JP2014038135A - 筒状部材、画像形成装置用筒状部材、電子写真感光体、画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

筒状部材、画像形成装置用筒状部材、電子写真感光体、画像形成装置およびプロセスカートリッジ Download PDF

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Abstract

【課題】外部衝撃による永久変形が抑制される筒状部材を提供する。
【解決手段】アルミニウムを含んで構成され、外周面の結晶粒の平均面積が内周面の結晶粒の平均面積よりも小さい筒状部材4。
【選択図】図2

Description

本発明は、筒状部材、画像形成装置用筒状部材、電子写真感光体、画像形成装置およびプロセスカートリッジに関する。
アルミニウム又はアルミニウム合金は軽量であり、強度が高く、加工し易いなどの特性を有することから、例えば、飲料用容器、油性ペン用容器などの円筒容器のほか、電子写真感光体、導電ロールまたは、定着用ロールなどの画像形成装置用部材の支持体など、種々のアルミニウム製筒状部材が利用されている。
例えば、特許文献1には、Fe0.3〜1.0wt%、Si0.2〜0.8wt%を含有し、かつ、Fe/Si<3であり、板面の平均結晶粒径が35μm以下であり、絞り比(ブランク径/ポンチ径)2で耳率3%以内であることを特徴とする感光ドラム用アルミニウム板材が開示されている。
特許文献2乃至5には、インパクトプレス加工により製造した円筒形状の基材を用いる電子写真感光体の製造方法、画像形成装置などが開示されている、
特許文献6には、インパクトプレス加工により断面楕円形金属チューブを製造する装置及び方法が開示されている。
特開昭61−044148号公報 特許3661416号公報 特許3871003号公報 特許3941238号公報 特許3633287号公報 特許4145594号公報
本発明は、外部衝撃による永久変形が抑制される筒状部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、以下の発明が提供される。
請求項1に係る発明は、アルミニウムを含んで構成され、外周面の結晶粒の平均面積が内周面の結晶粒の平均面積よりも小さい筒状部材である。
請求項2に係る発明は、前記内周面の結晶粒の平均面積S2に対する前記外周面の結晶粒の平均面積S1の比率(S1/S2×100)が、20%以上45%以下である請求項1に記載の筒状部材である。
請求項3に係る発明は、前記結晶粒の平均面積が、前記内周面から前記外周面に向けて厚さ方向に小さくなっている請求項1又は請求項2に記載の筒状部材である。
請求項4に係る発明は、アルミニウム含有率が99.5%以上である請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の筒状部材である。
請求項5に係る発明は、厚みが0.3mm以上0.9mm以下である請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の筒状部材。
請求項6に係る発明は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の筒状部材と、
前記筒状部材の外周面に配置された樹脂層又はゴム層と、を有し、
画像形成装置に用いられる画像形成装置用筒状部材である。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載の画像形成装置用筒状部材で構成された電子写真感光体である。
請求項8に係る発明は、請求項6に記載の画像形成装置用筒状部材を備えた画像形成装置である。
請求項9に係る発明は、請求項7に記載の電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像をトナーを含む現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記電子写真感光体の表面に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
を備える画像形成装置である。
請求項10に係る発明は、請求項6に記載の画像形成装置用筒状部材を備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジである。
請求項11に係る発明は、請求項7に記載の電子写真感光体を備え、画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジである。
請求項1に係る発明によれば、アルミニウムを含んで構成され、外周面の結晶粒の平均面積が内周面の結晶粒の平均面積よりも小さくない場合に比べ、外部衝撃による永久変形が抑制される筒状部材が提供される。
請求項2に係る発明によれば、前記内周面の結晶粒の平均面積S2に対する前記外周面の結晶粒の平均面積S1の比率(S1/S2×100)が、20%以上45%以下の範囲外である場合に比べ、外部衝撃による永久変形が抑制される筒状部材が提供される。
請求項3に係る発明は、前記結晶粒の平均面積が、前記内周面から前記外周面に向けて厚さ方向に小さくなっていない場合に比べ、外部衝撃による永久変形が抑制される筒状部材が提供される。
請求項4に係る発明によれば、アルミニウム含有率が99.5%未満である場合に比べ、外部衝撃による永久変形が抑制される筒状部材が提供される。
請求項5に係る発明によれば、厚みが0.3mm以上0.9mm以下の薄さでも、外部衝撃による永久変形が抑制される筒状部材が提供される。
請求項6、7に係る発明によれば、アルミニウムを含んで構成され、外周面の結晶粒の平均面積が内周面の結晶粒の平均面積よりも小さくない筒状部材と、前記筒状部材の外周面に配置された樹脂層又はゴム層と、を有する場合に比べ、外部衝撃による樹脂層又はゴム層の剥離が抑制される画像形成装置用筒状部材、電子写真感光体が提供される。
請求項8、9、10、11に係る発明によれば、アルミニウムを含んで構成され、外周面の結晶粒の平均面積が内周面の結晶粒の平均面積よりも小さくない筒状部材と、前記筒状部材の外周面に配置された樹脂層又はゴム層と、を有する画像形成装置用筒状部材を備える場合に比べ、外部衝撃による樹脂層又はゴム層の剥離に起因する画像欠陥の発生が抑制される画像形成カートリッジが提供される。
本実施形態に係る電子写真感光体の構成の一例を示す概略部分断面図である。 本実施形態に係る電子写真感光体の他の構成例を示す概略部分断面図である。 本実施形態に係る電子写真感光体の他の構成例を示す概略部分断面図である。 本実施形態に係る電子写真感光体の他の構成例を示す概略部分断面図である。 本実施形態に係る電子写真感光体の他の構成例を示す概略部分断面図である。 本実施形態に係る筒状部材を製造する工程の一部(インパクトプレス加工)を示す概略図である。 本実施形態に係る筒状部材を製造する工程の一部(絞り加工及びしごき加工)示す概略図である。 本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 本実施形態に係る画像形成装置の他の例を示す概略構成図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。なお、図面中、同様の機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[筒状部材]
本実施形態に係る筒状部材は、アルミニウムを含んで構成され、外周面の結晶粒の平均面積が内周面の結晶粒の平均面積よりも小さくなっている。
本実施形態に係る筒状部材は、外部衝撃による永久変形が抑制される。その理由は、以下のように推測される。
アルミニウム製の筒状部材は、一般的に、硬度が高いほど外部からの衝撃に対して変形し難い反面、硬過ぎると強い衝撃を受けたときに永久変形し易い。
しかし、本実施形態に係る筒状部材は、外周面の結晶粒が内周面の結晶粒に比べて小さいため、外周面は硬度が高い一方、内周面は硬度が低く、外周面に比べて弾性変形し易いと考えられる。そのため、比較的弱い衝撃に対しては外周面の小さい結晶粒構造によって変形が抑制される一方、強い衝撃に対して変形したとしても内周面の大きい結晶粒構造による弾性変形によって元の形状に戻り易いと考えられる。
本実施形態に係る筒状部材の用途は特に限定されないが、永久変形し難いため、支持体として好適であり、例えば、画像形成装置に用いられる画像形成装置用筒状部材の支持体、化粧品のケース、電池ケースなどに好適である。
[画像形成装置用筒状部材]
画像形成装置用筒状部材としては、本実施形態の筒状部材と、当該筒状部材の外周面に配置された樹脂層又はゴム層又はウレタンスポンジ又はブラシと、を有する画像形成装置用筒状部材が挙げられ、具体的には、電子写真感光体、導電性ロール、定着用ロール、クリーニング用ロールスポンジ、クリーニング用ブラシなどが挙げられる。
以下、本実施形態に係る筒状部材を導電性支持体に用いた電子写真感光体を代表例として説明する。
[電子写真感光体]
本実施形態に係る電子写真感光体は、本実施形態に係る筒状部材(導電性支持体)と、前記筒状部材上に配置された感光層と、を有して構成される。
図1は、本実施形態に係る電子写真感光体7Aの層構成の一例を示す模式断面図である。図1に示す電子写真感光体7Aは、導電性支持体4上に、下引層1、電荷発生層2及び電荷輸送層3がこの順序で積層された構造を有し、電荷発生層2及び電荷輸送層3が感光層5を構成している。
図2乃至図5はそれぞれ本実施形態に係る電子写真感光体の層構成の他の例を示す模式断面図である。
図2及び図3に示す電子写真感光体7B,7Cは、図1に示す電子写真感光体7Aと同様に、電荷発生層2と電荷輸送層3とに機能が分離された感光層5を備えるものであり、最外層として保護層6が形成されている。図2に示す電子写真感光体7Bは導電性支持体4上に下引層1、電荷発生層2、電荷輸送層3及び保護層6が順次積層された構造を有する。図3に示す電子写真感光体7Cは、導電性支持体4上に下引層1、電荷輸送層3、電荷発生層2、保護層6が順次積層された構造を有する。
一方、図4及び図5に示す電子写真感光体7D,7Eは、電荷発生材料と電荷輸送材料とを同一の層(単層型感光層10)に含有して機能を一体化したものである。図4に示す電子写真感光体7Dは、導電性支持体4上に下引層1、単層型感光層10が順次積層された構造を有する。図5に示す電子写真感光体7Eは、導電性支持体4上に下引層1、単層型感光層10、保護層6が順次積層された構造を有する。
なお、各電子写真感光体7A乃至7Eにおいては、下引層1は必ずしも設けられなくともよい。
以下、図2に示す電子写真感光体7Bに基づいて、各要素について説明する。なお、以下の説明において、図2乃至図5に示す電子写真感光体7A乃至7Eのいずれにも適用される場合は電子写真感光体7と記載する場合がある。
<導電性支持体>
導電性支持体4は、アルミニウムを含む金属(アルミ二ウム又はアルミニウム合金)製であり、外周面の結晶粒の平均面積が内周面の結晶粒の平均面積よりも小さくなっている。ここで、「導電性」とは体積抵抗率が1013Ωcm未満であることを意味する。
導電性支持体4を構成するアルミニウム合金としては、アルミニウムのほかに、例えば、Si、Fe、Cu、Mn、Mg、Cr、Zn、Tiを含むアルミニウム合金が挙げられる。
導電性支持体4を構成するアルミニウム合金は、いわゆる1000系合金が望ましく、加工性/導電性/耐腐食性の観点から、アルミニウム含有率(質量比)が99.5%以上であることが望まく、99.6%以上がより望ましい。
導電性支持体4の内周面の結晶粒の平均面積S2に対する外周面の結晶粒の平均面積S1の比率(S1/S2×100)が、20%以上45%以下であることが好ましく、24%以上38%以下の範囲内であることが好ましい。
具体的には、外周面の結晶粒の平均面積S1が0.9μm以上1.25μm以下であり、内周面の結晶粒の平均面積S2が4.54μm以上2.76μm以下であることが好ましい。
また、導電性支持体4の結晶粒の平均面積が、内周面から外周面に向けて厚さ方向に小さくなっていることが好ましい。
なお、本実施形態において結晶粒の面積は、走査型電子顕微鏡(SEM)にて観察及び計測される値である。外周面及び内周面の結晶粒の平均面積は、筒状部材の外周面又は内周面において結晶粒を12個測定して平均した値であり、厚さ方向の結晶粒の平均面積は、筒状部材の軸に対して垂直な厚さ方向に切断した面において結晶粒を12個測定して平均した値である。
導電性支持体4の結晶粒の平均面積は、加工方法、加工後の処理などにより制御される。
本実施形態の導電性支持体4を製造する方法は特に限定されるものではないが、インパクトプレス加工としごき加工を組み合わせることで、厚みが薄く、かつ、外周面の結晶粒の平均面積が内周面の結晶粒の平均面積よりも小さい円筒状の導電性支持体4が製造される。
図6は、アルミニウム又はアルミニウム合金の被加工材料(以下「スラグ」という場合がある)をインパクトプレス加工によって円筒形状に成形する工程の一例を示し、図7は、インパクトプレス加工によって成形した円筒状の成形体の外周面にしごき加工を施して本実施形態に係る導電性支持体4を製造する工程の一例を示している。
−インパクトプレス加工−
まず、潤滑剤(例えばオイル)を塗布したアルミニウム又はアルミニウム合金のスラグ30を用意し、図6(A)に示すようにダイ(雌型)20に設けられている円形孔24にセットする。次いで、図6(B)に示すように、ダイ20にセットしたスラグ30を円柱状のパンチ(雄型)21によりプレスする。これによりスラグ30がダイ20の円形孔からパンチ21の周囲を覆うように円筒状に伸びて成形される。成形後、図6(C)に示すように、パンチ21を引き上げてストリッパー22の中央孔23を通すことによりパンチ21が引き抜かれて円筒状の成形体4Aが得られる。
このようなインパクトプレス加工によれば、加工硬化によって硬度が上がり、厚みが薄く、かつ、硬度が高いアルミニウム又はアルミニウム合金製の円筒状の成形体4Aが製造される。
成形体4Aの厚みは特に限定されないが、電子写真感光体用導電性支持体としての硬度を保ちつつ、後のしごき加工によって例えば0.3mm以上0.9mm以下の厚みに加工する観点から、インパクトプレス加工により成形する成形体4Aの厚みは、0.4mm以上0.8mm以下であることが望ましく、0.4mm以上0.6mm以下であることがより望ましい。
−しごき加工−
次に、インパクトプレス加工によって成形した円筒状の成形体4Aを、図7(A)に示すように、必要に応じて、内部から円柱状のパンチ31によりダイス32に押し込んで絞り加工を施して径を小さくした後、図7(B)に示すように、さらに径を小さくしたダイス33間に押し込んでしごき加工を施す。
なお、しぼり加工を経ずにしごき加工を施してもよいし、しごき加工を複数段階に分けて行ってもよい。しごき加工の回数によって、成形体4Bの外周面の結晶粒が調整され、通常は、しごき加工を重ねることで結晶粒が小さくなる。
また、しごき加工を施す前に、焼き鈍しを施して応力を開放してもよい。
しごき加工後の成形体4Bの厚みは、電子写真感光体用導電性支持体としての硬度を保つとともに、外部からの衝撃による永久変形を抑制する観点から、0.3mm以上0.9mm以下であることが望ましく、0.4mm以上0.6mm以下であることがより望ましい。
このように、インパクトプレス加工により成形体4Aを成形した後、しごき加工を施すことで、厚みが薄く、軽量である上、外周面の結晶粒が内周面の結晶粒より小さい筒状部材(導電性支持体)4が得られる。
加工後の熱処理として、焼き鈍しを行ってもよい。焼き鈍しの温度、時間によっても結晶粒のサイズが調整される。
また、加工前のスラグを前処理としてスラグを作製する際に、平板状に圧延を行い圧縮しスラグの形状に打ち抜きを行い、そのスラグを加熱による焼き鈍しによる均質化を行うなどの処理を施してもよい。
なお、感光体7がレーザープリンターに使用される場合には、レーザーの発振波長としては350nm以上850nm以下のものが好ましく、短波長のものほど解像度に優れる。導電性支持体4の表面は、レーザー光を照射する際に生じる干渉縞を防止するために、中心線平均粗さRaで0.04μm以上0.5μm以下に粗面化することが好ましい。Raが0.04μm以上であると、干渉防止効果が得られ、他方、Raが0.5μm以下であれば、画質が粗くなる傾向が効果的に抑制される。
なお、非干渉光を光源に用いる場合には、干渉縞防止の粗面化は特に必要なく、導電性支持体4の表面の凹凸による欠陥の発生が防げるため、より長寿命化に適する。
粗面化の方法としては、研磨剤を水に懸濁させて支持体に吹き付けることによって行う湿式ホーニング処理、回転する砥石に支持体を圧接し、連続的に研削加工を行うセンタレス研削処理、陽極酸化処理、又は有機若しくは無機の半導電性微粒子を含有する層を形成する方法等が挙げられる。
陽極酸化処理は、アルミニウムを陽極とし電解質溶液中で陽極酸化することによりアルミニウム表面に酸化膜を形成するものである。電解質溶液としては、硫酸溶液、シュウ酸溶液等が挙げられる。しかし、処理後そのままの多孔質陽極酸化膜は化学的に活性であり、汚染され易く、環境による抵抗変動も大きい。そこで、陽極酸化膜は、加圧水蒸気又は沸騰水(ニッケル等の金属塩を加えてもよい)による処理を行い、微細孔水和反応による体積膨張でふさぎ、より安定な水和酸化物に変える封孔処理を行うことが好ましい。
陽極酸化膜の膜厚は、0.3μm以上15μm以下が好ましい。膜厚が0.3μm未満であると、注入に対するバリア性が乏しく効果が不十分となる傾向がある。また、15μmを超えると、繰り返し使用による残留電位の上昇を招く傾向がある。
本実施形態の電子写真感光体7の表面には、酸性処理液による処理、又はベーマイト処理を施してもよい。
酸性処理液による処理は、リン酸、クロム酸及びフッ酸からなる酸性処理液を用いて以下の様に実施される。酸性処理液におけるリン酸、クロム酸及びフッ酸の配合割合は、リン酸が10質量%以上11質量%以下の範囲、クロム酸が3質量%以上5質量%以下の範囲、フッ酸が0.5質量%以上2質量%以下の範囲であって、これらの酸全体の濃度は13.5質量%以上18質量%以下の範囲が好ましい。処理温度は、42℃以上48℃以下であるが、処理温度を高く保つことにより、一層速く、かつ厚い被膜が形成される。被膜の膜厚は、0.3μm以上15μm以下が好ましい。
ベーマイト処理は、90℃以上100℃以下の純水中に導電性支持体4を5分以上60分以下で浸漬するか、90℃以上120℃以下の加熱水蒸気に5分以上60分以下で接触させることにより行われる。被膜の膜厚は、0.1μm以上5μm以下が好ましい。これをさらにアジピン酸、硼酸、硼酸塩、燐酸塩、フタル酸塩、マレイン酸塩、安息香酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩等の被膜溶解性の低い電解質溶液を用いて陽極酸化処理してもよい。
<下引層>
下引層1は、有機金属化合物及び結着樹脂を含有して構成される。有機金属化合物としては、ジルコニウムキレート化合物、ジルコニウムアルコキシド化合物、ジルコニウムカップリング剤等の有機ジルコニウム化合物、チタンキレート化合物、チタンアルコキシド化合物、チタネートカップリング剤等の有機チタン化合物、アルミニウムキレート化合物、アルミニウムカップリング剤等の有機アルミニウム化合物のほか、アンチモンアルコキシド化合物、ゲルマニウムアルコキシド化合物、インジウムアルコキシド化合物、インジウムキレート化合物、マンガンアルコキシド化合物、マンガンキレート化合物、スズアルコキシド化合物、スズキレート化合物、アルミニウムシリコンアルコキシド化合物、アルミニウムチタンアルコキシド化合物、アルミニウムジルコニウムアルコキシド化合物等が挙げられる。有機金属化合物としては、特に、有機ジルコニウム化合物、有機チタニル化合物、有機アルミニウム化合物が残留電位が低く良好な電子写真特性を示すため、好ましく使用される。
下引層1を構成する結着樹脂としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリ−N−ビニルイミダゾール、ポリエチレノキシド、エチルセルロース、メチルセルロース、エチレン−アクリル酸共重合体、ポリアミド、ポリイミド、カゼイン、ゼラチン、ポリエチレン、ポリエステル、フェノール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エポキシ樹脂、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピリジン、ポリウレタン、ポリグルタミン酸、ポリアクリル酸、ブチラール樹脂等の公知の結着樹脂が用いられる。これらの混合割合は、必要に応じて設定される。
また、下引層1には、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス−2−メトキシエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−(2−アミノエチルアミノ)プロピルトリメトキシシラン、3−メルカプロプロピルトリメトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)トリメトキシシラン等のシランカップリング剤を含有してもよい。
また、下引層1中には、電子輸送性顔料を混合/分散してもよい。電子輸送性顔料としては、例えば、特開昭47−30330号公報に記載のペリレン顔料、ビスベンズイミダゾールペリレン顔料、多環キノン顔料、インジゴ顔料、キナクリドン顔料等の有機顔料、また、シアノ基、ニトロ基、ニトロソ基、ハロゲン原子等の電子吸引性の置換基を有するビスアゾ顔料やフタロシアニン顔料等の有機顔料、酸化亜鉛、酸化チタン等の無機顔料が挙げられる。これらの顔料の中ではペリレン顔料、ビスベンズイミダゾールペリレン顔料と多環キノン顔料、酸化亜鉛、酸化チタンが、電子移動性が高いので好ましく使用される。
また、これらの顔料の表面は、分散性、電荷輸送性を制御する目的で上記カップリング剤や、結着樹脂等で表面処理しても良い。電子輸送性顔料は多すぎると下引層の強度を低下させ、塗膜欠陥を生じる原因となるため、好ましくは95質量%以下、より好ましくは90質量%以下で使用される。
下引層1は、上記各構成材料を含有する下引層形成用塗布液を用いて構成される。
下引層形成用塗布液の混合/分散方法は、ボールミル、ロールミル、サンドミル、アトライター、超音波等を用いる常法が適用される。混合/分散は有機溶剤中で行われるが、有機溶剤としては、有機金属化合物や結着樹脂を溶解し、また、電子輸送性顔料を混合/分散したときにゲル化や凝集を起こさないものであればよい。
有機溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノール、ベンジルアルコール、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸n−ブチル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、メチレンクロライド、クロロホルム、クロルベンゼン、トルエン等の通常の有機溶剤が挙げられる。これらは、1種を単独で又は2種以上を混合して用いられる。
また、下引層1を設けるときに用いる塗布方法としては、ブレード塗布法、マイヤーバー塗布法、スプレー塗布法、浸漬塗布法、ビード塗布法、エアーナイフ塗布法、カーテン塗布法等の通常の方法が用いられる。
塗布後、塗膜を乾燥させて下引層を得るが、通常、乾燥は溶剤を蒸発させ、製膜可能な温度で行われる。特に、酸性溶液処理、ベーマイト処理を行った導電性支持体4は、その欠陥隠蔽力が不十分となり易いため、下引層1を形成することが好ましい。
下引層1の膜厚は、好ましくは0.1μm以上30μm以下、より好ましくは0.2μm以上25μm以下が適当である。
<電荷発生層>
電荷発生層2は、電荷発生材料を含有して、又は電荷発生材料及び結着樹脂を含有して構成される。
電荷発生材料は、ビスアゾ、トリスアゾ等のアゾ顔料、ジブロモアントアントロン等の縮環芳香族顔料、ペリレン顔料、ピロロピロール顔料、フタロシアニン顔料等の有機顔料や、三方晶セレン、酸化亜鉛等の無機顔料等既知のものが使用される。電荷発生材料としては、380nm以上500nm以下の露光波長の光源を用いる場合には無機顔料が好ましく、700nm以上800nm以下の露光波長の光源を用いる場合には、金属及び無金属フタロシアニン顔料が好ましい。その中でも、特開平5−263007号公報及び特開平5−279591号公報に開示されたヒドロキシガリウムフタロシアニン、特開平5−98181号公報に開示されたクロロガリウムフタロシアニン、特開平5−140472号公報及び特開平5ー140473号公報に開示されたジクロロスズフタロシアニン、又は特開平4−189873号公報及び特開平5−43813号公報に開示されたチタニルフタロシアニンが特に好ましい。
また、電荷発生材料としては、CuKα特性X線に対するブラッグ角度(2θ±0.2°)の7.5°、9.9°、12.5°、16.3°、18.6°、25.1°、及び28.3°に回折ピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン、CuKα特性X線に対するブラッグ角度(2θ±0.2°)の27.2°に強い回折ピークを持つチタニルフタロシアニン、CuKα特性X線に対するブラッグ角度(2θ±0.2°)の7.4°、16.6°、25.5°及び28.3°に強い回折ピークを持つクロロガリウムフタロシアニンも好ましい。
電荷発生層2を構成する結着樹脂としては、広範な絶縁性樹脂から選択される。また、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセン、ポリビニルピレン、ポリシラン等の有機光導電性ポリマーから選択してもよい。好ましい結着樹脂としては、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアリレート樹脂(例えば、ビスフェノールAとフタル酸の重縮合体などのビスフェノール類と芳香族2価カルボン酸の重縮合体等)、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルピリジン樹脂、セルロース樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂等の絶縁性樹脂が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらの結着樹脂は、1種を単独で又は2種以上を混合して用いられる。
電荷発生層2は、上記電荷発生材料を用いて蒸着により、又は上記電荷発生材料及び結着樹脂を含有する電荷発生層形成用塗布液を用いて形成される。
電荷発生層形成用塗布液は、電荷発生材料と結着樹脂の配合比(質量比)が、10:1乃至1:10であることが好ましい。また、これらを分散させる方法としては、ボールミル分散法、アトライター分散法、サンドミル分散法等の通常の方法が用いられる。これらの分散方法によれば、分散による電荷発生材料の結晶型の変化が抑制される。
さらに、この分散の際、粒子を好ましくは0.5μm以下、より好ましくは0.3μm以下、さらに好ましくは0.15μm以下の粒子サイズにすることが有効である。
これらの分散に用いる溶剤としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノール、ベンジルアルコール、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸n−ブチル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、メチレンクロライド、クロロホルム、クロルベンゼン、トルエン等の通常の有機溶剤が挙げられる。これらは、1種を単独で又は2種以上を混合して用いられる。
電荷発生層2を設けるときに用いる塗布方法としては、ブレード塗布法、マイヤーバー塗布法、スプレー塗布法、浸漬塗布法、ビード塗布法、エアーナイフ塗布法、カーテン塗布法等の通常の方法が用いられる。
電荷発生層2の膜厚は、好ましくは0.1μm以上5μm以下、より好ましくは0.2μm以上2.0μm以下である。
<電荷輸送層>
電荷輸送層3は、電荷輸送材料及び結着樹脂を含有して、又は高分子電荷輸送材を含有して構成される。
電荷輸送材料としては、p−ベンゾキノン、クロラニル、ブロマニル、アントラキノン等のキノン系化合物、テトラシアノキノジメタン系化合物、2,4,7−トリニトロフルオレノン等のフルオレノン化合物、キサントン系化合物、ベンゾフェノン系化合物、シアノビニル系化合物、エチレン系化合物等の電子輸送性化合物、トリアリールアミン系化合物、ベンジジン系化合物、アリールアルカン系化合物、アリール置換エチレン系化合物、スチルベン系化合物、アントラセン系化合物、ヒドラゾン系化合物等の正孔輸送性化合物が挙げられる。これらの電荷輸送材料は1種を単独で又は2種以上を混合して用いられるが、これらに限定されるものではない。
また、電荷輸送材料としては、モビリティーの観点から、下記一般式(a−1)、(a−2)又は(a−3)で示される化合物が好ましい。

上記式(a−1)中、R34は水素原子又はメチル基を、k10は1又は2を示す。また、Ar及びArは置換若しくは未置換のアリール基、−C−C(R38)=C(R39)(R40)、又は、−C−CH=CH−CH=C(Ar)を示し、置換基としてはハロゲン原子、炭素数1以上5以下のアルキル基、炭素数1以上5以下のアルコキシ基、又は炭素数1以上3以下のアルキル基で置換された置換アミノ基が挙げられる。また、R38、R39、R40は水素原子、置換若しくは未置換のアルキル基、又は、置換若しくは未置換のアリール基を、Arは置換又は未置換のアリール基を示す。
ここで、上記式(a−2)中、R35及びR35’はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、炭素数1以上5以下のアルキル基又は炭素数1以上5以下のアルコキシ基を、R36、R36’、R37及びR37’はそれぞれ独立にハロゲン原子、炭素数1乃至5のアルキル基、炭素数1以上5以下のアルコキシ基、炭素数1以上2以下のアルキル基で置換されたアミノ基、置換若しくは未置換のアリール基、−C(R38)=C(R39)(R40)、又は、−CH=CH−CH=C(Ar)を、R38、R39及びR40はそれぞれ独立に水素原子、置換若しくは未置換のアルキル基、又は置換若しくは未置換のアリール基を、Arは置換又は未置換のアリール基を示す。m3及びm4はそれぞれ独立に0以上2以下の整数を示す。

ここで、上記式(a−3)中、R41は水素原子、炭素数1以上5以下のアルキル基、炭素数1以上5以下のアルコキシ基、置換若しくは未置換のアリール基、又は、−CH=CH−CH=C(Ar)を示す。Arは、置換又は未置換のアリール基を示す。R42、R42’、R43、及びR43’はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1以上5以下のアルキル基、炭素数1以上5以下のアルコキシ基、炭素数1以上2以下のアルキル基で置換されたアミノ基、又は置換若しくは未置換のアリール基を示す。
電荷輸送層3を構成する結着樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、シリコーン樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、スチレン−アルキッド樹脂や、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリシラン、特開平8−176293号公報や特開平8−208820号公報に示されているポリエステル系高分子電荷輸送材等の高分子電荷輸送材を用いてもよい。これらの結着樹脂は、1種を単独で又は2種以上を混合して用いられる。電荷輸送材料と結着樹脂との配合比(質量比)は10:1乃至1:5が好ましい。
また、高分子電荷輸送材を単独で用いてもよい。高分子電荷輸送材としては、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリシラン等の電荷輸送性を有する公知のものが用いられる。特に、特開平8−176293号公報や特開平8−208820号公報に示されているポリエステル系高分子電荷輸送材は、高い電荷輸送性を有しており、特に好ましいものである。高分子電荷輸送材はそれだけでも電荷輸送層として使用可能であるが、上記結着樹脂と混合して成膜してもよい。
電荷輸送層3は、上記構成材料を含有する電荷輸送層形成用塗布液を用いて構成される。電荷輸送層形成用塗布液に用いる溶剤としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロルベンゼン等の芳香族炭化水素類、アセトン、2−ブタノン等のケトン類、塩化メチレン、クロロホルム、塩化エチレン等のハロンゲン化脂肪族炭化水素類、テトラヒドロフラン、エチルエーテル等の環状若しくは直鎖状のエーテル類等の通常の有機溶剤が挙げられる。これらは、1種を単独で又は2種以上を混合して用いられる。また、上記各構成材料の分散方法としては、公知の方法が使用される。
電荷輸送層形成用塗布液を電荷発生層2上に塗布する際の塗布方法としては、ブレード塗布法、マイヤーバー塗布法、スプレー塗布法、浸漬塗布法、ビード塗布法、エアーナイフ塗布法、カーテン塗布法等の通常の方法が用いられる。
電荷輸送層3の膜厚は、好ましくは5μm以上50μm以下、より好ましくは10μm以上30μm以下である。
<保護層>
保護層6は、必要に応じて感光層上に設けられる。保護層は、例えば、積層構造からなる感光体では帯電時の電荷輸送層の化学的変化を防止したり、感光層の機械的強度をさらに改善する為に設ける。
そのため、保護層6は、架橋物(硬化物)を含んで構成された層を適用することがよい。これら層としては、例えば、反応性電荷輸送材料と必要に応じて硬化性樹脂とを含む組成物の硬化層、硬化性樹脂に電荷輸送材料を分散させた硬化層等の周知の構成が挙げられる。また、保護層は、結着樹脂に電荷輸送材料を分散させた層で構成してもよい。
保護層6は、上記成分を溶剤に加えた保護層形成用塗布液を用いて形成される。
保護層形成用塗布液を電荷発生層上に塗布する方法としては、浸漬塗布法、突き上げ塗布法、ワイヤーバー塗布法、スプレー塗布法、ブレード塗布法、ナイフ塗布法、カーテン塗布法等の通常の方法を用いられる。
保護層6の膜厚は、例えば、望ましくは1μm以上20μm以下、より望ましくは2μm以上10μm以下の範囲に設定される。
(単層型の感光層)
単層型の感光層(電荷発生/電荷輸送層)は、例えば、結着樹脂、電荷発生材料、電荷輸送材料を含んで構成される。これら材料については、電荷発生層や電荷輸送層で説明したものと同様である。
単層型の感光層において、電荷発生材料の含有量は10質量%以上85質量%以下が望ましく、より望ましくは20質量%以上50質量%以下である。また、電荷輸送材料の含有量は5質量%以上50質量%以下とすることが望ましい。
単層型の感光層の形成方法は、電荷発生層や電荷輸送層の形成方法と同様である。単層型感光層の厚さは5μm以上50μm以下が望ましく、10μm以上40μm以下とするのがさらに望ましい。
(その他)
本実施形態に係る電子写真感光体において、感光層や保護層には、画像形成装置中で発生するオゾンや酸化性ガス、あるいは光・熱による感光体の劣化を防止する目的で、感光層中に酸化防止剤、光安定剤、熱安定剤などの添加剤を添加してもよい。
また、感光層や保護層には、感度の向上、残留電位の低減、繰り返し使用時の疲労低減等を目的として少なくとも1種の電子受容性物質を添加してもよい。
また、感光層や保護層には、各層を形成する塗布液にレベリング剤としてシリコーンオイルを添加し、塗膜の平滑性向上させてもよい。
[プロセスカートリッジ及び画像形成装置]
次に、本実施形態の電子写真感光体を用いたプロセスカートリッジおよび画像形成装置について説明する。
本実施形態のプロセスカートリッジは、前記本実施形態の画像形成装置用筒状部材を備え、例えば、本実施形態の画像形成装置用筒状部材として、電子写真感光体を備え、画像形成装置に着脱される構成を有する。
また、本実施形態の画像形成装置は、前記本実施形態の画像形成装置用筒状部材を備え、例えば、本実施形態の画像形成装置用筒状部材で構成された電子写真感光体と、前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段と、帯電した前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像をトナーを含む現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段と、前記電子写真感光体の表面に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、を備えて構成される。
本実施形態の画像形成装置は、各色のトナーに対応した感光体を複数有するいわゆるタンデム機であってもよく、この場合、全ての感光体が本実施形態の電子写真感光体であることが望ましい。また、トナー像の転写は、中間転写体を利用した中間転写方式であってもよい。
図8は、本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。画像形成装置100は、図8に示すように電子写真感光体7を備えるプロセスカートリッジ300と、露光装置9と、転写装置40と、中間転写体50とを備える。画像形成装置100において、露光装置9はプロセスカートリッジ300の開口部から電子写真感光体7に露光し得る位置に配置されており、転写装置40は中間転写体50を介して電子写真感光体7に対向する位置に配置されており、中間転写体50はその一部が電子写真感光体7に接触して配置されている。
図8に示す画像形成装置100の一部を構成するプロセスカートリッジ300は、ハウジング内に、電子写真感光体7、帯電装置8(帯電手段の一例)、現像装置11(現像手段の一例)およびクリーニング装置13(トナー除去手段の一例)を一体に支持している。クリーニング装置13は、クリーニングブレード131(クリーニング部材)を有しており、クリーニングブレード131は、電子写真感光体7の表面に残留するトナーを除去するように感光体7の表面に接触するように配置されている。
クリーニング装置13は、クリーニングブレード131のほかに、潤滑材14を感光体7の表面に供給する繊維状部材132(ロール状)、クリーニングを補助する繊維状部材133(平ブラシ状)を用いた例を示してあるが、これらは使用しても、使用しなくてもよい。
帯電装置8としては、例えば、導電性または半導電性の帯電ローラ、帯電ブラシ、帯電フィルム、帯電ゴムブレード、帯電チューブ等を用いた接触型帯電器が使用される。また、非接触方式のローラ帯電器、コロナ放電を利用したスコロトロン帯電器やコロトロン帯電器等のそれ自体公知の帯電器等も使用される。
なお、図示しないが、電子写真感光体7の周囲には、電子写真感光体7の温度を上昇させ、相対温度を低減させるための感光体加熱部材を設けてもよい。
露光装置9(静電潜像形成手段の一例)としては、例えば、感光体7の表面に、半導体レーザ光、LED光、液晶シャッタ光等の光を、定められた像様に露光する光学系機器等が挙げられる。光源の波長は感光体の分光感度領域にあるものが使用される。半導体レーザーの波長としては、780nm付近に発振波長を有する近赤外が主流である。しかし、この波長に限定されず、600nm台の発振波長レーザーや青色レーザーとして400nm以上450nm以下近傍に発振波長を有するレーザーも利用してもよい。また、カラー画像形成のためにはマルチビームを出力し得るタイプの面発光型のレーザー光源も有効である。
現像装置11としては、例えば、磁性若しくは非磁性の一成分系現像剤または二成分系現像剤等を接触または非接触させて現像する一般的な現像装置を用いてもよい。現像装置としては、上述の機能を有している限り特に制限はなく、目的に応じて選択される。例えば、上記一成分系現像剤または二成分系現像剤をブラシ、ローラ等を用いて感光体7に付着させる機能を有する公知の現像器等が挙げられる。中でも現像剤を表面に保持した現像ローラを用いるものが望ましい。
以下、現像装置11に使用されるトナーについて説明する。
本実施形態の画像形成装置に用いられるトナーは、平均形状係数((ML/A)×(π/4)×100、ここでMLは粒子の最大長を表し、Aは粒子の投影面積を表す)が100以上150以下であることが望ましく、105以上145以下であることがより望ましく、110以上140以下であることがさらに望ましい。さらに、トナーとしては、体積平均粒子径が3μm以上12μm以下であることが望ましく、3.5μm以上9μm以下であることがさらに望ましい。
トナーは、特に製造方法により限定されるものではないが、例えば、結着樹脂、着色剤および離型剤、やその他更に帯電制御剤等を加えて混練、粉砕、分級する混練粉砕法;混練粉砕法にて得られた粒子を機械的衝撃力または熱エネルギーにて形状を変化させる方法;結着樹脂の重合性単量体を乳化重合させ、形成された分散液と、着色剤および離型剤、その他更に帯電制御剤等の分散液とを混合し、凝集、加熱融着させ、トナー粒子を得る乳化重合凝集法;結着樹脂を得るための重合性単量体と、着色剤および離型剤、その他更に帯電制御剤等の溶液を水系溶媒に懸濁させて重合する懸濁重合法;結着樹脂と、着色剤および離型剤、その他更に帯電制御剤等の溶液とを水系溶媒に懸濁させて造粒する溶解懸濁法等により製造されるトナーが使用される。
また上記方法で得られたトナーをコアにして、さらに凝集粒子を付着、加熱融合してコアシェル構造をもたせる製造方法等、公知の方法が使用される。なお、トナーの製造方法としては、形状制御、粒度分布制御の観点から水系溶媒にて製造する懸濁重合法、乳化重合凝集法、溶解懸濁法が望ましく、乳化重合凝集法が特に望ましい。
トナー粒子は、結着樹脂、着色剤および離型剤を含有することが望ましく、更にシリカや帯電制御剤を含有してもよい。
トナー粒子に使用される結着樹脂としては、スチレン、クロロスチレン等のスチレン類、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソプレン等のモノオレフィン類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル類、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケトン類等の単独重合体および共重合体、ジカルボン酸類とジオール類との共重合によるポリエステル樹脂等が挙げられる。
特に代表的な結着樹脂としては、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸アルキル共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル樹脂等が挙げられる。さらに、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド、変性ロジン、パラフィンワックス等が挙げられる。
また、着色剤としては、マグネタイト、フェライト等の磁性粉、カーボンブラック、アニリンブルー、カルイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオキサレート、ランプブラック、ローズベンガル、C.I.ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピグメント・レッド57:1、C.I.ピグメント・イエロー97、C.I.ピグメント・イエロー17、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.I.ピグメント・ブルー15:3等が代表的なものとして例示される。
離型剤としては、低分子ポリエチレン、低分子ポリプロピレン、フィッシャートロピィシュワックス、モンタンワックス、カルナバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス等が代表的なものとして例示される。
帯電制御剤としては、公知のものが使用され、例えば、アゾ系金属錯化合物、サリチル酸の金属錯化合物、極性基を含有する樹脂タイプの帯電制御剤が用いられる。湿式製法でトナーを製造する場合、水に溶解しにくい素材を使用することが望ましい。また、トナーとしては、磁性材料を内包する磁性トナーおよび磁性材料を含有しない非磁性トナーのいずれであってもよい。
現像装置11に用いるトナーとしては、上記トナー粒子および上記外添剤をヘンシェルミキサーまたはVブレンダー等で混合することによって製造される。また、トナー粒子を湿式にて製造する場合は、湿式にて外添してもよい。
現像装置11に用いるトナーには滑性粒子を添加してもよい。滑性粒子としては、グラファイト、二硫化モリブデン、滑石、脂肪酸、脂肪酸金属塩等の固体潤滑剤や、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブテン等の低分子量ポリオレフィン類、加熱により軟化点を有するシリコーン類、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、ステアリン酸アミド等の脂肪族アミド類やカルナバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、木ロウ、ホホバ油等の植物系ワックス、ミツロウの動物系ワックス、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス等の鉱物、石油系ワックス、およびそれらの変性物が使用される。これらは、1種を単独で、または2種以上を併用して使用される。
なお、平均粒径としては0.1μm以上10μm以下の範囲が望ましく、上記化学構造のものを粉砕して、粒径をそろえてもよい。
トナーへの滑性粒子の添加量は望ましくは0.05質量%以上2.0質量%以下、より望ましくは0.1質量%以上1.5質量%以下の範囲である。
現像装置11に用いるトナーには、無機粒子、有機粒子、該有機粒子に無機粒子を付着させた複合粒子等を加えてもよい。
無機粒子としては、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、チタン酸バリウム、チタン酸アルミニウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸マグネシウム、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化セリウム、酸化アンチモン、酸化タングステン、酸化スズ、酸化テルル、酸化マンガン、酸化ホウ素、炭化ケイ素、炭化ホウ素、炭化チタン、窒化ケイ素、窒化チタン、窒化ホウ素等の各種無機酸化物、窒化物、ホウ化物等が好適に使用される。
また、上記無機粒子を、テトラブチルチタネート、テトラオクチルチタネート、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリデシルベンゼンスルフォニルチタネート、ビス(ジオクチルパイロフォスフェート)オキシアセテートチタネート等のチタンカップリング剤、3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、3−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N−2−(N−ビニルベンジルアミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩、ヘキサメチルジシラザン、メチルトリメトキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、ヘキシルトエリメトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、ドデシルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、o−メチルフェニルトリメトキシシラン、p−メチルフェニルトリメトキシシラン等のシランカップリング剤等で処理を行ってもよい。また、シリコーンオイル、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の高級脂肪酸金属塩によって疎水化処理したものも望ましく使用される。
有機粒子としては、スチレン樹脂粒子、スチレンアクリル樹脂粒子、ポリエステル樹脂粒子、ウレタン樹脂粒子等が挙げられる。
粒子径としては、個数平均粒子径で望ましくは5nm以上1000nm以下、より望ましくは5nm以上800nm以下、さらに望ましくは5nm以上700nm以下のものが使用される。
上述した粒子と滑性粒子との添加量の和が0.6質量%以上であることが望ましい。
トナーに添加されるその他の無機酸化物としては、1次粒径が40nm以下の小径無機酸化物を用い、更にそれより大径の無機酸化物を添加することが望ましい。これらの無機酸化物粒子は公知のものが使用されるが、シリカと酸化チタンを併用することが望ましい。
小径無機粒子については表面処理してもよい。さらに、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の炭酸塩や、ハイドロタルサイト等の無機鉱物を添加することも望ましい。
電子写真用カラートナーはキャリアと混合して使用されるが、キャリアとしては、鉄粉、ガラスビーズ、フェライト粉、ニッケル粉またはそれ等の表面に樹脂を被覆したものが使用される。また、キャリアとの混合割合は、必要に応じて設定される。
転写装置40(転写手段の一例)としては、例えば、ベルト、ローラ、フィルム、ゴムブレード等を用いた接触型転写帯電器、コロナ放電を利用したスコロトロン転写帯電器やコロトロン転写帯電器等のそれ自体公知の転写帯電器が挙げられる。
中間転写体50としては、半導電性を付与したポリイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエステル、ゴム等のベルト状のもの(中間転写ベルト)が使用される。また、中間転写体50の形態としては、ベルト状以外にドラム状のものが用いられる。
画像形成装置100は、上述した各装置の他に、例えば、感光体7に対して光除電を行う光除電装置を備えていてもよい。
図8に示す画像形成装置100では、帯電装置8によって感光体7の表面が帯電され、露光装置9によって静電潜像が形成された後、現像装置11内のトナーによって感光体7表面の前記静電潜像がトナー像として現像される。感光体7上のトナー像は中間転写ベルト50に転写された後、記録媒体(図示せず)表面にトナー像が転写され、その後図示しない定着装置によって定着される。
なお、モノクロ専用の画像形成装置では、中間転写ベルト50に代えて、記録媒体搬送ベルトや記録媒体搬送ローラ等によって記録媒体が、転写装置40と感光体7とが対向する位置に搬送され、該記録媒体に前記トナー像が転写された後、定着される。
図9は、他の実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。画像形成装置120は、図9に示すように、プロセスカートリッジ300を4つ搭載したタンデム方式の多色画像形成装置である。画像形成装置120では、中間転写体50上に4つのプロセスカートリッジ300がそれぞれ並列に配置されており、1色に付き1つの電子写真感光体が使用される構成となっている。なお、画像形成装置120は、タンデム方式であること以外は、画像形成装置100と同様の構成を有している。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(支持体の作製)
インパクトプレスよりΦ28mmのアルミ製円筒管を作製し、しごき加工にてΦ24mmの円筒管を作製した。
結晶粒面積は、しごき回数または、電気オーブンでの焼き鈍しにて粒径調整を行った。
結晶粒の平均面積の測定は、円筒管(基材)から得たサンプルをエポキシ樹脂包埋後、以下のように研磨機にて研磨を実施して行った。まず、耐水研磨紙#500を用いて研磨を行い、その後バフ研磨にて鏡面仕上げを行い、基材の断面についてキーエンス(KEYENCE)社製のVE SEMにて観察及び計測を実施した。
具体的には、円筒管の軸方向上端、下端からそれぞれ5mmの位置、円筒管の軸方向中央において、周方向90度ごとに4箇所(合計4×3=12箇所)について上記サンプルを作製した。
サンプルの断面の基材外周面から軸方向30μm×厚み方向20μmの範囲、基材内周面から軸方向30μm×厚み方向20μmの範囲に存在する結晶粒の面積を上記キーエンス(KEYENCE)社製のVE SEMに標準装備されている画像処理ソフトにて求め個数平均することで平均面積を求めた。
−支持体1−
スラグとしてJIS呼称A1050系(アルミニウム(AL)純度:99.5%)のスラグを用い、インパクトプレス+しごき加工(しごき回数:3回)によりアルミ製円筒管支持体を作製した。
これにより、アルミの平均結晶粒面積は、外周面が0.69μm、内周面が2.27μmであり、内周面の結晶粒の平均面積に対する外周面の結晶粒の平均面積の比率が30%であるアルミ製円筒管支持体を作製した。
−支持体2〜5−
支持体1の作製において、表1に示す条件・厚さに変更したこと以外は支持体1と同様にしてアルミ製円筒管支持体を作製した。
−支持体6−
スラグとしてA3003系のアルミ合金を用いたこと以外は、支持体1と同様にしてアルミ製円筒管支持体を作製した。
−支持体7−
従来の抽伸管で作製したアルミ製円筒管を表面切削し、Φ24mm、肉厚0.4mmのアルミ製円筒管支持体を作製した。
−支持体8〜10、12−
支持体1の作製において、表1に示す焼き鈍し条件に変更したこと以外は支持体1と同様にしてアルミ製円筒管支持体を作製した。
−支持体11−
支持体1の作製において、表1に示すしごき条件及び焼き鈍し条件に変更したこと以外は支持体1と同様にしてアルミ製円筒管支持体を作製した。
(下引層の形成)
酸化亜鉛:(平均粒子径70nm:テイカ社製:比表面積値15m/g)100質量部をテトラヒドロフラン500質量部と攪拌混合し、シランカップリング剤(KBM503:信越化学社製)1.3質量部を添加し、2時間攪拌した。その後トルエンを減圧蒸留にて留去し、120℃で3時間)焼き付けを行い、シランカップリング剤表面処理酸化亜鉛を得た。
前記表面処理を施した酸化亜鉛110質量部を500質量部のテトラヒドロフランと攪拌混合し、アリザリン0.6質量部を50質量部のテトラヒドロフランに溶解させた溶液を添加し、50℃にて5時間攪拌した。その後、減圧ろ過にてアリザリンを付与させた酸化亜鉛をろ別し、さらに60℃で減圧乾燥を行いアリザリン付与酸化亜鉛を得た。
このアリザリン付与酸化亜鉛60質量部と硬化剤(ブロック化イソシアネート スミジュール3175、住友バイエルンウレタン社製):13.5質量部とブチラール樹脂 (エスレックBM−1 、積水化学社製)15質量部をメチルエチルケトン85質量部に溶解した溶液38質量部とメチルエチルケトン:25質量部とを混合し、1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて2時間の分散を行い分散液を得た。
得られた分散液に触媒としてジオクチルスズジラウレート:0.005質量部、シリコーン樹脂粒子(トスパール145、GE東芝シリコーン社製):45質量部を添加し、下引層塗布用液を得た。この塗布液を浸漬塗布法にて、上記の各支持体上に塗布し、170℃、30分の乾燥硬化を行い厚さ23μmの下引層を得た。
(電荷発生層の形成)
次に、X線回折スペクトルにおけるブラッグ角(2θ±0.2°)が7.5°、9.9°、12.5°、16.3°、18.6°、25.1°、28.3°に強い回折ピークを持つヒドロキシガリウムフタロシアニン1質量部を、ポリビニルブチラール(エスレックBM−S、積水化学社製)1質量部及び酢酸n−ブチル80質量部と混合し、これをガラスビーズと共にペイントシェーカーで1時間分散処理することにより電荷発生層用塗布液を調製した。得られた塗布液を陽極酸化膜が形成された導電性支持体上に浸漬コートし、100℃で10分間加熱乾燥して膜厚約0.15μmの電荷発生層を形成した。
(電荷輸送層の形成)
次に、下記式(CT−1)で表されるベンジジン化合物2.6質量部、及び下記式(B−1)で表される繰り返し単位を有する高分子化合物(粘度平均分子量:40,000)3質量部をTHF25質量部に溶解させて電荷輸送層用塗布液を調製した。得られた塗布液を上記電荷発生層上に浸漬コーティング法で塗布し、130℃、45分の加熱を行い膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。これにより電子写真感光体を作製した。

[評価]
(落下試験)
実施例及び比較例で作製した感光体をカラー画像形成装置(富士ゼロックス社製、 C1100のプロセスカートリッジに搭載し床面から1.5mの落下高さから自由落下させて衝突させ、導電性支持体の変形を東京精密社製ロンコム60Aにて真円度測定及び目視にて確認した。
その後、プリンターに実装し、A4用紙(富士ゼロックス社製、C2紙)にハーフトーン50%濃度の画質出力を行った。その後、A4用紙(富士ゼロックス社製、C2紙)にてエリアカバレッジ(A4用紙における文字の占める面積率)2%の文字画質を20,000枚出力し、画像を確認し使用上の問題を確認した。
−変形量−
A:真円度の変化無し、問題無し。
B:落下前に比べ30μm以下真円度が悪化しているが実使用上問題無し。
C:落下前に比べ30μmを超え100μm以下真円度が悪化しているが実使用上問題無し。
D:落下前に比べ100μmを超えて真円度が悪化。
−画質−
A:問題無し。
B:濃度変化が見えるが実使用上問題無し。
C:20、000枚出力後の画像に明らかな濃度低下が発生。
D:1枚目から変形による白抜け発生。
結果を下記表1に示す。
表1に示されるように、実施例の導電性支持体は、落下衝撃に対して変形が抑制され、さまざまな輸送衝撃を受けても、画像欠陥が抑制されることがわかる。
1 下引層、2 電荷発生層、3 電荷輸送層、4 導電性支持体(筒状部材)、5 感光層、6 保護層、7 電子写真感光体、8 帯電装置、9 露光装置、11 現像装置、13 クリーニング装置、14 潤滑剤、40 転写装置、50 中間転写体、100 画像形成装置、120 画像形成装置、131 クリーニングブレード、132 繊維状部材(ロール状)、133 繊維状部材(平ブラシ状)、300 プロセスカートリッジ

Claims (11)

  1. アルミニウムを含んで構成され、外周面の結晶粒の平均面積が内周面の結晶粒の平均面積よりも小さい筒状部材。
  2. 前記内周面の結晶粒の平均面積S2に対する前記外周面の結晶粒の平均面積S1の比率(S1/S2×100)が、20%以上45%以下である請求項1に記載の筒状部材。
  3. 前記結晶粒の平均面積が、前記内周面から前記外周面に向けて厚さ方向に小さくなっている請求項1又は請求項2に記載の筒状部材。
  4. アルミニウム含有率が99.5%以上である請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の筒状部材。
  5. 厚みが0.3mm以上0.9mm以下である請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の筒状部材。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の筒状部材と、
    前記筒状部材の外周面に配置された樹脂層又はゴム層と、を有し、
    画像形成装置に用いられる画像形成装置用筒状部材。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置用筒状部材で構成された電子写真感光体。
  8. 請求項6に記載の画像形成装置用筒状部材を備えた画像形成装置。
  9. 請求項7に記載の電子写真感光体と、
    前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段と、
    帯電した前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
    前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像をトナーを含む現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段と、
    前記電子写真感光体の表面に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    を備える画像形成装置。
  10. 請求項6に記載の画像形成装置用筒状部材を備え、
    画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
  11. 請求項7に記載の電子写真感光体を備え、
    画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
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