JPH0281053A - 静電潜像用現像剤とそれを用いる画像形成方法 - Google Patents
静電潜像用現像剤とそれを用いる画像形成方法Info
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- JPH0281053A JPH0281053A JP63234467A JP23446788A JPH0281053A JP H0281053 A JPH0281053 A JP H0281053A JP 63234467 A JP63234467 A JP 63234467A JP 23446788 A JP23446788 A JP 23446788A JP H0281053 A JPH0281053 A JP H0281053A
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/097—Plasticisers; Charge controlling agents
- G03G9/09708—Inorganic compounds
- G03G9/09725—Silicon-oxides; Silicates
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- G03G9/08—Developers with toner particles
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- Dry Development In Electrophotography (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔発明の技術分野〕
本発明は、静電潜像の現像に使用する乾式現像剤と、そ
れを用いる画像形成方法に関するものである。 〔従来技術〕 近年、限られたオフィス空間を有効に活用する為、複写
機やプリンタ等のOA機器に対して小型コンパクト化の
要望が強まっている。電子写真プロセスを用いた画像形
成装置の小型コンパクト化を促進する効果的な方策とし
て、クリーニング工程を省略することが考えられる。ク
リーニング工程を省略するには、感光体ドラム周表面上
に残留する未転写トナーを発生させなければよい。即ち
、現像されたトナー像を完全に転写材に転写(転写効率
:100%)できれば、クリーニング工程が不要きなる
。 トナーの転写効率は、トナーの帯mff1、転写コロナ
電流及び転写極の形状を最適設定することによっても高
められるが、この場合、転写効率を80〜85%程度ま
で上昇させるのが限度である。 そこで、本願出願人により、次の様な方法(特願昭63
−143116)が先に提案されている。 未転写トナーが発生するのは、トナーを転写させる力よ
りも感光体表面に付着させる力の方が大きい為であり、
従って、その転写力を強めるか或いは付着力を弱めれば
よい。転写電場を高くし転写力を強めれば、トナー゛の
極性を反転させて逆に転写効率を悪化させる。従って、
トナーの感光体表面への付着力を弱める方法が有効であ
る。 上記付着力の主なものとしてVan der Waal
s力と鏡像力が挙げられるが、両者の比率は88:12
で、殆どがVan der Waals力と見做せる。 感光体表面とトナー粒子とのVan der Waal
s力を低下させるには、何れかの表面自由エネルギーを
下げればよいが、これは画像品質との関係がら技術的に
困難である。従って、両者の間に表面自由エネルギーの
小さい物質を介在させる方法が有効となる。そこで、本
願出願人は、電子写真式画像形成方法に用いる現像剤に
添加でき、且つ、表面自由エネルギーの小さい介在物質
として、疎水性シリカが好適であることに着目し、疎水
性シリカを現像剤に所定の割合で混合するクリーニング
無し電子写真式画像形成方法を提案した。 〔従来技術の問題点〕 上記方法による場合、画像形成開始から成る程度の間は
、100%の転写効率を維持できるが、その後、徐々に
転写効率が低下し、残像が発生し始める。又、通常の電
子写真式画像形成方法に比べて、高湿環境下で画像ボケ
が発生し易いという問題を有している。 〔発明の目的〕 本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので
あり、略100%の転写効率を長期に亘って維持でき、
クリー二ング工程を省略しても残像や画像ボケ等のない
良好な画像を安定して得ることができる現像剤とそれを
用いるクリーニング無し画像形成方法を提供することを
目的とする。 〔発明の要点〕 上記目的は、本発明によれば、トナー物質と、実質的に
粒径が2μm以下の微粉粒子を除去した粒子から成るキ
ャリヤ物質と、前記トナー物質に対し0.5〜2重量%
の疎水性シリカ粒子とを混合して調製されることを特徴
とする静電潜像用現像剤を提供することにより、達成さ
れる。 又、本発明は、上記目的を達成する為、像担持体表面を
一様に帯電する工程と、−様帯電させた像担持体表面に
画像情報に応じて光を照射し静電潜像を形成する工程と
、前記静電潜像を現像剤により顕像化する現像工程と、
前記顕像を転写器により用紙上に転写する転写工程とか
ら成る画像形成プロセスを備え、前記転写工程の後で前
記像担持体表面をクリーニングせずに前記画像形成プロ
セスを繰返し実施することにより画像を得る画像形成方
法において、前記現像剤として、トナー物質と、実質的
に粒径が2μm以下の微粉粒子を除去した粒子から成る
キャリヤ物質と、前記トナー物質に対し0.5〜2重量
%の疎水性シリカ粒子とを混合して調製される現像剤を
用いることを特徴とするものでもある。 〔発明の実施例〕 以下、本発明の実施例について添付の図面を参照しなが
ら詳細に説明する。 本実施例は、本発明を液晶プリンタに適用した一実施例
であり、第1図はその液晶プリンタの主要構成を示す模
式図である。同図において、液晶プリンタは、矢印方向
に駆動回転可能に設けられた感光体ドラム1と、その周
辺に回転方向に沿って順次配設され、上述の感光体ドラ
ム1の周面1aを所定電位に均一に帯電する帯電器2、
感光体ドラム周面1aに露光を行い入力情報に応じた静
電潜像を形成する液晶記録ヘッド3、静電潜像にトナー
を付与して顕像化する現像器4、現像されたトナー像を
用紙p上に転写する転写器5から構成されている。尚、
上述の帯電器2と転写器5には夫々所定極性(本例では
帯電器2が一極性、転写器5が子種性)のバイアス電源
2a+5aが接続され、感光体ドラム1側が接地されて
いる。又、液晶記録ヘッド3は、図示しない多数のマイ
クロシャッタが形成された液晶シャッタパネル3b。 この液晶シャッタパネル3bへ光を照射する光源3a1
マイクロシヤツタを透過した光を感光体ドラム周面1a
上に結像させる結像レンズアレイ3Cで構成されている
。又、現像器4内には、感光体ドラム1に現像剤を付与
する現像スリーブ4aが配設され、この現像スリーブ4
aには現像バイアス電源4bが接続されている。 ここで、本発明の現像剤とそれを用いる画像形成方法に
つき、上述の液晶プリンタに適用した例に従って説明す
る。 先ず、疎水性シリカ粒子の外添効果、即ち、トナー粒子
と感光体表面間の付着力を弱める効果が持続しない原因
について考察する。本願発明者等の実験によれば、疎水
化度が80%のシリカ(ワフカケミカルス゛イーストア
ジア(株)製 : ll−2000) を画像形成
に悪影響を及ぼさない限度であるトナーに対して1゜0
wt%だけ外添した現像剤を用い、上記液晶プリンタで
クリーニング無しプロセスを実施すれば、約4000枚
のプリント枚数に至る迄残像が発生しなかった。しかし
、プリント枚数が4000枚を越えると、転写効率が徐
々に低下し、約90%まで低下した段階で残像が発生し
始める。又、この段階で、高湿環境下における画像ボケ
等の新たな問題が発生した。 これは、プリントを繰返す内に介在物質としての疎水性
シリカ粒子の状態が変化し、介在物質全体の表面自由エ
ネルギーが大きくなり、前述した感光体表面とトナー粒
子間のVan der Waals力を弱める効果が低
下した為と推察される。その原因の一つとして、フェラ
イトキャリヤの成分物質が疎水性シリカ粒子の表面に被
着してしまうことが考えられる。 一般に使用されているキャリヤでは、その製造過程で生
じた粒径が0.2〜2μm程度の超微粉体が、キャリヤ
の表面に多数付着している。この超微粉体が付着したキ
ャリヤからなる現像剤にシリカ粒子を添加すると、現像
器内で現像剤を攪拌する間にキャリヤ表面に付着してい
た超微粉体が離脱してシリカ粒子(粒径;0.2〜0.
8μm)と結び着く。この超微粉体キャリヤとシリカ粒
子とが付着し合った物質が感光体ドラム表面に付着する
と、超微粉体キャリヤの表面自由エネルギーがシリカ粒
子に比べて大きい為、介在物質全体の表面自由エネルギ
ーが大きくなり、ト・ナーの感光体ドラム表面からの離
脱を促進する効果が低下する。従って、連続プリントを
行う内に徐々に感光体ドラム表面に付着する超微粉体キ
ャリヤの量が増加し、その結果、トナーが徐々に感光体
ドラム表面から離脱し難くなり、転写効率が低下するも
のと考えられる。更に、超微粉体キャリヤが感光体ドラ
ム表面に付着すると、それが高温環境下において吸湿し
て感光体ドラム表面の電気抵抗を下げ、画像ボケを発生
させる。 そこで、通常のキャリヤを用いた現像剤(イ)と、転写
効率を低下させる原因となっている超微粉体成分を除去
したキャリヤを混合して調製された現像剤(ロ)を使用
し、夫々で画像形成実験を行って比較してみたところ、
以下の様な結果が得られた。
れを用いる画像形成方法に関するものである。 〔従来技術〕 近年、限られたオフィス空間を有効に活用する為、複写
機やプリンタ等のOA機器に対して小型コンパクト化の
要望が強まっている。電子写真プロセスを用いた画像形
成装置の小型コンパクト化を促進する効果的な方策とし
て、クリーニング工程を省略することが考えられる。ク
リーニング工程を省略するには、感光体ドラム周表面上
に残留する未転写トナーを発生させなければよい。即ち
、現像されたトナー像を完全に転写材に転写(転写効率
:100%)できれば、クリーニング工程が不要きなる
。 トナーの転写効率は、トナーの帯mff1、転写コロナ
電流及び転写極の形状を最適設定することによっても高
められるが、この場合、転写効率を80〜85%程度ま
で上昇させるのが限度である。 そこで、本願出願人により、次の様な方法(特願昭63
−143116)が先に提案されている。 未転写トナーが発生するのは、トナーを転写させる力よ
りも感光体表面に付着させる力の方が大きい為であり、
従って、その転写力を強めるか或いは付着力を弱めれば
よい。転写電場を高くし転写力を強めれば、トナー゛の
極性を反転させて逆に転写効率を悪化させる。従って、
トナーの感光体表面への付着力を弱める方法が有効であ
る。 上記付着力の主なものとしてVan der Waal
s力と鏡像力が挙げられるが、両者の比率は88:12
で、殆どがVan der Waals力と見做せる。 感光体表面とトナー粒子とのVan der Waal
s力を低下させるには、何れかの表面自由エネルギーを
下げればよいが、これは画像品質との関係がら技術的に
困難である。従って、両者の間に表面自由エネルギーの
小さい物質を介在させる方法が有効となる。そこで、本
願出願人は、電子写真式画像形成方法に用いる現像剤に
添加でき、且つ、表面自由エネルギーの小さい介在物質
として、疎水性シリカが好適であることに着目し、疎水
性シリカを現像剤に所定の割合で混合するクリーニング
無し電子写真式画像形成方法を提案した。 〔従来技術の問題点〕 上記方法による場合、画像形成開始から成る程度の間は
、100%の転写効率を維持できるが、その後、徐々に
転写効率が低下し、残像が発生し始める。又、通常の電
子写真式画像形成方法に比べて、高湿環境下で画像ボケ
が発生し易いという問題を有している。 〔発明の目的〕 本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので
あり、略100%の転写効率を長期に亘って維持でき、
クリー二ング工程を省略しても残像や画像ボケ等のない
良好な画像を安定して得ることができる現像剤とそれを
用いるクリーニング無し画像形成方法を提供することを
目的とする。 〔発明の要点〕 上記目的は、本発明によれば、トナー物質と、実質的に
粒径が2μm以下の微粉粒子を除去した粒子から成るキ
ャリヤ物質と、前記トナー物質に対し0.5〜2重量%
の疎水性シリカ粒子とを混合して調製されることを特徴
とする静電潜像用現像剤を提供することにより、達成さ
れる。 又、本発明は、上記目的を達成する為、像担持体表面を
一様に帯電する工程と、−様帯電させた像担持体表面に
画像情報に応じて光を照射し静電潜像を形成する工程と
、前記静電潜像を現像剤により顕像化する現像工程と、
前記顕像を転写器により用紙上に転写する転写工程とか
ら成る画像形成プロセスを備え、前記転写工程の後で前
記像担持体表面をクリーニングせずに前記画像形成プロ
セスを繰返し実施することにより画像を得る画像形成方
法において、前記現像剤として、トナー物質と、実質的
に粒径が2μm以下の微粉粒子を除去した粒子から成る
キャリヤ物質と、前記トナー物質に対し0.5〜2重量
%の疎水性シリカ粒子とを混合して調製される現像剤を
用いることを特徴とするものでもある。 〔発明の実施例〕 以下、本発明の実施例について添付の図面を参照しなが
ら詳細に説明する。 本実施例は、本発明を液晶プリンタに適用した一実施例
であり、第1図はその液晶プリンタの主要構成を示す模
式図である。同図において、液晶プリンタは、矢印方向
に駆動回転可能に設けられた感光体ドラム1と、その周
辺に回転方向に沿って順次配設され、上述の感光体ドラ
ム1の周面1aを所定電位に均一に帯電する帯電器2、
感光体ドラム周面1aに露光を行い入力情報に応じた静
電潜像を形成する液晶記録ヘッド3、静電潜像にトナー
を付与して顕像化する現像器4、現像されたトナー像を
用紙p上に転写する転写器5から構成されている。尚、
上述の帯電器2と転写器5には夫々所定極性(本例では
帯電器2が一極性、転写器5が子種性)のバイアス電源
2a+5aが接続され、感光体ドラム1側が接地されて
いる。又、液晶記録ヘッド3は、図示しない多数のマイ
クロシャッタが形成された液晶シャッタパネル3b。 この液晶シャッタパネル3bへ光を照射する光源3a1
マイクロシヤツタを透過した光を感光体ドラム周面1a
上に結像させる結像レンズアレイ3Cで構成されている
。又、現像器4内には、感光体ドラム1に現像剤を付与
する現像スリーブ4aが配設され、この現像スリーブ4
aには現像バイアス電源4bが接続されている。 ここで、本発明の現像剤とそれを用いる画像形成方法に
つき、上述の液晶プリンタに適用した例に従って説明す
る。 先ず、疎水性シリカ粒子の外添効果、即ち、トナー粒子
と感光体表面間の付着力を弱める効果が持続しない原因
について考察する。本願発明者等の実験によれば、疎水
化度が80%のシリカ(ワフカケミカルス゛イーストア
ジア(株)製 : ll−2000) を画像形成
に悪影響を及ぼさない限度であるトナーに対して1゜0
wt%だけ外添した現像剤を用い、上記液晶プリンタで
クリーニング無しプロセスを実施すれば、約4000枚
のプリント枚数に至る迄残像が発生しなかった。しかし
、プリント枚数が4000枚を越えると、転写効率が徐
々に低下し、約90%まで低下した段階で残像が発生し
始める。又、この段階で、高湿環境下における画像ボケ
等の新たな問題が発生した。 これは、プリントを繰返す内に介在物質としての疎水性
シリカ粒子の状態が変化し、介在物質全体の表面自由エ
ネルギーが大きくなり、前述した感光体表面とトナー粒
子間のVan der Waals力を弱める効果が低
下した為と推察される。その原因の一つとして、フェラ
イトキャリヤの成分物質が疎水性シリカ粒子の表面に被
着してしまうことが考えられる。 一般に使用されているキャリヤでは、その製造過程で生
じた粒径が0.2〜2μm程度の超微粉体が、キャリヤ
の表面に多数付着している。この超微粉体が付着したキ
ャリヤからなる現像剤にシリカ粒子を添加すると、現像
器内で現像剤を攪拌する間にキャリヤ表面に付着してい
た超微粉体が離脱してシリカ粒子(粒径;0.2〜0.
8μm)と結び着く。この超微粉体キャリヤとシリカ粒
子とが付着し合った物質が感光体ドラム表面に付着する
と、超微粉体キャリヤの表面自由エネルギーがシリカ粒
子に比べて大きい為、介在物質全体の表面自由エネルギ
ーが大きくなり、ト・ナーの感光体ドラム表面からの離
脱を促進する効果が低下する。従って、連続プリントを
行う内に徐々に感光体ドラム表面に付着する超微粉体キ
ャリヤの量が増加し、その結果、トナーが徐々に感光体
ドラム表面から離脱し難くなり、転写効率が低下するも
のと考えられる。更に、超微粉体キャリヤが感光体ドラ
ム表面に付着すると、それが高温環境下において吸湿し
て感光体ドラム表面の電気抵抗を下げ、画像ボケを発生
させる。 そこで、通常のキャリヤを用いた現像剤(イ)と、転写
効率を低下させる原因となっている超微粉体成分を除去
したキャリヤを混合して調製された現像剤(ロ)を使用
し、夫々で画像形成実験を行って比較してみたところ、
以下の様な結果が得られた。
上記2種類の二成分現像剤を用い、第1図に示すプリン
タにより画像形成を行う。尚、プリンタの各電位は、 初期帯電電位Vs・・・・・・・・・−450V地肌部
電位V□・・・・・・・・・・・・−300V現像バイ
アス電位v8・・・−240V露光部電位V1、・・・
・・・・・・・・・ −20Vに設定する。 (実験結果) 第2図に、上記実験の結果を示す。同図のグラフでは、
横軸がプリント枚数を、縦軸が転写効率を示す感光体ド
ラム表面の吸光度を夫々表わしている。尚、感光体表面
の吸光度と転写効率の間には、未転写トナーが増加する
と吸光度が上昇するから、負の相関関係が有る。従って
、曲線が右上がりになれば、プリント枚数の増加に従い
転写効率が低下していることを示している。このグラフ
によれば、現像剤(イ)を用いた場合は、プリント枚数
4000枚を境に転写効率が低下し始めているが、現像
剤(ロ)を用いた場合は、プリント枚数10000枚に
至るまで殆ど転写効率が低下していないことが分る。 又、プリント画像の観察結果においても、現像剤(イ)
では4000枚を過ぎたころから残像及び高湿下での画
像ボケが発生し始め、現像剤(ロ)によると10000
枚に至るまで残像及び高湿下の画像ボケが発生しないこ
とが確認されている。 又、上記超微粉体除去キャリヤを用い、疎水性シリカ粒
子のトナーに対する添加量のみを0.5vt%と2.O
wL%に変えて2種類の現像剤を調製し、同様な実験を
行った。その結果、上記現像剤(ロ)より劣るが、何れ
もプリント枚数が約8000枚に至るまで残像現象及び
高湿下の画像ボケが発生しなかった。 以上の実験結果から、超微粉体除去キャリヤとトナーと
を混合し、且つ、疎水性シリカ粒子をトナーに対し0.
5〜2.0vtX添加した現像剤が、転写効率を高度に
維持すると共に、高湿下における画像ボケの発生を防止
するのに極めて有効であり、この現像剤を用いれば、ク
リーニング無し電子写真プロセスによって環境条件に拘
らず良好な画像品質を長期に亘り安定して得られること
が判明した。 尚、本発明は上記の好適実施例に限定されるべきもので
はなく、本発明の技術的範囲において種々の変形が可能
であることは勿論である。例えば、本発明の画像形成方
法は、上記液晶プリンタに限らず、それ以外の静電プリ
ンタ等の記録装置や電子写真式複写機等の種々の画像形
成装置に広く適用することができる。 〔発明の効果〕 以上、詳細に説明した如く、本発明によれば、トナーと
、粒径が2μm以下の超微粉体を除去したキャリヤと、
トナーに対して0.5〜2vt%の疎水性シリカ粒子を
混合して得られる現像剤を用いることにより、クリーニ
ング無し画像形成プロセスで残像や画像ボケの無い良好
な画像品質を環境条件に拘らず長期に亘り安定して得る
ことができる。従って、クリーナを省略し小型コンパク
ト化が大幅に促進された画像形成装置の提供が可能とな
る。
タにより画像形成を行う。尚、プリンタの各電位は、 初期帯電電位Vs・・・・・・・・・−450V地肌部
電位V□・・・・・・・・・・・・−300V現像バイ
アス電位v8・・・−240V露光部電位V1、・・・
・・・・・・・・・ −20Vに設定する。 (実験結果) 第2図に、上記実験の結果を示す。同図のグラフでは、
横軸がプリント枚数を、縦軸が転写効率を示す感光体ド
ラム表面の吸光度を夫々表わしている。尚、感光体表面
の吸光度と転写効率の間には、未転写トナーが増加する
と吸光度が上昇するから、負の相関関係が有る。従って
、曲線が右上がりになれば、プリント枚数の増加に従い
転写効率が低下していることを示している。このグラフ
によれば、現像剤(イ)を用いた場合は、プリント枚数
4000枚を境に転写効率が低下し始めているが、現像
剤(ロ)を用いた場合は、プリント枚数10000枚に
至るまで殆ど転写効率が低下していないことが分る。 又、プリント画像の観察結果においても、現像剤(イ)
では4000枚を過ぎたころから残像及び高湿下での画
像ボケが発生し始め、現像剤(ロ)によると10000
枚に至るまで残像及び高湿下の画像ボケが発生しないこ
とが確認されている。 又、上記超微粉体除去キャリヤを用い、疎水性シリカ粒
子のトナーに対する添加量のみを0.5vt%と2.O
wL%に変えて2種類の現像剤を調製し、同様な実験を
行った。その結果、上記現像剤(ロ)より劣るが、何れ
もプリント枚数が約8000枚に至るまで残像現象及び
高湿下の画像ボケが発生しなかった。 以上の実験結果から、超微粉体除去キャリヤとトナーと
を混合し、且つ、疎水性シリカ粒子をトナーに対し0.
5〜2.0vtX添加した現像剤が、転写効率を高度に
維持すると共に、高湿下における画像ボケの発生を防止
するのに極めて有効であり、この現像剤を用いれば、ク
リーニング無し電子写真プロセスによって環境条件に拘
らず良好な画像品質を長期に亘り安定して得られること
が判明した。 尚、本発明は上記の好適実施例に限定されるべきもので
はなく、本発明の技術的範囲において種々の変形が可能
であることは勿論である。例えば、本発明の画像形成方
法は、上記液晶プリンタに限らず、それ以外の静電プリ
ンタ等の記録装置や電子写真式複写機等の種々の画像形
成装置に広く適用することができる。 〔発明の効果〕 以上、詳細に説明した如く、本発明によれば、トナーと
、粒径が2μm以下の超微粉体を除去したキャリヤと、
トナーに対して0.5〜2vt%の疎水性シリカ粒子を
混合して得られる現像剤を用いることにより、クリーニ
ング無し画像形成プロセスで残像や画像ボケの無い良好
な画像品質を環境条件に拘らず長期に亘り安定して得る
ことができる。従って、クリーナを省略し小型コンパク
ト化が大幅に促進された画像形成装置の提供が可能とな
る。
第1図は本発明の一実施例としての電子写真式画像形成
方法が適用される液晶プリンタの主要構成を示した模式
図、第2図は上記画像形成方法におけるプリント枚数と
転写効率の関係を示したグラフ図である。 1・・・感光体ドラム 2・・・帯電器3・・・液
晶ヘッド 4・・・現像器5・・・転写器
方法が適用される液晶プリンタの主要構成を示した模式
図、第2図は上記画像形成方法におけるプリント枚数と
転写効率の関係を示したグラフ図である。 1・・・感光体ドラム 2・・・帯電器3・・・液
晶ヘッド 4・・・現像器5・・・転写器
Claims (2)
- (1)トナー物質と、実質的に粒径が2μm以下の微粉
粒子を除去した粒子から成るキャリヤ物質と、前記トナ
ー物質に対し0.5〜2重量%の疎水性シリカ粒子とを
混合して調製されることを特徴とする静電潜像用現像剤
。 - (2)像担持体表面を一様に帯電する工程と、一様帯電
させた像担持体表面に画像情報に応じて光を照射し静電
潜像を形成する工程と、前記静電潜像を現像剤により顕
像化する現像工程と、前記顕像を転写器により用紙上に
転写する転写工程とから成る画像形成プロセスを備え、
前記転写工程の後で前記像担持体表面をクリーニングせ
ずに前記画像形成プロセスを繰返し実施することにより
画像を得る画像形成方法において、前記現像剤として、
トナー物質と、実質的に粒径が2μm以下の微粉粒子を
除去した粒子から成るキャリヤ物質と、前記トナー物質
に対し0.5〜2重量%の疎水性シリカ粒子とを混合し
て調製される現像剤を用いることを特徴とする画像形成
方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63234467A JPH0281053A (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | 静電潜像用現像剤とそれを用いる画像形成方法 |
US07/361,594 US5073468A (en) | 1988-06-10 | 1989-06-05 | Method of forming electrophotographic image |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63234467A JPH0281053A (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | 静電潜像用現像剤とそれを用いる画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0281053A true JPH0281053A (ja) | 1990-03-22 |
Family
ID=16971463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63234467A Pending JPH0281053A (ja) | 1988-06-10 | 1988-09-19 | 静電潜像用現像剤とそれを用いる画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0281053A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1152610A (ja) * | 1997-08-08 | 1999-02-26 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成方法および静電潜像現像剤 |
US6468707B1 (en) | 1999-07-06 | 2002-10-22 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image-forming process and image-forming apparatus |
US6555282B2 (en) | 2000-09-27 | 2003-04-29 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Toner for developing electrostatic latent image, image forming method and image forming apparatus using the same |
US6589700B2 (en) | 2000-11-24 | 2003-07-08 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image carrier and apparatus and method for recording image using image carrier |
US6650853B1 (en) | 1995-11-27 | 2003-11-18 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image recording apparatus and method with improved image transfer characteristics |
-
1988
- 1988-09-19 JP JP63234467A patent/JPH0281053A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6650853B1 (en) | 1995-11-27 | 2003-11-18 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image recording apparatus and method with improved image transfer characteristics |
JPH1152610A (ja) * | 1997-08-08 | 1999-02-26 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成方法および静電潜像現像剤 |
US6468707B1 (en) | 1999-07-06 | 2002-10-22 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image-forming process and image-forming apparatus |
US6555282B2 (en) | 2000-09-27 | 2003-04-29 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Toner for developing electrostatic latent image, image forming method and image forming apparatus using the same |
US6589700B2 (en) | 2000-11-24 | 2003-07-08 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image carrier and apparatus and method for recording image using image carrier |
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