JP2009195091A - 電力装置およびこれを備える駆動装置,車両並びに電力装置の制御方法 - Google Patents

電力装置およびこれを備える駆動装置,車両並びに電力装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリなどの蓄電装置の電力を昇圧して電気機器に供給する昇圧回路を作動している状態で昇圧回路のバッテリ側の電圧検出装置の異常をより適正に検出すると共にこの電圧検出装置に異常が生じたときでもより適正に蓄電装置の電力を昇圧して電気機器に供給するよう昇圧回路を制御する。
【解決手段】電圧センサ50,52,54により検出されたバッテリ電圧,コンバータ電圧,昇圧前電圧に基づいて電圧センサ54が正常であるか異常であるか判定し、電圧センサ54が異常であると判定されたときには、電圧センサ50,52により検出されたバッテリ電圧とコンバータ電圧とに基づいて実際の昇圧前電圧を推定すると共に推定した昇圧前電圧を用いて昇圧コンバータ36を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力装置およびこれを備える駆動装置,車両並びに電力装置の制御方法に関する。
従来、この種の電力装置としては、モータジェネレータに電力を供給するバッテリと、バッテリからの電力を昇圧してモータジェネレータに供給する昇圧回路と、バッテリ電圧を検出するバッテリ電圧センサと、昇圧回路のバッテリ側である昇圧前電圧を検出する入力側電圧センサと、昇圧回路のモータジェネレータ側である昇圧後電圧を検出する出力側電圧センサと、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電力装置では、昇圧回路によってバッテリの電圧を昇圧していないときにバッテリ電圧と昇圧前電圧と昇圧後電圧とを比較することによって各電圧センサの異常を監視している。
特開2004−364404号公報
上述の電力装置のようにバッテリ電圧と昇圧回路のバッテリ側の電圧と昇圧回路のモータジェネレータ側の電圧とを検出する3つの電圧センサを備える装置では、昇圧回路のバッテリ側の電圧を検出する電圧センサの異常の判定として、昇圧回路のバッテリ側とモータジェネレータ側とを等電位となるよう昇圧回路を制御すると共に3つの電圧センサの検出値を比較する手法を行なうことも可能であるが、この手法は昇圧回路によりバッテリからの電力を昇圧してモータジェネレータに供給している最中には実行することができない。また、昇圧回路のバッテリ側の電圧を検出する電圧センサに異常が生じたときには、昇圧回路による昇圧を適正に制御することができない結果、昇圧回路のバッテリ側とモータジェネレータ側とを等電位となるよう昇圧回路を制御してバッテリ電圧によりモータジェネレータを駆動制御する異常時駆動を行なわなければならない。
本発明の電力装置およびこれを備える駆動装置,車両並びに電力装置の制御方法は、バッテリなどの蓄電装置の電力を昇圧して電気機器に供給する昇圧回路を作動している状態で昇圧回路のバッテリ側の電圧検出装置の異常をより適正に検出すると共にこの電圧検出装置に異常が生じたときでもより適正に蓄電装置の電力を昇圧して電気機器に供給するよう昇圧回路を制御することを主目的とする。
本発明の電力装置およびこれを備える駆動装置,車両並びに電力装置の制御方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の電力装置は、
電気機器に電力を供給する蓄電手段と、前記蓄電手段からの電力を昇圧して前記電気機器に供給する昇圧手段と、前記蓄電手段からの電力を電圧を調整して補機に供給する電圧調整手段と、を備える電力装置であって、
前記蓄電手段の端子間電圧である第1電圧を検出する第1電圧検出手段と、
前記昇圧手段の前記蓄電手段側の端子間電圧である第2電圧を検出する第2電圧検出手段と、
前記電圧調整手段の前記蓄電手段側の端子間電圧である第3電圧を検出する第3電圧検出手段と、
前記第1電圧検出手段により検出された第1電圧と前記第2電圧検出手段により検出された第2電圧と前記第3電圧検出手段により検出された第3電圧とに基づいて前記第2電圧検出手段が正常であるか異常であるかを判定する異常判定手段と、
前記異常判定手段により前記第2電圧検出手段が正常であると判定されたときには前記第2電圧検出手段により検出された第2電圧を用いて前記昇圧手段を制御し、前記異常判定手段により前記第2電圧検出手段が異常であると判定されたときには前記第1電圧検出手段により検出された第1電圧と前記第3電圧検出手段により検出された第3電圧とから推定される電圧を用いて前記昇圧手段を制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の電力装置では、第1電圧検出手段により検出された蓄電手段の端子間電圧である第1電圧と第2電圧検出手段により検出された昇圧手段の蓄電手段側の端子間電圧である第2電圧と第3電圧検出手段により検出された電圧調整手段の蓄電手段側の端子間電圧である第3電圧とに基づいて第2電圧検出手段が正常であるか異常であるかを判定する。これにより、昇圧手段を作動している状態で第2電圧検出手段の異常をより適正に検出することができる。そして、第2電圧検出手段が異常であると判定されたときには第1電圧検出手段により検出された第1電圧と第3電圧検出手段により検出された第3電圧との双方または一方から推定される電圧を用いて昇圧手段を制御する。これにより、第2電圧検出手段に異常が生じたときでもより適正に蓄電手段の電力を昇圧して電気機器に供給するよう昇圧手段を制御することができる。
こうした本発明の電力装置において、前記異常判定手段は、前記第1電圧と前記第3電圧との偏差が第1の所定値未満で且つ前記第1電圧と前記第3電圧とに基づく電圧と前記第2電圧との偏差が第2の所定値以上のときに前記第2電圧検出手段が異常であると判定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、第2電圧検出手段の異常をより適正に検出することができる。
本発明の駆動装置は、上述の電力装置を搭載し、前記電気機器は前記駆動軸に動力を出力可能な電動機であることを要旨とする。この本発明の駆動装置は、上述の本発明の電力装置を搭載するから、本発明の電力装置が奏する効果、例えば、昇圧手段を作動している状態で第2電圧検出手段の異常をより適正に検出することができる効果や、第2電圧検出手段に異常が生じたときでもより適正に蓄電手段の電力を昇圧して電気機器に供給するよう昇圧手段を制御することができる効果などと同様の効果を奏することができる。
本発明の車両は、上述の駆動装置を搭載し、車軸が前記駆動軸に連結されてなることを要旨とする。この本発明の車両は、上述の本発明の駆動装置を搭載するから、本発明の駆動装置が奏する効果、例えば、昇圧手段を作動している状態で第2電圧検出手段の異常をより適正に検出することができる効果や、第2電圧検出手段に異常が生じたときでもより適正に蓄電手段の電力を昇圧して電気機器に供給するよう昇圧手段を制御することができる効果などと同様の効果を奏することができる。
本発明の電力装置の制御方法は、
充放電可能な蓄電手段と、前記蓄電手段からの電力を昇圧して電気機器に供給する昇圧手段と、前記蓄電手段からの電力を電圧を調整して補機に供給する電圧調整手段と、前記蓄電手段の端子間電圧である第1電圧を検出する第1電圧検出手段と、前記昇圧手段の前記蓄電手段側の端子間電圧である第2電圧を検出する第2電圧検出手段と、前記電圧調整手段の前記蓄電手段側の端子間電圧である第3電圧を検出する第3電圧検出手段と、を備える電力装置の制御方法であって、
(a)前記第1電圧検出手段により検出された第1電圧と前記第2電圧検出手段により検出された第2電圧と前記第3電圧検出手段により検出された第3電圧とに基づいて前記第2電圧検出手段が正常であるか異常であるかを判定し、
(b)前記第2電圧検出手段が正常であると判定したときには前記第2電圧検出手段により検出された第2電圧を用いて前記昇圧手段を制御し、前記第2電圧検出手段が異常であると判定したときには前記第1電圧検出手段により検出された第1電圧と前記第3電圧検出手段により検出された第3電圧とから推定される電圧を用いて前記昇圧手段を制御する、
ことを特徴とする。
この本発明の電力装置の制御方法では、第1電圧検出手段により検出された蓄電手段の端子間電圧である第1電圧と第2電圧検出手段により検出された昇圧手段の蓄電手段側の端子間電圧である第2電圧と第3電圧検出手段により検出された電圧調整手段の蓄電手段側の端子間電圧である第3電圧とに基づいて第2電圧検出手段が正常であるか異常であるかを判定する。これにより、昇圧手段を作動している状態で第2電圧検出手段の異常をより適正に検出することができる。そして、第2電圧検出手段が異常であると判定されたときには第1電圧検出手段により検出された第1電圧と第3電圧検出手段により検出された第3電圧との双方または一方から推定される電圧を用いて昇圧手段を制御する。これにより、第2電圧検出手段に異常が生じたときでもより適正に蓄電手段の電力を昇圧して電気機器に供給するよう昇圧手段を制御することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての電力装置21とモータMGとを備えた駆動装置20の構成の概略を示す構成図である。実施例の駆動装置20は、図示するように、発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として図示しない駆動軸に動力を出力可能なモータMGと、モータMGを駆動するインバータ24と、モータMGに電力を供給したりモータMGからの電力により充電する二次電池としての高圧バッテリ30と、ゲート式のスイッチング素子(例えば、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)のスイッチング制御により高圧バッテリ30の電力を昇圧してインバータ24に電力を供給する昇圧コンバータ36と、昇圧コンバータ36のバッテリ30側(低圧側),インバータ24側(高圧側)の正極母線と負極母線とにそれぞれ取り付けられた平滑コンデンサ27,28と、昇圧コンバータ36の高圧バッテリ30側に接続され高圧バッテリ30からの電力を降圧して低圧バッテリ33や図示しない補機に供給するDC/DCコンバータ32を備えるDC/DCコンバータ装置31と、高圧バッテリ30を昇圧コンバータ36およびDC/DCコンバータ装置31から切り離すリレー34と、駆動装置20全体をコントロールする電子制御ユニット40と、を備える。
電子制御ユニット40は、CPU42を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU42の他に処理プログラムを記憶するROM44と、データを一時的に記憶するRAM46と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。電子制御ユニット40には、モータMGに取り付けられた図示しない回転位置センサからのロータの回転位置やインバータ24に取り付けられた図示しない電流センサからのモータMGに印加される相電流,高圧バッテリ30の出力端子間に取り付けられた電圧センサ50からのバッテリ電圧Vb,DC/DCコンバータ32の高圧バッテリ30側(高圧側)の正極母線と負極母線との端子間電圧を検出する電圧センサ52からのコンバータ電圧Vc,昇圧コンバータ36の高圧バッテリ30側(低圧側)の正極母線と負極母線との端子間電圧を検出する電圧センサ54からの昇圧前電圧Vl,昇圧コンバータ36のインバータ24側(高圧側)の正極母線と負極母線との端子間電圧を検出する電圧センサ56からの昇圧後電圧Vhなどが入力ポートを介して入力されている。また、電子制御ユニット40からは、インバータ24への駆動信号やDC/DCコンバータ32への駆動信号,昇圧コンバータ36への駆動信号,リレー34への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。
次に、こうして構成された実施例の駆動装置20の動作、特に電圧センサ54の異常の判定と昇圧コンバータ36の制御について説明する。図2は、電子制御ユニット40により実行される電圧制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。
電圧制御ルーチンが実行されると、電子制御ユニット40のCPU42は、まず、電圧センサ50からのバッテリ電圧Vbや電圧センサ52からのコンバータ電圧Vc,電圧センサ54からの昇圧前電圧Vl,昇圧後電圧Vhの電圧指令Vh*など制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、電圧指令Vh*は、昇圧後電圧VhがモータMGから入出力することができるトルク領域を定めることから、モータMGに要求されるトルクの領域を考慮して設定されたものを入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したバッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcと昇圧前電圧Vlとの各偏差の絶対値を電圧偏差ΔVbc,ΔVbl,ΔVclとして式(1)〜(3)により計算すると共に(ステップS110)、計算した電圧偏差ΔVbc,ΔVbl,ΔVclのうち最も小さいものを最小電圧偏差ΔVminに設定し(ステップS120)、この最小電圧偏差ΔVminを閾値Vref1と比較する(ステップS130)。ここで、閾値Vref1は、最小電圧偏差ΔVminが十分に小さな値であるか否かを判定するため、即ち、バッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcと昇圧前電圧Vlとのうちいずれか2つが略同一であるか否かを判定するために用いられるものであり、電圧センサ50,52,54の検出誤差などに基づいて予め定めた値を用いることができる。リレー34が接続されているときには、バッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcと昇圧前電圧Vlとが略同一になるため、ステップS110〜S130の処理は、電圧センサ50,52,54のうち少なくとも2つが正常であるか否かを判定する処理となる。
ΔVbc = | Vb-Vc | (1)
ΔVbl = | Vb-Vl | (2)
ΔVcl = | Vc-Vl | (3)
ステップS130で電圧偏差ΔVbcが閾値Vref1以上のときには、電圧センサ50,52,54のうち2つ以上が異常であると判断し、警告灯を点灯すると共に(ステップS140)、異常時制御処理を行なって(ステップS150)、電圧制御ルーチンを終了する。実施例では、このように電圧センサ50,52,54のうち2つ以上が異常であると判断されたときには、異常時制御処理として高圧バッテリ30からの電力を昇圧せずに昇圧コンバータ36の高圧バッテリ30側(低圧側)とインバータ24側(高圧側)とを等電位となるよう昇圧コンバータ36を制御するものとした。
一方、ステップS130で最小電圧偏差ΔVminが閾値Vref1未満のときには、電圧センサ50,52,54のうち少なくとも2つは正常であると判断し、最小電圧偏差ΔVminがバッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcとの電圧偏差ΔVbcであるか否かを調べる(ステップS160)。この処理は、最小電圧偏差ΔVminを設定するのに用いた電圧センサ、即ち少なくとも正常であると判定される2つの電圧センサを調べる処理である。この判定では、最小電圧偏差ΔVminが電圧偏差ΔVbcのときにはバッテリ電圧Vb,コンバータ電圧Vcをそれぞれ検出する電圧センサ50,52は正常であると判断すると共に昇圧前電圧Vlを検出する電圧センサ54が異常であるか否かを判定する必要があると判断し、最小電圧偏差ΔVminが電圧偏差ΔVbcでないとき、即ち、最小電圧偏差ΔVminが昇圧前電圧Vlに基づいて設定されたものであるときには昇圧前電圧Vlを検出する電圧センサ54が正常であると判断する。
最小電圧偏差ΔVminが電圧偏差ΔVbcのときには、昇圧前電圧Vlが異常であるか否かを判定する必要があると判断し、バッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcの平均を平均電圧Vmとして計算すると共に(ステップS170)、昇圧前電圧Vlと平均電圧Vmとの偏差の絶対値を電圧偏差ΔVlmとして計算し(ステップS180)、計算した電圧偏差ΔVlmを閾値Vref2と比較する(ステップS190)。ここで、閾値Vref2は、電圧偏差ΔVlmが十分に小さな値であるか否かを判定するため、即ち、昇圧前電圧Vlがバッテリ電圧Vbやコンバータ電圧Vcと略同一であるか否かを判定するために用いられるものであり、各電圧センサの検出誤差などに基づいて予め定めた値を用いることができる。いま、バッテリ電圧Vb,コンバータ電圧Vcをそれぞれ検出する電圧センサ50,52が共に正常であると判断されているから、バッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcとの平均と昇圧前電圧Vlとを比較することによって昇圧前電圧Vlを検出する電圧センサ54が正常であるか否かを判定するのである。これは、リレー34が接続されているときには、バッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcと昇圧前電圧Vlとが略同一になることに基づく。このようにバッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcと昇圧前電圧Vlとに基づいて昇圧前電圧Vlを検出する電圧センサ54が正常であるか否かを判定することにより、昇圧コンバータ36が作動しているときにも電圧センサ54の異常をより適正に判定することができる。
ステップS140で最小電圧偏差ΔVminが電圧偏差ΔVblまたは電圧偏差ΔVclのときや最小電圧偏差ΔVminが電圧偏差ΔVbcであってもステップS190で電圧偏差ΔVlmが閾値Vref2未満のときには、昇圧前電圧Vlを検出する電圧センサ54は正常であると判断し、昇圧コンバータ36の制御に用いる制御用昇圧前電圧Vl*に電圧センサ54により検出された昇圧前電圧Vlを設定し(ステップS200)、設定した制御用昇圧前電圧Vl*を用いて昇圧後電圧Vhが電圧指令Vh*となるように昇圧コンバータ36のスイッチング制御を行なって(ステップS230)、電圧制御ルーチンを終了する。こうした制御により、昇圧後電圧Vhを電圧指令Vh*にすることができる。
ステップS150で電圧偏差ΔVlmが閾値Vref2以上のときには、昇圧前電圧Vlを検出する電圧センサ54は異常であると判断し、制御用昇圧前電圧Vl*にバッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcの平均である平均電圧Vmを設定すると共に(ステップS210)、警告灯を点灯し(ステップS220)、設定した制御用昇圧前電圧Vl*を用いて昇圧コンバータ36を制御して(ステップS230)、電圧制御ルーチンを終了する。即ち、バッテリ電圧Vb,コンバータ電圧Vcをそれぞれ検出する電圧センサ50,52が正常であると共に昇圧前電圧Vlを検出する電圧センサ54が異常であると判断されたときには、バッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcとによって実際の昇圧前電圧Vlを推定すると共に推定した電圧を用いて昇圧コンバータ36を制御するのである。これにより、電圧センサ54に異常が生じたときでもより適正に昇圧コンバータ36を制御することができ、高圧バッテリ30からの電力を昇圧して昇圧後電圧Vhを電圧指令Vh*にすることができる。ここで、「より適正に」制御することができる理由として、電圧センサ54が異常であると判断された以降も、バッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcとを比較することによって電圧センサ50,52のうちいずれかの電圧センサに異常が生じたことを判定できると共に、昇圧コンバータ36の高圧バッテリ30側(低圧側)とインバータ24側(高圧側)とを等電位となるよう昇圧コンバータ36を制御している最中にはバッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcと昇圧後電圧Vhとを比較することによって異常が生じた電圧センサを特定できることが挙げられる。
以上説明した実施例の駆動装置20によれば、電圧センサ50,52,54により検出されるバッテリ電圧Vb,コンバータ電圧Vc,昇圧前電圧Vlに基づいて電圧センサ54が正常であるか異常であるかを判定するから、昇圧コンバータ36が作動しているときにも電圧センサ54の異常をより適正に判定することができる。また、電圧センサ50,52が正常であると共に電圧センサ54が異常であると判定されるときには、バッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcとの平均電圧Vmを制御用昇圧前電圧Vl*として昇圧コンバータ36を制御するから、電圧センサ54に異常が生じたときでもより適正に高圧バッテリ30からの電力を昇圧するよう昇圧コンバータ36を制御することができる。
実施例の駆動装置20では、最小電圧偏差ΔVminを閾値Vref1と比較したり電圧偏差ΔVlmを閾値Vref2と比較したりすることによって電圧センサ54の異常を判定するものとしたが、バッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcと昇圧前電圧Vlとに基づいて電圧センサ54の異常を判定すればよく、例えば、電圧偏差ΔVblと電圧偏差ΔVclとが共に閾値Vref3以上のときに電圧センサ54を異常と判定するものとしてもよいし、電圧偏差ΔVbc,ΔVbl,ΔVclのうちいずれか1つが閾値Vref4以上のときに最小電圧偏差ΔVminを設定するのに用いていない電圧センサを異常と判定するものなどとしてもよい。ここで閾値Vref3,Vref4としては、各センサの検出誤差などに基づいて予め定められたものを用いるものとすればよい。
実施例の駆動装置20では、電圧センサ54が異常であると判断されたときには、バッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcの平均電圧Vmを制御用昇圧前電圧Vl*として昇圧コンバータ36を制御するものとしたが、バッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcとのうちいずれかの電圧を制御用昇圧前電圧Vl*として昇圧コンバータ36を制御するものとしてもよい。
実施例では、電力装置21とモータMGとを搭載した駆動装置20に適用するものとして説明したが、こうした駆動装置を備える車両に適用するものとしてもよい。また、電力装置としては、充放電可能な蓄電手段と、前記蓄電手段からの電力を昇圧して電気機器に供給する昇圧手段と、前記蓄電手段からの電力を電圧を調整して補機に供給する電圧調整手段と、を備えるものであれば如何なる電力装置に適用するものとしてもよい。また、こうした電力装置の制御方法の形態としてもよい。
ここで、実施例や変形例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、高圧バッテリ30が「蓄電手段」に相当し、昇圧コンバータ36が「昇圧手段」に相当し、DC/DCコンバータ装置31が「電圧調整手段」に相当し、バッテリ電圧センサVbを検出する電圧センサ50が「第1電圧検出手段」に相当し、コンバータ電圧Vcを検出する電圧センサ52が「第2電圧検出手段」に相当し、昇圧コンバータ36の高圧バッテリ30側の昇圧前電圧Vlを検出する電圧センサ54が「第3電圧検出手段」に相当し、電圧センサ50,52,54により検出されるバッテリ電圧Vb,コンバータ電圧Vc,昇圧前電圧Vlの各偏差の絶対値のうち最も小さな最低電圧偏差ΔVminが閾値Vref1未満のときに、最低電圧偏差ΔVminが昇圧前電圧Vlに基づいて設定されたものであるときやバッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcとの平均電圧Vmと昇圧前電圧Vlの電圧偏差ΔVlmが閾値Vref2未満のときに電圧センサ54を正常であると判定し、最低電圧偏差ΔVminが電圧偏差ΔVbcであると共にバッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcとの平均電圧Vmと昇圧前電圧Vlの電圧偏差ΔVlmが閾値Vref2以上のときに電圧センサ54を異常であると判定する図2の電圧制御ルーチンのステップS110〜S130,S160〜S190の処理を実行する電子制御ユニット40が「異常判定手段」に相当し、電圧センサ54が正常であると判定されたときには電圧センサ54により検出された昇圧前電圧Vlを制御用昇圧前電圧Vl*に設定して昇圧コンバータ36を制御し、電圧センサ50,52が共に正常であると共に電圧センサ54が異常であると判定されたときには電圧センサ50と電圧センサ52とにより検出されたバッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcとの平均電圧Vmを制御用昇圧前電圧Vl*に設定して昇圧コンバータ36を制御する図2の電圧制御ルーチンのステップS200,S210,S230の処理を実行する電子制御ユニット40が「制御手段」に相当する。また、モータMGが「電動機」に相当する。
ここで、「蓄電手段」としては、二次電池としての高圧バッテリ30に限定されるものではなく、キャパシタなど、充放電可能なものであれば如何なるものとしても構わない。「昇圧手段」としては、昇圧コンバータ36に限定されるものではなく、蓄電手段からの電力を昇圧して電気機器に供給するものであれば如何なるものとしても構わない。「電圧調整手段」としては、DC/DCコンバータ装置31に限定されるものではなく、蓄電手段からの電力を電圧を調整して補機に供給するものであれば如何なるものとしても構わない。「第1電圧検出手段」としては、バッテリ電圧Vbを検出する電圧センサ50に限定されるものではなく、蓄電手段の端子間電圧である第1電圧を検出するものであれば如何なるものとしても構わない。「第2電圧検出手段」としては、コンバータ電圧Vcを検出する電圧センサ52に限定されるものではなく、昇圧手段の蓄電手段側の端子間電圧である第2電圧を検出するものであれば如何なるものとしても構わない。「第3電圧検出手段」としては、昇圧コンバータ36の高圧バッテリ30側の昇圧前電圧Vlを検出する電圧センサ54に限定されるものではなく、電圧調整手段の蓄電手段側の端子間電圧である第3電圧を検出するものであれば如何なるものとしても構わない。「異常判定手段」としては、電圧センサ50,52,54により検出されるバッテリ電圧Vb,コンバータ電圧Vc,昇圧前電圧Vlの各偏差の絶対値のうち最も小さな最低電圧偏差ΔVminが閾値Vref1未満のときに、最低電圧偏差ΔVminが昇圧前電圧Vlに基づいて設定されたものであるときやバッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcとの平均電圧Vmと昇圧前電圧Vlの電圧偏差ΔVlmが閾値Vref2未満のときに電圧センサ54を正常であると判定し、最低電圧偏差ΔVminが電圧偏差ΔVbcであると共にバッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcとの平均電圧Vmと昇圧前電圧Vlの電圧偏差ΔVlmが閾値Vref2以上のときに電圧センサ54を異常であると判定するものに限定されるものではなく、第1電圧検出手段により検出された第1電圧と第2電圧検出手段により検出された第2電圧と第3電圧検出手段により検出された第3電圧とに基づいて第2電圧検出手段が正常であるか異常であるかを判定するものであれば如何なるものとしても構わない。「制御手段」としては、電圧センサ54が正常であると判定されたときには電圧センサ54により検出された昇圧前電圧Vlを制御用昇圧前電圧Vl*に設定して昇圧コンバータ36を制御し、電圧センサ50,52が共に正常であると共に電圧センサ54が異常であると判定されたときには電圧センサ50と電圧センサ52とにより検出されたバッテリ電圧Vbとコンバータ電圧Vcとの平均電圧Vmを制御用昇圧前電圧Vl*に設定して昇圧コンバータ36を制御するものに限定されるものではなく、異常判定手段により前記第2電圧検出手段が正常であると判定されたときには前記第2電圧検出手段により検出された第2電圧を用いて前記昇圧手段を制御し、前記異常判定手段により前記第2電圧検出手段が異常であると判定されたときには前記第1電圧検出手段により検出された第1電圧と前記第3電圧検出手段により検出された第3電圧とから推定される電圧を用いて前記昇圧手段を制御するものであれば如何なるものとしても構わない。また、「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMGに限定されるものではなく、誘導電動機など、駆動軸に動力を出力可能なものであれば如何なるものとしても構わない。なお、実施例や変形例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、電力装置や車両の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例としての電力装置21とモータMGとを備えた駆動装置20の構成の概略を示す構成図である。 電子制御ユニット40により実行される電圧制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
20 駆動装置、21 電力装置、24 インバータ、27,28 平滑用コンデンサ、30 高圧バッテリ、31 DC/DCコンバータ装置、32 DC/DCコンバータ、33 低圧バッテリ、34 スイッチ、36 昇圧コンバータ、40 電子制御ユニット、42 CPU、44 ROM、46 RAM、48 警告灯、50,52,54,56 電圧センサ、MG モータ。

Claims (5)

  1. 充放電可能な蓄電手段と、前記蓄電手段からの電力を昇圧して電気機器に供給する昇圧手段と、前記蓄電手段からの電力を電圧を調整して補機に供給する電圧調整手段と、を備える電力装置であって、
    前記蓄電手段の端子間電圧である第1電圧を検出する第1電圧検出手段と、
    前記昇圧手段の前記蓄電手段側の端子間電圧である第2電圧を検出する第2電圧検出手段と、
    前記電圧調整手段の前記蓄電手段側の端子間電圧である第3電圧を検出する第3電圧検出手段と、
    前記第1電圧検出手段により検出された第1電圧と前記第2電圧検出手段により検出された第2電圧と前記第3電圧検出手段により検出された第3電圧とに基づいて前記第2電圧検出手段が正常であるか異常であるかを判定する異常判定手段と、
    前記異常判定手段により前記第2電圧検出手段が正常であると判定されたときには前記第2電圧検出手段により検出された第2電圧を用いて前記昇圧手段を制御し、前記異常判定手段により前記第2電圧検出手段が異常であると判定されたときには前記第1電圧検出手段により検出された第1電圧と前記第3電圧検出手段により検出された第3電圧とから推定される電圧を用いて前記昇圧手段を制御する制御手段と、
    を備える電力装置。
  2. 前記異常判定手段は、前記第1電圧と前記第3電圧との偏差が第1の所定値未満で且つ前記第1電圧と前記第3電圧とに基づく電圧と前記第2電圧との偏差が第2の所定値以上のときに前記第2電圧検出手段が異常であると判定する手段である請求項1記載の電力装置。
  3. 駆動軸を駆動する駆動装置であって、
    請求項1または2記載の電力装置を備え、
    前記電気機器は、前記駆動軸に動力を出力可能な電動機である、
    駆動装置。
  4. 請求項3記載の駆動装置を搭載し、車軸が前記駆動軸に連結されてなる車両。
  5. 充放電可能な蓄電手段と、前記蓄電手段からの電力を昇圧して電気機器に供給する昇圧手段と、前記蓄電手段からの電力を電圧を調整して補機に供給する電圧調整手段と、前記蓄電手段の端子間電圧である第1電圧を検出する第1電圧検出手段と、前記昇圧手段の前記蓄電手段側の端子間電圧である第2電圧を検出する第2電圧検出手段と、前記電圧調整手段の前記蓄電手段側の端子間電圧である第3電圧を検出する第3電圧検出手段と、を備える電力装置の制御方法であって、
    (a)前記第1電圧検出手段により検出された第1電圧と前記第2電圧検出手段により検出された第2電圧と前記第3電圧検出手段により検出された第3電圧とに基づいて前記第2電圧検出手段が正常であるか異常であるかを判定し、
    (b)前記第2電圧検出手段が正常であると判定したときには前記第2電圧検出手段により検出された第2電圧を用いて前記昇圧手段を制御し、前記第2電圧検出手段が異常であると判定したときには前記第1電圧検出手段により検出された第1電圧と前記第3電圧検出手段により検出された第3電圧とから推定される電圧を用いて前記昇圧手段を制御する、
    ことを特徴とする電力装置の制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011160604A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Toyota Motor Corp 車両
JP2018121453A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 トヨタ自動車株式会社 電動自動車の電源装置
JP2019088098A (ja) * 2017-11-07 2019-06-06 トヨタ自動車株式会社 電源装置

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