JP2000010306A - 像保持体の製造方法 - Google Patents
像保持体の製造方法Info
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- JP2000010306A JP2000010306A JP10188317A JP18831798A JP2000010306A JP 2000010306 A JP2000010306 A JP 2000010306A JP 10188317 A JP10188317 A JP 10188317A JP 18831798 A JP18831798 A JP 18831798A JP 2000010306 A JP2000010306 A JP 2000010306A
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Abstract
た基材を用いつつ基材の変形を防止して適正な像保持体
を得る。 【解決手段】 可撓性を有する薄肉円筒状の基材11a
の表面に形成された像保持層を有する像保持体の製造方
法であって、ビレットにパンチで衝撃を与えることによ
りビレットを薄肉円筒状に展伸形成するインパクト加工
により筒状体を得る工程と、この工程により得られた筒
状体の両端部を切り落として基材11aを得る工程と、
この工程により得られた基材の、インパクト加工時にお
けるビレットが配置された側とは反対側11a2の端部
を把持して基材を像保持層形成用塗料61中に浸漬して
基材の表面に像保持層を形成する工程とを有する。
Description
り画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機等
の画像形成装置に用いられる像保持体(例えば感光体)
の製造方法に関するものである。
装置は、外周面に像保持層としての感光層を有し回転駆
動される感光体と、この感光体の外周面を一様に帯電さ
せる帯電手段と、この帯電手段により一様に帯電させら
れた外周面を選択的に露光して静電潜像を形成する露光
手段と、この露光手段により形成された静電潜像に現像
剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現
像手段と、この現像手段により現像されたトナー像を用
紙等の記録材に転写させる転写手段と、転写後に感光体
表面に残留しているトナーを除去するクリーナブレード
等からなるクリーニング手段とを有している。
気的あるいは機械的な衝撃を受けて劣化するため、交換
可能な消耗品として構成することが望ましく、したがっ
て低価格とすることが望ましい。
ものとして、従来、特開昭57−115560号公報記
載の、像保持部材用金属ドラムの製造方法が知られてい
る。
金属ドラムを用いた像保持部材を示す図である。
ンパクト加工)で形成された金属ドラムである。インパ
クト加工は、ビレットにパンチで衝撃を与えることによ
りビレットを円筒状に展伸形成する加工である。金属ド
ラム1の一方の端面1aには、加工に供されたビレット
が部分的に残存しており(円筒状に展伸しきれなかった
部分が残存しており)、これによって金属ドラム1の底
部が形成されている。なお、この従来技術においては、
前記底部(1a)に、保持部材の駆動用加工が施されて
おり、他方の端面にはフランジ3が取り付けられてい
る。
されている。この像保持層2は、前記底部(1a)を下
方にして金属ドラム1を像保持層形成用塗料中に浸漬さ
せることにより形成される。
られている連結ギア5のフック5aと噛み合うようにな
っており、連結ギアの回転力が像保持部材に伝動され
る。
例えば感光体を安価に作成することが可能となる。
成された静電潜像にトナーを付与する現像手段として
は、現像ローラの表面にトナーを担持させ、この現像ロ
ーラを、感光体表面に接触させる、あるいは、極微小間
隔を隔てた状態で近接させる、という手段が知られてお
り、その現像ローラとしては、硬質のものと弾性体から
なるものとが知られている。
また現像ローラとしても硬質のものを用いる場合には、
感光体ドラムおよび現像ローラを高精度に製造するには
自ずと限界があり、必ず誤差が生ずるから、両者を均一
に接触させるあるいは均一な微小間隔を隔てた状態で近
接させることは困難である。特に、硬いもの同士である
感光体ドラムと現像ローラとを均一に接触させることは
極めて困難であり、局部的に隙間が生じて現像むらが生
じたり、必要以上に強く圧接されて感光ドラムや現像ロ
ーラに傷がついたりするという問題が生ずる。
とも硬質のもので構成するということは通常行なわれて
おらず、感光体として硬質の感光体ドラムを用いる場合
には現像ローラを弾性体で構成する、現像ローラとして
硬質のものを用いる場合には感光体として可撓性を有す
る感光体ベルトを用いる、ということが行なわれてい
る。
した場合には、現像ローラの回転に伴ってトナーが飛散
する等の問題がある。
場合には、これを支持するために少なくとも2本のロー
ラが必要なために、構造が複雑になるばかりでなく装置
が大型化してしまうという問題がある。
照)を利用し、金属ドラム1を、これが内方に容易に撓
むことができるように薄肉状、例えば少なくとも肉厚3
00μm以下となるように構成すれば、この金属ドラム
1を疑似軟質材として利用することが可能となり、した
がって、現像ローラが硬質のものであっても、感光体ベ
ルトを用いることなく、現像ローラとの確実で安定した
接触状態が得られることが期待できる。
1を疑似軟質材として利用することについては何等記載
されていない。
ドラム1を、疑似軟質材として利用できる程度に薄肉状
に構成する場合には、次のような問題が生じる。
肉円筒状に形成した場合には、インパクト加工時におけ
るビレットが配置された側(底部1a側)は、その結晶
粒径が大きくなって強度が低くなる。したがって、その
部分は使用すべきでなく、切り落としてしまう必要があ
る。一方、インパクト加工時におけるビレットが配置さ
れた側とは反対側(展伸方向先端側)は、結晶粒径が小
さくなって強度が比較的高くなるものの、その端部は、
インパクト加工時に、円筒状に展伸形成された加工物を
パンチから外す際にストリッパと当接することにより変
形してしまうので、やはり切り落としてしまう必要があ
る。
を有する薄肉円筒状の基材を得ようとした場合には、加
工により得られた筒状体の両端部を切り落としてしまう
必要がある。
とされて開口している基材を像保持層形成用塗料中に浸
漬しようとした場合に、仮に、インパクト加工時におけ
るビレットが配置された側の端部を把持したとすると、
前述したようにこの端部は、比較的強度が弱くなってい
るために、変形してしまい易いという難点がある。
し、インパクト加工により薄肉円筒状に形成された基材
を用いつつ上記基材の変形を防止して適正な像保持体を
得ることのできる像保持体の製造方法を提供することに
ある。
に請求項1記載の像保持体の製造方法は、可撓性を有す
る薄肉円筒状の基材と、この基材の表面に形成された像
保持層とを有する像保持体の製造方法であって、ビレッ
トにパンチで衝撃を与えることによりビレットを薄肉円
筒状に展伸形成するインパクト加工により筒状体を得る
工程と、この工程により得られた筒状体の両端部を切り
落として前記基材を得る工程と、この工程により得られ
た基材の、前記インパクト加工時におけるビレットが配
置された側とは反対側の端部を把持して基材を像保持層
形成用塗料中に浸漬して基材の表面に像保持層を形成す
る工程とを有することを特徴とする。
ば、ビレットにパンチで衝撃を与えることによりビレッ
トを薄肉円筒状に展伸形成するインパクト加工により得
られ、両端部が切り落とされることにより得られた基材
が、前記インパクト加工時におけるビレットが配置され
た側とは反対側の端部を把持されて像保持層形成用塗料
中に浸漬され、その表面に像保持層が形成される。
用塗料中への浸漬時には、比較的強度の高い、前記イン
パクト加工時におけるビレットが配置された側とは反対
側の端部が把持されることとなるので、基材が可撓性を
有する薄肉円筒状のものであっても、これが変形してし
まうという事態が防止されることとなる。
よれば、インパクト加工により薄肉円筒状に形成された
基材を用いつつ基材の変形を防止して適正な像保持体を
得ることができる。
は、可撓性を有する薄肉円筒状の基材と、この基材の表
面に形成された像担持層とを有する、可撓性のある薄肉
円筒状のものとなるので、いわば疑似軟質材として利用
することができ、したがって、硬質の現像ローラ等を確
実かつ安定して接触させることが可能となる。
て図面を参照して説明する。
製造方法の一実施の形態の要部を示す概略図である。
の通りである。
にビレット(加工される金属片)41をセットする。ビ
レット41としては、アルミニウムまたはアルミニウム
を主成分とする合金を用いる。
51でビレット41に衝撃を与える。
され、筒状体42が形成される。
円筒状(例えば肉厚300μm以下)となるようにパン
チングする。なお、このようにビレット41を薄肉円筒
状に加工すると、ビレット41が配置された側42b
は、その結晶粒径が大きくなって強度が低くなる。一
方、ビレット41が配置された側とは反対側端部(展伸
方向先端側端部)42cは、結晶粒径が小さくなって強
度が比較的高くなる (iii)図1(c)に示すように、パンチ51を引き
上げる。
ッパ52に当接し、筒状体42がパンチ51から外れ
て、筒状体42が得られることとなる。なお、この際、
筒状体42の上端42aがストリッパ52に当接するこ
とにより、上端側端部42cは変形する。
2のビレット41側の端部42bおよび上端側端部42
cを、切断線C1,C2(図1(c)参照)で切り落と
して薄肉円筒状の基材11aを得る。このようにして得
られた基材11aは、前述したようにビレット41が配
置された側11a1と、その反対側(展伸方向先端側)
11a2とでは強度が異なる。ビレット41が配置され
た側11a1では結晶粒径が大きくなって強度が比較的
低くなり、反対側(展伸方向先端側)11a2では結晶
粒径が小さくなって強度が比較的高くなる。なお、基材
11aは、クリーンルームで洗浄した後、乾燥させる。
記インパクト加工時におけるビレット41が配置された
側とは反対側11a2の端部をチャック60で把持し、
基材11aを像保持層形成用塗料61中に浸漬して基材
11aの表面に像保持層を形成して薄肉円筒状の像保持
体が得られる。
性すなわち柔軟さは、基材11aの厚みと径とを調整す
ることにより決定することが可能であるから、使用され
る画像形成装置に応じて適宜設定することが可能であ
る。例えば、基材厚み20〜300μm、基材直径10
〜300mmの範囲で適宜設定する。なお、像保持体を
感光体として構成する場合、その像保持層としての感光
層(OPC)は主として樹脂からなるので、可撓性の面
では優れるが、基材との密着性を確保し、レーザー光の
干渉対策を施すために、基材とOPCとの間に下引き層
を形成することが望ましい。下引き層としては、酸化亜
鉛、酸化チタン等のレーザー光を吸収可能な粒子をナイ
ロン樹脂等の樹脂に分散させた層が好適である。像保持
体の両端部は図示しないフランジ(円板状支持部材)で
支持することができる。
ば、ビレット41にパンチ51で衝撃を与えることによ
りビレット41を薄肉円筒状に展伸形成するインパクト
加工により得られ、両端部42b,42cが切り落とさ
れることにより得られた基材11aが、前記インパクト
加工時におけるビレット41が配置された側とは反対側
11a2の端部を把持されて像保持層形成用塗料61中
に浸漬され、その表面に像保持層が形成される。
層形成用塗料61中への浸漬時には、比較的強度の高
い、前記インパクト加工時におけるビレットが配置され
た側とは反対側11a2の端部が把持されることとなる
ので、基材11aが可撓性を有する薄肉円筒状のもので
あっても、これが変形してしまうという事態が防止され
ることとなる。
れば、インパクト加工により薄肉円筒状に形成された基
材11aを用いつつ基材11aの変形を防止して適正な
像保持体を得ることができる。
は、可撓性を有する薄肉円筒状の基材11aと、この基
材11aの表面に形成された像担持層とを有する、可撓
性のある薄肉円筒状のものとなるので、いわば疑似軟質
材として利用することができ、したがって、硬質の現像
ローラ等を確実かつ安定して接触させることが可能とな
る。
たが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能
である。
れば、インパクト加工により薄肉円筒状に形成された基
材を用いつつ基材の変形を防止して適正な像保持体を得
ることができる。
製造方法の一実施の形態の要部を示す概略図。
態の要部を示す概略図。
Claims (1)
- 【請求項1】 可撓性を有する薄肉円筒状の基材と、こ
の基材の表面に形成された像保持層とを有する像保持体
の製造方法であって、 ビレットにパンチで衝撃を与えることによりビレットを
薄肉円筒状に展伸形成するインパクト加工により筒状体
を得る工程と、この工程により得られた筒状体の両端部
を切り落として前記基材を得る工程と、この工程により
得られた基材の、前記インパクト加工時におけるビレッ
トが配置された側とは反対側の端部を把持して基材を像
保持層形成用塗料中に浸漬して基材の表面に像保持層を
形成する工程とを有することを特徴とする像保持体の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18831798A JP3871003B2 (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 像保持体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18831798A JP3871003B2 (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 像保持体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000010306A true JP2000010306A (ja) | 2000-01-14 |
JP3871003B2 JP3871003B2 (ja) | 2007-01-24 |
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ID=16221496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18831798A Expired - Fee Related JP3871003B2 (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 像保持体の製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3871003B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014038135A (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-27 | Fuji Xerox Co Ltd | 筒状部材、画像形成装置用筒状部材、電子写真感光体、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP2014044247A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Fuji Xerox Co Ltd | ロール部材、ロール部材の製造方法、画像形成装置 |
JP2016148859A (ja) * | 2016-03-17 | 2016-08-18 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置用筒状部材、電子写真感光体、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
-
1998
- 1998-06-18 JP JP18831798A patent/JP3871003B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2016148859A (ja) * | 2016-03-17 | 2016-08-18 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置用筒状部材、電子写真感光体、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
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---|---|
JP3871003B2 (ja) | 2007-01-24 |
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