JP5445185B2 - 車両用発電機 - Google Patents

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Description

本発明は、乗用車やトラック等に搭載される車両用発電機に関する。
従来から、車両用発電機のP端子から得られる信号(固定子巻線に含まれる相巻線の出力電圧)に基づいて制御動作を開始するようにした車両用発電制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この車両用発電制御装置では、エンジンのアイドリング回転数近傍の回転数に達したときに主電源回路が起動されて電圧制御回路に対して電力が供給され、以後、発電制御が開始される。また、この車両用発電制御装置では、同様にしてP端子から得られる信号に基づいて発電制御装置に対する電力の供給を停止している。
また、従来から、MOSトランジスタを用いて整流器を構成し、回転子の回転に同期してMOSトランジスタをオンオフ制御する車両用発電機が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−142497号公報(第3−6頁、図1−5) 特開平9−19194号公報(第6−11頁、図1−15)
ところで、特許文献1に開示された制御開始タイミングにて、特許文献2に開示されたMOSトランジスタをオンオフ制御する場合を考えると、発電開始直後にMOSトランジスタのオンオフ制御を開始することになるが、発電開始直後では車両用発電機の回転が安定しないため、MOSトランジスタのオンオフタイミングを正確に設定することができず制御が不安定になるという問題があった。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、MOSトランジスタを用いて整流器を構成した場合にMOSトランジスタの制御を安定させることができる車両用発電機を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の車両用発電機は、回転子の界磁極を磁化させる界磁巻線と、界磁極によって発生する回転磁界によって交流電圧を発生する多相巻線としての固定子巻線を有する固定子と、固定子巻線の複数の出力端子のそれぞれに対応して設けられる複数の整流器モジュールと、界磁巻線に界磁端子を介して直列接続されたスイッチング素子を有し、スイッチング素子を断続して界磁巻線に流れる励磁電流を制御することにより、複数の整流器モジュールの出力電圧を制御する発電制御装置とを備えている。整流器モジュールは、出力端子の出力を整流するMOSトランジスタと、このMOSトランジスタのオンオフタイミングを設定する制御回路とを有し、制御回路は、界磁端子から出力される信号に基づいて制御動作を開始している。具体的には、上述した制御回路は、スイッチング素子が駆動されて界磁端子を通した界磁巻線への励磁電流の供給が開始されたタイミングで制御動作を開始し、スイッチング素子の駆動が停止して界磁端子を通した界磁巻線への励磁電流の供給が停止したタイミングで制御動作を停止している。
発電制御装置が動作を開始して界磁端子から界磁巻線に励磁電流の供給が開始された後に各整流器モジュールを起動することにより、発電状態が安定してから各整流器モジュールの制御動作を開始することができるため、整流器モジュールに含まれるMOSトランジスタの制御を安定させることができる。
また、上述した整流器モジュールは、界磁端子から出力される信号に基づいて動作電圧の生成を開始あるいは停止する第1の電源回路を有し、制御回路は、第1の電源回路によって生成された動作電圧に基づいて制御動作を行うことが望ましい。これにより、発電開始前の状態において整流器モジュールで消費される電力を低減することが可能となる。
また、上述した発電制御装置は、固定子巻線に含まれる相電圧に基づいて発電の開始および停止を判定する発電検出回路と、発電検出回路によって発電状態と判定されたときに動作電圧を生成する第2の電源回路と、電源回路によって生成された動作電圧によって動作してスイッチング素子を駆動する電圧制御回路とを備えることが望ましい。これにより、発電を検出してから励磁電流の供給を開始することができ、回転が安定した状態で整流器モジュールを起動することができる。
また、上述した複数の整流器モジュールのそれぞれが界磁端子に接続されていることが望ましい。これにより、各整流器モジュールを同じ構成とすることができるため、部品の共用化によるコスト低減を図ることができるとともに、部品の誤組付を防止することによる高品質化が可能となる。
また、上述した複数の整流器モジュールの中の1つの整流器モジュールが界磁端子に接続されており、この1つの整流器モジュールに含まれる制御回路によって制御動作の開始および停止を判定した結果を他の整流器モジュールの制御回路に通知し、この他の整流器モジュールに含まれる制御回路は、通知された判定結果に基づいて制御動作の開始および停止を行うことが望ましい。制御動作の開始/停止を判定する上位の整流器モジュール以外の下位の他の整流器モジュールでは、受信した通知に応じて起動等を行えばよいため、同時に起動/停止を行うことができる。また、複数の整流器モジュールの起動/停止のタイミングを合わせることにより、一部の整流器モジュールのみが先に起動されることがなくなるため、無駄な消費電力を低減することができる。
また、上述した固定子巻線は、複数の多相巻線を有し、複数の整流器モジュールは、複数の多相巻線のそれぞれに対応する整流器モジュール群を形成しており、整流器モジュール群毎に、複数の整流器モジュールの中の1つの整流器モジュールが界磁端子に接続されており、この1つの整流器モジュールに含まれる制御回路によって制御動作の開始および停止を判定した結果を他の整流器モジュールの制御回路に通知し、この他の整流器モジュールに含まれる制御回路は、通知された判定結果に基づいて制御動作の開始および停止を行うことが望ましい。複数の整流器モジュール群毎に各整流器モジュールの起動が行われるため、いずれかの整流器モジュール群に含まれる上位の整流器モジュールが故障した場合であっても、他の整流器モジュール群を用いて通常の制御動作を継続することができ、車両用発電機の信頼性を向上させることができる。
また、上述した複数の整流器モジュールのそれぞれが界磁端子に接続されており、複数の整流器モジュールのそれぞれにおいて制御回路によって制御動作の開始および停止を判定し、その結果を他の整流器モジュールの制御回路に通知し、この他の整流器モジュールに含まれる制御回路は、通知された判定結果に基づいて制御動作の開始および停止を行うことが望ましい。最先に制御動作の開始/停止を判定する整流器モジュール以外の他の整流器モジュールではこの最先の整流器モジュールの起動タイミングに合わせて起動を行うことが可能となるため、全ての整流器モジュールについて同時に起動/停止を行うことが可能となる。また、複数の整流器モジュールの起動/停止のタイミングを合わせることにより、一部の整流器モジュールのみが先に起動されることがなくなるため、無駄な消費電力を低減することができる。さらに、各整流器モジュールを同じ構成とすることができるため、部品の共用化によるコスト低減を図ることができるとともに、部品の誤組付を防止することによる高品質化が可能となる。
また、上述した界磁端子から出力される信号に基づいて、整流器モジュールに含まれる制御回路による制御動作の開始および停止を判定し、その判定結果を複数の整流器モジュールのそれぞれに通知する制御動作判定手段をさらに備え、複数の整流器モジュールに含まれる制御回路は、通知された判定結果に基づいて制御動作の開始および停止を行うことが望ましい。これにより、全ての整流器モジュールについて同時に起動/停止を行うことが可能となる。また、複数の整流器モジュールの起動/停止のタイミングを合わせることにより、一部の整流器モジュールのみが先に起動されることがなくなるため、無駄な消費電力を低減することができる。さらに、各整流器モジュールを同じ構成とすることができるため、部品の共用化によるコスト低減を図ることができるとともに、部品の誤組付を防止することによる高品質化が可能となる。
また、上述した固定子巻線は、複数の多相巻線を有し、複数の整流器モジュールは、複数の多相巻線のそれぞれに対応する整流器モジュール群を形成しており、整流器モジュール群毎に、界磁端子から出力される信号に基づいて、整流器モジュールに含まれる制御回路による制御動作の開始および停止を判定し、その判定結果を複数の整流器モジュールのそれぞれに通知する制御動作判定手段をさらに備え、整流器モジュール群毎に、複数の整流器モジュールに含まれる制御回路は、対応する制御動作判定手段から通知された判定結果に基づいて制御動作の開始および停止を行うことが望ましい。複数の整流器モジュール群毎に各整流器モジュールの起動/停止の判定が行われるため、いずれかの整流器モジュール群に対応する制御動作判定手段が故障した場合であっても、他の整流器モジュール群を用いて通常の制御動作を継続することができ、車両用発電機の信頼性を向上させることができる。
一実施形態の車両用発電機の構成を示す図である。 整流器モジュールの構成を示す図である。 制御回路の詳細構成を示す図である。 発電制御装置のF端子と各整流器モジュールとの接続形態を示す図である。 発電制御装置の構成を示す図である。 整流器モジュールの起動タイミングを示すタイミング図である。 発電制御装置と整流器モジュールとの間の接続形態の変形例を示す図である。 図7に示す接続形態に対応する整流器モジュールに含まれる制御回路の部分的な構成を示す図である。 発電制御装置と整流器モジュールとの間の接続形態の他の変形例を示す図である。 発電制御装置と整流器モジュールとの間の接続形態の他の変形例を示す図である。 図10に示す接続形態に対応する整流器モジュールに含まれる制御回路の部分的な構成を示す図である。 発電制御装置と整流器モジュールとの間の接続形態の他の変形例を示す図である。 発電制御装置と整流器モジュールとの間の接続形態の他の変形例を示す図である。
以下、本発明を適用した一実施形態の車両用発電機について、図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態の車両用発電機の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態の車両用発電機1は、2つの固定子巻線2、3、界磁巻線4、2つの整流器モジュール群5、6、発電制御装置7を含んで構成されている。
一方の固定子巻線2は、多相巻線(例えばX相巻線、Y相巻線、Z相巻線からなる三相巻線)であって、固定子鉄心(図示せず)に巻装されている。同様に、他方の固定子巻線3は、多相巻線(例えばU相巻線、V相巻線、W相巻線からなる三相巻線)であって、上述した固定子鉄心に、固定子巻線2に対して電気角で30度ずらした位置に巻装されている。本実施形態では、これら2つの固定子巻線2、3と固定子鉄心によって固定子が構成されている。
界磁巻線4は、固定子鉄心の内周側に対向配置された界磁極(図示せず)に巻装されて回転子を構成している。励磁電流を流すことにより、界磁極が磁化される。界磁極が磁化されたときに発生する回転磁界によって固定子巻線2、3が交流電圧を発生する。
一方の整流器モジュール群5は、一方の固定子巻線2に接続されており、全体で三相全波整流回路が構成され、固定子巻線2に誘起される交流電流を直流電流に変換する。この整流器モジュール群5は、固定子巻線2の相数に対応する数(三相巻線の場合には3個)の整流器モジュール5X、5Y、5Zを備えている。整流器モジュール5Xは、固定子巻線2に含まれるX相巻線に接続されている。整流器モジュール5Yは、固定子巻線2に含まれるY相巻線に接続されている。整流器モジュール5Zは、固定子巻線2に含まれるZ相巻線に接続されている。
他方の整流器モジュール群6は、他方の固定子巻線3に接続されており、全体で三相全波整流回路が構成され、固定子巻線3に誘起される交流電流を直流電流に変換する。この整流器モジュール群6は、固定子巻線3の相数に対応する数(三相巻線の場合には3個)の整流器モジュール6U、6V、6Wを備えている。整流器モジュール6Uは、固定子巻線3に含まれるU相巻線に接続されている。整流器モジュール6Vは、固定子巻線3に含まれるV相巻線に接続されている。整流器モジュール6Wは、固定子巻線3に含まれるW相巻線に接続されている。上述した6つの整流器モジュール5X、5Y、5Z、6U、6V、6Wのそれぞれは、個別の半導体パッケージとして提供されている。
発電制御装置7は、界磁巻線4に流す励磁電流を制御する励磁制御回路であって、F端子(界磁端子)を介して接続された界磁巻線4に流れる励磁電流を制御することにより車両用発電機1の発電電圧(各整流器モジュールの出力電圧)を制御する。また、発電制御装置7は、L端子(通信端子)および通信線を介してECU8(外部制御装置)と接続されており、ECU8との間で双方向のシリアル通信(例えば、LIN(Local Interconnect Network)プロトコルを用いたLIN通信)を行い、通信メッセージを送信あるいは受信する。なお、これらのF端子やL端子は、各整流器モジュール5X等にも接続されており、その具体例については後述する。
本実施形態の車両用発電機1はこのような構成を有しており、次に、整流器モジュール5X等の詳細について説明する。
図2は、整流器モジュール5Xの構成を示す図である。なお、他の整流器モジュール5Y、5Z、6U、6V、6Wも同じ構成を有している。図2に示すように、整流器モジュール5Xは、3つのMOSトランジスタ50、51、52、電流検出素子53、制御回路54を備えている。MOSトランジスタ50は、ソースが固定子巻線2のX相巻線に接続され、ドレインがMOSトランジスタ52を介してバッテリ9の正極端子に接続されたハイサイド側のスイッチング素子である。MOSトランジスタ51は、ドレインがX相巻線に接続され、ソースが電流検出素子53を介してバッテリ9の負極端子(アース)に接続されたローサイド側のスイッチング素子である。
MOSトランジスタ52は、ハイサイド側のMOSトランジスタ50とバッテリ9の正極端子との間に挿入され、ドレインがMOSトランジスタ50のドレイン側に接続されたスイッチング素子であり、バッテリ逆接続時およびロードダンプサージ抑止のための保護用に用いられる。MOSトランジスタ50、51のみが備わった従来構成では、バッテリ9が逆接続されたときに、MOSトランジスタ50、51のボディーダイオードを介して大電流が流れるが、逆接続時にこの保護用のMOSトランジスタ52をオフすることにより、MOSトランジスタ50、51のボディダイオードを介して流れる電流を阻止することができる。また、車両用発電機1に接続されたバッテリ9が外れた場合に固定子巻線2のX相巻線に大きなロードダンプサージが発生するが、このときにMOSトランジスタ52をオフすることにより、車両用発電機1から電気負荷10、12等に大きなサージ電圧が印加されることを阻止することができる。なお、整流動作のみに着目した場合には、上述したMOSトランジスタ52は省略するようにしてもよい。
図3は、制御回路54の詳細構成を示す図である。図3に示すように、制御回路54は、制御部100、電源回路102、バッテリ電圧検出部110、動作検出部120、130、140、温度検出部150、電流検出部160、ドライバ170、172、174、通信回路180を備えている。
電源回路(第1の電源回路)102は、発電制御装置7のF端子から出力される信号に基づいて動作を開始し、制御回路54に含まれる各素子に動作電圧を供給する。発電制御装置7は、F端子を通して界磁巻線4に対して励磁電流の供給を行っており、電源回路102は、このF端子の電圧を監視することにより、界磁巻線4へ励磁電流の供給が開始されたタイミングで動作電圧の供給動作を開始し、励磁電流の供給が終了したタイミングで動作電圧の供給動作を停止する。例えば、図1に示す界磁巻線4の接続例では、界磁巻線4に励磁電流の供給が開始されるとF端子の電圧が高くなり、反対に励磁電流の供給が終了するとF端子の電圧が低くなるため、電源回路102は、F端子の電圧と所定の基準電圧とを比較し、F端子の電圧が基準電圧以上になったときに動作電圧を生成し、制御回路54に含まれる各素子に動作電圧を供給する動作を開始する。反対に、電源回路102は、F端子の電圧が基準電圧よりも低くなったときに動作電圧の生成を停止し、制御回路54に含まれる各素子に動作電圧を供給する動作を終了する。制御回路54は、電源回路102からの動作電圧の供給を受けて制御動作を開始し、動作電圧の供給停止を受けて制御動作を終了する。
ドライバ170は、出力端子(G1)がハイサイド側のMOSトランジスタ50のゲートに接続されており、MOSトランジスタ50をオンオフする駆動信号を生成する。同様に、ドライバ172は、出力端子(G2)がローサイド側のMOSトランジスタ51のゲートに接続されており、MOSトランジスタ51をオンオフする駆動信号を生成する。ドライバ174は、出力端子(G3)が保護用のMOSトランジスタ52のゲートに接続されており、MOSトランジスタ52をオンオフする駆動信号を生成する。
バッテリ電圧検出部110(バッテリ電圧検出手段)は、差動増幅器とその出力をデジタルデータに変換するアナログ−デジタル変換器(AD)によって構成されており、バッテリ9の正極端子の電圧に対応するデータを出力する。制御部100は、このデータに基づいてロードダンプなどの高電圧サージの発生を検出する。
動作検出部120は、差動増幅器とその出力をデジタルデータに変換するアナログ−デジタル変換器(AD)によって構成されており、ハイサイド側のMOSトランジスタ50のソース・ドレイン間電圧(図2、図3のB−C端子間電圧)に対応するデータを出力する。制御部100は、このデータに基づいて、ドライバ170の駆動状態に対応するMOSトランジスタ50の動作状態を監視し、適宜MOSトランジスタ50の制御や故障検知を行う。
動作検出部130は、差動増幅器とその出力をデジタルデータに変換するアナログ−デジタル変換器(AD)によって構成されており、ローサイド側のMOSトランジスタ51のソース・ドレイン間電圧(図2、図3のC−D端子間電圧)に対応するデータを出力する。制御部100は、このデータに基づいて、ドライバ172の駆動状態に対応するMOSトランジスタ51の動作状態を監視し、適宜MOSトランジスタ51の制御や故障検知を行う。
動作検出部140は、差動増幅器とその出力をデジタルデータに変換するアナログ−デジタル変換器(AD)によって構成されており、保護用に用いられるMOSトランジスタ52のソース・ドレイン間電圧(図2、図3のA−B端子間電圧)に対応するデータを出力する。制御部100は、このデータに基づいて、ドライバ174の駆動状態に対応するMOSトランジスタ52の動作状態を監視し、適宜MOSトランジスタ52の制御や故障検知を行う。
温度検出部150は、定電流源、ダイオード、差動増幅器とその出力をデジタルデータに変換するアナログ−デジタル変換器(AD)によって構成されており、温度によって変化するダイオードの順方向電圧降下に対応するデータを出力する。制御部100は、このデータに基づいて整流器モジュール5Xの温度、特に発熱量が大きいMOSトランジスタ50、51、52の温度を検出する。この温度検出部150が温度検出手段に対応する。
電流検出部160は、差動増幅器とその出力をデジタルデータに変換するアナログ−デジタル変換器(AD)によって構成されており、電流検出素子53(例えば抵抗)の両端電圧(図2、図3のD−GND端子間電圧)に対応するデータを出力する。制御部100は、このデータに基づいてローサイド側のMOSトランジスタ51のソース・ドレイン間に流れる電流を検出する。
通信回路180は、発電制御装置7と同様の通信手段であって、発電制御装置7とECU8の間を接続する通信端子および通信線に共通に接続されており、発電制御装置7やECU8との間で双方向のシリアル通信(例えば、LINプロトコルを用いたLIN通信)を行い、通信メッセージを送信あるいは受信する。なお、図1に示す構成では、整流器モジュール5X等に含まれる各通信回路180と、発電制御装置7やECU8との間を接続する通信線については図示が省略されている。
例えば、通信頻度として、1通信あたり20ms程度でECU8との間で通信メッセージを送受信しているような場合を考えると、1秒間に50回の通信を行うことができる。したがって、本実施形態において6個の通信モジュール5X等を追加してそのための通信メッセージの送受信が増加しても、発電制御装置7とECU8との間で発電状態を含む通信メッセージやダイアグ情報等の通信メッセージの送受信を行う発電制御に支障はないといえる。
図4は、発電制御装置7のF端子と各整流器モジュール5X等との接続形態を示す図である。各整流器モジュール5X等は、制御回路54内の電源回路102が接続されたF端子を有しており、6つの整流器モジュール5X、5Y、5Z、6U、6V、6Wの各F端子と発電制御装置7のF端子とが共通のF端子バスを介して相互に接続されている。
図5は、発電制御装置7の構成を示す図である。図5に示すように、発電制御装置7は、MOSトランジスタ201、環流ダイオード202、抵抗203、204、電圧制御回路205、発電検出回路206、通信制御回路207、電源回路208を備えている。
MOSトランジスタ201は、F端子を介して界磁巻線4に直列に接続されたスイッチング素子であり、オン状態のときに界磁巻線4に励磁電流が流れる。環流ダイオード202は、界磁巻線4に並列に接続されており、MOSトランジスタ201がオフ状態のときに励磁電流を環流させる。
抵抗203、204は分圧回路を構成しており、車両用発電機1の出力電圧(発電電圧)をこの分圧回路で分圧した電圧が電圧制御回路205に印加される。電圧制御回路205は、この分圧回路から印加される電圧に基づいて車両用発電機1の発電電圧を検出し、この発電電圧が調整電圧設定値になるよう車両用発電機1の励磁電流を制御する。例えば、電圧制御回路205は、調整電圧設定値と発電電圧との差に比例したオンデューティを有するPWM信号を出力する。このPWM信号は、MOSトランジスタ201に入力され、MOSトランジスタ201がオンオフ制御される。
発電検出回路206は、固定子巻線2、3のいずれかの相電圧に基づいて車両用発電機1の発電開始あるいは発電終了を判定する。例えば、発電検出回路206は、P端子を介して固定子巻線2のX相巻線が接続されており、このP端子に印加される電圧(相電圧)の周波数が発電検出用基準電圧を超えたときに発電が開始された旨の判定を行い、反対に、この相電圧の周波数が発電検出用基準電圧以下に低下したときに発電が終了した旨の判定を行う。あるいは、発電検出回路206は、相電圧のピーク値が別の発電検出用基準電圧を超えたときに発電が開始された旨の判定を行い、反対に、このピーク値が発電検出用基準電圧以下に低下したときに発電が終了した旨の判定を行うようにしてもよい。発電検出回路206は、発電開始/終了の判定を示す発電検出信号を電源回路208に向けて出力する。例えば、発電開始判定後に発電検出信号がハイレベルに設定され、それ以前あるいは発電終了判定後に発電検出信号がローレベルに設定される。
通信制御回路207は、L端子を介して整流器モジュール5X等やECU8との間で双方向のシリアル通信(LIN通信)を行う。
電源回路(第2の電源回路)208は、発電検出回路206から出力される発電検出信号がハイレベルのときに動作電圧を生成し、電圧制御回路205等の発電制御装置7の各部への動作電圧を供給を行う。なお、発電検出回路206は、電源回路208によって動作電圧の生成が開始される前に動作を開始する必要があるため、イグニッションキーがオンされた後に動作可能にバッテリ9との結線がなされている。また、動作電圧が供給されて電圧制御回路205が動作を開始する前であっても、回転子の界磁極には残留磁化が残るため、車両用発電機1が回転を開始すると所定の相電圧が現れるため、発電検出回路206による検出が可能となる。なお、ECU8から発電制御装置7に向けて発電開始を指示する通信メッセージを送信し、通信制御回路207でこのメッセージを受信したときに発電開始指示信号を電源回路208に向けて出力し、この発電開始指示信号に応じて電源回路208による動作電圧の生成動作を開始するようにしてもよい。
図6は、整流器モジュール5X等の起動タイミングを示すタイミング図である。図6において、「OFF」はエンジン、車両用発電機1、整流器モジュール5X等が非稼働状態にあることを示し、「ON」はこれらが稼働状態にあることを示している。図6に示すように、エンジンが始動された後に車両用発電機1が発電を開始する。その後、発電検出回路206による発電検出が行われて電源回路208による動作電圧の供給が開始された後にF端子の電位が上昇し、このF端子の電位上昇を受けて、整流器モジュール5X等が起動されることになる。
このように、本実施形態の車両用発電機1では、発電制御装置7が動作を開始してF端子から界磁巻線4に励磁電流の供給が開始された後に各整流器モジュール5X等を起動することにより、発電状態が安定してから各整流器モジュール5X等の制御動作を開始することができるため、整流器モジュール5X等に含まれるMOSトランジスタ50等の制御(オン/オフタイミングの設定動作)を安定させることができる。
また、整流器モジュール5X等は、F端子から出力される信号に基づいて動作電圧の生成を開始あるいは停止する電源回路102を有し、制御回路54は、この電源回路102によって生成された動作電圧に基づいて制御動作を行っているため、発電開始前の状態において整流器モジュール5X等で消費される電力を低減することが可能となる。
また、発電制御装置7は、相電圧に基づいて発電の開始および停止を判定する発電検出回路206と、発電状態にあると判定されたときに動作電圧を生成する電源回路208と、電源回路208によって生成された動作電圧によって動作してMOSトランジスタ201を駆動する電圧制御回路205とを備えることにより、発電を検出してから励磁電流の供給を開始することができ、確実に、回転が安定した状態で整流器モジュール5X等を起動することができる。
また、6つの整流器モジュール5X等の全てをF端子に接続することにより、これら6つの整流器モジュール5X等を同じ構成とすることができるため、部品の共用化によるコスト低減を図ることができるとともに、部品の誤組付を防止することによる高品質化が可能となる。
ところで、上述した例では、6つの整流器モジュール5X等の全てがF端子に接続されている場合について説明したが、発電制御装置7と整流器モジュール5X等との接続形態や整流器モジュール5X等の起動タイミングについては各種の変形例が考えられる。
(変形例1)
図7は、発電制御装置7と整流器モジュール5X等との間の接続形態の変形例を示す図である。図7に示す例では、6つの整流器モジュール5X、5Y、5Z、6U、6V、6Wの中で整流器モジュール5Xのみ(他の整流器モジュールでもよい)がF端子に接続されており、整流器モジュール5Xに含まれる制御回路によって制御動作の開始および停止を判定した結果を他の整流器モジュール5Y等の制御回路に通知し、他の整流器モジュール5Y等に含まれる制御回路は、整流器モジュール5Xから通知された判定結果に基づいて制御動作の開始および停止を行う。
図8は、図7に示す接続形態に対応する整流器モジュール5Xに含まれる制御回路54Aの部分的な構成を示す図である。この制御回路54Aでは、電源回路102によって動作電圧が生成されたときに(動作電圧の生成開始/終了が制御回路54Aの制御開始/終了に対応している)、ドライバ103が動作してF’端子からハイレベルの信号を出力する。このF’端子は、他の整流器モジュール5Y等のF端子に接続されている。このため、整流器モジュール5Y等では、整流器モジュール5XのF’端子の電圧を監視することにより、制御動作の開始/停止を判定することができる。なお、上位の整流器モジュール5XのF’端子と他の整流器モジュール5Y等のF端子との間ではデジタル信号の送受信が行われる。
このように、制御動作の開始/停止を判定する上位の整流器モジュール5X以外の下位の他の整流器モジュール5Y等では、受信した通知(F’端子から出力される信号)に応じて起動等を行えばよいため、同時に起動/停止を行うことができる。また、複数の整流器モジュール5Y等の起動/停止のタイミングを合わせることにより、一部の整流器モジュールのみが先に起動されることがなくなるため、無駄な消費電力を低減することができる。
(変形例2)
図9は、発電制御装置7と整流器モジュール5X等との間の接続形態の他の変形例を示す図である。図7に示した接続形態では、1つの整流器モジュール5Xのみを上位の整流器モジュールに設定して発電制御装置7のF端子に接続したが、図9に示した接続形態では、2つの整流器モジュール群5、6のそれぞれについて、別々に上位の整流器モジュール5X、6Uを設定し、他の整流器モジュールを同じ整流器モジュール群の上位の整流器モジュールのF’端子に接続している。
2つの整流器モジュール群5、6のそれぞれ毎に各整流器モジュール5X等の起動が行われるため、いずれかの整流器モジュール群5あるいは6に含まれる上位の整流器モジュール5Xや6Uが故障した場合であっても、他の整流器モジュール群を用いて通常の制御動作を継続することができ、車両用発電機1の信頼性を向上させることができる。
(変形例3)
図10は、発電制御装置7と整流器モジュール5X等との間の接続形態の他の変形例を示す図である。図10に示した接続形態は、図7に示した接続形態に対して、各整流器モジュール5X等を相互に接続して信号を相互に送受信可能な通信線を追加した点が異なっている。図11は、図10に示す接続形態に対応する整流器モジュール5Xに含まれる制御回路54Bの部分的な構成を示す図である。この制御回路54Bは、図8に示した制御回路54Aに受信部104を追加したものである。受信部104は、ドライバ103が接続されたF’端子に共通に接続されている。各整流器モジュール5X等では、電源回路102によって動作電圧が生成されたときに(動作電圧の生成開始/終了が制御回路54Bの制御開始/終了に対応している)、ドライバ103が動作してF’端子からハイレベルの信号を出力する。このF’端子は、他の整流器モジュールのF’端子と共通に接続されている。受信部104は、F’端子を監視しており、他の整流器モジュールのF’端子から制御動作の開始を通知するための信号を受信したときにその旨の通知を電源回路102に送る。電源回路102では、この通知に応じて動作電圧の生成を開始する。すなわち、最先の制御動作を開始する整流器モジュールに含まれる電源回路102は、F端子の電圧に基づいて動作電圧の生成を開始し、その他の整流器モジュールに含まれる電源回路102は、F’端子の電圧に基づいて動作電圧の生成を開始する。
最先に制御動作の開始/停止を判定する整流器モジュール以外の他の整流器モジュールではこの最先の整流器モジュールの起動タイミングに合わせて起動を行うことが可能となるため、全ての整流器モジュールについて同時に起動/停止を行うことが可能となる。また、複数の整流器モジュールの起動/停止のタイミングを合わせることにより、一部の整流器モジュールのみが先に起動されることがなくなるため、無駄な消費電力を低減することができる。さらに、各整流器モジュールを同じ構成とすることができるため、部品の共用化によるコスト低減を図ることができるとともに、部品の誤組付を防止することによる高品質化が可能となる。
(変形例4)
図12は、発電制御装置7と整流器モジュール5X等との間の接続形態の他の変形例を示す図である。図12に示した接続形態では、図7に示した接続形態に対して、発電制御装置7と各整流器モジュール5X等との間に、F端子から出力される信号に基づいて各整流器モジュール5X等に含まれる制御回路54による制御動作の開始および停止を判定し、その判定結果を各整流器モジュール5X等のそれぞれに通知する制御動作判定回路14(制御動作判定手段)を挿入した点が異なっている。この制御動作判定回路14は、F端子を監視し、発電制御装置7のF端子から出力される信号に基づいて各整流器モジュール5X等の起動/停止タイミングを判定する。この判定動作は、図7に示した各整流器モジュール5X等に含まれる電源回路102において行っていた判定動作と同じである。判定結果は、各整流器モジュール5X等のF端子に並行して送られる。
このように、制御動作判定回路14を追加することにより、全ての整流器モジュール5X等に対して同時に起動/停止を行うことが可能となる。また、全ての整流器モジュール5X等の起動/停止のタイミングを合わせることにより、一部の整流器モジュールのみが先に起動されることがなくなるため、無駄な消費電力を低減することができる。さらに、各整流器モジュールを同じ構成とすることができるため、部品の共用化によるコスト低減を図ることができるとともに、部品の誤組付を防止することによる高品質化が可能となる。
(変形例5)
図13は、発電制御装置7と整流器モジュール5X等との間の接続形態の他の変形例を示す図である。図12に示した接続形態では、1つの制御動作判定回路14を発電制御装置7のF端子に接続したが、図13に示した接続形態では、2つの整流器モジュール群5、6のそれぞれについて、別々に制御動作判定回路14を設け、これら2つの制御動作判定回路14を別々に発電制御装置7のF端子に接続している。
2つの整流器モジュール群5、6に対応する2つの制御動作判定回路14のそれぞれにおいて各整流器モジュール5X等の起動/停止の判定が行われるため、いずれかの整流器モジュール群に対応する制御動作判定回路14が故障した場合であっても、他の整流器モジュール群を用いて通常の制御動作を継続することができ、車両用発電機1の信頼性を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、2つの固定子巻線2、3と2つの整流器モジュール群5、6を備えるようにしたが、一方の固定子巻線2と一方の整流器モジュール群5を備える車両用発電機についても本発明を適用することができる。また、上述した実施形態では、Y結線された2つの固定子巻線2、3を備えた車両用発電機1について説明したが、Δ結線された固定子巻線を備える車両用発電機についても本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態では、図5に示すように界磁巻線4がF端子とE端子との間に接続された場合について説明したが、界磁巻線4がF端子と車両用発電機1の出力端子との間に接続された場合にも本発明を適用することができる。この場合には、各整流器モジュール内の電源回路102は、F端子の電圧と所定の基準電圧とを比較し、F端子の電圧が基準電圧以下になったときに動作電圧を生成すればよい。
上述したように、本発明によれば、発電制御装置7が動作を開始してF端子から界磁巻線4に励磁電流の供給が開始された後に各整流器モジュール5X等を起動することにより、発電状態が安定してから各整流器モジュール5X等の制御動作を開始することができるため、整流器モジュール5X等に含まれるMOSトランジスタ50、51の制御を安定させることができる。
1 車両用発電機
2、3 固定子巻線
4 界磁巻線
5、6 整流器モジュール群
5X、5Y、5Z、6U、6V、6W 整流器モジュール
7 発電制御装置
8 ECU
9 バッテリ
50、51、52、201 MOSトランジスタ
54 制御回路
102、208 電源回路
205 電圧制御回路
206 発電検出回路
207 通信制御回路

Claims (9)

  1. 回転子の界磁極を磁化させる界磁巻線と、
    前記界磁極によって発生する回転磁界によって交流電圧を発生する多相巻線としての固定子巻線を有する固定子と、
    前記固定子巻線の複数の出力端子のそれぞれに対応して設けられる複数の整流器モジュールと、
    前記界磁巻線に界磁端子を介して直列接続されたスイッチング素子を有し、前記スイッチング素子を断続して前記界磁巻線に流れる励磁電流を制御することにより、前記複数の整流器モジュールの出力電圧を制御する発電制御装置と、を備え、
    前記整流器モジュールは、前記出力端子の出力を整流するMOSトランジスタと、このMOSトランジスタのオンオフタイミングを設定する制御回路とを有し、
    前記制御回路は、前記スイッチング素子が駆動されて前記界磁端子を通した前記界磁巻線への励磁電流の供給が開始されたタイミングで制御動作を開始し、前記スイッチング素子の駆動が停止して前記界磁端子を通した前記界磁巻線への励磁電流の供給が停止したタイミングで制御動作を停止することを特徴とする車両用発電機。
  2. 請求項1において、
    前記整流器モジュールは、前記界磁端子から出力される信号に基づいて動作電圧の生成を開始あるいは停止する第1の電源回路を有し、
    前記制御回路は、前記第1の電源回路によって生成された動作電圧に基づいて制御動作を行うことを特徴とする車両用発電機。
  3. 請求項1または2において、
    前記発電制御装置は、
    前記固定子巻線に含まれる相電圧に基づいて発電の開始および停止を判定する発電検出回路と、
    前記発電検出回路によって発電状態と判定されたときに動作電圧を生成する第2の電源回路と、
    前記電源回路によって生成された動作電圧によって動作して前記スイッチング素子を駆動する電圧制御回路と、
    を備えることを特徴とする車両用発電機。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記複数の整流器モジュールのそれぞれが前記界磁端子に接続されていることを特徴とする車両用発電機。
  5. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記複数の整流器モジュールの中の1つの整流器モジュールが前記界磁端子に接続されており、この1つの整流器モジュールに含まれる前記制御回路によって制御動作の開始および停止を判定した結果を他の整流器モジュールの制御回路に通知し、この他の整流器モジュールに含まれる前記制御回路は、通知された判定結果に基づいて制御動作の開始および停止を行うことを特徴とする車両用発電機。
  6. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記固定子巻線は、複数の多相巻線を有し、
    前記複数の整流器モジュールは、前記複数の多相巻線のそれぞれに対応する整流器モジュール群を形成しており、
    前記整流器モジュール群毎に、前記複数の整流器モジュールの中の1つの整流器モジュールが前記界磁端子に接続されており、この1つの整流器モジュールに含まれる前記制御回路によって制御動作の開始および停止を判定した結果を他の整流器モジュールの制御回路に通知し、この他の整流器モジュールに含まれる前記制御回路は、通知された判定結果に基づいて制御動作の開始および停止を行うことを特徴とする車両用発電機。
  7. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記複数の整流器モジュールのそれぞれが前記界磁端子に接続されており、
    前記複数の整流器モジュールのそれぞれにおいて前記制御回路によって制御動作の開始および停止を判定し、その結果を他の整流器モジュールの制御回路に通知し、この他の整流器モジュールに含まれる前記制御回路は、通知された判定結果に基づいて制御動作の開始および停止を行うことを特徴とする車両用発電機。
  8. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記界磁端子から出力される信号に基づいて、前記整流器モジュールに含まれる前記制御回路による制御動作の開始および停止を判定し、その判定結果を前記複数の整流器モジュールのそれぞれに通知する制御動作判定手段をさらに備え、
    前記複数の整流器モジュールに含まれる前記制御回路は、通知された判定結果に基づいて制御動作の開始および停止を行うことを特徴とする車両用発電機。
  9. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記固定子巻線は、複数の多相巻線を有し、
    前記複数の整流器モジュールは、前記複数の多相巻線のそれぞれに対応する整流器モジュール群を形成しており、
    前記整流器モジュール群毎に、前記界磁端子から出力される信号に基づいて、前記整流器モジュールに含まれる前記制御回路による制御動作の開始および停止を判定し、その判定結果を前記複数の整流器モジュールのそれぞれに通知する制御動作判定手段をさらに備え、
    前記整流器モジュール群毎に、前記複数の整流器モジュールに含まれる前記制御回路は、対応する前記制御動作判定手段から通知された判定結果に基づいて制御動作の開始および停止を行うことを特徴とする車両用発電機。
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