JP5641448B2 - 車両用回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、乗用車やトラック等に搭載される車両用回転電機に関する。
車両用発電機は、出力端子に接続された充電線を介してバッテリや各種の電気負荷に充電電力や動作電力を供給している。この車両用発電機の発電動作時に出力端子やバッテリ端子が外れると、ロードダンプと称される過渡的な高電圧が発生する。このとき発生する電圧は、出力電流等にもよるが場合によっては100V以上に達することがある。このようにして発生する高電圧は、電気負荷や車両用発電機内の各種素子の破損の原因になるため、何らかの対策(ロードダンプ保護)が必要になる。このような対策を行う従来技術としては、例えば車両用発電機のブリッジ回路のローサイド素子をMOSトランジスタで構成し、ロードダンプ発生時に車両用発電機の出力電圧が基準電圧を超えたときに、サージ電圧が発生しないタイミングでこれらのMOSトランジスタをオンすることにより、高電圧の発生を抑制する保護動作を行うようにした車両用発電機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2012−16158号公報
ところで、上述したようにロードダンプ発生の原因には、出力端子に接続された充電線の一方端が外れる場合と、充電線の他方端がバッテリ端子から外れる場合とが考えられる。バッテリ端子から充電線が外れた場合には、この充電線に他の電気負荷が接続されているとともに充電線自体のインピーダンスもあるため、ロードダンプ発生時の出力電圧の上昇の程度は比較的緩やかになる。特許文献1に開示された車両用発電機では、サージ電圧が発生しないタイミングの到来を待ってMOSトランジスタがオンされるため、充電線に接続された他の電気負荷にサージ電圧が印加されることを防止することができる。
一方、出力端子から充電線が外れた場合には、出力端子に何も電気負荷が接続されていない状態となるため、ロードダンプ発生時の出力電圧の上昇の程度が激しい。したがって、特許文献1に開示された車両用発電機のように、サージ電圧が発生しないタイミングを待っていたのでは車両用発電機の出力端子に過大な電圧が現れる時間が長くなり、MOSトランジスタの耐圧あるいは発電制御回路部の耐圧を超えて損傷を与えるため、信頼性を低下させるおそれがあるという問題があった。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、ロードダンプ時の高電圧発生を迅速に終わらせて信頼性を向上させることができる車両用回転電機を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の車両用回転電機は、2相以上の相巻線を有する電機子巻線と、ダイオードが並列接続されたスイッチング素子によって構成された複数の下アームを有するブリッジ回路を構成し、電機子巻線の誘起電圧を整流するスイッチング部と、スイッチング素子のオンオフを制御する制御部と、スイッチング部の出力に並列に接続されたコンデンサと、スイッチング部の出力電圧の増加速度または減少速度を測定する電圧変化監視部と、電圧変化監視部で測定された増加速度または減少速度が所定値よりも小さいときに、第1のロードダンプ保護動作を行い、それ以外のときに、第2のロードダンプ保護動作を行うロードダンプ保護判定部とを備えている。
ロードダンプ保護判定部は、第1のロードダンプ保護動作として、スイッチング部の出力電圧を監視し、出力電圧が第1のしきい値電圧を超えたときに、下アームを構成するスイッチング素子をサージ電圧の発生を抑制するタイミングでオンする指示を制御部に対して行い、第1のしきい値電圧を超えた後に出力電圧が第1のしきい値電圧よりも低い第2のしきい値電圧よりも低くなったときに、下アームを構成するスイッチング素子をサージ電圧の発生を抑制するタイミングでオフする指示を制御部に対して行う。
また、ロードダンプ保護判定部は、第2のロードダンプ保護動作として、スイッチング部の出力電圧を監視し、出力電圧が第1のしきい値電圧を超えたときに、下アームを構成するスイッチング素子をオンする指示を制御部に対して行い、第1のしきい値電圧を超えた後に出力電圧が第1のしきい値電圧よりも低い第2のしきい値電圧よりも低くなったときに、下アームを構成するスイッチング素子をオフする指示を制御部に対して行う。
また、上述したサージ電圧の発生を抑制するタイミングは、スイッチング素子の両端電圧が0Vよりも低い所定の基準電圧を下回っているときである。
これにより、電気負荷が接続された状態でバッテリ端子外れ等によるロードダンプが発生したときにはサージ電圧の発生を抑制する保護動作を行うことができる。特に、出力電圧の増加速度または減少速度が所定値よりも小さい場合には、サージ電圧の発生を抑制するタイミングを待って保護動作を行ってもそれ程支障はないと考えられ、サージ電圧による電気負荷への悪影響を確実に回避することができる。一方、出力端子外れによるロードダンプが発生したときには出力電圧が急激に上昇するが、サージ電圧抑制のタイミングを待たずに保護動作に入ることができるため、ロードダンプ時の高電圧発生を迅速に終わらせて信頼性を向上させることができる。
一実施形態の車両用発電機の構成を示す図である。 界磁制御部の詳細構成を示す図である。 整流器モジュールの構成を示す図である。 制御回路の詳細構成を示す図である。 ロードダンプ保護判定部の詳細構成を示す図である。 出力電圧VBの変化時間を示す図である。 出力電圧VBとしきい値電圧判定部による判定結果との関係を示す図である。 車両用発電機の相電圧を示す図である。 バッテリ端子外れに対応するロードダンプ保護動作の遷移状態を示す図である。 ソース・ドレイン電圧Vds’と参照電圧Vref’との関係を示す図である。 出力端子外れに対応するロードダンプ保護動作の遷移状態を示す図である。 出力端子外れのロードダンプ発生時の保護動作のタイミング図である。 出力端子外れのロードダンプ発生時の保護動作のタイミング図である。 出力端子外れのロードダンプ発生時の保護動作のタイミング図である。 界磁制御部の変形例を示す図である。
以下、本発明の車両用回転電機を適用した一実施形態の車両用発電機について、図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施形態の車両用発電機1は、2つの固定子巻線(電機子巻線)2、3、界磁巻線4、2つの整流器モジュール群5、6、界磁制御部7、ツェナーダイオード20、30、ダイオード22を含んで構成されている。2つの整流器モジュール群5、6がスイッチング部に対応する。
一方の固定子巻線2は、多相巻線(例えばX相巻線、Y相巻線、Z相巻線からなる三相巻線)であって、固定子鉄心(図示せず)に巻装されている。同様に、他方の固定子巻線3は、多相巻線(例えばU相巻線、V相巻線、W相巻線からなる三相巻線)であって、上述した固定子鉄心に、固定子巻線2に対して電気角で30度ずらした位置に巻装されている。本実施形態では、これら2つの固定子巻線2、3と固定子鉄心によって固定子が構成されている。
界磁巻線4は、固定子鉄心の内周側に対向配置された界磁極(図示せず)に巻装されて回転子を構成している。界磁電流を流すことにより、界磁極が磁化される。界磁極が磁化されたときに発生する回転磁界によって固定子巻線2、3が交流電圧を発生する。
一方の整流器モジュール群5は、一方の固定子巻線2に接続されており、全体で三相全波整流回路(ブリッジ回路)が構成され、固定子巻線2に誘起される交流電流を直流電流に変換する。この整流器モジュール群5は、固定子巻線2の相数に対応する数(三相巻線の場合には3個)の整流器モジュール5X、5Y、5Zを備えている。整流器モジュール5Xは、固定子巻線2に含まれるX相巻線に接続されている。整流器モジュール5Yは、固定子巻線2に含まれるY相巻線に接続されている。整流器モジュール5Zは、固定子巻線2に含まれるZ相巻線に接続されている。
他方の整流器モジュール群6は、他方の固定子巻線3に接続されており、全体で三相全波整流回路(ブリッジ回路)が構成され、固定子巻線3に誘起される交流電流を直流電流に変換する。この整流器モジュール群6は、固定子巻線3の相数に対応する数(三相巻線の場合には3個)の整流器モジュール6U、6V、6Wを備えている。整流器モジュール6Uは、固定子巻線3に含まれるU相巻線に接続されている。整流器モジュール6Vは、固定子巻線3に含まれるV相巻線に接続されている。整流器モジュール6Wは、固定子巻線3に含まれるW相巻線に接続されている。
界磁制御部7は、F端子を介して接続された界磁巻線4に流す界磁電流を整流器モジュール群5、6の出力電圧に応じて制御しており、界磁電流を調整することにより車両用発電機1の出力電圧(各整流器モジュールの出力電圧)VB が調整電圧Vreg になるように制御する。例えば、界磁制御部7は、出力電圧VB が調整電圧Vreg よりも高くなったときに界磁巻線4への界磁電流の供給を停止し、出力電圧VB が調整電圧Vreg よりも低くなったときに界磁巻線4に界磁電流の供給を行うことにより、出力電圧VB が調整電圧Vreg になるように制御する。また、界磁制御部7は、P端子に印加される固定子巻線のいずれかの相電圧(例えばX相)に基づいて回転子の回転数を検出し、回転停止を検出したときに界磁巻線4へ供給する界磁電流を低減する。具体的には、初期励磁状態に対応した値(例えば2A前後の値)に設定される。さらに、界磁制御部7は、通信端子Lおよび通信線を介してECU8(外部制御装置)と接続されており、ECU8との間で双方向のシリアル通信(例えば、LIN(Local Interconnect Network)プロトコルを用いたLIN通信)を行い、通信メッセージを送信あるいは受信する。
ツェナーダイオード20は、2つの整流器モジュール群5、6の出力に並列接続されている。具体的には、車両用発電機1の出力端子側がカソード、アース側がアノードとなるようにツェナーダイオード20が配置されている。また、このツェナーダイオード20には、車両用発電機1の出力側にバッテリ9が逆接続されたときに流れる電流を阻止する電流制限素子としてのダイオード22が直列に接続されている。電流を阻止する向きとは、ダイオード22のアノード側が車両用発電機1の出力端子側となるような向きである。なお、図1では、ダイオード22が車両用発電機1の出力端子側に配置されているが、ツェナーダイオード20を車両用発電機1の出力端子側に配置してもよい。
ツェナーダイオード30は、界磁制御部7のP端子とアース間に、P端子がカソード側となるように接続されている。このようにツェナーダイオード30を配置することにより、P端子が接続された固定子巻線のいずれかの相巻線(例えばX相)に対応する下アーム(ローサイド側)のスイッチング素子とこのツェナーダイオード22が並列接続される。また、上述したツェナーダイオード20、30は、スイッチング素子の耐圧や界磁制御部7の耐圧よりも低いツェナー電圧を有している。
図2に示すように、界磁制御部7は、MOSトランジスタ71、還流ダイオード72、抵抗73、74、電圧比較回路75、界磁電流制御回路76、回転検出回路77、通信回路78、電源回路79、コンデンサ80を有している。通信回路78は、ECU8との間でシリアル通信を行う。これにより、ECU8から送られてくる調整電圧Vreg 等のデータを受信することができる。
抵抗73、74は、分圧回路を構成し、車両用発電機1の発電電圧(出力電圧)を分圧した電圧を電圧比較回路75に入力する。電圧比較回路75は、抵抗73、74で分圧された発電電圧と、通信回路78によって受信した調整電圧Vreg に対応する基準電圧とを比較する。例えば、比較結果として、基準電圧の方が発電電圧よりも高い場合にはハイレベルの信号が出力され、反対に発電電圧の方が基準電圧よりも高い場合にはローレベルの信号が出力される。
界磁電流制御回路76は、電圧比較回路75の出力(電圧比較結果)に基づいて決定した駆動デューティを有するPWM信号でMOSトランジスタ71をオンオフ制御する。なお、出力電流の急激な変動を抑えるために、界磁電流を徐々に変化させる徐励制御等を界磁電流制御回路76によって行うようにしてもよい。
回転検出回路77は、P端子を介して一方の固定子巻線2のX相巻線が接続されており、X相巻線の端部に現れる相電圧VP に基づいて、具体的には、相電圧と回転検出用の基準電圧の大小関係が周期的に変化することを検出して回転検出を行っている。整流器モジュール5Xや固定子巻線2などに短絡故障が発生していない正常時には、発電時にP端子には所定の振幅を有する相電圧VP が現れるため、この相電圧VP に基づく回転検出が可能となる。
界磁電流制御回路76は、回転検出回路77による回転検出結果が入力されており、回転検出中は発電動作に必要な界磁電流を界磁巻線4に供給するために必要なPWM信号を出力するが、所定時間(あるいは周期)以上回転停止(回転検出不能)状態が継続すると、界磁電流を初期励磁状態に対応した値にするために必要なPWM信号を出力する。
電源回路79は、界磁制御部7に含まれる各回路に動作電圧を供給する。コンデンサ80は、整流器モジュール群5、6の出力端子から侵入するノイズを除去するためのものであり、例えば1μF程度の容量を有している。
本実施形態の車両用発電機1はこのような構成を有しており、次に、整流器モジュール5X等の詳細について説明する。整流器モジュール5Xと他の整流器モジュール5Y、5Z、6U、6V、6Wは同じ構成を有している。以下では、整流器モジュール5Xについて詳細を説明する。図3に示すように、整流器モジュール5Xは、2つのMOSトランジスタ50、51、制御回路54を備えている。MOSトランジスタ50は、ソースが固定子巻線2のX相巻線に接続され、ドレインが充電線12を介してを電気負荷10やバッテリ9の正極端子に接続された上アーム(ハイサイド側)のスイッチング素子である。MOSトランジスタ51は、ドレインがX相巻線に接続され、ソースがバッテリ9の負極端子(アース)に接続された下アーム(ローサイド側)のスイッチング素子である。また、MOSトランジスタ50、51のそれぞれのソース・ドレイン間にはダイオードが並列接続されている。このダイオードはMOSトランジスタ50、51の寄生ダイオード(ボディダイオード)によって実現されるが、別部品としてのダイオードをさらに並列接続するようにしてもよい。なお、上アームおよび下アームの少なくとも一方を、MOSトランジスタ以外のスイッチング素子を用いて構成するようにしてもよい。
図4に示すように、制御回路54は、制御部100、電源102、バッテリ電圧検出部110、動作検出部120、130、ロードダンプ保護判定部140、温度検出部150、ドライバ170、172、通信回路180を備えている。
電源102は、エンジン始動に伴って固定子巻線2のX相巻線に所定の相電圧が発生したときに動作を開始し、制御回路54に含まれる各素子に動作電圧を供給する。この動作自体は、界磁制御部7において従来から行われている動作と同じであり、同じ技術を用いて実現することができる。
ドライバ170は、出力端子(G1)がハイサイド側のMOSトランジスタ50のゲートに接続されており、MOSトランジスタ50をオンオフする駆動信号を生成する。同様に、ドライバ172は、出力端子(G2)がローサイド側のMOSトランジスタ51のゲートに接続されており、MOSトランジスタ51をオンオフする駆動信号を生成する。
バッテリ電圧検出部110は、差動増幅器とその出力をデジタルデータに変換するアナログ−デジタル変換器(AD)によって構成されており、車両用発電機1の出力端子と充電線12を介して接続されたバッテリ9の正極端子の電圧に対応するデータを出力する。
動作検出部120は、差動増幅器とその出力をデジタルデータに変換するアナログ−デジタル変換器(AD)によって構成されており、ハイサイド側のMOSトランジスタ50のソース・ドレイン間電圧(図3、図4のB−C端子間電圧)に対応するデータを出力する。制御部100は、このデータに基づいて、ドライバ170の駆動状態に対応するMOSトランジスタ50の動作状態を監視し、適宜MOSトランジスタ50の制御や故障検知を行う。
動作検出部130は、差動増幅器とその出力をデジタルデータに変換するアナログ−デジタル変換器(AD)によって構成されており、ローサイド側のMOSトランジスタ51のソース・ドレイン間電圧(図3、図4のC−D端子間電圧)に対応するデータを出力する。制御部100は、このデータに基づいて、ドライバ172の駆動状態に対応するMOSトランジスタ51の動作状態を監視し、適宜MOSトランジスタ51の制御や故障検知を行う。
ロードダンプ保護判定部140は、車両用発電機1(整流器モジュール群5、6)の出力電圧(B端子電圧)を監視し、B端子電圧がロードダンプ発生を判定する第1のしきい値電圧V1(例えば20V)を超えたときに保護動作を開始する指示(保護開始指示)を行い、その後、B端子電圧がこの保護動作によって低下して第1のしきい値電圧V1よりも低い第2のしきい値電圧V2(例えば16.5V)を下回ったときに保護動作を停止する指示(保護停止指示)を行う。制御部100は、ロードダンプ保護判定部140による保護開始/保護停止指示等に応じて保護動作や保護動作解除後の整流動作を実行する。ロードダンプ保護判定部140の詳細構成および保護動作の詳細については後述する。
温度検出部150は、定電流源、ダイオード、差動増幅器とその出力をデジタルデータに変換するアナログ−デジタル変換器(AD)によって構成されており、温度によって変化するダイオードの順方向電圧降下に対応するデータを出力する。制御部100は、このデータに基づいて整流器モジュール5Xの温度を検出する。
通信回路180は、界磁制御部7の通信回路78と同様の通信手段であって、界磁制御部7とECU8の間を接続する通信端子および通信線に共通に接続されており、ECU8との間で双方向のシリアル通信(例えば、LINプロトコルを用いたLIN通信)を行い、通信メッセージを送信あるいは受信する。
本実施形態の整流器モジュール5X等はこのような構成を有しており、次に、ロードダンプ発生時の保護動作と、保護動作から通常の発電(整流)状態に復帰する動作の詳細について説明する。
ロードダンプ発生の原因としては、(1)バッテリ9の正極端子から充電線12が外れたり、大きな電気負荷10の接続が遮断された場合(以後、「バッテリ端子外れ」と称する)と、(2)車両用発電機1の出力端子から充電線12が外れる場合(以後、「出力端子外れ」と称する)とが考えられる。(1)の場合には、充電線12に他の電気負荷10が接続されている場合を考慮し、ロードダンプ保護動作に起因してサージ電圧が発生しないようにする必要がある。一方、(2)の場合には、充電線12自体が外れているので電気負荷10に対するサージ電圧の影響は気にしなくてもよいが、車両用発電機1の出力電圧が急激に上昇するため、速やかに対処する必要がある。このため、本実施形態では、ロードダンプの発生原因が(1)、(2)のいずれであるか切り分けた後に、(1)に対応する第1のロードダンプ保護動作と、(2)に対応する第2のロードダンプ保護動作とを、ロードダンプの発生原因に応じて選択的に実施している。
図5に示すように、ロードダンプ保護判定部140は、B電圧検出部141、電圧変化監視部200、選択回路202、204、第1の保護動作部210、第2の保護動作部220を備えている。
B電圧検出部141は、車両用発電機1(整流器モジュール群5、6)の出力電圧(B端子電圧)VBを検出する。電圧変化監視部200は、B電圧検出部141によって検出された出力電圧VBの変化速度(増加速度または減少速度)を測定し、この測定した変化速度が所定値よりも小さいか否かを判定する。変化速度が所定値よりも小さい場合には、第1の保護動作部210による保護動作を有効にし、変化速度が所定値よりも大きい場合には、第2の保護動作部220による保護動作を有効にする。有効となる保護動作部210、220の選択は、選択回路202、204によって信号の入力先を切り替えることにより行われる。
電圧変化監視部200による変化速度が小さいか否かの判定は、出力電圧VBが第2のしきい値電圧V2から第1のしきい値電圧V1まで増加するのに要する時間T1(図6)を測定し、この時間T1が所定時間(第2の所定時間)以上であるか否かを調べることにより行われる。あるいは、出力電圧VBが第1のしきい値電圧V1から第2のしきい値電圧V2まで減少するのに要する時間T2(図6)を測定し、この時間が所定時間(第3の所定時間)以上であるか否かを調べることにより行われる。時間T1、T2が所定時間以上の場合とは、出力電圧VBの変化が緩やかであること、すなわち、出力電圧VBの変化速度(増加速度あるいは減少速度)が所定値よりも小さいことを示している。
第1の保護動作部210は、ロードダンプの発生原因が(1)の場合(バッテリ端子外れ)に対応して保護動作を行う。このため、第1の保護動作部210は、しきい値電圧判定部211、MOS電圧検出部212、通電方向検出部213、タイミング判定部214、215を備えている。
しきい値電圧判定部211は、出力電圧VBが第1のしきい値電圧V1よりも高くなったか否か、一旦第1のしきい値電圧V1より高くなった出力電圧VBが第2のしきい値電圧よりも低くなったか否かを判定する。図7には、出力電圧VBとしきい値電圧判定部211による判定結果との関係が示されている。この図7では、横軸は出力電圧VBを、縦軸はしきい値電圧判定部211の判定結果をそれぞれ示している。図7に示すように、しきい値電圧判定部211は、出力電圧VBが高くなって第1のしきい値電圧V1としての20Vを超えたときに、出力をローレベル(L)からハイレベル(H)に切り替える。また、一旦20Vを超えた出力電圧VBが低くなって第2のしきい値電圧V2としての16.5Vよりも低くなったときに、出力をハイレベルからローレベルに切り替える。
MOS電圧検出部212は、ローサイド側のMOSトランジスタ51のソース・ドレイン間電圧Vds(図3、図4のC−D端子間電圧)を検出する。通電方向検出部213は、MOS電圧検出部212によって検出されたMOSトランジスタ51のソース・ドレイン間電圧Vdsに基づいて、MOSトランジスタ51をオンしたときにソース・ドレイン間に流れる電流の向きを判定する。
バッテリ9の端子電圧をVbatt、MOSトランジスタ50、51のオン時のソース・ドレイン間電圧をαとすると、ロードダンプが発生していない通常時には、例えばX相巻線の相電圧VxがVbatt+αを超えたときにハイサイド側のMOSトランジスタ50がオンされ、相電圧Vxが−αよりも低下したときにローサイド側のMOSトランジスタ51がオンされる同期整流が行われる(図8(A))。
このような状態において、バッテリ端子外れや出力端子外れが生じると、車両用発電機1の固定子巻線2、3の各相電圧が一時的に高くなるロードダンプが発生する(図8(B))。このときの相電圧VLDは、バッテリ9の端子電圧Vbattに比べて高くなるため(例えば100V以上)、車両用発電機1内の整流器モジュール5X等や界磁制御部7あるいは各種の電気負荷10を保護するために、「保護準備」の手順を経た後に保護動作に移行する(図9)。
図9に示す遷移状態において、「整流」はバッテリ端子外れによるロードダンプが発生していない通常時において行われる整流動作を示しており、この状態においてバッテリ端子外れが発生して相電圧が20Vを超えたときに(定格電圧12Vの鉛蓄電池をバッテリ9として用いる場合を想定している)、「保護準備」の手順に移行する。この保護準備とは、保護動作に入る最適なタイミングを判定する動作であり、保護動作に入る際のサージ電圧の発生を抑えることができるタイミングに合わせて制御部100に対して保護開始指示が行われる。
本実施形態では、ロードダンプ発生時に相電圧が20Vを超えると、ローサイド側のMOSトランジスタ51がオンされ、同時に、ハイサイド側のMOSトランジスタ50がオフされて保護動作が実施される。その後、ロードダンプ発生に伴う高電圧が解消するまで、これらのMOSトランジスタ50、51のオン/オフ状態が継続される。この保護動作中は、相電圧は、図8(B)にVpで示すように、−αから+αの範囲を推移するようになる。
ところで、図8においてAで示される範囲では、保護動作移行前はハイサイド側のMOSトランジスタ50がオン、ローサイド側のMOSトランジスタ51がオフされていたため、これら2つのMOSトランジスタ50、51のオン/オフを瞬時に入れ替えると、相巻線に大きなサージ電圧が発生するおそれがある。例えば、実際にはMOSトランジスタ50、51のオン/オフ切り替えタイミングは素子毎にばらつきがあり、オンされていたハイサイド側のMOSトランジスタ50をオフするタイミングのみがわずかに早くなると、相巻線に流れていた電流が瞬断されるため、大きなサージ電圧が発生する。
また、図8においてBで示される範囲では、相巻線に電流は流れていないが、ローサイド側のMOSトランジスタ51ではソースとドレインの電位差が大きく、このMOSトランジスタ51をオンした際に、瞬間的に大きな相電流が発生するため、この相電流の変化に対抗する大きなサージ電圧が発生する。
このように、図8においてA、Bで示される範囲にあるときに保護動作に入ると大きなサージ電圧の発生を伴うおそれがあるため、本実施形態では、図8においてCで示される範囲に含まれることを確認した後に保護動作に入るようにしている。「保護準備」では、Cで示される範囲にあるときに、保護動作に入る最適なタイミングであると判定している。
一方、バッテリ端子外れによるロードダンプ時に発生した高電圧が解消して保護動作から通常の整流動作に復帰する場合も、同様に間に「復帰準備」の手順を経ている(図9)。具体的には、ロードダンプ発生時に高電圧となった相電圧が再び低下して16.5Vを下回ったときに「復帰準備」の手順に移行する。この復帰準備とは、通常の整流動作に入る最適なタイミングを判定する動作であり、整流動作に入る際のサージ電圧の発生を抑えることができるタイミングに合わせて整流再開指示が行われる。整流再開指示が出されると、制御部100によってローサイド側のMOSトランジスタ51がオフされ、その後、制御部100による通常の整流動作(同期整流の制御動作)が行われる。
ところで、保護動作中はローサイド側のMOSトランジスタ51が常時オンされており、図8(B)のVpで示される相電圧が発生している。この状態で、ローサイド側のMOSトランジスタをオフするということは、AとBで示された範囲においてはそれまでMOSトランジスタ51を通して流れていた大きな相電流を瞬断することになるため、大きなサージ電圧が発生する。したがって、本実施形態では、上述した「保護準備」の手順と同様に、図8においてCで示される範囲に含まれることを確認した後に通常の整流動作に入るようにしている。「復帰準備」では、Cで示される範囲にあるときに、整流動作に入る最適なタイミングであると判定している。
ロードダンプ発生時であって保護動作に入る前(ローサイド側のMOSトランジスタ51をオンする前)の状態においては、図8においてAあるいはBで示す範囲に対応する相電圧VLDは、0V以上となる。したがって、Cで示す範囲にあるか否か(MOSトランジスタ51をオンしたときに、このMOSトランジスタ51に並列接続されたダイオードの順方向と反対方向に電流が流れるか否か)を知りたければ、相電圧VLD、すなわちMOSトランジスタ51のソース・ドレイン間電圧Vdsが0Vよりも低い所定の基準電圧Vref を下回ったか否かを調べればよい。ソース・ドレイン間電圧Vdsが基準電圧Vref よりも低いということは、相電圧VLDが図8においてCに示す範囲にあることを示しており、この場合には、通電方向検出部213の出力がハイレベルになる。
実際には、MOS電圧検出部212において−0.1〜+0.1Vの範囲の電圧を精度よく検出し、通電方向検出部213において0V近傍の参照電圧Vref を用いて精度よく電圧比較を行うことは難しい。このため、MOS電圧検出部212では、検出したソース・ドレイン電圧Vdsを所定の利得で増幅して電圧レベルを変換した後の電圧Vds’を出力し、通電方向検出部213はこの電圧Vds’を用いて電圧比較を行っている。
図10において、縦軸は変換後の電圧Vds’を、横軸は変換前のソース・ドレイン電圧Vdsをそれぞれ示している。通電方向検出部213において電圧比較を行う範囲は−0.1〜+0.1Vの範囲に含まれるソース・ドレイン電圧Vdsであるため、この範囲が例えば20倍に増幅されている。図10に示す例では、−0.1Vが0Vに、+0.1Vが+5Vにそれぞれ対応し、その間の電圧が線形的に1対1に対応している。また、ソース・ドレイン電圧Vdsが−0.1Vよりも低くなった場合、あるいは、+0.1Vよりも高くなった場合には、MOS電圧検出部212の出力電圧が0Vあるいは+5Vにクリップ(固定)されるようになっている。なお、図8においてCで示される範囲に含まれるタイミングを正確に判定するためには、参照電圧Vref’は+5Vに近い値に設定する必要がある。
通電方向検出部213は、MOS電圧検出部212の出力電圧Vds’と参照電圧Vref’ とを比較し、Vds’がVref’ よりも低い場合に出力をハイレベルにし、高い場合に出力をローレベルにする。
一方のタイミング判定部214は、しきい値電圧判定部211の出力がローレベルからハイレベルに変化した後、通電方向検出部213の出力がハイレベルになったとき、すなわち、ロードダンプ発生に伴って出力電圧VBが20Vよりも高くなり、かつ、図8(B)においてCで示す範囲にあると判定されたときに、出力をハイレベルにする。このタイミング判定部214のハイレベルの出力が「保護開始指示」に対応しており、この保護開始指示が出力されると、制御部100は、ドライバ170を駆動してハイサイド側のMOSトランジスタ50をオフするとともに、ドライバ172を駆動してローサイド側のMOSトランジスタ51をオンすることにより、ロードダンプ発生時の保護動作を開始する。
他方のタイミング判定部215は、しきい値電圧判定部211の出力がハイレベルからローレベルに変化した後、通電方向検出部213の出力がハイレベルになったとき、すなわち、ロードダンプ発生に伴って一旦20Vを超えた出力電圧VBが再び16.5Vよりも低くなり、かつ、図8においてCで示す範囲にあると判定されたときに、出力をハイレベルにする。このタイミング判定部215のハイレベルの出力が「整流再開指示」に対応しており、この整流再開指示が出力されると、制御部100は、ドライバ172を駆動してローサイド側のMOSトランジスタ51をオフする。以後、制御部100は、同期整流の制御動作を再開する。
第2の保護動作部220は、ロードダンプの発生原因が(2)の場合(出力端子外れ)に対応して保護動作を行う。このため、第2の保護動作部220は、しきい値電圧判定部221、保護モード判定部225、所定時間信号生成部226を備えている。
しきい値電圧判定部221は、B電圧検出部141によって検出された出力電圧VBと3つのしきい値V1、V2、V3との高低を比較し、それぞれの比較結果を出力する。このために、しきい値電圧判定部221は、V1判定部222、V2判定部223、V3判定部224を備えている。
V1判定部222は、出力電圧VBと第1のしきい値電圧V1(例えば20V)とを比較し、VB>V1のときにその旨を示す信号(例えばハイレベルの信号)を出力する。V1判定部222の出力は選択回路202を介して制御部100に入力されている。制御部100は、V1判定部222の出力信号がローレベルからハイレベルに変化してロードダンプの発生が通知されると、ドライバ170を駆動してハイサイド側のMOSトランジスタ50をオフするとともに、ドライバ172を駆動してローサイド側のMOSトランジスタ51をオンする。これにより、ロードダンプ保護動作が開始され、第1のしきい値電圧V1を超えた出力電圧VBを低下させることができる。
V2判定部223は、出力電圧VBと第2のしきい値電圧V2とを比較し、VB<V2のときにその旨を示す信号(例えばハイレベルの信号)を出力する。この第2のしきい値電圧V2は、ロードダンプ保護動作が開始されて出力電圧VBが低下したことを検出するためのものである。例えば、第2のしきい値電圧V2は、第1のしきい値電圧V1(=20V)よいも低い16.5Vに設定されている。
V2判定部223の出力は所定時間信号生成部226に入力されている。所定時間信号生成部226は、V2判定部223の出力信号がローレベルからハイレベルに変化して出力電圧VBが第2のしきい値電圧V2よりも低くなったことが通知されると、所定時間(第1の所定時間)の間ハイレベルとなるパルス信号を出力する。このパルス信号は選択回路204を介して制御部100に入力される。制御部100は、所定時間信号生成部226から所定時間ハイレベルとなるパルス信号が入力されると、このパルス信号のハイレベルの期間(所定時間)に合わせてロードダンプ保護動作を中断する。すなわち、制御部100は、所定時間だけドライバ172を駆動してローサイド側のMOSトランジスタ51をオフし(ハイサイド側のMOSトランジスタ50についてはオフ状態を維持する)、所定時間経過後に再度ドライバ172を駆動してローサイド側のMOSトランジスタ51をオンする。パルス信号がハイレベルの期間(所定時間)の設定方法の具体例については後述する。
また、V3判定部224は、出力電圧VBと第3のしきい値電圧V3とを比較し、VB<V3のときにその旨を示す信号(例えばハイレベルの信号)を出力する。この第3のしきい値電圧V3は、ロードダンプ保護動作の終了タイミングを検出するためのものである。このV3判定部224による電圧比較動作は、所定時間信号生成部226から出力されるパルス信号に対応してローサイド側のMOSトランジスタ51を所定時間オフした直後の出力電圧VBを用いて行われる。MOSトランジスタ51を所定時間オフした直後のタイミングは制御部100から指示され、この指示されたタイミングにおいてV3判定部224による電圧比較動作が行われる。
保護モード判定部225は、出力端子外れに対応するロードダンプ保護動作中であるか否かを判定する。具体的には、保護モード判定部225は、V1判定部221の出力がハイレベルに変化したときにロードダンプ保護動作が開始された旨の判定を行う。この判定結果はV3判定部224に送られ、その後、V3判定部224の出力がハイレベルに変化したときに、保護モード判定部225は、ロードダンプ保護動作が終了した旨の判定を行う。第3のしきい値電圧V3としては、第1のしきい値電圧V1よりも低く、第2のしきい値電圧V2以上に設定されるが、第2のしきい値電圧V2と同じであってもよい。この場合には、V2判定部223とV3判定部224とを共通の構成で実現することができるため、回路構成を簡略化することができる。
図11に示す状態遷移図において、「整流」はロードダンプが発生していない通常時において行われる整流動作を示している。バッテリ9の端子電圧をVbatt、MOSトランジスタ50、51のオン時のソース・ドレイン間電圧をαとすると、ロードダンプが発生していない通常時には、例えばX相巻線の相電圧VxがVbatt+αを超えたときにハイサイド側のMOSトランジスタ50がオンされ、相電圧Vxが−αよりも低下したときにローサイド側のMOSトランジスタ51がオンされる同期整流が行われる(図8(A)、図11・S1)。このようにして同期整流が行われることにより、出力電圧VBが所定の調整電圧Vreg (例えば14.5V)に制御される。このような同期整流動作と並行して、V1判定部222は、出力電圧VBと第1のしきい値電圧V1とを比較する動作を行う(図11・S2)。
このような状態において、車両用発電機1の出力端子と充電線12との接続が外れると、車両用発電機1の固定子巻線2、3の各相電圧が一時的に高くなるロードダンプが発生し、出力電圧VBが第1のしきい値電圧V1より高くなるため、V1判定部222は、ロードダンプ保護動作の開始を指示するハイレベルの信号を出力する。制御部100は、V1判定部222からハイレベルの信号が入力されると、ドライバ170を駆動してハイサイド側(上アーム)のMOSトランジスタ50をオフするとともに、ドライバ172を駆動してローサイド側(下アーム)のMOSトランジスタ51をオンする(図11・S3)。
ところで、V1判定部222の出力がハイレベルに変化してから、制御部100によってドライバ172を駆動して実際にMOSトランジスタ51をオンするまでには、所定の遅れ時間がある。図12では、この遅れ時間がTrで示されている。したがって、V1判定部222の出力がハイレベルに変化してからこの遅れ時間Trの後にMOSトランジスタ50がオフされ、MOSトランジスタ51がオンされる。MOSトランジスタ51がオンされるまでの間に出力電圧VBがさらに上昇するが、車両用発電機1の出力端子にはツェナーダイオード20が接続されているため、出力電圧VBがツェナーダイオード20のツェナー電圧に達すると(正確には、出力電圧VBからダイオード22の順方向電圧を差し引いた電圧がツェナーダイオード20のツェナー電圧に達すると)、出力電圧VBがその値に維持される。図12ではこの状態がツェナーダイオード「オン」で示されている。
このようにして下アームのMOSトランジスタ51がオンされた後は出力電圧VBが低下する。この状態において、V2判定部223は、出力電圧VBと第2のしきい値電圧V2とを比較する動作を行い(図11・S4)、出力電圧VBが第2のしきい値電圧V2よりも低くなるとその旨を示す信号を所定時間信号生成部226に入力する。所定時間信号生成部226は、所定時間の間ハイレベルとなるパルス信号を生成して出力する。制御部100は、パルス信号が入力されると、このパルス信号のハイレベルの期間(所定時間)に合わせて、所定時間だけドライバ172を駆動して下アームのMOSトランジスタ51をオフし、所定時間経過後に再度ドライバ172を駆動して下アームのMOSトランジスタ51をオンする(図11・S5)。
ところで、所定時間信号生成部226からパルス信号を出力してから、制御部100によってドライバ172を駆動して実際にMOSトランジスタ51をオフし、再度オンするまでには、所定の遅れ時間がある。図12では、この遅れ時間がTrで示されている(ロードダンプ保護動作開始時に遅れ時間と同じTrとしたが、これらの遅れ時間は異なっていてもよい)。また、図12では、MOSトランジスタ51をオフする所定時間がT0で示されている。その後、V3判定部224は、MOSトランジスタ51を所定時間T0オフした直後の出力電圧VBと第3のしきい値電圧V3とを比較する動作を行う(図11・S6)。
ロードダンプ発生時に固定子に蓄積されたエネルギーが消滅するまでは、下アームのMOSトランジスタ51をオフ(このとき上アームのMOSトランジスタ51もオフされている)すると、並列接続されたダイオードを通して電流が流れるため、出力電圧VBが再び上昇する。このような場合には、MOSトランジスタ51を所定時間T0オフした直後の出力電圧VBが第3のしきい値電圧V3よりも高くなり、ロードダンプ保護動作が継続される。一方、ロードダンプ発生時に固定子に蓄積されたエネルギーが消滅すると、MOSトランジスタ51を所定時間T0オフした直後の出力電圧VBが第3のしきい値電圧V3よりも低くなり、制御部100による通常の整流動作(同期整流)に復帰する。
次に、ロードダンプ保護動作中に下アームのMOSトランジスタ51をオフする「所定時間」について説明する。本実施形態では、出力端子外れのロードダンプ保護動作では、下アームのMOSトランジスタ51を所定時間オフした直後の出力電圧VBの値に応じて、その後のMOSトランジスタ51をオフする所定時間の値を設定している。これにより、ロードダンプ時の出力電圧VBの上昇の程度に応じて、下アームのMOSトランジスタ51をオフする適切な時間を設定することができる。また、この場合の所定時間の最小値は、所定の遅れ時間Trよりも短く設定されている。これにより、出力電圧VBを検出して下アームのMOSトランジスタ51を再度オンする場合に比べて速やかにMOSトランジスタ51をオンすることができ、オンするタイミングが遅れることにより出力電圧が上昇してしまうことを防止することができる。具体的には、以下の(1)〜(3)のいずれかの方法により「所定時間」が設定される。
(1)下アームのMOSトランジスタ51を所定時間オフした直後の出力電圧VBの値が第1のしきい値電圧V1以上である場合に、その後の所定時間T0を遅れ時間Trよりも短く設定する(図12)。これにより、出力電圧VBが第1のしきい値電圧V1を超えたことを検出して下アームのMOSトランジスタ51を再度オンする場合に比べて、MOSトランジスタ51を速やかにオンすることができ、オンするタイミングが遅れることにより出力電圧VBが上昇してしまうことを防止することができる。
(2)下アームのMOSトランジスタ51を所定時間オフした直後の出力電圧VBの値が第1のしきい値電圧V1以上である場合に、その後の所定時間T0を、それまでの所定時間T0の1/2以下に設定する(図13)。但し、所定時間T0には下限時間が設定されており、この下限時間を下回る場合には所定時間T0はこの下限時間に設定される。これにより、下アームのMOSトランジスタ51を再度オンするタイミングが遅いことを検出してこのタイミングを早くすることができるため、オンするタイミングが遅れることにより出力電圧VBが上昇してしまうことを防止することができる。
(3)下アームのMOSトランジスタ51を所定時間オフした直後の出力電圧VBの値が第1のしきい値電圧V1と第2のしきい値電圧V2の間にある場合に、その後の所定時間T0を、それまでの所定時間T0の2倍以上に設定する(図14)。これにより、下アームのMOSトランジスタ51を再度オンするタイミングが早すぎる場合にこのタイミングを遅くすることができるため、下アームのMOSトランジスタ51をオフする十分な時間を確保することができ、出力電圧VBの上昇を確実に抑えることができる。
上述した(1)と(2)はいずれかの方法が選択的に用いられる。また、(3)の方法は、(1)あるいは(2)の方法と組み合わせて用いることができる。
このように、本実施形態の車両用発電機1では、電気負荷10が接続された状態でバッテリ端子外れ等によるロードダンプが発生したときにはサージ電圧の発生を抑制する第1のロードダンプ保護動作を行うことができる。特に、出力電圧VBの増加速度または減少速度が所定値よりも小さい場合には、サージ電圧の発生を抑制するタイミングを待って保護動作を行ってもそれ程支障はないと考えられ、サージ電圧による電気負荷10への悪影響を確実に回避することができる。一方、出力端子外れによるロードダンプが発生したときには出力電圧VBが急激に上昇するが、サージ電圧抑制のタイミングを待たずに第2のロードダンプ保護動作に入ることができるため、ロードダンプ時の高電圧発生を迅速に終わらせて信頼性を向上させることができる。
また、第1のロードダンプ保護動作においては、下アームのMOSトランジスタ51をオンする場合とオフする場合の両方においてサージ電圧の発生を抑制しているため、ロードダンプ保護動作において発生するサージ電圧をなくすことができる。また、第2のロードダンプ保護動作においては、高電圧発生を検出した際に直ちに下アームのMOSトランジスタ51をオンすることにより、ロードダンプ時の高電圧状態を速やかに終わらせることができる。
第2のロードダンプ保護動作において 下アームのMOSトランジスタ51を一時的にオフする期間を所定時間とすることにより、制御部100による制御動作の遅れ時間等に起因してMOSトランジスタ51をオフする期間が必要以上に長くなることを防止し、ロードダンプ保護動作中に出力電圧が過度に上昇することを回避することができる。
さらに、出力電圧VBが第1のしきい値電圧V1と第2のしきい値電圧V2の間を増加あるいは減少する時間を測定することにより、複雑な構成を追加することなく、増加速度や減少速度の判定を確実に行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、2つの固定子巻線2、3と2つの整流器モジュール群5、6を備えるようにしたが、一方の固定子巻線2と一方の整流器モジュール群5を備える車両用発電機についても本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態では、各整流器モジュール5X等を用いて整流動作(発電動作)を行う場合について説明したが、MOSトランジスタ50、51のオン/オフタイミングを変更することにより、バッテリ9から印加される直流電流を交流電流に変換して固定子巻線2、3に供給することにより、車両用発電機1に電動動作を行わせるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、2つの整流器モジュール群5、6のそれぞれに3つの整流器モジュールを含ませるようにしたが、整流器モジュールの数は3以外であってもよい。
また、上述した実施形態では、各相巻線に対応させた整流器モジュールを備えて各整流器モジュール毎に同期整流の制御を行うようにしたが、共通の制御装置を用いて同期整流の制御を行う構成についても本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態では、上アームと下アームの両方にMOSトランジスタを用いたが、下アームのみをMOSトランジスタとし、上アームをダイオードで構成するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、界磁制御部7の外部に、ツェナーダイオード20、30、ダイオード22を設けたが、図15に示すように、これら(あるいは一部)を界磁制御部7内に設けるようにしてもよい。これにより、ツェナーダイオード20、30やダイオード22を単体部品として車両用発電機1に実装する必要がなくなるため構成の簡略化が可能となる。また、コンデンサ80を界磁制御部7内に設けたが、界磁制御部7の外部に設けるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、出力端子外れによるロードダンプ保護動作を第2の保護動作部220(図5)を用い、出力電圧VBが第2のしきい値電圧V2より低くなったときに下アームのMOSトランジスタ51を所定時間オフした後再度オンするようにしたが、所定時間オフする代わりに、次に出力電圧VBが第1のしきい値電圧V1に達するまでオフするようにしてもよい。このようなロードダンプ保護動作は、例えば、第1の保護動作部210内のしきい値電圧判定部211の出力がハイレベルのときにMOSトランジスタ51をオンすることにより容易に実現することができる。
上述したように、本発明によれば、電気負荷が接続された状態でバッテリ端子外れ等によるロードダンプが発生したときにはサージ電圧の発生を抑制する保護動作を行うことができる。また、出力端子外れによるロードダンプが発生したときには出力電圧が急激に上昇するが、サージ電圧抑制のタイミングを待たずに保護動作に入ることができるため、ロードダンプ時の高電圧発生を迅速に終わらせて信頼性を向上させることができる。
1 車両用発電機
2、3 固定子巻線
5、6 整流器モジュール群
50、51 MOSトランジスタ
80 コンデンサ
100 制御部
140 ロードダンプ保護判定部
200 電圧変化監視部

Claims (4)

  1. 2相以上の相巻線を有する電機子巻線(2、3)と、
    ダイオードが並列接続されたスイッチング素子(51)によって構成された複数の下アームを有するブリッジ回路を構成し、前記電機子巻線の誘起電圧を整流するスイッチング部(5、6)と、
    前記スイッチング素子のオンオフを制御する制御部(100)と、
    前記スイッチング部の出力に並列に接続されたコンデンサ(80)と、
    前記スイッチング部の出力電圧の増加速度または減少速度を測定する電圧変化監視部(200)と、
    前記電圧変化監視部で測定された前記増加速度または前記減少速度が所定値よりも小さいときに、第1のロードダンプ保護動作を行い、それ以外のときに、第2のロードダンプ保護動作を行うロードダンプ保護判定部(140)と、を備え、
    前記ロードダンプ保護判定部は、前記第1のロードダンプ保護動作として、前記スイッチング部の出力電圧を監視し、前記出力電圧が第1のしきい値電圧を超えたときに、前記下アームを構成する前記スイッチング素子をサージ電圧の発生を抑制するタイミングでオンする指示を前記制御部に対して行い、前記第1のしきい値電圧を超えた後に前記出力電圧が前記第1のしきい値電圧よりも低い第2のしきい値電圧よりも低くなったときに、前記下アームを構成する前記スイッチング素子をサージ電圧の発生を抑制するタイミングでオフする指示を前記制御部に対して行い、
    前記ロードダンプ保護判定部は、前記第2のロードダンプ保護動作として、前記スイッチング部の出力電圧を監視し、前記出力電圧が第1のしきい値電圧を超えたときに、前記下アームを構成する前記スイッチング素子をオンする指示を前記制御部に対して行い、前記第1のしきい値電圧を超えた後に前記出力電圧が前記第1のしきい値電圧よりも低い第2のしきい値電圧よりも低くなったときに、前記下アームを構成する前記スイッチング素子をオフする指示を前記制御部に対して行い、
    前記サージ電圧の発生を抑制するタイミングは、前記スイッチング素子の両端電圧が0Vよりも低い所定の基準電圧を下回っているときであることを特徴とする車両用回転電機。
  2. 請求項1において、
    前記ロードダンプ保護判定部は、前記第2のロードダンプ保護動作として、前記出力電圧が前記第2のしきい値電圧よりも低くなったときに、前記下アームを構成する前記スイッチング素子を第1の所定時間のオフの後オンする指示を前記制御部に対して行うことを特徴とする車両用回転電機。
  3. 請求項1または2において、
    前記電圧変化監視部は、前記スイッチング部の出力電圧が前記第2のしきい値電圧から前記第1のしきい値電圧まで増加するのに要する時間が第2の所定時間以上である場合に、前記増加速度が前記所定値よりも小さいと判定することを特徴とする車両用回転電機。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、
    前記電圧変化監視部は、前記スイッチング部の出力電圧が前記第1のしきい値電圧から前記第2のしきい値電圧まで減少するのに要する時間が第3の所定時間以上である場合に、前記減少速度が前記所定値よりも小さいと判定することを特徴とする車両用回転電機。
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