JP2014044247A - ロール部材、ロール部材の製造方法、画像形成装置 - Google Patents

ロール部材、ロール部材の製造方法、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】一端側に閉塞底を有し、他端側が開放されたロール部材において、他端側を切断することなく、ロール部材が装置本体に装着された際に、ロール部材の軸方向における移動を抑制することができるロール部材、ロール部材の製造方法、画像形成装置を得る。
【解決手段】筒状部材のロール軸方向の他端側を切断することなく(波打っている開放端縁を切断することなく)、折り曲げることでフランジ部位84が形成される。そして、ロール軸方向において、フランジ部位84とベアリング110とを接触可能とすることで、像保持体34(ロール部材80)が画像形成ユニット16(装置本体10A)に装着された際に、像保持体34のロール軸方向における移動が抑制される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロール部材、ロール部材の製造方法、画像形成装置に関する。
特許文献1には、インパクト加工によって薄肉円筒状の像保持体を製造する製造方法が記載されている。この製造方法には、インパクト加工によって得られた筒状体の両端部を切り落として基材を得る工程が備えられている。
特開2000−010306号公報
本発明の課題は、一端側に閉塞底を有し、他端側が開放されたロール部材において、他端側を切断することなく、ロール部材が装置本体に装着された際に、ロール部材の軸方向における移動を抑制することである。
本発明の請求項1に係るロール部材は、筒状で、軸方向の一端側に閉塞底が一体的に形成され、前記軸方向の他端側が開放されると共に、前記他端側を径方向の外側に曲げることで前記軸方向において位置決め部材と接触可能な接触可能部位が形成されることを特徴とする。
本発明の請求項2に係るロール部材の製造方法は、インパクト加工により、軸方向の一端側に閉塞底が一体的に形成され、前記軸方向の他端側が開放される筒状部材を形成するインパクト工程と、前記インパクト工程で形成された前記筒状部材の前記軸方向の他端側を前記筒状部材の径方向の外側に曲げることで、前記軸方向で位置決め部材と接触可能な接触可能部位を形成する曲げ工程と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る画像形成装置は、請求項1のロール部材を含んで構成される像保持体と、前記像保持体の軸方向で、前記接触可能部位と接触可能な位置決め部材と、前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像する現像装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、請求項2に記載のロール部材の製造方法により製造されたロール部材を含んで構成される像保持体と、前記像保持体の軸方向で、前記像保持体に備えられた接触可能部位と接触可能な位置決め部材と、前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像する現像装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1のロール部材によれば、開放されたロール部材の他端側が折り曲げられていない場合と比して、一端側に閉塞底を有し、他端側が開放されたロール部材において、他端側を切断することなく、ロール部材が装置本体に装着された際に、ロール部材の軸方向における移動を抑制することができる。
本発明の請求項2のロール部材の製造方法によれば、インパクト工程で形成された筒状部材の軸方向の他端側を筒状部材の径方向の外側に曲げる曲げ工程が備えられていない場合と比して、一端側に閉塞底を有し、他端側が開放されたロール部材において、他端側を切断することなく、ロール部材が装置本体に装着された際に、ロール部材の軸方向における移動を抑制することができる。
本発明の請求項3の画像形成装置によれば、開放されたロール部材の他端側が折り曲げられていないロール部材を含んで構成される像保持体を備えていない場合と比して、出力画像の品質が低下するのを抑制することができる。
本発明の請求項4の画像形成装置によれば、請求項2に記載のロール部材の製造方法により製造されたロール部材を含んで構成される像保持体を備えていない場合と比して、出力画像の品質が低下するのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るロール部材から構成される像保持体を示した正面図である。 本発明の第1実施形態に係るロール部材の一端側を示した斜視図である。 (A)(B)(C)本発明の第1実施形態に係るロール部材を製造するための工程を示した工程図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係るロール部材を製造するための工程を示した工程図である。 (A)(B)(C)本発明の第1実施形態に係るロール部材を製造するための工程を示した工程図である。 本発明の第1実施形態に係るロール部材を製造するためのインパクト加工に用いられる部材を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 (A)(B)本発明の第2実施形態に係るロール部材の他端側を示した正面図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係るロール部材、ロール部材の製造方法、及び画像形成装置の一例を図1〜図7に従って説明する。なお、図中に示す矢印Vは鉛直方向を示し、矢印Hは水平方向であって装置左右方向を示し、矢印Dは水平方向であって装置奥行方向を示す。
(全体構成)
図7に示されるように、画像形成装置10の装置本体10Aの内部には、入力される画像データに対して画像処理を行なう画像処理部12が設けられている。
この画像処理部12は、入力された画像データをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の階調データに処理するようになっている。そして、画像処理部12によって処理された階調データを受け取って、レーザ光LBによる画像露光を行う露光装置14が装置本体10A内の中央側に設けられている。
また、露光装置14の鉛直方向上方には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成ユニット16Y、16M、16C、16Kが、水平方向に対して傾斜する方向に間隔をおいて配置され、装置本体10Aに着脱可能とされている。この画像形成ユニット16Y、16M、16C、16Kで、各色のトナー画像が形成されるようになっている。なお、Y、M、C、Kを区別して説明する必要が無い場合は、Y,M,C,Kを省略して記載することがある。
一方、各色の画像形成ユニット16の鉛直方向上方には、各色の画像形成ユニット16で形成されたトナー画像が多重に転写される一次転写ユニット18が設けられている。さらに、一次転写ユニット18の側方(図中右側)には、後述する供給搬送ユニット30によって搬送経路60に沿って搬送された記録媒体としてのシート部材Pに、一次転写ユニット18に多重に転写されたトナー画像を転写する二次転写ロール22が設けられている。
二次転写ロール22に対してシート部材Pの搬送方向の下流側には、シート部材Pに転写されたトナー画像を熱及び圧力によってシート部材Pに定着させる定着装置24が設けられている。また、この定着装置24に対してシート部材Pの搬送方向の下流側には、トナー画像が定着したシート部材Pを画像形成装置10の装置本体10Aの上部に設けられた排出部26に排出する排出ロール28が設けられている。
一方、露光装置14の鉛直方向下方及び側方には、シート部材Pを供給し搬送する供給搬送ユニット30が設けられている。
〔画像形成ユニット〕
先ず、画像形成ユニット16について説明する。
各色の画像形成ユニット16は、すべて同様に構成されている。そして、各色の画像形成ユニット16は、回転する円柱状の像保持体34と、この像保持体34の周面を帯電させる帯電部材36と、帯電した像保持体34の周面に前述した露光装置14の画像露光によって形成された静電潜像を現像剤(トナー)で現像してトナー画像とする現像装置38と、像保持体34の周面を清掃する清掃ブレード(図示省略)とを備えている。なお、像保持体34については、詳細を後述する。
〔露光装置〕
次に、露光装置14について説明する。
露光装置14の筐体14Aの内部には、回転多面鏡であるポリゴンミラー32が配置されている。光源の一例としての半導体レーザ54から出射されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、シリンドリカルレンズ(図示省略)を介してこのポリゴンミラー32に照射され、このポリゴンミラー32によって主走査方向に偏向走査されるようになっている。そして、このポリゴンミラー32によって偏向走査されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、結像レンズ及び複数枚のミラー(図示省略)を介して、像保持体34上の露光位置に、斜め下方から走査露光されるようになっている。
このように、露光装置14は、斜め下方から像保持体34上を走査露光するものである。このため、この露光装置14には、上方に位置する各色の画像形成ユニット16に備えられた現像装置38等からトナー等の異物が落下する虞が有る。そこで、筐体14Aの外周面において上方を向いた部分には、4本のレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを、各色の画像形成ユニット16の像保持体34上に向けて透過させる透明なガラス製の透過部材の一例としての透過ガラス40Y、40M、40C、40Kが設けられている。
〔一次転写ユニット・二次転写ロール〕
次に、一次転写ユニット18及び二次転写ロール22について説明する。
一次転写ユニット18は、各色の画像形成ユニット16の鉛直方向上方に配置されている。この一次転写ユニット18は、無端状の中間転写ベルト42と、中間転写ベルト42が巻き掛けられ回転駆動して中間転写ベルト42を矢印A方向に周回させる駆動ロール46と、中間転写ベルト42が巻き掛けられ、中間転写ベルト42に張力を付与する張力付与ロール48と、張力付与ロール48の鉛直方向上方に配置されて中間転写ベルト42と従動回転する従動ロール50と、中間転写ベルト42を挟んで各色の像保持体34の反対側に夫々配置される一次転写ロール52とを備えている。
これにより、各色の画像形成ユニット16の像保持体34上に順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像が、各色の一次転写ロール52によって、中間転写ベルト42上に多重に転写されるようになっている。
さらに、中間転写ベルト42の外周面に接して中間転写ベルト42の外周面を清掃する清掃ブレード56が、中間転写ベルト42を挟んで駆動ロール46の反対側に配置されている。また、中間転写ベルト42を挟んで従動ロール50の反対側には、中間転写ベルト42上に転写されたトナー画像を、搬送されるシート部材Pに転写する二次転写ロール22が設けられている。
以上により、中間転写ベルト42上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像は、中間転写ベルト42によって搬送される。搬送されるトナー画像は、従動ロール50と二次転写ロール22とに挟まれ、後述する供給搬送ユニット30により搬送経路60に沿って搬送されてきたシート部材Pに二次転写されるようになっている。
〔供給搬送ユニット〕
次に、シート部材Pを供給して搬送する供給搬送ユニット30について説明する。
供給搬送ユニット30は、装置本体10A内において露光装置14の鉛直方向下方に配置され、複数のシート部材Pが積載される給紙部材62を備えている。
さらに、供給搬送ユニット30は、給紙部材62に積載されたシート部材Pを搬送経路60へ送り出す給紙ロール64と、給紙ロール64によって送り出されたシート部材Pを1枚ずつ分離する分離ロール66と、シート部材Pの搬送タイミングを合わせる位置合せロール68と、を備えている。そして、各ロールが、シート部材Pの搬送方向上流側から下流側に向けてこの順番で配置されている。
この構成により、給紙部材62から供給されたシート部材Pは、回転する位置合せロール68によって中間転写ベルト42と二次転写ロール22とが接触する位置(二次転写位置)へ定められたタイミングで送り出されるようになっている。
さらに、供給搬送ユニット30は、定着装置24によって一方の面にトナー画像が定着されたシート部材Pを、排出ロール28によって排出部26にそのまま排出させずに、他方の面にトナー画像を形成するために用いる両面搬送装置70を備えている。
そして、この両面搬送装置70は、排出ロール28から位置合せロール68に向けてシート部材Pの表裏を反転させるようにシート部材Pが搬送される両面搬送経路72と、両面搬送経路72に沿ってシート部材Pを搬送する搬送ロール74及び搬送ロール76とを備えている。
(全体構成の作用)
この構成により、以下のようにシート部材Pに画像が形成される。
先ず、画像処理部12から露光装置14に各色の階調データが順次出力さる。そして、この露光装置14から階調データに応じて出射されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、帯電部材36によって帯電した像保持体34の外周面を走査露光する(主走査方向に露光する)。これにより、像保持体34の外周面には静電潜像が形成される。像保持体34上に形成された静電潜像は、各色の現像装置38によって現像され、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像として可視化される。
さらに、一次転写ユニット18の一次転写ロール52によって、像保持体34上に形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像が、周回する中間転写ベルト42上に多重に転写される。
周回する中間転写ベルト42上に多重に転写された各色のトナー画像は、給紙部材62から給紙ロール64、分離ロール66、位置合せロール68によって搬送経路60に沿って搬送されてきたシート部材Pに二次転写ロール22によって二次転写される。
さらに、トナー画像が転写されたシート部材Pは、定着装置24へと搬送される。そして、トナー画像が定着装置24によってシート部材Pに定着される。トナー画像が定着されたシート部材Pは、排出ロール28によって排出部26に排出される。
一方、シート部材Pの両面に画像を形成させる場合は、定着装置24によって一方の面(表面)にトナー画像が定着されたシート部材Pは、排出ロール28によって排出部26にそのまま排出されない。排出ロール28を逆転させることで、シート部材Pの搬送方向が切り替えられる。そして、このシート部材Pは、搬送ロール74、76により両面搬送経路72に沿って搬送される。
両面搬送経路72に沿って搬送されるシート部材Pは、表裏が反転されて再度位置合せロール68へと搬送される。今度は、シート部材Pの他方の面(裏面)にトナー画像が転写・定着された後、シート部材Pは、排出部26に排出ロール28によって排出される。
(要部構成)
次に、像保持体34等について説明する。
像保持体34は、図1に示されるように、筒状のロール部材80と、ロール部材80の周面に形成された半導電層82(感光層)と、を含んで構成されている。
〔ロール部材〕
このロール部材80は、ロール部材80の軸方向の一端側(図中左側:以下単に「ロール軸方向の一端側」と記載する)に閉塞底80Aが一体的に形成され、ロール部材80の軸方向の他端側(図中右側:以下単に「ロール軸方向の他端側」と記載する)が開放されている。
ロール部材80におけるロール軸方向の他端側には、ロール部材80におけるロール軸方向の他端側(図中右側)をロール部材80の径方向の外側に曲げることで接触可能部位の一例としてのフランジ部位84が形成されている。このフランジ部位84は、ロール軸方向において、後述する位置決め部材の一例としてのベアリング110と接触可能とされている。
さらに、ロール部材80の閉塞底80Aには、像保持体34の回転軸となる円筒状の軸突起88が、一体的に形成されている。また、軸突起88の頂壁88Aには、図2に示されるように、三角凹状の三角凹部位90が形成されている。この三角凹部位90に、後述するモータ104の出力軸105の先端部に形成された三角部位105A(図1参照)が差し込まれることで、出力軸105を介して回転力がロール部材80(像保持体34)に伝達されるようになっている。
また、この軸突起88の周面88Bと閉塞底80Aとを連結する三角リブ92が、閉塞底80Aと一体的に形成されている。この三角リブ92は、軸突起88の周方向に一定(例えば90度)間隔で4個形成されている。
なお、本実施形態では、画像形成ユニット16が装置本体10Aに取り付けられた状態で、ロール軸方向と装置奥行方向とは同一方向である。そして、ロール軸方向の一端側は、装置奥行方向の装置奥側であって、ロール軸方向の他端側は、装置奥行方向の装置手前側である。
〔ロール部材の製造方法〕
ここで、ロール部材80の製造方法について説明する。
ロール部材80は、インパクト加工と曲げ加工とから製造(形成)される。
インパクト加工には、図6に示されるように、材料202(例えばアルミニウム)が収められる凹状型204と、凹状型204に収められた材料202を押圧して材料202を筒状とする円柱形状のパンチ型200と、が用いられる。
円柱状とされたパンチ型200の先端部には、軸突起88を形成させるための突起200Aが備えられている。さらに、凹状型204は、パンチ型200の先端側が挿入されるようになっており、パンチ型200の先端側の形状に沿った平面視円形とされている。また、材料202は、凹状型204に収まるように、軸方向で短い円柱状とされている。
先ず、筒状の筒状部材96が形成されるインパクト工程(インパクト加工)について説明する。
先ず、パンチ型200が、凹状型204の上方に配置された状態で、材料202が、凹状型204に収納される(図3(A)参照)。
次に、図3(B)、図3(C)に示されるように、パンチ型200が、下方に移動して凹状型204に収納された材料202を押し潰して変形させる。これにより、材料202が、パンチ型200の外周面に沿うように筒状に変形し、筒状部材96が形成される。
次に、図4(A)に示されるように、パンチ型200が上方に移動して、パンチ型200に密着した筒状部材96が凹状型204から離間する。
次に、図4(B)に示されるように、筒状部材96が、パンチ型200から取り外される(脱型される)。この状態で、筒状部材96におけるロール軸方向の一端側には、閉塞底80A、軸突起88等が一体的に形成され、筒状部材96におけるロール軸方向の他端側は開放されている。そして、筒状部材96におけるロール軸方向の他端側の開放端縁の位置は、ロール軸方向においてばらついている(波打っている)。これは、インパクト加工を行う場合には、生じてしまうばらつきである。
次に、フランジ部位84が形成される曲げ工程について説明する。
図5(A)(B)に示されるように、筒状部材96におけるロール軸方向の他端側(図中右側)を筒状部材96の径方向の外側に曲げることで、ロール軸方向(図中左右方向)を向いた折り曲げ部位98が形成される。
次に、図5(C)に示されるように、ロール軸方向を向いた折り曲げ部位98の先端側を折り返すことで折り返し部位100が形成される。これにより、折り曲げ部位98と、折り返し部位100とから構成されるフランジ部位84が形成される。つまり、筒状部材96のロール軸方向の他端側を切断することなく(波打っている開放端縁を切断することなく)、フランジ部位84が形成される。
以上の工程により、ロール部材80が形成される。
〔像保持体の配置〕
次に、像保持体34の配置(レイアウト)等について説明する。
画像形成ユニット16が装置本体10Aに取り付けられた状態で、像保持体34におけるロール軸方向の一端側には、図1に示されるように、像保持体34を回転させるモータ104が配置されている。このモータ104の出力軸105は、画像形成ユニット16の筐体17に支持されており、出力軸105の先端部に形成された三角部位105Aは、軸突起88の三角凹部位90に差し込まれている。
一方、像保持体34におけるロール軸方向の他端側には、像保持体34(ロール部材80)を回転可能に支持するベアリング110が配置されている。具体的には、このベアリング110は、像保持体34の周面と接触すると共に、ロール軸方向においてフランジ部位84と接触可能に配置されている。
このように、ロール軸方向において、フランジ部位84とベアリング110とを接触可能とすることで、像保持体34(ロール部材80)が画像形成ユニット16(装置本体10A)に装着された際に、像保持体34のロール軸方向における移動が抑制される。
さらに、像保持体34のロール軸方向における移動が抑制されることで、ロール軸方向における像保持体34の位置が決められる。換言すれば、一端側に閉塞底80Aを有し、他端側が開放されたロール部材80を含んで構成される像保持体34において、他端側を切断することなく、像保持体34(ロール部材80)が画像形成ユニット16(装置本体10A)に装着された際に、像保持体34(ロール部材80)のロール軸方向における移動が抑制される。
つまり、筒状部材96(図4(B)参照)におけるロール軸方向の他端側の開放端縁の位置がロール軸方向においてばらつくため、従来、この開放端縁を切断していた。しかし、筒状部材96におけるロール軸方向の他端側を折り曲げることで、開放端縁を切断することなく、像保持体34(ロール部材80)が画像形成ユニット16(装置本体10A)に装着された際に、像保持体34(ロール部材80)のロール軸方向における移動が抑制される。
また、軸突起88の周面88Bと閉塞底80Aとを連結する三角リブ92が、閉塞底80Aと一体的に形成されている。この三角リブ92により、軸突起88の倒れが抑制される。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るロール部材、ロール部材の製造方法、及び画像形成装置の一例を図8に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
本第2実施形態に係るロール部材150におけるロール軸方向の他端側には、図8(A)に示されるように、接触可能部位の一例としての雄ねじ部位152が形成されている。
この雄ねじ部位152は、筒状部材96(図5(A)参照)のロール軸方向の他端側を筒状部材96の径方向の外側に曲げ、さらに内側に曲げることで形成される螺旋状の突起152Aから構成されている。
また、像保持体148は、図8(B)に示されるように、ロール部材150の周面にディッピング塗装によって形成された(塗装された)半導電層156(感光層)を備えている。さらに、このロール部材150の周面に半導電層156(感光層)が形成された後に、雄ねじ部位152にねじ込まれる位置決め部材の一例としての筒状のキャップ154が、備えられている。
具体的には、キャップ154の内周面には、雄ねじ部位152にねじ込まれる雌ねじ部位154Aが形成されており、ロール軸方向で、雄ねじ部位152が雌ねじ部位154Aに接触可能とされている。
また、キャップ154のねじ込み方向については、回転力がモータ104から像保持体148に伝達されることで雄ねじ部位152とキャップ154との間に生じる力により、キャップ154が雄ねじ部位152にねじ込まれるように決められている(締まる方向)。
また、キャップ154は、ロール軸方向の他端側(図中右側)に形成されると共にロール部材150の開放端縁150Aとロール軸方向で離間する底板154Bを有している。
そして、底板154Bの外周には、キャップ154の周面154Cに対して、キャップ154の径方向の外側へ突出する突出部位154Dが形成されている。
そして、キャップ154におけるロール軸方向の他端側には、キャップ154を介して像保持体148(ロール部材150)を回転可能に支持すると共に、キャップ154の突出部位154Dとロール軸方向において接触するベアリング160が、配置されている。
以上説明したように、ロール軸方向において、ロール部材150に形成された雄ねじ部位152とキャップ154の雌ねじ部位154Aとを接触可能とすることで、ロール軸方向における像保持体148の位置が決められる。
また、前述したように、キャップ154のねじ込み方向については、回転力がモータ104から像保持体148に伝達されることで雄ねじ部位152とキャップ154との間に生じる力により、キャップ154が雄ねじ部位152にねじ込まれるように決められている。このため、キャップ154が、雄ねじ部位152に対して緩むのが抑制される。
また、ロール部材150の周面に半導電層156が形成された状態で、キャップ154が雄ねじ部位152にねじ込まれる。これにより、半導電層156が形成されていない場合と比して、雄ねじ部位152とキャップ154の雌ねじ部位154Aとの間の摩擦抵抗が大きくなる。このため、キャップ154が、雄ねじ部位152に対して緩むのが抑制される。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、ロール部材80、150を像保持体34、148に用いた場合について説明したが、ロール部材80、150を、定着装置24に備えられる定着ロールに用いてもよく、現像装置38に備えられる現像ロールに用いてもよく、一次転写ロール52に用いてもよく、二次転写ロール22に用いてもよく、帯電部材36(帯電ロール)に用いてもよく、シート部材Pや中間転写ベルト42を搬送するロール部材等に用いてもよい。
また、上記第2実施形態では、モータ104から像保持体148に回転力が伝達される場合について説明したが、モータからキャップに回転力が伝達されてもよい。そして、この場合には、モータからキャップに回転力が伝達されることで、雄ねじ部位152とキャップ154との間に生じる力により、キャップ154が雄ねじ部位152にねじ込まれるようにキャップ154のねじ込み方向が決められる。
10 画像形成装置
34 像保持体
38 現像装置
80 ロール部材
80A 閉塞底
84 フランジ部位(接触可能部位の一例)
96 筒状部材
110 ベアリング(位置決め部材の一例)
150 ロール部材
152 雄ねじ部位(接触可能部位の一例)
160 ベアリング(位置決め部材の一例)

Claims (4)

  1. 筒状で、軸方向の一端側に閉塞底が一体的に形成され、前記軸方向の他端側が開放されると共に、前記他端側を径方向の外側に曲げることで前記軸方向において位置決め部材と接触可能な接触可能部位が形成されるロール部材。
  2. インパクト加工により、軸方向の一端側に閉塞底が一体的に形成され、前記軸方向の他端側が開放される筒状部材を形成するインパクト工程と、
    前記インパクト工程で形成された前記筒状部材の前記軸方向の他端側を前記筒状部材の径方向の外側に曲げることで、前記軸方向で位置決め部材と接触可能な接触可能部位を形成する曲げ工程と、
    を備えるロール部材の製造方法。
  3. 請求項1のロール部材を含んで構成される像保持体と、
    前記像保持体の軸方向で、前記接触可能部位と接触可能な位置決め部材と、
    前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像する現像装置と、
    を備える画像形成装置。
  4. 請求項2に記載のロール部材の製造方法により製造されたロール部材を含んで構成される像保持体と、
    前記像保持体の軸方向で、前記像保持体に備えられた接触可能部位と接触可能な位置決め部材と、
    前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像する現像装置と、
    を備える画像形成装置。
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