詳細の参照及び変更を行うことができる。図30に示さ
れる試算見積り入力項目一覧画面において、「取消」を
選択すると、図26(B)に示される試算見積り入力画
面に戻る。図30に示される試算見積り入力項目一覧画
面で「試算見積り」を選択すると、試算処理部43(図
13参照)は単価テーブル45及び見積りデータベース
42に蓄積されているデータのうちから今回の試算見積
りに必要なデータを参照して所定の試算見積り演算を実
行し、試算見積り処理を行い、その処理結果としてユー
ザの端末装置の画面には図31に示される試算見積り結
果表示画面が表示される。
【0143】図31には、頁物のカタログの場合におけ
る試算見積り結果の試算見積り結果表示画面の一例が示
されている。この試算結果が予想に反して高すぎる、又
は印刷物の仕様に合わないなどの理由で入力条件を変更
してもう1度試算見積りを行わせたい場合には「戻る」
をクリックすることにより図30の試算見積り入力項目
一覧画面に戻ることができる。したがって、ここで、
「追加」、「取消」又は「詳細/変更」のいずれかを選
択し、入力条件を設定しなおして「試算見積り」を選択
すれば、新たな条件に従う試算見積り結果を図31に示
した試算見積り結果表示画面上で確認することができる
ようになっている。
【0144】試算処理部43(図13参照)は試算見積
り条件(印刷物の印刷仕様)等により、印刷物の印刷に
使用する印刷デバイスが抽出され、抽出された印刷デバ
イスに基づき、単価テーブル45や見積りデータベース
42を参照し、印刷物の試算見積り演算を行う(図15
のステップS216、ステップS217で既に説明済
み)。
【0145】このように、ユーザは、何度でも試行を繰
り返すことができ、保存しておきたい試算見積り条件や
試算見積り結果が得られた場合、「保存」を選択する
と、表示されている試算見積り条件や試算見積り結果が
保存されると共に、図30では「試算見積り条件が保存
されました。」というメッセージがメッセージ画面に表
示され、図31では「試算見積り結果が保存されまし
た。」というメッセージがメッセージ画面に表示され、
ユーザは、その後、次に行いたい処理を選択し、次の処
理に進むことができるように構成されている。承認可能
な試算結果が得られた場合に「仮見積り」を選択するこ
とにより、仮見積り処理に入ることができる。仮見積り
処理は、図13に示す見積り処理部46において実行さ
れる。
【0146】図32には、仮見積り入力画面が示されて
いる。なお、図25に示されるメインメニュー画面の
「仮見積り」を選択することにより図32の仮見積り入
力画面に遷移することもできる。図32の仮見積り入力
画面においては、基本的に図26(B)に示した試算見
積り入力の場合と同様であるが、仮見積り日(自動入
力)、仮見積り番号を入力する点と、納品場所を「複
数」と「1ヶ所」とのいずれかを選択する点とが異なっ
ている。
【0147】印刷物の詳細内容の特定には、以下の4つ
の方法が用意されている。第1の方法として「試算見積
り番号」を入力して参照又は利用して入力を行う方法、
第2の方法として「仮見積り番号」を入力して参照又は
利用して入力を行う方法、第3の方法として「印刷物ラ
イブラリ参照」を選択して参照又は利用して入力を行う
方法、第4の方法として印刷種類として用意されている
「ペラ物」、「折物」、「頁物」、「加工物」以上4項
目の中から所望の印刷種類を選択して行う方法である。
【0148】図32において、第1の方法である試算見
積り番号若しくは第2の方法である仮見積り番号とを入
力し、その以前の試算見積り内容若しくは仮見積り内容
を参照利用することにより、今回印刷を行いたい印刷物
の仮見積りの詳細仕様を特定することができる。この方
法によれば、以前に試算見積り若しくは仮見積りを行っ
た時の試算見積り番号若しくは仮見積り番号を入力して
「詳細入力」を選択するだけで、図33に示される仮見
積り詳細入力画面に遷移し、ここでは以前の試算見積り
若しくは仮見積りの条件又は結果内容が表示されてい
る。ユーザはその表示内容の一部を必要に応じて削除、
追加、変更又は修正するだけで、今回印刷を行いたい印
刷物の詳細な仕様を特定することができる。
【0149】この入力方法は、基本的に図26(B)に
示した試算見積り入力画面の場合と同様である。仮見積
り条件項目の入力が終了した段階で、「取消」を選択す
ると、入力された全ての入力項目が取り消され、仮見積
り入力画面が再表示され、再入力することができる。
「詳細入力」を選択すると、図33に示される仮見積り
詳細入力画面に遷移する。
【0150】図33には、図32の印刷種類において
「頁物」を選んだ場合の仮見積り詳細入力画面の一例が
示されている。ここでは、今回仮見積りを行いたい印刷
物の詳細仕様を入力することができる。ここでの入力方
法は、基本的に図28に示した試算見積り詳細入力画面
に入力する場合と同様である。詳細仕様の入力が終了し
た段階で、「戻る」を選択すると、図32に示される仮
見積り入力画面に遷移し、次の印刷物の詳細内容の特定
を行い、上記と同様にしてその詳細を入力することがで
きる。図33の画面において「次の入力へ」を選択する
と、図32の仮見積り入力画面に戻り、次の印刷物の仮
見積り条件を入力することができ、「取消」を選択する
と、図33の仮見積り詳細入力画面での入力が取り消さ
れ、図32に示される仮見積り入力画面に戻る。
【0151】第4の方法である印刷種類を選択した場
合、すなわち、新規入力の場合には、図32に示される
仮見積り入力画面と図33に示される仮見積り詳細入力
画面での入力処理とが交互に繰り返されて仮見積りのた
めの詳細データが入力される。「入力終了」を選択する
と、新規入力の場合には、データ入力の終了が確定さ
れ、参照入力の場合には、データ参照の終了又は変更内
容の確定が行われた後、図32において選択した納品場
所の選択に応じて、図34又は図35に示される仮見積
り入力項目一覧画面に遷移する。
【0152】図34は納品場所が複数の場合の仮見積り
入力項目一覧画面である。ここでの表示内容及び入力方
法は、基本的には図30に示した試算見積り入力項目一
覧画面の場合と同様であるが、連絡先と各明細行毎の希
望納品日と納品場所の入力処理を行い、納品場所や連絡
先はそれぞれプルダウンメニューから選択又は直接入力
する点だけが異なっている。ここでは、各明細行に対応
して各々希望納品日及び納品場所を入力する画面となっ
ている。
【0153】同様に、図35に示される画面は納品場所
を1ヶ所として選択した場合の仮見積り入力項目一覧画
面であり、連絡先と納品場所と各明細行毎に希望納品日
の入力処理を行い、納品場所や連絡先はそれぞれプルダ
ウンメニューから選択又は直接入力することができる。
【0154】図34、図35の何れの画面においても、
以下の処理を行うことができる。「詳細/変更」を選択
することにより、図33に示される仮見積り詳細入力画
面に遷移し、入力項目の詳細の参照及び変更を行うをこ
とができる。図34、図35の何れの画面においても
「保存」を選択することにより、「仮見積り条件が保存
されました。」という確認メッセージがメッセージ画面
に表示された後、仮見積り条件が履歴データとして保存
され、ユーザは、その後、次に行いたい処理を選択して
次の処理に進むことができる。
【0155】図34、図35の何れの画面においても、
明細行を追加したい場合には、追加したい明細行の直前
の明細行を反転表示させ「追加」を選択すると、反転表
示行の後に1行空白行が挿入され、その後、図32に示
される仮見積り入力画面に戻り、追加入力を行うことが
できる。図34、図35の何れの画面においても「取
消」を選択すると、図34又は図35で入力された内容
が取り消され、図32に示される仮見積り入力画面に戻
る。不要なデータがある場合には、図34、図35の何
れの画面においても削除したい明細行を反転表示させ、
「DELキー」を押下すると反転表示させた明細行を削
除することができる。また、図34、図35の何れの画
面においても、「仮見積り」を選択することにより、
「データ入稿は入稿指定日(○○年○○月○○日)迄に
入稿してください。」という確認メッセージがメッセー
ジ画面に表示され、仮見積り処理が行われた後、図36
に示される仮見積り結果表示画面に切り換えられる。
【0156】図34、図35の何れの画面においても、
「仮見積り」が選択されると、見積り処理部46(図1
3参照)は、単価テーブル45及び見積りデータベース
42に蓄積されているデータから今回の仮見積りに必要
なデータを参照して、印刷物の印刷に適用可能な印刷デ
バイスを抽出し、仮見積りの演算処理を実行する。仮見
積りの演算処理において、仮見積り条件(印刷物の印刷
仕様)により、抽出された適用可能な印刷デバイスの中
から印刷物の印刷に最適な印刷デバイスが抽出され、本
処理は図18のステップS319、ステップS320と
同一処理で、既に説明済みなので省略する。更に、希望
納品日までに印刷可能な印刷デバイスを検出し、本処理
も図18のステップS321、ステップS322、ステ
ップS323と同一処理で、既に説明済みなので省略す
る。最適な印刷デバイスで希望納品日までに最も安く印
刷できる印刷デバイスが選択される。
【0157】図36は仮見積り結果表示画面を示すもの
で、この画面は、図31に示される試算見積り結果表示
画面と基本的に同様であるが、仮見積り有効期限と仮見
積り価格の合計金額とが表示される点と、図34又は図
35で入力された連絡先と納品場所と希望納品日が表示
される点とが異なっている。
【0158】この仮見積り結果表示画面では、ユーザ
は、表示されている仮見積りの演算結果を確認すること
のみを行い、入力の取消しを行うことができないように
構成されている。図36に示されている仮見積り結果は
自動的に保存されるように構成されており、その際、
「仮見積り結果が保存されました。」というメッセージ
画面がユーザ端末装置上に表示され、ユーザは、その
後、次に行いたい処理を選択し、次の処理を行うことが
できる。「取消」を選択すると、図32に示される仮見
積り入力画面において選択した納品場所に応じて図34
又は図35に戻る。図36に示される仮見積り結果表示
画面において、仮見積りの内容を確認し、この内容でよ
ければ、ユーザの担当者は発注の承認を受けるため、
「承認依頼」を選択すると、承認権限者に承認依頼メッ
セージが送付される。
【0159】図36に示される画面で「承認依頼」を選
択した場合に、その承認権限のある者に対して承認依頼
メッセージが送られるので、当該メッセージと仮見積り
結果データとを受け取った承認権限者は、管理システム
部20のホームページにアクセスし、図25に示される
メインメニューの「ログイン処理」を選択すると、図3
7(A)に示されるログイン画面が表示され、承認権限
者は、ログイン画面からログイン、パスワードを入力す
る。このログイン画面において、パスワードにより承認
権限者であることが判別されると、図37(B)の未承
認一覧表示画面が表示される。
【0160】未承認一覧表示画面は、承認権限者が承認
しなければならない未承認の仮見積り結果の一覧を示す
ものであり、承認権限者の端末装置上に表示される。こ
の画面には、仮見積り番号、仮見積り日、商品名、印刷
種類、部数、仕上がりサイズ、希望納品日、金額等の仮
見積りの内容が表示される。承認権限者は、図25に示
されるメインメニューの「履歴管理」の「仮見積り」を
選択し、仮見積り番号より図44(A)に示される仮見
積り履歴確認画面で詳細を確認したい明細行を反転表示
した後、「詳細確認」を選択し、仮見積り結果の詳細
(図44(B)の仮見積り詳細入力画面)を参照し、印
刷物の仕様、価格、納期などを確認後、承認の有無を決
定する。図44(B)に示される仮見積り詳細入力画面
において「戻る」を選択すると、図44(A)に示され
る仮見積り履歴確認画面に戻ることができる。
【0161】承認権限者は、図37(B)に示される未
承認一覧表示画面において、承認したくない明細行を反
転表示後、「差戻し」を選択すると、承認権限者の端末
装置上の画面に「差戻しのメールの発行等」という注意
メッセージが、メッセージ画面に表示され、管理システ
ム部20から担当者に差戻しメールを送付する処理が行
われる。
【0162】承認権限者が見積りの内容が妥当であると
判断した場合に、承認したい明細行を選択して反転表示
させた後、「承認」を選択すると承認権限者の端末装置
上の画面は図38に示される承認の確認の画面(仮見積
り結果表示画面)に遷移し、選択した明細行のみ表示さ
れる。ここでは、仮見積り結果表示画面が画面表示さ
れ、商品名、印刷種類、部数、仕上がりサイズ、希望納
品日、金額等が表示され、発注対応の確認メッセージが
メッセージ画面(図38参照)に表示される。メッセー
ジは「自動発注許可発効」、「今すぐ一括発注する」又
は「今すぐ単品発注する」の3者択一の表示となってお
り、承認権限者は次に実行したいいずれかの処理を選択
する。
【0163】「自動発注許可発行」を選択した場合に
は、メッセージ画面が消えて図38に示される承認の確
認の画面(仮見積り結果表示画面)に戻り、同画面の
「戻る」を選択し、図37(B)に示される未承認一覧
表示画面に戻り、次に確認したい明細行を選択した後
「承認」を選択し、承認処理を行う。通常、承認権限者
は承認のみ行い、発注は行わず、発注については担当者
により後日行われる。
【0164】図38に示されるメッセージ画面におい
て、承認権限者が「今すぐ一括発注する」を選択した場
合には、メッセージ画面が消え、図38に示される承認
の確認の画面(仮見積り結果表示画面)に戻り、この画
面から「一括発注」を選択すると、ステータス管理ファ
イルの画像データ共有許可承認ステータスがチェックさ
れ、画像データ共有許可ステータス全てが“ON”の場
合は既に許可されているので図39(B)の確認メッセ
ージがメッセージ画面に表示された後、一括発注を行う
ために図40に示される印刷の発注画面に遷移する。
【0165】図38に示されるメッセージ画面におい
て、承認権限者が「今すぐ単品発注する」を選択した場
合には、メッセージ画面が消え、図38に示される承認
の確認の画面(仮見積り結果表示画面)に戻り、商品一
覧の中の単品発注したい明細行を反転表示後、「単品発
注」を選択すると、ステータス管理ファイルの画像デー
タ共有許可承認ステータスがチェックされ、画像データ
共有許可承認ステータスが全て“ON”の場合は既に許
可されているので図39(B)の確認メッセージがメッ
セージ画面に表示された後、単品発注を行うために図4
0に示される印刷の発注画面に遷移する。図38に示さ
れる承認の確認の画面(仮見積り結果表示画面)で反転
表示され、選択された明細のみが、発注画面(図40参
照)に表示される。また、発注書においても反転表示さ
れた明細のみ記載され、発注される。
【0166】図38に示される承認の確認の画面(仮見
積り結果表示画面)において承認権限者により印刷物の
印刷の発注対応の確認がされた場合は、ステータス管理
ファイルの印刷進捗状況確認ステータスの「承認」を
“ON”とする。
【0167】図38に示されるメッセージ画面におい
て、承認権限者が「取消」を選択すると、メッセージ画
面が消え、発注が取り消され、発注が取り消されたので
画像データ共有許可はされず、図38に示される承認の
確認の画面(仮見積り結果表示画面)に戻る。この画面
において「戻る」を選択すると、図37(B)に示され
る未承認一覧表示画面に戻る。
【0168】図38に示される承認の確認の画面(仮見
積り結果表示画面)では、「一括発注」、「単品発
注」、「戻る」のいずれかを選択処理することができ
る。「一括発注」を選択した場合には、受注処理部47
により一括発注が行われ、その後図37(B)に示され
る未承認一覧表示画面に戻り、「単品発注」を選択した
場合には、受注処理部47により単品発注処理が行わ
れ、その後図37(B)に示される未承認一覧表示画面
に戻る。なお、単品発注とは、複品発注において商品が
揃ったものから順次発注ができることである。「戻る」
を選択すると、図37(B)に示される未承認一覧表示
画面に戻る。
【0169】「自動発注許可発行」とは、ここに表示さ
れた見積り内容での発注を担当者がいつでも行えること
を認証したことを意味するものであり、自動発注許可発
行を選択した場合には、図36に示される仮見積り結果
表示画面の「一括発注」又は「単品発注」がアクティブ
になり、したがって、担当者がいつでも発注を行うこと
ができることとなる。
【0170】図36の仮見積り結果表示画面において、
担当者が「一括発注」又は「単品発注」を選択したとき
に、ステータス管理ファイルの画像データ共有許可承認
ステータスがチェックされる。ユーザ側で、発注者と発
注責任者とクリエイティブ(デザイナー)との3者いず
れかによりデータ共有許可が承認されておらず、データ
共有許可承認ステータスが1つでも“OFF”のとき
は、印刷物の発注ができないように構成されており、図
39(A)に示される「データ共有許可ができません。
○○様が未承認です。」というエラーメッセージがユー
ザ側の端末装置の画面上のエラーメッセージ画面に表示
される。このとき「状況確認」を選択すると、図41に
示すデータ共有許可ステータス確認画面が表示され、状
況確認を行うことができる。この画面において、「更
新」は、発注者、発注責任者、クリエイティブ(デザイ
ナー)の承認ステータスの更新のために用いられ、「取
消」は承認ステータスの更新データを取り消すために用
いられる。
【0171】図36の仮見積り結果表示画面において、
担当者又は承認権限者が「一括発注」又は「単品発注」
のいずれかを選択したときに、ユーザ側で、発注者と発
注責任者とクリエイティブ(デザイナー)等の全ての関
係者がステータス管理ファイルの画像データ共有許可承
認ステータスを承認しており、画像データ共有許可承認
ステータスがすべて“ON”の場合には、印刷物の発注
ができるように構成されており、図39(B)に示され
る「データの共有許可が発行されます。」という確認メ
ッセージがメッセージ画面に表示され、その後、図40
に示される発注画面に遷移し、ここで、「発注」を選択
することにより各仕様毎に見積られている印刷物の印刷
が一括して又は単品で管理システム部20へ発注され
る。
【0172】管理システム部20は、これに応答してユ
ーザからの発注依頼に基づき「オーダー受け取りました
!」という確認メッセージ画面を発注者の端末装置の画
面上に表示し、発注者に発注の再確認を促すと同時に、
管理システム部20では、ユーザからの返信メッセージ
と発注書とを受信したことを確認する。なお、ユーザか
らの発注依頼は、ユーザが発注書PDF形式ファイル、
又は改竄不可の形式のファイルを管理システム部20に
送付することにより行われる。
【0173】図40(A)に示される確認メッセージ画
面において、ユーザが発注する場合に「確認」を選択す
ると、管理システム部20では、ユーザからの返信メッ
セージと発注書とを受信したことを確認した後、図40
(B)に示される「データ確認しました。受注完了で
す。」という処理完了メッセージをユーザの端末装置上
の画面に表示することが行われると同時に、発注データ
を自動的に履歴管理データベース44に蓄積する処理が
行われる。また、ユーザが発注を取り消すため、図40
(A)に示される発注画面において「取消」又は「メニ
ュー」を選択した場合、又は図40(A)に示される確
認メッセージ画面において「取消」を選択した場合、発
注データは、発注が取り消されても、発注取消データと
して履歴管理データベース44に自動的に蓄積保存され
る。
【0174】以上のようにしてユーザより管理システム
部20へ印刷物の発注が行われると、管理システム部2
0は、印刷会社へこの印刷物を発注するための発注処理
を行うが、以降の処理は図19〜図21に基づいて既に
説明した通りである。
【0175】図25に戻り、メインメニュー画面におい
て、ユーザが「マイページ画面」を選択すると、図42
に示されるマイページ画面に切り換えられる。ここで
は、「注文内容の確認」、「承認状況の確認」、「印刷
進捗状況の確認」の選択肢が用意されており、データ抽
出条件を入力し「実行」を選択すると、選択された処理
を実行することができる。
【0176】ユーザが「注文内容の確認」を選んでプル
ダウンメニューから抽出データを選択し、該当データの
番号、例えば試算見積り番号、試算見積り期間である抽
出期間、又は仮見積り番号と仮見積り期間である抽出期
間とを指定し「実行」を選択すると、図43(A)に示
される試算見積り履歴確認画面、又は図44(A)に示
される仮見積り履歴確認画面のいずれかの画面を表示す
ることができる。これらの画面上で見積り内容の詳細を
確認できる。いずれの場合においても、「詳細確認」を
選択すると、図43(B)(図28と同一画面である)
に示す試算見積り詳細入力画面又は図44(B)(図2
8と同一画面である)に示す仮見積り詳細入力画面が表
示され、その詳細を見ることができる。
【0177】各詳細入力画面からは「戻る」を選択する
と、各履歴確認画面(図43(A)、図44(A)参
照)に戻ることができる。また、各履歴確認画面(図4
3(A)、図44(A)参照)から「戻る」を選択する
と、図42に示されるマイページ画面に戻ることができ
る。マイページ画面において「取消」を選択すると全て
の入力項目が取り消される。
【0178】図25に戻ってメインメニュー画面におい
て、ユーザが「集計処理」を選択した場合には、図45
に示される履歴データ抽出・集計項目指定画面に遷移す
る。ここでは、履歴管理データベース44に蓄積されて
いる履歴データの抽出・集計を行うことができる。
【0179】図45に示される履歴データ抽出・集計項
目指定画面においては、抽出データ、抽出データ項目の
各プルダウンメニューを表示し、ユーザが各選択肢を選
択し、抽出データの抽出期間を設定する。抽出期間とし
ては、開始日のみの入力であってもよい。また、抽出さ
れたデータの分類キーと分類キーの昇順・降順を各々指
定する。分類が必要でない場合は、分類キーの指定は不
要である。さらに集計キーの指定を行う。集計キーの指
定がない場合は、集計処理で明細及び合計の表示が行わ
れ、集計キーが指定された場合は、明細行及び各集計キ
ーがコントロールブレークする毎に集計結果が表示さ
れ、最後に総計が表示される。なお、集計処理を行うた
め集計キー、又は集計キーを指定するため、集計キーを
分類キーとして指定する必要がある。
【0180】図45の画面において、「取消」を選択し
た場合は、本画面での入力が取り消されて入力待ち状態
となり再入力することができ、「メニュー」を選択する
と、図25に示されるメインメニュー画面に遷移する。
【0181】図45に示される履歴データ抽出・集計項
目指定画面において、「集計」を選択すると、図46に
示される履歴データ集計画面が表示される。本画面で
は、抽出条件に従い履歴管理データベース44から抽出
された履歴データが分類・集計されて表示され、ここで
は発注データが選択された場合の例が表示されており、
お客さま名、担当者名の他に、発注番号、発注日、商品
名、仕上げサイズ、部数、金額等について一覧表示さ
れ、集計キー項目に従い集計された金額も表示される。
さらに、今回の抽出条件や分類キー、集計キー等の情報
についても表示される。
【0182】これらの履歴情報が表示されている図46
に示される履歴データ集計画面の「ファイル」を選択す
ると、「ファイル名を指定してください。」という確認
メッセージがメッセージ画面に表示され、ユーザがファ
イル名を入力して「保存」を選択すると、ユーザの端末
装置に用意されているハードディスク等の記憶装置に所
望のファイルを格納することが可能となっている。ま
た、図46に示されるメッセージ画面で「取消」を選択
すると、このファイル送信処理を取り消して図46の履
歴データ集計画面に戻ることができる。この画面履歴デ
ータ集計において「メニュー」を選択すると、図25に
示されるメインメニュー画面の表示に切り換えられ、
「戻る」を選択すると、図45に示される履歴データ抽
出・集計項目指定画面に戻ることができる。
【0183】図42のマイページ画面で「印刷進捗状況
の確認」を選択した場合には、発注番号又は発注期間、
或いは発注番号と発注期間とを指定し、「実行」を選択
すると、図47に示される印刷進捗状況確認画面に切り
換えられ、抽出された発注データの印刷進捗状況が表示
される。本画面で「戻る」を選択すると、図42のマイ
ページ画面に戻ることができる。
【0184】同様に図42に示されるマイページ画面で
「承認状況の確認」を選択し、仮見積り番号又は仮見積
り期間、或いは仮見積り番号と仮見積り期間とを指定し
「実行」を選択すると、図47に示される印刷進捗状況
確認画面が表示され、抽出された仮見積りデータの承認
状況が表示され、各ステータスの処理が実行又は終了し
た場合、”○”が表示される。本画面では、印刷物の見
積りが承認されたか、印刷物のデータが準備できたか、
印刷が開始されたか、印刷が終了したか、印刷物の加工
が終了したか、印刷物の配送がされたか、印刷物が納品
されたか、のステータスが表示される。
【0185】
【発明の効果】本発明によれば、印刷物受発注システム
において以下の効果が奏される。 1.印刷会社を組織化したことによる効果 (1)設備の規模と機能とをもとに、印刷物の発注を振
り分けることができるので、一番コストが安い印刷会社
に発注ができるのでコストが削減できる。 (2)組織化した印刷会社に仮想的に大きな印刷会社と
同じ役割を持たせることができるため、印刷を必要とす
る人の必要な部数を必要な時に必要な場所で発注を行う
ことができるので、コストが削減でき、即時性を良くす
ることができる。
【0186】2.見積りデータベースや印刷デバイス用
データベースを有し、最適な印刷デバイスを絞り込む仕
組みを設けたことによる効果 (1)印刷発注内容毎に最適な印刷デバイスを選択する
ことができるので、コストが削減でき、高品質な印刷物
が作成できる。 (2)後加工機との連携が図れるので、コスト削減や納
期短縮が可能となる。 (3)印刷デバイスの絞込み機能を有した試算見積り処
理や見積り処理(仮見積り)を利用することにより、印
刷の専門知識がないユーザでも最適なデバイスによるコ
ストシミュレーションが容易に行える。
【0187】3.印刷会社検索部を用いて印刷会社を選
択するようにしたことによる効果 (1)印刷物の発注を印刷デバイスの稼動状況を勘案し
ながら行うことができるので、即時性の良い印刷を行う
ことができる。
【0188】4.顧客の印刷データを印刷データ用デー
タベースに登録管理することによる効果 (1)印刷データ用データベース中に印刷物ライブラリ
を設けることによって、以前に発注した印刷仕様及び印
刷データの再利用も可能であり、印刷の専門知識のない
ユーザにとっても以前のデータを参考にして発注が行え
るので利便性を高めることができる。 (2)当システムにてユーザの印刷データを保管・管理
することができるので、ユーザによる保管や印刷会社へ
の送付の作業が不要となる。また、システム内でRIP
変換処理を行うことができるので、印刷会社のコストや
作業時間を削減することができる。
【0189】5.履歴管理データベースに蓄積されてい
る試算見積り、仮見積り、発注の各履歴データを利用す
ることによる効果 (1)履歴管理データベースに蓄積されている試算見積
り、仮見積りの各履歴データの試算見積り要求データ、
仮見積り要求データを参照して、所望の印刷仕様に従っ
た新たな試算見積り要求データ、仮見積り要求データを
作成することができる。 (2)履歴管理データベースの試算見積り、仮見積り、
発注の各履歴データを用いて集計管理を行うことで、デ
ータの分析、或いは発注データを用いて収益管理等の業
務処理に生かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による印刷物受発注システムの実施の形
態の一例を示す概略構成ブロック図。
【図2】図1の消費者のハードウェアシステムの構成を
示す概略構成図。
【図3】図1の管理システム部のハードウェアシステム
の構成を示す概略構成図。
【図4】図1の印刷会社のハードウェアシステムの構成
を示す概略構成図。
【図5】図1の顧客データベースの構成を示す概略構成
図。
【図6】図1の印刷データ用データベースの構成を示す
概略構成図。
【図7】図1の印刷データ用データベースを使用する際
のデータの流れを説明するための説明図。
【図8】図1の印刷データ用データベース中の印刷物ラ
イブラリの構成を示す概略構成図。
【図9】図1の印刷デバイス用データベースの構成を示
す概略構成図。
【図10】図1の印刷会社の印刷デバイスの空状況ファ
イルの構成を示す概略構成図。
【図11】図1の見積りデータベースの構成を示す概略
構成図。
【図12】図1の履歴管理データベースの構成を示す概
略構成図。
【図13】図1の管理システム部の概略構成を処理の流
れと共に示す説明図。
【図14】図13の試算処理部における試算業務処理機
能を説明するためのフローチャートの一部を示すフロー
チャート。
【図15】図13の試算処理部における試算業務処理機
能を説明するためのフローチャートの一部を示すフロー
チャート。
【図16】図13の試算処理部、見積り処理部において
印刷要求に見合う印刷デバイスを選択するための印刷デ
バイス選択条件。
【図17】図13の見積り処理部における見積り業務処
理機能を説明するためのフローチャートの一部を示すフ
ローチャート。
【図18】図13の見積り処理部における見積り業務処
理機能を説明するためのフローチャートの一部を示すフ
ローチャート。
【図19】本発明のシステムにおける印刷物発注から宅
配会社に対する配送指示までの処理の流れを説明するた
めのフローチャートの一部を示すフローチャート。
【図20】本発明のシステムにおける印刷物発注から宅
配会社に対する配送指示までの処理の流れを説明するた
めのフローチャートの一部を示すフローチャート。
【図21】本発明のシステムにおける印刷物発注から宅
配会社に対する配送指示までの処理の流れを説明するた
めのフローチャートの一部を示すフローチャート。
【図22】図20に示した処理の一部の詳細フローチャ
ート。
【図23】本発明のシステムにより履歴管理処理を行う
場合の処理の流れを説明するためのフロー図。
【図24】本発明のシステムにより集計管理処理を行う
場合の処理の流れを説明するためのフロー図。
【図25】本発明のシステムの基本的な処理の流れを示
す画面を説明するための説明図。
【図26】管理システム部のホームページのトップペー
ジのログイン画面及び試算見積り入力画面を説明するた
めの説明図。
【図27】印刷物ライブラリを選択した場合の試算見積
り入力画面を説明するための説明図。
【図28】頁物を選択した場合の試算見積り詳細入力画
面を説明するための説明図。
【図29】印刷種類を選択した場合の試算見積り入力画
面を説明するための説明図。
【図30】試算見積り入力項目一覧画面を説明するため
の説明図。
【図31】頁物のカタログの場合における試算見積り結
果表示画面を説明するための説明図。
【図32】仮見積り入力画面を説明するための説明図。
【図33】頁物を選択した場合の仮見積り詳細入力画面
を説明するための説明図。
【図34】納品場所として複数を選択した場合における
仮見積り入力項目一覧画面を説明するための説明図。
【図35】納品場所として1ヶ所を選択した場合におけ
る仮見積り入力項目一覧画面を説明するための説明図。
【図36】仮見積り結果表示画面を説明するための説明
図。
【図37】承認処理のためのログイン画面と未承認一覧
表示画面とを説明するための説明図。
【図38】承認を確認する画面を説明するための説明
図。
【図39】画像データ共有許可承認ステータスがチェッ
クされた場合のメッセージ画面を説明するための説明
図。
【図40】発注画面を説明するための説明図。
【図41】データ共有許可ステータス確認画面を説明す
るための説明図。
【図42】マイページ画面を説明するための説明図。
【図43】試算見積り履歴確認画面を説明するための説
明図。
【図44】仮見積り履歴確認画面を説明するための説明
図。
【図45】履歴データ抽出・集計項目指定画面を説明す
るための説明図。
【図46】履歴データ集計画面を説明するための説明
図。
【図47】印刷進捗状況確認画面を説明するための説明
図。
【図48】従来の印刷発注システムの一例を示す概略構
成ブロック図。
【図49】従来の印刷発注システムの他の一例を示す概
略構成ブロック図。
【図50】従来の印刷発注システムのさらに別の一例を
示す概略構成ブロック図。
【符号の説明】
1 印刷物受発注システム 2 取引先・卸 3 小売り 4 消費者 5 印刷会社 6 宅配会社 7 専用線 8 電話回線 10 企業 13 社内ネットワーク 20 管理システム部 31 顧客データベース 32 印刷データ用データベース 41 印刷デバイス用データベース 42 見積りデータベース 43 試算処理部 44 履歴管理データベース 45 単価テーブル 46 見積り処理部 47 受注処理部 48 印刷会社への発注処理部 49 配送指示処理部 50 受発注処理部 51 検索部 55 履歴管理部 58 入出力処理部 59 画像データ読出部 60 空状況ファイル 61 RIP変換部 NT インターネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 信幸 東京都府中市住吉町5丁目11番2 (72)発明者 牛島 佳子 東京都江東区北砂5丁目12番1−508 (72)発明者 地子 徳幸 東京都江東区新砂1丁目3番3号 株式会 社インテック内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子的ネットワークを通じて印刷物の受
    注を行って該印刷物の印刷発注を行うに際して前記印刷
    物の印刷費用の試算見積りを行うためのコンピュータを
    利用した試算見積り処理システムであって、 ユーザの端末装置と前記電子的ネットワークを介して接
    続される試算処理部と、 見積りデータベースとを備え、 前記見積りデータベースには予め登録された印刷デバイ
    スの特性に関する印刷デバイス選択テーブルと印刷費用
    の見積りのための見積り基礎データとが格納されてお
    り、 前記試算処理部は、 前記端末装置から送られてくる試算見積り要求データに
    応答し前記印刷デバイス選択テーブルを用いて適用可能
    な印刷デバイスを抽出する抽出手段と、 前記端末装置から送られてくる試算見積り要求データに
    応答し前記見積り基礎データを利用して前記抽出手段に
    よって抽出された印刷デバイス毎に前記印刷物の印刷の
    ための試算費用を算出するための試算費用算出手段と、 前記試算費用算出手段が算出した各試算費用を相互比較
    して最適な印刷デバイス及び当該印刷デバイスを適用し
    た場合の試算費用を選択するデバイス・試算費用選択手
    段とを備えたことを特徴とする試算見積り処理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記デバイス・試算費用選択手段におい
    て選択された試算費用を対応する試算見積り要求データ
    とともに試算見積り結果履歴データとして蓄積しておく
    ことができる履歴管理データベースを備えた請求項1記
    載の試算見積り処理システム。
  3. 【請求項3】 前記端末装置上で印刷種類毎に対象商品
    種別並びに加工種別のメニューを表示させ、表示された
    選択肢の中から所望の印刷仕様に従った選択をすること
    により試算見積りのための条件を入力して前記試算見積
    り要求データを作成するようにした請求項1記載の試算
    見積り処理システム。
  4. 【請求項4】 過去に発注された印刷物を印刷種類毎の
    商品種別毎に編集して印刷物ライブラリを構築してお
    き、前記端末装置上で印刷物ライブラリ中の商品種別毎
    の商品一覧を表示させ、表示された商品一覧の中から所
    望の商品を選択し、該商品に関する見積り条件を参照又
    は利用して、所望の印刷仕様に従った前記試算見積り要
    求データを作成するようにした請求項1記載の試算見積
    り処理システム。
  5. 【請求項5】 前記履歴管理データベースが前記端末装
    置から利用可能なように設けられており、前記端末装置
    において所要の試算見積り結果履歴データを読み出し
    て、その中に含まれる試算見積り条件を参照又は利用し
    て、所望の印刷仕様に従った新たな試算見積り要求デー
    タを作成するようにした請求項2記載の試算見積り処理
    システム。
  6. 【請求項6】 前記デバイス・試算費用選択手段におい
    て選択された試算費用を示すデータを対応する端末装置
    に送るようにした請求項1、2、3、4、又は5記載の
    試算見積り処理システム。
  7. 【請求項7】 電子的ネットワークを通じて印刷物の受
    注を行って該印刷物の印刷発注を行うに際して前記印刷
    物の印刷費用の仮見積りを行うためのコンピュータを利
    用した見積り処理システムであって、 ユーザの端末装置と前記電子的ネットワークを介して接
    続される見積り処理部と、 予め登録された印刷デバイスの特性に関する印刷デバイ
    ス選択テーブルと印刷費用の見積りのための見積り基礎
    データとが格納されている見積りデータベースと、 前記印刷デバイスの空状況に関するデータを管理する空
    状況ファイルとを備え、 前記見積り処理部は、 前記端末装置から送られてくる仮見積り要求データに応
    答し前記印刷デバイス選択テーブルを用いて適用可能な
    印刷デバイスを抽出する抽出手段と、 前記端末装置から送られてくる仮見積り要求データに応
    答し前記見積り基礎データを利用して前記抽出手段によ
    って抽出された印刷デバイス毎に前記印刷物の印刷のた
    めの仮見積り費用を算出するための仮見積り費用算出手
    段と、 前記仮見積り費用算出手段が算出した仮見積り費用を相
    互比較して最適な印刷デバイス及び当該印刷デバイスを
    適用した場合の仮見積り費用を選択するデバイス・仮見
    積り費用選択手段と、 前記仮見積り要求データに含まれる希望納品日を満足す
    ることができる前記最適印刷デバイスを保有する管理組
    織を前記空状況ファイルを検索することによって納期確
    認を行う確認手段とを備えたことを特徴とする見積り処
    理システム。
  8. 【請求項8】 前記デバイス・仮見積り費用選択手段に
    おいて選択された仮見積り費用と前記確認手段で確認さ
    れた納期とを対応する仮見積り条件データと共に仮見積
    り結果履歴データとして蓄積しておくことができる履歴
    管理データベースを備えた請求項7記載の見積り処理シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記端末装置上で印刷種類毎に対象商品
    種別並びに加工種別のメニューを表示させ、表示された
    選択肢の中から所望の印刷仕様に従った選択をすること
    により仮見積りのための条件を入力して前記仮見積り要
    求データを作成するようにした請求項7記載の見積り処
    理システム。
  10. 【請求項10】 過去に発注された印刷物を印刷種類毎
    の商品種別毎に編集して印刷物ライブラリを構築してお
    き、前記端末装置上で印刷物ライブラリ中の商品種別毎
    の商品一覧を表示させ、表示された商品一覧の中から所
    望の商品を選択し、該商品に関する見積り条件を参照又
    は利用して、所望の印刷仕様に従った前記仮見積り要求
    データを作成するようにした請求項7記載の見積り処理
    システム。
  11. 【請求項11】 前記履歴管理データベースが前記端末
    装置から利用可能なように設けられており、前記端末装
    置において所要の仮見積り結果履歴データを読み出し
    て、その中に含まれる仮見積り条件データを参照又は利
    用して、所望の印刷仕様に従った新たな仮見積り要求デ
    ータを作成するようにした請求項8記載の見積り処理シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 過去の試算見積り条件データに対応す
    る試算費用データを付加して成る試算見積り結果履歴デ
    ータを前記履歴管理データベースに蓄積しておくと共
    に、前記履歴管理データベースが前記端末装置から利用
    可能なように設けられており、前記端末装置において、
    所要の試算見積り結果履歴データを読み出して、その中
    に含まれる試算見積り条件データを参照又は利用して、
    所望の印刷仕様に従った新たな仮見積り要求データを作
    成するようにした請求項7記載の見積り処理システム。
  13. 【請求項13】 前記デバイス・仮見積り費用選択手段
    において選択された仮見積り費用を示すデータを対応す
    る端末装置に送るようにした請求項7、8、9、10、
    11、又は12記載の見積り処理システム。
  14. 【請求項14】 ユーザの端末装置から電子的ネットワ
    ークを通じて送られてくる印刷物の受注の処理及び該印
    刷物の印刷発注の処理を行うためのコンピュータを利用
    した印刷物受発注処理システムであって、 請求項7に記載の見積り処理システムと、 ユーザの端末装置と前記電子的ネットワークを介して接
    続される受発注処理部と、 印刷デバイス用データベースと印刷のための各種印刷デ
    ータを格納している印刷データ用データベースとを備
    え、 前記印刷デバイス用データベースには予め登録された印
    刷デバイスの仕様、管理している組織に関するデータが
    格納されており、 前記受発注処理部は、 前記見積り処理システムにおいてデバイス・仮見積り費
    用選択手段が選択した最適な印刷デバイスに基づき、前
    記印刷デバイス用データベース及び前記空状況ファイル
    を参照することによって該印刷物の印刷を発注するのに
    最適な印刷デバイスを管理している組織を選定する選定
    手段と、 前記仮見積り要求データに含まれる仮見積り条件データ
    の内容に従って最適な印刷デバイスを管理している組織
    に前記印刷物の印刷を発注するための発注データを作成
    するためのデータ作成手段と、 前記選定手段によって選定された印刷デバイスを管理し
    ている組織に前記発注データを送るための発注データ送
    出手段と、 前記選定手段に応答し前記発注データを受けた組織が前
    記印刷データ用データベースに格納されている前記印刷
    物の印刷のために必要な印刷データを利用できるよう前
    記印刷データ用データベースからのデータの読み出しを
    制御するための制御手段とを備えて成ることを特徴とす
    る印刷物受発注処理システム。
  15. 【請求項15】 前記選定手段が、前記仮見積り条件デ
    ータに基づき前記印刷デバイス用データベース及び前記
    空状況ファイルを検索することによって当該印刷物の印
    刷を処理するのに利用できる前記最適な印刷デバイスを
    前記登録された印刷デバイスデータベース中から抽出す
    る抽出手段と、 抽出された印刷デバイスを管理している組織のうちから
    発注する組織を選択する選択手段とを備えた請求項14
    記載の印刷物受発注処理システム。
  16. 【請求項16】 前記印刷データに対してRIP変換処
    理を行う手段を備えた請求項14又は15記載の印刷物
    受発注処理システム。
  17. 【請求項17】 前記選択手段において、前記組織の選
    択基準がユーザの希望納品地域と前記最適な印刷デバイ
    スを管理する各組織の過去の受注頻度とである請求項1
    4、15、又は16記載の印刷物受発注処理システム。
  18. 【請求項18】 前記仮見積り条件データ、及び対応す
    る見積り料金データと納期データとを発注結果履歴デー
    タとして蓄積しておくことができる履歴管理データベー
    スを備えた請求項17記載の印刷物受発注処理システ
    ム。
  19. 【請求項19】 前記印刷データ用データベースが前記
    端末装置から利用可能なように設けられており、前記仮
    見積り条件データと対応する見積り料金データ、納期デ
    ータ及び印刷データとを印刷物ライブラリデータとして
    前記印刷データ用データベースに蓄積できるようにした
    請求項18記載の印刷物受発注処理システム。
JP2001095067A 2001-03-29 2001-03-29 印刷物の受注発注のための試算、見積り及び受発注処理システム Pending JP2002297935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001095067A JP2002297935A (ja) 2001-03-29 2001-03-29 印刷物の受注発注のための試算、見積り及び受発注処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001095067A JP2002297935A (ja) 2001-03-29 2001-03-29 印刷物の受注発注のための試算、見積り及び受発注処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002297935A true JP2002297935A (ja) 2002-10-11

Family

ID=18949174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001095067A Pending JP2002297935A (ja) 2001-03-29 2001-03-29 印刷物の受注発注のための試算、見積り及び受発注処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002297935A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004213380A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Canon Sales Co Inc 電子入稿管理装置及びその制御方法、電子入稿管理システム、プログラム
JP2011134056A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Kokusai Kami Pulp Shoji Kk 印刷物の見積・発注システム
JP2013016159A (ja) * 2011-06-06 2013-01-24 Ricoh Co Ltd 受発注支援システム、パートナー選定方法及びプログラム
JP2015222498A (ja) * 2014-05-22 2015-12-10 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
WO2020129530A1 (ja) * 2018-12-18 2020-06-25 株式会社ミマキエンジニアリング 生産管理システム、生産管理プログラム、生産量管理システム、および生産量管理プログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004213380A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Canon Sales Co Inc 電子入稿管理装置及びその制御方法、電子入稿管理システム、プログラム
JP2011134056A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Kokusai Kami Pulp Shoji Kk 印刷物の見積・発注システム
JP2013016159A (ja) * 2011-06-06 2013-01-24 Ricoh Co Ltd 受発注支援システム、パートナー選定方法及びプログラム
JP2015222498A (ja) * 2014-05-22 2015-12-10 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
WO2020129530A1 (ja) * 2018-12-18 2020-06-25 株式会社ミマキエンジニアリング 生産管理システム、生産管理プログラム、生産量管理システム、および生産量管理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7395225B2 (en) Custom-made product sales system and method
US8190482B1 (en) Organic supplier enablement based on a business transaction
JP4927375B2 (ja) 荷物の配達完了通知方法
US10356280B2 (en) Information processing device, transfer system, information processing method, and non-transitory computer-readable medium
JP2004505351A (ja) 自動オンライン印刷サービスのための方法および装置
CA2572512A1 (en) Assisted electronic product design
US20010051893A1 (en) Online shopping system and method
US20020147646A1 (en) Advertisement transmitting system
WO1993024892A1 (en) Methods and apparatus for quote processing
KR101849665B1 (ko) 인쇄물 주문 처리를 위한 프린팅 플랫폼 시스템
JP6296677B2 (ja) 印刷受発注システム及びその制御方法
JP2002304350A (ja) プリント注文システム、プリントシステム、注文端末および記録媒体
KR101849666B1 (ko) 공급 업체 정보 관리를 위한 프린팅 플랫폼 시스템
CN106203545A (zh) 系统和方法
JP2002297935A (ja) 印刷物の受注発注のための試算、見積り及び受発注処理システム
CN102027499A (zh) 网络化打印
US20030033222A1 (en) Electronic shop management system
JP2001338046A (ja) 印刷システム及び印刷管理装置
US20050261982A1 (en) System and method for ordering prints through automatic PDF conversion
JP2006091977A (ja) サーバ装置、カタログ提供システム、カタログ提供方法及びプログラム
CN102027503A (zh) 网络化打印
JP7356639B1 (ja) データ処理装置、データ処理方法及びプログラム
US20080243726A1 (en) Equipment usage information obtaining apparatus, equipment usage information obtaining system, equipment usage information obtaining method, and computer readable storage medium
JP7276790B1 (ja) 電子ファイル保存処理装置およびプログラム
KR100522358B1 (ko) 인터넷을 기반으로 한 디지털 사진 인화 서비스 방법