JP3941238B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真技術を用いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に関し、特に、可撓性を有する像担持体(例えば感光体や中間転写体)およびそのバックアップ部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真技術を用いた画像形成装置は、外周面に像担持層としての感光層を有し回転駆動される像担持体としての感光体と、この感光体の回りに配置された画像形成プロセス手段とを有している。
【0003】
画像形成プロセス手段としては、感光体の外周面を一様に帯電させる帯電手段、この帯電手段により一様に帯電させられた外周面を選択的に露光して静電潜像を形成する露光手段、この露光手段により形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現像手段、この現像手段により現像されたトナー像を用紙等の記録材に転写させる転写手段、転写後に感光体表面に残留しているトナーを除去するクリーナブレード等からなるクリーニング手段、等を挙げることができる。
【0004】
感光体としては、外周面に感光層が形成された硬質の感光体ドラムと、表面に感光層が形成された可撓性を有する感光体ベルトとが一般に知られている。
【0005】
また、感光体表面の静電潜像にトナーを付与する手段としては、現像ローラの表面にトナーを担持させ、この現像ローラを、感光体表面に接触させる、あるいは、極微小間隔を隔てた状態で近接させる、という手段が一般に知られており、その現像ローラとしては、硬質のものと弾性体からなるものとが知られている。
【0006】
感光体として硬質の感光体ドラムを用い、また現像ローラとしても硬質のものを用いる場合には、感光体ドラムおよび現像ローラを高精度に製造するには自ずと限界があり、必ず誤差が生ずるから、両者を均一に接触させるあるいは均一な微小間隔を隔てた状態で近接させることは困難である。特に、硬いもの同士である感光体ドラムと現像ローラとを均一に接触させることは極めて困難であり、局部的に隙間が生じて現像むらが生じたり、必要以上に強く圧接されて感光ドラムや現像ローラに傷がついたりするという問題が生ずる。
【0007】
したがって、感光体と現像ローラとを両者とも硬質のもので構成するということは通常行なわれておらず、感光体として硬質の感光体ドラムを用いる場合には現像ローラを弾性体で構成する、現像ローラとして硬質のものを用いる場合には感光体として可撓性を有する感光体ベルトを用いる、ということが行なわれていた。
【0008】
しかしながら、現像ローラを弾性体で構成した場合には、現像ローラの回転に伴ってトナーが飛散する等の問題があった。
【0009】
また、感光体として感光体ベルトを用いた場合には、これを支持するために少なくとも2本のローラが必要なために、構造が複雑になるばかりでなく装置が大型化してしまうという問題があった。
【0010】
したがって、このような問題を同時に解決することが望まれている。
【0011】
このような要望に応えようとしたものとしては、従来、特開平4−188164号公報記載の感光体駆動装置が知られている。
【0012】
図6は、その感光体駆動装置を示す図で、(a)は側面図、(b)は斜視図である。
【0013】
この感光体駆動装置は、ニッケル等により筒状の薄膜シートとして形成された感光体ベルト20と、この感光体ベルト20の内径周長よりも短い外径周長を有し、感光体ベルト20の内側にあって回転駆動する駆動ローラ21と、前記感光体ベルト20との摩擦係数が駆動ローラ21と感光体ベルト20の摩擦係数より小さく設定されており、駆動ローラ21の円周方向の所定範囲内で駆動ローラ21に感光体ベルト20を密着させながら、感光体ベルト20を摺動自在に押圧する押圧部材22とを備えている。なお、図6において、24は帯電器、25は露光装置、26は現像ローラ、27は転写帯電器、28はクリーニングローラである。
【0014】
このような感光体駆動装置によれば、感光体ベルト20は、押圧部材22により駆動ローラ21の表面に部分的に密着された状態で駆動され、押圧部材22が無い部分では、駆動ローラ21との周長差によって、たわみ23が形成される。
【0015】
このため、感光体ベルト20は、押圧部材22による密着部分においては、その硬度が駆動ローラ21の硬度によって疑似されることから、硬質材として使用することができる。すなわち、駆動ローラ21は、当接部材としてのクリーニングローラ28が当接されるその当接位置において感光体ベルト20の内面と当接して感光体20を内方から支持するバックアップ部材としての役割を果たしている。
【0016】
また、押圧部材22が無い部分においては、たわみ23が形成されることから、弾性体として使用することができる。
【0017】
したがって、この装置によれば、感光体ベルト20の押圧部分22との密着部分においては、弾性体からなるクリーニングローラ28を接触させることができ、たわみ23部分においては、硬質材からなる現像ローラ26を接触させることができる。
【0018】
そして、この現像ローラ26の接触は、たわみ23部分が弾性体として作用することから、現像ローラ26が硬質材からなる場合でも、充分なニップ幅をもって、かつ非常に低圧接力で安定的に行なわれる。
【0019】
すなわち、この装置によれば、硬質の現像ローラを用いても、感光体や現像ローラに傷がつくということがなく、また、装置の大型化も防止することができる。
【0020】
なお、この装置と同様の装置は、特開平6−27859号公報、特開平6−258989号公報等にも開示されている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
<課題1>
上述した特開平4−188164号公報記載の感光体駆動装置において、感光体ベルト10(その基材)をニッケルで構成する場合には、電鋳法で形成することが考えられる。
【0022】
しかしながら、電鋳法によると製造に時間がかかり、高価なものとなるので望ましくない。
【0023】
この課題は、像担持体(例えば感光体)の基材をアルミニウムまたはアルミニウム合金で構成することとし、インパクト加工によって形成することによって解決することが可能である。
【0024】
しかしながら、基材をアルミニウムまたはアルミニウム合金で構成すると、次のような別の課題が生じる。
【0025】
すなわち、アルミニウムまたはアルミニウム合金は、他の金属と接触すると、腐食し易くなる。したがって、基材をアルミニウムまたはアルミニウム合金で構成した場合において、基材裏面と接触するバックアップ部材を他金属で構成すると、基材裏面に腐食が生じ易くなって、基材裏面に凹凸が生じ易くなる。
【0026】
このような現象が像担持体の裏面において生じると、像担持体は可撓性を有する薄肉円筒状ないしベルト状となっているので、バックアップ部材との当接部位においては、基材裏面の上記凹凸が像担持体表面すなわち像担持層表面にも及び、その凸部が当接部材(例えばクリーニング部材)との摺接によって他の部位よりも早く摩耗して画像欠陥が生じることとなる。
【0027】
<課題2>
一般に、感光体の有機感光層は、バインダー樹脂中に電荷輸送剤等を分散させて構成される。
【0028】
有機感光層の母材となるバインダー樹脂中には、その樹脂を製造する際に使用された塩素成分が残留する。
【0029】
一方、アルミニウムまたはアルミニウム合金は、通常の雰囲気下では、前述したようにその表面に薄いアルミニウム酸化物層が生成されて環境安定性が得られる材料であるが、雰囲気中に塩素成分があると、前記酸化物層が破壊されて孔食(腐食)が生じるという難点を有している。
【0030】
このため、基材をアルミニウムまたはアルミニウム合金で構成し、この基材の表面に有機感光層を形成した感光体では、基材と有機感光層との界面で前記孔食が生じ、ピット(虫食い状の穴)や腐食生成物が生じる。その結果として、感光体表面に凹凸が生じ、画像不良(露光光の散乱による解像度の低下、転写不良による中抜け、クリーニング不良による地被り、等)が生じることとなる。
【0031】
本発明の第1の目的は、上記課題1を解決し、基材裏面の腐食、すなわち凹凸の発生を防止し、あるいは少なくとも、像担持体表面に前述した凹凸の影響が生じない程度に抑制して良好な画像を得ることのできる画像形成装置を提供することにある。
【0032】
また、第2の目的は、上記課題1および課題2を同時に解決し、上記第1の目的に加えて、基材と有機感光層との界面における孔食の発生を防止し、あるいは少なくとも、感光体表面にその影響が生じない程度に孔食を抑制して良好な画像を得ることのできる画像形成装置を提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために請求項1記載の画像形成装置は、可撓性を有する薄肉円筒状の基材と、この基材の表面に形成された像担持層とを有し、回転駆動される中空の像担持体と、
この像担持体の表面に当接する当接部材と、
この当接部材が当接されるその当接位置において像担持体の内面と当接して像担持体に従動し,像担持体を内方から支持するバックアップ部材とを備えた画像形成装置であって、
前記基材をアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるスラグにパンチで衝撃を与えることによりスラグを薄肉円筒状に展伸形成するインパクト加工により形成した後に,当該筒状体のスラグ側の端部とその反対側の端部とを切断することにより中空の可撓性を有する薄肉円筒状に形成した基材で構成するとともに、前記像担持体の回転駆動手段を,前記基材のインパクト加工時におけるスラグが配置された側とは反対側の端部に設け,かつ,前記バックアップ部材の少なくとも前記像担持体内面との当接部前記基材と同じ材料で構成したことを特徴とする。
【0034】
なお、ここでいう当接部材とは、前記バックアップ部材との間に像担持体を挟圧する程度の強さで像担持体に当接する部材をいう。このような部材としては例えば、クリーナブレード等を挙げることができる。
【0035】
上記第2の目的を達成するために請求項2記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、前記像担持層は、バインダー樹脂を用いた有機感光層であり、そのバインダー樹脂中の残留塩素濃度が0.3重量%以下となっていることを特徴とする。
【0036】
なお、バインダー樹脂中に結合された塩素は、その結合力によって樹脂中を移動することができないので前述した孔食に関してはほとんど問題とならない。したがって、ここでいう残留塩素とは、バインダー樹脂中に結合されていないことによって樹脂中を移動し得る塩素のことをいう。
【0037】
【作用効果】
請求項1記載の画像形成装置によれば、可撓性を有する薄肉円筒状ないしベルト状の基材と、この基材の表面に形成された像担持層とを有し、回転駆動される像担持体と、この像担持体の表面に当接する当接部材と、この当接部材が当接されるその当接位置において像担持体の内面と当接して像担持体を内方から支持するバックアップ部材とを備えた構成となっているので、バックアップ部材により支持されていない像担持体の部位は、いわば疑似軟質材として利用することができ、したがって、硬質の現像ローラ等を確実かつ安定して接触させることが可能となる。また、バックアップ部材により支持されている部位には、クリーナブレード等の当接部材を確実に当接させることができる。
【0038】
像担持体の基材は、アルミニウムまたはアルミニウム合金で構成されるので、インパクト加工等により比較的安価に作成することができる。
【0039】
そして、前記バックアップ部材の少なくとも前記像担持体内面との当接部は、前記基材と同じ材料で構成されているので、前記像担持体内面の腐食が防止され、あるいは少なくとも、像担持体表面に前述した腐食による凹凸の影響が生じない程度に抑制され、結果として良好な画像が得られることとなる。
【0040】
請求項2記載の画像形成装置によれば、請求項1記載の画像形成装置において、前記像担持層は、バインダー樹脂を用いた有機感光層であり、そのバインダー樹脂中の残留塩素濃度が0.3重量%以下となっているので、さらに次のような作用効果が得られる。
【0041】
すなわち、有機感光層のバインダー樹脂中の残留塩素濃度が0.3重量%以下となっているので、基材と有機感光層との界面における孔食の発生が防止され(少なくとも、感光体表面にその影響が生じない程度に孔食が抑制され)ることとなる。
【0042】
したがって、一層良好な画像を得ることが可能となる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0044】
図1は本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の要部を示す概略図、図2は同じく部分省略断面図、図3は感光体ユニットの断面図である。
【0045】
先ず、この画像形成装置の概要について説明する。
【0046】
この画像形成装置は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色のトナーによる現像器を用いてフルカラー画像を形成することのできる装置である。
【0047】
図1において、101は感光体ユニット(図3参照)であり、像担持体としての感光体140を有している。感光体ユニット101は、後述する回転駆動手段によって図示矢印方向に回転駆動される。
【0048】
感光体140は、後に詳しく説明する薄肉円筒状の導電性基材140b(図3参照)と、その表面に形成された感光層140cとを有している。
【0049】
感光体140の周りには、その回転方向に沿って、帯電手段としての帯電ローラ160、現像手段としての現像ローラ11(Y,C,M,K)、中間転写ベルト36、およびクリーニング手段170が配置される。
【0050】
帯電ローラ160は、感光体140の外周面に当接して従動回転し、感光体140の外周面を一様に帯電させる。一様に帯電した感光体140の外周面には、図示しない露光ユニットによって所望の画像情報に応じた選択的な露光L1がなされ、この露光L1によって感光体140上に静電潜像が形成される。
【0051】
この静電潜像は、現像ローラ11でトナーが付与されて現像される。
【0052】
現像ローラとして、イエロー用の現像ローラ11Y、シアン用の現像ローラ11C、マゼンタ用の現像ローラ11M、およびブラック用の現像ローラ11Kが設けられている。これら現像ローラ11Y,11C,11M,11Kは、それぞれ図示しない接離機構によりに感光体140に対して接離可能に構成されており、選択的に1つの現像ローラ11のみが感光体140に当接し得るようになっている。したがって、これらの現像ローラ11は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのうちのいずれかのトナーを感光体140の表面に付与して感光体140上の静電潜像を現像する。現像ローラ11は、硬質のローラ例えば、表面を粗面化した金属ローラ、または、硬質の樹脂ローラで構成されている。
【0053】
現像されたトナー像は、一次転写部T1で中間転写ベルト36上に転写される。
【0054】
クリーニング手段170は、上記転写後に、感光体140の外周面に残留し付着しているトナー(図示せず)を掻き落とすクリーナブレード171と、このクリーナブレード171によって掻き落とされたトナーを受ける受け部172とを備えている。
【0055】
クリーナブレード171は、ブレード付勢バネ173の付勢力によって、その先端部(縁部)が感光体140の表面に当接されるようになっている。
【0056】
中間転写ベルト36は、駆動ローラ31と、4本の従動ローラ35(1本のみ図示)に張架されおり、感光体140と略同一の周速で図示矢印方向に循環駆動されるようになっている。
【0057】
図示の従動ローラ35は、駆動ローラ31との間で中間転写ベルト36がそれ自身の張力によって感光体140に圧接される位置に配置されており、感光体140と中間転写ベルト36との圧接部において一次転写部T1が形成されている。
【0058】
中間転写ベルト36が循環駆動される過程で、一次転写部T1において、感光体140上のトナー像が中間転写ベルト36上に転写され、中間転写ベルト36上に転写されたトナー像は、図示しない二次転写部において、用紙等のシート(記録材)に転写される。
【0059】
二次転写部でトナー像が転写されたシートは、図示しない定着器を通ることによってそのトナー像が定着された後、適所、例えば装置本体のシート受け部に排出される。
【0060】
以上のような画像形成装置全体の作動の概要は次の通りである。
【0061】
(i)図示しないホストコンピュータ等(パーソナルコンピュータ等)からの印字指令信号(画像形成信号)が画像形成装置の制御部に入力されると、感光体140、各現像ローラ11、および中間転写ベルト36が回転駆動される。
【0062】
(ii)感光体140の外周面が帯電ローラ160によって一様に帯電される。
【0063】
(iii)一様に帯電した感光体140の外周面に、露光ユニットによって第1色目(例えばイエロー)の画像情報に応じた選択的な露光L1がなされ、イエロー用の静電潜像が形成される。
【0064】
(iv)感光体140には、第1色目(例えばイエロー)用の現像ローラ11Yのみが接触し、これによって上記静電潜像が現像され、第1色目(例えばイエロー)のトナー像が感光体140上に形成される。
【0065】
(v)中間転写ベルト36には上記トナーの帯電極性と逆極性の一次転写電圧が印加され、感光体140上に形成されたトナー像が、一次転写部T1において中間転写ベルト36上に転写される。
【0066】
(vi)感光体140上に残留しているトナーがクリーニング手段170によって除去された後、除電手段80からの除電光L2によって感光体140が除電される。
【0067】
(vii)上記(ii)〜(vi)の動作が必要に応じて繰り返される。すなわち、上記印字指令信号の内容に応じて、第2色目、第3色目、第4色目、と繰り返され、上記印字指令信号の内容に応じたトナー像が中間転写ベルト36上において重ね合わされて中間転写ベルト36上に形成される。
【0068】
(viii)所定のタイミングでシートが供給され、二次転写部において、中間転写ベルト36上のトナー像(基本的には4色のトナー像が重ね合わせられたフルカラー画像)がシート上に転写される。なお、二次転写後に中間転写ベルト36上に残留しているトナーは、図示しない接離機構を有するベルトクリーナによって除去される。
【0069】
次に、感光体ユニット101について説明する。
【0070】
図2,図3に示すように、この感光体ユニット101は、それ自身では回転しない軸110と、この軸110に対して回転可能に取り付けられた一対の円板状部材120,130と、これら一対の円板状部材120,130によって両端部が支持固定され、円板状部材120,130とともに回転する可撓性を有する薄肉円筒状の感光体(像担持体)140と、この感光体140の内方において軸110に取り付けられ、感光体140に対してその外方から当接部材としてのクリーナブレード171(図2参照)、帯電ローラ160が当接されるその当接位置において感光体140の内面140aと当接して感光体140を内方から支持するバックアップ部材としてのバックアップドラム150とを備えている。
【0071】
一対の円板状部材120,130は、いずれもベアリング114を介して軸110に回転可能に設けられており、これら円板状部材120,130の外周面121,131によって感光体140の両端部141が支持され固定されている。
【0072】
その固定構造を図4に示す。図4は、一方の円板状部材120に対する感光体140の端部141の固定構造を示しているが、他方の円板状部材130に対する感光体140の端部141の固定構造も同様である。
【0073】
同図に示すように、円板状部材120の外周面121の外径D3は、感光体140の内径D2よりも多少大きく形成されており、感光体140の端部141に円板状部材120が圧入されている。この圧入が円滑になされるように、円板状部材120の内側には、テーパ面121aが形成されている。この圧入によって、感光体140と円板状部材120とは略良好に結合されるが、両者の結合をより一層確実にするために、固定用リング180が設けられている。
【0074】
固定用リング180は、リング状の円板部181と、これと一体の短い筒状部182とを有している。円板部181には、その円周方向において等間隔に複数個(例えば8個(1つのみ図示))のネジ挿入用の孔183が設けられている。筒状部182には、感光体140の端部141および円板状部材120の外側部分が圧入されるようになっている。この圧入が円滑になされるように、筒状部182の内周面にはテーパ面184が形成されており、また、円板状部材120の外側部分にもテーパ面121bが形成されている。
【0075】
感光体140は、先ず、その端部141に円板状部材120を圧入し、次いで両者を固定用リング180の筒状部182に圧入し(固定用リング180を感光体140の端部141および円板状部材120の外側にかぶせ)、固定用リング180をネジ185で円板状部材120に固定することによって、円板状部材120に完全に固定される。
【0076】
円板状部材120および固定用リング180は、円板状部材120の外側面と固定用リング180の内側面との間に締め代Cが形成されるように構成されている。このため、ネジ185を締め付けることによって、感光体140の端縁部141aは、円板状部材120の外周面121と固定用リング180の筒状部182内周面(184)とで確実に挟圧され、確実に固定される。なお、122はネジ185のためのネジ孔である。
【0077】
図3に示すように、他方の円板状部材130には、その外側に、駆動用のギア190が固定されている。このギア190は円板状部材130と別体に作成されており、複数本(例えば3本(1本のみ図示))のネジ191で円板状部材130に固定されている。ギア190には、筒状部192が一体に形成されており、この筒状部192が、円板状部材130の外側に一体的に形成された筒状部133内に嵌入されているとともに、ベアリング114を介して軸110に支持されている。
【0078】
したがって、円板状部材130は、ベアリング114およびギア190の筒状部192を介して軸110に回転可能に支持されている。
【0079】
感光体140は、この実施の形態では、可撓性を有する導電性基材140b(図4参照)の表面(外周面)に有機感光層140cを形成することにより構成されている。なお、感光層140cおよび保護層140dは極めて薄いために、図では明確には現れていない。
【0080】
基材140bは、インパクト加工により作成する。
【0081】
図5はインパクト加工の説明図である。
【0082】
先ず、図(a)に示すように、ダイ50にスラグ(加工される金属片)41をセットする。スラグ41としては、アルミニウムまたはアルミニウムを主成分とする合金を用いる。
【0083】
次いで、図(b)に示すように、パンチ51でスラグ41に衝撃を与える。すると、スラグ41が瞬時に筒状に展伸され、筒状体42が形成される。
【0084】
その後、図(c)に示すように、パンチ51を引き上げると、筒状体42の上端42aがストリッパ52に当接し、筒状体42がパンチ51から外れて、筒状体42が得られることとなる。
【0085】
このようにして得られた筒状体42を、切断線C1,C2(図3(c)参照)で、スラグ41側の端部42bおよび上端側端部42cを切り落として基材140bが得られる。
【0086】
このような基材140bの表面に像担持層としての有機感光層140cが塗布(ディッピング)等により形成されて、感光体140が得られる。
【0087】
有機感光層140cは、例えば次の(1)、(2)または(3)の方法によって、その残留塩素濃度を0.3重量%以下とする。
【0088】
(1)製造過程で、極力塩素を使用しない反応工程を採用する。
【0089】
(2)塩素含有の無い、もしくは少ない原料を用いる。
【0090】
具体的には、例えばポリカーボネートの原料として用いるビスフェノールAは、通常アセトンとフェノールとを濃塩酸または硫酸の存在下で縮合して製造するが、この原料の生成時に、濃塩酸を使用しないことにより、原料中の塩素濃度を極力減少させることが可能となる。
【0091】
(3)バインダー樹脂の製造工程中あるいは製造後に塩素を除去する。
【0092】
一般に、バインダー樹脂を製造する際、その製造原料や反応促進剤、重合剤等の添加剤に塩素化合物を使用する場合や、製造原料に塩素が含まれる場合、反応雰囲気調整に塩素を使用する場合がある。
【0093】
そして、その塩素が、反応終了後、生成物中に残って残留塩素となる。
【0094】
そこで、反応中に使用された塩素を、溶媒抽出やトラップ剤により取り除くことによって残留塩素濃度を0.3重量%以下にする。
【0095】
以上のような感光体140の可撓性すなわち柔軟さは、基材140bの厚みと径とを調整することにより決定することが可能であるから、使用される画像形成装置に応じて適宜設定することが可能である。例えば、基材厚み20〜300μm、基材直径10〜300mmの範囲で適宜設定する。なお、感光層(OPC)は主として樹脂からなるので、可撓性の面では優れるが、基材との密着性を確保し、レーザー光の干渉対策を施すために、基材とOPCとの間に下引き層を形成することが望ましい。下引き層としては、酸化亜鉛、酸化チタン等のレーザー光を吸収可能な粒子をナイロン樹脂等の樹脂に分散させた層が好適である。
【0096】
なお、インパクト加工により形成された薄肉円筒状の基材140bは、インパクト加工時におけるスラグ41が配置された側11a1(図5(c)参照)と、その反対側(展伸方向先端側)11a2とでは強度が異なる。スラグ41が配置された側11a1では結晶粒径が大きくなって強度が比較的低くなり、反対側(展伸方向先端側)11a2では結晶粒径が小さくなって強度が比較的高くなる。そこで、この実施の形態では、図3に示すように、感光体140の回転駆動手段をなす歯車190を、基材140bのインパクト加工時におけるスラグ41が配置された側とは反対側11a2の端部に設けてある。
【0097】
バックアップドラム150は、一対の側板151,151と、これら側板151,151の外周面によって両端が固定された円筒部材152とで構成されている。
【0098】
円筒部材152は、感光体の基材140bと同じ材料、すなわち、アルミニウムまたはアルミニウムを主成分とする合金で構成されている。
【0099】
円筒部材152の外径D1は感光体140の内径D2よりも僅かに小さく形成されている。側板151には、軸受け穴153が設けられており、この軸受け穴153には、軸110との間に偏心ブッシュ154とベアリング155とが設けられている。したがって、バックアップドラム150は、軸110に対して偏心ブッシュ154およびベアリング155を介して回転可能に支持されている。偏心ブッシュ154は、当接部材としてのクリーナブレード171(図2参照)、および帯電ローラ160が当接されるその当接位置側(図2において矢印e方向)に、偏心量Eだけ偏心しており、これによって、バックアップドラム150の外周面(円筒部材152の外周面)の一部が前記当接位置において比較的広い範囲に亙って感光体140の内面140aと当接して感光体140を内方から支持するようになっている。
【0100】
軸110には、偏心ブッシュ154の軸110に対する偏心方向を決めるためのピン111が固定されているとともに、偏心ブッシュ154の内側面にはピン111と適合する形状の溝156が形成されている。ピン111の、軸110からの突出長さは、一端側と他端側とで異なっているので、このピン111と前記溝156とを嵌め合わせることによって、偏心ブッシュ154は間違いなく図2において矢印e方向に偏心した状態で配置される。
【0101】
バックアップドラム150は、軸110に対して偏心ブッシュ154およびベアリング155を介して回転可能に支持されているので、図2に示すように感光体ユニット101が後述するようにカートリッジケース200に組み込まれて感光体140が回転駆動されると、前記クリーニングブレード171等の当接位置において、円筒部材152の外周面152aが感光体140の内周面140aと当接することによって感光体140に従動して回転する。
【0102】
なお、図3に示すように、一方の偏心ブッシュ154とベアリング114との間には、ガタ防止用の圧縮コイルバネ102が設けられている。
【0103】
以上のような感光体ユニット101は、図2に示すような状態で、カートリッジケース200に組み込まれて、感光体カートリッジ100として構成され、画像形成装置に着脱可能に装着される。装着された状態で、歯車190に画像形成装置本体の駆動ギア(図示せず)が噛み合うことによって、矢印方向に回転駆動されることとなる。
【0104】
以上のような画像形成装置によれば、次のような作用効果が得られる。
【0105】
(a)可撓性を有する薄肉円筒状の基材140bと、この基材140bの表面に形成された像担持層140cとを有し、回転駆動される像担持体140と、この像担持体140の表面に当接する当接部材としてのクリーナブレード171および帯電ローラ160と、これら当接部材が当接されるその当接位置において像担持体140の内面140aと当接して像担持体140を内方から支持するバックアップ部材150とを備えた構成となっているので、バックアップ部材150により支持されていない像担持体の部位142a(図2,図3参照)が内方に変形可能であって、いわば疑似軟質材として利用することができ、したがって、硬質の現像ローラ11等を確実かつ安定して接触させることが可能となる。また、バックアップ部材150により支持されている部位には、クリーナブレード171等の当接部材を確実に当接させることができる。
【0106】
(b)像担持体140の基材140bは、アルミニウムまたはアルミニウム合金で構成されるので、インパクト加工等により比較的安価に作成することができる。
【0107】
(c)バックアップ部材150の少なくとも像担持体140内面140aとの当接部である円筒部材152が、基材140bと同じ材料すなわちアルミニウムまたはアルミニウム合金で構成されているので、像担持体内面140aの腐食が防止され、あるいは少なくとも、像担持体表面に前述した腐食による凹凸の影響が生じない程度に抑制され、結果として良好な画像が得られることとなる。
【0108】
(d)像担持層140cは、バインダー樹脂を用いた有機感光層であり、そのバインダー樹脂中の残留塩素濃度が0.3重量%以下となっているので、基材140bと有機感光層140cとの界面における孔食の発生が防止され(少なくとも、感光体表面にその影響が生じない程度に孔食が抑制され)ることとなる。
【0109】
したがって、一層良好な画像を得ることが可能となる。
【0110】
(e)インパクト加工により形成された薄肉円筒状の基材140bは、インパクト加工時におけるスラグ41が配置された側11a1と、その反対側(展伸方向先端側)11a2とでは強度が異なる。スラグ41が配置された側11a1では結晶粒径が大きくなって強度が比較的低くなり、反対側(展伸方向先端側)11a2では結晶粒径が小さくなって強度が比較的高くなる。
【0111】
これに対し、この実施の形態の画像形成装置によれば、感光体140の駆動歯車190が、基材140bのインパクト加工時におけるスラグが配置された側とは反対側11a2の端部に設けられているので、感光体140の表面に当接して感光体140の回転に対して負荷となるクリーナブレード171等が設けられ、したがって、感光体140の基材140bにおける、クリーナブレード171等との当接部と駆動側端部との間の部位140e(図3参照)に捻り力が作用しても、この部位140eに変形が生じるということが防止され、あるいは著しく抑制されることとなる。
【0112】
すなわち、この実施の形態の画像形成装置によれば、インパクト加工により薄肉円筒状に形成された基材140bを用いつつ上記変形を抑制してより一層良好な画像を形成することが可能となる。
【0113】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0115】
例えば、上記実施の形態では、像担持体の例として感光体を取り上げて説明したが、請求項1の発明に関しては、中間転写体(感光体上のトナー像が一次転写され、そのトナー像を用紙等の記録材に二次転写させるための円筒状転写体)に対しても適用することができる。
【0116】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、基材裏面の腐食、すなわち凹凸の発生を防止し、あるいは少なくとも、像担持体表面に前述した凹凸の影響が生じない程度に抑制して良好な画像を得ることができる。
【0117】
さらに、請求項2記載の発明によれば、基材と有機感光層との界面における孔食の発生を防止し、あるいは少なくとも、感光体表面にその影響が生じない程度に孔食を抑制して一層良好な画像を得ることができる。
【0118】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の要部を示す概略図。
【図2】同じく部分省略断面図。
【図3】感光体ユニットの断面図。
【図4】図3の部分拡大図。
【図5】(a)(b)(c)はインパクト加工の説明図。
【図6】(a)(b)は従来技術の説明図。
【符号の説明】
140 像担持体(感光体)
140a 内面
140b 基材
140c 有機感光層(像担持層)
150 バックアップローラ(バックアップ部材)
160 帯電ローラ(当接部材)
171 クリーナブレード(当接部材)

Claims (2)

  1. 可撓性を有する薄肉円筒状の基材と、この基材の表面に形成された像担持層とを有し、回転駆動される中空の像担持体と、
    この像担持体の表面に当接する当接部材と、
    この当接部材が当接されるその当接位置において像担持体の内面と当接して像担持体に従動し,像担持体を内方から支持するバックアップ部材とを備えた画像形成装置であって、
    前記基材をアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるスラグにパンチで衝撃を与えることによりスラグを薄肉円筒状に展伸形成するインパクト加工により形成した後に,当該筒状体のスラグ側の端部とその反対側の端部とを切断することにより中空の可撓性を有する薄肉円筒状に形成した基材で構成するとともに、前記像担持体の回転駆動手段を,前記基材のインパクト加工時におけるスラグが配置された側とは反対側の端部に設け,かつ,前記バックアップ部材の少なくとも前記像担持体内面との当接部前記基材と同じ材料で構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持層は、バインダー樹脂を用いた有機感光層であり、そのバインダー樹脂中の残留塩素濃度が0.3重量%以下となっていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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