JPH03256068A - 多色用電子写真装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真装置に係り、特に、絶縁体上に記録
シートを静電吸着、搬送させ、記録シートへ多色のトナ
ー像を多数回転写させる多色用電子写真装置の改良に関
する。

〔従来の技術〕

誘電体などの絶縁部材からなるベルトへ記録シートを静
電的に吸着、搬送させ、この記録シートへ感光体上のト
ナー像を転写して情報を再現する方法は多く紹介されて
いる（例えば、特開昭６２−２１５９７７号公報）。こ
の方法は感光体上の情報画像を記録シ一トヘー回転写し
、これを定着して情報を再現させるもので、多数回記録
シートを搬送し。

このシートへ多数回転写して、多色の情報を再現させる
ものではなかった。

さらに、特開昭６２−９０６７４号公報では、転写ドラ
ム上の記録シートにトナー像を所定回数転写してカラー
画像を形成する際、転写毎に転写電圧を高くしていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術の一つでは、二色以上の画像を転写するも
のではない。従って、多数回転写する場合、二回目以降
の画像濃度が低下するという問題があった。

さらに、従来技術の二つでは、転写毎に数ｋＶの転写電
圧を変えているので、装置が高価格化大型化するという
問題があった。

本発明の目的は安定な画像濃度が得られる多色電子写真
装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、同じ色の画像１例えば、黒
画像のみを得る単色モードと、多色画像をＮ回転写して
カラー画像を得るカラーモードを選択できるようにした
、カラーモートのとき、黒用現像装置の現像バイアスを
高くしたものである。

〔作用〕

単色モードとカラーモードで、現像バイアス条件を変え
、感光体へ付着するトナー量を調整することで、動作モ
ードで画像濃度が低下するのを防ぐことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。図は
多色用電子写真装置の印写プロセスを示すもので、１は
感光性材料１ａをもつ感光ドラムで、帯電器２で一様な
コロナ、例えば、負極性（ｅ）の電荷が与えられる。１
ｂは金属ドラムで接地されている。

３は帯電器２を駆動する負極性の高圧電源である。

これに、光やレーザなどの光情報４を照射すると、光の
当ったところの電荷は消滅し、静電潜像５が形成される
。

６は現像装置で、サフィックスのｂは黒トナー用、Ｃは
色トナー用の現像装置を示し、現像ドラム７ｂ、７ｃ、
現像粉８ｂ、８ｃの主要部より形成されている６現像ド
ラム７ｂ、７ｃには、それぞれ、バイアス電圧９ｂ、９
ｃが印加される。

本発明では反転現像方式を採用している。すなわち、感
光ドラム１上の静電潜像５のうち、光が当り電荷の消滅
した個所に現像粉８を付着させるものである。例えば、
感光ドラム１上に一様にｖｏ＝−６５０Ｖ帯電させると
、光の当ったところの電位ＶＲは約−１００Ｖ程度にな
る。ここで、現像バイアスｖ、＝−４００Ｖに設定する
と、画像のコントラスト電位はＶＲＶｂ＝　３００　Ｖ
となる。

この３００Ｖの電位とバランスするようにｅ極性の現像
粉８が、感光トラム１の光の当った所へ付着する。１０
は付着した画像粉である。

１１は記録シートで、図示せぬ給紙装置で一定速度で送
行される。１２は転写ベルトで、ガイドローラ１３，１
４に張られ矢印方向に定速回転送行されている。

ここで、−例として無端状の転写ベルト１２は誘電体層
１２ｘと導電体層１２ｙからなり、帯電器１５で、誘電
体層１２ｘ面が一定電位（例えば１０００Ｖ）に帯電さ
れる。１６は高圧電源、１７はグリッド、１８はバリス
タなどからなり、転写ベルト１２の表面電位はバリスタ
１８の値にほぼ等しく設定される。

１９は補助ローラで、記録シート１１を転写ベルト１２
へ密着させるためのもので、必要に応して抵抗やバリス
タ（図示せぬ）を介して接地する。

不要時は転写ベルト１２へ接触しないように退避してい
る。

ここで、記録シート１１は転写ベルト１２へ静電的に吸
着され、矢印イの方向へ搬送される。

転写ベルト１２へ吸着された記録シート１１が感光ドラ
ム１と圧接ローラ２０のニップｎのところまで搬送され
ると、■極性に帯電された転写ベルト１２は、ｅ極性の
画像粉１０を引き付け、記録シートエ１〜転写する。

画像粉１０の転写された記録シート１１は矢印口方向へ
送行される。

２３は分離爪で、転写ベルト１２へ接するように作動す
ると、転写ベルト１２から記録シート１１を引きはがし
、定着装置２２へ送り、記録シート１１上の画像粉１０
を固着定着する。

２４は、除電器で、これには交流電源２５が接続されて
いる。これは、転写ベルト１２から記録シート１１をは
がすとき、それぞれの電荷を除去するように作用する。

２６はブラシクリーナで、クリーナ動作時転写ベルト１
２上に付着している現像材を除去するため設けである。

第１図で、分離爪２３が転写ベルト１２から離れており
、かつ、除電器２４も動作しないと、記録シート１１は
転写ベルト１２へ吸着されたまま、矢印は方向へ再度送
られる。このとき、クリーナ２６も転写ベルト１２から
退避している。

矢印は方向へ送られた転写ベルト１２．記録シート■１
は、まだ、電荷を保持しているので、二色臼の画像を再
び記録シート１１へ転写することができる。

一回目の画像粉１０の転写された記録シート１１へ、二
回目の画像を転写する際、電源１６は０ＦＦＬ、帯電器
１５は動作しない。さらに、補助ローラ１９．クリーナ
２６も退避している。

ここで、現像袋［９ｂは黒画像記録用、９Ｃを赤画像記
録用とすると、カラーモードで二色画像を記録するとき
１通常は一回目に赤画像を記録シート１１へ転写し、二
回目に黒画像をその上に転写している。

黒画像のみを記録する単色モードのときは、回目に黒用
画像装［９ｂを作動させて、記録シート１１へ黒の画像
粉１０を転写させ、そのまま、転写ベルト１２から記録
シート１１をはがして、定着袋［２２へ送っている。こ
こで、黒画像を記録するときは、カラー用の現像袋！９
Ｃは退避しており、赤画像を記録するときは黒用現像装
置は退避している。

単色モードと、カラーモードで、黒画像の記録される順
番が異なる。すなわち、カラーモードのときは、黒画像
が二回目に記録させるが、単色モードでは一回目に記録
する。

一回目と二回目で、記録シート１１へ記録された画像の
濃度を調べると第２図のようになった。

横軸に現像バイアスの値、縦軸を画像濃度とすると、−
回目では３００Ｖの現像バイアスで画像濃度が飽和する
のに対し、二回目では４００Ｖで、画像濃度が飽和する
特性が得られた。これは第１図の構成において、転写ベ
ルト１２は一回目の転写時のみ帯電器１５を動作させる
が、二回目は帯電器１５を動作させず、転写ベルト１２
へ保持している電荷で二回目の画像も転写させようとす
るためで、二回目には転写ベルト１２の帯電量が一回目
よりわずかに低下しているので、−回目より高い現像バ
イアスにしないと、十分な画像濃度が得られなかった。

なお、現像バイアスを高くすると、濃度は高くなるが、
地かぶりや１画像のにじみ（解像度の劣化）が増加する
。通常は画像濃度と画質がバランスするように現像バイ
アスは設定される。

本発明では、−回目の画像濃度と二回目の画像濃度差を
少なくし、画質が劣化しない次の値に選んだ。

一回目の現像バイアスニー３５０Ｖ 二回目の現像バイアス＝−４５０Ｖ これでは、現像バイアスとして、直流電圧を変えたが、
交流パルスの振幅値を変えるようにしても良い。

なお、第１図において、無端状の転写ベルトの表面から
転写用の電荷を与えているが、帯電器１５をローラ２０
の代りに配置し、転写電界を転写ベルトの裏面から与え
る方式の装置へも適用できることがわかった。この例で
は、特開昭６２−９０６７４号公報のように転写ベルト
１２が転写毎にチャージアップして転写率が低下するが
、現像バイアスの値を変えることで、記録シートへ転写
される画像濃度をほぼ一定にすることができた。なお、
ここでは転写ベルト１２は誘電体層１２ｘの−層構造が
望ま−しい。

第１図では現像装置を二組用いる例で説明したが、四組
用いるフルカラー用の電子写真装置でも本発明は適用で
きる。

また、第１図では、カラーモードのとき、黒画像を二回
目に転写する方法として述べた。カラーモードでも黒画
像を一回目、カラー画像を二回目に転写するようにシー
ケンスを直した場合、カラー画像に対しては本発明を適
用して、単色モードとカラーモードで画像濃度差のない
画像を得ることができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、二色以上の画像情報を記録できる多色
用電子写真装置において、同一色の現像粉で単色モード
とカラーモードで、画像を記録する場合、モードによっ
て現像バイアス条件を変化させないので、画像濃度差の
少ない情報を再現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の電子写真プロセス系統図、 第２図は記録モードと画像濃度の特性図である。 １・・・感光ドラム、 ６・・・現像装置、 １・・記録シー 第 図 −３００−４００−５ＯＤ 硯１亀ハ゛４了ス電圧（Ｖ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、感光体上に一様に帯電させる手段、前記感光体へ情
   報信号を与えて、前記情報信号に応じて静電潜像を形成
   させる手段、前記静電潜像を可視像として形成させるＮ
   色（Ｎ≧２）の現像手段、無端状絶縁体で記録シートを
   静電吸着、搬送して前記可視像を記録シートへ複数回、
   順次、転写可能な転写手段を設け、単色の画像のみを記
   録する単色モードと、複数色の画像を、順次、記録シー
   トへ転写して記録するカラーモードとを選択できる多色
   用電子写真装置において、同一色の可視像で、単色モー
   ドと前記カラーモードで前記記録シートへ転写する順番
   が異なる場合、前記現像手段の現像バイアスの値を前記
   カラーモードのとき大きくしたことを特徴とする多色用
   電子写真装置。 ２、請求項１において、前記転写手段の前記無端状絶縁
   体の表面から転写用電荷を与える多色用電子写真装置。 ３、請求項１において、前記転写手段の前記無端状絶縁
   体の表面から転写電界を与える多色用電子写真装置。 ４、請求項１において、黒画像記録用の現像装置をもち
   、カラーモードではＮ番目に記録シートへ黒画像を転写
   する多色用電子写真装置。