JP2014036546A - 車両用回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロードダンプ時の高電圧発生を迅速に終わらせて信頼性を向上させることができる車両用回転電機を提供すること。
【解決手段】車両用発電機は、整流器モジュール群の出力電圧を監視し、出力電圧が第1のしきい値電圧V1を超えたときに、下アームを構成するMOSトランジスタを所定の遅れ時間でオンする指示を制御部100に対して行い、第1のしきい値電圧を超えた後に出力電圧が第1のしきい値電圧よりも低い第2のしきい値電圧よりも低くなったときに、下アームを構成するMOSトランジスタを所定時間のオフの後にオンする指示を制御部100に対して行うロードダンプ保護判定部140を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、乗用車やトラック等に搭載される車両用回転電機に関する。
車両用発電機は、出力端子に接続された充電線を介してバッテリや各種の電気負荷に充電電力や動作電力を供給している。この車両用発電機の発電動作時に出力端子やバッテリ端子が外れると、ロードダンプと称される過渡的な高電圧が発生する。このとき発生する電圧は、出力電流等にもよるが場合によっては100V以上に達することがある。このようにして発生する高電圧は、電気負荷や車両用発電機内の各種素子の破損の原因になるため、何らかの対策(ロードダンプ保護)が必要になる。このような対策を行う従来技術としては、例えば車両用発電機のブリッジ回路のローサイド素子をMOSトランジスタで構成し、ロードダンプ発生時に車両用発電機の出力電圧が基準電圧を超えたときにこれらのMOSトランジスタをオンすることにより、高電圧の発生を抑制する保護動作を行うようにした車両用発電機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この車両用発電機では、ブリッジ回路のローサイド素子としての各MOSトランジスタをオンすることで出力電圧が再び基準電圧以下になると、各MOSトランジスタは再びオフされ、ブリッジ回路による通常の整流動作が再開されるようになっている。
特開平9−219938号公報
ところで、特許文献1に開示された車両用発電機において、実際に出力電圧が基準電圧を超えたことを検出してから保護動作に入るまでには遅れ時間が存在する。例えば、ノイズで誤動作しないようにするためにはローパスフィルタが必要であり、この遅れ時間の他に内部回路の反応時間も必要となる。MOSトランジスタをオンするまでの遅れ時間の間は、固定子に蓄積されたエネルギーが出力端子に出力され、短時間にノイズ低減用のコンデンサの両端電圧を上昇させることにより、MOSトランジスタの耐圧あるいは発電制御回路部の耐圧を超えて損傷を与えるため、信頼性を低下させるおそれがあるという問題があった。ロードダンプ保護時のMOSトランジスタのオン後は、固定子のエネルギーの出力が停止され、出力電圧はMOSトランジスタの制御回路や発電制御回路部の消費電力などによって低下するため、所定電圧以下に低下するとロードダンプ保護が解除される。そして、固定子に蓄積されたエネルギーが消滅するまでこのロードダンプ保護と解除が繰り返されるが、出力端子に接続されたコンデンサの容量が小さいとこの繰り返し回数が多くなって損失が蓄積され、MOSトランジスタ等が故障するおそれがある。特に、この現象は、車両用発電機の出力端子に接続された充電線が外れる場合に顕著であり、何らかの対策が望まれる。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、ロードダンプ時の高電圧発生を迅速に終わらせて信頼性を向上させることができる車両用回転電機を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の車両用回転電機は、2相以上の相巻線を有する電機子巻線と、ダイオードが並列接続されたスイッチング素子によって構成された複数の下アームを有するブリッジ回路を構成し、電機子巻線の誘起電圧を整流するスイッチング部と、スイッチング素子のオンオフを制御する制御部と、スイッチング部の出力に並列に接続されたコンデンサと、スイッチング部の出力電圧を監視し、出力電圧が第1のしきい値電圧を超えたときに、下アームを構成するスイッチング素子を所定の遅れ時間でオンする指示を制御部に対して行い、第1のしきい値電圧を超えた後に出力電圧が第1のしきい値電圧よりも低い第2のしきい値電圧よりも低くなったときに、下アームを構成するスイッチング素子を所定時間のオフの後にオンする指示を制御部に対して行うロードダンプ保護判定部とを備えている。
出力電圧が第1のしきい値電圧を超えてロードダンプ保護動作に入った後に第2のしきい値電圧以下に低下したときに下アームのスイッチング素子をオフする時間を所定時間としているため、この所定時間を適切な値に設定することにより、スイッチング素子をオフしている間に再度出力電圧が上昇する程度を小さくすることができ、ロードダンプ時の高電圧発生を迅速に終わらせることが可能となる。これにより、高電圧が長時間にわたってスイッチング素子等に印加されることを防止して信頼性向上を図ることができる。
一実施形態の車両用発電機の構成を示す図である。 界磁制御部の詳細構成を示す図である。 整流器モジュールの構成を示す図である。 制御回路の詳細構成を示す図である。 ロードダンプ保護判定部の詳細構成を示す図である。 ロードダンプ発生時に保護動作に移行し、その後、再度通常の整流動作に復帰するまでの遷移状態を示す図である。 車両用発電機の相電圧を示す図である。 ロードダンプ発生時の保護動作のタイミング図である。 ロードダンプ発生時の保護動作のタイミング図である。 ロードダンプ発生時の保護動作のタイミング図である。 界磁制御部の変形例を示す図である。
以下、本発明の車両用回転電機を適用した一実施形態の車両用発電機について、図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施形態の車両用発電機1は、2つの固定子巻線(電機子巻線)2、3、界磁巻線4、2つの整流器モジュール群5、6、界磁制御部7、ツェナーダイオード20、30、ダイオード22を含んで構成されている。2つの整流器モジュール群5、6がスイッチング部に対応する。
一方の固定子巻線2は、多相巻線(例えばX相巻線、Y相巻線、Z相巻線からなる三相巻線)であって、固定子鉄心(図示せず)に巻装されている。同様に、他方の固定子巻線3は、多相巻線(例えばU相巻線、V相巻線、W相巻線からなる三相巻線)であって、上述した固定子鉄心に、固定子巻線2に対して電気角で30度ずらした位置に巻装されている。本実施形態では、これら2つの固定子巻線2、3と固定子鉄心によって固定子が構成されている。
界磁巻線4は、固定子鉄心の内周側に対向配置された界磁極(図示せず)に巻装されて回転子を構成している。界磁電流を流すことにより、界磁極が磁化される。界磁極が磁化されたときに発生する回転磁界によって固定子巻線2、3が交流電圧を発生する。
一方の整流器モジュール群5は、一方の固定子巻線2に接続されており、全体で三相全波整流回路(ブリッジ回路)が構成され、固定子巻線2に誘起される交流電流を直流電流に変換する。この整流器モジュール群5は、固定子巻線2の相数に対応する数(三相巻線の場合には3個)の整流器モジュール5X、5Y、5Zを備えている。整流器モジュール5Xは、固定子巻線2に含まれるX相巻線に接続されている。整流器モジュール5Yは、固定子巻線2に含まれるY相巻線に接続されている。整流器モジュール5Zは、固定子巻線2に含まれるZ相巻線に接続されている。
他方の整流器モジュール群6は、一方の固定子巻線3に接続されており、全体で三相全波整流回路(ブリッジ回路)が構成され、固定子巻線3に誘起される交流電流を直流電流に変換する。この整流器モジュール群6は、固定子巻線3の相数に対応する数(三相巻線の場合には3個)の整流器モジュール6U、6V、6Wを備えている。整流器モジュール6Uは、固定子巻線3に含まれるU相巻線に接続されている。整流器モジュール6Vは、固定子巻線3に含まれるV相巻線に接続されている。整流器モジュール6Wは、固定子巻線3に含まれるW相巻線に接続されている。
界磁制御部7は、F端子を介して接続された界磁巻線4に流す界磁電流を整流器モジュール群5、6の出力電圧に応じて制御しており、界磁電流を調整することにより車両用発電機1の出力電圧(各整流器モジュールの出力電圧)VB が調整電圧Vreg になるように制御する。例えば、界磁制御部7は、出力電圧VB が調整電圧Vreg よりも高くなったときに界磁巻線4への界磁電流の供給を停止し、出力電圧VB が調整電圧Vreg よりも低くなったときに界磁巻線4に界磁電流の供給を行うことにより、出力電圧VB が調整電圧Vreg になるように制御する。また、界磁制御部7は、P端子に印加される固定子巻線のいずれかの相電圧(例えばX相)に基づいて回転子の回転数を検出し、回転停止を検出したときに界磁巻線4へ供給する界磁電流を低減する。具体的には、初期励磁状態に対応した値(例えば2A前後の値)に設定される。さらに、界磁制御部7は、通信端子Lおよび通信線を介してECU8(外部制御装置)と接続されており、ECU8との間で双方向のシリアル通信(例えば、LIN(Local Interconnect Network)プロトコルを用いたLIN通信)を行い、通信メッセージを送信あるいは受信する。
ツェナーダイオード20は、2つの整流器モジュール群5、6の出力に並列接続されている。具体的には、車両用発電機1の出力端子側がカソード、アース側がアノードとなるようにツェナーダイオード20が配置されている。また、このツェナーダイオード20には、車両用発電機1の出力側にバッテリ9が逆接続されたときに流れる電流を阻止する電流制限素子としてのダイオード22が直列に接続されている。電流を阻止する向きとは、ダイオード22のアノード側が車両用発電機1の出力端子側となるような向きである。なお、図1では、ダイオード22が車両用発電機1の出力端子側に配置されているが、ツェナーダイオード20を車両用発電機1の出力端子側に配置してもよい。
ツェナーダイオード30は、界磁制御部7のP端子とアース間に、P端子がカソード側となるように接続されている。このようにツェナーダイオード30を配置することにより、P端子が接続された固定子巻線のいずれかの相巻線(例えばX相)に対応する下アーム(ローサイド側)のスイッチング素子とこのツェナーダイオード22が並列接続される。また、上述したツェナーダイオード20、30は、スイッチング素子の耐圧や界磁制御部7の耐圧よりも低いツェナー電圧を有している。上述したツェナーダイオード20が第1のツェナーダイオードに、ツェナーダイオード30が第2のツェナーダイオードにそれぞれ対応する。
図2に示すように、界磁制御部7は、MOSトランジスタ71、還流ダイオード72、抵抗73、74、電圧比較回路75、界磁電流制御回路76、回転検出回路77、通信回路78、電源回路79、コンデンサ80を有している。通信回路78は、ECU8との間でシリアル通信を行う。これにより、ECU8から送られてくる調整電圧Vreg 等のデータを受信することができる。
抵抗73、74は、分圧回路を構成し、車両用発電機1の発電電圧(出力電圧)を分圧した電圧を電圧比較回路75に入力する。電圧比較回路75は、抵抗73、74で分圧された発電電圧と、通信回路78によって受信した調整電圧Vreg に対応する基準電圧とを比較する。例えば、比較結果として、基準電圧の方が発電電圧よりも高い場合にはハイレベルの信号が出力され、反対に発電電圧の方が基準電圧よりも高い場合にはローレベルの信号が出力される。
界磁電流制御回路76は、電圧比較回路75の出力(電圧比較結果)に基づいて決定した駆動デューティを有するPWM信号でMOSトランジスタ71をオンオフ制御する。なお、出力電流の急激な変動を抑えるために、界磁電流を徐々に変化させる徐励制御等を界磁電流制御回路76によって行うようにしてもよい。
回転検出回路77は、P端子を介して一方の固定子巻線2のX相巻線が接続されており、X相巻線の端部に現れる相電圧VP に基づいて、具体的には、相電圧と回転検出用の基準電圧の大小関係が周期的に変化することを検出して回転検出を行っている。整流器モジュール5Xや固定子巻線2などに短絡故障が発生していない正常時には、発電時にP端子には所定の振幅を有する相電圧VP が現れるため、この相電圧VP に基づく回転検出が可能となる。
界磁電流制御回路76は、回転検出回路77による回転検出結果が入力されており、回転検出中は発電動作に必要な界磁電流を界磁巻線4に供給するために必要なPWM信号を出力するが、所定時間(あるいは周期)以上回転停止(回転検出不能)状態が継続すると、界磁電流を初期励磁状態に対応した値にするために必要なPWM信号を出力する。
電源回路79は、界磁制御部7に含まれる各回路に動作電圧を供給する。コンデンサ80は、整流器モジュール群5、6の出力端子から侵入するノイズを除去するためのものであり、例えば1μF程度の容量を有している。
本実施形態の車両用発電機1はこのような構成を有しており、次に、整流器モジュール5X等の詳細について説明する。整流器モジュール5Xと他の整流器モジュール5Y、5Z、6U、6V、6Wは同じ構成を有している。以下では、整流器モジュール5Xについて詳細を説明する。図3に示すように、整流器モジュール5Xは、2つのMOSトランジスタ50、51、制御回路54を備えている。MOSトランジスタ50は、ソースが固定子巻線2のX相巻線に接続され、ドレインが充電線12を介してを電気負荷10やバッテリ9の正極端子に接続された上アーム(ハイサイド側)のスイッチング素子である。MOSトランジスタ51は、ドレインがX相巻線に接続され、ソースがバッテリ9の負極端子(アース)に接続された下アーム(ローサイド側)のスイッチング素子である。また、MOSトランジスタ50、51のそれぞれのソース・ドレイン間にはダイオードが並列接続されている。このダイオードはMOSトランジスタ50、51の寄生ダイオード(ボディダイオード)によって実現されるが、別部品としてのダイオードをさらに並列接続するようにしてもよい。なお、上アームおよび下アームの少なくとも一方を、MOSトランジスタ以外のスイッチング素子を用いて構成するようにしてもよい。
図4に示すように、制御回路54は、制御部100、電源102、バッテリ電圧検出部110、動作検出部120、130、ロードダンプ保護判定部140、温度検出部150、ドライバ170、172、通信回路180を備えている。
電源102は、エンジン始動に伴って固定子巻線2のX相巻線に所定の相電圧が発生したときに動作を開始し、制御回路54に含まれる各素子に動作電圧を供給する。この動作自体は、界磁制御部7において従来から行われている動作と同じであり、同じ技術を用いて実現することができる。
ドライバ170は、出力端子(G1)がハイサイド側のMOSトランジスタ50のゲートに接続されており、MOSトランジスタ50をオンオフする駆動信号を生成する。同様に、ドライバ172は、出力端子(G2)がローサイド側のMOSトランジスタ51のゲートに接続されており、MOSトランジスタ51をオンオフする駆動信号を生成する。
バッテリ電圧検出部110は、差動増幅器とその出力をデジタルデータに変換するアナログ−デジタル変換器(AD)によって構成されており、車両用発電機1の出力端子と充電線12を介して接続されたバッテリ9の正極端子の電圧に対応するデータを出力する。
動作検出部120は、差動増幅器とその出力をデジタルデータに変換するアナログ−デジタル変換器(AD)によって構成されており、ハイサイド側のMOSトランジスタ50のソース・ドレイン間電圧(図3、図4のB−C端子間電圧)に対応するデータを出力する。制御部100は、このデータに基づいて、ドライバ170の駆動状態に対応するMOSトランジスタ50の動作状態を監視し、適宜MOSトランジスタ50の制御や故障検知を行う。
動作検出部130は、差動増幅器とその出力をデジタルデータに変換するアナログ−デジタル変換器(AD)によって構成されており、ローサイド側のMOSトランジスタ51のソース・ドレイン間電圧(図3、図4のC−D端子間電圧)に対応するデータを出力する。制御部100は、このデータに基づいて、ドライバ172の駆動状態に対応するMOSトランジスタ51の動作状態を監視し、適宜MOSトランジスタ51の制御や故障検知を行う。
ロードダンプ保護判定部140は、車両用発電機1(整流器モジュール群5、6)の出力電圧(B端子電圧)を監視し、B端子電圧がロードダンプ発生を判定する第1のしきい値電圧V1(例えば20V)を超えたときに保護動作を開始する指示(保護開始指示)を行い、その後、B端子電圧がこの保護動作によって低下して第1のしきい値電圧V1よりも低い第2のしきい値電圧V2(例えば16.5V)を下回ったときに保護動作を停止する指示(保護停止指示)を行う。制御部100は、ロードダンプ保護判定部140による保護開始/保護停止指示等に応じて保護動作や保護動作解除後の整流動作を実行する。ロードダンプ保護判定部140の詳細構成および保護動作の詳細については後述する。
温度検出部150は、定電流源、ダイオード、差動増幅器とその出力をデジタルデータに変換するアナログ−デジタル変換器(AD)によって構成されており、温度によって変化するダイオードの順方向電圧降下に対応するデータを出力する。制御部100は、このデータに基づいて整流器モジュール5Xの温度を検出する。
通信回路180は、界磁制御部7の通信回路78と同様の通信手段であって、界磁制御部7とECU8の間を接続する通信端子および通信線に共通に接続されており、ECU8との間で双方向のシリアル通信(例えば、LINプロトコルを用いたLIN通信)を行い、通信メッセージを送信あるいは受信する。
次に、ロードダンプ保護判定部140によるロードダンプ保護動作について説明する。図5に示すように、ロードダンプ保護判定部140は、B電圧検出部141、しきい値電圧判定部142、保護モード判定部146、所定時間信号生成部147を備えている。
B電圧検出部141は、車両用発電機1(整流器モジュール群5、6)の出力電圧(B端子電圧)VBを検出する。しきい値電圧判定部142は、B電圧検出部141によって検出された出力電圧VBと3つのしきい値V1、V2、V3との高低を比較し、それぞれの比較結果を出力する。このために、しきい値電圧判定部142は、V1判定部143、V2判定部144、V3判定部145を備えている。
V1判定部143は、出力電圧VBと第1のしきい値電圧V1とを比較し、VB>V1のときにその旨を示す信号(例えばハイレベルの信号)を出力する。この第1のしきい値電圧V1は、車両用発電機1の出力端子と充電線12との接続が外れて出力電圧VBが急激に上昇してロードダンプが発生したときにこのロードダンプの発生を検出するためのものである。例えば、定格電圧12Vの鉛蓄電池をバッテリ9として用いる場合を想定しており、第1のしきい値電圧V1が20Vに設定されている。
V1判定部143の出力は制御部100に入力されている。制御部100は、V1判定部143の出力信号がローレベルからハイレベルに変化してロードダンプの発生が通知されると、ドライバ170を駆動してハイサイド側のMOSトランジスタ50をオフするとともに、ドライバ172を駆動してローサイド側のMOSトランジスタ51をオンする。これにより、ロードダンプ保護動作が開始され、第1のしきい値電圧V1を超えた出力電圧VBを低下させることができる。
V2判定部144は、出力電圧VBと第2のしきい値電圧V2とを比較し、VB<V2のときにその旨を示す信号(例えばハイレベルの信号)を出力する。この第2のしきい値電圧V2は、ロードダンプ保護動作が開始されて出力電圧VBが低下したことを検出するためのものである。例えば、第2のしきい値電圧V2は、第1のしきい値電圧V1(=20V)よいも低い16.5Vに設定されている。
V2判定部144の出力は所定時間信号生成部147に入力されている。所定時間信号生成部147は、V2判定部144の出力信号がローレベルからハイレベルに変化して出力電圧VBが第2のしきい値電圧V2よりも低くなったことが通知されると、所定時間の間ハイレベルとなるパルス信号を出力する。このパルス信号は制御部100に入力される。制御部100は、所定時間信号生成部147から所定時間ハイレベルとなるパルス信号が入力されると、このパルス信号のハイレベルの期間(所定時間)に合わせてロードダンプ保護動作を中断する。すなわち、制御部100は、所定時間だけドライバ172を駆動してローサイド側のMOSトランジスタ51をオフし(ハイサイド側のMOSトランジスタ50についてはオフ状態を維持する)、所定時間経過後に再度ドライバ172を駆動してローサイド側のMOSトランジスタ51をオンする。パルス信号がハイレベルの期間(所定時間)の設定方法の具体例については後述する。
また、V3判定部145は、出力電圧VBと第3のしきい値電圧V3とを比較し、VB<V3のときにその旨を示す信号(例えばハイレベルの信号)を出力する。この第3のしきい値電圧V3は、ロードダンプ保護動作の終了タイミングを検出するためのものである。このV3判定部145による電圧比較動作は、所定時間信号生成部147から出力されるパルス信号に対応してローサイド側のMOSトランジスタ51を所定時間オフした直後の出力電圧VBを用いて行われる。MOSトランジスタ51を所定時間オフした直後のタイミングは制御部100から指示され、この指示されたタイミングにおいてV3判定部145による電圧比較動作が行われる。
保護モード判定部146は、ロードダンプ保護動作中であるか否かを判定する。具体的には、保護モード判定部146は、V1判定部143の出力がハイレベルに変化したときにロードダンプ保護動作が開始された旨の判定を行う。この判定結果はV3判定部145に送られ、その後、V3判定部145の出力がハイレベルに変化したときに、保護モード判定部146は、ロードダンプ保護動作が終了した旨の判定を行う。第3のしきい値電圧V3としては、第1のしきい値電圧V1よりも低く、第2のしきい値電圧V2以上に設定されるが、第2のしきい値電圧V2と同じであってもよい。この場合には、V2判定部144とV3判定部145とを共通の構成で実現することができるため、回路構成を簡略化することができる。
図6に示す状態遷移図において、「整流」はロードダンプが発生していない通常時において行われる整流動作を示している。バッテリ9の端子電圧をVbatt、MOSトランジスタ50、51のオン時のソース・ドレイン間電圧をαとすると、ロードダンプが発生していない通常時には、例えばX相巻線の相電圧VxがVbatt+αを超えたときにハイサイド側のMOSトランジスタ50がオンされ、相電圧Vxが−αよりも低下したときにローサイド側のMOSトランジスタ51がオンされる同期整流が行われる(図7、図6・S1)。このようにして同期整流が行われることにより、出力電圧VBが所定の調整電圧Vreg (例えば14.5V)に制御される。このような同期整流動作と並行して、V1判定部143は、出力電圧VBと第1のしきい値電圧V1とを比較する動作を行う(図6・S2)。
このような状態において、車両用発電機1の出力端子と充電線12との接続が外れると、車両用発電機1の固定子巻線2、3の各相電圧が一時的に高くなるロードダンプが発生し、出力電圧VBが第1のしきい値電圧V1より高くなるため、V1判定部143は、ロードダンプ保護動作の開始を指示するハイレベルの信号を出力する。制御部100は、V1判定部143からハイレベルの信号が入力されると、ドライバ170を駆動してハイサイド側(上アーム)のMOSトランジスタ50をオフするとともに、ドライバ172を駆動してローサイド側(下アーム)のMOSトランジスタ51をオンする(図6・S3)。
ところで、V1判定部143の出力がハイレベルに変化してから、制御部100によってドライバ172を駆動して実際にMOSトランジスタ51をオンするまでには、所定の遅れ時間がある。図8では、この遅れ時間がTrで示されている。したがって、V1判定部142の出力がハイレベルに変化してからこの遅れ時間Trの後にMOSトランジスタ50がオフされ、MOSトランジスタ51がオンされる。MOSトランジスタ51がオンされるまでの間に出力電圧VBがさらに上昇するが、車両用発電機1の出力端子にはツェナーダイオード20が接続されているため、出力電圧VBがツェナーダイオード20のツェナー電圧に達すると(正確には、出力電圧VBからダイオード22の順方向電圧を差し引いた電圧がツェナーダイオード20のツェナー電圧に達すると)、出力電圧VBがその値に維持される。図8ではこの状態がツェナーダイオード「オン」で示されている。
このようにして下アームのMOSトランジスタ51がオンされた後は出力電圧VBが低下する。この状態において、V2判定部144は、出力電圧VBと第2のしきい値電圧V2とを比較する動作を行い(図6・S4)、出力電圧VBが第2のしきい値電圧V2よりも低くなるとその旨を示す信号を所定時間信号生成部147に入力する。所定時間信号生成部147は、所定時間の間ハイレベルとなるパルス信号を生成して出力する。制御部100は、パルス信号が入力されると、このパルス信号のハイレベルの期間(所定時間)に合わせて、所定時間だけドライバ172を駆動して下アームのMOSトランジスタ51をオフし、所定時間経過後に再度ドライバ172を駆動して下アームのMOSトランジスタ51をオンする(図6・S5)。
ところで、所定時間信号生成部147からパルス信号を出力してから、制御部100によってドライバ172を駆動して実際にMOSトランジスタ51をオフし、再度オンするまでには、所定の遅れ時間がある。図8では、この遅れ時間がTrで示されている(ロードダンプ保護動作開始時に遅れ時間と同じTrとしたが、これらの遅れ時間は異なっていてもよい)。また、図8では、MOSトランジスタ51をオフする所定時間がT0で示されている。その後、V3判定部145は、MOSトランジスタ51を所定時間T0オフした直後の出力電圧VBと第3のしきい値電圧V3とを比較する動作を行う(図6・S6)。
ロードダンプ発生時に固定子に蓄積されたエネルギーが消滅するまでは、下アームのMOSトランジスタ51をオフ(このとき上アームのMOSトランジスタ51もオフされている)すると、並列接続されたダイオードを通して電流が流れるため、出力電圧VBが再び上昇する。このような場合には、MOSトランジスタ51を所定時間T0オフした直後の出力電圧VBが第3のしきい値電圧V3よりも高くなり、ロードダンプ保護動作が継続される。一方、ロードダンプ発生時に固定子に蓄積されたエネルギーが消滅すると、MOSトランジスタ51を所定時間T0オフした直後の出力電圧VBが第3のしきい値電圧V3よりも低くなり、制御部100による通常の整流動作(同期整流)に復帰する。
次に、ロードダンプ保護動作中に下アームのMOSトランジスタ51をオフする「所定時間」について説明する。本実施形態では、下アームのMOSトランジスタ51を所定時間オフした直後の出力電圧VBの値に応じて、その後のMOSトランジスタ51をオフする所定時間の値を設定している。これにより、ロードダンプ時の出力電圧VBの上昇の程度に応じて、下アームのMOSトランジスタ51をオフする適切な時間を設定することができる。また、この場合の所定時間の最小値は、所定の遅れ時間Trよりも短く設定されている。これにより、出力電圧VBを検出して下アームのMOSトランジスタ51を再度オンする場合に比べて速やかにMOSトランジスタ51をオンすることができ、オンするタイミングが遅れることにより出力電圧が上昇してしまうことを防止することができる。具体的には、以下の(1)〜(3)のいずれかの方法により「所定時間」が設定される。
(1)下アームのMOSトランジスタ51を所定時間オフした直後の出力電圧VBの値が第1のしきい値電圧V1以上である場合に、その後の所定時間T0を遅れ時間Trよりも短く設定する(図8)。これにより、出力電圧VBが第1のしきい値電圧V1を超えたことを検出して下アームのMOSトランジスタ51を再度オンする場合に比べて、MOSトランジスタ51を速やかにオンすることができ、オンするタイミングが遅れることにより出力電圧VBが上昇してしまうことを防止することができる。
(2)下アームのMOSトランジスタ51を所定時間オフした直後の出力電圧VBの値が第1のしきい値電圧V1以上である場合に、その後の所定時間T0を、それまでの所定時間T0の1/2以下に設定する(図9)。但し、所定時間T0には下限時間が設定されており、この下限時間を下回る場合には所定時間T0はこの下限時間に設定される。これにより、下アームのMOSトランジスタ51を再度オンするタイミングが遅いことを検出してこのタイミングを早くすることができるため、オンするタイミングが遅れることにより出力電圧VBが上昇してしまうことを防止することができる。
(3)下アームのMOSトランジスタ51を所定時間オフした直後の出力電圧VBの値が第1のしきい値電圧V1と第2のしきい値電圧V2の間にある場合に、その後の所定時間T0を、それまでの所定時間T0の2倍以上に設定する(図10)。これにより、下アームのMOSトランジスタ51を再度オンするタイミングが早すぎる場合にこのタイミングを遅くすることができるため、下アームのMOSトランジスタ51をオフする十分な時間を確保することができ、出力電圧VBの上昇を確実に抑えることができる。
上述した(1)と(2)はいずれかの方法が選択的に用いられる。また、(3)の方法は、(1)あるいは(2)の方法と組み合わせて用いることができる。
このように、本実施形態の車両用発電機1では、出力電圧VBが第1のしきい値電圧V1を超えてロードダンプ保護動作に入った後に第2のしきい値電圧V2以下に低下したときに下アームのMOSトランジスタ51をオフする時間を所定時間としているため、この所定時間を適切な値に設定することにより、MOSトランジスタ51をオフしている間に再度出力電圧VBが上昇する程度を小さくすることができ、ロードダンプ時の高電圧発生を迅速に終わらせることが可能となる。これにより、高電圧が長時間にわたってMOSトランジスタ50、51や界磁制御部7に印加されることを防止して信頼性向上を図ることができる。特に、下アームのMOSトランジスタ51を繰り返しオンすることにより、ロードダンプ時に発生する長時間の高電圧を確実に低下させることができる。
また、下アームのMOSトランジスタ51を所定時間オフした直後の出力電圧VBが第3のしきい値電圧V3よりも低下した場合に保護動作を終了しており、固定子に蓄えられたエネルギーが消滅した適切なタイミングでロードダンプ保護動作を終了させることができる。特に、第3のしきい値電圧V3を第2のしきい値電圧V2と同じにした場合には、第2のしきい値電圧を検出する構成(V2判定部144)と第3のしきい値電圧V3を検出する構成(V3判定部145)とを共通の構成で実現することができるため、回路構成を簡略化することができる。
また、MOSトランジスタ50等の耐圧よりも低いツェナー電圧を有し、整流器モジュール群5、6の出力に並列接続されたツェナーダイオード20を備えることにより、過剰な発電機出力をツェナーダイオード20で吸収することができるため、MOSトランジスタ50等の発熱を抑えることができる。特に、バッテリ9が逆接続されたときに流れる電流を阻止するダイオード22をツェナーダイオード20に直列接続しているため、バッテリ9が逆接続された際にツェナーダイオード20を通して大電流が流れることを防止することができる。
また、MOSトランジスタ50等の耐圧よりも低いツェナー電圧を有し、界磁制御部7のP端子に接続されたツェナーダイオード30を備えることにより、ロードダンプ時に固定子巻線の相巻線から界磁制御部7に印加される高電圧から界磁制御部7を確実に守ることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、2つの固定子巻線2、3と2つの整流器モジュール群5、6を備えるようにしたが、一方の固定子巻線2と一方の整流器モジュール群5を備える車両用発電機についても本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態では、各整流器モジュール5X等を用いて整流動作(発電動作)を行う場合について説明したが、MOSトランジスタ50、51のオン/オフタイミングを変更することにより、バッテリ9から印加される直流電流を交流電流に変換して固定子巻線2、3に供給することにより、車両用発電機1に電動動作を行わせるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、2つの整流器モジュール群5、6のそれぞれに3つの整流器モジュールを含ませるようにしたが、整流器モジュールの数は3以外であってもよい。
また、上述した実施形態では、各整流器モジュール毎に図5に示したロードダンプ保護判定部140を設けたが、その中で、B電圧検出部141およびしきい値電圧判定部142については、各整流器モジュール毎に設けるのではなく、全体で1つあるいは整流器モジュール群5、6毎に1つずつ設けるようにしてもよい。また、各相巻線に対応させた整流器モジュールを備えて各整流器モジュール毎に同期整流の制御を行う場合の他、共通の制御装置を用いて同期整流の制御を行う構成についても本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態では、上アームと下アームの両方にMOSトランジスタを用いたが、下アームのみをMOSトランジスタとし、上アームをダイオードで構成するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、界磁制御部7の外部に、ツェナーダイオード20、30、ダイオード22を設けたが、図11に示すように、これら(あるいは一部)を界磁制御部7内に設けるようにしてもよい。これにより、ツェナーダイオード20、30やダイオード22を単体部品として車両用発電機1に実装する必要がなくなるため構成の簡略化が可能となる。また、コンデンサ80を界磁制御部7内に設けたが、界磁制御部7の外部に設けるようにしてもよい。
上述したように、本発明によれば、出力電圧が第1のしきい値電圧を超えてロードダンプ保護動作に入った後に第2のしきい値電圧以下に低下したときに下アームのスイッチング素子をオフする時間を所定時間としているため、この所定時間を適切な値に設定することにより、スイッチング素子をオフしている間に再度出力電圧が上昇する程度を小さくすることができ、ロードダンプ時の高電圧発生を迅速に終わらせることが可能となる。
1 車両用発電機
2、3 固定子巻線
5、6 整流器モジュール群
20、30 ツェナーダイオード
22 ダイオード
50、51 MOSトランジスタ
80 コンデンサ
100 制御部
140 ロードダンプ保護判定部

Claims (13)

  1. 2相以上の相巻線を有する電機子巻線(2、3)と、
    ダイオードが並列接続されたスイッチング素子(51)によって構成された複数の下アームを有するブリッジ回路を構成し、前記電機子巻線の誘起電圧を整流するスイッチング部(5、6)と、
    前記スイッチング素子のオンオフを制御する制御部(100)と、
    前記スイッチング部の出力に並列に接続されたコンデンサ(80)と、
    前記スイッチング部の出力電圧を監視し、前記出力電圧が第1のしきい値電圧を超えたときに、前記下アームを構成する前記スイッチング素子を所定の遅れ時間でオンする指示を前記制御部に対して行い、前記第1のしきい値電圧を超えた後に前記出力電圧が前記第1のしきい値電圧よりも低い第2のしきい値電圧よりも低くなったときに、前記下アームを構成する前記スイッチング素子を所定時間のオフの後にオンする指示を前記制御部に対して行うロードダンプ保護判定部(140)と、
    を備えることを特徴とする車両用回転電機。
  2. 請求項1において、
    前記ロードダンプ保護判定部は、前記下アームを構成するスイッチング素子を前記所定時間のオフの後にオンする指示を前記制御部に対して行った後に、前記スイッチング部の出力電圧を監視し、前記出力電圧が前記第2のしきい値電圧よりも低くなったときに再び前記所定時間のオフの後にオンする指示を行うことを特徴とする車両用回転電機。
  3. 請求項1または2において、
    前記ロードダンプ保護判定部は、前記所定時間のオフの直後の前記スイッチング部の出力電圧の値に応じてその後の前記所定時間の値を設定することを特徴とする車両用回転電機。
  4. 請求項3において、
    前記ロードダンプ保護判定部は、前記所定時間のオフの直後の前記スイッチング部の出力電圧の値が前記第1のしきい値電圧以上である場合に、その後の前記所定時間を前記所定の遅れ時間よりも短く設定することを特徴とする車両用回転電機。
  5. 請求項3において、
    前記ロードダンプ保護判定部は、前記所定時間のオフの直後の前記スイッチング部の出力電圧の値が前記第1のしきい値電圧以上である場合に、その後の前記所定時間を、それまでの前記所定時間の1/2以下に設定するとともに、1/2以下に設定したときに下限時間を下回る場合にはこの下限時間に設定することを特徴とする車両用回転電機。
  6. 請求項3または5において、
    前記ロードダンプ保護判定部は、前記所定時間のオフの直後の前記スイッチング部の出力電圧の値が前記第1のしきい値電圧と前記第2のしきい値電圧の間にある場合に、その後の前記所定時間を、それまでの前記所定時間の2倍以上に設定することを特徴とする車両用回転電機。
  7. 請求項3、5、6のいずれかにおいて、
    前記所定時間の最小値は、前記所定の遅れ時間よりも短く設定されていることを特徴とする車両用回転電機。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて、
    前記ロードダンプ保護判定部は、前記所定時間のオフの直後の前記スイッチング部の出力電圧が第3のしきい値電圧よりも低下した場合に保護動作を終了することを特徴とする車両用回転電機。
  9. 請求項8において、
    前記第3のしきい値電圧は前記第2のしきい値電圧と同じであることを特徴とする車両用回転電機。
  10. 請求項1〜9のいずれかにおいて、
    前記スイッチング素子の耐圧よりも低いツェナー電圧を有し、前記スイッチング部の出力に並列接続された第1のツェナーダイオード(20)をさらに備えることを特徴とする車両用回転電機。
  11. 請求項10において、
    前記第1のツェナーダイオードには、前記スイッチング部の出力側にバッテリが逆接続されたときに流れる電流を阻止する電流制限素子(22)が直列接続されていることを特徴とする車両用回転電機。
  12. 請求項10または11において、
    前記スイッチング部の出力電圧に応じて界磁電流を制御する界磁制御部(7)をさらに備え、
    前記第1のツェナーダイオードは、前記界磁制御部に搭載されていることを特徴とする車両用回転電機。
  13. 請求項1〜11のいずれかにおいて、
    前記スイッチング部の出力電圧に応じて界磁電流を制御する界磁制御部と、
    前記スイッチング素子の耐圧および前記界磁制御部の耐圧よりも低いツェナー電圧を有し、前記界磁制御部が接続された前記相巻線に対応する前記下アームと並列接続された第2のツェナーダイオード(30)と、
    をさらに備えることを特徴とする車両用回転電機。
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