JP2008048533A - 発電機故障検出装置および発電機故障検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】発電機に新たに専用回路を設けることなく発電機の故障を検出する。
【解決手段】目標出力電圧制御手段11が、発電機20が出力すべき目標出力電圧を算出し、発電機20に対して目標出力電圧を出力するように指示する。発電機故障検出手段12が、目標出力電圧制御手段11から目標出力電圧を受け取り、目標出力電圧と、発電機20が出力する出力電圧とを比較することによって発電機20の故障を検出する。
【選択図】図1
【解決手段】目標出力電圧制御手段11が、発電機20が出力すべき目標出力電圧を算出し、発電機20に対して目標出力電圧を出力するように指示する。発電機故障検出手段12が、目標出力電圧制御手段11から目標出力電圧を受け取り、目標出力電圧と、発電機20が出力する出力電圧とを比較することによって発電機20の故障を検出する。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両に搭載されているバッテリを充電するための発電機の故障を検出する発電機故障検出装置および発電機故障検出方法に関する。
近年、急速な自動車普及に伴って自動車の快適性・安全性・利便性の向上に対するニーズが高まっている。そのため、自動車に取り付けられるエアコンやナビゲーションなどの車載電装品が急増しており、その重要性も増してきている。それによって、オルタネータに代表される給電系の役割が増大している。
つまり、オルタネータが故障すると、車載電装品に対する給電ができなくなってしまい、車両全体に対する影響が大きくなってきている。たとえば、エアバックやABS(Antilock Brake System)などの安全走行システムへの給電不能になったり、最悪の場合には走行不能になってしまう。
したがって、給電系の故障を迅速に検出し、ユーザに警告する必要がある。そこで、オルタネータに新たに故障検出回路を追加し、Duty値を用いてオルタネータの異常を検出する異常検出装置が提案されている(特許文献1参照)。また、オルタネータに新たに故障検出回路を追加し、リプル数を用いてオルタネータの異常を検出する異常検出装置が提案されている(特許文献2参照)。
特許第3374543号公報
特開2003−61260号公報
しかし、上記異常検出装置では、発電機に故障を検出するための専用回路を新たに設ける必要があるため、コストがかかってしまうという問題があった。また、専用回路を設けることによって、回路が占有するスペースを確保しなければならないという問題もあった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、発電機に新たに専用回路を設けることなく発電機の故障を検出することができる発電機故障検出装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、発電機に新たに専用回路を設けることなく発電機の故障を検出することができる発電機故障検出方法を提供することである。
本発明では上記問題を解決するために、車両に搭載されているバッテリを充電するための発電機の故障を検出する発電機故障検出装置において、前記発電機が出力すべき目標出力電圧を算出し、前記発電機に対して前記目標出力電圧を出力するように出力指示をする目標出力電圧制御手段と、前記目標出力電圧制御手段から前記目標出力電圧を受け取り、前記目標出力電圧と、前記発電機が出力する出力電圧とを比較することによって前記発電機の故障を検出する発電機故障検出手段とを有することを特徴とする発電機故障検出装置が提供される。
これにより、目標出力電圧制御手段が、前記発電機が出力すべき目標出力電圧を算出し、前記発電機に対して前記目標出力電圧を出力するように出力指示をする。発電機故障検出手段が、前記目標出力電圧制御手段から前記目標出力電圧を受け取り、前記目標出力電圧と、前記発電機が出力する出力電圧とを比較することによって前記発電機の故障を検出する。
また、本発明では、車両に搭載されているバッテリを充電するための発電機の故障を検出する発電機故障検出方法において、目標出力電圧制御手段が、前記発電機が出力すべき目標出力電圧を算出し、前記発電機に対して前記目標出力電圧を出力するように指示するステップと、発電機故障検出手段が、前記目標出力電圧制御手段から前記目標出力電圧を受け取り、前記目標出力電圧と、前記発電機が出力する出力電圧とを比較することによって前記発電機の故障を検出するステップとを含むことを特徴とする発電機故障検出方法が提供される。
これにより、目標出力電圧制御手段が、前記発電機が出力すべき目標出力電圧を算出し、前記発電機に対して前記目標出力電圧を出力するように指示する。発電機故障検出手段が、前記目標出力電圧制御手段から前記目標出力電圧を受け取り、前記目標出力電圧と、前記発電機が出力する出力電圧とを比較することによって前記発電機の故障を検出する。
本発明の発電制御装置および発電制御方法によれば、発電機が出力する出力電圧と目標出力電圧を比較することによって発電機の故障を検出するので、発電機に新たに専用回路を設けることなく発電機の故障を検出することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に適用される発明の概念図である。図1に示すように、発電機故障検出装置10は、目標出力電圧制御手段11と発電機故障検出手段12を備えている。また、発電機故障検出装置10には、発電機20が接続されており、発電機20には、バッテリ30が接続されている。ここで、発電機故障検出装置10は、図示しないエンジン制御装置または電源マネージメント制御装置と一体型であってもよい。
図1は、本実施の形態に適用される発明の概念図である。図1に示すように、発電機故障検出装置10は、目標出力電圧制御手段11と発電機故障検出手段12を備えている。また、発電機故障検出装置10には、発電機20が接続されており、発電機20には、バッテリ30が接続されている。ここで、発電機故障検出装置10は、図示しないエンジン制御装置または電源マネージメント制御装置と一体型であってもよい。
目標出力電圧制御手段11は、発電機20が出力すべき出力電圧である目標出力電圧を算出し、その目標出力電圧を指示する指示信号を出力する。
発電機20は、目標出力電圧制御手段11から目標出力電圧の指示信号を受け取ると、発電を開始して目標出力電圧に応じた電圧を出力する。この出力された目標出力電圧によって車両に搭載されている補機に対して給電が行われ、バッテリ30に対して充電が行われる。
発電機20は、目標出力電圧制御手段11から目標出力電圧の指示信号を受け取ると、発電を開始して目標出力電圧に応じた電圧を出力する。この出力された目標出力電圧によって車両に搭載されている補機に対して給電が行われ、バッテリ30に対して充電が行われる。
発電機故障検出手段12は、目標出力電圧制御手段11から目標出力電圧の指示信号を受け取ると、発電機20が出力する出力電圧をバッテリ30に充電されると同時に受け取る。そして、発電機20から受け取った出力電圧と、目標出力電圧制御手段11から受け取った指示信号内に設定されている目標出力電圧とを比較し、両者の乖離度に基づいて発電機20が故障しているか否かを検出する。
たとえば、目標出力電圧制御手段11から受け取った指示信号内に設定されている目標出力電圧に対して発電機20から受け取った出力電圧が著しく低い場合には、発電機20が正常に発電できない故障であると判断する。また、目標出力電圧制御手段11から受け取った指示信号内に設定されている目標出力電圧に対して発電機20から受け取った出力電圧が著しく高い場合には、発電機20が暴走して発電しすぎる故障であると判断する。
このように、発電機20が出力する出力電圧と目標出力電圧を比較することによって発電機20の故障を検出するので、発電機20に新たに専用回路を設けることなく発電機20の故障を検出することが可能となる。
次に、本発明の発電機故障検出装置をマスタECU(Electronic Control Unit)に適用した場合の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本実施の形態に係るシステム構成例を示す図である。図2に示すように、マスタECU100、バッテリ200、およびオルタネータ300が電源ライン400と通信バス410を介して接続されている。また、マスタECU100には、報知部500が接続されている。
図2は、本実施の形態に係るシステム構成例を示す図である。図2に示すように、マスタECU100、バッテリ200、およびオルタネータ300が電源ライン400と通信バス410を介して接続されている。また、マスタECU100には、報知部500が接続されている。
バッテリ200には、バッテリ200の電圧を計る電圧計(図中V)210、電流を計る電流計(図中A)220、およびバッテリ液温度を計る液温計(図中T)230が接続されている。マスタECU100は、電圧計210、電流計220、および液温計230の各々が計測した情報を通信バス410を介して取得する。
また、マスタECU100は、通信バス410を介してオルタネータ300に、バッテリ200に対して行う充電処理に関する指示を行う。なお、この通信バス410は、たとえば、LIN(Local Interconnect Network)を用いる。
オルタネータ300は、バッテリ200に対して充電処理を行う。具体的には、オルタネータ300は、マスタECU100から通信バス410を介して出力すべき出力電圧を受け取り、受け取った出力電圧に基づいてフィールドデューティ(F−Duty)を算出する。そして、算出したF−DutyをマスタECU100へフィードバックするとともに、算出したF−Dutyに基づいて発電し、バッテリ200に対する充電を行う。
マスタECU100は、オルタネータ300に充電開始指示を行うと、行った充電開始指示に設定されている目標充電電圧とバッテリ200の状態に基づいて目標F−Dutyを算出する。そして、指示から一定時間後にオルタネータ300が出力する出力電圧とオルタネータ300からフィードバックされたF−Dutyを取得し、オルタネータ300が故障しているか否かを判断する発電機異常判断処理を行う。そして、オルタネータ300が故障していると判断すると、報知部500を用いてユーザに対してオルタネータ300が故障している旨の報知を行う。
なお、電源ライン400と通信バス410には、不図示の各種車両に搭載されている補機が接続されており、マスタECU100は、通信バス410を介して各種補機から車両の状態を示す各種情報を取得する。たとえば、車両に搭載されている電装品の使用状況、車外の寒暖などの車両の外部環境、および道路情報などを通信バス410を介して取得する。
図3は、本実施の形態に用いるマスタECUのハードウェア構成例を示す図である。図3に示すように、マスタECU100は、マイクロコンピュータ(マイコン)101、I/F(InterFace)102、およびバス103を備えており、I/F102を介して、たとえば外部の通信バス410と接続されている。
マイコン101は、CPU101a、ROM(Read Only Memory)101b、およびRAM(Random Access Memory)101cを有している。マスタECU100は、CPU101aによって装置全体が制御されている。CPU101aには、マイコン101の内部のバス101dを介してROM101bおよびRAM101cが接続されている。RAM101cには、CPU101aによる処理に必要な各種データが保存される。ROM101bには、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
なお、マスタECU100のハードウェアは、図3に示した構成に限るものではない。たとえば、バス103にROMを接続し、このROMにOSやアプリケーションプログラムを格納するようにしてもよい。また、バス103にRAMを接続し、このRAMにデータを一時的に保持するようにしてもよい。以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。
次に、マスタECU100が有する処理機能について説明する。
図4は、本実施の形態のマスタECUの処理機能を示す図である。図4に示すように、マスタECU100は、車両状態検出部110、発電指令部120、異常判断部130、および報知処理部140を備えている。また、車両状態検出部110は、発電機状態検出部111、車両状況検出部112、バッテリ状態検出部113、および電装品使用状況検出部114を備えている。
図4は、本実施の形態のマスタECUの処理機能を示す図である。図4に示すように、マスタECU100は、車両状態検出部110、発電指令部120、異常判断部130、および報知処理部140を備えている。また、車両状態検出部110は、発電機状態検出部111、車両状況検出部112、バッテリ状態検出部113、および電装品使用状況検出部114を備えている。
発電機状態検出部111は、オルタネータ300の状態を検出する。具体的には、オルタネータ300が出力する出力電圧と、オルタネータ300のF−Dutyを検出する。
車両状況検出部112は、車両の状況を検出する。具体的には、アクセル開度、車速、エンジン回転数、シフト、ブレーキ信号などから、車両の走行状態を検出する。
車両状況検出部112は、車両の状況を検出する。具体的には、アクセル開度、車速、エンジン回転数、シフト、ブレーキ信号などから、車両の走行状態を検出する。
バッテリ状態検出部113は、バッテリ200の状態を検出する。具体的には、バッテリ200のバッテリ電圧を電圧計210から取得し、バッテリ200の電流を電流計220から取得し、バッテリ200の液温度を液温計230から取得する。
電装品使用状況検出部114は、車両に搭載されている電装品の使用状況を検出する。具体的には、車両に搭載されている電装品の消費電力(電流)を検出する。
発電指令部120は、オルタネータ300が出力すべき電圧である充電電圧を指令する。たとえば、発電指令部120は、バッテリ状態検出部113からバッテリ電圧を受け取り、あらかじめ設定されている所定電圧を加算した電圧を充電電圧とする。
発電指令部120は、オルタネータ300が出力すべき電圧である充電電圧を指令する。たとえば、発電指令部120は、バッテリ状態検出部113からバッテリ電圧を受け取り、あらかじめ設定されている所定電圧を加算した電圧を充電電圧とする。
そして、発電指令部120は、車両に搭載されている電装品の使用状況を電装品使用状況検出部114から受け取り、電装品の使用状況に応じて上述した充電電圧を補正し、補正した充電電圧をオルタネータ300に対して出力するように指令する。
異常判断部130は、検出した情報を元にオルタネータ300が異常か否かの判断を行う。具体的には、異常判断部130は、発電指令部120がオルタネータ300に対して充電電圧を指令すると、指令した充電電圧の値を受け取る。また、発電機状態検出部111からオルタネータ300から出力される出力電圧を受け取る。そして、充電電圧と出力電圧からマスク時間を算出する。マスク時間とは、発電指令部120がオルタネータ300に対して発電指令を行ってから異常判断部130が異常判定を開始するまでの時間である。マスク時間に関しては後述する。
オルタネータ300から出力される出力電圧は、発電指令部120から発電指令を受けてから一定時間かけて指令電圧に徐々に到達する。したがって、発電指令部120から発電指令を受けてから一定時間はオルタネータ300が正常であったとしてもオルタネータ300の出力電圧が指令電圧とは乖離した電圧値が検出される。そこで、異常判断部130は、発電指令部120から発電指令を受けてから一定時間をマスク時間としてオルタネータ300の異常判断を行わず、マスク時間経過後から異常判断を行う。
報知処理部140は、オルタネータ300が異常であると異常判断部130が判断すると、ユーザに対してオルタネータ300が異常であると判断した旨を報知する。たとえば、異常を報知する警告灯を点灯させ、ユーザに対して電装品の使用を抑制するように報知する。
以下、指令電圧と出力電圧との偏差と、マスク時間の関係を示すグラフについて説明する。
図5は、指令電圧と出力電圧との偏差と、マスク時間の関係を示す図である。図5に示すように、偏差−マスク時間グラフ600は、発電指令部120がオルタネータ300に対して指令した指令電圧とオルタネータ300から出力される出力電圧との偏差と、発電指令部120がオルタネータ300に対して発電指令を行ってから異常判断部130が異常判定を開始するまでのマスク時間との関係を示している。
図5は、指令電圧と出力電圧との偏差と、マスク時間の関係を示す図である。図5に示すように、偏差−マスク時間グラフ600は、発電指令部120がオルタネータ300に対して指令した指令電圧とオルタネータ300から出力される出力電圧との偏差と、発電指令部120がオルタネータ300に対して発電指令を行ってから異常判断部130が異常判定を開始するまでのマスク時間との関係を示している。
マスク時間は、偏差が大きくなるにしたがって大きくなり、偏差が小さくなるにしたがって小さくなる。オルタネータ300から出力される出力電圧は、発電指令部120から発電指令を受けてから一定時間かけて指令電圧に徐々に到達するので、偏差が大きいと出力電圧が指令電圧に到達するまでの時間がかかる。そこで、偏差が大きいほどマスク時間を長くして出力電圧の誤検出を防ぐ。
以下、指令電圧とバッテリ電圧との偏差と、目標F−Dutyの関係を示すグラフについて説明する。
図6は、指令電圧とバッテリ電圧との偏差と、目標F−Dutyの関係を示す図である。図6に示すように、偏差−目標F−Dutyグラフ610は、発電指令部120がオルタネータ300に対して指令した指令電圧とバッテリ200のバッテリ電圧との偏差と、指令電圧に基づいて異常判断部130が算出した目標F−Dutyとの関係を示している。
図6は、指令電圧とバッテリ電圧との偏差と、目標F−Dutyの関係を示す図である。図6に示すように、偏差−目標F−Dutyグラフ610は、発電指令部120がオルタネータ300に対して指令した指令電圧とバッテリ200のバッテリ電圧との偏差と、指令電圧に基づいて異常判断部130が算出した目標F−Dutyとの関係を示している。
目標F−Dutyは、偏差が大きくなるにしたがって大きくなり、偏差が小さくなるにしたがって小さくなる。偏差が大きいということはバッテリ電圧が低いことを意味するので、なるべくオルタネータ300を稼働してバッテリ200に対する充電を行いたいという要請に基づいている。そこで、偏差が大きいときほどオルタネータ300の稼働負荷を表すF−Dutyを大きくする。
以上のような機能を有しているマスタECU100により、以下の処理が行われる。
図7、図8は、マスタECUによる発電機異常判断処理の手順を示すフローチャートである。図7、図8に示すフローチャートは、本来1つのフローチャートであるが、便宜上2つの図に分けて説明する。以下、図7、図8に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
図7、図8は、マスタECUによる発電機異常判断処理の手順を示すフローチャートである。図7、図8に示すフローチャートは、本来1つのフローチャートであるが、便宜上2つの図に分けて説明する。以下、図7、図8に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
〔ステップS11〕発電機状態検出部111は、オルタネータ300の状態を検出する。
〔ステップS12〕車両状況検出部112は、車両の状況を示す情報を検出する。具体的には、アクセル開度、車速、エンジン回転数、シフト、ブレーキ信号などから、車両の走行状態を検出する。
〔ステップS12〕車両状況検出部112は、車両の状況を示す情報を検出する。具体的には、アクセル開度、車速、エンジン回転数、シフト、ブレーキ信号などから、車両の走行状態を検出する。
〔ステップS13〕バッテリ状態検出部113は、バッテリ200の状態を検出する。具体的には、電圧計210からバッテリ200の電圧を取得し、電流計220からバッテリ200の電流を取得し、液温計230からバッテリ200の液温度を取得する。
〔ステップS14〕電装品使用状況検出部114は、車両に搭載されている電装品の消費電力を検出する。具体的には、オルタネータ300が出力する出力電圧と、オルタネータ300のF−Dutyを検出する。
〔ステップS15〕発電指令部120は、バッテリ状態検出部113からバッテリ電圧を受け取り、あらかじめ設定されている所定電圧を加算した電圧を充電電圧とする。
〔ステップS16〕発電指令部120は、車両に搭載されている電装品の使用状況を電装品使用状況検出部114から受け取り、電装品の使用状況に応じて上述した充電電圧を補正し、補正した充電電圧をオルタネータ300に対して出力するように指令する。
〔ステップS16〕発電指令部120は、車両に搭載されている電装品の使用状況を電装品使用状況検出部114から受け取り、電装品の使用状況に応じて上述した充電電圧を補正し、補正した充電電圧をオルタネータ300に対して出力するように指令する。
〔ステップS17〕異常判断部130は、オルタネータ300に対して発電指令を行った旨の信号と指令電圧を発電指令部120から受け取る。
〔ステップS18〕異常判断部130は、バッテリ状態検出部113からバッテリ電圧を取得し、発電指令部120から受け取った指令電圧との差に基づいてマスク時間を決定する。
〔ステップS18〕異常判断部130は、バッテリ状態検出部113からバッテリ電圧を取得し、発電指令部120から受け取った指令電圧との差に基づいてマスク時間を決定する。
〔ステップS19〕異常判断部130は、指令電圧が更新されたか否かを判断する。指令電圧が更新されると、指令電圧の変更に応じてマスク時間を変更するためである。指令電圧が更新されていない場合には、処理をステップS19aへ進め、指令電圧が更新された場合には、処理をステップS25へ進める。
〔ステップS19a〕異常判断部130は、車両が加速中であるか否か判断する。車両が加速中は、発電カットするケースがあるため、そのときは後述するカウンタのカウントアップ処理を行わない。車両が加速中の場合は、ステップS25へ進み、カウンタをクリアして、加速なしとなったタイミングで再度、図7のスタートから処理を開始することになる。車両が加速中でない場合は、ステップS19bへ進む。
〔ステップS19b〕異常判断部130は、後述するカウンタをカウントアップする。
〔ステップS20〕異常判断部130は、マスク時間が経過したか否かを判断する。マスク時間が経過した場合には、処理をステップS21へ進め、マスク時間が経過していない場合には、処理をリターンする。
〔ステップS20〕異常判断部130は、マスク時間が経過したか否かを判断する。マスク時間が経過した場合には、処理をステップS21へ進め、マスク時間が経過していない場合には、処理をリターンする。
〔ステップS21〕異常判断部130は、指令電圧と出力電圧の差が所定値より大きいか否かを判断する。指令電圧と出力電圧の差が所定値より大きい場合には、処理をステップS22へ進め、指令電圧と出力電圧の差が所定値以下である場合には、処理をリターンする。
〔ステップS22〕異常判断部130は、オルタネータ300が異常であると判断する。指令電圧と出力電圧の差が所定値より大きいとは、たとえば指令電圧に対して出力電圧が極めて小さい場合には、オルタネータ300が動いていないことなどが考えられる。また、指令電圧に対して出力電圧が極めて大きい場合には、オルタネータ300が暴走していることが考えられる。
〔ステップS23〕報知処理部140は、異常判断部130がオルタネータ300に異常があると判断すると、オルタネータ300に異常がある旨をユーザに対して報知する。たとえば、報知部500は、メータパネルに組み込まれた警告灯であり、その警告灯を点灯させることによりユーザに対してオルタネータ300に異常があり、電装品の使用を抑制すべき旨を報知する。
〔ステップS24〕報知処理部140は、あとどれくらいの時間でバッテリ200があがってしまうかを報知する。詳しくは後述する。
〔ステップS25〕異常判断部130は、指令電圧が更新されるとカウンタをクリアする。このカウンタは、発電指令がされてからの経過時間を計時するカウンタであり、指令電圧が更新されたときには、マスク時間が変更になるのでカウンタをクリアして改めて発電指令がされてからの経過時間を計時する。
〔ステップS25〕異常判断部130は、指令電圧が更新されるとカウンタをクリアする。このカウンタは、発電指令がされてからの経過時間を計時するカウンタであり、指令電圧が更新されたときには、マスク時間が変更になるのでカウンタをクリアして改めて発電指令がされてからの経過時間を計時する。
図9は、マスタECUによる時間報知処理の手順を示すフローチャートである。以下、図9に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
〔ステップS31〕報知処理部140は、異常判断部130がオルタネータ300が異常であるか否かを判断する。異常であると判断した場合には、処理をステップS32へ進め、異常ではないと判断した場合には、処理を終了する。
〔ステップS31〕報知処理部140は、異常判断部130がオルタネータ300が異常であるか否かを判断する。異常であると判断した場合には、処理をステップS32へ進め、異常ではないと判断した場合には、処理を終了する。
〔ステップS32〕報知処理部140は、電装品使用状況検出部114から電装品の使用状況を取得し、電装品の使用状況に変更があったか否かを判断する。変更があったと判断した場合には、処理をステップS33へ進め、変更がなかったと判断した場合には、処理をステップS35へ進める。
〔ステップS33〕報知処理部140は、バッテリ200があがるまでの時間を算出する。たとえば、バッテリ容量が55〔Ah〕であり、現状のバッテリ充電率が70〔%〕であり、バッテリあがり充電率が30〔%〕であり、電装品が使用する電気量が100〔Asec〕であるとき、以下の式(1)によりバッテリがあがるまでの時間を算出する。
(70〔%〕−30〔%〕)/100〔%〕×198000〔Asec〕/100〔Asec〕=792〔sec〕=13.2〔min〕 ……(1)
なお、上記式(1)にある198000〔Asec〕は、55〔Ah〕を〔Asec〕に換算したものである。
なお、上記式(1)にある198000〔Asec〕は、55〔Ah〕を〔Asec〕に換算したものである。
〔ステップS34〕報知処理部140は、算出したバッテリ200があがるまでの時間を表示する。たとえば、報知部500は、メータパネルに組み込まれた表示装置であり、その表示装置に時間を表示することによりユーザに対してオルタネータ300があがるまでの時間を報知する。
〔ステップS35〕報知処理部140は、算出したバッテリ200があがるまでの時間から、時間を算出してからの経過時間を減算して表示する。
上述のような処理を行うことによって、車両を制御する既存のCPU101aによって、オルタネータ300にバッテリ200の充電電圧を指令し、指令した充電電圧とバッテリ電圧とに基づいてオルタネータ300が異常であるか否かを判断するようにした。これによって、オルタネータ300が異常であるか否かの判断をするための専用回路を新たに設けることなくオルタネータ300の故障を検出することができ、コストを低減することができる。
上述のような処理を行うことによって、車両を制御する既存のCPU101aによって、オルタネータ300にバッテリ200の充電電圧を指令し、指令した充電電圧とバッテリ電圧とに基づいてオルタネータ300が異常であるか否かを判断するようにした。これによって、オルタネータ300が異常であるか否かの判断をするための専用回路を新たに設けることなくオルタネータ300の故障を検出することができ、コストを低減することができる。
なお、上述の実施の形態において、充電電圧とバッテリ電圧とに基づいてオルタネータ300が異常であるか否かを判断する旨の説明を行ったが、F−Dutyを用いてオルタネータ300の異常がどのような異常であるかを調べてもよい。以下、F−Dutyを用いた発電機異常判断処理をフローチャートを用いて詳細に説明する。
図10、図11は、マスタECUによる発電機異常判断処理の手順を示すフローチャートである。図10、図11に示すフローチャートは、本来1つのフローチャートであるが、便宜上2つの図に分けて説明する。以下、図10、図11に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
〔ステップS41〕発電機状態検出部111は、オルタネータ300の状態を検出する。
〔ステップS42〕車両状況検出部112は、車両の状況を示す情報を検出する。具体的には、アクセルの開度、車両の加速度、および車両の速度を検出する。
〔ステップS42〕車両状況検出部112は、車両の状況を示す情報を検出する。具体的には、アクセルの開度、車両の加速度、および車両の速度を検出する。
〔ステップS43〕バッテリ状態検出部113は、バッテリ200の状態を検出する。具体的には、電圧計210からバッテリ200の電圧を取得し、電流計220からバッテリ200の電流を取得し、液温計230からバッテリ200の液温度を取得する。
〔ステップS44〕電装品使用状況検出部114は、車両に搭載されている電装品の消費電力を検出する。
〔ステップS45〕発電指令部120は、バッテリ状態検出部113からバッテリ電圧を受け取り、あらかじめ設定されている所定電圧を加算した電圧を発電電圧とする。
〔ステップS45〕発電指令部120は、バッテリ状態検出部113からバッテリ電圧を受け取り、あらかじめ設定されている所定電圧を加算した電圧を発電電圧とする。
〔ステップS46〕発電指令部120は、車両に搭載されている電装品の使用状況を電装品使用状況検出部114から受け取り、電装品の使用状況に応じて上述した充電電圧を補正し、補正した充電電圧をオルタネータ300に対して出力するように指令する。
〔ステップS47〕異常判断部130は、オルタネータ300に対して指令した充電電圧とバッテリ200の状態に基づいて目標F−Dutyを決定する。異常判断部130は、指令として受けた充電電圧に基づいてオルタネータ300自体が算出してマスタECU100へフィードバックするF−Dutyが正常か否かを判断するために目標F−Dutyを算出する。
〔ステップS48〕異常判断部130は、オルタネータ300に対して発電指令を行った旨の信号と指令電圧を発電指令部120から受け取る。
〔ステップS49〕異常判断部130は、指令として受けた充電電圧に基づいてオルタネータ300が算出してフィードバックしたF−Dutyを受け取る。
〔ステップS49〕異常判断部130は、指令として受けた充電電圧に基づいてオルタネータ300が算出してフィードバックしたF−Dutyを受け取る。
〔ステップS50〕異常判断部130は、オルタネータ300が故障しているか否かを判断する発電機異常判断処理を開始する条件が成立しているか否かを判断する。異常判断部130は、発電機状態検出部111から受け取るオルタネータ300の状態、車両状況検出部112から受け取る車両の状況(たとえば、車両の加速。加速中は故障判定しないため)、バッテリ状態検出部113から受け取るバッテリ200の状態、および電装品使用状況検出部114から受け取る電装品の使用状況の少なくとも1つに基づいて発電機異常判断処理を開始する条件である開始条件を判断する。開始条件が成立していると判断した場合には、処理をステップS51へ進め、開始条件が成立していないと判断した場合には、処理をステップS56へ進める。
〔ステップS50a〕異常判断部130は、後述するカウンタをカウントアップする。
〔ステップS51〕異常判断部130は、オルタネータ300からフィードバックされるF−Dutyの値が目標F−Dutyの値に収束するか否かを判断する。目標F−Dutyの値に収束する場合には、処理をステップS52へ進め、目標F−Dutyの値に収束しない場合には、処理をステップS57へ進める。
〔ステップS51〕異常判断部130は、オルタネータ300からフィードバックされるF−Dutyの値が目標F−Dutyの値に収束するか否かを判断する。目標F−Dutyの値に収束する場合には、処理をステップS52へ進め、目標F−Dutyの値に収束しない場合には、処理をステップS57へ進める。
〔ステップS52〕異常判断部130は、指令電圧と出力電圧を受け取る。そして、指令電圧から出力電圧を減算した値が所定値より大きいか否かを判断する。値が所定値より大きい場合には、処理をステップS53へ進め、値が所定値以下である場合には、処理をリターンする。
〔ステップS53〕異常判断部130は、オルタネータ300が発電停止であると判断する。指令電圧から出力電圧を減算した値が所定値より大きい場合、つまり指令電圧に対して出力電圧が極めて小さいときには、オルタネータ300が正常に電力を出力できていないと考えられるのでオルタネータ300の発電が停止していると判断する。
〔ステップS54〕報知処理部140は、異常判断部130がオルタネータ300に異常があると判断すると、オルタネータ300に異常がある旨をユーザに対して報知する。たとえば、報知部500は、メータパネルに組み込まれた警告灯であり、その警告灯を点灯させることによりユーザに対してオルタネータ300に異常があり、電装品の使用を抑制すべき旨を報知する。
〔ステップS55〕報知処理部140は、あとどれくらいの時間でバッテリ200があがってしまうかを報知する。
〔ステップS56〕異常判断部130は、指令電圧が更新されるとカウンタをクリアする。このカウンタは、発電指令がされてからの経過時間を計時するカウンタであり、指令電圧が更新されたときには、マスク時間が変更になるのでカウンタをクリアして改めて発電指令がされてからの経過時間を計時する。
〔ステップS56〕異常判断部130は、指令電圧が更新されるとカウンタをクリアする。このカウンタは、発電指令がされてからの経過時間を計時するカウンタであり、指令電圧が更新されたときには、マスク時間が変更になるのでカウンタをクリアして改めて発電指令がされてからの経過時間を計時する。
〔ステップS57〕異常判断部130は、故障検出が開始されてから所定時間が経過したか否かを判断する。所定時間が経過した場合には、処理をステップS58へ進め、所定時間が経過していない場合には、処理をリターンする。
〔ステップS58〕異常判断部130は、F−Dutyが大きく変動しているか否かを判断する。F−Dutyが大きく変動している場合には、処理をステップS59へ進め、F−Dutyが大きく変動しているわけではない場合には、処理をステップS60へ進める。
〔ステップS59〕異常判断部130は、充電線が外れていると判断する。充電線が外れている場合にはオルタネータ300から電圧が出力されないため、F−Dutyを大きく変動されると考えられるので充電線が外れていると判断する。
〔ステップS60〕異常判断部130は、指令電圧と出力電圧を受け取る。そして、出力電圧から指令電圧を減算した値が所定値より大きいか否かを判断する。値が所定値より大きい場合には、処理をステップS61へ進め、値が所定値以下である場合には、処理をステップS62へ進める。
〔ステップS61〕異常判断部130は、オルタネータ300が暴走していると判断する。出力電圧から指令電圧を減算した値が所定値より大きい場合、つまり指令電圧に対して出力電圧が極めて大きいときには、オルタネータ300が指令電圧とは関係なく電力を出力していると考えられるのでオルタネータ300が暴走していると判断する。
〔ステップS62〕異常判断部130は、指令電圧と出力電圧を受け取る。そして、指令電圧から出力電圧を減算した値が所定値より大きいか否かを判断する。値が所定値より大きい場合には、処理をステップS63へ進め、値が所定値以下である場合には、処理をリターンする。
〔ステップS63〕異常判断部130は、オルタネータ300が発電停止であると判断する。指令電圧から出力電圧を減算した値が所定値より大きい場合、つまり指令電圧に対して出力電圧が極めて小さいときには、オルタネータ300が正常に電力を出力できていないと考えられるのでオルタネータ300の発電が停止していると判断する。
上述のような処理を行うことによって、車両を制御する既存のCPU101aによって、オルタネータ300にバッテリ200の充電電圧を指令し、指令した充電電圧とバッテリ電圧とに基づいてオルタネータ300が異常であるか否かを判断するようにした。これによって、オルタネータ300が異常であるか否かの判断をするための専用回路を新たに設けることなくオルタネータ300の故障を検出することができ、コストを低減することができる。
また、オルタネータ300からフィードバックされるF−Dutyと目標F−Dutyを用いてオルタネータ300の異常判断処理を行うことによって、オルタネータ300が異常であるか否かを判断するだけでなく、オルタネータ300の異常がどのような異常であるかを判断するようにした。これによって、オルタネータ300が異常であるか否かの判断をするための専用回路を新たに設けることなくオルタネータ300の故障を検出することができ、かつオルタネータ300がどのように故障しているかをも検出することができ、コストを低減することができるとともに、車両のメンテナンスが容易になる。
なお、発電指令部120が、車両に搭載されている電装品の使用状況を電装品使用状況検出部114から受け取り、電装品の使用状況に応じて充電電圧を補正する旨の説明をしたが、バッテリ状態検出部113からバッテリ200の状態を示す情報を受け取り、バッテリ状態に応じて充電電圧を補正してもよい。たとえば、バッテリ状態検出部113からバッテリ200の電圧、電流、もしくは液温度を受け取り、バッテリ200の内部抵抗を算出することによってバッテリ200の劣化度を判定し、劣化度に基づいて充電電圧を補正するようにしてもよい。
10 発電機故障検出装置
11 目標出力電圧制御手段
12 発電機故障検出手段
20 発電機
30 バッテリ
11 目標出力電圧制御手段
12 発電機故障検出手段
20 発電機
30 バッテリ
Claims (8)
- 車両に搭載されているバッテリを充電するための発電機の故障を検出する発電機故障検出装置において、
前記発電機が出力すべき目標出力電圧を算出し、前記発電機に対して前記目標出力電圧を出力するように出力指示をする目標出力電圧制御手段と、
前記目標出力電圧制御手段から前記目標出力電圧を受け取り、前記目標出力電圧と、前記発電機が出力する出力電圧とを比較することによって前記発電機の故障を検出する発電機故障検出手段と、
を有することを特徴とする発電機故障検出装置。 - 前記発電機故障検出手段は、前記出力指示を受けてから前記発電機が出力する前記出力電圧が前記目標出力電圧になると予想されるまでの時間が経過した後に前記発電機の故障を検出することを特徴とする請求項1記載の発電機故障検出装置。
- 前記目標出力電圧制御手段から前記目標出力電圧を受け取り、前記発電機が前記目標出力電圧を出力するときに駆動すると予想される予想デューティを算出するデューティ算出手段をさらに有し、
前記発電機故障検出手段は、前記デューティ算出手段から前記予想デューティを受け取り、前記発電機から駆動状態を示す発電機デューティを受け取り、両者を比較することによって前記発電機の故障を検出することを特徴とする請求項1記載の発電機故障検出装置。 - 前記発電機故障検出手段は、前記発電機デューティが前記予想デューティに収束すると、前記目標出力電圧から前記出力電圧を減じ、その値が所定値以上である場合には前記発電機が停止していると判断することを特徴とする請求項3記載の発電機故障検出装置。
- 前記発電機故障検出手段は、前記発電機デューティが前記予想デューティに収束すると予想される時間が経過した後も前記発電機デューティが前記予想デューティに収束せず、前記目標出力電圧から前記出力電圧を減じた値が所定値以上である場合には、前記発電機が停止していると判断することを特徴とする請求項3記載の発電機故障検出装置。
- 前記発電機故障検出手段は、前記発電機デューティが前記予想デューティに収束すると予想される時間が経過した後も前記発電機デューティが前記予想デューティに収束せず、前記出力電圧から前記目標出力電圧を減じた値が所定値以上である場合には、前記発電機が暴走していると判断することを特徴とする請求項3記載の発電機故障検出装置。
- 前記発電機故障検出手段は、前記発電機デューティが前記予想デューティに収束すると予想される時間が経過した後も前記発電機デューティが所定範囲より大きく変動しているとき、前記発電機の充電線が断線していると判断することを特徴とする請求項3記載の発電機故障検出装置。
- 車両に搭載されているバッテリを充電するための発電機の故障を検出する発電機故障検出方法において、
目標出力電圧制御手段が、前記発電機が出力すべき目標出力電圧を算出し、前記発電機に対して前記目標出力電圧を出力するように指示するステップと、
発電機故障検出手段が、前記目標出力電圧制御手段から前記目標出力電圧を受け取り、前記目標出力電圧と、前記発電機が出力する出力電圧とを比較することによって前記発電機の故障を検出するステップと、
を含むことを特徴とする発電機故障検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006221722A JP2008048533A (ja) | 2006-08-15 | 2006-08-15 | 発電機故障検出装置および発電機故障検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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-
2006
- 2006-08-15 JP JP2006221722A patent/JP2008048533A/ja not_active Withdrawn
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