JP2008029136A - モータ駆動集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】外付け回路を用いることなく低回転を容易に制御する。
【解決手段】直列接続される第1ソーストランジスタ及び第1シンクトランジスタの接続点と、直列接続される第2ソーストランジスタ及び第2シンクトランジスタの接続点との間に接続されるモータコイルの通電を制御するモータ駆動集積回路であって、第1ソーストランジスタ及び第2シンクトランジスタと、第2ソーストランジスタ及び第1シンクトランジスタとを相補的にオンオフさせてモータコイルを通電するための制御信号を出力する制御信号出力回路と、モータの回転数を制御するための入力電圧に応じて、制御信号出力回路から出力される制御信号に基づいてオンとなる第1又は第2ソーストランジスタの制御電極に印加される制御電圧を制御する電圧制御回路と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ駆動集積回路に関する。
モータコイルの通電を制御することにより、モータの回転を制御するモータ駆動集積回路が一般的に知られている。図6は、一般的なモータ駆動集積回路の構成例を示す図である。モータ駆動集積回路は、NチャネルMOSFET(N101〜N104)及び制御回路100を含んで構成されている。NチャネルMOSFET(N101〜N104)はHブリッジ回路を構成しており、NチャネルMOSFET(N101)及びNチャネルMOSFET(N103)の接続点と、NチャネルMOSFET(N102)及びNチャネルMOSFET(N104)の接続点との間に、モータコイルLが接続される。また、NチャネルMOSFET(N103,N104)の接地側には、モータコイルLに流れる電流量を検出するための抵抗110が接続される。
このようなモータ駆動集積回路では、NチャネルMOSFET(N101,N104)とNチャネルMOSFET(N102,N103)とが相補的にオンオフすることにより、モータコイルLの通電が制御される。例えば、制御回路100は、NチャネルMOSFET(N101,N104)をオン、NチャネルMOSFET(N102,N103)をオフとすることにより、モータコイルLを通電させる。また、制御回路100は、NチャネルMOSFET(N102,N103)をオン、NチャネルMOSFET(N101,N104)をオフとすることにより、モータコイルLを通電させる。
そして、制御回路100は、入力電圧に基づいて、抵抗110によって検出される電流量を制御することにより、モータの回転数を制御する。モータコイルLに流れる電流量を制御する方法としては、PWM(Pulse Width Modulation)制御による方法(特許文献1)や電源電圧を制御する方法(特許文献2)がある。
PWM制御による方法では、制御回路100は、例えば、NチャネルMOSFET(N101,N104)をオン、NチャネルMOSFET(N102,N103)をオフとする場合に、入力電圧に応じてNチャネルMOSFET(N104)がオンとなる割合(オンデューティー)を制御する。つまり、入力電圧が低い場合は、NチャネルMOSFET(N104)のオンデューティーが小さくなって、モータコイルLに流れる電流量が小さくなり、モータの回転数が低くなる。また、入力電圧が高い場合は、NチャネルMOSFET(N104)のオンデューティーが大きくなって、モータコイルLに流れる電流量が大きくなり、モータの回転数が高くなる。
電源電圧を制御する方法では、制御回路100は、入力電圧に応じてNチャネルMOSFET(N101,N102)の入力電極に印加される電源電圧Vsを制御する。つまり、入力電圧が低くなるにつれて、電源電圧Vsが低くなることにより、モータコイルLに流れる電流量が小さくなり、モータの回転数が低くなる。このように入力電圧に応じて電源電圧Vsを低くする制御は、例えば、コイルやコンデンサを用いたダウンコンバータにより実現される。
特開2006−81396号公報 特開2004−32953号公報
前述したように、PWM制御による方法の場合、図7に示すように、NチャネルMOSFET(N103,N104)のオンデューティーを変更することにより、モータの回転数の制御が行われる。図7(a)に示すようにオンデューティーが大きい場合はモータコイルLに流れる電流量が大きくなり、モータの回転数が高くなる。そして、図7(b)に示すように、オンデューティーを小さくすることにより、モータの回転数が小さくなる。
ところで、制御回路100で生成可能なパルス幅には限界がある。例えば、制御回路100で生成可能な最小のパルス幅が図7(c)に示すものであるとすると、オンデューティーをこれより小さくすることはできないこととなる。そのため、図8に示すように、低回転域においては、オンデューティーの変更による回転数の制御が困難となってしまう。
また、電源電圧を制御する方法の場合、NチャネルMOSFET(N101,N102)の入力電極に印加される電源電圧Vsを制御するために、コイルやコンデンサ等の外付け回路が必要となってしまう。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、外付け回路を用いることなく低回転の制御が容易なモータ駆動集積回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のモータ駆動集積回路は、直列接続される第1ソーストランジスタ及び第1シンクトランジスタの接続点と、直列接続される第2ソーストランジスタ及び前記第2シンクトランジスタの接続点との間に接続されるモータコイルの通電を制御するモータ駆動集積回路であって、前記第1ソーストランジスタ及び前記第2シンクトランジスタと、前記第2ソーストランジスタ及び前記第1シンクトランジスタとを相補的にオンオフさせて前記モータコイルを通電するための制御信号を出力する制御信号出力回路と、モータの回転数を制御するための入力電圧に応じて、前記制御信号出力回路から出力される前記制御信号に基づいてオンとなる前記第1又は第2ソーストランジスタの制御電極に印加される制御電圧を制御する電圧制御回路と、を備えることとする。
また、前記制御信号出力回路は、前記入力電圧に応じた割合で前記第1又は第2シンクトランジスタが間欠的にオンとなるように前記制御信号を出力することとすることができる。
また、前記電圧制御回路は、前記入力電圧に応じた第1電流を生成する電流生成回路と、前記電流生成回路と直列に接続され、第2電流を生成する電流源と、前記電流生成回路と直列に接続されて前記第1電流に応じた電圧を生成するとともに、前記電流源と並列に接続され、前記第1電流が前記第2電流より大きくなると電流が流れ込み、前記第1電流に応じた電圧を上昇させるダイオードと、一方の入力端子に前記第1電流に応じた電圧が入力され、他方の入力端子に前記制御電圧に応じた電圧が入力され、前記制御電圧を前記第1電流に応じた電圧に制御するオペアンプと、を含んで構成されることとすることができる。
また、前記電圧制御回路は、前記入力電圧が所定レベルより低い場合は、前記制御電圧を前記入力電圧に応じて変化させ、前記入力電圧が所定レベルより高い場合は、前記制御電圧を前記入力電圧によらず一定とすることとすることができる。
外付け回路を用いることなく低回転の制御が容易なモータ駆動集積回路を提供することができる。
==回路構成==
図1は、本発明の一実施形態である三相センサレスモータを駆動するモータ駆動集積回路の構成を示す図である。モータ駆動集積回路は、NチャネルMOSFET(N1〜N6)、オペアンプ10、抵抗11,12、絶対値回路13、電源14、オペアンプ15、コンパレータ16、ロジック回路17、スイッチ回路18、コンパレータ19、駆動回路20、及び電圧制御回路21を備えている。
NチャネルMOSFET(N1〜N3)はソーストランジスタ、NチャネルMOSFET(N4〜N6)はシンクトランジスタとなっている。NチャネルMOSFET(N1〜N3)の入力電極であるドレインには電圧Vsが印加されている。NチャネルMOSFET(N1〜N3)のソースは、NチャネルMOSFET(N4〜N6)のドレインと接続されている。NチャネルMOSFET(N4〜N6)のソースは、端子Trfを介して抵抗30と接続されている。抵抗30は、一端が端子Trfと接続され、他端が接地されている。
NチャネルMOSFET(N1)及びNチャネルMOSFET(N4)の接続点には、端子Tuを介して、U相のコイルLuの一端が接続されている。NチャネルMOSFET(N2)及びNチャネルMOSFET(N5)の接続点には、端子Tvを介して、V相のコイルLvの一端が接続されている。NチャネルMOSFET(N3)及びNチャネルMOSFET(N6)の接続点には、端子Twを介して、W相のコイルLwの一端が接続されている。そして、コイルLu,Lv,Lwの他端はともに端子Tcに接続されている。
本実施形態のモータ駆動集積回路では、例えば、NチャネルMOSFET(N1:第1ソーストランジスタ)及びNチャネルMOSFET(N5:第2シンクトランジスタ)と、NチャネルMOSFET(N2:第2ソーストランジスタ)及びNチャネルMOSFET(N4:第1シンクトランジスタ)とが相補的にオンオフすることにより、コイルLu,Lvの通電が制御される。また、NチャネルMOSFET(N2:第1ソーストランジスタ)及びNチャネルMOSFET(N6:第2シンクトランジスタ)と、NチャネルMOSFET(N3:第2ソーストランジスタ)及びNチャネルMOSFET(N5:第1シンクトランジスタ)とが相補的にオンオフすることにより、コイルLv,Lwの通電が制御される。また、NチャネルMOSFET(N3:第1ソーストランジスタ)及びNチャネルMOSFET(N4:第2シンクトランジスタ)と、NチャネルMOSFET(N1:第2ソーストランジスタ)及びNチャネルMOSFET(N6:第1シンクトランジスタ)とが相補的にオンオフすることにより、コイルLw,Luの通電が制御される。
オペアンプ10の−入力端子には、モータの回転数を制御するための電圧Vinが端子Tin及び抵抗11を介して印加されている。また、オペアンプ10の+入力端子には、電源31から出力される基準電圧Vrefが端子Trefを介して印加されている。そして、オペアンプ10の−入力端子と出力端子とは、抵抗12を介して接続されている。したがって、オペアンプ10の出力端子からは、電圧Vinと基準電圧Vrefとの差を抵抗11,12の比に従って増幅した電圧が出力される。
絶対値回路13は、オペアンプ10から出力される電圧を、図2に示すように絶対値の入力電圧ΔVに変換して出力する。本実施形態では、この入力電圧ΔVが高いほどモータの回転数が高くなるように制御される。なお、絶対値回路13は、モータの回転を停止させる際の制御を容易にするため、電圧Vinと基準電圧Vrefとの差が所定の範囲にある場合は、ΔVをゼロとして出力する。
オペアンプ15は、+入力端子に、抵抗30によって検出される電流量を示す電圧Vrfが印加され、−入力端子が、出力端子と接続されている。すなわち、オペアンプ15は、電圧Vrfを出力するバッファ回路となっている。
コンパレータ16は、+入力端子に、オペアンプ15から出力される電圧Vrfが印加され、一方の−入力端子に、絶対値回路13から出力される入力電圧ΔVが印加され、他方の−入力端子に、電源14から出力される電圧Vlimが印加されている。そして、コンパレータ16は、入力電圧ΔV又は電圧Vlimの何れか低い方と電圧Vrfとの比較結果を出力する。
ロジック回路17は、コンパレータ16から出力される比較結果と、コンパレータ19から出力される比較結果とに基づいて、電圧Vrfが入力電圧ΔVと等しくなるように、駆動回路20を制御するための信号を出力する。なお、コンパレータ16は入力電圧ΔV又は電圧Vlimの何れか低い方と電圧Vrfとの比較結果を出力するため、入力電圧ΔVが電圧Vlimより高い場合は、電圧Vrfが電圧Vlimとなるように制御が行われる。これにより、コイルLu,Lv,Lwに過電流が流れないように制御される。
スイッチ回路18は、ロジック回路17の制御により、コイルLuの一端に発生する逆起電圧Vu、コイルLvの一端に発生する逆起電圧Vv、コイルLwの一端に発生する逆起電圧Vwの何れかひとつを出力する。
コンパレータ19は、+入力端子に、スイッチ回路17から出力される逆起電圧Vu,Vv,Vwの何れかひとつが印加され、−入力端子に、コイルLu,Lv,Lwの中点電圧Vcomが印加されている。そして、コンパレータ19は、逆起電圧Vu,Vv,Vwの何れかひとつと中点電圧Vcomとの比較結果を出力する。
図3は、逆起電圧Vu,Vv,Vwと中点電圧Vcomとの関係を示す図である。逆起電圧Vu,Vv,Vwは夫々電気角が120°ずれた波形となっている。そして、図3のA点〜F点に示すように、U相の立ち上がりを示す逆起電圧Vuと中点電圧Vcomとの交差、W相の立下りを示す逆起電圧Vwと中点電圧Vcomとの交差、V相の立ち上がりを示す逆起電圧Vvと中点電圧Vcomとの交差、U相の立ち下がりを示す逆起電圧Vuと中点電圧Vcomとの交差、W相の立ち上りを示す逆起電圧Vwと中点電圧Vcomとの交差、V相の立ち下がりを示す逆起電圧Vvと中点電圧Vcomとの交差が繰り返し現れる。つまり、ロジック回路17は、コンパレータ19においてこれらの交差点を検出することができるように、スイッチ回路18を順次切り替える。そして、ロジック回路17は、コンパレータ19の比較結果に基づいて逆起電圧Vu,Vv,Vwと中点電圧Vcomとの交差を検出し、NチャネルMOSFET(N1〜N6)を適宜オンオフさせるための信号を駆動回路20に出力する。
駆動回路20は、ロジック回路17から出力される信号に基づいて、NチャネルMOSFET(N1〜N6)を適宜オンオフさせる制御信号を出力する。なお、駆動回路20は、シンクトランジスタであるNチャネルMOSFET(N4〜N6)については、ロジック回路17から出力される信号に基づいてPWM制御を行う。
なお、オペアンプ15、コンパレータ16、ロジック回路17、スイッチ回路18、コンパレータ19、及び駆動回路20により、本発明の制御信号出力回路が構成されている。
電圧制御回路21は、絶対値回路13から出力される入力電圧ΔVに基づいて、ソーストランジスタであるNチャネルMOSFET(N1〜N3)の制御電極に印加する制御電圧Vg'を制御する。
図4は、電圧制御回路21の構成例を示す図である。電圧制御回路21は、オペアンプ50、NPN型トランジスタ51、抵抗52、ダイオード53、電流源54、オペアンプ55、抵抗56、NチャネルMOSFET(N10,N20,N21,N30,N31,N40,N41)、PチャネルMOSFET(P20,P30,P40)を含んで構成されている。
オペアンプ50は、−入力端子に絶対値回路13から出力される入力電圧ΔVが印加され、+入力端子がNPN型トランジスタ51のエミッタと接続され、出力端子がNPN型トランジスタ51のベースと接続されている。そして、NPN型トランジスタ51のコレクタには、電源電圧Vccが印加されている。したがって、オペアンプ50によって、NPN型トランジスタ51のベース電圧が、入力電圧ΔVと等しくなるように制御が行われる。
抵抗52は、一端がNPN型トランジスタ51のエミッタと接続され、他端がダイオード53及び電流源54と接続されている。NPN型トランジスタ51のエミッタ電圧は入力電圧ΔVとなるため、抵抗52を流れる電流I1(第1電流)は、入力電圧ΔVに応じて変化する。また、電流源54は、定電流I2(第2電流)を出力する。なお、オペアンプ50、NPN型トランジスタ51、及び抵抗52が本発明の電流生成回路に相当する。
ダイオード53は、一端が抵抗52と接続され、他端が接地されている。ダイオード53と抵抗52との接続点の電圧V1は、抵抗52を流れる電流I1に応じて変化する。そして、電流I1が電流I2より大きい場合は、電流I1がダイオード53に流れ込むことにより、ダイオード53の閾値電圧が発生し、電圧V1が上昇する。
オペアンプ55は、+入力端子に電圧V1が印加され、−入力端子がNチャネルMOSFET(N20,N30,N40)のソースと接続され、出力端子がNチャネルMOSFET(N10)のゲートと接続されている。
NチャネルMOSFET(N10)は、ドレインに電圧Vgが印加され、ソースがNチャネルMOSFET(N20,N30,N40)のドレイン及びPチャネルMOSFET(P20,P30,P40)のソースと接続されている。
NチャネルMOSFET(N20)は、ソースが抵抗56の一端と接続され、ゲートがNチャネルMOSFET(N1)のゲート、PチャネルMOSFET(P20)のドレイン、及びNチャネルMOSFET(N21)のドレインと接続されている。
NチャネルMOSFET(N30)は、ソースが抵抗56の一端と接続され、ゲートがNチャネルMOSFET(N2)のゲート、PチャネルMOSFET(P30)のドレイン、及びNチャネルMOSFET(N31)のドレインと接続されている。
NチャネルMOSFET(N40)は、ソースが抵抗56の一端と接続され、ゲートがNチャネルMOSFET(N3)のゲート、PチャネルMOSFET(P40)のドレイン、及びNチャネルMOSFET(N41)のドレインと接続されている。
PチャネルMOSFET(P20)及びNチャネルMOSFET(N21)のゲートには、駆動回路20から出力される制御信号S1が入力されている。PチャネルMOSFET(P30)及びNチャネルMOSFET(N31)のゲートには、駆動回路20から出力される制御信号S2が入力されている。PチャネルMOSFET(P40)及びNチャネルMOSFET(N41)のゲートには、駆動回路20から出力される制御信号S3が入力されている。
そして、抵抗56の他端、及びNチャネルMOSFET(N21,N31,N41)のソースは、接地されている。
なお、駆動回路20から出力される制御信号S4はNチャネルMOSFET(N4)のゲートに入力され、制御信号S5はNチャネルMOSFET(N5)のゲートに入力され、制御信号S6はNチャネルMOSFET(N6)のゲートに入力されている。
==動作説明==
次に、モータ駆動集積回路の動作について説明する。図5は、電圧Vinの変化に伴う入力電圧ΔV、PWMのパルス幅、及び電圧V1の変化を示すグラフである。
図5(a)に示されるように、絶対値回路13から出力される入力電圧ΔVは、電圧Vinと基準電圧Vrefとの差に応じた電圧となっている。
そして、絶対値回路13から出力される入力電圧ΔVがコンパレータ16の−入力端子に入力されると、ロジック回路17及び駆動回路20は、コンパレータ16から出力される入力電圧ΔVと電圧Vrfとの比較結果に基づいて、電圧Vrfが入力電圧ΔVと等しくなるように、NチャネルMOSFET(N4〜N6)をPWM制御する。例えば、図5(b)に示すように、NチャネルMOSFET(N4〜N6)のゲートに入力される制御信号S4〜S6のパルス幅は、入力電圧ΔVがΔV1(電圧VinがVin1)の場合はP1となり、入力電圧ΔVがΔV2(電圧VinがVin2)である場合はP2となる。なお、駆動回路20で生成可能な最小のパルス幅がP1であることとすると、入力電圧ΔVがΔV1より低い場合、駆動回路20はパルス幅がP1の制御信号S4〜S6を出力する。
電圧制御回路21においては、オペアンプ50の−入力端子に入力電圧ΔVが印加される。そして、オペアンプ50により、オペアンプ50の+入力端子の電圧、つまり、NPN型トランジスタ51のエミッタ電圧がΔVとなるように制御が行われる。したがって、抵抗52には、入力電圧ΔVと抵抗52の抵抗値とに応じた電流I1が流れることとなる。
電流I1が電流I2より小さい場合、抵抗52を流れる電流I1は電流源54に流れ込み、ダイオード53には電流が流れない。そのため、オペアンプ55の+入力端子に印加される電圧V1は、図5(c)に示すように入力電圧ΔVに従って上昇する。そして、電流I1が電流I2より大きくなると、抵抗52を流れる電流I1はダイオード53にも流れ込むこととなる。電流I1がダイオード53に流れ込むと、ダイオード53の閾値電圧が発生し、図5(c)に示すように、電圧V1は所定レベルまで上昇する。
そして、オペアンプ55は、−入力端子に印加される電圧V2、つまり、NチャネルMOSFET(N20,N30,N40)のソース電圧が電圧V1と等しくなるようにNチャネルMOSFET(N10)を制御する。
駆動回路20は、NチャネルMOSFET(N1〜N3)をオンさせる場合は、Lレベルの信号S1〜S3を出力する。例えば、信号S1がLレベルの場合、PチャネルMOSFET(P20)がオン、NチャネルMOSFET(N21)がオフとなり、NチャネルMOSFET(N1)のゲートに印加される制御電圧Vg'は、NチャネルMOSFET(N10)のソース電圧に応じた電圧となる。なお、NチャネルMOSFET(N1)のゲートはNチャネルMOSFET(N20)のゲートと接続されているため、制御電圧Vg'は、電圧V2よりNチャネルMOSFET(N20)の閾値電圧だけ高い電圧となる。すなわち、制御電圧Vg'は、図5(c)に示した電圧V1(=電圧V2)と同様に、入力電圧ΔVに応じて変化することとなる。また、NチャネルMOSFET(N1)のソース電圧は、制御電圧Vg'よりNチャネルMOSFET(N1)の閾値電圧だけ低い電圧、すなわち、電圧V2となる。なお、信号S1がHレベルの場合は、PチャネルMOSFET(P20)がオフ、NチャネルMOSFET(N21)がオンとなり、制御電圧Vg'がLレベルとなって、NチャネルMOSFET(N1)がオフとなる。
例えば、NチャネルMOSFET(N1,N5)がオン、NチャネルMOSFET(N2,N4)がオフとなる場合、NチャネルMOSFET(N1)のゲートに印加される制御電圧Vg'は、入力電圧ΔVに応じた電圧となり、NチャネルMOSFET(N5)は入力電圧ΔVに応じてPWM制御される。
具体的には、入力電圧ΔVが所定レベルより低い場合は、電流I1が電流I2より小さくなり、制御電圧Vg'は図5(c)に示すように入力電圧ΔVに応じて変化する。そして、入力電圧ΔVが所定レベルより高い場合は、電流I1が電流I2より大きくなり、制御電圧Vg'は一定レベルとなる。
つまり、電流I1が電流I2より小さい場合、NチャネルMOSFET(N1)のソース電圧、すなわち、コイルLuの一端に印加される電圧は制御電圧Vg'に応じて変化する。また、駆動回路20は、NチャネルMOSFET(N5)を、入力電圧ΔVに応じてPWM制御する。なお、駆動回路20は、入力電圧ΔVが図5(a)に示すΔV1より低い場合は、ΔV1の場合と同じオンデューティーの制御信号S5を出力する。これにより、コイルLu,Lvに流れる電流量が、入力電圧ΔVに応じた電流量となるように制御される。
また、電流I1が電流I2より大きい場合、NチャネルMOSFET(N1)のソース電圧、すなわち、コイルLuの一端に印加される電圧はVsと同レベルとなる。そして、駆動回路20は、NチャネルMOSFET(N5)を、入力電圧ΔVに応じてPWM制御する。これにより、コイルLu,Lvに流れる電流量が、入力電圧ΔVに応じた電流量となるように制御される。
NチャネルMOSFET(N2,N6)がオン、NチャネルMOSFET(N3,N5)がオフとなる場合、NチャネルMOSFET(N3,N4)がオン、NチャネルMOSFET(N1,N6)がオフとなる場合についても同様の制御が行われることにより、コイルLu,Lv,Lwに流れる電流量が入力電圧ΔVに応じた電流量となる。このように、本実施形態のモータ駆動集積回路では、入力電圧ΔVに応じてモータの回転数が制御される。
すなわち、本実施形態のモータ駆動集積回路では、入力電圧ΔVを低くすることにより、モータの回転数を低くすることができる。例えば、入力電圧ΔVが図5(a)に示したΔV1より低い場合、NチャネルMOSFET(N4〜N6)のオンデューティーはΔV1の場合と同じままとなり、制御電圧Vg'が入力電圧ΔVに応じて変化することにより、モータの回転数が低くなる。このように、低回転域においても、モータを入力電圧ΔVに応じた回転数に制御することが容易となる。
以上、本実施形態のモータ駆動集積回路について説明した。前述したように、本実施形態のモータ駆動集積回路によれば、入力電圧ΔVに応じて制御電圧Vg'が制御される。したがって、外付け回路を用いることなく、モータを容易に低回転に制御することが可能となる。
また、本実施形態に示したように、シンクトランジスタであるNチャネルMOSFET(N4〜N6)については、入力電圧ΔVに応じてPWM制御することにより、モータの回転数を制御することが可能である。
また、図4に示したように、電圧制御回路21は、入力電圧ΔVに応じた電流I1を生成する電流生成回路、電流I1に応じた電圧を生成するダイオード53、電流I2を生成する電流源54、及び制御電圧Vg'を電流I1に応じた電圧に制御するオペアンプ55を含んで構成することができる。
そして、図5(c)に示したように、入力電圧ΔVが所定レベルより低い場合は、制御電圧Vg'が入力電圧ΔVに応じて変化し、入力電圧ΔVが所定レベルより高い場合は、制御電圧Vg'が一定レベルとなる。つまり、低回転域においては、制御電圧Vg'の変化によってモータの回転数が制御され、低回転域以外においては、シンクトランジスタであるNチャネルMOSFET(N4〜N6)のオンデューティーによってモータの回転数が制御される。したがって、低回転域以外においては、コイルLu,Lv,Lwの一端に印加される電圧をVsとし、エネルギーのロスを小さくすることができる。
なお、上記実施例は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、本実施形態のモータ駆動集積回路は、三相センサレスモータを駆動するものとしたが、三相センサレスモータに限らず、ソーストランジスタ及びシンクトランジスタにモータコイルが接続され、モータコイルに流れる電流量によってモータの回転数を制御するものであれば適用することができる。
本発明の一実施形態である三相センサレスモータを駆動するモータ駆動集積回路の構成を示す図である。 絶対値回路から出力される入力電圧ΔVを示す図である。 逆起電圧Vu,Vv,Vwと中点電圧Vcomとの関係を示す図である。 電圧制御回路の構成例を示す図である。 電圧Vinの変化に伴う入力電圧ΔV、PWMのパルス幅、及び電圧V1の変化を示すグラフである。 一般的なモータ駆動集積回路の構成例を示す図である。 オンデューティーの例を示す図である。 入力電圧と回転数との関係を示す図である。
符号の説明
N1〜N6 NチャネルMOSFET
N10 NチャネルMOSFET
N20,N21 NチャネルMOSFET
N30,N31 NチャネルMOSFET
N40,N41 NチャネルMOSFET
P20,P30,P40 PチャネルMOSFET
Lu,Lv,Lw コイル
10,15 オペアンプ
11,12,30 抵抗
13 絶対値回路
14,31 電源
16,19 コンパレータ
17 ロジック回路
18 スイッチ回路
20 駆動回路
21 電圧制御回路
50,55 オペアンプ
51 NPN型トランジスタ
52,56 抵抗
53 ダイオード
54 電流源

Claims (4)

  1. 直列接続される第1ソーストランジスタ及び第1シンクトランジスタの接続点と、直列接続される第2ソーストランジスタ及び前記第2シンクトランジスタの接続点との間に接続されるモータコイルの通電を制御するモータ駆動集積回路であって、
    前記第1ソーストランジスタ及び前記第2シンクトランジスタと、前記第2ソーストランジスタ及び前記第1シンクトランジスタとを相補的にオンオフさせて前記モータコイルを通電するための制御信号を出力する制御信号出力回路と、
    モータの回転数を制御するための入力電圧に応じて、前記制御信号出力回路から出力される前記制御信号に基づいてオンとなる前記第1又は第2ソーストランジスタの制御電極に印加される制御電圧を制御する電圧制御回路と、
    を備えることを特徴とするモータ駆動集積回路。
  2. 請求項1に記載のモータ駆動集積回路であって、
    前記制御信号出力回路は、
    前記入力電圧に応じた割合で前記第1又は第2シンクトランジスタが間欠的にオンとなるように前記制御信号を出力すること、
    を特徴とするモータ駆動集積回路。
  3. 請求項1又は2に記載のモータ駆動集積回路であって、
    前記電圧制御回路は、
    前記入力電圧に応じた第1電流を生成する電流生成回路と、
    前記電流生成回路と直列に接続され、第2電流を生成する電流源と、
    前記電流生成回路と直列に接続されて前記第1電流に応じた電圧を生成するとともに、前記電流源と並列に接続され、前記第1電流が前記第2電流より大きくなると電流が流れ込み、前記第1電流に応じた電圧を上昇させるダイオードと、
    一方の入力端子に前記第1電流に応じた電圧が入力され、他方の入力端子に前記制御電圧に応じた電圧が入力され、前記制御電圧を前記第1電流に応じた電圧に制御するオペアンプと、
    を含んで構成されることを特徴とするモータ駆動集積回路。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載のモータ駆動集積回路であって、
    前記電圧制御回路は、
    前記入力電圧が所定レベルより低い場合は、前記制御電圧を前記入力電圧に応じて変化させ、前記入力電圧が所定レベルより高い場合は、前記制御電圧を前記入力電圧によらず一定とすること、
    を特徴とするモータ駆動集積回路。

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