JP2000122470A - 像担持体ユニット - Google Patents

像担持体ユニット

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JP2000122470A
JP2000122470A JP10316880A JP31688098A JP2000122470A JP 2000122470 A JP2000122470 A JP 2000122470A JP 10316880 A JP10316880 A JP 10316880A JP 31688098 A JP31688098 A JP 31688098A JP 2000122470 A JP2000122470 A JP 2000122470A
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image carrier
image
disc
carrier unit
adhesive
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JP10316880A
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Atsunori Kitazawa
淳憲 北澤
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬質ローラ等の当接部材との確実で安定した
接触状態を得ることが可能であり製造が簡単で画質低下
を来さない像担持体ユニットを提供する。 【解決手段】 可撓性を有する薄肉円筒状の基材の表面
に形成された像担持層を有する可撓性のある薄肉円筒状
の像担持体140の両端部141に円板状部材120を
圧入して像担持体を支持する。基材の厚さをt(m
m),内径をD2(mm),ヤング率をE(kgf/m
2)、円板状部材の支持面121の外径をD3,像担
持体の両端部に圧入された後の円板状部材同士の平行度
をH(mm),同軸度をC(mm)としたとき、 0<D3−D2≦5×102t/(HCE) なる条件が満たされるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置に用いられる像担持体ユニットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真技術を用いた画像形成
装置は、外周面に感光層を有する感光体と、この感光体
の外周面を一様に帯電させる帯電手段と、この帯電手段
により一様に帯電させられた外周面を選択的に露光して
静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段により形
成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視
像(トナー像)とする現像手段と、この現像手段により
現像されたトナー像を用紙等の転写媒体に転写させる転
写手段とを有している。
【0003】感光体としては、外周面に感光層が形成さ
れた硬質の感光体ドラムと、表面に感光層が形成された
可撓性を有する感光体ベルトとが一般に知られている。
【0004】また、感光体表面の静電潜像にトナーを付
与する手段としては、現像ローラの表面にトナーを担持
させ、この現像ローラを、感光体表面に接触させる、あ
るいは、極微小間隔を隔てた状態で近接させる、という
手段が一般に知られており、その現像ローラとしては、
硬質のものと弾性体からなるものとが知られている。
【0005】感光体として硬質の感光体ドラムを用い、
また現像ローラとしても硬質のものを用いる場合には、
感光体ドラムおよび現像ローラを高精度に製造するには
自ずと限界があり、必ず誤差が生ずるから、両者を均一
に接触させる、あるいは均一な微小間隔を隔てた状態で
近接させることは困難である。特に、硬いもの同士であ
る感光体ドラムと現像ローラとを均一に接触させること
は極めて困難であり、局部的に隙間が生じて現像むらが
生じたり、必要以上に強く圧接されて感光ドラムや現像
ローラに傷がついたりするという問題が生ずる。
【0006】したがって、感光体と現像ローラとを両者
とも硬質のもので構成するということは通常行なわれて
おらず、感光体として硬質の感光体ドラムを用いる場合
には現像ローラを弾性体で構成する、現像ローラとして
硬質のものを用いる場合には感光体として可撓性を有す
る感光体ベルトを用いる、ということが行なわれてい
た。
【0007】しかしながら、現像ローラを弾性体で構成
した場合には、現像ローラの回転に伴ってトナーが飛散
する等の問題があった。
【0008】また、感光体として感光体ベルトを用いた
場合には、これを支持するために少なくとも2本のロー
ラが必要なために、構造が複雑になるばかりでなく装置
が大型化してしまうという問題があった。
【0009】以上のような問題を全て解決しようとした
ものとして、従来、特公平4−69383号(特開昭5
9−192260号)公報記載の感光体ドラムが知られ
ている。
【0010】この特公平4−69383号公報記載の感
光体ドラムを、図9〜図11に示す。
【0011】この感光体ドラム1は、回転軸2と、この
回転軸2に支持され、かつフリー状態で円筒状をなす弾
性変形可能な弾性材料層3と、この弾性材料層3のまわ
りに装着された外側層4とを有している。外側層4は、
弾性変形可能な感光体支持層5と、この支持層5の表面
に支持された感光層6とを有している。弾性材料層3
は、回転軸2と外側層4との間に、実質的に隙間を形成
することなく充填されている。
【0012】このような感光ドラム1は、弾性変形可能
な外側層4と、弾性材料層3とを有しているため、その
表面に外力が加えられると、この表面は弾性変形するこ
とが可能である。
【0013】図9において、7は帯電チャージャ、10
は現像ローラ、13は転写チャージャである。
【0014】画像形成時には、感光体ドラム1が図9に
おける時計方向に回転駆動され、帯電チャージャ7によ
ってドラム1の感光層6が所定の極性に帯電される。こ
の帯電部分に光8が照射されることによりドラム1上に
静電潜像が形成される。この潜像は、図中矢印方向に回
転する現像ローラ10に担持されるトナーにより現像さ
れて可視像化され、転写チャージャ13によって転写紙
12に転写される。
【0015】なお、図9において、14は分離チャージ
ャ、15はクリーニングブレード、16は除電チャージ
ャである。
【0016】以上のような構成によれば、感光ドラム1
の表面が弾性変形可能であるため、現像ローラ10を感
光体ドラム1に押し付け、感光ドラム1の表面をその半
径方向に弾性変形させることができる。このため、感光
ドラム1および現像ローラ10の周面がその中心軸線に
対し多少偏心し、あるいはこれらの外径に多少製造上の
バラツキがあったり、また、現像ローラ10の少なくと
も表面が剛体からできていても、ドラム表面や現像ロー
ラに傷を付けるといった不都合を伴うことなく、現像ロ
ーラ10上のトナーを感光体ドラム1に従来よりも確実
かつ安定した状態で接触させることができ、現像ローラ
10上のトナーと、ドラム1の表面とに大きな間隙がで
きることによる可視像の画質低下を抑制することができ
る。
【0017】すなわち、この感光ドラム1によれば、硬
質の現像ローラを用いても、感光ドラムや現像ローラに
傷がつくということがなく、また、装置の大型化も防止
することができる。
【0018】なお、この感光ドラムと同様な感光ドラム
は、特開昭58−90655号公報にも開示されてい
る。
【0019】一方、特開昭58−86550号公報に
は、軽量化および誘導渦電流の発生防止を図る目的で、
図12に示すように、電鋳法によって作成した厚さ0.
01〜2mmの非磁性金属(Cu,Al,W,Mo等)
からなる無端ベルトをドラム基体31とし、このドラム
基体31の上に像担持層(光導電性物質層)32を形成
し、ドラム基体31の両端を円板状の端板33で鋼鉄製
の軸34に固設したドラム状像担持体部材が開示されて
いる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述した特公平4−6
9383号公報記載の感光体ドラム1(図9〜図11参
照)は、回転軸2と外側層4との間に、弾性材料層3
を、実質的に隙間を形成することなく充填した構成であ
るため、次のような問題を有している。
【0021】感光層6は弾性材料層3の上に形成されて
いるため、感光層6は軸線方向に微小な力で変位する。
感光層6には、これと圧接する現像ローラ10やクリー
ニングブレード15等の圧接部材が配設されるため、感
光層6の回転軸と圧接部材の軸等が傾いていたり、圧接
力が軸方向において不均一であったりすると、感光層6
は軸線方向にスラスト力を受け、このスラスト力によっ
て軸線方向に変位することとなる。そして、このスラス
ト力は変動するため、感光層6に形成された画像も軸線
方向に変位することとなり、結果として、軸線方向にお
ける画像の位置精度が劣化するという問題がある。特
に、多色の色重ねを行なう場合には、色重ね精度の劣化
が色相のズレとなって、画像が著しく劣化するという問
題がある。
【0022】また、このような感光体ドラム1を製造す
る方法としては、 (1)先ず、感光層支持層5上に感光層6を形成した外
側層4を作製し、次いで、軸2と外側層4とを所定間隔
になるように配置し、軸2と外側層4との空間に、加熱
された弾性材料を流し込んで弾性材料層3を形成するこ
とにより製造する方法 (2)先ず、軸2と感光体支持層5とを所定間隔になる
ように配置して軸2と感光体支持層5との空間に、加熱
された弾性材料を流し込んで弾性材料層3を形成し、次
いで、感光層支持層5上に感光層6を形成することによ
り製造する方法 (3)外側層4の内径よりも多少大きな外径を有する筒
状弾性部材を作製し、この筒状弾性部材を、径方向に圧
縮した状態で外側層4内に挿入することによって弾性材
料層3を形成することにより製造する方法が考えられ
る。
【0023】しかし、上記(1)の方法では、外側層4
の表面に感光層6が形成された状態で、外側層4の内部
に、加熱した弾性材料を流し込むという作業が行なわれ
ることとなるから、熱等によって感光体特性が劣化する
という問題がある。また、感光層6の表面に傷が付いた
り、異物(弾性材料等の異物)が付着するおそれがあ
る。
【0024】上記(2)の方法では、弾性材料層3が形
成された後に感光層6が形成されることとなるから、感
光層塗工時の洗浄液や塗工液によって弾性材料層3の膨
潤、溶解、あるいは硬化が生じ、その結果、弾性材料層
としての機能が低下するおそれがある。
【0025】したがって、上記(1)(2)の方法では
所望の感光体ドラム1を得ることが極めて困難である。
【0026】また、上記(3)の方法では、筒状弾性部
材が圧縮状態から解放されて外側層4に向け膨張する過
程で、不均一に膨張するおそれがある。このため、軸2
と外側層4との同軸度が損なわれ、感光体ドラム1が回
転した際の振れが非常に大きくなるおそれがある。画像
形成装置においては、感光体の周囲に、感光体と当接す
る帯電手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段等
の当接部材が配置されるため、感光体の振れが大きくな
ると、感光体と当接部材との接触状態が不安定になり、
画像ムラが発生するという問題が生じる。
【0027】一方、前述した特開昭58−86550号
公報記載のドラム状像担持体部材(図12参照)におい
て、そのドラム基体31が内方に容易に撓むことができ
るように構成すれば、このドラム基体31を疑似軟質材
として利用することができるようになると考えられ、上
記特公平4−69383号公報記載の感光体ドラム1
(図9〜図11参照)における問題が解決されることが
期待できる。
【0028】しかしながら、この特開昭58−8655
0号公報には、ドラム基体31を疑似軟質材として利用
することについては何等記載されていない。
【0029】また、このドラム状像担持体部材(図12
参照)は、ドラム基体31の両端を円板状の端板33で
支持する構造であるが、ドラム基体31と端板33との
具体的な固定構造については何等記載されていない。
【0030】ドラム基体31と端板33とを固定する構
造としては、ドラム基体31の両端に端板33を圧入し
て固定する構造が考えられるが、圧入代すなわち、ドラ
ム基体31の内径と端板33の外径との差が大きすぎる
と、端板33の圧入時にドラム基体31が座屈してしま
うという問題が生ずる。また、座屈しないまでも、端板
33の圧入力が不均一となり易いため、ドラム基体31
が初期的に変形して、回転時の振れが発生し易くなり、
結果として画質の低下を招くおそれがある。
【0031】本発明は以上のような問題を解決しようと
するもので、その目的は、硬質ローラ等の当接部材との
確実で安定した接触状態を得ることが可能であるととも
に、製造が簡単で画質の低下を来さない像担持体ユニッ
トを提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の像担持体ユニットは、可撓性を有する
薄肉円筒状の基材およびこの基材の表面に形成された像
担持層を有する可撓性のある薄肉円筒状の像担持体と、
この像担持体の両端部に圧入され、前記両端部を内方か
ら支持する支持面を有する一対の円板状部材とを備えた
像担持体ユニットであって、前記基材の厚さをt(m
m),内径をD2(mm),ヤング率をE(kgf/m
2)、前記円板状部材の支持面の外径をD3,像担持
体の両端部に圧入された後の円板状部材同士の平行度を
H(mm),同軸度をC(mm)としたとき、 0<D3−D2≦5×102t/(HCE) なる条件が満たされるように構成されていることを特徴
とする。
【0033】請求項2記載の像担持体ユニットは、請求
項1記載の像担持体ユニットにおいて、前記円板状部材
は、前記支持面に連なり、端部の径が像担持体の内径よ
りも小さく形成されたテーパ面を有していることを特徴
とする。
【0034】請求項3記載の像担持体ユニットは、請求
項1または2記載の像担持体ユニットにおいて、前記支
持面には接着剤受け溝が設けられており、この接着剤受
け溝に流し込まれた接着剤で前記像担持体と円板状部材
とが接着されることを特徴とする。
【0035】請求項4記載の像担持体ユニットは、請求
項3記載の像担持体ユニットにおいて、前記接着剤受け
溝は支持面に沿って形成されたリング状溝であり、前記
像担持体の軸線方向に関し、前記接着剤受け溝の内端部
と外端部との間に像担持体の端縁部が位置することを特
徴とする。
【0036】請求項5記載の像担持体ユニットは、請求
項4記載の像担持体ユニットにおいて、前記接着剤は、
前記像担持体の表面に達しないように流し込まれること
を特徴とする。
【0037】
【作用効果】請求項1記載の像担持体ユニットは、上記
の構成となっているので、可撓性を有する薄肉円筒状の
像担持体の両端部に一対の円板状部材が圧入されること
によって組み立てられる。
【0038】したがって、容易に製造することができ
る。
【0039】そして、像担持体は可撓性を有する薄肉円
筒状のものであるから、組み立てられた状態では、前記
円板状部材で支持されていない中央部分が、半径方向内
方に容易に撓み得る。したがって、その中央部分は、疑
似軟質材として利用することができるので、この中央部
分に、硬質ローラ等の当接部材を確実に安定した状態で
接触させることができる。
【0040】しかも、像担持体の基材の厚さをt(m
m),内径をD2(mm),ヤング率をE(kgf/m
2)、前記円板状部材の支持面の外径をD3,像担持
体の両端部に圧入された後の円板状部材同士の平行度を
H(mm),同軸度をC(mm)としたとき、 0<D3−D2≦5×102t/(HCE) なる条件が満たされるように、すなわち圧入代(D3−
D2)が上記条件を満たすように(5×102t/(H
CE)という上限を越えないように)構成されているの
で、円板状部材が像担持体の両端に圧入される際に、像
担持体の基材が座屈してしまうという事態が防止される
こととなる。また、円板状部材の圧入力の不均一性が低
減されるため、像担持体の初期的な変形が低減され、結
果として、回転時の振れが発生し難くなって、画質の低
下が防止されることとなる。
【0041】以上のように、この請求項1記載の像担持
体ユニットによれば、硬質ローラ等の当接部材との確実
で安定した接触状態を得ることが可能であるとともに、
製造が簡単で画質の低下を来さないという効果が得られ
る。
【0042】請求項2記載の像担持体ユニットによれ
ば、請求項1記載の像担持体ユニットにおいて、前記円
板状部材は、前記支持面に連なり、端部の径が像担持体
の内径よりも小さく形成されたテーパ面を有しているの
で、このテーパ面の端部側から円板状部材を像担持体の
端部に圧入することによって、容易に圧入することがで
きる。
【0043】しかも、円板状部材が像担持体の両端に圧
入される際には、上記テーパ面によって像担持体の端部
が徐々に押し広げられるようにして圧入されることとな
るので、像担持体の基材が座屈してしまうという事態が
より一層確実に防止されることとなる。また、像担持体
の端部が徐々に押し広げられるようにして円板状部材が
圧入されることとなるため、その圧入力の不均一性がよ
り一層低減される。したがって、像担持体の初期的な変
形がより一層低減され、結果として、回転時の振れが一
層抑制されて、画質の低下がより確実に防止されること
となる。
【0044】請求項3記載の像担持体ユニットによれ
ば、請求項1または2記載の像担持体ユニットにおい
て、前記支持面には接着剤受け溝が設けられており、こ
の接着剤受け溝に流し込まれた接着剤で前記像担持体と
円板状部材とが接着されるので、像担持体と円板状部材
とが確実に固定されることとなる。
【0045】請求項4記載の像担持体ユニットによれ
ば、請求項3記載の像担持体ユニットにおいて、前記接
着剤受け溝は支持面に沿って形成されたリング状溝とな
っているので、像担持体と円板状部材とが、接着むらな
くより確実かつ均一に固定されることとなる。
【0046】また、像担持体の軸線方向に関し、前記接
着剤受け溝の内端部と外端部との間に像担持体の端縁部
が位置する構成となっているので、接着剤受け溝に流し
込まれた接着剤を像担持体の端縁部に付着させることが
可能である。
【0047】したがって、接着面積を増大させることに
より、像担持体と円板状部材とをより確実に接着固定す
ることが可能となる。
【0048】ところで、この請求項4記載の像担持体ユ
ニットのように、像担持体の軸線方向に関し、接着剤受
け溝の内端部と外端部との間に像担持体の端縁部が位置
している構成であると、接着剤受け溝に流し込まれた、
あるいは流し込まれる接着剤が、像担持体の表面に付着
するおそれがあり、像担持体の表面に接着剤が付着する
と、像担持体の表面が接着剤で冒されてしまうおそれが
ある。
【0049】これに対し、請求項5記載の像担持体ユニ
ットによれば、請求項4記載の像担持体ユニットにおい
て、前記接着剤は、前記像担持体の表面に達しないよう
に流し込まれるので、像担持体の表面が接着剤で冒され
てしまうというおそれがなくなる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0051】図1は本発明に係る像担持体ユニットの一
実施の形態を用いた画像形成装置の一例を示す概略図、
図2は像担持体ユニットおよびその周辺の部分切断拡大
図、図3は図2におけるIII−III拡大部分断面図
である。
【0052】先ず、この画像形成装置の概要について説
明し、次いで像担持体ユニットについて後に詳しく説明
する。
【0053】この画像形成装置は、イエロー(Y)、シ
アン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色の
トナーによる現像器を用いてフルカラー画像を形成する
ことのできる装置である。
【0054】図1において、100は像担持体ユニット
(図2の101参照)が組み込まれた像担持体カートリ
ッジである。この実施の形態では感光体カートリッジと
して構成されていて、その感光体140が、図示しない
適宜の駆動手段によって図示矢印方向に回転駆動され
る。
【0055】感光体140は、後に詳しく説明する薄肉
円筒状の導電性基材140b(図3参照)と、その表面
に形成された感光層140cとを有している。
【0056】感光体140の周りには、その回転方向に
沿って、帯電手段としての帯電ローラ160、現像手段
としての現像器10(Y,C,M,K)、中間転写装置
30、およびクリーニング手段170が配置される。
【0057】帯電ローラ160は、感光体140の外周
面に当接して外周面を一様に帯電させる。一様に帯電し
た感光体140の外周面には、露光ユニット40によっ
て所望の画像情報に応じた選択的な露光L1がなされ、
この露光L1によって感光体140上に静電潜像が形成
される。
【0058】この静電潜像は、現像器10でトナーが付
与されて現像される。
【0059】現像器として、イエロー用の現像器10
Y、シアン用の現像器10C、マゼンタ用の現像器10
M、およびブラック用の現像器10Kが設けられてい
る。これら現像器10Y,10C,10M,10Kは、
それぞれ揺動可能に構成されており、選択的に1つの現
像器の現像ローラ11のみが感光体140に当接し得る
ようになっている。したがって、これらの現像器10
は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのうちのい
ずれかのトナーを感光体140の表面に付与して感光体
140上の静電潜像を現像する。現像ローラ11は、硬
質のローラ例えば、表面を粗面化した金属ローラ、また
は、硬質の樹脂ローラで構成されている。
【0060】現像されたトナー像は、中間転写装置の中
間転写ベルト36上に転写される。
【0061】クリーニング手段170は、上記転写後
に、感光体140の外周面に残留し付着しているトナー
T(図7参照)を掻き落とすクリーナブレード171
と、このクリーナブレード171によって掻き落とされ
たトナーを受ける受け部172とを備えている。
【0062】中間転写装置30は、駆動ローラ31と、
4本の従動ローラ32,33,34,35と、これら各
ローラの回りに張架された無端状の中間転写ベルト36
とを有している。
【0063】駆動ローラ31は、その端部に固定された
図示しない歯車が、感光体140の駆動用歯車190
(図4参照)と噛み合っていることによって、感光体1
40と略同一の周速で回転駆動され、したがって中間転
写ベルト36が感光体140と略同一の周速で図示矢印
方向に循環駆動されるようになっている。
【0064】従動ローラ35は、駆動ローラ31との間
で中間転写ベルト36がそれ自身の張力によって感光体
140に圧接される位置に配置されており、感光体14
0と中間転写ベルト36との圧接部において一次転写部
T1が形成されている。従動ローラ35は、中間転写ベ
ルト36の循環方向上流側において一次転写部T1の近
くに配置されている。
【0065】駆動ローラ31には、中間転写ベルト36
を介して図示しない電極ローラが配置されており、この
電極ローラを介して、中間転写ベルト36の後述する導
電層36a(図3参照)に一次転写電圧が印加される。
【0066】従動ローラ32はテンションローラであ
り、図示しない付勢手段によって中間転写ベルト36を
その張り方向に付勢している。
【0067】従動ローラ33は、二次転写部T2を形成
するバックアップローラである。このバックアップロー
ラ33には、中間転写ベルト36を介して二次転写ロー
ラ38が対向配置されている。二次転写ローラ38は、
図示しない接離機構により中間転写ベルト36に対して
接離可能である。二次転写ローラ38には、二次転写電
圧が印加される。
【0068】従動ローラ34は、ベルトクリーナ39の
ためのバックアップローラである。ベルトクリーナ39
は、中間転写ベルト36と接触してその外周面に残留し
付着しているトナーを掻き落とすクリーナブレード39
aと、このクリーナブレード39aによって掻き落とさ
れたトナーを受ける受け部39bとを備えている。この
ベルトクリーナ39は、図示しない接離機構によって中
間転写ベルト36に対して接離可能である。
【0069】中間転写ベルト36は、図3に示すよう
に、導電層36aと、この導電層36aの上に形成さ
れ、感光体140に圧接される抵抗層36bとを有する
複層ベルトで構成されている。導電層36aは、合成樹
脂からなる絶縁性基体36cの上に形成されており、こ
の導電層36aに、前述した電極ローラを介して、一次
転写電圧が印加される。なお、ベルト36側縁部におい
て抵抗層36bが帯状に除去されていることによって導
電層36aが帯状に露出しており、この露出部に電極ロ
ーラが接触するようになっている。
【0070】中間転写ベルト36が循環駆動される過程
で、一次転写部T1において、感光体140上のトナー
像が中間転写ベルト36上に転写され、中間転写ベルト
36上に転写されたトナー像は、二次転写部T2におい
て、二次転写ローラ38との間に供給される用紙等のシ
ート(記録材)Sに転写される。
【0071】シートSは、給紙装置50から給送され、
ゲートローラ対Gによって所定のタイミングで二次転写
部T2に供給される。51は給紙カセット、52はピッ
クアップローラである。
【0072】二次転写部T2でトナー像が転写されたシ
ートSは、定着装置60を通ることによってそのトナー
像が定着され、排紙経路70を通って、装置本体のケー
ス80上に形成されたシート受け部81上に排出され
る。なお、この画像形成装置は、排紙経路70として、
互いに独立した2つの排紙経路71,72を有してお
り、定着装置60を通ったシートはいずれかの排紙経路
(71または72)を通って排出される。また、この排
紙経路71,72はスイッチバック経路をも構成してお
り、シートの両面に画像を形成する場合には、排紙経路
71または72に一旦進入したシートが、返送路73を
通って再び二次転写部T2に向けて給送されるようにな
っている。
【0073】以上のような画像形成装置全体の作動の概
要は次の通りである。
【0074】(i)図示しないホストコンピュータ等
(パーソナルコンピュータ等)からの印字指令信号(画
像形成信号)が画像形成装置の制御部90に入力される
と、感光体140、現像器10の各ローラ11、および
中間転写ベルト36が回転駆動される。
【0075】(ii)感光体140の外周面が帯電ロー
ラ160によって一様に帯電される。
【0076】(iii)一様に帯電した感光体140の
外周面に、露光ユニット40によって第1色目(例えば
イエロー)の画像情報に応じた選択的な露光L1がなさ
れ、イエロー用の静電潜像が形成される。
【0077】(iv)感光体140には、第1色目(例
えばイエロー)用の現像器10Yの現像ローラのみが接
触し、これによって上記静電潜像が現像され、第1色目
(例えばイエロー)のトナー像が感光体140上に形成
される。
【0078】(v)中間転写ベルト36には上記トナー
の帯電極性と逆極性の一次転写電圧が印加され、感光体
140上に形成されたトナー像が、一次転写部T1にお
いて中間転写ベルト36上に転写される。このとき、二
次転写ローラ38およびベルトクリーナ39は、中間転
写ベルト36から離間している。
【0079】(vi)感光体140上に残留しているト
ナーがクリーニング手段170によって除去された後、
除電手段41(図2参照)からの除電光L2によって感
光体140が除電される。
【0080】(vii)上記(ii)〜(vi)の動作
が必要に応じて繰り返される。すなわち、上記印字指令
信号の内容に応じて、第2色目、第3色目、第4色目、
と繰り返され、上記印字指令信号の内容に応じたトナー
像が中間転写ベルト36上において重ね合わされて中間
転写ベルト36上に形成される。
【0081】(viii)所定のタイミングで給紙装置
50からシートSが供給され、シートSの先端が二次転
写部T2に達する直前にあるいは達した後に(要するに
シートS上の所望の位置に、中間転写ベルト36上のト
ナー像が転写されるタイミングで)二次転写ローラ38
が中間転写ベルト36に押圧されるとともに二次転写電
圧が印加され、中間転写ベルト36上のトナー像(基本
的には4色のトナー像が重ね合わせられたフルカラー画
像)がシートS上に転写される。また、ベルトクリーナ
39が中間転写ベルト36に当接し、二次転写後に中間
転写ベルト36上に残留しているトナーが除去される。
【0082】(ix)シートSが定着装置60を通過す
ることによってシートS上にトナー像が定着し、その
後、シートSが所定の位置に向け(両面印刷でない場合
にはシート受け部81に向け、両面印刷の場合には、ス
イッチバック経路71または72を経て返送路73に向
け)搬送される。
【0083】次に、像担持体カートリッジ100につい
て説明する。
【0084】図6に示すように、像担持体カートリッジ
100は、カートリッジケース200と、このカートリ
ッジケース200に組み込まれた像担持体ユニット10
1、帯電ローラ160、およびクリーニング手段170
とを備えている。
【0085】そこで、先ず、像担持体ユニット101に
ついて説明する。
【0086】図4は像担持体ユニット101の断面図で
ある。
【0087】図4に示すように、この像担持体ユニット
101は、それ自身では回転しない軸110と、この軸
110に対して回転可能に取り付けられた一対の円板状
部材120,130と、これら一対の円板状部材12
0,130によって両端部が支持固定され円板状部材1
20,130とともに回転する可撓性を有する薄肉円筒
状の像担持体140と、この像担持体140の内方にお
いて軸110に取り付けられ、像担持体140に対して
その外方から当接部材としてのクリーナブレード171
(図6参照)、帯電ローラ160が当接されるその当接
位置において像担持体140を内方から支持するバック
アップ部材としてのバックアップドラム150とを備え
ている。
【0088】一対の円板状部材120,130は、いず
れもベアリング114を介して軸110に回転可能に設
けられており、これら円板状部材120,130の外周
面121,131によって像担持体140の両端部14
1が支持され固定されている。
【0089】その固定構造を図5に示す。図5は、一方
の円板状部材120に対する像担持体140の端部14
1の固定構造を示しているが、他方の円板状部材130
に対する像担持体140の端部141の固定構造も同様
である。
【0090】図5に示すように、円板状部材120の外
周面121は像担持体140の両端部141に圧入さ
れ、両端部141を内方から支持する支持面を構成して
いる。
【0091】また、像担持体140の基材140b(図
3参照)の厚さをt(mm),内径をD2(mm),ヤ
ング率をE(kgf/mm2)、円板状部材の支持面1
21の外径をD3,像担持体140の両端部141に圧
入された後の円板状部材同士の平行度をH(mm),同
軸度をC(mm)としたとき(E,H,Cについては図
示していない)、 0<D3−D2≦5×102t/(HCE) なる条件が満たされるようにこの像担持体ユニット10
1は構成されている。
【0092】すなわち、像担持体140の端部141に
は、5×102t/(HCE)以下の圧入代(D3−D
2)でもって円板状部材120が圧入されている。
【0093】この圧入が円滑になされるように、円板状
部材120の内側には、外周面121に連なり、端部の
径D4が像担持体140の内径D2よりも小さく形成さ
れたテーパ面121aが形成されている。
【0094】この圧入によって、像担持体140と円板
状部材120とは良好に結合されるが、両者の結合をよ
り一層確実にするために、円板状部材120の外周面1
21に接着剤受け溝122が形成されており、この接着
剤受け溝122に流し込まれた接着剤123で像担持体
140と円板状部材120とを接着してある。
【0095】接着剤受け溝122は、円板状部材120
の外周面121に沿って形成されたリング状溝となって
おり、像担持体140の軸線方向(図5において左右方
向)に関し、この接着剤受け溝122の内端部122a
と外端部122bとの間に像担持体140の端縁部14
1eが位置している。
【0096】接着剤受け溝122への接着剤123の流
し込みは、像担持体140の端部141へ円板状部材1
20を圧入する前に行なってもよいし、圧入後に行なっ
てもよいが、いずれにしても、接着剤123は、像担持
体140の表面140c1に達しないように流し込まれ
る。
【0097】図4に示すように、他方の円板状部材13
0には、その外側に、駆動用のギア190が固定されて
いる。このギア190は円板状部材130と別体に作成
されており、複数本(例えば3本(1本のみ図示))の
ネジ191で円板状部材130に固定されている。ギア
190には、筒状部192が一体に形成されており、こ
の筒状部192が、円板状部材130の外側に一体的に
形成された筒状部133内に嵌入されているとともに、
ベアリング114を介して軸110に支持されている。
【0098】したがって、円板状部材130は、ベアリ
ング114およびギア190の筒状部192を介して軸
110に回転可能に支持されている。
【0099】像担持体140は、この実施の形態では感
光体として構成されており、可撓性を有する導電性基材
140b(図3参照)の表面(外周面)に感光層140
cを形成することにより構成されている。基材として
は、例えば、電鋳法にて作製したニッケルシームレス管
を用いることができる。感光層は、いわゆるOPC(有
機感光体)をディッピング法で形成することができる。
このような感光体140の可撓性すなわち柔軟さは、基
材140bの厚みと径とを調整することにより決定する
ことが可能であるから、使用される画像形成装置に応じ
て適宜設定することが可能である。例えば、基材厚み2
0〜200μm、基材直径10〜300mmの範囲で適
宜設定する。なお、OPCは主として樹脂からなるの
で、可撓性の面では優れるが、基材との密着性を確保
し、レーザー光の干渉対策を施すために、基材とOPC
との間に下引き層を形成することが望ましい。下引き層
としては、酸化亜鉛、酸化チタン等のレーザー光を吸収
可能な粒子をナイロン樹脂等の樹脂に分散させた層が好
適である。
【0100】バックアップドラム150は、一対の側板
151,151と、これら側板151,151の外周面
によって両端が固定された円筒部材152とで構成され
ている。円筒部材152の外径D1は像担持体140の
内径D2よりも僅かに小さく形成されている。側板15
1には、軸受け穴153が設けられており、この軸受け
穴153には、軸110との間に偏心ブッシュ154と
ベアリング155とが設けられている。したがって、バ
ックアップドラム150は、軸110に対して偏心ブッ
シュ154およびベアリング155を介して回転可能に
支持されている。偏心ブッシュ154は、当接部材とし
てのクリーナブレード171(図6参照)、および帯電
ローラ160が当接されるその当接位置側(図6におい
て矢印e方向)に、偏心量Eだけ偏心しており、これに
よって、バックアップドラム150の外周面(円筒部材
152の外周面)の一部が前記当接位置において比較的
広い範囲に亙って像担持体140を内方から支持するよ
うになっている。
【0101】軸110には、偏心ブッシュ154の軸1
10に対する偏心方向を決めるためのピン111が固定
されているとともに、偏心ブッシュ154の内側面には
ピン111と適合する形状の溝156が形成されてい
る。ピン111の、軸110からの突出長さは、一端側
と他端側とで異なっているので、このピン111と前記
溝156とを嵌め合わせることによって、偏心ブッシュ
154は間違いなく図6において矢印e方向に偏心した
状態で配置される。
【0102】バックアップドラム150は、軸110に
対して偏心ブッシュ154およびベアリング155を介
して回転可能に支持されているので、図6に示すように
像担持体ユニット101がカートリッジケース200に
組み込まれて像担持体140が回転駆動されると、前記
クリーニングブレード171等の当接位置において、円
筒部材152の外周面152aが像担持体140の内周
面140aと当接することによって像担持体140に従
動して回転する。
【0103】なお、図4に示すように、一方の偏心ブッ
シュ154とベアリング114との間には、ガタ防止用
の圧縮コイルバネ102が設けられている。
【0104】以上のような像担持体ユニット101は、
図6に示すような状態で、カートリッジケース200に
組み込まれるが、カートリッジケース200には、先ず
クリーニング手段170が組み込まれ、次いで帯電ロー
ラ160が組み込まれ、その後、像担持体ユニット10
1が組み込まれる。
【0105】クリーニング手段170は、図7にその詳
細を示すように、感光体140の外周面に残留し付着し
ているトナーTを掻き落とすクリーナブレード171
と、このクリーナブレード171によって掻き落とされ
たトナーTを受ける受け部172と、この受け部172
の底部に配置され、掻き落とされたトナーを搬送する搬
送手段としてのトナー搬送スクリュー173とを備えて
いる。
【0106】クリーナブレード171は、その上部がブ
レードホルダ174に固定されている。ブレードホルダ
174は、その両端に設けられたアーム174a(一方
のみ図示)が軸211(一方のみ図示)によってカート
リッジ200の側部210(図6参照)に対して揺動可
能に取り付けられている。カートリッジ200の背板2
30とブレードホルダ174との間には、ブレード付勢
バネ(圧縮コイルバネ)175が設けられており、図6
に示したように像担持体ユニット101がカートリッジ
ケース200に組み込まれると、ブレード付勢バネ17
5の付勢力によってクリーナブレード171の先端部
(縁部)が感光体140の表面に当接されるようになっ
ている。
【0107】受け部172は、背板230の下部によっ
て形成されている。
【0108】ブレードホルダ174の後端縁部と背板2
30との間には、フォーム材からなるシール部材176
が設けられている。また、クリーナブレード171先端
の下方には、すくいシート177が設けられている。す
くいシート177は、その基部が背板230に固定され
ており、その先端縁部が感光体140の表面と摺接し
て、トナーTの漏れを防止する。
【0109】トナー搬送スクリュー173は、その軸1
73aの両端部が受け部172の側壁に回転可能に支持
されており、軸173aの一端に設けられた図示しない
ギアが減速ギア(図示せず)を介して像担持体ユニット
101のギア190と噛み合っていることによって回転
駆動され、受け部172中のトナーTが図示しない廃ト
ナーボトル178に向けて搬送されるようになってい
る。
【0110】帯電ローラ160は、図6に示すように、
その軸161の両端部分が軸受部材162(一方のみ図
示)を介しカートリッジケース200の側部210に対
して回転可能かつ、取付後の感光体140の中心方向に
向けてスライド可能に支持されている。側部210に
は、切欠部212が設けられており、その対向する縁部
212a,212aに、軸受部材162の上下面に形成
されたガイド溝(図示せず)がスライド可能に嵌まり込
むことによって、軸受部材162は側部210に対して
スライド可能に取り付けられる。前記切欠部212には
バネ受け部212bが形成されており、このバネ受け部
と軸受部材162との間には、付勢手段としての圧縮コ
イルバネ163がそれぞれ介装されている。したがっ
て、図6に示すように、像担持体ユニット101がカー
トリッジケース200に組み込まれると、バネ163の
付勢力によって帯電ローラ160が感光体140の表面
に当接されることとなる。
【0111】図4に示すように、像担持体ユニット10
1の固定軸110には、円板状部材120,130より
も外方に突出した突出部112に、ピン113,113
が設けられているとともに、カートリッジケース200
の側部210には前記ピン113を受けるピン受け部
(図示せず)が設けられている。この実施の形態では、
上記ピン113,113と、ピン受け部とで、固定軸1
10の軸回り位置を決める位置決め手段が構成されてい
る。
【0112】カートリッジケース200には、ローラカ
バー270が着脱可能に装着される。装着された状態は
図2に示されている。同図に示すように、このローラカ
バー270は、露光L1を通過せせるためのスリット状
の窓271と、除電光L2と帯電ローラ160(帯電
部)との間を遮蔽する遮蔽板272とを有している。
【0113】以上のような像担持体カートリッジ100
は、画像形成装置に対して図1において左方から装着さ
れるが、画像形成装置のフレームおよびケース80は、
図1におけるB−B線すなわち像担持体カートリッジ1
00と露光ユニット40との間で分離され得るようにな
っている(例えば露光ユニット40側が左方にスライド
可能となっている)ので、像担持体カートリッジ100
の着脱を容易に行なうことができる。図2に示すよう
に、像担持体カートリッジ100には、その着脱を容易
にするための摘み231が設けられている。
【0114】以上のような像担持体カートリッジ100
は、画像形成装置に組み込まれると、駆動用のギア19
0に画像形成装置本体の駆動ギア(図示せず)が噛み合
うことによって、その像担持体140が矢印方向に回転
駆動される。
【0115】この実施の形態の像担持体ユニット101
によれば、次のような作用効果が得られる。
【0116】(a)この像担持体ユニット101は、基
本的には、可撓性を有する薄肉円筒状の像担持体140
の両端部141に一対の円板状部材120,130が圧
入されることによって組み立てられる。
【0117】したがって、容易に製造することができ
る。
【0118】そして、像担持体140は可撓性を有する
薄肉円筒状のものであるから、組み立てられた状態で
は、前記円板状部材120,130で支持されていない
中央部分142(図4,図6参照)が、半径方向内方に
容易に撓み得る。したがって、その中央部分142は、
疑似軟質材として利用することができるので、この中央
部分142に、硬質ローラ等の当接部材(例えば現像ロ
ーラ11)を確実に安定した状態で接触させることがで
きる。
【0119】しかも、像担持体140の基材140bの
厚さをt(mm),内径をD2(mm),ヤング率をE
(kgf/mm2)、円板状部材120,130の支持
面121,131の外径をD3,像担持体140の両端
部141に圧入された後の円板状部材同士の平行度をH
(mm),同軸度をC(mm)としたとき、 0<D3−D2≦5×102t/(HCE) なる条件が満たされるように、すなわち圧入代(D3−
D2)が上記条件を満たすように(5×102t/(H
CE)という上限を越えないように)構成されているの
で、円板状部材120,130が像担持体140の両端
に圧入される際に、像担持体140の基材140bが座
屈してしまうという事態が防止されることとなる。ま
た、円板状部材120,130の圧入力の不均一性が低
減されるため、像担持体140の初期的な変形が低減さ
れ、結果として、回転時の振れが発生し難くなって、画
質の低下が防止されることとなる。
【0120】以上のように、この像担持体ユニット10
1によれば、硬質ローラ等の当接部材との確実で安定し
た接触状態を得ることが可能であるとともに、製造が簡
単で画質の低下を来さないという効果が得られる。
【0121】(b)円板状部材120,130(以下特
に必要がない限り一方の円板状部材120を代表させて
説明する)は、支持面121に連なり、端部の径D4が
像担持体140の内径D2よりも小さく形成されたテー
パ面121aを有しているので、このテーパ面121a
の端部側から円板状部材120を像担持体140の端部
141に圧入することによって、容易に圧入することが
できる。
【0122】しかも、円板状部材120,130が像担
持体140の両端に圧入される際には、上記テーパ面1
21aによって像担持体140の端部141が徐々に押
し広げられるようにして圧入されることとなるので、像
担持体の基材140bが座屈してしまうという事態がよ
り一層確実に防止されることとなる。また、像担持体1
40の端部141が徐々に押し広げられるようにして円
板状部材120,130が圧入されることとなるため、
その圧入力の不均一性がより一層低減される。したがっ
て、像担持体140の初期的な変形がより一層低減さ
れ、結果として、回転時の振れが一層抑制されて、画質
の低下がより確実に防止されることとなる。
【0123】(c)支持面121には接着剤受け溝12
2が設けられており、この接着剤受け溝122に流し込
まれた接着剤123で像担持体140と円板状部材12
0とが接着されるので、像担持体140と円板状部材1
20とが確実に固定されることとなる。
【0124】(d)接着剤受け溝122は支持面121
に沿って形成されたリング状溝となっているので、像担
持体140と円板状部材120とが、接着むらなくより
確実かつ均一に固定されることとなる。
【0125】また、像担持体140の軸線方向に関し、
接着剤受け溝122の内端部122aと外端部122b
との間に像担持体140の端縁部141eが位置してい
るので、接着剤受け溝122に流し込まれた接着剤12
3を像担持体140の端縁部141eに付着させること
が可能である(図5参照)。
【0126】したがって、接着面積を増大させることに
より、像担持体140と円板状部材120とをより一層
確実に接着固定することが可能となる。
【0127】(e)像担持体140の軸線方向に関し、
接着剤受け溝122の内端部122aと外端部122b
との間に像担持体140の端縁部141eが位置してい
る構成であると、接着剤受け溝122に流し込まれた、
あるいは流し込まれる接着剤123が、像担持体140
の表面140c1に付着するおそれがあり、像担持体1
40の表面140c1に接着剤が付着すると、像担持体
140の表面(この実施の形態の場合感光層140c)
が接着剤123で冒されてしまうおそれがある。
【0128】これに対し、この実施の形態の像担持体ユ
ニット101によれば、接着剤123は、像担持体14
0の表面140c1に達しないように流し込まれるの
で、像担持体140の表面が接着剤で冒されてしまうと
いうおそれがなくなる。
【0129】また、次のような作用効果も得られる。
【0130】この実施の形態のように像担持体140が
感光体であり、これに形成された潜像を現像するため
に、感光体表面に現像ローラ11を接触させてトナー付
与する構造において、感光体140が、可撓性を有する
薄肉円筒状の基材140bと、その表面に形成された感
光層140cとを有する構成であると、これに現像ロー
ラ11を当接させると、感光体140は半径方向内方に
撓むこととなるので、その撓み量を規制することが望ま
しい。この撓み量を規制する手段としては、図8に示す
ように、現像ローラの軸11aの両端にコロ11bを設
け、これらのコロ11bを感光体140の両端部14
1’,141’に当接させて現像ローラ11の感光体1
40への食い込み量(すなわち感光体140の撓み量)
を規制する構造を採用し得る。
【0131】そして、このような構造を採用した場合に
おいて、仮に、感光体140の両端部141’,14
1’に感光層が形成されていると、この感光層がコロ1
1bとの当接によって不均一に剥がれ、結果として、上
記撓み量が不均一になってしまうという難点が生じる。
また、剥がれた感光層が画像形成領域に進入すると、画
像不良も生じる。
【0132】このような難点は、円板状部材120,1
30が圧入される感光体両端部141’の外周面には感
光層を形成しない構成とすることによって解決すること
が可能である。
【0133】しかしながら、このような構成を採用した
場合において、接着剤受け溝122に流し込まれた、あ
るいは流し込まれる接着剤123が、感光体140の両
端部141’表面に付着すると、感光体140の両端部
141’,141’に対するコロ11bの当接状態が不
均一ないし不安定となって、結果として、感光体140
の先述した撓み量が不均一になってしまう。
【0134】これに対し、この実施の形態の像担持体ユ
ニット101によれば、接着剤123は、像担持体14
0の表面に達しないように流し込まれるので、上記難点
が解消されることとなる。すなわち、図8に示すよう
に、現像ローラ11の軸11aの両端にコロ11bを設
け、これらのコロ11bを感光体140の両端部14
1’に当接させることによって、現像ローラ11の感光
体140への食い込み量(すなわち感光体の撓み量)を
精度良く規制することができることとなる。
【0135】(f)像担持体140の内方には、像担持
体140の内径D2よりも僅かに小さな外径D1を有す
るバックアップドラム150が配置されているので、さ
らに次のような作用効果が得られる。
【0136】この実施の形態の像担持体ユニット101
のように、可撓性を有する薄肉円筒状の像担持体140
の両端部を一対の円板状部材120で支持する構成であ
ると、像担持体140の中央部分142(図4参照)を
オペレータが誤って押圧してしまうと破損してしまうお
それがある。この種の像担持体ユニット101は通常、
交換部品であるため、その取扱いによって破損するおそ
れがあると、交換作業が極めて行ない難くなってしま
う。
【0137】これに対し、この実施の形態の像担持体ユ
ニット101によれば、像担持体140の内方に、像担
持体140の内径D2よりも僅かに小さな外径D1を有
するバックアップドラム150が配置されているので、
例えば像担持体ユニット101の交換作業時等にオペレ
ータが誤って像担持体140の中央部を強く押圧したと
しても、像担持体140は破損にいたる前にバックアッ
プドラム150によって支持されることとなるため破損
しなくなる。したがって、この像担持体ユニット101
は、前述した特開昭58−86550号公報に開示され
たドラム状像担持体部材(図12参照)に比べて取扱い
性に優れている。
【0138】しかも、像担持体140を強く押圧しても
これが破損しないから、当接部材、例えばクリーナブレ
ード171を強く当接させることもできる。
【0139】すなわち、この実施の形態の像担持体ユニ
ット101によれば、当接部材との一層確実で安定した
接触状態を得ることが可能であるとともに、製造が簡単
でしかも取扱い性に優れているという効果が得られる。
【0140】(g)バックアップドラム150は、像担
持体140の内径D2よりも僅かに小さな外径D1を有
し、軸110に対して偏心して配置された軸受155を
介して回転可能に支持されているので、像担持体140
に対してその外方から当接部材が当接されるその当接位
置において像担持体140を内方から広い範囲に亙って
支持することができる(図6参照)。
【0141】(h)バックアップドラム150は、軸1
10に対して偏心して配置された軸受155を介して回
転可能に支持されているので、その外周面152a(図
6参照)が像担持体140の内周面と当接することによ
って従動回転する。したがって、像担持体140に対す
る負荷を小さくすることができ、像担持体140の駆動
トルクを低減させることができる。
【0142】
【実施例】像担持体140の基材140bはニッケル電
鋳管で作成し(ニッケルのヤング率Eは2.1×104
kgf/mm2である)、その厚さtは0.04mmと
する。像担持体140の両端部141に圧入された後の
円板状部材120,130同士の平行度Hは0.1mm
とし、同軸度Cは0.05mmとする。
【0143】像担持体と円板状部材との圧入代(D3−
D2)は、 0<D3−D2≦5×102t/(HCE) なる条件が満たされる範囲内において、適宜設定するこ
とができる。
【0144】以上、本発明の実施の形態および実施例に
ついて説明したが、本発明は上記の実施の形態または実
施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内
において適宜変形実施可能である。
【0145】例えば、 上記実施の形態では像担持体ユニットを感光体ユニッ
トとして説明したが、これに限らず、中間転写媒体ユニ
ットとしても構成することができる。この場合、像担持
体ユニットは中間転写媒体ユニットとなり、像担持体は
薄肉円筒状の中間転写媒体となる。
【0146】請求項1の発明に関しては、円板状部材
は必ずしもテーパ面を有していなくてもよい。
【0147】請求項3の発明に関しては、接着剤受け
溝はリング状溝である必要はなく、支持面の円周方向に
沿って等間隔で複数個設けてもよい。また、像担持体の
軸線方向に関し、必ずしも接着剤受け溝の内端部と外端
部との間に像担持体の端縁部が位置している必要はな
い。
【0148】上記実施の形態における円板状部材12
0のテーパ面121aは、平面状(図5においてその傾
斜面が直線状のもの)としたが、これに限らず、曲面状
のもの(図5においてその傾斜面が曲線状のもの)とし
てもよい。円板状部材120の像担持体140への圧入
が容易に行なうことができればよいからである。
【0149】バックアップ部材150は必ずしも必要
ではなく、したがって、軸110は必ずしも固定軸とす
る必要はない。軸と円板状部材と像担持体とが一体とな
って回転する構造に関しても本発明は適用し得る。
【0150】
【発明の効果】請求項1〜5記載のいずれの像担持体ユ
ニットによっても、硬質ローラ等の当接部材との確実で
安定した接触状態を得ることが可能であるとともに、製
造が簡単で画質の低下を来さないという効果が得られ
る。
【0151】さらに、請求項2記載の像担持体ユニット
によれば、円板状部材を容易に圧入することができ、し
かも、像担持体の基材が座屈してしまうという事態がよ
り一層確実に防止され、また、画質の低下がより確実に
防止されることとなる。
【0152】請求項3記載の像担持体ユニットによれ
ば、像担持体と円板状部材とが確実に固定されることと
なる。
【0153】請求項4記載の像担持体ユニットによれ
ば、像担持体と円板状部材とが、接着むらなくより確実
かつ均一に固定されることとなる。
【0154】請求項5記載の像担持体ユニットによれ
ば、像担持体の表面が接着剤で冒されてしまうというお
それがなくなる。
【0155】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る像担持体ユニットの一実施の形態
を用いた画像形成装置の一例を示す概略図。
【図2】像担持体ユニットおよびその周辺の部分切断拡
大図。
【図3】図2におけるIII−III拡大部分断面図。
【図4】像担持体ユニット101の断面図。
【図5】図4の部分拡大図。
【図6】像担持体カートリッジ100の断面図。
【図7】図6の部分拡大図。
【図8】作用を説明するための断面図。
【図9】従来技術の説明図。
【図10】従来技術の説明図。
【図11】従来技術の説明図。
【図12】従来技術の説明図。
【符号の説明】
101 像担持体ユニット 120,130 円板状部材 121 外周面(支持面) 121a テーパ面 122 接着剤受け溝 122a 内端部 122b 外端部 123 接着剤 140 像担持体(感光体) 141 端部 141e 端縁部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する薄肉円筒状の基材および
    この基材の表面に形成された像担持層を有する可撓性の
    ある薄肉円筒状の像担持体と、 この像担持体の両端部に圧入され、前記両端部を内方か
    ら支持する支持面を有する一対の円板状部材とを備えた
    像担持体ユニットであって、 前記基材の厚さをt(mm),内径をD2(mm),ヤ
    ング率をE(kgf/mm2)、前記円板状部材の支持
    面の外径をD3,像担持体の両端部に圧入された後の円
    板状部材同士の平行度をH(mm),同軸度をC(m
    m)としたとき、 0<D3−D2≦5×102t/(HCE) なる条件が満たされるように構成されていることを特徴
    とする像担持体ユニット。
  2. 【請求項2】 前記円板状部材は、前記支持面に連な
    り、端部の径が像担持体の内径よりも小さく形成された
    テーパ面を有していることを特徴とする請求項1記載の
    像担持体ユニット。
  3. 【請求項3】 前記支持面には接着剤受け溝が設けられ
    ており、この接着剤受け溝に流し込まれた接着剤で前記
    像担持体と円板状部材とが接着されることを特徴とする
    請求項1または2記載の像担持体ユニット。
  4. 【請求項4】 前記接着剤受け溝は支持面に沿って形成
    されたリング状溝であり、前記像担持体の軸線方向に関
    し、前記接着剤受け溝の内端部と外端部との間に像担持
    体の端縁部が位置することを特徴とする請求項3記載の
    像担持体ユニット。
  5. 【請求項5】 前記接着剤は、前記像担持体の表面に達
    しないように流し込まれることを特徴とする請求項4記
    載の像担持体ユニット。
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