JPH11352856A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH11352856A
JPH11352856A JP10175421A JP17542198A JPH11352856A JP H11352856 A JPH11352856 A JP H11352856A JP 10175421 A JP10175421 A JP 10175421A JP 17542198 A JP17542198 A JP 17542198A JP H11352856 A JPH11352856 A JP H11352856A
Authority
JP
Japan
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photoreceptor
developing roller
photoconductor
kgf
cleaning blade
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10175421A
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English (en)
Inventor
Yujiro Nomura
雄二郎 野村
Masanao Kunugi
正尚 功刀
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬質の現像ローラとの確実で安定した接触状
態を得ることが可能でクリーニングブレードとの当接に
よっても感光体が塑性変形しないようにする。 【解決手段】 可撓性を有する薄肉円筒状の感光体11
の中央部分11dに接触して感光体を撓ませつつ潜像を
可視像とする現像ローラ21と、感光体表面に残留して
いる現像剤を除去するクリーニングブレード31とを備
え、感光体の半径をR,基材11aのヤング率をE,厚
さをt,現像ローラの当接線圧をWD,クリーニングブ
レードの当接線圧をWC,としたとき、 5×102(mm2/kgf)<R3/Et3<1×104
(mm2/kgf) 1×10-3(kgf/mm)<WD<1×10-2(kg
f/mm) 1×10-3(kgf/mm)<WC<1×10-2(kg
f/mm) なる3条件を満たすように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真技術を用いた画像形成
装置は、外周面に感光層を有する感光体と、この感光体
の外周面を一様に帯電させる帯電手段と、この帯電手段
により一様に帯電させられた外周面を選択的に露光して
静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段により形
成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視
像(トナー像)とする現像手段と、この現像手段により
現像されたトナー像を用紙等の転写媒体に転写させる転
写手段と、転写後に感光体表面に残留しているトナーを
除去するクリーニングブレード等からなるクリーニング
手段とを有している。
【0003】感光体としては、外周面に感光層が形成さ
れた硬質の感光体ドラムと、表面に感光層が形成された
可撓性を有する感光体ベルトとが一般に知られている。
【0004】また、感光体表面の静電潜像にトナーを付
与する手段としては、現像ローラの表面にトナーを担持
させ、この現像ローラを、感光体表面に接触させるとい
う手段が一般に知られており、その現像ローラとして
は、硬質のものと弾性体からなるものとが知られてい
る。
【0005】感光体として硬質の感光体ドラムを用い、
また現像ローラとしても硬質のものを用いる場合には、
感光体ドラムおよび現像ローラを高精度に製造するには
自ずと限界があり、必ず誤差が生ずるから、両者を均一
に接触させるということは極めて困難である。このた
め、局部的に隙間が生じて現像むらが生じたり、必要以
上に強く圧接されて感光ドラムや現像ローラに傷がつい
たりするという問題が生ずる。
【0006】したがって、感光体と現像ローラとを両者
とも硬質のもので構成するということは通常行なわれて
おらず、感光体として硬質の感光体ドラムを用いる場合
には現像ローラを弾性体で構成する、現像ローラとして
硬質のものを用いる場合には感光体として可撓性を有す
る感光体ベルトを用いる、ということが行なわれてい
る。
【0007】しかしながら、現像ローラを弾性体で構成
した場合には、現像ローラの回転に伴ってトナーが飛散
する等の問題があった。
【0008】また、感光体として感光体ベルトを用いた
場合には、これを支持するために少なくとも2本のロー
ラが必要なために、構造が複雑になるばかりでなく装置
が大型化してしまうという問題があった。
【0009】以上のような問題を全て解決しようとした
ものとして、従来、特公平4−69383号(特開昭5
9−192260号)公報記載の感光体ドラムが知られ
ている。
【0010】この特公平4−69383号公報記載の感
光体ドラムを、図5〜図7に示す。
【0011】この感光体ドラム1は、回転軸2と、この
回転軸2に支持され、かつフリー状態で円筒状をなす弾
性変形可能な弾性材料層3と、この弾性材料層3のまわ
りに装着された外側層4とを有している。外側層4は、
弾性変形可能な感光体支持層5と、この支持層5の表面
に支持された感光層6とを有している。弾性材料層3
は、回転軸2と外側層4との間に、実質的に隙間を形成
することなく充填されている。
【0012】このような感光ドラム1は、弾性変形可能
な外側層4と、弾性材料層3とを有しているため、その
表面に外力が加えられると、この表面は弾性変形するこ
とが可能である。
【0013】図5において、7は帯電チャージャ、10
は現像ローラ、13は転写チャージャである。
【0014】画像形成時には、感光体ドラム1が図5に
おいて時計方向に回転駆動され、帯電チャージャ7によ
ってドラム1の感光層6が所定の極性に帯電される。こ
の帯電部分に光8が照射されることによりドラム1上に
静電潜像が形成される。この潜像は、図中矢印方向に回
転する現像ローラ10に担持されるトナーにより現像さ
れて可視像化され、転写チャージャ13によって転写紙
12に転写される。
【0015】なお、図5において、14は分離チャージ
ャ、15はクリーニングブレード、16は除電チャージ
ャである。
【0016】以上のような構成によれば、感光ドラム1
の表面が弾性変形可能であるため、現像ローラ10を感
光体ドラム1に押し付け、感光ドラム1の表面をその半
径方向に弾性変形させることができる。このため、感光
ドラム1および現像ローラ10の周面がその中心軸線に
対し多少偏心し、あるいはこれらの外径に多少の製造上
のバラツキがあり、あるいはまた、現像ローラ10の少
なくとも表面が剛体からできていても、ドラム表面や現
像ローラに傷を付けるといった不都合を伴うことなく、
現像ローラ10上のトナーを感光体ドラム1に従来より
も安定した状態で接触させることができる。したがっ
て、現像ローラ10上のトナーと、ドラム1の表面との
間に大きな間隙が生じることによる可視像の画質低下を
抑制することができる。
【0017】すなわち、この感光ドラム1によれば、硬
質の現像ローラを用いても、感光ドラムや現像ローラに
傷がつくということがなく、また、装置の大型化も防止
することができる。
【0018】なお、この感光ドラムと同様な感光ドラム
は、特開昭58−90655号公報にも開示されてい
る。
【0019】一方、特開昭58−86550号公報に
は、軽量化および誘導渦電流の発生防止を図る目的で、
図8に示すように、電鋳法によって作成した厚さ0.0
1〜2mmの非磁性金属(Cu,Al,W,Mo等)か
らなる無端ベルトをドラム基体31とし、このドラム基
体31の上に像担持層(光導電性物質層)32を形成
し、ドラム基体31の両端を円板状の端板33で鋼鉄製
の軸34に固設したドラム状像担持体部材が開示されて
いる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述した特公平4−6
9383号公報記載の感光体ドラム1(図5〜図7参
照)は、回転軸2と外側層4との間に、弾性材料層3
を、実質的に隙間を形成することなく充填した構成であ
るため、次のような問題を有している。
【0021】感光層6は弾性材料層3の上に形成されて
いるため、感光層6は軸線方向に微小な力で変位する。
感光層6には、これと圧接する現像ローラ10やクリー
ニングブレード15等の圧接部材が配設されるため、感
光層6の回転軸と圧接部材の軸等が傾いていたり、圧接
力が軸方向において不均一であったりすると、感光層6
は軸線方向にスラスト力を受け、このスラスト力によっ
て軸線方向に変位することとなる。そして、このスラス
ト力は変動するため、感光層6に形成された画像も軸線
方向に変位することとなり、結果として、軸線方向にお
ける画像の位置精度が劣化するという問題がある。特
に、多色の色重ねを行なう場合には、色重ね精度の劣化
が色相のズレとなって、画像が著しく劣化するという問
題がある。
【0022】また、このような感光体ドラム1を製造す
る方法としては、 (1)先ず、感光層支持層5上に感光層6を形成した外
側層4を作製し、次いで、軸2と外側層4とを所定間隔
になるように配置し、軸2と外側層4との空間に、加熱
された弾性材料を流し込んで弾性材料層3を形成するこ
とにより製造する方法 (2)先ず、軸2と感光体支持層5とを所定間隔になる
ように配置して軸2と感光体支持層5との空間に、加熱
された弾性材料を流し込んで弾性材料層3を形成し、次
いで、感光層支持層5上に感光層6を形成することによ
り製造する方法 (3)外側層4の内径よりも多少大きな外径を有する筒
状弾性部材を作製し、この筒状弾性部材を、径方向に圧
縮した状態で外側層4内に挿入することによって弾性材
料層3を形成することにより製造する方法 が考えられる。
【0023】しかし、上記(1)の方法では、外側層4
の表面に感光層6が形成された状態で、外側層4の内部
に、加熱した弾性材料を流し込むという作業が行なわれ
ることとなるから、熱等によって感光体特性が劣化する
という問題がある。また、感光層6の表面に傷が付いた
り、異物(弾性材料等の異物)が付着するおそれがあ
る。
【0024】上記(2)の方法では、弾性材料層3が形
成された後に感光層6が形成されることとなるから、感
光層塗工時の洗浄液や塗工液によって弾性材料層3の膨
潤、溶解、あるいは硬化が生じ、その結果、弾性材料層
としての機能が低下するおそれがある。
【0025】したがって、上記(1)(2)の方法では
所望の感光体ドラム1を得ることが極めて困難である。
【0026】また、上記(3)の方法では、筒状弾性部
材が圧縮状態から解放されて外側層4に向け膨張する過
程で、不均一に膨張するおそれがある。このため、軸2
と外側層4との同軸度が損なわれ、感光体ドラム1が回
転した際の振れが非常に大きくなるおそれがある。画像
形成装置においては、感光体の周囲に、感光体と当接す
る現像ローラが配置されるため、感光体の振れが大きく
なると、感光体と現像ローラとの接触状態が不安定にな
り、画像ムラが発生するという問題が生じる。
【0027】一方、前述した特開昭58−86550号
公報記載のドラム状像担持体部材(図8参照)におい
て、そのドラム基体31が内方に容易に撓むことができ
るように構成すれば、このドラム基体31を疑似軟質材
として利用することができるようになると考えられ、上
記特公平4−69383号公報記載の感光体ドラム1
(図5〜図7参照)における問題が解決されることが期
待できる。
【0028】しかしながら、この特開昭58−8655
0号公報には、ドラム基体31を疑似軟質材として利用
することについては何等記載されていない。
【0029】また、仮に、ドラム基体31すなわち感光
体を、これが内方に容易に撓むことができるように構成
しようとした場合には、次のような課題が生じる。
【0030】すなわち、感光体には、少なくとも現像ロ
ーラとクリーニングブレードとが当接するから、感光体
は、少なくとも感光体自身と現像ローラとの形状誤差を
吸収し得るように弾性変形可能に構成される必要がある
と同時に、他方では、比較的強く当接されるクリーニン
グブレードとの当接によって塑性変形しないように、ク
リーニングブレードとの当接による変形量が弾性限度内
となるように構成されなければならないという課題が生
じる。
【0031】本発明は以上のような課題を解決しようと
するもので、その目的は、現像ローラが硬質のものであ
っても、現像ローラとの確実で安定した接触状態を得る
ことが可能で、かつクリーニングブレードとの当接によ
っても感光体が塑性変形しない画像形成装置を提供する
ことにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の画像形成装置は、可撓性を有する薄肉
円筒状の基材と、この基材の表面に形成された感光層と
を有し、両端部が一対の円板状部材で支持されていて回
転駆動され、表面に潜像が形成される可撓性を有する薄
肉円筒状の感光体と、この感光体における前記一対の円
板状部材により支持されていない中央部分に接触して感
光体を撓ませつつ、感光体の表面に形成されている潜像
に現像剤を付与して前記潜像を可視像とする現像ローラ
と、前記感光体の中央部分に当接して、前記可視像が転
写された後に感光体表面に残留している現像剤を除去す
るクリーニングブレードと、を備えた画像形成装置であ
って、前記感光体の半径をR,その基材のヤング率を
E,厚さをt,前記感光体に対する前記現像ローラの当
接線圧をWD,前記感光体に対する前記クリーニングブ
レードの当接線圧をWC,としたとき、 5×102(mm2/kgf)<R3/Et3<1×104
(mm2/kgf) 1×10-3(kgf/mm)<WD<1×10-2(kg
f/mm) 1×10-3(kgf/mm)<WC<1×10-2(kg
f/mm) なる3条件を満たすように構成されていることを特徴と
する。
【0033】
【作用効果】請求項1記載の画像形成装置によれば、可
撓性を有する薄肉円筒状の基材と、この基材の表面に形
成された感光層とを有し、両端部が一対の円板状部材で
支持されていて回転駆動され、表面に潜像が形成される
可撓性を有する薄肉円筒状の感光体における前記一対の
円板状部材により支持されていない中央部分に対して現
像ローラが接触し、この現像ローラが感光体を撓ませつ
つ、感光体の表面に形成されている潜像に現像剤を付与
して潜像を可視像とするので、現像ローラが硬質のもの
であっても、感光体と現像ローラとの安定した接触状態
を得ることが可能となり、感光体の表面に形成されてい
る潜像を安定した状態で現像することが可能となる。ま
た、前記感光体の中央部分には、クリーニングブレード
が当接し、前記可視像が転写された後に感光体表面に残
留している現像剤が除去されることとなる。
【0034】ところで、このような構造の画像形成装置
は、その感光体に対して、現像ローラとクリーニングブ
レードとが当接するから、何の方策も講じられていない
とすると、次のような問題が生ずるおそれがある。
【0035】すなわち、感光体の可撓性が低い(変形し
にくい)と、感光体自身と現像ローラとの形状誤差が吸
収されなくなり、安定した現像状態が得られなくなるお
それがある。逆に、感光体の可撓性が高すぎる(変形し
易い)と、比較的強く当接されるクリーニングブレード
との当接によって塑性変形してしまうおそれがある。
【0036】これに対し、この請求項1記載の画像形成
装置によれば、前記感光体の半径をR,その基材のヤン
グ率をE,厚さをt,前記感光体に対する前記現像ロー
ラの当接線圧をWD,前記感光体に対する前記クリーニ
ングブレードの当接線圧をWC,としたとき、 5×102(mm2/kgf)<R3/Et3<1×104
(mm2/kgf) 1×10-3(kgf/mm)<WD<1×10-2(kg
f/mm) 1×10-3(kgf/mm)<WC<1×10-2(kg
f/mm) なる3条件を満たすように構成されているので、現像ロ
ーラおよびクリーニングブレードとの当接によって感光
体が適度に変形し、感光体自身と現像ローラとの形状誤
差が吸収されて、安定した現像状態が得られるととも
に、クリーニングブレードとの当接によって感光体が塑
性変形してしまうということもなくなる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0038】図1は本発明に係る画像形成装置の一実施
の形態の要部を示す概略図、図2は感光体ユニットの断
面図である。
【0039】先ず、この画像形成装置の概要について説
明する。
【0040】この画像形成装置は、イエロー(Y)、シ
アン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色の
トナーによる現像器を用いてフルカラー画像を形成する
ことのできる装置である。
【0041】図1において、10は感光体ユニット(図
2参照)であり、感光体11を有している。感光体ユニ
ット10は、後述する回転駆動手段によって図示矢印方
向に回転駆動される。
【0042】感光体11は、後に詳しく説明する薄肉円
筒状の導電性を有する基材11a(図2参照)と、その
表面に形成された感光層11bとを有している。
【0043】感光体11の周りには、その回転方向に沿
って、帯電手段としての帯電ローラ20、現像手段とし
ての現像ローラ21(Y,C,M,K)、中間転写ベル
ト22、およびクリーニング手段30が配置される。
【0044】帯電ローラ20は、図示しない付勢手段
(バネ)の付勢力で感光体11の外周面に当接して従動
回転し、感光体11の外周面を一様に帯電させる。一様
に帯電した感光体11の外周面には、図示しない露光ユ
ニットによって所望の画像情報に応じた選択的な露光L
1がなされ、この露光L1によって感光体11上に静電
潜像が形成される。
【0045】この静電潜像は、現像ローラ21でトナー
が付与されて現像される。
【0046】現像ローラとして、イエロー用の現像ロー
ラ21Y、シアン用の現像ローラ21C、マゼンタ用の
現像ローラ21M、およびブラック用の現像ローラ21
Kが設けられている。これら現像ローラ21Y,21
C,21M,21Kは、それぞれ図示しない接離機構に
よりに感光体11に対して接離可能に構成されており、
選択的に1つの現像ローラ21のみが感光体11に当接
し得るようになっている。したがって、これらの現像ロ
ーラ21は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの
うちのいずれかのトナーを感光体11の表面に付与して
感光体11上の静電潜像を現像する。現像ローラ21
は、硬質のローラ例えば、表面を粗面化した金属ロー
ラ、または、硬質の樹脂ローラで構成されている。
【0047】現像されたトナー像は、一次転写部T1で
中間転写ベルト22上に転写される。
【0048】クリーニング手段30は、上記転写後に、
感光体11の外周面に残留し付着しているトナー(図示
せず)を掻き落とすクリーニングブレード31と、この
クリーニングブレード31によって掻き落とされたトナ
ーを受ける受け部32とを備えている。
【0049】クリーニングブレード31は、ブレード付
勢バネ33の付勢力によって、その先端部(縁部)が感
光体11の表面に当接されるようになっている。
【0050】中間転写ベルト22は、駆動ローラ23
と、4本の従動ローラ24(1本のみ図示)に張架され
おり、感光体11と略同一の周速で図示矢印方向に循環
駆動されるようになっている。
【0051】図示の従動ローラ24は、駆動ローラ23
との間で中間転写ベルト22がそれ自身の張力によって
感光体11に圧接される位置に配置されており、感光体
11と中間転写ベルト22との圧接部において一次転写
部T1が形成されている。
【0052】中間転写ベルト22が循環駆動される過程
で、一次転写部T1において、感光体11上のトナー像
が中間転写ベルト22上に転写され、中間転写ベルト2
2上に転写されたトナー像は、図示しない二次転写部に
おいて、用紙等のシート(記録材)に転写される。
【0053】二次転写部でトナー像が転写されたシート
は、図示しない定着器を通ることによってそのトナー像
が定着された後、適所、例えば装置本体のシート受け部
に排出される。
【0054】以上のような画像形成装置全体の作動の概
要は次の通りである。
【0055】(i)図示しないホストコンピュータ等
(パーソナルコンピュータ等)からの印字指令信号(画
像形成信号)が画像形成装置の制御部に入力されると、
感光体11、各現像ローラ21、および中間転写ベルト
22が回転駆動される。
【0056】(ii)感光体11の外周面が帯電ローラ
20によって一様に帯電される。
【0057】(iii)一様に帯電した感光体11の外
周面に、露光ユニットによって第1色目(例えばイエロ
ー)の画像情報に応じた選択的な露光L1がなされ、イ
エロー用の静電潜像が形成される。
【0058】(iv)感光体11には、第1色目(例え
ばイエロー)用の現像ローラ21Yのみが接触し、これ
によって上記静電潜像が現像され、第1色目(例えばイ
エロー)のトナー像が感光体11上に形成される。
【0059】(v)中間転写ベルト22には上記トナー
の帯電極性と逆極性の一次転写電圧が印加され、感光体
11上に形成されたトナー像が、一次転写部T1におい
て中間転写ベルト22上に転写される。
【0060】(vi)感光体11上に残留しているトナ
ーがクリーニング手段30によって除去された後、除電
手段25(図1参照)からの除電光L2によって感光体
11が除電される。
【0061】(vii)上記(ii)〜(vi)の動作
が必要に応じて繰り返される。すなわち、上記印字指令
信号の内容に応じて、第2色目、第3色目、第4色目、
と繰り返され、上記印字指令信号の内容に応じたトナー
像が中間転写ベルト22上において重ね合わされて中間
転写ベルト22上に形成される。
【0062】(viii)所定のタイミングでシートが
供給され、二次転写部において、中間転写ベルト22上
のトナー像(基本的には4色のトナー像が重ね合わせら
れたフルカラー画像)がシート上に転写される。なお、
二次転写後に中間転写ベルト22上に残留しているトナ
ーは、図示しない接離機構を有するベルトクリーナによ
って除去される。
【0063】次に、感光体ユニット10について説明す
る。
【0064】図2に示すように、感光体ユニット10
は、左右一対の軸12L,12Rと、これらの軸12
L,12Rに対してそれぞれ固定された一対の円板状部
材13L,13Rと、これら一対の円板状部材13L,
13Rの外周面と固定用リング14とによって両端部1
1cが支持固定され、軸12(L,R)および円板状部
材13(L,R)とともに回転する可撓性を有する薄肉
円筒状の感光体11と、一方の円板状部材13Lに固定
された駆動手段をなす歯車16とを備えている。
【0065】円板状部材13の外周面の外径は、感光体
11の内径よりも極僅かだけ大きく形成されており、感
光体11の端部に円板状部材13が圧入されている。こ
の圧入が円滑になされるように、円板状部材13の内側
には、テーパ面が形成されている。この圧入によって、
感光体11と円板状部材13とは略良好に結合される
が、両者の結合をより一層確実にするために、固定用リ
ング14が設けられている。固定用リング14は、リン
グ状の円板部14aと、これと一体の短い筒状部14b
とを有している。円板部14aには、その円周方向にお
いて等間隔に複数個(例えば8個(1つのみ図示))の
ネジ挿入用の孔14cが設けられている。筒状部14b
には、感光体11の端部11cおよび円板状部材13の
外側部分が圧入されるようになっている。この圧入が円
滑になされるように、筒状部14bの内周面には僅かな
傾斜のテーパ面が形成されている。
【0066】感光体11は、先ず、その端部11cに円
板状部材13を圧入し、次いで両者を固定用リング14
の筒状部14bに圧入し(固定用リング14を感光体1
1の端部11cおよび円板状部材13の外側にかぶ
せ)、固定用リング14をネジ15で円板状部材13に
固定することによって、円板状部材13に完全に固定さ
れる。
【0067】感光体11は、可撓性を有する導電性基材
11aの表面(外周面)に感光層11bを形成すること
により構成されている。なお、感光層11bは極めて薄
いために、図では明確には現れていない。
【0068】基材11aとしては、例えば、電鋳法にて
作製したニッケルシームレス管、あるいは、インパクト
加工により作成したアルミニウム管等を用いることがで
きる。
【0069】図3はインパクト加工による場合の説明図
である。
【0070】先ず、図(a)に示すように、ダイ50に
スラグ(加工される金属片)41をセットする。スラグ
41としては、アルミニウムまたはアルミニウムを主成
分とする合金を用いる。
【0071】次いで、図(b)に示すように、パンチ5
1でスラグ41に衝撃を与える。すると、スラグ41が
瞬時に筒状に展伸され、筒状体42が形成される。
【0072】その後、図(c)に示すように、パンチ5
1を引き上げると、筒状体42の上端42aがストリッ
パ52に当接し、筒状体42がパンチ51から外れて、
筒状体42が得られることとなる。
【0073】このようにして得られた筒状体42を、切
断線C1,C2(図3(c)参照)で、スラグ41側の
端部42bおよび上端側端部42cを切り落として基材
11aが得られる。
【0074】このような基体(薄肉円筒状のアルミ管ま
たはニッケル管等)11aの表面に像担持層としての感
光層11bが塗布(例えばディッピング)等により形成
されて、感光体11が得られる。なお、感光層(OP
C)は主として樹脂からなるので、可撓性の面では優れ
るが、基材との密着性を確保し、レーザー光の干渉対策
を施すために、基材とOPCとの間に下引き層を形成す
ることが望ましい。下引き層としては、酸化亜鉛、酸化
チタン等のレーザー光を吸収可能な粒子をナイロン樹脂
等の樹脂に分散させた層が好適である。
【0075】このような感光体11の可撓性すなわち柔
軟さは、基材11aの厚みと径とを調整することにより
決定することが可能であるから、使用される画像形成装
置に応じて適宜設定することが可能である。例えば、基
材厚み20〜300μm、基材直径10〜300mmの
範囲で適宜設定することが可能である。
【0076】以上のような感光体ユニット10は、図1
に示したように画像形成装置に着脱可能に装着され、装
着された状態で、歯車16に画像形成装置本体の駆動ギ
ア(図示せず)が噛み合うことによって、矢印方向に回
転駆動されることとなる。
【0077】ところで、感光体11を上述したように、
容易に撓むことができるように構成しようとした場合に
は、次のような課題が生じる。
【0078】すなわち、感光体11には、少なくとも現
像ローラ21とクリーニングブレード31とが当接する
から、感光体11は、少なくとも感光体11自身と現像
ローラ21との形状誤差を吸収し得るように弾性変形可
能に構成される必要があると同時に、他方では、比較的
強く当接されるクリーニングブレード31との当接によ
って塑性変形しないように、クリーニングブレード31
との当接による変形量が弾性限度内となるように構成さ
れなければならない。
【0079】別言すれば、感光体11の可撓性が低い
(変形しにくい)と、感光体11自身と現像ローラ21
との形状誤差が吸収されなくなり、安定した現像状態が
得られなくなるおそれがある。逆に、感光体11の可撓
性が高すぎる(変形し易い)と、比較的強く当接される
クリーニングブレード31との当接によって塑性変形し
てしまうおそれがある。
【0080】本件発明者は、上記課題を解決し、相反す
る条件を同時に達成すべく鋭意検討を重ねた結果、次の
ように構成すればよいという結論を得た。
【0081】すなわち、この実施の形態では、図1,図
2に示すように、感光体11の半径をR,その基材11
aのヤング率をE,厚さをt,感光体11に対する現像
ローラ21の当接線圧をWD,感光体11に対するクリ
ーニングブレード31の当接線圧をWC,としたとき、 5×102(mm2/kgf)<R3/Et3<1×104
(mm2/kgf) 1×10-3(kgf/mm)<WD<1×10-2(kg
f/mm) 1×10-3(kgf/mm)<WC<1×10-2(kg
f/mm) なる3条件を満たすように、感光体11、現像ローラ2
1、およびクリーニングブレード31(およびその付勢
手段33)を構成する。
【0082】さらに好ましくは、感光体11は、 2×103(mm2/kgf)<R3/Et3<3×103
(mm2/kgf) なる条件を満たすように構成されることが望ましく、そ
のように構成することによって、より高画質化や安定し
た画像形成を達成することが可能となる。
【0083】なお、現像ローラ21は、図4に示すよう
に、その軸21aの両端部(図では一端のみ図示)に、
円形の規制部材としてのコロ21bを設け、このコロ2
1bを、感光体ユニット10の一対の円板状部材13
(図4では13Lのみ図示)に対して感光体11を介し
て当接させることによって、現像ローラ21の感光体1
1への食い込み量(感光体11の撓み量)δを規制する
ように構成してもよいし、コロ21bを設けることな
く、軸21aの両端に適宜の荷重Fをかけることによっ
て前記食い込み量δを規制するように構成してもよい。
【0084】また、この実施の形態では、感光体11に
対する帯電ローラ20の当接線圧をWE(図2参照)と
したとき、 1×10-3(kgf/mm)<WE<1×10-2(kg
f/mm) となるように帯電ローラ20の付勢手段(図示せず)を
構成する。
【0085】以上のような画像形成装置によれば、次の
ような作用効果が得られる。
【0086】(a)可撓性を有する薄肉円筒状の基材1
1aと、この基材11aの表面に形成された感光層11
bとを有し、両端部11cが一対の円板状部材13で支
持されていて回転駆動され、表面に潜像が形成される可
撓性を有する薄肉円筒状の感光体11における前記一対
の円板状部材13により支持されていない中央部分11
d(図2参照)に対して現像ローラ21が接触し、この
現像ローラ21が感光体11を撓ませつつ、感光体11
の表面に形成されている潜像に現像剤を付与して潜像を
可視像とするので、現像ローラ21が硬質のものであっ
ても、感光体11と現像ローラ21との安定した接触状
態を得ることが可能となり、感光体11の表面に形成さ
れている潜像を安定した状態で現像することが可能とな
る。また、感光体11の中央部分11dには、クリーニ
ングブレード31が当接し、前記可視像が転写された後
に感光体表面に残留している現像剤が除去されることと
なる。
【0087】(b)感光体11の半径をR,その基材1
1aのヤング率をE,厚さをt,感光体11に対する現
像ローラ21の当接線圧をWD,感光体11に対するク
リーニングブレード31の当接線圧をWC,としたと
き、 5×102(mm2/kgf)<R3/Et3<1×104
(mm2/kgf) 1×10-3(kgf/mm)<WD<1×10-2(kg
f/mm) 1×10-3(kgf/mm)<WC<1×10-2(kg
f/mm) なる3条件を満たすように構成されているので、現像ロ
ーラ21およびクリーニングブレード31との当接によ
って感光体11が適度に変形し、感光体11自身と現像
ローラ21との形状誤差が吸収されて、安定した現像状
態が得られるとともに、クリーニングブレード31との
当接によって感光体が塑性変形してしまうということも
なくなる。
【0088】さらに、感光体11に対する帯電ローラ2
0の当接線圧をWEとしたとき、 1×10-3(kgf/mm)<WE<1×10-2(kg
f/mm) となるように帯電ローラ20の付勢手段(図示せず)を
構成してあるあるので、帯電ローラ20との当接によっ
て感光体11が適度に変形し、安定した帯電状態が得ら
れるとともに、帯電ローラ20との当接によって感光体
11が塑性変形してしまうということもなくなる。
【0089】(c)基材11aを、スラグ41にパンチ
51で衝撃を与えることによりスラグを薄肉円筒状に展
伸形成するインパクト加工により形成した場合には、基
材11aを比較的安価に作成することができる。
【0090】
【実施例】<実施例1>基材11aは、アルミニウムを
インパクト加工することによって形成した。アルミニウ
ムのヤング率Eは、E=0.75×104(kgf/m
2)である。
【0091】基材の半径R、厚さtは、 R=42.25mm t=0.16mm とした。
【0092】<実施例2>基材11aは、ニッケル電鋳
管で形成した。ニッケルのヤング率Eは、E=2.1×
104(kgf/mm2)である。
【0093】基材の半径R、厚さtは、 R=42.25mm t=0.10mm とした。
【0094】上記実施例1または2による感光体に対し
て当接部材の線圧(WD,WC,WE)を1×10-3(k
gf/mm)〜1×10-2(kgf/mm)として実験
を行なった。
【0095】その結果、現像ローラ21に関しては、現
像ローラ21、感光体11の形状誤差が100μm程度
であっても、現像ローラ21と感光体11とが全面(軸
線方向における当接部全体)で接触し、良好な現像特性
を得ることができた。
【0096】クリーニングブレード31に関しては、感
光体11を破壊することなく、良好なクリーニング特性
を得ることができた。
【0097】また、帯電ローラ20に関しても、感光体
11を破壊することなく、良好な帯電特性を得ることが
できた。
【0098】以上、本発明の実施の形態および実施例に
ついて説明したが、本発明は上記の実施の形態あるいは
実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲
内において適宜変形実施可能である。
【0099】
【発明の効果】請求項1記載の画像形成装置によれば、
現像ローラが硬質のものであっても、現像ローラとの確
実で安定した接触状態を得ることが可能で、かつクリー
ニングブレードとの当接によっても感光体が塑性変形し
なくなる。
【0100】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の要
部を示す概略図。
【図2】感光体ユニットの断面図
【図3】(a)(b)(c)はインパクト加工の説明
図。
【図4】感光体11の撓み状態を示す図。
【図5】従来技術の説明図。
【図6】従来技術の説明図。
【図7】従来技術の説明図。
【図8】従来技術の説明図。
【符号の説明】
11 感光体 11a 基材 11b 感光層 11d 中央部分 13 円板状部材 21 現像ローラ 31 クリーニングブレード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する薄肉円筒状の基材と、こ
    の基材の表面に形成された感光層とを有し、両端部が一
    対の円板状部材で支持されていて回転駆動され、表面に
    潜像が形成される可撓性を有する薄肉円筒状の感光体
    と、 この感光体における前記一対の円板状部材により支持さ
    れていない中央部分に接触して感光体を撓ませつつ、感
    光体の表面に形成されている潜像に現像剤を付与して前
    記潜像を可視像とする現像ローラと、 前記感光体の中央部分に当接して、前記可視像が転写さ
    れた後に感光体表面に残留している現像剤を除去するク
    リーニングブレードと、を備えた画像形成装置であっ
    て、 前記感光体の半径をR,その基材のヤング率をE,厚さ
    をt,前記感光体に対する前記現像ローラの当接線圧を
    D,前記感光体に対する前記クリーニングブレードの
    当接線圧をWC,としたとき、 5×102(mm2/kgf)<R3/Et3<1×104
    (mm2/kgf) 1×10-3(kgf/mm)<WD<1×10-2(kg
    f/mm) 1×10-3(kgf/mm)<WC<1×10-2(kg
    f/mm) なる3条件を満たすように構成されていることを特徴と
    する画像形成装置。
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