JP2008141831A - モータ駆動回路 - Google Patents

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JP2008141831A JP2006324018A JP2006324018A JP2008141831A JP 2008141831 A JP2008141831 A JP 2008141831A JP 2006324018 A JP2006324018 A JP 2006324018A JP 2006324018 A JP2006324018 A JP 2006324018A JP 2008141831 A JP2008141831 A JP 2008141831A
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Tsutomu Shimazaki
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Abstract

【課題】モータを安定駆動する。
【解決手段】モータ駆動回路は、モータコイルに流れる電流量を制御するための制御電圧と、モータコイルに流れる電流量に応じた帰還電圧との比較信号を出力する比較回路と、所定周期で一方の論理レベルから他方の論理レベルに変化する起動信号が、他方の論理レベルに変化するとソーストランジスタ及びシンクトランジスタをオンさせ、比較回路から出力される比較信号に基づいて、帰還電圧が制御電圧に到達するとソーストランジスタ又はシンクトランジスタの少なくとも一方をオフさせる通電制御回路と、を備え、通電制御回路は、ソーストランジスタ及びシンクトランジスタをオンさせた後、帰還電圧が制御電圧に到達する前に起動信号が他方のレベルに変化すると、ソーストランジスタ又はシンクトランジスタの少なくとも一方を所定周期より短い所定時間オフさせた後に、ソーストランジスタ及びシンクトランジスタをオンさせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ駆動回路に関する。
モータコイルの通電を制御することにより、モータの回転を制御するモータ駆動回路が一般的に知られている。図9は、一般的なモータ駆動回路の構成例を示す図である。モータ駆動回路は、NチャネルMOSFET(N101〜N104)及び制御回路100を含んで構成されている。NチャネルMOSFET(N101〜N104)はHブリッジ回路を構成しており、NチャネルMOSFET(N101)及びNチャネルMOSFET(N103)の接続点と、NチャネルMOSFET(N102)及びNチャネルMOSFET(N104)の接続点との間に、モータコイルLが接続される。また、NチャネルMOSFET(N103,N104)の接地側には、モータコイルLに流れる電流量を検出するための抵抗Rfが接続される。
このようなモータ駆動回路では、NチャネルMOSFET(N101,N104)とNチャネルMOSFET(N102,N103)とが相補的にオンオフすることにより、モータコイルLの通電が制御される。例えば、制御回路100は、NチャネルMOSFET(N101,N104)をオン、NチャネルMOSFET(N102,N103)をオフとすることにより、モータコイルLを通電させる。また、制御回路100は、NチャネルMOSFET(N102,N103)をオン、NチャネルMOSFET(N101,N104)をオフとすることにより、モータコイルLを通電させる。
そして、制御回路100は、制御電圧に基づいて、抵抗110によって検出される電流量を制御することにより、モータの回転数を制御する。モータコイルLに流れる電流量を制御する方法としては、PWM(Pulse Width Modulation)制御による方法(特許文献1)が用いられることが多い。PWM制御による方法では、制御回路100は、例えば、NチャネルMOSFET(N101,N104)をオン、NチャネルMOSFET(N102,N103)をオフとする場合に、制御電圧Vctlに応じてNチャネルMOSFET(N104)がオンとなる割合(オンデューティー)を制御する。
図10は、制御回路100でのPWM制御のタイミングの一例を示す図である。例えば、NチャネルMOSFET(N101)をオン、NチャネルMOSFET(N102,N103)をオフとし、NチャネルMOSFET(N104)をPWM制御する場合について説明する。まず、制御回路100は、所定周期Tpwmで発振するクロックCLK_PWMの立ち上がりのタイミングで、PWM信号をHレベルとし、NチャネルMOSFET(N104)をオンさせる。そして、制御回路100は、抵抗Rfによって検出される帰還電圧Vrfが制御電圧Vctlに到達したことを検出すると、PWM信号をLレベルとし、NチャネルMOSFET(N104)をオフさせる。その後も、同様の動作が繰り返されることにより、制御電圧Vctlに応じてNチャネルMOSFET(N104)のオンデューティーが制御されることとなる。
特開2006−81396号公報
図11は、制御回路100でのPWM制御のタイミングの他の例を示す図である。図11に示す例の場合、モータコイルLの特性により、図10の例の場合と比較して帰還電圧Vrfの上昇が緩やかとなっている。そのため、クロックCLK_PWMが立ち上がってPWM信号がHレベルとなり、帰還電圧Vrfが制御電圧Vctlに到達するまでの時間がクロックCLK_PWMの周期Tpwmより長くなっている。これにより、PWM信号がLレベルとなってから、次にクロックCLK_PWMが立ち上がってPWM信号がHレベルとなるまでの時間が長くなり、モータコイルLのエネルギーが無くなってしまう(帰還電圧Vrfがゼロレベルとなる)期間が発生してしまう。また、図10に示す場合であっても、制御電圧Vctlを上昇させると、図11と同様の現象が発生する場合がある。このようにモータコイルLのエネルギーが無くなる期間が発生すると、モータのトルクが低下してしまい、モータの駆動が不安定となってしまう。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、モータを安定駆動可能なモータ駆動回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のモータ駆動回路は、ソーストランジスタ及びシンクトランジスタの間に接続されるモータコイルの通電を制御するモータ駆動回路であって、前記モータコイルに流れる電流量を制御するための制御電圧と、前記モータコイルに流れる電流量に応じた帰還電圧との比較信号を出力する比較回路と、所定周期で一方の論理レベルから他方の論理レベルに変化する起動信号が、前記他方の論理レベルに変化すると前記ソーストランジスタ及び前記シンクトランジスタをオンさせ、前記比較回路から出力される前記比較信号に基づいて、前記帰還電圧が前記制御電圧に到達すると前記ソーストランジスタ又は前記シンクトランジスタの少なくとも一方をオフさせる通電制御回路と、を備え、前記通電制御回路は、前記ソーストランジスタ及び前記シンクトランジスタをオンさせた後、前記帰還電圧が前記制御電圧に到達する前に前記起動信号が前記他方のレベルに変化すると、前記ソーストランジスタ又は前記シンクトランジスタの少なくとも一方を前記所定周期より短い所定時間オフさせた後に、前記ソーストランジスタ及び前記シンクトランジスタをオンさせることとする。
また、前記通電制御回路は、前記起動信号を出力する起動信号出力回路と、前記起動信号が前記他方の論理レベルに変化すると一方の論理レベルから他方の論理レベルに変化し、前記所定時間後に前記一方のレベルへ変化する割込信号を出力する割込信号出力回路と、前記起動信号が前記他方の論理レベルに変化すると前記ソーストランジスタ及び前記シンクトランジスタをオンさせ、前記帰還電圧が前記制御電圧に到達したことを示す前記比較信号に応じて前記ソーストランジスタ又は前記シンクトランジスタの少なくとも一方をオフさせ、前記割込信号が前記他方の論理レベルに変化すると前記ソーストランジスタ又は前記シンクトランジスタの少なくとも一方をオフさせ、前記所定時間後に前記割込信号が前記一方の論理レベルに変化すると前記ソーストランジスタ及び前記シンクトランジスタをオンさせるための駆動信号を出力する駆動信号出力回路と、を含んで構成されることとすることができる。
さらに、前記駆動信号出力回路は、前記起動信号が前記他方の論理レベルに変化すると前記ソーストランジスタ及び前記シンクトランジスタをオンさせるための一方の論理レベルの信号を出力し、前記帰還電圧が前記制御電圧に到達したことを示す前記比較信号に応じて前記ソーストランジスタ又は前記シンクトランジスタの少なくとも一方をオフさせるための他方の論理レベルの信号を出力する第1論理回路と、前記第1論理回路から前記一方の論理レベルの信号が出力され、前記割込信号が前記一方の論理レベルの場合は、前記ソーストランジスタ及び前記シンクトランジスタをオンさせるための一方の論理レベルの前記駆動信号を出力し、前記第1論理回路から前記他方の論理レベルの信号が出力されるか、又は、前記割込信号が前記他方の論理レベルの場合は、前記ソーストランジスタ及び前記シンクトランジスタの少なくとも一方をオフさせるための他方の論理レベルの前記駆動信号を出力する第2論理回路と、を含んで構成されることとすることができる。
また、前記起動信号出力回路は、前記所定周期より短い周期で発振するクロック信号を逓倍して前記起動信号を出力し、前記割込信号出力回路は、前記起動信号出力回路から出力される前記起動信号と、前記クロック信号とに基づいて、前記起動信号が前記他方の論理レベルに変化すると一方の論理レベルから他方の論理レベルに変化し、前記所定時間後に前記一方のレベルへ変化する割込信号を出力することとすることができる。
また、前記モータ駆動回路は、三相センサレスモータを駆動するためのモータ駆動回路であって、前記モータコイルは、一端が共通接続された三相のモータコイルうちの何れか二相のモータコイルであり、前記ソーストランジスタは、一端が電源側と接続され、他端が前記二相のモータコイルのうちの一方のモータコイルの他端と接続されたトランジスタであり、前記シンクトランジスタは、一端が接地側と接続され、他端が前記二相のモータコイルのうちの他方のモータコイルの他端と接続されたトランジスタであることとすることができる。
モータを安定駆動可能なモータ駆動回路を提供することができる。
==回路構成==
図1は、本発明の一実施形態である三相センサレスモータを駆動するモータ駆動回路の構成を示す図である。モータ駆動回路は集積化されており、NチャネルMOSFET(N1〜N6)、絶対値回路10、電源11、オペアンプ12、コンパレータ13(比較回路)、PWM制御回路14、ロジック回路15、スイッチ回路16、コンパレータ17、及び駆動回路18を備えている。なお、PWM制御回路14、ロジック回路15、スイッチ回路16、コンパレータ17、及び駆動回路18により本発明の通電制御回路が構成されている。
NチャネルMOSFET(N1〜N3)はソーストランジスタ、NチャネルMOSFET(N4〜N6)はシンクトランジスタとなっている。NチャネルMOSFET(N1〜N3)の入力電極であるドレインには電圧Vsが印加されている。NチャネルMOSFET(N1〜N3)のソースは、NチャネルMOSFET(N4〜N6)のドレインと接続されている。NチャネルMOSFET(N4〜N6)のソースは、端子Trfを介して抵抗Rfと接続されている。抵抗Rfは、一端が端子Trfと接続され、他端が接地されている。
NチャネルMOSFET(N1)及びNチャネルMOSFET(N4)の接続点には、端子Tuを介して、U相のモータコイルLuの一端が接続されている。NチャネルMOSFET(N2)及びNチャネルMOSFET(N5)の接続点には、端子Tvを介して、V相のモータコイルLvの一端が接続されている。NチャネルMOSFET(N3)及びNチャネルMOSFET(N6)の接続点には、端子Twを介して、W相のモータコイルLwの一端が接続されている。そして、モータコイルLu,Lv,Lwの他端はともに端子Tcに接続されている。
本実施形態のモータ駆動回路では、例えば、NチャネルMOSFET(N1:ソーストランジスタ)及びNチャネルMOSFET(N5:シンクトランジスタ)、または、NチャネルMOSFET(N2:ソーストランジスタ)及びNチャネルMOSFET(N4:シンクトランジスタ)がオンとなることにより、モータコイルLu,Lvへの通電が制御される。また、NチャネルMOSFET(N1:ソーストランジスタ)及びNチャネルMOSFET(N6:シンクトランジスタ)、または、NチャネルMOSFET(N3:ソーストランジスタ)及びNチャネルMOSFET(N4:シンクトランジスタ)がオンとなることにより、モータコイルLu,Lwへの通電が制御される。また、NチャネルMOSFET(N2:ソーストランジスタ)及びNチャネルMOSFET(N6:シンクトランジスタ)、または、NチャネルMOSFET(N3:ソーストランジスタ)及びNチャネルMOSFET(N5:シンクトランジスタ)がオンとなることにより、モータコイルLv,Lwへの通電が制御される。
絶対値回路10には、モータの回転数を制御するための入力電圧Vinが端子Tinを介して印加されるとともに、電源21から出力される基準電圧Vrefが端子Trefを介して印加されている。そして、絶対値回路10は、入力電圧Vinと基準電圧Vrefとの差の絶対値に応じた制御電圧Vctlを出力する。本実施形態では、この制御電圧Vctlが高いほどモータの回転数が高くなるように制御される。
図2は、絶対値回路10の構成の一例を示す図である。絶対値回路10は、オペアンプ30,31、定電流源32、抵抗R1,R2、PNP型トランジスタQ1〜Q3、及びNPN型トランジスタQ4を含んで構成されている。
オペアンプ30は、+入力端子に入力電圧Vinが印加され、−入力端子が出力端子と接続されており、入力電圧Vinを出力電圧V1として出力するバッファ回路となっている。
オペアンプ31は、+入力端子に基準電圧Vrefが印加され、−入力端子がPNP型トランジスタQ3及びNPN型トランジスタQ4のコレクタと接続されている。したがって、オペアンプ31は、PNP型トランジスタQ3及びNPN型トランジスタQ4のコレクタの電圧V2が基準電圧Vrefとなるように動作する。
抵抗R1は、一端がオペアンプ30の出力端子と接続され、他端がPNP型トランジスタQ3及びNPN型トランジスタQ4のコレクタと接続されている。
PNP型トランジスタQ1は、エミッタに電源電圧Vddが印加され、コレクタがPNP型トランジスタQ3のエミッタと接続され、ベースとコレクタとが接続されている。また、PNP型トランジスタQ2は、エミッタに電源電圧Vddが印加され、コレクタが抵抗R2の一端と接続され、ベースがPNP型トランジスタQ1のベースと接続されている。すなわち、PNP型トランジスタQ1,Q2は電流ミラー回路を構成しており、PNP型トランジスタQ1,Q2のサイズが同一であるとすると、PNP型トランジスタQ1に流れる電流と同量の電流がPNP型トランジスタQ2を流れることとなる。
PNP型トランジスタQ3は、エミッタがPNP型トランジスタQ1のコレクタと接続され、コレクタがNPN型トランジスタQ4のコレクタと接続され、ベースがオペアンプ31の出力端子と接続されている。
NPN型トランジスタQ4は、コレクタがPNP型トランジスタQ3のコレクタと接続され、エミッタが抵抗R2の一端と接続され、ベースがオペアンプ31の出力端子と接続されている。
抵抗R2及び定電流源32は、一端がPNP型トランジスタQ2のコレクタ及びNPN型トランジスタQ4のエミッタと接続され、他端が接地されている。そして、抵抗R2の一端に生じる電圧が、絶対値回路10から出力される制御電圧Vctlとなっている。
図3は、絶対値回路10から出力される制御電圧Vctlの一例を示す図である。前述したように、オペアンプ30は電圧V1が入力電圧Vinと等しくなるように動作し、オペアンプ31は電圧V2が基準電圧Vrefと等しくなるように動作する。ここで、PNP型トランジスタQ1,Q2のサイズが同一であり、抵抗R1,R2の抵抗値をR1,R2、定電流源32の電流値をIとする。
入力電圧Vin>基準電圧Vrefの場合、抵抗R1の両端の電圧V1,V2は、V1>V2となる。ここで、V1−V2=ΔVとすると、オペアンプ30から抵抗R1の方向へ電流ΔV/R1が流れることとなる。そのため、NPN型トランジスタQ4が動作し、電流(ΔV/R1−I)が抵抗R2に流れ込む。これにより、制御電圧Vctl=(ΔV/R1−I)・R2となり、入力電圧Vinと基準電圧Vrefとの差(ΔV)に応じた制御電圧Vctlが出力される。
入力電圧Vin<基準電圧Vrefの場合、抵抗R1の両端の電圧V1,V2は、V1<V2となる。ここで、V2−V1=ΔVとすると、PNP型トランジスタQ3のコレクタから抵抗R1の方向へ電流ΔV/R1が流れることとなる。そのため、PNP型トランジスタQ3が動作し、PNP型トランジスタQ1,Q2にも電流ΔV/R1が流れることとなり、電流(ΔV/R1−I)が抵抗R2に流れ込む。これにより、制御電圧Vctl=(ΔV/R1−I)・R2となり、入力電圧Vinと基準電圧Vrefとの差(ΔV)に応じた制御電圧Vctlが出力される。
このように、絶対値回路10では、入力電圧Vin及び基準電圧Vrefの何れが高いかにかかわらず、その差(ΔV)に応じた制御電圧Vctl(≧0)が出力されることとなる。なお、定電流源32の電流値Iにより、入力電圧Vin及び基準電圧Vrefの差(ΔV)が小さい場合には制御電圧Vctl=0となる。すなわち、絶対値回路10では不感帯が設けられており、制御電圧Vctlをゼロレベルとする際の制御が容易となっている。
オペアンプ12は、+入力端子に、抵抗Rfによって検出される電流量を示す帰還電圧Vrfが印加され、−入力端子が、出力端子と接続されている。すなわち、オペアンプ12は、帰還電圧Vrfを出力するバッファ回路となっている。
コンパレータ13は、一方の+入力端子に、絶対値回路10から出力される制御電圧Vctlが印加され、他方の+入力端子に、電源11から出力される電圧Vlimが印加され、−入力端子に、オペアンプ12から出力される帰還電圧Vrfが印加されている。そして、コンパレータ13は、制御電圧Vctl又は電圧Vlimの何れか低い方と帰還電圧Vrfとの比較結果を示す比較信号CMPを出力する。
PWM制御回路14は、NチャネルMOSFET(N1〜N6)をPWM制御するためのPWM信号を出力する回路である。図4は、PWM制御回路14の構成の一例を示す図である。PWM制御回路14は、発振回路40、PWMクロック出力回路41(起動信号出力回路)、割込信号出力回路42、及びPWM信号出力回路43(駆動信号出力回路)を含んで構成されている。
発振回路40は、例えば数メガヘルツ程度のクロックCLKを出力する回路である。そして、PWMクロック出力回路41は、発振回路40から出力されるクロックCLKを分周し、例えば数百キロヘルツ程度のPWM制御用のPWMクロックCLK_PWM(起動信号)を出力する。
割込信号出力回路42は、PWMクロックCLK_PWMが例えばLレベルからHレベルに変化すると所定時間例えばLレベルとなる割込信号INTを出力する回路であり、D型フリップフロップ(D−FF)50,51、AND回路52、及びインバータ53により構成されている。
D−FF50は、入力端子DにPWMクロックCLK_PWMが入力され、クロック端子CにクロックCLKが入力されている。D−FF51は、入力端子DにD−FF50の出力端子Qから出力される信号が入力され、クロック端子CにクロックCLKが入力されている。AND回路52には、D−FF50の出力端子Qから出力される信号(A)と、D−FF51の反転出力端子/Qから出力される信号(B)が入力されている。インバータ53は、AND回路52から出力される信号(C)を反転して割込信号INTを出力する。
図5は、割込信号出力回路42から出力される割込信号の一例を示す図である。時刻T1に、PWMクロックCLK_PWM及びクロックCLKがHレベルになると、D−FFの出力端子Qから出力される信号(A)がHレベルとなる。このとき、D−FF51の反転出力端子/Qから出力される信号はHレベルとなっているため、AND回路52から出力される信号(C)がHレベルに変化し、インバータ53から出力される割込信号INTがLレベルに変化する。そして、時刻T2に、クロックCLKがLレベルからHレベルに変化すると、D−FF51の反転出力端子/Qから出力される信号(B)がLレベルとなり、割込信号INTがHレベルに変化する。すなわち、割込信号INTは、PWMクロックCLK_PWMがLレベルからHレベルに変化すると、クロックCLKの1周期の時間(所定時間)Lレベルとなる。なお、本実施形態では、割込信号INTがLレベルとなる期間をクロックCLKの1周期としたが、割込信号INTがLレベルとなる期間はこれに限られず、PWMクロックCLK_PWMがHレベルである期間(半周期)より短い範囲で調整可能である。
PWM信号出力回路43は、コンパレータ13から出力される比較信号CMP及び割込信号出力回路42から出力される割込信号INTに基づいて、NチャネルMOSFET(N1〜N6)をPWM制御するためのPWM信号を出力する回路であり、D−FF55(第1論理回路)及びAND回路56(第2論理回路)により構成されている。
D−FF55は、入力端子Dに電源電圧Vddが印加され、クロック端子CにPWMクロックCLK_PWMが入力され、リセット端子Rに比較信号CMPが入力されている。したがって、D−FF55の出力端子Qから出力される信号は、PWMクロックCLK_PWMがLレベルからHレベルに変化するとHレベルとなり、比較信号CMPがLレベルに変化するとLレベルとなる。
AND回路56には、D−FF55の出力端子Qから出力される信号と、割込信号出力回路42から出力される割込信号INTが入力されている。そして、AND回路56から出力される信号が、PWM制御回路14の出力信号であるPWM信号となっている。
本実施形態では、PWM信号がHレベルであれば、NチャネルMOSFET(N1〜N6)のうちのPWM制御されるNチャネルMOSFETがオンとなり、PWM信号がLであればPWM制御されるNチャネルMOSFETがオフとなることとする。例えば、NチャネルMOSFET(N1)をオン、NチャネルMOSFET(N2,N4)をオフとし、NチャネルMOSFET(N5)をPWM制御する場合、PWM信号がHである期間、NチャネルMOSFET(N5)がオンとなってモータコイルLu,Lvを流れる電流が増加し、PWM信号がLである期間、NチャネルMOSFET(N5)がオフとなってモータコイルLu,Lvを流れる電流が減少する。
ロジック回路15は、PWM制御回路14から出力されるPWM信号と、コンパレータ17から出力される比較結果とに基づいて、帰還電圧Vrfが制御電圧Vctlと等しくなるように、NチャネルMOSFET(N1〜N6)を適宜オンオフするための信号を出力する。なお、コンパレータ13は制御電圧Vctl又は電圧Vlimの何れか低い方と帰還電圧Vrfとの比較結果を出力するため、制御電圧Vctlが電圧Vlimより高い場合は、帰還電圧Vrfが電圧Vlimとなるように制御が行われる。これにより、モータコイルLu,Lv,Lwに過電流が流れないように制御される。
スイッチ回路16は、ロジック回路15の制御により、モータコイルLuの一端に発生する逆起電圧Vu、モータコイルLvの一端に発生する逆起電圧Vv、モータコイルLwの一端に発生する逆起電圧Vwの何れかひとつを出力する。
コンパレータ17は、+入力端子に、スイッチ回路16から出力される逆起電圧Vu,Vv,Vwの何れかひとつが印加され、−入力端子に、モータコイルLu,Lv,Lwの中点電圧Vcomが印加されている。そして、コンパレータ17は、逆起電圧Vu,Vv,Vwの何れかひとつと中点電圧Vcomとの比較結果を出力する。
図6は、逆起電圧Vu,Vv,Vwと中点電圧Vcomとの関係を示す図である。逆起電圧Vu,Vv,Vwは夫々電気角が120°ずれた波形となっている。そして、図6のA点〜F点に示すように、U相の立ち上がりを示す逆起電圧Vuと中点電圧Vcomとの交差、W相の立下りを示す逆起電圧Vwと中点電圧Vcomとの交差、V相の立ち上がりを示す逆起電圧Vvと中点電圧Vcomとの交差、U相の立ち下がりを示す逆起電圧Vuと中点電圧Vcomとの交差、W相の立ち上りを示す逆起電圧Vwと中点電圧Vcomとの交差、V相の立ち下がりを示す逆起電圧Vvと中点電圧Vcomとの交差が繰り返し現れる。つまり、ロジック回路15は、コンパレータ17においてこれらの交差点を検出することができるように、スイッチ回路16を順次切り替える。そして、ロジック回路15は、コンパレータ17の比較結果に基づいて逆起電圧Vu,Vv,Vwと中点電圧Vcomとの交差を検出し、NチャネルMOSFET(N1〜N6)を適宜オンオフさせるための信号を駆動回路18に出力する。
駆動回路18は、ロジック回路15から出力される信号に基づいて、NチャネルMOSFET(N1〜N6)をオンオフさせる制御信号をNチャネルMOSFET(N1〜N6)のゲートに出力する。
==動作説明==
次に、本実施形態のモータ駆動回路におけるPWM制御の動作について説明する。ここでは、NチャネルMOSFET(N1)をオン、NチャネルMOSFET(N2,N4)をオフとし、NチャネルMOSFET(N5)をPWM制御することによりモータコイルLu,Lvに流れる電流を制御する場合を例として説明する。
図7は、モータ駆動回路でのPWM制御のタイミングの一例を示す図である。まず、時刻T11にPWM制御が開始され、PWMクロックCLK_PWMがLレベルからHレベルに変化する。このPWMクロックCLK_PWMに応じて割込信号INTがLレベルとなり、時刻T12に割込信号がHレベルとなる。また、帰還電圧Vrfが制御電圧Vctlより低いため、コンパレータ13から出力される比較信号CMPはHレベルとなっている。したがって、時刻T12にPWM信号がHレベルとなり、NチャネルMOSFET(N5)がオンとなる。
NチャネルMOSFET(N5)がオンになると、モータコイルLu,Lvに流れる電流が増加していき、帰還電圧Vrfが高くなっていく。そして、時刻T13に帰還電圧Vrfが制御電圧Vctlを超えるとコンパレータ13から出力される比較信号CMPがLレベルとなり、PWM信号出力回路43のD−FF55がリセットされてPWM信号がLレベルとなる。PWM信号がLレベルになると、NチャネルMOSFET(N5)がオフとなり、モータコイルLu,Lvに流れる電流が減少していき、帰還電圧Vrfが低くなっていく。
時刻T14に、PWMクロックCLK_PWMがLレベルからHレベルに変化すると、割込信号INTがLレベルとなり、時刻T15に割込信号がHレベルとなる。また、帰還電圧Vrfが制御電圧Vctlより低いため、コンパレータ13から出力される比較信号CMPはHレベルとなっている。したがって、時刻T15にPWM信号がHレベルとなり、NチャネルMOSFET(N5)がオンとなる。
NチャネルMOSFET(N5)がオンになると、モータコイルLu,Lvに流れる電流が増加していき、帰還電圧Vrfが高くなっていく。そして、時刻T16に帰還電圧Vrfが制御電圧Vctlを超えるとコンパレータ13から出力される比較信号CMPがLレベルとなり、PWM信号出力回路43のD−FF55がリセットされてPWM信号がLレベルとなる。PWM信号がLレベルになると、NチャネルMOSFET(N5)がオフとなり、モータコイルLu,Lvに流れる電流が減少していき、帰還電圧Vrfが低くなっていく。
以後同様に、制御電圧Vctlに応じてNチャネルMOSFET(N5)のオンデューティーが調整されることにより、モータコイルLu,Lvに流れる電流量が制御され、モータの回転数が制御される。なお、図7に示した例では、モータコイルLu,Lvのエネルギーが無くなってしまう(帰還電圧Vrfがゼロレベルとなる)期間が発生しておらず、モータの安定駆動が可能となっている。
図8は、モータ駆動回路でのPWM制御のタイミングの他の例を示す図である。まず、時刻T21にPWM制御が開始され、PWMクロックCLK_PWMがLレベルからHレベルに変化する。このPWMクロックCLK_PWMに応じて割込信号INTがLレベルとなり、時刻T22に割込信号がHレベルとなる。また、帰還電圧Vrfが制御電圧Vctlより低いため、コンパレータ13から出力される比較信号CMPはHレベルとなっている。したがって、時刻T22にPWM信号がHレベルとなり、NチャネルMOSFET(N5)がオンとなる。
NチャネルMOSFET(N5)がオンになると、モータコイルLu,Lvに流れる電流が増加していき、帰還電圧Vrfが高くなっていく。ただし、モータコイルLu,Lvの特性により、図7の場合と比較して帰還電圧Vrfの上昇が緩やかになっている。そのため、次にPWMクロックCLK_PWMがHレベルとなる時刻T23においても、帰還電圧Vrfが制御電圧Vctlより低く、コンパレータ13から出力される比較信号CMPはHレベルのままとなっている。
一方、時刻T23に、PWMクロックCLK_PWMがLレベルからHレベルに変化すると、割込信号INTがLレベルとなる。これにより、PWM信号がLレベルとなり、NチャネルMOSFET(N5)がオフとなる。そして、時刻T24に割込信号INTがHレベルになると、PWM信号が再びHレベルとなり、NチャネルMOSFET(N5)がオンとなる。
したがって、時刻T23から時刻T24の間に帰還電圧Vrfが下降し、時刻T24から帰還電圧Vrfが再び上昇していく。そして、時刻T25に帰還電圧Vrfが制御電圧Vctlを超えるとコンパレータ13から出力される比較信号CMPがLレベルとなり、PWM信号出力回路43のD−FF55がリセットされてPWM信号がLレベルとなる。PWM信号がLレベルになると、NチャネルMOSFET(N5)がオフとなり、モータコイルLu,Lvに流れる電流が減少していき、帰還電圧Vrfが低くなっていく。
以後同様に、制御電圧Vctlに応じてNチャネルMOSFET(N5)のオンデューティーが調整されることにより、モータコイルLu,Lvに流れる電流量が制御され、モータの回転数が制御される。
ここで、図8に示した例では、PWMクロックCLK_PWMがHレベルとなって(例えば時刻T21)NチャネルMOSFET(N5)がオンとなってから、次にPWMクロックCLK_PWMがHレベルとなる(例えば時刻T23)までの間に帰還電圧Vrfが制御電圧Vctlに到達していない。このような場合、コンパレータ13から出力される比較信号CMPはHレベルのままであるが、PWMクロックCLK_PWMがHレベルになったことに応じて割込信号が所定時間(例えば時刻T23からT24まで)Lレベルとなる。そのため、比較信号CMPにかかわらず、所定時間(例えば時刻T23からT24まで)NチャネルMOSFET(N5)がオフとなり、その間帰還電圧Vrfが下降する。そして、割込信号がHレベルとなって(例えば時刻T24)から帰還電圧Vrfが制御電圧Vctlに到達するまでNチャネルMOSFET(N5)がオンとなる。つまり、NチャネルMOSFET(N5)を所定時間(例えば時刻T23からT24まで)オフしない場合と比較して、帰還電圧Vrfが制御電圧Vctlに到達する時刻が遅くなる。これにより、帰還電圧Vrfが制御電圧Vctlに到達してから次にPWMクロックCLK_PWMがHレベルとなるまでの時間が短くなる。換言すると、帰還電圧Vrfが下降する時間が短くなり、モータコイルLu,Lvのエネルギーが無くなってしまう(帰還電圧Vrfがゼロレベルとなる)ことを抑制することができる。そのため、モータのトルク低下が抑制され、モータの安定駆動が可能となる。
以上、本実施形態のモータ駆動回路について説明した。前述したように、ソーストランジスタ(例えばNチャネルMOSFET(N1))及びシンクトランジスタ(例えばNチャネルMOSFET(N5))をオンさせた後、帰還電圧Vrfが制御電圧Vctlに到達する前にPWMクロックCLK_PWMがHレベルに変化すると、シンクトランジスタ(例えばNチャネルMOSFET(N5))をPWMクロックCLK_PWMの周期Tpwmより短い所定時間オフさせた後に、シンクトランジスタ(例えばNチャネルMOSFET(N5))をオンさせることにより、モータコイルのエネルギーが無くなってしまう(帰還電圧Vrfがゼロレベルとなる)ことを抑制することができる。これにより、モータのトルク低下が抑制され、モータの安定駆動が可能となる。
そして、本実施形態のモータ駆動回路では、PWMクロックCLK_PWMがHレベルになると所定時間Lレベルとなる割込信号INTを出力する割込信号出力回路42を設け、割込信号INTがLレベルの間はPWM信号を強制的にLレベルとすることにより、モータコイルのエネルギーが無くなってしまうことが抑制され、モータの安定駆動が実現されている。
また、本実施形態のモータ駆動回路では、PWMクロックCLK_PWMがHレベルになるとHレベルの信号を出力し、帰還電圧Vrfが制御電圧Vctlに到達して比較信号CMPがLレベルになるとLレベルの信号を出力するD−FF55と、D−FF55から出力される信号と割込信号出力回路42から出力される割込信号INTとに基づいてPWM信号を出力するAND回路56とを用いて、PWM信号出力回路43を構成している。このようなPWM信号出力回路43により、PWMクロックCLK_PWMがHレベルになったタイミングで帰還電圧Vrfが制御電圧Vctlに到達していない場合でもPWM信号が所定時間Lレベルとなり、モータコイルのエネルギーが無くなってしまうことが抑制され、モータの安定駆動が実現されている。
また、本実施形態のモータ駆動回路では、PWMクロックCLK_PWMより周期の短いクロックCLKを用いて割込信号INTがLレベルとなる時間を調整している。これにより、PWM信号がLレベルとなる時間をPWMクロックCLK_PWMの周期Tpwmよりも短くなり、モータコイルのエネルギーが無くなってしまうことが抑制され、モータの安定駆動が実現されている。なお、本実施形態では割込信号がLレベルとなる時間をクロックCLKの1周期としたが、割込信号がLレベルとなる時間はモータコイルの特性に合わせて調整することが可能である。例えば、エネルギーの減少速度が速いモータコイルの場合であれば、割込信号がLレベルとなる時間を短くし、エネルギーの減少速度が遅いモータコイルの場合であれば、割込信号がLレベルとなる時間を長くすることも可能である。
また、本実施形態のモータ駆動回路は、三相センサレスモータを駆動している。三相センサレスモータの場合、モータコイルLu,Lv,Lwの一端に現れる逆起電圧Vu,Vv,Vwに基づいてモータの回転が制御されることとなるが、モータのトルクが低いと逆起電圧Vu,Vv,Vwを拾いにくくなり、特にモータの起動時等にモータを安定的に駆動することが困難となる。本実施形態のモータ駆動回路では、モータコイルのエネルギーが無くなってしまうことを防ぐことにより、モータのトルクの低下が抑制され、三相センサレスモータを安定駆動することが可能となっている。
なお、上記実施例は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、本実施形態のモータ駆動回路では、モータコイルLu,Lv,Lwの通電を制御するトランジスタとしてNチャネルMOSFETを用いることとしたが、PチャネルMOSFETやバイポーラトランジスタを用いることも可能である。また、モータ駆動回路を集積化する場合においては、NチャネルMOSFET(N1〜N6)をモータ駆動回路の外部に設けることも可能である。また、本実施形態では、一例としてシンクトランジスタであるNチャネルMOSFET(N5)をPWM制御する場合について説明したが、PWM制御するトランジスタはシンクトランジスタに限られず、ソーストランジスタをPWM制御することも可能である。
本発明の一実施形態である三相センサレスモータを駆動するモータ駆動回路の構成を示す図である。 絶対値回路の構成の一例を示す図である。 絶対値回路から出力される制御電圧Vctlの一例を示す図である。 PWM制御回路の構成の一例を示す図である。 割込信号出力回路から出力される割込信号の一例を示す図である。 逆起電圧Vu,Vv,Vwと中点電圧Vcomとの関係を示す図である。 モータ駆動回路でのPWM制御のタイミングの一例を示す図である。 モータ駆動回路でのPWM制御のタイミングの他の例を示す図である。 一般的なモータ駆動回路の構成例を示す図である。 一般的なモータ駆動回路でのPWM制御のタイミングの一例を示す図である。 一般的なモータ駆動回路でのPWM制御のタイミングの他の例を示す図である。
符号の説明
10 絶対値回路
11,21 電源
12,30,31 オペアンプ
13,17 コンパレータ
14 PWM制御回路
15 ロジック回路
16 スイッチ回路
18 駆動回路
32 定電流源
40 発振回路
41 PWMクロック出力回路
42 割込信号出力回路
43 PWM信号出力回路
50,51,55 D型フリップフロップ
52,56 AND回路
53 インバータ
N1〜N6 NチャネルMOSFET
Lu,Lv,Lw モータコイル
Rf,R1,R2 抵抗
Q1〜Q3 PNP型トランジスタ
Q4 NPN型トランジスタ

Claims (5)

  1. ソーストランジスタ及びシンクトランジスタの間に接続されるモータコイルの通電を制御するモータ駆動回路であって、
    前記モータコイルに流れる電流量を制御するための制御電圧と、前記モータコイルに流れる電流量に応じた帰還電圧との比較信号を出力する比較回路と、
    所定周期で一方の論理レベルから他方の論理レベルに変化する起動信号が、前記他方の論理レベルに変化すると前記ソーストランジスタ及び前記シンクトランジスタをオンさせ、前記比較回路から出力される前記比較信号に基づいて、前記帰還電圧が前記制御電圧に到達すると前記ソーストランジスタ又は前記シンクトランジスタの少なくとも一方をオフさせる通電制御回路と、
    を備え、
    前記通電制御回路は、前記ソーストランジスタ及び前記シンクトランジスタをオンさせた後、前記帰還電圧が前記制御電圧に到達する前に前記起動信号が前記他方のレベルに変化すると、前記ソーストランジスタ又は前記シンクトランジスタの少なくとも一方を前記所定周期より短い所定時間オフさせた後に、前記ソーストランジスタ及び前記シンクトランジスタをオンさせること、
    を特徴とするモータ駆動回路。
  2. 請求項1に記載のモータ駆動回路であって、
    前記通電制御回路は、
    前記起動信号を出力する起動信号出力回路と、
    前記起動信号が前記他方の論理レベルに変化すると一方の論理レベルから他方の論理レベルに変化し、前記所定時間後に前記一方のレベルへ変化する割込信号を出力する割込信号出力回路と、
    前記起動信号が前記他方の論理レベルに変化すると前記ソーストランジスタ及び前記シンクトランジスタをオンさせ、前記帰還電圧が前記制御電圧に到達したことを示す前記比較信号に応じて前記ソーストランジスタ又は前記シンクトランジスタの少なくとも一方をオフさせ、前記割込信号が前記他方の論理レベルに変化すると前記ソーストランジスタ又は前記シンクトランジスタの少なくとも一方をオフさせ、前記所定時間後に前記割込信号が前記一方の論理レベルに変化すると前記ソーストランジスタ及び前記シンクトランジスタをオンさせるための駆動信号を出力する駆動信号出力回路と、
    を含んで構成されることを特徴とするモータ駆動回路。
  3. 請求項2に記載のモータ駆動回路であって、
    前記駆動信号出力回路は、
    前記起動信号が前記他方の論理レベルに変化すると前記ソーストランジスタ及び前記シンクトランジスタをオンさせるための一方の論理レベルの信号を出力し、前記帰還電圧が前記制御電圧に到達したことを示す前記比較信号に応じて前記ソーストランジスタ又は前記シンクトランジスタの少なくとも一方をオフさせるための他方の論理レベルの信号を出力する第1論理回路と、
    前記第1論理回路から前記一方の論理レベルの信号が出力され、前記割込信号が前記一方の論理レベルの場合は、前記ソーストランジスタ及び前記シンクトランジスタをオンさせるための一方の論理レベルの前記駆動信号を出力し、前記第1論理回路から前記他方の論理レベルの信号が出力されるか、又は、前記割込信号が前記他方の論理レベルの場合は、前記ソーストランジスタ及び前記シンクトランジスタの少なくとも一方をオフさせるための他方の論理レベルの前記駆動信号を出力する第2論理回路と、
    を含んで構成されることを特徴とするモータ駆動回路。
  4. 請求項2又は3に記載のモータ駆動回路であって、
    前記起動信号出力回路は、前記所定周期より短い周期で発振するクロック信号を逓倍して前記起動信号を出力し、
    前記割込信号出力回路は、前記起動信号出力回路から出力される前記起動信号と、前記クロック信号とに基づいて、前記起動信号が前記他方の論理レベルに変化すると一方の論理レベルから他方の論理レベルに変化し、前記所定時間後に前記一方のレベルへ変化する割込信号を出力すること、
    を特徴とするモータ駆動回路。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の三相センサレスモータを駆動するためのモータ駆動回路であって、
    前記モータコイルは、一端が共通接続された三相のモータコイルうちの何れか二相のモータコイルであり、
    前記ソーストランジスタは、一端が電源側と接続され、他端が前記二相のモータコイルのうちの一方のモータコイルの他端と接続されたトランジスタであり、
    前記シンクトランジスタは、一端が接地側と接続され、他端が前記二相のモータコイルのうちの他方のモータコイルの他端と接続されたトランジスタであること、
    を特徴とするモータ駆動回路。
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