JP2006067687A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 制振制御を行いつつモータの鉄損を低減すると共に、スイッチング損失を低減して前記モータを効率よく駆動することができるモータ制御装置を提供する。
【解決手段】 駆動源としてのエンジンと、少なくともこのエンジンの駆動を補助するモータ1とを備え、このモータ1をインバータ2a,2bで制御するハイブリッド車両のモータ制御装置において、前記インバータ2a,2bはモータ駆動モード、制振モード、モータ回生モード、休止モードに切替え可能に構成され、前記モータ1により制振制御が必要な時に、インバータ2aをモータ駆動モード又はモータ回生モードに設定し、インバータ2bを制振モード又は休止モードに設定することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ハイブリッド車等の車両のモータ制御装置に関するものである。
従来、ハイブリッド車等の車両では、2組以上の電機子巻線を有したモータを複数のインバータを用いて駆動制御するモータ制御装置が知られている。このモータ制御装置では、通常時に2個のインバータで電機子巻線に駆動電流を通電し、モータが小負荷の時に片方のインバータを休止して前記インバータで発生するスイッチング損失を低減させるものがある。そして、このようなモータ制御装置の中には、一方のインバータが故障したりモータの電機子巻線が断線したりして異常状態に陥った場合などに他方のインバータと電機子巻線を用いて故障したインバータや断線した電機子巻線をバックアップするものがある(例えば、特許文献1参照)。
さらに、前記ハイブリッド車両の中には、前記エンジンのアイドリング時、エンジンの気筒休止時及び変速時等に発生する振動をインバータによるモータ制御で緩和させるいわゆる制振制御を行うものがある。
この一例を図7〜図10に基づいて説明する。図7は2個のインバータによって二組の電機子巻線を備えたモータを駆動制御するモータ制御装置を示している。同図において、1はモータを示しており、このモータ1には図示しない複数のステータに電機子巻線U,V,Wと電機子巻線R,S,Tとがそれぞれ交互且つ個別に巻装されている。前記電機子巻線U,V,Wにはこれらの各相に対応する複数のスイッチング素子を備えたインバータ(inv)2aが接続されており、このインバータ2aには高圧バッテリ3が接続されている。一方、前記電機子巻線R,S,Tには、前記インバータ2aと同様に、複数のスイッチング素子を備えたインバータ(inv)2bが接続されており、このインバータ2bには前記高圧バッテリ3が接続されている。そして、前記インバータ2aとインバータ2bとには制御装置4が接続されている。
前記制御装置4は前記電機子巻線U,V,W、電機子巻線R,S,Tの各相電流に基づいて、前記インバータ2aとインバータ2bとで行うPWM制御のデューティ比を算出するものであり、前記モータ1の負荷が小さい時にはインバータ2bが休止するように設定されている。ここで、前記インバータ2b分のPWM制御のデューティ比を、インバータ2aのPWM制御のデューティ比に加算して補うことで、モータ1の駆動トルクを低減させることなく前記インバータ2b分のスイッチング損失を低減させている。尚、前記制御装置4は前記高圧バッテリ3に接続されており、この高圧バッテリ3の出力電圧を監視している。
図8は縦軸を電流、横軸を時間とした場合の前記電機子巻線U,V,W又は電機子巻線R,S,Tの一相に通電される電流Iを示している。
図9は縦軸を電力、横軸を周波数とした場合の図8に示す電流Iの周波数成分を示している。ここで、図8に示した電流Iは、前述した制振制御が行われていない駆動電流に、この駆動電流の駆動周波数よりも高い周波数成分で構成される制振制御電流を重畳させたものである。すなわち、この電流Iを前記電機子巻線U,V,W、電機子巻線R,S,Tに通電することで前記モータ1の駆動制御と前述した制振制御とを両立させている。
図10は各インバータ2a,2bにおける制振制御の一周期分のPWM制御のデューティ比を示したものである。図10(a)は縦軸をスイッチング素子のコレクタ電流、横軸を時間とした時のコレクタ電流のデューティ比を示している。図10(b)は縦軸をスイッチング素子のコレクタ−エミッタ間の電圧、横軸を時間とした場合のコレクタ−エミッタ間の電圧のデューティ比を示している。図10(c)は、縦軸を前記コレクタ電流とコレクタ−エミッタ間電圧との積であるインバータ2bの損失の大きさ、横軸を時間とした場合のインバータ2bのスイッチング損失LO1と導通損失LO2とを示している。図10(d)は、縦軸を前記コレクタ電流とコレクタ−エミッタ間電圧との積であるインバータ2aの損失の大きさ、横軸を時間とした場合のインバータ2aのスイッチング損失LO1と導通損失LO2とを示している。
特開2003−174790号公報
しかしながら、上述したモータ制御装置では、制振制御を行うと前記電機子巻線U,V,W、電機子巻線R,S,Tに通電される駆動又は回生電流が歪むため、前記駆動又は回生電流に高調波が重畳するのと同様にモータの鉄損が増加してモータ損失が増加する問題がある。
また、上述の図10に示すように、各インバータ2a,2bで発生するスイッチング損失LO1はON・OFF合わせて2回生じるため、これにインバータの個数である「2」を乗算した合計4回のスイッチング損失LO1が生じることとなり、その結果、前記モータの駆動効率が低下し、車両の燃費が低下する問題がある。
そこで、この発明は、制振制御を行いつつモータの鉄損を低減すると共に、スイッチング損失を低減して前記モータを効率よく駆動することができるモータ制御装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、駆動源としてのエンジンと、少なくともこのエンジンの駆動を補助するモータ(例えば、実施の形態におけるモータ1)とを備え、このモータを複数のインバータ(例えば、実施の形態におけるインバータ2a〜2f)で制御するハイブリッド車両のモータ制御装置において、前記インバータはモータ駆動モード、制振モード、モータ回生モード、休止モードに切替え可能に構成され、前記モータにより制振制御が必要な時に、一部のインバータ(例えば、実施の形態におけるインバータ2a)をモータ駆動モード又はモータ回生モードに設定し、他のインバータ(例えば、実施の形態におけるインバータ2b)を制振モード又は休止モードに設定することを特徴とする。
このように構成することで、複数のインバータで制振制御電流と駆動又は回生電流とを分担して出力することができるため、駆動電流波形を歪ませることなくモータの鉄損を減少させることが可能となる。さらに、制振制御を行うインバータの個数を削減してスイッチング損失を低減することができる。
請求項2に記載した発明は、前記モータによる制振制御が必要でない時には、他のインバータをモータ駆動モード、モータ回生モード、休止モードのいずれかのモードに設定することを特徴とする。
このように構成することで、一部のインバータで行うモータの駆動・回生制御を他のインバータで補助することができると共に、これらの駆動・回生制御が必要ない時にはインバータを休止して効率よく前記モータを駆動させることが可能となる。
請求項1に記載した発明によれば、複数のインバータで制振制御電流と駆動又は回生電流とを分担して出力することができるため、駆動電流波形を歪ませることなくモータの鉄損を減少させることが可能となり、したがって、モータの駆動効率を向上させてドライバビリティの向上を図ることができる効果がある。
さらに、制振制御を行うインバータの個数を削減してスイッチング損失を低減することができるため、燃費の向上を図ることが可能になる効果がある。
請求項2に記載した発明によれば、一部のインバータで行うモータ駆動・回生制御を他のインバータで補助することができると共に、これらの駆動・回生制御が必要ない時にはインバータを休止して効率よく前記モータを駆動させることが可能となるため、更なる燃費の向上を図ることが可能になる効果がある。
以下、この発明の第一の実施の形態を図面に基づいて説明する。この第一の実施の形態は本発明のモータ駆動装置をハイブリッド車両に適用したものである。このハイブリッド車両は、エンジンとトランスミッションとの間に前記モータが挟み込まれ、前記エンジンのクランク軸と前記モータのロータとが直結されたものである。また、前記ハイブリッド車両の加速時には前記モータによりエンジンを駆動補助可能とし、減速時には前記モータを発電機として機能させ回生作動により減速エネルギーの一部を電気エネルギーに変換して回収する。尚、前述した従来の図4と同一部分に同一符号を付して説明する。
図1において、1は三相のモータを示している。このモータ1は一組のロータ、ステータと、このステータに形成されたティースにそれぞれ巻装された二組の電機子巻線である三相の電機子巻線U,V,W、電機子巻線R,S,Tとで構成されている。前記電機子巻線U,V,Wと電機子巻線R,S,TとはそれぞれがY結線で構成され、前記電機子巻線U,V,Wにはインバータ(第一インバータ)2aが、電機子巻線R,S,Tにはインバータ(第二インバータ)2bが接続されている。尚、前記電機子巻線U,V,Wと電機子巻線R,S,TとはY結線以外の結線方法で構成されてもよい。
前記インバータ2aとインバータ2bとは、前記電機子巻線U,V,W、電機子巻線R,S,Tの各相に対応した図示しない複数のスイッチング素子(例えば、IGBT等)で構成されたものであり、このインバータ2aとインバータ2bとには前記モータ1の電源である高圧バッテリ3が接続されている。そして、前記インバータ2aとインバータ2bとの各スイッチング素子には、制御装置(ECU)4が接続されている。
前記制御装置4には図示しないスロットル開度センサ、吸気管負圧センサ、クランク角度センサ等の各種センサが接続されている。前記制御装置4は前記各種センサからの情報に基づきPWM制御のデューティ比(以下、PWMデューティと称す)を算出するものであり、このPWMデューティに対応した制御信号を前記インバータ2a、インバータ2bの各スイッチング素子に対して出力している。
具体的には、前記制御装置4は前記インバータ2aとインバータ2bとを、前記モータ1の駆動電流Iを制御するモータ駆動モード、回生電流を制御するモータ回生モード、制振制御電流Iを制御する制振モード、各モードを休止する休止モードに設定するものである。前記各モードは前記各種センサからの情報に基づいて切替え可能に設定されている。これらの各モードではインバータ2a、インバータ2bのPWMデューティの算出方法が個別に設定されている。つまり、前記各種センサからの情報に基づいて前記PWMデューティが前記モード毎に算出される。尚、周知技術であるPWM制御についての説明は省略する。
図2は縦軸を電流、横軸を時間とした場合の前記電機子巻線U,V,Wの一相に通電される駆動電流の一例を示したものである。通常はこの図2に示すような駆動電流Iが所定の位相差(例えば、120度)で各電機子巻線U,V,Wに通電されるように前記制御装置4によってインバータ2aが制御されている。そして、前記電機子巻線R,S,Tにも前記駆動電流Iと同等の駆動電流が通電されるように前記制御装置4によって前記インバータ2bが制御されている。
前記モータ1の負荷が低下した場合、前記制御装置4では前記インバータ2bのスイッチング動作を停止して休止モードへ移行させるように設定されている。つまり、休止モードに移行することで、前記インバータ2bから前記電機子巻線R,S,Tへの通電が停止されることとなる。これは、モータ1が小負荷の時には前記インバータ2aのみで十分にモータ1を駆動させることができるため、前記インバータ2bを休止モードに移行させてこのインバータ2bで生じる無駄なスイッチング損失を抑制しているのである。
図3は縦軸を電流、横軸を時間とした場合の制振制御電流Iを示している。この制振制御電流Iは、前述した制振モード時に前記インバータ2bのスイッチング動作により前記電機子巻線R,S,Tに通電されるものである。前記制振制御電流Iは、例えばエンジンのアイドリング時又はエンジンでの一部気筒休止時あるいは変速時やこれらの組み合わせによって生じる振動をモータ1の駆動によって打ち消すためのものである。そして、従来の図9でも述べたように、この制振制御電流Iは前記モータ駆動電流Iよりも高い周波数成分で構成されている。
図4は、前述した従来の図10と同様に、制振モード時の前記インバータ2a、インバータ2bの一周期分の制振制御電流IのPWMデューティを示したものである。図4(a)は縦軸をスイッチング素子のコレクタ電流、横軸を時間とした時の前記コレクタ電流のPWMデューティを示している。図4(b)は縦軸をスイッチング素子のコレクタ−エミッタ間の電圧、横軸を時間とした場合のコレクタ−エミッタ間の電圧のPWMデューティを示している。図4(c)は、縦軸を前記コレクタ電流とコレクタ−エミッタ間電圧との積である損失の大きさ、横軸を時間とした場合のインバータ2bに生じるスイッチング損失LO1と導通損失LO2とを示している。尚、この図4では、制振制御電流IのPWMデューティのみを示しており、インバータ2aから出力される駆動電流IのPWMデューティは省略している。
図4(d)は縦軸をコレクタ電流とコレクタ−エミッタ間電圧との積、横軸を時間とした場合の制振モードにおけるインバータ2aに生じるスイッチング損失LO1と導通損失LO2とを示している。すなわち、前記インバータ2aでの制振制御を行わずに前記インバータ2bのON時間を従来のt1と比較してインバータの個数倍(ここでは2倍)となるt2に設定しているため、制振制御電流Iを低下させることなくON・OFF時の瞬時的な損失であるスイッチング損失LO1の発生回数を「1/インバータ個数」にすることができる。尚、前記インバータ2bのON時間中の導通損失LO2は従来のものと同等になる。
次に、図5のフローチャートに基づいてモータが駆動又は回生中の制振制御処理を説明する。尚、図示都合上、前記モータ駆動モードを「駆動」、モータ回生モードを「回生」、制振モードを「制振」としている。
まずステップS1では制振が必要か否かを判定する。判定結果が「YES」(必要)である場合はステップS2に進み、判定結果が「NO」(不要)である場合はステップS3に進む。ステップS2では一部のインバータをモータ駆動モード又はモータ回生モードに設定し、他のインバータを制振モードに設定してステップS1に戻り上述の処理を繰り返す。ここで、前記一部のインバータのモータ駆動モード又はモータ回生モードは、他のインバータが制振モードに移行する直前まで行っていたPWMデューティを一部のインバータのPWMデューティに加算したものである。
ステップS3では一部のインバータ、他のインバータともにモータ駆動モード又はモータ回生モードに移行させてステップS1に戻り上述した処理を繰り返す。ここで、モータ1が小負荷である場合には他のインバータを休止モードに移行させる。
すなわち、前記インバータ2aのみで前記モータ1の駆動・回生を制御している場合や、インバータ2a,2bの両者で前記モータ1の駆動・回生を制御している場合に前記制御装置4で制振制御が必要であると判断されると、前記インバータ2bのモードはモータ駆動モード、モータ回生モード又は休止モードから制振モードへと移行し、前記インバータ2bのPWMデューティは制振制御電流Iに対応したPWMデューティに設定されることとなる。
一方、前記インバータ2bがモータ駆動モード又はモータ回生モードから制振モードへ移行する時には、前記モータ1の駆動力を確保するために、制振モードへ移行する直前まで前記電機子巻線R,S,Tに通電されていた駆動電流を前記電機子巻線U,V,Wに通電される駆動電流Iに加算する。つまり、前記インバータ2bで制御されていた駆動電流に対応するPWMデューティを前記インバータ2aのPWMデューティに加算して電機子巻線U,V,Wに通電させているのである。
したがって、上述の第一の実施の形態によれば、インバータ2aとインバータ2bとで制振制御電流Iと駆動電流Iとを分担して出力することができるため、駆動電流Iの波形を歪ませることなくモータ1の鉄損を減少させることが可能となり、したがって、モータ1の駆動効率を向上させてドライバビリティの向上を図ることができる。
また、インバータ2aがモータ駆動モード、モータ回生モードに設定されている場合にインバータ2bで前記インバータ2aの駆動・回生制御を補助することができ、さらに、これらの駆動・回生制御が必要ない時にはインバータ2bを休止して効率よく前記モータを駆動させることが可能となるため、更なる燃費の向上を図ることが可能になる。
次に、本発明の第二の実施の形態を図6に基づいて説明する。この図6は前述した図1のインバータと電機子巻線との組み合わせを6組設けたものであるため、図1と同一部分に同一符号を付して説明する。
図6に示すように、モータには6組の電機子巻線U1,V1,W1〜U6,V6,W6が図示しないティースにそれぞれ個別に巻装されている。これらの電機子巻線U1,V1,W1〜U6,V6,W6にはそれぞれの組に対応した三相のインバータ2a〜2fが接続され、これらのインバータ2a〜2fには電源である高圧バッテリが接続されている。そして、前記インバータ2a〜2fには、第一の実施の形態と同様に、図示しない各種センサが接続された制御装置4が接続されており、この制御装置4で算出されたPWMデューティに基づいて前記インバータ2a〜2fのスイッチング動作が制御されている。
尚、各インバータ2a〜2fと制御装置4の詳細説明は前述した第一の実施の形態の繰り返しとなるため省略する。
以下、第二の実施の形態の作用を説明する。
前記制御装置4では制振制御が必要であると判定されると、前記インバータ2a〜2fの内、例えばインバータ(他のインバータ)2bを制振モードに移行させて前記電機子巻線U2,V2,W2に制振制御電流Iを通電させる。そして、制振制御に関与しないインバータ2a〜2f(インバータ2bを除く)の内、例えばインバータ(一部のインバータ)2aをモータ駆動モード又はモータ回生モードに移行させる。ここで、インバータ2aをモータ駆動モード、モータ回生モードに移行させても必要な駆動電流又は回生電流に達しない場合には、インバータ2c〜2fを適宜モータ駆動モード、モータ回生モードに移行させる。
さらに、モータ1が小負荷である場合には、例えばインバータ2bを除いたインバータ2a〜2fの内、最低限の個数のインバータ(例えば、インバータ2a)だけをモータ駆動モード又はモータ回生モードに移行させて、それ以外のインバータ(例えば、インバータ2c〜2f)を休止モードに移行させる。ここで、モータ駆動・モータ回生モードに移行させる一部のインバータと制振モードに移行させる他のインバータとは前記制御装置4に要求される駆動電流、回生電流、制振制御電流の大きさに基づいて最適な組み合わせが選択される。
したがって、上述の第二の実施の形態によれば、6個のインバータ2a〜2fを設けていることで、制振制御中であってもモータを駆動する十分な駆動電流Iを確保できると共に制御装置4によって制振制御を行うインバータを適宜選択してスイッチング損失LO1を低減することができるため、モータ1の制振制御を最適化して更なる駆動効率の向上を図ることが可能となる。
尚、この発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、インバータの数、モータの相数及び電機子巻線の数は適宜選択して用いてもよい。また、前記インバータ毎に巻回数の異なる電機子巻線を接続したり、容量の異なるインバータを組み合わせたりして用いても良い。前記スイッチング素子はMOSトランジスタ、IGBT、FET等の素子を適宜選択しても良い。
本発明の第一の実施の形態における回路図である。 本発明の第一の実施の形態における駆動電流のグラフである。 本発明の第一の実施の形態における制振制御電流のグラフである。 本発明の第一の実施の形態における制振制御のタイミングチャートである。 本発明の第一の実施の形態におけるインバータ制御処理のフローチャートである。 本発明の第二の実施の形態における図1に相当する回路図である。 従来のモータ制御装置における図1に相当する回路図である。 従来のモータ制御装置における駆動電流のグラフである。 従来のモータ制御装置における駆動電流の周波数成分のグラフである。 従来のモータ制御装置における制振制御のタイミングチャートである。
符号の説明
1 モータ
2a インバータ(一部のインバータ)
2b インバータ(他のインバータ)
2c〜2f インバータ

Claims (2)

  1. 駆動源としてのエンジンと、少なくともこのエンジンの駆動を補助するモータとを備え、このモータを複数のインバータで制御するハイブリッド車両のモータ制御装置において、前記インバータはモータ駆動モード、モータ回生モード、制振モード、休止モードに切替え可能に構成され、前記モータにより制振制御が必要な時に、一部のインバータをモータ駆動モード又はモータ回生モードに設定し、他のインバータを制振モード又は休止モードに設定することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記モータによる制振制御が必要でない時には、他のインバータをモータ駆動モード、モータ回生モード、休止モードのいずれかのモードに設定することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。

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