JP2000010318A - 感光体 - Google Patents

感光体

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JP2000010318A
JP2000010318A JP10188319A JP18831998A JP2000010318A JP 2000010318 A JP2000010318 A JP 2000010318A JP 10188319 A JP10188319 A JP 10188319A JP 18831998 A JP18831998 A JP 18831998A JP 2000010318 A JP2000010318 A JP 2000010318A
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JP
Japan
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base material
photoreceptor
lithium
layer
aluminum alloy
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Pending
Application number
JP10188319A
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English (en)
Inventor
Masanao Kunugi
正尚 功刀
Tahei Ishiwatari
太平 石渡
Eiji Shimura
英次 志村
Yujiro Nomura
雄二郎 野村
Isao Inaba
功 稲葉
Takeshi Ikuma
健 井熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Extrusion Of Metal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体の高感度化および軽量化を図る。 【解決手段】 基材11の表面に感光層12が形成され
た感光体であって、基材11が、リチウムの添加された
アルミニウム合金からなるスラグにパンチで衝撃を与え
ることによりスラグを円筒状に展伸形成するインパクト
加工により形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置に用いられる感光体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真技術を用いた画像形成
装置は、基材の外周面に感光層を有し回転駆動される感
光体と、この感光体の外周面を一様に帯電させる帯電手
段と、この帯電手段により一様に帯電させられた外周面
を選択的に露光して静電潜像を形成する露光手段と、こ
の露光手段により形成された静電潜像に現像剤であるト
ナーを付与して可視像(トナー像)とする現像手段と、
この現像手段により現像されたトナー像を用紙等の記録
材に転写させる転写手段と、転写後に感光体表面に残留
しているトナーを除去するクリーナブレード等からなる
クリーニング手段とを有している。
【0003】この種画像形成装置における従来の感光体
としては、その基材として、アルミニウム、Mnが添加
されたアルミニウム、Mgが添加されたアルミニウム、
あるいはCuが添加されたアルミニウムを用いたものが
知られている。
【0004】一方、画像形成装置における感光体は、電
気的あるいは機械的な衝撃を受けて劣化するため、交換
可能な消耗品として構成することが望ましく、したがっ
て低価格とすることが望ましい。
【0005】そこで、このような要請に応えようとした
ものとして、従来、特開昭57−115560号公報記
載の、像保持部材用金属ドラムの製造方法が知られてい
る。
【0006】図3は同公報記載の方法により製造された
金属ドラムを用いた像保持部材を示す図である。
【0007】同図において、1は衝撃冷間押出加工(イ
ンパクト加工)で形成された金属ドラムである。インパ
クト加工は、スラグ(加工に供される金属片)にパンチ
で衝撃を与えることによりスラグを円筒状に展伸形成す
る加工である。金属ドラム1の表面には像保持層2が形
成されている。金属ドラム1の一方の端面1aには像保
持部材の駆動用加工が施されており、他方の端面にはフ
ランジ3が取り付けられている。
【0008】端面1aは、本体4に取り付けられている
連結ギア5のフック5aと噛み合うようになっており、
連結ギアの回転力が像保持部材に伝動される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年においては、画像
形成の高速化を図るべく、感光体の高感度化が望まれて
きている。
【0010】しかしながら、上述した従来の感光体で
は、その高感度化を図ることが困難であった。
【0011】また、上記特開昭57−115560号公
報には、金属ドラムの材料としてアルミニウムを用いる
ことができる旨の記述はあるが、アルミニウムを用いた
場合には、その展伸性に難点があり、薄い金属ドラムを
得ることは困難であった。
【0012】本発明の目的は、以上のような問題を解決
し、高感度化を図ることができ、しかも軽量化を図るこ
とのできる感光体を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の感光体は、基材の表面に感光層が形成
された感光体であって、前記基材が、リチウムの添加さ
れたアルミニウム合金からなるスラグにパンチで衝撃を
与えることによりスラグを円筒状に展伸形成するインパ
クト加工により形成されていることを特徴とする。
【0014】
【作用効果】請求項1記載の感光体によれば、基材が、
リチウムの添加されたアルミニウム合金で構成されるの
で、基材中のリチウムイオンにより電荷移動度が速くな
り、結果として、感光体が高感度になる。
【0015】また、アルミニウムにリチウムを添加する
ことにより展伸性が向上するので、円筒状の基材をイン
パクト加工によって良好に形成することが可能となる。
【0016】したがって、従来に比べて、基材を薄く形
成することができるようになり、結果として軽量化を図
ることが可能となる。
【0017】しかも、アルミニウムにリチウムを添加す
ることにより、高剛性を得ることができるので、基材の
肉厚を薄くしつつ高強度の感光体を得ることが可能とな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】図1は本発明に係る感光体の一実施の形態
を示す部分断面図である。
【0020】同図に示すように、感光体10は、基材1
1の表面に感光層12を形成することにより構成されて
いる。感光層12は、電荷発生層(CGL)12aと電
荷輸送層(CTL)12bとを有している。
【0021】基材11は、インパクト加工により、リチ
ウムを添加したアルミニウム合金で薄肉円筒状に形成さ
れている。
【0022】図2はインパクト加工の説明図である。
【0023】先ず、図(a)に示すように、ダイ50に
スラグ(加工される金属片)41をセットする。スラグ
41としては、リチウムを添加したアルミニウム合金を
用いる。リチウムの添加量は、1〜5%程度とする。
【0024】次いで、図(b)に示すように、パンチ5
1でスラグ41に衝撃を与える。すると、スラグ41が
瞬時に筒状に展伸され、筒状体42が形成される。
【0025】その後、図(c)に示すように、パンチ5
1を引き上げると、筒状体42の上端42aがストリッ
パ52に当接し、筒状体42がパンチ51から外れて、
筒状体42が得られることとなる。
【0026】このようにして得られた筒状体42を、切
断線C1,C2(図2(c)参照)で、スラグ41側の
端部42bおよび上端側端部42cを切り落として基材
11が得られる。基材11の厚さは150μm程度とす
る。
【0027】このような基体11の表面に感光層12が
塗布(例えばディッピング)等により形成されて、感光
体10が得られる。なお、上のようにして得られた筒状
体42の表面に感光層12を塗布した後、前記端部42
b,42cを切り落として感光体10を得ることもでき
る。
【0028】電荷発生層12aは、例えばバインダー樹
脂としてポリカーボネートを用い、これにアゾ顔料を分
散させたもので構成する。電荷発生層12aの膜厚は1
μm程度とする。
【0029】電荷輸送層12bは、例えばバインダー樹
脂としてポリカーボネートを用い、これに電荷輸送剤と
して例えばヒドラゾン化合物を含有させたもので構成す
る。電荷輸送層12bの膜厚は25μm程度とする。
【0030】このような感光体10は、画像形成装置に
組み込まれて使用され、その際、基材11は接地され
る。
【0031】以上のような感光体10によれば、基材1
1が、リチウムの添加されたアルミニウム合金で構成さ
れているので、基材11中のリチウムイオンにより電荷
移動度が速くなり、結果として、感光体が高感度にな
る。
【0032】また、アルミニウムにリチウムを添加する
ことにより展伸性が向上するので、円筒状の基材11を
インパクト加工によって良好に形成することが可能とな
る。
【0033】したがって、従来に比べて、基材11を薄
く形成することができるようになり、結果として軽量化
を図ることが可能となる。
【0034】しかも、アルミニウムにリチウムを添加す
ることにより、高剛性を得ることができるので、基材の
肉厚を薄くしつつ高強度の感光体を得ることが可能とな
る。
【0035】したがってまた、基材11を、可撓性を有
する薄肉円筒状に構成することによって感光体10を可
撓性を有するものとすることも可能である。その場合に
は、感光体10に対して硬質(例えば金属製)の現像ロ
ーラ等を安定かつ確実に当接させることが可能となる。
【0036】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能
である。
【0037】例えば、 基材11と電荷発生層12aとの間には、0.2〜5
μm程度の下引き層を設けてもよい。その場合、例え
ば、酸化アルミニウムによる下引き層を1μm程度形成
してもよい。
【0038】感光体表面(電荷輸送層12b表面)に
は保護層を設けてもよい。
【0039】感光層は有機感光層、無機感光層、いず
れとしてもよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の感光体によれば、その高
感度化を図ることができ、しかも軽量化を図ることがで
きる。
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る感光体の一実施の形態を示す部分
断面図。
【図2】(a)(b)(c)はインパクト加工の説明
図。
【図3】従来技術の説明図。
【符号の説明】
10 感光体 11 基材 12 感光層 41 スラグ 51 パンチ
フロントページの続き (72)発明者 志村 英次 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 野村 雄二郎 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 稲葉 功 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 井熊 健 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H068 AA52 AA54 CA32 EA07 FA13 FB01 FB05 4E029 FA00 FA01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の表面に感光層が形成された感光体
    であって、前記基材が、リチウムの添加されたアルミニ
    ウム合金からなるスラグにパンチで衝撃を与えることに
    よりスラグを円筒状に展伸形成するインパクト加工によ
    り形成されていることを特徴とする感光体。
JP10188319A 1998-06-18 1998-06-18 感光体 Pending JP2000010318A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015120190A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 三習工業株式会社 ローラーの製造方法及びそれに用いるローラーの製造装置
JP2015120191A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 三習工業株式会社 プレス装置及びそれを用いたローラーの製造方法
CN111752117A (zh) * 2019-03-26 2020-10-09 富士施乐株式会社 管状金属体和电子照相感光体

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CN111752117B (zh) * 2019-03-26 2024-02-02 富士胶片商业创新有限公司 管状金属体和电子照相感光体

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