JP2014036218A - 積層セラミック電子部品及びその製造方法 - Google Patents

積層セラミック電子部品及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014036218A
JP2014036218A JP2012244776A JP2012244776A JP2014036218A JP 2014036218 A JP2014036218 A JP 2014036218A JP 2012244776 A JP2012244776 A JP 2012244776A JP 2012244776 A JP2012244776 A JP 2012244776A JP 2014036218 A JP2014036218 A JP 2014036218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
margin
multilayer ceramic
ceramic electronic
minimum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012244776A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6116862B2 (ja
Inventor
Seok Joon Hwang
ジョーン ファン、ソク
Je Jung Kim
ジュン キム、ジェ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electro Mechanics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electro Mechanics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electro Mechanics Co Ltd filed Critical Samsung Electro Mechanics Co Ltd
Publication of JP2014036218A publication Critical patent/JP2014036218A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6116862B2 publication Critical patent/JP6116862B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
    • H01G4/08Inorganic dielectrics
    • H01G4/12Ceramic dielectrics
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/005Electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/30Stacked capacitors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
    • H01G4/08Inorganic dielectrics
    • H01G4/12Ceramic dielectrics
    • H01G4/1209Ceramic dielectrics characterised by the ceramic dielectric material
    • H01G4/1218Ceramic dielectrics characterised by the ceramic dielectric material based on titanium oxides or titanates
    • H01G4/1227Ceramic dielectrics characterised by the ceramic dielectric material based on titanium oxides or titanates based on alkaline earth titanates

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

【課題】積層セラミック電子部品の切断マージンを管理し不良チップを選別しやすくすることで不良を減少させ、信頼性を向上する技術を提供する。
【解決手段】積層セラミック電子部品は複数の誘電体層が積層された積層体と、上記誘電体層上に左右端部から交互に露出されるように形成された複数の第1及び第2の内部電極と、上記誘電体層上で上記第1又は第2の内部電極が露出されないL方向マージン部に形成されL方向マージン部の最小長さを表示する最小マージン表示部43とを含む。最小マージン表示部の形成は、内部電極パターンを形成する段階が最小マージン表示部を挿入する方法によって実現される。
【選択図】図4

Description

本発明は、信頼性に優れた大容量の積層セラミック電子部品及びその製造方法に関し、より詳細には、切断チップのL方向マージンを目視で確認して不良チップを容易に選別することができる積層セラミック電子部品及びその製造方法に関する。
最近、電子製品の小型化の傾向に従い、積層セラミック電子部品の小型化及び大容量化も求められている。
これにより、誘電体と内部電極の薄膜化及び多層化が多様な方法で試みられており、近来では、誘電体層の厚さは薄くなり且つ積層数は増加する積層セラミック電子部品が製造されている。
MLCC構造において、L又はW方向のマージン(Margin)は、電気的ストレス、湿気、メッキ液等から電荷を充放電する内部電極の積層部を保護する役割をする。したがって、最小限のマージンを確保してはじめて耐久性を確保することができ、L又はW方向のマージンが足りない場合は致命的な不良をもたらす可能性があるという問題がある。
従来のMLCC製作においては、グリーンチップを切断した後にW方向のマージンを確認することができるため、切断をする前にマージン検査を行って不良チップを選別することにより切断チップから最小限のW方向のマージンを確保することはできたが、L方向のマージンの場合は切断チップの内部でマージンを確認することができなかった。
よって、実際の高温又は高湿の電気的負荷試験では、不良チップの内部のL方向のマージン(第1の外部電極と反対の極性を有する第2の外部電極と連結された内部電極間の距離)が数μm程度と小さすぎてIR(Insulation Resistance)が劣化するため、このような不良を減少させるためにはL方向の最小マージンを確保する必要がある。
韓国公開特許第2012‐0058128号公報
本発明の目的は、不良を減少させ且つ信頼性に優れた大容量の積層セラミック電子部品を提供することである。
本発明の一実施形態は、複数の誘電体層が積層された積層体と、上記誘電体層上に左右端部から交互に露出されるように形成された複数の第1及び第2の内部電極と、上記誘電体層上で上記第1又は第2の内部電極が露出されないL方向マージン部に形成されL方向マージン部の最小長さを表示する最小マージン表示部と、を含む積層セラミック電子部品を提供する。
上記最小マージン表示部のL方向の長さは上記L方向マージン部の長さより小さいか等しいことができる。
上記積層体のチップは1608サイズ(1.6mm×0.8mm×0.8mm)以下であることができる。
上記最小マージン表示部の長さは10μm以上であることができる。
上記誘電体層の積層数は100から1000であることができる。
上記導電性金属は銀(Ag)、鉛(Pb)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)及び銅(Cu)のうち一つ以上であることができる。
また、上記セラミックはチタン酸バリウム(BaTiO)であることができる。
本発明の他の実施形態は、誘電体層を含むセラミックグリーンシートを設ける段階と、導電性金属粉末及びセラミック粉末を含む内部電極用導電性ペーストを用いて上記セラミックグリーンシート上に内部電極パターンを形成する段階と、上記内部電極パターンが形成されたグリーンシートを積層し焼結して、内部に上記誘電体層を介して対向するように配置される複数の内部電極を含むセラミック本体を形成する段階と、を含み、上記複数の内部電極パターンを形成するときにL方向マージン部の最小長さを表示する最小マージン表示部を挿入してグリーンシートを積層して焼結する積層セラミック電子部品の製造方法を提供する。
上記最小マージン表示部のL方向の長さは上記L方向マージン部の長さより小さいか等しいことができる。
上記積層体のチップは1608サイズ(1.6mm×0.8mm×0.8mm)以下であることができる。
上記最小マージン表示部の長さは10μm以上であることができる。
上記誘電体層の積層数は100から1000であることができる。
上記導電性金属は銀(Ag)、鉛(Pb)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)及び銅(Cu)のうち一つ以上であることができる。
また、上記セラミックはチタン酸バリウム(BaTiO)であることができる。
本発明によると、セラミックシート上にL方向最小マージン表示部を挿入することにより、不良を減少させ且つ信頼性に優れた大容量の積層セラミック電子部品を具現することができる。
本発明の一実施形態による積層セラミックキャパシタを概略的に示す斜視図である。 図1のB‐B'線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態によるL方向マージン検査表示が示された断面を概略的に示す一部拡大図である。 図3のA領域を概略的に示す拡大図である。 本発明の一実施形態によるL方向マージンのサイズがL方向最小マージン(a)以上のL方向切断チップを示した断面図である。 本発明の一実施形態によるL方向マージンのサイズがL方向最小マージン(a)より小さいL方向切断チップを示した断面図である。 本発明の他の実施形態による積層セラミックキャパシタの製造工程図である。
以下では、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。しかし、本発明の実施形態は様々な他の形態に変形されることができ、本発明の範囲は以下で説明する実施形態に限定されない。また、本発明の実施形態は、当該技術分野で平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがある。
図1は本発明の一実施形態による積層セラミックキャパシタを概略的に示す斜視図であり、図2は図1のB‐B'線に沿う断面図であり、図3は本発明の一実施形態によるL方向マージン検査表示が示された断面を概略的に示す一部拡大図であり、図4は図3のA領域を概略的に示す拡大図であり、図5は本発明の一実施形態によるL方向マージンのサイズがL方向最小マージン(a)以上のL方向切断チップを示した断面図であり、図6は本発明の一実施形態によるL方向マージンのサイズがL方向最小マージン(a)より小さいL方向切断チップを示した断面図であり、図7は本発明の他の実施形態による積層セラミックキャパシタの製造工程図である。
図1から図6を参照すると、本発明の一実施形態による積層セラミック電子部品は、誘電体層1を含むセラミック本体10と、上記セラミック本体10内で上記誘電体層1を介して対向するように配置される複数の内部電極21、22と、上記複数の内部電極21、22と電気的に連結された外部電極31、32と、を含む。
以下、本発明の一実施形態による積層セラミック電子部品を説明するにあたり、特に、積層セラミックキャパシタを例に挙げて説明するが、これに制限されるものではない。
本発明の一実施形態による積層セラミックキャパシタにおいて、「長さ方向」は図1の「L方向」、「幅方向」は「W方向」、「厚さ方向」は「T方向」と定義する。ここで、「厚さ方向」は誘電体層を積み上げる方向、即ち、「積層方向」と同じ概念として用いられる。
本発明の一実施形態によると、上記誘電体層1を形成する原料は十分な静電容量が得られるものであれば特に制限されず、例えば、チタン酸バリウム(BaTiO)粉末であることができる。
上記誘電体層1を形成する材料はチタン酸バリウム(BaTiO)等のパウダーに本発明の目的に応じて多様なセラミック添加剤、有機溶剤、可塑剤、結合剤、分散剤等が添加されたものであることができる。
上記誘電体層1の形成に用いられるセラミック粉末の平均粒径は特に制限されず、本発明の目的達成のために調節可能であり、例えば、400nm以下に調節されることができる。
上記複数の内部電極21、22を形成する材料は特に制限されず、例えば、銀(Ag)、鉛(Pb)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)及び銅(Cu)のうち一つ以上の物質からなる導電性ペーストを用いて内部電極を形成することができる。
また、上記複数の内部電極21、22はセラミックを含むことができる。上記セラミックは特に制限されず、例えば、チタン酸バリウム(BaTiO)であることができる。
静電容量形成のために、外部電極31、32は、上記セラミック本体10の外側に形成され、上記複数の内部電極21、22と電気的に連結されることができる。
上記外部電極31、32は内部電極と同じ材質の導電性物質で形成されることができるが、これに制限されず、例えば、銅(Cu)、銀(Ag)、ニッケル(Ni)等で形成されることができる。
上記外部電極31、32は、上記金属粉末にガラスフリットを添加して製造された導電性ペーストを塗布した後焼成することにより形成されることができる。内部電極は、一方の端部がセラミック本体の一方の端面(切断面)から露出し、他方の端部がセラミック本体の他方の端面(切断面)から露出しないように誘電体層上に形成されるとよい。L方向マージンとは、誘電体層の内部電極が形成されない領域であり、セラミック本体の端面から露出しない内部電極の端部と、内部電極の端部が露出しないセラミック本体の端面との間の領域であってよい。また、L方向とは、セラミック本体の一方の端面(切断面)から他方の端面(切断面)へ向かう方向であってよく、切断面に垂直な方向であってよい。
図3から図6を参照すると、従来では、グリーンシート(green sheet)に内部電極を図3のように構成して、パターンBの6番、7番、8番、9番位置がパターンAの1番、2番、3番、4番の上に置かれるようにし、改めてパターンAの1番、2番、3番、4番位置がパターンBの6番、7番、8番、9番に置かれるように繰り返してグリーンシートを積層し、圧着した後に点線位置を切断すると、L方向においては内部電極がチップの内部に存在するようになるためL方向マージンが見えない。
しかしながら、上記のような従来の印刷パターンにL方向マージン検査表示部43を挿入して積層した後に圧着して切断すると、切断チップの内部のL方向マージン41がL方向最小マージン(a)42以上の正常な切断チップの場合は、図5のようにL方向マージン部にL方向マージン検査表示部43が示されないが、切断チップの内部のL方向マージン41がL方向最小マージン(a)42より小さい場合は、図6のようにL方向マージン部にL方向マージン検査表示部43が示されるため、切断チップ状態で検査が可能となる。
即ち、切断チップのL方向マージン部に目視でL方向マージン検査表示部43が見えない場合は良好な積層セラミック電子部品であるが、切断チップのL方向マージン部に目視でL方向マージン検査表示部43が見える場合は不良な積層セラミック電子部品であると判断されて、不良チップを容易に選別することができる。
図7は、本発明の他の実施形態による積層セラミックキャパシタの製造工程図である。
図7を参照すると、本発明の他の実施形態による積層セラミック電子部品の製造方法は、誘電体層を含むセラミックグリーンシートを設ける段階と、導電性金属粉末及びセラミック粉末を含む内部電極用導電性ペーストを用いて上記セラミックグリーンシート上に内部電極パターンを形成する段階と、上記内部電極パターンが形成されたグリーンシートを積層し焼結して、内部に上記誘電体層を介して対向するように配置される複数の内部電極を含むセラミック本体を形成する段階と、を含み、上記複数の内部電極パターンを形成するときにL方向マージン部の最小長さを表示する最小マージン表示部を挿入してグリーンシートを積層して焼結する積層セラミック電子部品の製造方法を提供する。
本発明の他の実施形態による積層セラミック電子部品の製造方法では、まず、誘電体を含むセラミックグリーンシートを設けることができる。
上記セラミックグリーンシートは、セラミック粉末、バインダー、溶剤を混合してスラリーを製造し、上記スラリーをドクターブレード法で数μmの厚さを有するシート(sheet)状にして製作することができる。
次に、導電性金属粉末及びセラミック粉末を含む内部電極用導電性ペーストを用いて上記セラミックグリーンシート上に内部電極パターンを形成することができる。
次に、上記内部電極パターンが形成されたグリーンシートを積層し焼結して、内部に上記誘電体層を介して対向するように配置される複数の内部電極を含むセラミック本体を形成することができる。
上記複数の内部電極パターンを形成するときにL方向マージン部の最小長さを表示する最小マージン表示部を挿入してグリーンシートを積層し焼結する。上記最小マージン表示部のL方向の長さは上記L方向マージン部の長さより小さいか等しいことができる。
上記導電性金属は、銀(Ag)、鉛(Pb)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)及び銅(Cu)のうち一つ以上であることができる。
また、上記セラミックは、チタン酸バリウム(BaTiO)であることができる。
他に上述した本発明の一実施形態による積層セラミック電子部品の特徴と同じ部分についてはその説明を省略する。
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明がこれによって制限されるものではない。
本実施例は、L方向マージン検査表示部を挿入しない従来の方式により製作したチップに対し、多様なサイズのL方向最小マージン表示部を挿入した後、切断チップのW方向断面にL方向マージン検査表示部が示されるチップを選別して85℃、85RH(%)、50Vの条件でチップサイズ別のL方向最小マージンを試験するために行われた。
本実施例による積層セラミックキャパシタは、下記のような段階で製作された。
まず、平均粒径が0.1μmのチタン酸バリウム(BaTiO)等のパウダーを含んで形成されたスラリーをキャリアフィルム(carrier film)上に塗布し乾燥させて製造された複数のセラミックグリーンシートを設け、これにより、誘電体層1を形成する。
次に、導電性金属粉末及びセラミック粉末を含む内部電極用導電性ペーストを製造した。
上記グリーンシート上に上記内部電極用導電性ペーストをスクリーン印刷工法で塗布して内部電極を形成した後、190から250層積層して積層体を製造した。
以後、圧着、切断して1608、1005、0603及び0402規格のサイズのチップを製造し、チップのサイズによる高温高湿負荷試験の結果を表1から表4に示した。
下記の表1は、1608サイズ(1.6mm×0.8mm×0.8mm)、22μFのチップに対し、L方向マージン検査表示部を挿入しない従来の方式により製作したサンプルAと、L方向最小マージンが10μm(サンプルB)、15μm(サンプルC)、20μm(サンプルD)、25μm(サンプルE)となるようにL方向マージン検査表示部を挿入した後、切断チップのW方向断面にL方向マージン検査表示部が示されるチップを選別し、サンプルA〜Eに対して同一条件のか焼→焼成→切断→Ni/Snメッキを行った後、各400個の試料に対して85℃、85RH(%)、50Vの条件で計100hr負荷試験を行った結果を示したものである。
Figure 2014036218
上記表1を参照すると、L方向最小マージンが15μm以上のサンプルCの場合は、不良試料が発生しなかったが、従来の方式により製作したサンプルAと最小マージンが10μmのサンプルBの場合は、各10/400個、2/400個のIR不良チップが発生した。
下記の表2は、1005サイズ(1.0mm×0.5mm×0.5mm)、10μFのチップに対し、L方向マージン検査表示部を挿入しない従来の方式により製作したサンプルAと、L方向最小マージンが7μm(サンプルB)、10μm(サンプルC)、13μm(サンプルD)、18μm(サンプルE)となるようにL方向マージン検査表示部を挿入した後、切断チップのW方向断面にL方向マージン検査表示部が示されるチップを選別し、サンプルA〜Eに対して同一条件のか焼→焼成→切断→Ni/Snメッキを行った後、各400個の試料に対して85℃、85RH(%)、30Vの条件で計100hr負荷試験を行った結果を示したものである。
Figure 2014036218
上記表2を参照すると、L方向最小マージンが13μm以上のサンプルDの場合は、不良試料が発生しなかったが、従来の方式により製作したサンプルAと最小マージンが7μmのサンプルB及び最小マージンが10μmのサンプルCの場合は、各9/400個、7/400個及び1/400個のIR不良チップが発生した。
下記の表3は、0603サイズ(0.6mm×0.3mm×0.3mm)、2.2μFのチップに対し、L方向マージン検査表示部を挿入しない従来の方式により製作したサンプルAと、L方向最小マージンが7μm(サンプルB)、10μm(サンプルC)、13μm(サンプルD)、15μm(サンプルE)となるようにL方向マージン検査表示部を挿入した後、切断チップのW方向断面にL方向マージン検査表示部が示されるチップを選別し、サンプルA〜Eに対して同一条件のか焼→焼成→切断→Ni/Snメッキを行った後、各400個の試料に対して85℃、85RH(%)、20Vの条件で計100hr負荷試験を行った結果を示したものである。
Figure 2014036218
上記表3を参照すると、L方向最小マージンが10μm以上のサンプルCの場合は、不良試料が発生しなかったが、従来の方式により製作したサンプルAと最小マージンが7μmのサンプルBの場合は、各5/400個、4/400個のIR不良チップが発生した。
下記の表4は、0402サイズ(0.4mm×0.2mm×0.2mm)、0.22μFのチップに対し、L方向マージン検査表示部を挿入しない従来の方式により製作したサンプルAと、L方向最小マージンが5μm(サンプルB)、7μm(サンプルC)、10μm(サンプルD)、13μm(サンプルE)となるようにL方向マージン検査表示部を挿入した後、切断チップのW方向断面にL方向マージン検査表示部が示されるチップを選別し、サンプルA〜Eに対して同一条件のか焼→焼成→切断→Ni/Snメッキを行った後、各400個の試料に対して85℃、85RH(%)、20Vの条件で計100hr負荷試験を行った結果を示したものである。
Figure 2014036218
上記表4を参照すると、L方向最小マージンが10μm以上のサンプルDの場合は、不良試料が発生しなかったが、従来の方式により製作したサンプルAと最小マージンが5μmのサンプルBの場合は、各11/400個、7/400個のIR不良チップが発生した。
上記のような実施例から、L方向マージンの不足による加速寿命不良率を大きく減少させることができるチップサイズ別のL方向マージンの最小サイズを確認することができた。これを下記の表5に示した。
Figure 2014036218
上記表5を参照すると、1608サイズのチップは、L方向最小マージンが15μm以上の場合に加速寿命不良率を大きく減少させることができ、1005サイズのチップは、L方向最小マージンが13μm以上の場合に加速寿命不良率を大きく減少させることができることが確認された。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想から外れない範囲内で多様な修正及び変形が可能であるということは、当技術分野の通常の知識を有するものには明らかである。
1 誘電体層
10 セラミック本体
21、22 内部電極
31、32 外部電極
41 L方向マージン
42 L方向最小マージン(a)
43 L方向マージン検査表示部

Claims (15)

  1. 複数の誘電体層が積層された積層体と、
    前記誘電体層上に左右端部から交互に露出されるように形成された複数の第1及び第2の内部電極と、
    前記誘電体層上で前記第1又は第2の内部電極が露出されないL方向マージン部に形成されL方向マージン部の前記左右端部が対向する方向であるL方向における最小長さを表示する最小マージン表示部と
    を含む、積層セラミック電子部品。
  2. 誘電体層が複数積層された積層体と、
    一方の端部が前記積層体の一方の端面から露出し、他方の端部が前記積層体の他方の端面から露出しないように前記誘電体層上に形成された内部電極と、
    前記誘電体層の前記内部電極が形成されない領域であり、前記他方の端部と前記他方の端面との間の領域であるマージン部の、前記一方の端面から前記他方の端面へ向かう方向であるL方向における最小長さを表示する最小マージン表示部と
    を含む、積層セラミック電子部品。
  3. 前記L方向において、前記最小マージン表示部の長さは、前記L方向マージン部の長さより小さいか等しい、請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
  4. 前記積層体のチップは1608サイズ(1.6mm×0.8mm×0.8mm)以下である、請求項1から3の何れか1項に記載の積層セラミック電子部品。
  5. 前記最小マージン表示部の前記L方向の長さは10μm以上である、請求項1から4の何れか1項に記載の積層セラミック電子部品。
  6. 前記誘電体層の積層数は100から1000である、請求項1から5の何れか1項に記載の積層セラミック電子部品。
  7. 前記内部電極に含まれる導電性金属は、銀(Ag)、鉛(Pb)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)及び銅(Cu)のうち一つ以上である、請求項1から6の何れか1項に記載の積層セラミック電子部品。
  8. 前記セラミックはチタン酸バリウム(BaTiO)である、請求項1から7の何れか1項に記載の積層セラミック電子部品。
  9. 誘電体層を含むセラミックグリーンシートを設ける段階と、
    導電性金属粉末及びセラミック粉末を含む内部電極用導電性ペーストを用いて前記セラミックグリーンシート上に内部電極パターンを形成する段階と、
    前記内部電極パターンが形成された複数の前記セラミックグリーンシートを積層して切断する段階と、
    積層され切断された前記複数のセラミックグリーンシートを焼結して、内部に前記誘電体層を介して対向するように配置される複数の内部電極を含むセラミック本体を形成する段階と
    を含み、
    前記複数の内部電極パターンを形成する段階は、前記複数のセラミックグリーンシートの各々における前記内部電極パターンが形成されない領域であり、前記複数のセラミックグリーンシートが切断される位置と内部電極の端部との間の領域であるマージン部の、切断される方向に垂直な方向であるL方向における最小長さを表示する最小マージン表示部を挿入する、積層セラミック電子部品の製造方法。
  10. 前記L方向において、前記最小マージン表示部の長さは、前記L方向マージン部の長さより小さいか等しい、請求項9に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  11. 前記積層セラミック電子部品は1608サイズ(1.6mm×0.8mm×0.8mm)以下である、請求項9または10に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  12. 前記最小マージン表示部の前記L方向の長さは10μm以上である、請求項9から11の何れか1項に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  13. 前記セラミックグリーンシートの積層数は100から1000である、請求項9から12の何れか1項に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  14. 前記導電性金属は、銀(Ag)、鉛(Pb)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)及び銅(Cu)のうち一つ以上である、請求項9から13の何れか1項に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  15. 前記セラミックはチタン酸バリウム(BaTiO)である、請求項9から14の何れか1項に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
JP2012244776A 2012-08-07 2012-11-06 積層セラミック電子部品及びその製造方法 Active JP6116862B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020120086210A KR101771730B1 (ko) 2012-08-07 2012-08-07 적층 세라믹 전자부품 및 이의 제조방법
KR10-2012-0086210 2012-08-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014036218A true JP2014036218A (ja) 2014-02-24
JP6116862B2 JP6116862B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=50050324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012244776A Active JP6116862B2 (ja) 2012-08-07 2012-11-06 積層セラミック電子部品及びその製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8885323B2 (ja)
JP (1) JP6116862B2 (ja)
KR (1) KR101771730B1 (ja)
CN (1) CN103578756B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101642595B1 (ko) * 2014-11-04 2016-07-25 삼성전기주식회사 적층 세라믹 전자 부품
US10403439B2 (en) 2015-12-21 2019-09-03 Palo Alto Research Center Incorporated Multilayer capacitor
JP7188345B2 (ja) * 2019-09-30 2022-12-13 株式会社村田製作所 積層セラミック電子部品の製造方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06132180A (ja) * 1992-10-19 1994-05-13 Taiyo Yuden Co Ltd 積層電子部品の積層ずれ検出用チェックマークおよび積層電子部品の積層ずれ検査方法
JPH07201641A (ja) * 1993-12-29 1995-08-04 Murata Mfg Co Ltd 積層セラミック電子部品の製造方法
JPH09223646A (ja) * 1996-02-16 1997-08-26 Rohm Co Ltd 積層コンデンサの製造における内部電極のずれ検査方法
JP2002290057A (ja) * 2001-03-23 2002-10-04 Sanyo Electric Co Ltd セラミック積層基板
JP2004191338A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Murata Mfg Co Ltd 位置決めマーク検出装置、カット装置および位置決めマーク検出方法
JP2005347642A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Murata Mfg Co Ltd 積層セラミック電子部品の製造方法
WO2007080852A1 (ja) * 2006-01-13 2007-07-19 Murata Manufacturing Co., Ltd. 積層コンデンサ
JP2009141143A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Tdk Corp 積層型電子部品の製造方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06314630A (ja) * 1993-04-28 1994-11-08 Murata Mfg Co Ltd セラミック積層電子部品
KR100587006B1 (ko) 2004-12-23 2006-06-08 삼성전기주식회사 적층형 칩 커패시터 및 그 제조 방법
JP5297011B2 (ja) * 2007-07-26 2013-09-25 太陽誘電株式会社 積層セラミックコンデンサ及びその製造方法
JP5736982B2 (ja) * 2010-07-21 2015-06-17 株式会社村田製作所 セラミック電子部品
KR101141417B1 (ko) * 2010-11-22 2012-05-03 삼성전기주식회사 적층 세라믹 커패시터 및 그 제조방법
KR20120058128A (ko) 2010-11-29 2012-06-07 삼성전기주식회사 적층 세라믹 캐패시터
JP2012169594A (ja) * 2011-01-26 2012-09-06 Murata Mfg Co Ltd セラミック電子部品の製造方法及びセラミック電子部品
KR101922863B1 (ko) * 2011-05-31 2018-11-28 삼성전기 주식회사 적층형 세라믹 전자부품 및 그 제조방법
KR101197921B1 (ko) * 2011-10-18 2012-11-05 삼성전기주식회사 적층 세라믹 전자 부품

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06132180A (ja) * 1992-10-19 1994-05-13 Taiyo Yuden Co Ltd 積層電子部品の積層ずれ検出用チェックマークおよび積層電子部品の積層ずれ検査方法
JPH07201641A (ja) * 1993-12-29 1995-08-04 Murata Mfg Co Ltd 積層セラミック電子部品の製造方法
JPH09223646A (ja) * 1996-02-16 1997-08-26 Rohm Co Ltd 積層コンデンサの製造における内部電極のずれ検査方法
JP2002290057A (ja) * 2001-03-23 2002-10-04 Sanyo Electric Co Ltd セラミック積層基板
JP2004191338A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Murata Mfg Co Ltd 位置決めマーク検出装置、カット装置および位置決めマーク検出方法
JP2005347642A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Murata Mfg Co Ltd 積層セラミック電子部品の製造方法
WO2007080852A1 (ja) * 2006-01-13 2007-07-19 Murata Manufacturing Co., Ltd. 積層コンデンサ
JP2009141143A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Tdk Corp 積層型電子部品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR101771730B1 (ko) 2017-08-25
KR20140019976A (ko) 2014-02-18
US20140043720A1 (en) 2014-02-13
JP6116862B2 (ja) 2017-04-19
CN103578756A (zh) 2014-02-12
US8885323B2 (en) 2014-11-11
CN103578756B (zh) 2018-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104517730B (zh) 多层陶瓷电容器及具有该多层陶瓷电容器的板
JP5676536B2 (ja) 積層セラミック電子部品及びその製造方法
KR101983129B1 (ko) 적층 세라믹 전자부품 및 이의 제조방법
JP5694249B2 (ja) 積層セラミック電子部品
KR101751079B1 (ko) 적층 세라믹 전자부품 및 이의 제조방법
KR102202487B1 (ko) 적층 세라믹 커패시터 및 그 실장 기판
KR102061507B1 (ko) 적층 세라믹 전자부품 및 적층 세라믹 전자부품 실장 기판
JP2013048231A (ja) 積層セラミック電子部品及びその製造方法
KR20200078083A (ko) 커패시터 부품
JP2021044592A (ja) 積層型キャパシタ
US11250992B2 (en) Capacitor component
US20130148261A1 (en) Conductive paste for external electrode, multilayer ceramic electronic component using the same, and method of manufacturing the same
KR20190116127A (ko) 커패시터 부품
KR20130117292A (ko) 적층 세라믹 전자부품 및 이의 제조방법
KR20220052164A (ko) 적층형 전자 부품
JP5925628B2 (ja) 積層セラミック電子部品及びその製造方法
JP5780856B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP6116862B2 (ja) 積層セラミック電子部品及びその製造方法
JP2022111041A (ja) 積層型電子部品
KR20220096546A (ko) 적층형 전자 부품
KR20140044606A (ko) 적층 세라믹 전자부품 및 이의 제조방법
KR20130024693A (ko) 적층 세라믹 전자부품 및 이의 제조방법
JP2024085395A (ja) 積層型電子部品
KR20230103410A (ko) 적층 세라믹 전자부품
KR101862412B1 (ko) 적층 세라믹 전자부품 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6116862

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250