JP2010016953A - 車両用発電電動機及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】出力トルクや発電量の変動値が許容値を超えないように制限することができる複数の電機子巻線系を持つ車両用発電電動機とその制御方法を提供する。
【解決手段】複数組の三相巻線5a,5bを有する発電電動機1と、この発電電動機の各組の三相巻線に接続された複数組のインバータ部10a,10bと、発電電動機の動作状態に応じてインバータ部を制御する制御回路部11とを備えた車両用発電電動機において、制御回路部11は、発電電機1が電動機として動作し、その出力トルクの変動値が所定値を超える場合、複数組の三相巻線5a,5bのうち、少なくとも1組の三相巻線に流れる電機子電流を停止するようにインバータ部10a,10bを制御する。
【選択図】図1
【解決手段】複数組の三相巻線5a,5bを有する発電電動機1と、この発電電動機の各組の三相巻線に接続された複数組のインバータ部10a,10bと、発電電動機の動作状態に応じてインバータ部を制御する制御回路部11とを備えた車両用発電電動機において、制御回路部11は、発電電機1が電動機として動作し、その出力トルクの変動値が所定値を超える場合、複数組の三相巻線5a,5bのうち、少なくとも1組の三相巻線に流れる電機子電流を停止するようにインバータ部10a,10bを制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数組の電機子巻線を有する車両用発電電動機とその制御方法に関する。
従来から三相同期電動機や発電機のような発電電動機で十分な出力を得るためや動作時の騒音を低減するために、三相電機子巻線(以下三相巻線という)と三相巻線を制御するためのインバータ装置からなる電機子巻線系を複数組持つものが提案されている。また、発電電動機の負荷が小さいときに、複数組ある電機子巻線系の一部の動作を停止することでインバータ装置でのスイッチング損失を低減し効率を上げることや、一部の電機子巻線系が故障した場合に残りの電機子巻線系の出力を上げることでフェイルセーフ機能を持たせることが提案されている(例えば特許文献1)。
上記のように複数の電機子巻線系を持つと出力を上げることができるが、発電電動機と内燃機関とを接続する場合、特にベルトを介して接続する場合には出力トルクが大きくなりすぎる場合に内燃機関を破壊したり、ベルト寿命が短くなってしまう問題があった。
また、通常発電電動機での発電出力は、バッテリと車両負荷に供給されるが、車両負荷は車両の環境によって変動し(例えばエアコンのオン/オフなど)、一定ではない。このため発電電動機は必要な発電量に合わせて発電量を調整しているが、追従できない発電量の変化に対しては通常はバッテリが吸収することになる。しかし、バッテリの充電容量が多い場合には、余剰な発電量を吸収する余裕が無く、バッテリが過充電となってバッテリ寿命に悪影響を及ぼしてしまう問題があった。
また、通常発電電動機での発電出力は、バッテリと車両負荷に供給されるが、車両負荷は車両の環境によって変動し(例えばエアコンのオン/オフなど)、一定ではない。このため発電電動機は必要な発電量に合わせて発電量を調整しているが、追従できない発電量の変化に対しては通常はバッテリが吸収することになる。しかし、バッテリの充電容量が多い場合には、余剰な発電量を吸収する余裕が無く、バッテリが過充電となってバッテリ寿命に悪影響を及ぼしてしまう問題があった。
本発明は以上のような問題を解消するためになされたもので、出力トルクや発電量の許容値以上の変動に対応するために、すばやく出力トルクや発電量を変化させることができる複数組の電機子巻線系を持つ車両用発電電動機とその制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、内燃機関と接続され、複数組の三相巻線を有する発電電動機と、この発電電動機の各組の三相巻線にそれぞれ接続されたインバータ部と、上記発電電動機の動作状態に応じて上記インバータ部を制御する制御回路部とを備えた車両用発電電動機において、上記制御回路部は、上記発電電機が電動機として動作し、その出力トルクの変動値が所定値を超える場合、上記複数組の三相巻線のうち、少なくとも1組の三相巻線に流れる電機子電流を停止するように上記インバータ部を制御するものである。
また,本発明は、内燃機関と接続され、複数組の三相巻線を有する発電電動機と、この発電電動機の各組の三相巻線にそれぞれ接続されたインバータ部と、上記発電電動機の動作状態に応じて上記インバータ部を制御する制御回路部とを備えた車両用発電電動機において、上記制御回路部は、上記発電電機が発電機として動作し、その発電量の変動値が所定値を超える場合、上記複数組の三相巻線のうち、少なくとも1組の三相巻線に流れる電機子電流を停止するように上記インバータ部を制御するものである。
本発明の車両用発電電動機によれば、発電電動機が電動機として動作する場合、出力トルクの過度の変動を確実に防止し、内燃機関の破損の危険性を避けることができる。
また、発電電動機が発電機として動作する場合、発電出力の過度の変動を確実に防止し、過電流の流入によるバッテリの寿命低下や破損を防止することができる。
また、発電電動機が発電機として動作する場合、発電出力の過度の変動を確実に防止し、過電流の流入によるバッテリの寿命低下や破損を防止することができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る車両用発電電動機のブロック回路図、図2は実施の形態1に係る車両用発電電動機の断面図である。
発電電動機1は界磁巻線2とそれを覆う界磁鉄心3を有する回転子4と、回転子4を回転自在に保持するハウジング7,8と回転子4を覆って設けられ、三相巻線5a(U相、V相、W相)と三相巻線5b(X相、Y相、Z相)の2組の三相巻線を有している固定子6と、界磁巻線2に界磁電流を供給する界磁回路部9、各組の三相巻線5a,5bにそれぞれ接続され、各々の電機子電流を独立して供給するインバータ部10a,10bと、発電電動機1の動作状態に応じてインバータ部10a,10bを制御する制御回路部11から構成されている。インバータ部10a,10bは、それぞれ三相ブリッジ接続されたスイッチング素子により構成され、制御回路部11によりそれらのスイッチング素子をオン、オフ制御される。
図1は本発明の実施の形態1に係る車両用発電電動機のブロック回路図、図2は実施の形態1に係る車両用発電電動機の断面図である。
発電電動機1は界磁巻線2とそれを覆う界磁鉄心3を有する回転子4と、回転子4を回転自在に保持するハウジング7,8と回転子4を覆って設けられ、三相巻線5a(U相、V相、W相)と三相巻線5b(X相、Y相、Z相)の2組の三相巻線を有している固定子6と、界磁巻線2に界磁電流を供給する界磁回路部9、各組の三相巻線5a,5bにそれぞれ接続され、各々の電機子電流を独立して供給するインバータ部10a,10bと、発電電動機1の動作状態に応じてインバータ部10a,10bを制御する制御回路部11から構成されている。インバータ部10a,10bは、それぞれ三相ブリッジ接続されたスイッチング素子により構成され、制御回路部11によりそれらのスイッチング素子をオン、オフ制御される。
また、発電電動機1は回転子4の端部に取り付けられたプーリ12とベルト(図示せず)を介して内燃機関に接続されており、相互に動力を交換することができる。また、回転子4の回転速度や電機子電流、界磁電流、発電電動機等の温度などを測定するセンサが発電電動機各部に取り付けられ、制御回路部11に入力される。また、発電電動機の制御に必要な車両情報が外部から制御回路部11に入力される。
なお、図2において、13はスリップリング、14はブラシホルダ、15は回転センサ
を示している。
なお、図2において、13はスリップリング、14はブラシホルダ、15は回転センサ
を示している。
発電電動機1の通常時の動作を説明する。内燃機関を停止状態から駆動状態へ移行する場合、制御回路部11がインバータ部10a,10bを介して電機子電流と界磁電流を制御し発電電動機を電動機として動作させ、内燃機関を始動させる。
内燃機関の駆動状態においては、内燃機関から動力を受けて回転子4が回転し、発電電動機1は発電機として動作し、車両負荷に電力を供給し、バッテリ16の充電を行う。
内燃機関の駆動状態においては、内燃機関から動力を受けて回転子4が回転し、発電電動機1は発電機として動作し、車両負荷に電力を供給し、バッテリ16の充電を行う。
次に本実施の形態での発電電動機1の動作を説明する。通常駆動モードでは上記のように制御回路部11が各組の三相巻線5a,5bへ電機子電流を供給し、発電電動機1を駆動することで、内燃機関を始動させる。内燃機関を回転させるために必要なトルクが急減する場合(例えば内燃機関の着火直後など)、通常のトルク制御手段である電機子電流や界磁電流を調整すると各部の応答性から、トルクの変動に追従することが困難となる。
このため、本実施の形態ではトルクの急減に対応するために、2組あるインバータ部10a,10bのうち、少なくとも1組のインバータ部のスイッチング素子をすべてオフし、2組ある三相巻線5a,5bの少なくとも1組に流れる電機子電流を停止する。これにより発電電動機1に発生するトルクを減少させ、必要となるトルクに確実に追従することができる。
このため、本実施の形態ではトルクの急減に対応するために、2組あるインバータ部10a,10bのうち、少なくとも1組のインバータ部のスイッチング素子をすべてオフし、2組ある三相巻線5a,5bの少なくとも1組に流れる電機子電流を停止する。これにより発電電動機1に発生するトルクを減少させ、必要となるトルクに確実に追従することができる。
また、内燃機関が着火した場合には、着火前とは逆に内燃機関が動力源となって発電電動機1を駆動することになる。このとき、発電電動機1が駆動動作していると発電電動機1と内燃機関を接続しているベルトに掛かる張力が急激に変化し、ベルト寿命に悪影響を及ぼすことになる。このため上記の場合と同様に電機子電流を制御し、トルク変動に対する追従性を向上させ、ベルトの張力変動を抑制することでベルト寿命を延ばすことができる。さらに、発電電動機1が過剰なトルクで内燃機関を駆動することによる内燃機関の損傷を防止することができる。
図3は、本実施の形態での発電電動機1の電動モードにおける動作の一例を示すフローチャートで、内燃機関の始動モード開始が指令されると、制御回路部11は内燃機関の始動に必要なトルクTqの発生指令を受けて、各組の三相巻線5a,5bへ所要の電機子電流を供給し、発電電動機1を駆動する(ステップS31)。次のステップS32において、内燃機関の初爆が発生したかどうかの判定を行い、初爆発生が確認されると、ステップS33で発電電動機1の出力トルクのトルク変動値△Tq(指令トルクTqと現在の出力トルクとの差)が所定値△Tq0以下かどうかを判定する。
そして、△Tq<△Tq0の場合には、これに対応して制御回路部11は発電電動機1の電機子電流及び界磁電流を必要に応じて適宜調整し(ステップS34)、△Tq≧△Tq0の場合には、制御回路部11は発電電動機1の2組あるインバータ部10a,10bのうち、少なくとも1組のインバータ部のスイッチング素子をすべてオフし、2組ある三相巻線5a,5bの少なくとも1組に流れる電機子電流を遮断(ステップS35)した後、始動モードを終了する。上記ステップS32において初爆発生が確認されなかった場合は、再度ステップS31に戻る。
なお、ステップS33において発電電動機1のトルク変動値△Tqが所定値△Tq0を超える場合、出力トルクを減少させるため任意の三相巻線の電機子電流を緩やかに減らしながら停止させてもよい。これにより、出力トルクの急減を和らげ、内燃機関等に対するショックを抑制して、内燃機関へのダメージや、乗り心地の悪化を防ぐことができる。
以上のように実施の形態1によれば、内燃機関と接続され、複数組の三相巻線5a,5bを有する発電電動機1と、この発電電動機の各組の三相巻線に接続された複数組のインバータ部10a,10bと、発電電動機の動作状態に応じてインバータ部を制御する制御回路部11とを備えた車両用発電電動機において、制御回路部11は、発電電機1が電動機として動作し、その出力トルクの変動値が所定値を超える場合、複数組の三相巻線5a,5bのうち、少なくとも1組の三相巻線に流れる電機子電流を停止するようにインバータ部10a,10bを制御することにより、発電電動機が電動機として動作する場合、出力トルクの過度の変動を確実に防止し、内燃機関破損の危険性を避けることができる。
実施の形態2.
通常発電電動機1での発電出力は、バッテリ16と車両負荷に供給されるが、車両負荷は車両の環境によって変動し(例えばエアコンのオン/オフなど)、一定ではない。このため発電電動機1は必要な発電量に合わせて発電量を調整しているが、追従できない発電量の変化に対しては通常はバッテリ16が吸収することになる。しかし、バッテリ16の充電容量が多い場合には、余剰な発電量を吸収する余裕が無く、バッテリ16が過充電となってバッテリ寿命に悪影響を及ぼしてしまう。
通常発電電動機1での発電出力は、バッテリ16と車両負荷に供給されるが、車両負荷は車両の環境によって変動し(例えばエアコンのオン/オフなど)、一定ではない。このため発電電動機1は必要な発電量に合わせて発電量を調整しているが、追従できない発電量の変化に対しては通常はバッテリ16が吸収することになる。しかし、バッテリ16の充電容量が多い場合には、余剰な発電量を吸収する余裕が無く、バッテリ16が過充電となってバッテリ寿命に悪影響を及ぼしてしまう。
そこで本実施の形態2では、発電電動機1の発電動作時において、必要な発電量が急激に減少した場合に、少なくとも2組ある三相巻線5a,5bのうち、少なくとも1組の三相巻線での発電を停止する。三相巻線の組数を減少することで発電量をすぐに減らすことができ、素早く要求される発電量に応答することができる。
また、三相巻線5a,5bによる発電を停止する方法として、発電を停止する三相巻線を全て短絡(三相短絡)する方法を適用することもできる。これにより発電電動機1で消費するトルクを変化させずに発電量を減少させることができ、発電電動機と内燃機関を接続するベルトに掛かる張力の変動を抑制でき、ベルトの寿命を延ばすことができる。
また、三相巻線5a,5bによる発電を停止する方法として、発電を停止する三相巻線を全て短絡(三相短絡)する方法を適用することもできる。これにより発電電動機1で消費するトルクを変化させずに発電量を減少させることができ、発電電動機と内燃機関を接続するベルトに掛かる張力の変動を抑制でき、ベルトの寿命を延ばすことができる。
さらに回生ブレーキとして発電電動機1を使用する場合において、必要な発電量の減少を本実施の形態の方法で吸収することで、発電電動機1でのトルクの消費量を減らさずに発電量を減少させ、摩擦ブレーキによる制動力を急激に変化させることなく対応することができるため、車両の乗り心地が悪化することを防止することができる。
図4は、本実施の形態2での発電電動機1の発電モードにおける動作の一例を示すフローチャートで、発電電動機1の発電モードにおいて、発電電動機1の発電量I1が指令される(ステップS41)と、ステップS42で制御回路部11は発電量の変動値△I1(指令発電量I1と現在の発電量との差)の判定を行う。すなわち発電量の変動値△I1が△I1>0または△I1<所定値△I0である場合には、それに対応した界磁電流If1を決定(ステップS43)し、△I1<0及び△I1≧△I0である場合には、2組あるインバータ部10a,10bのうち、一方のインバータ部のスイッチング素子をすべてオフし、2組ある三相巻線5a,5bのうち一方の組に流れる電機子電流を停止(ステップS44)すると共に、その状態に対応した界磁電流If2を決定(ステップS44)し、発電電動機1が指令された発電量I1を出力するようにインバータ部10a,10b及び界磁回路部9を制御する(ステップS45)。
以上のように実施の形態2によれば、内燃機関と接続され、複数組の三相巻線5a,5bを有する発電電動機1と、この発電電動機の各組の三相巻線に接続された複数組のインバータ部10a,10bと、発電電動機の動作状態に応じてインバータ部を制御する制御回路部11とを備えた車両用発電電動機において、上記制御回路部11は、上記発電電機が発電機として動作し、その発電量の変動値が所定値を超える場合、上記複数組の三相巻線5a,5bのうち、少なくとも1組の三相巻線に流れる電機子電流を停止するように上記インバータ部10a,10bを制御することにより、発電出力の過度の変動を確実に防止し、過電流の流入によるバッテリの寿命低下や破損を防止することができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3ではインバータ部10a,10bによる三相巻線5a,5bへの通電は矩形波通電で行われる。矩形波通電制御方式を採用することで、PWM制御方式で必要な平滑コンデンサを削減できるため、インバータ部10a,10bの小型化が可能となり、発電電動機1へのインバータ部10a,10bの搭載性がよくなる。また平滑コンデンサが無くなる為、コストが低減できる。
さらに矩形波通電では、トルクを制限するために位相を変化させても消費電力は変わらず効率が悪化するだけであるが、通電する電機子巻線数を制限することで効率を変えずにトルク制限を実施することができる。
本発明の実施の形態3ではインバータ部10a,10bによる三相巻線5a,5bへの通電は矩形波通電で行われる。矩形波通電制御方式を採用することで、PWM制御方式で必要な平滑コンデンサを削減できるため、インバータ部10a,10bの小型化が可能となり、発電電動機1へのインバータ部10a,10bの搭載性がよくなる。また平滑コンデンサが無くなる為、コストが低減できる。
さらに矩形波通電では、トルクを制限するために位相を変化させても消費電力は変わらず効率が悪化するだけであるが、通電する電機子巻線数を制限することで効率を変えずにトルク制限を実施することができる。
なお、以上の各実施の形態における発電電動機1では、回転子4や固定子6とインバータ部10a,10bや制御回路部11が一体となった例を挙げているが、これらを別体としてもよい。また制御回路部11がECUなどに統合されていてもよい。
1:発電電動機、2:界磁巻線、3:界磁鉄心、4:回転子、5a,5b:三相巻線、6:固定子、7,8:ハウジング、9:界磁回路部、10a,10ba:インバータ部、11:制御回路部、12:プーリ、13:スリップリング、14:ブラシホルダ、15:回転センサ、16:バッテリ
Claims (8)
- 内燃機関と接続され、複数組の三相巻線を有する発電電動機と、この発電電動機の各組の三相巻線にそれぞれ接続されたインバータ部と、上記発電電動機の動作状態に応じて上記インバータ部を制御する制御回路部とを備えた車両用発電電動機において、上記制御回路部は、上記発電電機が電動機として動作し、その出力トルクの変動値が所定値を超える場合、上記複数組の三相巻線のうち、少なくとも1組の三相巻線に流れる電機子電流を停止するように上記インバータ部を制御することを特徴とする車両用発電電動機。
- 上記制御回路部は、上記少なくとも1組の三相巻線の電機子電流を漸減させながら停止させるように上記インバータ部を制御することを特徴とする請求項1記載の車両用発電電動機。
- 上記制御回路部は、上記少なくとも1組の三相巻線に接続された上記インバータ部を構成するスイッチング素子を全てオフにすることを特徴とする請求項1または2記載の車両用発電電動機。
- 内燃機関と接続され、複数組の三相巻線を有する発電電動機と、この発電電動機の各組の三相巻線にそれぞれ接続されたインバータ部と、上記発電電動機の動作状態に応じて上記インバータ部を制御する制御回路部とを備えた車両用発電電動機において、上記制御回路部は、上記発電電機が発電機として動作し、その発電量の変動値が所定値を超える場合、上記複数組の三相巻線のうち、少なくとも1組の三相巻線に流れる電機子電流を停止するように上記インバータ部を制御することを特徴とする車両用発電電動機。
- 上記制御回路部は、上記少なくとも1組の三相巻線を短絡させるように上記インバータ部を制御することを特徴とする請求項4記載の車両用発電電動機。
- 上記インバータ部による三相巻線への通電は矩形波通電で行われることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の車両用発電電動機。
- 内燃機関と接続され、複数組の三相巻線を有する発電電動機と、この発電電動機の各組の三相巻線にそれぞれ接続されたインバータ部とを有し、上記発電電動機の動作状態に応じて上記インバータ部を制御する車両用発電電動機の制御方法において、
上記発電電動機を電動機として動作させ上記内燃機関を始動する場合、上記内燃機関の初爆を判定するステップと、上記発電電動機の出力トルクの変動値が所定値を超えたか否か判定するステップとを含み、
上記内燃機関の初爆が発生し、上記出力トルクの変動値が上記所定値を超えた場合に、上記複数組の三相巻線のうち、少なくとも1組の三相巻線に流れる電機子電流を停止するように上記インバータ部を制御することを特徴とする車両用発電電動機の制御方法。 - 内燃機関と接続され、複数組の三相巻線を有する発電電動機と、この発電電動機の各組の三相巻線にそれぞれ接続されたインバータ部とを有し、上記発電電動機の動作状態に応じて上記インバータ部を制御する車両用発電電動機の制御方法において、
上記発電電動機を発電機として動作させる場合、発電量を指令するステップと、上記発電電動機の発電量の変動値が所定値を超えたか否か判定するステップとを含み、
上記発電量の変動値が0より小さく、かつ上記所定値を超えた場合に、上記複数組の三相巻線のうち、少なくとも1組の三相巻線に流れる電機子電流を停止するように上記インバータ部を制御することを特徴とする車両用発電電動機の制御方法。
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