JP3491797B2 - 車両用発電装置 - Google Patents

車両用発電装置

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JP3491797B2
JP3491797B2 JP24330296A JP24330296A JP3491797B2 JP 3491797 B2 JP3491797 B2 JP 3491797B2 JP 24330296 A JP24330296 A JP 24330296A JP 24330296 A JP24330296 A JP 24330296A JP 3491797 B2 JP3491797 B2 JP 3491797B2
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/14Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries for charging batteries from dynamo-electric generators driven at varying speed, e.g. on vehicle
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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    • H03K17/30Modifications for providing a predetermined threshold before switching
    • H03K2017/307Modifications for providing a predetermined threshold before switching circuits simulating a diode, e.g. threshold zero

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランジスタを含
むブリッジ回路を備える車両用発電装置に関する。本発
明の車両用発電装置は、例えば自動車用オルタネータ
(交流発電機)の交流発電電圧を整流してバッテリを充
電する車両用発電装置に適用される。
【0002】
【従来の技術】特公昭45ー16651号公報は、通常
用いる接合ダイオ−ドの代わりに定電圧ダイオ−ドを用
いた三相全波整流器を提案している。特開昭63ー20
2255号公報は、三相交流発電電動機とバッテリとの
間に配設されて両者間の授受電力を直交変換(本明細書
でいう直交変換は交直変換を含む)するブリッジ回路
(インバータ兼レクチファイヤ)をMOSトランジスタ
とこのMOSトランジスタと並列接続された高耐圧(バ
ッテリ電圧の1.5〜3倍)の定電圧ダイオ−ドとで構
成することを開示している。
【0003】これらの定電圧ダイオ−ドは、三相全波整
流器の負荷遮断時などにおいて発電機の各端間に発生す
るGパルス電圧をクランプして抑圧するためのものであ
る。特開平4ー138030号公報は、MOSパワート
ランジスタを用いた三相全波整流器を提案している。特
開平4ー138030号公報は、MOSパワートランジ
スタを用いた三相全波整流器を提案している。更に、本
出願人の出願になる特願平7ー126171号は、MO
Sパワートランジスタを用いたインバータ回路におい
て、進相制御を行うことを提案している一方、バッテリ
の直流電力を三相交流電力に変換して三相交流電動機の
電機子巻線に印加するインバータを、バイポーラトラン
ジスタ又はIGBTを用いて構成することも多用されて
おり、この場合には普通、これらバイポーラトランジス
タ又はIGBTと並列に、かつ、発電電圧を整流する向
きに接合ダイオ−ドが並列接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た定電圧ダイオ−ドによりGパルス電圧を抑圧するため
には最大許容電流が極めて大きく、高価な素子を複数追
加せねばならず、部品点数の増加による組付け工数の複
雑化及び装置の大型化も含めて実用上、大きな問題とな
っていた。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みなされたもので
あり、電流急変時に発電機の各端間に発生するGパルス
電圧をこのような大型の定電圧ダイオ−ドを用いること
なく抑止可能なブリッジ回路(インバータ又はレクチフ
ァイヤ(整流器)又はインバータ兼レクチファイヤ)を
備える車両用発電装置を提供することを、その目的とし
ている。また、本発明は、電流急変時に発電機の各端間
に発生するGパルス電圧を大型の定電圧ダイオ−ドを用
いることなく抑止するとともに、電気負荷へ給電を持続
可能な車両用発電装置を提供することを、第2の目的と
している。
【0006】また、上記したMOSトランジスタ式のブ
リッジ回路は、進相制御及び高速スイッチング制御が可
能であり、高速スイッチングによりスイッチング過渡期
間における損失も低減でき、高速ブリッジ回路として好
適であるが、MOSトランジスタは、そのゲート酸化膜
の損傷を防止するため、大きなGパルス電圧がそのソー
ス又はドレインに印加されることを防止することが、特
に重要となる。
【0007】本発明は、上記実情に鑑みなされたもので
あり、回路構成及び装置規模を増大することなくGパル
ス電圧からのゲート絶縁膜保護が可能なMOSトランジ
スタ式ブリッジ回路を用いた車両用発電装置を提供する
ことを、第3の目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の手段によ
れば、所定の第1電圧値に維持する交流発電機とバッテ
リとの間で交直変換による電力供給を行うブリッジ回路
のハイサイド素子(ハイサイド側の素子)及びローサイ
ド素子(ローサイド側の素子)の一方をなすトランジス
タをGパルス電圧(交流発電機の電機子巻線の各端に発
生する高電圧)が発生する際に導通させることにより、
このGパルス電圧による電流をブリッジ回路及び発電機
内で循環させて減衰させ、これにより過大なGパルス電
圧が車両用発電装置から出力されるのを抑制する。言い
換えれば、Gパルス電圧を発生する交流発電機のサージ
電力はトランジスタのオン抵抗や配線抵抗や電機子巻線
の抵抗などで消費されることになり、これにより、ブリ
ッジ回路からバッテリやこのバッテリと並列接続される
負荷に印加されるGパルス電圧が大幅に抑止されること
になる。
【0009】なお、ブリッジ回路の同一相の一対のハイ
サイド素子及びローサイド素子からなる相インバータの
うち、これら両素子の一方は接合ダイオードで構成する
ことができる。更に詳細に説明すると、ブリッジ回路
は、それぞれ整流機能を有するハイサイド素子及びロー
サイド素子を直列接続してなる相インバータを必要相数
分並列接続してなり、その出力電流の大小及び回転位相
に応じて2つの相インバータのハイサイド素子又は1つ
の相インバータのハイサイド素子から発電電流を出力し
ている。
【0010】この発電電流出力中にたとえばバッテリの
端子からそれに接続される配線が外れた場合を考える
と、この配線外れによりバッテリへの充電電流が遮断さ
れるために発電機の電機子巻線の内、その時点で発電電
流をハイサイド素子を通じて出力している相の電機子巻
線の出力端にGパルス電圧が発生する。なお、この時、
発電電流がローサイド素子を通じて流れこんでいる電機
子巻線の出力端はこのローサイド素子を通じて接地され
たままである。その後、発電機のロータの回転により電
機子巻線の発電電圧位相が変化しても、Gパルス電圧自
体は配線外れ時点においてバッテリに充電電流icを出
力していた相においてdic/dtに比例して生じたま
まとなる。なお、Gパルス電圧発生時点において負電圧
の相の電機子巻線の出力電位はローサイド素子をなすダ
イオードにより接地電位近傍にクランプされたままとな
る(Gパルス電圧により電流流れ込みモードを維持しよ
うとする)。これによりGパルス電圧は上記クランプ電
圧を基準として上記クランプ相と異なる相の電機子巻線
の出力端に発生する。
【0011】発生したGパルス電圧は、減衰用の短絡回
路を構成する上記トランジスタのオン抵抗に依存し、オ
ン抵抗が小さければ急速に低下して、それにより異常電
圧検出回路部がトランジスタをオフし、それにより再度
Gパルス電圧が復活するというトランジスタ断続動作を
高速に繰り返し、これによりGパルス電圧が抑圧され
る。なお、このトランジスタがオフしてGパルス電圧発
生相からハイサイド素子を通じて電圧が上昇しない場合
でも他の相からGパルス電圧が上昇するので、各相に同
様な短絡回路を設けることにより過電圧が出る事を防止
する事ができる。
【0012】結局、各種寄生容量による平滑効果を考え
れば、ブリッジ回路はほぼ継続して電気負荷に給電でき
ることがわかる。このことは、ECUなど停電を嫌う電
気負荷への給電維持において特に有益である。請求項2
記載の手段によれば、上記請求項1記載の手段におい
て、Gパルス電圧発生相の電機子巻線の端に接続される
ローサイド素子として用いられる前記トランジスタがオ
ンされる。このようにすれば、このトランジスタがGパ
ルス電圧発生相の電機子巻線の端を接地端にクランプし
てGパルス電圧を抑圧することができる。
【0013】請求項4記載の手段によれば、上記請求項
1記載の手段において、最低電圧発生相の電機子巻線の
端に接続されるハイサイド素子として用いられる前記ト
ランジスタがオンされる。このようにすれば、このトラ
ンジスタがGパルス電圧を吸収してGパルス電圧を抑圧
することができる。請求項3の手段によれば、上記請求
項1記載の手段において、ブリッジ回路のローサイド素
子をなすMOSトランジスタを、このMOSトランジス
タが接続される電機子巻線がGパルス電圧を発生する際
に導通させてGパルス電圧が車両用発電装置から出力さ
れるのを抑制する。
【0014】特に本手段では、このMOSトランジスタ
のドレイン電極とゲ−ト電極との間に定電圧降下素子を
介設している。この定電圧降下素子は、その相の発電電
圧がGパルス電圧を発生しない状態(第2電圧値以下)
ではオンせず、オンするとそれによりそれに接続される
MOSトランジスタがオンしてGパルス電圧による電流
を接地側へ流し、電気負荷側へ出力されるGパルス電圧
を抑止する。したがって、簡単な回路付加のみにてGパ
ルス電圧の抑制並びにMOSトランジスタのドレイン・
ゲート間の絶縁耐圧及びドレイン・ソース間のパンチス
ルー耐圧の大幅低減を可能とすることができる。
【0015】請求項5記載の手段によれば、請求項1乃
至4記載の手段において更に、Gパルス電圧を検出する
ためのしきい値電圧をなす所定の第2電圧値をバッテリ
電圧の2〜3倍とするので、B端子に接続される電気負
荷への過電圧を防止することができる。請求項6記載の
手段によれば、請求項1乃至4記載の手段において更
に、Gパルス電圧を検出する第2電圧値を第1電圧値に
ダイオ−ド電圧降下分を加えた電圧より所定値以上高く
設定するので、正常動作中の電機子巻線の発電電圧が短
絡されることがなく、バッテリや電気負荷への過電圧を
防止することができる。
【0016】請求項7記載の手段によれば、請求項1乃
至6記載の手段において更に、上記トランジスタをSi
ーMOSトランジスタより格段にオン抵抗が小さいSi
CーMOSトランジスタで構成するので、少ない損失で
整流が可能となる。また、SiCーMOSトランジスタ
は優れた耐熱性と熱伝導性をもつので、Gパルス電圧抑
制時の発熱によりトランジスタが破壊されるのを阻止す
ることができる。
【0017】請求項8記載の手段によれば、請求項1乃
至4記載の手段において更に、上記ハイサイド素子又は
ローサイド素子が、バイポーラトランジスタ又はIGB
Tと、発電電圧を整流する向きにこれらバイポーラトラ
ンジスタ又はIGBTと並列接続された接合ダイオ−ド
とからなる。この場合、Gパルス電圧によるサージ電流
は所定相のバイポーラトランジスタ又はIGBTと、こ
のバイポーラトランジスタ又はIGBTと同じサイドで
異なる相の接合ダイオ−ドとにより電機子巻線を短絡す
ることにより、上記と同様にGパルス電圧を支障なく抑
止することができる。
【0018】請求項9記載の手段によれば、請求項1乃
至4記載の手段において更に、上記Gパルス電圧抑止用
のMOSトランジスタを、レクチファイヤ用の整流素子
としても用いるので、ブリッジ回路への素子追加を省略
することができ、構成が簡単となる。請求項10記載の
手段によれば、請求項7又は9記載の手段において更
に、上記Gパルス電圧抑止用のトランジスタをGパルス
電圧発生時に完全導通させるのではなく、所定の平均導
通率となるようにPWM制御するので、これらのトラン
ジスタの発熱、破壊を防止することができる。
【0019】請求項11記載の手段によれば、請求項1
乃至4記載の手段において更に、短絡回路部が、Gパル
ス電圧の検出後、所定時間の間、トランジスタの前記導
通を持続するので、電機子巻線の短絡によってGパルス
電圧が低下しても電機子巻線に発生している起電圧が減
衰するまでその短絡を持続することができ、Gパルス電
圧の発生を防止することができる。
【0020】請求項12記載の手段によれば、請求項1
乃至11記載の手段において更に、Gパルス電圧発生期
間中、Gパルス電圧発生相のMOSトランジスタの導通
制御を行って、この相の電機子巻線が電気負荷に給電可
能な範囲でGパルス電圧を抑圧する。このようにすれ
ば、バッテリが外れるなどの場合でもGパルス電圧が発
生相の電機子巻線から電気負荷に給電されることがな
く、その上、Gパルス電圧抑止のためのMOSトランジ
スタ制御により電気負荷への給電が遮断されることがな
い。
【0021】請求項13記載の手段によれば、ブリッジ
回路のハイサイド素子及びローサイド素子の両方をMO
Sトランジスタで構成しているので、前述したように、
MOSトランジスタ自身をGパルス電圧発生時に導通さ
せて、Gパルス電圧の消耗を行うので、MOSトランジ
スタのソース又はドレインとゲート電極との間の電圧が
過大となってゲート絶縁膜が損傷することがなく、進相
制御及び高速スイッチング制御が可能なMOSトランジ
スタ式ブリッジ回路の信頼性を大電流容量素子を用いる
ことなく向上することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(実施例1)以下、車両用交流発電機(オルタネータ)
の発電電圧を整流してバッテリを充電する車両用発電装
置の一実施例を図1を参照して説明する。1は車両用三
相交流発電機であって、その電機子巻線11〜13の出
力端(各端)は三相全波整流器(本発明でいうブリッジ
回路)3の各交流端(接続点)41〜43に接続され、
三相全波整流器3の一対の直流端はバッテリ7の両端に
接続されている。また、バッテリ7の両端には開閉器1
0を介して負荷9が接続されている。
【0023】2は一端がバッテリ7の高位端に接続され
るフィールドコイルで、その他端は発電制御回路部5に
内蔵されたエミッタ接地のトランジスタ51のコレクタ
に接続されている。52はフライホイルダイオ−ドであ
り、発電制御回路部(電圧制御手段)5は、従来のレギ
ュレータと同じ構成を有し、バッテリ7の電圧(B電
圧)の高低に応じてトランジスタ51を断続制御してフ
ィールド電流を制御し、それにより電機子巻線11〜1
3の発電電圧を制御してB電圧が所定レベル(第1電圧
値)となるようにしている。この制御動作は周知である
のでこれ以上の説明は省略する。
【0024】三相全波整流器3は、接合ダイオ−ドから
なるハイサイド素子31〜33及びNチャンネルMOS
トランジスタからなるローサイド素子34〜36からな
り、ハイサイド素子31〜33とローサイド素子34〜
36を個別に直列接続してなる3組の相ブリッジ回路3
7〜39を並列接続してなり、一対の直流端がバッテリ
7の高位端及び低位端に個別に接続され、各相ブリッジ
回路37〜39の各素子31〜36の各接続点すなわち
交流端子41〜43が交流発電機1の電機子巻線11〜
13の各端に個別に接続される構成となっている。
【0025】また、NチャンネルMOSトランジスタか
らなるローサイド素子34〜36のバッテリ低位端子側
の主電極をゲ−ト電極直下のP型基板領域(P型基板で
もP型ウエル領域でもよい)に接続してこの基板領域に
電位付与している。したがって、この実施例では、ロー
サイド素子34〜36のステータコイル11〜13側の
主電極と上記P型基板領域との間の接合からなる寄生ダ
イオ−ドDが、寄生的に形成され、この寄生ダイオ−ド
Dは整流時にダイオ−ド式三相全波整流器のローサイド
素子を構成する。もちろん、ローサイド素子34〜36
に寄生ダイオ−ドDと並列に整流用の接合ダイオ−ドを
並列接続することも当然、可能である。
【0026】なお、トランジスタ34〜36は、耐圧向
上のためにDMOS構造又は縦型パワーMOSトランジ
スタとされている。このように三相全波整流器を構成す
る接合ダイオ−ド31〜33と寄生ダイオ−ドDとは車
両用三相交流発電機1の発電電圧を整流してバッテリ7
を充電する。
【0027】次に、本実施例の特徴部分をなす過電圧抑
止制御回路部(異常電圧検出回路部及び短絡回路部すな
わち制御部)6の構成を説明する。この過電圧抑止制御
回路6は、抵抗R1とR2、抵抗R3とR4、抵抗R5
とR6をそれぞれ直列接続してなる3個の分圧回路6a
と、電機子巻線11〜13の発電電圧が所定の電圧値
(第2電圧値)を超過したかどうかを判定して超過が判
定された相のMOSトランジスタ34〜36を導通させ
るコンパレータ61〜63とからなる。
【0028】抵抗R1とR2とからなる分圧回路6a
は、電機子巻線11から出力される相電圧V1を分圧
し、抵抗R3とR4とからなる分圧回路6aは、電機子
巻線12から出力される相電圧V2を分圧し、抵抗R5
とR6とからなる分圧回路6aは、電機子巻線13から
出力される相電圧V3を分圧する。60はイグニッショ
ンスイッチIGSWから抵抗r5を通じてバッテリ7か
ら給電された電圧により、第2電圧値に相当する基準電
圧値(第2電圧値の分圧)Vrefを出力する定電圧回
路である。
【0029】コンパレータ61〜63はそれぞれ相電圧
V1〜V3の分圧を基準電圧値と個別に比較し、それに
より相電圧V1〜V3が第2電圧値Vrefを超過した
場合に、三相全波整流器3のローサイド素子をなすMO
Sトランジスタ34〜36のゲ−ト電極に高周波遮断用
のゲート抵抗rgを通じてハイレベル電圧を出力し、そ
れらをオンする。
【0030】以下、この過電圧抑止制御回路6の動作を
説明する。Gパルス電圧が発生しない場合、分圧回路6
aの出力電圧は基準電圧Vrefに比べ低いレベルとな
ってコンパレータ61〜63はオフし、コンパレータ6
1〜63の出力電圧はローレベルとなって高周波遮断用
のゲート抵抗rgを通じて、トランジスタ34〜36を
オフしている。
【0031】バッテリ7の充電中に何らかの不具合によ
ってバッテリ7の端子が外れた場合、又は、何らかの原
因で三相全波整流器3の出力電流が急減した場合、電機
子巻線11〜13の内、その時点で電流を出力している
相の電機子巻線には大きなGパルス電圧が発生し、この
Gパルス電圧は三相全波整流器3を通じてB端子に送ら
れる。
【0032】しかし、このGパルス電圧が上昇してコン
パレータ61〜63の内、Gパルス電圧発生相のコンパ
レータがハイレベルとなり、MOSトランジスタ34〜
36の内、その相のMOSトランジスタをオンすると、
このGパルス電圧発生相の電機子巻線から接地ラインに
電流が流れ、丁度このMOSトランジスタによりGパル
ス電圧発生相の電機子巻線がクランプされた状態となっ
て、このGパルス電圧発生相のハイサイド素子から電気
負荷9などへ出力される過大なGパルス電圧が抑制さ
れ、その結果として電気負荷9やバッテリ7などの出力
側への悪影響を抑止することができる。またGパルス電
圧発生相の電圧が抑制されるので、Gパルス電圧発生相
に接続されるローサイド素子をなすMOSトランジスタ
の耐圧低減を可能とする。
【0033】減衰したGパルス電圧の上記分圧が基準電
圧Vrefを下回ればGパルス電圧発生相のコンパレー
タはローレベルを出力するのでGパルス電圧によりハイ
レベルとなっていた相のMOSトランジスタは遮断さ
れ、全波整流器3が再度整流可能となる。コンパレータ
61〜63がハイレベルを出力する場合、Gパルス電圧
が発生している期間中は、例えばコンパレータ61がハ
イレベルとなってMOSトランジスタ34がオンされる
とGパルス電圧発生相の発電電圧が急減してコンパレー
タ61がローレベルを出力し、するとMOSトランジス
タ34がオフして再びGパルス電圧発生相の発電電圧が
急増して再度コンパレータ61がオンするといったコン
パレータ61及びMOSトランジスタ34の断続と、そ
れによりハイサイド素子であるダイオード31から出力
される電流の断続を生じ、MOSトランジスタ34は高
速に繰り返されるスイッチング動作となり、出力電圧V
Bを第2電圧値(本実施例ではバッテリ電圧の2〜3倍
の値)となるように基準電圧値Vrefのレベルを設定
することで、Gパルス電圧の抑制が実現する。その結
果、各半導体素子等の破壊も回避することができ、B端
子に接続される電気負荷への過電圧も防止できる。
【0034】なお、Gパルス電圧発生相のMOSトラン
ジスタ例えばMOSトランジスタ34がオンしている場
合、残りの相の相電圧V2又はV3の少なくともどちら
かは負となっており、この負の相電圧を出力される電機
子巻線12又は13に接続されるMOSトランジスタ
(36、35の内、少なくとも一つ)の寄生ダイオード
Dが導通して循環電流が流れ、これにより発電機1の電
機子巻線11〜13の磁気回路に蓄積された磁気エネル
ギが消耗して、Gパルス電圧が減衰するものである。
【0035】図2に、三相全波整流器3の出力電圧であ
る発電電圧がGパルス電圧を発生した状態を示す。図2
において、一点鎖線はGパルス電圧抑制対策を行わない
場合の発電電圧であり、実線はGパルス電圧発生時にバ
ッテリ電圧の約2倍にGパルス電圧を抑制した場合の発
電電圧であり、破線はGパルス電圧発生時にバッテリ電
圧よりダイオード31〜33の順方向電圧降下分(約
0.7V)を僅かに超えるレベル(ここでは約14V)
にGパルス電圧を抑制した場合の発電電圧である。 (実施例2)本発明の装置の他の実施例を図3を参照し
て説明する。
【0036】この実施例の回路は、過電圧抑止制御回路
6の代わりに過電圧抑止制御回路600を採用した点だ
けが実施例1と異なっている。この過電圧抑止制御回路
600は、ローサイド素子をなすMOSトランジスタ3
4〜36の電機子巻線側の主電極(以下、ドレイン電極
と呼称する)とゲ−ト電極との間に定電圧ダイオード3
11及び抵抗rgを通じて接続したものである。
【0037】Gパルス電圧発生時にはGパルス電圧発生
相の定電圧ダイオ−ド311が降伏してGパルス電圧発
生相のMOSトランジスタのゲ−ト電極が抵抗rgとゲ
ート容量とからなる積分回路の時定数で決定される多少
の遅延時間後、そのしきい値電圧以上まで充電されてM
OSトランジスタがオンし、実施例1と同様にGパルス
電圧が抑圧される。定電圧降下素子をなす定電圧ダイオ
ード311は電流が小さいので小型にすることができ
る。これに対し、Gパルス電圧が発生しない範囲では定
電圧ダイオード311は降伏せず、トランジスタ34〜
36はオフしたままであり、整流は寄生ダイオードDに
て行われる。
【0038】ゲ−ト電極に充電された電荷は、Gパルス
電圧発生相の電機子巻線の出力電圧がゲ−ト電位より定
電圧ダイオード311の順方向電圧降下以下になった場
合に電機子巻線に放電してそれとともに低下し、ゲ−ト
電圧がそのしきい値電圧以下となればMOSトランジス
タがオフする。MOSトランジスタ34〜36の動作及
びそれによるGパルス電圧の抑圧動作自体は実施例1と
同じであるので説明を省略する。定電圧ダイオード31
1の降伏電圧は適宜設定可能である。本実施例によれ
ば、回路構成が極めて簡単となる。
【0039】(実施例3)本発明の装置の他の実施例を
図4を参照して説明する。この実施例は、実施例1にお
いて、過電圧抑止制御回路6の代わりに過電圧抑止制御
回路601を採用し、ローサイド素子34〜36をダイ
オードとし、ハイサイド素子31〜33をnチャンネル
MOSトランジスタとした点が実施例1と異なってい
る。
【0040】この過電圧抑止制御回路(制御部)601
は、実施例1と同じ分圧回路6aの3つの出力電圧と接
地電位とを比較するコンパレータ612〜614と、三
相全波整流器3の出力電圧Voを分圧する抵抗R7、R
8からなる分圧回路と、出力電圧Voの分圧と基準電圧
Vrefとを比較するコンパレータ611と、アンドゲ
ート621〜623とからなる。アンドゲート621〜
623の出力電圧は抵抗rgを通じて各MOSトランジ
スタ31〜33のゲ−ト電極に印加される。なお、MO
Sトランジスタ31〜33の寄生ダイオードDはアノー
ドが電機子巻線11〜13側となるように接続されてい
る。
【0041】この回路の動作を説明する。コンパレータ
611は、抵抗R7、R8からなる分圧回路が出力する
出力電圧Voの分圧を基準電圧(第2電圧値)Vref
と比較して、出力電圧Voが第2電圧値より高くなった
かどうかを判定し、高い場合にハイレベル電圧をアンド
ゲート621〜623に出力する。
【0042】コンパレータ612〜614は、電機子巻
線11〜13の各端子電圧が接地電位より低下したかど
うかを判定し、低下した場合に、ハイレベル電圧をアン
ドゲート621〜623に出力する。これにより、アン
ドゲート621〜623は、コンパレータ611の論理
出力とコンパレータ612〜614の論理出力との論理
積信号を抵抗rgを通じてMOSトランジスタ31〜3
3のゲ−ト電極に印加する。すなわち、Gパルス電圧発
生時(コンパレータ611がハイ時)に、電機子巻線の
発電電圧が負電圧となる相のMOSトランジスタをオン
する。このようにすれば、Gパルス電圧が出力されて過
大となった出力電圧Voをもつ三相全波整流器3の出力
端からMOSトランジスタを通じて負電圧発生相の電機
子巻線へ電流が帰還され、出力電圧Voに重畳するGパ
ルス電圧が抑圧される。
【0043】これにより、実施例1、2と同様の作用に
よりGパルス電圧が三相全波整流器3及び電機子巻線1
1〜13にて消費され、過大なGパルス電圧が電気負荷
9などに印加されるのを防ぐことができる。MOSトラ
ンジスタ31〜33の断続又は継続作動によるGパルス
電圧抑制作用のその他の特徴は実施例1、2と同じであ
り、Gパルス電圧によるローサイド素子34〜36やM
OSトランジスタ31〜33の耐圧抑制作用も実施例
1、2と同じである。 (実施例4)他の実施例を図5を参照して説明する。
【0044】この実施例は、実施例1において、各MO
Sトランジスタ34〜36毎にそれぞれトランジスタ作
動制御回路部8を追加したものである。このトランジス
タ作動制御回路部8は、コンパレータ85、ダイオ−ド
86、87、抵抗r8からなり、各MOSトランジスタ
34〜36に1セットづつ設けられている。ここで、ダ
イオ−ド87には図1に示すコンパレータ61の出力電
圧が印加される。コンパレータ85は、電機子巻線11
の端子電圧が接地電位より低下したかどうかを判定し、
低下した場合にハイレベル電圧をトランジスタ34のゲ
−ト電極に印加してそれを導通させ、電機子巻線11の
端子電圧が接地電位より高くなった場合にローレベル電
圧を出力して、MOSトランジスタ34が実施例2の制
御モ−ドで作動するようにしたものである。
【0045】このようにすれば、三相全波整流器3のロ
ーサイド素子として寄生ダイオ−ドDと並列に存在する
MOSトランジスタのチャンネルを流れる電流を整流用
いることができ、通常の整流動作時における整流損失を
少ない回路付加で実現することができる。なお、図5に
おいて、コンパレータ85に電機子巻線11の発電電圧
を直接印加するのではなく、その分圧を印加してもよい
ことは当然である。
【0046】(変形態様)実施例2(図3)において、
MOSトランジスタ34〜36を整流用に用いるには、
上記と同様に各MOSトランジスタ毎に図5の回路を設
ければよい。なお、この場合ダイオード87は不要であ
る。実施例3(図4)において、MOSトランジスタ3
1〜33を整流用に用いるには、図5と機能的に同一動
作を行う図6の回路を相毎に設ければよい。なお、この
場合、ダイオード87にはアンドゲート621〜623
の出力電圧が個別に印加される。
【0047】なお、この実施例において、コンパレータ
85は発電電圧Vcがバッテリ電圧=三相全波整流器3
の出力電圧Voを超える場合にオンしてMOSトランジ
スタ33をオンさせる。上記実施例1、2では、三相全
波整流器3のハイサイド素子31〜33を接合ダイオ−
ドで構成し、ローサイド素子34〜36をMOSトラン
ジスタ及びその寄生ダイオ−ドDで構成した例を示した
が、三相全波整流器3のハイサイド素子及びローサイド
素子としては図7に示すように、寄生ダイオ−ド付のM
OSトランジスタ(a)、接合ダイオ−ド(b)、接合
ダイオ−ドと並列接続されたIGBT(c)、接合ダイ
オ−ドと並列接続されたバイポーラトランジスタ
(d)、寄生ダイオ−ド付のSiC−MOSトランジス
タ(e)のどれかを採用することができる。
【0048】ハイサイド素子31〜33の群とローサイ
ド素子34〜36の群の少なくとも一方はトランジスタ
である必要があることは当然である。なお、コンパレー
タ85及びアンドゲート621〜623のハイレベル電
圧はMOSトランジスタ31〜33を充分オン可能なよ
うにバッテリ電圧より高く設定する必要がある。また、
ハイサイド素子31〜33又はローサイド素子34〜3
6をなすトランジスタの発熱を許容値以下に抑止するた
めにトランジスタをPWM制御することも可能である。
このようなPWM制御は回路部5に所定デューティ比の
定周波数信号電圧を発生する発振器を追加し、この定周
波数信号電圧と例えば図1のトランジスタ65のコレク
タ電圧すなわちMOSトランジスタ一斉オン電圧とをア
ンド回路に入力し、このアンド回路の論理積信号でこれ
らMOSトランジスタ34〜36を制御すればよい。こ
のような回路構成は簡単自明であるので図示を省略す
る。
【0049】また、耐熱性の高いSiC−MOSトラン
ジスタを使うことで、Gパルス電圧抑制時の発熱による
温度上昇も許容でき、その効果は大きい。 (実施例5)本発明の装置の他の実施例を図8を参照し
て説明する。この実施例の回路は、実施例2(図3参
照)の回路において、各MOSトランジスタ311のゲ
−ト電極と接地間に抵抗r21をそれぞれ接続した点に
特徴がある。
【0050】以下、この実施例の特徴を説明する。実施
例2(図3参照)では、Gパルス電圧発生相の定電圧ダ
イオード311が降伏してGパルス電圧発生相のMOS
トランジスタ311のゲ−ト電極が充電されると、Gパ
ルス電圧がバッテリ電圧より更に小さいMOSトランジ
スタ311のしきい値電圧以下とならない限り、MOS
トランジスタ311はオフせず、正常な発電電圧の出力
が遅延する。本実施例では、ゲ−ト電極放電用の抵抗r
21をもつので、このような問題を防止することができ
る。また、ゲ−ト電極に印加されるゲート電圧は発電電
圧を例えばV3とすれば、(V3−Vz)×r21/
(rg+r21)となり、このゲ−ト電圧がそのしきい
値電圧を超える場合にオンする。Vzは定電圧ダイオー
ド311の降伏電圧である。
【0051】(変形態様)実施例5の変形態様を図9を
参照して以下に説明する。(a)は、図8において定電
圧ダイオード311を省略したものである。この場合、
抵抗rgとr21とが分圧回路を構成し、発電電圧V3
を両者の抵抗比で分割した分圧がMOSトランジスタ3
6のしきい値となる場合にMOSトランジスタ36はオ
ンする。したがって、例えばしきい値電圧が3VのMO
Sトランジスタを発電電圧V3が18Vの時にオンする
には抵抗rgと抵抗21との抵抗比を6対1とすればよ
い。
【0052】(b)は、図8において定電圧ダイオード
311をpnpトランジスタ400に置換したものであ
る。rbはベース抵抗である。Gパルス電圧が発生すれ
ば、トランジスタ400がオンし、MOSトランジスタ
36をオンさせる。トランジスタ400のエミッタ電圧
はバッテリ電圧の2倍に設定されている。pnpトラン
ジスタ400の代わりに各種のトランジスタ反転増幅回
路を用いることができることはもちろんである。 (実施例6)本発明の装置の他の実施例を図10を参照
して説明する。
【0053】この実施例の回路は、実施例1(図1参
照)の回路において、三相全波整流器3のハイサイド素
子31〜33をNチャンネルMOSトランジスタで構成
するフルMOSトランジスタ形式のブリッジ回路構成と
するとともに、発電制御回路部5に内蔵されたコントロ
ーラ53によりこれらMOSトランジスタ31〜36を
断続制御する点を、その特徴としている。コントローラ
53には、電源電圧としてB電圧が給電されており、I
G電圧がハイレベルとなる時に起動されるものとする。
コントローラ53は、B電圧が所定電圧(第1電圧)と
なるように励磁電流制御用のトランジスタ51を断続制
御するとともに、コンパレータ61〜63の出力信号に
基づいてMOSトランジスタ31〜36を順番に断続制
御して発電電圧V1、V2、V3の全波整流動作を行
う。なお、これらMOSトランジスタ31〜36のソー
ス、ドレイン間には、ドレイン側をカソードとし、ソー
ス(Pウエル)側をアノードとする寄生ダイオードが並
列接続されているが、その図示は省略する。コントロー
ラ53のMOSトランジスタ31〜36の内、一相分
(ここではMOSトランジスタ31、34)を制御する
ための回路を図11に示す。この実施例の回路動作を発
電電圧V1の相を例として以下に説明する。
【0054】Gパルス電圧が発生しない通常の整流動作
時には、コンパレータ61はローレベル電位(単にロー
レベルともいう)を出力し、異常電圧検出信号としての
ハイレベル電位(単にハイレベルともいう)をNORゲ
ート500及びオアゲート501に出力しない。一方、
図5に示すコンパレータ85から得られるハイレベル電
位であるローサイド素子制御信号はオアゲート501を
通じてローサイド素子であるMOSトランジスタ34の
ゲートに印加され、トランジスタ34がオンされる。ま
た、図6に示すコンパレータ85から得られるハイレベ
ル電位であるハイサイド素子制御信号はインバータ50
2で反転されてNORゲート500に入力され、NOR
ゲート500はハイサイド素子であるMOSトランジス
タ31のゲートにハイレベルを印加し、トランジスタ3
1がオンされる。
【0055】ステータコイル11にGパルス電圧が発生
する場合、コンパレータ61は異常電圧検出信号として
ハイレベルを出力する。この異常電圧検出信号がNOR
ゲート500、オアゲート501に出力されると、NO
Rゲート500はローレベルを出力し、オアゲート50
1はハイレベルを出力し、これによりMOSトランジス
タ31はオフし、MOSトランジスタ34はオンし、G
パルス電圧の減衰が行われる。
【0056】すなわち、本実施例によれば、三相全波整
流器としてフルMOSトランジスタ形式の回路を採用
し、Gパルス電圧が発生する際に、ローサイド側のMO
Sトランジスタ34をオンしてGパルス電圧を抑圧する
とともに、更にその相のハイサイド側のMOSトランジ
スタ31を積極的にオフして、MOSトランジスタ31
のチャンネルを通じてのバッテリ7及び負荷9へのGパ
ルス電圧の印加を阻止することができる。
【0057】なお、MOSトランジスタ32、35のペ
アやMOSトランジスタ33、36のペアは上記説明し
たMOSトランジスタ31、34と同じ動作をするので
説明を省略する。また、図4におけるアンドゲート62
1〜623や図6におけるコンパレータ85や図11に
おけるNORゲート500、オアゲート501などのM
OSトランジスタ31〜33駆動用の回路は、ハイサイ
ド素子であるMOSトランジスタ31〜33を非飽和動
作させるためにバッテリ電圧より高いハイレベル電位を
出力可能とする必要がある。もちろん、ハイサイド素子
であるMOSトランジスタ31〜33をPMOSトラン
ジスタとすればこのような制約は解消される。更に、本
実施例のようにフルMOSトランジスタ形式の三相全波
整流器3を用いる場合においても、Gパルス電圧発生時
に実施例3で説明したと同様にハイサイド素子であるM
OSトランジスタ31〜33をオンすることによりGパ
ルス電圧を抑圧できることはもちろんである。ただし、
この場合には、Gパルス電圧吸収のためにオンされるハ
イサイド素子と同一相のローサイド素子であるMOSト
ランジスタは、オフされる必要がある。
【0058】以上説明したように本実施例によれば、M
OSトランジスタを用いたフルMOSトランジスタ形式
の三相全波整流器3において、本来の整流動作時とは別
に、ステータコイル11〜13内に発生するGパルス電
圧を三相全波整流器3自身で抑圧する構成を採用してい
るので、専用のGパルス保護回路を追加する必要がな
く、回路構成の簡素化、小型化を実現することができ
る。 (実施例7)本発明の装置の他の実施例を図12、図1
3を参照して説明する。
【0059】この実施例の回路は、実施例6(図10参
照)の回路において、コンパレータ64〜66を追加
し、更に定電圧回路60から基準電圧値(本発明でいう
第2電圧値の分圧)Vrefよりも低い所定の基準電圧
値(第3の電圧値の分圧)Vref’を出力させるよう
に変更した点と、コントローラ53にオアゲート60
0、ホールド回路601及びアンドゲート602を追加
した点を、その特徴としている。ただし、本実施例では
オアゲート600及びホールド回路601は一対だけ設
けて各相共通に用い、アンドゲート602は各相毎に別
々に設けている。
【0060】コンパレータ64はステータコイル11の
発電電圧(相電圧)V1の分圧と基準電圧値Vref’
とを比較し、コンパレータ65はステータコイル12の
発電電圧(相電圧)V2の分圧と基準電圧値Vref’
とを比較し、コンパレータ66はステータコイル13の
発電電圧(相電圧)V3の分圧と基準電圧値Vref’
とを比較し、各コンパレータ61〜66の出力電圧はコ
ントローラ53に出力される。コントローラ53の一相
分の回路を図13に示す。ただし、上述したようにオア
ゲート600及びホールド回路601は各相共通とされ
ている。
【0061】この実施例の回路の動作を発電電圧V1の
相を例として以下に説明する。ステータコイル11〜1
3のどれかにGパルス電圧が発生する場合、コンパレー
タ61〜63のどれかは異常電圧検出信号としてハイレ
ベルを出力し、オアゲート600はGパルス電圧の発生
を示すハイレベル電位を例えばフリップフロップ回路か
らなるホールド回路601に入力し、これにより、ホー
ルド回路601は、コントローラ53への給電が遮断さ
れるまで、Gパルス電圧検出信号としてハイレベルをア
ンドゲート602へ持続出力する。なお、この実施例で
は、コントローラへの電源電圧としてのバッテリ電圧V
Bの給電はIG電圧がハイレベルの期間中だけなされる
ので、このホールド回路601の保持動作はイグニッシ
ョンスイッチIGSWのオフまで持続される。
【0062】アンドゲート602には、コンパレータ6
4の出力電圧が電圧検出信号として入力され、コンパレ
ータ64は上述のように発電電圧V1に重畳するGパル
ス電圧の分圧が基準電圧値Vref’より大きい場合に
ハイレベルを出力する。なおこの実施例では、基準電圧
値(第3電圧)Vref’は、電気負荷9の駆動に必要
な所定の最小電圧の分圧より大きく、基準電圧値Vre
fより小さく設定されている。
【0063】したがって、Gパルス電圧検出後、発電電
圧V1の分圧が基準電圧値Vrefより大きくなった場
合にハイレベルを出力してホールド回路によりハイレベ
ルを持続出力する。これにより、発電電圧V1の分圧が
基準電圧値Vrefより小さくなるとローレベルを出力
してMOSトランジスタ31をオンし、MOSトランジ
スタ34をオフさせ、これにより発電電圧V1を電気負
荷9へ出力する。なお、このMOSトランジスタ31の
オン、MOSトランジスタ34のオフが行われると、G
パルス電圧がまだ充分に消耗していなかったGパルス電
力により発生するが、高速にスイッチング動作させ、そ
の結果として再度、コンパレータ64がハイレベルを出
力するので、MOSトランジスタ31がオフし、MOS
トランジスタ34がオンし、Gパルス電圧の消耗及びそ
の電気負荷への給電抑止が行われる。図14に図12の
各部の電圧変化状態を示す。
【0064】結局、本実施例によれば、Gパルス電圧の
発生後も、基準電圧値Vref’により指定される電圧
での電気負荷9への給電が確保されることになる。な
お、本実施例は、図10に示すフルMOSトランジスタ
型のブリッジ回路3以外の他の実施例のブリッジ回路3
にも適用できる。また、本実施例のホールド回路601
を例えばモノマルチバイブレータのような一時ホールド
回路に変更し、Gパルス電圧が減衰するのに十分な時間
(数百mS)でハイレベルの電圧がホールドされるよう
にすることも可能である。このようにすれば、ホールド
解消後、本来の電流動作での制御に復帰することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の車両用発電装置の回路図である。
【図2】図1の各部状態を示すタイミングチャートであ
る。
【図3】実施例2の車両用発電装置の回路図である。
【図4】実施例3の車両用発電装置の回路図である。
【図5】実施例4の車両用発電装置の回路図である。
【図6】実施例2の車両用発電装置に合わせて実施例4
の回路を変更した状態を示すの回路図である。
【図7】実施例1の車両用発電装置のハイサイド素子又
はローサイド素子を構成する素子のいろいろを示す図で
あり、(a)はSi−MOSTを示し、(b)は接合ダ
イオードを示し、(c)はIGBTを示し、(d)はB
PTを示し、(e)はSiC−MOSTを示す。
【図8】実施例5の車両用発電装置の回路図である。
【図9】実施例5の一部回路の変形態様を示す回路図で
ある。
【図10】実施例6の車両用発電装置の回路図である。
【図11】図10のコントローラ53の要部を示す回路
図である。
【図12】実施例7の車両用発電装置の回路図である。
【図13】図11のコントローラ53の要部を示す回路
図である。
【図14】図12の回路の要部の電圧変化を示すタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
2はフィールドコイル(界磁巻線)、11〜13は電機
子巻線、1は交流発電機、31〜33はハイサイド素
子、34〜36はローサイド素子、3は三相全波整流器
(ブリッジ回路)、6、600、601は制御部(異常
電圧検出回路部及び短絡回路部)、53はコントローラ
(短絡回路部)、61〜66はコンパレータ(異常電圧
検出回路部)、311は定電圧ダイオード(定電圧降下
素子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−7834(JP,A) 特開 平4−138030(JP,A) 特開 平4−210739(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/14 - 7/24 H02H 7/06 H02M 7/155 H02P 9/04

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】界磁巻線及び電機子巻線を有してエンジン
    により駆動される交流発電機と、前記電機子巻線の各端
    をバッテリ及び電気負荷の高位端及び低位端の少なくと
    も一方に接続するトランジスタを有するブリッジ回路
    と、前記トランジスタを断続制御する制御部と、界磁電
    流を制御して前記ブリッジ回路の出力電圧を所定の第1
    電圧値に維持する電圧制御手段とを有する車両用発電装
    置において、 前記制御部は、 前記電機子巻線に生じる発電電圧が前記第1電圧値より
    所定値以上大きい所定の第2電圧値を超過したかどうか
    を検出する異常電圧検出回路部と、 前記異常電圧検出回路部の出力信号に基づいて前記トラ
    ンジスタを導通させて前記発電電圧を抑圧する短絡回路
    部と、 を備えることを特徴とする車両用発電装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車両用発電装置において、 前記短絡回路部は、前記超過が生じた前記電機子巻線の
    端に接続されるとともに前記ブリッジ回路のローサイド
    側の前記トランジスタを前記異常電圧検出回路部の出力
    信号に基づいて導通させて前記発電電圧を抑圧するもの
    であることを特徴とする車両用発電装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の車両用発電装置において、 前記ブリッジ回路のローサイド側の前記トランジスタは
    MOSトランジスタにより構成され、 前記制御部は、前記MOSトランジスタの発電機側の主
    電極とゲ−ト電極との間に介設されるとともに、前記発
    電電圧が前記第1電圧値より所定値以上大きい所定の第
    2電圧値を超過する場合に前記MOSトランジスタを導
    通させて前記発電電圧を抑圧する定電圧降下素子を有す
    ることを特徴とする車両用発電装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の車両用発電装置において、 前記短絡回路部は、負電位状態の前記電機子巻線の端に
    接続される前記ブリッジ回路のハイサイド側の前記トラ
    ンジスタを前記異常電圧検出回路部の出力信号に基づい
    て導通させて前記発電電圧を抑圧するものであることを
    特徴とする車両用発電装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか記載の車両用発
    電装置において、 前記第2電圧値は前記バッテリの定格電圧の2倍以上3
    倍以下とされることを特徴とする車両用発電装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至4のいずれか記載の車両用発
    電装置において、 前記第2電圧値は前記第1電圧値に接合ダイオ−ドの順
    方向電圧降下分を加えた電圧値を超える値に設定される
    ことを特徴とする車両用発電装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれか記載の車両用発
    電装置において、 前記トランジスタは、SiCから形成されるMOSトラ
    ンジスタからなることを特徴とする車両用発電装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至4のいずれか記載の車両用発
    電装置において、 前記ブリッジ回路のハイサイド側のハイサイド素子又は
    ローサイド側のローサイド素子は、バイポーラトランジ
    スタ又はIGBTと、発電電圧を整流する向きに前記バ
    イポーラトランジスタ又はIGBTと並列接続された接
    合ダイオ−ドとからなることを特徴とする車両用発電装
    置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至4のいずれか記載の車両用発
    電装置において、 前記トランジスタは、ゲ−ト電極直下のP型基板領域と
    主電極をなすN+ 型領域との間の寄生ダイオ−ドが発電
    電圧を整流する向きに形成されるNチャンネルMOSト
    ランジスタからなることを特徴とする車両用発電装置。
  10. 【請求項10】請求項7又は9記載の車両用発電装置に
    おいて、 前記制御部は、前記MOSトランジスタを所定タイミン
    グで断続して交流ー直流変換を行わせるものであること
    を特徴とする車両用発電装置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至4のいずれか記載の車両用
    発電装置において、 前記制御部は、前記トランジスタを所定の平均導通率で
    導通させるものであることを特徴とする車両用発電装
    置。
  12. 【請求項12】請求項1乃至11のいずれか記載の車両
    用発電装置において、 前記短絡回路部は、前記異常電圧検出回路部の出力信号
    に基づいて前記トランジスタを構成するMOSトランジ
    スタを制御して前記ブリッジ回路の出力電圧を前記電気
    負荷に給電可能な所定の最小値以上の範囲に抑圧するこ
    とを特徴とする車両用発電装置。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12のいずれか記載の車両
    用発電装置において、 前記ブリッジ回路を構成する前記ハイサイド素子及びロ
    ーサイド素子は全てMOSトランジスタからなることを
    特徴とする車両用発電装置。
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