JP2594281B2 - トナー像転写方法 - Google Patents

トナー像転写方法

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JP2594281B2 JP62197341A JP19734187A JP2594281B2 JP 2594281 B2 JP2594281 B2 JP 2594281B2 JP 62197341 A JP62197341 A JP 62197341A JP 19734187 A JP19734187 A JP 19734187A JP 2594281 B2 JP2594281 B2 JP 2594281B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、トナー像転写方法に関する。
(従来技術) 潜像担持体上に形成された複数の静電潜像を互いに色
の異なるトナーで可視化し、得られる色違いのトナー像
を、同一の転写紙上に互いに重ね合わせて転写して多色
画像を得る多色画像記録装置は、カラー複写機、カラー
プリンター、2色複写機、多色複写機、2色プリンター
や多色プリンターとして知られている。
多色画像記録装置では、同一の転写紙に対しトナー像
の転写が2回以上繰り返されることになるが、同一の転
写紙に対する2回目以後の転写の際には、先のトナー像
転写により転写紙が帯電しているので、転写チャージャ
ーの転写電圧を上げないと十分な転写電流が流れず、ト
ナー像の転写を行うことが出来ない。従って、転写電圧
は同一の転写紙にトナー像が転写されるたびに上昇し、
転写紙の帯電量も増大する。各トナー像に対して十分な
転写効率を得ようとすると、ときとして最後のトナー像
の転写が終了した時点で転写紙の帯電量が非常に高く成
っていることがあり、このような場合、転写紙を潜像担
持体から剥離する際に剥離放電が生じ、転写紙がトナー
と同極性に帯電し、トナーを反発して画像抜けが生じた
りする。
(目的) 本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところは、多色画像記録装置に於い
て、複数のトナー像を同一の転写紙上に効率よく転写で
き、画像抜け等の画像異常の発生を有効に防止しうる、
新規なトナー像転写方法の提供にある。
(構成) 以下、本発明を説明する。
本発明のトナー像転写方法は、転写紙支持体上に支持
された転写紙に対し、互いに色の異なる2種以上のトナ
ー像を、順次、重ね合わせて転写して多色画像を得る、
多色画像記録装置において、互いに色の異なる2種以上
のトナー像を、順次、重ね合わせて転写する方法であ
る。
本発明の特徴とする所は、以下に述べる点にある。即
ち、2種以上のトナーは2以上の現像手段に収容され、
互いに単位重量当りの帯電量が異なる。そして、単位重
量当りの帯電量の最も大きいトナーによるトナー像の転
写順位が最後にならないように転写順位を定めるととも
に、転写順位最後の転写電流が最も大きくなるようにす
るのである。この場合、単位重量当たりの帯電量の大き
いトナー像から順に転写順位を定めてもよいが、肝心な
ことは、単位重量当たりの帯電量の最も大きなトナーに
よるトナー像の転写が最後に成らないようにすることで
あり、最後の転写以外の転写順位は、必ずしも上記帯電
量の大きさの順序に依らなくともよい。
第1図は、多色画像記録装置の1例を、本発明の説明
に必要な部分のみ極めて簡略化して示している。図中、
符号1は潜像担持体としての光導電性の感光体を示す。
感光体1はドラム状であって矢印方向へ回転可能であ
り、静電潜像は感光体1上に順次、3種のものが形成さ
れる。最初に形成された静電潜像は、リボルバー式の現
像装置2により静電潜像に応じた色の粉体のトナーで現
像され、得られるトナー像は転写紙5上に転写される。
即ち、転写紙5は、ベルト状の転写紙支持体3に支持さ
れて、転写部を、図において右方から左方へと搬送され
るが、その際、転写チャージャー4によりトナー像を転
写される。
最初のトナー像転写がおわると、転写紙支持体3は図
の位置から下方へ若干移動するとともに、転写紙5を新
たな転写にそなえてスイッチバックさせ、しかるのち上
方の転写態位へ復帰する。
この間に感光体1には新たな静電潜像が形成され、対
応する色のトナーで可視化される。このようにして得ら
れる新たなトナー像も、上記と同様にして転写紙5上に
転写されるが、このとき先に転写されているトナー機に
対して位置合わせされる。
さらに、感光体1には、最後の静電潜像が形成され、
この静電潜像も、対応する色のトナーで可視化される。
このトナー像が、上記と同様にして転写紙5上に転写さ
れると、転写紙5上には、多色トナー画像が得られるの
で、これらを適宜、定着することにより、所望の多色画
像を得ることができる。なお、第1図に於いて、符号6
はトナー像を構成するトナー粒子を模式的に示してい
る。
転写紙支持体3のベルト状部分の材質は、ε≒3のマ
イラフィルム等が好適である。
さて、周知の如く、転写チャージャー(コロトロン)
を用いるトナー像転写方式では、潜像担持体の表面電位
および転写チャージャーのケーシングに印加されたバイ
アス電位による電界、空間電荷(イオン)による電界が
転写に寄与し、転写部の空隙における、これら電界の強
度が転写条件を与えると考えられている。
上記電界の内、空間電荷によるものは、これをE1とす
ると、 E1=(2JH/εμ)1/2 (1) で与えられる。ここで、Jは電流密度、Hは、転写チャ
ージャーの電極ワイヤーと潜像担持体表面の間の距離、
εは誘電率、μは空間電荷としてのイオンの移動度を表
している。
また、潜像担持体の表面電位および転写チャージャー
のケーシングに印加されたバイアス電位による電界は、
これをE2とすると、潜像担持体の表面電位をVP、バイア
ス電位をVbとして、 E2=(VP−Vb)/H (2) で与えられる。
従って、合成電界強度は、 E1+E2=(2JH/εμ)1/2+{(VP−Vb)/H} (3) となる。
この(3)式はJを次第に増加させた場合ある領域で
電界が飽和することを示唆している。この傾向を示した
のが、第3図である。この第3図は転写総電流iTと転写
紙支持体の表面電位VMの関係を示しており、VMは飽和傾
向を示している。これは転写紙支持体が絶縁性を有する
ことを考えると、電界の飽和の傾向を示していることに
他ならない。
第4図は、転写紙支持体がある電位VMに帯電している
ときの転写総電流iTの、ΔV(VMの微小変化)に対する
比(ΔV/iT)を示したものであり、VMの増加とともにΔ
V/iTは減少する。
第2図は、転写が行われる時の転写部の状態を模式的
に示したものである。
図中、符号10は、潜像担持体の表面の光導電層もしく
は誘電体層を示す。また、符号Gは空気間隙を示してい
る。他の符号は第1図と同一にした。層10の厚さをdP
誘電率をε、潜像担持体の表面電位をVp、トナー6の
層厚、誘電率、表面電位を、それぞれdTT,VTとし、
転写紙支持体3の、厚み、誘電率、表面電位をdMM,V
Mとし、転写紙5の厚み、誘電率、表面電位をdSS,VS
とし、空気間隙Gの間隔、誘電率をd0とすると、
空気間隙部の電界強度Eは、 E=(VT−Vp−VS−VM)/{(dp)+(dT) +(dS)+(dM)+(d0)} (4) と表される。
この(4)式において、n回目の転写の際必要な電界
強度をEn,n+1回目の転写の際に必要な電界強度をEn+1
とすると、(4)式の右辺の分母において、VT−Vpは転
写の回数に拘り無く略一定と考えられるが、−VS−VM
転写の繰り返しによる帯電で次第に増大するので、En+1
>Enとなる。
また、転写されるトナー像を構成するトナー粒子1個
当たりの帯電量をqとすると、転写時にトナーに作用す
る電気的な力は、F=qEである。ここで、潜像担持体上
のトナー粒子数をm個とすると、トナー像の全電荷量Q
=mqである。ところが潜像担持体上のトナーの総重量を
Mとすると、単位重量当たりの帯電量Q′はQ′=Q/M
となる。Q′が大きいと、総重量が同じであるとすると
き、総電荷量が大きくなり、転写率は減少する。換言す
ると、単位重量当たりの帯電量Q′が大きいほど、転写
に必要な電界強度Eは大きくなければならない。
以上を総合すると、次のように言うことができる。単
位重量当たりの帯電量Q′の大きいトナーによるトナー
像は転写順位があとになるほど、その転写効率が低下す
る傾向にあり、かかる場合に転写効率として十分な値を
実現しようとするといきおい、転写電流を増大させねば
ならず、そのようにすると転写紙の帯電が過剰となっ
て、分離の際に剥離放電を生じて、画像の抜けが生ずる
のである。そこで本発明では、単位重量当たりの帯電量
の大きさに着目し、単位重量あたり最大の帯電量を持つ
トナーによるトナー像の転写順位を最後にしないように
することにより、転写電流を低減出来、尚且つ高い転写
効率を得る事ができる。
(実施例) 以下、具体的な実施例に付き説明する。
第1図の装置に於いて、潜像担持としての感光体1は
OPC感光体とした。また、リボルバー式の現像装置2に
は、互いに色の異なる3種のトナーA,B,Cを用いた。単
位重量当たりの帯電量はトナーA,B,Cについてそれぞ
れ、12μC/g,15μC/g,20μC/gである。
これら3種のトナーA,B,Cを用いて画像記録を行った
結果、表1の如き結果を得た。
比較のため、単位重量当たりの帯電量の小さい順に転
写を行った結果、表2の如き結果となった。
(効果) 以上、本発明によれば新規なトナー転写方法を提供出
来る。この方法は上記の如く構成されているので、転写
電流を大きくする事無く高い転写効率が得られ、転写紙
の帯電過剰に起因する剥離放電による画像抜けの発生を
有効に防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、トナー像の転写を説明するための図、第2図
乃至第4図は、本発明を説明するための図である。 1……潜像担持体としての感光体、2……リボルバー式
の現像装置、3……転写紙支持体、4……転写チャージ
ャー、5……転写紙、6……トナー粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中原 知利 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭61−174556(JP,A) 特開 昭60−247265(JP,A) 実開 昭62−38660(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写紙支持体上に支持された転写紙に対
    し、互いに色の異なる2種以上のトナー像を、順次、重
    ね合わせて転写して多色画像を得る、多色画像記録装置
    において、互いに色の異なる2種以上のトナー像を、順
    次、重ね合わせて転写する方法であって、 2以上の現像手段に、単位重量当りの帯電量が異なる上
    記トナーを収容し、上記単位重量当りの帯電量の最も大
    きいトナーによるトナー像の転写順位が最後にならない
    ように、上記2種以上のトナー像の転写順位を定め、 且つ、転写順位最後の転写電流が最も大きくなるように
    したことを特徴とする、トナー像転写方法。
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